JPH06276303A - 遠方監視システムの監視センタ装置 - Google Patents

遠方監視システムの監視センタ装置

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JPH06276303A
JPH06276303A JP6053493A JP6053493A JPH06276303A JP H06276303 A JPH06276303 A JP H06276303A JP 6053493 A JP6053493 A JP 6053493A JP 6053493 A JP6053493 A JP 6053493A JP H06276303 A JPH06276303 A JP H06276303A
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JP
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monitoring
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command
control device
time
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JP6053493A
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English (en)
Inventor
Tsuneaki Oka
統章 岡
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 末尾を表わす特定のコードが含まれていない
監視情報が返送された場合でも、確実に次の行のコマン
ド情報の送出に移行できるようにし、これにより通信回
線の長時間に渡る無駄な捕捉を防止して通信経費の節約
を図る。 【構成】 自動ログデータ採取のための各行のコマンド
の末尾にそれぞれポーズコード※を付加しておき、各コ
マンドの送出後に上記ポーズコード※に従って一定時間
のポーズを設定し、このポーズ時間の経過後に次行のコ
マンドを読み出して送出するようにしたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ディジタル交換機や情
報処理用の計算機などの運用状態を通信回線を介して遠
方監視するシステムで使用される監視センタ装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、ディジタル交換機や情報処理用の
計算機などの運用状態を、その設置場所ばかりでなく遠
隔地より通信回線を介して監視する遠隔監視システムが
運用されている。図21はこの種のシステムの一例を示
すブロック構成図である。
【0003】同図において、この遠隔監視システムは、
被監視装置としてのディジタル交換機11aに付属して
設けられた制御装置(MA)12と、近接監視装置とし
てのシステムコンソール(SC)13と、遠隔監視装置
としての遠隔システムコンソール14(MC)とを備え
ている。制御装置12には、例えばRS−232Cポー
トを使用した複数の通信用ポート12a〜12dが備え
られており、これらの通信用ポート12a〜12dのう
ちポート12a,12d間にはディジタル交換機11a
が接続され、またポート12bにはシステムコンソール
13が接続されている。さらに通信ポート12cには、
遠隔システムコンソール14との間で通信を行なうため
のモデム16aが接続されている。モデムは遠隔システ
ムコンソール14側にも備えられており、遠隔システム
コンソール14はこれらのモデム16a,16b,16
cにより公衆回線網15を介して制御装置12に接続さ
れる。
【0004】システムコンソール13は、ディスプレイ
13cおよびキーボード13dを備えたパーソナルコン
ピュータ13aとプリンタ13bとを備えており、定期
的に被監視装置のログデータの収集(自動ログ採取)を
行なう。すなわち、システムコンソール13はタイマを
備えており、このタイマの計時時刻が所定の時刻になる
とディジタル交換機11aへの自動回線接続動作を開始
し、回線が接続されると予め記憶しているログデータの
収集のためのコマンド(自動ログコマンド)を送出した
のち、このコマンドに従ってディジタル交換機11aか
ら返送されるログデータ(自動ログデータ)を受信す
る。そして、この受信ログデータの末尾を確認すると次
のコマンドを送出する。以後同様に必要なコマンドを順
に送出し、それに対応してディジタル交換機11aから
返送されるログデータを順次受信し収集する。
【0005】また、システムコンソール13に配置され
た監視員が任意にディジタル交換機11aのログデータ
の収集を行なう場合には、監視員は先ずキーボード13
dの操作によりコンソール13とディジタル交換機11
aとの間の回線接続を指示して、コンソール13の動作
モードをコマンドリプライモードとする。コマンドリプ
ライモードとは、パラメータの設定やログデータの受信
などを行なうためのモードであり、パラメータとしては
制御装置12のID番号、発信先電話番号、被監視装置
の種類などが設定される。そして、この状態で監視員
は、任意のログデータ収集用コマンドをキーボード13
dから入力し、これによりこのコマンドを上記ディジタ
ル交換機11aに送信する、このため、ディジタル交換
機11aからはログデータが返送され、これにより所望
のログデータが収集できる。
【0006】一方、遠隔地の遠隔システムコンソール1
4も、ディスプレイ14cおよびキーボード14dを備
えたパーソナルコンピュータ14aとプリンタ14bと
を備えている。そして、ディジタル計算機11aのログ
データを収集する際には、上記システムコンソール13
と同様に、一定時間毎に予め設定した手順に従って自動
的に被監視装置のログデータの収集が行なわれる。な
お、この遠隔システムコンソール14は上記ログデータ
の自動収集のために自動回線接続機能を備えており、こ
の機能により公衆回線網15に対する自動発呼、ダイヤ
ル信号送出および応答受信などの制御と、被監視装置と
の間の通信回線の接続制御が行なわれる。また、この自
動回線接続動作時に回線ビジーや被監視装置ビジーであ
った場合には接続失敗となり、自動ログコマンドの送出
を行なうことはできない。この場合、遠隔システムコン
ソール14は接続された分の回線を切断し、10分後に
上記自動回線接続機能による再起動(リトライ)をかけ
るようにしている。このリトライは3回を限度として実
行される。
【0007】なお、この遠隔システムコンソール14に
おいても、ディジタル交換機11aとの間を通信回線を
介して接続し、かつコマンドリプライモードが設定され
た状態で、監視員がコマンドをキーボード14dから入
力することにより所望のログデータを得ることが可能で
ある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、遠隔
システムコンソール14は自動ログデータ採取時に予め
決められたログコマンドを送出し、この送出したログコ
マンドに対して被監視装置から返送されるログデータの
末尾に付加されている特定コード>>>を確認すると次
のログコマンドを読み出して送出するようにしている。
ところが、ログデータの中には例えばサブコマンドに対
する応答メッセージのように、末尾を表わす特定のコー
ドが含まれていない場合がある。このような場合、遠隔
システムコンソール14は被監視装置から返送されるロ
グデータの末尾を認識できないにも拘らず、ログデータ
の末尾を待ち続けることになる。このため、いつまで経
っても次の行のログコマンドを送出することができず、
この結果通信回線が長時間に渡って無駄に捕捉され続け
て多大な通信費を支払うことになるという問題点があっ
た。
【0009】また、遠隔システムコンソール14におい
て、障害情報受信モニタ画面による通常の監視中に、被
監視装置から送られ記憶されている自律メッセージデー
タをオペレータが検索して出力する場合には、モニタ画
面の表示内容を一旦メインメニューに戻し、このメイン
メニューにおいて先ず検索メニューを選択したのち、続
いて検索サブメニュー中のコンソールメッセージ検索を
選択し、さらに目的のコンソールメッセージのサイト
(被監視装置)を選択するようにしていた。このため、
自律メッセージデータの検索出力には多くの操作ステッ
プが必要であり、検索出力に手間と時間を要していた。
例えば、750サイトの監視を行なうシステムでは、検
索サブメニュー画面の1頁当り15サイトの検索が可能
となっているものとすると、50頁にも及ぶ画面を検索
しなければならないことになり、その操作は極めて繁雑
だった。
【0010】本発明の第1の目的は、末尾を表わす特定
のコードが含まれていない監視情報が返送された場合で
も、確実に次の行のコマンド情報の送出に移行できるよ
うにし、これにより通信回線の長時間に渡る無駄な捕捉
を防止して通信経費の節約を図ることができる遠方監視
