JP2003035620A - 圧力センサの異常判定装置及び圧力センサの異常判定用プログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

圧力センサの異常判定装置及び圧力センサの異常判定用プログラムを記録した記録媒体

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JP2003035620A
JP2003035620A JP2001221890A JP2001221890A JP2003035620A JP 2003035620 A JP2003035620 A JP 2003035620A JP 2001221890 A JP2001221890 A JP 2001221890A JP 2001221890 A JP2001221890 A JP 2001221890A JP 2003035620 A JP2003035620 A JP 2003035620A
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gas supply
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Sadamu Kawashima
定 川島
Tomiisa Yamashita
富功 山下
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Yazaki Corp
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    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01FMEASURING VOLUME, VOLUME FLOW, MASS FLOW OR LIQUID LEVEL; METERING BY VOLUME
    • G01F1/00Measuring the volume flow or mass flow of fluid or fluent solid material wherein the fluid passes through a meter in a continuous flow

Abstract

(57)【要約】 【課題】 正確、かつ、安価に、圧力センサ単体の異常
判定を行うことができる圧力センサの異常判定装置及び
圧力センサの異常判定用プログラムを記録した記録媒体
を提供する。 【解決手段】 遮断弁5が、圧力センサ4より上流側に
設けられ、弁閉により下流側へのガス供給2を遮断す
る。遮断弁が弁閉状態となり、かつ、該遮断弁より下流
側のガス供給路が解放されると、遮断弁より下流側のガ
ス供給路に大気が導入され、ガス供給路2内の圧力が大
気圧と等しくなる。このとき、異常判定手段1が、圧力
センサ4が実際に出力している圧力信号S2と、ガス供
給路2内を大気圧にしたときに、圧力センサが出力すべ
き圧力信号S2の基準値との比較に基づき、圧力センサ
4の異常判定を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、圧力センサの異
常判定装置及び圧力センサの異常判定用プログラムを記
録した記録媒体に係わり、特に、ガス供給路内の圧力に
応じた圧力信号を出力する圧力センサに、異常が生じて
いるか否かを判定する圧力センサの異常判定装置及びコ
ンピュータに、圧力センサの異常判定を行わせる圧力セ
ンサの異常判定用プログラムを記録した記録媒体に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、上述した圧力センサの一例とし
て、以下に述べるようなものがある。圧力センサは、一
面がガス供給路内の圧力を、他面が大気圧を受け、ガス
供給路内の圧力に応じて歪むダイヤフラムと、該ダイヤ
フラムの歪みに応じて静電容量や抵抗値などが変化する
歪み検知素子と、該歪み検知素子の静電容量や抵抗値の
変化を電気信号に変換し、圧力に応じた圧力信号として
出力する検出回路とを備えて構成される。
【0003】上述した圧力センサは、主に、ガス供給路
を通じて消費されるガスの使用量を計測するガスメータ
に搭載されている。このようなガスメータは、圧力を監
