JP2003035937A - 幅寄せ機構 - Google Patents

幅寄せ機構

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JP2003035937A
JP2003035937A JP2001264350A JP2001264350A JP2003035937A JP 2003035937 A JP2003035937 A JP 2003035937A JP 2001264350 A JP2001264350 A JP 2001264350A JP 2001264350 A JP2001264350 A JP 2001264350A JP 2003035937 A JP2003035937 A JP 2003035937A
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roller
photosensitive material
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recording material
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JP2001264350A
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Yoichi Kimura
陽一 木村
Naohito Yamada
尚人 山田
Atsushi Kaneki
敦 金木
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Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 感光材料の幅方向の端部に損傷を与えること
なく、また、搬送された感光材料が姿勢を正すのに必要
な感光材料のロス量が少ない幅寄せ機構を得る。 【解決手段】 側板150Aに対して直交する方向を基
準としてレジストローラ71、73を傾けて配設し、レ
ジストローラ対70、71及びレジストローラ対72、
73によって挟持搬送される感光材料Aをガイド部材9
0側へ幅寄せする。また、副走査搬送装置150の上流
側には、水平ローラ152に対して傾斜ローラ154を
傾けて配設し、ガイド部材90側の隙間を大きくしてい
る。このため、ガイド部材90側の感光材料Aのエッジ
部の浮き上がりを許容して、感光材料Aの先端部をガイ
ド部材90側へ幅寄せし易くする。これにより、感光材
料Aの先端部は、少ないロス量でガイド部材90側へ幅
寄せされ、搬送される感光材料Aの姿勢を正すまでの搬
送距離を短縮させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、搬送された画像記
録材料の幅方向の位置決めを行う幅寄せ機構に関する。
【0002】
【従来の技術】画像記録装置では、フィルムまたはペー
パ等の長尺状の感光材料がロール状に巻取られて収容さ
れたマガジンがセットされると、感光材料の先端部がロ
ーラ対によって挟持されマガジンから引き出されて、搬
送路に沿って配設されたガイドによって感光材料の幅方
向端部が案内され、感光材料が搬送される。
【0003】マガジンの下流側には露光部が設けられて
おり、露光部によって画像の焼付けが行われる。ここ
で、露光部では、図12に示すように、露光ドラム30
0の上流側及び下流側にニップローラ302、304が
それぞれ周方向に配設されている。
【0004】ニップローラ302は、感光材料Aの浮き
上がりを防止するための案内ローラであり、感光材料A
を挟持搬送する役割を殆ど有していない。また、ニップ
ローラ302の両端部には、比較的低いニップ圧が均等
に加えられている。一方、ニップローラ304は、感光
材料Aを片寄せしつつ挟持搬送するための搬送ローラで
あり、一端側と他端側とでは所定のニップ圧差を有して
いる。
【0005】このようなニップローラ302、304を
配設したことにより、搬送された感光材料Aはニップロ
ーラ302によって浮き上がりが防止されると共に、ニ
ップローラ304によってニップ圧の高い方に片寄り、
露光部306の上流側に設けられた搬送ガイド(図示省
略)の一方に沿って、定常的に安定して搬送される。
【0006】しかし、ニップローラ304の両端部のニ
ップ圧差を大きくし過ぎると、感光材料Aの剛性に応じ
て、その幅方向の端部の損傷や折れ曲がり等が発生する
恐れがあるため、ニップ圧差をあまり大きくすることは
できない。
【0007】このため、搬送された感光材料Aを徐々に
片寄せすることとなるが、感光材料Aが姿勢を正すのに
必要な感光材料Aの先端側のロス量が多くなってしま
う。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記事実を考
慮し、感光材料の幅方向の端部に損傷を与えることな
く、また、搬送された感光材料が姿勢を正すのに必要な
感光材料のロス量が少ない幅寄せ機構を提供することに
ある。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明で
は、画像記録材料の幅方向位置を位置決めする一対のガ
イド部材の間には、搬送手段を配置している。この搬送
手段によって、画像記録材料を一方のガイド部材側へ幅
寄せしつつ画像記録材料を搬送する。これにより、画像
記録材料の蛇行が低減され、歪みのない高画質な再生画
像が得られる。
【0010】一方、ガイド部材の上流側に傾斜手段を配
設しており、この傾斜手段によって、画像記録材料の一
方のガイド部材側の端部の浮き上がりが許容され、画像
記録材料の先端部を一方のガイド部材側へ幅寄せさせ易
くする。
【0011】これにより、画像記録材料の先端部は、少
ないロス量で一方のガイド部材側へ幅寄せされ、搬送さ
れる画像記録材料の姿勢を正すまでの搬送距離を短くす
ることができる。
【0012】また、ガイド部材の下流側に傾斜手段を配
設することで、画像記録材料を巻き戻すとき、この傾斜
