JP2005214894A - 流体計測装置及びガスメータ - Google Patents

流体計測装置及びガスメータ Download PDF

Info

Publication number
JP2005214894A
JP2005214894A JP2004024702A JP2004024702A JP2005214894A JP 2005214894 A JP2005214894 A JP 2005214894A JP 2004024702 A JP2004024702 A JP 2004024702A JP 2004024702 A JP2004024702 A JP 2004024702A JP 2005214894 A JP2005214894 A JP 2005214894A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gain level
deterioration
flow rate
alarm
alarm information
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2004024702A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4184989B2 (ja
Inventor
Sadamu Kawashima
定 川島
Tomiisa Yamashita
富功 山下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yazaki Corp filed Critical Yazaki Corp
Priority to JP2004024702A priority Critical patent/JP4184989B2/ja
Publication of JP2005214894A publication Critical patent/JP2005214894A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4184989B2 publication Critical patent/JP4184989B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】計測精度の低下を防止することができる流体計測装置を提供する
【解決手段】流体の流れに応じた信号を出力する流量センサ5と、該流量センサ5が出力した信号を予め定められたゲインレベルで増幅する増幅手段5aと、を備える流量計測装置において、増幅手段5aのゲインレベルの異常を検出するために予め定められた異常レベルよりも低く設定され、増幅手段5aの劣化を判定する劣化閾値を記憶する劣化閾値記憶手段9aと、増幅手段5aが信号を増幅したゲインレベルを検出するゲインレベル検出手段P2と、該検出したゲインレベルと劣化閾値記憶手段9aの劣化閾値とを比較し、該比較結果に基づいて増幅手段5aの劣化を検出する劣化検出手段P4と、劣化検出手段P4が検出した増幅手段5aの劣化を警報する警報情報を生成する警報情報生成手段P5と、該生成した警報情報を警報のために出力する警報情報出力手段P6と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、流体計測装置及びガスメータに関し、より詳細には、流量センサが出力した流体の流れに応じた信号を増幅手段により増幅し、その信号に基づいて流体の流量を計測する流体計測装置、及び、流体計測装置を備えるガスメータに関するものである。
ガスなどの流体の流量を計測する超音波式の流体計測装置は、ガス流路内に一定距離だけ離れて配置された超音波周波数で作動する、例えば圧電式振動子からなる2つの音響トランスデューサを有し、一方のトランスデューサの発生する超音波信号を他方のトランスデューサに受信させる動作を交互に行い、超音波信号がトランスデューサ間でガス流方向と該逆方向に伝搬される時間をそれぞれ計測し、この計測した2つの伝搬時間に基づいてガス流路内を流れているガスの流速を間欠的に求め、この流速にガス流路の断面積を乗じて瞬時流量を求めている。
そして、ガスメータは、流体計測装置が求めた瞬時流量に間欠的な計測時間、すなわちサンプリング周期を乗じて通過流量を求め、さらにこの通過流量を積算して求めた積算流量を表示部に表示している。
また、超音波振動子の特性の変化による計測誤差や故障を自己診断によって検知することができる流体計測装置が開示されている(特許文献1)。この流体計測装置は、2つの超音波振動子の特性の経時変化や特性の温度変化、または、超音波振動子と配線とを接続する端子の腐食によるインピーダンス変化による測定精度の低下を自己診断し、この診断によって測定精度の低下を未然に防止してきた。
特開平2003−329502号公報
流体計測装置は、従来より自己診断によって測定精度の低下を未然に防止してきたが、それでも年数を経ると測定精度が低下するという問題があった。この問題が生じた流体計測装置を調べてみると、受信した超音波信号をアンプにて増幅し、その波形に基づいて送信から受信までの伝搬時間を計測し、その結果から流速を算出して流量を算出する流体計測装置であることがわかった。
このような流体計測装置の場合、波形受信を捉えるポイントは決まっているが、経年的なアンプの性能の劣化によって波形が安定していないと、本来捉えなければならないポイントから外れてしまい、結果として違う流速を算出していたことが測定精度の低下の原因となっていた。そこで、アンプが劣化したときに、計測を中止することも考えられるが、その場合は消費者がガスを使用できない等の問題が発生することから、実現することはできなかった。
よって本発明は、上述した問題点に鑑み、計測精度の低下を防止することができる流体計測装置及びガスメータを提供することを課題としている。
