JP2000070367A - 針無注射器 - Google Patents
針無注射器Info
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- JP2000070367A JP2000070367A JP10241568A JP24156898A JP2000070367A JP 2000070367 A JP2000070367 A JP 2000070367A JP 10241568 A JP10241568 A JP 10241568A JP 24156898 A JP24156898 A JP 24156898A JP 2000070367 A JP2000070367 A JP 2000070367A
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- Japan
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- rod
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- needleless syringe
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- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61M—DEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
- A61M5/00—Devices for bringing media into the body in a subcutaneous, intra-vascular or intramuscular way; Accessories therefor, e.g. filling or cleaning devices, arm-rests
- A61M5/178—Syringes
- A61M5/30—Syringes for injection by jet action, without needle, e.g. for use with replaceable ampoules or carpules
-
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- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
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- A61M5/178—Syringes
- A61M5/31—Details
- A61M5/315—Pistons; Piston-rods; Guiding, blocking or restricting the movement of the rod or piston; Appliances on the rod for facilitating dosing ; Dosing mechanisms
- A61M5/31511—Piston or piston-rod constructions, e.g. connection of piston with piston-rod
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- A61M5/31515—Connection of piston with piston rod
Abstract
(57)【要約】
【課題】針無注射器の薬液噴射部のピストンやノズルの
破損による危険を防止すると共に、ピストンの衝突音を
低減させる。 【解決手段】噴射口２ａを備えたノズル２内の薬液を圧
縮するピストン２１とそれに衝撃力を伝達するロッド３
の間にあって、両者を連結する着脱可能の着脱機構部材
２２に軟質ゴムを使用することにより、ロッド３がピス
トン２１に衝突する際、着脱機構部材２２がダンパーと
して働き、ピストン２１及びノズル２の破損を防止し衝
突音を低減させることができると共に着脱機構部材２２
にシール機能を持たせることができる。
破損による危険を防止すると共に、ピストンの衝突音を
