JP2003030736A - 自動販売機の商品払出装置 - Google Patents
自動販売機の商品払出装置Info
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- JP2003030736A JP2003030736A JP2001212936A JP2001212936A JP2003030736A JP 2003030736 A JP2003030736 A JP 2003030736A JP 2001212936 A JP2001212936 A JP 2001212936A JP 2001212936 A JP2001212936 A JP 2001212936A JP 2003030736 A JP2003030736 A JP 2003030736A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 収納搬送路の通路幅を手動で調整しなくても
払出動作を良好に行える自動販売機の商品払出装置を提
供する。 【解決手段】 収納搬送路1の下端部に臨む払出ユニッ
ト2内から商品搬送路1内に向けて上方に回動自在で、
収納搬送路1の下端の商品3を下方から受けて支持する
ロアストッパ4と、突出時には下端商品3の上部に当接
して押圧し続けながら、ロアストッパ4のロックを解除
したときに下端商品3の落下移動に追随しながら突出量
を増加させて下から2番目の商品3を受けて落下を阻止
するアッパーストッパ6とを備え、ロアストッパ4のロ
ック解除を、アッパーストッパ6の作動開始から一定遅
延時間後に開始させる。これにより、通路幅規制手段に
よる設定位置の変更が不要となり、しかも、その構造や
配置などを比較的簡単なもので済ますことができる。
払出動作を良好に行える自動販売機の商品払出装置を提
供する。 【解決手段】 収納搬送路1の下端部に臨む払出ユニッ
ト2内から商品搬送路1内に向けて上方に回動自在で、
収納搬送路1の下端の商品3を下方から受けて支持する
ロアストッパ4と、突出時には下端商品3の上部に当接
して押圧し続けながら、ロアストッパ4のロックを解除
したときに下端商品3の落下移動に追随しながら突出量
を増加させて下から2番目の商品3を受けて落下を阻止
するアッパーストッパ6とを備え、ロアストッパ4のロ
ック解除を、アッパーストッパ6の作動開始から一定遅
延時間後に開始させる。これにより、通路幅規制手段に
よる設定位置の変更が不要となり、しかも、その構造や
配置などを比較的簡単なもので済ますことができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は自動販売機、特に、
収納搬送路に収容された商品を1つずつ下方側から払い
出す商品払出装置に関する。
収納搬送路に収容された商品を1つずつ下方側から払い
出す商品払出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】缶飲料などの商品を販売するサーペンタ
イン式の自動販売機や、紙パック飲料などの商品を販売
する直積み式自動販売機においては、特開平10−17
2053号などに開示されているように、収納搬送路の
下端部に臨むように、下方から2番目の商品の下方への
移動を規制しながら最下端の商品を払い出す商品払出ユ
ニットを配設するとともに、この収納搬送路の下端部を
挟んで、商品通路の幅を調整する切替式あるいは後付け
式の通路幅規制手段が設けられている。そして、商品の
大きさに応じて、適正な商品通路幅となるように通路幅
規制手段の設定位置の変更を手動で行っている。
イン式の自動販売機や、紙パック飲料などの商品を販売
する直積み式自動販売機においては、特開平10−17
2053号などに開示されているように、収納搬送路の
下端部に臨むように、下方から2番目の商品の下方への
移動を規制しながら最下端の商品を払い出す商品払出ユ
ニットを配設するとともに、この収納搬送路の下端部を
挟んで、商品通路の幅を調整する切替式あるいは後付け
式の通路幅規制手段が設けられている。そして、商品の
大きさに応じて、適正な商品通路幅となるように通路幅
規制手段の設定位置の変更を手動で行っている。
【0003】しかし、このような構造の商品払出装置に
よれば、商品を詰め替える際に、通路幅規制手段の位置
を係員が手動で切り換える操作を行わなければならず、
多くの手間や時間がかかっていた。
よれば、商品を詰め替える際に、通路幅規制手段の位置
を係員が手動で切り換える操作を行わなければならず、
多くの手間や時間がかかっていた。
【0004】また、奥側に配置されている収納搬送路に
おける通路幅規制手段の配設箇所は、係員から見難い場
所にあるため、手探りで切換作業を行わなければなら
ず、通路幅規制手段の位置を誤って設定してしまうおそ
れがあった。通路幅規制手段の位置を誤って設定した場
合には、商品詰まりや商品の多数本排出などを生じてし
まう。
おける通路幅規制手段の配設箇所は、係員から見難い場
所にあるため、手探りで切換作業を行わなければなら
ず、通路幅規制手段の位置を誤って設定してしまうおそ
れがあった。通路幅規制手段の位置を誤って設定した場
合には、商品詰まりや商品の多数本排出などを生じてし
まう。
【0005】また、通路幅規制手段の位置を正しく設定
した場合でも、商品を誤投入した場合には、同様に商品
詰まりや商品の多数本排出などを生じてしまう。この問
題に対処するものとして、通路幅規制手段の設定位置変
更を行う必要がない自動販売機の商品払出装置が特開2
000−113308号公報に開示されている。
した場合でも、商品を誤投入した場合には、同様に商品
詰まりや商品の多数本排出などを生じてしまう。この問
題に対処するものとして、通路幅規制手段の設定位置変
更を行う必要がない自動販売機の商品払出装置が特開2
000−113308号公報に開示されている。
【0006】図25〜図30に示すように、この商品払
出装置は、略上下方向に延びて複数の商品を収納可能な
収納搬送路81の下端部に面するように、対となった収
納搬送路81間に払出ユニット80を配設し、この払出
ユニット80内から、商品搬送路81内における下端の
商品83の上部に向けて、斜め下方に出退自在とされ
て、収納搬送路81の下から2番目の商品83の落下を
規制する突出し部材84と、払出ユニット80の下部に
設けた軸85を中心として、払出ユニット80寄り箇所
から商品搬送路81内に向けて上方に回動自在で、収納
搬送路81の下端の商品83を水平姿勢で下方から受け
る支持部材86と、支持部材86を略水平として商品搬
送路81を閉じる閉姿勢にロックする係止爪87aを有
するロック手段87と、突出し部材84の先端に連結さ
れ、下端の商品83に当接可能とされているとともに、
下端の商品83に当接した際にその先端がロック手段8
7に当接してロック解除を行うロック解除部材88など
を備えている。
出装置は、略上下方向に延びて複数の商品を収納可能な
収納搬送路81の下端部に面するように、対となった収
納搬送路81間に払出ユニット80を配設し、この払出
ユニット80内から、商品搬送路81内における下端の
商品83の上部に向けて、斜め下方に出退自在とされ
て、収納搬送路81の下から2番目の商品83の落下を
規制する突出し部材84と、払出ユニット80の下部に
設けた軸85を中心として、払出ユニット80寄り箇所
から商品搬送路81内に向けて上方に回動自在で、収納
搬送路81の下端の商品83を水平姿勢で下方から受け
る支持部材86と、支持部材86を略水平として商品搬
送路81を閉じる閉姿勢にロックする係止爪87aを有
するロック手段87と、突出し部材84の先端に連結さ
れ、下端の商品83に当接可能とされているとともに、
下端の商品83に当接した際にその先端がロック手段8
7に当接してロック解除を行うロック解除部材88など
を備えている。
【0007】突出し部材84は、駆動モータ89により
昇降されるウォームギア90にその上端が連結され、駆
動モータ89の回転駆動により昇降される。支持部材8
6は別途引張ばね(図示せず)の付勢力で閉じられるよ
うに構成されている。
昇降されるウォームギア90にその上端が連結され、駆
動モータ89の回転駆動により昇降される。支持部材8
6は別途引張ばね(図示せず)の付勢力で閉じられるよ
うに構成されている。
【0008】突出し部材84は、複数の横長板84aが
軸84bを介して連続的に繋がるキャタピラ形状に構成
され、払出ユニット80内では上下に延びるように形成
され、また払出ユニット80外では斜め下方に延びるよ
うに形成されたガイド溝91に案内されながら、図25
や図30に示すように、払出ユニット80内側にほぼ収
納された姿勢から、図26に示すように、その下部が商
品搬送路81に突出した姿勢まで出退自在とされてい
る。
軸84bを介して連続的に繋がるキャタピラ形状に構成
され、払出ユニット80内では上下に延びるように形成
され、また払出ユニット80外では斜め下方に延びるよ
うに形成されたガイド溝91に案内されながら、図25
や図30に示すように、払出ユニット80内側にほぼ収
納された姿勢から、図26に示すように、その下部が商
品搬送路81に突出した姿勢まで出退自在とされてい
る。
【0009】この構成において、販売待機時には、図2
5に示すように、突出し部材84が払出ユニット80内
に収納された収納姿勢に保持され、また、支持部材86
はロック手段87の係止爪87aに係合して閉姿勢にロ
ックされ、下端の商品83を含む商品搬送路81の商品
83は支持部材86により受けられて支持されている。
5に示すように、突出し部材84が払出ユニット80内
に収納された収納姿勢に保持され、また、支持部材86
はロック手段87の係止爪87aに係合して閉姿勢にロ
ックされ、下端の商品83を含む商品搬送路81の商品
83は支持部材86により受けられて支持されている。
【0010】販売指示があると、図26に示すように、
突出し部材84が、下端の商品83の上部に向けて略斜
め下方に突出される。そして、突出し部材84の先端が
下端の商品83の上部に接近した時点で、ロック解除部
材88が下端の商品83の上部に当接し、この際に、図
27〜図29に示すように、ロック解除部材88の下端
がロック手段87に当接してロックの解除を行わせ、支
持部材86を下方に回動可能な状態とする。これによ
り、下端の商品83がその自重により支持部材86を押
し下げて落下する。
突出し部材84が、下端の商品83の上部に向けて略斜
め下方に突出される。そして、突出し部材84の先端が
下端の商品83の上部に接近した時点で、ロック解除部
材88が下端の商品83の上部に当接し、この際に、図
27〜図29に示すように、ロック解除部材88の下端
がロック手段87に当接してロックの解除を行わせ、支
持部材86を下方に回動可能な状態とする。これによ
り、下端の商品83がその自重により支持部材86を押
し下げて落下する。
【0011】この場合に、小径缶の商品83Aや大径缶
の商品83Bのように商品83の直径に差がある場合で
も、図26、図27に示すように、突出し部材84が、
商品83の直径に応じて収納搬送路81内に突入し、商
品83に近接した時点でロック解除部材88が下端の商
品3の上部に当接してロック解除動作が行われるので、
このロック解除動作が行われる際には、商品83の直径
に応じて収納搬送路81内に突入した突出し部材84に
より、下から2番目の商品83の落下が規制され、下端
の商品83だけが払い出される。
の商品83Bのように商品83の直径に差がある場合で
も、図26、図27に示すように、突出し部材84が、
商品83の直径に応じて収納搬送路81内に突入し、商
品83に近接した時点でロック解除部材88が下端の商
品3の上部に当接してロック解除動作が行われるので、
このロック解除動作が行われる際には、商品83の直径
に応じて収納搬送路81内に突入した突出し部材84に
より、下から2番目の商品83の落下が規制され、下端
の商品83だけが払い出される。
【0012】なお、下端の商品83が払い出された後
は、図29、図30に示すように、支持部材86が引張
ばねの付勢力で元の水平姿勢(閉姿勢)に戻ってロック
され、この状態で突出し部材84を払出ユニット82内
に後退させることで、支持部材86上に次の商品83が
載って待機状態となる。
は、図29、図30に示すように、支持部材86が引張
ばねの付勢力で元の水平姿勢(閉姿勢)に戻ってロック
され、この状態で突出し部材84を払出ユニット82内
に後退させることで、支持部材86上に次の商品83が
載って待機状態となる。
【0013】この構成によれば、商品83を詰め替える
際でも、通路幅規制手段による設定位置の変更を手動で
行わなくて済み、作業能率が向上するだけでなく、通路
幅規制手段の位置を誤って設定してしまうことがないの
で、通路幅規制手段の位置の誤った設定による商品詰ま
りや商品83の多数本排出などを生じることもない。
際でも、通路幅規制手段による設定位置の変更を手動で
行わなくて済み、作業能率が向上するだけでなく、通路
幅規制手段の位置を誤って設定してしまうことがないの
で、通路幅規制手段の位置の誤った設定による商品詰ま
りや商品83の多数本排出などを生じることもない。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図25
〜図30に示す構造によれば、突出し部材84を下端の
商品83の上部に向けて略斜め下方に突出させて、突出
し部材84の先端に連結させたロック解除部材88を下
