JP2005214895A - 流体計測装置及びガスメータ - Google Patents

流体計測装置及びガスメータ Download PDF

Info

Publication number
JP2005214895A
JP2005214895A JP2004024703A JP2004024703A JP2005214895A JP 2005214895 A JP2005214895 A JP 2005214895A JP 2004024703 A JP2004024703 A JP 2004024703A JP 2004024703 A JP2004024703 A JP 2004024703A JP 2005214895 A JP2005214895 A JP 2005214895A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pulsation
installation environment
alarm information
gas
flow rate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2004024703A
Other languages
English (en)
Inventor
Sadamu Kawashima
定 川島
Tomiisa Yamashita
富功 山下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yazaki Corp filed Critical Yazaki Corp
Priority to JP2004024703A priority Critical patent/JP2005214895A/ja
Publication of JP2005214895A publication Critical patent/JP2005214895A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Measuring Volume Flow (AREA)

Abstract

【課題】設置環境の適正判断を支援することができる流体計測装置を提供する。
【解決手段】通常モード及び脈動発生時モードにより流量をサンプリングした全ての回数を計数するサンプリング回数計数手段P1と、脈動発生時モードにより流量をサンプリングした回数を計数する脈動発生時モード計数手段P2と、サンプリング回数計数手段P1の回数に対する脈動発生時モード計数手段P2の回数の割合を算出する割合算出手段P3と、割合算出手段P3が算出した割合と設置環境が適しているか否かを判定するための予め定められた設置環境適正条件とを比較し、該比較結果に基づいて前記設置環境に適しているか否かを判定する設置環境判定手段P4と、設置環境判定手段P4が適していないと判定したことを警報する警報情報を生成する警報情報生成手段P5と、警報情報生成手段P5が生成した警報情報を前記警告を行うために出力する警報情報出力手段P6と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、流体計測装置及びガスメータに関し、より詳細には、流体の流量を通常モードと脈動発生時モードとで異なる周期でサンプリングして計測する流体計測装置及びガスメータに関するものである。
ガスメータは、定期的なサンプリングによって内部の流路を流れるガスの瞬時流量を計測し、その単位時間を乗じることで体積値を算出し、ガスの使用量として計測する流量計測手段、この流量計測手段の測定結果から測定結果の時系列変化に基づいてガス供給路にガスの漏洩が発生しているか否かを判定するガス漏洩検出手段、並びに、ガスの漏洩が発生しているとガス漏洩検出手段が判定した際に駆動されて前記流路を遮断弁により強制的に遮断する遮断手段等を有しており、これらの流量計測手段、ガス漏洩検出手段、遮断弁等は、ガスメータに内蔵されたリチウム電池等の電池により駆動される。
しかしながら、上述したガスメータを通じて供給するガスを消費する燃焼機器の中には、使用中に供給ガス圧に圧力変動を生じさせるものがあり、例えば、GHP(ガスヒートポンプ)の場合、その使用によってガス圧に約15mmH2Oの変動を10〜20Hzの周波数で生じさせる。このようなGHPはガス流路に脈動(圧力変動)を生じさせる脈動発生源となり、集合住宅などにおいて特定の消費宅に設置されていると、GHPの生じさせる圧力変動により、隣家のガスメータ内のガス流路内に瞬間的なガスの流れが生じるため、ある流量に相当する時間差を計測してしまうようになる。これをガス消費に伴うガス流量と誤認し、通過流量として積算し積算流量を求めてしまうことがあると、積算値が実際のガス使用量よりも大きくなってしまい、計量器としては致命的な信頼性の上の問題となる。
このような問題を解決するために、ガスメータは計測部分を全てマイクロ・プロセッサ・ユニット(MPU)にて制御することで、ガスメータの使用環境などに応じてサンプリング時間、サンプリング方法を変更することを可能としている。
例えば、特許文献1で開示されたガスメータは、予め定められた第1のサンプリング周期で所定時間の間流量をサンプリングして計測し、得られた流量データに基づいて流量の脈動周期を推定し、推定された脈動周期から第2のサンプリング周期を求め、求められた第2のサンプリング周期で脈動周期の整数倍の期間の間流量をサンプリングして計測し、脈動周期の整数倍の期間の間計測された計測データから平均流量を求めることで、脈動の影響を低減し、計測精度を向上させている。
