JP2003033002A - 電力変換装置 - Google Patents

電力変換装置

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 他のヒートシンクの熱干渉を防ぐことがで
き、しかも冷却気体に対面する部分の面積を増加させる
ことなく半導体素子の数を増加させることが可能な電力
変換装置を提供する。 【解決手段】 複数の放熱フィンと、半導体素子を搭載
して半導体素子より発生する熱を放熱フィンに伝達する
受熱板とを有するヒートシンク3a〜3fが複数個配置
され、放熱フィンへ冷却気体を給排する風路となるユニ
ットフレーム2a,2dを有する冷却ユニット1a,1
dを備えたものであって、風路はS字状であり、複数の
ヒートシンクは、S字の中央付近に、風路を流れる冷却
気体の方向と交差する方向に沿って冷却気体の流れに対
して並列に配置され、冷却ユニットの入口から導入され
た冷却気体がその向きを変えて各ヒートシンクの放熱フ
ィンに分岐して流れた後、また向きを変えて上記冷却ユ
ニットの出口から導出されるように構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電力変換装置に関
し、特に、半導体素子より発生する熱を冷却する冷却機
構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、鉄道車両床下には、鉄道車両の
駆動用あるいは補助電源用の電力を供給するための電力
変換装置が取り付けられている。このような電力変換装
置では、電力変換装置を構成する半導体素子から発生す
る熱を強制的に大気へ放散するようにしている。すなわ
ち、半導体素子より発生する熱を、受熱板を介してに設
けられた放熱フィンに伝達し、電動送風機により風路に
強制的に空気を流して、放熱フィンから熱を大気へ放散
するようにしている。
【0003】図31は、例えば特開2001−2525
4号公報に記載された従来の電力変換装置の概略断面図
である。電力変換装置101内に設けられた風洞102
内には、複数個の放熱フィン104a、104b、10
4cが直列に配置され、これら複数個の放熱フィン10
4a、104b、104cはそれぞれの受熱板105
a、105b、105cに取り付けられてヒートシンク
を構成している。これらの受熱板105a、105b、
105cは、風洞102の壁の一部分となるよう取り付
けられ、風洞102の内外を仕切っている。一方、受熱
板105a、105b、105cの放熱フィン104
a、104b、104cが取り付けられた反対面には複
数個の半導体素子106が取り付けられる。図31で
は、1個の受熱板105に電力変換装置101の3相分
のうちの1相分の半導体素子106が取り付けられてい
る。
【0004】また、風洞102の断面形状は、風の通路
の大きさが風上側から風下側にいくにつれて絞られて形
成されている。すなわち、図31の下部の風上側では、
電動送風機103により取り込まれる冷却風が、1個目
の放熱フィン104aおよび2個目の放熱フィン104
b以外にも流れるように放熱フィン104a、104b
の大きさよりも大きく形成されている。そして、放熱フ
ィン104a、104bより大きく形成された電力変換
装置101の風入口部には、ほぼ1個目の放熱フィン1
04aを覆う範囲に案内板108を設けて風洞102を
仕切った構成としている。
【0005】このように、風洞102を風の通路が風上
側から風下側にいくにつれて絞って形成しているので、
風上側の1個目の放熱フィン104aで暖められた空気
は2個目の放熱フィン4bに直接流入するが、案内板1
08で仕切られて1個目の放熱フィン104aをバイパ
スした空気の一部が2個目の放熱フィン104bの側面
から流入する。また、3個目の放熱フィン104cにつ
いても、1個目および2個目の放熱フィン104a、1
04bで暖められた空気が流入するが、案内板108で
仕切られて1個目の放熱フィン104aをバイパスした
空気の一部が流入する。従って、風洞102内に放熱フ
ィン104a、104b、104cを直列に配置して
も、ほぼ均等に冷却できる。これにより、冷却風の温度
の違いによる風上側の放熱フィン104aと風下側の放
熱フィン104cとの放熱量を均等にできるので、電力
変換装置100の各相の半導体素子106の温度上昇値
の差は低減される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来の電力変換装置では、例えば2個目の放熱フ
ィン104bには、1個目の放熱フィン104aをバイ
パスした空気の一部が流入するが、1個目の放熱フィン
104aで暖められた空気も直接流入する。また、3個
目の放熱フィン104cには、1個目および2個目の放
熱フィン104a、104bをバイパスした空気が流入
するが、1個目および2個目の放熱フィン104a、1
04bで暖められた空気も直接流入する。
【0007】このように、下流側の放熱フィンには、上
流側で暖められた空気に加えて上流側の放熱フィンをバ
イパスした空気が一部流入するので、上流側で暖められ
た空気のみが流入する場合に比べると、下流側の放熱フ
ィンすなわちヒートシンクの冷却性能を向上させること
ができるが、下流側の放熱フィンには上流側の放熱フィ
ンをバイパスした空気のみが流れるわけではないので、
下流側のヒートシンクでは上流側のヒートシンクの熱干
渉は避けられないという問題点があった。
【0008】なお、冷却用の空気が各ヒートシンクに分
岐して流れるように、各ヒートシンクを冷却用の空気の
流れに対して並列に配置することも考えられるが、半導
体素子数の増加に伴い冷却用の空気に面する部分の面積
が大きくなってしまい、設置可能な場所が限られるなど
の不都合が生じるという問題点がある。
【0009】本発明は、上記のような従来のものの問題
点を解決するためになされたものであり、他のヒートシ
ンクの熱干渉を防ぐことができ、しかも冷却気体に対面
する部分の面積を増加させることなく半導体素子の数を
増加させることが可能な電力変換装置を提供することを
目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明に係る第1の電力
変換装置は、複数の放熱フィンと、半導体素子を搭載し
て半導体素子より発生する熱を上記放熱フィンに伝達す
る受熱板とを有するヒートシンクが複数個配置され、上
記放熱フィンへ冷却気体を給排する風路となるユニット
フレームを有する冷却ユニットを備えたものであって、
上記風路はS字状であり、上記複数のヒートシンクは、
S字の中央付近に、上記風路を流れる冷却気体の方向と
交差する方向に沿って上記冷却気体の流れに対して並列
に配置され、上記冷却ユニットの入口から導入された冷
却気体がその向きを変えて上記各ヒートシンクの放熱フ
ィンに分岐して流れた後、また向きを変えて上記冷却ユ
ニットの出口から導出されるように構成したものであ
る。
【0011】また、本発明に係る第2の電力変換装置
は、複数の冷却ユニットを、冷却気体が上記各冷却ユニ
ットに分岐して流れるように冷却気体の流れに対して並
列に配置したものである。
【0012】また、本発明に係る第3の電力変換装置
は、冷却ユニットの入口から放熱フィンまたは放熱フィ
ンから冷却ユニットの出口までの風路を、冷却気体の流
れに沿って複数に仕切る仕切板を備えたものである。
【0013】また、本発明に係る第4の電力変換装置
は、仕切板の放熱フィン側を、ヒートシンクの端部に配
置したものである。
【0014】また、本発明に係る第5の電力変換装置
は、仕切板の放熱フィン側を、ヒートシンクの中央部に
配置したものである。
【0015】また、本発明に係る第6の電力変換装置
は、冷却ユニットの入口と放熱フィン間の仕切板におけ
る放熱フィン側の位置と、冷却ユニットの出口と放熱フ
ィン間の仕切板における放熱フィン側の位置とは、一方
の位置がヒートシンクの端部であり、他方の位置がヒー
トシンクの中央部となるようにしたものである。
【0016】また、本発明に係る第7の電力変換装置
は、仕切板の一部がユニットフレームの少なくとも一部
を兼用しているものである。
【0017】また、本発明に係る第8の電力変換装置
は、冷却ユニットの入口から放熱フィン間に配置された
