JP2003031945A - 配線基板、配線基板の製造方法、および、電気回路装置 - Google Patents

配線基板、配線基板の製造方法、および、電気回路装置

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JP2003031945A
JP2003031945A JP2001220389A JP2001220389A JP2003031945A JP 2003031945 A JP2003031945 A JP 2003031945A JP 2001220389 A JP2001220389 A JP 2001220389A JP 2001220389 A JP2001220389 A JP 2001220389A JP 2003031945 A JP2003031945 A JP 2003031945A
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Eiji Matsuzaki
永二 松崎
Takehiko Hasebe
健彦 長谷部
Nobuyuki Ushifusa
信之 牛房
Yoichi Abe
洋一 阿部
Naoki Matsushima
直樹 松嶋
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】導電性ビアの密度が大きく、しかも、配線密度
も大きな配線基板を提供する。 【解決手段】ベース基板1と、ベース基板1の表裏2つ
の主平面のうち少なくとも一方の主平面上に配置され
た、配線層および絶縁層を有する。ベース基板1には、
ベース基板1を厚さ方向に貫通する複数の開口部9が形
成され、開口部9には、1以上の導電性ビア3が配置さ
れている。複数の開口部9のうちの少なくとも一つに
は、2以上の導電性ビア3が配置されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ベース基板の上面
および下面のうちの少なくとも一方の面に、配線層と絶
縁層からなるビルドアップ層を有する配線基板に係わ
り、特に、ベース基板(コア基板)が導電性部材(たと
えば、金属部材)からなる配線基板とその製造方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】最近、半導体チップでは、内蔵している
集積回路素子(以下、ICと呼ぶことにする)の高密度化
が進み、動作速度も年々上昇している。
【0003】ICの高密度化に伴い、ICを搭載する配
線基板は、収容する配線の容量が増大し、配線のノイズ
対策が重要な問題となっている。現状、ビルドアッブ基
板等の多層配線基板においては、配線層の積層数を増大
させ、1層あたりの配線容量密度を低減すること、およ
び、層間へグランド層を形成することによってノイズ対
策を行っている。この結果、配線層の積層数が増加する
ため、製造工程が長くなり、また、製造技術も益々難し
くなるために、製造コストの上昇、製造歩留まり低下の
問題を引き起こしている。
【0004】また、 ICの高密度化によりICが発生
する熱量も増加するため、回路基板の放熱性改善、なら
びに、半導体チップ/回路基板間の熱膨張係数差に起因
する応力緩和がいずれも重要な課題となっている。これ
らの課題に対応できる基板として、ベース基板(コア基
板)として金属板を用いたメタルベース配線基板(メタ
ルコア配線基板)が期待されている。メタルベース配線
基板は、現在多く使われているガラス−エポキシ基板等
に比べて大きな熱放散性を示す他、機械的強度や耐熱性
に優れているという特徴がある。また、ベース基板材料
を適切に選択することにより、半導体チップとの熱膨張
係数差を小さくできる。たとえば、鉄とニッケルの合金
であるインバーやスーパーインバー、42アロイは4.
5×10 −1以下の熱膨張係数を有しているた
め、これらをベース基板材料として用いることにより、
Siチップとの熱膨張係数差を小さくすることができ
る。更に、特開平11−298104号公報によれば、
メタルベース基板は、平滑性に優れた基板を得ることが
できるため、配線の微細化が可能である。また、ベース
基板をグランド層として用いることにより、グランド層
形成プロセスを低減することができるため、工程短縮と
グランドの強化ができる。このように、メタルベース配
線基板は種々の利点を有する。
【0005】一方、ICの動作速度の上昇に伴い、半導
体チップ内部で発生するスイッチングノイズや信号線の
接続部での信号反射による特性劣化が問題となってい
る。スイッチングノイズの低減には、接地端子と電源端
子の間にデカップリングキャパシタを設置することが有
効であり、信号反射を抑制するためには、信号線上に終
端抵抗を設けることが有効である。このときデカップリ
ングキャパシタや終端抵抗は、ICのできるだけ近い場
所に設置するのが効果的であるため、これらをインター
ポーザ(半導体チップキャリア)に内蔵させることが開示
されている。たとえば、終端抵抗を内蔵させたインター
ポーザが、日立評論73(1991年)第41頁から48
頁において報告されている。また、デカップリングキャ
パシタを内蔵したインターポーザが、特開平6−318
672号公報や特開平8−148595号公報で提案さ
れている。また、デカップリングキャパシタと終端抵抗
を共に内蔵させたインターポーザが、特開平9−213
8359で提案されている。このようなインターポーザ
を用いることにより、各種ノイズの対策ができるばかり
ではなく、半導体チップの保護機能や接続端子のピッチ
変換機能が確保され、数々の経済的効果をもたらされ
る。具体的には、インターポーザを用いることにより半
導体チップが保護されるため、半導体チップの取り扱い
が容易になり、検査がしやすくなり、チップ選別のコス
ト上昇を抑制できる。また、インターポーザを用いるこ
とにより、接続端子のピッチ変換できるため、パッケー
ジング工程で用いる従来通りのインフラを用いて、検査
を行うことができるため、ベアチップ実装やフリップチ
ップ実装のインフラ整備にかかるコストと比較して、低
コストで検査を行うことができる。
【0006】また、このようなインターポーザを、上記
メタルベース配線基板を用いて構成することにより、メ
タルベース配線基板の長所を有するインターポーザが期
待できる。インターポーザは、一般的には上面側に半導