また、特許文献2で開示されたガスメータは、通常時モードと脈動発生時モードとに対応する所定時間当たりの消費電力を示す消費電力情報を記憶しておき、通常時モードと脈動発生時モードとに対応する所定時間を計数し、その計数結果と消費電力情報とに基づいて送受波器を駆動するために消費した電力を算出することで、脈動が発生しても正確な消費電力を算出することを可能とし、電池の寿命の正確な管理をかのうとし、安全動作の保証に貢献してきた。
特開2000−337934号公報 特開2002−325056号公報
しかしながら、上述したガスメータのように、サンプリング回数の低減により計測時の消費電力を低減してきたが、ガスメータの使用期間は10年間であることを理想としてるため、脈動が多発する場合は、電池の消耗は大きくなってしまい、10年を経過する前に電池切れとなり使用できなくなる可能性があるという問題があった。また、脈動を考慮して電池の残量を管理は可能ではあったが、同じガスヒートポンプや給湯器であっても、配管形態によって脈動の影響度合いも異なるため、設置環境だけで環境適正を判断することは困難であるという問題がある。さらに、ガスメータのコストを考慮すると、極一部のガスメータのために電池の容量を増大させること困難であった。
よって本発明は、上述した問題点に鑑み、設置環境の適正判断を支援することができる流体計測装置及びガスメータを提供することができる。
上記課題を解決するため本発明によりなされた請求項1記載の流体計測装置は、図1の基本構成図に示すように、流体の流量を通常モードと脈動発生時モードとで異なる周期でサンプリングして計測する流体計測装置において、前記通常モード及び前記脈動発生時モードにより前記流量をサンプリングした全ての回数を計数するサンプリング回数計数手段P1と、前記脈動発生時モードにより前記流量をサンプリングした回数を計数する脈動発生時モード計数手段P2と、前記サンプリング回数計数手段P1が計数した回数に対する前記脈動発生時モード計数手段P2が計数した回数の割合を算出する割合算出手段P3と、前記割合算出手段P3が算出した割合と設置環境が適しているか否かを判定するための予め定められた設置環境適正条件とを比較し、該比較結果に基づいて前記設置環境に適しているか否かを判定する設置環境判定手段P4と、前記設置環境判定手段P4が適していないと判定したことを警報する警報情報を生成する警報情報生成手段P5と、前記警報情報生成手段P5が生成した警報情報を前記警告を行うために出力する警報情報出力手段P6と、を備えることを特徴とする。
上記請求項1に記載した本発明の流体計測装置によれば、通常モード及び脈動発生時モードで流量をサンプリングした回数はサンプリング回数計数手段P1によって計数され、脈動発生時モードで流量をサンプリングした回数は脈動発生時モード計数手段P2によって計数される。そして、サンプリング回数計数手段P1によって計数された回数に対し、脈動発生時モード計数手段P2によって計数された回数の割合が割合算出手段P3によって算出されると、設置環境判定手段P4によって該割合と設置環境適正条件とが比較され、該比較結果に基づいてガスメータの設置個所に適しているか否かが判定される。そして、設置環境に適していないとの判定に応じて警報情報生成手段P5によって生成された警報情報は、警報のために例えば表示装置、通信装置、警報装置等に警報情報出力手段P6によって出力される。
上記課題を解決するためになされた請求項2記載の発明は、図1の基本構成図に示すように、請求項1に記載の流体計測装置において、前記設置環境判定手段P4は、前記割合が前記設置環境適正条件から逸脱した時間が予め定められた所定時間に達したときに前記判定を行うことを特徴とする。
上記請求項2に記載した本発明の流体計測装置によれば、全体のサンプリング回数に対する脈動発生時モードのサンプリング回数の割合が設置環境適正条件から逸脱した時間が、例えば、従来の実測から定められた時間、流体の供給側から指定された時間等の所定時間に達したときに、設置環境判定手段P4によって設置環境が適していないと判定される。
上記課題を解決するため本発明によりなされた請求項3記載のガスメータは、図1の基本構成図に示すように、請求項1又は2に記載の流体計測装置を備え、該流体計測装置が計測したガスの流量に基づいて前記ガスの使用量を計測するガスメータであって、前記流体計測装置の警報情報出力手段P6が出力した警報情報に基づいて警報を行う警報手段4を備えることを特徴とする。
上記請求項3に記載した本発明のガスメータによれば、全体のサンプリング回数に対する脈動発生時モードのサンプリング回数の割合に基づいて設置環境に適していないとの判定に応じて警報情報出力手段P6によって警報情報が出力されると、該警報情報に基づいて設置環境に適していないことが、例えばガスメータの表示装置による表示、ガス事業者等への通報等による警報が警報手段4によって行われる。
以上説明したように請求項1に記載した本発明の流体計測装置によれば、通常時モードと脈動発生時モードで流量をサンプリングした全体の回数に対する脈動発生時モードでサンプリングした回数の割合を算出し、該割合に基づいて設置環境に適しているか否かを判定し、適していないときに警報情報を出力するようにしたことから、流体の供給側は警報情報を参照することで、流体の配管形態を意識する必要がなくなり、容易に設置環境の環境適正を判断することができる。従って、流体の供給側は早期の対応が可能となるため、保安精度を向上させることができる。また、流体計測装置が電池で動作している場合は、脈動を考慮して電池の容量を必要以上に増大させる必要もなくなる。