視することにより、ガスの漏洩検出や、圧力調整器の異
常検出などの安全管理を行っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した圧
力センサは、ダイヤフラムに不純物が付き、圧力に応じ
た歪み度合が変化したり、検出回路の経時変化などに起
因して、ガス供給路内の圧力に応じて、正しい圧力信号
を出力できなくなることがある。このような事態が発生
すると、ガス漏洩や、圧力調整に異常が生じていないに
も拘わらず、漏洩検出や異常検出が行われたり、逆に、
ガス漏洩や、圧力調整に異常が生じているにも拘わら
ず、漏洩検出や異常検出が行わないという問題があっ
た。
【0005】そこで、このような事態を防止するため、
ガスの使用量増加に応じて、圧力も増加することに着目
し、計測したガス使用量と圧力センサが出力する圧力信
号とを比較することにより、自己の異常判定を行うガス
メータも提案されている。しかしながら、上記ガスメー
タでは、ガス使用量を計測する計測手段に異常が生じて
いるのか、それとも圧力センサに異常が生じているのか
が区別できず、圧力センサ単体の異常判定を行うことが
できない。
【0006】また、加圧ポンプを用いて、上下流側が密
閉されたガス供給路内に大気を圧送して、ガス供給路内
の圧力を所定圧力まで加圧したとき、圧力センサが出力
する圧力信号に基づき、圧力センサの異常を判定するガ
スメータも提案されている。しかしながら、加圧ポンプ
により圧送された空気の温度は、断熱変化のため上昇し
たり、また外気温度の上昇や下降に応じて上下動する。
このため、温度変化に応じてガス供給路内の圧力が変化
して、正確に異常判定することができない。また、上記
ガスメータは、加圧ポンプが必要となりコスト的にも問
題ある。
【0007】そこで、本発明は、上記のような問題点に
着目し、正確、かつ、安価に、圧力センサ単体の異常判
定を行うことができる圧力センサの異常判定装置及び圧
力センサの異常判定用プログラムを記録した記録媒体を
提供することを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
になされた請求項1記載の発明は、ガス供給路内の圧力
に応じた圧力信号を出力する圧力センサに、異常が生じ
ているか否かを判定する圧力センサの異常判定装置であ
って、前記圧力センサより上流側に設けられ、弁閉によ
り下流側へのガス供給を遮断する遮断弁と、前記ガス供
給路内を大気圧にしたときに、前記圧力センサが出力す
べき圧力信号の基準値を、格納する格納手段と、前記遮
断弁が弁閉状態であり、かつ、該遮断弁より下流側の前
記ガス供給路が解放された状態であるとき、前記圧力セ
ンサが出力している圧力信号と、前記基準値との比較に
基づき、前記圧力センサの異常判定を行う異常判定手段
とを備えることを特徴とする圧力センサの異常判定装置
に存する。
【0009】請求項3記載の発明は、コンピュータに、
ガス供給路内の圧力に応じた圧力信号を出力する圧力セ
ンサに、異常が生じているか否かを判定させるプログラ
ムを記録した記録媒体であって、前記プログラムは、前
記コンピュータに、前記圧力センサの上流側に設けら
れ、弁閉により下流側へのガス供給を遮断する遮断弁が
弁閉状態であり、かつ、該遮断弁より下流側の前記ガス
供給路が解放された状態であるとき、前記圧力センサが
出力している圧力信号と、前記ガス供給路内を大気圧に
したときに、前記圧力センサが出力すべき圧力信号の基
準値との比較に基づき、前記圧力センサの異常判定を行
う異常判定手段として機能させることを特徴とする圧力
センサの異常判定用プログラムを記録した記録媒体に存
する。
【0010】請求項1及び3記載の発明によれば、遮断
弁が、圧力センサより上流側に設けられ、弁閉により下
流側へのガス供給を遮断する。遮断弁が弁閉状態とな
り、かつ、該遮断弁より下流側のガス供給路が解放され
ると、遮断弁より下流側のガス供給路に大気が導入さ
れ、ガス供給路内の圧力が大気圧と等しくなる。このと
き、異常判定手段が、圧力センサが実際に出力している
圧力信号と、ガス供給路内を大気圧にしたときに、圧力
センサが出力すべき圧力信号の基準値との比較に基づ
き、圧力センサの異常判定を行う。
【0011】従って、遮断弁より下流側のガス供給路を
解放し、大気圧にして異常判定を行うことにより、外気
