JP2020190501A - ガス保安装置、及び、ガス保安システム - Google Patents

ガス保安装置、及び、ガス保安システム Download PDF

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Abstract

【課題】ガス供給圧を測定できるガス保安装置において、火災等でガス保安装置周辺が高温になってもガスが噴出することを防止でき、かつガス供給圧変化の測定の精度を改善することができる。【解決手段】ガス保安装置100は流路101、遮断弁102、流路101に流れるガスの流量を計測する流量計測部103、流量計測部103で計測した流量測定データを用いて、ガスの使用量を積算する制御回路104、絶対圧力が測定できるガス側を計測するガス側絶対圧圧力センサ105、大気圧側を計測する大気側絶対圧圧力センサ106、ガス雰囲気中に設置されている電子回路107、外部からガス圧力の真値を取得するガス圧力真値取得手段108、測定した2つの絶対圧圧力センサの差分と外部から取得した真値からガス供給圧の変化を判定するガス圧力判定手段109とを備える。【選択図】図1

Description

本発明は、ガス流量を計測し、異常流量が計測された場合にはガス通路を遮断し、ガス使用上の安全性を確保するガス保安装置に関するものである。
特許文献1は、ガスの使用量を測定するガスメータが、異常と判定してガス通路を遮断し、安全性を確保するガス保安装置を開示する。このガス保安装置は、超音波センサと、超音波センサ駆動回路が構成された回路基板を一体とした超音波流量計測部と、供給圧側と、大気圧の差圧を測定する圧力センサと、圧力センサで測定した圧力が異常であると判断した場合は、流路を遮断してガスの供給を停止する制御機能と、通報する機能を備える。
特開2014−98563号公報
本開示は、絶対圧圧力センサを用いてガスの供給圧を測定することに有効なガス保安装置を提供する。
本開示におけるガス保安装置は、ガスを流すための流路と、前記流路を流れるガスの流量を測定するための流量計測部と、前記流路内部に配置され前記ガスの絶対圧力を測定する第1の圧力センサと、前記流路外部に配置され大気圧の絶対圧力を測定する第2の圧力センサと、前記ガスのゲージ圧の真値を外部から取得するガス圧力真値取得手段と、前記第1の圧力センサと前記第2の圧力センサの測定値の差と前記真値から前記測定値の補正値を算出し、前記第1の圧力センサと前記第2の圧力センサの測定値の差と前記補正値に基づきガス供給圧を算出するガス圧判定手段と、前記流路を遮断する遮断弁と、前記流量計測部を制御すると共に、前記流量計測部で測定した流量や前記ガス圧判定手段で算出したガス供給圧から異常と判定した場合に前記遮断弁で前記流路を遮断する制御回路と、
を備える。
また、本開示におけるガス保安装置は、ガスを流すための流路と、前記流路を流れるガスの流量を測定するための流量計測部と、前記流路内部に配置され前記ガスの絶対圧力を測定する第1の圧力センサと、前記流路外部に配置され大気圧の絶対圧力を測定する第2の圧力センサと、ガスの絶対圧力の真値を外部から取得するガス絶対圧力真値取得手段と、大気の絶対圧力の真値を外部から取得する大気絶対圧力真値取得手段と、前記第1の圧力センサの測定値と前記ガスの絶対圧力の真値の差から前記第1の圧力センサの第1の補正値を算出し、前記第2の圧力センサの測定値と前記大気の絶対圧力の真値の差から前記第2の圧力センサの第2の補正値を算出し、前記第1の圧力センサの測定値と前記第2の圧力センサの測定値と前記第1の補正値と前記第2の補正値とからガス供給圧を算出するガス圧判定手段と、前記流路を遮断する遮断弁と、前記流量計測部を制御すると共に、前記流量計測部で測定した流量や前記ガス圧判定手段で算出したガス供給圧から異常と判定した場合に前記遮断弁で前記流路を遮断する制御回路と、を備える。
