JP2003032766A - 多機能小型通信端末 - Google Patents

多機能小型通信端末

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JP2003032766A JP2001218500A JP2001218500A JP2003032766A JP 2003032766 A JP2003032766 A JP 2003032766A JP 2001218500 A JP2001218500 A JP 2001218500A JP 2001218500 A JP2001218500 A JP 2001218500A JP 2003032766 A JP2003032766 A JP 2003032766A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 小型且つ低コストで、負荷装置の台数制御機
能、ロギング制御機能、遠隔監視用制御機能、ローカル
監視用制御機能に優れた多機能小型通信端末を提供す
る。 【解決手段】 RS−232C用ポートを3ポート(1
1a、11b、11c)と、インターフェース規格RS
−485用ポートを1ポート(11d)と、バックアッ
プ機能付きで大容量(例えば1MB)のSRAMから成
る共有メモリ12と、タスクを実行して端末の動作全体
を制御するCPUを含む制御部10とを備える。データ
ロガーや複数(最大4台)の遠隔監視対応の通信端末と
して機能するが、SCT−冷凍機制御盤間は常に通信
(共有メモリ12へのデータの格納)を行っており、モ
デムや他のPCからSCT装置11にアクセスしても冷
凍機制御盤からの通信が途絶えることがない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、冷凍機等の台数制
御、データロギング、遠隔監視、ビル管理システムなど
に適用される多機能小型通信端末に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、冷凍機の台数制御システムとして
は、図5に示すように、台数制御用コントローラ100
が複数の冷凍機101、102、103、104にケー
ブルを介してそれぞれ直接接続される構成であり、台数
制御用コントローラ100は、冷温水ヘッダの入口温度
と出口温度、さらに冷温水の流量等のデータを入力し、
各冷凍機101〜104の運転/停止を制御するものが
一般的に知られている。さらに、冷凍機の運転状態に関
するデータの収集等を行うデータロギングシステムにつ
いては、図6に示すように、1台の冷凍機110が、イ
ンターフェース規格RS−232Cのケーブル112を
介してデータ収集用のノートパソコンに直接接続される
構成が知られている。
【0003】また、冷凍機の遠隔監視システムに関して
は、通信の相手先を切り替えることができる手段を有す
るものが知られている(例えば実開平5−79202号
公報等)。図7に示す例では、各冷凍機201、20
2、203、204は、それぞれRS−232Cのケー
ブル211を介してチェンジオーバスイッチ212に直
接接続されている。さらに、チェンジオーバスイッチ2
12には、RS−232Cのケーブル213を介してロ
ーカル通信端末214が接続され、ローカル通信端末2
14は、チェンジオーバスイッチ212によって各冷凍
機201〜204の切り替え接続を行う。そして、ロー
カル通信端末214には、モデム215、電話回線21
6、及びモデム217を介して遠隔監視用システム21
8に接続されている。一方、冷凍機がビル管理システム
に接続される構成として、図8に示すように、冷凍機3
01とビル管理システム303との間に、デスクトップ
パソコン302をRS−232Cのケーブルにより接続
することが一般的に行われている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の各システムには次のような問題点があった。 (1)図5に示した冷凍機の台数制御システムでは、台
数制御用コントローラ100は、ケーブルを介して各冷
凍機にそれぞれ接続されるため、冷凍機の台数が増加す
ればその分、配線工数も多くなり、コスト高になる。さ
らに、台数制御用コントローラ100は、単なるオン/
オフ制御を行うだけであり、各冷凍機の運転状態を正確
に把握する手段を備えていない。 (2)図6に示した冷凍機のデータロギングシステムで
は、ノートパソコンは外部接続ポートとして通常、1ポ