温度が変動しても、ガス供給路内の圧力は変化すること
なく、大気圧を保つ。このため、ガス供給路内の温度変
化の影響を除去した異常判定を行うことができる。しか
も、加圧ポンプを用いることなく、圧力センサの異常判
定を行うことができる。
【0012】請求項2記載の発明は、請求項1記載の圧
力センサの異常判定装置であって、前記異常判定手段
は、前記遮断弁が弁閉状態であり、かつ、該遮断弁より
下流側の前記ガス供給路が解放された状態であるとき、
前記圧力センサが出力する圧力信号を間欠的に、複数回
サンプリングし、該サンプリングした各圧力信号に基づ
き、前記圧力センサの異常判定を行うことを特徴とする
圧力センサの異常判定装置に存する。
【0013】請求項4記載の発明は、請求項3記載の圧
力センサの異常判定用プログラムを記録した記録媒体で
あって、前記プログラムは、前記コンピュータに、前記
遮断弁が弁閉状態であり、かつ、該遮断弁より下流側の
前記ガス供給路が解放された状態であるとき、前記圧力
センサが出力する圧力信号を間欠的に、複数回サンプリ
ングし、該サンプリングした各圧力信号に基づき、前記
圧力センサの異常判定を行う前記異常判定手段として機
能させることを特徴とする圧力センサの異常判定用プロ
グラムを記録した記録媒体に存する。
【0014】請求項2及び4記載の発明によれば、異常
判定手段が、遮断弁が弁閉状態であり、かつ、該遮断弁
より下流側のガス供給路が解放された状態であるとき、
圧力センサが出力する圧力信号を間欠的に、複数回サン
プリングし、該サンプリングした圧力信号に基づき、圧
力センサの異常判定を行う。
【0015】従って、外部雑音などにより圧力信号が一
瞬、異常値を示しても、複数回サンプリングした圧力信
号に基づき、圧力センサの異常判定を行うことにより、
外部雑音の影響を除去した異常判定を行うことができ
る。
【0016】
【発明の実施の形態】第1実施形態 以下、本発明による圧力センサの異常判定装置及び圧力
センサの異常判定用プログラムを記録した記録媒体の実
施形態を、図面を参照して説明する。図1は、本発明の
圧力センサの異常判定装置及び圧力センサの異常判定用
プログラムを記録した記録媒体を採用したガスメータの
要部を示す図である。同図に示すように、ガスメータ
は、RAM111及びROM112を内蔵するワンチッ
プマイコン(以下、μCOMと略記する。)1と、ガス
供給路2内を通過するガス流量に応じた流量信号S1を
出力する流量センサ3とを備えている。
【0017】上記ガス供給路2には、そのガス流方向Y
上流側に、図示しないガスボンベが接続され、下流側
に、ガス供給路2を通じてガスが供給される図示しない
ガス燃焼器が接続されている。
【0018】ガスメータはまた、ガス供給路2内の圧力
に応じた圧力信号S2を出力する圧力センサ4と、流量
センサ3及び圧力センサ4の上流側に設けられた遮断弁
5と、流量信号S1に基づき演算したガス使用量などを
表示する表示器6を備えている。
【0019】尚、μCOM1のRAM111は、各種デ
ータ記録用のデータエリア及び各種処理作業に用いるワ
ークエリアを有している。また、RAM111には、ガ
ス供給路2内を大気圧にしたときに、圧力センサ4が出
力すべき圧力信号S2の基準値が格納されている。この
ことから、RAM111が、請求項中の格納手段に相当
することがわかる。
【0020】一方、μCOM1のROM112には、請
求項中の圧力センサの異常判定用プログラムを含む、μ
COM1に各種処理動作を行わせるための制御プログラ
ムが格納されている。このことから、ROM112が、
請求項中の圧力センサの異常判定用プログラムを記録し
た記録媒体に相当することがわかる。
【0021】さらに、上述した流量センサ3は、流量信
号S1を、圧力センサ4は、圧力信号S2を各々μCO
M1に供給している。さらに、遮断弁5は、その図示し
ない制御端子がμCOM1に接続されており、μCOM
1の制御の下、開閉制御が行われる。
【0022】上述したμCOM1は、流量センサ3から
供給される流量信号S1に基づき、ガス使用量を演算す
る使用量演算処理、演算したガス使用量を表示器6に表
示させる表示処理及び圧力センサ4から供給される圧力
信号S2を監視することにより、ガスの漏洩や圧力調整
器の異常などを検出し、検出したとき遮断弁5を強制的
に弁閉して、安全を確保する強制遮断処理を行ってい