低減させる。 【解決手段】噴射口２ａを備えたノズル２内の薬液を圧
縮するピストン２１とそれに衝撃力を伝達するロッド３
の間にあって、両者を連結する着脱可能の着脱機構部材
２２に軟質ゴムを使用することにより、ロッド３がピス
トン２１に衝突する際、着脱機構部材２２がダンパーと
して働き、ピストン２１及びノズル２の破損を防止し衝
突音を低減させることができると共に着脱機構部材２２
にシール機能を持たせることができる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、吸入した薬液をジ
ェット噴射させて皮下注射を行う針無注射器、特にノズ
ル機構部分の安全性を向上させた針無注射器に関する。
ェット噴射させて皮下注射を行う針無注射器、特にノズ
ル機構部分の安全性を向上させた針無注射器に関する。
【０００２】
【従来の技術】針無注射器はその噴射口から薬液を一定
量吸入した後、再度噴射口から薬液をジェット噴射させ
ることにより薬液を患者の皮下に注入する注射器であ
る。すなわち、針無注射器による注射は皮下注入時に注
射針を使用しない無針注射であるため、痛みを伴わな
い、注射痕が残らない、注射ミスが皆無等の利点があ
り、例えば糖尿病患者自身が日常的にインシュリンを自
己注射する場合にも用いられている。
量吸入した後、再度噴射口から薬液をジェット噴射させ
ることにより薬液を患者の皮下に注入する注射器であ
る。すなわち、針無注射器による注射は皮下注入時に注
射針を使用しない無針注射であるため、痛みを伴わな
い、注射痕が残らない、注射ミスが皆無等の利点があ
り、例えば糖尿病患者自身が日常的にインシュリンを自
己注射する場合にも用いられている。
【０００３】このような針無注射器として、従来、針無
注射器と薬液バイアルの結合状態における構造断面図
（図４）に示すような針無注射器が使われている。噴射
口２ａを先端に設けたノズル２の薬液室内に着脱機構に
よりロッド３と連結され頭部が円錐体のピストン２１が
進退可能に配設されている。前記ピストン２１はポリカ
ボネート等の硬質樹脂を用いて着脱機構が一体で成型さ
れている。シール部材としてＮＢＲ等のゴム製のＯリン
グ２１ａが用いられ、ロッド３にはステンレス等の金属
材料が用いられている。
注射器と薬液バイアルの結合状態における構造断面図
（図４）に示すような針無注射器が使われている。噴射
口２ａを先端に設けたノズル２の薬液室内に着脱機構に
よりロッド３と連結され頭部が円錐体のピストン２１が
進退可能に配設されている。前記ピストン２１はポリカ
ボネート等の硬質樹脂を用いて着脱機構が一体で成型さ
れている。シール部材としてＮＢＲ等のゴム製のＯリン
グ２１ａが用いられ、ロッド３にはステンレス等の金属
材料が用いられている。
【０００４】薬液バイアル７からの薬液吸入は図４に示
すようなアダプタ８の中空針８ａを薬液バイアル７のゴ
ム栓７ａに挿入し、ロッド３を後退させることにより通
路８ｂを通って一定量の薬液をノズル２内に吸入する。
次に、この針無注射器１を患者の皮膚面に当てた状態
で、ロッド３を高速で先端側に移動させると、ロッド３
がピストン２１に高速で衝突し、薬液が高圧で圧縮され
てノズル２からジェット噴出し、注射が行なわれる。
すようなアダプタ８の中空針８ａを薬液バイアル７のゴ
ム栓７ａに挿入し、ロッド３を後退させることにより通
路８ｂを通って一定量の薬液をノズル２内に吸入する。
次に、この針無注射器１を患者の皮膚面に当てた状態
で、ロッド３を高速で先端側に移動させると、ロッド３
がピストン２１に高速で衝突し、薬液が高圧で圧縮され
てノズル２からジェット噴出し、注射が行なわれる。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】従来の針無注射器は以
上のように構成されているが、硬質樹脂製のピストンに
金属製ロッドが高速で衝突することにより破損する恐れ
がある。さらに、ノズル自体が透明の硬質樹脂製である
場合、ノズル全体が破壊されてしまい安全性が損なわれ
るという問題がある。また、ピストンとロッドとも硬い
物質同士なので衝突音即ち発射音が大きく患者に恐怖心
を起こさせるという問題がある。
上のように構成されているが、硬質樹脂製のピストンに
金属製ロッドが高速で衝突することにより破損する恐れ
がある。さらに、ノズル自体が透明の硬質樹脂製である