システムの監視センタ装置を提供することである。
【0011】また本発明の第2の目的は、通信回線の長
時間に渡る無駄な捕捉を防止するとともに、少ない待ち
時間で次々とコマンド情報の送出を行なえるようにし、
これにより通信時間を短縮して通信経費のより一層の節
約を図ることができる遠方監視システムの監視センタ装
置を提供することである。
【0012】さらに本発明の第3の目的は、障害情報受
信画面の表示中において、所望の自律メッセージの検索
指示を少ない操作で簡単かつ短時間に行なえるように
し、これにより所望の自律メッセージを能率良く検索出
力できるようにして検索操作性の向上を図った遠方監視
システムの監視センタ装置を提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るため本発明は、被監視装置と、この被監視装置に接続
された監視制御装置と、この監視制御装置に対し通信回
線を介して接続される監視センタ装置とを備え、監視制
御装置により被監視装置から発生された障害監視情報を
蓄積し、監視センタ装置により、上記障害監視情報を収
集する際に目的の監視制御装置との間を通信回線を介し
て接続したのち、この通信回線を介して上記監視制御装
置に対し予め用意した複数行からなるコマンド情報を順
次送出することにより、これらの送出した各コマンド情
報に対応する障害監視情報を上記監視制御装置から順次
収集する遠方監視システムで使用される監視センタ装置
において、計時手段と、この計時手段の計時結果にした
がって動作するコマンド情報送出手段とを備えている。
そして、上記計時手段により上記各行のコマンド情報を
送出するごとにその送出時点から一定時間を計時し、こ
の計時手段により一定期間が計時された時点で、上記コ
マンド情報送出手段により次の行のコマンド情報を読み
出して送出するようにしたものである。
【0014】また上記第2の目的を達成するために他の
本発明は、各行のコマンド情報を送出するごとにそれに
対する被監視装置からの障害監視情報の返送を監視する
とともに、この返送監視と並行して上記コマンド情報の
送出時点から一定時間の経過を計時し、上記障害監視情
報の返送が確認されるか、または上記一定期間の経過が
計時された時点で、次の行のコマンド情報を読み出して
送出するようにしたものである。
【0015】さらに上記第3の目的を達成するために別
の本発明は、監視制御装置により、被監視装置から発生
された障害の発生を表わす情報および障害の内容を表わ
す自律メッセージをその発生元の識別情報を付加して蓄
積し、また監視センタ装置により、定期的または任意に
目的の監視制御装置との間を通信回線により接続して、
この通信回線を介して上記監視制御装置から障害の発生
を表わす情報および自律メッセージを収集して記憶し、
かつ通常時には上記障害の発生を表わす情報を障害情報
受信画面としてモニタ表示する遠方監視システムで使用
される監視センタ装置において、上記障害情報受信画面
のモニタ表示中に、上記任意の自律メッセージの検索指
示が入力されたか否かを監視するための検索指示入力監
視手段と、自律メッセージ検索出力手段とを備えてい
る。そして、上記検索指示入力監視手段により任意の自
律メッセージの検索指示が入力された場合に、上記自律
メッセージ検索出力手段により該当する自律メッセージ
を検索して出力するようにしたものである。
【0016】
【作用】この結果本発明によれば、コマンド情報が送出
されるごとに一定時間の経過が計時手段により計時さ
れ、一定時間が経過した時点で次の行のコマンド情報が
送出されることになる。このため、末尾を表わす特定の
コードが含まれていない監視情報が返送された場合でも
確実に次の行のコマンド情報を送出することができ、こ
れにより通信回線の長時間に渡る無駄な捕捉は防止され
て、通信経費は大幅に節約される。
【0017】また他の本発明によれば、コマンド情報が
送出されるごとに、被監視装置からの監視情報の返送と
一定時間の経過とが並行して行なわれ、監視情報の返送
が確認されるか、または上記一定期間の経過が計時され
た時点で、次の行のコマンド情報が読み出されて送出さ
れることになる。このため、末尾を表わす特定のコード
が含まれていない監視情報が返送された場合には、上記
一定時間が経過した時点で次の行のコマンド情報が確実
に送出され、また監視情報が返送された場合には、上記
一定時間の経過を待つことなくその時点で次の行のコマ
ンド情報が即時送出されることになる。したがって、通
信回線の長時間に渡る無駄な捕捉は確実に防止され、か
つ各行間のインターバルを短縮して効率良くコマンド情
報を送出することができ、これにより通信時間を短縮し
て通信経費のより一層の節約を図ることができる。
【0018】さらに別の本発明によれば、障害情報受信
画面のモニタ表示中において自律メッセージの検索指示
の入力監視が行なわれ、この状態で自律メッセージの検
索指示が入力された場合に該当する自律メッセージデー
タが検索されて例えばモニタ画面に表示出力されること
になる。このため、オペレータは所望の自律メッセージ
を出力させて確認しようとする場合に、障害情報受信画
面が表示されたままの状態で自律メッセージの検索指示
を入力することが可能となる。したがって、オペレータ
は多くのメニュー画面やサブメニュー画面を選択せずに
済むことになり、この結果所望の自律メッセージを簡単
かつ短時間に検索出力することが可能となる。
【0019】
【実施例】(第1の実施例)図1は、本発明の第1の実
施例に係わる遠方監視システムの全体をを示す概略構成
図である。なお、同図において前記図21と同一部分に
は同一符号を付してある。
【0020】制御装置120には、各々RS−232C
ポートを使用した複数の通信用ポート12d〜12gが
備えられており、このうち通信用ポート12a,12d
間、12a,12e間、12a,12f間、12a,1
2g間にはそれぞれ被監視装置としてのディジタル交換
機11a〜11dが接続されている。また通信用ポート
12bには、システムコンソール13が接続されてい
る。このシステムコンソール13は、ディスプレイ13
cおよびキーボード13dを有するパーソナルコンピュ
ータ13aとプリンタ13bとを備えている。さらに通
信ポート12cには、遠隔システムコンソール140と
の間で通信を行なうためのモデム16aが接続されてい
る。一方、遠隔システムコンソール140にも、上記制
御装置120との間で通信を行なうためのモデム16
b,16cが接続されている。遠隔システムコンソール
140は、制御装置120に対しこれらのモデム16
a,16b,16cにより公衆回線網15を介して接続
される。17は制御信号出力である。
【0021】図2は、制御装置120の構成を示す回路
ブロック図である。この制御装置120は主制御CPU
21を有しており、この主制御CPU21には、バスラ
イン22を介してアドレスデコーダ23と、ROM24
と、RAM25と、シリアル・パラレル変換器(SI
O)26a〜26cと、カウンタ・タイマ回路27,3
0と、パラレル・シリアル変換器(PIO)34と、ポ
ートDR読込み部35と、表示部33とがそれぞれ接続
されている。
【0022】CPU21は、蓄積プログラムと、アラー
ム接点入力信号および通信用ポート(RS−232Cポ
ート)12b〜12gからの各入力データとに基づい
て、制御装置120全体の動作を制御する。バスライン
22はデータバス、アドレスバスおよび制御バスにより
構成される。アドレスレコーダ23は、SIO26b〜
26cと、PIO34と、ポートDR読込み部35との
間におけるデータの入出力に際し、該当のデバイスだけ
を選択する制御を行なう。すなわちアドレスをデコード
する。ROM24は、制御用プログラムおよび固定デー
タを記憶したもので、図示しない電源(スーパーキャパ
シタ)によりバックアップされている。SRAM25
は、運用上のパラメータ、データ、ポートインタフェー
ス情報およびポートからのデータをそれぞれ記憶するも
ので、図示しないスーパーキャパシタによりデータ保持
機能がバックアップされている。SIO26a〜26c
は、通信用ポート12b〜12gによる入出力データの
シリアル・パラレル変換を行なう。
【0023】カウンタ・タイマ回路27,30は、ウォ
ッチドッグタイマ時間設定部28にタイマソースを供給
する。ウォッチドッグタイマ時間設定部28は、ディッ
プスイッチにより任意の時間に設定される。通信モード
設定スイッチ29は、通信用ポートインタフェースのパ
リティ、ストップビット、データ長、通信スピード、ダ
イヤル発信の有無、モデム(ATコマンドで通信を行な
う)のダイヤルスピードを設定するもので、ディップス
イッチにより構成される。ディップスイッチにより設定
されたこれらのデータはバスライン22へ出力される。
カウンタ・タイマ回路27は、タイムアボート値および
ボーレートセレクタ31の設定値に基づいて各通信用ポ
ート12b〜12gのキャリアを生成し、SIO26a
〜26cに供給する。クロック源32は水晶発振部を備
