JPH04242396A - 遠方監視システム - Google Patents

遠方監視システム

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JPH04242396A
JPH04242396A JP343291A JP343291A JPH04242396A JP H04242396 A JPH04242396 A JP H04242396A JP 343291 A JP343291 A JP 343291A JP 343291 A JP343291 A JP 343291A JP H04242396 A JPH04242396 A JP H04242396A
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monitoring
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time
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JP343291A
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Tsuneaki Oka
岡 統章
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】通信回線を利用して遠方にある複
数の対象装置を監視すると共に制御する監視兼制御シス
テムのセンタ装置でのタイマによる自動的な定期ロギン
グ採取方式の改良を図った遠方監視システムに関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】遠隔地に配置されている制御装置や監視
装置等を伝送路で接続すると共に、この伝送路を介して
送られるセンタからの制御情報により、これら遠隔地の
制御装置や監視装置等を制御し、また、これら遠隔地の
制御装置や監視装置等からの各種信号や情報等を得て、
センタでは各種監視制御を行ったり、各種制御を実施す
ると云ったことを行う遠隔制御システムや遠方監視シス
テムがある。
【0003】従来この種のシステムはセンタからの制御
情報を、リモート(遠隔)の監視制御を実施する装置に
対して与えて、起動や停止等の運用制御を行うが、当該
リモート側(遠隔側)の監視制御装置はセンタ側との間
の信号授受を行うと共に、当該リモート側の制御を司る
制御部と、この制御部により制御される被制御部(また
は監視部)とより構成されていた。
【0004】このような通信回線を利用した遠方の複数
の対象装置を監視および制御する監視兼制御システムの
従来例を図12に示す。すなわち、図12において、 
3はシリアル通信インタ−フェイスであるRS−232
C ポート 7, 8, 9を有する被監視側の監視制
御装置であり、監視情報を収集すると共に、この収集し
た情報を外部に送信したり、また、各種制御を実施する
ことができるものである。
【0005】この監視制御装置 3にはシステム制御コ
ンソール 1およびモデム 4および監視対象であるデ
ィジタル交換機 2がそれぞれRS−232C ポート
 7, 8, 9を介して接続されている。この監視制
御装置 3はモデム 4および公衆回線網14を介して
外部とデータ授受を行うことができ、また、システム制
御コンソール 1とのデータ授受等を行うことができる
他、この監視制御装置 3にはアラーム接点入力端子 
6があり、ディジタル交換機 2の障害報知接点信号が
、このアラーム接点入力端子 6に入力されていて、デ
ィジタル交換機 2の障害報知接点信号を蓄積すること
ができる。
【0006】監視制御装置 3は公衆回線網14におけ
る局線に接続されていることから、外部からはその局線
に付与された電話番号(加入者番号)により、呼び出し
て接続することが可能である。
【0007】被監視側のシステム制御コンソール 1は
パソコン(パーソナルコンピュ−タ;このパソコンは本
体とディスプレイ1aおよびキーボード1bよりなる)
とプリンタ1cから構成され、監視制御装置 3による
切換接続により、ディジタル交換機 2と接続され、こ
のディジタル交換機 2のコマンドリプライ(パラメー
タ設定・ロギング収集)を行うことができるものである
。また、システム制御コンソール1は必要に応じてその
出力をプリンタ1cに出力して印字させることができる
【0008】17は遠隔地のリモートシステムコンソー
ルであり、このリモートシステムコンソール17もパソ
コン(このパソコンは本体とディスプレイ17a およ
びキーボード17b よりなる)とプリンタ17c 並
びにブザー18を備えた構成としており、また、モデム
16を有していて、これを介して公衆回線14により監
視制御装置 3のモデム4に接続されている。監視制御
装置 3のモデム 4は、監視制御装置 3のRS−2
32Cポート 9に接続されており、コマンドリプライ
が可能となる。そして、被監視側の装置が各地に多数あ
るとした場合、各被監視側の監視制御装置から障害情報
等の監視情報を定期的に取り込むために、リモートシス
テムコンソール17には各被監視側の監視制御装置を各
地の被監視側監視制御装置(これを各サイトの監視制御
装置と呼ぶ)を順に呼び出して監視情報を得るために、
その各サイトの電話番号等と呼び出し時刻等を設定して
あり、リモートシステムコンソール17の内部時計機能
を利用してその各呼び出し時刻に達する毎に、その時刻
でのサイトの電話番号をダイヤルし、そのサイトの監視
制御装置に公衆回線網14を介して繋いで、情報を出力
させ、収集すると云った機能を持たせてある。なお、こ
の例ではリモートシステムコンソール17がセンタのシ
ステムとしてある。
【0009】このような構成において、被監視装置(こ
こではディジタル交換機 2)が発生した監視情報であ
る障害接点情報は、監視制御装置 3のアラーム接点入
力端子 6に入力され、監視制御装置 3はこの障害接
点情報を受けるとID番号、ディジタル交換機等の種類
、障害接点の種類をテキストにして保管する。そして、
このテキストはシステム制御コンソール 1およびリモ
ートシステムコンソール17に送信する。また、リモー
トシステムコンソール17から送信要求があったときも
、このテキストをリモートシステムコンソール17に送
信する。
【0010】テキストを受信したシステム制御コンソー
ル 1、リモートシステムコンソール17は、ローカル
側(監視制御装置 3側)情報として予め登録している
サイト情報、すなわち、監視制御装置ID番号、サイト
名、被監視装置名、障害接点名称と照合し、障害情報番
号、受信日付(年・月・日)、受信時刻(時・分・秒)
を付加し、サイト名(被監視装置据付場所)、装置名、
メッセージ(障害発生、障害復旧等)を画面に表示する
。また、この障害情報を受信した際にブザー18から報
知音を送出する。
【0011】この障害情報はリモートシステムコンソー
ル17に蓄積される。リモートシステムコンソール17
においては、これらの蓄積された障害情報は、キーボー
ド17b からの指示により検索し、プリンタ17c 
によりプリント出力できる。
【0012】ここで、リモートシステムコンソール17
はセンタ側、すなわち、マスタ側のシステムであるもの
とすると、リモートシステムコンソール17はモデム1
6a ,16bにより、公衆回線網14に接続されてお
り、モデム16より公衆回線網14を経て、複数の監視
制御装置 7と接続でき、RS−232C インターフ
ェイスによりテキストの授受を行うことができることか
ら、これにより、例えば各地の被監視装置の運用状態を
集中管理することができる。
【0013】これらのモデム 4,16a ,16b 
はそれぞれ監視制御装置 3、リモートシステムコンソ
ール17からのコマンド、例えば、ヘイズ社ATコマン
ド準拠の仕様であれば当該ATコマンドにより回線接続
制御を行う。システム制御コンソール 1により被監視
装置 2の種類をディスプレイ1a、キーボード1bに
より選択すると、監視制御装置 3により、通信方式の
整合が行われる。
【0014】すなわち、伝送速度、伝送方式(全二重、
無手順、V.24、ヘイズ社ATコマンド等)データフ
ォーマット(8bit 、パリティ“無し”、ストップ
ビット“2”等)を各装置に合わせ、コマンドリプライ
のための通信路を形成する。同様にリモートシステムコ
ンソール17からのコマンドリプライにおいてもディス
プレイ17a により目的のサイトを選択することによ
って、自動回路接続動作(自動発呼・ダイヤル・応答)
により、目的サイトの監視制御装置 3に接続でき、次
に被監視装置の種類を選択することにより、コマンドリ
プライが可能になる。
【0015】リモートシステムコンソール17はメニュ
ー方式により、自動回線接続、障害情報受信、検索サイ
ト設定、システム終了の各機能を指定する。ここで、自
動回線接続機能と云うのは、接続先選択画面を表示して
、この表示された画面から接続先をオペレ−タが選択指
定操作することにより指定できる機能であり、この画面
での指定により、選択指定された接続先に対して自動回
線接続を行う。この自動回線接続機能の一つとして定時
発信機能があり、時刻と対象サイトを指定すると、この