仕切板または上記放熱フィンの入口に突出物を設けたも
のである。
【0018】また、本発明に係る第9の電力変換装置
は、放熱フィンの入口または出口に、風路への放熱フィ
ンの開口率を調節する手段を設けたものである。
【0019】また、本発明に係る第10の電力変換装置
は、放熱フィンの入口部に冷却ユニットの入口に向かっ
て配置され、または放熱フィンの出口部に冷却ユニット
の出口に向かって配置され、冷却気体を誘導する誘導体
を備えたものである。
【0020】また、本発明に係る第11の電力変換装置
は、放熱フィンは板状であり、誘導体は、放熱フィンの
入口側の部分を冷却ユニットの入口に向かって曲げたも
の、または放熱フィンの出口側の部分を冷却ユニットの
出口に向かって曲げたものである。
【0021】また、本発明に係る第12の電力変換装置
は、ヒートシンクの入口側の放熱フィンが、冷却ユニッ
トの入口から遠い程突出して階段状に形成されているも
のである。
【0022】また、本発明に係る第13の電力変換装置
は、放熱フィンは板状で、受熱板と交差する方向に複数
段配置されており、上記各段の放熱フィンを流れる冷却
気体はそれぞれ異なる方向に流れるように放熱フィンが
配置されているものである。
【0023】また、本発明に係る第14の電力変換装置
は、ヒートシンクには、複数の半導体素子が冷却気体の
流れに対して並列に搭載されているものである。
【0024】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1〜図6は本発
明の実施の形態1による電力変換装置を説明するための
図であり、より具体的には、図1は要部の構成を示す平
面図、図2(a)は図1のA−A’線断面図、(b)は
図1のB−B’線断面図、図3は冷却気体の流れる様子
を示す説明図、図4は図1の電力変換装置に電気配線を
施した様子を示す平面図、図5は本発明の実施の形態1
による電力変換装置の別の構成を示す平面図、図6
(a)は図5を矢印A方向から見た正面図、(b)は図
5を矢印B方向から見た側面図である。なお、図1では
内部が分かりやすいように、ユニットフレーム蓋21を
取り外して示している。また、図6(a)では分かりや
すいように、手前側の枠体61を取り外して示してい
る。
【0025】図1および図2において、1a、1d(以
下、1で代表する場合もある。)は冷却ユニット、2
a、2d(以下、2で代表する場合もある。)はユニッ
トフレーム側壁、21はユニットフレーム蓋、22はユ
ニットフレーム底板、3a、3b、3c、3d、3f
(以下、3で代表する場合もある。)はヒートシンク、
31は受熱板、32は放熱フィン、4a、4b、4c、
4d、4f(以下、4で代表する場合もある。)は半導
体素子である。
【0026】ヒートシンク3は、複数の放熱フィン32
と、半導体素子4を搭載して半導体素子4より発生する
熱を放熱フィン32に伝達する受熱板31とを有する。
冷却ユニット1は、ユニットフレーム側壁2、ユニット
フレーム蓋31およびユニットフレーム底板32を備え
て、放熱フィン32へ例えば空気などの冷却気体を給排
する略クランク状(S字状)の風路を形成しており、ヒ
ートシンク3は、S字の中央付近に、風路を流れる冷却
気体の方向と交差する方向に沿って、冷却気体の流れに
対して並列に配置されている。また、本実施の形態で
は、放熱フィン32は板状であり、複数の板状放熱フィ
ン32が、ヒートシンク3の並んでいる方向と直交する
方向に冷却気体が流れるように並んで配置されている。
これは後出の各実施の形態においても特に断らない限り
同様である。また、本実施の形態では、上記のように構
成された複数の冷却ユニット1a、1d(図1では代表
して2個記載している。)を備えており、冷却気体が各
冷却ユニット1a、1dに分岐して流れるように、冷却
気体の流れに対して並列に配置されている。更に、冷却
ユニット1内の各ヒートシンク2に冷却気体を強制的に
流すファン(図示せず)を備えている。
【0027】次に、図3を用いて冷却気体の流れについ
て説明する。図3に示すように、冷却気体である外部の
空気が冷却ユニット1aと1dに分岐して流れる。各冷
却ユニット1aと1dに流入した空気の流れを、例え
ば、冷却ユニット1aを例に説明すると、冷却ユニット
1aの入口から導入された空気がその向きを変えて各ヒ
ートシンク3a、3b、3cの放熱フィンに分岐して流
れた後、また向きを変えて冷却ユニット1aの出口から
導出される。なお、冷却ユニット1bの場合も同様に流
れる。
【0028】このように、本実施の形態によれば、冷却
気体が各冷却ユニット1aと1dに分岐して流れるの
で、他の冷却ユニットの熱干渉を防ぐことができ、冷却
ユニット1aと1dとの冷却能力を等しくすることが可
能となる。また、ヒートシンク3aと3bと3c、ヒー
トシンク3dと3eと3fに流れる空気も、他のヒート
シンクを通過せずに流れるので、他のヒートシンクの熱
干渉を防ぐことができる。さらに、風路はS字状であ
り、複数のヒートシンク3aと3bと3cまたは3dと
3eと3fは、S字の中央付近に、風路を流れる空気の
方向と交差する方向に沿って冷却気体の流れに対して並
列に配置されているので、ヒートシンクの数すなわち半
導体素子の数を増加させる場合は、上記方向に沿って並
べるヒートシンクの数を増やすことにより対応でき、冷
却ユニット1aと1dの入口へ供給される冷却気体の流
れに対面する冷却ユニット部分の面積を増加させること
なくヒートシンクの数すなわち半導体素子の数を増加さ
せることが可能となる。
【0029】また、図4に示すように、電気配線5aに
よって、半導体素子4aと4bと4c、半導体素子4d
と4eと4fがそれぞれ電気的に並列接続され、更に半
導体素子4a、4b、4cと半導体素子4d、4e、4
fとが電気的に直列接続される電力変換装置において、
電気配線5aの接続を非常に容易にできる。
【0030】なお、上記では、2個の冷却ユニット1
a、1dを1段のみ配置した場合について示したが、図
5および図6(a)、(b)に示すように、複数段に積
層してもよい。図5および図6において、1g、1j、
1m、1pは冷却ユニット、2g、2mはユニットフレ
ーム側壁、4g、4h、4i、4j、4m、4n、4
o、4pは半導体素子、5g、5mは電気配線、61は
枠体、62は棒状の棚である。なお、図5および図6で
は棚62が棒状である場合について示したが、棚62を
板状とし、さらに最下段の冷却ユニット1m、1pにも
板状の棚62を設け、板状の棚62で冷却ユニット1
a、1d、1g、1j、1m、1pの底板22と兼ねてもよ
い。
【0031】このように複数段に積層して構成された電
力変換装置においても、外部の空気が各冷却ユニット1
a、1d、1g、1j、1m、1pに分岐して流れるの
で、他の冷却ユニットの熱干渉を防ぐことができ、上記
1段の場合と同様の効果が得られる。
【0032】実施の形態2.図7〜図10は本発明の実
施の形態2による電力変換装置を説明するための図であ
り、より具体的には、図7は冷却ユニットの構成を示す
平面図、図8は冷却気体の流れを説明する図、図9は仕
切板の効果を説明する図、図10は冷却ユニットの別の
構成を示す平面図である。図7、図8および図10にお
いて、10a、10b、10c(以下、10で代表する
場合もある。)は冷却ユニット1aの入口から放熱フィ
ン32までの風路を冷却気体の流れに沿って複数に仕切
る仕切板、10d、10e、10f(以下、10で代表
する場合もある。)は放熱フィン32から冷却ユニット
1aの出口までの風路を冷却気体の流れに沿って複数に
仕切る仕切板である。
【0033】本実施の形態では、図7に示したように、
冷却ユニット1a内のヒートシンク3aと3bの境界
と、ヒートシンク3bと3cの境界と、ヒートシンク3
cとユニットフレーム2aの境界(以下、これらの境界
を単にヒートシンクの境界またはヒートシンクの端部と
呼ぶこともある。)から、各ヒートシンク3a、3b、
3cに通じる冷却ユニット1aの入口の断面積を3等分
する位置間にそれぞれ仕切板10a、10b、10cを
設け、ヒートシンク3aとユニットフレーム2aの境界
と、ヒートシンク3aと3bの境界と、ヒートシンク3
bと3cの境界から、各ヒートシンク3a、3b、3c
に通じる冷却ユニット1aの出口の断面積を3等分する
