JP2003031782A - 固体撮像装置およびその製造方法 - Google Patents

固体撮像装置およびその製造方法

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JP2003031782A JP2001210518A JP2001210518A JP2003031782A JP 2003031782 A JP2003031782 A JP 2003031782A JP 2001210518 A JP2001210518 A JP 2001210518A JP 2001210518 A JP2001210518 A JP 2001210518A JP 2003031782 A JP2003031782 A JP 2003031782A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 イメージセンサチップをパッケージングして
固体撮像装置を得るにあたっては、固体撮像装置の用途
の拡大に伴って、低コスト化および薄型化が望まれるよ
うになってきているが、薄型の固体撮像装置を低コスト
の下に得ることが容易なパッケージング法は未だ開発さ
れていない。 【解決手段】 平面視上の形状が矩形の半導体基板の一
表面に形成された多数個の光電変換素子と、これら多数
個の光電変換素子の上方に配置されたレンズ体と、前記
半導体基板上に配置された複数個のパッドを介して外部
から供給される駆動信号によって動作して、前記光電変
換素子の各々に蓄積された電荷に基づいて画素信号を生
成することができる画素信号生成部とを有するたイメー
ジセンサチップをパッケージングするに当たって、前記
レンズ体よりも低い屈折率を有する物質によって前記レ
ンズ体上に低屈折率層を形成し、前記半導体基板の長手
方向の端部と平面視上ほぼ重なる端部を有する透明板
を、前記パッドの各々は露出させ、前記レンズ体は覆う
ようにして前記低屈折率層上に配置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明属する技術分野】本発明は、イメージセンサチッ
プと、このイメージセンサチップ上に固着された透明板
とを有する固体撮像装置およびその製造方法に関する。
【0002】本明細書においては、パッケージングされ
たイメージセンサチップ(固体撮像素子)を「固体撮像
装置」と称する。
【0003】
【従来の技術】今日では、複写機、ファクシミリ、イメ
ージスキャナ、バーコードリーダ、ビデオカメラ、デジ
タルスチルカメラ等、種々の撮像装置で、固体撮像装置
が利用されている。
【0004】固体撮像装置に使用されるイメージセンサ
チップは、半導体基板の一表面に形成された多数個の光
電変換素子と、これらの光電変換素子に蓄積された電荷
に基づいて画素信号を生成することができる画素信号生
成部とを有する。
【0005】光電変換素子は一般にフォトダイオードに
よって構成される。画素信号生成部は、その構成によっ
て2つのタイプに大別することができる。
【0006】1つは、CCD型のイメージセンサチップ
での画素信号生成部のように、光電変換素子に蓄積され
た電荷をCCDによって構成される1つまたは2つの電
荷転送素子によって出力回路部まで転送し、この出力回
路部で電荷を検出して出力信号(画素信号)を生成する
タイプの画素信号生成部である。
【0007】他の1つは、MOS型のイメージセンサチ
ップでの画素信号生成部のように、トランジスタを介し
て光電変換素子と信号線とを接続し、光電変換素子に蓄
積された電荷の量に応じてトランジスタの電気的特性が
変化するのに伴って信号線に発生する電圧信号または電
流信号を出力回路部で検出して、出力信号(画素信号)
を生成するタイプの画素信号生成部である。
【0008】いずれのタイプの画素信号生成部を備えた
イメージセンサチップも、パッケージングされて使用さ
れる。
【0009】従来より、イメージセンサチップのパッケ
ージングは、主に、ガラスリッドを備えたケース、例え
ばセラミックスケースを用いて行われている。近年で
は、より低コスト化が可能なモールド型のパッケージン
グも提案されている。
【0010】特開平5−41506号公報には、固体撮
像素子(イメージセンサチップ)にモールド型のパッケ
ージを施して得た2種類の固体撮像装置が記載されてい
る。
【0011】1つの固体撮像装置では、リードフレーム
と、リードフレーム上に搭載された固体撮像素子と、固
体撮像素子の上面に設けられたマイクロレンズと、マイ
クロレンズの上面に設けられた低屈折率の樹脂層とが、
透明樹脂で一体化される。
【0012】他の1つの固体撮像装置では、リードフレ
ームと、リードフレーム上に搭載された固体撮像素子
と、固体撮像素子の上面に設けられたマイクロレンズ
と、マイクロレンズの上面に設けられた低屈折率の樹脂
層と、樹脂層上に設けられたガラス板とが、樹脂で一体
化される。
【0013】また近年では、固体撮像装置の用途の拡大
に伴って、固体撮像装置の薄型化が望まれるようになっ
てきている。
【0014】回路実装学会誌Vol.12, No.3 (199
7)の第144〜147頁には、イメージセンサチップ
への適用の是非についてまでは言及されていないが、シ
ェルケース方式のパッケージングの仕方が記載されてい
る。
【0015】この方式のパッケージングでは、まず、半
導体ウエハに形成した多数個の半導体装置それぞれのパ
ッドに、スクライブ線まで延在するアディショナルパッ
ドを追加形成する。
【0016】次いで、半導体ウエハの上面に接着剤で第
1のガラス板を固着し、半導体ウエハを所望の厚さにな
るまで背面から研磨する。半導体ウエハの背面からエッ
チングを施して個々の半導体装置を互いに分離させ、こ
れらの半導体装置を覆う第2のガラス板を背面から接着
剤で固着する。
【0017】次に、上面側から各アディショナルパッド
の端面が露出するまで深溝を形成し、さらに、上面側か
らアルミニウム膜を蒸着する。このアルミニウム膜をパ
ターニングして、所定個の電気リードを形成する。個々
の電気リードは、所定のアディショナルパッドに接続さ
れる。
【0018】この後、個々の半導体装置同士を接続して
いる接着剤層および第2のガラス板を切断して、パッケ
ージングされた所定個の半導体装置を得る。シェルケー
ス方式のパッケージングによれば、薄型のパッケージン
グが可能である。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】シェルケース方式のパ
ッケージングでは、アディショナルパッドを追加形成す
ることが必要であり、工程数が増加する。また、アディ
ショナルパッドの端面を露出させる上述の深溝を形成す
るに当たって、高い精度が要求される。
【0020】本発明の目的は、イメージセンサチップに
薄型のパッケージングを施して得られる固体撮像装置で
あって、低コストの下に製造することが容易な固体撮像
装置を提供することである。
【0021】本発明の他の目的は、イメージセンサチッ
プに薄型のパッケージングが施された固体撮像装置を製
造する方法であって、低コスト化を図ることが容易な固
体撮像装置の製造方法を提供することである。
【0022】
【課題を解決するための手段】本発明の一観点によれ
ば、(i) 平面視上互いに対向する1対の辺によって各々
構成される第1および第2の対向辺を有する半導体基板
と、(ii)前記半導体基板の一表面に形成された多数個の
光電変換素子と、(iii) 前記多数個の光電変換素子の上
方に配置されたレンズ体と、(iv)前記半導体基板上に電
気的絶縁膜を介して形成され、平面視上、前記第1の対
向辺の一方の辺に沿った領域と他方の辺に沿った領域と
に分散配置された複数個のパッドと、(v) 前記複数個の
パッドを介して外部から供給される駆動信号によって動
作して、前記光電変換素子の各々に蓄積された電荷に基
づいて画素信号を生成することができる画素信号生成部
とを有するイメージセンサチップと、前記イメージセン
サチップ上に透光体によって形成され、前記レンズ体を
覆って該レンズ体と共に集光素子を形成し、前記パッド
の各々は覆わずに露出させる低屈折率層と、前記低屈折
率層上に固着された透明板であって、前記レンズ体は覆
い、前記パッドの各々は覆わずに露出させ、前記第2の
対向辺と平面視上ほぼ重なる対向辺を有する透明板とを
備えた固体撮像装置が提供される。
【0023】本発明の他の観点によれば、(i) 平面視上
