JP2003034947A - 掘削作業機のシリンダ取付ブラケット構造 - Google Patents

掘削作業機のシリンダ取付ブラケット構造

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JP2003034947A JP2001222166A JP2001222166A JP2003034947A JP 2003034947 A JP2003034947 A JP 2003034947A JP 2001222166 A JP2001222166 A JP 2001222166A JP 2001222166 A JP2001222166 A JP 2001222166A JP 2003034947 A JP2003034947 A JP 2003034947A
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Seishi Tajima
誠士 田島
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 バックホーのアームに油圧シリンダ取付用の
取付ブラケットを溶接固定した場合において、該取付ブ
ラケットに応力集中が生じるのを防止するための取付ブ
ラケットの構造を考慮する。 【解決手段】 取付ブラケット31を、アーム16の外
面に重合されて溶接固定されるベース板32と、このベ
ース板32に固定されたシリンダ取付リブ33とから構
成し、ベース板32の、シリンダ取付リブ33が固定さ
れた支持部分38からアーム長手方向に延びる延設部分
39を二股状に形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、バックホー等の掘
削作業機の、アームに油圧シリンダを取り付けるための
取付ブラケットの構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】掘削作業機として、クローラ式走行装置
上に旋回台を上下軸回りに旋回自在に支持し、この旋回
台の前部に、掘削装置を備えたバックホーがある。この
バックホーの掘削装置は、旋回台の前部に設けたスイン
グブラケットに上下揺動自在に支持されたブームと、こ
のブームの先端側に揺動自在に支持されたアームと、こ
のアームの先端側にスクイ・ダンプ自在に設けられたバ
ケットとを備えている。
【0003】また、バックホーにあっては、アームの先
端側に、サムと呼称される親指状(アーム状)の部材が
枢着され、このサムとバケットとで、被挟持物を挟持す
ることができるようにしたものがある。また、このもの
にあっては、図10に示すように、サムを揺動させるた
めの油圧シリンダからなるサムシリンダを取り付けるた
めの取付ブラケット50が、アーム51の腹部51a外
面に設けられ、この取付ブラケット50は、アーム16
に溶接固定されるベース板52と、このベース板52に
溶接固定される左右一対のシリンダ取付リブ53とから
構成され、左右シリンダ取付リブ53間にサムシリンダ
のシリンダ本体が枢支される。
【0004】なお、サムシリンダのピストンロッドはサ
ムに枢着される。この取付ブラケットのベース板の形状
は六角形状(又は矩形状)であり、板厚はアーム腹部5
1aを構成する板材の板厚よりも厚く形成されており、
また、シリンダ取付リブ53のアーム長手方向Mの端部
から、ベース板52のアーム長手方向Mの端部までの距
離は短いものであった。また、図10中、符号54は、
溶接ビード(溶接部)を示す。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記従来のものにあっ
ては、掘削作業時において、取付ブラケット50のベー
ス板52のアーム長手方向Mの端部側に応力が集中し、
アーム51が破損される惧れがあるという問題がある。
また、サムシリンダに推力をかけた場合、シリンダ取付
リブ53のアーム長手方向Mの端部側に応力が集中し、
取付ブラケット50が破損する惧れのあるものであっ
た。
【0006】本発明は、前記問題点に鑑みて、バックホ
ー等の掘削作業機の、アームに油圧シリンダを取り付け
るための取付ブラケットを溶接固定したものにおいて、
取付ブラケットに応力が集中するのを防止することを企
図したシリンダ取付ブラケット構造を提供することを目
的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明が技術的課題を解
決するために講じた技術的手段は、先端側に掘削作業を
行う掘削作業具が設けられると共に、基端側が、機体に