位置間にそれぞれ仕切板10d、10e、10fを設け
ている。各仕切板10a、10b、10c、10d、1
0e、10fで仕切られた各風路はS字状となってい
る。
【0034】このように構成されたものにおいては、上
記実施の形態1の効果に加えて、以下のような効果が得
られる。すなわち、各仕切板10a、10b、10cと
10d、10e、10fの放熱フィン32側を、それぞ
れヒートシンク3a、3b、3cの境界(端部)に配置
することにより、図8に示すように、各ヒートシンク3
a、3b、3cに流れる空気が冷却ユニット1aの入口
から出口まで各仕切板10により分岐され、冷却ユニッ
ト1aの入口および出口側における仕切板10の位置を
調整することにより、各ヒートシンク3a、3b、3c
に流れる冷却気体の風量を調整することが可能になる。
またさらに、冷却ユニット1aの入口側および出口側に
おける各仕切板10a、10b、10c、10d、10
e、10fの位置を、各ヒートシンク3a、3b、3c
に通じる冷却ユニット1aの入口および出口の断面積を
それぞれ3等分する位置とする(すなわち仕切板10に
より仕切られた複数の風路において冷却ユニット1aの
それぞれの出入口の断面積を同じにする)ことにより、
各ヒートシンク3a、3b、3cに流れる冷却気体の風
量を等しくすることができる。
【0035】図9に仕切板10を取付けた場合と取付け
ない場合の各ヒートシンク3a、3b、3cに流れる冷
却気体(空気)の風量割合を示す。仕切板10を取付け
ると各ヒートシンク3a、3b、3cに流れる冷却気体
の風量が均一化されることがわかる。このため、各ヒー
トシンク3a、3b、3c上に搭載される各半導体素子
4a、4b、4cの冷却効率も等しくできるので、各半
導体素子4a、4b、4cの発熱による温度上昇も等し
くでき、例えば半導体素子4aと4bと4cが電気的に
並列接続されている場合、半導体素子4aと4bと4c
間の分流も均一化できる。
【0036】なお、上記では、各仕切板10は平板状で
ある場合について示したが、図10に示すように湾曲状
の仕切板10を設けてもよく、この場合には、平板状の
仕切板10に比べて、圧損を小さくできるので、各ヒー
トシンク3a、3b、3cの放熱フィン32に流れる冷
却気体の流速が増加し、冷却性が高まる。
【0037】なお、図7、図8および図10では、1個
の冷却ユニット1aしか示さなかったが、実施の形態1
の場合と同様に、複数の冷却ユニットを、冷却気体が各
冷却ユニットに分岐して流れるように1段あるいは複数
段に配置してもよいのは言うまでもない。
【0038】また、図7において、ヒートシンク3cと
ユニットフレーム2aの境界から冷却ユニット1aの入
口端部間に配置された仕切板10c、およびヒートシン
ク3aとユニットフレーム2aの境界から冷却ユニット
1aの出口端部間に配置された仕切板10dは省略する
ことも可能である。
【0039】なお、上記では、冷却ユニット1aの入口
から放熱フィン32までの風路、および放熱フィン32
から冷却ユニット1aの出口までの風路の両方に仕切板
10を設けた場合について示したが、どちらか一方の風
路のみに設けてもよく、その場合にも、仕切板10を全
く設けない場合に比べて、各ヒートシンク3a、3b、
3cに流れる冷却気体の風量の均一化を図ることができ
るという効果が得られる。
【0040】実施の形態3.図11および図12は本発
明の実施の形態3による電力変換装置を説明するための
図であり、より具体的には、図11は冷却ユニットの構
成を示す平面図、図12(a)は図11の冷却ユニット
を2個並べて配置した本実施の形態による電力変換装置
を示す平面図、(b)は図7の冷却ユニットを2個並べ
て配置した実施の形態2による電力変換装置を示す平面
図である。本実施の形態では、図7におけるユニットフ
レーム側壁2aを省略し、図11に示すように、仕切板
10c、10dをユニットフレームの一部とした。この
ような構造にすると、上記実施の形態2の効果に加え
て、部品点数を削減することができるという効果が得ら
れる。
【0041】また、図12(a)に示すように、複数の
冷却ユニット1a、1dを、冷却気体が各冷却ユニット
1a、1dに分岐して流れるように冷却気体の流れに対
して並列に配置すると、隣接する冷却ユニット1aと1
dで仕切板10dと10iを共通化できるため、仕切板
10の数を減らすことができる。さらに、図12(b)
に比べて、並列方向の長さを縮小(2個の場合Lだけ縮
小)することができ、更に冷却ユニットの数が多くなれ
ばなる程、電力変換装置の小型化を図ることができる。
なお、図12において、10g、10h、10i(以
下、10で代表する場合もある。)は冷却ユニット1d
の入口から放熱フィン32までの風路を冷却気体の流れ
に沿って複数に仕切る仕切板、10j、10k、10l
(以下、10で代表する場合もある。)は放熱フィン3
2から冷却ユニット1aの出口までの風路を冷却気体の
流れに沿って複数に仕切る仕切板である。
【0042】なお、上記では、冷却ユニット1aの入口
から放熱フィン32までの風路、および放熱フィン32
から冷却ユニット1aの出口までの風路の両方に仕切板
10を設けた場合について示したが、どちらか一方の風
路のみに設けてもよく、その場合にも、仕切板10を全
く設けない場合に比べて、各ヒートシンク3a、3b、
3cに流れる冷却気体の風量の均一化を図ることができ
るという効果が得られる。例えば、図12(a)におい
て、仕切板10を冷却ユニット1aの入口から放熱フィ
ン32までの風路のみに設ける場合には、仕切板10f
と10eおよび仕切板10kと10lを省くことにより
対応できる。
【0043】実施の形態4.図13および図14は本発
明の実施の形態4による電力変換装置を説明するための
図であり、より具体的には、図13は冷却ユニットの構
成を示す平面図、図14は冷却ユニットの別の構成を示
す平面図である。図13および図14において、20
a、20b、20c、20d、20e、20f(以下、
20で代表する場合もある。)は突出物であり、本実施
の形態では、冷却ユニット1aの入口から放熱フィン間
に配置された仕切板10a、10b、10cに設けられ
ている。突出物20は、例えばユニットフレーム蓋から
ユニットフレーム底板までに亘って畝状に形成されてお
り、冷却ユニット1aの入口から流入し、仕切板10
a、10b、10cにより仕切られた各風路を流れる冷
却気体は、突出物20によりその流線が変化する。した
がって、突出物20の位置や形状などを調整することに
より各放熱フィンに流れる冷却気体の風量を調整するこ
とが可能になる。また、図14において、4s、4t、
4uは半導体素子である。
【0044】図13においては、冷却気体の流線が各突
出物20a、20b、20cに当たってそれぞれ変化
し、冷却気体が各半導体素子4a、4b、4cの中央部
付近に対応する放熱フィンに主に流れるような位置に、
突出物20a、20b、20cをそれぞれ設けた。この
ように突出物20a、20b、20cを設けると、冷却
ユニット1aの入口から流入した冷却気体の流線が突出
物20a、20b、20cによって半導体素子4a、4
b、4cの中央部付近に対応する放熱フィンの方向に変
わり、その部分の風量が増加する。このため、最も発熱
量の大きい半導体素子4a、4b、4cの中央部の冷却
性が高まり、半導体素子4a、4b、4cの温度上昇を
効果的に抑制できる。
【0045】また、図14に示すように、ヒートシンク
3aに半導体素子4aと4s、ヒートシンク3bに半導
体素子4bと4t、ヒートシンク3cに半導体素子4c
と4uというように、1つのヒートシンク3に複数個の
半導体素子4が搭載されている場合でも、各半導体素子
4a、4s、4b、4t、4c、4uの中央部付近に対
応する放熱フィンの方向に空気の流線が変化するように
それぞれ突出物20aと20d、20bと20e、20
cと20fを設けることによって、各半導体素子4a、
4s、4b、4t、4c、4uの中央部付近に対応する
放熱フィン部の風量が増加する。このため、最も発熱量
の大きい半導体素子4a、4s、4b、4t、4c、4
uの中央部の冷却性が高まり、半導体素子4a、4s、
4b、4t、4c、4uの温度上昇を効果的に抑制でき
る。