端の商品3の上部に当接させ、これによってさらにロッ
ク解除部材88をロック手段87に当接させてロック手
段87の解除を行う構成であるため、構造が複雑とな
り、ひいては製造コストの増加を招いてしまう。つま
り、突出し部材84に加えて、ロック解除部材88を設
けなければならないため構造が複雑となるとともに、ど
のような商品83に対しても突出し部材84とロック解
除部材88とロック手段87との連動関係が良好になる
ような姿勢を保持させなければならないため、その配置
構成が難しい。
〜図30に示す構造によれば、突出し部材84を下端の
商品83の上部に向けて略斜め下方に突出させて、突出
し部材84の先端に連結させたロック解除部材88を下
端の商品3の上部に当接させ、これによってさらにロッ
ク解除部材88をロック手段87に当接させてロック手
段87の解除を行う構成であるため、構造が複雑とな
り、ひいては製造コストの増加を招いてしまう。つま
り、突出し部材84に加えて、ロック解除部材88を設
けなければならないため構造が複雑となるとともに、ど
のような商品83に対しても突出し部材84とロック解
除部材88とロック手段87との連動関係が良好になる
ような姿勢を保持させなければならないため、その配置
構成が難しい。
【0015】また、突出し部材84を収納搬送路81内
に突入させた際でも、その上端は払出ユニット80内の
箇所まで連続的につながっている構造であるため、突出
し部材84を収納搬送路81内に収納させる際には、多
くのスペースが必要となり、ひいては払出ユニット80
の大型化を招いてしまう。
に突入させた際でも、その上端は払出ユニット80内の
箇所まで連続的につながっている構造であるため、突出
し部材84を収納搬送路81内に収納させる際には、多
くのスペースが必要となり、ひいては払出ユニット80
の大型化を招いてしまう。
【0016】さらに、突出し部材84を突出させた際
に、突出し部材84自体が下端の商品83に当接してい
ない近接状態で、ロック解除が行われる構造であって、
突出し部材84が下から2番目の商品83に対して、下
から良好に受ける姿勢ではなくて、図28に示すよう
に、斜め下方から当接して落下を阻止する構造であるた
め、突出し部材84に対して商品83群からの荷重が斜
め下方、すなわち側方にも作用して、突出し部材84に
無理な荷重およびモーメントがかかりやすい。
に、突出し部材84自体が下端の商品83に当接してい
ない近接状態で、ロック解除が行われる構造であって、
突出し部材84が下から2番目の商品83に対して、下
から良好に受ける姿勢ではなくて、図28に示すよう
に、斜め下方から当接して落下を阻止する構造であるた
め、突出し部材84に対して商品83群からの荷重が斜
め下方、すなわち側方にも作用して、突出し部材84に
無理な荷重およびモーメントがかかりやすい。
【0017】本発明は上記問題を解決するもので、通路
幅規制手段による設定位置の変更などを手動で行わなく
ても、商品の払出動作を自動的に行うことができ、しか
も、その構造や配置などを比較的簡単なもので済ますこ
とができたり、払出ユニットの大型化を防止したりする
ことができ、さらには、下から2番目の商品を良好に受
けることができる自動販売機の商品払出装置を提供する
ことを目的とするものである。
幅規制手段による設定位置の変更などを手動で行わなく
ても、商品の払出動作を自動的に行うことができ、しか
も、その構造や配置などを比較的簡単なもので済ますこ
とができたり、払出ユニットの大型化を防止したりする
ことができ、さらには、下から2番目の商品を良好に受
けることができる自動販売機の商品払出装置を提供する
ことを目的とするものである。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1記載の発明は、略上下方向に延びて複数の
商品を収納できる収納搬送路から下端の商品を1つずつ
払い出す自動販売機の商品払出装置であって、収納搬送
路の下端部で下端の商品を受けて支持する下部支持手段
と、突出時には下端商品の上部に当接して押圧し続けな
がら、下部支持手段のロックを解除したときに下端商品
の落下移動に追随しながら突出量を増加させて下から2
番目の商品を受けて落下を阻止する上部阻止手段とを備
え、下部支持手段のロック解除を、上部阻止手段の作動
開始から一定遅延時間後に開始させることを特徴とす
る。
に、請求項1記載の発明は、略上下方向に延びて複数の
商品を収納できる収納搬送路から下端の商品を1つずつ
払い出す自動販売機の商品払出装置であって、収納搬送
路の下端部で下端の商品を受けて支持する下部支持手段
と、突出時には下端商品の上部に当接して押圧し続けな
がら、下部支持手段のロックを解除したときに下端商品
の落下移動に追随しながら突出量を増加させて下から2
番目の商品を受けて落下を阻止する上部阻止手段とを備
え、下部支持手段のロック解除を、上部阻止手段の作動
開始から一定遅延時間後に開始させることを特徴とす
る。
【0019】この構成において、商品の払出指示があっ
た際には、上部阻止手段が作動開始され、その後一定遅
延時間後に下部支持手段のロック解除が行われる。この
場合に、上部阻止手段が作動開始されて収納搬送路に突
出されると、ロック解除がまだ行われていない段階では
上部阻止手段が下端商品の上部に当接して押圧し続け、
この後、ロック解除が行われて下端商品が払い出される
際に、上部阻止手段が下端商品の落下移動に追随しなが
ら突出量を増加させて下から2番目の商品を受けて落下
を阻止することで、下から2番目の商品の落下が良好に
阻止される。このように、上部阻止手段の動作と、下部
支持手段のロック解除とを、別個に行わせる構成であっ
て、上部阻止手段への商品からの力を下部支持手段に伝
達させて連動させるような構成ではないため、その構造
や配置などを比較的簡単なもので済ますことができる。
た際には、上部阻止手段が作動開始され、その後一定遅
延時間後に下部支持手段のロック解除が行われる。この
場合に、上部阻止手段が作動開始されて収納搬送路に突
出されると、ロック解除がまだ行われていない段階では
上部阻止手段が下端商品の上部に当接して押圧し続け、
この後、ロック解除が行われて下端商品が払い出される
際に、上部阻止手段が下端商品の落下移動に追随しなが
ら突出量を増加させて下から2番目の商品を受けて落下
を阻止することで、下から2番目の商品の落下が良好に
阻止される。このように、上部阻止手段の動作と、下部
支持手段のロック解除とを、別個に行わせる構成であっ
て、上部阻止手段への商品からの力を下部支持手段に伝
達させて連動させるような構成ではないため、その構造
や配置などを比較的簡単なもので済ますことができる。
【0020】請求項2記載の発明は、略上下方向に延び
て複数の商品を収納できる収納搬送路から下端の商品を
1つずつ払い出す自動販売機の商品払出装置であって、
収納搬送路の下端部に臨む払出ユニット内から収納搬送
路内に向けて上方に回動自在で、収納搬送路の下端の商
品を下方から受けて支持する下部支持手段と、その商品
阻止部が、払出ユニット側に略縦向きで格納された格納
姿勢から、収納搬送路内における下端商品の上部に向け
て突出して下から2番目の商品を受けて落下を阻止する
上部阻止手段とを備え、この上部阻止手段が定位置まで
突出した時には払出ユニットの収納搬送路に臨む面から
離間していることを特徴とする。
て複数の商品を収納できる収納搬送路から下端の商品を
1つずつ払い出す自動販売機の商品払出装置であって、
収納搬送路の下端部に臨む払出ユニット内から収納搬送
路内に向けて上方に回動自在で、収納搬送路の下端の商
品を下方から受けて支持する下部支持手段と、その商品
阻止部が、払出ユニット側に略縦向きで格納された格納
姿勢から、収納搬送路内における下端商品の上部に向け
て突出して下から2番目の商品を受けて落下を阻止する
上部阻止手段とを備え、この上部阻止手段が定位置まで
突出した時には払出ユニットの収納搬送路に臨む面から
離間していることを特徴とする。
【0021】この構成によれば、上部阻止手段として、
下から2番目の商品を下から受け止めるだけの寸法を設
けるだけで済み、払出ユニット内への収納も比較的小さ
なスペースで済んで容易に行うことができ、払出ユニッ
トの大型化を招くこともない。
下から2番目の商品を下から受け止めるだけの寸法を設
けるだけで済み、払出ユニット内への収納も比較的小さ
なスペースで済んで容易に行うことができ、払出ユニッ
トの大型化を招くこともない。
【0022】請求項3記載の発明は、略上下方向に延び
て複数の商品を収納できる収納搬送路から下端の商品を
1つずつ払い出す自動販売機の商品払出装置であって、
収納搬送路の下端部に臨む払出ユニット内から収納搬送
路内に向けて上方に回動自在で、収納搬送路の下端の商
品を下方から受けて支持する下部支持手段と、その商品
阻止部が、払出ユニット側に略縦向きで格納された格納
姿勢から、収納搬送路内における下端商品の上部に向け
て収納搬送路内に略円弧軌跡を描いて下から2番目の商
品をすくうように突出してこの商品を受けて落下を阻止
する上部阻止手段とを備え、上部阻止手段は、突出時に
は下端商品の上部に当接して押圧し続けながら、下部支
持手段のロックを解除したときに下端商品の落下移動に
追随しながら突出量を増加させて下から2番目の商品の
落下を阻止し、下部支持手段のロック解除は上部阻止手
段の作動開始から一定遅延時間後に開始され、この上部
阻止手段が定位置まで突出した時には払出ユニットの収
納搬送路に臨む面から離間していることを特徴とする。
て複数の商品を収納できる収納搬送路から下端の商品を
1つずつ払い出す自動販売機の商品払出装置であって、
収納搬送路の下端部に臨む払出ユニット内から収納搬送
路内に向けて上方に回動自在で、収納搬送路の下端の商
品を下方から受けて支持する下部支持手段と、その商品
阻止部が、払出ユニット側に略縦向きで格納された格納
姿勢から、収納搬送路内における下端商品の上部に向け
て収納搬送路内に略円弧軌跡を描いて下から2番目の商
品をすくうように突出してこの商品を受けて落下を阻止
する上部阻止手段とを備え、上部阻止手段は、突出時に
は下端商品の上部に当接して押圧し続けながら、下部支
持手段のロックを解除したときに下端商品の落下移動に
追随しながら突出量を増加させて下から2番目の商品の
落下を阻止し、下部支持手段のロック解除は上部阻止手
段の作動開始から一定遅延時間後に開始され、この上部
阻止手段が定位置まで突出した時には払出ユニットの収
納搬送路に臨む面から離間していることを特徴とする。
【0023】この構成によっても、その構造や配置など
を比較的簡単なもので済ますことができながら、通路幅
規制手段による設定位置の変更などを手動で行わなくて
も、商品の払出動作を自動的に行うことができ、また、
上部阻止手段として、下から2番目の商品を下から受け
止めるだけの寸法を設けるだけで済み、払出ユニット内
への収納も比較的小さなスペースで済んで容易に行うこ
とができる。さらに、上部阻止手段は、突出時には収納
搬送路内に略円弧軌跡を描いて下から2番目の商品をす
くうように突出するため、上部阻止手段には商品群の荷
重が略下方に無理なく作用し、上部阻止手段により前記
2番目の商品ならびにこれより上の商品群を安定に保持
して落下を阻止することができる。
を比較的簡単なもので済ますことができながら、通路幅
規制手段による設定位置の変更などを手動で行わなくて
も、商品の払出動作を自動的に行うことができ、また、
上部阻止手段として、下から2番目の商品を下から受け
止めるだけの寸法を設けるだけで済み、払出ユニット内
への収納も比較的小さなスペースで済んで容易に行うこ
とができる。さらに、上部阻止手段は、突出時には収納
搬送路内に略円弧軌跡を描いて下から2番目の商品をす
くうように突出するため、上部阻止手段には商品群の荷
重が略下方に無理なく作用し、上部阻止手段により前記
2番目の商品ならびにこれより上の商品群を安定に保持
して落下を阻止することができる。
【0024】請求項4記載の発明は、請求項1〜3の何
れかに記載の自動販売機の商品払出装置において、上部
阻止手段は、収納搬送路を横切る位置に配置された回動
軸心を中心とする円弧状経路に沿って回動自在であるこ
とを特徴とする。
れかに記載の自動販売機の商品払出装置において、上部
阻止手段は、収納搬送路を横切る位置に配置された回動
軸心を中心とする円弧状経路に沿って回動自在であるこ
とを特徴とする。
【0025】この構成により、下から2番目の商品を上
部阻止手段によって下から受けることとなり、上部阻止
手段を横戻し方向へ回動させるような商品荷重のモーメ
ントを小さくすることができ、2番目の商品およびこれ
より上方の商品群の荷重を安定して受けることができ
る。
部阻止手段によって下から受けることとなり、上部阻止
手段を横戻し方向へ回動させるような商品荷重のモーメ
ントを小さくすることができ、2番目の商品およびこれ
より上方の商品群の荷重を安定して受けることができ
る。
【0026】請求項5記載の発明は、請求項4記載の自
動販売機の商品払出装置において、上部阻止手段はその
回動中心部が、払出ユニットの両側から収納搬送路内に
突出した阻止手段取付部材によって支持されていること
を特徴とする。
動販売機の商品払出装置において、上部阻止手段はその
回動中心部が、払出ユニットの両側から収納搬送路内に
突出した阻止手段取付部材によって支持されていること
を特徴とする。
【0027】この構成によれば、自動販売機全体を組み
付ける前に、予め上部阻止手段および阻止手段取付部材