揺動自在に支持されたブームに揺動自在に支持されたア
ームを備え、このアームにシリンダ取付用の取付ブラケ
ットを設けた掘削作業機において、前記取付ブラケット
は、アームの外面に重合されて溶接固定されるベース板
と、このベース板に固定されたシリンダ取付リブとを備
えてなり、ベース板の、シリンダ取付リブが固定された
支持部分からアーム長手方向に延びる延設部分が二股状
に形成されていることを特徴とする。
【0008】また、ベース板の延設部分を構成する一対
の延設片の各々が、アーム長手方向先端に向かうに従っ
て漸次幅狭となるように形成されているのがよい。ま
た、シリンダ取付リブからベース板のアーム長手方向の
端部までの長さが、シリンダ取付リブのアーム長手方向
の長さと略同じか又はそれ以上に形成されているのがよ
い。また、ベース板の延設部分を構成する一対の延設片
の各々のアーム長手方向の先端側が、アームにプラグ溶
接されているのがよい。
【0009】また、ベース板の延設部分の二股の基部
が、シリンダ取付リブの近傍に位置しており、この延設
部分の二股の基部がアームに溶接固定されているのがよ
い。また、ベース板の板厚が、該ベース板が固定される
アームの板厚と略同厚か又はそれ以下となるように形成
されているのがよい。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図2において、1は、掘削作業機
として例示するバックホーを示しており、このバックホ
ー1は、機体2と掘削装置3とから構成され、機体2
は、下部の走行装置4と、上部の旋回体5とで主構成さ
れている。なお、以下、バックホー1の走行方向(図2
の左右方向)を前後方向といい、この前後方向に直交す
る横方向(図の紙面貫通方向)を左右方向という。
【0011】図2に示すように、走行装置4は、トラッ
クフレームTの左右両側に、ゴム製履帯を有するクロー
ラ式走行体6を備え、これら左右の走行体6を走行モー
タMで駆動するようにしたクローラ式走行装置が採用さ
れている。また、この走行装置4の前部には、油圧シリ
ンダによって上下揺動可能とされたドーザ7が設けられ
ている。旋回体5は、走行装置4のトラックフレームT
の左右方向中央部に設けた旋回ベアリング8に、その底
部が上下方向の旋回軸回りに回動自在に支持された旋回
台9を有する。
【0012】この旋回台9には、ボンネット10によっ
て覆われたエンジン、ラジエータ、作動油タンク、燃料
タンク等が設けられると共に、運転席11と、この運転
席11等を上から覆うキャノピ12とが設けられてい
る。旋回台9の前部には、掘削装置3を支持する支持ブ
ラケット13が設けられ、この支持ブラケット13に、
スイングブラケット14が上下方向の軸心回りに揺動自
在に枢支され、このスイングブラケット14は旋回台9
の内部に設けた油圧シリンダによって左右に揺動自在と
されている。
【0013】前記掘削装置4は、基端側がスイングブラ
ケット14に左右方向の軸心廻りに回動自在に枢支され
て揺動自在とされたブーム15と、このブーム15の先
端側に左右方向の軸心廻りに回動自在に枢支されて揺動
自在とされたアーム16と、このアーム16の先端側に
スクイ・ダンプ自在に取付けられていて掘削作業を行う
たバケット17(掘削具)とを備えている。ブーム15
は長手方向中途部で屈曲されて、側面視く字形に形成さ
れている。スイングブラケット14と、ブーム15腹部
の長手方向中途部に設けたブラケット19との間には、
油圧シリンダからなるブームシリンダ18が介装され、
このブームシリンダ18のピストンロッドの出退により
ブーム15が上下に揺動される。
【0014】アーム16の基端側に設けられたブラケッ
ト20と、ブーム15背部の長手方向中途部に設けたブ
ラケット21との間には、油圧シリンダからなるアーム
シリンダ22が介装され、このアームシリンダ22のピ
ストンロッドの出退によりアーム16が前後に揺動され
る。図3にも示すように、バケット17は、アーム16
の先端側に設けたボス部23に左右方向の支軸24を介
して軸心回りに回動自在に枢支されている。また、バケ
ット17には、第1リンク25の一端側が左右方向の軸
心廻りに回動自在に枢支され、アーム16のボス部23
の基端寄りには、第2リンク26の一端側が左右方向の
軸心廻りに回動自在に枢支されており、これら第1、第
2リンク26,26の他端側同志は、左右方向の軸心廻
りに回動自在に相互に枢着されており、この枢着部と前
記ブラケット21との間に油圧シリンダからなるバケッ
トシリンダ28が介装され、このバケットシリンダ28
