JP2000510021A - ジェット式皮下注射装置 - Google Patents

ジェット式皮下注射装置

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Abstract

(57)【要約】 注射針で皮膚を穿通することのない薬剤のジェット式皮下注射に有用であるシステムが提供される。本システムは、皮膚を通して薬剤を注入するためのばね作動される針無しジェット式皮下注射装置(26)を含む。注射装置は、液体薬剤を保持するための室を有するアンプル組立体(2’)と、アンプル組立体を受容して取り付けるための注入装置とを含む。アンプル室内で可動であるプランジャ組立体(202)が、アンプル室へ液体薬剤を吸入して室から液体薬剤を放出するために使用される。注入装置は、アンプル組立体のプランジャを動かす力を提供するばね作動されるピストン(230)を含み、それによって液体薬剤が、注射部位において皮下に注入されることができるような速度で室から出されるようにさせる。本装置はさらに薬剤をアンプル組立体へ移送するために薬剤バイアルにおいて使用される結合装置を含む。

Description

【発明の詳細な説明】 ジェット式皮下注射装置 関連する出願に対する相互参照 本願は、1993年9月29日に出願された同時係属出願第08/13002 2号、発明の名称「ジェット式皮下注射装置」、の一部継続出願であり、同時係 属出願第08/130022号は、1992年9月28日に出願されて現在は放 棄された出願第07/952562号の一部同時継続出願であり、その開示内容 全体は本願と一体のものとして参照される。 技術分野 本発明は、一般には、針無し皮下薬剤送達システムに関し、より詳細には、薬 剤又は他の液体が皮膚を通り抜けるようにするために高圧液体流を利用すること によって、皮膚を穿通することを回避させるばね作動されるジェット式注射装置 に関する。 背景技術 ジェット式注射装置は、針を使用せずに、筋内薬剤及び皮下薬剤を投与するも のである。ジェット式注射の多数の利点には、針と関連する痛み及び不安の減少 、針刺し傷の排除、及び針の処分に関連する環境汚染の減少がある。ジェット式 注射装置は、免疫ワクチン、ホルモン及び局所麻酔を含む幅広い薬物治療、並び に、糖尿病の人々へのインスリンの投与において有効であり、これらの場合には 、人々は毎日多数の注射を必要とすると思われる。したがって、ジェット式注射 装置の使用は、特に老人又は年少者のような限定され た身体的能力の人によって、関心が増されるようになってきている。 ジェット式注射の原理及び皮下注射針に勝る薬剤送達システムの利点は長い間 知られていたことである。しかしながら、市場において商業的に成功を成し遂げ たジェット式注射装置はごく少数であった。使用者の集団による容認のこの欠如 は多数の要因に帰され得るが、その主たる要因は、従前の注射装置の高い費用、 複雑な充填方法、薬剤容器の設置をせずに不注意で作動されれば深刻な傷を負わ せる可能性がある機械的設計である。 一つの既存の針無し注射装置がエドワーズの(Edwards)米国特許第4 874367号に記載されている。この注射装置は、選択された量の薬剤で予め 充填されているシールされたアンプルを使用している。予め充填されているアン プルが別個のばね負荷されている作動機構に取り付けられ、この作動機構は、ト リガを作動させられると、アンプルに設けられているプランジャに接して作動機 構の前からラムロッドを前に進める。ラムロッドは薬剤に対してプランジャを動 かして、注射をするために高圧ジェットを作りだす。プランジャは排出オリフィ スから患者の皮下組織へ薬剤を噴射する。 この従来の装置は、幾つかの面においては有効であるが、実際の利用を限定さ れる。作動機構の作動準備をするために、使用者は、ラムロッドがトリガ機構の 後ろのラッチにかかるまでテーブルトップのような固体表面に装置を押しつける ことによって、ラムロッドを作動機構へ押し戻させることを求められる。したが って、個々の使用者の力は装置において作りだされ得るばね力に限界を設ける。 老人又は幼少者が作動準備をするのに実用的である十分に低いばね力は、殆どの 成人に対しては信頼性のあるジェット式注射圧力を生 み出すには一般的に不適切である。さらに、装置本体の外部へ延びているばね作 動されるラムロッドを有する作動機構は、アンプルが所定の位置にない場合に不 注意で作動されれば深刻な傷を負わせる可能性を有している。したがって、これ らの懸念を克服する針無し注射システムを持つことが望ましい。 さらに、固定量のアンプルが工場で予め充填されてから、必要とされるときに 注射器に取り付けられて投与されなくてはならない。しかしながら、実際には、 この手順は、工場で予め充填されたアンプルで一般的に経験されるように、長期 間の間プラスチック容器に薬製品を保管することはできないという単純な理由で 、実際的ではない。長期間の液体薬剤保管に適した容認されている材料はタイプ Iガラスのみであり、このタイプIガラスが事実上全ての薬製品に対して使用さ れている。しかしながら、アンプルが注射行程の間に非常に高い圧力を受けさせ られるジェット式注射の力学のため、ガラスは容易に割れるので、ガラスはアン プルに適した材料ではない。したがって、使用時に従来のガラス容器に取り付け られて正確な量の薬剤で充填され得る単位投与量アンプルを持つことが望ましい 。アンプルは高強度プラスチック材料から作られなくてはならない。 パーソンズ(Parsons)の米国特許第4913699号は、保管区画室 から圧縮ガスを放出するために作動する作動機構を有する針無し注射装置を記載 している。圧縮ガスはピストンに力を及ぼして、ピストンがプランジャを動かし 、プランジャが注射装置の放出端部の開口を通して選択された量の薬剤を放出す る。しかしながら、投与される薬剤は、投薬される前に先ず、注射器の内部に設 けられている液体薬剤収容室へ吸入されなくてはならない。したがって、この注 射装置は、自動的に作動準備され、再充填可能であり 、再使用可能であるけれども、多少複雑になる。さらに、標準的な薬剤容器から 直接薬剤室を充填するすることはできない。薬剤室を充填するためには、複雑な 液体移送システムが必要とされる。 注射可能な薬剤は二つの異なるカテゴリーに別れる。すなわち、このカテゴリ ーとは、ワクチン及び鎮痛薬のような単位投与量薬と、投与量の大きさが投与時 の個人のその時の必要性に合わせて調節されなくてはならないインスリンのよう な可変投与量薬とである。インスリンの投与の場合のように可変投与量が求めら れるときには、非常に正確な量の薬剤が可変投与量アンプルへ移されなくてはな らない。インスリン投与量は典型的には3mlシリンジカートリッジ及び5ml シリンジカートリッジで市場に出ていると共に、標準的な10ml薬剤バイアル で大きい量で供給されている。したがって、これらの投与量カテゴリー及び様々 な薬剤源容器は、相反する設計要求を従来技術のジェット式注射システムに設け られているアンプル室又はシリンジ室に課している。 パーソンズ(Parsons)らの米国特許第4680027号は動力供給機 構に挿入されることができる使い捨てシリンジを含む皮下注射装置を記載してい る。シリンジは、薬剤を保持するための空洞と、中を通って液体薬剤が空洞へ流 入及び空洞から流出する一方の端部の開口とを有する。シリンジは、シリンジに 着脱自在に取り付けられる中空管状針を有し、シリンジが液体薬剤の容器へ針を を挿入することによって充填されることが可能となる。シリンジ空洞内に配設さ れているプランジャを引っ張ることによって、液体が容器から吸い出され、シリ ンジ空洞はごく普通に吸引力を発生させて容器からシリンジ空洞へ液体薬剤を吸 い出させる。 動力供給機構は、皮膚に浸透するに十分な力で液体薬剤が開口を通して放出さ れるようにシリンジプランジャを開口に向かって押し つけるために動力を提供するために、引っ張られたときに圧縮ガスの容器を開く トリガを有する。 上述の動力供給機構は、安全インターロックを含み、その安全機構の一つは、 針が取り去られるまでは、動力供給機構にシリンジを取り付けられないようにす る。第二インターロックはトリガが動くのを防止して、シリンジが動力供給機構 に完全に取り付けられなければガス容器を開けないようにされている。両方のイ ンターロックは共に比較的複雑な機械的システムである。 したがって、インターロック機構の単純な設計の含む設計の単純さを向上させ た針無し皮下注射装置の必要性が存在する。さらに、種々の薬剤源へ素早く簡単 に取り付けることができる薬剤アンプルを含み、針の使用による負傷の危険性又 は針の処分に付随する汚染の危険なく正確な量の薬剤を抜き取る、針無し皮下注 射システムの必要性が存在する。 この点について、使用者の手に掴めるような寸法及び構成にされている便利な 針無しジェット式注射装置を持つことが望ましい。この針無しジェット式注射装 置は、構造と機能の両方において単純である新規設計において、耐久性注射器作 動機構と、協働する使い捨てアンプルとの両方を備えるべきである。使い捨てア ンプルは、使用者が既存の薬剤バイアルから簡単に且つ正確に選択された投与量 をアンプルに充填できるようなものであるべきである。注射器作動機構は、ばね を引くために使用者が装置を装備の一部に押しつける必要なく簡単且つ安全に作 動されるべきである。 発明の開示 薬剤の針無しジェット式皮下注射を提供するためのシステムに関する。本シス テムは、(1)可変投与量の液体薬剤を皮下に注入す るための簡単で効率の良い信頼性のある設計のばね作動される針無し注射装置と 、(2)液体薬剤を注射装置へ移すための標準的な薬剤バイアルでの使用に適し た結合組立体と、(3)注射装置の簡単で効率的な作動準備のために十分な機械 的利点を提供するための作動準備/携帯ケースとを含む。 