JP2003038643A - 針無注射器 - Google Patents
針無注射器Info
- Publication number
- JP2003038643A JP2003038643A JP2001226957A JP2001226957A JP2003038643A JP 2003038643 A JP2003038643 A JP 2003038643A JP 2001226957 A JP2001226957 A JP 2001226957A JP 2001226957 A JP2001226957 A JP 2001226957A JP 2003038643 A JP2003038643 A JP 2003038643A
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- JP
- Japan
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- grip
- rear grip
- stopper
- needleless syringe
- latch
- Prior art date
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Classifications
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61M—DEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
- A61M5/00—Devices for bringing media into the body in a subcutaneous, intra-vascular or intramuscular way; Accessories therefor, e.g. filling or cleaning devices, arm-rests
- A61M5/178—Syringes
- A61M5/30—Syringes for injection by jet action, without needle, e.g. for use with replaceable ampoules or carpules
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- Health & Medical Sciences (AREA)
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- Veterinary Medicine (AREA)
- Infusion, Injection, And Reservoir Apparatuses (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】グリップの離脱を防止した針無注射器を提供す
る。 【解決手段】噴射孔２ａを通して薬液を発射するノズル
２を先端側に結合した前グリップ３の後端部の円周上
と、薬液を高速で押し出すピストンロッド４をラッチ
（連結）するラッチ機構６とラッチを解除するラッチ解
除ボタン７を内設した後グリップ８の先端部の円周上に
ストッパ３ｃとストッパ８ｃを設ける。後グリップ８は
後退していくとストッパ８ｃが前グリップ３のストッパ
３ｃに接触し、それ以上の回転が阻止され、後グリップ
８の離脱が防止される。
る。 【解決手段】噴射孔２ａを通して薬液を発射するノズル
２を先端側に結合した前グリップ３の後端部の円周上
と、薬液を高速で押し出すピストンロッド４をラッチ
（連結）するラッチ機構６とラッチを解除するラッチ解
除ボタン７を内設した後グリップ８の先端部の円周上に
ストッパ３ｃとストッパ８ｃを設ける。後グリップ８は
後退していくとストッパ８ｃが前グリップ３のストッパ
３ｃに接触し、それ以上の回転が阻止され、後グリップ
８の離脱が防止される。
Description
【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、ノズルの噴射孔か
ら吸入した一定量の薬液をジェット噴射させて皮下注射
を行う針無注射器に関する。 【０００２】 【従来の技術】針無注射器は、その先端部のノズルの噴