請求項2に記載の発明によれば、請求項1に記載の発明の効果に加え、脈動発生モードの割合が設置環境適正条件から逸脱した時間が所定時間に達したときに設置環境が適していないと判定するようにしたことから、設置環境適正条件を細かく設定しても、正確に環境設定の適正を判定することができるため、保安精度をより一層向上させることができる。
以上説明したように請求項3に記載した本発明のガスメータによれば、通常時モードと脈動発生時モードで流量をサンプリングした回数に対する脈動発生時モードでサンプリングした回数の割合を算出し、該割合に基づいて設置環境に適しているか否かを判定し、適していないときに警報を行うようにしたことから、ガス事業者等は流体の配管形態を意識する必要がなくなり、容易に設置環境に適していないことを認識することができる。従って、ガス事業者等は警報に応じて早期の対応が可能となるため、保安精度を向上させることができる。また、ガスメータが電池で動作している場合は、脈動を考慮して電池の容量を必要以上に増大させる必要もなくなる。また、消費者としても、ガス供給設備の変更等に伴う長期的なガス不通期間の発生を回避することができる。
以下、本発明に係る、例えばガス、水等の流体の計測に用いられる流体計測装置をガスメータに組み込んだ場合の最良の形態を、図2〜図6の図面を参照して説明する。
ここで、図2は本発明のガスメータの概略構成の一例を示すブロック図であり、図3は図2に示すセンサ回路部及び超音波振動子の構成、並びに超音波振動子の作用を示す説明図であり、図4は通常時モードと脈動発生時モードの説明をするための図であり、図5は図2に示すCPUが実行する流量計測処理の一例を示すフローチャートであり、図6は図5中の脈動監視処理の一例を示すフローチャートである。
ガスが流れるガス流路に設けられて超音波を送信または受信する超音波振動子(送受波器)間の予め定められた所定時間における前記超音波の伝搬時間を、通常時モードと脈動発生時モードとで異なる抽出方法により抽出し、該抽出した伝搬時間に基づいてガスの流量を測定する流量計測装置が適用されたガスメータは、図2に示すように、マイクロ・プロセッサ(MPU)1、操作部2、表示部3、警報部4、超音波流量センサ5、感震センサ6、通信部7、電磁遮断弁8及びリチウム電池等の電池9を含んで構成される。
これらの操作部2、表示部3、警報部4、超音波流量センサ5、感震センサ6、及び通信部7は、インターフェース部11を介してMPU1に接続される。また、電磁遮断弁8は、遮断弁駆動部81を介してMPU1に接続されている。
上記MPU1は、周知のように、CPU1a、ROM1b及びRAM1cを有して構成している。そして、CPU1aは、ROM1bに格納される制御プログラムにしたがって、基本制御、流量計測及び圧力検出、電池電圧チェック、電池残容量監視並びに後述の本発明に係る設置環境の判定等の制御を行う。ROM1bには、基本制御プログラム、流量計測検出、積算流量計算等のための制御プログラム、設置環境を監視するためのプログラム等の各種プログラムが予め格納される。RAM1cは、基本的にCPU1aが行う処理の過程で発生する変数やデータを一時的に格納するワークエリアとして機能する。
操作部2は、このガスメータを開始又は終了させたり、異常警報を停止させたり、表示部3の表示を変更させたりする指令を入力するためのスイッチ群から構成される。これらの指令は、操作部2が手動操作されてMPU1に入力される。
表示部3は、インターフェース部11を介してMPU1からの指令を受信し、これに応答して積算流量表示や、感震、ガス漏洩、電池電圧低下等の各種異常警報表示を行う。この表示部3としては、例えば、公知のLED等が想定される。表示部3として複数のLEDが使用される場合、LED表示の組み合わせを変えることで異種の警報を表示することができる。
請求項中の警報手段に相当する警報部4は、警報ブザー等を有して構成しており、インターフェース部11を介してMPU1からの警報情報等の各種データを受信し、これに応答して警報音を発する。なお、警報については、表示部3による警報画面の表示と、警報部4が発する警報音の組み合わせなど、ガスメータの仕様により種々異なる実施の形態とすることができる。
超音波流量センサ5は、ガス流路に配設された一対の超音波振動子から構成される。この超音波流量センサ5は、センサ回路部51を介してMPU1に接続される。MPU1は超音波流量センサ5の一対の超音波振動子間の超音波信号伝搬時間に基づいて、ガス流路を通過するガスの流速、流量を算出する。これについては、図3を用いて後で追加説明する。
感震センサ6は、地震等による揺れに応じてオンオフ信号を生成して、インターフェース部11を介してこれをMPU1に供給する公知の感震素子から構成される。MPU1は、例えば、所定時間内に受信したオンオフ信号の回数から揺れ具合を判定して、この揺れが大きい場合には遮断弁の弁閉制御等の異常処理を行う。
通信部7は、例えば、電話回線等の公衆回線を用いて所定の電文発呼等を行う機能を有する。この通信部7は、電話回線等の公衆回線を介して、ガス販売会社の管理センタとの通信を制御するためのNCU(網制御ユニット)71にも接続されている。
電磁遮断弁8は、弁駆動ソレノイドコイルを含み、このソレノイドコイルの駆動回路である遮断弁駆動部81に接続される。遮断弁駆動部81はMPU1に指令されて、リチウム電池9を電源供給源としてソレノイドコイル駆動信号を生成して、これを電磁遮断弁8に供給する。これに応答して電磁遮断弁8は、弁開又は弁閉してガス流路が遮断制御される。
電池9は、このガスメータの電源供給源となるものである。電池9は、長期使用可、汎用性の高さ等からこの種のガスメータに多用されるが、一方で、低温時には不活性状態になり、電池残量があるにもかかわらず電池電圧が低下することもある。
