JP2003035143A - 熱交換装置 - Google Patents
熱交換装置Info
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Abstract
が破損してしまうを防止する。 【解決手段】 ストッパ部311bとサイドプレート1
30との隙間寸法Xを、フランジ部311のうちストッ
パ部311b以外の部位(単純フランジ部311c)と
コア110と隙間寸法Yに比べて小さくする。これによ
り、ストッパ部311bがサイドプレート130に衝突
して、その他の部位(単純フランジ部311c)がそれ
以上相対変位してしまうことが規制されるので、シュラ
ウド310とラジエータ100(コア110)との間に
十分な隙間を確保することなく、コア110(特に、チ
ューブ111)が破損してしまうをことを未然に防止で
きる。
Description
とが組み合わされた熱交換装置に関するもので、車両用
内燃機関(エンジン)の冷却水を冷却するラジエータ装
置に適用して有効である。
のラジエータ装置では、周知のごとく、シュラウドによ
り、ラジエータと送風機との隙間を覆うことにより送風
機によって誘起された空気流がラジエータ(ラジエータ
コア)を迂回して流れることを抑制し、ラジエータの冷
却能力が低下することを防止している。
エータ(ラジエータコア)とを隙間無く密着させて、送
風機によって誘起された空気流の全てがラジエータ(ラ
ジエータコア)を通過すようにすることが望ましい。
び冷却能力向上(コア部の細密化して伝熱面積を増大)
を図るべく、チューブ及びフィンの薄肉化が進んでいる
ため、車両振動等の加振力がシュラウドに作用すると、
シュラウドの端部がコア部に衝突してコア部が破損して
しまうおそれがある。特に、チューブが破損すると、冷
却水が漏れ出してしまうので、ラジエータが機能しなく
なり、エンジンが焼け付いてしまうおそれが高い。
ータ(ラジエータコア)との間に十分な隙間を確保すれ
ばよいが、この手段では、この隙間から送風機によって
誘起された空気流がラジエータ(ラジエータコア)を迂
回して流れてしまうので、シュラウドとしての機能を十
分に発揮させることができず、ラジエータの冷却能力が
低下してしまう。
誘起された空気流がラジエータ(ラジエータコア)を迂
回して流れてしまうことを抑制しつつ、シュラウドの端
部がコア部に衝突してコア部が破損してしまうを防止す
ることを目的とする。
成するために、請求項1に記載の発明では、流体が流通
する複数本のチューブ(111)を有して構成されたコ
ア部(110)と、コア部(110)の端部に配設さ
れ、コア部(110)を補強するサイドプレート(13
0)と、コア部(110)に空気を送風する送風機(3
00)と、コア部(110)と送風機(300)との隙
間を覆うことにより送風機(300)によって誘起され
た空気流がコア部(110)を迂回して流れることを抑
制するシュラウド(310)とを有し、シュラウド(3
10)には、サイドプレート(130)と所定の隙間を
有して対向したストッパ部(311b)が設けられてお
り、さらに、ストッパ部(311b)とサイドプレート
(130)との隙間寸法(X)は、シュラウド(31
0)のうちストッパ部(311b)以外の部位(311
c)とコア部(110)との隙間寸法(Y)に比べて小
さいことを特徴とする。
ア部(10)に対して相対変位しても、ストッパ部(3
11b)がサイドプレート(130)に衝突して、その
他の部位がそれ以上相対変位してしまうことが規制され
る。
他の部位がコア部(110)に衝突(干渉)してしまう
ことを機械的に規制する規制手段(ストッパ)として機
能するので、コア部(110)(特に、チューブ(11
1))が破損してしまうをことを未然に防止できる。
部(110)との間に十分な隙間を確保することなく、
コア部(110)(特に、チューブ(111))が破損
してしまうをことを未然に防止できるので、送風機(3
00)によって誘起された空気流がコア部(110)を
迂回して流れてしまうことを抑制しつつ、シュラウド
(310)の端部がコア部(110)に衝突してコア部
(110)が破損してしまうを防止することができる。
るとともに、互いに平行に配設された複数本のチューブ
(111)を有して構成された略矩形状のコア部(11
0)と、チューブ(111)の長手方向両端部に配設さ
れてチューブ(111)の長手方向と直交する方向に延