指定された時刻に指定サイトへのダイヤル発信を行うこ
とができる。障害情報受信機能と云うのは、受信した障
害情報の表示、検索およびプリント出力をする機能であ
る。また、サイト設定機能と云うのは、各地のサイトの
各電話番号、装置名称、監視制御装置のID(認識)番
号、装置(被監視)の種類など、被監視装置の環境情報
の登録・変更・削除を行う機能である。また、システム
終了機能と云うのは、リモートシステムコンソール17
の停止を行う機能である。
【0016】一方、システム制御コンソール 1では、
監視制御装置パラメータ設定画面により、ID番号、発
信先電話番号、装置の種類を設定することができ、この
設定により、当該設定されたID番号、発信先電話番号
、装置の種類を監視制御装置 3に送信し、設定するこ
とができる。
【0017】そして、リモートシステムコンソール17
ではサイト設定機能により、各サイトの接続のための情
報(定時ログ実行情報)を設定してあり、また、その各
サイトを呼び出す時刻(ダイヤル発呼時刻)を設定して
あるとすれば、その時刻到来毎にその時刻指定のサイト
を呼び出すことができる(自動回線接続)。
【0018】従って、リモートシステムコンソール17
から自動回線接続を利用して、リモートシステムコンソ
ール17に予め登録している定時ログ実行情報、すなわ
ち、監視制御装置(MA)のID番号、サイト名、電話
番号、監視制御装置のポート番号毎に設定した定時ログ
実行時刻、実行ログ番号(自動ログコマンド設定画面に
設定されている該当コマンドに付されたシリアル番号)
に基づいて、この実行時刻において自動的に、該当装置
が接続されている被監視側の監視制御装置と公衆回線を
利用してダイヤル、接続処理を行い、当該被監視側の監
視制御装置と繋がったならば、ログ採取コマンドを自動
的に送出し、コマンドリプライを実行する。
【0019】これにより、監視制御装置 3は収集して
いる監視情報を公衆回線網14に送出し、これをにより
MC(マスタ側のリモートコンソール17)は受信して
採取する。採取したデータはプリンタ装置に出力すると
同時にMCに蓄積する。
【0020】以上の如く本システムにより、障害接点情
報の自動発報、受信側での集中管理、リモート側での装
置とのコマンドリプライおよび装置の持つ診断・ステイ
タス表示機能によるメンテナンスが行える。また、リモ
ートシステムコンソール17とシステム制御コンソール
 1との衝突を避けるために、後方接続コンソール画面
には既に他から接続中である旨、表示を行っている。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】上述の如く、各種監視
情報を収集すると共に、この監視情報を自動発報し、ま
た、要求によりこの収集した監視情報を伝送する監視制
御装置を各地に配置し、マスタの側のシステム制御コン
ソールと公衆回線を介して接続し、予めマスタの側のシ
ステム制御コンソールに情報収集のための時刻や相手電
話番号等を含む定時ログ実行情報を登録しておくことに
より、マスタ側のシステム制御コンソールはその定時ロ
グ実行情報内の設定時刻になると、その登録相手先のダ
イヤル発信を行い、相手先に公衆網を介して接続し、相
手側から監視情報を送信させてこれを収集すると云った
ことを行うようにしたシステムがある。
【0022】このようなシステムでは、リモートシステ
ムコンソールに予め登録している定時ログ実行情報、す
なわち、被監視側の監視制御装置(MA)のID番号、
サイト名、電話番号、監視制御装置のポート番号毎に設
定した定時ログ実行時刻、実行ログ番号(自動ログコマ
ンド設定画面に設定されている該当コマンドに付された
シリアル番号)に基づいて、この実行時刻において自動
的に、該当装置が接続されている被監視側監視制御装置
と公衆回線を利用してダイヤル、接続処理を行い、当該
被監視側の監視制御装置と通信接続を行い、ログ採取コ
マンドを自動的に送出し、コマンドリプライを実行し、
これにより採取したデータはプリンタ装置に出力すると
同時にMC(マスタ側のリモートコンソール)に蓄積す
ると云った定時ログ実行方式がとられていた。
【0023】この方式によると、定時ログ実行は各サイ
ト設定画面にて設定した順に、その設定時刻に達したも
のに対して実行することから、あるサイトのログ採取が
完了しても、次の順番となるサイトではそのサイトに対
する設定時刻が到来するまで定時ログは実行しない。従
って、この順番が前となっているサイト(以下、前方順
位のサイトと称する)の定時ログ完了時点から次の順番
に当たるサイト(以下、後方順位のサイトと称する)の
定時ログ開始まではログを実行しないログ不実行時間と
なる。つまり、ログ収集の順番そのものは到来しても、
そのサイトに対するログ収集実行の設定時刻にならなら
ないと定時ログは実行せず、その実行までの間がまるま
る無駄となる。
【0024】通常定時採取は複数サイト(10〜 10
0サイト)について実施し、対象となる全てサイトの定
時採取を終了するまでを1つのジョブとしてプログラム
されているため、途中での割り込みによる別のジョブの
実行は行えず、最後のサイトの定時採取を終了するまで
はこのジョブが占有することになるから、前記不実行時
間は、MC(マスタ側のリモートコンソール)全くのロ
スタイムとなる。
【0025】そして、そのロスタイムの合計時間は、例
えば、1サイト当たり2分として、サイトが50ケ所あ
るとすれば合計100 分にもなり、定時ログの開始か
ら全て終了するまでは、他の目的によるMCの使用の禁
止時間となるだけに、この不稼動時間によって、MCの
稼働効率の大幅な低下を招き、問題である。
【0026】そこで、この本発明の目的とするところは
、定時ログ採取の実施時において、次のサイトの定時ロ
グ実施まで間の不稼動時間を無くし、稼働効率の向上を
図ることができるようにした遠方監視システムを提供す
ることにある。
【0027】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
、本発明は次のように構成する。すなわち、各遠隔地の
被監視装置に、その監視情報を収集して伝送する監視制
御装置を設け、通信回線でセンタの収集システムと繋ぎ
、この収集システムでは定期的に前記監視制御装置を呼
び出して前記収集した監視情報を転送させ、これを受け
取って各被監視装置の監視を行うシステムにおいて、前
記センタの収集システムには複数ある監視制御装置それ
ぞれより定期的に情報収集する時期を設定する手段と、
時間情報を発生する時計手段と、この発生時間情報を参
照して、前記設定された情報収集時期到来時に、順に各
監視制御装置を呼び出して繋ぎ、収集情報を転送させる
べく指令制御する伝送制御手段とを設けて構成する。
【0028】
【作用】このような構成の本システムは、監視制御装置
が複数あり、これら各監視制御装置は被監視装置を監視
して情報を収集しており、これをセンタ側の収集システ
ムでは定期的に自己に転送させるべく各監視制御装置を
制御するが、当該収集システムは最初の監視制御装置の
収集情報の定時収集時期になると、その監視制御装置か
ら収集情報を定時収集すべく制御し、以後、その監視制
御装置に対する定時収集制御が終る毎に、順次、次の監
視制御装置に繋いで収集情報を定時収集を実施する。そ
のため、順番が先の監視制御装置に対する定時収集制御
が終るとただちに次の順位の監視制御装置に対する定時
収集制御に移ることから、定時収集の休止時間が生じな
くなる。従って、定時収集のロスタイムがなくなり、定
時収集に占有される時間が少なくなって、前記センタの
収集システムの稼働効率を向上させることができる。
【0029】
【実施例】本システムでは定時ログ採取を完了または終
了と見做して良い場合に、すなわち、伝送完了のとき、
通信回線の断等によりモデムがエラーを検出し回線を解
放したとき、さらにはコマンドリプライ中にデータの送
受が3分以上途切れたとき、また、回線がビジーのとき
、また、監視制御装置を介してシステム制御コンソール
が被監視装置と接続中のときに、定時ログ制御タスクと
タイマ制御タスクと通信制御タスクを連動させ、次の時
刻が設定されているサイトの定時ログを起動させるよう
にして、他のサイトの定時ログ採取設定時間に到達して
いなくとも、次の順番のサイトに対する定時ログを順次
実行させるようにするもので、これにより、次々に空き
時間なしに定時ログ採取できるようになる。
【0030】以下、本発明の一実施例について、図面を
参照して説明する。図1は本発明の一実施例であって、
 1〜 9、及び14〜18は従来技術の実施例の図1
2のものと同一であり、機能は基本部分において、共通
である。 すなわち、図において、 3はシリアル通信インタ−フ
ェイスであるRS−232C ポート 7, 8, 9
を有する被監視側の監視制御装置であり、監視情報を収
集すると共に、この収集した情報を外部に送信したり、
また、各種制御を実施することができるものである。
【0031】この監視制御装置 3にはシステム制御コ
ンソール 1およびモデム 4および監視対象であるデ
ィジタル交換機 2がそれぞれRS−232C ポート
 7, 8, 9を介して接続されている。この監視制