【0046】また、図31で示した従来の電力変換装置
では、各受熱板105a、105b、105cには2個
の半導体素子106が冷却気体の流れ方向に沿って(す
なわち冷却気体の流れに対して直列に)配置されていた
ので、下流側の半導体素子106は上流側の半導体素子
106の熱干渉を受けることになる。これに対して、図
14においては、各受熱板すなわちヒートシンク3a、
3b、3cには、それらヒートシンク3a、3b、3c
の配置方向に沿って(すなわち冷却気体の流れに対して
並列に)複数の半導体素子4aと4s、4bと4t、4
cと4uがそれぞれ搭載されている。このように構成さ
れたものにおいては、冷却気体が各半導体素子に対応し
た放熱フィンに分岐して流れるので、他の半導体素子の
熱干渉を防ぐことができる。
【0047】また、例えば図13において、1個のヒー
トシンク3に搭載する半導体素子4の数が増加した場合
に、従来のように冷却気体の流れに対して直列に配置し
た場合には、冷却ユニット1aの入口へ供給される冷却
気体の流れに面するヒートシンク3部分の面積が増加し
てしまうが、図14に示したように、冷却気体の流れに
対して並列に配置した場合には、ヒートシンク3の配置
方向に沿ったヒートシンク3部分の面積が増加し、冷却
ユニット1aの入口へ供給される冷却気体の流れに面す
るヒートシンク3部分の面積は変わらない。したがっ
て、半導体素子4の数が増加しても、冷却ユニット1の
入口へ供給される冷却気体の流れに面する冷却ユニット
1部分の面積を増加させることなく半導体素子4の数を
増加させることが可能となる。
【0048】実施の形態5.図15および図16は本発
明の実施の形態5による電力変換装置を説明するための
図であり、より具体的には、図15は冷却ユニットの構
成を示す平面図、図16は冷却ユニットの別の構成を示
す平面図である。上記実施の形態4では、突出物20
a、20b、20c、20d、20e、20fは冷却ユ
ニット1aの入口から放熱フィン間に配置された仕切板
10a、10b、10cに設けられていたが、本実施の
形態では、放熱フィン(ヒートシンク3a、3b、3
c)の入口に設けられている。本実施の形態のように、
各半導体素子4a、4s、4b、4t、4c、4uの中
央部付近に対応する放熱フィンの方向に空気の流線が変
化するように、放熱フィンの入口に突出物20a、20
b、20c、20d、20e、20fを設けても実施の
形態4の場合と同様な効果が得られる。
【0049】なお、上記実施の形態4および5では、冷
却ユニット1の入口から放熱フィンまでの風路、および
放熱フィンから冷却ユニット1の出口までの風路の両方
に仕切板10を設けた場合について示したが、冷却ユニ
ット1の入口から放熱フィンまでの風路のみに設けても
よく、その場合にも、仕切板10を全く設けない場合に
比べて、各ヒートシンク3に流れる冷却気体の風量の調
節が可能となり、しかも、突出物20の位置や形状など
を調整することにより、各放熱フィンに流れる冷却気体
の風量を調整することが可能になるという効果が得られ
る。
【0050】実施の形態6.図17は本発明の実施の形
態6による電力変換装置を説明するための図であり、よ
り具体的には、冷却ユニットの構成を示す平面図であ
る。図17において、10m、10nは仕切板である。
上記実施の形態2〜5では何れも、仕切板10のヒート
シンク3側を、ヒートシンク3の境界(端部)に配置し
た場合について示したが、本実施の形態では、各仕切板
10a、10b、10c、10d、10e、10fのヒ
ートシンク3a、3b、3c側を、各ヒートシンク3
a、3b、3c(半導体素子)の端部ではなく中央部に
配置した。
【0051】複数の仕切板10により分離された各風路
を流れる冷却気体は、外側の仕切板(すなわち、例え
ば、仕切板10aと10bで挟まれた風路では仕切板1
0b側)に近い程、流速が速い。このため、上記のよう
に仕切板10を配置することによって、最も発熱量の大
きい半導体素子4a、4b、4cの中央部に対応する放
熱フィンを流れる冷却気体の流速が速まるため、この部
分の冷却性が高まり、半導体素子4a、4b、4cの温
度上昇を効果的に抑制できる。なお、詳細に述べれば、
半導体素子4a、4b、4cの中央部に対応する放熱フ
ィンを流れる冷却気体の流速を速めるためには、冷却ユ
ニット1aの入口側の仕切板10a、10b、10cは
各ヒートシンク3a、3b、3c(半導体素子)の中点
よりも多少冷却ユニット1aの入口側と反対の方向にず
らせた位置に配置するのが望ましく、冷却ユニット1a
の出口側の仕切板10d、10e、10fは各ヒートシ
ンク3a、3b、3c(半導体素子)の中点よりも多少
冷却ユニット1aの出口側と反対の方向にずらせた位置
に配置するのが望ましい。
【0052】なお、図17では、1つのヒートシンク3
に1個の半導体素子4が搭載されている場合について示
したが、複数個の半導体素子4が冷却気体の流れに対し
て並列に搭載されている場合でも、仕切板10の放熱フ
ィン側を各半導体素子4の中央部付近に配置すること
で、同様な効果が得られる。
【0053】なお、上記では、冷却ユニット1aの入口
から放熱フィン32までの風路、および放熱フィン32
から冷却ユニット1aの出口までの風路の両方に仕切板
10を設けた場合について示したが、どちらか一方の風
路のみに設けてもよく、その場合にも、仕切板10を全
く設けない場合に比べて、最も発熱量の大きい半導体素
子4a、4b、4cの中央部に対応する放熱フィンを流
れる冷却気体の流速が速まるため、この部分の冷却性が
高まり、半導体素子4a、4b、4cの温度上昇を効果
的に抑制できるという効果が得られる。
【0054】実施の形態7.図18および図19は本発
明の実施の形態7による電力変換装置を説明するための
図であり、より具体的には、図18は冷却ユニットの構
成を示す平面図、図19は冷却ユニットの別の構成を示
す平面図である。図18において、冷却ユニット1aの
入口とヒートシンク3a、3b、3c間の仕切板10
a、10b、10cのヒートシンク3a、3b、3c側
を半導体素子4a、4b、4cの中央部付近に配置し、
冷却ユニット1aの出口とヒートシンク3a、3b、3
c間の仕切板10d、10e、10fのヒートシンク3
a、3b、3c側を、ヒートシンク3a、3b、3cの
端部(ヒートシンク3a、3b、3cおよびユニットフ
レーム2aの境界)に配置した。
【0055】各仕切板10をこのように配置することに
より、上述のように、複数の仕切板10により分離され
た各風路を流れる冷却気体は、外側の仕切板に近い程、
流速が速いため、ヒートシンク3(放熱フィン)に流入
する冷却気体はヒートシンク3の中央部(半導体素子4
の中央部)付近で、ヒートシンク3から流出する冷却気
体はヒートシンク3の端部(半導体素子4の端部)で流
速が最も速くなる。このため、それぞれのヒートシンク
3a、3b、3c内部において流速分布の均一化が図
れ、各ヒートシンク3a、3b、3c内の冷却性を均一
化できる。
【0056】また、図19に示すように、ヒートシンク
3aに半導体素子4aと4s、ヒートシンク3bに半導
体素子4bと4t、ヒートシンク3cに半導体素子4c
と4uというように、1つのヒートシンク3に複数個の
半導体素子4が冷却気体の流れに対して並列に搭載され
ている場合でも、冷却ユニット1aの入口とヒートシン
ク3a、3b、3c間の仕切板10a、10b、10
c、10o、10p、10qのヒートシンク3a、3
b、3c側を半導体素子4a、4b、4c、4s、4
t、4uの中央部付近に配置し、冷却ユニット1aの出
口とヒートシンク3a、3b、3c間の仕切板10d、
10e、10fのヒートシンク3a、3b、3c側を、
各ヒートシンク3a、3b、3cの境界およびヒートシ
ンク3aとユニットフレーム2aの境界(各ヒートシン
ク3a、3b、3cの端部)に、冷却ユニット1aの出
口とヒートシンク3a、3b、3c間の仕切板10r、
10s、10tのヒートシンク3a、3b、3c側をそ
れぞれ半導体素子4aと4s、4bと4t、4cと4u
の境界に配置することにより、同様に、ヒートシンク3
a、3b、3cそれぞれの内部の流速分布を均一化でき
る。したがって、1つのヒートシンク3に複数個の半導
体素子4が搭載される場合でも各半導体素子4の冷却性