手段によって、画像記録材料の一方のガイド部材側の端
部の浮き上がりが許容され、画像記録材料を一方のガイ
ド部材側に幅寄せさせ易くする。これにより、画像記録
材料は、少ないロス量で一方のガイド部材側へ幅寄せさ
れ、巻き戻される画像記録材料の姿勢を正すまでの搬送
距離を短くすることができる。
【0013】請求項2に記載の発明では、ガイド部材の
少なくとも上流側には、画像記録材料を搬送手段へ送る
水平ローラが配設されている。この水平ローラの上方に
は、傾斜ローラが水平ローラとの間に隙間を空けて配設
されており、幅寄せする側の隙間が大きくなるように傾
斜させている。
【0014】このように、水平ローラの上方に傾斜ロー
ラを設けることによって、画像記録材料の幅寄せする側
の端部の浮き上がりを許容し、搬送手段が画像記録材料
を一方のガイド部材側へ幅寄せし易くなって画像記録材
料の姿勢を正すため、従来のように、ローラの両端部で
ニップ力を変えて搬送される画像記録材料の姿勢を正す
等、複雑な機構を設ける必要もなく、簡単に配設するこ
とができる。
【0015】請求項3に記載の発明では、幅寄せする側
の隙間を、画像記録材料の腰の強さにより画像記録材料
の幅方向の端部が傾斜ローラに当たらない大きさとして
いる。これにより、画像記録材料の腰の強さを利用して
幅寄せのレジスト力をコントロールできる。なお、レジ
スト力は画像記録材料の腰の強さ以上に大きくなること
はないので、画像記録材料のエッジダメージがない。
【0016】請求項4に記載の発明では、搬送される画
像記録材料の蛇行量が、検出手段によって検出される。
この検出手段による検出結果に基づき、制御部が調整手
段を制御して傾斜ローラの傾斜角度を調整する。
【0017】このように、搬送される画像記録材料の蛇
行量に合わせて傾斜ローラの傾斜角度を調整すること
で、画像記録材料の幅寄せのレジスト力をコントロール
できるので、画像記録材料にエッジダメージが生じな
い。
【0018】また、これにより、駆動ローラ及び従動ロ
ーラのニップ力又は、画像記録材料の製造誤差等により
画像記録材料がもともと持っている搬送方向癖等に影響
されることなく、一定したレジスト力を画像記録材料に
与えることができる。
【0019】請求項5に記載の発明では、画像記録材料
の搬送方向と直交する方向に対して角度を設けた状態で
駆動ローラを配設しており、駆動ローラに従動する従動
ローラと共に搬送される画像記録材料をニップしてい
る。
【0020】このように、駆動ローラを画像記録材料の
搬送方向と直交する方向に対して角度を設けた状態で配
設することによって、搬送される画像記録材料を一方の
ガイド部材側に幅寄せさせることができる。
【0021】請求項6に記載の発明では、駆動ローラ及
び従動ローラを画像記録材料の搬送方向の上流側及び下
流側に配置している。このように、駆動ローラ及び従動
ローラを画像記録材料の搬送方向の上流側及び下流側に
配置することにより、一対しか配置しない場合と比較し
て、搬送される画像記録材料の姿勢を正すまでの搬送距
離を短くすることができ、画像記録材料のロス量を少な
くすることができる。
【0022】また、上流側に配置された駆動ローラ及び
従動ローラのニップ力を下流側に配置された駆動ローラ
及び従動ローラのニップ力よりも大きくしている。この
ように、画像記録材料の搬送方向の上流側に配置された
駆動ローラ及び従動ローラのニップ力を下流側に配置さ
れた駆動ローラ及び従動ローラのニップ力よりも大きく
することで、上流側の搬送力を上げて、露光部へ搬送さ
れる画像記録材料の先端部を早く幅寄せさせることがで
きる。
【0023】
【発明の実施の形態】(画像記録装置の全体構成)図1
及び図2に示す画像記録装置10は、主にデジタルフォ
トプリンタの画像記録装置に利用されるもので、フィル
ムスキャナー等の画像読取装置で読み取られ、読み取ら
れた画像に応じてセットアップ装置で決定された露光条
件(画像記録条件)に応じて、光ビーム走査露光によっ
て感光材料を走査露光して潜像を形成し、現像処理を行
って、フィルムの画像が記録されたプリントを出力する
装置であって、基本的に、画像記録部12、現像部1
4、乾燥部16、排出部18、及び制御基板や電源部等
が収納された電装部20を有して構成される。
【0024】ここで、画像記録部12には、焼付搬送装
置22と光ビーム走査装置24とが備えられている。画
像記録部12は、感光材料マガジン27にロール状に巻
回された感光材料Aを引き出して所定の経路を搬送しつ
つ、画像位置情報の記録、画像露光(焼き付け)、バッ
クプリント等を行い、次工程となる現像部14へ搬送す
る装置であり、感光材料供給部26、画像位置情報を記
録する画像位置情報形成部28、露光部30、バックプ
リント部32、リザーバー34、及びこれらの部位を経
た所定経路で感光材料Aを搬送する搬送手段とを有する
ものである。
【0025】感光材料供給部26は、ロール状に巻回さ
れた感光材料Aを遮光性の筐体に収納してなる感光材料
マガジン27を装填する部分であって、焼付搬送装置2
2の上部で、露光部30と光ビーム走査装置24とから
なる露光手段の側方に位置する。
【0026】感光材料マガジン27に隣接する部分に
は、感光材料マガジン27から感光材料Aを引き出す引
き出しローラ対36と、感光材料Aの幅方向を規制する
幅ガイド部材40と、感光材料AのループがU字型に形
成される第1ループ形成部42とが配設される。
【0027】ここで、引き出しローラ対36は、図示し
ないニップ解除機構によってニップ及びニップ解除が自
在とされている。また、幅ガイド部材40は、図示しな
いガイド幅調整機構によって感光材料Aのサイズ(幅)
に応じてガイド幅を調整するものである。
【0028】一方、第1ループ形成部42は、感光材料
Aのループ(弛み)を形成することによって、下流に配
置される画像位置情報形成部28による感光材料Aの搬
送及び停止等を吸収する部分である。
【0029】この第1ループ形成部42の下流側には、
画像位置情報形成部28が設けられており、感光材料A
にパンチ穴を形成するパンチ50を備えている。画像位
