JP2001250242A - 対物レンズ駆動装置 - Google Patents

対物レンズ駆動装置

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JP2001250242A
JP2001250242A JP2000056878A JP2000056878A JP2001250242A JP 2001250242 A JP2001250242 A JP 2001250242A JP 2000056878 A JP2000056878 A JP 2000056878A JP 2000056878 A JP2000056878 A JP 2000056878A JP 2001250242 A JP2001250242 A JP 2001250242A
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JP
Japan
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objective lens
driving device
lens driving
tilt
inclination
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JP2000056878A
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English (en)
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Ryuichiro Mizuno
隆一郎 水野
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光ディスク装置に用いる光ヘッドの光ディス
クに対する対物レンズの傾き調整機構に関し、部材点数
を削減し、性能劣化もない様に傾き調整ができる対物レ
ンズ駆動装置を提供する。 【解決手段】 レンズ9及び磁性体5、トラッキングコ
イル6、フォーカシングコイル7を取りつけたレンズホ
ルダ12を支持するヨーク10に、プラスチックスプリ
ング1a、1bをアウトサート成型によって設け、この
プラスチックスプリング1a、1bを介してピックアッ
プケース4に取り付けた対物レンズ駆動装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ディスク装置の
対物レンズ駆動装置およびそれを用いた光ディスク装置
に係り、特に対物レンズ駆動装置の傾き調整機構に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来の光ディスク装置の対物レンズ駆動
装置における傾き調整機構に関して図5、図6、図7を
用いて説明する。図5は従来の対物レンズ駆動装置をピ
ックアップ(PICK UP)ケース4に組込む時の取
付け作業図、図6は対物レンズ駆動装置をピックアップ
ケース4に取付けた状態の平面図、図7は図6のC−C
線における断面図を示す。
【0003】図5において、対物レンズ駆動装置の取付
けのベースになるピックアップケース4に傾き調整用の
スプリング2a,2bを取付け、その上に対物レンズ駆
動装置を配置する。その後ピックアップケース4下側か
ら傾き調整用ネジ3a、3bを用いて、取付け及び傾き
の調整を行う。この時、傾き調整の支点はヨーク10a
になり、この支点を中心に傾き調整を行う。
【0004】ピックアップケースの傾き方向に関して、
図5から図7を用いて説明する。対物レンズ駆動装置に
おいて、対物レンズ3を保持するレンズホルダ12は、
動作方向のトラッキングコイル6およびフォーカスコイ
ル7を有し、4本のサスペンション8の一端がレンズホ
ルダ12に他端が固定部11に接続されている。磁気回
路は、ヨーク10と磁性体5により構成される。
【0005】レンズホルダ4は、磁性体5とトラッキン
グコイル6、フォーカスコイル7のそれぞれにより、フ
レミング力と言われる駆動力を得ることができる。対物
レンズ9は推力中心からある距離を持った位置にレンズ
ホルダ12に固定されフォーカスコイル7の推力により
フォーカス方向(図7のZ方向)に、トラッキングコイ
ル6の推力によりトラッキング方向(図6のY方向)に
駆動され、アクセス時の応答をしている。ここで、対物
レンズのX軸周りに回転する方向、すなわちディスク半
径方向への対物レンズの傾きをラジアル傾きと呼び、Y
軸周りに回転する方向、すなわちディスク接線方向への
対物レンズの傾きをタンジェンシャル傾きと呼ぶ。
【0006】対物レンズが光軸に対して傾いていると光
ディスク上に所定のスポットの形成ができないので、対
物レンズ駆動装置全体をタンジェンシャル、ラジアル傾
き調整することで初期の対物レンズの傾きズレを合わせ
ている。この2つの傾きの調整は図5で説明した傾き調
整用ネジ3a、3bを2ヶ所に配置することで支点(ヨ
ーク10a)に対して、それぞれ傾き調整用ネジ3aが
ラジアル、傾き調整用ネジ3bがタンジェンシャル傾き
を独立に調整できる構成となっている。
【0007】図7の対物レンズ駆動装置の断面図に示す
ように、ヨーク10の支点10aがピックアップケース