本開示は、ガス保安装置周辺が高温になってもガスが噴出することのないガス保安装置において、ガス供給圧の変化を精度よく測定することができる。
実施の形態1におけるガス保安装置の構成図 実施の形態1におけるガス保安システムの構成図 実施の形態1におけるガス保安システムの別の構成を示す構成図 実施の形態2におけるガス保安装置の構成図 実施の形態2におけるガス保安システムの構成図 実施の形態2におけるガス保安システムの別の構成を示す構成図
(本開示の基礎となった知見等)
ガス保安装置に内蔵された圧力センサはガスの圧力を大気圧基準として測定する差圧測定型である為、ガスを圧力センサに導入する貫通孔を有しており、周囲の火災等により、ガス保安装置周辺が非常に高温になった場合、圧力センサが変形または焼失することによって、貫通孔からガスが漏れ出し、ガス爆発等の二次被害を拡大してしまう可能性がある。そこで、貫通孔が不要な構成として、大気圧を測定する絶対圧圧力センサとガスの圧力を測定する絶対圧圧力センサの測定値の差からガス供給圧の変化を測定する手段がある。
しかしながら、絶対圧圧力センサは経時変化によって測定精度が低下すると言う課題を発明者らは発見し、その課題を解決するために、本開示の主題を構成するに至った。
そこで本開示は、絶対圧圧力センサを用いてガスの供給圧を測定することに有効なガス保安装置を提供する。
以下、図面を参照しながら、実施の形態を詳細に説明する。但し、必要以上に詳細な説明は省略する場合がある。例えば、既によく知られた事項の詳細説明、または、実質的に同一の構成に対する重複説明を省略する場合がある。これは、以下の説明が必要以上に冗長になるのを避け、当業者の理解を容易にするためである。
なお、添付図面および以下の説明は、当業者が本開示を十分に理解するために提供されるのであって、これらにより特許請求の範囲に記載の主題を限定することを意図していない。
(実施の形態1)
以下、図1〜3を用いて、実施の形態1を説明する。なお、本実施の形態においてガス保安装置をガスメータとして説明する。
図1において、ガスメータ100は、流路101、遮断弁102、流路101に流れるガスの流量を計測する流量計測部103、流量計測部103で計測した流量測定データを用いて、ガスの使用量を積算する制御回路104、絶対圧力が測定できるガス側を計測するガス側絶対圧圧力センサ105、大気圧側を計測する大気側絶対圧圧力センサ106、ガス雰囲気中に設置されている電子回路107、外部からガス圧力の真値を取得するガス圧力真値取得手段108、ガス側絶対圧圧力センサ105と大気側絶対圧圧力センサ106で測定した2つの絶対圧力値の差分とガス圧力真値取得手段108で取得したゲージ圧の真値で補正値を算出しておき、2つの絶対圧力値と補正値からガス供給圧力を算出するガス圧力判定手段109を備える。
制御回路104は、流量計測部103で計測された流量や、ガス圧力判定手段109で
求めたガス供給圧やその変化でガス漏れ等の異常がないかを判定し、異常と判定した場合は、遮断弁102で流路101を遮断して、ガスの供給を停止する。
ガス側絶対圧圧力センサ105は、流路101内のガス雰囲気中に設置されている電子回路107上に電子部品として実装されており、制御回路104からの信号で流路101内のガスの絶対圧力を測定する。また、大気側絶対圧圧力センサ106は流路101外の大気側に設置されている制御回路104上に電子部品として実装されており、制御回路からの信号で大気側の絶対圧力を測定する。
次に、図2を用いて、具体的な動作説明を行う。図2は、本実施の形態のガスメータ100を用いたガス保安システムを示すもので、ガス配管200から分岐したガス配管200a、200b、200c・・・のそれぞれにガスメータ100が接続されており、ガスメータ100よりも上流側のガス配管200にはガスの供給圧を減圧する中圧整圧器201が設置されており、この中圧整圧器201がガス圧力の真値を測定可能な圧力センサ(図示せず)を有する。ガスは中圧整圧器201により減圧されて下流側のガス配管200を通じて各家庭に設置されたガスメータ100を介して、ガス器具等に供給される。
