JP2003339864A - 短針付圧力注射器 - Google Patents

短針付圧力注射器

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JP2003339864A
JP2003339864A JP2002159967A JP2002159967A JP2003339864A JP 2003339864 A JP2003339864 A JP 2003339864A JP 2002159967 A JP2002159967 A JP 2002159967A JP 2002159967 A JP2002159967 A JP 2002159967A JP 2003339864 A JP2003339864 A JP 2003339864A
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JP
Japan
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short needle
nozzle
tip
syringe
short
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Pending
Application number
JP2002159967A
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English (en)
Inventor
Masahiro Saito
正弘 齋藤
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Shimadzu Corp
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Shimadzu Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】注射時の切開口を小さくして、薬液を噴射して
注射することができる短針付圧力注射器を提供する。 【解決手段】ノズルの先端に短針1aを一体化して設け
るか、もしくは吸入した薬液を噴射するノズル1の先端
にネジ孔を形成すると共に、短針1aを挿着した短針ブ
ロックに前記ネジ孔と螺合するネジ部を形成し、前記短
針ブロックをノズル1の先端に螺合する。この短針1a
を皮膚面に当てて薬液を噴射させることにより、皮膚面
に短針1aの先端径に相当する最小の切開口が形成さ
れ、低い噴射圧力で切開口から皮下脂肪層に薬液が容易
に注入される。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、吸入した一定量の
薬液をジェット噴射させて皮下注射を行う短針付圧力注
射器に関する。 【0002】 【従来の技術】注射器として、注射針を用いる針有注射
器と注射針を使用しない針無注射器とが用いられてい
る。この針有注射器は、皮膚に直接挿入するため時には
強い痛みを患者に与えることがあり、また、目的とする
部位と深さに挿入するには専門的な技術と経験を要する
ため熟練者以外の人には容易に扱えないものである。さ
らに両手作業を必要とするものであるため、患者自身が
使用することは当然のことであるが難しい。 【0003】一方、針無注射器は、その先端部のノズル
の噴射孔から一定量の薬液を吸入した後、噴射孔から薬
液をジェット噴射して患者の皮下に注入する注射器であ
るため、患者自身が比較的容易に扱うことができ、例え
ば糖尿病患者自身が日常的にインシュリンを自己注射す
る場合にも用いられている。 【0004】この針無注射器の動作説明図を図5に示
す。図5(a)は、薬液を吸入した状態を、図5(b)
は薬液を噴射させている状態を示したものである。図に
示すように、針無注射器は、圧縮ばね21に抗してロッ
ド22を矢印方向に後退させて、薬液を吸入した後、ロ
ッド22をフリーにして圧縮されていた圧縮ばね21の
力によりピストン23を高速で前進させ薬液を加圧して
ノズル24の噴射孔24aから噴射するものである。ノ
ズル24の断面構造図は、図6に示すように噴射孔24
aの内径は、ノズル24の内径に比べて非常に小さくし
ており、Oリング25でシールされたピストン23によ
り加圧された薬液は、微小な噴射孔24aからジェット
噴射され、その噴射の勢いで皮膚を貫通して皮下注射が