4の支点受け4aに対して、傾き調整用バネ2aと傾き
調整用ネジ3aにより調整されている状態を示す。C−
C断面の傾き調整ネジ3aはタンジェンシャル傾きを調
整するネジとなる。
【0008】図7の様に仲介物を介して対物レンズ駆動
装置を取付けないときには、傾き調整用ネジ3aを調整
してもピックアップケースとヨークが接触したままで傾
き調整ができないので、従来はスプリング等を介して対
物レンズ駆動装置を持ち上げた状態にして調整ネジを調
整して行うようにし、スプリングによってピックアップ
ケース4に対する対物レンズ駆動装置の上下移動を可能
としている。
【0009】なお、この種の装置として関連する物に
は、例えば特開平6−139599号公報等が挙げられ
る。
【0010】従来の装置では、傾きを調整しないとアク
セス応答時にサーボが外れやすくなったり、掛からない
時が起きてしまう。サーボが外れない様にする為、対物
レンズの傾き調整を行い、追従性が良くなる構成にし光
ディスクの面振れ、偏心への応答性を取っている。
【0011】従来の傾き調整機構は、タンジェンシャル
方向とラジアル方向の傾き調整が必要なことから、少な
くとも2個のスプリングが必要になり、部品点数が増え
コストが下がらない。また、年々装置自体の小型化に伴
いスプリングも小さくなっておりまた、さらに、スプリ
ングが磁性体の近くにあるので引っ張られて扱いずらく
作業性も悪くなっている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記問題を
解決するためになされた物であり、対物レンズ駆動装置
において、レンズホルダの初期傾き時の光ディスクへの
スポットの形成を確保し光ディスクの読み取り精度を向
上し、また作業性も向上させることを目的としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】プラスチックをヨークに
アウトサート成型することでヨーク自体にスプリング機
構を持たせて傾き調整を可能とし、また部品点数を削減
することで作業性も向上させたものである。
【0014】すなわち、本発明は、光ディスクに対して
光ビームを集光する為の対物レンズと、該対物レンズを
保持するレンズホルダと、該対物レンズをフォーカス方
向に駆動する為に該レンズホルダに設けられたフォーカ
スコイルと、該対物レンズをトラッキング方向に駆動す
る為に該レンズホルダに設けられたトラッキングコイル
と、該レンズホルダをフォーカス及びトラッキング方向
に駆動可能なように保持する複数のサスペンションと、
該フォーカスコイル及びトラッキングコイルが挿入され
る磁気ギャップを有した磁気回路を構成するヨーク、及
び複数の磁性体とを備えた対物レンズ駆動装置におい
て、対物レンズ駆動装置の該対物レンズの取付け傾き補
正用の調整スプリングを該ヨークにプラスチックのアウ
トサートで一体成型することによりスプリング機構を持
たせており、傾き調整のためのスプリングを別途必要と
しないようにした。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明による実施例を図1
〜図4を用いて説明する。図1はプラスチックスプリン
グをアウトサート成型したヨークの平面図を示し、この
プラスチックによるたわみを利用してバネ性を持たせる
ことで、傾き調整用スプリング2a,2bと同じ機構を
持たせる。図2、図3はプラスチックスプリングによる
傾き調整機構の構成図を示し、図2は図1の矢印Aの方
向から見たラジアル傾き調整機構を示す正面図、図3は
図1の矢印B方向から見たタンジェンシャル傾き調整機
構を示す背面図を示す。図4はピックアップケース4に
取付けられた対物レンズ駆動装置全体構成を示す平面図
である。
【0016】本発明は、図1に示すように、ヨーク10
の傾き調整用ネジを受ける2ヶ所の部分の近傍にプラス
チックスプリング1a,1bをアウトサート成形によっ
て設けている。プラスチックスプリング1aはラジアル
方向の傾きを調整し、プラスチックスプリング1bはタ
ンジェンシャル方向の傾きを調整する。傾き方向に関し
ては図4を用いて後に説明する。
【0017】アウトサート成型したプラスチックスプリ
ングには初期状態でたわみを持たせていない。これは、
実際に使用する場合は図2、図3に示す様にピックアッ
プケース4とプラスチックスプリング1a,1bを当接
させることで、プラスチックスプリング1a,1bにた
わみをもたせた状態で取付け、このたわみの状態を傾き
補正の0点とする。この点から、傾き調整ネジ3a、3
bを用いることで対物レンズ駆動装置の上下(図2Z方
向)の動きを可能にする。この上下させた時のたわみ力
によりプラスチックスプリング1a、1bは、図5に示
したスプリング2a、2bと同じ機能を有することとな
る。
【0018】プラスチックスプリング1a,1bのバネ
力はスプリングの厚みで変えることが可能であり、実際
には傾き調整には大きな荷重を必要としないのでプラス
チックでも十分対応できる。また、傾き調整後は接着剤
でピックアップケース4とヨーク10を固定し傾きが動
かない様に固定しているので、使用条件による傾きのズ
レも発生しない。