ート装備されているだけであり、1台の冷凍機としか持
続することができない。そのため、冷凍機が複数台にな
るとその分だけデータ収集用ノートパソコン112の台
数を増やす必要があり、コスト高になるという問題があ
った。
【0005】(3)図7に示した冷凍機の遠隔監視シス
テムでは、通信の相手先を選択できるだけで、選択され
なかった相手先である冷凍機のデータはその間途絶える
ことになる。このシステムは電話回線を複数用意する必
要がない点が特長であるが、遠隔監視用システム218
に対し、4台の冷凍機201〜204の運転状態を電話
回線216で収集しようとした場合は、各冷凍機個別に
その都度、電話回線を接続/切断して相手先を切り替え
る必要がある。 (4)多種多様なビル管理システムに対応するには、パ
ソコン並みの処理能力を持ったCPUを必要とするが、
図8に示したようにビル管理システム接続用にディスク
トップパソコン302を使用すると、コストが高くな
る。また、デスクトップパソコンは通常RS−232C
用ポートが2ポートしか装備されていないので、複数の
冷凍機との接続が困難であった。
【0006】本発明は上記従来の問題点に鑑み、小型且
つ低コストで、負荷装置の台数制御機能、ロギング制御
機能、遠隔監視用制御機能、及びローカル監視用制御機
能に優れた多機能小型通信端末を提供することを目的と
する。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明に係る多機能小型通信端末で
は、インターフェース規格RS−485用ケーブルを介
して、複数の負荷装置に対するデータの入/出力が行わ
れる第1のポートと、インターフェース規格RS−23
2C用ケーブルを介してモデムと接続される第2のポー
トと、少なくとも前記負荷装置との通信データ及び前記
モデムとの通信データを格納する共有メモリと、前記負
荷装置との通信及び前記モデムとの通信を制御する制御
部とを備えたことを特徴とする。
【0008】請求項2記載の発明に係る多機能小型通信
端末では、請求項1記載の多機能小型通信端末におい
て、前記複数の負荷装置はデイジーチェーン接続され、
前記負荷装置の負荷に応じてその稼働台数を制御する台
数制御手段を設けたことを特徴とする。
【0009】請求項3記載の発明に係る多機能小型通信
端末では、請求項1または請求項2記載の多機能小型通
信端末において、前記各負荷装置から定周期で負荷装置
運転データを取得して前記共有メモリへ格納する運転デ
ータ格納制御手段を設けたことを特徴とする。
【0010】請求項4記載の発明に係る多機能小型通信
端末では、請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の多
機能小型通信端末において、インターフェース規格RS
−232C用ケーブルが接続される第3のポートを設
け、前記共有メモリから前記負荷装置運転データを読込
み、前記第3のポートに接続された外部装置へ送信する
送信制御手段を設けたことを特徴とする。
【0011】請求項5記載の発明に係る多機能小型通信
端末では、請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の多
機能小型通信端末において、前記共有メモリから前記負
荷装置運転データを読込んで、前記第2のポートに接続
されたモデムを介して電話回線へ送信する遠隔監視制御
手段を設けたことを特徴とする。
【0012】請求項6記載の発明に係る多機能小型通信
端末では、請求項4記載の多機能小型通信端末におい
て、前記送信制御手段は、前記運転データ格納制御手段
によって前記各負荷装置から定周期で負荷装置運転デー
タを取得中であるか否かに関わらず、前記共有メモリか
ら前記負荷装置運転データを読込み、前記第3のポート
に接続されたデータ収集用装置へ送信する構成にしたこ
とを特徴とする。
【0013】請求項7記載の発明に係る多機能小型通信
端末では、請求項5記載の多機能小型通信端末におい
て、前記遠隔監視制御手段は、前記運転データ格納制御
手段によって前記各負荷装置から定周期で負荷装置運転
データを取得中であるか否かに関わらず、前記共有メモ
リから前記負荷装置運転データを読込んで、前記第2の
ポートに接続されたモデムを介して電話回線へ送信する
構成にしたことを特徴とする。
【0014】請求項8記載の発明に係る多機能小型通信
端末では、請求項1乃至請求項7のいずれかに記載の多
機能小型通信端末において、前記各負荷装置から取得す