インターフェース部11は、基本的にMPU1とこれに接続される各構成要素2、3、4、6及び7との間の電圧変換機能を有する。
このような構成のガスメータは、例えば、LPG供給設備に適用される。この場合、ガスメータは、LPG容器に収容されている高圧ガスを調圧する圧力調整器とこの調圧されたガスが供給されるガス燃焼器とをつなぐ配管に介設される。
そして、このガスメータは通常、超音波流量センサ5を利用してガス流路を通過するガスの流量を検出し、この流量を積算して表示部3に表示する。また、ガスメータは、感震センサ6により異常な揺れを検出すると、表示部3にその旨表示すると共に、電磁遮断弁8を弁閉する。更に、ガスメータは、これと同時に、異常状態を示す電文を、通信部7、NCU71、及び電話回線等の公衆回線を介して、ガス販売会社、ガス事業者等の管理センタに送信する。また更に、このガスメータでは定期的に電池電圧チェックが行われており、電池電圧低下時には、その旨表示部3に表示される。
次に図3を用いて、図2に示した超音波流量センサ5及びセンサ回路部51の構成、並びに超音波流量センサ5を用いた温度検出の原理について説明する。
図3に示すように、センサ回路部51は、送信回路511、受信回路512及び切替回路513を含んで構成される。切替回路513はMPU1に指令されて、図2で示した超音波流量センサ5としての超音波振動子5a及び5bを交互に送信回路511及び受信回路512に切替接続させる。送信回路511に超音波振動子5aが接続された場合には、超音波信号は超音波振動子5aから超音波振動子5bに向けて送信する。この超音波信号は、被測定ガス中を伝搬し、受信回路512に接続された超音波振動子5bによって受信される。超音波信号を受信した超音波振動子5bは、この超音波信号に応じた信号を発生し、これを受信回路512を介してMPU1に供給する。一方、送信回路511に超音波振動子5bが接続された場合には、上記と逆の方向で超音波信号の送受が行われる。MPU1は、両方向の超音波信号の伝搬時間に基づいて、被測定ガスの流速及び流量を算出することができる。
すなわち、ガス流路52に対して一対の超音波振動子5a及び5bは、角度θ傾斜し対向して配設されているとする。ここで、図中、矢印で示す方向に流れる被測定ガスの平均流速をV、超音波振動子5a及び5b間距離をL、両超音波振動子5a及び5bを結ぶ線とガス流路52の中心軸とがなす角度をθ、超音波信号の上り及び下りの伝搬時間をそれぞれtu及びtdとすると、
平均流速Vは既に知られているように、
V=L/2COSθ(1/td−1/tu)となる。…(式1)
そして、流量をQ、通過面積をS、補正計数をKとすると、
Q=KSV…(式2)
と表せるので、これによりガス流路52を通過する流体の流量Qが算出されることになる。
図4は通常時モードと脈動発生時モードの説明をするための図である。
図4において、Cは1サイクル当たりのサンプリング時間(所定時間に相当、例えば2秒等)を示している。そして、通常時モードは、まず、超音波振動子5bに対する通電がX回行われることで、上りの伝搬時間がX回測定され、その平均がサンプリング時間Cにおける上りの伝搬時間tuとなる。同様に、超音波振動子5aに対する通電がX回行われることで、下りの伝搬時間がX回測定され、その平均がサンプリング時間Cにおける下りの伝搬時間tdとなる。
また、脈動発生時モードは、上述した上り及び下りに対する測定をそれぞれY回行い、この上り及び下りに対する測定をZ回繰り返す。そして、Y*Z回の上り及び下りのそれぞれの平均が伝搬時間tu,tdとなる。つまり、サンプリング時間Cにおけるサンプリング回数は、通常時モードが上りX回と下りX回を加算して2X回(X+X)となり、また、脈動発生時モードは上りY回と下りY回とを加算し、この結果と繰り返した回数との積である2YZ回{(Y+Y)*Z}となる。
このように脈動発生時モードでは、通常時モードよりも多い回数で測定することで脈動による圧力変動の影響を受けないようにしている。つまり、脈動発生時モードの方が通常時モードよりも、2YZ−2X回分多く超音波振動子5a及び5bに通電することになるため、その分消費電力も多くなる。
また、上記ROM1bは、上述した(式1)及び(式2)の算術式を示すプログラムと、CPU1aを請求項中のサンプリング回数計数手段、脈動発生時モード計数手段、割合算出手段、設置環境判定手段、警報情報生成手段、及び、警報情報出力手段として機能させるための各種プログラムと、を記憶している。
上記RAM1cは、サンプリング回数、脈動発生時モード(サンプリング)回数、通電時間、電池残量等の各種データを格納する格納エリアを有する。そして、サンプリング回数には、通常時モード及び脈動発生時モードにより前記超音波振動子間の伝搬時間の抽出を行ったそれぞれの上記サンプリング時間Cの回数の合計が格納される。また、脈動発生時モード回数には、脈動発生時モードにより前記超音波振動子間の伝搬時間の抽出を行ったそれぞれの上記サンプリング時間Cの回数が格納される。
次に、上述した構成のガスメータのCPU1aが実行する流量計測処理の処理概要の一例を、図5のフローチャートを参照して以下に説明する。
CPU1aの起動に応じて図5に示す流量計測処理が実行されると、ステップS11において、上記サンプリング時間Cが経過するとタイムアウトするタイマがスタートされ、その後ステップS12において、通常サンプリング処理が実行され、その処理が終了するとステップS13に進む。