ばね作動される針無しジェット式皮下注射システムは、液体薬剤を保持するた めの室を有する胴を有するアンプル組立体と、アンプル組立体を受容して取り付 けるための注入装置とを含む。アンプ組立体は、アンプル胴の前端部に、液体薬 剤が中を通って室へ吸入され同室から放出されることができるオリフィスを含む 。室内で可動であるプランジャ組立体が、液体薬剤を室へ吸入すると共に同室か ら液体薬剤を放出するために使用される。 注入装置は、アンプル組立体プランジャを移動させるための力を提供し、それ によって、液体薬剤が、注射部位において同液体薬剤が皮下に注入されることが できるような速度でオリフィスを介して室を出るようにさせる。注入装置は、長 手方向通路を定める円筒状ハウジングを含み、アンプル組立体の一方の端部(後 端部)を収容するように形成されている開口前端部を有し、それによって、注入 装置の外部にアンプル組立体を取り付ける。ピストンが長手方向通路において摺 動するように取り付けられ、プランジャ組立体に力を加える。円筒状ハウジング 内の通路がピストンと連絡しているばねを収容するように形成されており、同ば ねは、圧縮されるときには、十分な量のエネルギを収容して蓄積して、解放され るときに、プランジャ組立体に対してピストンを動かし、液体薬剤が注射部位に おいて皮下に注入されることができるような速度でオリフィスを介してアンプル 室を出るようにさせるに十分な量のエネルギを生み出す。 ばね及び蓄積されたエネルギを手動で解放して、ピストンに力を与え、それに よってピストンを前方へ動かしてアンプル組立体プランジャと接触させるために トリガ組立体が設けられる。 アンプル組立体が注入装置に結合されていない場合のトリガ組立体による蓄積 されているエネルギの解放を防止するために、インターロック安全組立体がさら に提供される。インターロック安全組立体が、トリガ組立体と注入装置ハウジン グの開口端部に設けられている結合手段との間に接続され、注入装置ハウジング に結合されるアンプル組立体に対して機能的に反応する。 さらに別の実施形態においては、本注射システムは、薬剤をアンプル組立体へ 移送するためにシリンジカートリッジと共に使用されるための液体移送ユニット を含み、この液体移送ユニットは、ジャッキねじを受容するために基端部の螺刻 されている開口を有する中空管状ボデーを備える。ジャッキねじはシリンジカー トリッジと連絡しており、ジャッキねじが回転させられると、カートリッジ内の 液体に圧力を加える。移送アダプタは反対側の端部において管状ボデーに接続さ れており、管状ボデーまで延びていてシリンジカートリッジを穿通するカニュー レを含んでいる。 アンプル組立体のオリフィスを移送アダプタと連通している状態で配置するよ うに、移送アダプタをアンプル組立体のオリフィス端部へ結合するための手段が 設けられる。ジャッキねじが回転させられると、液体薬剤がシリンジカートリッ ジからオリフィスを通ってアンプル組立体へ押し出される。 本発明により提供される注射システムの他の好適な実施形態において、薬剤を 注入装置へ移送するために標準的な薬剤バイアルにおいて使用するためのバイア ル結合装置が提供される。バイアル結合装置は、シュラウド空洞と、管状ボデー の反対側の端部において互 いから離間しているロックカラーとを備える。シュラウド空洞は標準的な薬剤バ イアルのキャップを受容するように形成される。ロックカラーはアンプル組立体 のオリフィス端部を係合するように形成される。 カニューレはバイアル結合装置のシュラウド空洞の中心部の中を延びて、バイ アル結合装置がバイアルに取り付けられているときに、薬剤バイアルキャップの 自己シール膜がカニューレによって穿通されるように先端がシュラウド空洞まで 十分な距離だけ延びている状態で、シュラウド空洞に配置される。 皮下注射システムのさらに別の実施形態においては、注入装置が、作動準備/ 携帯ケースに注入装置を保持するために設けられている空洞に受容される。作動 準備/携帯ケースは、細長い方形ベースと、短い側に沿って一つに蝶番式に接続 されているカバーとを備え、カバーは、同カバーがベースに沿って閉じられると きに弧を描くようになっている。注入装置の作動準備をするための手段はカバー を閉じることに対して機能的に反応する。作動準備手段は、ばねを圧縮して適切 な量のエネルギを蓄積するべく、注入装置と係合する。 詳細には、作動準備/携帯ケースは、ベースに沿って摺動するように取り付け られていると共に中心部に取り付けられており長手方向に延びているラムロッド を含むシャトルを含む。ラムロッドは、注入装置が空洞内に配置されているとき に注入装置ハウジングの開口前端部まで延びているように形成される。ラムロッ ドは、蓋が閉じられると、ラムロッドがピストンに力を作用させ、それによって 、ばねを圧縮して適切な量のエネルギを蓄積するように、注入装置ピストンを支 持する。 図面の簡単な説明 本発明の上述及び他の特徴と利点は、以下の詳細な説明及び同伴の図面と共に 考察されるとき、より完全に理解される。 図1は、本発明の原理の実施により提供される薬剤アンプルの半略平面図であ る。 図1aは、本発明の原理の実施により提供される薬剤アンプル組立体の第二実 施形態例の半略平面図である。 図2は、本発明の第一実施形態による注射装置に結合される薬剤アンプルの一 部断面側面図である。 図2aは、本発明の第二実施形態による注射装置に結合される薬剤アンプル組 立体の一部断面側面図である。 図3は、本発明の原理の実施による注入装置の第一及び第二実施形態の平面図 である。 図4は、図3に示される注入装置の一部平面図である。 図5は、本発明により提供される作動準備をされた位置の注入装置の第一実施 形態の半略側断面図である。 図5aは、本発明により提供される作動準備をされた位置の注入装置の第二実 施形態の半略側断面図である。 図6は、作動済み位置の図5の注入装置の半略側断面図である。 図6aは、作動済み位置の図5aの注入装置の半略側断面図である。 図7は、本発明により提供される作動準備/携帯ケースの第一実施形態の半略 平面図である。 図7aは、本発明により提供される作動準備/携帯ケースの第二実施形態の半 略平面図である。 図8は、図7の作動準備/携帯ケースの半略側断面図である。 図8aは、図7aの作動準備/携帯ケースの半略側断面図である 。 図9は、本発明の原理の実施による薬剤をアンプルに装填するための移送装填 器及び移送アダプタの半略側断面図である。 図10は、薬剤アンプルが結合されている図9の移送アダプタの半略部分断面 図である。 図11は、本発明の原理の実施による薬剤バイアルをアンプル組立体へ結合す るための薬剤バイアル及びバイアル結合器の半略組立分解斜視図である。 発明を実施するための最良の形態 本発明は、針無しでジェット式皮下注射を行う装置に関する。本装置要素は、 ばね作動させられる針の無い皮下注射装置と、薬剤アンプル組立体と、標準的な 薬剤バイアル又は薬剤・シリンジカートリッジから薬剤アンプル組立体へ薬剤を 移送するための複数の薬剤移送装置と、作動準備/携帯用ケースとを含み、前記 噴射準備/携帯用ケースは、注射装置がケース内に配置されてケースの蓋が閉じ られているときにはいつでもばねを作動準備された状態にリセットする内部結合 装置を装備している。 図1及び図2を参照すると、本発明の原理の実施により提供される薬剤アンプ ル及び注射装置の実施形態例が半略部分側断面図で示されている。全体を参照番 号2で示される薬剤アンプルが、長手方向同軸中空シリンダ6を定める細長い円 筒状胴4を有するものとして示されている。ぴったりと、しかし摺動可能に、中 に納まっているプランジャ8が中空シリンダ内にあり、中空シリンダの壁とプラ ンジャ8との全界面の周りに高圧シールを形成している。作動においては、アン プルの「前」端部10は皮膚と接触し、薬剤が皮膚に噴射される。(アンプルの 端部10が参照の目的のためだけに便宜 上「前」端部として示されており、「前方」、「後」、「後方」などのような本 願で使用されるアンプルに関する他の位置を表す用語は単に前記前端部に対する ものであることに注意すべきである。)前端部10は、中心に位置する切頭円錐 状突出部12を除いて概略平坦である。この突出部は、皮膚に対して押しつけら れるときに、囲まれた部分であるポケットを形成するのに役立ち、このポケット は注射過程時に好都合となる。が突出部及び前端部は開口している先細オリフィ ス14を中心に定めており、このオリフィス14は中空シリンダ6と連通してい て、中空シリンダ6と共通の長手方向軸線を有するが、直径はもっと小さくなっ ている。オリフィスの口に関して、およそ0.1524mm(0.006インチ )の内径は本発明の目的に対して概略適していることが分かっている。示される ように、プランジャ8は、中空シリンダの前端部壁によって画定される先細の窪 み15の形状に概ね合っている僅かに先細になっている前端部13を有する。プ ランジャの後端部は、取り付けの簡単化のために同じ先細形状を有する。 作動においては、適切な投薬量の液体(一般的には薬剤)が、中空シリンダの アンプル前端部とプランジャの間の部分である室に挿入され、アンプルの前端部 が注射部位に押しつけられる。次に、プランジャが直線的に加えられた力によっ て前方へ動かされ、液体が注射部位において皮下に注入されることが可能となる ような速度でオリフィスを介して室を出させるに十分な液体にかかる圧力にこの 力を変換する。オリフィスの手前に設けられた先細の窪み15は液体をオリフィ スへ集中させ、プランジャの同じ形状の先細の前端部13は液体が全て放出され ることを保証する。 