るデータにアラーム情報が含まれていたときには、当該
アラーム情報を前記共有メモリに書き込むアラーム保持
制御手段を備えたことを特徴とする。
【0015】請求項9記載の発明に係る多機能小型通信
端末では、請求項1乃至請求項8のいずれかに記載の多
機能小型通信端末において、データのバックアップが可
能な可搬型データロガーとして運用されることを特徴と
する。
【0016】請求項10記載の発明に係る多機能小型通
信端末では、請求項1乃至請求項9のいずれかに記載の
多機能小型通信端末において、接続されている前記負荷
装置に故障が発生すると自動的に遠隔監視用システムに
通知することを特徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。図1は、本発明の実施の1形態に
係る多機能小型通信端末の全体システム構成図である。
この多機能小型通信端末(以下SCT装置と記す)11
は、端末本体に、RS−232C用ポートを3ポート
(11a、11b、11c)と、インターフェース規格
RS−485用ポートを1ポート(11d)と、バック
アップ機能付きで大容量(例えば1MB)のSRAMか
ら成る共有メモリ12と、タスクを実行して端末の動作
全体制御するCPUを含む制御部10とを備え、例えば
4台の冷凍機31、32、33、34と接続して、台数
制御機能、運転データロギング機能、遠隔監視機能、及
びローカル監視用機能を実現する。
【0018】具体的に説明すると、SCT装置11のR
S−485用ポート11dが、RS−485ケーブル3
0を介して1号冷凍機(親機)31のマイコン基板に接
続され、子機である2号、3号及び4号冷凍機32、3
3、34は、それぞれ渡り配線30a、30b、30c
を介してディジーチェーン接続されている。そして、冷
温水ヘッダの入口温度と出口温度、さらに冷温水流量等
のデータに基づいて、SCT装置11は、4台の冷凍機
31、32、33、34に対して、負荷に応じて稼働台
数を変化させる等の台数制御を行う。また、運転データ
ロギングは、RS−232C用ポート11cにデータ収
集用のノートパソコン41を接続し、冷凍機の運転状態
に関するデータ等の収集を行う。
【0019】さらに、遠隔監視機能の構成は、RS−2
32C用ポート11bにモデム52を接続し、電話回線
53、モデム54を介して遠隔監視用システム(EW
S)55に接続することにより実現可能である。例え
ば、冷凍機31〜34のいずれかに故障が発生したと
き、SCT装置11よりその故障機の過去のデータ(共
有メモリに保存)が自動的に遠隔監視用システム55へ
送られ、故障の診断、ひいては故障の予知が行われる。
一方、ビル管理システム用の機能は、RS−232C用
ポート11aにビル管理システム(BAS)またはロー
カル管理用パソコンから成るローカル管理システム61
を接続することにより実現可能である。例えば、各冷凍
機31、32、33、34の発停や、設定値の変更、運
転状態のモニタリングが行われる。
【0020】図2は、本実施形態のSCT装置11のソ
フトウェア構成とデータフローを示すブロック図であ
る。SCT装置11には、ローカル監視システム61を
構成するビル管理システム、ローカル監視PC、シーケ
ンサの内いずれか1つしか接続されない。ビル管理シス
テムまたはローカル監視PCが接続されていればメンテ
ナンスタスク21が起動し、シーケンサが接続されてい
ればシーケンサ通信タスク22が起動する。なお、同図
には、リアルタイムOS、初期化タスク、共有メモリ1
2の一部データ、タスク間同期に使用するセマフォの記
載は省略する。
【0021】次に、図2中のタスク機能について説明す
る。 (1)共有メモリ12 マイコン基板31〜34と通信するデータ、モデム52
と通信するデータを共有メモリ12上に格納し、マイコ
ン基板通信タスク17、モデム通信タスク19、データ
処理タスク13等からアクセスできるようにする。 (2)データ処理タスク13 共有メモリ12のデータ(短期保管バッファ12b:サ
ンプリング周期1分)を読み出し、1時間の代表データ
(平均処理、安定データ、他)を計算した結果を共有メ
モリ12(長期保管バッファ12a)に書込む。 (3)台数制御演算タスク14 共有メモリ12のデータ(マイコン基板通信データバッ
ファ12c)を読み出し、冷凍機の要求負荷と起動台数
を計算し、冷凍機の指令値を共有メモリ12に書込む。
【0022】(4)RS−232C通信ドライバ15 RS−232C通信ドライバ15は、モデム、ローカル