を払出ユニットに組み付けることができ、したがって、
このユニット化した段階で上部阻止手段の動作試験や調
整を行うことができて、作業性が良好となる。
付ける前に、予め上部阻止手段および阻止手段取付部材
を払出ユニットに組み付けることができ、したがって、
このユニット化した段階で上部阻止手段の動作試験や調
整を行うことができて、作業性が良好となる。
【0028】請求項6記載の発明は、請求項1〜5の何
れかに記載の自動販売機の商品払出装置において、払出
ユニット内に、格納姿勢の上部阻止手段の商品阻止部を
格納する格納部を設けたことを特徴とする。
れかに記載の自動販売機の商品払出装置において、払出
ユニット内に、格納姿勢の上部阻止手段の商品阻止部を
格納する格納部を設けたことを特徴とする。
【0029】この構成により、上部阻止手段を格納姿勢
とした時に、上部阻止手段が払出ユニット内の格納部に
格納されるため、収納搬送路内に商品がない状態から商
品を投入する初期投入時の際や商品が大径である場合で
も、商品が上部阻止手段に接触することが防止され、初
期投入時の商品立ちや大径商品の商品詰まりなどを防止
できる。
とした時に、上部阻止手段が払出ユニット内の格納部に
格納されるため、収納搬送路内に商品がない状態から商
品を投入する初期投入時の際や商品が大径である場合で
も、商品が上部阻止手段に接触することが防止され、初
期投入時の商品立ちや大径商品の商品詰まりなどを防止
できる。
【0030】請求項7記載の発明は、請求項1〜6の何
れかに記載の自動販売機の商品払出装置において、上部
阻止手段は移動経路の全ストロークがばねの付勢力によ
り突出されるように構成されていることを特徴とする。
れかに記載の自動販売機の商品払出装置において、上部
阻止手段は移動経路の全ストロークがばねの付勢力によ
り突出されるように構成されていることを特徴とする。
【0031】この構成により、上部阻止手段の突出方向
への規制を解除したときに、上部阻止手段はばねの付勢
力にて瞬時に突出することとなる。また、例え、上部阻
止手段に無理な力が作用した場合でも、この力をばねの
弾性力で吸収できる。また、下端の商品が下方へ移動し
始めた際に、上部阻止手段がこのタイミングに対応して
素早く収納搬送路内に深く突出でき、この結果、収納搬
送路における下から2番目の商品の落下を良好に阻止す
ることができる。
への規制を解除したときに、上部阻止手段はばねの付勢
力にて瞬時に突出することとなる。また、例え、上部阻
止手段に無理な力が作用した場合でも、この力をばねの
弾性力で吸収できる。また、下端の商品が下方へ移動し
始めた際に、上部阻止手段がこのタイミングに対応して
素早く収納搬送路内に深く突出でき、この結果、収納搬
送路における下から2番目の商品の落下を良好に阻止す
ることができる。
【0032】請求項8記載の発明は、請求項1〜7の何
れかに記載の自動販売機の商品払出装置において、上部
阻止手段の突出姿勢から格納姿勢まで引き戻し動作を、
ラチェット機構を用いたソレノイドの多段階駆動により
行う構成としたことを特徴とする。
れかに記載の自動販売機の商品払出装置において、上部
阻止手段の突出姿勢から格納姿勢まで引き戻し動作を、
ラチェット機構を用いたソレノイドの多段階駆動により
行う構成としたことを特徴とする。
【0033】この構成によれば、短いストロークのソレ
ノイドであっても、下から2番目の商品の落下を阻止す
るために上部阻止手段の突出量を十分に確保できるた
め、小型で安価なソレノイドで済ますことができて、払
出ユニットの小型化や製造コストの低減を図ることがで
きる。
ノイドであっても、下から2番目の商品の落下を阻止す
るために上部阻止手段の突出量を十分に確保できるた
め、小型で安価なソレノイドで済ますことができて、払
出ユニットの小型化や製造コストの低減を図ることがで
きる。
【0034】請求項9記載の発明は、請求項1〜8の何
れかに記載の自動販売機の商品払出装置において、収納
搬送路を閉じる所定の受け姿勢に下部支持手段をロック
するロック手段と、駆動源としての1つのソレノイド
と、前記ソレノイドの駆動力を、上部阻止手段の突出姿
勢から格納姿勢までの引き戻し動作と、下部支持手段の
ロック解除動作とに切り換えて伝達する駆動力伝達機構
とを備えたことを特徴とする。
れかに記載の自動販売機の商品払出装置において、収納
搬送路を閉じる所定の受け姿勢に下部支持手段をロック
するロック手段と、駆動源としての1つのソレノイド
と、前記ソレノイドの駆動力を、上部阻止手段の突出姿
勢から格納姿勢までの引き戻し動作と、下部支持手段の
ロック解除動作とに切り換えて伝達する駆動力伝達機構
とを備えたことを特徴とする。
【0035】この構成によれば、駆動源としての1つの
ソレノイドを用いるだけで済むため、ソレノイドや駆動
モータなどの駆動源を、上部阻止手段の引き戻し動作用
と、下部支持手段のロック解除動作用とに、それぞれ各
別に設けた場合と比較して、払出ユニットの小型化や製
造コストの低減を図ることができる。
ソレノイドを用いるだけで済むため、ソレノイドや駆動
モータなどの駆動源を、上部阻止手段の引き戻し動作用
と、下部支持手段のロック解除動作用とに、それぞれ各
別に設けた場合と比較して、払出ユニットの小型化や製
造コストの低減を図ることができる。
【0036】請求項10記載の発明は、請求項1〜9の
何れかに記載の自動販売機の商品払出装置において、下
部支持手段における商品からの荷重を受ける部分を付勢
手段によって受け姿勢よりも上動可能に構成し、この下
部支持手段の荷重受け部分が商品受け位置で上動状態で
あることに基づいて、下部支持手段が商品受け位置にあ
り、かつ下部支持手段上に商品がないことを検知する売
り切れ検知手段を備えたことを特徴とする。
何れかに記載の自動販売機の商品払出装置において、下
部支持手段における商品からの荷重を受ける部分を付勢
手段によって受け姿勢よりも上動可能に構成し、この下
部支持手段の荷重受け部分が商品受け位置で上動状態で
あることに基づいて、下部支持手段が商品受け位置にあ
り、かつ下部支持手段上に商品がないことを検知する売
り切れ検知手段を備えたことを特徴とする。
【0037】この売り切れ検知手段により、商品の売り
切れ検知を行うことができるとともに、収納搬送路の下
端の商品が払い出された後に、下部支持手段が商品受け
状態に戻ったことを検知することができる。また、払出
ユニット側から直接商品に当接して売り切れを検知する
構成を採用した場合には、商品が小径である場合には、
商品への接触不良により売切検知が不確実となる場合が
あるが、上記構成によれば、小径の商品に対しても確実
に売切を検知することができる。
切れ検知を行うことができるとともに、収納搬送路の下
端の商品が払い出された後に、下部支持手段が商品受け
状態に戻ったことを検知することができる。また、払出
ユニット側から直接商品に当接して売り切れを検知する
構成を採用した場合には、商品が小径である場合には、
商品への接触不良により売切検知が不確実となる場合が
あるが、上記構成によれば、小径の商品に対しても確実
に売切を検知することができる。
【0038】請求項11記載の発明は、請求項1〜10
の何れかに記載の自動販売機の商品払出装置において、
払出ユニットに設けられた横支持軸心を中心としてその
一端が回動自在に支持されたロアリンクを設け、下部支
持手段を、前記ロアリンクの他端に設けられた連結回転
軸を中心として回動自在に構成し、前記連結回転軸に対
して下部支持手段の先端部とは略反対側に延びる下部支
持手段の後端部を略昇降自在に案内し、下部支持手段が
開姿勢となった際には後端部が連結回転軸よりも上方に
位置するように案内するガイド部と、下部支持手段が商
品を受ける閉姿勢となるように付勢する付勢手段と、下
部支持手段を閉姿勢にロックするロック機構とを備えた
ことを特徴とする。
の何れかに記載の自動販売機の商品払出装置において、
払出ユニットに設けられた横支持軸心を中心としてその
一端が回動自在に支持されたロアリンクを設け、下部支
持手段を、前記ロアリンクの他端に設けられた連結回転
軸を中心として回動自在に構成し、前記連結回転軸に対
して下部支持手段の先端部とは略反対側に延びる下部支
持手段の後端部を略昇降自在に案内し、下部支持手段が
開姿勢となった際には後端部が連結回転軸よりも上方に
位置するように案内するガイド部と、下部支持手段が商
品を受ける閉姿勢となるように付勢する付勢手段と、下
部支持手段を閉姿勢にロックするロック機構とを備えた
ことを特徴とする。
【0039】この構成によれば、下部支持手段は、ロア
リンクの他端に設けられた連結回転軸を中心として回動
し、開姿勢の際には下部支持手段の後端部が連結回転軸
よりも上方に位置するため、下部支持手段が開姿勢であ
る際のその先端位置が、下部支持手段の回転用支点が払
出ユニット内にある場合よりも上方となる。したがっ
て、その分だけ払出ユニットを収納搬送路に対して下方
寄りに配置できて、収納搬送路における商品を収納でき
るスペースがその分だけ増え、商品をより多く収納する
ことができる。
リンクの他端に設けられた連結回転軸を中心として回動
し、開姿勢の際には下部支持手段の後端部が連結回転軸
よりも上方に位置するため、下部支持手段が開姿勢であ
る際のその先端位置が、下部支持手段の回転用支点が払
出ユニット内にある場合よりも上方となる。したがっ
て、その分だけ払出ユニットを収納搬送路に対して下方
寄りに配置できて、収納搬送路における商品を収納でき
るスペースがその分だけ増え、商品をより多く収納する
ことができる。
【0040】また、下部支持手段の回転中心である連結
回転軸が下部支持手段の中央寄り位置にあり、下部支持
手段を払出姿勢から受け姿勢に回転させて引き戻す際
に、下部支持手段の連結回転軸から後端部までの重量
が、下部支持手段の連結回転軸から先端部までの重量を
打ち消すように作用するので、下部支持手段に小さな引
き戻し力を作用させるだけで済み、これに伴い、下部支
持手段を閉姿勢側に付勢する付勢手段の付勢力も小さく
て済む。このように付勢手段の付勢力を小さくすること
により、軽い商品が下部支持手段と収納搬送路の側壁と
の間に挟まってしまうことを防止でき、払出動作を良好
に行うことができる。
回転軸が下部支持手段の中央寄り位置にあり、下部支持
手段を払出姿勢から受け姿勢に回転させて引き戻す際
に、下部支持手段の連結回転軸から後端部までの重量
が、下部支持手段の連結回転軸から先端部までの重量を
打ち消すように作用するので、下部支持手段に小さな引
き戻し力を作用させるだけで済み、これに伴い、下部支
持手段を閉姿勢側に付勢する付勢手段の付勢力も小さく
て済む。このように付勢手段の付勢力を小さくすること
により、軽い商品が下部支持手段と収納搬送路の側壁と
の間に挟まってしまうことを防止でき、払出動作を良好
に行うことができる。
【0041】請求項12記載の発明は、請求項1〜11
の何れかに記載の自動販売機の商品払出装置において、
払出ユニットとともに所定の寸法で収納搬送路を形成す
る対向壁に、下端の小径商品の最大径部が当接する凸部
を収納搬送路側に設け、下から2番目の商品の最大径部
が払出ユニット側の面に当接するように構成し、凸部に
対向する払出ユニット側の面は少なくとも大径商品の通
過を許容するための所定の寸法を保持してなることを特
徴とする。
の何れかに記載の自動販売機の商品払出装置において、
払出ユニットとともに所定の寸法で収納搬送路を形成す
る対向壁に、下端の小径商品の最大径部が当接する凸部
を収納搬送路側に設け、下から2番目の商品の最大径部
が払出ユニット側の面に当接するように構成し、凸部に
対向する払出ユニット側の面は少なくとも大径商品の通
過を許容するための所定の寸法を保持してなることを特
徴とする。
【0042】上記構成において、上部阻止手段の収納搬
送路への突出位置は、少しでも上方寄りに位置させた方
が、より大きな径の商品を収納した場合でも下端の商品
の上部に当接させることができて、収納搬送路下端の商
品と2番目の商品との分離を行うことが容易となるの
で、汎用性が大きくなる。この場合に、このような大径
の商品にも対応できるように、収納搬送路の幅を広げる
と、小径商品の場合には商品が千鳥状に積み上げられる
ので、上部阻止手段を突出させた際に、下から2番目の
商品に当接して、十分な突出距離を得られず、良好な払
出動作を行えなくなるおそれがある。これに対して、上
記のように、対向壁に凸部を設けて突出させることで下
端の商品が凸部に当接して払出ユニット側に寄せられ、
実質的に通路幅が凸部の寸法分だけ狭くなった状態で小
径商品が積み上げられて、下から2番目の商品の位置が
上にずれることとなる。その結果、商品が小径である場
合でも、上部阻止手段が下から2番目の商品の下方に突
出して、下端の商品の上部に当接させることができて、
払出動作を良好に行うことが可能となる。
送路への突出位置は、少しでも上方寄りに位置させた方
が、より大きな径の商品を収納した場合でも下端の商品
の上部に当接させることができて、収納搬送路下端の商
品と2番目の商品との分離を行うことが容易となるの
で、汎用性が大きくなる。この場合に、このような大径
の商品にも対応できるように、収納搬送路の幅を広げる
と、小径商品の場合には商品が千鳥状に積み上げられる
ので、上部阻止手段を突出させた際に、下から2番目の
商品に当接して、十分な突出距離を得られず、良好な払
出動作を行えなくなるおそれがある。これに対して、上
記のように、対向壁に凸部を設けて突出させることで下
端の商品が凸部に当接して払出ユニット側に寄せられ、
