JP3768698B2 - コンクリート成形品型抜き装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、コンクリート成形品を成形型から抜き取る際に、成形型に振動を与えることで、コンクリート成形品の型離れが良好に行われるようにしたコンクリート成形品型抜き装置に係る。特に、この型抜き時の作業性の向上対策に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、建物の見栄えを良好にするために、外壁パネルの表面に凹凸模様を形成することが行われている。この種の外壁パネルの製造方法として、模様板をコンクリート型枠に取り付けて成形型を構成し、この成形型に生コンクリートを流し込み、養生後にコンクリート成形品(外壁パネル)を取り出すものがある(例えば、特開平8−218625号公報参照)。この方法により、完成品である外壁パネルの表面には上記模様板の凹凸模様が転写される。つまり、成形型にコンクリートを流し込むだけで、表面に模様板の凹凸模様が転写された外壁パネルを得ることができる。このため、モルタルによる外壁の表面処理やタイル貼りなどを行わずに、建物の見栄えを良好にすることができる。
【0003】
また、この種の製造方法では、コンクリートの養生後、外壁パネルの型離れが良好に行えるように、成形型に振動を与えている。詳しくは、外壁パネルの製造ライン上に型抜き装置を設け、この型抜き装置により成形型に振動を与えている。この型抜き装置は、弾性支持された基台に加振機を取り付けて構成される。成形型は、パレットに載置された状態で製造ライン上を移送される。パレットが、基台上に移送された状態で、加振機により基台を振動させる。この振動はパレットを介して成形型に伝わる。これにより、成形型内の外壁パネルと、模様板及びコンクリート型枠との密着状態が解消されて外壁パネルの型抜きが良好に行える状態となる。特に、上述した外壁パネルのように、表面に凹凸模様を形成する場合には、外壁パネルと模様板との接触面積が大きいので、この型離れ性を良好にしておくことが重要である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
これまで、上記成形型はパレットにボルト止めされていた。これは、上記加振時に、成形型がパレット上で動いてしまって振動の伝達が良好に行われなくなる状況を回避するための構成である。
【0005】
従って、成形型を製造ラインに流す際には、この成形型をパレットにボルト止めする作業が必要であった。また、外壁パネルの抜き型後には、成形型をパレットから取り外すためのボルト外し作業も必要であった。
【0006】
このように、これまでは、パレットに対する成形型の着脱作業といった煩雑な作業が必要であった。その結果、作業効率の向上を図るには限界があった。また、成形型及びパレットに、ボルト止めのためのボルト孔等を加工しておかねばならず、これが成形型及びパレットの製造コストを高くしてしまう要因の1つとなっていた。
【0007】
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、成形型に振動を与えることで、コンクリート成形品の型離れが良好に行われるようにしたコンクリート成形品型抜き装置を改良することで、加振時の成形型への振動伝達が良好に行えるようにしながらも、パレットと成形型とをボルト止めする必要をなくし、これによって作業効率の向上、成形型及びパレットの製造コストの削減を図ることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
−発明の概要−
上記目的を達成するために、本発明は、成形型に振動を与える際にのみ、この成形型をパレットに押さえ込むことで、この両者を一体化させて位置ずれを回避している。つまり、成形型とパレットとの位置ずれを防止して成形型への振動伝達が良好に行えるようにしている。
【0009】
−解決手段−
具体的に、本発明が講じた第1の解決手段は、パレット上に載置された成形型の内部にキャスティングされたパネル形状のコンクリート成形品を上記成形型から抜き取る際、加振機によりパレットを介して成形型に振動を与えるコンクリート成形品型抜き装置を前提としている。このコンクリート成形品型抜き装置に対し、上記加振機により振動を与える際にのみ、成形型をパレットに向かって押さえ込んでこの両者を一体化させるクランプ手段を設けた構成としている。また、上記クランプ手段の成形型に対する押さえ込み方向を、パネル形状のコンクリート成形品のパネル表面の延長方向に対して直交する方向に設定している。