えたもので、例えば12.288MHzのクロックを生
成してCPU21へ供給する。このクロックはCPU2
1で分周され、所定のシステムクロック(6.144M
Hz)としてSIO26a〜26cおよびPIO34へ
に供給される。
【0024】表示部33は発光ダイオード(LED)と
そのドライバとを備えたもので、システムコンソール1
3と各ディジタル交換機11a〜11dとの間の通信の
有無と障害の有無、遠隔システムコンソール140と各
ディジタル交換機11a〜11dとの通信の有無と障害
の有無、メンテナンステストのオン・オフおよびモデム
の通信のオン・オフを、LEDの色およびオン・オフで
可視表示する。PIO34は、DIインタフェース36
からのデータをパラレルに取込み、バスライン22にシ
リアルに出力する。DIインタフェース36は、アラー
ム接点入力信号を電流ループのオン・オフにより取込
み、フォトカプラによるDC絶縁を行ない、このループ
のノーマルモードをクローズまたはオープンのいずれか
に設定し、さらにこのループ電流のための電圧源を内部
または外部に切換えるディップスイッチを有する。アラ
ーム接点入力信号は、被監視装置の障害報知用接点のオ
ンまたはオフに対応した電流信号であり、その電源は前
述の接点側(外部)またはDIインタフェース36側の
いずれかのDC電圧源による。なお、障害報知用接点
は、リレー接点の他にフォトカプラの二次側出力も含ま
れている。本実施例では、被監視装置であるディジタル
交換機11a〜11dの障害信号に相当するものが4
つ、他の入力が8つ用意されており、この8つのうち1
つは制御装置120のファンの停止の発報にも用いるこ
とができる。
【0025】制御接点出力回路37は、システムコンソ
ール13および遠隔システムコンソール140の指示
(キー操作)により、出力の接点出力がオン・オフ動作
するもので、遠隔操作による任意機器の制御(電源オン
・オフおよびスイッチ信号入力)が可能である。制御接
点出力信号は、ノーマルオープン/ノーマルクローズが
選択可能なラッチタイプのモーメンタリ出力である。
【0026】以上の構成により制御装置120は、被監
視装置であるディジタル交換機11a〜11dからの障
害情報を検知し、システムコンソール13および遠隔シ
ステムコンソール140へ送信する。この障害信号の名
称は遠隔システムコンソール140およびシステムコン
ソール13からの登録により決められ、ID番号ごとに
管理される。また制御装置120には、複数のID番号
および発報先電話番号と、装置接続ポートに対応した被
監視装置の種類(T,M,B)と、コンソールメッセー
ジ採取フラグと、警報メッセージ採取フラグ(比較文字
列)とがそれぞれ登録される。
【0027】さらに制御装置120は、被監視装置の種
類および各種フラグにより、受信したデータの処理を決
定する。例えば被監視装置の種類がMの場合は、この装
置Mから送られる警報メッセージを該当ポートよりピッ
クアップする。この警報メッセージは、被監視装置側よ
り送られてくるテキストにコマンドが付加されて送信さ
れる。
【0028】装置Mの警報メッセージテキストの詳細を
図3の(a)に示す。制御装置120におけるパラメー
タの設定により、装置Mが指定されたポートに入力され
るデータを監視する。装置Mから出力されるテキストに
コマンド部および拡張部をそれぞれ付加して遠隔システ
ムコンソール140とシステムコンソール13に送信す
る。コマンド部はオープニングフラグ(SOH)、モー
ド、パラメータおよびNMAIDからなる。
【0029】このうちモードは、各種制御要求をコード
化したものであり、各コマンドモードごとにユニークな
コードが定められている。その一例としては、システム
コンソール13から各ポートへの接続・切断・終了要
求、遠隔システムコンソール140からの同様の各要
求、遠隔システムコンソール140から制御装置120
およびシステムコンソール13への切断指示・要求、シ
ステムコンソール13から制御装置120へのパラメー
タ変更要求、遠隔システムコンソール140から制御装
置120へのパラメータの変更要求、折返しループバッ
クテストの要求、被監視装置からポート、制御装置12
0および遠隔システムコンソール140への障害データ
の受渡し、ACK/NAKの送信、遠隔システムコンソ
ール140からのDO信号セット/リセット、制御装置
120からの警報メッセージの送信、制御装置120か
らのコンソールメッセージの送受信、システムコンソー
ル13からのDO信号のセット/リセット、システムコ
ンソール13と遠隔システムコンソール140からの制
御装置120のステイタス要求、システムコンソール1
3と遠隔システムコンソール140から制御装置120
へのパラメータ要求、制御装置120からシステムコン
ソール13、遠隔システムコンソール140へのパラメ
ータ送信、情報メッセージデータ送信などがある。パラ
メータは、モードの大区分に対する詳細区分であり、モ
ードと組み合わされて各コマンドを区分する。NMAI
Dは制御装置ごとに付された認識番号である。
【0030】一方拡張部は、各種のデータ,メッセージ
用として割り付けられている。ここには各設定パラメー
タ、コンソールメッセージなどの不定形データが割り当
てられる。エンディングフラグ(ETX)はテキストの
終り、すなわちパケット区切りを示すものである。
【0031】各被監視装置から送られてくる警報メッセ
ージ中のオープニングフラグSTXおよびエンディング
フラグETXは、制御装置120で取り除かれて拡張部
へ挿入される。コマンドリプライ中において、制御装置
120は警報メッセージの監視を行ない、警報メッセー
ジが3個受信された後に装置MへXOFFコードを送信
する。そして制御装置120は、装置の警報メッセージ
の送信終了後に、装置MへXONコードを送信し、続い
てフロー制御を行なう。
【0032】装置Bからの警報メッセージテキストの詳
細を図3の(b)に示す。装置Bから出力される自律メ
ッセージ中の文字列は、制御装置120で比較文字列と
比較され、システムコンソール13および遠隔システム
コンソール140へ発報すべき警報メッセージであるこ
とが認識されると、この自律メッセージはテキストとし
て発報される。図3の(c)はこの比較文字列の一例で
あり、アラームのランクとアラームの場所、要因区分を
示す。例えば「MCPU/」の場合は、自律メッセージ
中に「MCPU」が含まれる場合に発報すべきメッセー
ジとして認識する。制御装置120は警報メッセージを
3個まで受信可能であり、遠隔システムコンソール14
0へ通報完了後に4個以上連続して発生した場合は、4
個目以後は捨てる。制御装置120は、各ポートにコン
ソールメッセージを蓄積するか否かを表わすフラグを持
つ。1メッセージは80バイト単位であり、90件にて
自動的に通報する。100件を越えた時は古い順に捨て
る。コンソールメッセージの送信を開始した時点で装置
BへはXOFFコードを送出し、送出終了後XONコー
ドを送り、データのフロー制御を行なう。
【0033】接点情報および警報メッセージの通報時
に、制御装置120はコンソールバッファの内容(コン
ソールメッセージ)も送信する。装置T,Mの場合はコ
ンソールメッセージを蓄積しない。通信手順は80バイ
トごとのパケットに分けたACK/NAK方式としてい
る。各ポートに同時に障害が発生した場合には、DI1
〜DI12、警報メッセージ、コンソールメッセージポ
ート1〜4の順で処理する。接続中に発生した障害は、
マスタ遠隔システムコンソールへそのまま通報し、これ
を切断後にスレーブに通報する。制御装置120はモデ
ムに対し5分間無通信のとき自動的に切断するアボート
タイマコマンドを持つ。接点情報が復旧した場合は復旧
通報を行なう。制御装置120とシステムコンソール1
3および被監視装置11a〜11dとの間の伝送方式
は、全二重でかつRS−232Cで規定された手順に準
じている。通信速度、データ長、パリティおよびストッ
プビットはディップスイッチにて設定される。コマンド
についてはアプリケーションによるハンドシェイク方式
で伝送される。
【0034】リモートシステムコンソール140への発
信手順は、ヘイズ・ATコマンドが使用される。遠隔シ
ステムコンソール140およびシステムコンソール13
は、制御装置120と被監視装置11a〜11dとの間
の状態をチェックできる。接続および切断に関するコマ
ンドテキスト受信後にステータス返送方式とする。接続
および切断に関しないコマンドテキストについては、A
CK/NAKを返送する。NAKのリトライは3回と
し、タイムオーバーは5秒の合計3回のリトライとして
いる。コマンドリプライ中のタイムオーバーは3分とす
る。装置Tとの接続は接続要求コマンドで起動し、制御
装置はER,RS信号ONとし、ステイタスを返送し、
データのハンドシェイクを行ない、切断要求コマンドに
よりハンドシェイクを中止し、制御装置120はER,
RS信号をOFFとし、ステイタスを送信する。装置M
との接続は同様に装置タイプがMであり、システムコン