を均一化できる。なお、図19において、10o、10
p、10q、10r、10s、10tは仕切板である。
【0057】なお、図18および図19では、何れも、
冷却ユニット1aの入口とヒートシンク3間の仕切板1
0のヒートシンク側を半導体素子4(ヒートシンク3)
の中央部付近に、冷却ユニット1aの出口とヒートシン
ク3間の仕切板10のヒートシンク3側を半導体素子4
(ヒートシンク3)の境界に配置した場合について示し
たが、冷却ユニット1aの入口とヒートシンク3間の仕
切板10のヒートシンク3側を半導体素子4(ヒートシ
ンク3)の境界に、冷却ユニット1aの出口とヒートシ
ンク3間の仕切板10のヒートシンク3側を半導体素子
4(ヒートシンク3)の中央部付近に配置してもよく、
同様な効果が得られる。
【0058】なお、上記実施の形態4〜7では、何れ
も、1個の冷却ユニット1aしか示さなかったが、実施
の形態1の場合と同様に、複数の冷却ユニットを、冷却
気体が各冷却ユニットに分岐して流れるように1段ある
いは複数段に配置してもよいのは言うまでもない。ま
た、複数の冷却ユニットを配置する場合には、図12に
示した実施の形態3と同様に、ユニットフレーム側壁2
aを省略して仕切板をユニットフレームの一部としても
よく、部品点数を削減することができるという効果が得
られる。
【0059】実施の形態8.図20は本発明の実施の形
態8による電力変換装置を説明するための図であり、よ
り具体的には、冷却ユニットの構成を示す平面図であ
る。上記実施の形態2〜7では、何れも、仕切板10
a、10b、10cにおける冷却ユニット1aの入口側
を、各ヒートシンク3a、3b、3cに通じる冷却ユニ
ット1aの入口の断面積を3等分する位置に配置した場
合について示したが、本実施の形態では、仕切板10
a、10b、10cにおける冷却ユニット1aの入口側
を、各ヒートシンク3a、3b、3cに通じる冷却ユニ
ット1aの入口の断面積がヒートシンク3a>ヒートシ
ンク3b>ヒートシンク3cとなる位置に配置した。な
お、仕切板10a、10b、10cのヒートシンク3
a、3b、3c側は、ヒートシンク3a、3b、3c間
の境界およびヒートシンク3cとユニットフレーム側壁
2aの境界(ヒートシンク3a、3b、3cの端部)に
配置した。
【0060】各ヒートシンク3a、3b、3cに通じる
風路において、冷却ユニット1aの入口のそれぞれの断
面積を同じにすると、各ヒートシンク3a、3b、3c
へ流入する風量はヒートシンク3a=ヒートシンク3b
=ヒートシンク3cとなるため、図20に示す各領域
A、B、Cの圧力は領域A>領域B>領域Cとはなら
ず、領域A→領域B→領域Cへ冷却気体が流れにくくな
る。すなわち、ヒートシンク3aと3bの冷却気体が流
れにくくなり、ヒートシンク3a、3b、3c間の冷却
性にばらつきが発生する。そこで、図20に示すような
仕切板配置にすると、ヒートシンク3a、3b、3cへ
流入する風量はヒートシンク3a>ヒートシンク3b>
ヒートシンク3cとなり、領域A、B、Cの圧力は領域
A>領域B>領域Cとなるため、領域A→領域B、領域
B→領域Cへ空気が流れ易くなる。したがって、冷却ユ
ニット1aの出口とヒートシンク3a、3b、3c間に
仕切板を設けなくても、各ヒートシンク3a、3b、3
cを流れる冷却気体の風量を均一化することができ、各
ヒートシンク3a、3b、3c間における冷却性のばら
つきを抑制できる。
【0061】なお、上記では、ヒートシンク3a、3
b、3cの入口側に配置された仕切板10a、10b、
10cにおける冷却ユニット1aの入口側を、各ヒート
シンク3a、3b、3cに通じる冷却ユニット1aの入
口の断面積がヒートシンク3a>ヒートシンク3b>ヒ
ートシンク3cとなる位置に配置したが、ヒートシンク
3a、3b、3cの出口側に配置された仕切板における
冷却ユニット1aの出口側を、各ヒートシンク3a、3
b、3cに通じる冷却ユニット1aの出口の断面積がヒ
ートシンク3a>ヒートシンク3b>ヒートシンク3c
となる位置に配置してもよく、同様の効果が得られる。
【0062】なお、上記では、各ヒートシンク3a、3
b、3cを流れる冷却気体の風量が均一化されるよう
に、仕切板10における冷却ユニット1aの入口側また
は出口側を、各ヒートシンク3a、3b、3cに通じる
冷却ユニット1aの入口または出口の断面積がヒートシ
ンク3a>ヒートシンク3b>ヒートシンク3cとなる
位置に配置した場合について示したが、これに限るもの
ではなく、例えば半導体素子4aと4bと4cとで発熱
にばらつきがある場合などには、一番発熱量の大きい半
導体素子が搭載されたヒートシンクに多くの冷却気体が
流れるようにしてもよい。
【0063】なお、上記では、何れも、1個の冷却ユニ
ット1aしか示さなかったが、実施の形態1の場合と同
様に、複数の冷却ユニットを、冷却気体が各冷却ユニッ
トに分岐して流れるように1段あるいは複数段に配置し
てもよいのは言うまでもない。
【0064】実施の形態9.図21および図22は本発
明の実施の形態9による電力変換装置を説明するための
図であり、より具体的には、図21(a)は冷却ユニッ
トの構成を示す平面図、(b)は(a)を矢印Aの方向
から見た正面図、図22(a)は冷却ユニットの別の構
成を示す平面図、(b)は(a)を矢印Aの方向から見
た正面図である。図21および図22において、40
a、40b、40cは冷却気体の風路への放熱フィンの
開口率を調節するフィン開口率調節手段に相当するフィ
ン開口率調節用マスクである。
【0065】本実施の形態では、例えば、図21に示す
ように、ヒートシンク3a、3b、3cの入口に、大き
さが異なり冷却気体を通さないマスク40a、40b、
40cを設け、マスク40a、40b、40cの大きさ
を、マスク40a<マスク40b<マスク40cとした
(すなわち、冷却気体の風路への各放熱フィンの開口率
をヒートシンク3a>3b>3cとした。)。
【0066】図1に示したような仕切板やマスクを取付
けない場合には、冷却気体の風量は、風下側のヒートシ
ンクほど多く(ヒートシンク3a<ヒートシンク3b<
ヒートシンク3c)、ヒートシンク3cに流れる冷却気
体の風量が最も多いのが一般的である。そこで、ヒート
シンク3a、3b、3cの入口に、大きさがマスク40
a<マスク40b<マスク40cとなるマスク40a、
40b、40cを設けることにより、各ヒートシンク3
a、3b、3cに流入する冷却気体の風量を均一化する
ことができる。
【0067】なお、図22に示すように、フィン開口率
調節用マスク40a、40b、40cとして、メッシュ
状のマスクを用い、メッシュの開口率がマスク40a>
マスク40b>マスク40cとなるようにしてもよい。
【0068】また、フィン開口率調節手段は、図21お
よび図22で示したフィン開口率調節用マスク40a、
40b、40cに限ったものではなく、各ヒートシンク
3a、3b、3cにおけるフィンの開口率が3a>3b
>3cとなるものであればよい。
【0069】またさらに、図21および図22ではフィ
ン開口率調節用マスク40a、40b、40cをヒート
シンク3a、3b、3cの入口に配置したが、ヒートシ
ンク3a、3b、3cの出口に配置しても同様な効果が
得られる。
【0070】なお、上記では、各ヒートシンク3a、3
b、3cを流れる冷却気体の風量が均一化されるよう
に、冷却気体の風路への各放熱フィンの開口率をヒート
シンク3a>3b>3cとした場合について示したが、
これに限るものではなく、例えば半導体素子4aと4b
と4cで発熱にばらつきがある場合などには、一番発熱
量の大きい半導体素子が搭載されたヒートシンクに多く
の冷却気体が流れるようにしてもよい。
【0071】なお、上記では、何れも、1個の冷却ユニ
ット1aしか示さなかったが、実施の形態1の場合と同
様に、複数の冷却ユニットを、冷却気体が各冷却ユニッ
トに分岐して流れるように1段あるいは複数段に配置し
てもよいのは言うまでもない。
【0072】実施の形態10.図23は本発明の実施の
形態10による電力変換装置を説明するための図であ
り、より具体的には、冷却ユニットの構成を示す平面図
である。図23において、50a、50b、50cは放
熱フィン中央部、51a、51b、51cは放熱フィン
入口部、52a、52b、52cは放熱フィン出口部で