液体をアンプルの室へ挿入する好適な方法は、周囲の気体を室へ侵入させるこ となく、圧力をかけられている液体を前端部オリフィ スを通して室へ通すことができる装置とアンプルの前端部とを結合することであ り、このときの圧力は、(中にプランジャを有する中空シリンダの容量の範囲内 で)挿入される液体の量を収容するべく摩擦抵抗のあるアンプルプランジャを後 方へ動かすのに十分なものである。 再度、図1及び図2を参照して、好適には、アンプル胴14は中の薬剤の量を 見ることができるように透明になっており、プランジャで適切な投与量を設定す るためのしるしとして働く投与量目盛18を長さに沿ってさらに有する。 中空シリンダ6はアンプルの後端部20において開口しており、この後端部2 0には、全体を参照番号26で示される噴射装置の頭部、すなわち「前」端部に よって定められる対応する雌ねじ山を設けられた開口24と係合するための外側 雄ねじ山22がある。(噴射装置の前記端部は参照する目的のためだけに便宜上 「前」端部として示されているのであり、「前方」、「後」、「後方」などのよ うな注入装置に関して本願で使用される他の位置用語は、単に前記前端部に対す るものであることに注意するべきである。)噴射装置は、プランジャ8に衝突し て、プランジャ8を前方へ動かすために、作動において噴射装置からアンプルの 中空シリンダ6まで前方へ押し出されるスラスト棒28をその中に有する。噴射 装置のスラスト棒は、プランジャへ直線的に力を加え、プランジャを前方へ動か して、アンプルの前端部オリフィス14から薬剤を外へ進ませる手段である。プ ランジャは、要するに、前方に動かされるときに室の容積を強制的に減少させる 室の可動壁である。アンプルはさらにアンプルから突出している平坦な環状隆起 部29を有し、この環状隆起部29はローレット目を付けられてもよい。この隆 起部は指把持表面を提供し、同指把持表面は、使用者が雄ねじ山22を介してア ンプルを注入装置へ螺合することができるようにするものであり、あるいは、好 適には薬剤送達機器の技術に共通するルアー(LUER)ねじ山を備える前端部 結合手段23を介して、圧力をかけられた液体をアンプルの前端部オリフィス1 4を通してアンプルへ通すことができる(図9及び図10に示されるような)装 置とアンプルを係合させるためのものである。 ここで図1a及び図2aを参照すると、本発明の原理の実施により提供される ばね作動される針無し皮下注射組立体の第二実施形態例の半略部分側断面図が示 されており、図1、図2、図5、及び図6に示される実施形態に関して説明され たものと類似の要素が”’”符号を付加された同じ参照番号で識別されている。 注射組立体は、手持ち型噴射装置26’と、再充填可能である可変投与量薬剤 アンプル組立体2’とを備える。アンプル組立体2’は、注入装置26’の外部 に取り付けられるように形成されており、注入装置と共に作動して、針無し皮下 注射のために、アンプル組立体2’から液体薬剤を放出する。アンプル組立体は 、好適には、使用者によって充填可能であり、限られた範囲まで再利用可能であ り、すなわち、1回から5回位まで使用されて捨てられる。 注射組立体は任意の位置に保持されることができるが、アンプル組立体2’が 注入装置26’の前端部に取り付けられているものと見なして、注射組立体の各 要素の互いに対する位置が以下で説明される。 アンプル組立体2’は、(図示されていない)液体薬剤を保持するために、細 長い管状ボデー部分4’(胴)を備え、同管状ボデー部分4’はボデー部分4’ の長さに沿って中心に配置される細長い中空円筒状室6’を有する。ボデー部分 又は胴4’は任意の適した材料から作成されることができるが、射出成形される 不活性の透き 通ったプラスチックが好ましい。ボデー部分又は胴4’の前端部10’は、中心 に位置する切頭円錐状突出部12’を除いて概略平坦である。この突出部12’ は、皮膚に押しつけられるときに、注射過程時に好都合なポケットを形成する役 に立つ。突出部12’は開口している先細のオリフィス14’を中心に定め、同 オリフィス14’は、液体薬剤がオリフィスを通して室へ導入されたり室から外 へ放出されたりできるように、管状室6’と連通している。 図1a及び図2aの実施形態例においては、アンプル胴4’の後端部20’は 外側雄ねじ山22’を具備しており、同外側雄ねじ山22’は、以下で詳細に説 明されるように、対応する雌ねじ山を設けられた開口と係合し、それによってア ンプル組立体を噴射装置26’へ取り付けるために使用される。アンプル胴4’ の前端部10’はアンプル組立体2’を外部装置と係合するための結合手段23 ’を具備しており、外部装置によって液体薬剤がオリフィス14’を通して管状 室6’へ導入されることができる。結合手段23’は、適切に設計された差し込 み受容体との係合のための差し込み式接続手段であってもよいが、好適には薬剤 送達装置の技術に共通する雄ルアー型ねじ山からなる。 全体を参照番号202で示されるプランジャ組立体は、適切には、プランジャ 柄204と、プランジャ柄の前方端部に取り付けられているプランジャピストン 8’とを備え、プランジャピストン8’は、ぴったりと、しかし摺動可能に、円 筒状室6’に配置されており、円筒状室6’においてプランジャピストン8’と 円筒状室6’の内壁との間の界面の周りにシールを形成する。プランジャピスト ンが、好適には、ゴム又はプラスチックなどのような不活性の可撓性材料から構 成される。 実施形態例においては、プランジャピストン8’は、前端部にフ ランジ208を定めるために、前端部の周りに円周状に設けられる窪んだ溝20 6を有する。プランジャピストン8’、詳細にはフランジ208は、円筒状室6 ’の内径よりも僅かに大きい外径を有している。プランジャ組立体が円筒状室6 ’に挿入されると、プランジャピストン8’、詳細にはフランジ208が圧縮さ れ、それによってプランジャピストンと円筒状室の内壁との間に空気及び液体を 漏らさないシールを形成する。 プランジャ柄204は、アンプル胴4’の後端部20’から円筒状空洞6’の 外へ延びており、好適には、プランジャ組立体が円筒状室6’へ完全に挿入され たときに、プランジャ柄204の一部分がアンプル組立体の後端部20’から外 へ延びている状態を保つような長さである。プランジャ柄204は、環状欠刻2 10を備える肋骨状の形状を含んでおり、同環状欠刻210は、薬剤で室を充填 する又は室からオリフィス14’を通して薬剤を放出するために、プランジャ柄 がアンプル組立体を使用して人によってしっかりと把持され、それよってピスト ン8’を円筒状室6’内で前後に移動させることができるようにするために設け られる。 作動においては、適切な投与量の液体薬剤が、ボデー部分とプランジャピスト ン8’との間の円筒状室へ導入される。アンプル組立体の前端部が注射部位に押 しつけられ、プランジャ組立体が直線的に加えられた力によって前方へ動かされ る。プランジャ組立体は、液体が注射部位において皮下に注入されることができ るような速度で液体を室からオリフィスを介して放出させるに十分な液体薬剤に かかる対応する圧力へこの力を変換する。 図1及び図2に関して説明される実施形態におけるように、アンプル組立体胴 8’は、中の薬剤の量を見えるようにするために透明であり、プランジャが適切 な薬剤投与量を決定するしるしとして働 く投与量目盛り18’をその長さに沿ってさらに含む。 ここで図5及び図6を参照すると、本発明の原理の実施により提供されるばね 作動される針無し皮下注入装置26の第一実施形態例が半略側断面図で示されて いる。注入装置26は、コイルばね34が配置されている長手方向通路32を定 める細長い円筒状ハウジング30と、スラスト棒28と、伸張したときにばねに よって加えられる直線的な力をスラスト棒へ軸線方向に伝達するための手段とを 有するものとして示されている。好適には、ばねの長手方向軸線とスラスト棒は 同一直線上にある。スラスト棒の後側長さ部分36は、スラスト棒の残りの部分 、すなわち前側長さ部分37よりも小さい直径を有し、この後側長さ部分の大部 分と前側長さ部分の一部分に対して環状になって、スラスト棒の前側長さ部分よ りも僅かに大きい内径とコイルばね34の内径よりも僅かに小さい外径を有する スリーブ38がある。スリーブは、スラスト棒の前側長さ部分とコイルばねとの 間の環状の空間に位置し、スラスト棒とコイルばねとを整列された状態に保つ。 スリーブの前端部には、コイルばねの前方端部が当接する肩となる外側へ突出し ている環状フランジ40がある。スリーブの後端部には、スラスト棒の後側長さ 部分36が延びる開口を除いてスリーブを本質的に封鎖している内側に突出して いる環状フランジ41がある。スリーブ38とスラスト棒の後側長さ部分36と の間の環状空間には、細長い環状緩衝体48がある。コイルばねの後端部は、コ イルばねの圧縮力を調節する手段に当接している。好適には、この調節手段は、 通路32の後端部の雌ねじ山43と係合するねじ42である。このねじは通路の 後端部を封鎖し、通路を選択的に短くしたり長くしたりするために使用される。 コイルばねの後端部はねじの最下部と当接し、コイルばねの前端部は環状フラン ジ40と当接する。ねじの最下部から突出するスタッ ド44は、コイルばねの当接端部を中心に位置するように保つ。スリーブが、後 側長さ部分36の端部に留められている保持リング39によってスラスト棒に関 して離れないようにされている。 図5及び図6に示される実施形態例においては、調節手段は、適切には、止め ねじからなるが、圧縮ばねが閉じ込められている通路を選択的に短くしたり長く したりできる任意の手段が使用され得る。例えば、指で回転可能であるねじ、す なわち頭部の周りにローレット目を付けられている握り又はフランジを有するね じが、本発明の範囲から逸脱することなく、止めねじに代えて使用され得る。 