上記課題を解決するため本発明によりなされた請求項1記載の流体計測装置は、図1の基本構成図に示すように、流体の流れに応じた信号を出力する流量センサ5と、該流量センサ5が出力した信号を予め定められたゲインレベルで増幅する増幅手段5aと、を備え、該増幅手段5aが増幅した信号に基づいて前記流体の流量を計測する流量計測装置において、前記増幅手段5aのゲインレベルの異常を検出するために予め定められた異常レベルよりも低く設定され、前記増幅手段5aの劣化を判定する劣化閾値を記憶する劣化閾値記憶手段9aと、前記増幅手段5aが信号を増幅した前記ゲインレベルを検出するゲインレベル検出手段P2と、前記ゲインレベル検出手段P2が検出したゲインレベルと前記劣化閾値記憶手段9aが記憶している劣化閾値とを比較し、該比較結果に基づいて前記増幅手段5aの劣化を検出する劣化検出手段P4と、前記劣化検出手段P4が検出した前記増幅手段5aの劣化を警報する警報情報を生成する警報情報生成手段P5と、前記警報情報生成手段P5が生成した警報情報を前記警報のために出力する警報情報出力手段P6と、を備えることを特徴とする。
上記請求項1に記載した本発明の流体計測装置によれば、増幅手段5aのゲインレベルの異常を検出するために予め定められた異常レベルよりも低く設定された劣化閾値は劣化閾値記憶手段9aに記憶される。そして、ゲインレベル検出手段P2によって検出された増幅手段5aのゲインレベルは、劣化閾値記憶手段9aが記憶している劣化閾値と比較され、該比較結果に基づいて増幅手段5aの劣化が劣化検出手段P4によって検出される。そして、該検出に応じて警報情報生成手段P5によって生成された警報情報は、警報のために例えば表示装置、通信装置、警報装置等に警報情報出力手段P6によって出力される。
上記課題を解決するため本発明によりなされた請求項2記載の流体計測装置は、図2の基本構成図に示すように、流体の流れに応じた信号を出力する流量センサ5と、該流量センサ5が出力した信号を任意に定められたゲインレベルで増幅する増幅手段5aと、該増幅手段5aが増幅した信号に基づいて前記流体の流量を計測する流量計測手段P1と、を備える流体計測装置において、前記流体計測手段P1が計測した流量に対応する前記増幅手段5aのゲインレベルを検出するゲインレベル検出手段P2と、前記流量計測手段P1が計測した流量と該流量に対応して前記ゲインレベル検出手段P2が検出したゲインレベルを示す履歴情報を生成する履歴情報生成手段P3と、前記履歴情報生成手段P3が生成した履歴情報を時系列的に記憶する履歴情報記憶手段9bと、前記履歴情報記憶手段9bが記憶している前記流量が同一の履歴情報に基づいて、予め定められた前記ゲインレベルの劣化を検出する劣化検出手段P4と、前記劣化検出手段P4が検出した前記増幅手段5aの劣化を警報する警報情報を生成する警報情報生成手段P5と、前記警報情報生成手段P5が生成した警報情報を前記警報のために出力する警報情報出力手段P6と、を備えることを特徴とする。
上記請求項2に記載した本発明の流体計測装置によれば、流体計測手段P1によって計測された流量に対応する増幅手段5aのゲインレベルがゲインレベル検出手段P2によって検出されると、これらの流量とゲインレベルとを示す履歴情報が履歴情報生成手段P3によって生成されて履歴情報記憶手段9bに時系列的に記憶される。そして、履歴情報記憶手段9bが記憶している流量が同一の履歴情報に基づいて、予め定められたゲインレベルの劣化が劣化検出手段P4によって検出されると、警報情報生成手段P5によって生成された警報情報は、警報のために例えば表示装置、通信装置、警報装置等に警報情報出力手段P6によって出力される。
上記課題を解決するため本発明によりなされた請求項3記載のガスメータは、図1又は図2の基本構成図に示すように、請求項1又は2に記載の流体計測装置を備え、該流体計測装置が計測したガスの流量に基づいて前記ガスの使用量を計測するガスメータであって、前記流体計測装置の警報情報出力手段P6が出力した警報情報に基づいて警報を行う警報手段4を備えることを特徴とする。
上記請求項3に記載した本発明のガスメータによれば、増幅手段の劣化の検出に応じて警報情報出力手段P6によって警報情報が出力されると、該警報情報に基づいて増幅手段5aの劣化が、例えばガスメータの表示装置による表示、ガス事業者等への通報等による警報が警報手段4によって行われる。
以上説明したように請求項1に記載した本発明のガスメータによれば、増幅手段のゲインレベルの異常を検出するための異常レベルよりも低く設定された劣化閾値を記憶しておき、該劣化閾値と検出したゲインレベルとを比較し、該比較結果から増幅手段の劣化を検出したときに警報情報を出力するようにしたことから、流体の供給側に警報情報を参照させることで、増幅手段のゲインレベルが異常となる前にその劣化を認識させることができる。従って、流体の供給側は、増幅手段の劣化の影響による計測精度の低下を事前に確認することができるため、増幅手段の交換、レベル調整等の早期対応を行うことが可能となり、計測精度の低下を防止することができる。また、消費者にとっては、計測精度の低下による長期的な流体の不通期間の発生が回避される。
以上説明したように請求項2に記載した本発明の流体計測装置によれば、流量と該流量に対応するゲインレベルを示す履歴情報として記憶し、流量が同一の履歴情報に基づいてゲインレベルの劣化を監視し、劣化を検出したときに警報情報を出力するようにしたことから、流体の供給側に警報情報を参照させることで、増幅手段の劣化を認識させることができる。また、流量が小さいとゲインレベルも低いというようにゲインレベルが流量によって変化する構成であっても、同一の流量に対応するゲインレベルの履歴に基づいて劣化を判定するようにしているので、増幅手段のゲインレベルの経年的な変化を正確に捉えることができる。従って、流体の供給側は、増幅手段の劣化の影響による計測精度の低下を事前に確認することができるため、増幅手段の交換、レベル調整等の早期対応を行うことが可能となり、計測精度の低下を防止することができる。また、消費者にとっては、計測精度の低下による長期的な流体の不通期間の発生が回避される。
以上説明したように請求項3に記載した本発明のガスメータによれば、増幅手段の劣化が流体計測装置によって検出されると、警報を行うようにしたことから、ガス事業者等に増幅手段の劣化を迅速に認識させることができる。従って、ガス事業者等は増幅手段の劣化の影響による計測精度の低下を事前に確認することができるため、増幅手段の交換、レベル調整等の早期対応を行うことが可能となり、計測精度の低下を防止することができるため、ガスの正確な使用量を計測することができる。また、消費者にとっては、計測精度の低下による長期的なガスの不通期間の発生が回避される。
以下、本発明に係る、例えばガス、水等の流体の計測に用いられる流体計測装置をガスメータに組み込んだ場合の最良の形態を、図3〜図7の図面を参照して説明する。