互い対向する1対の辺によって各々構成される第1およ
び第2の対向辺を有する半導体基板と、(ii)前記半導体
基板の一表面に形成された多数個の光電変換素子と、(i
ii) 前記多数個の光電変換素子の上方に配置されたレン
ズ体と、(iv)前記半導体基板上に電気的絶縁膜を介して
形成され、平面視上、前記第1の対向辺の一方の辺に沿
った領域と他方の辺に沿った領域とに分散配置された複
数個のパッドと、(v) 前記複数個のパッドを介して外部
から供給される駆動信号によって動作して、前記光電変
換素子の各々に蓄積された電荷に基づいて画素信号を生
成することができる画素信号生成部とを有するイメージ
センサチップと、前記イメージセンサチップ上に配置さ
れて前記レンズ体を平面視上取り囲むスペーサと、前記
スペーサ上に固着された透明板であって、前記レンズ体
は覆い、前記パッドの各々は覆わずに露出させ、前記第
2の対向辺の一方と平面視上ほぼ重なる第1の辺と、前
記第2の対向辺の他方の辺と平面視上ほぼ重なる第2の
辺とを有する透明板とを備えた固体撮像装置が提供され
る。
【0024】本発明の更に他の観点によれば、片面に多
数個のイメージセンサが形成された半導体ウエハであっ
て、前記イメージセンサの各々が縦横に走る複数本のス
クライブ線によって区画され、該イメージセンサの各々
が、(i) 前記片面に形成された多数個の光電変換素子
と、(ii)前記多数個の光電変換素子の上方に配置された
レンズ体と、(iii) 前記片面上に電気的絶縁膜を介して
形成され、平面視上、前記第1の対向辺の一方の辺に沿
った領域と他方の辺に沿った領域とに分散配置された複
数個のパッドと、(iv)前記複数個のパッドを介して外部
から供給される駆動信号によって動作して、前記光電変
換素子の各々に蓄積された電荷に基づいて画素信号を生
成することができる画素信号生成部とを有する半導体ウ
エハを用意する工程と、各々が、前記第1の対向辺それ
ぞれの延在方向に沿って前記半導体ウエハを横切ること
ができる長さを有すると共に、前記レンズ体は覆い、該
レンズ体に対応する前記パッドの各々は覆わずに露出さ
せることができる幅を有する平板状の透明基板を複数本
用意する工程と、前記透明基板の各々を、対応するイメ
ージセンサの前記パッドの各々は該透明板の幅方向外側
において露出させつつ前記レンズ体は覆う配置で、前記
レンズ体よりも屈折率の低い低屈折率層を介して前記半
導体ウエハの片面上に互いに並列に固着させる工程と、
前記複数本の透明基板が固着された半導体ウエハを前記
スクライブ線に沿って分割する工程とを含む固体撮像装
置の製造方法が提供される。
【0025】本発明の更に他の観点によれば、片面に多
数個のイメージセンサが形成された半導体ウエハであっ
て、前記イメージセンサの各々が縦横に走る複数本のス
クライブ線によって区画され、該イメージセンサの各々
が、(i) 前記片面に形成された多数個の光電変換素子
と、(ii)前記多数個の光電変換素子の上方に配置された
レンズ体と、(iii) 前記片面上に電気的絶縁膜を介して
形成され、平面視上、前記第1の対向辺の一方の辺に沿
った領域と他方の辺に沿った領域とに分散配置された複
数個のパッドと、(iv)前記複数個のパッドを介して外部
から供給される駆動信号によって動作して、前記光電変
換素子の各々に蓄積された電荷に基づいて画素信号を生
成することができる画素信号生成部とを有する半導体ウ
エハを用意する工程と、多数の開口部を有する透明基板
であって、前記半導体ウエハ上に重ねたときに、前記イ
メージセンサの各々に対し、1つのイメージセンサに形
成されている前記複数のパッドのうちで前記第1の対向
辺の一方の辺に沿った領域に配置されたパッドの各々は
1つの開口部から露出させ、他方の辺に沿った領域に配
置されたパッドの各々は他の1つの開口部から露出さ
せ、前記レンズ体の各々は覆うことができる透明基板を
用意する工程と、前記透明基板を、前記レンズ体の各々
は覆い、前記パッドの各々は前記開口部から露出させる
配置で、前記レンズ体よりも屈折率の低い低屈折率層を
介して前記半導体ウエハの片面上に固着させる工程と、
前記透明基板が固着された半導体ウエハを前記スクライ
ブ線に沿って分割する工程とを含む固体撮像装置の製造
方法が提供される。
【0026】イメージセンサチップのパッケージング
を、このイメージセンサチップ上に透光体によって形成
された低屈折率層を介して、またはスペーサを介して透
明板を固着させることで行って、固体撮像装置を得る。
薄型の固体撮像装置を低コストの下に製造することが容
易になる。
【0027】また、個々の固体撮像装置での透明板の形
状を上述の形状にすることにより、この固体撮像装置の
量産化が容易になる。この点からも、低コスト化が容易
である。
【0028】
【発明の実施の形態】図1は、実施例による固体撮像体
装置を得るにあたってパッケージングの対象とするイメ
ージセンサチップでの光電変換素子、電荷転送素子、出
力回路部、およびパッドの平面配置の一例を模式的に示
す。図示のイメージセンサチップ100は、例えばデジ
タルスチルカメラに使用することができるエリア・イメ
ーセンサ用のイメージセンサチップである。
【0029】イメージセンサチップ100においては、
半導体基板1の一表面に、複数個の光電変換素子10が
複数行、複数列に亘って行列状に配置される。個々の光
電変換素子10は、例えば埋込型のフォトダイオードに
よって構成される。光電変換素子10の総数は少ないも
のでも数十万個程度であり、多いものでは600万個を
超える。
【0030】光電変換素子列の総数は、光電変換素子行
の総数よりも多い。このため、半導体基板1の平面視上
の形状は、図1での左右方向に長い長方形となる。平面
視上互い対向する1対の辺によって構成される第1の対
向辺(例えば2つの長辺)と、平面視上互い対向する1
対の辺によって構成される第2の対向辺(例えば2つの
短辺)とを有する。
【0031】1つの光電変換素子列に1つずつ、この光
電変換素子列に沿って垂直電荷転送素子20が配置され
る。個々の垂直電荷転送素子20はCCDによって構成
される。図示を省略しているが、垂直電荷転送素子20
は、半導体基板1に形成された垂直電荷転送チャネル
と、半導体基板1上に電気的絶縁膜を介して配置されて
垂直電荷転送チャネルを平面視上横切る多数本の垂直転
送電極とを有し、さらに、対応する光電変換素子10と
の間に読出しゲート30を有する。
【0032】各垂直電荷転送素子20の出力端に電気的
に接続可能な水平電荷転送素子40が配置される。この
水平電荷転送素子40も、CCDによって構成される。
図示を省略しているが、水平電荷転送素子40は、半導
体基板1に形成された水平電荷転送チャネルと、半導体
基板1上に電気的絶縁膜を介して配置されて水平電荷転
送チャネルを平面視上横切る多数本の水平転送電極とを
有する。
【0033】水平電荷転送素子40の出力端に、出力回
路部50が電気的に接続される。出力回路部50は、水
平電荷転送素子40から出力された電荷を例えばフロー
ティング容量によって信号電圧に変換し、この信号電圧
をソースホロワ回路等を利用して増幅して、画素信号を
生成する。検出(変換)された後のフローティング容量
の電荷は、リセットトランジスタを介して電源に吸収さ
れる。
【0034】光電変換素子10に光が入射すると、この
光電変換素子10に電荷が蓄積される。読出しゲート3
0に所定電位の読出しパルスを印可すると、光電変換素
子10内の電荷が対する垂直電荷転送素子20へ読み出
される。垂直電荷転送素子20に読み出された電荷は、
この垂直電荷転送素子20によって水平電荷転送素子4
0へ転送され、さらに、水平電荷転送素子40から出力
回路部50へ転送されて、この出力回路部50で検出さ
れる。垂直電荷転送素子20、水平電荷転送素子40、
および出力回路部50は、画素信号生成部を構成する。
【0035】垂直電荷転送素子20、水平電荷転送素子
40および出力回路部50を駆動するための駆動信号
は、所定のパッドPを介して外部から供給される。
【0036】パッドPの各々は、半導体基板1における
図1での上側の長辺に沿った領域と下側の長辺に沿った
領域とに分散して配置され、配線WLによって所定の電
極に接続される。
【0037】図1においては図示されていないが、後述
するように、個々の光電変換素子10の上方に1個ずつ
マイクロレンズが配置され、全体として1つのマイクロ