御装置 3はモデム 4および公衆回線網14を介して
外部とデータ授受を行うことができ、また、システム制
御コンソール 1とのデータ授受等を行うことができる
他、この監視制御装置 3にはアラーム接点入力端子 
6があり、ディジタル交換機 2の障害報知接点信号が
、このアラーム接点入力端子 6に入力されていて、デ
ィジタル交換機 2の障害報知接点信号を蓄積すること
ができる。
【0032】監視制御装置 3は公衆回線網14におけ
る局線に接続されていることから、外部からはその局線
に付与された電話番号(加入者番号)により、呼び出し
て接続することが可能である。
【0033】被監視側のシステム制御コンソール 1は
パソコン(パーソナルコンピュ−タ;このパソコンは本
体とディスプレイ1aおよびキーボード1bよりなる)
とプリンタ1cから構成され、監視制御装置 3による
切換接続により、被監視対象の一つであるディジタル交
換機 2と接続され、このディジタル交換機 2のコマ
ンドリプライ(パラメータ設定・ロギング収集)を行う
ことができるものである。また、システム制御コンソー
ル1は必要に応じてその出力をプリンタ1cに出力して
印字させることができる。
【0034】17は遠隔地のリモートシステムコンソー
ルであり、このリモートシステムコンソール17もパソ
コン(このパソコンは本体とディスプレイ17a およ
びキーボード17b よりなる)とプリンタ17c を
備えた構成としており、また、モデム16を有していて
、これを介して公衆回線14により監視制御装置 3の
モデム 4に接続されている。監視制御装置 3のモデ
ム 4は、監視制御装置 3のRS−232C ポート
 9に接続されており、コマンドリプライが可能となる
。そして、被監視側の装置が各地に多数あるとした場合
、各被監視側の監視制御装置から障害情報等の監視情報
を定期的に取り込むために、リモートシステムコンソー
ル17には各被監視側の監視制御装置を各地の被監視側
監視制御装置(これを各サイトの監視制御装置と呼ぶ)
を順に呼び出して監視情報を得るために、その各サイト
の電話番号等と呼び出し時刻等を設定してあり、リモー
トシステムコンソール17の内部時計機能を利用してそ
の各呼び出し時刻に達する毎に、その時刻でのサイトの
電話番号をダイヤルし、そのサイトの監視制御装置に公
衆回線網14を介して繋いで、情報を出力させ、収集す
ると云った機能を持たせてある。なお、この例ではリモ
ートシステムコンソール17がセンタのシステムとして
ある。
【0035】ここで、本発明において従来技術と大きく
異なっている点は、被監視装置接続ポート(10〜12
)を複数とした点、並びに制御信号出力13が付加され
た点である。そして、複数の被監視装置接続ポートで複
数の被監視装置を制御したり、その警報情報を収集した
りでき、また、制御信号出力13を出力できることで、
各被監視装置の遠隔制御をできるようにしている。また
、この監視制御装置に対して、リモートシステムコンソ
ール17からは定期的にログ採取を行うように指令を出
すが、監視制御装置が複数あって、公衆回線網14を介
して接続し、ログ採取の指令を与えるので、回線の混雑
でなかなか接続できない場合や監視制御装置が他とのデ
ータ授受等で指令に応動出来ない場合もあり、また、予
定していた時間より早くそのログ採取が終了してしまっ
て次の定時ログ採取対象の監視制御装置に対する定時ロ
グ採取順番が早く来てしまったような場合等、予定外の
状況になったとき、従来は設定時間が来るまでは次の順
番の監視制御装置に対する定時ログを行わずにただ、時
間待ちをしていたが、本システムのリモートシステムコ
ンソール17には一旦、定時ログ採取を開始すると、定
時ログ採取の登録がされた相手に対して、順次、定時ロ
グ採取を実行して行き、相手がビジーのときはリトライ
時間を設定して次の順番の監視制御装置に対する定時ロ
グを行い、リトライ時間が来た監視制御装置に対しては
その段階でリトライして定時ログ採取を実施するように
制御する機能を持たせてある。
【0036】これによって、リモートシステムコンソー
ル17は定時ログ採取を実行開始すると定時ログ採取の
設定時間が到来していない監視制御装置に対しても、順
番がくれば次々に定時ログを行ってゆき、ビジーの相手
は後回しにして効率よく、定時ログを行う。また、回線
の異常やシステム異常を来して定時ログが出来ない監視
制御装置に対しては、リトライを規定回数実行した後に
、定時ログ実施を中止し、その旨のエラー表示をリモー
トシステムコンソール17に行ってオペレ−タに知らせ
る。 そのため、定時ログが開始されると、すべての定時ログ
採取の設定登録が成された監視制御装置に対して順次定
時ログを実施し、できるだけ早く、定時ログ採取の作業
を終了させることができるようにしてある。そして、こ
れにより、定時ログ採取モードを早く終了させて、リモ
ートシステムコンソール17を他の作業に使用できるよ
うにする。
【0037】また、リモートシステムコンソール17か
ら所望の監視制御装置に制御指令を送ると、当該監視制
御装置に接続されている被監視装置を遠隔制御できるこ
とから、被監視装置を起動させたり、異常を来した被監
視装置を停止させたりするなど、中央から自由に制御で
きる。
【0038】本システムの機能としては、被監視装置か
ら出力され、監視制御装置(以下、MAと称する)に入
力される監視情報は、該MAで選択し、送信する通報(
コンソールメッセージ通報)としてテキストに編集する
ようにMAを構成してあり、被監視装置から出力される
データを約8000文字分程度蓄積し、警報メッセージ
および障害接点通報時に同時に、あるいは、MAの有す
るバッファが一杯になった時に、あるいは、マスタ側の
リモートシステムコンソール(以下、MCと称する)1
7からの要求があった時に通報する構成としてある。M
Aの通報先は複数あり、通報順位をマスタとスレーブに
指定できる。
【0039】ここで、システムの機能としては、次のよ
うなものがある。「周期通報」=MA(監視制御装置)
からの最後の障害情報通報を受けてより24時間毎に通
報し、MAの動作の確認のため、これが受信出来ない時
はMC(リモートシステムコンソール17)ではその旨
、表示部に表示する。「スタート通報」=MAの電源投
入毎にリモートシステムコンソール17に通報する。
【0040】「接続中障害通報」=被監視装置と接続中
に障害が発生した時にシステム制御コンソール 1へ通
報する通報である。システム制御コンソール 1が使用
中でも他のポートの装置に発生した障害情報をシステム
制御コンソール 1へ通報し、即刻システム制御コンソ
ール 1の表示部の画面最下段等に一行のメッセージと
して表示する。「マルチアクセス」=システム制御コン
ソール 1またはリモートシステムコンソール17より
、MA(監視制御装置)の各ポートに接続されているい
ずれの被監視装置にも接続できて、コマンドリプライを
可能とする機能である。
【0041】「多重接続」=システム制御コンソール 
1およびリモートシステムコンソール17の双方から同
時にそれぞれMAに接続し、コマンドリプライができる
。 「強制切断」=MAと接続中のシステム制御コンソール
に対して、リモートシステムコンソールから強制切断、
また、システム制御コンソールに対して切断要求ができ
る。
【0042】「再送対策」=MAの機能で、マスタ側の
リモートシステムコンソール17に障害通報ができなか
った場合、50秒、10分、10分…の間隔にて繰り返
し、再送を行う。すなわち、リトライ機能である。「リ
モート側からのパラメータセット」=システム制御コン
ソール 1およびリモートシステムコンソール17から
MAのパラメータの設定を行うことができる機能である
。なお、MA(監視制御装置)のパラメータと云うのは
、発報先の電話番号と回線種別、MAのID番号各ポー
トに対する装置の種類、コンソールメッセージ収集フラ
グ、警報メッセージの比較文字列、各種ループバグテス
ト(リモートシステムコンソール17からのMA折り返
しテスト、MAのポートの折り返しテスト、リモートモ
デム折り返しテスト(MCの機能))である。
【0043】「障害通報の受信と障害情報の管理」=シ
ステム制御コンソール1およびリモートシステムコンソ
ール17の機能で、障害用接点信号、警報メッセージ通
報、コンソールメッセージ情報をポート 8にて受信し
、それぞれブザー音を鳴らす。障害信号、警報メッセー
ジはそれぞれ赤色、黄色にてCRT画面の表示する。表
示内容は、4桁のシーケンス番号(障害情報番号)受信
の年・月・日・時・分・秒サイト名、装置名、メッセー
ジ、復旧時間をまた、2行目に警報メッセージの内容を
表示コンソールメッセージ情報は黄色表示を行う。障害
復旧情報の受信時は、画面への復旧表示を白色に変えて
行う。「周期通報の管理」=MC側の機能で、25時間
以内に周期通報の有無を監視し、周期通報が無い時は、
MA異常と赤色表示する。
【0044】「接続中障害通報の受信」=システム制御
コンソール 1およびリモートシステムコンソール17
の機能で、MAを接続中に障害が発生した場合に、表示
画面の25行目に受信時間(年・月・日・時・分)、障
害発生装置名等の含まれる警報メッセージを表示する。 警報メッセージは1行分のみ表示する。
