JPH08327414A - ガスメータ - Google Patents

ガスメータ

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JPH08327414A
JPH08327414A JP13073295A JP13073295A JPH08327414A JP H08327414 A JPH08327414 A JP H08327414A JP 13073295 A JP13073295 A JP 13073295A JP 13073295 A JP13073295 A JP 13073295A JP H08327414 A JPH08327414 A JP H08327414A
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Shinji Takashima
信二 高島
Toshiyuki Miyaoka
利行 宮岡
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Ricoh Seiki Co Ltd
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Ricoh Seiki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 配線替えの作業なしに簡単な操作で現在のガ
ス供給圧力を表示する。 【構成】 圧力センサ12bを内蔵したガスメータ10
をガスラインに取り付けて、遮断弁開スイッチ15bを
操作して双方向遮断弁15aを開弁して圧力センサ12
bの位置にガスを導入する。開弁状態で、通常は双方向
遮断弁15aを開弁する目的で使用される遮断弁開スイ
ッチ15bを押して、流量情報やセキュリティ情報とと
もに、バー表示や数字表示で現在圧力を表示部14に表
示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ガスメータに関し、よ
り詳細には、通常状態において現在のガス圧力値を表示
する機能を有するガスメータに関する。
【0002】
【従来の技術】ガスメータで計測する圧力はガス量によ
り変化するが、所定範囲内の圧力条件で使用するように
圧力範囲が定められている。また、ガスラインの配管の
接続部不良等のときは、ガス漏れの危険があるため、最
近、ガスメータには圧力センサを内蔵し、ガス未使用状
態におけるガス圧力を監視し、ガス漏れを検知する機能
が備えられている。
【0003】圧力センサを内蔵したガスメータの具体的
な機能としては、下記の項目があげられる。 (1)調整圧力異常警告 ガス使用中の調整器の調整圧力を監視し、異常の場合は
異常表示を行う機能。調整圧上限異常は330mmH2Oを
越えた場合、調整圧下限異常は230mmH2O未満の圧力
が30日に15回あった場合、異常とする。 (2)閉塞圧力異常警告 ガス使用を停止したときに圧力を測定し、調整器の閉塞
器の閉塞圧力を監視し、異常の場合は異常表示を行う機
能。閉塞圧異常は、350mmH2Oを越えることが30日
に15回あった場合異常とする。 (3)微少漏洩警告 ガスを使用していないときに、調整器出口から燃焼器入
口までの圧力を監視し、30日の間に一度も所定値以上
の圧力上昇がない場合に微少漏洩警告を行う。 (4)圧力低下遮断 ガス圧力が60±40mmH2Oになると遮断する機能。 (5)現在圧力値読み出し 通信システム,電文設定器による通信によりメータへ要
求したとき、メータは圧力を計測しデータを出力する機
能。 (6)漏洩検査機能 電文設定器により通信によりメータへ要求したとき、メ
ータは初期圧力を計測し、検査終了時迄に圧力差が所定
値より低下するか否かで漏洩を判断する。 (7)調整圧力データ記憶 ガス使用中の調整器の調整圧力をチェックし、供給圧上
限,下限値の最大・最少値をマイコンに記憶し、通信シ
ステム,電文設定器によりメータへ要求したときデータ
を出力する。
【0004】上記セキュリティ機能を充たすため、ガス
メータにはガス圧力を検知するための圧力センサが内蔵
されている。また、セキュリティ機能として、圧力セン
サの他、ガス洩れを検知するガスセンサ,地震を検知す
る感震センサ,ガスの遮断弁および弁開スイッチ等が設
けられている。しかし、ガスメータはガス流量を計測す
る基本機能を有しており、流量信号はインタフェースを
介してマイクロコンピュータに取り込まれ、取り込まれ
たデータは演算され、積算値その他のデータとして内部
データ収納エリアに収納される。内部データ収納エリア
に収納された流量情報,各種セキュリティ情報は、表示
装置に表示され、また、これらの情報は、外部との間で