レンズアレイを構成する。本明細書においては、マイク
ロレンズアレイや後述する円柱レンズのように、外部か
らの入射光を収束させて複数の光電変換素子10の各々
に入射させる光学素子を「レンズ体」という。
【0038】次に、第1の実施例による固体撮像装置に
ついて、図2、図3および図4を参照しつつ説明する。
これらの図に示した固体撮像装置200は、図1に示し
たイメージセンサチップ100をパッケージングしたも
のである。図2〜図4に示した構成部材のうち、既に図
1に示したものについては図1で用いた参照符号と同じ
参照符号を付してその説明を省略する。
【0039】図2は、第1の実施例による固体撮像装置
200を概略的に示す平面図である。同図に示すよう
に、固体撮像装置200においては、イメージセンサ1
00の上方に透明板120が配置される。図面を判りや
すくするために、図2においては透明板120にハッチ
ングを付してある。
【0040】この透明板120は、長手方向の両端部が
半導体基板1の長手方向の両端部とほぼ重なる大きさの
矩形を呈する。別言すれば、透明板120は、半導体基
板1を平面視したときの2つの短辺の一方に平面視上ほ
ぼ重なる辺と、他方の短辺に平面視上ほぼ重なる辺とを
有し、これらの辺は、平面視上、互いに対向する。
【0041】透明板120の長手方向の両端部での各側
面は、機械的に切断もしくは分割された粗面であり、平
面視したときにパッドPに面する各面は、研磨、エッチ
ングあるいはモールド成形によって形成された光沢面と
なっている。
【0042】固体撮像装置200を底面視すると、透明
板120は半導体基板1によって覆い隠される。
【0043】光電変換素子10(図1参照)の各々は透
明板120によって平面視上覆われ、パッドPの各々は
透明板120に覆われずに露出している。イメージセン
サチップ100において光電変換素子10が分布してい
る領域を「感光領域」といい、図中に参照符号15で示
す。
【0044】図3は、図2に示したIII−III線に沿った
固体撮像装置200の断面を模式的に示す。
【0045】同図に示すように、イメージセンサチップ
100における上部積層体60の表面上に透光体によっ
て低屈折率層110が形成され、その上面上に透明板1
20が配置される。透明板120とイメージセンサチッ
プ100とは、低屈折率層110によって互いに固着さ
れる。
【0046】低屈折率層110は、後に図4を用いて詳
述するレンズ体(マイクロレンズアレイ)よりも低い屈
折率を有し、レンズ体を覆って、このレンズ体と共に集
光素子を形成する。
【0047】低屈折率層110を形成する透光体の具体
例としては、例えば、フッ素ポリマー添加樹脂等、屈折
率が概ね1.1〜1.3の透明樹脂が挙げられる。
【0048】透明板120は、表面に付着した塵埃を容
易に拭き取ることができる硬さを有していることが望ま
しい。この透明板120は、例えば透明ガラス、透明樹
脂または透光性セラミックによって形成することができ
る。
【0049】なお、本明細書でいう「上部積層体」と
は、半導体基板1の上方に配置される部材のうちで、垂
直電荷転送素子20、水平電荷転送素子40、出力回路
部50およびパッドPのいずれの構成要素にもなってい
ない部材によって構成される積層体を意味する。
【0050】以下、上部積層体60の構造も含めて、固
体撮像装置200の断面構造を図4を参照しつつ詳述す
る。
【0051】図4は、固体撮像装置200における1つ
の光電変換素子10とその周辺とを概略的に示す断面図
である。
【0052】イメージセンサチップ100を構成する半
導体基板1は、n型半導体基板1aと、その一表面に形
成されたp型不純物拡散領域1bとによって構成され
る。
【0053】光電変換素子10は、例えば、p型不純物
拡散領域1bの所定箇所にn型不純物拡散領域10aを
設け、このn型不純物拡散領域10a上にp+ 型不純物
拡散領域10bを設けることによって形成された埋込型
のフォトダイオードによって構成される。n型不純物拡
散領域10aは、電荷蓄積領域として機能する。
【0054】垂直電荷転送素子20は、p型不純物拡散
領域1bに形成されたn型の垂直電荷転送チャネル21
と、半導体基板1上に電気的絶縁膜5を介して配置され
た多数本の垂直転送電極23とを有する。個々の垂直転
送電極23は、垂直電荷転送チャネル21を平面視上横
切る。1つの光電変換素子10に例えば2〜4本の垂直
転送電極23が対応する。個々の垂直転送電極23の表
面には、電気的絶縁膜がIFが形成される。
【0055】光電変換素子10(n型不純物拡散領域1
0a)における図4での右側縁部に沿って、p型不純物
拡散領域1bが1箇所ずつ露出している。p型不純物拡
散領域1bにおけるこの領域が、読出ゲート30用のチ
ャネル領域30aとして利用される。チャネル領域30
aは、所定の垂直転送電極23の一領域によって平面視
上覆われて、1つの読出しゲート30を構成する。
【0056】チャネル領域30aが形成されている箇所
を除き、チャネルストップ領域CSが各光電変換素子1
0の平面視上の周囲、各垂直電荷転送チャネル21の平
面視上の周囲および水平電荷転送チャネル(図示せ
ず。)の平面視上の周囲を取り囲む。このチャネルスト
ップ領域CSは、例えばp型不純物拡散領域1bの所定
箇所にp+ 型不純物拡散領域を設けることによって形成
される。p+ 型不純物拡散領域におけるp型不純物の濃
度は、p型不純物拡散領域におけるp型不純物の濃度よ
りも高い。
【0057】各不純物拡散領域は、例えばイオン注入と
その後のアニールとによって形成することができる。p
型不純物拡散領域1bは、例えばエピタキシャル成長法
によって形成することもできる。
【0058】層間絶縁膜61が、垂直電荷転送素子2
0、水平電荷転送素子40、および出力回路部50(図
1参照)を覆う。この層間絶縁膜61は、例えばホスホ
シリケートガラス(PSG)、ボロホスホシリケートガ
ラス(BPSG)等によって形成される。ただし、層間
絶縁膜61は必須の構成要素ではなく、省略することも
可能である。
【0059】個々の光電変換素子10の上方に開口部6
2aを1つずつ有する光遮蔽膜62が、層間絶縁膜61
上に形成される。この光遮蔽膜62は、例えばアルミニ
ウム、クロム、タングステン、チタン、モリブデン等の
金属材料や、これらの金属の2種以上からなる合金材料
を用いて形成される。個々の光電変換素子10表面にお
いて開口部62a内に平面視上位置する領域が、この光
電変換素子10における光入射面となる。
【0060】パッシベーション膜63が、光遮蔽膜62
と、開口部62aから露出している電気的絶縁膜5を覆
い、その下の部材を保護する。このパッシベーション膜
63は、シリコン酸化膜とシリコン窒化膜との積層膜、
または、シリコン酸化膜とシリコン窒化膜とシリコン酸
化膜との積層膜によって構成することが好ましい。
【0061】第1の平坦化膜64が、パッシベーション
膜63を覆い、平坦面を形成する。第1の平坦化膜64
は、例えばフォトレジスト等の透明樹脂を例えばスピン
コート法によって所望の厚さに塗布することによって形
成され、後述するマイクロレンズ67aの焦点調節層と
しても利用される。必要に応じて、第1の平坦化膜64
中にインナーレンズが形成される。
【0062】色フィルタアレイ65が、第1の平坦化膜
64上に配置される。この色フィルタアレイ65は、個
々の光電変換素子10上に1つずつ配置された所定色の
色フィルタによって構成される。図4においては、1個
の赤色フィルタ65Rと2個の緑色フィルタ65Gとが
示されている。
【0063】色フィルタアレイ65は、例えば、所望色
の顔料もしくは染料を含有させた樹脂(カラーレジン)
の層を、フォトリソグラフィ法等の方法によって所定箇
所に形成することによって作製することができる。
【0064】第2の平坦化膜66が色フィルタアレイ6
5を覆い、平坦面を形成する。第2の平坦化膜66は、
例えばフォトレジスト等の透明樹脂を例えばスピンコー
ト法によって所望の厚さに塗布することによって形成さ
れる。
【0065】レンズ体であるマイクロレンズアレイ67
が、第2の平坦化膜66上に形成される。このマイクロ
レンズアレイ67は、個々の光電変換素子10の上方に
1個ずつ配置されたマイクロレンズ67aによって構成
される。マイクロレンズ67aは、例えば屈折率が概ね
1.5〜2.0の透明樹脂(フォトレジストを含む。)