【0045】「コンソールメッセージ通報送受信」=被
監視装置から出力されるデータはMA内のバッファに蓄
積し、警報メッセージおよび障害接点通報する時または
バッファがフルになった時、MCからMAに採集指示を
したときにMAが送信し、MCではこれを受信して、シ
ーケンス番号、年・月・日・時・分、サイト名、装置名
、メッセージを黄色にて表示すると共にファイルに蓄積
する。
【0046】「サイト情報管理」=MCの機能で、例え
ば、100台分の被制御装置の監視情報、ID番号、装
置名等のサイト情報をファイルに蓄積する。「検索機能
」=システム制御コンソール 1およびリモートシステ
ムコンソール17の機能で、採取した情報を検索するた
めの機能であり、障害情報番号検索として監視情報のう
ちの障害情報をシーケンス番号で検索できる。また、日
付検索として、監視情報のうちの障害情報を日付や時間
で検索する機能である。また、サイト検索として、障害
情報をサイト名と日付で検索する機能があり、装置検索
として、障害情報を機種名と日付時間で検索する機能が
ある。また、障害中サイト検索として、障害の復旧して
いないサイトを検索する機能があり、また、周期通報検
索として、サイト別にMAよりの通報時間一覧を出力す
る機能がある。
【0047】さらにまた、定時ログ履歴検索として、定
時ログを装置毎に収集したデータを出力する機能があり
、コンソールメッセージ検索として、収集データを出力
する機能がある。また、エラーメッセージ検索として、
発生したエラーのメッセージ表示を実施する機能がある
。また、エラータイプコードの検索として、MA内部の
エラーコード説明を表示する機能がある。「MAのパラ
メータセット」=この機能はMCからMAに対するパラ
メータセット機能であり、受信先電話番号、電話回線の
種類、ID番号、各ポートに対する装置の種類、コンソ
ールメッセージ収集フラグ、警報メッセージの文字列の
設定、変更を行う機能である。
【0048】「MC自身のパラメータ管理」=この機能
は、MC自身の発信・受信用電話番号回線種別の登録、
変更を行う機能である。「MAのステータス表示」=こ
の機能はMCの機能であり、サイト名、電話番号、通報
すべき情報の有無、各ポートの装置名とその接続状態、
障害接点のオン/オフ、各接点入力の名称とオン/オフ
を表示部に表示する機能である。「自動定時ログ採集コ
マンドファイル設定」=この機能はMCの機能であり、
自動定時ログ採集コマンドをファイルに設定し、サイト
管理の設定情報として定時ログ採集フラグ、設定時間及
び自動ログコマンド開始行と終了行を設定する。採取し
たデータはプリンタに出力すると同時にMCに蓄積する
【0049】「障害ログ採取コマンド」=この機能はM
Cの機能であり、このコマンドを自動ログコマンドファ
イルに設定しておくと、サイト管理にて障害ログ採取フ
ラグ及び自動ログコマンド開始と終了行を設定すること
ができる。障害ログ採取フラグがY(採取実施可)であ
るとき、障害が発生すると、自動的にMAに接続し、障
害ログを採取する。システム制御コンソール 1が被監
視装置 2あるいは2a,2b,2cと接続している時
は、10分後にリトライする。MAのモデムが話中のと
きは十分毎にリトライする。同時に多数の被監視装置が
障害となったとき、20個まで記憶し、発生順にログ採
取する。同一装置が再度障害を発生し、未採取のときに
二重に記憶しない。採取したデータはプリンタに出力す
る。
【0050】「ネットワークマップ」=これはシステム
制御コンソール 1およびリモートシステムコンソール
17の機能で、システムの構成をネットワークの図で表
わしたものに障害情報を表示することで、障害箇所をわ
かりやすく表示する機能である。
【0051】「図形情報」=これはシステム制御コンソ
ール 1およびリモートシステムコンソール17の表示
機能で、ラインとボックスから成り、座標と色を指定を
したり、MAのID番号と接点入力の障害情報に対する
表示文字と色指定をしたりすることができる。ここでの
表示方式は、障害情報ファイルを検索するバッチ処理で
ある。また、ハードコピーをプリンタに出力することが
できる。
【0052】「情報メッセージ交換」=これはシステム
制御コンソール 1およびリモートシステムコンソール
17の機能で、システム制御コンソール 1およびリモ
ートシステムコンソール17の間で電文の交換を行う機
能である。「情報メッセージ」=これはシステム制御コ
ンソール 1およびリモートシステムコンソール17の
機能で、タイトル及び15行の電文による一画面単位の
メッセージ作成機能である。電文には標準電文、トラブ
ルチケット電文、受信電文および発信用任意電文がある
。相手がコマンドリプライ中でも送信可能である。受信
時、表示部の画面の25行目に発信先とタイトルを緑色
で表示し、ブザーを15秒鳴動する。電文は容量として
15行分あるが、この15行の電文の送信時、未入力行
については送信しないようにし、これによって、通信時
間の短縮を図る。また、電文の新規作成時のために、コ
ピー機能を有し、キー入力の簡素化を図るようにしてあ
る。「受信メールの検索」=これはシステム制御コンソ
ール 1およびリモートシステムコンソール17の機能
で、受信日付、発信先、タイトル一覧を表示し選択する
【0053】尚、本システムでは、データは80バイト
毎のパケットに分け、ACK(Acknowledge
;肯定応答) 、NAC(Negative Ackn
owledge ;否定応答) を確認して、送信する
タイトルと行毎にシーケンス番号を付与して送信し、受
信側で編集する。15行の電文はSOH(Start 
of Heading ;ヘッディング開始) 〜ET
X(Endof Text;テキスト終了) のコマン
ド形式であるため、相手がコマンドリプライ中でも送信
が可能である。
【0054】また、MAのポート(装置、モデム、シス
テム制御コンソール接続用)インターフェイスはRS−
232C 準拠、通信規約V.24準拠、CI信号信号
受信可能、ボーレートは1200bps ,2400b
ps ,4800bps ,9600bps のいずれ
かを、ボーレート設定用として設けたディップSWにて
選択可能、スタートビット“1”ビット、ストップビッ
ト“1”,“2”ビットのいずれかを選択、データ長“
7”,“8”ビットのいずれかを選択、障害接点入力数
12、接点供給電圧は内部/外部選択可、ノーマルオー
プン/ノーマルクローズの選択ができる。
【0055】「MAの状態可視表示」=システム制御コ
ンソール 1の機能であり、システム制御コンソール 
1の通信オン/オフ表示、システム制御コンソール 1
と被監視装置 2,2a,2b,2cとの通信中に障害
が発生したときの障害発生表示、MCと各MAの通信オ
ン/オフ表示、各MAの障害の有無等を表示できる。以
上がシステムの特徴的な機能例である。
【0056】次にMA(監視制御装置 3)の構成例を
図2にブロック図で示す。図2において、301 は主
制御CPUであり、蓄積プログラムとアラーム接点入力
319 およびRS−232C ポート322a〜32
2fからの入力データに基づき、全体の動作を制御する
。302 はバスラインであり、このバスライン302
 はデータ、アドレス、制御用である。303 はアド
レスデコーダであり、このアドレスデコーダ303 は
シリアルインプット端子やシリアルアウトプット端子3
06 〜308 、パラレルインプット端子やパラレル
アウトプット端子316 、ポートダイレクト読み込み
回路317 等を通してのデータの入出力に際して、該
当のデバイスだけを選択する制御を行う。すなわち、ア
ドレスをデコードする。
【0057】304 は32kByte 程度のROM
であり、制御用プログラム及び固定データを記憶してい
る。また、305 は96 kByte程度のS−RA
M(スタティックRAM)であり、運用上のパラメータ
、データ、ポートインターフェイス情報、ポートからの
データのバッファの記憶に用いられる。このS−RAM
305 は図示しない電源(スーパキャパシタ)により
バックアップされている。306 〜308 はSIO
(シリアル入出力回路)であり、RS232−C ポー
ト322a〜322fにおける入・出力データのシリア
ルパラレル変換を行うものである。
【0058】309 はカウンタ・タイマ回路であり、
ウォッチ・ドッグ・タイマ(W.D.T)時間設定部3
10 にタイマソースを供給する。このウォッチ・ドッ
グ・タイマ時間設定部310 は、ディップ・スイッチ
を有しており、このディップ・スイッチを操作して時間
設定することで、任意の監視時間を設定することができ
る。
【0059】311 は通信モード設定スイッチであり
、RS232−Cポートインターフェイスのパリティ、
ストップビット、データ長、通信スピード、ダイヤル発
信の有無、モデム(ATコマンドで通信を行う)のダイ
ヤルスピード選択をディップスイッチで設定することで
、この設定情報をバス302 に入力できる。312 
はカウンタ・タイマ回路であり、タイムアボート値と、
ボーレートセレクト回路313 の設定値に基づいて各
ポート322a〜322fのキャリアを生成し、シリア
ル入出力回路306 〜308に供給する。