実質的に通路幅が凸部の寸法分だけ狭くなった状態で小
径商品が積み上げられて、下から2番目の商品の位置が
上にずれることとなる。その結果、商品が小径である場
合でも、上部阻止手段が下から2番目の商品の下方に突
出して、下端の商品の上部に当接させることができて、
払出動作を良好に行うことが可能となる。
【0043】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づき説明する。図1〜図4に示すように、この自動
販売機の商品払出装置においては、略上下方向に延びて
複数の商品3を収納可能な収納搬送路1の下端部に面す
るように払出ユニット2が配設されている。また、払出
ユニット2内から収納搬送路1内に向けて上方に回動自
在で、収納搬送路1の下端の商品3を下方から受けて支
持する下部支持手段としてのロアストッパ4と、このロ
アストッパ4を、収納搬送路1を閉じる所定の受け姿勢
にロックするロック機構5と、その商品阻止部6aが、
払出ユニット2側に略縦向きで格納された格納姿勢か
ら、収納搬送路1内における下端の商品3の上部に向け
て収納搬送路1内に略横向きで突出する突出姿勢にわた
って移動自在とされ、収納搬送路1における下から2番
目の商品3の落下を阻止する上部阻止手段としてのアッ
パーストッパ6とが設けられている。払出ユニット2
は、隣合う2列の収納搬送路1の下端部間に、互いに背
中合わせの状態で対となった姿勢で組付けられる。な
お、図1における7は収納搬送路1における払出ユニッ
ト2と対向する壁面をなす対向壁、図2における8、9
は収納搬送路1の両側面をなす側面壁である。
に基づき説明する。図1〜図4に示すように、この自動
販売機の商品払出装置においては、略上下方向に延びて
複数の商品3を収納可能な収納搬送路1の下端部に面す
るように払出ユニット2が配設されている。また、払出
ユニット2内から収納搬送路1内に向けて上方に回動自
在で、収納搬送路1の下端の商品3を下方から受けて支
持する下部支持手段としてのロアストッパ4と、このロ
アストッパ4を、収納搬送路1を閉じる所定の受け姿勢
にロックするロック機構5と、その商品阻止部6aが、
払出ユニット2側に略縦向きで格納された格納姿勢か
ら、収納搬送路1内における下端の商品3の上部に向け
て収納搬送路1内に略横向きで突出する突出姿勢にわた
って移動自在とされ、収納搬送路1における下から2番
目の商品3の落下を阻止する上部阻止手段としてのアッ
パーストッパ6とが設けられている。払出ユニット2
は、隣合う2列の収納搬送路1の下端部間に、互いに背
中合わせの状態で対となった姿勢で組付けられる。な
お、図1における7は収納搬送路1における払出ユニッ
ト2と対向する壁面をなす対向壁、図2における8、9
は収納搬送路1の両側面をなす側面壁である。
【0044】払出ユニット2は、その外殻部分を形成す
るユニット枠10が、所定位置に着脱可能に固定されて
おり、このユニット枠10における収納搬送路1に臨む
面には、アッパーストッパ4が出退する開口窓10aが
形成されている。ユニット枠10における開口窓10a
が設けられている箇所の下面部分10bは斜め下方に傾
斜されて、開口窓10a側に入り込んだ商品3が引っ掛
かったりしないよう図られている。ユニット枠10の両
側面には、収納搬送路1の両側面箇所に突出する外側ガ
イド12がそれぞれねじ11で取り付け付けられてお
り、各外側ガイド12は、収納搬送路1の両側面をなす
側面壁9に沿うように配置されている。各外側ガイド1
2の内側には内側カバー13が係止爪などで、外側ガイ
ド12に近接した姿勢で引掛けられている。
るユニット枠10が、所定位置に着脱可能に固定されて
おり、このユニット枠10における収納搬送路1に臨む
面には、アッパーストッパ4が出退する開口窓10aが
形成されている。ユニット枠10における開口窓10a
が設けられている箇所の下面部分10bは斜め下方に傾
斜されて、開口窓10a側に入り込んだ商品3が引っ掛
かったりしないよう図られている。ユニット枠10の両
側面には、収納搬送路1の両側面箇所に突出する外側ガ
イド12がそれぞれねじ11で取り付け付けられてお
り、各外側ガイド12は、収納搬送路1の両側面をなす
側面壁9に沿うように配置されている。各外側ガイド1
2の内側には内側カバー13が係止爪などで、外側ガイ
ド12に近接した姿勢で引掛けられている。
【0045】また、外側ガイド12および内側カバー1
3には、互いの間に突設されてなる突軸部14がバーリ
ング加工などにより形成され、この突軸部14を中心と
してアッパーストッパ6が回動自在に支持されている。
すなわち、これらの外側ガイド12と内側カバー13と
から構成される阻止手段取付部材によってアッパースト
ッパ6が回動自在に支持されている。アッパーストッパ
6は、前記外側ガイド12、内側カバー13間にそれぞ
れ配設されて突軸部14が挿通されている両側のアーム
部6bと、これらのアーム部6b間にまたがって設けら
れた前記商品阻止部6aとを有し、全体形状としては略
コ字形状とされている。そして、アッパーストッパ6の
商品阻止部6aが、図1において実線および点線で示す
ように、払出ユニット2内に設けられた格納部2aに縦
向きで格納された格納姿勢から、図1において仮想線で
示すように、収納搬送路1内における下端の商品3の上
部に向けて収納搬送路1内に略横向きで突出する突出姿
勢にわたって移動自在とされている。なお、図1におけ
る12aは、アッパーストッパ6の商品阻止部6aの突
出位置を規制する規制部である。そして、アッパースト
ッパ6の商品阻止部6aが、前記規制部12aに当接す
るまで突出した際には、アッパーストッパ6の商品阻止
部6aは、払出ユニット2の収納搬送路1に臨む面から
離間するよう配設されている。
3には、互いの間に突設されてなる突軸部14がバーリ
ング加工などにより形成され、この突軸部14を中心と
してアッパーストッパ6が回動自在に支持されている。
すなわち、これらの外側ガイド12と内側カバー13と
から構成される阻止手段取付部材によってアッパースト
ッパ6が回動自在に支持されている。アッパーストッパ
6は、前記外側ガイド12、内側カバー13間にそれぞ
れ配設されて突軸部14が挿通されている両側のアーム
部6bと、これらのアーム部6b間にまたがって設けら
れた前記商品阻止部6aとを有し、全体形状としては略
コ字形状とされている。そして、アッパーストッパ6の
商品阻止部6aが、図1において実線および点線で示す
ように、払出ユニット2内に設けられた格納部2aに縦
向きで格納された格納姿勢から、図1において仮想線で
示すように、収納搬送路1内における下端の商品3の上
部に向けて収納搬送路1内に略横向きで突出する突出姿
勢にわたって移動自在とされている。なお、図1におけ
る12aは、アッパーストッパ6の商品阻止部6aの突
出位置を規制する規制部である。そして、アッパースト
ッパ6の商品阻止部6aが、前記規制部12aに当接す
るまで突出した際には、アッパーストッパ6の商品阻止
部6aは、払出ユニット2の収納搬送路1に臨む面から
離間するよう配設されている。
【0046】払出ユニット2の上部側には、払出ユニッ
ト2の上部内面に沿って昇降自在に支持され、その裏面
に、それぞれ上面側が傾斜し下面側が水平となった多数
のラチェット爪15aが形成されたアッパー駆動体15
と、アッパー駆動体15を下方へ移動させるように付勢
する(すなわち、アッパーストッパ6を突出姿勢になる
ように付勢する)アッパー付勢ばね26と、アッパー駆
動体15の下端とアッパーストッパ6の商品阻止部6a
の後端とを連結ピン16,17を介して連結するアッパ
ーリンク18と、払出ユニット2の上内部に配置され、
下方に突出する出退部19aを昇降させる駆動源として
の1つの薄形のソレノイド19と、ソレノイド19の出
退部19aに係止された駆動昇降体20と、駆動昇降体
20に設けられた駆動昇降軸21を中心として回動可能
な状態で後方(収納搬送路1から離反する奥側方向)寄
り下方に延設され、下端にフック部22aが設けられた
ロア伝達体22と、駆動昇降軸21を中心として回動可
能な状態で前方(収納搬送路1に接近する手前側方向)
寄り略上方に延設され、アッパー駆動体15のラチェッ
ト爪15aに係合可能な送り爪23aが上端部に設けら
れているとともに、その下端部がロア伝達体22に当接
可能とされ、また、その下部が、アッパー駆動体15の
下部に形成された突部15bに当接可能とされたアッパ
伝達体23と、払出ユニット2内の略中央位置に配設さ
れた軸24を中心として揺動可能な姿勢で斜め上方に延
びて、アッパー駆動体15のラチェット爪15aに係合
可能な歯止め爪25と、アッパー駆動体15が上死点位
置まで移動したことを検知する上死点位置検知センサ2
7と、アッパー駆動体15を昇降自在に案内するととも
にソレノイド19、アッパー付勢ばね26などを所定位
置に保持するベース部材50などが設けられている。ア
ッパー付勢ばね26はアッパー駆動体15の突出部15
a(図3参照)を上方から下方へ押し付けている。
ト2の上部内面に沿って昇降自在に支持され、その裏面
に、それぞれ上面側が傾斜し下面側が水平となった多数
のラチェット爪15aが形成されたアッパー駆動体15
と、アッパー駆動体15を下方へ移動させるように付勢
する(すなわち、アッパーストッパ6を突出姿勢になる
ように付勢する)アッパー付勢ばね26と、アッパー駆
動体15の下端とアッパーストッパ6の商品阻止部6a
の後端とを連結ピン16,17を介して連結するアッパ
ーリンク18と、払出ユニット2の上内部に配置され、
下方に突出する出退部19aを昇降させる駆動源として
の1つの薄形のソレノイド19と、ソレノイド19の出
退部19aに係止された駆動昇降体20と、駆動昇降体
20に設けられた駆動昇降軸21を中心として回動可能
な状態で後方(収納搬送路1から離反する奥側方向)寄
り下方に延設され、下端にフック部22aが設けられた
ロア伝達体22と、駆動昇降軸21を中心として回動可
能な状態で前方(収納搬送路1に接近する手前側方向)
寄り略上方に延設され、アッパー駆動体15のラチェッ
ト爪15aに係合可能な送り爪23aが上端部に設けら
れているとともに、その下端部がロア伝達体22に当接
可能とされ、また、その下部が、アッパー駆動体15の
下部に形成された突部15bに当接可能とされたアッパ
伝達体23と、払出ユニット2内の略中央位置に配設さ
れた軸24を中心として揺動可能な姿勢で斜め上方に延
びて、アッパー駆動体15のラチェット爪15aに係合
可能な歯止め爪25と、アッパー駆動体15が上死点位
置まで移動したことを検知する上死点位置検知センサ2
7と、アッパー駆動体15を昇降自在に案内するととも
にソレノイド19、アッパー付勢ばね26などを所定位
置に保持するベース部材50などが設けられている。ア
ッパー付勢ばね26はアッパー駆動体15の突出部15
a(図3参照)を上方から下方へ押し付けている。
【0047】ロア伝達体22の下端のフック部22a
は、ロアストッパ4に対してロック解除するためのプル
プレート40の上端に係合されたアンロックフック45
のフック部45bに対して係脱自在とされている。アン
ロックフック45には、歯止め爪25に下方から当接し
て、歯止め爪25をアッパー駆動体15のラチェット爪
15aから離脱させる歯止め解除用当接部45aが設け
られている。
は、ロアストッパ4に対してロック解除するためのプル
プレート40の上端に係合されたアンロックフック45
のフック部45bに対して係脱自在とされている。アン
ロックフック45には、歯止め爪25に下方から当接し
て、歯止め爪25をアッパー駆動体15のラチェット爪
15aから離脱させる歯止め解除用当接部45aが設け
られている。
【0048】また、図5において、51は、所定位置に
固定されて、駆動昇降軸21を昇降自在にガイドすると
ともに駆動昇降体20、駆動昇降軸21、ロア伝達体2
2、アッパ伝達体23などを覆い、かつ前記軸24を支
持する駆動部ガイド、28は、駆動昇降軸21に外装さ
れて、アッパー伝達体23をその送り爪23aがアッパ
ー駆動体15のラチェット爪15aに係合する方向に付
勢するアッパ伝達体ばね、29は、駆動昇降軸21に外
装されて、ロア伝達体22をそのフック部22aがアン
ロックフック45に係合する方向に付勢するロア伝達体
ばね、46は、軸24に外装されて、歯止め爪25がア
ッパー駆動体15のラチェット爪15aに掛かり合う方
向に付勢する歯止め爪ばね、30は、ソレノイド19の
出退部19aおよび駆動昇降体20を下方に引張る引張
りばね、図6(a)における47は、アンロックフック
45を下方側に付勢するアンロックフックばねである。
固定されて、駆動昇降軸21を昇降自在にガイドすると
ともに駆動昇降体20、駆動昇降軸21、ロア伝達体2
2、アッパ伝達体23などを覆い、かつ前記軸24を支
持する駆動部ガイド、28は、駆動昇降軸21に外装さ
れて、アッパー伝達体23をその送り爪23aがアッパ
ー駆動体15のラチェット爪15aに係合する方向に付
勢するアッパ伝達体ばね、29は、駆動昇降軸21に外
装されて、ロア伝達体22をそのフック部22aがアン
ロックフック45に係合する方向に付勢するロア伝達体
ばね、46は、軸24に外装されて、歯止め爪25がア
ッパー駆動体15のラチェット爪15aに掛かり合う方
向に付勢する歯止め爪ばね、30は、ソレノイド19の
出退部19aおよび駆動昇降体20を下方に引張る引張
りばね、図6(a)における47は、アンロックフック