びて複数本のチューブ(111)と連通するヘッダタン
ク(120)と、コア部(110)の端部に配設され、
チューブ(111)と略平行に延びてコア部(110)
を補強するサイドプレート(130)と、コア部(11
0)に空気を送風する送風機(300)と、コア部(1
10)と送風機(300)との隙間を覆うことにより送
風機(300)によって誘起された空気流がコア部(1
10)を迂回して流れることを抑制するシュラウド(3
10)とを有し、シュラウド(310)のコア部(11
0)側端部には、空気の流通方向と略平行な壁面(31
1a)を有するとともに、コア部(110)の外縁部を
略縁取るように略矩形状に形成されたフランジ部(31
1)が設けられており、フランジ部(311)のうちサ
イドプレート(130)と対向する対向部位(311
b)とサイドプレート(130)との隙間寸法(X)
は、フランジ部(311)のうち対向部位(311b)
以外の部位(311c)とコア部(110)との隙間寸
法(Y)に比べて小さいことを特徴とする。
に、フランジ部(311)のうちサイドプレート(13
0)と対向する対向部位(311b)が前述のストッパ
として機能するので、シュラウド(310)とコア部
(110)との間に十分な隙間を確保することなく、コ
ア部(110)(特に、チューブ(111))が破損し
てしまうをことを未然に防止できる。
起された空気流がコア部(110)を迂回して流れてし
まうことを抑制しつつ、シュラウド(310)の端部が
コア部(110)に衝突してコア部(110)が破損し
てしまうを防止することができる。
述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す
一例である。
換装置を、車両に搭載された走行用エンジン(発熱機
器)を冷却する車両用冷却装置(ラジエータ装置)に適
用したものである。
の模式図であり、200は走行用の水冷式内燃機関(エ
ンジン)であり、100はエンジン冷却水(冷却水と略
す。)と空気とを熱交換して冷却水を冷却するラジエー
タ(熱交換器)であり、300はラジエータ100に冷
却風を送付する軸流ファン式の送風機である。
テー部材を兼ねるとともに、後述するラジエータコア部
110と送風機(300)との隙間を覆うことにより送
風機300によって誘起された空気流がコア部110を
迂回して流れることを抑制するシュラウド310であ
る。なお、本実施形態では、シュラウド310は、炭素
繊維にて機械的強度が強化された樹脂にて成形されてい
る。
させて冷却水を循環させるバイパス回路であり、220
はラジエータ100に流通させる冷却水量を調節するこ
とにより冷却水温度(エンジン温度)を所定範囲内に保
つサーモスタットである。
面図であり、図2(a)中、111は冷却水(流体)が
流通する扁平状のチューブであり、これら複数本のチュ
ーブ111は、互いに平行に配設されているとともに、
各チューブ111間には、空気と冷却水との熱交換を促
進する波状のフィン112が配設されている。そして、
このフィン112とチューブ111とをろう付けするこ
とにより、冷却水と空気とを熱交換する略矩形状のラジ
エータコア部(以下、コアと略す。)110が構成され
ている。
は、チューブ111の長手方向と直交する方向(本実施
形態では、上下方向)に延びて複数本のチューブ111
と連通するヘッダタンク120が配設されており、本実
施形態では、紙面上側のヘッダタンク120により各チ
ューブ111に冷却水が分配供給され、紙面下側のヘッ
ダタンク120により熱交換を終えた冷却水が集合回収
される。
0は、チューブ111がろう付けされた金属製のコアプ
レート121と、このコアプレート121と共にタンク
内空間を構成する樹脂製のタンク本体122とからなる
もので、コアプレート121とタンク本体122とは、
パッキン等のシール材を介して水密に組み付けられてい
る。
11と略平行に延びてコア110を補強するサイドプレ
ート130が設けられおり、このサイドプレート130
は、コア110と反対が開口するように断面が略コの字
状に形成されているとともに、その長手方向端部がヘッ
ダタンク120(コアプレート121)に接合され、コ
ア110側がコア110(フィン112)にろう付けさ
れている。
に、コア110の背面側(空気流れ下流側)には、送風
機300及びシュラウド310が配設されており、本実
施形態では、シュラウド310はヘッダタンク120