置情報形成部28は、後述する排出部18において行わ
れる感光材料Aの切断のため、また、露光やバックプリ
ントのため、プリント一枚毎の位置情報(いわゆるコマ
情報)や、例えば24枚、36枚等のフィルム一本分等
の適宜設定された単位枚数毎の位置情報(いわゆるソー
ト情報)等の画像位置情報を感光材料Aに形成するもの
である。
【0030】画像位置情報形成部28の下流側には、搬
送ローラ56とローラ57A〜57Cに巻き掛けられた
エンドレスベルト59とを間に置いて露光部30が配設
されている。この露光部30は、第2ループ形成部58
と、副走査搬送部60と、第3ループ形成部62と、か
らなっている。
【0031】ここで、第2ループ形成部58と副走査搬
送部60との間には、水平ローラ152と傾斜ローラ1
54とが配置されており(後述する)、第2ループ形成
部58によってループ形成された感光材料Aを副走査搬
送部60へ案内する。
【0032】副走査搬送部60には、副走査搬送装置1
50が配設されており、感光材料Aを露光位置に案内す
るガイド部材90、92(図3参照)及びレジストロー
ラ70、71、72、73を備え、その下流側に感光材
料Aを精度良く露光位置に搬送する搬送ローラ対82、
84を備えている。
【0033】この搬送ローラ対82、84で精度良く副
走査方向に搬送される感光材料Aに対して光ビーム走査
装置24が主走査方向に走査露光することによって感光
材料Aが二次元状に露光される。搬送ローラ対82、8
4の下流側には、コロローラ86及びローラ対88が配
設されており、露光された感光材料Aはローラ対88に
よりニップされた状態で第3ループ形成部62へ案内さ
れる。
【0034】また、副走査搬送部60と第3ループ形成
部62との間には、水平ローラ210と傾斜ローラ21
2とが配置されており(後述する)、副走査搬送部60
から搬送された感光材料Aを第3ループ形成部62へ案
内する。
【0035】ここで、副走査搬送部60の上流側及び下
流側に設けられた第2ループ形成部58及び第3ループ
形成部62は、副走査搬送部60における感光材料Aの
副走査搬送に、上下流に配置される搬送手段が与える悪
影響、いわゆるバックテンションや引っ張り等を無くし
て、高精度な感光材料Aの副走査搬送を可能としてい
る。
【0036】さらに、第3ループ形成部62の下流側に
は、搬送ローラ98を経てバックプリント部32が設け
られており、バックプリント部32では、印字装置10
2によって原稿フィルムの撮影日や感光材料Aへの記録
日等の各種のデータを感光材料Aの裏面に記録する。
【0037】また、バックプリント部32の下流側に
は、搬送ローラ106を経て第1カッタ112及びリザ
ーバー(第4ループ形成部)34が設けられている。第
1カッタ112は通常の作動状態では使用されず、例え
ば、露光操作を終了した後に、後述するリザーバー34
に収納される露光済の感光材料Aをすべて排出する際等
に感光材料Aを切断するものである。
【0038】リザーバー34の下流側には、搬送ローラ
120を経て第2カッタ124及び第5ループ形成部1
25が配設されている。第2カッタ124は、トラブル
等の際に感光材料Aを切断するためのカッタであり、例
えば、リザーバー34に収容される感光材料Aの量が所
定量以下になった場合や、現像部14等でトラブルが発
生した際に、この第2カッタ124で感光材料Aを切断
することにより、リザーバー34に収納される露光済の
感光材料Aへの悪影響や、現像部14に感光材料Aが不
要に引っ張られ、焼付搬送装置22の各搬送手段の損傷
を防止することができる。
【0039】また、第5ループ形成部125は、焼付搬
送装置22における処理速度と現像部14の処理速度の
差、及び搬送手段118による感光材料Aの搬送・停止
を最終的に吸収し、現像部14によって感光材料Aが不
要に引っ張られ損傷することを防止するものである。
【0040】一方、第5ループ形成部125の下流側に
は、搬送ローラ132とニップローラ134、135が
設けられており、現像部14に感光材料Aが送り込まれ
る。現像部14に到達した感光材料Aは現像槽136、
定着槽138、水洗槽140を経て乾燥部16に送り込
まれ、排出部18でカッタ148によって所定長さに切
断されて仕上りプリントとされ、ソータ144に収納さ
れる。
【0041】次に、本発明の実施の形態に係る幅寄せ機
構を構成する副走査搬送装置及び傾斜ローラについて説
明する。 (副走査搬送装置)図3〜図5に示すように、副走査搬
送部60に配設された副走査搬送装置150の第2ルー
プ形成部58(図2参照)側には、感光材料Aを露光位
置に案内するガイド部材90、92が配設されている。
【0042】このガイド部材90、92は駆動装置15
6によってガイド部材90とガイド部材92との離間距
離を変えられるようになっている。駆動装置156には
モータ158が備えられており、このモータ158には
ピニオン160が直結され、ピニオン160には歯車1
62が噛み合っている。このため、モータ158が駆動
すると、ピニオン160を介して、歯車162に駆動力
が伝達される。
【0043】ここで、歯車162が固定された回転軸1
64には、歯車162と対面してプーリ166が固定さ
れており、歯車162に駆動力が伝達されると、回転軸
164を介して、プーリ166に駆動力が伝達され、プ
ーリ166が回転する。
【0044】一方、ガイド部材90、92を間に置いて
プーリ166の反対側にはプーリ168が配置されてお
り、プーリ166、168にベルト170を巻き掛け、
ベルト170に駆動力を伝達して、ベルト170を回転
させるようにしている。
【0045】ところで、図6に示すように、ガイド部材
90、92は略コ字型形状を成しており、幅方向の奥方
にそれぞれ位置する立壁90A、92Aで感光材料Aの
幅方向のエッジ部(端部)を位置決めする。
【0046】ここで、図4及び図5に示すように、ガイ
ド部材90、92の一端側(図面前方)は、上下方向の
幅を広げると共に、ガイド部材90、92同士の立壁9
0A、92Aの離間距離が一端部へ行くに従って徐々に