射孔から一定量の薬液を吸入した後、噴射孔から薬液を
ジェット噴射することにより、薬液を患者の皮下に注入
する注射器である。すなわち、針無注射器による注射は
皮下注射時に注射針を使用しないため、痛みを伴わな
い、注射痕が残らない、針刺し事故が皆無等の利点があ
り、例えば糖尿病患者自身が日常的にインシュリンを自
己注射する場合にも用いられている。 【０００３】図３は従来用いられている針無注射器の一
例を示したもので、（ａ）は針無注射器の上面図、
（ｂ）はその側面断面図である。この針無注射器は、内
部のピストン１を前後に移動して薬液を吸入する空間を
形成するノズル２と、これを結合すると共に吸入された
薬液量を表示する薬液量表示窓３ａを備えた前グリップ
３と、該前グリップ３の内面に形成されためねじ３ｂと
螺合するおねじ８ａを外面に形成すると共に、ラッチボ
ール５を凹み４ｂから出入りさせて前記ピストン１を係
着したピストンロッド４をラッチ（連結）したり、ラッ
チを解除したりするラッチ機構６とラッチ解除ボタン７
を内設した後グリップ８から構成されている。 【０００４】前記前グリップ３の後端部と後グリップ８
の先端部には、図４のグリップ結合部分の上面図（ａ）
とその側面断面図（ｂ）に示したようなストッパ３ｄと
円縁８ｂが形成されている。この前グリップ３を把持し
て後グリップ８を反時計方向に回すと後グリップ８は後
退していくが、前グリップ３のストッパ３ｄが後グリッ
プ８の円縁８ｂに当たることにより後グリップ８の回転
が阻止され、前グリップ３から離脱しないようになって
いる。 【０００５】 【発明が解決しようとする課題】従来の針無注射器は上
記のように構成されているが、前グリップ３と後グリッ
プ８が螺合されていることにより、後グリップ８の軸方
向に加わる力は、ねじのリード角に逆比例するため回転
方向に加える力の２０倍近くに相当し、グリップの材質
強度が弱かったり、使用期間が長くて材質の強度が低下
してくると、後グリップ８を回し過ぎることによって前
グリップ３のストッパ３ｄや後グリップ８の円縁８ｂが
欠けて前グリップ３から後グリップ８が離脱してしまう
場合がある。万一、前グリップ３が外れた状態で誤って
ラッチ解除ボタン７を押したりすると、ピストンロッド
４が外部に高速で発進されて人体にあたるなど安全性を
損なうという問題がある。この針無注射器は糖尿病患者
自身が日常的にインシュリンを自己注射する場合にも用
いられたりするため、特に安全性を確保しておく必要が
ある。本発明は、このような事情に鑑みてなされたもの
であって、前グリップと後グリップが容易に離脱しない
ようにした針無注射器を提供することを目的とする。 【０００６】 【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明の針無注射器は、後グリップが一定距離だけ
後退した位置で回転方向の動きを抑制するストッパを前
グリップと後グリップの双方に設けたことを特徴とす
る。本発明の針無注射器は上記のように構成されてお
り、回転阻止用のストッパを設けたことにより、グリッ
プ離脱防止強度を向上させることができる。 【０００７】 【発明の実施の形態】以下、実施例により本発明の針無
注射器を詳細に説明する。図１は本発明の実施例による
針無注射器の構成を示したもので（ａ）は薬液量表示窓
３ａの表示値を０に設定した状態においての側面断面
図、（ｂ）は一定量の薬液を吸入した後ピストンロッド
を発射させた状態においての側面断面図である。本発明
の針無注射器は図１（ａ）に示すように、ピストン１を
後退させて薬液を吸入した後高速で前進させて薬液を噴
射する噴射孔２ａを有するノズル２と、先端側に前記ノ
ズル２を螺合等により装着すると共に外周部に薬液の吸
入量を示す薬液量表示窓３ａを開口した樹脂材製の前グ
リップ３と、前記ノズル２の中空部に内挿されるピスト
ン１を係着して前後に移動可能なピストンロッド４をラ
ッチ（連結）またはラッチ解除するラッチ機構６と、該
ラッチ機構６に押力を加えてラッチを解除するラッチ解
除ボタン７を内設した樹脂材製の後グリップ８とを備え
ると共に、前記前グリップ３と後グリップ８は各々に形
成されためねじ３ｂとおねじ８ａにより螺合されて構成
されている。 【０００８】前記ピストンロッド４の先端側にはピスト
ン１を係着するための凹み４ａが、後端側には後グリッ