【0010】
この特定事項により、コンクリート成形品がキャスティングされた成形型がパレット上に載置された状態で、コンクリート成形品型抜き装置まで移送されると、クランプ手段は、成形型をパレットに向かって押さえ込む。これにより、成形型とパレットとは外力が作用しても位置ずれが生じないように一体化される。この状態で、加振機によりパレットを介して成形型に振動が与えられる。これにより、コンクリート成形品と成形型との密着状態が解消されてコンクリート成形品の型抜きが良好に行える状態となる。この加振動作が終了すると、クランプ手段は、成形型をパレットに向かって押さえ込んだ状態を解除する。このように、加振時においてのみ、成形型とパレットとを一体化させる手段を装置側に設けている。このため、成形型をパレットとをボルト止めにより一体化しておくことなしに成形型への振動伝達が良好に行える。
【0011】
第2及び第3の解決手段は、クランプ手段による成形型の押さえ込み位置を特定したものである。具体的に、第2の解決手段は、上記第1の解決手段において、型枠内に型材を嵌め込んで成形型を構成する。また、クランプ手段が、型枠をパレットに向かって押さえ込む構成としている。
【0012】
また、第3の解決手段は、上記第2の解決手段において、平面視が矩形状の型枠を採用する。また、クランプ手段を、型枠の平面視における四隅近傍位置をパレットに向かって押さえ込むように4箇所に配設している。
【0013】
これら特定事項により、成形型の外縁部を構成する型枠をクランプ手段が押さえ込むことにより、安定した成形型の押さえ込み状態が得られる。特に、第3の解決手段では、平面視が矩形状の型枠の四隅近傍位置をクランプ手段が押さえ込んでいるので、押さえ込み状態の高い安定性が得られる。
【0014】
第4の解決手段は、クランプ手段の構成を特定したものである。具体的には、上記第1の解決手段において、クランプ手段に、長手方向の中間位置が鉛直軸回りに回転自在に支持されたクランプ爪と、このクランプ爪の一端部に接続されて進退移動するピストンロッドを有するシリンダとを備えさせる。ピストンロッドの進退動作により、成形型をパレットに押さえ込む状態と、この押さえ込みを解除する状態との間でクランプ爪を回動させる構成としている。
【0015】
この特定事項により、シリンダの駆動によりピストンロッドを進退移動させると、それに伴ってクランプ爪が回動する。成形型がコンクリート成形品型抜き装置まで移送されると、クランプ爪が一方向に回動して成形型をパレットに押さえ込む。加振動作が終了すると、クランプ爪が他方向に回動して成形型の押さえ込み状態を解除する。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0017】
図1は本実施形態に係るコンクリート成形品型抜き装置1(以下、単に型抜き装置という)の正面図である。この型抜き装置1は、住宅用外壁パネルの製造ライン上に設置されている。また、この型抜き装置1は、パレット20上に載置された成形型15に流し込まれたコンクリートの養生後、完成品である外壁パネルの型離れが良好に行えるように、成形型15に振動を与えるものである。
【0018】
−型抜き装置1の構成説明−
以下、型抜き装置1の構成について説明する。
【0019】
図1に示すように、本型抜き装置1はベッドA上に設置されている。また、この型抜き装置1は4組の加振ユニット2、3、…が組み合わされた構成となっている(図1は手前側の2組を示している)。これら各加振ユニット2、3、…は、図1に示すように製造ラインの延長方向(図1の左右方向)に沿って配置された一対の加振ユニット2、3それぞれが図示しない製造ラインのコンベアを挟んで対向配置されている。この製造ラインの延長方向に沿って配置された一対の加振ユニット2、3は対称な構成となっている。同様に、コンベアを挟んで対向配置された一対の加振ユニットも対称な構成となっている。
【0020】
これら加振ユニット2、3、…はそれぞれ同様な構成である。従って、ここでは1つの加振ユニット2を代表して説明する。以下、図1において左側(製造ラインの搬送方向下流側)に位置する加振ユニット2について説明する。
【0021】
この加振ユニット2は、上記ベッドA上に固定された2本のベース4、4と、この各ベース4、4の上側に配設されたラバークッション5、5と、このラバークッション5、5の上側に配設されたユニット本体6とを備えている。
【0022】
ベース4、4は、H型鋼で成り、図1の紙面鉛直方向に延びる2本が、製造ライン延長方向に所定間隔を存して配設されている。
【0023】