ここで、図3は本発明のガスメータの概略構成の一例を示すブロック図であり、図4は図3に示すセンサ回路部及び超音波振動子の構成、並びに超音波振動子の作用を示す説明図であり、図5は図2に示すCPUが実行する流量計測処理の一例を示すフローチャートであり、図6は図2のCPUが実行するゲイン履歴生成処理の一例を示すフローチャートであり、図7は図2のCPUが実行するがイン監視処理の一例を示すフローチャートである。
ガスが流れるガス流路に設けられて超音波を送信または受信する超音波振動子(送受波器)間の予め定められた所定時間における前記超音波の伝搬時間を抽出し、該抽出した伝搬時間に基づいてガスの流量を測定する流量計測装置が適用されたガスメータは、図2に示すように、マイクロ・プロセッサ(MPU)1、操作部2、表示部3、警報部4、超音波流量センサ5、感震センサ6、通信部7、電磁遮断弁8、メモリ9及びリチウム電池等の電池Bを含んで構成される。
これらの操作部2、表示部3、警報部4、超音波流量センサ5、感震センサ6、通信部7、及びメモリ9は、基本的にMPU1とこれに接続される各構成要素2、3、4、6、7及び9との間の電圧変換機能を有するインタフェース部(図示せず)を介してMPU1に接続される。また、電磁遮断弁8は、遮断弁駆動部81を介してMPU1に接続されている。
上記MPU1は、周知のように、CPU1a、ROM1b及びRAM1cを有して構成している。そして、CPU1aは、ROM1bに格納される制御プログラムにしたがって、基本制御、流量計測及び圧力検出、電池電圧チェック、電池残容量監視並びに後述の本発明に係る設置環境の判定等の制御を行う。ROM1bには、基本制御プログラム、流量計測検出、積算流量計算等のための制御プログラム、設置環境を監視するためのプログラム等の各種プログラムが予め格納される。RAM1cは、基本的にCPU1aが行う処理の過程で発生する変数やデータを一時的に格納するワークエリアとして機能する。
操作部2は、このガスメータを開始又は終了させたり、異常警報を停止させたり、表示部3の表示を変更させたりする指令を入力するためのスイッチ群から構成される。これらの指令は、操作部2が手動操作されてMPU1に入力される。
表示部3は、インターフェース部11を介してMPU1からの指令を受信し、これに応答して積算流量表示や、感震、ガス漏洩、電池電圧低下等の各種異常警報表示を行う。この表示部3としては、例えば、公知のLED等が想定される。表示部3として複数のLEDが使用される場合、LED表示の組み合わせを変えることで異種の警報を表示することができる。
請求項中の警報手段に相当する警報部4は、警報ブザー等を有して構成しており、インターフェース部11を介してMPU1からの警報情報等の各種データを受信し、これに応答して警報音を発する。なお、警報については、表示部3による警報画面の表示と、警報部4が発する警報音の組み合わせなど、ガスメータの仕様により種々異なる実施の形態とすることができる。
請求項中の流量センサに相当する超音波流量センサ5は、ガス流路に配設された一対の超音波振動子から構成される。この超音波流量センサ5は、センサ回路部51を介してMPU1に接続される。MPU1は超音波流量センサ5の一対の超音波振動子間の超音波信号伝搬時間に基づいて、ガス流路を通過するガスの流速、流量を算出する。これについては、図3を用いて後で追加説明する。
なお、流量センサについては、超音波流量センサ5に限定するもにではなく、フローセンサ等の他の各種センサを用いることも可能であり、本発明は、流量センサの信号を増幅手段にて増幅させてMPU1等に入力させる構成に有効である。
感震センサ6は、地震等による揺れに応じてオンオフ信号を生成して、インターフェース部11を介してこれをMPU1に供給する公知の感震素子から構成される。MPU1は、例えば、所定時間内に受信したオンオフ信号の回数から揺れ具合を判定して、この揺れが大きい場合には遮断弁の弁閉制御等の異常処理を行う。
通信部7は、例えば、電話回線等の公衆回線を用いて所定の電文発呼等を行う機能を有する。この通信部7は、電話回線等の公衆回線を介して、ガス販売会社の管理センタとの通信を制御するためのNCU(網制御ユニット)71にも接続されている。
電磁遮断弁8は、弁駆動ソレノイドコイルを含み、このソレノイドコイルの駆動回路である遮断弁駆動部81に接続される。遮断弁駆動部81はMPU1に指令されて、リチウム電池Bを電源供給源としてソレノイドコイル駆動信号を生成して、これを電磁遮断弁8に供給する。これに応答して電磁遮断弁8は、弁開又は弁閉してガス流路が遮断制御される。
メモリ9は、電池Bからの電力供給が断たれた場合でも、格納された各種データの保持が可能であり、CPU1aの処理作業に必要な各種格納エリアを有する電気的消去/書き換え可能な読み出し専用のメモリ(EEPROM)であり、MPU1が読み書き可能に接続している。このメモリ9には、ガスの使用量の計測に必要な各種カウンタと、ガスメータ10の識別が可能な識別情報等を記憶している。
電池Bは、このガスメータの電源供給源となるものである。電池Bは、長期使用可、汎用性の高さ等からこの種のガスメータに多用されるが、一方で、低温時には不活性状態になり、電池残量があるにもかかわらず電池電圧が低下することもある。
このような構成のガスメータは、例えば、LPG供給設備に適用される。この場合、ガスメータは、LPG容器に収容されている高圧ガスを調圧する圧力調整器とこの調圧されたガスが供給されるガス燃焼器とをつなぐ配管に介設される。
そして、このガスメータは通常、超音波流量センサ5を利用してガス流路を通過するガスの流量を検出し、この流量を積算して表示部3に表示する。また、ガスメータは、感震センサ6により異常な揺れを検出すると、表示部3にその旨表示すると共に、電磁遮断弁8を弁閉する。更に、ガスメータは、これと同時に、異常状態を示す電文を、通信部7、NCU71、及び電話回線等の公衆回線を介して、ガス販売会社、ガス事業者等の管理センタに送信する。また更に、このガスメータでは定期的に電池電圧チェックが行われており、電池電圧低下時には、その旨表示部3に表示される。
次に図3を用いて、図2に示した超音波流量センサ5及びセンサ回路部51の構成、並びに超音波流量センサ5を用いた温度検出の原理について説明する。
図3に示すように、センサ回路部51は、送信回路511、受信回路512及び切替回路513、アンプ514、ピークホールド回路515、ゲイン監視部516を含んで構成される。切替回路513はMPU1に指令されて、図2で示した超音波流量センサ5としての超音波振動子5a及び5bを交互に送信回路511及び受信回路512に切替接続させる。