ある。本実施の形態では、放熱フィンの入口側の部分
(放熱フィン入口部)51a、51b、51cを冷却ユ
ニット1aの入口に向かって曲げると共に、放熱フィン
の出口側の部分(放熱フィン出口部)52a、52b、
52cを冷却ユニット1aの出口に向かって曲げ、冷却
気体を誘導する誘導体とした。
【0073】このように構成すると、冷却ユニット1a
の入口からヒートシンク3a、3b、3cの各放熱フィ
ン間に冷却気体が流れやすくなり、各放熱フィン間を流
れる冷却気体の風量を均一化することが可能となるの
で、ヒートシンク3aと3bと3c間の冷却性、および
各ヒートシンク3a、3b、3c内の冷却性を均一化で
きる。
【0074】なお、図23では、放熱フィンの入口側お
よび出口側の部分をそれぞれ冷却ユニットの入口および
出口に向かって曲げて誘導体としたので、誘導体を放熱
フィンで兼用することにより、部品点数を増加させるこ
となく、各放熱フィン間を流れる冷却気体の風量を均一
化することが可能となった。しかし、これに限るもので
はなく、放熱フィンの入口部および出口部に、それぞれ
冷却ユニット1aの入口および出口に向かって配置され
た誘導体を新たに設けてもよい。
【0075】なお、上記では、放熱フィンの入口部およ
び出口部の両方に誘導体を設ける場合について示した
が、入口部にのみ設けてもよく、この場合にも誘導体を
全く設けない場合に比べて、冷却ユニット1aの入口か
らヒートシンク3a、3b、3cの各放熱フィン間に冷
却気体が流れやすくなり、各放熱フィン間を流れる冷却
気体の風量を均一化することが可能となるので、ヒート
シンク3aと3bと3c間の冷却性、および各ヒートシ
ンク3a、3b、3c内の冷却性を均一化できるという
効果が得られる。
【0076】なお、図23において、ヒートシンク3c
とユニットフレーム2aの境界から冷却ユニット1aの
入口端部間に配置された仕切板10c、およびヒートシ
ンク3aとユニットフレーム2aの境界から冷却ユニッ
ト1aの出口端部間に配置された仕切板10dは省略す
ることも可能である。
【0077】なお、図23では、何れも、1個の冷却ユ
ニット1aしか示さなかったが、実施の形態1の場合と
同様に、複数の冷却ユニットを、冷却気体が各冷却ユニ
ットに分岐して流れるように1段あるいは複数段に配置
してもよいのは言うまでもない。また、複数の冷却ユニ
ットを配置する場合には、図12に示した実施の形態3
と同様に、ユニットフレーム側壁2aを省略して仕切板
をユニットフレームの一部としてもよく、部品点数を削
減することができるという効果が得られる。
【0078】また、上記では、冷却ユニット1aの入口
から放熱フィン32までの風路、および放熱フィン32
から冷却ユニット1aの出口までの風路の両方に仕切板
10を設けた場合について示したが、どちらか一方の風
路のみに設けてもよい。さらに、誘導体の形状によって
は仕切板10は無くてもよい。
【0079】実施の形態11.図24および図25は本
発明の実施の形態11による電力変換装置を説明するた
めの図であり、より具体的には、図24(a)は冷却ユ
ニットの構成を示す平面図、(b)は(a)の一部を拡
大して冷却気体の流れる様子を示す説明図、図25は冷
却ユニットの別の構成を示す平面図である。本実施の形
態では、例えば、図24(a)に示すように、ヒートシ
ンク3a、3b、3cの入口側の放熱フィンが、冷却ユ
ニット1aの入口から遠い程突出して階段状に形成され
ている。
【0080】このように構成されたものにおいては、図
24(b)に示すように、冷却ユニット1aの入口から
流入した冷却気体は、階段状に突出した板状の放熱フィ
ンに当たって進路を曲げ、放熱フィン間に流入する。こ
のように、ヒートシンク3a、3b、3cの各放熱フィ
ン間に冷却気体が流れやすくなり、各放熱フィン間を流
れる冷却気体の風量を均一化することが可能となる。そ
の結果、ヒートシンク3aと3bと3c間の冷却性、お
よび各ヒートシンク3a、3b、3c内の冷却性を均一
化することが可能となる。また、図23で示したように
放熱フィンの方向を変える必要がない。
【0081】なお、図25に示すように、ヒートシンク
3a、3b、3c入口側の放熱フィンのみならず、ヒー
トシンク3a、3b、3cの出口側の放熱フィンも階段
状に形成してもよく、同様な効果が得られ、さらに、冷
却ユニット1aの大きさを小型化できるという効果も得
られる。
【0082】実施の形態12.図26は本発明の実施の
形態12による電力変換装置を説明するための図であ
り、より具体的には、冷却ユニットの構成を示す平面図
である。本実施の形態では、ヒートシンク3a、3b、
3cを冷却ユニット1a内に斜めに配置した。このよう
に構成することにより、実施の形態11の場合と同様
に、冷却ユニット1aの入口からヒートシンク3a、3
b、3cの各放熱フィン間へ空気が均一に流入しやす
く、ヒートシンク3aと3bと3c間の冷却性、および
各ヒートシンク3a、3b、3c内の冷却性を均一化す
ることが可能となる。また、実施の形態10のようにフ
ィン出入口の方向を変えたり、実施の形態11のように
階段状に加工したりしなくてもよいので、製造が容易で
ある。
【0083】なお、上記実施の形態1〜12では、放熱
フィン32は板状であり、複数板状放熱フィン32が、
ヒートシンク3の並んでいる方向とほぼ直交する方向に
冷却気体が流れるように並んで配置されている場合につ
いて示したが、放熱フィンは板状に限らず、例えば棒状
などであってもよい。
【0084】実施の形態13.図27〜図29は本発明
の実施の形態13による電力変換装置を説明するための
図であり、より具体的には、図27は冷却ユニットの構
成を示す平面図、図28(a)は図27のA−A’線断
面図、(b)は図27のB−B’線断面図、図29
(a)、(b)はそれぞれ冷却気体の流れる様子を示す
説明図である。図28において、32aは上部放熱フィ
ン、32bは下部放熱フィンである。
【0085】本実施の形態では、放熱フィンは板状で、
受熱板31と交差する方向に複数段(図28では上部放
熱フィン32aと下部放熱フィン32bの2段)配置さ
れており、各段の放熱フィン32a、32bを流れる冷
却気体はそれぞれ異なる(図28および図29では直交
する)方向に流れるように放熱フィン32a、32bが
配置されている。また、上記各実施の形態1〜13で
は、ユニットフレーム側壁2aは、端部に配置されたヒ
ートシンク3a、3cにまで延び、ヒートシンク3a、
3cの側面を覆っていたが、本実施の形態では、ヒート
シンク3a、3cの側面は開放されている。
【0086】図29(a)に示すように、ヒートシンク
3a、3b、3cの上部放熱フィン32aに流れる冷却
気体は、その上部の半導体素子4a、4b、4cの発熱
によって、ヒートシンク3a→ヒートシンク3b→ヒー
トシンク3cに流れるにしたがい、徐々に温度が上昇す
る。このため、上部放熱フィン32aのみでは、半導体
素子4a、4b、4cの温度が半導体素子4a<半導体
素子4b<半導体素子4cとなり、ばらつきが発生す
る。一方、図29(b)に示すように、ヒートシンク3
a、3b、3cの下部放熱フィン32bに流れる冷却気
体の風量は、ヒートシンク3a<ヒートシンク3b<ヒ
ートシンク3cとなる。このため、下部放熱フィン32
bのみでは、半導体素子4a、4b、4cの温度が半導
体素子4a>半導体素子4b>半導体素子4cとなる。
従って、本実施の形態のように、両者を合せ持つことに
より、各ヒートシンク3a、3b、3c間の冷却性およ
び各ヒートシンク3a、3b、3c内の冷却性の均一化
が図れ、半導体素子4a、4b、4cの温度上昇も均一
化することができる。
【0087】なお、放熱フィンの段数は2段に限ったも
のではなく、3段以上であってもよい。また、格段の放
熱フィンの配置方向は、直交する方向に限ったものでは
なく、異なる方向であればよい。
【0088】なお、上記では、放熱フィン32は板状で
あり、上部放熱フィン32aが、ヒートシンク3の並ん
でいる方向に冷却気体が流れるように並んで配置されて
おり、下部放熱フィン32bが、ヒートシンク3の並ん
でいる方向と直交する方向に冷却気体が流れるように並
んで配置されている場合について示したが、放熱フィン
は板状に限らず、例えば棒状などであってもよく、この