のピストンロッドの出退によりバケット17が前後に揺
動される。
【0015】アーム16の先端側には、サム29と呼称
される親指状(アーム状)の部材が装着されている。こ
のサム29は、基端側が、アーム16先端側のボス部2
3に、支軸24を介して左右方向の軸心廻りに回動自在
に枢支されていて、揺動自在に支持されている。アーム
16は、板材によって中空状に形成されており、腹部1
6a(後側又は機体2側)と、背部16b(前側又は機
体2側の反対側)と、左右の側部16cとから断面矩形
状に形成されている。
【0016】また、アーム16の腹部16aのアーム長
手方向M中途部には、サム29を作動(揺動)させる油
圧シリンダからなるサムシリンダ30を取り付けるため
の、取付ブラケット31が設けられている。この取付ブ
ラケット31は、図1、図3及び図4に示すように、ア
ーム16の腹部16a外面に重合されて(重ね合わされ
て)溶接固定されるベース板32と、このベース板32
の表側の面(外面、アーム16の腹部16aに重合され
る側と反対側)に溶接固定される左右一対のシリンダ取
付リブ33とから構成されている。
【0017】左右のシリンダ取付リブ33は、板材によ
って形成されていて、左右方向に対向状に配置され、そ
れぞれ左右方向の軸心を有する支持孔34が形成されて
いる。この左右シリンダ取付リブ33間には、サムシリ
ンダ30のシリンダ本体30aの基部が配置され、この
シリンダ本体30aの基部は前記支持孔34に挿入され
て支持される枢軸35を介して左右方向の軸心廻りに回
動自在に枢支されている。
【0018】また、サムシリンダ30のピストンロッド
30bの先端側は、サム29の長手方向中途部に枢軸3
6を介して左右方向の軸心廻りに回動自在に枢着されて
いる。したがって、サムシリンダ30を伸縮させる(サ
ムシリンダ30のピストンロッド30bを出退させる)
ことにより、サム29が支軸24を中心として揺動する
ように構成されている。ベース板32は、アーム16の
腹部16aを構成する板材と略同厚の板材又はアーム1
6の腹部16aを構成する板材よりも薄い板材によって
形成されており、アーム長手方向M中央側の支持部分3
8と、該支持部分38のアーム長手方向M両端からアー
ム長手方向Mに延びる延設部分39とから構成されてい
る。
【0019】シリンダ取付リブ33は、その大部分又は
全部がベース板32の支持部分38に溶接固定されてい
る。延設部分39は、左右一対の延設片39a(構成
片)から構成されていて、二股状に形成されている。ま
た、延設部分39を構成する各延設片39aは、基端側
(支持部分38に接続されている側)から先端側(延出
方向の端部側)に向かうにしたがって、漸次幅狭となる
ように形成されている。
【0020】このように、延設部分39を二股状とし、
各延設片39aを先端側に向かうにしたがって幅狭とす
ることで、バックホー1の掘削作業時において、取付ブ
ラケット31のベース板32のアーム長手方向Mの端部
側に応力が集中するのを防止(取付ブラケット31のベ
ース板32のアーム長手方向Mの端部側に集中する応力
を低減)している。また、ベース板32の延設部分39
のアーム長手方向Mの端部側は、プラグ溶接されてお
り、これによっても、ベース板32のアーム長手方向M
の端部側の応力集中が防止されている。
【0021】すなわち、ベース板32の延設部分39の
アーム長手方向Mの端部側には、板厚方向に貫通する孔
40が形成され、この孔40を介してベース板32がア
ーム16の腹部16aにプラグ溶接されている。また、
ベース板32の延設部分39は、その二股基部39b
(二股の分岐部分)がシリンダ取付リブ33のアーム長
手方向Mの端部の近傍に位置するように形成され、この
二股基部39bがアーム16の腹部16aに溶接される
ことにより、サムシリンダ30を伸長させてサム29を
バケット17等に押し付けた場合において(サムシリン
ダ30に推力をかけた場合において)、シリンダ取付リ
ブ33のアーム長手方向Mの端部に応力が集中するのが
防止される。
【0022】図1中、41は溶接ビード(溶接部)を示
しており、図に示すように、ベース板32は、その縁部
が全周に亘ってアーム16の腹部16aに、すみ肉溶接
されており、シリンダ取付リブ33のベース板32に接
当する側の縁部は、対向側の一部(図中Jで示す範囲)
を除いて略全周に亘ってベース板32に、すみ肉溶接さ
れている。図5は、取付ブラケット31の、他の実施の
形態を示したものであり、この取付ブラケット31にあ
っては、シリンダ取付リブ33のアーム長手方向Mの端
部からベース板32のアーム長手方向Mの端部までの長