ソール13,遠隔システムコンソール140からの接続
要求コマンドにより起動し、DRを確認し、ER,RS
信号をONとしステイタスを返答し、データのハンドシ
ェイクを開始する。切断要求コマンドによりハンドシェ
イクを中止し、RSをOFFとし、ステイタスを返送
し、ER,RS信号をOFFとする。また装置MのDR
信号を監視し、DRONによりERをONとし、警報メ
ッセージを受信可能とする。
【0035】装置Bとの間の接続は、同様に装置タイプ
がBの時にシステムコンソール13、遠隔システムコン
ソール140からの接続要求コマンドにより起動され、
DRON状態にてER,RS信号を1秒間OFFとし再
びONとする。なお、未接続でもDRONであればE
R,RS信号はONを保ち、DROFF時には接続でき
ない。続いてステイタスが返答され、データのハンドシ
ェイクが行なわれる。このときDR信号がOFFしても
接続は保たれる。切断要求コマンドによりハンドシェイ
クは中止される。ER,RS信号は1秒間OFFとなっ
たのちONに戻される。続いてステイタスが返送され、
装置BのDR信号が監視されて、DRONによりER,
RS信号がONとなることによりB装置からの警報メッ
セージが受信可能となる。
【0036】制御装置120は、図4に示すようにポー
トバッファ41〜44およびデータバスコントローラ4
5を有しており、これらにより種類の異なる複数の被監
視装置との間で上記したようなデータハンドシェイクを
行なう。またデータバッファ45が一杯になると、XO
N/XOFFのフロー制御により互いに異なる通信速度
の制御を行なう。さらにモデムとの間では、RS/CS
のフロー制御を行なっている。
【0037】制御装置120は、図5に示すように被監
視装置Bと接続されているとき、XON/XOFFおよ
びブレーク信号のON/OFFをシステムコンソール1
3または遠隔システムコンソール140から送り、コマ
ンドリプライ中の画面の静止コントロールを行なう。こ
れは、装置Bに画面を1画面ごとに静止させるために必
要である。すなわち、装置Bは1画面単位でデータを出
力しないため、XON/XOFFコードをキーボード入
力でサポートするが、バッファ制御と区別するためにデ
ータ変換を行なう。この例では、システムコンソール1
3または遠隔システムコンソール140のキーボードP
REV,NEXT,HELP,HELPに対応するAS
CIIコード“14”,“12”,“FF”,“OO”
をモデムおよび公衆回線15を介して(システムコンソ
ール13は除く)制御装置120へ送り、制御装置12
0内部にて13(XOFF)11(XON)ブレーク信
号ONブレーク信号OFFに変換し、装置Bへ入力す
る。XON送信後に再度“12”を受信しても、11
(XON)は出力しない。同様にXOFF送信後に再度
“14”を受信しても13(XOFF)は出力しない。
【0038】前述のように遠隔システムコンソール14
0は、接続/切断の確認をステイタスにてチェックす
る。このステイタスは、テキストの拡張部にDI,D
O,DRと、モデム、システムコンソール13および遠
隔システムコンソール140の使用の有無と、システム
コンソール13の電源のON・OFFの情報とを含むも
のである。
【0039】図6(a)は、障害情報受信画面の表示例
を示したものである。遠隔システムコンソール140
は、制御装置120から送信される障害情報に、障害情
報番号60a〜60xと、受信年・月・日・時・分61
a〜61xと、復旧時間65a〜65xとを付加して受
信側のファイルへ蓄積する。なお62a〜62xはサイ
ト名、63a〜63xは被監視装置名、64a〜64x
はメッセージをそれぞれ示すものである。
【0040】一方、図8は障害情報のテストの例であ
り、障害情報はオープニングフラグSOHとエンディン
グフラグETXとでパケットされたモードとパラメータ
とID番号とから構成される。モードはメッセージの種
類を示し、“9”は制御装置から遠隔システムコンソー
ル140への障害情報であり、パラメータによりその詳
細を表す。例えば1はDI1に障害発生、AはDI1の
障害復旧を、8は周期通報を、9はスタート通報をそれ
ぞれ表わす。遠隔システムコンソール140には、サイ
ト設定によりID番号ごとにサイト名と、制御装置への
発信番号と、接点入力ごとにそれぞれ名称、例えばB−
40000#1あるいはB−40000#1MJが設定
してある。このため、図8のパラメータと、サイト設定
にて登録されたデータとの照合により、図9に示す如く
障害の装置名(B−40000#1MJ)74a〜74
xと、メッセージ(障害発生)75a〜75xとが表示
可能である。これは、サイトごとの情報を遠隔システム
コンソール140に登録・蓄積させるための画面であ
り、制御装置120ごとのユニークなID番号71と、
RS−232Cポートに接続される装置名74a〜74
xと、このポートに対応した図示しない接点入力信号名
(接点名)、例ではB−40000#1が装置名、MC
SYDがP1に割当てられた接点名である。すなわち、
76a〜76xにはP1〜P4に接続する装置名および
接点名が登録される。77a〜77xは障害接点の名称
の例である。77a〜77xは接点名のみでもよいが、
便利のために装置名を登録してもよい。78は定時ログ
の採取フラグ、79は定時ログ開始時刻、80,81は
定時ログの開始,終了の行番号であり、この行により登
録済みのコマンドが指定される。
【0041】図10は、遠隔システムコンソール140
の構成を示す回路ブロック図である。140aはパーソ
ナルコンピュータであり、モデム16a,16bを介し
て公衆回線網15に接続されている。これらのモデム1
6a,16bは、ヘイズ・ATコマンドまたはCCIT
TV.25bisコマンドにより回線との間の接続およ
びデータの通信を行なうもので、上記パーソナルコンピ
ュータ140aにより制御される。14c,14d,1
4b,14eはそれぞれディスプレイ(CRT)、キー
ボード、プリンタ、ブザーである。410はメインCP
Uであり、ROM415およびRAM416に蓄積され
ているデータを読出し、このデータとキーボード14d
およびモデム16a,16bからの入力データとに基づ
いて全体を制御する。411,412,413,414
はそれぞれCRT、キーボード、プリンタインタフェー
スおよび増設インタフェースである。ROM415およ
びRAM416は、プログラムデータの蓄積、書込みお
よび読出しを行なう。時計・カレンダー417は、リア
ルタイムで出力データを画面に供給する。ディスクイン
タフェース418は、フロッピーディスク501との間
のデータの入出力を行なう。ディスクメモリ419は、
OS、アプリケーションプログラムを蓄積し読出す。4
20はRS−232Cインタフェース、また421は拡
張ユニットインタフェースおよびRS−232Cインタ
フェースである。
【0042】すなわち、遠隔システムコンソール140
は、ハードウエア的には一般的なパーソナルコンピュー
タと何ら変わるところはない。701〜704は制御装
置であり、各サイトの被監視装置に接続されている。ま
た、これらの制御装置701〜704には遠隔システム
コンソール140へ通報するためのパラメータ(ID、
TEL番号、データ採取フラグおよび被監視装置の種
類)が登録されている。遠隔システムコンソール140
には、このサイトの情報(サイト名、各データ入力ポー
ト、接点入力名、定時ログ採取フラグおよび制御装置の
電話番号)がID番号ごとに予め登録されている。
【0043】図11は、上記遠隔システムコンソール1
40のソフトウェアのプログラム構造図であり、各ブロ
ックはタスクまたはプロセスを表している。初期化プロ
セス801は、各サブシステムの初期設定・各プロセス
の起動および共有エリアの初期設定等の処理を行なう。
ポート制御プロセス802は、各通信ポートから受信し
たメッセージオーダ(制御装置からの受信テキスト)を
通信制御プロセスへ送るとともに、他のプロセスからの
メッセージオーダを各通信ポートへ出力する。タイマ制
御プロセス803は、コンソールへの現在時刻の表示、
同期通報監視、定時ロギング、およびログコマンド送出
タイミングの監視等のためのタイマ監視の処理を行な
う。通信制御プロセス804は、各プロセスからのメッ
セージオーダに対し、ファイル管理プロセス、ポート制
御プロセスおよび各画面制御プロセス等へ必要情報を送
る。メインメニュープロセス805はメニュー画面の処
理を行なう。プリンタ出力制御プロセス806は、他の
プロセスから送信される出力要求に従い、指示されたデ
ータファイルをプリンタ14bへ出力する。ファイル管
理プロセス807は、他のプロセスから送られるメッセ
ージオーダ(障害情報、コンソールメッセージ、情報メ
ッセージ、ログデータ等)を所定のデータファイルへ書
込む。緊急メッセージプロセス808は、他のプロセス
から送られるメッセージオーダに従い、図6の(b)に
示す如くディスプレイ上の所定の位置(例えば25行
目)にメッセージの表示を行なう。定時ロギング制御プ
ロセス809は、指定時刻に各被監視装置に対して起動