監視用PC、ビル管理システム、シーケンサ、メンテナ
ンス用PC及びRS−232Cを介してシリアル通信を
実現するドライバソフトウェアである。この通信ポート
は前述したように3つあり、1つはモデム専用、1つは
メンテナンス用PC専用、残りの1つはローカル監視シ
ステム61のローカル監視PC、ビル管理システム、シ
ーケンサのいずれかに接続する。また、キャラクタ単位
で送受信を制御し、ハードウェア割り込みを利用し、A
Tコマンドを用いたモデムの制御も、このRS−232
C通信ドライバ15に含める。また、タスクとのデータ
送受信のインターフェースにはシステムコールを使用す
る。 (5)RS485通信ドライバ16 RS485通信ドライバ16は、RS485を介して最
大4枚のマイコン基板とシリアル通信を実現するドライ
バソフトウェアである。キャラクタ単位で送受信を制御
し、ハードウェア割り込みを使用し、タスクとのデータ
送受信のインターフェースにはシステムコールを使用す
る。
【0023】(6)マイコン基板通信タスク17 マイコン基板31〜34との通信プロトコルに従って、
データ通信を行う。定周期(1分)でマイコン基板か
ら冷凍機運転データを取得し、共有メモリ12のマイコ
ン基板通信データバッファ12cに格納する。また、遠
隔監視でモデム通信する必要のあるデータを抽出し、共
有メモリ12の短期保管バッファ12bに格納する。な
お、マイコン基板から取得するデータには冷凍機アラー
ムの情報が含まれており、冷凍機アラームが発生した場
合は、アラーム通信要求メッセージキューにアラームの
情報を書込む。共有メモリ12のデータ(マイコン基
板通信データバッファ12c)を読み出し、定周期(1
分)でマイコン基板31〜34に送信する。データロ
ギング仕様に従って、共有メモリ12(ロギングバッフ
ァ12d)にロギング情報を書込む。 (7)アラーム通信要求メッセージキュー18 冷凍機でアラームが発生した場合に、マイコン基板通信
タスク17からアラーム通信要求メッセージキュー18
に冷凍機アラーム情報が書込まれる。アラームが発生し
ていない間は、アラーム通信要求メッセージキュー18
には何も書き込まれない。
【0024】(8)モデム通信タスク19 モデム通信タスク19は、遠隔監視の通信プロトコルに
従って、モデムとデータ通信を行う。主な処理内容は次
の通りである。(ア) モデムから要求があった場合に、共
有メモリ12のデータ(長期保管バッファ12a、短期
保管バッファ12b)を読み出し、データをモデム52
に送信する。(イ) アラーム通信要求メッセージキューを
読み出し、要求があった場合に、共有メモリ12のデー
タ(短期保管バッファ)を読み出して、データをモデム
に送信する。 (9)メンテナンスタスク20、21 ローカル監視PC、ビル管理システム、メンテナンス用
PCとの通信プロトコルに従ってデータ通信を行う。な
お、メンテナンス用PC41とローカル監視PCあるい
はビル管理システムのいずれかが両方接続されている場
合は、メンテナンスタスクは2個動作する(20、2
1)。共有メモリ12のデータ(マイコンコン基板通
信データバッファ12c)を読み出し、定周期でローカ
ル監視PC、ビル管理システム、メンテナンス用PC4
1に送信する。イベント的にローカル監視PC等から
冷凍機の設定値、指令値を受信し、共有メモリ12のマ
イコン基板通信データバッファ12cに書込む。共有
メモリ12の各種ロギングバッファ12cからロギング
情報を読込み、メンテナンス用PC41に送信する。
シリアルEEPROM(図4の20b)の管理、メモリ
ダンプ機能を提供する。 (10)シーケンサ通信タスク22 シーケンサ(MELSEC)との通信プロトコルに従っ
て、シーケンサとのデータ通信を行う。
【0025】図3は、マイコン基板通信と関係する共有
メモリデータのアクセスを示す図であり、図4は、モデ
ム通信と関係する共有メモリデータのアクセスを示す図
である。共有メモリ12のデータの内、マイコン基板と
の通信に関係するデータにつき、タスクとの関係が図3
に示されている。なお、図3に示すデータ処理イベント
フラグ12gは短期保管バッファ12bのアクセスを制
限するためのセマフォ、データ更新セマフォはマイコン
基板通信データバッファ12cのアクセスを制限するた
めのセマフォである。モデム通信に関係するデータにつ
き、タスクとの関係が図4に示されている。初期化タス
クは、シリアルEEPROM20bからモデム初期化コ
