JP2003033906A - 凹凸模様転写用型枠、及びこの凹凸模様転写用型枠で成形した成形体 - Google Patents

凹凸模様転写用型枠、及びこの凹凸模様転写用型枠で成形した成形体

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JP2003033906A
JP2003033906A JP2001223039A JP2001223039A JP2003033906A JP 2003033906 A JP2003033906 A JP 2003033906A JP 2001223039 A JP2001223039 A JP 2001223039A JP 2001223039 A JP2001223039 A JP 2001223039A JP 2003033906 A JP2003033906 A JP 2003033906A
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JP
Japan
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pattern
mold
side wall
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uneven pattern
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JP2001223039A
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Inventor
Minoru Kanbara
実 神原
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Toyo Tire Corp
Original Assignee
Toyo Tire and Rubber Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】枠体に収容された模様体の劣化を早めることな
く、生産性を上げることができるようにする。 【解決手段】 表面に転写用の凹凸模様が形成された模
様体1を、上部が開口した箱状の枠体2に凹凸模様が上
を向く状態に収容してある凹凸模様転写用型枠であっ
て、枠体2の側壁4を、中空部材6と、断面がほぼコの
字状の部材7との少なくとも一方の部材で形成してあ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、表面に転写用の凹
凸模様が形成された模様体を、上部が開口した箱状の枠
体に前記凹凸模様が上を向く状態に収容してある凹凸模
様転写用型枠に関する。
【0002】
【従来の技術】上記の凹凸模様転写用型枠は建物の壁体
等を成形するための型枠で、この型枠内にセメントを注
型し、セメントの硬化促進のために加熱水蒸気で養生し
た後、脱型してコンクリート製品(建物の壁体等)を成
形している。
【0003】これにより、表面に凹凸模様といった装飾
が施されたコンクリート製品を得ることができる。
【0004】従来、上記の凹凸模様転写用型枠では、箱
状の枠体の側壁を中実の鋼材で形成してあった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の構成によれ
ば、箱状の枠体の側壁を中実の鋼材で形成してあったた
めに、加熱水蒸気で養生する際の側壁の熱伝達性がよく
なく、セメントの硬化に時間がかかっており、生産性の
面で改善の余地があった。
【0006】この問題を解消するために、加熱水蒸気の
温度を高くすることが考えられるが、前記模様体はウレ
タンやゴム等の樹脂材で形成されていることが多く、加
熱水蒸気の温度を高くすると模様体の劣化が早くなる。
【0007】本発明は上記実情に鑑みて成されたもの
で、その目的は、枠体に収容された模様体の劣化を早め
ることなく、生産性を上げることができるようにする点
にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1による発明の構
成・作用・効果は次の通りである。
【0009】[構成]冒頭に記載した凹凸模様転写用型
枠において、前記枠体の側壁を、中空部材と、断面がほ
ぼコの字状の部材との少なくとも一方の部材で形成して
ある。
【0010】[作用]前記枠体の側壁を、中空部材と、
断面がほぼコの字状の部材との少なくとも一方の部材で
形成してあるから、強度を確保できる構造でありなが
ら、側壁の熱伝達性を上げることができる。
【0011】その結果、型枠に注型されたセメントを加
熱養生する際に、従来と同じ養生の温度であってもセメ
ントに熱がよく伝達されて、セメントの硬化までの時間
を短縮化することができる。
【0012】[効果]従って、枠体に収容された模様体
の劣化を早めることなく、生産性を上げることができる
ようになった。
【0013】請求項2による発明の構成・作用・効果は
次の通りである。
【0014】[構成]請求項1による発明の構成におい
て、前記枠体の側壁を底板に対して連結解除自在に連結
してある。
【0015】[作用]請求項1の構成による作用と同様
の作用を奏することができるのに加え、次の作用を奏す
ることができる。
【0016】使用により劣化した模様体を廃棄する場
合、例えば枠体の側壁と底板とを一体に固着してある構
造では、切削具や研磨機を用いて模様体を削りとらなけ
ればならず、その削り取り作業に手間と時間がかかる
が、請求項2の構成によれば、側壁と底板とを分離する
ことができ、これにより、模様体1を底板からはつり作