される定時ログのログイン以後のシーケンスの制御およ
び受信データの編集の処理を行なう。
【0044】自動回線接続処理プロセス810は、各制
御装置に接続されている被監視装置との間の接続を行な
うための自動回線接続画面の処理を行なう。エミュレー
ション処理プロセス811は、各被監視装置との間の接
続後にシステムコンソール端末としての機能を果たすエ
ミュレーション画面の処理を行なう。障害情報受信モニ
タプロセス812は、各制御装置からの障害情報データ
を図6(a)に示す如くディスプレイに表示する。ネッ
トワークマップ画面プロセス813は、図形文字情報、
障害情報対応設定ファイルに既に設定されている情報を
基に、ネットワークマップ表示を行なう。障害情報復旧
プロセス814は、障害情報の手動での復旧の処理を行
なう。制御装置設定プロセス815は、接続されている
制御装置のパラメータ設定(ID、発信先TEL番号、
装置タイプ、メッセージ採取フラグ)と制御装置ステイ
タス表示(サイト名、ID、通報データの有無、装置名
との間の接続の有無、接点障害の有無、DRのON・O
FFの状態、システムコンソールの接続とDR、モデム
の接続とDR、CS、CD、障害接点の障害の有無)の
ための制御信号管理を行なう。MC設定プロセス816
は、遠隔システムコンソール140のパタメータ(送受
回線の電話番号,回線の種類)、ソフトの型番表示およ
びパスワード設定等の処理を行なう。サイト設定プロセ
ス817は、サイト情報の登録・変更・削除を行なう。
検索メニュープロセス818は、障害情報等の検索のメ
ニュー画面の処理を行なう。情報メッセージ交換プロセ
ス819は、電文の作成、発信または検索を行ない、シ
ステムコンソールとの電文のやりとりを行なう。
【0045】内部パラメータ設定プロセス820は、ユ
ーザPFキー,自動ログコマンドおよびエラータイプコ
ード等の内部パラメータの設定処理を行なう。メンテナ
ンスプロセス821は、制御装置および各装置ポートと
の折返しテストおよびFDD等へのデータのセーブ、ロ
ードの処理を行なう。
【0046】障害情報番号検索プロセス822は、障害
情報をシーケンス番号により検索し、画面へ表示する。
日付・時間検索プロセス823は、障害情報を日付・時
間により検索し画面へ表示する。サイト検索プロセス8
24は、障害情報をサイト名と日付・時間により検索し
画面へ表示する。装置検索プロセス825は、情報情報
を装置タイプと日付・時間により検索し画面へ表示す
る。ネットワーク検索プロセス826は、障害情報をネ
ットワーク番号と日付・時間により検索し画面へ表示す
る。障害中サイト検索プロセス827は、障害の復旧が
されていない情報を検索し画面へ表示する。周期通報検
索プロセス828は、サイト別に制御装置からの周期通
報時間および最終通報時間の一覧を画面へ表示する。定
時ログ履歴検索プロセス829は、例えば図7(b)に
示す如く定時ログの収集データの一覧を表示し、指示さ
れたデータをプリンタへ出力する。また実行履歴のプリ
ンタへの出力も行なう。コンソールメッセージ検索プロ
セス830は、コンソールメッセージの収集データの一
覧を表示し、指示されたデータを画面へ表示する。エラ
ーメッセージ検索プロセス831は、制御装置の発生す
るエラーメッセージの説明を入力されたエラー番号によ
り表示する。エラータイプコード検索プロセス832
は、各被監視装置内部のエラーコードの説明を表示す
る。障害情報に含まれるその種類(接点通報、警報メッ
セージ通報、コンソールメッセージ通報、周期通報、R
AS通報=制御装置障害、スタート、復旧)コードを認
識し、その区分に従って異なる断続周期、周波数、大き
さ、合成モードの報知信号を拡張ユニット(図10の4
14)で生成し、ブザー14eから報知音として送出す
る。またリアルタイマの情報と予め指定された(MCサ
イト設定画面により)時刻のみの報知音送出とすること
も可能である。
【0047】すなわち、本システムは次の各機能を有し
ている。 (1) 警報メッセージ通報 被監視装置11a〜11dから出力されるデータのう
ち、制御装置120で選択し送信する通報する。 (2) コンソールメッセージ通報 被監視装置11a〜11dから出力されるデータを約8
000文字蓄積し、警報メッセージおよび障害接点通報
時に、また制御装置12のバッファがいっぱいになった
時に、あるいは遠隔システムコンソール140からの要
求があった時に通報する。制御装置120からの通報先
は複数あり、通報順位をマスタとスレーブに指定する。
【0048】(3) 同期通報 制御装置120から最後の障害情報通報から24時間毎
に通報し、制御装置120の動作の確認のため、これが
受信できない時は遠隔システムコンソール140にその
旨表示する。 (4) スタート通報 制御装置120の電源投入毎に通報する。 (5) 接続中障害通報 被監視装置と接続中の障害発生時に通報する。 (6) システムコンソール13への通報 システムコンソール13が使用中でも、他のポートに接
続されている被監視装置で発生した障害情報をシステム
コンソール13へ通報する。この場合、ディスプレイ1
3cの最下段等に1行のメッセージとして表示される。
【0049】(7) マルチアクセス システムコンソール13または遠隔システムコンソール
140から制御装置120の各ポートに接続されている
いずれの被監視装置11a〜11dに対してもコマンド
リプライを行なう。 (8) 多重接続 システムコンソール13および遠隔システムコンソール
140の双方から同時にそれぞれ被監視装置11a〜1
1dに対するコマンドリプライを行なう。
【0050】(9) 強制切断 被監視装置と接続中のシステムコンソール13に対し
て、遠隔システムコンソール140から強制切断またシ
ステムコンソール13に対して切断要求を行なう。
【0051】(10)再送対策 遠隔システムコンソール140に障害通報ができなかっ
た場合、50秒、10分、10分…の間隔にて連続して
行なう。 (11)遠隔側からのパラメータセット システムコンソール13および遠隔システムコンソール
140から制御装置120のパラメータの設定を行な
う。制御装置120のパラメータとは、発報先の電話番
号と回線種別、制御装置120のID番号、各ポートに
対する装置の種類、コンソールメッセージ収集フラグ、
警報メッセージの比較文字列を示す。
【0052】(12)各種ループバックテスト 遠隔システムコンソール140からの制御装置折返しテ
スト、制御装置ポート1〜4折返しテスト、および遠隔
モデム折返しテストを行なう。
【0053】一方、遠隔システムコンソール140は次
の各機能を有している。 (1) 障害通報の受信と障害情報の管理 障害用接点信号、警報メッセージ通報およびコンソール
メッセージ情報をポート1にて受信し、それぞれのブザ
ー音を鳴らす。また障害信号および警報メッセージは、
それぞれ赤色および黄色にてディスプレイ14cに表示
する。その表示内容としては、4桁のシーケンス番号
(障害情報番号)、受信の年・月・日・時・分・秒、サ
イト名、装置名、メッセージおよび復旧時間を1行目
に、また2行目には警報メッセージの内容を表示する。
コンソールメッセージ情報は、黄色表示を行なう。障害
復旧情報の受信時には、画面の復旧表示を白色に変えて
行なう。
【0054】(2) 周期通報の管理 遠隔システムコンソール140は、25時間以内に周期
通報の有無を監視し、周期通報が無い場合には“制御装
置異常”を赤色表示する。
【0055】(3) 接続中障害通報の受信 被監視装置側と接続中に障害が発生した場合に、ディス
プレイの25行目に受信時間(年・月・日・時・分)、
装置名、メッセージを表示する。警報メッセージは1行
分のみ表示する。
【0056】(4) コンソールメッセージ(CM)通報を
受信 被監視装置11a〜11dから出力されるデータは、制
御装置120内のバッファに蓄積されている。遠隔シス
テムコンソール140では、警報メッセージおよび障害
接点通報する時、またはバッファがいっぱいになった
時、および遠隔システムコンソール140から制御装置
120にログ採取指示が行なわれたときに受信し、シー
ケンス番号、年・月・日・時・分、サイト名、装置名、
メッセージ(CM受信)を黄色で表示するとともにファ
イルに蓄積する。
【0057】(5) サイト名情報管理 遠隔システムコンソール140は、100台分の被監視
装置情報、ID番号、装置名等のサイト情報をファイル
に蓄積する。
【0058】(6) 検索機能 障害情報番号検索は障害情報をシーケンス番号で検索す
る。日付検索は障害情報を日付時間で検索する。サイト
検索は障害情報をサイト名と日付で検索する。装置検索
は障害情報を機種名と日付時間で検索する。障害中サイ
ト検索は障害の復旧していないサイトを検索する。周期
通報検索はサイト別に制御装置120からの通報時間一
覧を出力する。定時ログ履歴検索は定時ログを被監視装
置ごとに収集したデータを出力する。コンソールメッセ
ージ検索は収集したデータを出力する。エラーメッセー