【0060】クロック源314 は水晶発振部であり、
例えば、12,288MHz のクロックを生成する。 クロック源314 からのクロックは、前記主制御CP
U301 で分周され、必要なシステムクロック(6,
144MHZ)とされてから、これをクロック信号32
3 としてシリアル入出力回路306 〜308 、パ
ラレル入出力回路316 に供給される。
【0061】315 は表示部であり、この表示部31
5 はLED(発光素子)ランプとそのドライバより構
成されていて、システム制御コンソールと各被監視装置
との通信の有無や、これら被監視装置の障害の有無およ
びリモートシステムコンソール17と各ポートを介して
の被監視装置との通信の有無、さらに各被監視装置の障
害の有無、メンテナンステストのオン/オフ、モデムの
通信のオン/オフをLEDの色及びオン/オフで可視表
示する。
【0062】パラレル入出力端子316 はDI(デー
タインプット)インターフェイス318 からのデータ
をパラレルデータで取り込み、バスライン302 に出
力する。DIインターフェイス318 はアラーム接点
入力信号319 を電流ループのオン/オフにより取り
込み、フォトカプラによるDC(直流)絶縁を行う機能
の他、該電流ループのノーマルモードをクローズまたは
オープンのいずれかに設定し、さらに該ループ電流のた
めの電圧源を内部または外部に切換えるデップスイッチ
の情報を取り込む機能を持つ。
【0063】アラーム接点入力信号319 は被監視装
置の障害報知用接点のオンまたはオフに対応した電流信
号であり、その電源は前述の接点側(外部)またはMA
側のDIインターフェイス318 側のいずれかのDC
(直流)電圧源より得ている。また、前記接点としては
リレー接点の他に、フォトカプラの二次側出力も含まれ
ている。 本例ではポート 7,10〜12に接続されている被監
視装置 2,2a,2b,2cの障害信号に相当するも
のが4つ、他の入力が8つ分、用意されており、この8
つある他の入力用のうちの1つは、MAのファンの停止
の発報にも用いることができる。
【0064】制御接点出力回路320 は、システム制
御コンソールまたはリモートシステムコンソールからの
指示(キー操作)により、8出力の接点出力をオン/オ
フ出来るもので、リモート操作による任意機器の制御(
電源オン/オフ、スイッチ信号入力)が行える。321
 は制御接点出力信号であり、ノーマルオープン、ノー
マルクローズが選択できるラッチタイプのモーメンタリ
出力である。この制御接点出力信号321 は、前記制
御信号出力13に相当する。また、説明を省略したが、
電源回路とその系統は一般的なものであり、S−RAM
 305は図示しないスーパキャパシタ等による電源に
より、データ保持機能がバックアップされている。
【0065】以上のように、MA(監視制御装置)は被
監視装置からの障害情報を検知し、システム制御コンソ
ールとリモートシステムへモデムから公衆回線を経て送
信する。この障害信号の名称はDF1 〜DF12にリ
モートシステムコンソール及びシステム制御コンソール
からの登録により行い、ID番号毎に管理している。
【0066】MAにはID番号と発報先電話番号が複数
と、装置接続ポートに対応した装置の種類(T.M.B
)と、コンソールメッセージ採取フラグと、警報メッセ
ージ採取フラグ(比較文字列)とが登録される。この装
置の種類と、各種フラグにより、受信したデータの処理
を決定する。
【0067】例えば、装置Mの場合は、該当ポートの接
続装置の種類が装置Mに設定されている。これにより装
置Mから送られる警報メッセージを監視する(ピックア
ップする)。この警報メッセージは装置側より送られて
くるテキストにコマンド部を付加して送信する。
【0068】M装置の警報メッセージの詳細を図3の(
a) に示す。このメッセージはMA(監視制御装置)
が作成するものであり、MAのパラメータ設定により、
装置Mが割り付けられたポートに入力されるデータをM
A自身が監視して得た情報を図3の(a) のようなフ
ォ−マットで外部に伝送する。すなわち、装置M( 2
)から出力される警報情報を付加したテキストに、コマ
ンド部を付加し、さらにエンディングフラグを付加した
構成となっており、これをリモートシステムコンソール
17とシステム制御コンソール 1に送信する。コマン
ド部はオープニングフラグとモードおよびパラメータ、
NMA、ID等よりなる。
【0069】上記モードは各種制御要求をコード化した
ものであり、システム制御コンソールから各ポートへの
接続・切断・終了要求と同様のリモートシステムコンソ
ールからの各要求、リモートシステムコンソール(MC
)17からのMA(監視制御装置)やシステム制御コン
ソール(SC) 1への切断指示要求と、SCからMA
へのパラメータ変更、MCからMAのパラメータの変更
、折り返しループバックテスト、被監視装置からポート
,MA,MCへの障害データの受渡し、ACK、NAK
の送信、MCからのDO信号セット/リセット、MAか
らの警報メッセージの送信、MAからのコンソールメッ
セージの送/受信、SCからのDO信号のセット/リセ
ット、SCとMCからのMAのステータス要求、SCと
MCからのMAに対するパラメータ要求、MAからSC
、MCへのパラメータ送信、情報メッセージデータ送信
と云った各コマンドモード毎に、ユニークなコードが定
められている。
【0070】パラメータはモードの大区分に対する詳細
区分であり、モードと組み合わされて、各コマンドを区
分する。NMA、IDはMA毎に付された認識番号であ
り、不可欠なアイテムであって、省略されることはない
【0071】拡張部は各種のデータ、メッセージ用とし
て割り付けている。ここには、各設定パラメータ、コン
ソールメッセージなどの不定形データが割り当てられる
。エンディング・フラグはテキストの終り、パケットの
区切りである。
【0072】被監視装置 2から送られてくる警報メッ
セージ中のオープニング・フラグSTXとエンディング
・フラグETXはMAで取り除いて、拡張部に挿入され
る。また、コマンドリプライ中は、警報メッセージの監
視をしない。また、3個までの警報メッセージを受信後
、M装置に“XOFF”コードを送信する。MCへの送
信完了後に“XON ”コードを送信し、フロー制御を
行う。
【0073】次にB装置からの警報メッセージ、テキス
トの詳細を図3の(b) に符号B1,B2,B3で示
す。B装置が出力する自律メッセージ中の文字列を比較
文字列と比較し、SC、MCへの発報すべき警報メッセ
ージであることを認識し、該当自律メッセージをテキス
トとして発報する。B4〜B5はこの比較文字列の一例
であり、アラームのランクとアラームの場所、要因区分
を示す。
【0074】例えば、MCPU/の場合は自律メッセー
ジ中にMCPUが含まれる場合に、発報すべきメッセー
ジとして認識する。MAは3個までの警報メッセージを
受信可能であり、MCへ通報完了前に4個以上連続して
発生した場合は4個目以後は捨てる。MAは各ポートに
コンソールメッセージの蓄積するか否かのフラグを持ち
、1メッセージは80バイト単位であり、90件にて自
動的に通報する。また、メッセージが100件を越えた
ときは古い順に捨てる。コンソールメッセージ送信を開
始した時点で、B装置へ“XOFF”コードを送信し、
送信完了後に“XON”コードを送り、データのフロー
制御を行う。接点制御および警報メッセージの通報時に
コンソールバッファの内容(コンソールメッセージ)も
送信する。
【0075】T,M装置の場合はコンソールメッセージ
を蓄積しない。通信手順は80バイト毎のパケットに分
け、ACK ,NAK 方式としている。各ポートに同
時に障害が上がった場合はDI1 〜DI12、警報メ
ッセージ、コンソールメッセージポート1〜4の順で処
理する。現在接続中に発生した障害はマスタMCはその
まま通報し、これを切断後にスレーブに通報する。MA
(監視制御装置)はモデムに対し、5分間無通信のとき
、自動的に通信を切断するアボート・タイマ・コマンド
を持つ。接点情報が復旧した場合は復旧通報を行う。M
AとSCおよび被監視装置 2,2a,2b,2cとの
伝送方式は全二重、RS232−C に準じている。通
信速度、データ長、パリティ、ストップビットはディッ
プSWにて設定する。コマンド部についてはアプリケー
ションによるハンドシェイク方式である。MCへの発信
手順はヘイズ社ATコマンドを用いている。
【0076】MCおよびSCはMAと被監視装置 2,
2a,2b,2cの状態をチェックできる。接続及び切
断に関するコマンドテキストはこれを受信した後に、ス
テータスを返送する方式とする。接続および切断に関し
ないコマンドテキストについてはACK/NAK を返
送する。NAK のリトライは3回とし、タイム・オー
バは5秒の合計3回のリトライとしている。コマンドリ
プライ中のタイム・オーバは3分とする。
【0077】MCおよびSCはMAを介してT,M,B
の装置と接続できる。T装置との接続は接続要求コマン
ドで起動し、MAと接続し、これによりMAはER,R
S信号オンとし、ステータスを返送し、データのハンド
シェークを行い、情報授受可能にする、切断は切断要求