マンド、ホストEWS電話番号を、フラッシュROM2
0aからモデム通信データ定義テーブルを読み出して共
有メモリ12に書込む。ただし、ホストEWS電話番号
は運用中に変更できるため、メンテナンスタスクは変更
があった場合のみに、次回リセット時にシリアルEEP
ROM20bのホストEWS電話番号を訂正する。
【0026】次に、共有メモリ12のデータ構成を説明
する。長期保管バッファ12aは、短期保管バッファ1
2bのデータから1時間の代表データを計算し、時系列
で格納したバッファ、サンプリング周期は1時間で、最
大サンプリング数は25件とする。短期保管バッファ1
2bは、モデム通信データ定義テーブル12pに従っ
て、マイコン基板通信データバッファ12cから遠隔監
視のモデム通信の対象となるデータを袖出し、時系列で
格納したバッファであり、サンプリング周期は1分で、
最大サンプリング数は90件とする。マイコン基板通信
データバッファ12cは、定周期でマイコン基板と通信
するデータを格納する。なお、マイコン基板からデータ
を取得されると、直ちにバッファの値に上書きし、常に
最新の値にする。バッファ内のデータは、以下のグルー
プに細分化するが、それぞれの通信周期は個別に設定で
きるものとする。アナログ設定値、デジタル設定
値、アナログ指令値、デジタル指令値、アナログ
データ、デジタルデータ、積算回数データ、積算
時間データ
【0027】ロギングバッファ12dは、データロギン
グ仕様に従って、マイコン基板との通信で得たデータを
蓄積するためのバッファであり、次の4種類とする。
短期ロギングバッファ、長期ロギングバッファ、設
定値変更ロギングバッファ、トリップロギングバッフ
ァ冷凍機情報テーブル12eは、冷凍機に関する情報
で、SCT装置11が起動する時にマイコン基板31〜
34から取得するデータであり、機械番号、機種、バー
ジョン、冷凍能力を含む。マイコン基板通信データ定義
テーブル12fは、次のマイコン基板通信データバッフ
ァ12c中のデータの定義をまとめたテーブルであり、
マイコン基板から取得するデータ、マイコン基板とのア
クセス方法、最大インデックス値を示す。初期化データ
取得済フラグ12jは、マイコン基板との通信状態を示
すステータスで、マイコン基板との通信ができた場合に
ON、通信が全くないか30分以上通信が途絶えた場合
にOFFする。なお、マイコン基板接続台数は、本フラ
グがONになっている数と同一である。
【0028】マイコン基板通信ステータス12iは、マ
イコン基板との連続通信エラー回数を示すカウント値で
あり、マイコン基板通信データバッファ12cの値の時
間的な精度を判断するのに用いる。マイコン基板現在時
刻12kは、マイコン基板のシステム時刻(現在時刻)
を示し、SCT装置11の起動時にマイコン基板から現
在時刻を取得したあと、SCT装置のクロックで時刻を
進める。モデム通信データ定義テーブル12pは、マイ
コン基板通信データバッファ12cに格納されるデータ
の内、遠隔監視のモデム通信の対象となるデータを定義
するテーブルであり、本テーブルの内容は、フラッシュ
メモリのプログラム中に埋め込んでおく。モデム初期化
コマンドリスト12qは、モデム初期化に必要なコマン
ドの文字列であり、初期期化タスクでシリアルEEPR
OM20bから読み出して、共有メモリ12に書込む。
ホストEWS電話番号12rは、冷凍機トリップ発生時
に使う遠隔監視用システム55のモデムの電話番号であ
り、初期化タスクでシリアルEEPROM20bから読
み出して、共有メモリ12に書き込む。
【0029】次に、本実施形態の利点を説明する。 (1)SCT装置11は、非常に小型で可搬型データロ
ガーとしての運用が可能である。特開平10−5436
9や特開平10−269249等はパーソナルコンピュ
ータを利用した据置型のシステムであるが、本システム
は電源を切断して、現地から解析部門へ返送しても収集
したデータがバックアップされる。 (2)SCT装置11は、データロガーや複数(最大4
台)の遠隔監視対応の通信端末として機能するが、SC
T−冷凍機制御盤間は常に通信(共有メモリ12ヘのデ
ータの格納)を行っており、モデムや他のPCからSC
T装置11にアクセスしても冷凍機制御盤からの通信が
途絶えることがない。実開平5−79202の通信コン
トローラは通信の相手先を選択できるだけで、選択され
なかった相手のデータはその間途絶えることになる。前
述の通り本実施形態のSCT装置11は電話回線が1本
