JP2003033434A - 針無注射器 - Google Patents
針無注射器Info
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Abstract
出しを防止した針無注射器を提供する。 【解決手段】ピストンロッド5と後グリップ7との連結
あるいは連結解除を、ピストンロッド5の凹み5b、ラ
ッチボール10、ラッチボール受け12及びラッチ解除
ボタン9からなるラッチ機構で行うとともに、前記ピス
トンロッド5の後端部にラッチボール受け12の後端面
より大きな外周を有するストッパ11を一体で形成ある
いはねじ止め等で固着し緩衝リング18を装着する。誤
操作によるピストンロッド5の発射は、前記ストッパ1
1が前記緩衝リング18を介してラッチボール受け12
の後端面に当りそれ以上の飛び出しが制限される。
Description
ら吸入した一定量の薬液をジェット噴射させて皮下注射
を行う針無注射器に関する。
射孔から一定量の薬液を吸入した後、噴射孔から薬液を
ジェット噴射することにより、薬液を患者の皮下に注入
する注射器である。すなわち、針無注射器による注射は
皮下注射時に注射針を使用しないため、痛みを伴わな
い、注射痕が残らない、針刺し事故が皆無等の利点があ
り、例えば糖尿病患者自身が日常的にインシュリンを自
己注射する場合にも用いられている。
概略構成図に示すようなものが用いられている。すなわ
ち、針無注射器は先端側に噴射孔21aを有するノズル
21を組み込んだ前グリップ22と、ピストン23を係
着しフランジリング24を一体に固着し前後に移動可能
なピストンロッド25と、前記ピストンロッド25と連
結(ラッチ)したり、解離したりするラッチ機構26を
固着し、前記前グリップ22と螺合する後グリップ27
と、前記ピストンロッド25に高速の前進力を負荷する
ための圧縮ばね28及びラッチ解除ボタン29等から構
成されている。
前グリップ22に対して押し込んでいくと、ピストンロ
ッド25はラッチ機構26に連結される。この状態で例
えば薬液バイアル(図示しない)の吸入口に針無注射器
の噴射孔21aを当てがい、後グリップ27を反対方向
に回転させると図5(a)のように一定量の薬液が吸入
され、次にノズル21を注射部位に当てがいラッチ解除
ボタン29を押し込むと、図5(b)のように前記ピス
トンロッド25がラッチ機構26から解離して高速で前
進し噴射孔21aから薬液が噴射される。
記のように構成されているが、使用者の操作ミスなどに
より前グリップ22が後グリップ27から外れたり、外
れかかった状態でラッチ解除ボタン29を誤って押した
りすると、ピストンロッド25がフリーとなって飛び出
す恐れがある。本発明は、このような事情に鑑みてなさ
れたものであって、操作ミスなどによりピストンロッド
が一定距離以上に飛び出ない針無注射器を提供すること
を目的とする。
め、本発明の針無注射器は、ピストンロッドを後退させ
てノズルの噴射孔から吸入した薬液を、前記ピストンロ
ッドを高速で前進させて噴射孔から噴射させて皮下注射
を行う針無注射器において、前記ピストンロッドの前進
距離を制限するストッパを該ピストンロッドの後端に設
けたことを特徴とするものである。さらに衝撃を吸収す
る緩衝リングを該ピストンロッドの後端に設けたことを
特徴とするものである。本発明の針無注射器は上記のよ
うに構成されており、誤操作によって発射されたピスト
ンロッドの飛び出しを防止することができる。
注射器を詳細に説明する。図1は本発明の実施例による
針無注射器の上面図(a)と側面断面図(b)を示した
ものである。本発明の針無注射器は図1に示すように、
ピストン3の後退時薬液を吸入し、前進時薬液を噴射す
る噴射孔1aを有するノズル1と、先端側に前記ノズル
1を螺合等により装着するとともに外周部に薬液の吸入
量を示す薬液量表示窓2aを開口した前グリップ2と、
前記ノズル1の中空部に内挿されるピストン3を係着し
て前後に移動可能なピストンロッド5を連結(ラッチ)
したりあるいは連結解除を行うためのラッチ機構6と、
該ラッチ機構6に押力を加えてラッチ状態を解除させる
ラッチ解除ボタン9を内設した後グリップ7とを備え、
前記前グリップ2と後グリップ7はそれぞれのねじ部2
b、7aにより螺合されている。
ン3を係着するための凹み5aと、後端側には後グリッ
プ7を回転前進させることによってラッチボール10が
嵌まり込むための凹み5bがそれぞれ円周上に形成され
ると共に、フランジリング4と本発明の特徴であるピス
トンロッド5の飛び出しを防止するためのストッパ11
と緩衝リング18がそれぞれ一体的に固定されている。
このストッパ11は円柱形のもので、その直径はピスト
ンロッド5より大きな径のものが用いられる。また、前
記フランジリング4とフランジ15間には、圧縮により
ピストンロッド5を高速で前進させる力を貯えるための
圧縮ばね13が、またラッチボール受け12とラッチ解
除ボタン9間にはラッチ解除ボタン9に絶えず後方向き
の力を加えておくための圧縮ばね14がそれぞれ設けら
れている。前記フランジ15とベアリング16によって
後グリップ7の回転がスムーズに行われる。
挿入されている後グリップ7の円筒面上には、回転ピッ
チに合わせて前記薬液量表示窓2aに薬液量を示すため
の数字が円周方向に一定間隔で表示されていて、後グリ
ップ7の回転移動に対応して薬液量表示窓2aの表示数
字が連続的に変わるようになっている。
た後、後グリップ7を回転して前進させて薬液量表示窓
2aの設定目盛値を0に合わせた状態の構造図を示した
ものである。この状態でのピストンロッド5は、凹み5
bとラッチボール受け12の孔12aの両側に嵌まり込
んだラッチボール10によって後グリップ7にラッチさ
れ、後グリップ7の移動に連動して移動する。また、フ