コマンドをMAに送ることにより、MAはハンドシェイ
クを中止し、さらにMAはER,RS信号をオフとし、
ステータスを送信する。
【0078】M装置との接続は同様に装置タイプが“M
”と指定してあるとき、SC、MCからの接続要求コマ
ンドにより起動し、DR信号を確認し、ER,RS信号
をオンとし、ステータスを返してからデータのハンドシ
ェイクを開始する。また、切断要求コマンドにより、ハ
ンドシェイクを中止し、RSをオフとし、ステータスを
返送し、ER,RS信号をオフとする。また、M装置の
DR信号を監視し、DRON(DR信号がオン)により
ERをオンとし、警報メッセージを受信可能とする。
【0079】B装置との接続は同様に装置タイプ指定が
“B”であったとき、SC、MCからの接続要求コマン
ドにより起動され、DRON状態にて、ER,RS信号
を1秒間オフとし、再びオンとする。(未接続でもDR
ONであればER,RS信号はオンを保つ。DROFF
 (DR信号がオフ)時は接続できない)ステータスを
返答するデータのハンドシェークを行う。
【0080】DR信号がオフしても接続を保つ。また、
切断コマンドにより、ハンドシェイクを中止する。そし
て、ER,RS信号を1秒間オフとし、その後にオンに
戻すステータスを返す。B装置のDR信号を監視し、D
RONにより、ER,RS信号をオンとすることにより
B装置からの警報メッセージが受信可能となる。
【0081】次にMA(監視制御装置)3 と被監視装
置B,M,T、そして、システム制御コンソール1 や
リモートシステムコンソール17とのデータの流れを説
明しておく。これらの間のデータの流れは図4に示すよ
うな関係にある。すなわち、31〜34はMA(監視制
御装置)3 における送受信データのバッファリングを
行うポートバッファであり、35はバスの制御を行うデ
ータバスコントロールであって、ポートバッファ31〜
34およびデータバスコントロール35により、データ
伝送速度の互いに異なる装置とのデータハンドシェーク
が可能であり、また、データバッファが一杯になると、
XON/XOFFのフロー制御により、互いに異なる通
信速度の制御を行っている。また、モデムとMAの間で
RS/CSのフロー制御を行っている。ここでは一例と
して、MA17とはモデム16,16´を介して240
0bps ,8bit, N(2400ボー、データ構
成8ビット、ノンパリティ)でポートバッファ31に繋
ぎ、SC 1とは9600bps ,8bit, N(
9600ボー、データ構成8ビット、ノンパリティ)で
ポートバッファ32に繋ぎ、また、被監視装置であるB
装置,M装置,T装置とはデータバスコントロール35
を介して接続してある。B装置とは1200bps ,
7bit, E(1200ボー、データ構成7ビット、
偶数パリティ)で、また、M装置およびT装置とは96
00bps ,8bit, N(9600ボー、データ
構成8ビット、ノンパリティ)でリンクさせる。
【0082】ポートバッファ31と32、33と34は
対をなし、伝送レートの差をこれらのバッファリングで
吸収して授受する。また、図示しないがMA 3にはプ
ロセッサを内蔵させてあり、既に述べたMAとしての各
種制御機能を実現できる構成としてあることは云うまで
もない。
【0083】MA 3は図5に示すように被監視装置で
あるB装置と接続しているとき、XON/XOFF、ブ
レーク信号オン/オフをSC 1、MC17から送り、
コマンドリプライ中の画面の静止コントロールを行う。 これはB装置の情報を表示させるにあたり、表示画面を
一画面毎に静止させるための必要である。
【0084】すなわち、B装置は一画面単位でデータ出
力しないため、XON/XOFFコードをキーボード入
力でサポートするが、バッファ制御と区別するため、デ
ータ変換する。この例ではSC,MCのキーボードを操
作することにより“PREV”,“NEXT”,“HE
LP”,“HELP”に対応するASCII コード“
14”,“12”,“FF”,“00”をモデム、公衆
回線を介して(SCは除く)MAへ送ることで、MA内
部にて“XOFF”,“XON ”,ブレーク信号オン
,ブレーク信号オフに変換し、B装置へ入力する。“X
ON ”送信後に再度ASCII コード“12”を受
信しても“XON ”は出力しない。同様に“XOFF
”送信後に再度ASCII コード“14”を受信して
も“XOFF”は出力しない。
【0085】また、前述のように、MCは接続/切断の
確認をステータスにてチェックする。このステータスは
テキストの拡張部にDI,DO,DR,モデム,SC,
MCの使用の有無、SCの電源のオン/オフの情報を含
むものである。
【0086】図6はSC,MCにおける障害情報受信画
面の一例を示すものである。例えば、Aにおいては障害
情報番号、受信年・月・日・時・分、サイト名、装置名
、メッセージ、復旧時間、タイトル、リアルタイム時計
・カレンダ等が、また、BにおいてはMCの緊急メッセ
ージB1、SCの緊急メッセージB2等が表示される。
【0087】すなわち、MA 3から送信される監視情
報である障害情報に障害情報番号601a〜601xと
、受信年・月・日・時・分602a〜 602x と復
旧時間606a〜606xを付加して受信順にファイル
へ蓄積し、これを図6に示すように、対応項目の表示ボ
ックスに挿入して表示する。このような表示をCPU1
70 はディスプレイメモリ181にデータ生成して書
き込み、読出してCRTインターフェイス177を介し
てCRTディスプレイ17B に与えることで行う。
【0088】図7は障害情報のテスキトの例であり、オ
ープニングフラグ“SOH ”701 とエンディング
フラグ“ETX ”705 でパケットされたモード7
02 とパラメータ703 とID番号704 から形
成される。
【0089】モード702 はメッセージの種類を示し
ており、モード702 のコード“9”はMAからMC
への障害通報、パラメータ703a〜703dはその詳
細を表わしていて、例えば、パラメータ703aの内容
“1”はDI1の障害発生を示し、DI1に障害発生が
生じたことを示している。パラメータ703bの内容“
A”は障害復旧を、また、パラメータ703cの内容“
8”は周期通報を、また、パラメータ703dの内容“
9”はスタート通報を表わす。
【0090】MCには、サイト設定機能があるが、その
設定画面の例を図8に示す。MCの表示部には、サイト
設定モードにおいて、図に示すような画面が表示される
。この画面上に、ID番号毎にサイト名とMAへの発信
番号と、接点入力毎にそれぞれ名称、たとえば「B−4
0000#1」あるいは「B−40000#1MI」を
設定すると、図7のパラメータと、サイト設定機能にて
登録されたデータとの照合により、障害の装置名「B−
40000#1MJ」804a〜804xとメッセージ
(障害発生チャネル)805a〜805xを表示できる
【0091】詳細を図8に示す。図8はサイト毎の情報
をMCに登録・蓄積させるための入力画面であり、MA
毎のユニークなID番号81と804a〜804bのR
S−232C ポートに接続される装置名と、このポー
トに対応した図示しない接点入力信号(接点名)、例で
は「B−40000#1」が装置名、「MCSYD 」
がRS−232C ポートP1に割り当てられた接点名
である。すなわち、806aと806bはRS−232
C ポートP1〜P4に接続する装置名と接点名を登録
する。
【0092】807a〜807xは接点名のみでも良い
が、利便性のために装置名を登録しても良い。807x
は障害接点の名称の例である。808 は定時ログの採
取フラグ、809 は定時ログ開始時刻、810,81
1 は定時ログの開始終了の行番号であり、この行によ
り登録済みのコマンドを指定する。
【0093】図9は本システムに使用するリモートシス
テムコンソール17のブロック構成図である。図におい
て17A はパソコンを用いて構成したものであり、モ
デム16,16´を経て、公衆回線網14に接続されて
いる。このモデム16,16´はヘイズATコマンドま
たは、CCITT のV.25bis コマンドにより
、制御動作して回線と接続し、データ通信をパソコン1
7A から制御している。17B はディスプレイ(C
RT表示部等)、17C はキーボード、17D はプ
リンタ、17E はブザーである。170 はメインC
PUであり、ROM171 、RAM172 に蓄積さ
れているデータを読み出し、キーボード17C 、モデ
ム16,16´からの入力データに基づき全体を制御す
る。
【0094】177 はCRTインターフェイスであり
、メインCPU170 により生成された表示出力をデ
ィスプレイ17B に表示すべくインターフェイスをと
るものである。178 はキーボードインターフェイス
、179 はプリンタインターフェイス、176 は音
声信号インターフェイスであり、メインCPU170 
により生成された音声用の出力をブザー17E に与え
て音声出力動作させるものある。
【0095】ROM171 はプログラムを格納したメ
モリであり、RAM172 はデータ等の蓄積・書き込
み・読み出しを行う。時計・カレンダ173 はリアル
タイマ(時計)であり、時間情報や日付の情報を発生す