中圧整圧器201にはガス圧を高精度に測定できるセンサ、例えばガスの圧力と大気圧の差圧(即ち、ゲージ圧)を測定する圧力センサを備えている。ガス配管200においてガスの流れが殆ど無い場合、ガス配管200内の圧力は均一となる。そこでガスの流れが殆ど無い状態において、中圧整圧器201とガスメータ100が圧力をそれぞれ測定し、ガスメータ100が中圧整圧器201からゲージ圧の真値PGを図示していない通信等を用いて取得することで、ガスメータ100で測定されたガス供給圧を補正することができ、圧力測定精度を改善することが可能となる。
即ち、ガスメータ100において、ガス圧力判定手段109は、ガス側絶対圧圧力センサ105と大気側絶対圧圧力センサ106で測定されたガスの絶対圧力Pgと大気の絶対圧力Paの差でガス供給圧P(=Pg−Pa)を算出するが、経時変化によって絶対圧圧力センサの測定精度が低下するとガス圧力判定手段109で算出されたガス供給圧Pは正確な値にならず、このガス供給圧Pに基づいて異常判定を行うと誤判定の可能性を生じるが、本実施の形態によると、ガス圧力判定手段109で算出されたガス供給圧Pを中圧整圧器201から取得したガス供給圧の真値PGとの差分を補正値Pcとして補正することで正確なガス供給圧を算出することができる。
なお、ガスメータ100は、図示していない記憶装置等に補正値Pcを保存しておくことで、ガスの使用中等で中圧整圧器201から真値PGが取得できない場合でも補正を行うことができる。更に、真値PGが取得できた場合には新たな補正値Pcとして保存することで常に最新の補正値に更新でき、経時変化に対応することができる。
図3は、本実施の形態のガスメータ100を用いたガス保安システムの別の構成を示すもので、ガス配管200上に接続されたガスメータの内の1つのガスメータA202が、ガス供給圧のゲージ圧の真値PGを測定可能な場合を示す図である。ガスメータA202は、ガス圧を高精度に測定できるセンサ、例えば、ガス圧側と大気圧の差圧を測定する圧力センサを備えており、定期的に圧力の測定精度を校正されている。
そして、図2を用いた説明と同様にガスの流れが殆ど無い状態において、ガスメータA202とガスメータ100がガス供給圧をそれぞれ測定し、ガスメータ100がガスメータA202からガス供給圧のゲージ圧の真値PGを取得することで、ガスメータ100の圧力測定精度を改善することが可能となる。
なお、ガスメータA202は、ガスメータ100と同じ構成とし、ガス側絶対圧圧力センサ105と大気側絶対圧圧力センサ106を定期的に校正することで、測定で得られた2つの絶対圧の差からゲージ圧の真値を算出できるようにしても良い。
以上のように、本実施の形態においては、ガス側絶対圧圧力センサ105と大気側絶対圧圧力センサ106で測定されたガスの絶対圧力と大気の絶対圧力の差でガス供給圧を測定するガスメータ100において、ガス供給圧の真値PGを外部から取得することで、補正値を得ることができ、2つの絶対圧圧力センサの経時変化による誤差に対する測定精度の改善ができ、差圧測定型の圧力センサを用いる場合に必要な貫通孔が不要となり、火災等でガス保安装置の周囲が高温になってもガスが噴出することを防止でき、より安全性の高いガス保安装置が実現できる。
なお、本実施の形態において、流量計測部を超音波流量計測として使用しても同等なことができることは言うまでもない。
なお、本実施の形態において、ガス側絶対圧圧力センサ105を流路101内のガス雰囲気中に設置されている電子回路107上に実装する構成で説明したが、流路内であれば何処に実装してもよいことはいうまでも無い。また、大気側絶対圧圧力センサ106を流路101外の大気側に設置されている制御回路104上に実装する構成で説明したが、大気圧を測定できれば実装する場所に制限は無い。
(実施の形態2)