体チップを搭載するための接続端子を有し、下面側にイ
ンターポーザがマザーボード等の回路基板に搭載される
差異に用いられる接続端子を有する。このため、インタ
ーポーザとして、メタルベース配線基板を用いるために
は、メタルベース基板を突き抜けて上面側から下面側ま
で貫通する導電性ビアを設ける必要がある。メタルベー
ス配線基板に導電性ビアを形成するためには、一般的
に、(1)メタルベース基板への開口部の形成、(2)
該開口部への絶縁層充填、(3)該絶縁層へのスルーホ
ール形成、(4)該スルーホールへの導電性ビア形成、
の4工程を行う必要がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】メタルベース配線基板
として、メタルベース基板(コア基板)を貫通する導電
性ビアを形成する際に、形成可能な導電性ビアの密度
は、上記(1)の開口部の形成および上記(3)のスル
ーホール形成の各工程形成する開口部およびスルーホー
ルの加工寸法とその加工精度に依存する。そのため、メ
タルベース基板を貫通する導電性ビアを高密度化するた
めには、高精度加工方法を用いて、開口部及びスルーホ
ールのピッチと径を小さくする必要がある。しかしなが
ら、開口部のピッチと径を小さくすると、隣接する開口
部の距離は減少し、1層に形成できる配線の容量も減少
する。そのため、同じ容量の配線を有する配線基板を形
成しようとすると、配線層の積層数を増加させる必要が
ある。また、メタルベース基板を貫通する導電性ビアの
高密度化が進むと、導電性ビアの微細加工が必要となる
ため、従来のドリル加工やパンチ加工による対応が難し
くなり、レーザ加工を使用する必要が生じる。このレー
ザ加工による導電性ビアの加工は、順次加工を基本とす
るため、形成する導電性ビア数が増大すると加工時間も
長くなる。
【0008】以上述べたように、ICの高密度化に対応
するために、メタルベース配線基板の配線容量を大きく
し、メタルベース基板を貫通する導電性ビアの密度を大
きくしていくと、製造工程や製造時間が長くなり、その
製造に必要な技術の難易度も益々難しくなる傾向にな
る。そのため、製造コストが上昇し、製造歩留まりが低
下する問題があった。
【0009】本発明は、以上のことに鑑みてなされたも
のであり、導電性ビアの密度が大きく、しかも、配線密
度も大きな配線基板を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明によれば、以下のような配線基板が提供され
る。
【0011】すなわち、ベース基板と、該ベース基板の
表裏2つの主平面のうち少なくとも一方の主平面上に配
置された、配線層および絶縁層を有し、前記ベース基板
には、該ベース基板を厚さ方向に貫通する複数の開口部
が形成され、該開口部には、1以上の導電性ビアが配置
され、前記複数の開口部のうちの少なくとも一つには、
2以上の導電性ビアが配置されていることを特徴とする
配線基板である。
【0012】前記複数の開口部は、2以上のグループに
分けられ、前記グループごとに異なる数の導電性ビアが
配置されている構成にすることができる。
【0013】前記開口部の開口面積は、1.6mm
下とすることができる。
【0014】前記配線基板は、前記ベース基板の表裏2
つの主平面の少なくとも一方の主平面を薄膜保護層によ
って被覆する構成とすることができる。これにより、ベ
ース基板を製造プロセス雰囲気や使用環境から保護し、
ベース基板上に形成する絶縁層との密着力を強くするこ
とができる。薄膜保護層の材料としては、ベース基板と
それを被覆する絶縁層の材質に合わせて適切な材料を選
択して用いる。
【0015】前記薄膜保護層は、銅(Cu)、ニッケル
(Ni)、クロム(Cr)、金(Au)、白金(P
t)、タングステタン(W)、アルミニウム(Al)、
シリコン酸化物、アルミニウム酸化物、チタン酸化物、
の中から選択した材料により形成することができる。こ
れらの材料のいずれかを薄膜保護層として用いることに
より、ベース基板を製造プロセス雰囲気や使用環境から
保護し、ベース基板上に形成する絶縁層との密着力を強
くすることができる。また、これらの材料は、スパッタ
リング法等の物理的手法やCVD法に代表される化学蒸
着法、スピンコーティング法、ゾルーゲル法、印刷法等
の成膜手法により容易に形成できる。
【0016】前記ベース基板内に設けた前記開口部の中
に複数個の前記導電性ビアを形成する場合、各導電性ビ
アと前記ベース基板の距離をほぼ等しくすることができ
る。かかる構成によれば、ベース基板内に設けた開口部
内の各導電性ビアと配線層の接続が容易になり、配線基
板の製造歩留りを上げることができる。
【0017】前記導電性ビアは、銅(Cu)、ニッケル
(Ni)、クロム(Cr)、金(Au)、白金(P
t)、タングステタン(W)、アルミニウム(Al)、
の中から選択した材料もしくはその組み合わせにより形
成することができる。これにより、ベース基板の開口部
を充填した絶縁層との密着力が強く抵抗が低い導電性ビ
アを得ることができる。また、これらの材料は、めっき
法や化学蒸着法(CVD法)、印刷法等の手法によりス
ルーホール充填ができ、導電性ビアの形成に好適であ
る。
【0018】前記ベース基板は、タングステン(W)、
タンタル(Ta)、モリブデン(Mo)、ニッケル(N
i)、銅(Cu)、アルミニウム(Al)、あるいは、
少なくともニッケル(Ni)、クロム(Cr)、コバルト
(Co)、アルミニウム(Al)のいずれかを含む鉄(F
e)系合金や、該鉄(Fe)系合金に銅(Cu)クラッ
ドを施した鉄系複合材、の中から選択したものを用いる
ことができる。かかる構成によれば、研磨等によりベー
ス基板の表面を平滑にできるため、配線の微細化、およ
び、キャパシタや抵抗素子の形成、が可能になる。ま
た、W、Ta、MoはSiとの熱膨張係数差が小さく、
Si半導体チップとの接合信頼性を上げることができ
る。CuとAlは熱伝導率にも優れ、Alは配線基板の
軽量化にも寄与する。さらに、Fe系合金は、加工性に
優れたものとなるため、メタルベース基板内への導電性
ビア形成が容易になり、導電性ビアの微細化に有利であ
る。また、Fe系合金は、その組成により、熱膨張係数
を調整することができ、各種半導体チップとの熱膨張係
数差を小さくすることができる。
【0019】また、前記配線基板の表裏2つの主平面の