(タンク本体122)にボルト等の締結手段により固定
されている。
10側の端部には、図4に示すように、空気の流通方向
と略平行な壁面311aを有するとともに、コア110
の外縁部を略縁取るように略矩形状に形成されたフラン
ジ部311が設けられており、シュラウド310をラジ
エータ100に装着した状態においては、図3(b)、
(c)に示すように、フランジ部311のうちサイドプ
レート130と対向する部位(以下、この部位をストッ
パ部311bと呼ぶ。)とサイドプレート130との隙
間寸法Xは、フランジ部311のうちストッパ部311
b以外の部位(以下、この部位を単純フランジ部311
cと呼ぶ。)とコア110)と隙間寸法Yに比べて小さ
くなるようになっている。
トッパ部311bの寸法bを単純フランジ部311cの
寸法aより大きくしたものである。
とサイドプレート130との隙間寸法Xは、単純フラン
ジ部311cとコア110と隙間寸法Yに比べて小さく
なっているので、仮にシュラウド310がラジエータ1
00に対して相対変位しても、ストッパ部311bがサ
イドプレート130に衝突して、その他の部位(例え
ば、単純フランジ部311c)がそれ以上相対変位して
しまうことが規制される。
部位(例えば、単純フランジ部311c)がコア110
に衝突(干渉)してしまうことを機械的に規制する規制
手段(ストッパ)として機能するので、コア110(特
に、チューブ111)が破損してしまうをことを未然に
防止できる。
タ100(コア110)との間に十分な隙間を確保する
ことなく、コア110(特に、チューブ111)が破損
してしまうをことを未然に防止できるので、送風機30
0によって誘起された空気流がラジエータ(ラジエータ
コア)を迂回して流れてしまうことを抑制しつつ、シュ
ラウド310の端部がコア110に衝突してコア110
が破損してしまうを防止することができる。
は、本発明をラジエータ装置に適用したが、本発明はこ
れに限定されるものではなく、その他の熱交換装置にも
適用することができる。
実施形態(図4参照)に示されたものに限定されるもの
ではなく、例えば図5に示すように、フランジ部311
の先端側にコア110のコア面と略平行な第2フランジ
部312を設けてもよい。ここで、コア面とは、コア1
10のうち空気の流通方向と直交する仮想の面(図3参
照)を言う。
11bがチューブ111の長手方向と略平行に延びてい
たが、本発明はこれに限定されるものではない。
10をボルト等の締結手段によりラジエータ100にリ
ジット(直接に)固定したが、本発明はこれに限定され
るものではなく、防振ゴム等の弾性部材を介してシュラ
ウド310をラジエータ100に固定してもよい。
1が上下方向に延びるように配設されていたが、本発明
はこれに限定されるものではなく、例えばチューブ11
1が上下方向に延びるように配設されていてもよい。
ば、アルミニウム)製としてもよい。
図である。
正面図であり、(b)は(a)の上面図である。
背面図であり、(b)は(a)のA−A断面図であり、
(c)は(a)のB−B断面図である。
斜視図であり、(b)は(a)のA部拡大図である。
エータにおける図3のA−A断面に相当する断面の断面
図であり、(b)はは本発明のその他の実施形態に係る
ラジエータにおける図3のB−B断面に相当する断面の
断面図である。
10…シュラウド、311…フランジ部、311a…ス
トッパ部。
Claims (3)
- 【請求項1】 流体が流通する複数本のチューブ(11
1)を有して構成されたコア部(110)と、 前記コア部(110)の端部に配設され、前記コア部
(110)を補強するサイドプレート(130)と、 前記コア部(110)に空気を送風する送風機(30
0)と、 前記コア部(110)と前記送風機(300)との隙間
を覆うことにより前記送風機(300)によって誘起さ
れた空気流が前記コア部(110)を迂回して流れるこ
とを抑制するシュラウド(310)とを有し、 前記シュラウド(310)には、前記サイドプレート
(130)と所定の隙間を有して対向したストッパ部
(311b)が設けられており、 さらに、前記ストッパ部(311b)と前記サイドプレ
ート(130)との隙間寸法(X)は、前記シュラウド
(310)のうち前記ストッパ部(311b)以外の部
位(311c)と前記コア部(110)との隙間寸法