45を下方側に付勢するアンロックフックばねである。
【0049】これらの昇降駆動体20、駆動昇降軸2
1、ロア伝達体22、アッパ伝達体23、アッパー駆動
体15の突部15b、アンロックフック45などにより
駆動力伝達機構が構成され、この駆動力伝達機構は、ソ
レノイド19の駆動力を、アッパーストッパ6の突出姿
勢から格納姿勢までの引き戻し動作と、ロアストッパ4
のロック解除動作とに、切り換えて伝達する。
1、ロア伝達体22、アッパ伝達体23、アッパー駆動
体15の突部15b、アンロックフック45などにより
駆動力伝達機構が構成され、この駆動力伝達機構は、ソ
レノイド19の駆動力を、アッパーストッパ6の突出姿
勢から格納姿勢までの引き戻し動作と、ロアストッパ4
のロック解除動作とに、切り換えて伝達する。
【0050】図1および図7などに示すように、ロアス
トッパ4を駆動させるロアストッパ駆動機構は、下端の
商品3を受ける受け板4aとこの受け板4aが載せられ
た載せ台4bとからなるロアストッパ4と、ユニット枠
10の下部において上下に延びるように形成されたガイ
ド孔33に挿通されてロアストッパ4の受け板4aおよ
び載せ台4bの奥端部に連結された連動軸34と、ユニ
ット枠10の下端部に横方向に挿通された横支持軸31
を中心としてその下端が回動自在に支持されたロアリン
ク32と、ロアリンク32の上端と載せ台4bとを連結
して、ロアリンク32の回転支点となる連結回転軸36
と、この連結回転軸36ならびに横支持軸31にそれぞ
れ外装されて、ロアストッパ4が収納搬送路1を閉鎖す
る方向に回動するように付勢する閉鎖付勢ばね48、4
9と、連動軸34に外装されて、ロアストッパ4の受け
板4aが載せ台4bから上動する方向に付勢する売り切
ればね43と、ロアストッパ4上から商品3がなくっ
て、受け姿勢となったロアストッパ4の受け板4aが載
せ台4bから上動した位置となったことを検知する売り
切れ検知センサ44(図3参照)と、ロアストッパ4を
閉姿勢にロックするロック機構5とを備えている。
トッパ4を駆動させるロアストッパ駆動機構は、下端の
商品3を受ける受け板4aとこの受け板4aが載せられ
た載せ台4bとからなるロアストッパ4と、ユニット枠
10の下部において上下に延びるように形成されたガイ
ド孔33に挿通されてロアストッパ4の受け板4aおよ
び載せ台4bの奥端部に連結された連動軸34と、ユニ
ット枠10の下端部に横方向に挿通された横支持軸31
を中心としてその下端が回動自在に支持されたロアリン
ク32と、ロアリンク32の上端と載せ台4bとを連結
して、ロアリンク32の回転支点となる連結回転軸36
と、この連結回転軸36ならびに横支持軸31にそれぞ
れ外装されて、ロアストッパ4が収納搬送路1を閉鎖す
る方向に回動するように付勢する閉鎖付勢ばね48、4
9と、連動軸34に外装されて、ロアストッパ4の受け
板4aが載せ台4bから上動する方向に付勢する売り切
ればね43と、ロアストッパ4上から商品3がなくっ
て、受け姿勢となったロアストッパ4の受け板4aが載
せ台4bから上動した位置となったことを検知する売り
切れ検知センサ44(図3参照)と、ロアストッパ4を
閉姿勢にロックするロック機構5とを備えている。
【0051】ロアストッパ4は、図1、図4で実線およ
び点線で示すように、連結回転軸36を中心として先端
部が払出ユニット2側から収納搬送路1内に向けて略横
向きに突出して収納搬送路1を閉鎖する閉姿勢(商品3
を受ける受け姿勢)と、図1、図4で仮想線で示すよう
に、この閉姿勢から先端部が斜め下方に回動して払出ユ
ニット2に沿うように縦向きとなりながら収納搬送路1
から払出ユニット2側へ後退する開姿勢とにわたって回
動自在であり、閉姿勢となった際には収納搬送路1の下
端の商品3を下方から受けて支持する。また、ロアスト
ッパ4が開姿勢となった際にはその後端部および連動軸
34が連結回転軸36よりも上方に位置する。
び点線で示すように、連結回転軸36を中心として先端
部が払出ユニット2側から収納搬送路1内に向けて略横
向きに突出して収納搬送路1を閉鎖する閉姿勢(商品3
を受ける受け姿勢)と、図1、図4で仮想線で示すよう
に、この閉姿勢から先端部が斜め下方に回動して払出ユ
ニット2に沿うように縦向きとなりながら収納搬送路1
から払出ユニット2側へ後退する開姿勢とにわたって回
動自在であり、閉姿勢となった際には収納搬送路1の下
端の商品3を下方から受けて支持する。また、ロアスト
ッパ4が開姿勢となった際にはその後端部および連動軸
34が連結回転軸36よりも上方に位置する。
【0052】ロック機構5は、図1および図8(a)に
示すように、ロアストッパ4の後端部に連動軸34を介
して連結された、上方に延びるロックリンクプレート3
7と、払出ユニット2の所定位置に固定され、ロックリ
ンクプレート37の上端部が下方から突入されたロック
ブラケット38と、ロックブラケット38内で揺動軸3
9を中心に上部側が揺動自在に支持され、その下部にロ
ックリンクプレート37の上端部が当接自在とされたロ
ックブロック41と、下端部にロックロッド42が挿通
されて、ロックブラケット38の上部に設けられた略V
字形状の凹溝部38aに挿脱自在とされたプルプレート
40などから構成されている。
示すように、ロアストッパ4の後端部に連動軸34を介
して連結された、上方に延びるロックリンクプレート3
7と、払出ユニット2の所定位置に固定され、ロックリ
ンクプレート37の上端部が下方から突入されたロック
ブラケット38と、ロックブラケット38内で揺動軸3
9を中心に上部側が揺動自在に支持され、その下部にロ
ックリンクプレート37の上端部が当接自在とされたロ
ックブロック41と、下端部にロックロッド42が挿通
されて、ロックブラケット38の上部に設けられた略V
字形状の凹溝部38aに挿脱自在とされたプルプレート
40などから構成されている。
【0053】ロックブロック41の先端部片面は、凹溝
部38a内に嵌入したロックロッド42に当接可能とさ
れている。また、図8(a)に示すように、ロックブロ
ック41には、下端部からロックリンクプレート37側
に向けて突出する係止爪41aが設けられ、この係止爪
41aが、ロックリンクプレート37から側方に突出し
て形成された突出爪37aに下方から係合可能とされて
いる。
部38a内に嵌入したロックロッド42に当接可能とさ
れている。また、図8(a)に示すように、ロックブロ
ック41には、下端部からロックリンクプレート37側
に向けて突出する係止爪41aが設けられ、この係止爪
41aが、ロックリンクプレート37から側方に突出し
て形成された突出爪37aに下方から係合可能とされて
いる。
【0054】また、図6(a),(b)に示すように、
プルプレート40の上端部には段部40aが形成されて
いるとともに、この段部40aより上方の部分が、アン
ロックフック45の下部に設けられた角孔45cに差し
込まれており、この角孔45cの上下寸法範囲内で、ア
ンロックフック45とプルプレート40とが互いに上下
に相対移動可能とされている。
プルプレート40の上端部には段部40aが形成されて
いるとともに、この段部40aより上方の部分が、アン
ロックフック45の下部に設けられた角孔45cに差し
込まれており、この角孔45cの上下寸法範囲内で、ア
ンロックフック45とプルプレート40とが互いに上下
に相対移動可能とされている。
【0055】この構成において、販売待機時には、図
1、図8(a)、図17に示すように、プルプレート4
0の下端部およびロックロッド42が、ロックブラケッ
ト38の凹溝部38aに挿入されており、ロックブロッ
ク41はロックロッド42に当接して、凹溝部38aを
横切る方向に回動することが阻止されている。この結
果、ロックリンクプレート37はその上端がロックブロ
ック41に当接し、ロックリンクプレート37が上方に
移動することが阻止されたロック状態とされている。こ
れにより、ロアストッパ4の収納搬送路1内に突出して
いる箇所は略水平な受け姿勢を保持し、収納搬送路1内
の下端の商品3を良好に支持している。
1、図8(a)、図17に示すように、プルプレート4
0の下端部およびロックロッド42が、ロックブラケッ
ト38の凹溝部38aに挿入されており、ロックブロッ
ク41はロックロッド42に当接して、凹溝部38aを
横切る方向に回動することが阻止されている。この結
果、ロックリンクプレート37はその上端がロックブロ
ック41に当接し、ロックリンクプレート37が上方に
移動することが阻止されたロック状態とされている。こ
れにより、ロアストッパ4の収納搬送路1内に突出して
いる箇所は略水平な受け姿勢を保持し、収納搬送路1内
の下端の商品3を良好に支持している。
【0056】また、アッパー駆動体15は上死点位置に
あり、歯止め爪25がアッパー駆動体15のラチェット
爪15aに係合しており、アッパー駆動体15が下降す
ることが阻止されている。そして、これに伴い、アッパ
ーストッパ6は払出ユニット2内の格納部2aに格納さ
れている。
あり、歯止め爪25がアッパー駆動体15のラチェット
爪15aに係合しており、アッパー駆動体15が下降す
ることが阻止されている。そして、これに伴い、アッパ
ーストッパ6は払出ユニット2内の格納部2aに格納さ
れている。
【0057】また、ソレノイド19は通電されておら
ず、駆動昇降体20は引張りばね30の付勢力で下降さ
れ、ロア伝達体22のフック部22aはアンロックフッ
ク45のフック部45bの少し下方に位置しており、ま
た、アッパー伝達体23は、アッパー駆動体15の突部
15bに当接して、その先端の送り爪23aはアッパー
駆動体15のラチェット爪15aから離反している。
ず、駆動昇降体20は引張りばね30の付勢力で下降さ
れ、ロア伝達体22のフック部22aはアンロックフッ
ク45のフック部45bの少し下方に位置しており、ま
た、アッパー伝達体23は、アッパー駆動体15の突部
15bに当接して、その先端の送り爪23aはアッパー
駆動体15のラチェット爪15aから離反している。
【0058】この待機状態において販売指示があると、
ソレノイド19に通電されて、その出退部19aを吸引
し始める。これに伴って駆動昇降体20が上昇され始め
ると、図9、図18に示すように、まず、ロア伝達体2
2のフック部22aがアンロックフック45のフック部
45aに係合して引き上げ始める。
ソレノイド19に通電されて、その出退部19aを吸引
し始める。これに伴って駆動昇降体20が上昇され始め
ると、図9、図18に示すように、まず、ロア伝達体2
2のフック部22aがアンロックフック45のフック部
45aに係合して引き上げ始める。
【0059】一方、アンロックフック45の上昇にとも
なって、アンロックフック45の歯止め解除用当接部4
5aが歯止め爪25の先端寄り箇所に当接して押上げ
て、歯止め爪25がアッパー駆動体15のラチェット爪
15aから離反する。この結果、アッパー駆動体15の
下方への移動を阻止するものがなくなるため、アッパー
駆動体15はアッパー付勢ばね26の付勢力により下降
し、これに伴って、アッパーストッパ6の商品阻止部6
aは、収納搬送路1内における下端の商品3の上部に当
接するまで収納搬送路1内に略横向きで突出し、下端の
商品3を押圧し続ける(図9、図10、図18参照)。
なお、この際、アッパ伝達体23は、アンロックフック
45に係合したロア伝達体22にその下端が当接してい
るので、このアッパ伝達体23はアッパー駆動体15の
ラチェット爪15aから離反したままとなっている。
なって、アンロックフック45の歯止め解除用当接部4
5aが歯止め爪25の先端寄り箇所に当接して押上げ
て、歯止め爪25がアッパー駆動体15のラチェット爪
15aから離反する。この結果、アッパー駆動体15の
下方への移動を阻止するものがなくなるため、アッパー
駆動体15はアッパー付勢ばね26の付勢力により下降
し、これに伴って、アッパーストッパ6の商品阻止部6
aは、収納搬送路1内における下端の商品3の上部に当
接するまで収納搬送路1内に略横向きで突出し、下端の
商品3を押圧し続ける(図9、図10、図18参照)。
なお、この際、アッパ伝達体23は、アンロックフック
45に係合したロア伝達体22にその下端が当接してい
るので、このアッパ伝達体23はアッパー駆動体15の
ラチェット爪15aから離反したままとなっている。
【0060】さらに、ソレノイド19の出退部19aが
吸引されて駆動昇降体20が上昇され、アンロックフッ
ク45がさらに引き上げられると、図11および図8
(b)、図19に示すように、アンロックフック45の
角孔45cの下辺壁部分がプルプレート40の段部40
aに当接し、プルプレート40も引き上げられて、下端
のロックロッド42がロックブロック41から離脱す
る。これにより、ロックブロック41は回動可能な状態
となり、ロックリンクプレート37の上昇を阻止するも
のがなくなって、ロアストッパ4が下方に回動可能な状
態となるため、下端の商品3はその自重でロアストッパ
4を押し退けて落下し、払い出される。このように、ロ
アストッパ4は、アッパーストッパ6が突出して一定時
間遅延してから突出するように構成されている。
吸引されて駆動昇降体20が上昇され、アンロックフッ
ク45がさらに引き上げられると、図11および図8
(b)、図19に示すように、アンロックフック45の
角孔45cの下辺壁部分がプルプレート40の段部40
aに当接し、プルプレート40も引き上げられて、下端
のロックロッド42がロックブロック41から離脱す
る。これにより、ロックブロック41は回動可能な状態