少なくとも一方の主平面に、前記ベース基板が電極の一
部を構成するキャパシタを有する構成にすることができ
る。これにより、等価直列抵抗の小さなキャパシタを内
蔵した配線基板が提供でき、これをデカップリングキャ
パシタに用いることにより、半導体装置(電子回路装
置)のスイッチングノイズを低減できる。
【0020】また、前記配線基板の前記ビルドアップ層
の中に、キャパシタ、あるいは/かつ、抵抗素子、ある
いは/かつ、インダクタンス素子を設けることも可能で
ある。かかる構成により、デカップリングキャパシタや
終端抵抗、フィルタを内蔵させた配線基板を提供でき
る。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照しながら本
発明の実施の形態を説明するが、本発明はこれらの実施
の形態に限定されるものではない。
【0022】(第1の実施の形態)まず、図1〜図6お
よび図12を参照にしながら、第1の実施の形態の配線
基板1000、2000について説明する。
【0023】配線基板1000は、導電性部材からなる
ベース基板1と、ベース基板1の上面および裏面にそれ
ぞれ配置された薄膜保護層4,41とを有する。ベース
基板1には、開口部9が設けられている。開口部9は、
第1絶縁層2により充填されている。また、ベース基板
1の上面側および裏面側は、絶縁層5,51でそれぞれ
覆われている。絶縁層5,51の上には導体パターン
6,61が配置されている。導体パターン6,61は、
絶縁層7,71で覆われている。絶縁層7,71には、
導体パターン6,61に達するスルーホール11a,1
1bが所望の位置に設けられている。スルーホール11
a,11bには、接続端子8,81が配置されている。
【0024】絶縁層5,51および絶縁層2には、これ
らを厚さ方向に貫くスルーホール10が設けられてい
る。スルーホール10は導電性材料で充填され、上面側
の導体パターン6と裏面側の導体パターン61とを接続
する導電性ビア3が形成されている。
【0025】このとき、開口部9は、図2(a),
(b)および図12(a),(b)のように所定の開口
形状を有し、ベース基板1に所定の間隔を開けて設けら
れている。開口部9の中には、1以上の導電性ビア3が
配置されている。図2(a)、図12(a)の例では、
開口部9の開口形状は正方形であり、図2(b)、図1
2(b)の例では、開口部9の開口形状は円形である。
そして、図2(a)、(b)では、各開口部9の内部に
それぞれ4本ずつの導電性ビア3が配置されている。図
12(a),(b)の例では、開口部9はグループ分け
され、グループ毎に1本から4本の導電性ビア3が配置
されている。導電性ビア3とベース基板1とは、第1絶
縁層2により分離され、接触しないように構成されてい
る。
【0026】本実施の形態の配線基板1000では、開
口部9の面積が0.002〜1.6mmの範囲になる
ように開口部9の大きさを設定している。これにより開
口部9の大きさを定めることにより、高調波YAGレー
ザを用いて、開口部9内の1〜4個のスルーホール10
を、各開口部9ごとに一度に形成できる。高調波YAG
レーザは、直径が0.05mm以下のスルーホール形成
に有効であり、本実施の形態ではスルーホール10の直
径を0.03mmに設定している。
【0027】図1(b)の配線基板2000は、ベース
基板1の裏面側の薄膜保護層41を備えていない点が図
1(a)の配線基板1000とは異なる。他の構成は、
配線基板1000と全く同じである。
【0028】本実施の形態の回路基板1000、200
0を、従来のメタルベース配線基板と比較してさらに説
明する。図11に従来のメタルベース配線基板のベース
基板1と、ベース基板1に設けた開口部9と導電性ビア
3との位置関係を示す。図11の各符号は図2(a)の
場合と同じである。図11の従来のメタルベース配線基
板では、ベース基板1内に所定形状(円形)の開口部9
が所定の間隔で設けられており、各開口部9の中には、
第1絶縁層2を介して1個の導電性ビア3が形成されて
いる。よって、図11の従来のメタルベース配線基板で
は、導電性ビア3が等ピッチで配置されている。半導体
パッケージでの接続端子ピッチは、日経マイクロデバイ
ス1998年8月号第66頁〜第77頁の解説によれ
ば、2004年までには、0.25mmまで高密度化す
ると予測されている。そこで、ここでは、従来のメタル
ベース配線基板のベース基板1にピッチa=0.25m
mの導電性ビア3を設ける場合について考えることにす
る。また、導電性ビア3の直径b=0.03mmとし、
ベース基板1とのクリアランスc=0.035mmとす
る。この場合、ベース基板1に設ける開口部9の直径d
=0.1mm、開口部9のピッチa’は導電性ビア3の
ピッチaと同じa’=0.25mm、隣接する開口部の
間隔e=0.15mmとなる。
【0029】これと同じ導電性ビア3の密度を、本実施
の形態による開口部9内に4本ずつの導電性ビア3を備
える配線基板1000、2000で実現すると以下のよ
うになる。ただし、導電性ビア3の直径b=0.03m
m、ベース基板1とのクリアランスc=0.035mm
とする。ベース基板1に形成する開口部9の形状を、図
2(a)に示すような正方形にすると、開口部9の一辺
の長さf=0.2mm、開口部9のピッチg=0.5m
m、開口部9内に形成する導電性ビア3のピッチh=
0.1mmとすればよい。また、ベース基板1に形成す
る開口部9の形状を図2(b)に示すような円形にする
場合、開口部9の直径i=0.2mm、開口部9のピッ
チj=0.5mm、開口部9内に形成する導電性ビア3
とのピッチk=0.071mm(すなわち、対角線上で
隣接する導電性ビアのピッチl=0.1mm)とすれば
よい。この結果、配線基板1000、2000の場合、
ベース基板1内に形成する開口部9の形状が正方形であ
っても円形であっても、ベース基板1内で隣接する開口
部9の間隔m=0.3mmとなり、従来の図11の回路
基板の隣接する開口部の間隔e=0.15mmであるの
と比較して倍の間隔にすることができる。
【0030】以上のことから、導電性ビア3の密度を等
しくするという条件で、従来のメタルベース配線基板と
本実施の形態の配線基板1000、2000を比較する
と、本実施の形態の配線基板1000、2000には、
次のような利点がある。
【0031】(1)配線基板1000,2000は、ベ