通常サンプリング処理は、上述した図4の通常モードで説明したように、送信回路511を超音波振動子5bが接続されるようにセンサ回路部51が制御され、送信回路511が通電されることで、超音波信号は被測定ガス中を伝搬し、受信回路512に接続された超音波振動子5bによって受信される。そして、超音波信号を受信した超音波振動子5bは、この超音波信号に応じた信号を発生し、これが受信回路512を介してMPU1に供給されることで、CPU1aによって上りの伝搬時間が測定される。この処理がX回行われ、それらの上りの伝搬時間がRAM1cに格納される。その後、送信回路511を超音波振動子5aが接続されるようにセンサ回路部51が制御され、上述した上りと同様にX回の下りの伝搬時間の測定が行われ、それらの下りの伝搬時間もRAM1cに格納される。
ステップS13において、今回のサンプリング時間Cにサンプリングされた上り及び下りの伝搬時間の平均が上り及び下りの伝搬時間tu、tdとして算出されてRAM1cに格納され、その後ステップS14において、RAM1cの伝搬時間tu及びtdと上記(式1)の算術式とに基づいて今回流速Vが算出され、その後ステップS15において、算出された今回流速Vと上記(式2)の算出式とに基づいて流量Qが算出され、この流量QがRAM1cに格納され、その後ステップS16に進む。
ステップS16(サンプリング回数計数手段)において、RAM1cのサンプリング回数がインクリメントされることで更新され、その後ステップS17において、RAM1cの今回流速Vと前回流速Vbとの差が流速変化量として算出されてRAM1cに格納され、その後ステップS18に進む。
ステップS18において、終了要求を受けたか否かが判定される。終了要求を受けたと判定された場合は(S18でY)、処理が終了される。また、終了要求を受けていないと判定された場合は(S18でN)、ステップS19において、タイマがタイムアウトしたか否かが判定される。タイマがタイムアウトしていないと判定された場合は(S19でN)、ステップS18に戻る。また、タイマがタイムアウトしていると判定された場合は(S19でY)、ステップS20において、今回流速Vが前回流速VbとしてRAM1cに格納され、その後ステップS21に進む。
ステップS21において、RAM1cの流速変化量が予めROM1bに記憶されている脈動判定閾値以上であるか否かに基づいて、脈動が発生しているか否かが判定される。流速変化量が脈動判定値より小さい、つまり、脈動が発生していないと判定された場合は(S21でN)、ステップS11に戻り、一連の処理が繰り返される。
また、ステップS21で流速変化量が脈動判定閾値以上である、つまり、脈動が発生していると判定された場合は(S21でY)、脈動監視モジュールを起動しているか否かに基づいて、脈動監視中であるか否かが判定される。脈動監視中であると判定された場合は(S22でY)、ステップS24に進む。一方、脈動監視中ではないと判定された場合は(S22でN)、ステップS23において、後述する脈動を監視する脈動監視モジュールが起動され、その後ステップS24に進む。
ステップS24において、ステップS11と同一のタイマがスタートされ、その後ステップS25において、脈動サンプリング処理が実行され、その処理が終了するとステップS26に進む。
脈動サンプリング処理は、上述した図4の脈動発生時モードで説明したように、送信回路511を超音波振動子5bが接続されるようにセンサ回路部51が制御され、送信回路511が通電されることで、超音波信号は被測定ガス中を伝搬し、受信回路512に接続された超音波振動子5bによって受信される。そして、超音波信号を受信した超音波振動子5bは、この超音波信号に応じた信号を発生し、これが受信回路512を介してMPU1に供給され、CPU1aによって上りの伝搬時間が測定される。この処理がY回行われ、それらの上りの伝搬時間がRAM1cに格納される。その後、送信回路511を超音波振動子5aが接続されるようにセンサ回路部51が制御され、上述した上りと同様にY回の下りの伝搬時間の測定が行われ、それらの下りの伝搬時間もRAM1cに格納される。そして、上り及び下りの測定を1セットとし、このセットがZ回繰り返され、その測定結果はRAM1cに格納される。
ステップS26において、今回のサンプリング時間Cにサンプリングされた上り及び下りの伝搬時間の平均が上り及び下りの脈動発生時の伝搬時間tu、tdとして算出されてRAM1cに格納され、その後ステップS27において、RAM1cの伝搬時間tu及びtdと上記(式1)の算術式とに基づいて今回流速Vが算出され、その後ステップS28において、算出された今回流速Vと上記(式2)の算出式とに基づいて流量Qが算出され、この流量QがRAM1cに格納され、その後ステップS29(脈動発生時モード計数手段、サンプリング回数計数手段)において、RAM1cの脈動発生時モード回数がインクリメントされると共に、サンプリング回数がインクリメントされることで各更新が行われ、その後ステップS17に戻り、一連の処理が繰り返される。
以上説明したように本実施の形態では、ステップS11〜S16が通常時モードに対応した処理となり、ステップS24〜S29が脈動発止時モードに対応した処理となる。
次に、上述した脈動監視モジュールである脈動監視処理の一例を図6のフローチャートを参照して以下に説明する。
脈動の発生に応じて脈動監視処理が起動されると、ステップS51(割合算出手段)において、RAM1cのサンプリング回数に対する脈動発生時モード回数の割合がRAM1cに算出され、その後ステップS52に進む。そして、ステップS52(設置環境判定手段)において、ROM1bに記憶しているガスメータの設置環境が適しているか否かを判定するための予め定められた判定閾値(設置環境適正条件)とRAM1cの割合が比較される。