によって形成され、外部からの入射光を収束させて、そ
の下の光電変換素子10に入射させる。
【0066】上述した層間絶縁膜61、光遮蔽膜62、
パッシベーション膜63、第1の平坦化膜64、色フィ
ルタアレイ65、第2の平坦化膜66およびマイクロレ
ンズアレイ67が、図3に示した上部積層体60を構成
する。この上部積層体60は、少なくとも感光領域15
(図2参照)内に形成される。
【0067】前述した低屈折率層110は、上部積層体
60の表面上に形成されてマイクロレンズアレイ67を
覆い、マイクロレンズアレイ67と共に集光素子を形成
する。この低屈折率層110の上面上に、透明板120
が固着される。
【0068】固体撮像装置200の製造過程や後工程で
の透明板120の破損を防止するうえからは、透明板1
20によって平面視上覆われる全領域に上部積層体60
を形成し、その上面全域に低屈折率層110を形成する
ことが好ましい。
【0069】ただし、透明板120によって平面視上覆
われる領域のうちで感光領域15の外側に位置する領域
については、上部積層体60に代えてこれに類する構成
の積層体を配置し、その上に低屈折率層110を設ける
ことができる。上部積層体60に代わる積層体として
は、例えば、上部積層体60からマイクロレンズアレイ
67を除いた構成を有する積層体や、上部積層体60か
らマイクロレンズアレイ67、第2の平坦化膜66、色
フィルタアレイ65および第1の平坦化膜64を除いた
構成を有する積層体(無機材料層)等が挙げられる。
【0070】低屈折率層110を設けることにより、低
屈折率層110を設けない場合に比べてマイクロレンズ
67aの相対屈折率が低下し、その焦点距離が長くな
る。
【0071】光電変換素子10への入射光は収束されて
いることが望まれるので、マイクロレンズ67aの相対
屈折率はできるだけ大きいことが好ましい。また、マイ
クロレンズ67aの焦点が光電変換素子10表面または
その近傍にくるように、焦点調節層である第1の平坦化
膜64の膜厚を制御するか、マイクロレンズ67aの焦
点距離自体を制御することが好ましい。
【0072】第1の平坦化膜64の厚さを、工程数を増
加させることなく、また、半導体基板1の変形をまねく
ことなく大きく変化させることは比較的困難であり、そ
の最大膜厚は最小膜厚の例えば110%程度である。
【0073】一方、マイクロレンズ67aの焦点距離
は、このマイクロレンズ67aの表面の曲率を大きくす
ることにより、短くすることができる。
【0074】マイクロレンズアレイ67は、例えば、所
望の透明樹脂(フォトレジストを含む。)からなる層を
フォトリソグラフィ法等によって所定形状に区画した
後、熱処理によって各区画の透明樹脂層を溶融させ、表
面張力によって角部を丸め込ませた後に冷却することに
よって得られる。
【0075】したがって、平面視上の大きさが小さなマ
イクロレンズ程、表面張力によって角部を丸め込ませ
て、表面の曲率を大きくすることが容易である。換言す
れば、光電変換素子10の集積度が高い程、マイクロレ
ンズ表面の曲率を大きくして焦点距離を短くすることが
容易である。
【0076】例えば、低屈折率層110がないときに光
電変換素子10表面に焦点を結ぶマイクロレンズ67a
の高さを基準にすると、マイクロレンズ67aの平面視
上の大きさが5μm角の正方形に収まる大きさであれ
ば、その高さを2〜3倍にまで容易に変化させることが
できる。マイクロレンズ表面の曲率を容易に大きくする
ことができる。
【0077】例えば、マイクロレンズ67aの屈折率が
1.7で、設けようとする低屈折率層110の屈折率が
1.3で、この低屈折率層110がないときに5μm角
の光電変換素子10表面に焦点を結ぶマイクロレンズ6
7aの高さが0.6μmであれば、マイクロレンズ67
aの高さを2倍(1.2μm)程度にすることにより、
低屈折率層110を設けたときに光電変換素子10表面
に焦点を結ばせることができる。
【0078】上述した構造を有する固体撮像装置200
では、パッシベーション膜63によって光電変換素子1
0、垂直電荷転送素子20、水平電荷転送素子40、お
よび出力回路部50が保護される。低屈折率層110と
透明板120とによってマイクロレンズアレイ67が保
護される。
【0079】低屈折率層110と透明板120とを設け
ることによって、イメージセンサチップ100に実用的
なパッケージングを施すことができる。パッケージング
に要する部材が低屈折率層110と透明板120との2
つのみであることから、薄型のパッケージングを低コス
トの下に施すことが容易である。
【0080】固体撮像装置200の平面視上の大きさ
は、イメージセンサチップ100および透明板120の
いずれか大きい方の大きさによって規定される。したが
って、イメージセンサチップ100と平面視上同じ大き
さの固体撮像装置200を容易に得ることができる。す
なわち、チップサイズのパッケージングが施された固体
撮像装置200を容易に得ることができる。
【0081】固体撮像装置200は、チップキャリアを
用いてワイヤボンディング等の方法によって回路基板に
実装することもできるし、図5および図6に示すように
チップキャリアを用いることなく回路基板に実装するこ
ともできる。
【0082】図5は、フレキシブル回路基板300に実
装された固体撮像装置200を概略的に示す平面図であ
る。
【0083】図6は、図5に示したVI−VI線に沿った固
体撮像装置200とフレキシブル回路基板300との断
面を模式的に示す。
【0084】図5または図6に示した構成部材のうち、
既に図1、図2または図3に示した構成部材については
図1、図2また筈3で用いた参照符号と同じ参照符号を
付して、その説明を省略する。
【0085】図5に示すように、フレキシブル回路基板
300の中央部には、固体撮像装置200における透明
板120は露出させ、パッドPの各々は覆うことができ
る矩形状の開口部305が形成されている。
【0086】図6に示すように、フレキシブル回路基板
300は、ポリイミドなどによって形成された樹脂フィ
ルム310と、この樹脂フィルム310の一面に形成さ
れた所定本数の配線320とを有する。固体撮像装置2
00は、フレキシブル回路基板300の表側(配線32
0が形成されている面側)から開口部305に上部積層
体60を挿入した状態で、このフレキシブル回路基板3
00に実装される。固体撮像装置200における個々の
パッドPが、図示を省略した共晶合金(例えば金−錫合
金)やハンダ等によって、所定の配線320と接続され
る。
【0087】次に、固体撮像装置200の製造方法の一
例について、図7〜図9を参照しつつ説明する。以下に
説明する例は、低屈折率層110の材料としてフォトレ
ジストを用いた例である。
【0088】まず、図7に示すように、多数個のイメー
ジセンサ100aが互いの長手方向DL を一致させた状
態で整然と形成された半導体ウエハ500を用意する。
この半導体ウエハ500では、多数本のスクライブ線5
05が所定の間隔で縦横に走り、個々のイメージセンサ
100aを区画している。各イメージセンサ100aの
層構成は、前述したイメージセンサチップ100の層構
成と同じである。
【0089】また、図8に示すように、各々が平板状を
呈する複数本の透明基板510、例えばガラス板を用意
し、これらの透明基板510を対向配置した2つの支持
体520a、520b上に互いに並列に掛け渡して固定
する。個々の透明基板510の長さは半導体ウエハ50
0の直径よりも十分に長く、その幅は、イメージセンサ
100aにおけるパッドP(図2参照)の各々を露出さ
せつつマイクロレンズアレイ67(図4参照)を覆うに
十分な幅である。各透明基板510の幅は、イメージセ
ンサ100aの幅よりも狭い。
【0090】隣り合う2本の透明基板510の中心間距
離は、半導体ウエハ500において方向DL と平面視上
直交する方向に隣り合う2個のイメージセンサ100a
の中心間距離にほぼ一致する。
【0091】次に、半導体ウエハ500においてイメー
ジセンサ100aが形成されている側の面上に、低屈折
率層110用の材料(フォトレジスト)を例えばスピン
コート等の方法によって塗布し、低屈折率層110用の
材料層を形成する。
【0092】次いで、低屈折率層110用の材料層の上
に所定形状のマスクを設けてこの材料層を所定波長もし
くは所定波長域の光で露光し、さらに所定の現像液で現
像して、不要箇所に形成された材料層を除去する。個々