場合には、複数段に分ける必要はなく、図29(a)で
示した流れと(b)で示した流れが自然に混ざり合って
上記と同様の効果が得られる。
【0089】なお、上記実施の形態11〜13では、何
れも、1個の冷却ユニット1aしか示さなかったが、実
施の形態1の場合と同様に、複数の冷却ユニットを、冷
却気体が各冷却ユニットに分岐して流れるように1段あ
るいは複数段に配置してもよいのは言うまでもない。
【0090】実施の形態14.図30は本発明の実施の
形態14による電力変換装置を説明するための図であ
り、より具体的には、冷却ユニットの構成を示す平面図
である。例えば図1において、ユニットフレーム側壁2
a、2dの形状を、図30に示したようにしてもよく、
この場合には実施の形態3で図11を用いて説明したの
と同様に、電力変換装置のコンパクト化が可能となる。
なお、この場合にも、各冷却ユニット1a、1dの風路
はS字状となっている。さらに、図1の構造に比べて、
ヒートシンク3a、3b、3c間やヒートシンク3d、
3e、3f間に流れる冷却気体の風量を均等化できると
いう効果が得られる。
【0091】なお、上記のようなユニットフレーム側壁
2a、2dの形状は、図1に限らず、例えば図20〜図
22および図27で示した冷却ユニットにも適用するこ
とができ、同様の効果が得られる。
【0092】
【発明の効果】以上のように、本発明に係る第1の電力
変換装置によれば、複数の放熱フィンと、半導体素子を
搭載して半導体素子より発生する熱を上記放熱フィンに
伝達する受熱板とを有するヒートシンクが複数個配置さ
れ、上記放熱フィンへ冷却気体を給排する風路となるユ
ニットフレームを有する冷却ユニットを備えたものであ
って、上記風路はS字状であり、上記複数のヒートシン
クは、S字の中央付近に、上記風路を流れる冷却気体の
方向と交差する方向に沿って上記冷却気体の流れに対し
て並列に配置され、上記冷却ユニットの入口から導入さ
れた冷却気体がその向きを変えて上記各ヒートシンクの
放熱フィンに分岐して流れた後、また向きを変えて上記
冷却ユニットの出口から導出されるように構成したの
で、冷却気体が各ヒートシンクの放熱フィンに分岐して
流れる結果、他のヒートシンクの熱干渉を防ぐことがで
きる。さらに、風路はS字状であり、複数のヒートシン
クは、S字の中央付近に、風路を流れる冷却気体の方向
と交差する方向に沿って配置されているので、冷却ユニ
ットの入口へ供給される冷却気体の流れに対面する冷却
ユニット部分の面積を増加させることなくヒートシンク
の数すなわち半導体素子の数を増加させることが可能と
なる。
【0093】また、本発明に係る第2の電力変換装置に
よれば、複数の冷却ユニットを、冷却気体が上記各冷却
ユニットに分岐して流れるように冷却気体の流れに対し
て並列に配置したので、冷却気体が各冷却ユニットに分
岐して流れる結果、他の冷却ユニットの熱干渉を防ぐこ
とができ、冷却ユニット間の冷却能力を等しくすること
が可能となる。また、半導体素子の数が増加しても、各
冷却ユニットに配置するヒートシンクの数を増やすこと
により、冷却ユニットの入口へ供給される冷却気体の流
れに面する冷却ユニット部分の面積を増加させることな
く半導体素子の数を増加させることが可能となる。
【0094】また、本発明に係る第3の電力変換装置に
よれば、冷却ユニットの入口から放熱フィンまたは放熱
フィンから冷却ユニットの出口までの風路を、冷却気体
の流れに沿って複数に仕切る仕切板を備えたので、仕切
板の位置を調整することにより各放熱フィンに流れる冷
却気体の風量を調整することが可能になる。
【0095】また、本発明に係る第4の電力変換装置に
よれば、仕切板の放熱フィン側を、ヒートシンクの端部
に配置したので、冷却ユニットの入口側または出口側に
おける仕切板の位置を調整することにより各ヒートシン
クに流れる冷却気体の風量を調整することが可能にな
る。
【0096】また、本発明に係る第5の電力変換装置に
よれば、仕切板の放熱フィン側を、ヒートシンクの中央
部に配置したので、ヒートシンク中央部の放熱性を向上
させることができ、ヒートシンクの中央部に配置された
半導体素子を効果的に冷却することができる。
【0097】また、本発明に係る第6の電力変換装置に
よれば、冷却ユニットの入口と放熱フィン間の仕切板に
おける放熱フィン側の位置と、冷却ユニットの出口と放
熱フィン間の仕切板における放熱フィン側の位置とは、
一方の位置がヒートシンクの端部であり、他方の位置が
ヒートシンクの中央部となるようにしたので、ヒートシ
ンクの各放熱フィンに流れる冷却気体の風量を均一化す
ることができる。
【0098】また、本発明に係る第7の電力変換装置に
よれば、仕切板の一部がユニットフレームの少なくとも
一部を兼用しているので、部品点数を削減でき、しか
も、冷却ユニットの小型化すなわち電力変換装置の小型
化を図ることができる。
【0099】また、本発明に係る第8の電力変換装置に
よれば、冷却ユニットの入口から放熱フィン間に配置さ
れた仕切板または上記放熱フィンの入口に突出物を設け
たので、突出物の位置や形状などを調整することにより
各放熱フィンに流れる冷却気体の風量を調整することが
可能になる。
【0100】また、本発明に係る第9の電力変換装置に
よれば、放熱フィンの入口または出口に、風路への放熱
フィンの開口率を調節する手段を設けたので、放熱フィ
ンに流れる冷却気体の風量を調整することが可能にな
る。
【0101】また、本発明に係る第10の電力変換装置
によれば、放熱フィンの入口部に冷却ユニットの入口に
向かって配置され、または放熱フィンの出口部に冷却ユ
ニットの出口に向かって配置され、冷却気体を誘導する
誘導体を備えたので、各放熱フィン間に冷却気体が流れ
やすくなり、各放熱フィン間を流れる冷却気体の風量を
均一化することが可能となる結果、各ヒートシンク間の
冷却性、および各ヒートシンク内の冷却性を均一化する
ことが可能となる。
【0102】また、本発明に係る第11の電力変換装置
によれば、放熱フィンは板状であり、誘導体は、放熱フ
ィンの入口側の部分を冷却ユニットの入口に向かって曲
げたもの、または放熱フィンの出口側の部分を冷却ユニ
ットの出口に向かって曲げたものであるので、誘導体を
放熱フィンで兼用することにより、部品点数を増加させ
ることなく、各放熱フィン間を流れる冷却気体の風量を
均一化することが可能となる。
【0103】また、本発明に係る第12の電力変換装置
によれば、ヒートシンクの入口側の放熱フィンが、冷却
ユニットの入口から遠い程突出して階段状に形成されて
いるので、各放熱フィン間に冷却気体が流れやすくな
り、各放熱フィン間を流れる冷却気体の風量を均一化す
ることが可能となる結果、各ヒートシンク間の冷却性、
および各ヒートシンク内の冷却性を均一化することが可
能となる。
【0104】また、本発明に係る第13の電力変換装置
によれば、放熱フィンは板状で、受熱板と交差する方向
に複数段配置されており、上記各段の放熱フィンを流れ
る冷却気体はそれぞれ異なる方向に流れるように放熱フ
ィンが配置されているので、各ヒートシンク間の冷却
性、および各ヒートシンク内の冷却性を均一化すること
が可能となる。
【0105】また、本発明に係る第14の電力変換装置
によれば、ヒートシンクには、複数の半導体素子が冷却
気体の流れに対して並列に搭載されているので、冷却気
体が各半導体素子に対応した放熱フィンに分岐して流れ
る結果、他の半導体素子の熱干渉を防ぐことができる。
また、半導体素子の数が増加しても、冷却ユニットの入
口へ供給される冷却気体の流れに面する冷却ユニット部
分の面積を増加させることなく半導体素子の数を増加さ
せることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1による電力変換装置を
説明するための図である。
【図2】 本発明の実施の形態1による電力変換装置を
説明するための図である。
【図3】 本発明の実施の形態1による電力変換装置を
説明するための図である。
【図4】 本発明の実施の形態1による電力変換装置を
説明するための図である。
【図5】 本発明の実施の形態1による電力変換装置を
説明するための図である。
【図6】 本発明の実施の形態1による電力変換装置を
説明するための図である。