広くなるよう勾配が設けられている。このように、ガイ
ド部材90の間口を広げることで、第2ループ形成部5
8から搬送された感光材料Aを案内し易くしている。
【0047】また、図5に示すように、ガイド部材9
0、92の上面には、円筒状の凹部172が凹設されて
おり、凹部172の中心部には固定軸174が立設され
ている。この固定軸174には複数のコロローラ176
が装着されており、固定軸174に対して回転可能とな
っている。
【0048】一方、ガイド部材90、92の立壁90
A、92Aには、図示しない開口部が複数形成されてお
り、開口部からコロローラ176の外周面の一部が露出
するようになっている。
【0049】このように、立壁90A、92A面にコロ
ローラ176を設けたことにより、感光材料Aが立壁9
0A、92Aに沿って搬送されるときに、感光材料Aの
幅方向のエッジ部がコロローラ176を摺動するため、
エッジ部の摺動抵抗を小さくすることができ、感光材料
Aをスムーズに搬送させることができる。
【0050】ここで、ガイド部材90、92の他端部の
下方には、略L字状の受け部90B、92Bが形成され
ており、副走査搬送装置150の側板150A(図3参
照)に固定されたガイドバー178に装着され、ガイド
バー178の軸方向に沿って移動可能となっている。
【0051】また、ガイド部材90、92の下方には、
ガイド部材90、92の長手方向と直交する方向に略直
方体状の取付部材179、180がそれぞれ取付けられ
ている。
【0052】この取付部材179、180の軸芯部は中
空となっており、副走査搬送装置150の側板150A
に固定されガイドバー178と平行に配設されたガイド
バー181、182がそれぞれ挿通されており、ガイド
部材90、92がガイドバー181、182の軸方向に
沿って移動可能となっている。
【0053】ここで、取付部材179、180には固定
部179A、180Aが取付けられており、固定部17
9Aは対面して配置されたベルト170の図面前方側に
固定され、固定部180Aはベルト170の図面後方側
に固定されている。
【0054】これにより、モータ158が駆動し、ピニ
オン160、歯車162及びプーリ166、168を介
してベルト170が矢印A方向へ回転すると、ベルト1
70と共に固定部179A、180Aが移動し、固定部
179A、180A及び取付部材179、180を介し
てガイド部材90、92がガイドバー178、181、
182の軸方向に沿って矢印B方向へ移動して、ガイド
部材90、92の間隔が狭くなる。
【0055】また、モータ158が反転し、ベルト17
0が矢印A方向とは反対方向へ回転すると、固定部17
9A、180A及び取付部材179、180を介してガ
イド部材90、92がガイドバー178、181、18
2の軸方向に沿って矢印B方向とは反対方向へ移動し、
ガイド部材90、92の間隔が広くなる。
【0056】このようにして、感光材料Aの幅(89m
m〜210mm)に合わせてガイド部材90、92を移
動させ、搬送される感光材料Aの幅方向の位置を規制し
ている。これにより、搬送される感光材料Aの幅方向の
エッジ部の損傷や、折れ曲がり等を防止することができ
る。
【0057】ところで、図6に示すように、ガイド部材
92の立壁92Aの裏面からは、規制片184が突出し
ており、ガイド部材90、92同士の離間距離が最大に
なった状態で、規制片184が側板150Aに配設され
たセンサー186と対面する。
【0058】このように、規制片184がセンサー18
6と対面する位置に移動すると、駆動装置156のモー
タ158が停止するように制御されており、これによ
り、ガイド部材90、92の移動が規制される。
【0059】また、ガイド部材90、92の上面から
は、ストッパー188が立設している。一方、図3及び
図5に示すように、ガイド部材90、92の上方には、
上カバー190が配置されており、この上カバー190
には、感光材料Aの搬送方向に直交する方向に沿ってス
トッパー188が移動可能な規制穴191が形成されて
いる。この規制穴191内をストッパー188が移動す
ることによってストッパー188を介してガイド部材9
0、92の移動が物理的に規制される。
【0060】図4及び図5に示すように、ガイド部材9
0とガイド部材92の間には、感光材料Aを露光位置に
案内するレジストローラ対70、71及びレジストロー
ラ対72、73が配設されている。このレジストローラ
70、71、72、73は感光材料Aの幅方向に沿って
左右1組となってそれぞれ設けられている。
【0061】一方、副走査搬送装置150の側板150
Aには、シャフト192、194が回転可能に軸支され
ており、シャフト192、194の一端側には、それぞ
れ歯車159、193が固定されている。
【0062】また、副走査搬送装置150の側板150
Aには、駆動モータ196が設けられており、駆動モー
タ196からの駆動力は、ピニオン163を介して大歯
車165に伝達され、この大歯車165を介して歯車1
59、193にそれぞれ伝達されて、シャフト192、
194が回転するようになっている。
【0063】このシャフト192、194には、レジス
トローラ71、73(駆動ローラ)がそれぞれ固定され
ており、駆動モータ196が駆動すると、シャフト19
2、194と共にレジストローラ71、73が回転す
る。
【0064】ここで、シャフト192、194は、側板
150Aに対して直交する方向を基準(基準線)として
図5の図面手前側を、搬送される感光材料Aの上流側へ
僅かにズラすように配置している(具体的には、側板1
50Aの離間距離が300mmであるのに対して、シャ
フト192、194の左端部と基準線とのズレは3mm
である)。
【0065】一方、図3、図5及び図7に示すように、
ガイド部材90、92の上下には、上カバー190及び
下カバー198が設けられており、上カバー190及び
下カバー198の中央部には、一対の穴部193がそれ
ぞれ形成され、上カバー190の穴部193からはレジ
ストローラ70、72が露出し、下カバー198の穴部