のイメージセンサ100a上に低屈折率層110が形成
される。
【0093】次に、図9に示すように、半導体ウエハ5
00においてイメージセンサ100aが形成されている
側の面上に各透明基板510を重ねる。
【0094】このとき、各透明基板510は、その長手
方向がイメージセンサ100aの長手方向DL と一致す
るように配置される。また、方向DL に沿って整列して
いる複数個のイメージセンサ100aそれぞれに対し、
パッドPの各々を覆うことなくマイクロレンズアレイ6
7を覆うように配置される。
【0095】次いで、半導体ウエハ500を透明基板5
10と共に加熱することによって、または紫外線照射に
よって低屈折率層110を軟化させ、必要に応じて各透
明基板510に若干の荷重をかけながら徐冷して、低屈
折率層110を硬化させる。半導体ウエハ500と各透
明基板510とが互いに固着される。
【0096】この後、必要に応じて半導体ウエハ500
の裏面にウエハシートを貼付した後に半導体ウエハ50
0を各スクライブ線505に沿って分割して、図2〜図
4に示した構造の固体撮像装置200を多数個得る。半
導体ウエハ500の分割は、例えば、透明基板510側
からのダイシングまたはスクライビングによって行うこ
とができる。
【0097】上述の方法によれば、イメージセンサチッ
プ100に薄型のパッケージングが施された固体撮像装
置である固体撮像装置200を量産することが可能であ
る。固体撮像装置200を低コストの下に製造すること
が可能である。
【0098】次に、第2の実施例による固体撮像装置に
ついて、図10を参照しつつ説明する。ただし、同図に
示した構成部材のうちで既に図2に示したものについて
は、図2で用いた参照符号と同じ参照符号を付してその
説明を省略する。
【0099】図10は、第2の実施例による固体撮像装
置210を概略的に示す平面図である。同図に示すよう
に、固体撮像装置210では、図2に示した透明板12
0とは異なる形状の透明板122を用いてイメージセン
サチップ100がパッケージングされている。図面を判
りやすくするために、図10においては透明板122に
ハッチングを付してある。
【0100】透明板122は、長手方向の端部に、幅方
向(長手方向と平面視上直交する方向)に延在する突出
部122aを有するという点で、図2に示した透明板1
20とは形状的に異なる。上部積層体60(図3参照)
またはこれに類する構成の積層体が各突出部122aの
下にも形成され、その上には低屈折率層110が形成さ
れる。これらの点を除けば、固体撮像装置210の構成
は図2に示した固体撮像装置200の構成と同様であ
る。
【0101】透明板122に突出部122aが形成され
ていることから、突出部122aがない場合に比べて、
透明板の端面が部分的に光電変換素子10から遠くなっ
ている。透明板のエッジで光の反射が生じたとしも、こ
の反射光が光電変換素子10(図1参照)に入射する確
率が低下する。不所望の光が光電変換素子10に入射す
ることが抑制される。
【0102】固体撮像装置210は、前述した固体撮像
装置200と同様に、チップキャリアを用いてワイヤボ
ンディング等の方法によって回路基板に実装することも
できるし、図11に示すようにチップキャリアを用いる
ことなく回路基板に実装することもできる。
【0103】図11は、フレキシブル回路基板350に
実装された固体撮像装置210を概略的に示す平面図で
ある。
【0104】同図に示すように、フレキシブル回路基板
350の中央部には、固体撮像装置210における透明
板122は露出させ、パッドPの各々は覆うことができ
る開口部355が形成されている。
【0105】この点を除けば、フレキシブル回路基板3
50の構成は図5に示したフレキシブル回路基板300
の構成と同様である。フレキシブル回路基板350への
固体撮像装置210の実装形態も、図6に示したフレキ
シブル回路基板300への固体撮像装置200の実装形
態と同様である。
【0106】固体撮像装置210は、次のようにして製
造することができる。
【0107】まず、前述した固体撮像装置200を製造
する場合と同様に、図7に示した半導体ウエハ500を
用意する。
【0108】また、図12に示す大形の透明基板550
を用意する。この透明基板550は、半導体ウエハ50
0を覆うに十分な大きさを有すると共に、複数行、複数
列に亘って行列状に形成された多数個の開口部555を
有する。個々の開口部555はほぼ同じ大きさを有し、
いずれの開口部555も矩形を呈する。
【0109】開口部555の長手方向の長さは、半導体
ウエハ500に形成されているイメージセンサ100a
の長手方向の長さより短いものの、イメージセンサ10
0aでの一方の長辺に沿った領域に形成されている一群
のパッドP(図1参照)、または他方の長辺に沿った領
域に形成されている一群のパッドP(図1参照)を露出
させるに十分な長さである。
【0110】個々の開口部555の幅(長手方向と平面
視上直交する方向の長さ)は、あるイメージセンサ10
0aでの下側(図12の紙面手前側)の長辺に沿った領
域に形成されている一群のパッドPと、このイメージセ
ンサ100aの下側に近接する他のイメージセンサ10
0aでの上側(図12の紙面奥側)の長辺に沿った領域
に形成されている一群のパッドPとを露出させるに十分
である。
【0111】行方向に隣り合う2つの開口部555の中
心間距離は、半導体ウエハ500においてイメージセン
サ100aの長手方向DL (図7参照)に隣り合う2個
のイメージセンサ100aの中心間距離にほぼ一致す
る。
【0112】列方向に隣り合う2つの開口部555の中
心間距離は、半導体ウエハ500において方向DL と平
面視上直交する方向に隣り合う2個のイメージセンサ1
00aの中心間距離にほぼ一致する。
【0113】この後は、前述した固体撮像装置200を
製造する際に用いる複数本の透明基板510に代えて透
明基板550を用いる以外は固体撮像装置200を製造
する場合と同様の手順で、固体撮像装置210を製造す
る。
【0114】図13に示すように、透明基板550は、
イメージセンサ100aに形成されているパッドP(図
1参照)のうちで下側(図13の紙面手前側)の長辺に
沿った領域に形成されている一群のパッドPが1つの開
口部555の下方に位置し、上側(図13の紙面奥側)
の長辺に沿った領域に形成されている一群のパッドPが
他の1つの開口部555の下方に位置するように、半導
体ウエハ500に重ねられる。各イメージセンサ100
aでは、マイクロレンズアレイ67(図4参照)が透明
基板550によって覆われる。
【0115】上述の方法によれば、イメージセンサチッ
プ100に薄型のパッケージングが施された固体撮像装
置である固体撮像装置210を量産することが可能であ
る。固体撮像装置210を低コストの下に製造すること
が可能である。
【0116】次に、第3の実施例による固体撮像装置に
ついて、図14および図15を参照しつつ説明する。た
だし、これらの図に示した構成部材のうちで既に図3ま
たは図10に示したものについては、図3または図10
で用いた参照符号と同じ参照符号を付してその説明を省
略する。
【0117】図14は、第3の実施例による固体撮像装
置220を概略的に示す平面図である。
【0118】図15は、図14に示したXV−XV線に沿っ
た固体撮像装置220の断面を模式的に示す。
【0119】図14に示すように、固体撮像装置220
では、図10に示した透明板122とは異なる形状の透
明板124を用いてイメージセンサチップ100がパッ
ケージングされている。図面を判りやすくするために、
図14においては透明板124にハッチングを付してあ
る。
【0120】透明板124は、長手方向の端部に矩形状
の切り欠き部124aを有するという点で、図10に示
した透明板122とは形状的に異なる。
【0121】図15に示すように、上部積層体60(図
3参照)またはこれに類する構成の積層体が切り欠き部
124aの下にも形成される。切り欠き部124aの下
には、低屈折率層110を形成してもよいし、形成しな
くてもよい。図示の例では、切り欠き部124aの下に
は低屈折率層110が形成されていない。
【0122】これらの点を除けば、固体撮像装置220
の構成は図10に示した固体撮像装置210の構成と同
様である。
【0123】半導体基板1の平面視上の四隅に、平面視
上、透明板124の角部が重なっていることから、固体