となり、ロックリンクプレート37の上昇を阻止するも
のがなくなって、ロアストッパ4が下方に回動可能な状
態となるため、下端の商品3はその自重でロアストッパ
4を押し退けて落下し、払い出される。このように、ロ
アストッパ4は、アッパーストッパ6が突出して一定時
間遅延してから突出するように構成されている。
【0061】また、この際、下端の商品3の上部に当接
して押圧し続けていたアッパーストッパ6は、下端の商
品3が下方に払い出されることに伴い、この下端の商品
3の落下移動に追随しながら、アッパー付勢ばね26の
付勢力により収納搬送路1への突出量を増加させ、2番
目の商品3をすくうようにその下方に入り込んで、下か
らこの商品3を受ける。これにより、この商品3が収納
搬送路1内から払い出されることが阻止される。
して押圧し続けていたアッパーストッパ6は、下端の商
品3が下方に払い出されることに伴い、この下端の商品
3の落下移動に追随しながら、アッパー付勢ばね26の
付勢力により収納搬送路1への突出量を増加させ、2番
目の商品3をすくうようにその下方に入り込んで、下か
らこの商品3を受ける。これにより、この商品3が収納
搬送路1内から払い出されることが阻止される。
【0062】この場合に、アッパーストッパ6は、収納
搬送路1を横切る位置に配置された突軸部14を中心と
する円弧状経路に沿って回動するので、商品3の直径に
係わらず、収納搬送路1における下から2番目の商品3
の下方にアッパーストッパ6を突入させることが容易か
つ確実に行える。つまり、大径から小径までの全ての商
品3に適合するアッパーストッパ6の進入経路を単純な
円弧軌跡で実現できる。
搬送路1を横切る位置に配置された突軸部14を中心と
する円弧状経路に沿って回動するので、商品3の直径に
係わらず、収納搬送路1における下から2番目の商品3
の下方にアッパーストッパ6を突入させることが容易か
つ確実に行える。つまり、大径から小径までの全ての商
品3に適合するアッパーストッパ6の進入経路を単純な
円弧軌跡で実現できる。
【0063】そして、アッパーストッパ6は、突出時に
は収納搬送路1内に略円弧軌跡を描いて下から2番目の
商品3をすくうように突出するため、アッパーストッパ
6には商品3群の荷重が略下方に無理なく作用し、ま
た、商品3群の荷重をアッパーストッパ6により下から
受けることとなるため、アッパーストッパ6を横方向へ
回動させるような商品荷重のモーメントを最小限に抑え
ることができる。この結果、2番目の商品3およびこれ
より上方の商品3群の荷重を安定して受けることができ
る。
は収納搬送路1内に略円弧軌跡を描いて下から2番目の
商品3をすくうように突出するため、アッパーストッパ
6には商品3群の荷重が略下方に無理なく作用し、ま
た、商品3群の荷重をアッパーストッパ6により下から
受けることとなるため、アッパーストッパ6を横方向へ
回動させるような商品荷重のモーメントを最小限に抑え
ることができる。この結果、2番目の商品3およびこれ
より上方の商品3群の荷重を安定して受けることができ
る。
【0064】なお、この実施の形態においては、対向壁
7における下端の商品3に対応する箇所が収納搬送路1
内に少し突出しており、収納搬送路1内に商品3が供給
されると、下端の商品3は、この突出した凸部7aの突
出しろ分だけ払出ユニット2側に寄せられ、これにより
商品3が小径缶3Aである場合には、下端の商品3が払
出ユニット2側に寄せられた分だけ、下から2番目の商
品3が少し押上げられ、これにより、アッパーストッパ
6の収納搬送路1内における下端の商品3と下から2番
目の商品3との境界部への進入が良好に行えるように図
られている。また、図19に示すように、この凸部7a
に対向する払出ユニット2側の壁面2aは、下から2番
目よりも上方の商品3が当接する壁面2bよりも、若干
払出ユニット2側に窪んだ形状とされ、この窪み寸法L
4が凸部7aの突出寸法L3とほぼ同じ寸法とされるこ
とで大径の商品3Bが通過可能な有効通路幅が確保され
て、大径の商品3Bでも支障なく通過できるようになっ
ている。
7における下端の商品3に対応する箇所が収納搬送路1
内に少し突出しており、収納搬送路1内に商品3が供給
されると、下端の商品3は、この突出した凸部7aの突
出しろ分だけ払出ユニット2側に寄せられ、これにより
商品3が小径缶3Aである場合には、下端の商品3が払
出ユニット2側に寄せられた分だけ、下から2番目の商
品3が少し押上げられ、これにより、アッパーストッパ
6の収納搬送路1内における下端の商品3と下から2番
目の商品3との境界部への進入が良好に行えるように図
られている。また、図19に示すように、この凸部7a
に対向する払出ユニット2側の壁面2aは、下から2番
目よりも上方の商品3が当接する壁面2bよりも、若干
払出ユニット2側に窪んだ形状とされ、この窪み寸法L
4が凸部7aの突出寸法L3とほぼ同じ寸法とされるこ
とで大径の商品3Bが通過可能な有効通路幅が確保され
て、大径の商品3Bでも支障なく通過できるようになっ
ている。
【0065】この後、ソレノイド19が駆動停止される
と、プルプレート40の下端が、ロックブロック41の
先端部に設けられた円弧面上に載った状態で、ソレノイ
ド19の吸引力がなくなるため、図12、図20に示す
ように、引張りばね30の付勢力により駆動昇降体20
が下降する。この際、アッパー伝達体23がアッパー駆
動体15の突部15bより離れており、ラチェット爪1
5a側に回動することを阻止するものがなく、ロア伝達
体22のフック部22aがアンロックフック45のフッ
ク部45bから少し離れた下方位置にあるので、アッパ
ー伝達体23およびロア伝達体22がアッパー伝達体ば
ね28の付勢力により(矢印方向に)回動し、ロア伝達
体22のフック部22aがアンロックフック45から完
全に離反するとともに、アッパー伝達体23の送り爪2
3aがアッパー駆動体15のラチェット爪15aに噛み
合う。
と、プルプレート40の下端が、ロックブロック41の
先端部に設けられた円弧面上に載った状態で、ソレノイ
ド19の吸引力がなくなるため、図12、図20に示す
ように、引張りばね30の付勢力により駆動昇降体20
が下降する。この際、アッパー伝達体23がアッパー駆
動体15の突部15bより離れており、ラチェット爪1
5a側に回動することを阻止するものがなく、ロア伝達
体22のフック部22aがアンロックフック45のフッ
ク部45bから少し離れた下方位置にあるので、アッパ
ー伝達体23およびロア伝達体22がアッパー伝達体ば
ね28の付勢力により(矢印方向に)回動し、ロア伝達
体22のフック部22aがアンロックフック45から完
全に離反するとともに、アッパー伝達体23の送り爪2
3aがアッパー駆動体15のラチェット爪15aに噛み
合う。
【0066】この状態で、下端の商品3が払い出される
と、閉鎖付勢ばね48、49の付勢力でロアストッパ4
が連動回転軸36を中心として収納搬送路1を閉鎖する
方向に回動して戻るととともに、連動軸34を介してロ
ックリンクプレート37が下方に移動する。そして、図
8(c)および(a)、図13、図21に示すように、
ロックリンクプレート37の下方への移動に伴ってこの
ロックリンクプレート37の突出爪37aによりロック
ブロック41の係止爪41aが押し下げられて、ロック
ブラケット38の凹溝部38aが開けられるような姿勢
となるまで回動する。その結果、アンロックフックばね
47の付勢力でアンロックフック45を介してプルプレ
ート40が下降され、プルプレート40の下端部および
ロックロッド42が、ロックブラケット38の凹溝部3
8aに挿入して、ロック位置まで戻り、ロアストッパ4
は閉姿勢(受け姿勢)にロックされる。
と、閉鎖付勢ばね48、49の付勢力でロアストッパ4
が連動回転軸36を中心として収納搬送路1を閉鎖する
方向に回動して戻るととともに、連動軸34を介してロ
ックリンクプレート37が下方に移動する。そして、図
8(c)および(a)、図13、図21に示すように、
ロックリンクプレート37の下方への移動に伴ってこの
ロックリンクプレート37の突出爪37aによりロック
ブロック41の係止爪41aが押し下げられて、ロック
ブラケット38の凹溝部38aが開けられるような姿勢
となるまで回動する。その結果、アンロックフックばね
47の付勢力でアンロックフック45を介してプルプレ
ート40が下降され、プルプレート40の下端部および
ロックロッド42が、ロックブラケット38の凹溝部3
8aに挿入して、ロック位置まで戻り、ロアストッパ4
は閉姿勢(受け姿勢)にロックされる。
【0067】また、アンロックフック45の下方への移
動に伴って、歯止め爪25に当接しているアンロックフ
ック45の歯止め解除用当接部45aも下降するため、
歯止め爪25もアッパー駆動体15のラチェット爪15
aに噛み合った状態となる。
動に伴って、歯止め爪25に当接しているアンロックフ
ック45の歯止め解除用当接部45aも下降するため、
歯止め爪25もアッパー駆動体15のラチェット爪15
aに噛み合った状態となる。
【0068】ロアストッパ4が閉姿勢にロックされて、
ロアストッパ4の受け板4aが上動位置まで戻ると、こ
の状態が売り切れ検知センサ44により検知される。こ
のようにロアストッパ4の受け板4aが上動位置まで戻
ったことを検知すると、その後、ソレノイド19が再度
駆動される。この際には、図14、図15、図22、図
23に示すように、ロア伝達体22のフック部22aが
アンロックフック45から離反しているため、アンロッ
クフック45やプルプレート40を伴うことなく、駆動
昇降体20、ロア伝達体22、アッパー伝達体23が上
昇し、アッパー伝達体23に噛み合ったアッパー駆動体
15が駆動昇降体20とともに上昇する。
ロアストッパ4の受け板4aが上動位置まで戻ると、こ
の状態が売り切れ検知センサ44により検知される。こ
のようにロアストッパ4の受け板4aが上動位置まで戻
ったことを検知すると、その後、ソレノイド19が再度
駆動される。この際には、図14、図15、図22、図
23に示すように、ロア伝達体22のフック部22aが
アンロックフック45から離反しているため、アンロッ
クフック45やプルプレート40を伴うことなく、駆動
昇降体20、ロア伝達体22、アッパー伝達体23が上
昇し、アッパー伝達体23に噛み合ったアッパー駆動体
15が駆動昇降体20とともに上昇する。
【0069】この後、ソレノイド19を駆動停止させる
と、駆動昇降体20とともにアッパー伝達体23などが
下降するが、アッパー駆動体15は歯止め爪25が噛み
合っているため下降することなく、その位置を維持して
おり、さらにこの後の、ソレノイド19の駆動、停止の
多段階(例えば5段階)駆動により、図16、図23に
示す状態から、図1、図17に示す状態まで、アッパー
駆動体15は上死点位置まで上昇され、アッパーストッ
パ6は格納姿勢まで引き戻される。そして、アッパー駆
動体15が上死点位置まで上昇されたことが、上死点位
置検知センサ27により検知された時点で、ソレノイド
19の多段階駆動動作が終了される。
と、駆動昇降体20とともにアッパー伝達体23などが
下降するが、アッパー駆動体15は歯止め爪25が噛み
合っているため下降することなく、その位置を維持して
おり、さらにこの後の、ソレノイド19の駆動、停止の
多段階(例えば5段階)駆動により、図16、図23に
示す状態から、図1、図17に示す状態まで、アッパー
駆動体15は上死点位置まで上昇され、アッパーストッ
パ6は格納姿勢まで引き戻される。そして、アッパー駆
動体15が上死点位置まで上昇されたことが、上死点位
置検知センサ27により検知された時点で、ソレノイド
19の多段階駆動動作が終了される。
【0070】また、アッパー駆動体15が段階的に上死
点位置まで上昇される際に、アッパーストッパ6の商品
阻止部6aが収納搬送路1から払出ユニット2内の格納
部2aに段階的に引き戻され、これに伴って、アッパー
ストッパ6により下方への移動が規制されていた商品3
群が、図16に示すように、下方に移動して、ロアース
トッパ4上に載った状態となり、待機状態に戻される。
点位置まで上昇される際に、アッパーストッパ6の商品
阻止部6aが収納搬送路1から払出ユニット2内の格納
部2aに段階的に引き戻され、これに伴って、アッパー
ストッパ6により下方への移動が規制されていた商品3
群が、図16に示すように、下方に移動して、ロアース
トッパ4上に載った状態となり、待機状態に戻される。
【0071】上記構成によれば、アッパーストッパ6を
格納姿勢とした時にはアッパーストッパ6が払出ユニッ
ト2の格納部2aに略縦向きで格納されるため、払出ユ
ニット2の薄形化が可能となる。そして、アッパースト
ッパ6を突出姿勢とした時にはこのアッパーストッパ6
が収納搬送路1内に略横向きで突出するため、収納搬送
路1内に大きく突出させることができ、商品3の大小に
かかわらず、収納搬送路1における下から2番目の商品
3の落下を良好に阻止することができる。
格納姿勢とした時にはアッパーストッパ6が払出ユニッ
ト2の格納部2aに略縦向きで格納されるため、払出ユ
ニット2の薄形化が可能となる。そして、アッパースト
ッパ6を突出姿勢とした時にはこのアッパーストッパ6
が収納搬送路1内に略横向きで突出するため、収納搬送
路1内に大きく突出させることができ、商品3の大小に
かかわらず、収納搬送路1における下から2番目の商品
3の落下を良好に阻止することができる。
【0072】また、アッパーストッパ6の動作と、ロア
ーストッパ4のロック解除動作とを、別個に行わせる構