場合、ノズル全体が破壊されてしまい安全性が損なわれ
るという問題がある。また、ピストンとロッドとも硬い
物質同士なので衝突音即ち発射音が大きく患者に恐怖心
を起こさせるという問題がある。
【０００６】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たものであって、ピストンやノズルの破損を防止し、ピ
ストンの衝突音を低減した針無注射器を提供することを
目的とする。
たものであって、ピストンやノズルの破損を防止し、ピ
ストンの衝突音を低減した針無注射器を提供することを
目的とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明の針無注射器は先端部のノズルの噴射口から
吸入した薬液バイアルの一定量の薬液を、前記噴射口か
らジェット噴射させ皮下注射する針無注射器において、
前記ノズル内の薬液圧縮用ピストンと該ピストンへの圧
縮力伝達用ロッドとの間にあって、前記ピストンとロッ
ドを着脱するための着脱機構部材に軟質材を用いること
により、シール機構を持たせたことを特徴とする。
め、本発明の針無注射器は先端部のノズルの噴射口から
吸入した薬液バイアルの一定量の薬液を、前記噴射口か
らジェット噴射させ皮下注射する針無注射器において、
前記ノズル内の薬液圧縮用ピストンと該ピストンへの圧
縮力伝達用ロッドとの間にあって、前記ピストンとロッ
ドを着脱するための着脱機構部材に軟質材を用いること
により、シール機構を持たせたことを特徴とする。
【０００８】本発明の針無注射器は、上記のように構成
されておりピストンやノズルの破損防止と衝突音が低減
された針無注射器を得ることができる。
されておりピストンやノズルの破損防止と衝突音が低減
された針無注射器を得ることができる。
【０００９】
【発明の実施の形態】以下、実施例により本発明を詳細
に説明する。図１は本発明によるピストン及び着脱機構
部材の結合状態における構造断面図、図２はこのピスト
ン及び着脱機構部材を用いた針無注射器の断面図を示し
たものである。図２に示すように、針無注射器は両端面
が開口している前側円筒４と後側円筒５とがネジ部４２
にて螺合されてなるステンレスあるいは硬質樹脂製の円
筒体６を備えている。前記前側円筒４は、先端側のネジ
部４３において噴射口２ａを備えたノズル２を螺合する
と共に、内側にリング状のストッパプレート４１を配設
し、後部外周面に図３に示すような目盛り部４４を備え
ている。
に説明する。図１は本発明によるピストン及び着脱機構
部材の結合状態における構造断面図、図２はこのピスト
ン及び着脱機構部材を用いた針無注射器の断面図を示し
たものである。図２に示すように、針無注射器は両端面
が開口している前側円筒４と後側円筒５とがネジ部４２
にて螺合されてなるステンレスあるいは硬質樹脂製の円
筒体６を備えている。前記前側円筒４は、先端側のネジ
部４３において噴射口２ａを備えたノズル２を螺合する
と共に、内側にリング状のストッパプレート４１を配設
し、後部外周面に図３に示すような目盛り部４４を備え
ている。
【００１０】前記円筒体６の中心軸に沿って往復可能な
ロッド３が備えられており、その先端部は前記ノズル２
に内接して移動するピストン２１と共に着脱機構部材２
２によって連結され、さらにその先端から約１／４の長
さのところにフランジリング３１が一体的に取り付けら
れている。また、ロッド３の後端にはフランジ３３が付
いたガイドパイプ３２が軸方向に移動可能な状態で嵌め
込まれている。前記ノズル２やピストン２１にはポリカ
ーボネイトのような硬質樹脂が、また着脱機構部材２２
にはＮＢＲのような軟質ゴムが材質として用いられてい
る。
ロッド３が備えられており、その先端部は前記ノズル２
に内接して移動するピストン２１と共に着脱機構部材２
２によって連結され、さらにその先端から約１／４の長
さのところにフランジリング３１が一体的に取り付けら
れている。また、ロッド３の後端にはフランジ３３が付
いたガイドパイプ３２が軸方向に移動可能な状態で嵌め
込まれている。前記ノズル２やピストン２１にはポリカ
ーボネイトのような硬質樹脂が、また着脱機構部材２２
にはＮＢＲのような軟質ゴムが材質として用いられてい
る。
【００１１】前記着脱機構部材２２はロッド３の先端部
が挿入されることにより径方向に膨らみ、ノズル内壁と