テレメータ通信される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述したガスメータシ
ステムにおいて、前記(5)現在圧力読み出し、すなわ
ちガスボンベ交換時やガスメータの検針時に、従来は、
ガスメータの設置場所で現在のガス圧力(ガスを使用し
ていれば調整圧、ガス未使用時は閉塞圧を見ていること
になる)を読もうとした場合、通信システムに接続して
いる線を端子台からはずし、電文設定器を接続し、読み
出さなければならなかった。
【0006】本発明は、セキュリティ機能をもち、これ
らの情報を通信回線を介して伝送可能な圧力センサを内
蔵したガスメータにおいて、電文設定器を使用せずに、
通常は遮断弁開スイッチとして使用しているものを利用
し、そのスイッチを押すことで、簡単に現在の供給圧力
を計測し、LCD(液晶表示装置)等の表示装置で表示
できるガスメータを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために、一定流量毎に流量信号を出力する流量セ
ンサ、圧力センサ、開弁スイッチ、ガス遮断弁等の外部
センサを接続したインタフェースと、電池内蔵電源部
と、表示部、および前記外部センサの信号を入力しガス
遮断判定をする制御部と、電話回線と接続し前記制御部
で得られた情報の伝送を行う伝送制御部を有するガスメ
ータにおいて、該ガスメータの前記ガス遮断弁が開弁し
た通常状態において、前記弁開スイッチを押して現在の
ガス圧力値を前記表示器に表示させる圧力表示機能を有
することを特徴とするものである。
【0008】
【作用】ガス遮断弁が開弁している通常状態で、弁開ス
イッチを押してガスメータに内蔵した圧力センサで計測
された現在のガス圧力値を所定時間表示装置に開示す
る。
【0009】
【実施例】図1は、本発明に係るガスメータが設置され
るガスラインの構成とガスラインに規定圧力を説明する
ための図であり、図中、1は高圧ガス容器、2はガス圧
力調整器(以後、調整器と記す)、3は遮断弁、4はガ
スメータ、5は燃燒器具、6はコック、7はガス管で、
遮断弁3とガスメータ4、燃燒器具5とコック6とは各
々一体に構成されている。
【0010】高圧燃料ガスが充填された高圧ガス容器1
は、調整器2に接続されており、調整後のガスの最高圧
力は330mmH2O、最低圧力は230mmH2Oの範囲に定め
られている。調整器2には、ガス管7により遮断弁3,
ガスメータ4,燃燒器具5が順に接続され、燃燒器具5
のコック6上流側の圧力が最高330mmH2O、最低20
0mmH2Oの範囲で、調整器2下流のA点からコック6上
流のB点までの許容圧力損失は30mmH2Oと定められて
いる。なお、ガスメータ4の下流のC点から上流側は供
給設備、下流側は消費設備と呼ばれている。
【0011】図2は、本発明によるガスメータの構成の
一例を説明するための図であり、図中、10はガスメー
タ、11は計量部、12は表示部、13はセンサ部、1
4は制御部、15は遮断部、16は端子台、17は外部
機器である。
【0012】ガスメータ10の計量部11は、ガス流量
に応じた回転体の回転数または流体振動を出力する計量
機能11aからなり、センサ部12はガス流量やセキュ
リティに関係する物理量を検出するセンサで、計量機能
11aの出力を検出する流量センサ12a,ガス圧力を
検知する圧力センサ12b,地震波等の振動を検知する
感震センサ13c等から構成されており、制御部13は
取り込まれたセンサの信号を演算処理して処理データを
収納し、出力するもので、マイクロコンピュータ13
a,インターフェース13b,電源となる電池13c,
テスト遮断スイッチ13d,ボンベリセットスイッチ1
3eとからなっている。
【0013】表示部14は、制御部13により処理され
たデータを所定のプログラムまたは外部からの指令に従
って表示するLCD(液晶表示器)等の表示装置であ
り、ガス流量の積算表示14a,セキュリティ表示14
b等からなっている。
【0014】遮断部15は、センサ部12の信号による
異状等が生じたとき、制御部13の指命により制御弁を
遮断するもので、双方向遮断弁15a,遮断弁スイッチ
15b等とから構成されている。また、外部機器16
は、端子台16を介してガスメータの外部に接続される
警報器や、ガスメータとの間で、発呼,選択信号の送
出,切断等、電話交換網を制御するNCU(網制御装
置)17aが設けられている。
【0015】以上のように構成されたガスメータが、図
1に示すガスラインに設置され、遮断弁開スイッチ15
bがON(閉路)されると、自己保持により弁開を継続
し、ガス流量計測が開始される。内蔵された圧力センサ