図5に示されるように、コイルばね34が圧縮された状態で示されている。コ イルばね34が、通路32に突出してスリーブの前側フランジ40を引っ掛ける ラッチ46によってこの圧縮された状態に保持される。ラッチがスリーブの運動 を妨げないようにされると、スリーブに力を及ぼすコイルはスリーブを前方に動 かさせる。スリーブの後側フランジ41は緩衝体48に衝突して、同緩衝体48 に力を及ぼし、緩衝体48は、スラスト棒28の後側長さ部分と前側長さ部分と の間の直径の差によって作り出される肩に対して力を及ぼす。このようにして、 伸張するばねの力がスラスト棒に対して直線的に加えられる。好適には、緩衝体 がゴム又はゴム状材料のような弾性材料から作られる。伸張するばねは、スリー ブ38の前面が通路32の前端の壁53に付けられるクッション52にぶつかる までスラスト棒を前方へ動かす。示されるように、このクッションはスラスト棒 の通過を許容するために中空中心部を有する「O」リングの形態になっている。 通路の前壁53は、スラスト棒が中を同様に延びる通路を定めている。したがっ て、アンプルが注入装置と係合されると、クッション52を貫通する連続通路は 、スラスト棒がアンプルプランジャ8を動かすことができるように、通路32の 前壁を貫通して、アンプルまで延びている。 通路の前壁53のクッション52は前壁に対するスリーブ38の衝撃を緩衝す る。クッション52は、衝突の騒音を抑制し、音を立てて衝突するのを防ぐ。ク ッション52はさらに器具における摩耗を低減させる。クッションはゴム又は任 意の他の適したエネルギ吸収性の弾性材料から作られることができる。 緩衝体48はアンプルプランジャへのスラスト棒の衝撃を緩和する。このこと は、少投与量の薬が入っているアンプルに対して特に有効である。このような場 合には、プランジャはアンプル内のさらに前方にあり、したがってスラスト棒の 行程(スラスト棒がプランジャにぶつかるまでに移動する距離)が大きくなる。 より大きな行程の場合には、スラスト棒はより大きな速度を作りだし、プランジ ャにより強くぶつかる。緩衝体は、スラスト棒が最初にプランジャにぶつかった ときにスラスト棒スリーブ38によって伝えられるエネルギの内の幾らかを瞬間 的に吸収し、プランジャに加えられる衝撃を緩和する。このことは、薬に加えら れる初期瞬間圧力をアンプルの構造的な限界内の安全な水準に保つ。 再度図5及び図6を参照すると、注入装置が作動させられた後、装置は非作動 準備状態(図6)になる。スリーブの前側フランジ40はラッチ46の前方にあ る。注入装置の作動準備をするためには、スリーブの前側フランジが(図5に示 されるように)ラッチによって引っ掛けられるまで、スラスト棒が(図7及び図 8に示される装置のような)任意の適した手段によって後方に押される。好適に は、ラッチが、ハウジング30に取り付けられた(図3及び図4に示される)U リンク57にジャーナル軸受けされたピン56を中心として旋回するレバー54 の端部に配設され、レバーの反対側の端部は刻みを付けられている平坦な表面を 有し且つ指によって作動さ れるように配設されたトリガ58になっている。作動準備操作時に、スラスト棒 が後方へ押されると、前側フランジ40はレバーの下側の傾斜表面60にぶつか り、ラッチの下側は傾斜表面の一部となる。スラスト棒がさらに後方へ押される と、スリーブフランジ40は傾斜表面に逆らって進み、少なくともフランジ40 の通過を許容するのに必要な程度までラッチを通路32から外側へ旋回させる。 ラッチが通路の外側へ旋回すると、ラッチは、ラッチの上側の上に突出している 通常は平坦な板ばね62を曲げさせる。スリーブの前側フランジが傾斜表面を越 えて後方へ押されると、板ばねの弾性がラッチを通路に再進入させて、スリーブ の前方への運動に対する障害とならしめる。停止部64はレバーのラッチ端部が 通路の方へ旋回しすぎることを防止する。スラスト棒に後方への力を作用させる ことによって、コイルばねを解放するまでコイルばねに蓄えられるエネルギをコ イルばねに蓄積させる。 ここで図5a及び図6aを参照すると、本発明の原理の実施により提供される ばね作動される針無し皮下注入装置26’の第二実施形態例が半略側断面図で示 されおり、この側断面図においては、図5及び図6に示される実施形態に関して 説明された要素と類似の要素が”’”符号を付加された同じ参照番号で識別され ている。注入装置26’は、アンプル組立体が液体薬剤で満たされているときの アンプル組立体2’を受容し且つプランジャ組立体202をオリフィス14’に 向かって前方へ動かす力を提供するように形成される。 注入装置26’は、適切には、細長い円筒状ハウジング30’を備え、同ハウ ジング30’は、前方又は前側の端部220においては開口し、後側端部222 においては口を閉じており、円筒状長手方向通路32’を定めている。注入装置 ハウジング30’は、所望 されるように、金属又は適したプラスチック材料から形成されることができる。 ハウジング前端部220は、アンプル組立体2’を受容して取り付るように形成 される。実施形態例においては、ねじ山224がハウジング30’の前端部22 0に設けられ、アンプル胴のねじ山22’と係合して、注入装置26’における アンプルのための取り付け部を提供する。 ピストン230が長さに沿って摺動可能に動くようにハウジング30’に取り 付けられ、コイルばね34’によってハウジング30’の前端部220に向かっ て付勢されている。ピストン230は、ハウジング30’の内径よりも僅かに小 さい外径を有する前部支持フランジ232と、前部支持フランジ232から同軸 に後方へ延び且つコイルばね34’の内径より僅かに小さい外径を有する後部分 234とを有する。したがって、ピストン支持フランジ232と後部分234と の間の接合部分は、コイルばねの前方端部が当接する肩を与える環状表面236 を定める。 コイルばね34’の後端部は、ハウジング30’の後端部の内壁に設けられて いるねじ山43’と係合するねじ山240を含む着脱自在な栓42’と当接して いる。したがって、着脱自在な栓42’は、通路32’の後方端部を閉じ、通路 を選択的に長くする又は短くするために螺入できるようにして使用される。コイ ルばね34’の後端部は栓の基部に当接して、栓の基部の中央に設けられている 円筒状延長部、すなわちスタッド44’の周りにはめ込まれている。 したがって、示される実施形態においては、着脱自在である栓42’が、コイ ルばね34’が閉じ込められている長手方向通路を選択的に短くしたり長くした りして、選択的にコイル34’の張力を調節するための調節手段を適切には備え る止めねじとして示されて いる。好適には止めねじであるが、本発明の範囲を逸脱することなく、指で回転 可能であるねじ、すなわち、握り部にローレット目の付けられている握り又はフ ランジを有するねじが使用されることができる。 図5a及び図6aの示される実施形態においては、コイルばね34’が、長手 方向通路32’へ突出していると共にピストン230の支持フランジ232に接 して配置されているラッチ46’によって圧縮状態に保持されている。ラッチ4 6’が解放されると、ピストン230に対して力を及ぼすコイルばねはピストン を通路32’の前端部220に向かって強制的に押し付ける。ピストンの支持フ ランジ232はアンプル組立体のプランジャ柄204に突き当たり、プランジャ 柄204を前方へ動かし、オリフィス14’を通してアンプル組立体2’から液 体薬剤を噴出させる。 伸張するばねは、ピストンの支持フランジ232が長手方向通路32’の前端 部で壁部分53’に取り付けられている弾性クッション52’に突き当たるまで 、ピストン230を前方へと動かす。示される実施形態においては、弾性クッシ ョン52’は、好適には、プランジャ柄204が中を通って通過することを許容 する中空中心部を有する「O」リングである。同様に、長手方向通路32’の壁 部分53’は、プランジャ柄204が中を長手方向通路32’へと延びる開口を 定める。こうして、アンプル組立体2’が注入装置26’と係合されると、壁部 分53’及び弾性クッション52’を通って長手方向通路32’へ続く連続する 通路ができ、プランジャ柄がピストン230へ向けられて、薬剤を噴射するよう にピストンによって動かされることができるようにする。 本発明の原理の実施により提供される注入装置26’の好適な実施形態におい ては、ハウジング30’に取り付けられている(図示 されていない)Uリンクにジャーナル軸受されるピン56’を中心として旋回す るトリガレバー54’を押し下げることによって、ラッチ46’がピストン23 0の支持フランジ232から外される。レバーをピン56’を中心として回転さ せて通路32’から外へラッチ46’を移動させるラッチ46’と反対側にある レバー54’の前方端部に位置するトリガ58’においてトリガレバー54’に 圧迫を加えて、ピストン230の支持フランジ232からラッチを外すことによ って、コイルばねが解放される。トリガレバーが、ハウジング30’に取り付け られている板ばね62’によって、作動されていない位置、すなわち作動準備が なされている位置へ付勢される。板ばね62’は、湾曲している上端部が上へ突 出してラッチ46’の上面に接触するように、ハウジングから上方へ延びている 。注入装置が以下で詳細に説明されるように適切な作動準備操作によってリセッ トされるとき、支持フランジ232がラッチ46’の位置を越えて押し進められ るまで、ピストン230が通路32’の後端部222に向かって押し進められる 。板ばね62’の弾性はラッチ46’を通路に再進入させてピストン230の前 方への運動に対する障害物とならしめる。