ピストン２１で作られた薬液室内から薬液が漏れるのを
防ぐシール機能を備えている。そして、フランジリング
３１とフランジ３３の間には、ロッド３に通された強力
な圧縮バネ３４が介設されていて、圧縮バネ３４により
ロッド３を前進方向へ常に付勢する構成となっている。
前記ロッド３はフランジリング３１がストッパープレー
ト４１に当たる以上に先端側に移動することを禁止して
いる。
が挿入されることにより径方向に膨らみ、ノズル内壁と
ピストン２１で作られた薬液室内から薬液が漏れるのを
防ぐシール機能を備えている。そして、フランジリング
３１とフランジ３３の間には、ロッド３に通された強力
な圧縮バネ３４が介設されていて、圧縮バネ３４により
ロッド３を前進方向へ常に付勢する構成となっている。
前記ロッド３はフランジリング３１がストッパープレー
ト４１に当たる以上に先端側に移動することを禁止して
いる。
【００１２】一方、後側円筒５の内側には、固定リング
５２が突起部５１に当接して一体的に取り付けられてい
る。固定リング５２の後側にはスライドリング５７が軸
方向に移動可能に内挿設置されている。さらに、スライ
ドリング５７の後側にラッチ解除ボタン５６が軸方向に
移動可能に嵌め込まれている。また、固定リング５２の
後端側には可動小ピース５８が軸方向に移動可能に嵌め
込まれている。この可動小ピース５８とスライドリング
５７の後端面の間に圧縮バネ５５が介設されていて、こ
の圧縮バネ５５によりスライドリング５７が後退方向に
常に付勢されている。
５２が突起部５１に当接して一体的に取り付けられてい
る。固定リング５２の後側にはスライドリング５７が軸
方向に移動可能に内挿設置されている。さらに、スライ
ドリング５７の後側にラッチ解除ボタン５６が軸方向に
移動可能に嵌め込まれている。また、固定リング５２の
後端側には可動小ピース５８が軸方向に移動可能に嵌め
込まれている。この可動小ピース５８とスライドリング
５７の後端面の間に圧縮バネ５５が介設されていて、こ
の圧縮バネ５５によりスライドリング５７が後退方向に
常に付勢されている。
【００１３】また、固定リング５２の後端段落部には周
方向に貫通する複数個の小孔５４が形成されていて、各
小孔５４にはラッチボール５３が嵌め込まれている。ス
ライドリング５７の前端部内面がラッチボール５３の先
に進出し、圧縮バネ５５による付勢力によってスライド
リング５７がラッチボール５３と係止して、スライドリ
ング５７が後側円筒５から飛び出さないように構成され
ている。このため前側円筒４に後側円筒５をネジ込んで
ゆけば、固定リング５２からラッチボール５３までの部
品が後側円筒５と一緒に前進させられる。
方向に貫通する複数個の小孔５４が形成されていて、各
小孔５４にはラッチボール５３が嵌め込まれている。ス
ライドリング５７の前端部内面がラッチボール５３の先
に進出し、圧縮バネ５５による付勢力によってスライド
リング５７がラッチボール５３と係止して、スライドリ
ング５７が後側円筒５から飛び出さないように構成され
ている。このため前側円筒４に後側円筒５をネジ込んで
ゆけば、固定リング５２からラッチボール５３までの部
品が後側円筒５と一緒に前進させられる。
【００１４】次に、上記構造の針無注射器を用いて注射
を行う場合の動作を説明する。針無注射器の前側円筒４
を把持して、後側円筒５を前進方向に回転させると、可
動小ピース５８は前進しその先端がロッド３の後端側の
凹み３６に嵌入して可動小ピース５８は止まる。
を行う場合の動作を説明する。針無注射器の前側円筒４
を把持して、後側円筒５を前進方向に回転させると、可
動小ピース５８は前進しその先端がロッド３の後端側の
凹み３６に嵌入して可動小ピース５８は止まる。
【００１５】さらに、後側円筒５を回すと圧縮バネ５５
によりスライドリング５７及びラッチ解除ボタン５６が
後退する。そして、ラッチボール５３がラッチ孔３５に
半ば落ち込むと同時に圧縮バネ５５で後退方向に付勢さ
れているスライドリング５７がラッチボール５３を横か
ら押え続ける形となる。このとき圧縮バネ３４が圧縮状
態でラッチされる。
によりスライドリング５７及びラッチ解除ボタン５６が
後退する。そして、ラッチボール５３がラッチ孔３５に
半ば落ち込むと同時に圧縮バネ５５で後退方向に付勢さ
れているスライドリング５７がラッチボール５３を横か