行われる。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】従来の針無注射器は上
記のように構成されているが、ノズルの噴射孔の孔形状
が円形であるため、皮膚を突き破って薬液を注入するに
は、薬液に高い圧力を加える必要がある。図7(a)
は、針無注射器のノズル先端部の断面図、図7(b)
は、この針無注射器によって噴射された薬液によって皮
膚表面に切開された切開口を示したものである。針無注
射器は、図7(b)のように皮膚を針有注射器の鋭利な
先端で突き破る方法に比べて、切開口、すなわち傷口が
放射状方向に裂かれて大きくなり皮膚での痛みや血の滲
みを生じることがある。また、噴射圧を高めにせざるを
得ないため、皮下脂肪層を突き破り筋肉層内に薬液が注
入される筋肉注射となり、痛みが増すと共に薬の効き方
が早くなり、さらには強力な圧縮ばねを必要とするの
で、注射器本体が大きくなると共に重量も増えるため、
針無注射器の取り扱いに不便を来すという問題がある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであっ
て、薬液噴射での切開口を拡げずに注射でき、注射部位
での痛みや血の滲みの生じにくい短針付圧力注射器を提
供することを目的とする。 【0006】 【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明の短針付圧力注射器は、吸入した一定量の薬
液を、ノズル先端からジェット噴射させて注射を行う圧
力注射器において、ノズル先端に短針を交換可能または
ノズルと一体に設けたものである。本発明の短針付圧力
注射器は上記のように構成されており、ノズルの先端に
短針を設けることにより、注射時の傷口を拡げずに皮下
脂肪層内に薬液を注入することができる。 【0007】 【発明の実施の形態】以下、実施例により本発明の短針
付圧力注射器を詳細に説明する。図1(a)は、本発明
の短針付圧力注射器の上面図、図1(b)はその側面断
面図、図2は本発明の短針付圧力注射器の実施例に係わ
るノズル先端部の平面断面図と短針取替治具の平面図と
を合わせて示したものである。 【0008】本発明の短針付圧力注射器は図1に示すよ
うに、ピストン4の後退時に薬液を吸入し、前進時に薬
液を噴射する短針1aを先端に螺合等により装着したノ
ズル1と、先端側にノズル1を螺合等により装着すると
共に外周部に薬液量表示窓2を開口した前側円筒部3
と、前記ノズル1の中空部に内挿され、前後に移動可能
のピストン4を連結して前後進するロッド5と、このロ
ッド5をラッチ(固着)するラッチ機構6とラッチ状態
を解除するためのラッチ解除ボタン7とを内設した後側
円筒部8とで構成され、前記前側円筒部3と前記後側円
筒部8はネジ部9により螺合されている。 【0009】前記ロッド5の先端側にはフランジリング
13が一体的に固着され、ピストン4を連結するための
凹み10が形成されている。また後端側には後側円筒部
8を回転前進させることにより前後に移動するラッチボ
ール11を嵌め込む凹み12が形成されている。前記フ
ランジリング13と後側円筒部8の底壁間にはロッド5
を通して圧縮ばね15が、また、前記後側円筒部8の後
部とラッチ解除ボタン7間にはロッド5を通して圧縮ば
ね16が配設され、前記前側円筒部3の内部前方には前
記フランジリング13の前進を制限するストッパ14が
固着されている。 【0010】また、前記前側円筒部3内に挿入されてい
る後側円筒部8の円筒部外面には、回転ピッチに合わせ
て前記薬液量表示窓2に薬液量を示すための数字が表示
されていて、後側円筒部8の移動に応じて薬液量表示窓
2の表示数字が変わるようになっている。 【0011】前記ノズル1は、図2に示すようにノズル
1の先端部と、短針1aと一体の短針ブロック1bにネ
ジ部1cを設け、前記短針ブロック1bをノズル1に螺
合により装着できるようにしている。この短針ブロック
1bを交換可能にするため、短針ブロック1bにマイナ
ス溝1dを設けると共に、図2に示すような前記マイナ
ス溝1dにはめて回転させるための部材を取り付けたド
ライバ31を用意し、前記短針ブロック1bの取外し、
取付けをこのドライバ31を用いて行うようにしてい
る。 【0012】この短針付圧力注射器による注射は次に示
すような動作によって行われる。図1の短針付圧力注射
器は注射のため薬液を噴射して注射した状態を示したも
ので、ラッチボール11が凹み12から飛び出し、ロッ