以下、実施の形態2について、図4を用いて説明する。なお、本実施の形態においてガス保安装置をガスメータとして説明する。図4において、図1で説明した同一機能については同一番号で示す。
図4において、ガスメータ300は流路101、遮断弁102、流路101に流れるガスの流量を計測する流量計測部103、流量計測部103で計測した流量測定データを用いて、ガスの使用量を積算する制御回路304、絶対圧力が測定できるガス側を計測するガス側絶対圧圧力センサ105、大気圧側を計測する大気側絶対圧圧力センサ106、ガス雰囲気中に設置されている電子回路107、外部からガス供給圧の絶対圧力の真値を取得するガス絶対圧力真値取得手段301、外部から大気の絶対圧力の真値を取得する大気絶対圧力真値取得手段302、ガス圧力判定手段109を備える。
ガス圧力判定手段109は、ガス側絶対圧圧力センサ105で測定した絶対圧力とガス絶対圧力真値取得手段301で取得したガス側の絶対圧力の真値からガス側補正値を算出し、大気側絶対圧圧力センサ106で測定した絶対圧力と大気絶対圧力真値取得手段302で取得した大気側の絶対圧力の真値から大気側補正値を算出しておき、ガス側絶対圧圧力センサ105と大気側絶対圧圧力センサ106で測定したぞれぞれの絶対圧力をガス側補正値と大気側補正値で補正し、その差分でガス供給圧を算出する。
制御回路304は、流量計測部103で計測された流量や、ガス圧力判定手段109で求めたガス供給圧やその変化を判定し、ガス漏れ等の異常がないかを判定し、異常と判定した場合は、遮断弁102で流路101を遮断して、ガスの供給を停止する。
ガス側絶対圧圧力センサ105は、流路101内のガス雰囲気中に設置されている電子回路107上に電子部品として実装されており、制御回路104からの信号で流路101内のガスの絶対圧力を測定する。また、大気側絶対圧圧力センサ106は、流路101外の大気側に設置されている制御回路104上に電子部品として実装されており、制御回路からの信号で大気側の絶対圧力を測定する。
次に、図5を用いて、具体的な動作説明を行う。図5は、本実施の形態のガスメータ100を用いたガス保安システムを示すもので、ガス配管200から分岐したガス配管200a、200b、200c・・・のそれぞれにガスメータ300が接続されており、ガスメータ100よりも上流側のガス配管200にはガスの供給圧を減圧する中圧整圧器401が設置されており、この中圧整圧器401がガス供給圧と大気圧の絶対圧力の真値を測定可能な絶対圧圧力センサ(図示せず)を有する。ガスは中圧整圧器401により減圧されて下流側のガス配管200を通じて各家庭に設置されたガスメータ300を介して、ガス器具等に供給される。
中圧整圧器401は、ガス供給圧の絶対圧力と大気圧の絶対圧力を高精度に測定できる絶対圧圧力センサを備え、定期的に測定精度が校正されている。ガス配管200においてガスの流れが殆ど無い場合、ガス配管200内の圧力は均一となる。そこでガスの流れが殆ど無い状態において、ガス供給圧と大気圧の絶対圧力を中圧整圧器401とガスメータ300がそれぞれ測定し、ガスメータ300が中圧整圧器201からガス供給圧の絶対圧力の真値PAgと大気の絶対圧力の真値PAaを図示していない通信等を用いて取得することで、ガスメータ300のガス側絶対圧圧力センサ105による測定値と大気側絶対圧圧力センサ106による測定値を補正することができ、圧力測定精度を改善することが可能となる。
即ち、ガスメータ300において、ガス圧力判定手段109は、ガス側絶対圧圧力センサ105と大気側絶対圧圧力センサ106で測定されたガスの絶対圧力Pgと大気の絶対圧力Paの差でガス供給圧Pを算出するが、経時変化によって絶対圧圧力センサの測定精度が低下するとガス圧力判定手段109で算出されたガス供給圧P(=Pg−pa)は正確な値にならず、このガス供給圧Pに基づいて異常判定を行うと誤判定の可能性を生じるが、本実施の形態によると、ガス側絶対圧圧力センサ105で測定される絶対圧力と中圧整圧器401から取得したガス供給圧の絶対圧力の真値PAgとの差分をガス側補正値Pgcとして補正し、大気側絶対圧圧力センサ106で測定される絶対圧力を中圧整圧器401から取得した大気圧の絶対圧力の真値PAaとの差分を大気側補正値Pacとして補正することで正確なガス供給圧を算出することができる。