プ８を回転前進させることによってラッチボール５が嵌
まり込むための凹み４ｂがそれぞれ円周上に形成される
と共に、フランジリング９が一体的に固定されている。
また、前記フランジリング９とフランジ１０間には、圧
縮によりピストンロッド４を高速で前進させる力を貯え
るための圧縮ばね１１が、またラッチボール受け１２と
ラッチ解除ボタン７間にはラッチ解除ボタン７に絶えず
後方向きの力を加えておくための圧縮ばね１３がそれぞ
れ設けられている。 【０００９】前記グリップ３の薬液量表示窓３ａ下に挿
入されている後グリップ８の円筒面上には、回転ピッチ
に合わせて前記薬液量表示窓３ａに薬液量を示すための
数字が円周方向に一定間隔で表示されていて、後グリッ
プ８の回転移動に対応して薬液量表示窓３ａの表示数字
が連続的に変わるようになっている。 【００１０】前記前グリップ３の後端部と後グリップ８
の前端部によって構成されるグリップ離脱防止部の構造
を、図２の側面断面図（ａ）とそのＡ−Ａ断面図（ｂ）
に示す。図に示すように前グリップ３の外周面と後グリ
ップ８の内周面には円周を２等分する位置に突起状のス
トッパ３ｃとストッパ８ｃがそれぞれ設けられている。
グリップ３を把持してグリップ８を回転させながら後退
させると、ストッパ８ｃは回転しながらストッパ３ｃに
近づいていき両ストッパは密着し、それ以上にグリップ
８が回らなくなる。これにより後グリップ８は後退する
ことができず前グリップ３から離脱しないようになって
いる。 【００１１】図１（ａ）の針無注射器は、薬液を噴射し
た後、後グリップ８を回転して前進させて薬液量表示窓
３ａの設定目盛値を０に合わせた状態の構造図を示した
ものである。この状態でのピストンロッド４は、凹み４
ｂとラッチボール受け１２の孔１２ａの両側に嵌まり込
んだラッチボール５によって後グリップ８にラッチさ
れ、後グリップ８の移動に連動して移動することができ
る。また、フランジリング９に対してフランジ１０が近
づくことにより、圧縮ばね１１は圧縮され、薬液量設定
値が０において所定の圧縮力に保持されている。 【００１２】この状態から注射を行うには、先ず薬液バ
イアル（図示しない）の吸入口に針無注射器のノズル２
の噴射孔２ａを当てがい、必要な薬液吸入量が薬液量表
示窓３ａに表示されるまで後グリップ８を回転して後退
させ、ノズル２の内壁とピストン１間にできる空間部に
薬液を吸入する。 【００１３】次に、針無注射器を注射部位に当てがいラ
ッチ解除ボタン７を押し込むと、ラッチ解除ボタン７の
ラッチボール５押さえ面が前方へ移動してラッチボール
５は凹み４ｂから径方向に抜け出し、ラッチが解除され
てピストンロッド４はフリーとなり、圧縮ばね１１が圧
縮されて貯えられていた運動エネルギーがピストンロッ
ド４に与えられる。 【００１４】前記ピストンロッド４は、上記運動エネル
ギーを受けて高速で前進し、ピストン１はノズル２の先
端部内面に到達するとともに、ノズル２内の薬液は噴射
孔２ａを通して噴射され、針無注射器は図１（ｂ）の状
態となる。この状態からさらに後グリップ８を反時計方
向に回転すると、ストッパ３ｃとストッパ８ｃが接触し
てそれ以上の回転が阻止される。また、再度薬液を吸入
するには図１（ａ）のように後グリップ８を前進して薬
液量表示窓の表示を０にしてから行う。 【００１５】上記実施例に示すように、本発明は前グリ
ップ３の後端部と後グリップ８の先端部のそれぞれの円
周上に回転を阻止するストッパを設けたことを特徴とす
るものであり、グリップやストッパの形状、大きさ、材
質及び個数等は本実施例に限定されるものではない。例
えば、材質として樹脂材にガラス繊維等の強化材を混入
した強化プラスチックを用いたり、ストッパの個数を１
個にしたりすることも可能である。 【００１６】 【発明の効果】本発明の針無注射器は、上記のようにグ
リップの回転方向上に回転を阻止するストッパが設けら
れており、回転方向に加えられた力が直接ストッパに加
わるので過大な力が加わることがなく、これに耐え得る
グリップやストッパの形状、材質を選択する自由度が増
加すると共に、ストッパ自体の耐久性を向上させること
ができるので、針無注射器としての安全性が向上する。
ら吸入した一定量の薬液をジェット噴射させて皮下注射
を行う針無注射器に関する。 【０００２】 【従来の技術】針無注射器は、その先端部のノズルの噴