(図示省略)からはレジストローラ71、73が露出し
ている。
【0066】上カバー190に形成された穴部193の
縁部からは、一対の取付片200が立設しており、バネ
202が取付られている。一方、レジストローラ70、
72に挿通されたシャフト204、206にはレジスト
ローラ70、72が回転可能に挿通されている。また、
シャフト204、206には受けリング208が固定さ
れており、この受けリング208の外周面にバネ202
が当接している。
【0067】これにより、受けリング208を介してシ
ャフト204、206と共に、レジストローラ70、7
2をそれぞれレジストローラ71、73側へ押し付け、
レジストローラ対70、71及びレジストローラ対7
2、73にニップ力が得られるようにしている。このた
め、レジストローラ71、73の回転に伴ってレジスト
ローラ70、72が従動すると共に、感光材料Aが挟持
搬送される。
【0068】ここで、前述したように、レジストローラ
71、73は基準線に対して傾いた状態で配設されてい
るため、レジストローラ対70、71及びレジストロー
ラ対72、73に挟持搬送される感光材料Aは、ガイド
部材90の立壁90A側へ向かって幅寄せされる。
【0069】このように、感光材料Aをガイド部材90
へ幅寄せし、露光部30へ搬送することにより、感光材
料Aの蛇行が低減され、歪みのない高画質な再生画像が
得られる。
【0070】また、レジストローラ対70、71及びレ
ジストローラ対72、73を配設することにより、レジ
ストローラ対を一つしか配置しない場合と比較して、搬
送される感光材料Aの姿勢を正すまでの搬送距離を短く
することができ、感光材料Aの先端のロス量を少なくす
ることができる。
【0071】さらに、レジストローラ対70、71のニ
ップ力をレジストローラ対72、73のニップ力よりも
大きくしている。このように、感光材料Aの搬送方向の
上流側に配置されたレジストローラ対70、71のニッ
プ力を下流側に配置されたレジストローラ対72、73
のニップ力よりも大きくすることで、上流側の搬送力を
上げて、感光材料Aの先端部を早く幅寄せすることがで
きる。
【0072】また、感光材料Aの搬送方向の上流側で感
光材料Aを幅寄せした後、さらに下流側で上流側と同じ
搬送力によって幅寄せすると、感光材料Aの幅方向の端
部が損傷したり、折れ曲がったりする恐れが生じるが、
下流側の搬送力を小さくすることによって端部の損傷な
どの問題は生じない。(傾斜ローラ)図2及び図3に示
すように、第2ループ形成部58と副走査搬送装置15
0との間には、傾斜手段としての水平ローラ152と傾
斜ローラ154とが、隙間を空けて上下に配設されてい
る。
【0073】具体的には、図3、図4、図7及び図8に
示すように、焼付搬送装置22(図2参照)内に設けら
れた軸支板151A、151Bには、水平に配置された
シャフト153の端部153A、153Bがそれぞれ回
転可能に軸支されている。このシャフト153には水平
ローラ152が固定されており、シャフト153と一体
に回転する。この水平ローラ152によって第2ループ
形成部58(図2参照)でループ形成された感光材料A
が副走査搬送装置150へ案内される。
【0074】一方、シャフト153の上方には、シャフ
ト155がシャフト153に対して傾いた状態で配設さ
れ、ガイド部材90側(幅寄せする側)の隙間(シャフ
ト153の端部153B側)が大きくなるようにしてい
る。このシャフト155に傾斜ローラ154を固定し、
傾斜ローラ154を水平ローラ152に対して傾けて配
設している。
【0075】ここで、シャフト155のガイド部材92
側に位置する端部155Aには、軸支板151Aにゴム
ブシュ157が固定されている。一方、軸支板151B
には、シャフト155Bが挿通可能な長穴161が形成
されている。
【0076】これにより、シャフト155の端部155
Aを支点として、シャフト155の端部155Bが矢印
A方向に揺動して、傾斜ローラ154の傾斜角度を変え
られるようになっている。
【0077】具体的には、シャフト155の端部155
Bには、軸方向に沿って長穴部167が形成されてお
り、この長穴部167内にはソレノイド171に設けら
れたプランジャー173と連結するピン173Aが挿通
し、傾斜ローラ154の傾斜角度に応じて長穴167内
を移動可能となっている。そして、ソレノイド171に
供給される電流量によってプランジャー173及びピン
173Aを介して、シャフト155が矢印A方向に揺動
する。
【0078】これにより、傾斜ローラ154の傾斜角度
が変えられる。ここで、ソレノイド171に供給される
電流量によってプランジャー173の突出量を変えられ
るようにすることで、搬送される感光材料Aの蛇行量に
合わせて(後述する)傾斜ローラ154の傾斜角度を変
えることができる。
【0079】ここで、傾斜ローラ154及び水平ローラ
152の長さは265mmとし、傾斜ローラ154と水
平ローラ152との最小隙間公差は3.5±0.5m
m、傾斜角度を0.87±0.2°とする。
【0080】ところで、感光材料Aはレジストローラ対
70、71及びレジストローラ対72、73によってガ
イド部材90の立壁90Aへ幅寄せされる(感光材料A
の幅方向のエッジ部が立壁90Aを摺動する)が、傾斜
ローラ154を水平ローラ152に対して傾け、ガイド
部材90側の隙間を大きくすることによって、ガイド部
材90側の感光材料Aのエッジ部の浮き上がりを許容し
て、感光材料Aの先端部をガイド部材90側へ幅寄せし
易くする。
【0081】これにより、感光材料Aの先端部は、少な
いロス量でガイド部材90側へ幅寄せされ、搬送される
感光材料Aの姿勢を正すまでの搬送距離を短くすること
ができる。このため、感光材料Aを効率良くガイド部材
90の立壁90Aへ幅寄せすることができる。
【0082】このように、露光部30の直前で、感光材
料Aの搬送経路を所定の露光位置に矯正しているため、
感光材料Aの蛇行が低減され、歪みのない高画質な再生
画像が得られる。
【0083】また、傾斜ローラ154を用いて幅寄せす