受信回路512にはアンプ514を接続し、該アンプ514にはピークホールド回路515を接続し、該ピークホールド回路515にはMPU1を接続している。そして、受信回路512が出力信号はアンプ514にて増幅され、MPU1はピークホールド回路515によるピークホールド値をRAM1c等に取り込む。
アンプ514は、例えば0〜128の範囲などでゲインレベルを段階的に設定することが可能な構成となっており、MPU1から指示されるゲインレベルで信号を増幅する。なお、ゲインレベルの設定手段の一例としては、電文によって任意の値が外部からガスメータに取り込ませ、その値がアンプ514に設定される。
ピークホールド回路515は、例えば、A/D変換器により変換されたデジタル信号のピークホールド値を検出し、MPU1に出力する。また、ゲイン監視部516は、アンプ514のゲインレベルをチェックし、MPU1からの要求に応じてゲインレベルに応じたゲインレベルデータを出力する。
センサ回路部51における動作については、送信回路511に超音波振動子5aが接続された場合、超音波信号は超音波振動子5aから超音波振動子5bに向けて送信する。この超音波信号は、被測定ガス中を伝搬し、受信回路512に接続された超音波振動子5bによって受信される。超音波信号を受信した超音波振動子5bは、この超音波信号に応じた信号を発生し、これを受信回路512、アンプ514、ピークホールド回路515を介してMPU1に供給する。一方、送信回路511に超音波振動子5bが接続された場合、上記と逆の方向で超音波信号の送受が行われる。MPU1は、両方向の超音波信号の伝搬時間に基づいて、被測定ガスの流速及び流量を算出することができる。
すなわち、ガス流路52に対して一対の超音波振動子5a及び5bは、角度θ傾斜し対向して配設されているとする。ここで、図中、矢印で示す方向に流れる被測定ガスの平均流速をV、超音波振動子5a及び5b間距離をL、両超音波振動子5a及び5bを結ぶ線とガス流路52の中心軸とがなす角度をθ、超音波信号の上り及び下りの伝搬時間をそれぞれtu及びtdとすると、
平均流速Vは既に知られているように、
V=L/2COSθ(1/td−1/tu)となる。…(式1)
そして、流量をQ、通過面積をS、補正計数をKとすると、
Q=KSV…(式2)
と表せるので、これによりガス流路52を通過する流体の流量Qが算出されることになる。
上記ROM1bは、上述した(式1)及び(式2)の算術式を示すプログラムなどの各種プログラムを記憶している。また、上記RAM1cは、サンプリング回数、通電時間、電池残量等の各種データを格納する格納エリアを有する。そして、サンプリング回数には、超音波振動子間の伝搬時間の抽出を行ったそれぞれのサンプリング時間の回数の合計が格納される。
[第1の最良の形態]
次に、上述した構成における第1の最良の形態を以下に説明する。この場合、上記ROM1bは、上述した(式1)及び(式2)の算術式を示すプログラムと、CPU1aを請求項中のゲインレベル検出手段、劣化検出手段、警報情報生成手段、及び、警報情報出力手段としてCPU1aを機能させるための各種プログラムを記憶している。
また、メモリ9には、アンプ(増幅手段)514のゲインレベルの異常を検出するために予め定められた異常レベルよりも低く設定され、アンプ514の劣化を判定する劣化閾値が記憶される。例えば、ゲイン調整の設定可能が0〜128までの場合、通常のガス使用状態では流量によって多少レベルは違うものの50以下となる。よって、51〜128の間で閾値を設定する必要があり、50に対して何割増し、若しくは、上限値である128の何割という値を、信頼性評価等の結果から適正値が劣化閾値として設定される。以上の説明から、第1の最良の形態では、メモリ9が特許請求の範囲に記載の劣化閾値記憶手段として機能している。
次に、上述した構成のガスメータのCPU1aが実行する流量計測処理の処理概要の一例を、図5のフローチャートを参照して以下に説明する。
CPU1aの起動に応じて図5に示す流量計測処理が実行されると、ステップS11において、予め定められたサンプリング時間が経過するとタイムアウトするタイマがスタートされ、その後ステップS12において、サンプリング処理が実行され、その処理が終了するとステップS13に進む。
サンプリング処理は、上述したように、送信回路511を超音波振動子5bが接続されるようにセンサ回路部51が制御され、送信回路511が通電されることで、超音波信号は被測定ガス中を伝搬し、受信回路512に接続された超音波振動子5bによって受信される。そして、超音波信号を受信した超音波振動子5bは、この超音波信号に応じた信号を発生し、これが受信回路512を介してアンプ514にて増幅され、そのピークホールド値がピークホールド回路515によって検出され、該ピークホールド値がMPU1に取り込まれることで、CPU1aによって上りの伝搬時間が測定される。この処理が複数回行われ、それらの上りの伝搬時間がRAM1cに格納される。その後、送信回路511を超音波振動子5aが接続されるようにセンサ回路部51が制御され、上述した上りと同様に複数回の下りの伝搬時間の測定が行われ、それらの下りの伝搬時間もRAM1cに格納される。
ステップS13において、今回のサンプリング時間にサンプリングされた上り及び下りの伝搬時間の平均が上り及び下りの伝搬時間tu、tdとして算出されてRAM1cに格納され、その後ステップS14において、RAM1cの伝搬時間tu及びtdと上記(式1)の算術式とに基づいて流速が算出され、その後ステップS15において、算出された流速と上記(式2)の算出式とに基づいて流量(瞬時流量)が算出され、この流量がRAM1cに格納され、その後ステップS16に進む。
ステップS16(ゲインレベル検出手段)において、ゲイン監視部516からゲインレベルデータをRAM1cに取り込むことで、アンプ514のゲインレベルが検出され、その後、ステップS17において、検出されたゲインレベルがメモリ9の劣化閾値よりも大きいか否かが判定される。ゲインレベルが劣化閾値よりも大きくないと判定された場合は(S17でN)、ステップS18に進む。
ステップS18において、タイマがタイムアウトしているか否かが判定される。タイムアウトしていないと判定された場合は(S18でN)、ステップS12に戻り、一連の処理が繰り返される。一方、タイムアウトしていると判定された場合は(S18でY)、ステップS11に戻り、一連の処理が繰り返される。