ジ検索は遠隔システムコンソール140の内部で発生し
たエラーメッセージの説明を行なう。エラータイプコー
ドの検索は被監視装置内部のエラーコードを説明する。
【0059】制御装置120のパラメータセットは、遠
隔システムコンソール140から発信先電話番号,電話
回線の種類、ID番号、各ポートに対する装置の種類、
コンソールメッセージ収集フラグ、警報メッセージの比
較文字列の設定・変更を行なう。
【0060】これに対し遠隔システムコンソール140
自身のパラメータ管理では、発信・受信用電話番号回線
種別の登録・変更ができる。制御装置120のステータ
ス表示では、サイト名、電話番号、通報すべき情報の有
無、各ポートの装置名とその接続状態、障害接点のオン
・オフ、各接点入力の名称とオン・オフがそれぞれ表示
される。自動定時ログ採取は、ログ採取コマンドをファ
イルに設定し、サイト管理に定時ログ採取フラグ、設定
時間および自動ログコマンド開始行と終了行を設定す
る。採取されたデータは、プリンタ14bに供給されて
印刷出力されるとともに、遠隔システムコンソール14
0に蓄積される。
【0061】障害ログ採取コマンドでは、コマンドが自
動ログコマンドファイルに設定され、サイト管理にて障
害ログ採取フラグおよび自動ログコマンド開始行と終了
行とが設定される。障害ログ採取フラグがYの状態で障
害が発生すると、遠隔システムコンソール140は自動
的に被監視装置側に接続されて障害ログが収集される。
システムコンソール13が被監視装置と接続されている
時には、10分後にリトライされる。制御装置120の
モデム16aが話中の時には、10分ごとにリトライさ
れる。同時に多数の被監視装置が障害となったときに
は、その障害ログデータは20個まで制御装置120に
記憶され、これらの障害ログデータは遠隔システムコン
ソール140により発生順に収集される。同一被監視装
置において再度障害が発生した場合には、未採取のとき
は二重に記憶しない。採取したデータはプリンタ14b
から出力される。ネットワークマップは、ネットワーク
上に障害情報を表示することにより障害箇所をわかりや
すく表示する。図形情報はラインとボックスとから成
り、座標と色を指定する。制御装置120のID番号と
接点入力の障害情報に対する表示文字および色指定が行
なわれる。表示方式は、障害情報ファイルを検索するバ
ッチ処理である。ハードコピーはプリンタ14bから出
力される。
【0062】情報メッセージ交換は、システムコンソー
ル13と遠隔システムコンソール140との間で電文を
交換することにより行なわれる。情報メッセージは、タ
イトルおよび15行の電文による1画面単位で管理され
る。電文には標準電文、トラブルチケット電文、受信電
文および発信用任意電文がある。相手がコマンドリプラ
イ中でも送信可能である。この場合には、受信時25行
目に発信先とタイトルとを緑色で表示し、ブザー14e
を15秒間鳴動させる。受信メールの検索は受信日付、
発信先、タイトル一覧を表示して選択する。15行の電
文の送信時、未入力行については送信せず、通信時間の
短縮を図る。新規作成時コピー機能を有し、キー入力の
簡素化を図る。データは80バイトごとのパケットに分
け、ACK/NAKを確認して送信する。タイトルおよ
び行ごとにシーケンス番号を付けて送信し、受信側で編
集する。15行のSOH〜ETXのコマンド形式である
ため、相手がコマンドリプライ中でも送信可能である。
【0063】制御装置120のポート(被監視装置、モ
デム、システムコンソール)インタフェースは、RS−
232C準拠、CCITTの通信規格V.24準拠、C
I信号受信可能である。ボーレートは、1200,24
00,4800,9600bpsをディップスイッチに
て選択設定する。
【0064】制御装置120の状態可視表示内容には、
システムコンソール13の通信オン・オフ表示、システ
ムコンソール13と各被監視装置との通信中に障害発生
表示、遠隔システムコンソール140と各被監視装置1
1a〜11dとの間の通信オン・オフ表示、各被監視装
置11a〜11dにおける障害発生の有無の表示があ
る。
【0065】次に、以上のように構成されたシステムに
おける自動ログデータ採取動作を、遠隔システムコンソ
ール140のCPU410の制御手順に従って説明す
る。図12および図13はその制御手順および制御内容
を示すフローチャートである。
【0066】いま、仮に図14に示すログコマンド群が
予め設定されているものとする。そうすると遠隔システ
ムコンソール140のCPU410は、ステップ12a
でタイマを起動した後、ステップ12bで第1行目(0
01)のコマンドを読出し、@に応じて先ずステップ1
2cでBREAK信号を送出する。そして、被監視装置
側から送出されたLOG IN NAMEの入力指示が
ステップ12dで受信されると、ステップ12eでLO
G IN NAME(例えばBX3000/)を送出す
る。次に、ステップ12fでパスワードの入力指示が受
信されると、ステップ12gで第2行目(002)のコ
マンドとして記憶されているパスワード(例えばEIN
S330/)を送出し、続いて第3行目(003)のコ
マンドの@に応じてステップ12hでBREAK信号を
送出する。この状態で、被監視装置側から送出されたプ
ロンプト¥がステップ12iで受信されると、ステップ
12jに移行してここで第3行目のメインコマンドを読
み出し、このメインコマンド(例えばSOD/)を送出
する。
【0067】さて、このメインコマンドの送出を終了す
ると、遠隔システムコンソール140は上記メインコマ
ンドの末尾に記憶されていたポーズコード※をステップ
12lで読み出し、ステップ12mでこのポーズコード
※に従って一定時間のポーズを作成する。このポーズが
終了すると、続いて次行のコマンドを読み出し、この状
態でステップ12nにより被監視装置側からのサブコマ
ンドプロンプト#を受信すると、ステップ12oで第4
行目のサブコマンドを送出する。
【0068】また、このときステップ12pにより上記
第4行のコマンドが終了コマンドであるか否かを判定す
る。この判定の結果終了コマンドでなければ、ステップ
12qでポーズコード※を読み出し、このポーズコード
※に応じて一定時間のポーズを作成する。そして、この
ポーズ時間が経過すると次行(005)のコマンドを読
み出し、ステップ12sでサブコマンドプロンプトの受
信を確認した後に、ステップ12oに戻って上記次行
(005)のサブコマンドを送出する。以後、終了コマ
ンドが読み出されるまで、上記ステップ12o〜12s
が繰り返し実行され、これにより第6行目(006)以
降の各行のサブコマンドが順次送出される。図14に示
したコマンドの例では、第6行目(006)から第59
行目(059)までの各サブコマンドが順次送出され
る。
【0069】これに対し、上記ステップ12pで終了コ
マンドが検出されたとすると、遠隔システムコンソール
140は図13に示すステップ13aに移行して先ず応
答メッセージを受信し、この応答メッセージの末尾に付
加されている特定コード>>>をステップ13bで認識
する。そして、この特定コード>>>が認識されると、
ステップ13cで次行(061)のコマンドを読み出
し、ステップ13dでプロンプト¥を受信した後に、ス
テップ13eでLOG OUT(LGO/)を送出す
る。そして、最後にステップ13fで被監視装置との間
の交信を終了する以上のように本実施例では、各行のコ
マンドの末尾にポーズコード※を付加して記憶してお
き、各コマンドの送出後に上記ポーズコード※に従って
一定時間のポーズを設定し、このポーズ時間の経過後に
次行のコマンドを読み出して送出するようにしている。
このため、サブコマンドに対する応答メッセージのよう
に、末尾に特定コード>>>が付加されていない応答メ
ッセージが返送された場合でも、この応答メッセージの
受信後に確実に次行のコマンドの送出を行なうことがで
きる。したがって、応答メッセージの末尾に付加されて
いる特定コード>>>を検出したときのみ次行のコマン
ドの送出動作に移行するようにしていた従来のシステム
のように、特定コード>>>の受信を監視したまま自動
ログ採取動作が停止してしまう不具合はなくなり、これ
により通信回線の無駄な捕捉が防止されて通信経費の節
減を図ることができる。
【0070】(第2の実施例)本実施例は、遠隔システ
ムコンソール140に、障害情報受信画面の表示中に自
律メッセージ(コンソール(CM)メッセージ)の検索
指示の入力監視を行なう機能と、この入力監視機能によ
り自律メッセージの検索指示が入力されたことに応じて
該当する自律メッセージを検索して出力する機能とを新
たに備えたものである。
【0071】図15は、本実施例の遠隔システムコンソ
ール140において、障害状況の発生監視中にモニタ表
示される障害情報受信画面の表示例を示したものであ
る。同図において、画面の下辺部にはこの状態で入力が
可能な指示名が、各ファンクションキーPF1〜PF9
に対応付けられて表示されている。上記入力が可能な指
示の中には、CM検索指示が含まれている。このCM検