ース基板1に設ける開口部9の間隔mが従来のメタルベ
ース配線基板1の開口部9の間隔eより広くすることが
できる。これにより、ベース基板1の面積に占める開口
部9の開口面積の割合が小さくなるため、従来のメタル
ベース配線基板に比べて、配線基板1000,2000
はベース基板1上に形成できる導体パターン6(配線)
の容量を大きくできる。
【0032】(2)図11の従来のメタルベース配線基
板において、ベース基板1にピッチa=0.25mmで
直径b=0.03mmの導電性ビアをベース基板1との
クリアランスc=0.035mmとして形成する場合、
ベース基板1には、ピッチa’=0.25mmで直径d
=0.1mmの開口部9を、開口部9内の第1絶縁層2
には、ピッチa=0.25mmで直径b=0.03mm
のスルーホール10を形成する必要がある。この場合、
直径bが0.05以下のスルーホールを形成するには、
現状の加工技術では、高調波YAGレーザ等による加工
が必要となるため、ピッチが0.25mmで隣接するス
ルーホール10を同時形成することはできない。そのた
め、図11の従来のメタルベース配線基板の場合には、
スルーホール10を一つずつレーザ加工する必要があ
る。また、図11の従来のメタルベース配線基板は、開
口部9の径d=0.1mmと小さいため、フォトエッチ
ング等ですべての開口部9を一度に形成することは困難
であり、レーザー加工による順次形成で対応するしかな
い。それに対し、本実施の形態の配線基板1000,2
000では、ベース基板1に設ける開口部9の一辺の長
さf=0.2mmの正方形、あるいは、直径i=0.2
mmの円形とでき、ピッチj=0.5mmとすることが
できるため、すべての開口部9をフォトエッチング等に
より一度に形成することが可能である。また、4個の導
電性ビア3が1.6mm以下の範囲内で隣接して存在
するため、高調波YAGレーザのレーザビームを4つの
ビーム分割して一度に照射することが可能であり、4個
の導電性ビア3のスルーホール10を同時形成できる。
これにより、従来のメタルベース配線基板と比較する
と、配線基板1000,2000の場合、ベース基板1
に開口部9を形成する工程と、導電性ビア3のスルーホ
ール10を第1絶縁層に形成する工程において、製造工
程を大幅に短縮できる。
【0033】このように、本実施の形態の配線基板10
00,2000は、ベース基板1を貫通する導電性ビア
3の高密度化を達成しながら、ベース基板1上に形成で
きる導体パターン(配線)6の容量を増大させることが
でき、また、その製造工程を大幅に短縮できる。
【0034】なお、図2(a)、(b)は、ベース基板
1に設けた開口部9ごとに4個の導電性ビア3を形成す
る場合について説明したが、この数に限定されるもので
はなく、図12(a)、(b)のように、1〜4個の任
意の数にすることができる。また、開口部9のみを設
け、導電性ビア3を配置しないことも可能である。な
お、クロストークノイズを防止するために、導電性ビア
3の属性、すなわち導電性ビア3を電源線、グランド
線、信号線のいずれに用いるかに応じて、開口部9に配
置する導電性ビア3の数を定めることが望ましい。これ
を図13を用いて説明する。開口部9に配置する導電性
ビア3が1個である場合には、その導電性ビア3を信号
線、接地線、電源線のいずれに用いることもできる。開
口部9に配置する導電性ビア3が2個である場合には、
ペア配線(信号線と接地線)、電源配線(電源線と接地
線)、電源配線/信号配線の混載(電源線と信号線)、
もしくは、動作周波数が低くクロストークが問題となら
ない低周波信号配線2個に用いることができる。また、
開口部9に配置する導電性ビア3が3個である場合に
は、電源線と接地線と信号線の組み合わせ、信号線2個
と接地線(または電源線)の組み合わせ、動作周波数が
低くクロストークが問題とならない低周波信号線3個の
組み合わせに用いることができる。また、開口部9に配
置する導電性ビア3が4個以上である場合には、1個以
上の信号線と1個以上の電源線あるいは接地線との組み
合わせ、1個以上のペア配線(信号線と接地線)と1個
以上の電源線あるいは接地線との組み合わせ、もしく
は、動作周波数が低くクロストークが問題とならない低
周波信号線4個以上の組み合わせに用いることができ
る。このように、予め定めた組み合わせに導電性ビア3
を用いることにより、クロストークノイズを低減できる
ため、開口部9に複数の導電性ビア3を配置でき、ベー
ス基板1上で占める導電性ビア3の面積を減らすことが
できる。これにより、ベース基板1上に形成できる導体
パターン(配線)6の容量を増大させることができる。
【0035】上述のように、本実施の形態では、開口部
9の面積を0.002〜1.6mm と設定することに
よって、レーザビーム加工によるスルーホール複数個の
同時形成を可能にしている。この理由を以下に述べる。
直径が0.05mm以下のスルーホール10の形成に用
いられる高調波YAGレーザのビーム径は、通常2mm
程度である。レーザビームの強度は、ビームの中心から
20〜40%の範囲ではほぼ同じ強度を有するが、その
外側では急激に弱くなり、加工速度が低下していく。そ
こで本発明では、ビーム強度にほぼ比例する加工速度
が、中心部の1/2の範囲までを使用可能な範囲である
とし、しかも、形成されるスルーホール径や断面構造が
ほぼ同じであるという条件を満たすビーム径を実験によ
り探した。実験の結果、ビーム径の約70%以内の範
囲、すなわち、ビーム径2mmの場合、径が1.5mm
の範囲内において満足することが分かった。したがっ
て、径1.5mmの範囲内の位置するスルーホール10
であれば、レーザビームをスルーホールの数と同じ数の
開口を有する遮蔽部材等を通過させることによりマルチ
ビームに整形して照射することにより、複数個のスルー
ホールのほぼ一様に同時加工が可能になる。これらのこ
とから、本実施の形態では、開口部9の面積を前記ビー
ムの照射面積にほぼ対応する1.6mmの範囲内と定
めた。なお、開口部9の形状は円形に限らず、ビーム径
約1.5mmより内側に入っていればどのような形状で
あっても差し支えない。
【0036】ベース基板1を構成する導電性部材として
は、形成する配線の容量を大きくするためにも、表面を
平滑・平坦にでき、また、配線基板製造工程の熱処理に
よる寸法変化が少ないものがものが好ましい。このよう