なお、ガスメータ300は、図示していない記憶装置等にガス側補正値Pgc、大気側補正値Pacを保存しておくことで、ガスの使用中等で中圧整圧器401から真値PAg、PAaが取得できない場合でも補正を行うことができる。更に、真値PAg、PAaが取得できた場合には新たな補正値Pgc、Pacとして保存することで、常に最新の補正値に更新でき、経時変化に対応することができる。
図6は、本実施の形態のガスメータ300を用いたガス保安システムの別の構成を示すもので、ガス配管200上に、ガス供給圧と大気圧の絶対圧力の真値PAg、PAaが測定可能なガスメータB402が存在する場合の図である。ガスメータB402はガス供給圧と大気圧を高精度に測定できる絶対圧センサを有しているもので、例えば定期的に圧力精度を校正しているものとする。
そして、図5を用いた説明と同様にガスの流れが殆ど無い状態において、ガス圧力の真値を測定可能なガスメータB402とガスメータ300が絶対圧力をそれぞれ測定し、ガスメータ300がガスメータB402からガスの絶対圧力の真値PAgと大気の絶対圧力の真値PAaを取得することで、ガスメータ300の圧力測定精度を改善することが可能となる。
なお、ガスメータB402は、ガスメータ300と同じ構成とし、ガス側絶対圧圧力セ
ンサ105と大気側絶対圧圧力センサ106を定期的に校正することで、常に真値PAg、PAaを計測できるようにしても良い。
以上のように、本実施の形態においては、ガス側絶対圧圧力センサ105と大気側絶対圧圧力センサ106で測定されたガスの絶対圧力と大気の絶対圧力の差でガス供給圧を測定するガスメータ300において、ガスと大気の絶対圧力の真値PAg、PAaを外部から取得するため、2つの絶対圧圧力センサの経時変化による誤差に対する測定精度の改善ができ、差圧測定型の圧力センサを用いる場合に必要な貫通孔が不要となり、火災等でガス保安装置の周囲が高温になってもガスが噴出することを防止でき、より安全性の高いガス保安装置が実現できる。
なお、本実施の形態において、大気絶対圧力は気象情報など他の真値を有する装置から取得できることは言うまでもない。
なお、本実施の形態において、流量計測部を超音波流量計測として使用しても同等なことができることは言うまでもない。
なお、本実施の形態において、ガス側絶対圧圧力センサ105を流路101内のガス雰囲気中に設置されている電子回路107上に実装する構成で説明したが、流路内であれば何処に実装してもよいことはいうまでも無い。また、大気側絶対圧圧力センサ106を流路101外の大気側に設置されている制御回路104上に実装する構成で説明したが、大気圧を測定できれば実装する場所に制限は無い。
本開示は、ガス保安装置は、火災等でガス保安装置の周囲が高温になっても圧力センサ用の貫通穴からガスが噴出することを防止できるため、より安全性を向上できるだけでなく、より安価なガス保安装置が実現でき、一般家庭用及び業務用ガスメータ等の用途に適用できる。
100、300 ガスメータ(ガス保安装置)
101 流路
102 遮断弁
103 流量計測部
104、304 制御回路
105 ガス側絶対圧圧力センサ(第1の圧力センサ)
106 大気側絶対圧圧力センサ(第2の圧力センサ)
107 電子回路
108 ガス圧力真値取得手段
109 ガス圧力判定手段
200、200a、200b、200c ガス配管(配管)
201、401 中圧整圧器(圧力計測装置)
202 ガスメータA(第2のガス保安装置)
402 ガスメータB(第2のガス保安装置)
301 ガス絶対圧力真値取得手段
302 大気絶対圧力真値取得手段

Claims (6)