ピストンを後方へ押し進めることで、 コイルばね34にエネルギを蓄積させ、トリガレバー54’の前方端部58’を 押し下げることによって再度解放されるまでこのエネルギがコイルばね34’に 蓄積される。 ここで図5、図5a、図6、及び図6aに示される実施形態を参照すると、ど の実施形態に関しても同じであり且つどの実施形態に関しても記載されている自 動インターロック安全装置が設けられている。符号が付いていない参照番号は図 5及び図6の第一実施形態に関連しており、符号が付いている参照番号は図5a 及び図6aの第二実施形態に関連している。 コイルばね34、34’はトリガ58、58’に圧迫を加えることによって解 放されることができ、トリガ58、58’はレバー54、54’をピン56、5 6’を中心として回転させ、ラッチ46、46’を通路32、32’から外へ移 動させてスリーブ38の通り道又はピストンフランジ232の外へ移動させる。 注入装置の不注意による作動を防止するために、二つの安全機構が存在する。示 されるように、一つの安全機構は、注入装置がアンプルを係合されていないとき は常に自動的に所定の位置にくる。この安全機構は、アンプルがユニットの頭部 へ完全に螺合されるまで注入装置のトリガを作動させないようにする。この安全 機構は、下方への回転を防止するためにトリガを動かなくする妨害手段を有する 。この妨害手段は、典型的にはトリガとハウジング30、30’の間にある突起 66、66’である。突起は可動アーム68、68’の一方の端部に接続されて おり、可動アーム68、68’の他方の端部はその中をスラスト棒が延びる中央 開口を定める可動環状壁70、70’の一方の端部へ接続されている。この環状 壁は、通路32、32’の前端部にある比較的に動かすことのできない壁53、 53’と離間して、壁53、53’の前方に配置されている。比較的に動かすこ とのできない壁53、53’と可動壁70、70’との間には、小型のコイルば ね、板ばね、星型座金、及び類似のもののような圧縮可能なばね手段72、72 ’がある。通常は、圧縮可能なばねは、突起66、66’がトリガを動かなくさ せ、それによってトリガの作動を防止するのに十分に、環状壁を前方へ付勢して いる。しかしながら、アンプルが注入装置のねじ山24、24’へ完全に螺合さ れると、アンプルの後方端部は、トリガの運動に対する障害物としての突起を移 動させ、それによってこの第一安全機構を解放するのに充分に遠くまで、環状壁 を押し戻す。示されるように、アンプル は、突起66、66’がトリガの下の窪み73、73’と整列するまで、突起6 6、66’を押し戻し、この整列によりトリガはスラスト棒を解放するに十分な だけ動けるようになり、注入装置を作動させられるようになる。こうして、第一 安全機構によって、使用者は、アンプルが注入装置と完全に係合されることなく して、スラスト棒を解放することができなくなり、自分又は他人を傷つけること を起こり得なくさせる。 ここで図3又は図4を参照すると、安全リング74が「ロックされた」位置に あるときに作動レバーの未作動位置から作動済み位置への運動を防止する手動の 安全リング74が示されている。図3及び図4に示される好適な実施形態におい ては、手動安全リングは、上述された注入装置の両方の実施形態に対して同じも のであり、両方の実施形態に関して説明されている。手動安全リング74がトリ ガレバー54、54’のトリガ部分58、58’の下のハウジング30、30’ に対して環状に取り付けられており、ハウジング30、30’の長い軸線と同一 直線上の軸線を中心として回転させられることができる。手動安全リング74が その軸線を中心として回転されると、舌部分76が、舌部分76をトリガとハウ ジング30、30’との間に挿むように、トリガ58、58’の下の位置まで回 転させられる。それによって、トリガ58、58’が作動済み位置へ押し下げら れることを防止する。 手動安全リング74が他方の方向に回転させられると、トリガ58、58’と ハウジング30、30’との間の障害物としての舌部分76が除去される。トリ ガ58、58’は自由に押し下げられるようになり、もちろん、アンプル組立体 が所定の位置にあって自動安全機構が離脱していることとすれば、注入装置を作 動させることができる。 図3及び図4に示される手動安全リング74の付加的な特徴は、手動安全リン グ74の回転によって隠されたり隠されなかったりする注意書きがハウジング3 0、30’に設けられてもよい。このような注意書きは、安全リング74が舌部 分76をトリガ58、58’の下に配置されている回転されたときに注入装置が 「安全である」こと、又は、安全リング74がトリガ58、58’の下から障害 物として舌部分76を除去するように回転されたときに注入装置が「安全ではな い」ことを示す語句を含んでもよい。こうして、このような語句と共に手動安全 リング74は注入装置の安全な状態の指標を提供する。 本発明の原理の実施により、トリガが注入装置の側面に配置されて、注入装置 の長い軸線と概略平行に整列されるが、この位置はトリガの他の位置を上回る独 特な利点を有する。本発明に関しては、使用者は、例えば人指し指によって注射 部位へ圧力を加え、不注意にユニットのトリガを作動させることなく皮膚に加え る圧力を独立して調節することができる。さらに、注射を他人に施す人はユニッ トをより利便性よく保持してトリガを押すことができる。 ここで図6及び図6aに示される実施形態を参照すると、作動準備されていな い又は作動後の注入装置のトリガ58、58’は、安全機構の突起66、66’ がトリガの窪み73、73’に捕捉されている概ね押し下げられている状態にな っている。コイルばね34、34’が通路32、32’に完全に再進入すること によりラッチ46、46’を付勢するので、トリガ58、58’が上記のように 保持され、レバー54、54’は、トリガが(図5に示されるような)作動位置 へ戻り、第一安全機構の突起が解放されるほどに(図においては反時計回りに) 回転することを妨げられる。注入装置が作動準備をされると、ラッチ46、46 ’が板ばね62、62’の 作用により通路に完全に再進入できるようになる。この再進入はトリガを立ち上 がらせて第一安全機構の突起66、66’を解放する。こうして、注入装置が作 動準備されるのとほぼ同時に、第一安全機構が係合する。 本発明の示される実施形態の付加的な利点として、注入装置及びアンプルを組 み合わせたものは、全ての外側寸法を変えずに、単により小さな内径のアンプル と対応するより小さな直径のスラスト棒とを有する注入装置とを提供することに よって、非常に少量の投与量の薬剤を投与するように設計されることができると いうことがある。より小さなアンプルの内径は投与量目盛りを引き延ばさせて、 投与量を設定する際により高い正確さを提供する。このことは、少くない投与量 の薬剤を子供へ送達するような利用法においては非常に望まれる特徴である。 図7及び図8を参照すると、ケースを閉じる間に図5及び図6の第一実施形態 の注入装置の作動準備を自動的に行う注入装置作動準備/携帯ケースが示されて いる。「リセットボックス」と称されることもあるこのケースは、細長い方形ベ ース80を有する。ベースの一方の端部にはベースから上へ突出する細い壁81 がある。ベースからさらに突出している対向する細い壁83に、カバー82が蝶 番式に取り付けられているが、この接続は蝶番ピボット84A及び84Bによる ものである。カバーはそこから突出している側壁85A及び85Bを有しており 、カバーが閉じられているときには、方形ケースの上部及び二つの長い側部とな り、細い壁が各端部でケースを封鎖している。結合棒88の一方の端部が結合ピ ボット86によってカバーの側壁85Aに枢着されている。結合棒の反対側の端 部が往復運動する細長いシャトル部材90に結合ピボット92によって枢着され ている。シャトル部材は結合棒によって動かされて、 摺動棒94に沿って前後に摺動し、この摺動棒94はケースの端部壁から両端部 壁間を延びており、ケースの長い軸線に平行である。脚93がシャトル部材の最 もカバー蝶番に近い端部から突出しており、まくら部材96が脚に取り付けられ ている。注入装置の後部分を着座させるのに適するようにされているクレドール 98が、シャトル部材の経路と並べられて、ベースに取り付けられている。さら に基ベースに取り付けられている首部クレドール100が注入装置のユニットの 頭部のすぐ後ろの部分を着座させるのに適するようにされている。この首部クレ ドールは、ユニットの作動準備を行えるようにするために第二安全機構(図4の 参照番号74)が離脱させられることを保証する。注入装置は、クレドール内に あるとき、シャトル部材の経路と長手方向に平行になっており、シャトル部材の まくら部材96は注入装置のスラスト捧28と整列している。カバーが完全に開 かれると、シャトル部材の脚がケースの端部へ引っ張られて、作動準備をされて いない注入装置をクレドールへ挿入するための場所を与える。カバーを閉じる過 程の間に、脚は、脚がスラスト棒と接触するまで、注入装置の伸張状態になって いるスラスト棒に向かって移動する。カバーがさらに閉じられるにつれ、シャト ル部材の脚はスラスト棒を注入装置の中へ押し戻す。以上のことが、注入装置が 作動準備をされて、カバーが閉じられるまで続けられる。したがって、カバー及 び結合棒が注入装置の作動準備を行うことを容易な操作とさせるに十分な機械的 利点を提供することが分かる。 図5a及び図6aの注入装置の作動準備をするために使用される作動準備/携 帯ケースの第二実施形態が本発明の原理の実施より提供され、図7a及び図8a に関して説明される。