な材料として、少なくともニッケル(Ni)、クロム(C
r)、コバルト(Co)、アルミニウム(Al)のいずれか
を含む鉄(Fe)系合金や該鉄(Fe)系合金に銅(C
u)クラッドを施した鉄系複合材、あるいは、タングス
テン(W)、ニッケル(Ni)、モリブデン(Mo)、
タンタル(Ta)、銅(Cu)、アルミニウム(A
l)、等の金属を上げることができる。 W、Ni、M
o、Ta、Fe系合金は1000℃以上の融点を有する
ため、厚膜ペーストによる配線パターンやキャパシタ等
を形成することができる。また、W、Ta、MoはSi
との熱膨張係数差が小さく、Si系半導体チップとの接
合信頼性を上げることができる。CuとAlは熱伝導率
にも優れ、Alは配線基板の軽量化にも寄与する。Fe
系合金は、加工性に優れているため、メタルベース基板
への導電性ビア形成が容易となり、導電性ビアの微細化
に有利である。更に、 Fe系合金の場合、その組成に
より、熱膨張係数を調整できるため、各種半導体チップ
との熱膨張係数差を小さくすることができる。
【0037】導電性ビア3を構成する導電性部材として
は、ベース基板1の開口部9を充填する第1絶縁層2と
の密着力が強く、抵抗が低いものが望ましい。また、ス
ルーホール内部への成膜が可能であることも重要であ
る。このような材料として、銅(Cu)、ニッケル(N
i)、クロム(Cr)、金(Au)、白金(Pt)、タ
ングステタン(W)、アルミニウム(Al)、等を上げ
ることができ、これらの中から材料を選択し、これらの
材料の組み合わせて用いることが望ましい。
【0038】絶縁層2,5,51,7,71としては、
有機絶縁樹脂や無機絶縁材料により形成することができ
る。
【0039】配線基板1000では、ベース基板1の表
裏2つの主平面上に薄膜保護層4、41が形成され、配
線基板2000では、表側の主平面のみに薄膜保護層4
が形成されている。この薄膜保護層4、41は、ベース
基板1を製造プロセスから保護し、ベース基板1と第1
絶縁層5、51との密着性を改善するために設けるもの
である。従って、薄膜保護層4、41としては、ベース
基板1との密着性や耐環境性、耐熱性に優れた材料であ
ることが望ましい。また、ベース基板1への成膜が容易
であることも望ましい。このような材料として、Cu、
Ni、Cr、Au、Pt、W、Al、シリコン酸化物、
アルミニウム酸化物、チタン酸化物、等の材料を用いる
ことができる。これらの中から、ベース基板1、第2絶
縁層5、51、製造プロセス、配線基板の使用環境、等
を考えて薄膜保護層4、41を選択すれば良い。ただ
し、シリコン酸化物、アルミニウム酸化物、チタン酸化
物、等の無機絶縁材料を選択した場合、電気的導通を確
保するため、導電性ビア3が通過する位置の薄膜保護層
4、41を取り除く必要がある。
【0040】次に、図1(a)に示した回路基板100
0の製造方法を図3(a)〜(d)と図4(a)〜
(d)を参照にしながら説明する。
【0041】図3(a):ベース基板1の準備 所望の大きさに切り出した42アロイ等の導電性部材の
表面研磨を行うことにより、その表面を平滑にし、ベー
ス基板1とする。次いで、ベース基板1の脱脂処理、中
性洗剤やアルカリ洗剤を用いて洗浄を行い、表面を清浄
にする。
【0042】図3(b):薄膜保護層4,41の形成 スパッタリング法等により、ベース基板1の表裏2つの
主平面上にCr等の金属膜を形成し、薄膜保護層4、4
1とする。薄膜保護層4、41の膜厚はベース基板1を
保護でき、密着強度を確保できる厚さとする。例えば、
100〜200nmとすることができる。
【0043】図3(c):ベース基板1への開口部9の
形成 フォトエッチング法を用いて、ベース基板1に開口部9
を形成する。この場合、すべての開口部を一度に形成す
ることができる。
【0044】図3(d):第1絶縁層2の充填および第
2絶縁層5,51の形成 真空ホットプレス法等の手法を用いてプリプレグ等の有
機絶縁シートをベース基板1の表裏2つの主平面に貼り
付け、開口部9に第1絶縁層2を充填するとともに、表
裏2つの主平面上に第2絶縁層5,51を形成する。な
お、有機絶縁樹脂としてはプリプレグに限定されるもの
ではなく、その他の材料を用いても良く、液状あるいは
ペースト状の絶縁材料をディップ法や印刷法、スプレー
塗布、転写法等、別の手法を用いて形成しても差し支え
ない。また、第1絶縁層2の開口部9への充填と第2絶
縁層5,51の形成を別々の工程で行っても構わない。
【0045】以下、図4を参照にしながら説明する。
【0046】図4(a):絶縁層2,5,51へのスル
ーホール10の形成 高調波YAGレーザを照射することにより、第2絶縁層
5、51と開口部9内の第1絶縁層2を貫通するスルー
ホール10を形成する。この場合、YAGレーザビーム
をアパーチャを使ってマルチビームに変換し、開口部9
内のスルーホール10を開口部9ごとに同時に形成す
る。
【0047】図4(b):導電性ビア3と導体パターン
6、61の形成 めっき法等により、スルーホール10内にCu等の導電
性部材を充填して導電性ビア3を形成し、更に、第2絶
縁層4、41の表面にCu等の導電性薄膜を形成する。
次いで、フォトエッチング法等、周知の手法により前記
導電性薄膜のパターン分離を行い、導体パターン6、6
1を形成する。なおここでは、導電性部材としてCuを
選択し、めっき法により成膜することにより、スルーホ
ール10への導電性部材の充填と第2絶縁層4、41上
への導電性薄膜の成膜を同一工程で行っているが、これ
に限定されるものではない。また、スルーホール10へ
の導電性部材の充填と第2絶縁層4、41上への導電性
薄膜の成膜を別々の工程で行っても差し支えない。
【0048】図4(c):第3絶縁層7,71の形成 スピン塗布法などの手法により有機系絶縁樹脂を塗布
し、乾燥、硬化を行って第3絶縁層7、71を成膜す
る。次いで、フォトエッチング法等の手法によりスルー
ホール11a、11b、を形成する。なお、この場合、
有機系絶縁樹脂として感光性材料を用いると、塗布、乾
燥、露光、現像、硬化の各工程により、スルーホール1
1a、11bを有する第3絶縁層7、71を形成するこ
とができ、工程簡略に寄与できる。
【0049】図4(d):接続端子8,81の形成 配線基板と半導体素子等との接続手法に適合した材料を
スパッタ法や真空蒸着法、めっき法等の周知の成膜手法