割合が判定閾値よりも大きいと判定された場合(S52でY)、ステップS53において、設置環境が適していないと判定すべき監視時間(所定時間)が経過するとタイムアウトする監視タイマが起動中であるか否かが判定される。起動中ではないと判定された場合は(S53でY)、ステップS54に進む。一方、起動中ではないと判定された場合は(S53でN)、ステップS54において、上述した監視タイマがスタートされ、その後ステップS55に進む。
ステップS55(設置環境判定手段)において、監視タイマがタイムアウトしているか否かが判定される。監視タイマがタイムアウトしていないと判定された場合は(S55でN)、ステップS51に戻り、一連の処理が繰り返される。一方、タイムアウトしている、つまり、ガスメータの設置環境に適していないと判定され、ステップS56に進む。
ステップ56(警報情報生成手段)において、ガスメータの設置環境に適していないと判定したことを警報する警報情報がRAM1cに生成され、ステップS57(警報情報出力手段)において、生成された警報情報は表示部3及び警報部4に出力されることで、表示部3に設置環境に適さないとの警報表示が行われると共に、警報音、音声等による警報が警報部4によって行われ、その後処理を終了する。
また、ステップS53で割合が判定閾値以下であると判定された場合は(S53でN)、脈動は発生しているが置環境適正条件を満たしていると判定され、ステップS58において、監視タイマが終了され、その後処理を終了する。
以上の説明から本最良の形態では、ステップS52、S55の判定処理を組み合わせることで、割合が設置環境適正条件から逸脱した時間が予め定められた所定時間に達したときに設置環境の適正を判定するようにしている。よって、ガスメータのCPU1aが、請求項中のサンプリング回数計数手段、脈動発生時モード計数手段、割合算出手段、設置環境判定手段、警報情報生成手段、及び、警報情報出力手段として機能している。
次に、上述したガスメータの本発明に係る動作(作用)の一例を、以下に説明する。
通常時モードにおけるガスメータは、サンプリング時間C毎に上り及び下りの伝搬時間をX回測定し、その平均をサンプリング時間Cにおける伝搬時間tu及びtdとなり、その伝搬時間tu及びtdに基づいて流速V、流量Qが算出される。そして、サンプリング時間Cに対する通常時モードの測定が終了すると、通常時モード回数をインクリメントする。
また、流速Vから算出した流速変化量に基づいて燃焼機器の使用に応じて供給ガス圧に圧力変動が生じたことを検出すると、脈動発生時モードとしてガスメータは、サンプリング時間Cにおける上り及び下りの伝搬時間のY回の測定をZ回繰り返して伝搬時間tu及びtdを算出し、その伝搬時間tu及びtdに基づいて流速V、流量Qを算出する。そして、サンプリング時間Cに対する脈動発生時モードの測定が終了すると、脈動発生時モード回数及びサンプリング回数をインクリメントする。
そして、サンプリング回数に対する脈動発生時モード(サンプリング)回数の割合を算出し、該割合が判定閾値(設置環境適正条件)から逸脱した時間が予め定められた所定時間に達したときに、ガスメータの設置環境に適さないと判定し、生成した警報情報に基づいて設置環境に適さないことを警報する。
以上説明したように、ガスメータは通常時モードと脈動発生時モードで流量をサンプリングした回数に対する脈動発生時モードでサンプリングした回数の割合を算出し、該割合に基づいて設置環境に適しているか否かを判定し、適していないときに警報を行うようにしたことから、ガス事業者等は流体のガス供給設備における配管形態を意識する必要がなくなり、容易に設置環境に適していないことを認識することができる。
従って、ガス事業者等は警報に応じて早期の対応が可能となるため、保安精度を向上させることができる。また、ガスメータが電池で動作している場合は、脈動を考慮して電池の容量を必要以上に増大させる必要もなくなる。また、消費者としても、ガス供給設備の変更等に伴う長期的なガス不通期間の発生を回避することができる。
また、脈動発生モードの割合が設置環境適正条件から逸脱した時間が所定時間に達したときに設置環境が適していないと判定するようにしたことから、設置環境適正条件を細かく設定しても、正確に環境設定の適正を判定することができるため、保安精度をより一層向上させることができる。
なお、上述した本最良の形態では、設置環境適正条件(判定閾値)と継続時間と組み合わせる構成としたが、本発明はこれに限定するものではなく、サンプリング回数と脈動発生モード回数を常時カウントし、例えば1年等の一定期間が経過した際に、脈動発生モード回数の割合を算出して設置環境の適正を判定するなど設置環境適正条件に応じた種々異なる実施の形態とすることができる。
また、上述した本最良の形態では警報情報に基づいた警報をガスメータで行う場合について説明したが、警報情報を通信部7を介してガス事業者等の送信することで警報するなどの実施の形態とすることもできる。
本発明に係る流体計測装置及びガスメータの基本構成を示す図である。 本発明のガスメータの概略構成の一例を示すブロック図である。 図2に示すセンサ回路部及び超音波振動子の構成、並びに超音波振動子の作用を示す説明図である。 通常時モードと脈動発生時モードの説明をするための図である。 図2に示すCPUが実行する流量計測処理の一例を示すフローチャートである。 図5中の脈動監視処理の一例を示すフローチャートである。
符号の説明
P1 サンプリング回数計数手段(CPU)
P2 脈動発生時モード計数手段(CPU)
P3 割合算出手段(CPU)
P4 設置環境判定手段(CPU)
P5 警報情報生成手段(CPU)
P6 警報情報出力手段(CPU)