成であって、アッパーストッパ6への商品からの力をロ
アーストッパ4に伝達させて連動させたり、アッパース
トッパ6の突出状態を検知することでロアーストッパ4
のロック解除動作を行わせたりするような構成ではない
ため、その構造や配置などを比較的簡単なもので済ます
ことができ、その分だけ製造コストの増加を最小限に抑
えることができる。
ーストッパ4のロック解除動作とを、別個に行わせる構
成であって、アッパーストッパ6への商品からの力をロ
アーストッパ4に伝達させて連動させたり、アッパース
トッパ6の突出状態を検知することでロアーストッパ4
のロック解除動作を行わせたりするような構成ではない
ため、その構造や配置などを比較的簡単なもので済ます
ことができ、その分だけ製造コストの増加を最小限に抑
えることができる。
【0073】また、アッパーストッパ6を、収納搬送路
1を横切る位置に配置された突軸部14を中心とする円
弧状経路に沿って回動自在に構成することにより、商品
3の直径に係わらず、アッパーストッパ6を下から2番
目の商品3の外周を回り込ませてすくうように移動させ
て、収納搬送路1における下から2番目の商品3の下方
にアッパーストッパ6を突入させることが容易かつ確実
に行える。そして、アッパーストッパ6には商品3群の
荷重が略下方に無理なく作用し、また、商品3群の荷重
をアッパーストッパ6により下から受けることとなるた
め、アッパーストッパ6を横戻し方向へ回動させるよう
な商品荷重のモーメントを最小限に抑えることができ
て、2番目の商品3およびこれより上方の商品3群の荷
重を安定して受けることができる。
1を横切る位置に配置された突軸部14を中心とする円
弧状経路に沿って回動自在に構成することにより、商品
3の直径に係わらず、アッパーストッパ6を下から2番
目の商品3の外周を回り込ませてすくうように移動させ
て、収納搬送路1における下から2番目の商品3の下方
にアッパーストッパ6を突入させることが容易かつ確実
に行える。そして、アッパーストッパ6には商品3群の
荷重が略下方に無理なく作用し、また、商品3群の荷重
をアッパーストッパ6により下から受けることとなるた
め、アッパーストッパ6を横戻し方向へ回動させるよう
な商品荷重のモーメントを最小限に抑えることができ
て、2番目の商品3およびこれより上方の商品3群の荷
重を安定して受けることができる。
【0074】さらに、払出ユニット2から収納搬送路1
の両側面箇所に突き出した外側ガイド12や内側カバー
13で形成した突軸部14によりアッパーストッパ6を
支持するように構成したので、アッパーストッパ6が収
納搬送路1内に突出した状態でも、アッパーストッパ6
がねじれたりすることがなく、アッパーストッパ6を強
固に支持することができる。また、自動販売機全体を組
み付ける前に、アッパーストッパ6や外側ガイド12お
よび内側カバー13を払出ユニット2に予め組み付ける
ことができ、したがって、これらをユニット化した段階
でアッパーストッパ6の動作試験や調整を行うことがで
きて、作業性が良好となる。
の両側面箇所に突き出した外側ガイド12や内側カバー
13で形成した突軸部14によりアッパーストッパ6を
支持するように構成したので、アッパーストッパ6が収
納搬送路1内に突出した状態でも、アッパーストッパ6
がねじれたりすることがなく、アッパーストッパ6を強
固に支持することができる。また、自動販売機全体を組
み付ける前に、アッパーストッパ6や外側ガイド12お
よび内側カバー13を払出ユニット2に予め組み付ける
ことができ、したがって、これらをユニット化した段階
でアッパーストッパ6の動作試験や調整を行うことがで
きて、作業性が良好となる。
【0075】また、突出時にアッパーストッパ6の商品
阻止部6aが払出ユニット2の収納搬送路1に臨む面か
ら離間するように配設しているので、アッパーストッパ
6の商品阻止部6aとして、下から2番目の商品3を下
から受け止めるだけの寸法を設けるだけで済み、商品阻
止部6aの払出ユニット2内への収納も比較的小さなス
ペースで済んで容易に行うことができ、払出ユニット2
の大型化を招くこともない。
阻止部6aが払出ユニット2の収納搬送路1に臨む面か
ら離間するように配設しているので、アッパーストッパ
6の商品阻止部6aとして、下から2番目の商品3を下
から受け止めるだけの寸法を設けるだけで済み、商品阻
止部6aの払出ユニット2内への収納も比較的小さなス
ペースで済んで容易に行うことができ、払出ユニット2
の大型化を招くこともない。
【0076】また、商品3をロアストッパ4上に供給す
る時には、アッパーストッパ6が払出ユニット2内の格
納部2aに格納させるため、収納搬送路1内に商品3が
ない状態から商品3を投入する初期投入時の際や商品3
が大径である場合でも、商品3がアッパーストッパ6に
接触することが防止されて、初期投入時の商品立ちや大
径商品3Bの商品詰まりなどを防止できる。
る時には、アッパーストッパ6が払出ユニット2内の格
納部2aに格納させるため、収納搬送路1内に商品3が
ない状態から商品3を投入する初期投入時の際や商品3
が大径である場合でも、商品3がアッパーストッパ6に
接触することが防止されて、初期投入時の商品立ちや大
径商品3Bの商品詰まりなどを防止できる。
【0077】さらに、アッパーストッパ6は移動経路の
全ストロークがアッパー付勢ばね26の付勢力により突
出されるように構成したことにより、例えば、モーター
の駆動力でアッパーストッパを突出させたような場合と
比較して、アッパーストッパ6を突出姿勢まで瞬時に突
出させることができ、収納搬送路1における下から2番
目の商品3の落下を良好に阻止することができる。ま
た、例え、アッパーストッパ6に無理な力が作用した場
合でも、この力をアッパー付勢ばね26の弾性力で吸収
できる。また、下端の商品3が下方へ移動し始めた際
に、アッパーストッパ6がこのタイミングに対応して素
早く収納搬送路1内に深く突出でき、この結果、収納搬
送路1における下から2番目の商品3の落下を良好に阻
止することができる。
全ストロークがアッパー付勢ばね26の付勢力により突
出されるように構成したことにより、例えば、モーター
の駆動力でアッパーストッパを突出させたような場合と
比較して、アッパーストッパ6を突出姿勢まで瞬時に突
出させることができ、収納搬送路1における下から2番
目の商品3の落下を良好に阻止することができる。ま
た、例え、アッパーストッパ6に無理な力が作用した場
合でも、この力をアッパー付勢ばね26の弾性力で吸収
できる。また、下端の商品3が下方へ移動し始めた際
に、アッパーストッパ6がこのタイミングに対応して素
早く収納搬送路1内に深く突出でき、この結果、収納搬
送路1における下から2番目の商品3の落下を良好に阻
止することができる。
【0078】また、収納搬送路1における下から2番目
の商品3の落下をアッパーストッパ6により阻止した後
に、下端の商品3が払い出すようにタイミングをずらす
ことにより、商品3を1つずつ確実に払い出すことがで
きる。この場合に、アンロックフック45の角孔45a
にプルプレート40の上部を係合させることにより、タ
イミングをずらすように構成したので、アンロックフッ
ク45の角孔45aの上下寸法長さを調整するだけで、
アッパーストッパ6の収納搬送路1に対する突出動作や
引き戻し動作、ロアストッパ4のロック動作やロック解
除動作に影響を与えることなく、ロック解除伝達タイミ
ングを適正なタイミングに容易に設定することができ
る。
の商品3の落下をアッパーストッパ6により阻止した後
に、下端の商品3が払い出すようにタイミングをずらす
ことにより、商品3を1つずつ確実に払い出すことがで
きる。この場合に、アンロックフック45の角孔45a
にプルプレート40の上部を係合させることにより、タ
イミングをずらすように構成したので、アンロックフッ
ク45の角孔45aの上下寸法長さを調整するだけで、
アッパーストッパ6の収納搬送路1に対する突出動作や
引き戻し動作、ロアストッパ4のロック動作やロック解
除動作に影響を与えることなく、ロック解除伝達タイミ
ングを適正なタイミングに容易に設定することができ
る。
【0079】また、アッパーストッパ6の突出姿勢から
格納姿勢まで引き戻し動作を、ラチェット機構を用いた
ソレノイド19の多段階駆動により行う構成としたの
で、小径の商品3Aの際に十分なアッパーストッパ6の
突出量が必要であるにもかかわらず、短いストロークの
ソレノイド19を使用しながら、ラチェット機構で長い
ストロークを得ることができ、比較的駆動力の小さい小
型で安価なソレノイド19で済ますことができて、払出
ユニット2の小型化や製造コストの低減を図ることがで
きる。つまり、ソレノイドの1回の駆動により、アッパ
ーストッパ6の引き戻し動作を行おうとすると、長いス
トロークのソレノイド、すなわち、強力で大型かつ高価
なソレノイドが必要となるが、上記構成によればこのよ
うなことがない。
格納姿勢まで引き戻し動作を、ラチェット機構を用いた
ソレノイド19の多段階駆動により行う構成としたの
で、小径の商品3Aの際に十分なアッパーストッパ6の
突出量が必要であるにもかかわらず、短いストロークの
ソレノイド19を使用しながら、ラチェット機構で長い
ストロークを得ることができ、比較的駆動力の小さい小
型で安価なソレノイド19で済ますことができて、払出
ユニット2の小型化や製造コストの低減を図ることがで
きる。つまり、ソレノイドの1回の駆動により、アッパ
ーストッパ6の引き戻し動作を行おうとすると、長いス
トロークのソレノイド、すなわち、強力で大型かつ高価
なソレノイドが必要となるが、上記構成によればこのよ
うなことがない。
【0080】さらに、駆動源として1つのソレノイド1
9だけを用いて、アッパー駆動体15の位置に基づい
て、ソレノイド19の駆動力をアッパ伝達体23側やロ
ア伝達体22側(ロック解除機構側)に切り換えて伝達
するように構成したので、ソレノイドや駆動モータなど
の駆動源を、アッパーストッパ6の引き戻し動作用と、
ロアストッパ4のロック解除動作用とに、それぞれ各別
に設けた場合と比較して、払出ユニット2の小型化や製
造コストの低減を図ることができる。
9だけを用いて、アッパー駆動体15の位置に基づい
て、ソレノイド19の駆動力をアッパ伝達体23側やロ
ア伝達体22側(ロック解除機構側)に切り換えて伝達
するように構成したので、ソレノイドや駆動モータなど
の駆動源を、アッパーストッパ6の引き戻し動作用と、
ロアストッパ4のロック解除動作用とに、それぞれ各別
に設けた場合と比較して、払出ユニット2の小型化や製
造コストの低減を図ることができる。
【0081】また、ロアストッパ4の商品受け状態での
受け台4aの上動姿勢を検知する売り切れ検知センサ4
4をを備えたことにより、商品3の売り切れ検知を確実
に行うことができるとともに、収納搬送路1の下端の商
品3が払い出され後に、ロアストッパ4が商品受け状態
に戻ったことを検知することもでき、それぞれセンサを
設けなくても済むため、これによっても製造コストを低
下できる。また、このような構成を採用せずに、払出ユ
ニット2から直接商品3に当接して売り切れを検知する
レバーを有する構成を採用した場合には、商品3が小径
である場合には、商品3への接触不良により売切検知が
不確実となる場合があるが、上記構成によれば、小径の
商品3Aに対しても確実に売切を検知することができる
ため、信頼性が向上する。
受け台4aの上動姿勢を検知する売り切れ検知センサ4
4をを備えたことにより、商品3の売り切れ検知を確実
に行うことができるとともに、収納搬送路1の下端の商
品3が払い出され後に、ロアストッパ4が商品受け状態
に戻ったことを検知することもでき、それぞれセンサを
設けなくても済むため、これによっても製造コストを低
下できる。また、このような構成を採用せずに、払出ユ
ニット2から直接商品3に当接して売り切れを検知する
レバーを有する構成を採用した場合には、商品3が小径
である場合には、商品3への接触不良により売切検知が
不確実となる場合があるが、上記構成によれば、小径の
商品3Aに対しても確実に売切を検知することができる
ため、信頼性が向上する。
【0082】また、ロアストッパ4をその中央寄り箇所
に設けた連結回転軸36を中心として回動するよう構成
し、ロアストッパ4が開姿勢となった際にはロアストッ
パ4の後端部(連動軸34の部分)が連結回転軸36よ
りも上方に位置するように構成したので、図24に示す
ように、ロアストッパ71をその回転用支点72を払出
ユニット2内に配置して片持ち状態で支持する構成を採
用した場合には、ロアストッパ71を開姿勢とした際に
ロアストッパ71の先端が回転用支点72よりもロアス
トッパ71の長さL1分だけ下方位置まで回動するた
め、払出ユニット2自体を収納搬送路1の上方寄り位置
に配置せざるを得ないが、これに比べて、本実施の形態
の構成によれば、ロアストッパ4が開姿勢となった際に
ロアストッパ4の後端部(連動軸34の部分)が上方に
移動する距離分だけ払出ユニット2を収納搬送路1に対
して下方寄りに配置できる。したがって、収納搬送路1
における商品3を収納できるスペースがその分だけ増
え、商品3をより多く収納することができる。
に設けた連結回転軸36を中心として回動するよう構成
し、ロアストッパ4が開姿勢となった際にはロアストッ
パ4の後端部(連動軸34の部分)が連結回転軸36よ
りも上方に位置するように構成したので、図24に示す
ように、ロアストッパ71をその回転用支点72を払出
ユニット2内に配置して片持ち状態で支持する構成を採