により成膜し、フォトエッチング法等の周知の手法によ
りパターン分離を行い、接続端子8、81を形成する。
接続端子メタライズに用いる材料は接続手法によって選
択することになるが、はんだ接続を前提にする場合に
は、 Au/Ni/Cr積層膜やNi−Cu/Cr積層
膜等を用いることことが好ましい。ここで、A/BはB
の上層膜として、Aが積層されていることを示してい
る。
【0050】以上で、図1(a)に示した配線基板10
00が完成する。
【0051】次に、図1(b)に示した回路基板200
0の製造方法を図5(a)〜(e)と図6(a)〜
(e)を参照にしながら説明する。
【0052】図5(a):ベース基板1の準備及び薄膜
保護層4,41の形成 図3(a),(b)に示した工程と同様に、表裏2つの
主平面上に薄膜保護層4、41を形成したベース基板1
を準備する。
【0053】図5(b):ベース基板1への開口部9の
形成 フォトエッチング法を用いて、ベース基板1の中に開口
部9を形成する。この場合にも、すべての開口部9を一
度に形成するが、開口部9はベース基板1を貫通してい
ない。この点が、図3(c)に示した配線基板1000
の製造工程とは異なる。
【0054】図5(c):第1絶縁層2の充填および第
1主平面側の第2絶縁層5の形成 真空ホットプレス法等の手法を用いてプリプレグ等の有
機絶縁シートをベース基板1の第1の主平面側に貼り付
け、開口部9に第1絶縁層2を充填するとともに、ベー
ス基板1の第1の主平面側に第2絶縁層5を形成する。
なお、有機絶縁樹脂としてはプリプレグに限定されるも
のではなく、その他の材料を用いても差し支えなく、液
状あるいはペースト状の絶縁材料をディップ法や印刷
法、スプレー塗布、転写法等、別の手法を用いて形成し
ても差し支えない。また、開口部9への第1絶縁層2の
充填と第2絶縁層5の形成を別々の工程で行っても良
い。
【0055】図5(d):第1の主平面側第2絶縁層5
へのスルーホール10の形成 高調波YAGレーザを用いた加工によって、第2絶縁層
5と開口部9内の第1絶縁層2を貫通し、ベース基板1
に達するスルーホール10を形成する。これにより、ス
ルーホール10の底面にはベース基板1の一部が露出し
ている。この場合、YAGレーザビームをアパーチャを
使ってマルチビームに変換し、ベース基板1の開口部9
内に複数個のスルーホール10を開口部9ごとに同時形
成する。
【0056】図5(e):導電性ビア3と第1の主平面
側導体パターン6の形成 電界めっき法等により、スルーホール10の内部にCu
等の導電性部材を充填して導電性ビア3を形成し、更
に、第1の主平面側第2絶縁層4の表面にCu等からな
る導電性薄膜を形成する。次いで、フォトエッチング法
等、周知の手法により前記導電性薄膜のパターン分離を
行うことにより、導体パターン6を形成する。なおここ
では、めっき法によりCu膜を成膜することにより、ス
ルーホール10への導電性部材の充填と第2絶縁層4上
への導電性薄膜の成膜を同一工程で行っているが、これ
に限定されるものではない。また、導電性部材をスルー
ホール10内部に充填する工程と第2絶縁層4上に導電
性薄膜を成膜する工程を分離しても差し支えない。さら
に、第1の主平面側の第2絶縁層4上に形成した導電性
薄膜のパターン分離を、第2の主平面側の導体パターン
61を形成する工程において行っても構わない。
【0057】以下、図6(a)〜(e)を参照にしなが
ら説明する。
【0058】図6(a):ベース基板1の第2の主平面
側除去 導体パターン6を形成した第1の主平面側を保護しなが
ら、エッチングや研磨等、周知の手法を用いてベース基
板1の第2の主平面側の部分を除去し、導電性ビア3と
第1絶縁層2を第2の主平面側に露出させる。次いで、
平滑化と洗浄を行い、新たな第2の主平面を清浄にす
る。
【0059】図6(b):第2の主平面上への第2絶縁
層51の形成 図5(c)の工程と同様に、真空ホットプレス法等の手
法を用いてプリプレグ等の有機絶縁シートをベース基板
1の第2の主平面側に貼り付け、有機絶縁膜からなる絶
縁層51を形成する。この場合にも、有機絶縁材料とし
てプリプレグに限定されるものではなく、その他の材料
を用いても良く、液状(あるいはペースト状)の絶縁材
料をディップ法や印刷法、スプレー塗布、転写法等、別
の手法を用いて形成しても差し支えない。次いで、図5
(d)の工程と同様に、高調波YAGレーザを用いた加
工によって、第2の主平面側の第2絶縁層51にスルー
ホール12を形成し、導電性ビア3を露出させる。この
場合にも、YAGレーザビームをアパーチャを使ってマ
ルチビームに変換し、開口部9内の複数のスルーホール
12を同時に形成する。
【0060】図6(c):第2主平面側の導体パターン
61の形成 スパッタリング法、めっき法、化学蒸着法(CVD法
等)、ゾルゲル法、等の周知の手法を用いて第2の主平
面上にCu等の導電性薄膜を成膜し、次いで、フォトエ
ッチング法等、周知の手法を用いて導電性薄膜のパター
ン分離を行う。これにより、第2主平面側の導体パター
ン61が形成される。なお、この工程において、第1の
主平面側の導体パターン6を形成するためのパターン分
離を行っても差し支えない。
【0061】図6(d):第3絶縁層7,71の形成:
表裏2つの主平面上に、スピン塗布法や印刷法等の周
知の手法により有機系絶縁樹脂を塗布し、乾燥、硬化を
行って絶縁層7、71を成膜する。次いで、フォトエッ
チング法やレーザ加工法等の周知の手法によりスルーホ
ール11a、11bを形成する。この場合、図5(c)
の工程と同様に、真空ホットプレス法等の手法を用いて
プリプレグ等の有機絶縁シートを貼り付けても良いし、
有機系絶縁樹脂として感光性材料を用い、塗布、乾燥、
露光、現像、硬化の各工程により形成しても差し支えな
い。
【0062】図6(e):接続端子8,81の形成 配線基板と半導体素子等との接続手法に適合した材料を
スパッタ法や真空蒸着法、めっき法等の周知の成膜手法
により成膜し、フォトエッチング法等の周知の手法によ
りパターン分離を行い、接続端子8、81を形成する。
接続端子メタライズに用いる材料は接続手法によって選
択することになるが、はんだ接続を前提にする場合に
は、 Au/Ni/Cr積層膜やNi−Cu/Cr積層
膜等を用いることことが好ましい。ここで、A/BはB
の上層膜として、Aが積層されていることを示してい