る。
【0023】また、μCOM1は、上記使用量演算処
理、表示処理及び強制遮断処理と並列に、圧力センサ4
単体に異常が生じているか否かを判定する異常判定処理
を行っている。
【0024】以下、前記ROM112に格納された制御
プログラムに従いμCOM1が行う処理のうち、上述し
た異常判定処理について、図3のフローチャートを参照
して説明する。
【0025】まず、異常判定処理を行う前準備として、
ガス管理会社から現場に派遣された作業員が、図示しな
いガスメータ内に設けられた遮断スイッチを操作して、
μCOM1に、遮断弁5を弁閉させる。この弁閉によっ
て遮断弁5より下流側へのガス供給が遮断される。この
状態で、ガス燃焼器を燃焼させて、遮断弁5より下流側
のガス供給路2を解放すると、ガス供給路2内のガスが
消費された後、大気が導入される。このため、遮断弁5
より下流側のガス供給路2を大気圧にすることができ
る。
【0026】上記前準備を行った後、作業者が、異常判
定命令信号を、図示しない設定器を介してガスメータ内
のμCOM1に送信すると、μCOM1は、上記異常判
定処理を開始する。異常判定処理においてμCOM1
は、まず、RAM111のワークエリア内に設けられた
各種フラグエリアのフラグやタイマエリアのタイマ値の
リセット、及び、バッファエリアのクリア等を行う初期
設定を実行する(ステップS1)。
【0027】そして、ステップS1の初期設定が済んだ
ならば、μCOM1は、次に、サンプリング周期T1毎
に、予め定めたサンプリング回数N1回、圧力信号S2
のサンプリングを行うため、RAM111の周期タイマ
エリアにおけるタイムカウンタを開始し(ステップS
2)、続いて、周期タイマエリアにおけるタイムカウン
タ値のタイマ値Taがサンプリング周期T1に達したか
否かを判断する(ステップS2)。
【0028】タイマ値Taがサンプリング周期T1に達
していない場合は(ステップS3でN)、達するまでス
テップS3をリピートし、達している場合は(ステップ
S3でY)、タイマ値Taをリセットした後(ステップ
S4)、圧力信号S1をサンプリングする(ステップS
5)。
【0029】その後、圧力信号S1のサンプリング回数
をカウントするため、RAM111のサンプリング回数
カウントエリアにおけるサンプリング回数カウント値n
をインクリメントする(ステップS6)。続いて、μC
OM1は、サンプリング回数カウント値nがサンプリン
グ回数N1回に達したか否かを判断する(ステップS
7)。
【0030】サンプリング回数カウント値nがサンプリ
ング回数N1に達していない場合は(ステップS7で
N)、ステップS2に戻り、達している場合は(ステッ
プS7でY)、次のステップS8に進む。
【0031】ステップS8において、μCOM1は、サ
ンプリング回数N1回、サンプリングした圧力信号S2
の平均値S2aveを算出する。その後、μCOM1は、
異常判定手段として機能し、算出した平均値S2aveと
RAM111内に格納された上記基準値との差の絶対値
が、予め定めた規定値を越えているか否かを判断する
(ステップS9)。
【0032】このとき、規定値を越えていれば(ステッ
プS9でY)、μCOM1は、圧力センサ4から出力さ
れる圧力信号S2が、常時、基準値からかけ離れた値を
示しており、圧力センサ4に、異常が生じていると判定
して、その旨を示す異常表示を表示器6に表示して(ス
テップS10)、処理を終了する。
【0033】これに対して、規定値以下であれば(ステ
ップS9でN)、μCOM1は、圧力センサ4から出力
される圧力信号S2が、ほぼ基準値と同じ値を示してい
おり、圧力センサ4は正常であると判定して、その旨を
示す正常表示を表示器6に表示させ(ステップS1
1)、処理を終了する。
【0034】以上のガスメータは、遮断弁5より下流側
のガス供給路2を解放し、大気圧にして異常判定を行っ
ている。このことにより、外気温度が変動しても、ガス
供給路2内の圧力は変化することなく、大気圧を保たれ
る。従って、ガス供給路2内の温度変化の影響を除去し
た異常判定を行うことができる。しかも、加圧ポンプを
用いることなく、圧力センサ4の異常判定を行うことが
できるので、正確、かつ、安価に、圧力センサ4単体の
異常判定を行うことができる。
【0035】また、上述したガスメータは、外部雑音な