また、ステップS17でゲインレベルが劣化閾値よりも大きいと判定された場合は(S17でY)、ステップS19(警報情報生成手段)において、アンプ514の劣化を警報する警報情報がRAM1cに生成され、ステップS20(警報情報出力手段)において、生成された警報情報は表示部3及び警報部4に出力されることで、表示部3にアンプ514の劣化を警報する警報画面が表示されると共に、警報音、音声等による警報が警報部4によって行われ、その後処理を終了する。
以上の説明からも明らかなうように、ガスメータのCPU1aが、特許請求の範囲に記載のゲインレベル検出手段、劣化検出手段、警報情報生成手段、及び、警報情報出力手段として機能している。
次に、上述したガスメータの本発明に係る第1の最良の形態における動作(作用)の一例を、以下に説明する。
ガスメータが起動されると、サンプリング時間毎に上り及び下りの伝搬時間を複数回測定し、その平均をサンプリング時間における伝搬時間tu及びtdとなり、その伝搬時間tu及びtdに基づいて流速、流量が算出される。そして、流速、流量を算出した際のアンプ514のゲインレベルが検出され、該ゲインレベルと劣化閾値とが比較され、該比較結果に基づいてアンプ514の劣化が検出されると、その劣化が表示部3、警報部4等によって警報される。
以上説明したようにガスメータは、アンプ(増幅手段)514のゲインレベルの異常を検出するための異常レベルよりも低く設定された劣化閾値をメモリ9に記憶しておき、該劣化閾値と検出したゲインレベルとを比較し、該比較結果からアンプ514の劣化を検出したときに警報情報に基づいた警報を行うようにしたことから、ガス事業者等に警報情報を参照させることで、アンプ514のゲインレベルが異常となる前にその劣化を認識させることができる。
従って、ガス事業者等は、アンプ(増幅手段)514の劣化の影響による計測精度の低下を事前に確認することができるため、アンプ514の交換、レベル調整等の早期対応を行うことが可能となり、計測精度の低下を防止することができる。また、消費者にとっては、計測精度の低下による長期的なガスの不通期間の発生が回避される。
[第2の最良の形態]
次に、上述した構成における第2の最良の形態を以下に説明する。この場合、上記ROM1bは、上述した(式1)及び(式2)の算術式を示すプログラムと、CPU1aを請求項中の流量計測手段、ゲインレベル検出手段、履歴情報生成手段、劣化検出手段、警報情報生成手段、及び、警報情報出力手段としてCPU1aを機能させるための各種プログラムを記憶している。
また、メモリ9は、計測した流量と該流量に対応するゲインレベルを示す履歴情報が時系列的に格納される履歴情報格納エリア、予め定められたサンプリング時間内における最大ゲインレベルが格納される最大ゲインレベル格納エリア等の各種エリアを有する。よって、第2の最良の形態では、メモリ9が特許請求の範囲に記載の履歴情報記憶手段として機能している。
次に、上述した構成のガスメータのCPU1aが実行するゲイン履歴生成処理の処理概要の一例を、図6のフローチャートを参照して以下に説明する。
CPU1aの起動に応じて図6に示すゲイン履歴生成処理が実行されると、ステップS31において、予め定められたサンプリング時間が経過するとタイムアウトするタイマがスタートされ、その後ステップS32において、サンプリング処理が実行され、その処理が終了するとステップS33に進む。
サンプリング処理は、上述したように、送信回路511を超音波振動子5bが接続されるようにセンサ回路部51が制御され、送信回路511が通電されることで、超音波信号は被測定ガス中を伝搬し、受信回路512に接続された超音波振動子5bによって受信される。そして、超音波信号を受信した超音波振動子5bは、この超音波信号に応じた信号を発生し、これが受信回路512を介してアンプ514にて増幅され、そのピークホールド値がピークホールド回路515が検出され、ピークホールド値がMPU1に取り込まれることで、CPU1aによって上りの伝搬時間が測定される。この処理が複数回行われ、それらの上りの伝搬時間がRAM1cに格納される。その後、送信回路511を超音波振動子5aが接続されるようにセンサ回路部51が制御され、上述した上りと同様に複数回の下りの伝搬時間の測定が行われ、それらの下りの伝搬時間もRAM1cに格納される。
ステップS33において、今回のサンプリング時間にサンプリングされた上り及び下りの伝搬時間の平均が上り及び下りの伝搬時間tu、tdとして算出されてRAM1cに格納され、その後ステップS34において、RAM1cの伝搬時間tu及びtdと上記(式1)の算術式とに基づいて流速(瞬時流量)が算出され、その後ステップS35において、算出された流速と上記(式2)の算出式とに基づいて流量が算出され、この流量がRAM1cに格納され、その後ステップS36に進む。よって、ステップS32〜S35の一連の処理が請求項中の流量計測手段に相当する。
ステップS36(ゲインレベル検出手段)において、ゲイン監視部516からゲインレベルデータをRAM1cに取り込むことで、アンプ514のゲインレベルがRAM1cに検出され、その後、ステップS37において、算出した流量は予め定められた規定流量であるか否かが判定される。規定流量ではないと判定された場合は(S37でN)、ステップS40に進む。一方、規定流量であると判定された場合は(S37でY)、ステップS38に進む。
ステップS38において、RAM1cのゲインレベルがメモリ9の最大ゲインレベルよりも大きいか否かが判定される。最大ゲインレベルよりも大きくないと判定された場合は(S38でN)、ステップS40に進む。一方、最大ゲインレベルよりも大きいと判定された場合は(S38でY)、ステップS39に進む。
ステップS39において、メモリ9の最大ゲインレベルにRAM1cのゲインレベルが設定されることで最大ゲインレベルが更新され、その後ステップS40において、タイマがタイムアウトしたか否かが判定される。タイムアウトしていないと判定された場合は(S40でN)、ステップS32に戻り、一連の処理が繰り返される。一方、タイムアウトしていると判定された場合は(S40でY)、ステップ41に進む。