る。以上で、図1(b)に示した配線基板2000が完
成する。
【0063】上述してきた第1の実施の形態によれば、
第1の主平面側の端子8に半導体チップ(図示せず)や
個別電子部品(図示せず)を搭載し、第2の主平面側の
端子81を別の配線基板(図示せず)に接続することに
より、本発明による配線基板をインターポーザとして使
うことができる。またここでは、接続端子8、81は、
接続端子メタライズの段階で止まっているが、この上に
半田バンプ等の半田を設けておくことも可能である。こ
のように半田をもうけておくことにより、本発明による
配線基板と別の配線基板(図示せず)や半導体チップ(図
示せず)と半田接合する上で有効である。
【0064】(第2の実施の形態)本発明の第2の実施
の形態の配線基板3000を図7を用いて説明する。
【0065】配線基板3000は、第1の実施の形態の
配線基板1000と似た構成であるが、導電性ビア3の
構造に違いがある。すなわち、配線基板3000では、
第1絶縁層2に設けられたスルーホール10内部の側壁
にのみ導電性部材が形成され、導電性部材がスルーホー
ル10の芯の部分にまで充填されていない点である。ス
ルーホール10の芯の部分には、第4絶縁層13が充填
されている。これにより、導電性ビア3の表面積は、第
1の実施の形態に比べて大きくなるため、取り扱う信号
の周波数が高くなって表皮効果の影響が問題になる場合
であっても、伝送特性劣化を防止することができる。
【0066】導電性ビア3を図7のような構造に製造す
るためには、配線基板1000の製造工程の図4(b)
や配線基板2000の製造工程の図5(e)において、
スルーホール10の内部にCu等の導電性部材を充填す
る際に、めっき法を用いることにより、容易に実現でき
る。これ以外の構造や製造方法、第1の実施の形態と同
じである。従って、第2の実施の形態においても、本発
明の適用により、第1の実施の形態の場合と同じ効果を
得ることができる。
【0067】(第3の実施の形態)本発明の第3の実施
の形態の配線基板4000を図8を用いて説明する。
【0068】図8の配線基板4000では、ベース基板
1を、絶縁体14を2枚の導電性部材1a、1bで挟ん
だ積層構造としている。この点が、第1の実施の形態の
配線基板1000と異なる所である。これ以外の構造や
製造方法は、配線基板1000と同じである。従って、
第3の実施の形態においても、第1の実施の形態の場合
と同じ効果を得ることができる。
【0069】また、本実施の形態の図8の配線基板40
00の場合、ベース基板1を構成する導電性部材1a、
1bをパターン化して配線回路の一部として用いること
ができる。例えば、ベース基板1を構成する導電性部材
の少なくとも一方の導電性部材(例えば1a)をパター
ン化し、ベース基板1を構成する2枚の導電性部材1
a、1bを電極、絶縁体14を誘電体とすることによ
り、キャパシタを構成することができる。かかる構成に
よれば、ベース基板1を構成する2枚の導電性部材の一
方(例えば1a)を電源端子、他方(例えば1b)を接
地端子に接続することにより、キャパシタ14をデカッ
プリングキャパシタとして用いることができる。そし
て、配線基板4000の第1の主平面側の接続端子8に
半導体チップ(図示せず)や個別電子部品(図示せず)
を搭載し、第2の主平面側の接続端子81を別の配線基
板(図示せず)に接続することにより、デカップリング
キャパシタを内蔵したインターポーザとして使用できる
ため、スイッチングノイズを低減できる電子装置を提供
できる。
【0070】(第4の実施の形態)本発明の第4の実施
の形態の配線基板5000を図9を用いて説明する。
【0071】図9の配線基板5000は、図1の配線基
板1000にキャパシタ素子15を内蔵させた例であ
る。薄膜保護層4の上には、誘電体層150、上部電極
151が積層されている。キャパシタ15の下部電極1
51は、ベース基板1と薄膜保護層4、41から構成さ
れている。その他の符号は、図1〜図8の配線基板の場
合と同じである。本実施の形態の場合、薄膜保護層4、
41は、導電性部材により形成する。
【0072】図9の配線基板5000は、基本構造や基
本的な製造工程は、配線基板1000と同じであり、本
実施の形態においても、本発明の適用により、第1の実
施の形態と同じ効果を得ることができる。
【0073】また、本実施の形態では、導電性部材から
なるベース基板1をキャパシタ15の一方の電極151
の一部としている。そのため、キャパシタ15の下部電
極となる電極151の等価直列抵抗を低くできる。ま
た、本発明の適用により、ベース基板1内に占める開口
部9の割合が小さくなるため、キャパシタ15の容量を
大きくできる。従って、本実施の形態によれば、高密度
実装を可能にしながら、等価直列抵抗が低く、容量の高
いキャパシタを内蔵させた配線基板を提供できる。そし
て、第1の主平面側の接続端子8に半導体チップ(図示
せず)や個別電子部品(図示せず)を搭載し、第2の主
平面側の接続端子81を別の配線基板(図示せず)に接
続することにより、等価直列抵抗が低く、容量の高いキ
ャパシタ15を内蔵したインターポーザとして使用でき
るため、スイッチングノイズを低減できる電子装置を提
供できる。
【0074】なお、本実施の形態を示す配線基板500
0を製造するには、キャパシタ15を最初に形成し、そ
の後に、配線基板1000の製造方法を用いることによ
り、ベース基板1を貫通する導電性ビア3を形成すれば
よい。また、キャパシタを内蔵させる配線基板として第
1の実施の形態で示した配線基板1000を用いている
が、これに限定されるものではなく、配線基板2000
や配線基板3000等を用いることももちろん可能であ
る。
【0075】(第5の実施の形態)本発明の第5の実施
の形態の配線基板6000を図10を用いて説明する。
【0076】図10の配線基板6000は、第1の実施
の形態で示した配線基板1000の導体パターン6,6
1と絶縁層7との間に、ビルドアップ層からなる多層配
線部16、161を配置したものである。多層配線基板
16,161の回路構成を導体パターン6,61の間隔
を所望の間隔に変換する構成とすることにより、接続端
子8,81を半導体素子等の端子間隔に合わせて所望の
間隔にすることができる。多層配線部16,161とし
てテスト回路等を含む構成にすることもできる。また、