13bにより検知された圧力データは、制御部13に取
り込まれて演算処理され、定められたプログラムに従っ
て上述した圧力センサに与えられたセキュリティ機能を
判断して計測を継続するか、遮断弁を閉止し、警報を発
するか等が指令される。NCU17aを介しての外部指
令等により現在のガス圧力を計測する場合は、遮断弁開
スイッチ15bを押すことにより、所定時間、例えば1
0秒間現在のガス圧を表示部14に表示することができ
る。
【0016】図3は、本発明によるガスメータのガス圧
力の現在値がバーで表示された表示部の一例を説明する
ための図で、図3(A)は表示部の全体画像、図3
(B)は現在圧力だけの表示例を示す。
【0017】表示部14には、図3(A)に示すよう
に、中央部に積算流量等の流量情報やセキュリティ情報
が表示されているが、図の左側には現在のガス圧がバー
表示されている。図3(B)は、ガス圧が230mmH2O
未満、350mmH2O越え、および、230mmH2O未満から
350mmH2Oの間を5分割して7段階で表示した例で、
図3(C)に示した各々のガス圧力に対応して点灯表示
され、ガス圧が300mmH2Oの場合の例では、図示の如
く(280≦表示<305)の位置から下側のバーがす
べて点灯(異色で塗りつぶしてある)される。
【0018】図4は、本発明によるガスメータのガス圧
力の現在値が数字で表示された表示部の一例を説明する
ための図で、図4(A)は表示部の全体画像、図4
(B)は現在圧力だけの表示例を示す。
【0019】図4(A)は、図3(A)同様、画面中央
部に積算流量やセキュリティ情報が表示させ、画面の左
側に現在のガス圧21が表示される。図4(B)は数字
表示された現在ガス圧を拡大して表示した例を示すもの
で、300mmH2Oが表示されている。
【0020】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によると、圧力センサを内蔵したガスメータにおいて、
電文設定器を使用することなく、遮断弁開スイッチを押
すだけの簡単な操作でガス使用中又は未使用中の現在ガ
ス圧力を表示できるので、従来のように通信システムに
接続している線を端子台から外して電文設定器に接続す
る作業が不要となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るガスメータが設置されるガスラ
インの構成とガスラインに規定圧力を説明するための図
である。
【図2】 本発明によるガスメータの構成の一例を説明
するための図である。
【図3】 本発明によるガスメータのガス圧力の現在値
がバーで表示された表示部の一例を説明するための図で
ある。
【図4】 本発明によるガスメータのガス圧力の現在値
が数字で表示された表示部の一例を説明するための図で
ある。
【符号の説明】 1…高圧ガス容器、2…ガス圧力調整器、3…遮断弁、
4…ガスメータ、5…燃燒器具、6…コック、7…ガス
管、10…ガスメータ、11…計量部、12…表示部、
13…センサ部、14…制御部、15…遮断部、16…
端子台、17…外部機器。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一定流量毎に流量信号を出力する流量セ
    ンサ、圧力センサ、開弁スイッチ、ガス遮断弁等の外部
    センサを接続したインタフェースと、電池内蔵電源部
    と、表示部、および前記外部センサの信号を入力しガス
    遮断判定をする制御部と、電話回線と接続し前記制御部
    で得られた情報の伝送を行う伝送制御部を有するガスメ
    ータにおいて、該ガスメータの前記ガス遮断弁が開弁し
    た通常状態において、前記弁開スイッチを押して現在の
    ガス圧力値を前記表示器に表示させる圧力表示機能を有
    することを特徴とするガスメータ。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002243511A (ja) * 2001-02-20 2002-08-28 Tokyo Gas Co Ltd 流量計
KR20020083731A (ko) * 2001-04-30 2002-11-04 주식회사 극동기전 다기능 표시장치를 구비한 가스안전메타
JP2007010409A (ja) * 2005-06-29 2007-01-18 Yazaki Corp ガスメータ
JP2021113788A (ja) * 2020-01-21 2021-08-05 大阪瓦斯株式会社 ガスメータ及び管理システム

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