ラバークッション5、5は、上記ベース4、4に沿って図1の紙面鉛直方向に延びてユニット本体6を弾性支持している。このラバークッション5、5の材質としては、耐熱性、耐寒性、耐候性に優れたものが採用される。例えばシリコンゴムである。
【0024】
ユニット本体6は、上記ラバークッション5、5の上面に取り付けられている。このユニット本体6は、支持台7と、この支持台7の下面に配設された加振機8と、支持台7の上面に配設されたクランプ手段としてのクランプ機9とを備えている。
【0025】
上記支持台7は製造ラインの延長方向に沿って延びるH型鋼で成る。この支持台7の長手方向の両端部分の下面がラバークッション5、5の上面にボルト止め等の手段によって取り付けられている。
【0026】
加振機8は、支持台7下面の中央部分に取り付けられている。この加振機8は、内部に振動発生用の図示しない錘が収容されている。例えば、この錘が、その重心位置からずれた位置を回転中心として回転することにより振動を発生する。この加振機8の振動は、支持台7を介してパレット20及び成形型15に伝達するようになっている。
【0027】
クランプ機9は、図2及び図3に示すように、エアシリンダ10を備えている。このエアシリンダ10は、上記支持台7の上面に取り付けられた支持ブラケット11に支持されている。詳しくは、エアシリンダ10の基端部から水平方向に突出した突出片10aが、上記支持ブラケット11から水平方向に延びる突出部11aに、鉛直軸回りに回転自在に支持されている。
【0028】
一方、エアシリンダ10のピストンロッド10bの先端部にはクランプ爪12が接続されている。クランプ爪12は折曲り部分12aを介して連続する基端部12bとクランプ部12cとを備えた平面視が「く」字状の部材である。このクランプ爪12の折曲り部分12aが支持台7上に鉛直軸回りに回転自在に支持されている。
【0029】
また、ピストンロッド10bの先端には側方が開放されたコ字状の連結部材10cが備えられている。クランプ爪12の基端部12bがこの連結部材10cによって鉛直軸回りに回転自在に支持されている。この構成により、エアシリンダ10の駆動に伴ってピストンロッド10bが進退移動すると、クランプ爪12が上記折曲り部分12aを回動中心として回動するようになっている。具体的には、図4の仮想線に示すように、ピストンロッド10bが伸長するとクランプ爪12が図4の時計回り方向に回動して(図4に仮想線で示す矢印参照)クランプ爪12のクランプ部12cが製造ラインから退避する姿勢となる。逆に、図4の実線及び図2に示すように、ピストンロッド10bが後退するとクランプ爪12が図4の反時計回り方向に回動して(図4に実線で示す矢印参照)クランプ爪12のクランプ部12cが製造ライン上に突出する姿勢となる。このクランプ部12cが製造ライン上に突出した状態では、このクランプ部12cが成形型15の型枠16を押さえ込むようになっている(図5参照)。
【0030】
また、クランプ爪12のクランプ部12cの断面形状は、例えば図6(図5におけるVI-VI 線に沿った断面図) に示すように、下面の一部が外方(図6では左方)に向かって上方へ湾曲するように湾曲面12dで形成されている。これは、クランプ爪12が回動して型枠16を押さえ込む際、このクランプ部12cの側面が型枠16の側端面に当接することを回避するための構成である。つまり、クランプ爪12が型枠16を押さえ込む際、先ず、この湾曲面12dが型枠16の下縁16bに接触し、クランプ部12cがこの下縁16bに乗り上がって型枠16を押さえ込むようになっている。
【0031】
次に、成形型15の構成について説明する。図5〜図8に示すように、成形型15は、断面コ字状のフレーム材16a、16a、…が複数本組み合わされて平面視矩形の枠状に構成された型枠16と、この型枠16内に敷設されたマット17と、このマット17上に敷設された型材としての模様板18とを備えている。模様板18の表面には、外壁パネルの製造時にこの外壁パネル表面に模様転写するための凹凸模様が形成されている。
【0032】
パレット20上に載置された成形型15が本型抜き装置1まで移送された状態で上記クランプ爪12のクランプ部12cが製造ライン上に突出する姿勢となった場合には、上述したように、このクランプ部12cが型枠16のフレーム材16aの下縁16bの上面に当接してこの型枠16をパレット20に押さえ込むようになっている。
【0033】
−型抜き装置1の動作説明−
次に、上述の如く構成された型抜き装置1の駆動動作について説明する。この駆動動作では、各加振ユニット2、3、…のエアシリンダ10、10、…は共に同じ動作を行う。