多層配線部16、161の中には、キャパシタや抵抗素
子、インダクタンス素子を、必要に応じて内蔵させるこ
ともできる。
【0077】配線基板6000は、第1の実施の形態の
配線基板1000と多層配線部16、161が一体化し
て形成されているため、本実施の形態においても、第1
の実施の形態で得られた効果が得られる。
【0078】配線基板6000の場合にも、第1の主平
面側の接続端子8に半導体チップ(図示せず)や個別電
子部品(図示せず)を搭載し、第2の主平面側の接続端
子81を別の配線基板(図示せず)に接続することによ
り、インターポーザとして使用できる。そして、多層配
線部16、161を設けたことにより、接続端子ピッチ
の変換機能や検査機能等を付与できる。
【0079】なお、多層配線部16、161と一体化す
る配線基板として第1の実施の形態で示した配線基板1
000を用いているが、これに限定されるものではな
い。
【0080】
【発明の効果】上述してきたように、本発明によれば、
導電性ビアの密度が大きく、しかも、配線密度も大きな
配線基板を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の(a)配線基板1
000の断面図、(b)配線基板2000の断面図。
【図2】(a)および(b)本発明の第1の実施の形態
の配線基板のベース基板内の開口部9の形状と導電性ビ
ア3の配置の一例をそれぞれ示す説明図。
【図3】(a)〜(d)本発明の第1の実施の形態の配
線基板1000の製造工程の流れを示す断面図。
【図4】(a)〜(d)本発明の第1の実施の形態の配
線基板1000の製造工程の流れを示す断面図。
【図5】(a)〜(e)本発明の第1の実施の形態の配
線基板2000の製造工程の流れを示す断面図。
【図6】(a)〜(e)本発明の第1の実施の形態の配
線基板2000の製造工程の流れを示す断面図。
【図7】本発明の第2の実施の形態の配線基板3000
の断面図。
【図8】本発明の第3の実施の形態の配線基板4000
の断面図。
【図9】本発明の第4の実施の形態の配線基板5000
の断面図。
【図10】本発明の第5の実施の形態の配線基板600
0の断面図。
【図11】従来のメタルベース配線基板のベース基板内
に設けた開口部9とベース基板を貫通する導電性ビア3
の位置関係を示す説明図。
【図12】(a)および(b)本発明の第1の実施の形
態の配線基板のベース基板内の開口部9の形状と導電性
ビア3の配置の一例をそれぞれ示す説明図。
【図13】本発明の第1の実施の形態の配線基板のベー
ス基板内の一つの開口部9内に配置する導電性ビア3の
数と、導電性ビア3の望ましい属性との関係を示す説明
図。
【符号の説明】
1000,2000,3000,4000,5000…
配線基板、1…ベース基板、1a,1b…ベース基板1
を構成する導電性部材、2,5,7,13,51,71
…絶縁層、3…導電性ビア,、4,41…薄膜保護層、
6,61…導体パターン 、8,81…接続端子、9…ベ
ース基板1に設けた開口部、10, 11a,11b,
12…スルーホール、14…絶縁体、15…キャパシ
タ、151,152…キャパシタ15の電極、16,1
61…多層配線部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 牛房 信之 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所生産技術研究所内 (72)発明者 阿部 洋一 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所生産技術研究所内 (72)発明者 松嶋 直樹 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所生産技術研究所内 Fターム(参考) 5E346 AA03 AA12 AA15 AA43 CC02 CC08 CC16 CC32 DD12 DD13 DD23 DD32 DD44 EE33 FF07 FF13 GG15 GG17 GG22 GG28 HH03 HH25

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ベース基板と、該ベース基板の表裏2つの
    主平面のうち少なくとも一方の主平面上に配置された、
    配線層および絶縁層を有し、 前記ベース基板には、該ベース基板を厚さ方向に貫通す
    る複数の開口部が形成され、該開口部には、1以上の導
    電性ビアが配置され、 前記複数の開口部のうちの少なくとも一つには、2以上
    の導電性ビアが配置されていることを特徴とする配線基
    板。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の配線基板において、前記
    複数の開口部は、2以上のグループに分けられ、前記グ
    ループごとに異なる数の導電性ビアが配置されているこ
    とを特徴とする配線基板。
  3. 【請求項3】請求項1または2に記載の配線基板におい
    て、前記開口部の開口面積は、1.6mm以下である
    ことを特徴とする配線基板。
  4. 【請求項4】配線基板と、前記配線基板上に搭載された
    半導体素子とを有する電子回路装置であって、 前記配線基板は、ベース基板と、該ベース基板の表裏2
    つの主平面のうち少なくとも一方の主平面上に配置され
    た、配線層および絶縁層を有し、 前記ベース基板には、該ベース基板を厚さ方向に貫通す
    る複数の開口部が形成され、該開口部には、1以上の導
    電性ビアが配置され、 前記複数の開口部のうちの少なくとも一つには、2以上
    の導電性ビアが配置されていることを特徴とする電子回
    路装置。
  5. 【請求項5】ベース基板に複数の開口部を形成した後、
    前記開口部に絶縁材料を充填する工程と、 前記開口部に複数のビームに分割されたレーザビームを
    照射することにより、前記開口部の前記絶縁材料に複数
    のスルーホールを一度に形成する工程と、 前記スルーホールに導電体材料を充填することにより、
    導電性ビアを形成する工程とを有することを特徴とする
    配線基板の製造方法。
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