ステップS41(履歴情報生成手段)において、上記規定流量と該規定流量に対応するメモリ9の最大ゲインレベルとを示す履歴情報がRAM1cに生成され、ステップS42において、メモリ9の履歴情報格納エリアに時系列的に追加されて記憶されることで履歴情報が登録され、ステップS43において、メモリ9の最大ゲインレベルがリセットされ、その後ステップS44に進む。
ステップS44において、終了要求を受けたか否かが判定される。終了要求を受けていないと判定された場合は(S44でN)、ステップS31に戻り、一連の処理が繰り返される。一方、終了要求を受けていると判定された場合は(S44でY)、処理を終了する。
次に、上述した構成のガスメータのCPU1aが実行するゲイン監視処理の処理概要の一例を、図7のフローチャートを参照して以下に説明する。なお、該ゲイン監視処理は上述したゲイン履歴生成処理と実行されている。
CPU1aの起動に応じて図6に示すゲイン監視処理が実行されると、ステップS51において、メモリ9の履歴情報格納エリアに履歴情報が登録されたか否かが判定される。登録されていないと判定された場合は(S51でN)、この判定処理を繰り返すことで、履歴情報の登録が待たれる。一方、登録されたと判定された場合は(S51でY)、ステップS52に進む。
ステップS52において、今回登録された履歴情報と前回履歴情報とのゲインレベルの比に基づいて、ゲインレベルが予め定められた変化を検出したか否かが判定される。例えば、ゲインレベルの比が判定値(1.05等)よりも大きいか否かが判定される。ゲインレベルの変化を検出していないと判定された場合は(S52でN)、ステップS55に進む。一方、ゲインレベルの変化を検出したと判定された場合は(S52でY)、ステップS53に進む。
ステップS53において、RAM1cのゲイン異常カウンタがインクリメントされることで更新され、その後ステップS54において、ゲイン異常カウンタが予め定められた劣化判定値よりも大きいか否かが判定される。劣化判定値よりも大きくないと判定された場合は(S54でN)、ステップS55において、今回登録された履歴情報が前回履歴情報として設定され、その後ステップS51に戻り、一連の処理が繰り返される。
また、ステップS54で劣化判定値よりも大きい、つまり、アンプ514が劣化していると判定された場合は(S54でY)、ステップS56において、アンプ514の劣化を警報する警報情報がRAM1cに生成され、ステップS57(警報情報出力手段)において、生成された警報情報は表示部3及び警報部4に出力されることで、表示部3にアンプ514の劣化を警報する警報画面が表示されると共に、警報音、音声等による警報が警報部4によって行われ、その後処理を終了する。
以上の説明からも明らかなように、ステップS52〜S54の一連の処理が請求項中の劣化検出手段に相当する。よって、CPU1aが特許請求の範囲に記載の流量計測手段、ゲインレベル検出手段、履歴情報生成手段、劣化検出手段、警報情報生成手段、及び、警報情報出力手段として機能している。
次に、上述したガスメータの本発明に係る第2の最良の形態における動作(作用)の一例を、以下に説明する。
ガスメータが起動されると、サンプリング時間毎に上り及び下りの伝搬時間を複数回測定し、その平均をサンプリング時間における伝搬時間tu及びtdとなり、その伝搬時間tu及びtdに基づいて流速、流量が算出される。そして、流速、流量を算出した際のアンプ514のゲインレベルが検出され、該ゲインレベルと対応する流量とを示す履歴情報が生成されてメモリ9の履歴情報格納エリアに記憶される。
そして、今回の履歴情報と前回の履歴情報とのゲインレベルを比較することで、ゲインレベルが変化したか否かが判定される。そして、ゲインレベルが変化していると、ゲイン異常カウンタが更新され、該ゲイン異常カウンタの値よりも大きくなると、警報情報が生成されて出力されることで、アンプ514の劣化が表示部3、警報部4等によって警報される。
以上説明したようにガスメータは、流量と該流量に対応するゲインレベルを示す履歴情報としてメモリ9に記憶し、流量が同一の履歴情報に基づいてゲインレベルの劣化を監視し、劣化を検出したときに警報情報を出力するようにしたことから、ガス事業者等に警報情報を参照させることで、アンプ(増幅手段)514の劣化を認識させることができる。また、流量が小さいとゲインレベルも低いというように、ゲインレベルは流量によって変化するが、同一の流量に対応するゲインレベルの履歴に基づいて劣化を判定するようにしているので、アンプ514のゲインレベルの経年的な変化を正確に捉えることができる。
さらに、履歴情報同士を比較し、ゲインレベルが上昇している場合は、超音波の感度が悪くなっていると判断できることから、この状態が連続して発生している場合に、ガスメータの性能が悪くなる傾向にあると判断して警告することで、計測精度の低下の可能性があることをガス事業者等に認識させることができる。
従って、ガス事業者等は、アンプ(増幅手段)514の劣化の影響による計測精度の低下を事前に確認することができるため、アンプ514の交換、レベル調整等の早期対応を行うことが可能となり、計測精度の低下を防止することができる。また、消費者にとっては、計測精度の低下による長期的なガスの不通期間の発生が回避される。
なお、上述した第2の最良の形態では、予め定められた流量に対応する前回と今回の履歴情報に基づいてアンプ514の劣化を検出する場合について説明したが、本発明はこれに限定するものではなく、過去の複数の履歴情報と今回の履歴情報に基づいてゲインレベルの変化量、変化パターンを解析して劣化を検出するなど種々異なる実施の形態とすることができる。
本発明に係る流体計測装置及びガスメータの第1基本構成を示す図である。 本発明に係る流体計測装置及びガスメータの第2基本構成を示す図である。 本発明のガスメータの概略構成の一例を示すブロック図である。 図3に示すセンサ回路部及び超音波振動子の構成、並びに超音波振動子の作用を示す説明図である。 図2に示すCPUが実行する流量計測処理の一例を示すフローチャートである。 図2のCPUが実行するゲイン履歴生成処理の一例を示すフローチャートである。 図2のCPUが実行するがイン監視処理の一例を示すフローチャートである。
符号の説明
4 警報手段(警報部)
5 流量センサ(超音波流量センサ)
5a 増幅手段(アンプ)
P1 流量計測手段(CPU)
P2 ゲインレベル検出手段(CPU)
P3 履歴情報生成手段(CPU)
P4 劣化検出手段(CPU)
P5 警報情報生成手段(CPU)
P6 警報情報出力手段(CPU)