射孔から一定量の薬液を吸入した後、噴射孔から薬液を
ジェット噴射することにより、薬液を患者の皮下に注入
する注射器である。すなわち、針無注射器による注射は
皮下注射時に注射針を使用しないため、痛みを伴わな
い、注射痕が残らない、針刺し事故が皆無等の利点があ
り、例えば糖尿病患者自身が日常的にインシュリンを自
己注射する場合にも用いられている。 【０００３】図３は従来用いられている針無注射器の一
例を示したもので、（ａ）は針無注射器の上面図、
（ｂ）はその側面断面図である。この針無注射器は、内
部のピストン１を前後に移動して薬液を吸入する空間を
形成するノズル２と、これを結合すると共に吸入された
薬液量を表示する薬液量表示窓３ａを備えた前グリップ
３と、該前グリップ３の内面に形成されためねじ３ｂと
螺合するおねじ８ａを外面に形成すると共に、ラッチボ
ール５を凹み４ｂから出入りさせて前記ピストン１を係
着したピストンロッド４をラッチ（連結）したり、ラッ
チを解除したりするラッチ機構６とラッチ解除ボタン７
を内設した後グリップ８から構成されている。 【０００４】前記前グリップ３の後端部と後グリップ８
の先端部には、図４のグリップ結合部分の上面図（ａ）
とその側面断面図（ｂ）に示したようなストッパ３ｄと
円縁８ｂが形成されている。この前グリップ３を把持し
て後グリップ８を反時計方向に回すと後グリップ８は後
退していくが、前グリップ３のストッパ３ｄが後グリッ
プ８の円縁８ｂに当たることにより後グリップ８の回転
が阻止され、前グリップ３から離脱しないようになって
いる。 【０００５】 【発明が解決しようとする課題】従来の針無注射器は上
記のように構成されているが、前グリップ３と後グリッ
プ８が螺合されていることにより、後グリップ８の軸方
向に加わる力は、ねじのリード角に逆比例するため回転
方向に加える力の２０倍近くに相当し、グリップの材質
強度が弱かったり、使用期間が長くて材質の強度が低下
してくると、後グリップ８を回し過ぎることによって前
グリップ３のストッパ３ｄや後グリップ８の円縁８ｂが
欠けて前グリップ３から後グリップ８が離脱してしまう
場合がある。万一、前グリップ３が外れた状態で誤って
ラッチ解除ボタン７を押したりすると、ピストンロッド
４が外部に高速で発進されて人体にあたるなど安全性を
損なうという問題がある。この針無注射器は糖尿病患者
自身が日常的にインシュリンを自己注射する場合にも用
いられたりするため、特に安全性を確保しておく必要が
ある。本発明は、このような事情に鑑みてなされたもの
であって、前グリップと後グリップが容易に離脱しない
ようにした針無注射器を提供することを目的とする。 【０００６】 【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明の針無注射器は、後グリップが一定距離だけ
後退した位置で回転方向の動きを抑制するストッパを前
グリップと後グリップの双方に設けたことを特徴とす
る。本発明の針無注射器は上記のように構成されてお
り、回転阻止用のストッパを設けたことにより、グリッ
プ離脱防止強度を向上させることができる。 【０００７】 【発明の実施の形態】以下、実施例により本発明の針無
注射器を詳細に説明する。図１は本発明の実施例による
針無注射器の構成を示したもので（ａ）は薬液量表示窓
３ａの表示値を０に設定した状態においての側面断面
図、（ｂ）は一定量の薬液を吸入した後ピストンロッド
を発射させた状態においての側面断面図である。本発明
の針無注射器は図１（ａ）に示すように、ピストン１を
後退させて薬液を吸入した後高速で前進させて薬液を噴
射する噴射孔２ａを有するノズル２と、先端側に前記ノ
ズル２を螺合等により装着すると共に外周部に薬液の吸
入量を示す薬液量表示窓３ａを開口した樹脂材製の前グ
リップ３と、前記ノズル２の中空部に内挿されるピスト
ン１を係着して前後に移動可能なピストンロッド４をラ
ッチ（連結）またはラッチ解除するラッチ機構６と、該
ラッチ機構６に押力を加えてラッチを解除するラッチ解
除ボタン７を内設した樹脂材製の後グリップ８とを備え
ると共に、前記前グリップ３と後グリップ８は各々に形
成されためねじ３ｂとおねじ８ａにより螺合されて構成
されている。 【０００８】前記ピストンロッド４の先端側にはピスト
ン１を係着するための凹み４ａが、後端側には後グリッ