る側の隙間を大きくするだけなので、従来のように、ロ
ーラの両端部でニップ力を変えて搬送される感光材料の
姿勢を正す等、複雑な機構を設ける必要もなく、簡単に
配設することができる。
【0084】一方、ガイド部材90には感光材料Aの搬
送方向に沿ってエッジセンサ220A、220Bが所定
の距離を置いて配設されており、エッジセンサ220
A、220Bによって感光材料Aの蛇行量が検出され
る。具体的には、エッジセンサ220A、220Bによ
って感光材料Aの有無を検出して、搬送される感光材料
Aが蛇行しているか否かが判るようになっている。
【0085】また、エッジセンサ220A、220Bで
搬送される感光材料Aの幅方向に沿って所定間隔毎(例
えば、2mm毎)に感光材料Aの有無が検出できるよう
にすることで、蛇行量が検出可能となる。
【0086】このエッジセンサ220A、220Bによ
る検出結果は制御部222へ送信され、制御部222に
よって、感光材料Aの蛇行量に合わせて、ソレノイド1
71へ電流が供給され、プランジャー173及びピン1
73Aを介して、傾斜ローラ154の傾斜角度が調整さ
れる。
【0087】このように、搬送される感光材料Aの蛇行
量に合わせて傾斜ローラ154の傾斜角度を調整するこ
とで、感光材料Aの幅寄せのレジスト力をコントロール
できるので、感光材料Aのエッジ部にダメージを与える
ことなく、また、感光材料Aの蛇行量に拘わらず、所定
の搬送距離内で感光材料Aの姿勢を正すことができる。
【0088】また、これにより、レジストローラ対7
0、71及びレジストローラ対72、73のニップ力又
は、感光材料Aの製造誤差等により感光材料Aがもとも
と持っている搬送方向癖等に影響されることなく、一定
したレジスト力を感光材料Aに与えることができる。
【0089】ところで、感光材料Aを図2に示す感光材
料マガジン27内へ収容するとき、感光材料供給部26
内に配設された図示しない駆動モータによって感光材料
Aが巻き戻される。このとき、搬送ローラ対82、84
及び引き出しローラ対36はニップ解除されており、感
光材料Aを巻き戻す方向へ搬送する。
【0090】また、同時に、図3及び図4に示す副走査
搬送装置150に設けられた駆動モータ196も逆転
し、これにより、シャフト192、194と共にレジス
トローラ71、73が逆転して感光材料A(図10参
照)を巻き戻す方向へ搬送する。
【0091】ここで、前述したように、シャフト19
2、194は、側板150Aに対して直交する方向を基
準(基準線)として図5の図面手前側を、搬送される感
光材料Aの上流側へ僅かにズラすように配置しているた
め、レジストローラ対70、71及びレジストローラ対
72、73によって巻き戻される感光材料Aは、ガイド
部材92の立壁92A側へ向かって幅寄せされる。
【0092】ところで、図2に示すように、副走査搬送
装置150と第3ループ形成部62との間には、傾斜手
段としての水平ローラ210と傾斜ローラ212とが隙
間を空けて上下に配設されている。
【0093】具体的には、図3、図4、図9及び図10
に示すように、焼付搬送装置22(図2参照)内に設け
られた軸支板214A、214Bには、水平に配置され
たシャフト216の端部216A、216Bがそれぞれ
が回転可能に軸支され、シャフト216には水平ローラ
210が固定されて、シャフト216と一体に回転す
る。これにより、第3ループ形成部62(図2参照)で
ループ形成された感光材料Aが副走査搬送装置150へ
案内される。
【0094】一方、シャフト216の上方には、シャフ
ト218がシャフト216に対して傾いた状態で軸支さ
れ、ガイド部材92側(幅寄せする側)の隙間(シャフ
ト216の端部216A側)が大きくなるようにしてい
る。このシャフト218に傾斜ローラ212を固定し、
傾斜ローラ212を水平ローラ210に対して傾けて配
設している。
【0095】ここで、シャフト216のガイド部材90
側に位置する端部216Bには、軸支板214Bにゴム
ブシュ224が固定されている。一方、軸支板214A
には、シャフト218Aが挿通可能な長穴226が形成
されている。
【0096】これにより、シャフト218の端部218
Bを支点として、シャフト218の端部218Aが矢印
B方向に揺動して、傾斜ローラ212の傾斜角度を変え
られるようになっている。
【0097】具体的には、シャフト218の端部218
Aには、軸方向に沿って長穴部228が形成されてお
り、この長穴部228内にはソレノイド230に設けら
れたプランジャー232と連結するピン232Aが挿通
し、ソレノイド230に供給される電流量によってプラ
ンジャー232及びピン232Aを介して、シャフト2
18が矢印B方向に揺動する。
【0098】これにより、傾斜ローラ212の傾斜角度
が変えられる。ここで、傾斜ローラ154と同様、ソレ
ノイド230に供給される電流量によってプランジャー
232の突出量を変えられるようにすることで、搬送さ
れる感光材料Aの蛇行量に合わせて傾斜ローラ212の
傾斜角度を変えることができる。
【0099】ここで、傾斜ローラ154及び水平ローラ
152と同様、傾斜ローラ212及び水平ローラ210
の長さは265mmとし、傾斜ローラ212と水平ロー
ラ210との最小隙間公差は3.5±0.5mm、傾斜
角度を0.87±0.2°としている。
【0100】感光材料Aはレジストローラ対70、71
及びレジストローラ対72、73によってガイド部材9
2の立壁92Aへ幅寄せされる(感光材料Aの幅方向の
エッジ部が立壁92Aを摺動する)が、傾斜ローラ21
2を水平ローラ210に対して傾け、ガイド部材92側
の隙間を大きくすることによって、ガイド部材92側の
感光材料Aのエッジ部の浮き上がりを許容して、感光材
料Aをガイド部材92側へ幅寄せし易くする。
【0101】これにより、感光材料Aは、少ないロス量
でガイド部材92側へ幅寄せされ、感光材料Aの姿勢を
正すまでの搬送距離を短くすることができる。このよう
に、ガイド部材92側の感光材料Aのエッジ部の浮き上
がりを許容して、感光材料Aをガイド部材92側へ幅寄