ら押え続ける形となる。このとき圧縮バネ３４が圧縮状
態でラッチされる。
【００１６】次に、図４に示すようにアダプタ８を間に
してノズル２と薬液バイアル７を結合し、前側円筒４を
把持したまま他方の手で後側円筒５を後退方向に回転さ
せると、固定リング５２に係止したロッド３も引き連ら
れて後退する。この時、着脱機構部材２２内のあそび２
２ａ（図１）を過ぎた後のロッド３の後退距離は薬液取
込量に比例し、その取込量は前記目盛り部４４に表示さ
れる。この目盛りで設定された薬液量が、ノズル２とピ
ストン２１間の薬液室内に取り込まれる。
してノズル２と薬液バイアル７を結合し、前側円筒４を
把持したまま他方の手で後側円筒５を後退方向に回転さ
せると、固定リング５２に係止したロッド３も引き連ら
れて後退する。この時、着脱機構部材２２内のあそび２
２ａ（図１）を過ぎた後のロッド３の後退距離は薬液取
込量に比例し、その取込量は前記目盛り部４４に表示さ
れる。この目盛りで設定された薬液量が、ノズル２とピ
ストン２１間の薬液室内に取り込まれる。
【００１７】そして、上記針無注射器の噴射口２ａを患
者の注射個所に当てラッチ解除ボタン５６を押すと、圧
縮バネ５５が押し縮められ、スライドリング５７が前進
してラッチボール５３がラッチ孔３５から飛び出す。そ
の結果、ロッド３と固定リング５２の係止が外れ、ロッ
ド３は強力な圧縮バネ３４の付勢力によってフランジ３
３がストッパプレート４１に当たるところまで瞬間的に
前進する。このとき着脱機構部材２２とロッド３との間
にあそび２２ａ（図１）があるため、ロッド３は初期加
速された勢いを保ちながら高速でピストン２１に衝突
し、続いてピストン２１が薬液を高圧で圧縮する。この
結果、薬液が噴射口２ａより噴射され、皮下に注入され
る。ロッド３がピストン２１に衝撃力を与える際、軟質
材よりなる着脱機構部材２２がダンパーとして働くので
ピストン２１の破損が回避できると共に、衝突音が軽減
される。これらノズル２、ピストン２１及び着脱機構部
材２２は共に使い捨て材料として扱われ、着脱機構部材
２２とピストン２１を予め連結した形でノズル２に内挿
しておき、前側円筒４に結合した後ロッド３を回転前進
させて容易に着脱機構部材２２と連結させることができ
る。
者の注射個所に当てラッチ解除ボタン５６を押すと、圧
縮バネ５５が押し縮められ、スライドリング５７が前進
してラッチボール５３がラッチ孔３５から飛び出す。そ
の結果、ロッド３と固定リング５２の係止が外れ、ロッ
ド３は強力な圧縮バネ３４の付勢力によってフランジ３
３がストッパプレート４１に当たるところまで瞬間的に
前進する。このとき着脱機構部材２２とロッド３との間
にあそび２２ａ（図１）があるため、ロッド３は初期加
速された勢いを保ちながら高速でピストン２１に衝突
し、続いてピストン２１が薬液を高圧で圧縮する。この
結果、薬液が噴射口２ａより噴射され、皮下に注入され
る。ロッド３がピストン２１に衝撃力を与える際、軟質
材よりなる着脱機構部材２２がダンパーとして働くので
ピストン２１の破損が回避できると共に、衝突音が軽減
される。これらノズル２、ピストン２１及び着脱機構部
材２２は共に使い捨て材料として扱われ、着脱機構部材
２２とピストン２１を予め連結した形でノズル２に内挿
しておき、前側円筒４に結合した後ロッド３を回転前進
させて容易に着脱機構部材２２と連結させることができ
る。
【００１８】本発明の特徴は上述したように、ピストン
２１とロッド３間に軟質材による着脱機構部材２２を介
設し、その膨張性と軟質性を利用してピストン２１及び
ノズル２への衝撃力を緩和させることにより、これらの
破損を防止し衝突音を軽減すると共に、シール機能を持
たせることができる。
２１とロッド３間に軟質材による着脱機構部材２２を介
設し、その膨張性と軟質性を利用してピストン２１及び
ノズル２への衝撃力を緩和させることにより、これらの
破損を防止し衝突音を軽減すると共に、シール機能を持
たせることができる。
【００１９】なお、この発明は上記実施例に示されたロ
ッド駆動方法や取込量表示方法に限定されるものではな
く、それらの変形に対しても実施可能である。
ッド駆動方法や取込量表示方法に限定されるものではな
く、それらの変形に対しても実施可能である。
【００２０】
【発明の効果】本発明の針無注射器は上記のように構成