どにより圧力信号S2が一瞬、基準値とかけ離れた値で
ある異常値を示しても、サンプリング回数N1回、サン
プリングした圧力信号S2に基づき、圧力センサ4の異
常判定を行われているため、外部雑音などの影響を除去
した異常判定を行うことができ、より一層正確に、圧力
センサ4の異常判定を行うことができる。
【0036】第2実施形態 なお、上述した実施形態において、μCOM1は、サン
プリング回数N1回、サンプリングした圧力信号S2の
平均値に基づき、圧力センサ4の異常判定を行ってい
た。しかしながら、例えば、サンプリング回数N1回、
サンプリングした圧力信号S2のうち、基準値との差の
絶対値が規定値以上の圧力信号S2が異常判定回数M1
回、サンプリングされたとき、圧力センサ4に異常が生
じていると判定しても、上記第1実施形態と同様の効果
を得ることができる。
【0037】以下、上述した異常判定処理について、図
4のフローチャートを参照して説明する。まず、異常判
定処理を行う前に、上述した第1実施形態と同様の前準
備を行う。その後、異常判定命令信号をガスメータ内の
μCOM1に対して送信すると、μCOM1は、上記異
常判定処理を開始し、ステップS1〜S6までは、上述
した第1実施形態と同様に動作を行う。
【0038】次に、μCOM1は、サンプリングした圧
力信号S2と基準値との差の絶対値が規定値を超えてい
るか否かを判断する(ステップS20)。このとき、規
定値を超えていれば(ステップS20でY)、μCOM
1は、基準値からかけ離れた値の圧力信号S2がサンプ
リングされたと判断し、その回数をカウントするため、
異常回数カウント値mをインクリメントして、ステップ
S7に進む。
【0039】これに対して、規定値以下であれば(ステ
ップS20でN)、μCOM1は、直ちにステップS7
に進む。ステップS7において、μCOM1は、上述し
た第1実施形態と同様に動作を行い、サンプリング回数
カウント値nがサンプリング回数N1回に達したか否か
を判断する。サンプリング回数カウント値nがサンプリ
ング回数N1に達していない場合は(ステップS7で
N)、ステップS2に戻りし、達している場合は(ステ
ップS7でY)、次のステップS8に進む。
【0040】ステップS8において、μCOM1は、異
常判定手段として機能し、異常回数カウント値mが、上
述した異常判定回数M1を越えているか否かを判断する
(ステップS22)。異常判定回数M1を越えていれば
(ステップS22でY)、圧力センサ4から出力される
圧力信号S2が、ほぼ常時、基準値からかけ離れた値を
示しており、圧力センサ4に、異常が生じていると判定
して、その旨を示す異常表示を表示器6に表示して(ス
テップS10)、処理を終了する。
【0041】これに対して、異常回数カウント値mが、
異常判定回数M以下であれば(ステップS22でN)、
圧力センサ4から出力される圧力信号S2が、ほぼ常
時、基準値と同じ値を示しており、圧力センサ4は正常
であると判定して、その旨を示す正常表示を表示器6に
表示させ(ステップS11)、処理を終了する。
【0042】なお、第1及び第2実施形態において、圧
力センサが正常又は異常であると判定したとき、その旨
を表示器6に表示して、報知していたが、例えば、その
旨を示す報知信号を、通信端末及び電話線を介してガス
管理会社に送信するようにしてもよい。
【0043】また、第1及び第2実施形態において、μ
COM1は、異常判定命令信号を受信したときに、異常
判定処理を開始していたが、例えば、ガスメータに備え
れた図示しない開始スイッチの操作に応じて異常判定処
理を開始してもよい。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1及び3記
載の発明によれば、遮断弁より下流側のガス供給路を解
放し、大気圧にして異常判定を行うことにより、外気温
度が変動しても、ガス供給路内の圧力は変化することな
く、大気圧を保つ。このため、ガス供給路内の温度変化
の影響を除去した異常判定を行うことができる。しか
も、加圧ポンプを用いることなく、圧力センサの異常判
定を行うことができるので、正確、かつ、安価に、圧力
センサ単体の異常判定を行うことができる圧力センサの
異常判定装置及び圧力センサの異常判定用プログラムを
記録した記録媒体を得ることができる。