Claims (3)

  1. 流体の流量を通常モードと脈動発生時モードとで異なる周期でサンプリングして計測する流体計測装置において、
    前記通常モード及び前記脈動発生時モードにより前記流量をサンプリングした全ての回数を計数するサンプリング回数計数手段と、
    前記脈動発生時モードにより前記流量をサンプリングした回数を計数する脈動発生時モード計数手段と、
    前記サンプリング回数計数手段が計数した回数に対する前記脈動発生時モード計数手段が計数した回数の割合を算出する割合算出手段と、
    前記割合算出手段が算出した割合と設置環境が適しているか否かを判定するための予め定められた設置環境適正条件とを比較し、該比較結果に基づいて前記設置環境に適しているか否かを判定する設置環境判定手段と、
    前記設置環境判定手段が適していないと判定したことを警報する警報情報を生成する警報情報生成手段と、
    前記警報情報生成手段が生成した警報情報を前記警告を行うために出力する警報情報出力手段と、
    を備えることを特徴とする流体計測装置。
  2. 前記設置環境判定手段は、前記割合が前記設置環境適正条件から逸脱した時間が予め定められた所定時間に達したときに前記判定を行う
    ことを特徴とする請求項1に記載の流体計測装置。
  3. 請求項1又は2に記載の流体計測装置を備え、該流体計測装置が計測したガスの流量に基づいて前記ガスの使用量を計測するガスメータであって、
    前記流体計測装置の警報情報出力手段が出力した警報情報に基づいて警報を行う警報手段を備える
    ことを特徴とするガスメータ。
JP2004024703A 2004-01-30 2004-01-30 流体計測装置及びガスメータ Pending JP2005214895A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004024703A JP2005214895A (ja) 2004-01-30 2004-01-30 流体計測装置及びガスメータ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004024703A JP2005214895A (ja) 2004-01-30 2004-01-30 流体計測装置及びガスメータ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005214895A true JP2005214895A (ja) 2005-08-11