されており、ピストンやノズルの破損が防止されること
により安全性が確保できると共に衝突音（発射音）を低
減させることができ、患者の精神的恐怖感を取り除いた
安全な針無注射器が得られる。
されており、ピストンやノズルの破損が防止されること
により安全性が確保できると共に衝突音（発射音）を低
減させることができ、患者の精神的恐怖感を取り除いた
安全な針無注射器が得られる。
【図１】本発明の実施例のピストン及び着脱機構部材の
結合状態における構造断面図である。
結合状態における構造断面図である。
【図２】本発明の実施例の針無注射器の断面図である。
【図３】本発明の実施例の薬液取込量を表示するための
目盛り部の上面図である。
目盛り部の上面図である。
【図４】針無注射器と薬液バイアルを結合状態で示す断
面図である。
面図である。
１・・・針無注射器 ２・・・ノズル ２ａ・・・噴射口 ３・・・ロッド ４・・・前側円筒 ５・・・後側円筒 ６・・・円筒体 ７・・・薬液バイアル ７ａ・・・ゴム栓 ８・・・アダプタ ８ａ・・・中空針 ８ｂ・・・通路 ２１・・・ピストン ２１ａ・・・Ｏリング ２２・・・着脱機構部材 ２２ａ・・・あそび ２３・・・薬液室 ３１・・・フランジリング ３２・・・ガイドパイプ ３３・・・フランジ ３４、５５・・・圧縮バネ ３５・・・ラッチ孔 ３６・・・凹み ４１・・・ストッパプレート ４２、４３・・・ネジ部 ４４・・・目盛り部 ５１・・・突起部 ５２・・・固定リング ５３・・・ラッチボール ５４・・・小孔 ５６・・・ラッチ解除ボタン ５７・・・スライドリング ５８・・・可動小ピース
Claims (1)
- 【請求項１】先端部のノズルの噴射口から吸入した薬液
バイアルの一定量の薬液を、前記噴射口からジェット噴
射させ皮下注射する針無注射器において、前記ノズル内
の薬液圧縮用ピストンと該ピストンへの圧縮力伝達用ロ
ッドとの間にあって、前記ピストンとロッドを着脱する
ための着脱機構部材に軟質材を用いることにより、シー
ル機構を持たせたことを特徴とする針無注射器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10241568A JP2000070367A (ja) | 1998-08-27 | 1998-08-27 | 針無注射器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10241568A JP2000070367A (ja) | 1998-08-27 | 1998-08-27 | 針無注射器 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000070367A true JP2000070367A (ja) | 2000-03-07 |
Family
ID=17076277
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10241568A Pending JP2000070367A (ja) | 1998-08-27 | 1998-08-27 | 針無注射器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000070367A (ja) |
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007289409A (ja) * | 2006-04-25 | 2007-11-08 | Shimadzu Corp | 針無注射器 |
| JP2008506447A (ja) * | 2004-07-14 | 2008-03-06 | バイ−パス， インコーポレイテッド | 材料送達システム |
| JP2008531128A (ja) * | 2005-02-23 | 2008-08-14 | マリンクロッド・インコーポレイテッド | シリンジプランジャ用背板アダプタ |
| JP2013509214A (ja) * | 2009-10-30 | 2013-03-14 | サノフィ−アベンティス・ドイチュラント・ゲゼルシャフト・ミット・ベシュレンクテル・ハフツング | 薬物送達デバイスおよび組み立て方法 |
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