索指示はファンクションキーPF1に対応付けられてい
る。
【0072】次に本実施例の動作を説明する。図19お
よび図20は、上記遠隔システムコンソール140にお
けるCM検索制御の制御手順および制御内容を示すフロ
ーチャートである。障害情報受信画面は、メニュー画面
が表示されているステップ19aの状態で、オペレータ
が障害情報表示指示を入力することにより表示される
(ステップ19b)。なお、上記メニュー画面の表示中
にオペレータが他の指示を入力した場合には、それに対
応するサブメニュー画面が表示される(ステップ19
c)。
【0073】上記障害情報受信画面には、全サイトの障
害情報が時系列的に表示される。障害情報は、接点通
報、警報メッセージ通報、コンソールメッセージ(自律
メッセージ)通報、同期通報、RAS通報、スタート通
報、および障害復旧通報に区分され、これらの通報の1
件ごとに障害情報番号(受信連番)、受信日時、サイト
名、装置名、接点名、メッセージ、復旧時分、およびサ
イト番号+ポート番号が表示される。このうち、警報通
報についてはメッセージ表示項目の2行目にメッセージ
の内容が表示される。またCM通報については、メッセ
ージ表示項目に「CM受信」が表示される。なお、これ
らの表示内容は、伝送された障害情報に予め用意してあ
るサイト設定情報を合成することにより作成される。図
17はこのサイト設定情報の一例を示すものである。
【0074】さて、このような障害情報受信画面の表示
中に、つまり障害発生状況の通常の監視を行なっている
状態で、オペレータがCMの内容を確認すべくCM検索
に対応するファンクションキーPF1を押したとする。
そうすると、遠隔制御コンソール140では、ステップ
19dからステップ19eに移行してここで上記ファン
クションキーPF1の押し操作が確認され、次にステッ
プ19gに移行してここでCM検索用画面がモニタに表
示される。図16はその一例を示すもので、障害情報の
表示位置の下に「CM検索先のサイトポート番号を入力
してください」なるガイドメッセージが表示される。
【0075】この状態で、オペレータが目的のCMに対
応するサイト番号およびポート番号をキー入力したのち
実行キー(EXEC)を押し、さらにCMの出力先を表
わす指定情報をキー入力したとする。そうすると、遠隔
制御コンソール140は、上記サイト番号およびポート
番号をステップ19h〜19kにより取り込み、さらに
出力先の指定情報を図20のステップ20aにて取り込
む。そして、上記サイト番号およびポート番号を基に該
当するCMをメモリから検索し、かつこの検索されたC
Mの内容を上記指定情報により指定された出力先へ出力
する。
【0076】例えば、出力先としてモニタが指定された
場合には、ステップ20bによりモニタに出力して表示
する。また、出力先がプリンタの場合には、ステップ2
0cにてプリンタへ出力してプリントアウトする。この
検索出力されたCMデータの一例を図18に示す。すな
わち、CMデータは、採取年月日、時分、サイト名、装
置名、およびバージョン(属性)サイト番号からなるタ
イトルと、自律メッセージ本体とから構成される。1回
の採取データ量が多い場合には、ステップ20dにて行
指定を行なうことによりCMデータは行単位で選択的に
モニタに表示される。なお、上記入力制御およびCM検
索の過程でエラーや番号の不一致が発生した場合には、
エラーメッセージをモニタに表示してオペレータに再入
力または回復を促す。
【0077】以上のように本実施例では、障害情報受信
画面の表示中にCM検索指示の入力監視を行ない、この
CM検索指示が入力された場合にCM検索用画面に切り
替えてサイト番号およびポート番号の入力監視を行な
い、このサイト番号およびポート番号が入力された場合
に、これらの番号に応じてCM検索を行なって検索され
たCMデータを表示またはプリントアウトするようにし
ている。
【0078】したがって本実施例であれば、オペレータ
は所望のCMデータを確認しようとする場合に、障害情
報受信画面が表示されている状態においてそのままCM
検索のための入力を行なうことができる。このため、一
旦メニュー画面に戻ってさらにサブメニュー画面を選択
表示させたのちにCM検索のための具体的な選択指定操
作を行なわなければならなかった従来に比べて、CM検
索のための操作を大幅に簡略化することができ、これに
よりCM検索に要する手間と時間を著しく少なくするこ
とができる。
【0079】なお、本発明は上記実施例に限定されるも
のではない。例えば、上記実施例ではサブコマンドの末
尾ばかりでなくメインコマンドの末尾にもポーズコード
※を付加し、このポーズコード※に応じて予め設定され
た一定時間のポーズが経過した時点で次行のコマンドを
読み出して送出するようにした。しかし、メインコマン
ドの末尾にはポーズコード※を付けず、メインコマンド
の送出時にはこのメインコマンドに対して返送される応
答メッセージの末尾に付加されている特定コード>>>
を監視し、この特定コード>>>の受信を検出した時点
で次行のコマンドを読み出して送出するようにしてもよ
い。この様にすると、メインコマンドを送出したときに
は、予め設定されたポーズ時間の経過を待つことなく、
応答メッセージの末尾の特定コード>>>を受信した時
点で即時次行のコマンドの送出動作に移行することがで
きる。したがつて、その分通信時間を短縮することがで
き、これにより通信回線の不必要な捕捉を極力減らし
て、通信経費をさらに節減することができる。
【0080】また、ポーズコード※の付加位置はコマン
ドの先頭や中間位置であってもよく、さらにポーズコー
ドの種類や構成、自律メッセージの検索指示入力監視手
段や検索出力手段の制御手順および制御内容等について
も、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施
できる。
【0081】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、計
時手段により上記各行のコマンド情報を送出するごとに
その送出時点から一定時間を計時し、この計時手段によ
り一定期間が計時された時点で、コマンド情報送出手段
により次の行のコマンド情報を読み出して送出するよう
にしたことによって、末尾を表わす特定のコードが含ま
れていない障害監視情報が返送された場合でも、確実に
次の行のコマンド情報の送出に移行することができ、こ
れにより通信回線の長時間に渡る無駄な捕捉を防止して
通信経費の節約を図ることができる遠方監視システムの
監視センタ装置を提供することができる。
【0082】また他の本発明によれば、各行のコマンド
情報を送出するごとにそれに対する被監視装置からの障
害監視情報の返送を監視するとともに、この返送監視と
並行して上記コマンド情報の送出時点から一定時間の経
過を計時し、上記障害監視情報の返送が確認されるか、
または上記一定期間の経過が計時された時点で、次の行
のコマンド情報を読み出して送出するようにしたことに
よって、通信回線の長時間に渡る無駄な捕捉を防止する
とともに、少ない待ち時間で次々とコマンド情報の送出
を行なうことができ、これにより通信時間を短縮して通
信経費のより一層の節約を図ることができる遠方監視シ
ステムの監視センタ装置を提供することができる。
【0083】さらに別の本発明によれば、障害情報受信
画面のモニタ表示中に、任意の自律メッセージの検索指
示が入力されたか否かを監視し、この検索指示入力監視
手段により任意の自律メッセージの検索指示が入力され
た場合に、自律メッセージ検索出力手段により該当する
自律メッセージを検索して出力するようにしたことによ
って、障害情報受信画面の表示中において、所望の自律
メッセージの検索指示を少ない操作で簡単かつ短時間に
行なえるようになり、これにより所望の自律メッセージ
を能率良く検索出力できるようになって検索操作性の向
上を図ることができる遠方監視システムの監視センタ装
置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係わる遠方監視システムの
一例を示すブロック構成図。
【図2】図1中に示した制御装置の構成を示す図。
【図3】装置Mの警報メッセージテキストを示す図。
【図4】制御装置による各被監視装置間のデータハンド
シェイクを表す図。
【図5】制御装置による画面静止コントロールを表す
図。
【図6】障害情報受信画面の一例を示す図。
【図7】検索画面の一例を示す図。
【図8】障害情報のテキストを示す図。
【図9】遠隔システムコンソールのサイト設定画面の一
例を示す図。
【図10】遠隔システムコンソールの構成を示す図。
【図11】遠隔システムコンソールのプログラム構成を
示す図。
【図12】遠隔システムコンソールのCPUによるログ
収集時の制御手順および制御内容の一部を示すフローチ
ャート。
【図13】遠隔システムコンソールのCPUによるログ
収集時の制御手順および制御内容の残りの部分を示すフ
ローチャート。
【図14】遠隔システムコンソールのCPUによるログ