撮像装置220を鏡筒に組み込んでレンズモジュールと
する際に、その位置合わせが容易になる。この点は、前
述した固体撮像装置210についても同様である。
【0124】固体撮像装置220は、前述した固体撮像
装置200と同様に、チップキャリアを用いてワイヤボ
ンディング等の方法によって回路基板に実装することも
できるし、チップキャリアを用いることなく回路基板に
実装することもできる。例えば、前述した固体撮像装置
210と同様にして、図11に示したフレキシブル回路
基板350に固体撮像装置220を実装することができ
る。
【0125】固体撮像装置220は、例えば次のように
して製造することができる。
【0126】まず、前述した固体撮像装置200を製造
する場合と同様に、図7に示した半導体ウエハ500を
用意する。
【0127】また、図16に示す大形の透明基板570
を用意する。この透明基板570は、半導体ウエハ50
0を覆うに十分な大きさを有すると共に、複数行、複数
列に亘って行列状に形成された多数個の第1開口部57
5と、複数行、複数列に亘って行列状に形成された多数
個の第2開口部577とを有する。
【0128】第1開口部575は、図12に示した透明
基板550での開口部555に相当する。
【0129】各第2開口部577は第1開口部575よ
りも小さな矩形を呈し、これらの第2開口部577は、
第1開口部575の行間に配置されている。
【0130】個々の第2開口部577での列方向の長さ
は、目的とする固体撮像装置220での切り欠き部12
4a(図14参照)の長さ(固体撮像装置220の長手
方向と平面視上直交する方向の長さ)に相当する。
【0131】行方向に隣り合う2つの第2開口部577
の中心間距離は、半導体ウエハ500においてイメージ
センサ100aの長手方向DL (図7参照)に隣り合う
2個のイメージセンサ100aの中心間距離にほぼ一致
する。
【0132】列方向に隣り合う2つの第2開口部577
の中心間距離は、半導体ウエハ500において方向DL
と平面視上直交する方向に隣り合う2個のイメージセン
サ100aの中心間距離にほぼ一致する。
【0133】この後は、前述した固体撮像装置210を
製造する際に用いる透明基板550に代えて透明基板5
70を用いる以外は固体撮像装置210を製造する場合
と同様の手順で、固体撮像装置220を製造する。
【0134】図17に示すように、透明基板570は、
イメージセンサ100aに形成されているパッドP(図
1参照)のうちで下側(図17の紙面手前側)の長辺に
沿った領域に形成されている一群のパッドPが1つの第
1開口部575の下方に位置し、上側(図17の紙面奥
側)の長辺に沿った領域に形成されている一群のパッド
Pが他の1つの第1開口部575の下方に位置するよう
に、半導体ウエハ500に重ねられる。各イメージセン
サ100aでは、マイクロレンズアレイ67(図4参
照)が透明基板570によって覆われる。
【0135】上述の方法によれば、イメージセンサチッ
プ100に薄型のパッケージングが施された固体撮像装
置である固体撮像装置220を量産することが可能であ
る。固体撮像装置220を低コストの下に製造すること
が可能である。
【0136】次に、第4の実施例による固体撮像装置に
ついて、図18を参照しつつ説明する。ただし、同図に
示した構成部材のうちで既に図3に示したものについて
は、図3で用いた参照符号と同じ参照符号を付してその
説明を省略する。
【0137】図18は、第4の実施例による固体撮像装
置230を概略的に示す断面図である。
【0138】同図に示すように、固体撮像装置230で
は、上部積層体60の上方に流体、例えば空気によって
形成された低屈折率層115が設けられている。この低
屈折率層115を形成するために、上部積層体60の上
面の内縁部には、所定の高さを有する枠状のスペーサ1
17が例えば樹脂によって形成され、スペーサ117の
上面に透明板120が固着されている。これらの点を除
けば、固体撮像装置230の構成は図3に示した固体撮
像装置200の構成と同様である。
【0139】なお、固体撮像装置230の製造過程や後
工程での透明板120の破損を防止するうえからは、透
明板120の下面での内縁部がスペーサ117の上面と
接するように、スペーサ117の形状および大きさを選
定することが好ましい。これに伴って、スペーサ117
の下地となる上部積層体60は、透明板120によって
平面視上覆おうとする領域全体に形成することが好まし
い。
【0140】ただし、透明板120によって平面視上覆
われる領域のうちで感光領域15(図2参照)の外側に
位置する領域については、上部積層体60に代えて上部
積層体60に類する構成の積層体を配置し、その上に低
屈折率層110を設けることができる。上部積層体60
に代わる積層体としては、例えば、上部積層体60から
マイクロレンズアレイ67(図4参照)を除いた構成を
有する積層体や、上部積層体60からマイクロレンズア
レイ67および色フィルタアレイ65(図4参照)を除
いた構成を有する積層体、あるいは、上部積層体60か
らマイクロレンズアレイ67、第2の平坦化膜66、色
フィルタアレイ65および第1の平坦化膜64を除いた
構成を有する積層体(無機材料層)等が挙げられる。
【0141】固体撮像装置230を製造するに当たって
は、多数のイメージセンサ100a(図7参照)が形成
された半導体ウエハと透明板120の元となる透明基板
とを互いに固着させるのに先立って、半導体ウエハ側に
予めスペーサ117を形成しておくこともできるし、透
明板120の元となる透明基板にスペーサ117を予め
形成しておく方こともできる。
【0142】予め形成されるスペーサ117が完全に硬
化していると、半導体ウエハと透明板120の元となる
透明基板とを互いに固着させることが困難になることが
ある。例えば、所望の形状を保持するに十分な硬度にま
では硬化されているが、完全には硬化されていない状態
のスペーサ117を予め形成し、半導体ウエハ(スペー
サ117)に透明板120の元となる透明基板を重ね終
えた後に、スペーサ117を完全に硬化させることがで
きる。
【0143】以上、実施例による固体撮像装置およびそ
の製造方法について説明したが、本発明はこれらの実施
例に限定されるものではない。
【0144】例えば、パッケージングの対象とするイメ
ージセンサチップは、光電変換素子の上方にレンズ体が
配置されているタイプのイメージセンサチップであれば
よく、その構成は問わない。
【0145】エリア・イメージセンサ用およびリニア・
イメージセンサ用を問わず、CCD型、MOS型等、種
々のタイプのイメージセンサチップをパッケージングの
対象とすることができる。
【0146】エリア・イメージセンサ用のイメージセン
サチップでは、前述のように、1個の光電変換素子に1
個ずつ配置されたマイクロレンズによって構成されるマ
イクロレンズが、レンズ体に相当する。
【0147】リニア・イメージセンサ用のイメージセン
サチップでは、1個の光電変換素子に1個ずつマイクロ
レンズを配置することもできるし、複数個の光電変換素
子に1つの円柱レンズを配置することもできる。前者の
場合には、これらのマイクロレンズによって構成される
マイクロレンズアレイがレンズ体に相当し、後者の場合
には円柱レンズがレンズ体に相当する。
【0148】イメージセンサチップの平面視上の形状
は、図1に示したイメージセンサチップ100のように
光電変換素子行方向に長く、光電変換素子列方向に短い
形状に限定されるものではない。光源変換素子行方向に
短く、光電変換素子列方向に長いものであってもよし、
光電変換素子行方向の長さと光電変換素子列方向の長さ
とが同じものであってもよい。
【0149】イメージセンサチップにおけるパッドの配
置も、図1に示したイメージセンサチップ100におけ
るパッドの配置に限定されるものではない。例えば、光
電変換素子行方向の両端部にパッドの各々を分散配置す
ることも可能である。
【0150】実施例による固体撮像装置200の製造方
法では、個々の長さがほぼ等しい複数本の透明基板51
0を用いたが、これらの透明基板510の長さは、個々
の配設箇所に応じて変更することができる。例えば、透
明基板510用の支持体520a、520bの平面視上
の形状を、半導体ウエハ500の外周面の曲率に応じた
円弧状とし、各透明基板510の長さを、その透明基板
510が配置される箇所に応じて、半導体ウエハ500