【0019】図4を用いて、傾き調整方向について説明
する。対物レンズ9を保持するレンズホルダ12は、動
作方向のトラッキングコイル6およびフォーカスコイル
7を有し、4本のサスペンション8の一端と接続され
る。サスペンション8の他端は固定部11に接続され
る。
【0020】磁気回路構成は、ヨーク10に磁性体5を
対向する様に配置している。レンズホルダ12は、磁性
体5とトラッキングコイル6及び磁性体5とフォーカス
コイル7により、フレミング力と言われる駆動力を得る
ことができきる。対物レンズ9は、推力中心からある距
離を持った位置でレンズホルダ12に固定され、フォー
カスコイル6の推力によりフォーカス方向(Z方向)
に、トラッキングコイル7の推力によりトラッキング方
向(Y方向)に駆動され、アクセス時の応答をしてい
る。
【0021】アクセス時の応答をよくする為には、光デ
ィスクに対するラジアル方向及びタンジェンシャル方向
のレンズの初期傾きを小さくしておく必要がある。
【0022】その為には、初期の対物レンズの傾きズレ
を、対物レンズ駆動装置全体を前述した図2,図3に示
した機構を用いてラジアル方向及びタンジェンシャル方
向に傾けて合わせる。この様に傾き調整をすることで、
レンズの初期傾き時の光ディスクへのスポットの形成を
確保し光ディスクの読み取り精度を向上させることがで
き、アウトサートの一体成型でプラスチックスプリング
を作ることで部品点数も削減できる。また新たにスプリ
ングを取り付ける作業が要らないので作業性も向上させ
ることができる。
【0023】以上のように、本発明によれば、レンズホ
ルダ12の傾きに起因する問題は発生せず、アクセス応
答のサーボ外れを少なくすることが可能であり、一体成
型となるので部品も削減することができ作業性も向上さ
せることができる。
【0024】
【発明の効果】本発明によれば、従来の部材を使用し
て、プラスチックスプリングをアウトサート成型できる
ので、比較的安価な機構であり、さらに小型化する製品
の作業性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる対物レンズ駆動装置のヨークの
形状を示す平面図。
【図2】図1のA方向から見た正面図。
【図3】図1のB方向から見た背面図。
【図4】本発明にかかる対物レンズ駆動装置の構成を示
す平面図。
【図5】従来の対物レンズ駆動装置の組立構成図。
【図6】従来の対物レンズ駆動装置の構成平面図。
【図7】図6のC−C線における断面図。
【符号の説明】
1a,1b プラスチックスプリング 2a,2b 傾き調整用スプリング 3a,3b :傾き調整用ネジ 4 ピックアップケース 5 磁性体 6 トラッキングコイル 7 フォーカスコイル 8 サスペンション 9 対物レンズ 10 ヨーク 10a ヨーク支点 11 固定部 12 レンズホルダ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ディスクに対して光ビームを集光する
    為の対物レンズと、該対物レンズを保持するレンズホル
    ダと、該対物レンズをフォーカス方向に駆動する為に該
    レンズホルダに設けられたフォーカスコイルと、該対物
    レンズをトラッキング方向に駆動する為に前記レンズホ
    ルダに設けられたトラッキングコイルと、前記レンズホ
    ルダをフォーカス方向及びトラッキング方向に駆動可能
    なように保持する複数のサスペンションと、前記フォー
    カスコイル及びトラッキングコイルが挿入される磁気ギ
    ャップを有した磁気回路を構成するヨーク、及び複数の
    磁性体とを備えた対物レンズ駆動装置において、対物レ
    ンズ駆動装置の該対物レンズの取付け傾き補正用の調整
    スプリングを該ヨークにプラスチックのアウトサートで
    一体成型することでスプリング機構を持たせることを特
    徴とする対物レンズ駆動装置。
JP2000056878A 2000-03-02 2000-03-02 対物レンズ駆動装置 Pending JP2001250242A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7555760B2 (en) * 2005-08-22 2009-06-30 Funai Electric Co., Ltd. Optical head
CN110896436A (zh) * 2018-09-12 2020-03-20 大阳科技股份有限公司 相机模块及电子装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7555760B2 (en) * 2005-08-22 2009-06-30 Funai Electric Co., Ltd. Optical head
CN110896436A (zh) * 2018-09-12 2020-03-20 大阳科技股份有限公司 相机模块及电子装置
CN110896436B (zh) * 2018-09-12 2021-09-28 大阳科技股份有限公司 相机模块及电子装置

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