プ８を回転前進させることによってラッチボール５が嵌
まり込むための凹み４ｂがそれぞれ円周上に形成される
と共に、フランジリング９が一体的に固定されている。
また、前記フランジリング９とフランジ１０間には、圧
縮によりピストンロッド４を高速で前進させる力を貯え
るための圧縮ばね１１が、またラッチボール受け１２と
ラッチ解除ボタン７間にはラッチ解除ボタン７に絶えず
後方向きの力を加えておくための圧縮ばね１３がそれぞ
れ設けられている。 【０００９】前記グリップ３の薬液量表示窓３ａ下に挿
入されている後グリップ８の円筒面上には、回転ピッチ
に合わせて前記薬液量表示窓３ａに薬液量を示すための
数字が円周方向に一定間隔で表示されていて、後グリッ
プ８の回転移動に対応して薬液量表示窓３ａの表示数字
が連続的に変わるようになっている。 【００１０】前記前グリップ３の後端部と後グリップ８
の前端部によって構成されるグリップ離脱防止部の構造
を、図２の側面断面図（ａ）とそのＡ−Ａ断面図（ｂ）
に示す。図に示すように前グリップ３の外周面と後グリ
ップ８の内周面には円周を２等分する位置に突起状のス
トッパ３ｃとストッパ８ｃがそれぞれ設けられている。
グリップ３を把持してグリップ８を回転させながら後退
させると、ストッパ８ｃは回転しながらストッパ３ｃに
近づいていき両ストッパは密着し、それ以上にグリップ
８が回らなくなる。これにより後グリップ８は後退する
ことができず前グリップ３から離脱しないようになって
いる。 【００１１】図１（ａ）の針無注射器は、薬液を噴射し
た後、後グリップ８を回転して前進させて薬液量表示窓
３ａの設定目盛値を０に合わせた状態の構造図を示した
ものである。この状態でのピストンロッド４は、凹み４
ｂとラッチボール受け１２の孔１２ａの両側に嵌まり込
んだラッチボール５によって後グリップ８にラッチさ
れ、後グリップ８の移動に連動して移動することができ
る。また、フランジリング９に対してフランジ１０が近
づくことにより、圧縮ばね１１は圧縮され、薬液量設定
値が０において所定の圧縮力に保持されている。 【００１２】この状態から注射を行うには、先ず薬液バ
イアル（図示しない）の吸入口に針無注射器のノズル２
の噴射孔２ａを当てがい、必要な薬液吸入量が薬液量表
示窓３ａに表示されるまで後グリップ８を回転して後退
させ、ノズル２の内壁とピストン１間にできる空間部に
薬液を吸入する。 【００１３】次に、針無注射器を注射部位に当てがいラ
ッチ解除ボタン７を押し込むと、ラッチ解除ボタン７の
ラッチボール５押さえ面が前方へ移動してラッチボール
５は凹み４ｂから径方向に抜け出し、ラッチが解除され
てピストンロッド４はフリーとなり、圧縮ばね１１が圧
縮されて貯えられていた運動エネルギーがピストンロッ
ド４に与えられる。 【００１４】前記ピストンロッド４は、上記運動エネル
ギーを受けて高速で前進し、ピストン１はノズル２の先
端部内面に到達するとともに、ノズル２内の薬液は噴射
孔２ａを通して噴射され、針無注射器は図１（ｂ）の状
態となる。この状態からさらに後グリップ８を反時計方
向に回転すると、ストッパ３ｃとストッパ８ｃが接触し
てそれ以上の回転が阻止される。また、再度薬液を吸入
するには図１（ａ）のように後グリップ８を前進して薬
液量表示窓の表示を０にしてから行う。 【００１５】上記実施例に示すように、本発明は前グリ
ップ３の後端部と後グリップ８の先端部のそれぞれの円
周上に回転を阻止するストッパを設けたことを特徴とす
るものであり、グリップやストッパの形状、大きさ、材
質及び個数等は本実施例に限定されるものではない。例
えば、材質として樹脂材にガラス繊維等の強化材を混入
した強化プラスチックを用いたり、ストッパの個数を１
個にしたりすることも可能である。 【００１６】 【発明の効果】本発明の針無注射器は、上記のようにグ
リップの回転方向上に回転を阻止するストッパが設けら
れており、回転方向に加えられた力が直接ストッパに加
わるので過大な力が加わることがなく、これに耐え得る
グリップやストッパの形状、材質を選択する自由度が増
加すると共に、ストッパ自体の耐久性を向上させること
ができるので、針無注射器としての安全性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の実施例による針無注射器の上面図