る。175 はディスクインターフェイスであり、この
ディスクインターフェイス175 はフロッピディスク
188 とのデータの入・出力を行う。181 はディ
スプレイメモリであり、このディスプレイメモリ181
はCRT表示用画面の表示データを保持し、また、表示
のために読み出すものである。 182 ,183 はデータ等のシリアル伝送を行うR
S−232C インターフェイスである。すなわち、一
般的にはパソコンと何ら変るところはない。
【0096】103a〜103nはMA(被制御側の監
視制御装置)であり、各サイトの被監視装置に接続され
ている他、MC(リモートシステムコンソール17)へ
通報するためのパラメータ(ID、電話番号、データ採
取フラグ、装置の種類)が登録されている。MCにはこ
のサイトの情報(サイト名、各データ入力ポート、接点
入力名、定時ログ採取フラグ、MAの電話番号)をID
番号毎に登録している。
【0097】図10は本リモートシステムコンソール1
7のソフトのプログラム構造図であり、各ブロックはタ
スクまたはプロセスを表わしている。図において、IN
I は初期化プロセスであり、この初期化プロセスIN
I は各サブシステムの初期設定、各プロセスの起動及
び共有エリアりの初期設定等の処理を行うものである。 CCP は通信制御プロセスであり、この通信制御プロ
セスCCP は各プロセスからのメッセージオーダに対
しファイル管理プロセス、ポート制御プロセス及び各画
面制御プロセス等へ必要情報を送る。PCP1〜PCP
2はポート制御プロセスであり、このポート制御プロセ
スPCP1〜PCP2は各通信ポートから受信したメッ
セージオーダCMAからの受信テキスト)を通信制御プ
ロセスへ送る。また、他のプロセスからのメッセージオ
ーダを各通信ポートへ出力する。TMP はタイマ制御
プロセスであり、このタイマ制御プロセスTMP はコ
ンソールへの現在時刻の表示及び周期通報監視、定時ロ
グ等のタイマ監視の処理を行う。FCP はファイル管
理プロセスであり、このファイル管理プロセスFCP 
は、他プロセスから送られるメッセージオーダ(障害情
報・コンソールメッセージ・情報メッセージ・ログデー
タ等)を所定のデータファイルへ書き込むものである。 MSP は緊急メッセージプロセスであり、この緊急メ
ッセージプロセスMSP は、他のプロセスから送られ
るメッセージオーダに従い、コンソールの所定の位置(
25行目)にメッセージの表示を行う(図6のB)。
【0098】PRP はプリンタ出力制御プロセスであ
り、このプリンタ出力制御プロセスPRPは他のプロセ
スから送信される出力要求に従い、指示されたデータフ
ァイルをプリンタへ出力する。TSP は定時ログ制御
プログラムであり、この定時ログ制御プログラムTSP
 は、指定時刻に各装置に対して起動される定時ログの
ログイン以後のシーケンスの制御及び受信データの編集
の処理を行う。 PSE はメインメニュープロセスであり、このメイン
メニュープロセスPSE はメニュー画面の処理を行う
。PFTCは自動回線接続であり、この自動回線接続P
FTCは各MAに接続されている装置との接続を行うた
めの設定画面である自動回線接続画面の処理を行う。
【0099】EMU はエミュレーションであり、この
エミュレーションEMU は各装置と接続後に装置のシ
ステム制御コンソール端末としての機能を果たすエミュ
レーション画面の処理を行う。PF21は障害情報受信
モニタプロセスであり、この障害情報受信モニタプロセ
スPF21は各MAからの障害情報データを画面上にモ
ニタ表示を行う。 ネットワークマップ画面プロセスPF22は図形文字情
報、障害情報対応設定ファイルに既に設定されている情
報を基にネットワークマップ表示を行うプログラムであ
る。 PF23は障害情報復旧プロセスであり、この障害情報
復旧プロセスPF23は障害情報の手動での復旧の処理
を行う。
【0100】PFSCはMA設定プロセスであり、この
MA設定プロセスPFSCは接続されているMAのパラ
メータ設定(ID、発信TEL番号、装置タイプ、メッ
セージ採取フラグ)とMAステータス表示(サイト名、
ID、通報データの有無、装置名と接続の有無、接点障
害の有無、DRモデムのオン/オフ、SCの接続とDR
モデムの接続とDR、CS、CDの障害接点の障害の有
無)、制御信号管理を行う。
【0101】PF4 はMC設定プロセスであり、この
MC設定プロセスPF4 はMCのパラメータ(送受回
線の電話番号、回線の種類)、ソフトの型番表示、パス
ワード設定等の処理を行う。PF5 はサイト設定プロ
セスであり、このサイト設定プロセスPF5はサイト情
報(図8)の登録・変更・削除を行う。PF6 は検索
メニュープロセスであり、この検索メニュープロセスP
F6 は障害情報等の検索のメニュー画面の処理を行う
プログラムである。図示しないがMCには検索画面によ
り、障害検索や定時ログ履歴検索ができるようになって
おり画面中には、タイトル、サブメニュータイトル又は
画面中メニュー、検索アイテム情報、同期通報検索アイ
テム、定時ログ履歴検索と定時ログ実行履歴検索の出力
の表示ができ、必要な項目に入力をすることで検索結果
を表示できる。検索結果は新→旧の順で出力表示される
。また、出力フォーマットは障害情報受信画面から該当
データを抜き出し、新→旧の順で出力する。MCやSC
には緊急メッセージを出力表示できる。
【0102】PF7 は情報メッセージ交換プロセスで
あり、この情報メッセージ交換プロセスPF7 は電文
の作成、発信または検索を行い、システム制御コンソー
ルとの電文の授受を行うプログラムである。PF8 は
内部パラメータ設定プロセスであり、この内部パラメー
タ設定プロセスPF8 はユーザが定義することのでき
るユーザPFキーや、自動ログコマンド及びエラータイ
プコード等の内部パラメータの設定処理を行うプログラ
ムである。PF9 はメインテナンスプロセスであり、
このメインテナンスプロセスPF9は、MA及び各装置
ポートとの折返しテスト及びFDD(フロッピディスク
)等へのデータのセーブ、ロードの処理を行うプログラ
ムである。障害情報番号検索プロセスPF61は障害情
報をシーケンス番号により検索し、画面へ表示するプロ
グラムである。
【0103】PF62は日付・時間検索プロセスであり
、この日付・時間検索プロセスPF62は障害情報を日
付・時間により検索し画面へ表示する。サイト検索プロ
セスPF63は障害情報をサイト名と日付・時間により
検索し画面へ表示する。PF64は装置検索プロセスで
あり、この装置検索プロセスPF64は障害情報を装置
タイプと日付・時間により検索し画面へ表示する。PF
65はネットワーク検索プロセスであり、このプロセス
PF65は障害情報をネットワーク番号と日付・時間に
より検索し、画面へ表示する。 PF66は障害中サイト検索プロセスであり、このプロ
セスPF66は障害の復旧がされていない情報を検索し
画面へ表示する。PF67は周期通報検索プロセスであ
り、このPF67はサイト別にMAからの周期通報時間
及び最終通報時間の一覧を画面へ表示する。PF68は
定時ログ履歴検索プロセスであり、このプロセスPF6
8は定時ログの収集データの一覧を表示し、指示された
データをプリンタへ出力したり、また、実行履歴のプリ
ンタへの出力も行う。
【0104】PF69はコンソールメッセージ検索プロ
セスであり、このプロセスPF69は、コンソールメッ
セージの収集データの一覧を表示し、指示されたデータ
を画面に表示する。PF60A はエラーメッセージ検
索プロセスであり、このプロセスPF60A はMAの
発生するエラーメッセージの説明を入力されたエラー番
号により表示するプログラムである。また、PF60B
 はエラータイプコード検索プロセスであり、このプロ
セスPF60B は各装置内部のエラーコードの説明を
表示するプログラムである。そして、障害情報に含まれ
るその種類(接点通報、警報メッセージ通報、コンソー
ルメッセージ通報、周期通報、RAS通報(MA障害、
スタート、復旧)コードを認識し、その区分に従って異
なる断続周期・周波数・大きさ・合成モードの報知信号
を拡張ユニット(図9の音声信号インターフェイス17
6 )で生成し、このユニットに接続されているブザー
17E から報知音を送出させる。また、リアルタイマ
(内部時計)の情報と、予め指定された(MCサイト設
定画面により)時刻のみの報知音送出をさせることも可
能である。
【0105】次に上記構成の本システムの動作を図11
のフロ−チャ−トを参照して説明する。本システムでは
MC17にサイト設定画面により予め各サイトの電話番
号と定時ログ採取時刻等を設定しておく。するとMC1
7は自己のCPU 170が、内部の時計・カレンダ1
73 の出力をもとに、日時や時刻を監視し、定時にな
ると定時ログ制御タスクを起動させる(S1)。そして
、定時ログを行うべき相手へのダイヤルと、監視情報の
収集のためのコマンドリプライを行い、相手からの監視
情報の授受を行う(S2)。
【0106】そして、その際に通信制御タスクにより終
了コマンドに対する終了ログの有無をキャラクタ認識に
より行い(S3)また、通信回線の断等によるモデムか
らのコードにより通信断の認識を行い、コマンドリプラ