【図7】 本発明の実施の形態2による電力変換装置を
説明するための図である。
【図8】 本発明の実施の形態2による電力変換装置を
説明するための図である。
【図9】 本発明の実施の形態2による電力変換装置を
説明するための図である。
【図10】 本発明の実施の形態2による電力変換装置
を説明するための図である。
【図11】 本発明の実施の形態3による電力変換装置
を説明するための図である。
【図12】 本発明の実施の形態3による電力変換装置
を説明するための図である。
【図13】 本発明の実施の形態4による電力変換装置
を説明するための図である。
【図14】 本発明の実施の形態4による電力変換装置
を説明するための図である。
【図15】 本発明の実施の形態5による電力変換装置
を説明するための図である。
【図16】 本発明の実施の形態5による電力変換装置
を説明するための図である。
【図17】 本発明の実施の形態6による電力変換装置
を説明するための図である。
【図18】 本発明の実施の形態7による電力変換装置
を説明するための図である。
【図19】 本発明の実施の形態7による電力変換装置
を説明するための図である。
【図20】 本発明の実施の形態8による電力変換装置
を説明するための図である。
【図21】 本発明の実施の形態9による電力変換装置
を説明するための図である。
【図22】 本発明の実施の形態9による電力変換装置
を説明するための図である。
【図23】 本発明の実施の形態10による電力変換装
置を説明するための図である。
【図24】 本発明の実施の形態11による電力変換装
置を説明するための図である。
【図25】 本発明の実施の形態11による電力変換装
置を説明するための図である。
【図26】 本発明の実施の形態12による電力変換装
置を説明するための図である。
【図27】 本発明の実施の形態13による電力変換装
置を説明するための図である。
【図28】 本発明の実施の形態13による電力変換装
置を説明するための図である。
【図29】 本発明の実施の形態13による電力変換装
置を説明するための図である。
【図30】 本発明の実施の形態14による電力変換装
置を説明するための図である。
【図31】 従来の電力変換装置を説明するための図で
ある。
【符号の説明】
1a、1d、1g、1j、1m、1p 冷却ユニット、
2a、2d、2g、2m ユニットフレーム側壁、21
ユニットフレーム蓋、22 ユニットフレーム底板、
3a、3b、3c、3d、3e、3f ヒートシンク、
31 受熱板、32 放熱フィン、32a 上部放熱フ
ィン、32b 下部放熱フィン、4a、4b、4c、4
d、4e、4f、4g、4h、4i、4j、4m、4
n、4o、4p、4q、4r、4s、4t、4u 半導
体素子、5g、5m 電気配線、61 枠体、62
棚、10a、10b、10c、10d、10e、10
f、10g、10h、10i、10j、10k、10
l、10m、10n、10o、10p、10q、10
r、10s、10t 仕切板、20a、20b、20
c、20d、20e、20f 突出物、40a〜40c
フィン開口率調節用マスク、50a、5b、50c
放熱フィン中央部、51a、51b、51c 放熱フィ
ン入口部、52a、52b、52c 放熱フィン出口
部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴木 昭弘 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 中武 浩 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 朝枝 健明 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 Fターム(参考) 5E322 AA01 AA11 BA03 BA05 5H740 BA11 MM08 PP06

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の放熱フィンと、半導体素子を搭載
    して半導体素子より発生する熱を上記放熱フィンに伝達
    する受熱板とを有するヒートシンクが複数個配置され、
    上記放熱フィンへ冷却気体を給排する風路となるユニッ
    トフレームを有する冷却ユニットを備えたものであっ
    て、上記風路はS字状であり、上記複数のヒートシンク
    は、S字の中央付近に、上記風路を流れる冷却気体の方
    向と交差する方向に沿って上記冷却気体の流れに対して
    並列に配置され、上記冷却ユニットの入口から導入され
    た冷却気体がその向きを変えて上記各ヒートシンクの放
    熱フィンに分岐して流れた後、また向きを変えて上記冷
    却ユニットの出口から導出されるように構成したことを
    特徴とする電力変換装置。
  2. 【請求項2】 複数の冷却ユニットを、冷却気体が上記
    各冷却ユニットに分岐して流れるように冷却気体の流れ
    に対して並列に配置したことを特徴とする請求項1記載
    の電力変換装置。
  3. 【請求項3】 冷却ユニットの入口から放熱フィンまた
    は放熱フィンから冷却ユニットの出口までの風路を、冷
    却気体の流れに沿って複数に仕切る仕切板を備えたこと
    を特徴とする請求項1または2記載の電力変換装置。
  4. 【請求項4】 仕切板の放熱フィン側を、ヒートシンク
    の端部に配置したことを特徴とする請求項3記載の電力
    変換装置。
  5. 【請求項5】 仕切板の放熱フィン側を、ヒートシンク
    の中央部に配置したことを特徴とする請求項3記載の電
    力変換装置。
  6. 【請求項6】 冷却ユニットの入口と放熱フィン間の仕
    切板における放熱フィン側の位置と、冷却ユニットの出
    口と放熱フィン間の仕切板における放熱フィン側の位置
    とは、一方の位置がヒートシンクの端部であり、他方の
    位置がヒートシンクの中央部となるようにしたことを特
    徴とする請求項3記載の電力変換装置。
  7. 【請求項7】 仕切板の一部がユニットフレームの少な
    くとも一部を兼用していることを特徴とする請求項3記
    載の電力変換装置。
  8. 【請求項8】 冷却ユニットの入口から放熱フィン間に
    配置された仕切板または上記放熱フィンの入口に突出物
    を設けたことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか
    に記載の電力変換装置。
  9. 【請求項9】 放熱フィンの入口または出口に、風路へ
    の放熱フィンの開口率を調節する手段を設けたことを特
    徴とする請求項1または2記載の電力変換装置。
  10. 【請求項10】 放熱フィンの入口部に冷却ユニットの
    入口に向かって配置され、または放熱フィンの出口部に
    冷却ユニットの出口に向かって配置され、冷却気体を誘
    導する誘導体を備えたことを特徴とする請求項1または
    2記載の電力変換装置。
  11. 【請求項11】 放熱フィンは板状であり、誘導体は、
    放熱フィンの入口側の部分を冷却ユニットの入口に向か
    って曲げたもの、または放熱フィンの出口側の部分を冷
    却ユニットの出口に向かって曲げたものであることを特
    徴とする請求項10記載の電力変換装置。
  12. 【請求項12】 ヒートシンクの入口側の放熱フィン
    が、冷却ユニットの入口から遠い程突出して階段状に形
    成されていることを特徴とする請求項1または2記載の
    電力変換装置。
  13. 【請求項13】 放熱フィンは板状で、受熱板と交差す
    る方向に複数段配置されており、上記各段の放熱フィン
    を流れる冷却気体はそれぞれ異なる方向に流れるように
    放熱フィンが配置されていることを特徴とする請求項1
    または2記載の電力変換装置。
  14. 【請求項14】 ヒートシンクには、複数の半導体素子
    が冷却気体の流れに対して並列に搭載されていることを
    特徴とする請求項1または2記載の電力変換装置。
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