であるが、共有メモリ12の活用でローカルの通信(デ
ータの収集)をしたまま遠隔地からの要求に応じること
ができる。また、実開平5−79202の通信コントロ
ーラに対し、4台のボイラーの状態を電話回線で収集し
ようとした場合は、各ボイラー個別にその都度、電話回
線を接続、切断して相手先を切り替える必要がある。そ
れに比べて、本実施形態のSCT装置11は電話回線を
1本、1回の接続で4台の冷凍機のデータを収集でき
る。
【0030】(3)遠隔監視システムとして機能する場
合では、接続されている冷凍機に故障が発生したとき、
定周期の通信により収集したデータ(共有メモリ12に
格納)を1時間分(1分間隔)を自動的に遠隔監視用シ
ステム55へ通知する機能を有する。これにより、故障
発生直前の冷凍機の挙動が確実に把握できる。また、こ
の1時間分のデータを電話回線53で遠隔監視用システ
ム55へ通知している間であっても、接続されている全
冷凍機の定周期の通信は行うことができる。また、実施
形態について冷凍機の運転データをロギングし、データ
をグラフ表示して、容易に運転状態を認識するために次
の様な方法を実現することが可能である。1)現地の機
側において、冷凍機のマイコンコントローラと接続し
て、リアルタイムでデータを収集中であっても、ノート
パソコンをSCT装置11のRS232Cポート11c
に接続して共有メモリ12アクセスし、運転データを表
示する。2)サービス拠点において、冷凍機のSCT装
置11を取り外し、サービス拠点に持ち帰り、上記1)
と同様にノートパソコンを接続して運転データを表示す
る。このため、SCT装置11内にリチウムバッテリー
を装備し、約200日間データをバックアップする。
3)遠隔地において、モデムと電話回線を接続し、遠隔
地の遠隔監視用システム55から指令を送り、SCT装
置11内の共有メモリ12からデータを受信し、運転デ
ータを表示する。
【0031】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の多機能小
型通信端末によれば、次のような効果を奏する。 (1)非常に小型で可搬型データロガーとしての運用が
可能であり、電源を切断して、現地から解析部門へ返送
しても収集したデータをバックアップすることができ
る。 (2)データロガーや複数の遠隔監視対応の通信端末と
して機能するが、本通信端末と負荷装置間は常に通信を
行っており、モデムや他の外部装置から本通信端末にア
クセスしても負荷装置からの通信が途絶えることがな
い。本通信端末は、は電話回線が1本であるが、共有メ
モリの活用でローカルの通信(データの収集)をしたま
ま遠隔地からの要求に応じることができる。さらに、電
話回線を1本、1回の接続で複数台の負荷装置のデータ
を収集できる。
【0032】(3)遠隔監視システムとして機能する場
合では、接続されている負荷装置に故障が発生したと
き、定周期の通信により収集したデータを自動的に遠隔
監視用システムへ通知することができる。これにより、
故障発生直前の冷凍機の挙動が確実に把握できる。ま
た、データを電話回線で遠隔監視用システムへ通知して
いる間であっても、接続されている全負荷装置の定周期
の通信を行うことが可能である。 (4)負荷装置のデータを収集中であっても、ノートパ
ソコンを本通信端末のRS232C用のポートに接続し
て共有メモリにアクセスし、運転データを表示すること
ができる。また、負荷装置の本通信端末を取り外し、サ
ービス拠点に持ち帰り、ノートパソコンを接続して運転
データを表示することも可能である。遠隔地において
は、モデムと電話回線を接続し、遠隔地の遠隔監視用シ
ステムから指令を送り、共有メモリからデータを受信
し、運転データを表示することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の1形態に係る多機能小型通信
端末の全体システム構成図である。
【図2】 本実施形態のSCT装置11のソフトウェア
構成とデータフローを示すブロック図である。
【図3】 マイコン基盤通信と関係する共用メモリデー
タのアクセスを示す図である。
【図4】 モデム通信と関係する共有メモリデータのア
クセスを示す図である。
【図5】 従来の冷凍機の台数制御システムの構成を示
すブロック図である。
【図6】 従来のデータロギングシステムの構成を示す
ブロック図である。
【図7】 従来の遠隔監視システムの構成を示すブロッ
ク図である。
【図8】 従来の冷凍機がビル管理システムに接続され