【0045】請求項2及び4記載の発明によれば、外部
雑音などにより圧力信号が一瞬、異常値を示しても、複
数回サンプリングした圧力信号に基づき、圧力センサの
異常判定を行うことにより、外部雑音の影響を除去した
異常判定を行うことができるので、より一層正確に、圧
力センサの異常判定を行うことができる圧力センサの異
常判定装置及び圧力センサの異常判定用プログラムを記
録した記録媒体を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の圧力センサの異常判定装置及び圧力セ
ンサの異常判定用プログラムを記録した記録媒体を採用
したガスメータの要部を示す図である。
【図2】図1のガスメータを構成するμCOM1の処理
手順を示すフローチャートである。
【図3】図1のガスメータを構成するμCOM1の処理
手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
2 ガス供給路 S1 圧力信号 5 遮断弁 111 RAM(格納手段) 1 μCOM(異常判定手段)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガス供給路内の圧力に応じた圧力信号を
    出力する圧力センサに、異常が生じているか否かを判定
    する圧力センサの異常判定装置であって、 前記圧力センサより上流側に設けられ、弁閉により下流
    側へのガス供給を遮断する遮断弁と、 前記ガス供給路内を大気圧にしたときに、前記圧力セン
    サが出力すべき圧力信号の基準値を、格納する格納手段
    と、 前記遮断弁が弁閉状態であり、かつ、該遮断弁より下流
    側の前記ガス供給路が解放された状態であるとき、前記
    圧力センサが出力している圧力信号と、前記基準値との
    比較に基づき、前記圧力センサの異常判定を行う異常判
    定手段とを備えることを特徴とする圧力センサの異常判
    定装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の圧力センサの異常判定装
    置であって、 前記異常判定手段は、前記遮断弁が弁閉状態であり、か
    つ、該遮断弁より下流側の前記ガス供給路が解放された
    状態であるとき、前記圧力センサが出力する圧力信号を
    間欠的に、複数回サンプリングし、該サンプリングした
    各圧力信号に基づき、前記圧力センサの異常判定を行う
    ことを特徴とする圧力センサの異常判定装置。
  3. 【請求項3】 コンピュータに、ガス供給路内の圧力に
    応じた圧力信号を出力する圧力センサに、異常が生じて
    いるか否かを判定させるプログラムを記録した記録媒体
    であって、 前記プログラムは、前記コンピュータに、前記圧力セン
    サの上流側に設けられ、弁閉により下流側へのガス供給
    を遮断する遮断弁が弁閉状態であり、かつ、該遮断弁よ
    り下流側の前記ガス供給路が解放された状態であると
    き、前記圧力センサが出力している圧力信号と、前記ガ
    ス供給路内を大気圧にしたときに、前記圧力センサが出
    力すべき圧力信号の基準値との比較に基づき、前記圧力
    センサの異常判定を行う異常判定手段として機能させる
    ことを特徴とする圧力センサの異常判定用プログラムを
    記録した記録媒体。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の圧力センサの異常判定用
    プログラムを記録した記録媒体であって、 前記プログラムは、前記コンピュータに、前記遮断弁が
    弁閉状態であり、かつ、該遮断弁より下流側の前記ガス
    供給路が解放された状態であるとき、前記圧力センサが
    出力する圧力信号を間欠的に、複数回サンプリングし、
    該サンプリングした各圧力信号に基づき、前記圧力セン
    サの異常判定を行う前記異常判定手段として機能させる
    ことを特徴とする圧力センサの異常判定用プログラムを
    記録した記録媒体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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