イ中(定時ログ)の3分間以上のデータの中断を認識し
、回線ビジーをモデムからのコードにより認識し、シス
テム制御コンソール(SC) 1が被監視装置と接続さ
れていることを認識して、定時ログ採取の完了または終
了と見做す状態であるかを認識することにより、次の定
時ログ時刻が設定されているサイトの定時ログ採取を起
動させ、定時ログ採取を実行させる(S6 ,S7) 
。最も早い定時ログ時刻が設定されているサイトの定時
ログ採取実行が行われると、次の順番のサイトの定時ロ
グ採取の実行に入る。また、現在、定時ログ採取実行の
順番に当たっているサイトの定時ログ採取が実行できな
い場合は、リトライ時間を設定し、その次の順番に当た
っているサイトの定時ログ採取実行に入り、それが終っ
た後に、リトライ時間が到来したサイトに対して、再び
、定時ログ採取実行に入る。
【0107】このように、従来のように所定の時刻まで
待つことなく、次の定時ログ採取を可能にする。また、
上記「通信断」と「回線ビジー」と「SCと被監視装置
とが接続状態」の場合は定期周期、例えば10分毎に定
時ログ採取時間を遅らし、リトライを実施することによ
り(S4 ,S5、S9  ,S10)、定時ログの採
取もれを少なくしている。
【0108】このように、本システムは各遠隔地の被監
視装置に、その監視情報を収集して伝送する監視制御装
置を設け、通信回線でセンタの収集システムと繋ぎ、こ
の収集システムでは定期的に前記監視制御装置を呼び出
して前記収集した監視情報を転送させ、これを受け取っ
て各被監視装置の監視を行うシステムにおいて、前記セ
ンタの収集システムには複数ある監視制御装置それぞれ
より定期的に情報収集する時期を設定する手段と、時間
情報を発生する時計手段と、この発生時間情報を参照し
て、前記設定された情報収集時期到来時に、順に各監視
制御装置を呼び出して繋ぎ、収集情報を転送させるべく
指令制御する伝送制御手段とを設けて構成したものであ
り、最初の監視制御装置の収集情報の定時収集時期にな
ると、その監視制御装置から収集情報を定時収集すべく
制御し、以後、その監視制御装置に対する定時収集制御
が終る毎に、順次、次の監視制御装置に繋いで収集情報
を定時収集を実施するようにしたので、順番が先の監視
制御装置に対する定時収集制御が終ると次の順位の監視
制御装置に対する定時収集制御に移ることから、定時収
集の休止時間が生じなくなる。従って、定時収集のロス
タイムがなくなり、前記センタの収集システムの稼働効
率を向上させることができる。
【0109】特に、従来の定時収集、すなわち、定時ロ
グ採取はリモートコンソール(MC;センタの収集シス
テム)に複数登録されたサイト毎の採取時刻に達するこ
とを条件に、自動的にそのサイトに対するログ採取を行
うようにしていたので、あるサイトの定時ログ採取が終
っても次の順番のサイトの定時ログ採取の時刻に達しな
いと、定時ログ採取実行が成されず、しかも、この間、
定時ログ採取実行の休止期間となって、リモートコンソ
ール(MC)を他の処理に使用できなかったが、本発明
システムでは、順番が先のサイトの採取が完了または終
了すると次の順位の定時ログが起動されるため、次の順
番のサイトに対する定時ログ採取までの間に休止時間が
生じない。従って、複数のサイトの定時ログ採取を複数
サイト(20〜100 サイト)について実施した場合
にその全サイトのログ採取が従来よりも早く完了する。
【0110】従って、リモートシステムコンソール(M
C)を他の用途(検索、モニタ、マニュアルコマンドリ
プライ)で使いたい場合にはその待ち時間が短く出来る
。回線・監視制御装置(MA)・モデムビジーの場合、
回線接続失敗の場合もそれを検出し、終了と見なし次の
サイトのログ採取に移るため同様に待ち時間が少くでき
る。また、このビジー、回線接続失敗の場合はタイマー
によるリトライが実行されるため失敗の要因が取り除か
れている場合はこのリトライによりログ採取が実行され
る。なお、本発明は上記し、且つ、図面に示す実施例に
限定することなく、その要旨を変更しない範囲内で適宜
、変形して実施し得ることはもちろんである。
【0111】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
順番が先の監視制御装置に対する定時収集制御が終ると
次の順位の監視制御装置に対する定時収集制御に移るこ
とから、定時収集の休止時間が生じなくなる。従って、
定時収集のロスタイムがなくなり、前記センタの収集シ
ステムの稼働効率を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すブロック図。
【図2】本発明の一実施例を示す監視制御装置MA3 
の詳細ブロック図。
【図3】本発明システムにおけるM装置およびB装置か
らの警報メッセージの詳細を示す図。
【図4】本発明システムにおけるコード変換の流れを説
明するための図。
【図5】本発明システムにおけるデータ変換の流れを説
明するための図。
【図6】本発明システムにおける障害情報受信画面の一
例を示す図。
【図7】本発明システムにおける障害情報テキストの一
例を示す図。
【図8】本発明システムにおけるMCのサイト設定画面
の一例を示す図。
【図9】本発明システムにおけるMCの構成例を示すブ
ロック図。
【図10】本発明システムにおけるMCのプログラム構
造図。
【図11】本発明システムの動作の一例を説明するため
のフローチャート。
【図12】従来のシステム構成例を示すブロック構成図
【符号の説明】
1…システム制御コンソール、 1a ,17B …デ
ィスプレイ、1b,17C …キーボード、1c,17
D …プリンタ、18,17E …ブザー、 2…ディ
ジタル交換機、 3…監視制御装置、 4…データ回線
終端装置(モデム)、 5…公衆回線接続端子、 6…
アラ―ム接点入力端子、 7…交換機(PBX)等接続
RS232−C ポート、 8…システム制御コンソー
ル接続RS232−C ポート、 9…データ回線終端
装置(モデム)接続用RS232−C ポート、10〜
12…被監視装置接続用のRS232−C ポート、1
3,321…制御信号出力(制御接点出力)、14…公
衆回線網、15,15′…公衆回線接続端子、16,1
6′…データ回線終端装置(モデム)、17…リモート
システムコンソール(MC)、301 …主制御CPU
、303 …アドレスデコーダ、304 …ROM、3
05 …S−RAM、306 〜308 …シリアル入
出力回路、309 ,312 …カウンタタイマ回路、
311 …通信モード設定スイッチ、310 …ウォッ
チドッグタイマ時間設定、312 ,313 …ボーレ
イトセレクト、314 …クロック源、315 …表示
部、316 …パラレル入出力回路、318 …DIイ
ンターフェイス、319 …アラーム接点入力信号、3
20 …制御接点出力回路、321 …制御接点出力信
号、322 …データ・アドレス・制御バス。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  各遠隔地の被監視装置に、その監視情
    報を収集して伝送する監視制御装置を設け、通信回線で
    センタの収集システムと繋ぎ、この収集システムでは定
    期的に前記監視制御装置を呼び出して前記収集した監視
    情報を転送させ、これを受け取って各被監視装置の監視
    を行うシステムにおいて、前記センタの収集システムに
    は複数ある監視制御装置それぞれより定期的に情報収集
    する時期を設定する手段と、時間情報を発生する時計手
    段と、この発生時間情報を参照して、前記設定された情
    報収集時期到来時に、順に各監視制御装置を呼び出して
    繋ぎ、収集情報を転送させるべく指令制御する伝送制御
    手段とを設けて構成することを特徴とする遠方監視シス
    テム。
JP343291A 1991-01-16 1991-01-16 遠方監視システム Pending JPH04242396A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002099718A (ja) * 2000-09-22 2002-04-05 Fujitsu Support & Service Kk 自動機監視装置
JP2003006177A (ja) * 1995-03-14 2003-01-10 Mitsubishi Electric Corp 分散共有メモリ監視装置、分散共有メモリネットワーク追跡装置および分散共有メモリネットワーク設定支援装置。
JP2018182567A (ja) * 2017-04-14 2018-11-15 株式会社東芝 監視システム、監視装置及び監視方法
JP2018534707A (ja) * 2015-10-21 2018-11-22 ベルデン ドイチュランド ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツングBelden Deutschland GmbH セレクタスイッチを備えた分配器モジュール

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