(Y)に比べて小さいことを特徴とする熱交換装置。 - 【請求項2】 流体が流通するとともに、互いに平行に
配設された複数本のチューブ(111)を有して構成さ
れた略矩形状のコア部(110)と、 前記チューブ(111)の長手方向両端部に配設されて
前記チューブ(111)の長手方向と直交する方向に延
びて前記複数本のチューブ(111)と連通するヘッダ
タンク(120)と、 前記コア部(110)の端部に配設され、前記チューブ
(111)と略平行に延びて前記コア部(110)を補
強するサイドプレート(130)と、 前記コア部(110)に空気を送風する送風機(30
0)と、 前記コア部(110)と前記送風機(300)との隙間
を覆うことにより前記送風機(300)によって誘起さ
れた空気流が前記コア部(110)を迂回して流れるこ
とを抑制するシュラウド(310)とを有し、 前記シュラウド(310)の前記コア部(110)側端
部には、空気の流通方向と略平行な壁面(311a)を
有するとともに、前記コア部(110)の外縁部を略縁
取るように略矩形状に形成されたフランジ部(311)
が設けられており、 前記フランジ部(311)のうち前記サイドプレート
(130)と対向する対向部位(311b)と前記サイ
ドプレート(130)との隙間寸法(X)は、前記フラ
ンジ部(311)のうち前記対向部位(311b)以外
の部位(311c)とコア部(110)との隙間寸法
(Y)に比べて小さいことを特徴とする熱交換装置。 - 【請求項3】 請求項1又は2に記載の熱交換装置に車
両に搭載された発熱機器を冷却することを特徴とする車
両用冷却装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001224649A JP4524969B2 (ja) | 2001-07-25 | 2001-07-25 | 熱交換装置 |
DE10233626.1A DE10233626B4 (de) | 2001-07-25 | 2002-07-24 | Frontend-Aufbau für ein Fahrzeug |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001224649A JP4524969B2 (ja) | 2001-07-25 | 2001-07-25 | 熱交換装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003035143A true JP2003035143A (ja) | 2003-02-07 |
JP4524969B2 JP4524969B2 (ja) | 2010-08-18 |
Family
ID=19057772
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001224649A Expired - Fee Related JP4524969B2 (ja) | 2001-07-25 | 2001-07-25 | 熱交換装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP4524969B2 (ja) |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS524935U (ja) * | 1975-06-26 | 1977-01-13 | ||
JPS56114925U (ja) * | 1980-02-05 | 1981-09-03 | ||
JPS58174114A (ja) * | 1982-04-06 | 1983-10-13 | Nissan Motor Co Ltd | ラジエ−タシユラウド |
JPH0482321U (ja) * | 1990-11-29 | 1992-07-17 | ||
JPH05263644A (ja) * | 1992-03-19 | 1993-10-12 | Nissan Motor Co Ltd | 自動車用熱交換装置 |
-
2001
- 2001-07-25 JP JP2001224649A patent/JP4524969B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP4524969B2 (ja) | 2010-08-18 |
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