【0034】
先ず、本型抜き装置1上に成形型15が移送されていない状態では、各クランプ機9、9、…のエアシリンダ10、10、…はピストンロッド10bを伸長させた状態となっている。つまり、図4に仮想線で示すように、クランプ爪12のクランプ部12cが製造ラインから退避した姿勢となっている。
【0035】
この状態で、前工程では、パレット20上に載置された成形型15の内部に生コンクリートが流し込まれ、コンクリートの養生が行われる。
【0036】
この養生後に、成形型15がパレット20と共に型抜き装置1まで移送される(図1参照)。この状態で、各クランプ機9、9、…のエアシリンダ10、10、…が駆動し、シリンダロッド10bを後退させる。これにより、クランプ爪12が回動し、図4の実線及び図5〜図8に示すように、各クランプ爪12、12、…のクランプ部12c、12c、…が製造ライン上に突出した状態となる。これにより、各クランプ部12c、12c、…が成形型15の型枠16を下向きに押さえ込む。つまり、これらクランプ部12c、12c、…によって型枠16の四隅近傍位置がパレット20に向かって押さえ込まれる。この状態では、成形型15の四隅近傍位置がクランプ部12c、12c、…によってパレット20に押さえ込まれている。従って、パレット20や成形型15に外力が加わっても、これらが相対移動することはない。つまり、このクランプ部12cによる押さえ込みによりパレット20と成形型15とが一体化されている。
【0037】
この状態で各加振機8、8、…を駆動して支持台7、7、…を振動させる。この振動は、パレット20を介して成形型15に伝達する。これにより、成形型15内のコンクリート成形品である外壁パネルPと、模様板18及び型枠16との密着状態が解消されて外壁パネルPの型抜きが良好に行える状態となる。パレット20を介して成形型15に振動が伝達する際、成形型15はその慣性によりパレット20との位置ずれが生じるような力が発生するが、この成形型15はクランプ部12cによってパレット20に押さえ込まれている。このため、この両者間で位置ずれが生じることはなく、成形型15への振動伝達が良好に行われる。
【0038】
このようにして振動が与えられた後、各クランプ機9、9、…のエアシリンダ10、10、…を駆動し、シリンダロッド10bを伸長させる。これにより、クランプ爪12が回動し、図4に仮想線で示すように、クランプ爪12のクランプ部12cが製造ラインから退避した状態となる。これにより、成形型15がパレット20に押さえ込まれた状態が解除される。
【0039】
その後、成形型15はパレット20と共に移送され、型抜き工程へと移る。この型抜き工程では、外壁パネルPの背面(この外壁パネルPが成形型15内にある状態では上面)に設けられた図示しないレール材にウインチのフックを掛け、外壁パネルPを吊り下げて成形型15から離脱させる。このようにして完成品としての外壁パネルPが製造される。
【0040】
以上のように、本形態では、型抜き装置1による加振動作以外の工程では、単にパレット20上に成形型15が載置されているのみである。つまり、成形型15とパレット20との位置ずれを規制しない状態となっている。実際には、加振動作以外の工程では、この位置ずれを生じさせる外力は作用しないので、成形型15はパレット20上に載置された状態で製造ライン上を移送される。そして、パレット20上に載置された成形型15が型抜き装置1まで移送された際にのみ、クランプ機9のクランプ爪12によって成形型15をパレット20に向かって押さえ込んでいる。つまり、成形型15とパレット20とを一時的に一体化している。これにより、パレット20及び成形型15に振動を与えてもこの両者が位置ずれを起こすことはなく、成形型15への振動伝達が良好に行われ、外壁パネルPの型抜きが良好に行える状態となる。従来では、この両者の位置ずれを防止するために成形型15をパレット20にボルト止めしていた。本形態によれば、このボルト止めの必要はない。その結果、作業効率の向上を図ることができる。言い換えると、加振時にのみ成形型15とパレット20とを一体化させている。しかも、その一体化させるための手段を生産設備側に備えさせることで、従来のボルト止め作業及びボルト外し作業を不要とし、加振時における成形型15とパレット20との位置ずれを回避して振動伝達を良好に行いながらも作業効率の向上を図ることができる。また、成形型15及びパレット20に、ボルト止めのためのボルト孔等を加工しておく必要がないので、成形型及びパレットの製造コストの削減を図ることもできる。
【0041】