（ａ）と側面断面図（ｂ）である。 【図２】実施例によるグリップの離脱防止部の側面断面
図（ａ）とそのＡ−Ａ断面図である。 【図３】従来の針無注射器の上面図（ａ）とその側面断
面図（ｂ）である。 【図４】従来のグリップの離脱防止部の上面図（ａ）と
その側面断面図（ｂ）である。 【符号の説明】 １…ピストン ２…ノズル ２ａ…噴射孔 ３…前グリップ ３ａ…薬液量表示窓 ３ｂ…めねじ ３ｃ、３ｄ、８ｃ…ストッパ ４…ピストンロッド ４ａ、４ｂ…凹み ５…ラッチボール ６…ラッチ機構 ７…ラッチ解除ボタン ８…後グリップ ８ａ…おねじ ８ｂ…円縁 ９…フランジリング １０…フランジ １１、１３…圧縮ばね １２…ラッチボール受け １２ａ…孔
（ａ）と側面断面図（ｂ）である。 【図２】実施例によるグリップの離脱防止部の側面断面
図（ａ）とそのＡ−Ａ断面図である。 【図３】従来の針無注射器の上面図（ａ）とその側面断
面図（ｂ）である。 【図４】従来のグリップの離脱防止部の上面図（ａ）と
その側面断面図（ｂ）である。 【符号の説明】 １…ピストン ２…ノズル ２ａ…噴射孔 ３…前グリップ ３ａ…薬液量表示窓 ３ｂ…めねじ ３ｃ、３ｄ、８ｃ…ストッパ ４…ピストンロッド ４ａ、４ｂ…凹み ５…ラッチボール ６…ラッチ機構 ７…ラッチ解除ボタン ８…後グリップ ８ａ…おねじ ８ｂ…円縁 ９…フランジリング １０…フランジ １１、１３…圧縮ばね １２…ラッチボール受け １２ａ…孔
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項１】ピストンロッドを後退させてノズルの噴射
孔から吸入した薬液を収容する空間を備えた前グリップ
と、前記ピストンロッドを高速で前進させて噴射孔から
薬液を噴射させる機能を備えた後グリップを螺合して構
成される針無注射器において、前記後グリップが一定距
離だけ後退した位置で回転方向の動きを抑制するストッ
パを前グリップと後グリップの双方に設けたことを特徴
とする針無注射器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001226957A JP2003038643A (ja) | 2001-07-27 | 2001-07-27 | 針無注射器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001226957A JP2003038643A (ja) | 2001-07-27 | 2001-07-27 | 針無注射器 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003038643A true JP2003038643A (ja) | 2003-02-12 |
Family
ID=19059684
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001226957A Pending JP2003038643A (ja) | 2001-07-27 | 2001-07-27 | 針無注射器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2003038643A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101000589B1 (ko) | 2010-05-28 | 2010-12-10 | 이창희 | 무침주사기 |
-
2001
- 2001-07-27 JP JP2001226957A patent/JP2003038643A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101000589B1 (ko) | 2010-05-28 | 2010-12-10 | 이창희 | 무침주사기 |
| WO2011149176A3 (ko) * | 2010-05-28 | 2012-01-19 | Cho Min-Su | 무침주사기 |
| US9067021B2 (en) | 2010-05-28 | 2015-06-30 | Min-Su Cho | Needleless injector |
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