る構成を示す図である。
【符号の説明】
10 制御部 11 多機能小型通信端末 11a、11b、11c RS−232C用ポート 11d インターフェース規格RS−
485用ポート 12 共有メモリ 31、32、33、34 冷凍機 30a、30b、30c 渡り配線 41 ノートパソコン 52 モデム 53 電話回線 54 モデム 55 遠隔監視用システム(EW
S) 61 ローカル管理システム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3L061 BA03 5K048 BA21 DA02 DC04 DC07 EB02 EB12 HA01 HA02 5K101 KK11 LL01

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インターフェース規格RS−485用ケ
    ーブルを介して、複数の負荷装置に対するデータの入/
    出力が行われる第1のポートと、 インターフェース規格RS−232C用ケーブルを介し
    てモデムと接続される第2のポートと、 少なくとも前記負荷装置との通信データ及び前記モデム
    との通信データを格納する共有メモリと、 前記負荷装置との通信及び前記モデムとの通信を制御す
    る制御部とを備えたことを特徴とする多機能小型通信端
    末。
  2. 【請求項2】 前記複数の負荷装置はデイジーチェーン
    接続され、前記負荷装置の負荷に応じてその稼働台数を
    制御する台数制御手段を設けたことを特徴とする請求項
    1記載の多機能小型通信端末。
  3. 【請求項3】 前記各負荷装置から定周期で負荷装置運
    転データを取得して前記共有メモリへ格納する運転デー
    タ格納制御手段を設けたことを特徴とする請求項1また
    は請求項2記載の多機能小型通信端末。
  4. 【請求項4】 インターフェース規格RS−232C用
    ケーブルが接続される第3のポートを設け、 前記共有メモリから前記負荷装置運転データを読込み、
    前記第3のポートに接続された外部装置へ送信する送信
    制御手段を設けたことを特徴とする請求項1乃至請求項
    3のいずれかに記載の多機能小型通信端末。
  5. 【請求項5】 前記共有メモリから前記負荷装置運転デ
    ータを読込んで、前記第2のポートに接続されたモデム
    を介して電話回線へ送信する遠隔監視制御手段を設けた
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記
    載の多機能小型通信端末。
  6. 【請求項6】 前記送信制御手段は、前記運転データ格
    納制御手段によって前記各負荷装置から定周期で負荷装
    置運転データを取得中であるか否かに関わらず、前記共
    有メモリから前記負荷装置運転データを読込み、前記第
    3のポートに接続されたデータ収集用装置へ送信する構
    成にしたことを特徴とする請求項4記載の多機能小型通
    信端末。
  7. 【請求項7】 前記遠隔監視制御手段は、前記運転デー
    タ格納制御手段によって前記各負荷装置から定周期で負
    荷装置運転データを取得中であるか否かに関わらず、前
    記共有メモリから前記負荷装置運転データを読込んで、
    前記第2のポートに接続されたモデムを介して電話回線
    へ送信する構成にしたことを特徴とする請求項5記載の
    多機能小型通信端末。
  8. 【請求項8】 前記各負荷装置から取得するデータにア
    ラーム情報が含まれていたときには、当該アラーム情報
    を前記共有メモリに書き込むアラーム保持制御手段を備
    えたことを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれか
    に記載の多機能小型通信端末。
  9. 【請求項9】 データのバックアップが可能な可搬型デ
    ータロガーとして運用されることを特徴とする請求項1
    乃至請求項8のいずれかに記載の多機能小型通信端末。
  10. 【請求項10】 接続されている前記負荷装置に故障が
    発生すると自動的に遠隔監視用システムに通知すること
    を特徴とする請求項1乃至請求項9のいずれかに記載の
    多機能小型通信端末。
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