参照番号300で全体を示される作動準備/携帯ケースは 蝶番ピン86’によって上 端部で一つに接続されている二つの結合棒88’を含み、蝶番ピン88’は、細 長い方形のカバー82’の下側に取り付けられているピボットブロック304に 設けられている細長いスロット302に保持される。各結合棒88’の反対側の 端部が結合ピボット92’によって細長いシャトル部材90’に接続される。シ ャトル部材90’が、結合棒によって動かされて、細長い方形ベース80’の外 側端部に隣接して延びていると共に方形ベース300の長い軸線と平行に配置さ れている摺動軌道94’に沿って前後に摺動する。シャトル部材は、カバーに最 も近い端部に配設されているサドル306を含む。ラムロッド308が取り付け られている延長部分93’がサドル306から突出している。支持表面310が ベース80’のカバーに隣接するベースの端部の所に設けられる。シャトル部材 が、サドル306及び取り付けられているラムロッド308を支持するようにし て、ケース300内を前後に摺動させられるときに、支持表面310はシャトル 部材のサドルを支持する。 図5a及び図6aの注入装置のような注入装置がベース80’の外部壁によっ て定められる細長いクレドール98’に配設されて、シャトル部材90’の経路 に沿うように長手方向に配置される。サドル306及び取り付けられているラム ロッド308が、ラムロッド308が注入装置の前部分に設けられている開口と 整列するように、支持表面310によって位置決めされる。 カバーが完全に開かれると、結合棒はケースの後端部へシャトル部材を引っ張 り、未作動準備状態の注入装置26’をクレドールへ挿入するための場所を与え る。カバーが閉じられると、結合棒はシャトル部材と係合して、ラムラッド30 8が注入装置のハウジング30’の内部のピストン230の支持フランジ232 と接触するまで、カバーを閉じる方向にシャトル部材を押す。カバーがさらに閉 じられるにつれ、結合棒88’によって押されるシャトル部材90’はラムロッ ド308を注入装置の長手方向通路32’へ押しやって、ピストンの支持表面2 32がトリガのラッチ46’に掛からずに通過するまで通路の後端部に向かって ピストンを押しやり、板ばね62’によって、トリガのラッチ46’をラッチに 掛けられる位置へ付勢させて、前方への運動に逆らってピストン230を保持さ せる。このとき、注入装置は作動準備をされており、カバー82’は作動準備/ 携帯ケース300に対して完全に閉じられて固定されているであろう。 したがって、カバー82’及び結合棒88’は、ラムロッドが解放されたコイ ルばね34’の圧力に逆らって注入装置のピストン230を後方へ押しつけるこ とを可能とさせるに十分な力を提供する機械的な利点を提供することとも結びつ いている。機械的利点が、レバーアームとして働くカバーによって提供され、こ のレバーアームは弧状終結行程の間に結合棒を前方へ押しつける。注入装置のコ イルばねが徐々に圧縮されるにつれ、さらなる圧縮に必要とされる力は自然と大 きくなる。したがって、コイルばねを圧縮する力が最も大きくなるシャトル部材 の行程の端部の近くにおいて、カバーのレバーアームによって提供される機械的 利点は最も大きくなる。こうして、カバー及び結合棒は、注入装置の作動準備を することを容易な操作とさせるに十分な機械的利点を提供することと結びつく。 このことは、年寄り及び幼い者のような限定された身体的能力を持つ人にとって 特に重要な特徴である。 作動準備/携帯ケースは、本願で呈示される装置の重要な要素である。装置が 幅広い範囲の皮膚の厚さを持つ人に十分に機能するためには、コイルばねは約1 3.61kg(約30ポンド)の力を作りだす必要があることが分かっている。 したがって、機械的利点を 有する作動準備をする装置はあらゆる実用上の目的に対して必要となる。 図9及び図10を参照すると、薬剤を噴射する、すなわち、アンプルを装填す るための手段が示されている。薬剤、例えば治療用インスリンは在宅治療用途に 概略二つの形式の容器で利用されており、この二つの形式とは、通常は薬剤10 mlを収容している標準バイアルと1.5ml又は3mlの液体を収容するシリ ンジカートリッジとである。本発明によるアンプル装填器は、従来のシリンジカ ートリッジからアンプルへ薬剤を移送するように設計されている。示されるよう に、これは、管状ボデー114の頭部112に螺合する小型の使い捨てアダプタ 110を有するペンの大きさの耐久型の器具である。アダプタのカニューレ11 6は、アダプタによって定められる窪み122へ挿入される従来のシリンジカー トリッジ120の従来のゴムストッパ118を穿通する。次に、アダプタ及びシ リンジカートリッジが管状装填器ボデー114へ挿入され、ねじ係合部124に よって所定の位置に留められる。装填器ボデーのベース126はジャッキねじ1 28と係合する螺刻されている開口を定める。ジャッキねじの直径は、ジャッキ ねじがシリンジカートリッジの従来通りの開口しているベース129まで延びる ことを許容するものである。ジャッキねじの遠隔操作端部(remote en d)に取り付けられているシュラウド130は、ジャッキねじを取り囲んでおり 、さらに部分的に管状ボデーの後端部の周囲を囲んでいる。ジャッキねじがシュ ラウドを掴んで軸線周りに回転させることによって回転させられる。ジャッキね じの長さは、カニューレを通してカートリッジの液体内容物ほとんど全てを放出 するのに十分な程に、シリンジカートリッジのゴムストッパ132を前方に押し やるに十分なものである。シリンジカートリッジの窪み122と反 対側のアダプタの端部には、アンプルの前端部のルアー(LUER)型ねじ山2 3と係合するためのルアー型ねじ山を有する窪み134がある。この窪み134 の基底には、カニューレと連通する(示されていない)中央の孔を定める台座1 36がある。図10に示されるように、アンプルがアダプタと係合させられると 、アンプルの切頭円錐状突出部12(図2)は台座と整列して、台座を押圧し、 台座がカニューレとアンプルの間の液体連通経路をシールする。 図9及び図10を再び参照すると、アンプル装填器を使用するために、アンプ ルがルアー型ねじ山によってアダプタへ取り付けられる。次に、ジャッキねじの シュラウドを回転させることによって、シリンジカートリッジのストッパが前方 へ押しつけられて、液体がカニューレを通ってアンプルへ押しやられ、目盛り1 8に沿って所望の投与量設定値までアンプルのプランジャ(図2の参照番号13 )を後方へ戻させる。シリンジカートリッジの内容物が使い尽くされると(通常 は、注射約10回分)、カートリッジ及びアダプタが捨てられて、新しい組合せ のカートリッジとアダプタが装填器ボデーへ取り付けられる。カートリッジの薬 剤が使い切られるまで、カートリッジ及びカートリッジに取り付けられているア ダプタが装填器ボデーにそのまま取り付けられているように、装填器が設計され る。 図11を参照すると、アンプル組立体406を従来の薬剤バイアル411へ結 合するために設けられているバイアル結合装置410が、半略組み立て分解側面 図で示されている。薬剤バイアル411からある量の薬剤を抜き出すことが所望 される度に、使用者が針を薬剤バイアルの自己シール蓋を通す操作をする必要が ないように、バイアル結合装置410が設けられる。 バイアル結合装置410は、円筒状中空空洞又はシュラウド41 4まで延びる概ね円筒状であるボデー部分412を含み、円筒状中空空洞又はシ ュラウド414は標準的な薬剤バイアル411を覆って嵌まるような寸法にされ ている。この点に関して、薬剤バイアル411は、薬剤を収容する大きくなって いる下側部分416と、細くなっている首部分418と、首部分418に対して 僅かに大きくなっている蓋部分420とを有する。蓋部分420が、皮下注射針 のようなカニューレによって穿通されることができ、カニューレが取り除かれる とそこにできている孔を自身で閉じるという点で、一般的な意味での自己シール する自己シール膜422で覆われている。 薬剤バイアル411は、例えばインスリンを収容している一般的な10ml薬 剤ボトルであってもよい。ボトルは、高さ約5cmで、下側部分416の直径約 2.5cm、首部分418の直径1cm、蓋部分420の直径1.5cmとする ことができる。これらの寸法はバイアル製造者によって一般的に使用されている ものであり、もちろん、凡その数値である。これらの寸法は、バイアル結合装置 410のシュラウド空洞414がそれに応じた寸法にされなくてはならない程度 まででしか与えられない。 シュラウド空洞414は、シュラウドがバイアル411の蓋部分420の上に 配置されたときにバイアル411の蓋部分420を受容するような寸法及び構成 にされている。以上のようにされると、カニューレ424は自己シール膜422 を穿通して、薬剤を運ぶための通路を提供する。カニューレ424はボデー部分 412の中を延びて、シュラウド空洞内に位置しており、その先端は、結合装置 410がバイアル411に取り付けられているときに自己シール膜422を穿通 するに十分な距離だけシュラウド空洞まで延びている。 ロックカラー426はバイアル結合装置のボデー部分412からシュラウド空 洞414とは反対の方向に延びている。バイアル結合装置410を例えば図1A のアンプル組立体2’のようなアンプル組立体の前端部へ結合させる際に使用す るために、雌ねじ山428がロックカラー426に設けられる。この目的に対し て、雌ねじ山428は、好適には、アンプル組立体2’の前端部の結合手段(図 1Aの参照番号23’)のルアー型ねじ山と係合するのに適しているルアー型ね じ山である。 ガスケットシール430がロックカラー426の基部に設けられ、このロック カラー426においては、カニューレ424がバイアル結合装置ボデー部分41 2の中を通って延びる。