ランジリング4に対してフランジ15が近づくことによ
り、圧縮ばね13は圧縮され、薬液量設定値が0におい
て所定の圧縮力に保持される。
ル(図示しない)の吸入口に針無注射器のノズル1の噴
射孔1aを当てがい、図2(a)に示すように必要な薬
液吸入量が薬液量表示窓2aに表示されるまで後グリッ
プ7を回転して後退させ、ノズル1の内壁とピストン3
間にできる空間部に薬液を吸入する。そして、針無注射
器を注射部位に当てがいラッチ解除ボタン9を押し込む
と、ラッチ解除ボタン9のラッチボール10との接触面
が前方へ移動してラッチボール10は凹み5bから径方
向に抜け出し、ラッチが解除されてピストンロッド5は
フリーとなり、圧縮ばね13が圧縮されて貯えられてい
た運動エネルギーがピストンロッド5に与えられる。
ギーを受けて高速で前進し、ピストン3はノズル1の先
端部内面に到達するとともに、ピストンロッド5のスト
ッパ11は、緩衝リング18を介して図2(b)に示す
ようにラッチボール受け12の後端面に当たってさらな
る前進が止められる。したがって、万一前グリップ2が
後グリップ7から外れたり、劣化により外れ易い状態で
もそれ以上の飛び出しが防止され、安全性が確保され
る。
形成したねじ部5cと螺合して軸方向に移動可能なフラ
ンジ17を用いて、圧縮ばね13の圧縮力を調節するこ
とができるようにした針無注射器の実施例を示したもの
である。このような注射器の場合には、ストッパ11の
代わりにピストンロッドを回転できるようにドライバ溝
を形成したストッパ11Aが用いられる。ラッチ解除ボ
タン9のボタン9aを外してドライバ(図示せず)を挿
入し、前記ストッパ11Aを介してピストンロッド5を
回すと、フランジ17の頭部17aは圧縮力表示窓2c
の長溝2dに沿って前後に移動する。頭部17aの○印
1個側に近ずくと圧縮力は低下し、○印3個側に近ずく
と圧縮力は増加する。上記針無注射器の前グリップ2が
外れた状態でピストンロッド5が誤って発射された場合
でも、図4に示すようにストッパ11Aが緩衝リング1
8を介してラッチボール受け12に当たって前進が阻止
され、それ以上のピストンロッド5の飛び出しが防止さ
れる。
ンロッド5の後端に飛び出し防止用のストッパ11また
はストッパ11Aと緩衝リング18を設けたことを特徴
とするものであり、ノズル1、前グリップ2、ストッパ
11、11A等の構成部品の形状は本実施例に限定され
るものではなく、種々の形状のものも用いられる。例え
ばストッパ11として6角柱形のものを用いたり、スト
ッパ11とピストンロッド5にねじ部を設けて螺合させ
るようにしてもよい。
ストンロッドにストッパを取り付けたことにより、ピス
トンロッドの後グリップからの飛び出しを防止すること
ができる。これにより、万一、使用者の操作ミス等によ
り前グリップが外れ、ピストンロッドが発射されても前
進距離が制限されているので安全性を確保することがで
きる。
(a)と側面断面図(b)である。
(a)と側面断面図(b)である。
側面断面図(b)である。
図である。
Claims (2)
- 【請求項1】ピストンロッドを後退させてノズルの噴射
孔から吸入した薬液を、前記ピストンロッドを高速で前
進させて噴射孔から噴射させて皮下注射を行う針無注射
器において、前記ピストンロッドの前進距離を制限する
ストッパを該ピストンロッドの後端に設けたことを特徴
とする針無注射器。 - 【請求項2】ピストンロッドを後退させてノズルの噴射
孔から吸入した薬液を、前記ピストンロッドを高速で前
進させて噴射孔から噴射させて皮下注射を行う針無注射
器において、前記ピストンロッドの前進距離を制限する
ストッパと衝撃を吸収する緩衝リングを該ピストンロッ
ドの後端に設けたことを特徴とする針無注射器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001220929A JP4792670B2 (ja) | 2001-07-23 | 2001-07-23 | 針無注射器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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Publications (2)
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
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Cited By (2)
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JP2001187139A (ja) * | 1999-12-28 | 2001-07-10 | Shimadzu Corp | 針無注射器 |
-
2001
- 2001-07-23 JP JP2001220929A patent/JP4792670B2/ja not_active Expired - Fee Related
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US9358344B2 (en) | 2011-05-19 | 2016-06-07 | Becton, Dickinson And Company | Injection device with plural dosage setting windows |
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JP4792670B2 (ja) | 2011-10-12 |
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