を横切れる長さとすることができる。この場合、半導体
ウエハ500の中心から遠い箇所に配置される透明基板
510程、その長さを短くすることができる。
【0151】実施例による固体撮像装置200、21
0、220の製造方法では、パッケージングしようとす
るイメージセンサチップ100と同じ層構成を有するイ
メージセンサ100aが多数形成された半導体ウエハ5
00を予め用意し、各イメージセンサ上に低屈折率層を
形成してから透明基板を固着させた。
【0152】しかしながら、半導体ウエハ500に形成
されているイメージセンサ100aの各々は、パッドP
の各々が所定の層、例えば第1の平坦化膜64用の材料
層、色フィルタアレイ65用の材料層、第2の平坦化膜
66用の材料層、マイクロレンズアレイ67用の材料層
によって覆われている以外は前述したイメージセンサチ
ップ100と同一の層構成を有するものであってもよ
い。
【0153】各イメージセンサ100aが上述の層構成
を有する場合には、半導体ウエハ上に低屈折率層110
用の材料をスピンコート等の方法によって塗布してた
後、この材料を一旦硬化させる。次いで、低屈折率層1
10用の材料層の上に所定形状のマスクを設け、不要箇
所に形成されている低屈折率層110用の材料層と、パ
ッドPを覆っている他の不要な層とを例えばエッチング
によって除去することにより、個々のイメージセンサ1
00a上に低屈折率層110を形成することができる。
この後は、実施例による固体撮像装置200、210、
220の製造方法と同様にして、低屈折率層110上へ
の透明基板の固着および半導体ウエハの分割を行うこと
ができる。
【0154】実施例による固体撮像装置200、21
0、220の製造方法では、多数個のイメージセンサが
形成された半導体ウエハ側に低屈折率層用の材料層を形
成したが、半導体ウエハに固着させる透明基板側に低屈
折率層用の材料層を形成することも可能である。この場
合、透明基板側に形成する低屈折率層用の材料層は、所
望の形状を保持するに十分な硬度にまでは硬化されてい
るが、完全には硬化されていない状態とすることが好ま
しい。低屈折率層用の材料層の完全な硬化は、半導体ウ
エハに透明基板を重ね終えた後に行うことが好ましい。
【0155】低屈折率層を透明樹脂によって形成する場
合、この透明樹脂は、所望の屈折率を有してさえいれ
ば、光硬化型樹脂(フォトレジスト)の他に、電子線硬
化型樹脂や熱可塑性樹脂、あるいは熱硬化性樹脂であっ
てもよい。
【0156】その他、種々の変更、改良、組み合わせ等
が可能であることは当業者に自明であろう。
【0157】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
イメージセンサチップに薄型のパッケージングを施し
て、固体撮像装置を低コストの下に提供することが可能
になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例による固体撮像体装置を得るにあたって
パッケージングの対象とするイメージセンサチップでの
光電変換素子、電荷転送素子、出力回路部、およびパッ
ドの平面配置の一例を示す模式図である。
【図2】第1の実施例による固体撮像装置を概略的に示
す平面図である。
【図3】図2に示したIII−III線に沿った固体撮像装置
の断面を示す模式図である。
【図4】図2に示した固体撮像装置における1つの光電
変換素子とその周辺とを概略的に示す断面図である。
【図5】図2に示した固体撮像装置をフレキシブル回路
基板に実装した状態を概略的に示す平面図である。
【図6】図5に示したVI−VI線に沿った固体撮像装置と
フレキシブル回路基板との断面を示す模式図である。
【図7】多数個のイメージセンサが互いの長手方向を一
致させた状態で整然と形成された半導体ウエハを概略的
に示す平面図である。
【図8】図2に示した固体撮像装置を製造する際に使用
する複数本の透明基板を、対向配置した2つの支持体上
に互いに並列に掛け渡した状態を概略的に示す平面図で
ある。
【図9】図7に示した半導体ウエハと図8に示した複数
本の透明基板とを重ねた状態を概略的に示す平面図であ
る。
【図10】第2の実施例による固体撮像装置を概略的に
示す平面図である。
【図11】図10に示した固体撮像装置をフレキシブル
回路基板に実装した状態を概略的に示す平面図である。
【図12】図10に示した固体撮像装置を製造する際に
使用する透明基板を概略的に示す平面図である。
【図13】図7に示した半導体ウエハと図12に示した
透明基板とを重ねた状態を概略的に示す平面図である。
【図14】第3の実施例による固体撮像装置を概略的に
示す平面図である。
【図15】図14に示したXV−XV線に沿った固体撮像装
置の断面を示す模式図である。
【図16】図14に示した固体撮像装置を製造する際に
使用する透明基板を概略的に示す平面図である。
【図17】図7に示した半導体ウエハと図16に示した
透明基板とを重ねた状態を概略的に示す平面図である。
【図18】第4の実施例による固体撮像装置を概略的に
示す断面図である。
【符号の説明】
1…半導体基板、 10…光電変換素子、 15…感光
領域、 20…垂直電荷転送素子、 40…水平電荷転
送素子、 50…出力回路部、 67…マイクロレン
ズアレイ、 100…イメージセンサチップ、100a
…イメージセンサ、 110、115…低屈折率層、
120、122、124…透明板、 200、210、
220、230…固体撮像装置、 300、350…フ
レキシブル回路基板、 500…半導体ウエハ、 50
5…スクライブ線、 510、550、570…透明基
板、 555…開口部、 575…第1開口部、 57
7…第2開口部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4M118 AA10 AB01 BA10 CA04 CA34 CB14 DA03 FA06 FA26 GB11 GC08 GD03 GD04 HA20 HA23 HA24 HA26 HA30 5C024 CY47 CY48 EX22 EX24 EX25 EX43 EX52 EX55 GY01 GY31 5F049 MA01 NA18 NB05 RA02 SS02 TA12 5F088 AA02 AB02 BB03 CB03 CB10 CB11 DA01 EA04 EA16 EA20 FA09 GA04 HA05 HA10 HA11 JA12

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (i) 平面視上互いに対向する1対の辺に
    よって各々構成される第1および第2の対向辺を有する
    半導体基板と、(ii)前記半導体基板の一表面に形成され
    た多数個の光電変換素子と、(iii) 前記多数個の光電変
    換素子の上方に配置されたレンズ体と、(iv)前記半導体
    基板上に電気的絶縁膜を介して形成され、平面視上、前
    記第1の対向辺の一方の辺に沿った領域と他方の辺に沿
    った領域とに分散配置された複数個のパッドと、(v) 前
    記複数個のパッドを介して外部から供給される駆動信号
    によって動作して、前記光電変換素子の各々に蓄積され
    た電荷に基づいて画素信号を生成することができる画素
    信号生成部とを有するイメージセンサチップと、 前記イメージセンサチップ上に透光体によって形成さ
    れ、前記レンズ体を覆って該レンズ体と共に集光素子を
    形成し、前記パッドの各々は覆わずに露出させる低屈折
    率層と、 前記低屈折率層上に固着された透明板であって、前記レ
    ンズ体は覆い、前記パッドの各々は覆わずに露出させ、
    前記第2の対向辺と平面視上ほぼ重なる対向辺を有する
    透明板とを備えた固体撮像装置。
  2. 【請求項2】 前記透明板の側面のうち、前記対向辺を
    含む各側面がそれぞれ粗面であり、平面視したときに前
    記パッドに面する各側面が光沢面である請求項1に記載
    の固体撮像装置。
  3. 【請求項3】 前記透光体が透明樹脂である請求項1ま
    たは請求項2に記載の固体撮像装置。
  4. 【請求項4】 底面視したときに、前記半導体基板が前
    記透明板を覆い隠す請求項1〜請求項3のいずれか1項
    に記載の固体撮像装置。
  5. 【請求項5】 前記レンズ体が、前記光電変換素子それ