尚、本実施形態では、コンクリート成形品として表面に凹凸模様を転写した住宅用外壁パネルの製造ラインに本発明を適用した場合について説明した。本発明は、これに限らず、表面に模様を施さない住宅用外壁パネルの製造ラインや、外壁パネル以外のコンクリート成形品の製造ラインに適用してもよい。
【0042】
また、加振ユニット2、3、…は、必ずしも4個配設する必要はなく、製造ラインの両側に1個づつ設けたり、5個以上の加振ユニットを備えさせるようにしてもよい。
【0043】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、以下のような効果が発揮される。
【0044】
請求項1記載の発明では、コンクリート成形品の型離れを良好にするために加振機により成形型に振動を与えるコンクリート成形品型抜き装置に対し、成形型に振動を与える際にのみ、この成形型をパレットに押さえ込んで、この両者を一体化させている。このため、加振時における成形型とパレットとの位置ずれを回避して成形型への振動伝達を良好に行いながらも、成形型とパレットとのボルト止め作業及びボルト外し作業を不要にできる。その結果、作業効率の向上を図ることができる。また、成形型及びパレットに、ボルト止めのためのボルト孔等を加工しておく必要がないので、成形型及びパレットの製造コストの削減を図ることもできる。
【0045】
請求項2及び請求項3記載の発明では、成形型の外縁部を構成する型枠をクランプ手段により押さえ込んでいる。このため、安定した成形型の押さえ込み状態を得ることができ、加振時における成形型とパレットとの位置ずれを確実に回避することができる。
【0046】
請求項4記載の発明では、シリンダの駆動に伴ってクランプ爪を回動させて、このクランプ爪による成形型の押さえ込み状態と、押さえ込み解除状態との切り換えが行えるようにしている。このため、比較的簡単な構成でクランプ手段を実現でき、装置の実用性の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】コンクリート成形品型抜き装置の正面図である。
【図2】クランプ機の平面図である。
【図3】クランプ機の側面図である。
【図4】クランプ爪の回動動作を説明するための図である。
【図5】クランプ爪による型枠の押さえ込み状態を示す一部を破断した図である。
【図6】図5のVI-VI 線に沿った断面図である
【図7】クランプ爪による型枠の押さえ込み状態を示す斜視図である。
【図8】クランプ爪による型枠の押さえ込み状態を示す平面図である。
【符号の説明】
1 コンクリート成形品型抜き装置
8 加振機
9 クランプ機(クランプ手段)
10 エアシリンダ
10b ピストンロッド
12 クランプ爪
15 成形型
16 型枠
18 模様板(型材)
20 パレット
P 外壁パネル(コンクリート成形品)
Claims (4)
- パレット上に載置された成形型の内部にキャスティングされたパネル形状のコンクリート成形品を上記成形型から抜き取る際、加振機によりパレットを介して成形型に振動を与えるコンクリート成形品型抜き装置において、
上記加振機により振動を与える際にのみ、成形型をパレットに向かって押さえ込んでこの両者を一体化させるクランプ手段が設けられており、
上記クランプ手段の成形型に対する押さえ込み方向は、パネル形状のコンクリート成形品のパネル表面の延長方向に対して直交する方向に設定されていることを特徴とするコンクリート成形品型抜き装置。 - 請求項1記載のコンクリート成形品型抜き装置において、
成形型は、型枠内に型材が嵌め込まれて成り、
クランプ手段は、型枠をパレットに向かって押さえ込むものであることを特徴とするコンクリート成形品型抜き装置。 - 請求項2記載のコンクリート成形品型抜き装置において、
型枠は、平面視が矩形状であって、
クランプ手段は、型枠の平面視における四隅近傍位置をパレットに向かって押さえ込むように4箇所に配設されていることを特徴とするコンクリート成形品型抜き装置。 - 請求項1記載のコンクリート成形品型抜き装置において、
クランプ手段は、
長手方向の中間位置が鉛直軸回りに回転自在に支持されたクランプ爪と、このクランプ爪の一端部に接続されて進退移動するピストンロッドを有するシリンダとを備えており、
ピストンロッドの進退動作により、成形型をパレットに押さえ込む状態と、この押さえ込みを解除する状態との間でクランプ爪を回動させる構成となっていることを特徴とするコンクリート成形品型抜き装置。
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