  1. ガスを流すための流路と、
    前記流路を流れるガスの流量を測定するための流量計測部と、
    前記流路内部に配置され前記ガスの絶対圧力を測定する第1の圧力センサと、
    前記流路外部に配置され大気圧の絶対圧力を測定する第2の圧力センサと、
    前記ガスのゲージ圧の真値を外部から取得するガス圧力真値取得手段と、
    前記第1の圧力センサと前記第2の圧力センサの測定値の差と前記真値から前記測定値の補正値を算出し、前記第1の圧力センサと前記第2の圧力センサの測定値の差と前記補正値に基づきガス供給圧を算出するガス圧判定手段と、
    前記流路を遮断する遮断弁と、
    前記流量計測部を制御すると共に、前記流量計測部で測定した流量や前記ガス圧判定手段で算出したガス供給圧から異常と判定した場合に前記遮断弁で前記流路を遮断する制御回路と、
    を備えたガス保安装置。
  2. ガスを流すための配管と、
    前記配管上に設置されたガス供給圧のゲージ圧の真値を測定可能な圧力計測装置と、
    前記配管上に設置された請求項1に記載のガス保安装置と、
    からなり、前記ガス圧力真値取得手段は、前記圧力計測装置から前記真値を取得するガス保安システム。
  3. ガスを流すための配管と、
    前記配管上に設置され、ガス供給圧のゲージ圧の真値を測定可能な第2のガス保安装置と、
    前記配管上に設置された請求項1に記載のガス保安装置と、
    からなり、前記ガス圧力真値取得手段は、前記第2のガス保安装置から前記真値を取得するガス保安システム。
  4. ガスを流すための流路と、
    前記流路を流れるガスの流量を測定するための流量計測部と、
    前記流路内部に配置され前記ガスの絶対圧力を測定する第1の圧力センサと、
    前記流路外部に配置され大気圧の絶対圧力を測定する第2の圧力センサと、
    ガスの絶対圧力の真値を外部から取得するガス絶対圧力真値取得手段と、
    大気の絶対圧力の真値を外部から取得する大気絶対圧力真値取得手段と、
    前記第1の圧力センサの測定値と前記ガスの絶対圧力の真値の差から前記第1の圧力センサの第1の補正値を算出し、前記第2の圧力センサの測定値と前記大気の絶対圧力の真値の差から前記第2の圧力センサの第2の補正値を算出し、前記第1の圧力センサの測定値と前記第2の圧力センサの測定値と前記第1の補正値と前記第2の補正値とからガス供給圧を算出するガス圧判定手段と、
    前記流路を遮断する遮断弁と、
    前記流量計測部を制御すると共に、前記流量計測部で測定した流量や前記ガス圧判定手段で算出したガス供給圧から異常と判定した場合に前記遮断弁で前記流路を遮断する制御回路と、
    を備えたガス保安装置。
  5. ガスを流すための配管と、
    前記配管上に設置され、ガス供給圧と大気圧の絶対圧力の真値を測定可能な圧力計測装置と、
    前記配管上に設置された請求項2に記載のガス保安装置と、
    からなり、前記ガス絶対圧力真値取得手段と前記大気絶対圧力真値取得手段は、前記第2のガス保安装置から前記ガス供給圧の絶対圧力の真値と前記大気の絶対圧力の真値を取得するガス保安システム。
  6. ガスを流すための配管と、
    前記配管上に設置され、ガス供給圧と大気圧の絶対圧力の測定可能な第2のガス保安装置と、
    前記配管上に設置された請求項2に記載のガス保安装置と、
    からなり、前記ガス絶対圧力真値取得手段と前記大気絶対圧力真値取得手段は、前記第2のガス保安装置から前記ガス供給圧の絶対圧力の真値と前記大気の絶対圧力の真値を取得するガス保安システム。
JP2019096478A 2019-05-23 2019-05-23 ガス保安装置、及び、ガス保安システム Active JP7249594B2 (ja)

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