    ぞれの上方に1個ずつ配置されたマイクロレンズによっ
    て構成されるマイクロレンズアレイであり、前記マイク
    ロレンズそれぞれの平面視上の大きさが、5μm角の正
    方形に収まる大きさである請求項1〜請求項4のいずれ
    か1項に記載の固体撮像装置。
  6. 【請求項6】 (i) 平面視上互いに対向する1対の辺に
    よって各々構成される第1および第2の対向辺を有する
    半導体基板と、(ii)前記半導体基板の一表面に形成され
    た多数個の光電変換素子と、(iii) 前記多数個の光電変
    換素子の上方に配置されたレンズ体と、(iv)前記半導体
    基板上に電気的絶縁膜を介して形成され、平面視上、前
    記第1の対向辺の一方の辺に沿った領域と他方の辺に沿
    った領域とに分散配置された複数個のパッドと、(v) 前
    記複数個のパッドを介して外部から供給される駆動信号
    によって動作して、前記光電変換素子の各々に蓄積され
    た電荷に基づいて画素信号を生成することができる画素
    信号生成部とを有するイメージセンサチップと、 前記イメージセンサチップ上に配置されて前記レンズ体
    を平面視上取り囲むスペーサと、 前記スペーサ上に固着された透明板であって、前記レン
    ズ体は覆い、前記パッドの各々は覆わずに露出させ、前
    記第2の対向辺の一方と平面視上ほぼ重なる第1の辺
    と、前記第2の対向辺の他方の辺と平面視上ほぼ重なる
    第2の辺とを有する透明板とを備えた固体撮像装置。
  7. 【請求項7】 前記透明板の側面のうち、前記第1の辺
    を含む側面および前記第2の辺を含む側面がそれぞれ粗
    面であり、平面視したときに前記パッドに面する各側面
    が光沢面である請求項6に記載の固体撮像装置。
  8. 【請求項8】 前記レンズ体と前記透明板との間に空気
    によって形成された低屈折率層が介在する請求項6また
    は請求項7に記載の固体撮像装置。
  9. 【請求項9】 底面視したときに、前記半導体基板が前
    記透明板を覆い隠す請求項6〜請求項8のいずれか1項
    に記載の固体撮像装置。
  10. 【請求項10】 前記レンズ体が、前記光電変換素子そ
    れぞれの上方に1個ずつ配置されたマイクロレンズによ
    って構成されるマイクロレンズアレイであり、前記マイ
    クロレンズそれぞれの平面視上の大きさが、5μm角の
    正方形に収まる大きさである請求項6〜請求項9のいず
    れか1項に記載の固体撮像装置。
  11. 【請求項11】 片面に多数個のイメージセンサが形成
    された半導体ウエハであって、前記イメージセンサの各
    々が縦横に走る複数本のスクライブ線によって区画さ
    れ、該イメージセンサの各々が、(i) 前記片面に形成さ
    れた多数個の光電変換素子と、(ii)前記多数個の光電変
    換素子の上方に配置されたレンズ体と、(iii) 前記片面
    上に電気的絶縁膜を介して形成され、平面視上、前記第
    1の対向辺の一方の辺に沿った領域と他方の辺に沿った
    領域とに分散配置された複数個のパッドと、(iv)前記複
    数個のパッドを介して外部から供給される駆動信号によ
    って動作して、前記光電変換素子の各々に蓄積された電
    荷に基づいて画素信号を生成することができる画素信号
    生成部とを有する半導体ウエハを用意する工程と、 各々が、前記第1の対向辺それぞれの延在方向に沿って
    前記半導体ウエハを横切ることができる長さを有すると
    共に、前記レンズ体は覆い、該レンズ体に対応する前記
    パッドの各々は覆わずに露出させることができる幅を有
    する平板状の透明基板を複数本用意する工程と、 前記透明基板の各々を、対応するイメージセンサの前記
    パッドの各々は該透明基板の幅方向外側において露出さ
    せつつ前記レンズ体は覆う配置で、前記レンズ体よりも
    屈折率の低い低屈折率層を介して前記半導体ウエハの片
    面上に互いに並列に固着させる工程と、 前記複数本の透明基板が固着された半導体ウエハを前記
    スクライブ線に沿って分割する工程とを含む固体撮像装
    置の製造方法。
  12. 【請求項12】 前記複数本の透明基板を前記半導体ウ
    エハに固着させる工程が、透明樹脂によって前記低屈折
    率層を形成するサブ工程を含む請求項11に記載の固体
    撮像装置の製造方法。
  13. 【請求項13】 前記複数本の透明基板を前記半導体ウ
    エハに固着させる工程が、前記レンズ体の平面視上の周
    囲に該レンズ体を取り囲むスペーサを形成するサブ工程
    を含み、前記透明基板と前記イメージセンサとの間に空
    気からなる低屈折率層を形成しつつ、前記透明基板の各
    々が前記スペーサ上に固着される請求項11に記載の固
    体撮像装置の製造方法。
  14. 【請求項14】 前記レンズ体が、前記光電変換素子そ
    れぞれの上方に1個ずつ配置されたマイクロレンズによ
    って構成されるマイクロレンズアレイであり、前記マイ
    クロレンズそれぞれの平面視上の大きさが、5μm角の
    正方形に収まる大きさである請求項11〜請求項13の
    いずれか1項に記載の固体撮像装置の製造方法。
  15. 【請求項15】 片面に多数個のイメージセンサが形成
    された半導体ウエハであって、前記イメージセンサの各
    々が縦横に走る複数本のスクライブ線によって区画さ
    れ、該イメージセンサの各々が、(i) 前記片面に形成さ
    れた多数個の光電変換素子と、(ii)前記多数個の光電変
    換素子の上方に配置されたレンズ体と、(iii) 前記片面
    上に電気的絶縁膜を介して形成され、平面視上、前記第
    1の対向辺の一方の辺に沿った領域と他方の辺に沿った
    領域とに分散配置された複数個のパッドと、(iv)前記複
    数個のパッドを介して外部から供給される駆動信号によ
    って動作して、前記光電変換素子の各々に蓄積された電
    荷に基づいて画素信号を生成することができる画素信号
    生成部とを有する半導体ウエハを用意する工程と、 多数の開口部を有する透明基板であって、前記半導体ウ
    エハ上に重ねたときに、前記イメージセンサの各々に対
    し、1つのイメージセンサに形成されている前記複数の
    パッドのうちで前記第1の対向辺の一方の辺に沿った領
    域に配置されたパッドの各々は1つの開口部から露出さ
    せ、他方の辺に沿った領域に配置されたパッドの各々は
    他の1つの開口部から露出させ、前記レンズ体の各々は
    覆うことができる透明基板を用意する工程と、 前記透明基板を、前記レンズ体の各々は覆い、前記パッ
    ドの各々は前記開口部から露出させる配置で、前記レン
    ズ体よりも屈折率の低い低屈折率層を介して前記半導体
    ウエハの片面上に固着させる工程と、 前記透明基板が固着された半導体ウエハを前記スクライ
    ブ線に沿って分割する工程とを含む固体撮像装置の製造
    方法。
  16. 【請求項16】 前記透明基板を前記半導体ウエハに固
    着させる工程が、透明樹脂によって前記低屈折率層を形
    成するサブ工程を含む請求項15に記載の固体撮像装置
    の製造方法。
  17. 【請求項17】 前記透明基板を前記半導体ウエハに固
    着させる工程が、前記レンズ体の平面視上の周囲に該レ
    ンズ体を取り囲むスペーサを形成するサブ工程を含み、
    前記透明基板と前記イメージセンサとの間に空気からな
    る低屈折率層を形成しつつ、前記透明基板が前記スペー
    サ上に固着される請求項15に記載の固体撮像装置の製
    造方法。
  18. 【請求項18】 前記レンズ体が、前記光電変換素子そ
    れぞれの上方に1個ずつ配置されたマイクロレンズによ
    って構成されるマイクロレンズアレイであり、前記マイ
    クロレンズそれぞれの平面視上の大きさが、5μm角の
    正方形に収まる大きさである請求項15〜請求項17の
    いずれか1項に記載の固体撮像装置の製造方法。
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