せし易くすることで、巻き戻す際の感光材料Aの蛇行が
低減される。
【0102】ここで、ガイド部材92には、ガイド部材
90同様、エッジセンサ221A、221Bが配設され
ており、このエッジセンサ221A、221Bに対する
感光材料Aの傾きによって蛇行量が検出される。
【0103】このエッジセンサ221A、221Bによ
る検出結果は制御部222へ送信され、制御部222に
よって、感光材料Aの蛇行量に合わせて、前述した角度
の範囲内で傾斜ローラ212の傾斜角度が調整される。
【0104】このように、搬送される感光材料Aの蛇行
量に合わせて傾斜ローラ212の傾斜角度を設定するこ
とで、感光材料Aの幅寄せのレジスト力をコントロール
できるので、感光材料Aのエッジ部にダメージを与える
ことはなく、また、感光材料Aの蛇行量に拘わらず、所
定の搬送距離内で巻き戻される感光材料Aの姿勢を正す
ことができる。
【0105】なお、ここでは、傾斜ローラ154、21
2を設け、搬送される感光材料Aのを幅寄せさせたい側
の隙間を大きくすることで感光材料Aの浮き上がりを許
容して感光材料Aを幅寄せし易くしたが、これに限るも
のではない。
【0106】例えば、図11に示すように、感光材料A
の浮き上がりを、幅寄せする側と反対側の端部で押さえ
ると共に、幅寄せする側の隙間を大きくして、腰の強さ
により、感光材料Aの幅方向のエッジ部が傾斜ローラ2
34に当たらないようにしても良い。
【0107】これにより、感光材料Aの腰の強さを利用
して幅寄せのレジスト力をコントロールできる。なお、
レジスト力は感光材料Aの腰の強さ以上に大きくなるこ
とはないので、感光材料Aのエッジダメージがない。
【0108】なお、ここでは、副走査搬送装置150の
上流側に配設された傾斜ローラ234についてのみ説明
したが、副走査搬送装置150の下流側に配設された傾
斜ローラについても勿論同様である。
【0109】また、ここでは、感光材料Aの蛇行量を検
出するため、エッジセンサーを用いたが、感光材料Aの
蛇行量が検出できれば良いため、これに限るものではな
く、例えば、所定の領域内で感光材料Aの蛇行量を検出
するエリアセンサーを用いても良い。
【0110】さらに、ここでは、幅寄せ機構を構成する
副走査搬送装置及び傾斜ローラについて説明したが、本
発明は上記実施例だけに限定されるものではない。例え
ば、本発明の副走査搬送装置を適用する画像記録装置と
しては、デジタルフォトプリンタなどのプリンタだけで
なく、複写装置や印刷製版装置等を挙げることができ
る。
【0111】また、本発明の副走査搬送装置はライン露
光だが、感光材料を効率良く幅寄せすることを目的とす
るため、これに限るものではなく、面露光でも良く、ま
た、スリット露光でもよい。
【0112】さらに、ここでは、露光部30(図2参
照)へ搬送される感光材料Aをガイド部材90側へ幅寄
せする場合について説明したが、ガイド部材92側へ幅
寄せしても良い。但し、この場合、傾斜ローラ154と
水平ローラ152との隙間は、ガイド部材92側を大き
くする。
【0113】また、感光材料Aを巻き戻す場合も同様
に、ガイド部材90側へ幅寄せしても良く、この場合、
傾斜ローラ154と水平ローラ152との隙間は、ガイ
ド部材90側を大きくする。
【0114】さらに、ガイド部材90、92にコロロー
ラ176を設けたが、感光材料Aをガイド部材90、9
2の立壁90Aに寄せることができれば良いため。必ず
しもコロローラ176を設ける必要はない。
【0115】
【発明の効果】本発明は上記構成としたので、請求項1
に記載の発明では、画像記録材料を一方のガイド部材側
へ幅寄せしつつ画像記録材料を搬送することで、画像記
録材料の蛇行が低減され、歪みのない高画質な再生画像
が得られる。また、傾斜手段によって、画像記録材料の
一方のガイド部材側の端部の浮き上がりが許容され、画
像記録材料の先端部を一方のガイド部材側へ幅寄せさせ
易くし、これにより、画像記録材料の先端部は、少ない
ロス量で一方のガイド部材側へ幅寄せされ、搬送される
画像記録材料の姿勢を正すまでの搬送距離を短くするこ
とができる。
【0116】また、ガイド部材の下流側に傾斜手段を配
設することで、画像記録材料を巻き戻すとき、この傾斜
手段によって、画像記録材料の一方のガイド部材側の端
部の浮き上がりが許容され、画像記録材料を一方のガイ
ド部材側に幅寄せさせ易くする。これにより、画像記録
材料は、少ないロス量で一方のガイド部材側へ幅寄せさ
れ、巻き戻される画像記録材料の姿勢を正すまでの搬送
距離を短くすることができる。
【0117】請求項2に記載の発明では、水平ローラの
上方に傾斜ローラを設けることによって、画像記録材料
の幅寄せする側の端部の浮き上がりを許容し、搬送手段
が画像記録材料を一方のガイド部材側へ幅寄せし易くな
って画像記録材料の姿勢を正すため、従来のように、ロ
ーラの両端部でニップ力を変えて搬送される画像記録材
料の姿勢を正す等、複雑な機構を設ける必要もなく、簡
単に配設することができる。
【0118】請求項3に記載の発明では、画像記録材料
の腰の強さを利用して幅寄せのレジスト力をコントロー
ルできるため、レジスト力は画像記録材料の腰の強さ以
上に大きくなることはないので、画像記録材料のエッジ
ダメージがない。
【0119】請求項4に記載の発明では、搬送される画
像記録材料の蛇行量に合わせて傾斜ローラの傾斜角度を
調整することで、画像記録材料の幅寄せのレジスト力を
コントロールできるので、画像記録材料にエッジダメー
ジが生じない。また、これにより、駆動ローラ及び従動
ローラのニップ力又は、画像記録材料の製造誤差等によ
り画像記録材料がもともと持っている搬送方向癖等に影
響されることなく、一定したレジスト力を画像記録材料
に与えることができる。
【0120】請求項5に記載の発明では、駆動ローラを
画像記録材料の搬送方向と直交する方向に対して角度を
設けた状態で配設することによって、搬送される画像記
録材料を一方のガイド部材側に幅寄せさせることができ
る。
【0121】請求項6に記載の発明では、駆動ローラ及
び従動ローラを画像記録材料の搬送方向の上流側及び下