アンプル組立体がバイアル結合装置と係合させられると 、アンプル組立体の切頭円錐状突出部はガスケットシール430と整列して、同 ガスケットシール430を押しつけ、このガスケットシール430はカニューレ とアンプル組立体との間の液体連通経路をシールする。 バイアル結合装置410が使用されていないときにロックカラー426を封鎖 するために、キャップ450がさらに設けられる。キャップ450は、ロックカ ラー426の外径よりも大きい直径を有するボデー部分452を含み、バイアル 結合装置にキャップ450を配置するためにボデー部分452が使用者によって 掴まれる。ねじ山、好適にはロックカラー426の内側に設けられている雌ねじ 山428と係合するためのルアー型ねじ山を備える螺刻部分452が設けられる 。キャップ450は、全実施形態のアンプル組立体に設けられている切頭円錐状 突出部(図1、図1a、図2、及び図2aの12、12’)と構造的に類似であ る突出部456を含む。キャップ450の螺刻部分454は、所定の場所へ螺合 されたときに突出部456がロックカラー426の基部のガスケットシール43 0と係合して、ロックカラー426を汚染していない状態に維持するのに十分な 長さになっている。 バイアル結合装置の作動が図1a、図2a、及び図11に関して説明される。 作動に関して、アンプル組立体2’がバイアル結合装置410のロックカラー4 26へ取り付けられ、バイアル結合装置410がバイアルの蓋部分420の上に バイアル結合装置のシュラウド414を配置することによって薬剤バイアル41 1へ接続される。カニューレ424はバイアルの自己シール膜422を穿通し、 それによって、薬剤バイアルの内容物とアンプル組立体2’のオリフィス14’ との間の流体連通を許容する。次に、バイアル、バイアル結合装置、バイアルの 液体薬剤がカニューレ424の先端を覆うように、アンプル組立体が挿入される 。使用者はアンプル組立体2’のプランジャ柄204を前方へオリフィス14’ へ向かって前進させ、それによって、薬剤バイアルへ空気を押しやり、薬剤バイ アルに陽圧を発生させる。次に、使用者はプランジャ柄204をアンプル組立体 のオリフィス端部10’から離し、アンプルの室6’内に圧力差又は吸引力を作 りだし、この圧力差又は吸引力によってバイアルからバイアル結合装置のカニュ ーレを通してアンプル組立体2’の管状室6’へ薬剤を吸入する。好適には、ア ンプルが注射に所望されるよりも僅かに多い薬剤で充填され、オリフィスを上に してアンプルを垂直な位置に保持する間にプランジャを適切な距離だけアンプル の室へ押し戻すことによって、アンプルのあらゆる空気が追い出され得るように する。 使用者は、図1aを参照して前で説明されたような胴4’の目盛り18’と比 較してアンプル組立体2’のプランジャピストン8’を見ることによって、正し い投与量がアンプルへ吸入されたことを確認する。次に、使用者はバイアル結合 装置からアンプル組立体を 外して、後での使用のためにアンプル組立体を保管する、又は、選択された投与 量を注入するための注入装置へアンプル組立体を接続する。 アンプル組立体2、2’と手持ちのばね作動される注入装置26、26’と作 動準備/携帯ケースと種々の液体薬剤移送装置とを備える本発明の針無しジェッ ト式皮下注射システムの好適な実施形態の前出の説明は説明のためだけになされ たものである。変化形態は当業者にとって明らかであり、本発明は上で説明され た特別な実施形態に限定されることを意図されるものではない。本発明の範囲は 請求の範囲において規定される。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.第一端部と第二端部の間に液体薬剤を保持するための室を有する胴と、 前記室と連通しており、液体薬剤が中を通って前記室へ吸入され前記室から外 へ放出される、前記胴の前記第一端部のオリフィスと、 加えられた力を前記液体薬剤へ加えられる対応する圧力へ変換して、前記液体 薬剤を前記室へ吸入すると共に前記薬剤を前記室から放出するための、前記室内 で可動であるプランジャ組立体と、 を備えるアンプル組立体と、 前記アンプル組立体を受容して取り付け、前記プランジャ組立体を移動させる ために加えられる前記力を提供するための注入装置と、 を備え、 前記注入装置が、 前端部が、開口していて、前記アンプル組立体の前記第二端部を受容するよう に形成される、長手方向通路を定める円筒状ハウジングと、 長手方向通路に摺動するように取り付けられる、前記力を前記プランジャ組立 体へ加えるためのピストンと、 前記通路内に配設され、前記ピストンと連絡しており、圧縮されるときには、 前記液体薬剤が注射部位において皮下に注入されることが可能となるような速度 で前記オリフィスを介して前記液体薬剤が前記室を出るようにさせるに十分な圧 力を作りだすに十分な量のエネルギを蓄えて蓄積し、解放されるときに、前記ピ ストンによって前記エネルギが前記力へ変換されるようにしたばねと、 前記蓄積されたエネルギを手動で解放するために前記ばねに結合されているト リガ組立体と、 前記アンプル組立体を前記ハウジングへ結合するために前記注入装置ハウジン グの開放端部に配設されている結合手段と、 前記トリガ組立体と前記結合手段との間に結合されており、前記注入装置ハウ ジングに結合される前記アンプル組立体に対して機能的に反応し、前記アンプル 組立体が前記注入装置に結合されていなければ、前記トリガ組立体によって前記 蓄積されているエネルギの解放を防止する、安全インターロック組立体と、 を備える、ばね作動される針無しジェット式皮下注射システム。 2.シリンジカートリッジを受容するのに適するようにされている中空管状ボ デーを備える装填器組立体を含み、前記中空管状本体がジャッキねじと係合する ための螺刻されている開口を定める基端部を有し、前記ジャッキねじは、該ジャ ッキねじが回転させられるときに前記シリンジカートリッジ内の前記液体薬剤に 圧力を加えるために前記シリンジカートリッジと連絡している、液体移送ユニッ トと、 前記管状中空ボデーまで延びて前記シリンジカートリッジを穿通するカニュー レと、前記アンプル組立体の前記第一端部へ結合するための手段とを含む、前記 基端部と反対側の端部において前記管状中空ボデーに接続されている移送アダプ タとをさらに備え、 それによって、前記アンプル組立体の前記オリフィスは前記移送アダプタと連 通して、前記ジャッキねじが回転させられると、前記液体薬剤が前記シリンジカ ートリッジから前記オリフィスを通って前記アンプル組立体へ押し出される、請 求項1に記載の注射システム。 3.薬剤バイアルを受容するのに適するようにされているシュラ ウドを含むバイアル結合装置をさらに備え、前記バイアル結合装置は、前記シュ ラウドまで延びて前記薬剤バイアルを穿通するカニューレと、前記アンプル組立 体の前記第一端部へ結合するための手段とを含み、前記アンプル組立体の前記オ リフィスは前記バイアル結合装置と連通している、請求項1に記載の注射システ ム。 4.前記注入装置を受容するのに適するようにされている空洞を有する作動準 備/携帯ケースをさらに備え、 該作動準備/携帯ケースが、 短い側で蝶番式に共に接続されている方形ベース及びカバーを備え、前記ベー ス上に閉じられるときにカバーが弧を描くようになっており、 前記カバーを閉じることに機能的に反応する、ばねを圧縮して前記適切な量の エネルギを蓄積させるべく前記注入装置と係合するための作動準備手段をさらに 備える、請求項1に記載の注射システム。 5.前記ピストンに作用するばねの力を変化させるための手段をさらに備え、 それによってアンプル組立体のオリフィスを通って前記薬剤が放出されるときの 薬剤の速度を変化させる、請求項1に記載の注射システム。 6.前記プランジャ組立体は前記アンプル室内で摺動可能に動くピストンを含 み、前記ピストンは前端部の周囲に欠刻を有し、フランジが前記ピストンの前部 対向面にくるようになっている、請求項1に記載の注射システム。 7.前記プランジャ組立体は、前記ピストンに接続されており且つ前記アンプ ルの前記第二端部の開口から外へ延びている柄を含み、前記柄は、前記注入装置 ハウジングの前記前端部への挿入に適するようにされていると共に、前記注入装 置ピストンによって動かさ れるように形成されている、請求項6に記載の注射システム。 8.前記作動準備/携帯ケースは、前記ベースに摺動可能に取り付けられてい る往復運動するシャトルをさらに備え、前記シャトルは、中央に取り付けられて いて長手方向に延びるラムロッドを含み、該ラムロッドは、前記注入装置が前記 空洞に配置されるときに前記注入装置ハウジングの開口している前記前端部まで 延びるように形成されており、前記蓋が閉じられるときに、前記ラムロッドが前 記ピストンに力を作用させ、それによって前記ばねを圧縮させて、前記適切な量 のエネルギを蓄積するように、前記注入装置ピストンを支持する、請求項4に記 載の注射システム。 9.前記作動準備/携帯ケースは、前記カバーと前記シャトルとの間に接続さ れている推力供給手段をさらに備え、前記推力供給手段は前記カバーの前記弧状 の動きを前記シャトルの横への動きへ変換する、請求項8に記載の注射システム 。 10.