Family

ID=34907308

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004024703A Pending JP2005214895A (ja) 2004-01-30 2004-01-30 流体計測装置及びガスメータ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2005214895A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006098096A (ja) * 2004-09-28 2006-04-13 Matsushita Electric Ind Co Ltd 流量計測装置
JP2006098097A (ja) * 2004-09-28 2006-04-13 Matsushita Electric Ind Co Ltd 流速または流量計測装置
JP2008102064A (ja) * 2006-10-20 2008-05-01 Matsushita Electric Ind Co Ltd ガス遮断装置
JP2008102065A (ja) * 2006-10-20 2008-05-01 Matsushita Electric Ind Co Ltd ガス遮断装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006098096A (ja) * 2004-09-28 2006-04-13 Matsushita Electric Ind Co Ltd 流量計測装置
JP2006098097A (ja) * 2004-09-28 2006-04-13 Matsushita Electric Ind Co Ltd 流速または流量計測装置
JP2008102064A (ja) * 2006-10-20 2008-05-01 Matsushita Electric Ind Co Ltd ガス遮断装置
JP2008102065A (ja) * 2006-10-20 2008-05-01 Matsushita Electric Ind Co Ltd ガス遮断装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2249132B1 (en) Flowmeter
US8548754B2 (en) Flowmeter
JP2005214895A (ja) 流体計測装置及びガスメータ
JP4167881B2 (ja) ガスメータおよびその制御方法
JP2004144642A (ja) 流量計測装置およびその制御方法
JP4163168B2 (ja) ガス遮断装置
JP2004157074A (ja) 流量計測装置及びガスメータ
JP2007327775A (ja) 警報器管理システム
JP4184989B2 (ja) 流体計測装置及びガスメータ
JP2000180238A (ja) ガスメータおよびガス漏洩検知方法
JP3433447B2 (ja) Lpガス計量装置
JPH1164055A (ja) 流量計測装置
JP3464391B2 (ja) 推量式流量計
JP3958658B2 (ja) 流量計測装置および制御方法
JP2004108832A (ja) 流量計測装置および制御方法
JP2001165745A (ja) 復帰安全確認方法、電子式ガスメータ用流量計測装置及び電子式ガスメータ
JP2004020394A (ja) 流量計
JP2003075212A (ja) 流量計測装置
JPH11132821A (ja) ガスメータ
JP5006492B2 (ja) ガス漏洩検知機能を備えた流量計
JP3620012B2 (ja) ガス供給圧異常検出装置及び電子式ガスメータ
JP2004138627A (ja) 配管漏洩監視装置
JPH11281451A (ja) 電子式ガスメータ
JP2002098613A (ja) ガス漏洩検知装置
JP2001281089A (ja) ガスメータおよびガス漏洩検知方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060322

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080530

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20080603

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A521 Written amendment

Effective date: 20080729

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20090825