流側に配置することにより、一対しか配置しない場合と
比較して、搬送される画像記録材料の姿勢を正すまでの
搬送距離を短くすることができ、画像記録材料のロス量
を少なくすることができる。また、上流側に配置された
駆動ローラ及び従動ローラのニップ力を下流側に配置さ
れた駆動ローラ及び従動ローラのニップ力よりも大きく
している。このように、画像記録材料の搬送方向の上流
側に配置された駆動ローラ及び従動ローラのニップ力を
下流側に配置された駆動ローラ及び従動ローラのニップ
力よりも大きくすることで、上流側の搬送力を上げて、
露光部へ搬送される画像記録材料の先端部を早く幅寄せ
させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】画像記録装置の説明図である。
【図2】画像形成装置に備えられた焼付搬送装置の概略
側面図である。
【図3】本形態に係る幅寄せ機構を構成する副走査搬送
装置及び傾斜ローラを示す斜視図である。
【図4】本形態に係る幅寄せ機構を構成する副走査搬送
装置及び傾斜ローラを示す平面図である。
【図5】本形態に係る幅寄せ機構を構成する副走査搬送
装置に備えられたガイド部材の機構を示す斜視図であ
る。
【図6】本形態に係る幅寄せ機構を構成する副走査搬送
装置に備えられたガイド部材の機構を示す概略正面図で
ある。
【図7】本形態に係る幅寄せ機構を構成する副走査搬送
装置に備えられたレジストローラ対及び感光材料が搬送
されている状態を示す概略側面図である。
【図8】副走査搬送装置の上流側に配設され、本形態に
係る幅寄せ機構を構成する傾斜ローラを示す概略正面図
である。
【図9】副走査搬送装置の下流側に配設され、本形態に
係る幅寄せ機構を構成する傾斜ローラを示す概略正面図
である。
【図10】本形態に係る幅寄せ機構を構成する副走査搬
送装置に備えられたレジストローラ対及び感光材料が巻
き戻されている状態を示す概略側面図である。
【図11】本形態に係る幅寄せ機構を構成する傾斜ロー
ラの他の例により感光材料が搬送されている状態を示す
概略側面図である。
【図12】従来の幅寄せ機構を示す斜視図である。
【符号の説明】
70 レジストローラ(従動ローラ、搬送手段) 71 レジストローラ(従動ローラ、搬送手段) 72 レジストローラ(従動ローラ、搬送手段) 73 レジストローラ(従動ローラ、搬送手段) 90 ガイド部材 90A 立壁 92 ガイド部材 92A 立壁 150 副走査搬送装置 152 水平ローラ(傾斜手段) 154 傾斜ローラ(傾斜手段) 171 ソレノイド(調整手段) 210 水平ローラ(傾斜手段) 212 傾斜ローラ(傾斜手段) 220A エッジセンサ(検出手段) 220B エッジセンサ(検出手段) 221A エッジセンサ(検出手段) 221B エッジセンサ(検出手段) 222 制御部 230 ソレノイド(調整手段) 234 傾斜ローラ(傾斜手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 金木 敦 埼玉県さいたま市植竹町1丁目324番地 富士写真光機株式会社内 Fターム(参考) 2H106 AB04 AB33 AB46 BA11 3F104 AA02 CA03 CA05

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像記録材料の幅方向位置を位置決めす
    る一対のガイド部材と、 前記ガイド部材の間に配置され、画像記録材料を一方の
    ガイド部材側へ幅寄せしつつ画像記録材料を搬送する搬
    送手段と、 前記ガイド部材の少なくとも上流側に配設され、一方の
    ガイド部材側への浮き上がりを許容して画像記録材料を
    前記一方のガイド部材側へ幅寄せし易くする傾斜手段
    と、 を有することを特徴とする幅寄せ機構。
  2. 【請求項2】 前記傾斜手段が、 前記ガイド部材の少なくとも上流側に水平に配設され、
    前記画像記録材料を前記搬送手段へ送る水平ローラと、 前記水平ローラの上方に隙間を空けて配設され、幅寄せ
    する側の隙間を大きくした傾斜ローラと、 で構成されたことを特徴とする請求項1に記載の幅寄せ
    機構。
  3. 【請求項3】 前記幅寄せする側の隙間を、画像記録材
    料の腰の強さで前記画像記録材料の幅方向の端部が前記
    傾斜ローラに当たらない大きさとしたことを特徴とする
    請求項2に記載の幅寄せ機構。
  4. 【請求項4】 搬送される前記画像記録材料の蛇行量を
    検出する検出手段と、前記傾斜ローラの傾斜角度を調整
    する調整手段と、前記検出手段の検出結果に基づき前記
    調整手段を制御する制御部と、を設けたことを特徴とす
    る請求項2又は3に記載の幅寄せ機構。
  5. 【請求項5】 前記搬送手段が、 前記画像記録材料の搬送方向と直交する方向に対して角
    度を設けて配設され、画像記録材料を搬送する駆動ロー
    ラと、 前記駆動ローラに従動し、駆動ローラとの間に搬送され
    る画像記録材料を駆動ローラと共にニップする従動ロー
    ラと、 で構成されたことを特徴とする請求項1〜4の何れかに
    記載の幅寄せ機構。
  6. 【請求項6】 前記駆動ローラ及び前記従動ローラが、
    前記画像記録材料の搬送方向の上流側及び下流側に配置
    され、上流側に配置された駆動ローラ及び従動ローラの
    ニップ力を下流側に配置された駆動ローラ及び従動ロー
    ラのニップ力よりも大きくしたことを特徴とする請求項
    5に記載の幅寄せ機構。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008532865A (ja) * 2005-03-18 2008-08-21 李法▲がん▼ 軟質巻材平行移動装置
JP2011235530A (ja) * 2010-05-10 2011-11-24 Canon Inc プリント装置

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