収集時の送出コマンドの一例を示す図。
【図15】本発明の他の実施例に係わる監視センタ装置
における障害情報受信画面の表示例を示す図。
【図16】図15に示される障害情報受信画面の表示中
に自律メッセージの検索指示が入力されたときの障害情
報受信画面の表示例を示す図。
【図17】サイト設定情報の一例を示す図。
【図18】検索表示された自律メッセージデータの表示
画面の一例を示す図。
【図19】本発明の他の実施例に係わる監視センタ装置
における自律メッセージの検索指示入力監視および検索
出力制御の制御手順および制御内容の前半部分を示すフ
ローチャート。
【図20】本発明の他の実施例に係わる監視センタ装置
における自律メッセージの検索指示入力監視および検索
出力制御の制御手順および制御内容の後半部分を示すフ
ローチャート。
【図21】従来例に係わる遠方監視システムの一例を示
すブロック構成図。
【符号の説明】
11a,11b,11c,11d…ディジタル交換機 12…制御装置 12a…アラーム接点入力ポート 12b…システムコンソール接続用の通信ポート 12c…遠隔システムコンソール接続用の通信ポート 12d,12e,12f,12g…ディジタル交換機接
続用の通信ポート 13…システムコンソール 14,140…遠隔システムコンソール 13a,14a,140a…パーソナルコンピュータ 13b,14b…プリンタ 13c,14c…ディスプレイ 13d,14d…キーボード 14e…ブザー 15…公衆回線網 16a,16b,16c…回線終端装置(モデム) 21…主制御CPU 22…バスライン 23…アドレスデコーダ 24…ROM 25…RAM 26a,26b,26c…シリアル・パラレル変換器
(SIO) 27,30…カウンタ・タイマ回路 28…ウォッチドッグタイマ時間設定部 29…通信モード設定スイッチ 31…ボーレートセレクタ 32…クロック源 33…表示部 34…パラレル・シリアル変換器(PIO) 35…ポートDR読込み部 36…データ入力(DI)インタフェース 37…制御接点出力回路 41〜44…ポートバッファ 45…バスコントロール 51…モデムおよび公衆回線網 201〜204…ASCIIコード 205…コード変換部 206〜209…変換されたキーコード 401〜404…キーボードのキー 410…メインCPU 411…CRTインタフェース 412…キーボードインタフェース 413…プリンタインタフェース 414…拡張ユニットインタフェース 415…ROM 416…RAM 417…カレンダ・時計 418…ディスクインタフェース 419…ディスクメモリ 420…RS−232Cインタフェース 421…拡張ユニットインタフェースおよびRS−23
2Cインタフェース 501…フロッピーディスクドライバ 701〜704…制御装置 801…初期化制御プロセス 802…ポート制御プロセス 803…タイマ制御プロセス 804…通信制御プロセス 805…メインメニュー表示プロセス 806…プリンタ出力制御プロセス 807…ファイル管理プロセス 808…緊急メッセージ表示プロセス 809…定時ログ制御プロセス 810…自動回線接続プロセス 811…エミュレーションプロセス 812…障害情報受信プロセス 813…ネットワークマッププロセス 814…障害情報復旧プロセス 815…制御装置設定プロセス 816…遠隔システムコンソール設定プロセス 817…サイト設定プロセス 818…検索メニュープロセス 819…情報メッセージ交換プロセス 820…内部パラメータ設定メンテナンスプロセス 821…メンテナンスプロセス 822…障害情報番号検索プロセス 823…日付・時間検索プロセス 824…サイト検索プロセス 825…装置検索プロセス 826…ネットワーク検索プロセス 827…障害中サイト検索プロセス 828…周期通報検索プロセス 829…定時ログ履歴検索プロセス 830…コンソールメッセージ検索プロセス 831…エラーメッセージ検索プロセス 832…エラータイプコード検索プロセス

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被監視装置と、この被監視装置に接続さ
    れた監視制御装置と、この監視制御装置に対し通信回線
    を介して接続される監視センタ装置とを備え、監視制御
    装置により被監視装置から発生された障害監視情報を蓄
    積し、監視センタ装置により、前記障害監視情報を収集
    する際に目的の監視制御装置との間を通信回線を介して
    接続したのち、この通信回線を介して前記監視制御装置
    に対し予め用意した複数行からなるコマンド情報を順次
    送出することにより、これらの送出した各コマンド情報
    に対応する障害監視情報を前記監視制御装置から順次収
    集する遠方監視システムで使用される前記監視センタ装
    置において、 前記各行のコマンド情報を送出するごとに、その送出時
    点から一定時間の経過を計時するための計時手段と、 この計時手段により一定期間の経過が計時された時点
    で、次の行のコマンド情報を読み出して送出するコマン
    ド情報送出手段とを具備したことを特徴とする遠方監視
    システムの監視センタ装置。
  2. 【請求項2】 コマンド情報送出手段は、コマンド情報
    の所定の位置に監視情報の収集動作には意味を持たない
    ポーズコードを付加して送出し、計時手段は、各行のコ
    マンド情報を送出するごとにそのポーズコマンドの送出
    時点から一定時間の経過を計時することを特徴とする請
    求項1に記載の遠方監視システムの監視センタ装置。
  3. 【請求項3】 被監視装置と、この被監視装置に接続さ
    れた監視制御装置と、この監視制御装置に対し通信回線
    を介して接続される監視センタ装置とを備え、監視制御
    装置により被監視装置から発生された障害監視情報を蓄
    積し、監視センタ装置により、前記障害監視情報を収集
    する際に目的の監視制御装置との間を通信回線を介して
    接続したのち、この通信回線を介して前記監視制御装置
    に対し予め用意した複数行からなるコマンド情報を順次
    送出することにより、これらの送出した各コマンド情報
    に対応する障害監視情報を前記監視制御装置から順次収
    集する遠方監視システムで使用される前記監視センタ装
    置において、 前記各行のコマンド情報を送出するごとに、前記被監視
    装置からの監視情報の返送を監視するための返送監視手
    段と、 この返送監視手段による返送監視動作と並行して、前記
    コマンド情報の送出時点から一定時間の経過を計時する
    ための計時手段と、 前記返送監視手段により監視情報の返送が確認される
    か、または前記計時手段により一定期間の経過が計時さ
    れた時点で、次の行のコマンド情報を読み出して送出す
    るコマンド情報送出手段とを具備したことを特徴とする
    遠方監視システムの監視センタ装置。
  4. 【請求項4】 被監視装置と、この被監視装置に接続さ
    れる監視制御装置と、この監視制御装置に対し通信回線
    を介して接続される監視センタ装置とを備え、監視制御
    装置は、被監視装置から発生された障害の発生を表わす
    情報および障害の内容を表わす自律メッセージをその発
    生元の識別情報を付加して蓄積し、監視センタ装置は、
    定期的または任意に目的の前記監視制御装置との間を通
    信回線により接続して、この通信回線を介して前記監視
    制御装置から障害の発生を表わす情報および自律メッセ
    ージを収集して記憶し、かつ通常時には上記障害の発生
    を表わす情報を障害情報受信画面としてモニタ表示する
    遠方監視システムで使用される監視センタ装置におい
    て、 前記障害情報受信画面のモニタ表示中に、前記任意の自
    律メッセージの検索指示が入力されたか否かを監視する
    ための検索指示入力監視手段と、 この検索指示入力監視手段により任意の自律メッセージ
    の検索指示が入力された場合に、該当する自律メッセー
    ジを検索して出力するための自律メッセージ検索出力手
    段とを具備したことを特徴とする遠方監視システムの監
    視センタ装置。
JP6053493A 1993-03-19 1993-03-19 遠方監視システムの監視センタ装置 Pending JPH06276303A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001057673A (ja) * 1999-08-18 2001-02-27 Daiei Media Solutions Inc 放映配信システム
JP2009509421A (ja) * 2005-09-15 2009-03-05 オープンピーク インコーポレイテッド デバイス制御システム、方法、および装置

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