業等で分離させることができ、その分離作業を簡単かつ
短時間に行うことができる。
【0017】[効果]従って、請求項1の構成による効
果と同様の効果を奏することができるのに加え、枠体か
らの模様体の除去作業を簡単に行うことができるように
なった。
【0018】請求項3による発明の構成・作用・効果は
次の通りである。
【0019】[構成]請求項1又は2記載の凹凸模様転
写用型枠で成形した成形体。
【0020】[作用]上記の成形体を成形する際に、請
求項1又は2の構成による作用と同様の作用を奏するこ
とができる。
【0021】[効果]従って、上記の成形体を成形する
際に、請求項1又は2の構成による効果と同様の効果を
奏することができた。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
【0023】図1に凹凸模様転写用型枠を示してある。
この凹凸模様転写用型枠は、表面に転写用の凹凸模様が
形成された模様体1の裏側の偏平面を、上部が開口した
箱状の枠体2の底面に凹凸模様が上を向く状態に収容し
接着して構成してある。
【0024】前記模様体1はウレタン製で平均の厚さが
約10mmである。
【0025】前記枠体2は板厚が4.5mmの底板3
(鋼板である)の4つの周縁から側壁4をそれぞれ立ち
上げて構成してある。
【0026】前記側壁4は底板3の周縁に沿う中空の角
鋼6(中空部材に相当)を底板3に溶接固着し、この角
鋼6の上面に、角鋼6の長手方向に沿う断面ほぼコの字
形の部材7を溶接固着して構成してある。角鋼6の板厚
は3mmである。
【0027】前記コの字状の部材7の背面(枠体2の内
周面を形成する面)は上端側ほど枠体2の外方側に位置
する傾斜姿勢に設定してある。
【0028】次に、上記構成の凹凸模様転写用型枠によ
って建物の壁体を成形する方法について説明する。
【0029】1) 凹凸模様転写用型枠内にセメントを注
型する。図1にセメントの上面を破線で示してある。
【0030】2) セメントの硬化促進のために加熱水蒸
気により型枠内のセメントを養生する。養生の温度は6
0°Cである(70°C程度であってもよい)養生熱が
伝わる方向を図2(ロ)に示してある。また、従来の技
術(枠体の側壁が中実の鋼板(厚さ12mm)で形成し
てある構造)の型枠で成形する場合の養生熱が伝わる方
向を図2(イ)に示してある。
【0031】本発明にかかる型枠2で整形する場合、側
壁4の熱伝達性がよくなり、セメントに熱がよく伝達さ
れて、セメントの硬化までの時間を短縮化することがで
きる。
【0032】セメントの硬化までの時間は、本発明にか
かる型枠2で整形する場合6時間であり、従来の型枠2
で整形する場合12時間であった。
【0033】3) 脱型する。
【0034】[別実施形態] [1]図3に示すように、角鋼6と断面コの字形の部材
7とを連結ボルト(図示せず)で連結解除自在に連結し
てあってもよい。また、前記側壁4の底板3と中空の角
鋼6とを連結ボルトで連結解除自在に連結してあっても
よい。
【0035】この構造によれば次の効果を得ることがで
きる。つまり、使用により劣化した模様体1を廃棄する
場合、角鋼6と断面コの字形の部材7と底板3とを一体
に溶接固着してある構造では、切削具や研磨機を用いて
模様体1を削りとらなければならず、その削り取り作業
に手間と時間がかかるが、図3に示すように、連結ボル
トを緩めて底板3と角鋼6を分離することで、模様体1
と底板3からはつり作業で分離させることができ、その
分離作業を簡単かつ短時間に行うことができる。図3に
おいて8はたがねである。
【0036】[2]前記枠体2の側壁4を中空の角鋼6
だけで構成してあってもよい。
【0037】前記模様体はウレタン製に限られるもので
はなく、例えばゴム製であってもよい。
【0038】[3]上記の実施形態で上げた数値は一例
であり、別の数値であってもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】凹凸模様転写用型枠の縦断正面図
【図2】凹凸模様転写用型枠の熱伝達性を示す図
【図3】別実施形態を示す図
【符号の説明】
1 模様体 2 枠体 4 側壁 6 中空部材 7 断面がほぼコの字状の部材

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面に転写用の凹凸模様が形成された模
    様体を、上部が開口した箱状の枠体に前記凹凸模様が上
    を向く状態に収容してある凹凸模様転写用型枠であっ
    て、 前記枠体の側壁を、中空部材と、断面がほぼコの字状の
    部材との少なくとも一方の部材で形成してある凹凸模様
    転写用型枠。
  2. 【請求項2】 前記枠体の側壁を底板に対して連結解除
    自在に連結してある請求項1記載の凹凸模様転写用型
    枠。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の凹凸模様転写用型
    枠で成形した成形体。
JP2001223039A 2001-07-24 2001-07-24 凹凸模様転写用型枠、及びこの凹凸模様転写用型枠で成形した成形体 Withdrawn JP2003033906A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5678224B1 (ja) * 2014-05-07 2015-02-25 北陸鋼産株式会社 覆工コンクリート加温養生方法と加温装置付き型枠

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