ド5はフリーとなってピストン4はノズル1の先端にほ
ぼ到達している。 【0013】この状態から再び注射を行うには、後側円
筒部8を回転して、薬液量表示窓2の表示が0になるよ
うに前進させる。後側円筒部8が前進すると、ラッチボ
ール11はロッド5の凹み12に嵌まり込みラッチ解除
ボタン7の平面部18で押さえられロッド5は後側円筒
部8の小孔17位置においてラッチされる。そして、図
3に示すように、固定ボックス32内に収納された薬液
バイアル33に薬液吸入用の吸入針34を挿入し、その
吸入針34に本短針付圧力注射器の短針ブロック1b部
分を押し当てて、後側円筒部8を回転して後退させると
ノズル1の内壁とピストン4間の空間に薬液が吸入され
る。必要な薬液量が薬液量表示窓2に表示されるところ
まで後側円筒部8を前進させて薬液噴射量を設定すると
共に、内部の空気を排出する。 【0014】次に、短針付圧力注射器を注射部位に当て
がうと、図4(a)に示すように短針1a部分が皮膚面
に挿入され、図4(b)に示すような短針径に沿った切
開口が形成される。そして、ラッチ解除ボタン7を押す
と、これと一体の平面部18はラッチボール11の前に
移動し、ラッチボール11はロッド5の凹み12から浮
き上がり、ロッド5はフリーとなり圧縮ばね15の圧縮
力による運動エネルギーを与えられて高速で前進する。
薬液は、ロッド5に連結されたピストン4によって圧縮
力を受け、短針1aの先端から皮下脂肪中に注入され
る。 【0015】 【発明の効果】本発明による短針付圧力注射器は、以上
説明したとおり構成されているので、ノズルを皮膚に当
てがった時に最小の侵襲度で皮膚を切開でき、傷口が小
さく皮膚での痛みや血の滲みが生じることが少ない。ま
た、噴射圧を低めにできるため、皮下脂肪層を突き破り
筋肉注射になることが避けられ、痛みや薬の効き方が早
くなってしまうことが少なく、さらに、強力なばねが不
要となり、本体を小さく、軽量に作れる。もちろんノズ
ルの針先は、交換可能にできるので、衛生的である。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の短針付圧力注射器の上面図(a)と側
面断面図(b)である。 【図2】本発明の短針付圧力注射器の実施例に係わるノ
ズル先端部の平面断面図と短針取替治具の平面図を示し
たものである。 【図3】薬液バイアルから薬液を吸入する方法を示す図
である。 【図4】本発明の短針付圧力注射器の皮膚面への挿入状
態を示す図である。 【図5】針無注射器による薬液吸入状態(a)と薬液噴
射状態(b)を示す図である。 【図6】針無注射器のノズルの断面図である。 【図7】針無注射器のノズル先端部の断面図(a)と皮
膚面上の切開口を示す図(b)である。 【符号の説明】 1、24…ノズル 1a…短針 1b…短針ブロック 1c、9…ネジ部 2…薬液量表示窓 3…前側円筒部 4、23…ピストン 5、22…ロッド 6…ラッチ機構 7…ラッチ解除ボタン 8…後側円筒部 10、12…凹み 11…ラッチボール 13…フランジリング 14…ストッパ 15、16、21…圧縮ばね 17…小孔 18…平面部 24a…噴射孔 25…Oリング 31…ドライバ 32…固定ボックス 33…薬液ボックス 34…吸入針

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】吸入した一定量の薬液を、ノズル先端から
    ジェット噴射させて注射を行う圧力注射器において、ノ
    ズル先端に短針を交換可能またはノズルと一体に設けた
    ことを特徴とする短針付圧力注射器。
JP2002159967A 2002-05-31 2002-05-31 短針付圧力注射器 Pending JP2003339864A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103495241A (zh) * 2013-10-12 2014-01-08 北京快舒尔医疗技术有限公司 具有撞击功能的无针注射器

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103495241A (zh) * 2013-10-12 2014-01-08 北京快舒尔医疗技术有限公司 具有撞击功能的无针注射器

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