第一端部と第二端部の間に液体薬剤を保持するための室を有する胴と、 前記室と連通しており、液体薬剤が中を通って前記室へ吸入され前記室から外 へ放出される、前記胴の前記第一端部のオリフィスと、 加えられた力を前記液体薬剤へ加えられる対応する圧力へ変換して、前記液体 薬剤を前記室へ吸入すると共に前記薬剤を前記室から放出するための、前記室内 で可動であるプランジャ組立体と、 を備えるアンプル組立体と、 前記アンプル組立体を受容して取り付け、前記プランジャ組立体を移動させる ために加えられる前記力を提供するための注入装置と、 を備え、 前記注入装置が、 前端部が、開口していて、前記アンプル組立体の前記第二端部を受容するよう に形成される、長手方向通路を定める円筒状ハウジングと、 長手方向通路に摺動するように取り付けられる、前記力を前記プランジャ組立 体へ加えるためのピストンと、 前記通路内に配設され、前記ピストンと連絡しており、圧縮されるときには、 前記液体薬剤が注射部位において皮下に注入されることが可能となるような速度 で前記オリフィスを介して前記液体薬剤が前記室を出るようにさせるに十分な圧 力を作りだすに十分な量のエネルギを蓄えて蓄積し、解放されるときに、前記ピ ストンによって前記エネルギが前記力へ変換されるようにしたばねと、 前記蓄積されたエネルギを手動で解放するために前記ばねに結合されているト リガ組立体と、 前記アンプル組立体を前記ハウジングへ結合するために前記注入装置ハウジン グの開放端部に配設されている結合手段と、 前記トリガ組立体と前記結合手段との間に結合されており、前記注入装置ハウ ジングに結合される前記アンプル組立体に対して機能的に反応し、前記アンプル 組立体が前記注入装置に結合されていなければ、前記トリガ組立体によって前記 蓄積されているエネルギの解放を防止する、安全インターロック組立体と、 ベースと、閉鎖可能なカバーと、前記注入装置を受容するのに適するようにさ れている空洞とを有し、前記ばねを圧縮して前記適切な量のエネルギを蓄積する べく前記注入装置と係合するための、カバーが閉じることに機能的に反応する作 動準備手段を含む、作動準備/携帯ケースと、 を備える、ばね作動される針無しジェット式皮下注射システム。 11.前記作動準備/携帯ケースは、前記ベースに摺動可能に取り付けられて いる往復運動するシャトルをさらに備え、前記シャトルは、中央に取り付けられ ていて長手方向に延びるラムロッドを含み、該ラムロッドは、前記注入装置が前 記空洞に配置されるときに前記注入装置ハウジングの開口している前記前端部ま で延びるように形成されており、前記蓋が閉じられるときに、前記ラムロッドが 前記ピストンに力を作用させ、それによって前記ばねを圧縮させて、前記適切な 量のエネルギを蓄積するように、前記注入装置ピストンを支持する、請求項10 に記載の注射システム。 12.前記作動準備/携帯ケースは、前記カバーと前記シャトルとの間に接続 されている推力供給手段をさらに備え、前記推力供給手段は前記カバーの前記弧 状の動きを前記シャトルの横への動きへ変換する、請求項11に記載の注射シス テム。 13.前記注入装置ハウジングに配設されており、前記トリガ組立体と前記注 入装置ハウジングとの間に挿入されて、前記トリガ組立体が手動操作で前記蓄積 されたエネルギを解放することを防止するために、回転運動可能である第二安全 手段をさらに備える、請求項11に記載の注射システム。 14.前記ピストンに作用するばねの力を変化させるための手段をさらに備え 、それによってアンプル組立体のオリフィスを通って前記薬剤が放出されるとき の薬剤の速度を変化させる、請求項10に記載の注射システム。 15.前記プランジャ組立体は前記アンプル室内で摺動可能に動くピストンを 含み、前記ピストンは前端部の周囲に欠刻を有し、フランジが前記ピストンの前 部対向面にくるようになっている、請求項10に記載の注射システム。 16.前記プランジャ組立体は、前記ピストンに接続されており 且つ前記アンプルの前記第二端部の開口から外へ延びている柄を含み、前記柄は 、前記注入装置ハウジングの前記前端部への挿入に適するようにされていると共 に、前記注入装置ピストンによって動かされるように形成されている、請求項1 5に記載の注射システム。 17.第一端部と第二端部の間に液体薬剤を保持するための室を有する胴と、 前記室と連通しており、液体薬剤が中を通って前記室へ吸入され前記室から外 へ放出される、前記胴の前記第一端部のオリフィスと、 加えられた力を前記液体薬剤へ加えられる対応する圧力へ変換して、前記液体 薬剤を前記室へ吸入すると共に前記薬剤を前記室から放出するための、前記室内 で可動であるプランジャ組立体と、 を備えるアンプル組立体と、 前記アンプル組立体を受容して取り付け、前記プランジャ組立体を移動させる ために加えられる前記力を提供するための注入装置と、 を備え、 前記注入装置が、 前端部が、開口していて、前記アンプル組立体の前記第二端部を受容するよう に形成される、長手方向通路を定める円筒状ハウジングと、 長手方向通路に摺動するように取り付けられる、前記力を前記プランジャ組立 体へ加えるためのピストンと、 前記通路内に配設され、前記ピストンと連絡しており、圧縮されるときには、 前記液体薬剤が注射部位において皮下に注入されることが可能となるような速度 で前記オリフィスを介して前記液体薬剤が前記室を出るようにさせるに十分な圧 力を作りだすに十分な量の エネルギを蓄えて蓄積し、解放されるときに、前記ピストンによって前記エネル ギが前記力へ変換されるようにしたばねと、 前記蓄積されたエネルギを手動で解放するために前記ばねに結合されているト リガ組立体と、 前記アンプル組立体を前記ハウジングへ結合するために前記注入装置ハウジン グの開放端部に配設されている結合手段と、 前記トリガ組立体と前記結合手段との間に結合されており、前記注入装置ハウ ジングに結合される前記アンプル組立体に対して機能的に反応し、前記アンプル 組立体が前記注入装置に結合されていなければ、前記トリガ組立体によって前記 蓄積されているエネルギの解放を防止する、安全インターロック組立体と、 ベースと、閉鎖可能なカバーと、前記注入装置を受容するのに適するようにさ れている空洞とを有し、前記ばねを圧縮して前記適切な量のエネルギを蓄積する べく前記注入装置と係合するための、カバーが閉じることに機能的に反応する作 動準備手段を含む、作動準備/携帯ケースと、 薬剤容器から前記オリフィスを通して前記アンプル組立体へ液体薬剤を吸入す るための液体移送手段と、 を備える、ばね作動される針無しジェット式皮下注射システム。 18.前記液体移送手段は、 シリンジカートリッジを受容するのに適するようにされている中空管状ボデー を備える装填器組立体を含み、前記中空管状本体がジャッキねじと係合するため の螺刻されている開口を定める基端部を有し、前記ジャッキねじは、該ジャッキ ねじが回転させられるときに前記シリンジカートリッジ内の前記液体薬剤に圧力 を加えるために前記シリンジカートリッジと連絡している、液体移送ユニットと 、 前記管状中空ボデーまで延びて前記シリンジカートリッジを穿通するカニュー レと、前記アンプル組立体の前記第一端部へ結合するための手段とを含む、前記 基端部と反対側の端部において前記管状中空ボデーに接続されている移送アダプ タとをさらに備え、 それによって、前記アンプル組立体の前記オリフィスは前記移送アダプタと連 通して、前記ジャッキねじが回転させられると、前記液体薬剤が前記シリンジカ ートリッジから前記オリフィスを通って前記アンプル組立体へ押し出される、請 求項17に記載の注射システム。 19.前記液体移送手段は、薬剤バイアルを受容するのに適するようにされて いるシュラウドを含むバイアル結合装置をさらに備え、前記バイアル結合装置は 、前記シュラウドまで延びて前記薬剤バイアルを穿通するカニューレと、前記ア ンプル組立体の前記第一端部へ結合するための手段とを含み、前記アンプル組立 体の前記オリフィスは前記バイアル結合装置と連通している、請求項17に記載 の注射システム。 20.前記作動準備/携帯ケースは、前記ベースに摺動可能に取り付けられて いる往復運動するシャトルをさらに備え、前記シャトルは、中央に取り付けられ ていて長手方向に延びるラムロッドを含み、該ラムロッドは、前記注入装置が前 記空洞に配置されるときに前記注入装置ハウジングの開口している前記前端部ま で延びるように形成されており、前記蓋が閉じられるときに、前記ラムロッドが 前記ピストンに力を作用させ、それによって前記ばねを圧縮させて、前記適切な 量のエネルギを蓄積するように、前記注入装置ピストンを支持する、請求項17 に記載の注射システム。 21.前記作動準備/携帯ケースは、前記カバーと前記シャトルとの間に接続 されている推力供給手段をさらに備え、前記推力供給 手段は前記カバーの前記弧状の動きを前記シャトルの横への動きへ変換する、請 求項20に記載の注射システム。 22.前記注入装置ハウジングに配設されており、前記トリガ組立体と前記注 入装置ハウジングとの間に挿入されて、前記トリガ組立体が手動操作で前記蓄積 されたエネルギを解放することを防止するために、回転運動可能である第二安全 手段をさらに備える、請求項17に記載の注射システム。 23.前記ピストンに作用するばねの力を変化させるための手段をさらに備え 、それによってアンプル組立体のオリフィスを通って前記薬剤が放出されるとき の薬剤の速度を変化させる、請求項17に記載の注射システム。 24.前記プランジャ組立体は前記アンプル室内で摺動可能に動くピストンを 含み、前記ピストンは前端部の周囲に欠刻を有し、フランジが前記ピストンの前 部対向面にくるようになっている、請求項17に記載の注射システム。 25.前記プランジャ組立体は、前記ピストンに接続されており且つ前記アン プルの前記第二端部の開口から外へ延びている柄を含み、前記柄は、前記注入装 置ハウジングの前記前端部への挿入に適するようにされていると共に、前記注入 装置ピストンによって動かされるように形成されている、請求項24に記載の注 射システム。
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