Claims (3)

  1. 流体の流れに応じた信号を出力する流量センサと、該流量センサが出力した信号を予め定められたゲインレベルで増幅する増幅手段と、を備え、該増幅手段が増幅した信号に基づいて前記流体の流量を計測する流量計測装置において、
    前記増幅手段のゲインレベルの異常を検出するために予め定められた異常レベルよりも低く設定され、前記増幅手段の劣化を判定する劣化閾値を記憶する劣化閾値記憶手段と、
    前記増幅手段が信号を増幅した前記ゲインレベルを検出するゲインレベル検出手段と、
    前記ゲインレベル検出手段が検出したゲインレベルと前記劣化閾値記憶手段が記憶している劣化閾値とを比較し、該比較結果に基づいて前記増幅手段の劣化を検出する劣化検出手段と、
    前記劣化検出手段が検出した前記増幅手段の劣化を警報する警報情報を生成する警報情報生成手段と、
    前記警報情報生成手段が生成した警報情報を前記警報のために出力する警報情報出力手段と、
    を備えることを特徴とする流体計測装置。
  2. 流体の流れに応じた信号を出力する流量センサと、該流量センサが出力した信号を任意に定められたゲインレベルで増幅する増幅手段と、該増幅手段が増幅した信号に基づいて前記流体の流量を計測する流量計測手段と、を備える流体計測装置において、
    前記流体計測手段が計測した流量に対応する前記増幅手段のゲインレベルを検出するゲインレベル検出手段と、
    前記流量計測手段が計測した流量と該流量に対応して前記ゲインレベル検出手段が検出したゲインレベルを示す履歴情報を生成する履歴情報生成手段と、
    前記履歴情報生成手段が生成した履歴情報を時系列的に記憶する履歴情報記憶手段と、
    前記履歴情報記憶手段が記憶している前記流量が同一の履歴情報に基づいて、予め定められた前記ゲインレベルの劣化を検出する劣化検出手段と、
    前記劣化検出手段が検出した前記増幅手段の劣化を警報する警報情報を生成する警報情報生成手段と、
    前記警報情報生成手段が生成した警報情報を前記警報のために出力する警報情報出力手段と、
    を備えることを特徴とする流体計測装置。
  3. 請求項1又は2に記載の流体計測装置を備え、該流体計測装置が計測したガスの流量に基づいて前記ガスの使用量を計測するガスメータであって、
    前記流体計測装置の警報情報出力手段が出力した警報情報に基づいて警報を行う警報手段を備える
    ことを特徴とするガスメータ。
JP2004024702A 2004-01-30 2004-01-30 流体計測装置及びガスメータ Expired - Lifetime JP4184989B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004024702A JP4184989B2 (ja) 2004-01-30 2004-01-30 流体計測装置及びガスメータ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004024702A JP4184989B2 (ja) 2004-01-30 2004-01-30 流体計測装置及びガスメータ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005214894A true JP2005214894A (ja) 2005-08-11
JP4184989B2 JP4184989B2 (ja) 2008-11-19