さL1が、シリンダ取付リブ33のアーム長手方向Mの
長さL2と略同じ長さとなるように形成されている。
【0023】これによっても、ベース板32のアーム長
手方向Mの端部側の応力集中の防止が図られる。なお、
シリンダ取付リブ33のアーム長手方向Mの端部からベ
ース板32のアーム長手方向Mの端部までの長さL1
が、図5に示すように、シリンダ取付リブ33のアーム
長手方向Mの長さL2と略同じ長さか又はそれ以上に形
成されるのが好ましい。次に、下記の表1に、ベース板
32を二股形状にしない場合と、した場合の応力の測定
結果の比較を示し、表2に、延設部分39のアーム長手
方向Mの端部側をプラグ溶接しない場合と、した場合の
応力の測定結果の比較を示し、表3に、ベース板32の
延設部分39の二股基部39bを溶接しない場合と、し
た場合についての、応力の測定結果の比較をそれぞれ示
す。
【0024】なお、各表において、A〜Hは測定個所を
示し、ベース板を二股形状にしない場合の測定個所は図
10に示し、ベース板32を二股形状にした場合の測定
個所は図1に示し、延設部分39のアーム長手方向Mの
端部側をプラグ溶接しない場合の測定個所は図7に示
し、延設部分39のアーム長手方向Mの端部側をプラグ
溶接した場合の測定個所は図1に示し、ベース板32の
延設部分39の二股基部39bを溶接しない場合の測定
個所は図6に示し、ベース板32の延設部分39の二股
基部39bを溶接した場合の測定個所は図7に示す。
【0025】また、ベース板を二股形状にしない場合、
ベース板32を二股形状にした場合、及び延設部分39
のアーム長手方向Mの端部側をプラグ溶接した場合の応
力測定試験は、図8に示す掘削作業状態で行った。すな
わち、図8に示すように、ブーム15の基端側の長手方
向Nと、アーム16の長手方向Mとの交差角αが90°
となるようにアーム16の姿勢を決め、この状態で掘削
動作を行った。また、延設部分39のアーム長手方向M
の端部側をプラグ溶接しない場合の応力測定試験は、図
9に示す模擬掘削作業状態で行った。
【0026】すなわち、図9に示すように、ブーム15
の基端側の長手方向Nと、アーム16の長手方向Mとの
交差角αが90°となるようにアーム16の姿勢を決
め、この状態で、バケット17を他の作業機42のドー
ザ43に引っ掛け、アームシリンダ22及びバケットシ
リンダ28に、それぞれのシリンダ22,28を伸長さ
せるように圧油を供給して行った。また、ベース板32
の延設部分39の二股基部39bを溶接しない場合、及
びベース板32の延設部分39の二股基部39bを溶接
した場合の応力測定試験は、図3に仮想線で示す作業状
態で行った。
【0027】すなわち、図3に仮想線で示すように、バ
ケット17をスクイ動作(かき動作)させた状態で、サ
ム29をバケット17に接当させ、この状態で、サムシ
リンダ30を伸長させるように圧油を供給して行った。
【0028】
【表1】
【0029】
【表2】
【0030】
【表3】
【0031】なお、本実施の形態では、掘削作業機とし
て、専用機のバックホーを例示したが、トラクタ(走行
車輌)の後部に(着脱自在)に取り付けられるバックホ
ーであってもよく、本発明は、ブーム、アーム、バケッ
ト等の掘削作業具を有する掘削装置を備えた掘削作業機
に採用される。また、取付ブラケット31の取付箇所
は、本実施の形態のものに限定されることはない。
【0032】
【発明の効果】本発明によれば、先端側に掘削作業を行
う掘削作業具が設けられると共に、基端側が、機体に揺
動自在に支持されたブームに揺動自在に支持されたアー
ムを備え、このアームにシリンダ取付用の取付ブラケッ
トを設けた掘削作業機において、前記取付ブラケット
を、アームの外面に重合されて溶接固定されるベース板
と、このベース板に固定されたシリンダ取付リブとから
構成し、ベース板の、シリンダ取付リブが固定された支
持部分からアーム長手方向に延びる延設部分を二股状に
形成することにより、掘削作業時において、取付ブラケ
ットのベース板のアーム長手方向の端部側に応力が集中
するのを防止できる。
【0033】また、ベース板の延設部分を構成する一対
の延設片の各々を、アーム長手方向先端に向かうに従っ
て漸次幅狭となるように形成することにより、応力を良
好に分散し、応力集中を良好に防止できる。また、シリ
ンダ取付リブからベース板のアーム長手方向の端部まで
の長さが、シリンダ取付リブのアーム長手方向の長さと
略同じか又はそれ以上に形成されていることにより、応
力を良好に分散できる。また、ベース板の延設部分を構
成する各延設片のアーム長手方向の先端側を、アームに