Family

ID=34907307

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004024702A Expired - Lifetime JP4184989B2 (ja) 2004-01-30 2004-01-30 流体計測装置及びガスメータ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4184989B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005315717A (ja) * 2004-04-28 2005-11-10 Toyo Gas Meter Kk ガスメータ
WO2009157188A1 (ja) * 2008-06-24 2009-12-30 パナソニック株式会社 ガス遮断装置
JP2010261746A (ja) * 2009-04-30 2010-11-18 Panasonic Corp ガス遮断装置
JP2012002515A (ja) * 2010-06-14 2012-01-05 Panasonic Corp ガス遮断装置
JP2014232123A (ja) * 2014-09-17 2014-12-11 矢崎エナジーシステム株式会社 超音波式ガスメータ

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005315717A (ja) * 2004-04-28 2005-11-10 Toyo Gas Meter Kk ガスメータ
WO2009157188A1 (ja) * 2008-06-24 2009-12-30 パナソニック株式会社 ガス遮断装置
JP2010008053A (ja) * 2008-06-24 2010-01-14 Panasonic Corp ガス遮断装置
CN102077063B (zh) * 2008-06-24 2012-11-07 松下电器产业株式会社 气体截断装置
US8620601B2 (en) 2008-06-24 2013-12-31 Panasonic Corporation Gas cutoff apparatus
JP2010261746A (ja) * 2009-04-30 2010-11-18 Panasonic Corp ガス遮断装置
JP2012002515A (ja) * 2010-06-14 2012-01-05 Panasonic Corp ガス遮断装置
JP2014232123A (ja) * 2014-09-17 2014-12-11 矢崎エナジーシステム株式会社 超音波式ガスメータ

Also Published As

Publication number Publication date
JP4184989B2 (ja) 2008-11-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4741785B2 (ja) マイクロプロセッサベースの送信機の電子機器ボードの寿命予測方法
US20070241917A1 (en) Gas Monitoring Using Electrochemical Cell and Method of Operating
JP4673950B2 (ja) 超音波式ガス流量計測部の異常診断装置、及び該異常診断装置を備えた超音波式ガスメータ
EP2249132B1 (en) Flowmeter
JP4110908B2 (ja) ガス遮断装置
JP2006242658A (ja) 電子式ガスメータ
JP4184989B2 (ja) 流体計測装置及びガスメータ
JP5114693B2 (ja) 電子式ガスメータ
US20210215645A1 (en) Systems, methods, and media for generating alerts of water hammer events in steam pipes
JP7022889B2 (ja) ガスメータシステム
EP1741076B1 (en) Gas monitor using electrochemical cell and method of operating
EP3076138A1 (en) A meter and method for detection of a meter having been tampered with
JP4418261B2 (ja) ゲイン履歴装置
JP4153721B2 (ja) 超音波流量計および超音波流量計の自己診断方法
JP2004157074A (ja) 流量計測装置及びガスメータ
JP2005214895A (ja) 流体計測装置及びガスメータ
CN210375231U (zh) 现场设备和流量计
JP3433447B2 (ja) Lpガス計量装置
JP5171107B2 (ja) 警報器及びガス保安システム
JP2006242785A (ja) 電子式ガスメータ
JP3620012B2 (ja) ガス供給圧異常検出装置及び電子式ガスメータ
JP3958658B2 (ja) 流量計測装置および制御方法
JP5433047B2 (ja) 電子式ガスメータ
JP2001153710A (ja) ガスメータ
JP2006242654A (ja) 電子式ガスメータ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060322

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080530

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080603

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080804

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080902

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080904

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110912

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4184989

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120912

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120912

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130912

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130912

Year of fee payment: 5

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130912

Year of fee payment: 5

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250