プラグ溶接することにより、取付ブラケットのベース板
のアーム長手方向の端部側の応力集中を防止できる。
【0034】また、ベース板の延設部分の二股の基部
が、シリンダ取付リブの近傍に位置しており、この延設
部分の二股の基部がアームに溶接固定されていることに
より、シリンダ取付リブのアーム長手方向の端部側の応
力集中を防止できる。また、ベース板の板厚が、該ベー
ス板が固定されるアームの板厚と略同厚か又はそれ以下
となるように形成することにより、掘削作業時における
ベース板のアーム長手方向の端部側の応力集中するのを
防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】取付ブラケットの正面図である。
【図2】バックホーの側面図である。
【図3】掘削装置の先端側の側面図である。
【図4】取付ブラケットの取付部分の側面断面図であ
る。
【図5】バックホーの作業時の側面図である。
【図6】バックホーの応力測定試験時の側面図である。
【図7】他の実施形態の取付ブラケットの正面図であ
る。
【図8】他の実施形態の取付ブラケットの正面図であ
る。
【図9】他の実施形態の取付ブラケットの正面図であ
る。
【図10】従来の取付ブラケットの正面図である。
【符号の説明】
1 バックホー(掘削作業機) 2 機体 15 ブーム 16 アーム 31 取付ブラケット 32 ベース板 33 シリンダ取付リブ 38 支持部分 39 延設部分 39a 延設片 M アーム長手方向

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 先端側に掘削作業を行う掘削作業具が設
    けられると共に、基端側が、機体に揺動自在に支持され
    たブームに揺動自在に支持されたアームを備え、このア
    ームにシリンダ取付用の取付ブラケットを設けた掘削作
    業機において、 前記取付ブラケットは、アームの外面に重合されて溶接
    固定されるベース板と、このベース板に固定されたシリ
    ンダ取付リブとを備えてなり、ベース板の、シリンダ取
    付リブが固定された支持部分からアーム長手方向に延び
    る延設部分が二股状に形成されていることを特徴とする
    掘削作業機のシリンダ取付ブラケット構造。
  2. 【請求項2】 ベース板の延設部分を構成する一対の延
    設片の各々が、アーム長手方向先端に向かうに従って漸
    次幅狭となるように形成されていることを特徴とする請
    求項1に記載の掘削作業機のシリンダ取付ブラケット構
    造。
  3. 【請求項3】 シリンダ取付リブからベース板のアーム
    長手方向の一側の端部までの長さが、シリンダ取付リブ
    のアーム長手方向の長さと略同じか又はそれ以上に形成
    されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の掘
    削作業機のシリンダ取付ブラケット構造。
  4. 【請求項4】 ベース板の延設部分を構成する一対の延
    設片の各々のアーム長手方向の先端側が、アームにプラ
    グ溶接されていることを特徴とする請求項1〜3のいず
    れかに記載の掘削作業機のシリンダ取付ブラケット構
    造。
  5. 【請求項5】 ベース板の延設部分の二股の基部が、シ
    リンダ取付リブの近傍に位置しており、この延設部分の
    二股の基部がアームに溶接固定されていることを特徴と
    する請求項1〜4のいずれかに記載の掘削作業機のシリ
    ンダ取付ブラケット構造。
  6. 【請求項6】 ベース板の板厚が、該ベース板が固定さ
    れるアームを構成する板材の板厚と略同厚か又はそれ以
    下となるように形成されていることを特徴とする請求項
    1〜5のいずれかに記載の掘削作業機のシリンダ取付ブ
    ラケット構造。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008082019A (ja) * 2006-09-27 2008-04-10 Kubota Corp 掘削作業機のシリンダ取付構造
JP2008280789A (ja) * 2007-05-11 2008-11-20 Komatsu Ltd 作業機ブーム
CN107630486A (zh) * 2017-10-30 2018-01-26 三重机有限公司 松土器液压缸安装支撑装置、挖掘机及装配安装方法

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