用した場合には、ロアストッパ71を開姿勢とした際に
ロアストッパ71の先端が回転用支点72よりもロアス
トッパ71の長さL1分だけ下方位置まで回動するた
め、払出ユニット2自体を収納搬送路1の上方寄り位置
に配置せざるを得ないが、これに比べて、本実施の形態
の構成によれば、ロアストッパ4が開姿勢となった際に
ロアストッパ4の後端部(連動軸34の部分)が上方に
移動する距離分だけ払出ユニット2を収納搬送路1に対
して下方寄りに配置できる。したがって、収納搬送路1
における商品3を収納できるスペースがその分だけ増
え、商品3をより多く収納することができる。
【0083】また、ロアストッパ4の回転中心である連
結回転軸36は、ロアストッパ4の中央寄り位置にある
ので、ロアストッパ4を払出姿勢から受け姿勢に回転さ
せて引き戻す際に、連結回転軸36を中心として、ロア
ストッパ4の連結回転軸36から先端側(収納搬送路1
寄り側)の重量を、連結回転軸36から後端側(払出ユ
ニット2寄り側)の重量が打ち消すように作用し、ロッ
クリンクプレート37に小さな引き戻し力(ロックブロ
ック41を開ける程度の力)を作用させるだけで済む。
これに対して、図24に示すように、片持ちの姿勢でロ
アストッパ71を支持する構造である場合には、水平の
姿勢での重力に打ち勝つだけの比較的大きなモーメント
に対応する大きなばね力が必要となる。したがって、ロ
アストッパ4を閉姿勢側に付勢する付勢手段としての閉
鎖付勢ばね48、48の付勢力も、図24に示すような
片持ちの姿勢でロアストッパ71を支持する場合に比べ
て、小さくて済む。これにより、付勢力の小さな閉鎖付
勢ばね48、48を使用した場合でもロアストッパ4を
良好に受け姿勢に戻すことができる。
結回転軸36は、ロアストッパ4の中央寄り位置にある
ので、ロアストッパ4を払出姿勢から受け姿勢に回転さ
せて引き戻す際に、連結回転軸36を中心として、ロア
ストッパ4の連結回転軸36から先端側(収納搬送路1
寄り側)の重量を、連結回転軸36から後端側(払出ユ
ニット2寄り側)の重量が打ち消すように作用し、ロッ
クリンクプレート37に小さな引き戻し力(ロックブロ
ック41を開ける程度の力)を作用させるだけで済む。
これに対して、図24に示すように、片持ちの姿勢でロ
アストッパ71を支持する構造である場合には、水平の
姿勢での重力に打ち勝つだけの比較的大きなモーメント
に対応する大きなばね力が必要となる。したがって、ロ
アストッパ4を閉姿勢側に付勢する付勢手段としての閉
鎖付勢ばね48、48の付勢力も、図24に示すような
片持ちの姿勢でロアストッパ71を支持する場合に比べ
て、小さくて済む。これにより、付勢力の小さな閉鎖付
勢ばね48、48を使用した場合でもロアストッパ4を
良好に受け姿勢に戻すことができる。
【0084】そして、図24に示すような片持ちの姿勢
でロアストッパ71を支持する構造では、ロアストッパ
71を閉鎖するための付勢ばねとして、その付勢力が比
較的大きなものを用いなければならないため、商品がポ
ップコーンなどの軽いものである場合は、ロアストッパ
71と収納搬送路1の対向側面壁7との間に商品3が挟
まってしまうおそれがあるが、本実施の形態では、ロア
ストッパ4を閉鎖するための付勢ばねとして、その付勢
力が比較的小さなものでよいため、商品3が軽いもので
ある場合でも、ロアストッパ4と収納搬送路1の対向側
面壁7との間に商品3が挟まってしまうことを防止でき
る。
でロアストッパ71を支持する構造では、ロアストッパ
71を閉鎖するための付勢ばねとして、その付勢力が比
較的大きなものを用いなければならないため、商品がポ
ップコーンなどの軽いものである場合は、ロアストッパ
71と収納搬送路1の対向側面壁7との間に商品3が挟
まってしまうおそれがあるが、本実施の形態では、ロア
ストッパ4を閉鎖するための付勢ばねとして、その付勢
力が比較的小さなものでよいため、商品3が軽いもので
ある場合でも、ロアストッパ4と収納搬送路1の対向側
面壁7との間に商品3が挟まってしまうことを防止でき
る。
【0085】なお、ロックブロック41の材料として
は、接触箇所の面圧が高くなると摩擦係数が下がる性質
があるPOM(ポリアセタール)などを用いると、より
小さな引抜き力で済ますことができるが、これに限るも
のではない。
は、接触箇所の面圧が高くなると摩擦係数が下がる性質
があるPOM(ポリアセタール)などを用いると、より
小さな引抜き力で済ますことができるが、これに限るも
のではない。
【0086】また、アッパーストッパ6の収納搬送路1
への突出位置は、少しでも上方寄りに位置させた方が、
より大きな径の商品3を収納した場合でも下端の商品3
の上部に当接させることができて、収納搬送路1の下端
の商品3と2番目の商品3との分離を確実に行うことが
可能となるので、汎用性が大きくなる。この場合に、こ
のような大径の商品3(3B)にも対応できるように、
単に収納搬送路1の幅を広げると、小径の商品3Aの場
合には商品3Aが千鳥状に積み上げられるので、アッパ
ーストッパ6を突出させた際に、下から2番目の商品3
Aに当接して、十分な突出距離を得られず、良好な払出
動作を行えなくなるおそれがある。これに対して、上記
のように、対向壁7に凸部7aを設けて突出させること
で下端の商品3Aが凸部7aに当接して払出ユニット2
側に寄せられ、実質的に通路幅が凸部7aの寸法分だけ
狭くなった状態で小径商品3Aが積み上げられて、下か
ら2番目の商品3Aの位置が上にずれることとなる。そ
の結果、商品3が小径である場合でも、アッパーストッ
パ6が下から2番目の商品3(3A)の下方に突出し
て、下端の商品3(3A)の上部に当接させることがで
きて、払出動作を良好に行うことが可能となる。この結
果、扱える商品3を増やすことができて、汎用性が大き
くなる。
への突出位置は、少しでも上方寄りに位置させた方が、
より大きな径の商品3を収納した場合でも下端の商品3
の上部に当接させることができて、収納搬送路1の下端
の商品3と2番目の商品3との分離を確実に行うことが
可能となるので、汎用性が大きくなる。この場合に、こ
のような大径の商品3(3B)にも対応できるように、
単に収納搬送路1の幅を広げると、小径の商品3Aの場
合には商品3Aが千鳥状に積み上げられるので、アッパ
ーストッパ6を突出させた際に、下から2番目の商品3
Aに当接して、十分な突出距離を得られず、良好な払出
動作を行えなくなるおそれがある。これに対して、上記
のように、対向壁7に凸部7aを設けて突出させること
で下端の商品3Aが凸部7aに当接して払出ユニット2
側に寄せられ、実質的に通路幅が凸部7aの寸法分だけ
狭くなった状態で小径商品3Aが積み上げられて、下か
ら2番目の商品3Aの位置が上にずれることとなる。そ
の結果、商品3が小径である場合でも、アッパーストッ
パ6が下から2番目の商品3(3A)の下方に突出し
て、下端の商品3(3A)の上部に当接させることがで
きて、払出動作を良好に行うことが可能となる。この結
果、扱える商品3を増やすことができて、汎用性が大き
くなる。
【0087】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、収納搬送
路の下端部で下端の商品を受けて支持する下部支持手段
と、突出時には下端商品の上部に当接して押圧し続けな
がら、下部支持手段のロックを解除したときに下端商品
の落下移動に追随しながら突出量を増加させて下から2
番目の商品を受けて落下を阻止する上部阻止手段とを備
え、下部支持手段のロック解除を、上部阻止手段の作動
開始から一定遅延時間後に開始させて、上部阻止手段の
動作と、下部支持手段のロック解除とを、別個に行わせ
る構成を用いることで、上部阻止手段への商品からの力
を下部支持手段に伝達させて連動させるような構成の場
合と比較して、その構造や配置などを比較的簡単なもの
で済ますことができ、製造コストの増加を最小限に抑え
ることができる。
路の下端部で下端の商品を受けて支持する下部支持手段
と、突出時には下端商品の上部に当接して押圧し続けな
がら、下部支持手段のロックを解除したときに下端商品
の落下移動に追随しながら突出量を増加させて下から2
番目の商品を受けて落下を阻止する上部阻止手段とを備
え、下部支持手段のロック解除を、上部阻止手段の作動
開始から一定遅延時間後に開始させて、上部阻止手段の
動作と、下部支持手段のロック解除とを、別個に行わせ
る構成を用いることで、上部阻止手段への商品からの力
を下部支持手段に伝達させて連動させるような構成の場
合と比較して、その構造や配置などを比較的簡単なもの
で済ますことができ、製造コストの増加を最小限に抑え
ることができる。
【0088】また、収納搬送路の下端部に臨む払出ユニ
ット内から収納搬送路内に向けて上方に回動自在で、収
納搬送路の下端の商品を下方から受けて支持する下部支
持手段と、その商品阻止部が、払出ユニット側に略縦向
きで格納された格納姿勢から、収納搬送路内における下
端商品の上部に向けて突出して下から2番目の商品を受
けて落下を阻止する上部阻止手段とを備え、この上部阻
止手段が定位置まで突出した時に払出ユニットの収納搬
送路に臨む面から離間するように配設することで、上部
阻止手段として、下から2番目の商品を下から受け止め
るだけの寸法を設けるだけで済み、払出ユニット内への
収納も比較的小さなスペースで済んで容易に行うことが
でき、払出ユニットをより小型化することができて、商
品収納スペースの拡大を図ることができる。
ット内から収納搬送路内に向けて上方に回動自在で、収
納搬送路の下端の商品を下方から受けて支持する下部支
持手段と、その商品阻止部が、払出ユニット側に略縦向
きで格納された格納姿勢から、収納搬送路内における下
端商品の上部に向けて突出して下から2番目の商品を受
けて落下を阻止する上部阻止手段とを備え、この上部阻
止手段が定位置まで突出した時に払出ユニットの収納搬
送路に臨む面から離間するように配設することで、上部
阻止手段として、下から2番目の商品を下から受け止め
るだけの寸法を設けるだけで済み、払出ユニット内への
収納も比較的小さなスペースで済んで容易に行うことが
でき、払出ユニットをより小型化することができて、商
品収納スペースの拡大を図ることができる。
【0089】また、上部阻止手段により、払出ユニット
側に略縦向きで格納された格納姿勢から、収納搬送路内
における下端商品の上部に向けて収納搬送路内に略円弧
軌跡を描いて下から2番目の商品をすくうように突出し
てこの商品を受けて落下を阻止するように構成すること
で、上部阻止手段には商品群の荷重が略下方に無理なく
作用し、上部阻止手段により2番目の商品ならびにこれ
より上の商品群を安定に保持して落下を阻止することが
できる。
側に略縦向きで格納された格納姿勢から、収納搬送路内
における下端商品の上部に向けて収納搬送路内に略円弧
軌跡を描いて下から2番目の商品をすくうように突出し
てこの商品を受けて落下を阻止するように構成すること
で、上部阻止手段には商品群の荷重が略下方に無理なく
作用し、上部阻止手段により2番目の商品ならびにこれ
より上の商品群を安定に保持して落下を阻止することが
できる。
【0090】また、上部阻止手段を、収納搬送路を横切
る位置に配置された回動軸心を中心とする円弧状経路に
沿って回動自在に構成することで、上部阻止手段により
商品を受けた際の横戻し方向へ回動させるような商品荷
重のモーメントを小さくすることができ、2番目の商品
およびこれより上方の商品群の荷重を安定して受けるこ
とができる。
る位置に配置された回動軸心を中心とする円弧状経路に
沿って回動自在に構成することで、上部阻止手段により
商品を受けた際の横戻し方向へ回動させるような商品荷
重のモーメントを小さくすることができ、2番目の商品
およびこれより上方の商品群の荷重を安定して受けるこ
とができる。
【0091】また、上部阻止手段を、その回動中心部
が、払出ユニットの両側から収納搬送路内に突出した阻
止手段取付部材によって支持させることで、自動販売機
全体を組み付ける前に、予め上部阻止手段および阻止手
段取付部材を払出ユニットに組み付けることができ、こ
のユニット化した段階で上部阻止手段の動作試験や調整
を行うことができて、作業性が向上する。
が、払出ユニットの両側から収納搬送路内に突出した阻
止手段取付部材によって支持させることで、自動販売機
全体を組み付ける前に、予め上部阻止手段および阻止手
段取付部材を払出ユニットに組み付けることができ、こ
のユニット化した段階で上部阻止手段の動作試験や調整
を行うことができて、作業性が向上する。
【0092】さらに、払出ユニット内に、格納姿勢の上
部阻止手段の商品阻止部を格納する格納部を設けること
により、収納搬送路から上部阻止手段が完全に退避する
ので、初期投入時の商品立ちや大径商品の商品詰まりな
どを防止でき、信頼性が向上する。
部阻止手段の商品阻止部を格納する格納部を設けること
により、収納搬送路から上部阻止手段が完全に退避する
ので、初期投入時の商品立ちや大径商品の商品詰まりな
どを防止でき、信頼性が向上する。
【0093】また、上部阻止手段を、移動経路の全スト
ロークがばねの付勢力により突出されるように構成させ
ることで、下端の商品が下方へ移動し始めた際に、上部
阻止手段がこのタイミングに対応して素早く収納搬送路
内に深く突出でき、この結果、収納搬送路における下か
ら2番目の商品の落下を良好に阻止することができる。
しかも、ばねで突出させることで製造コストも安価とな
る。また、例え、上部阻止手段に無理な力が作用した場
合でも、この力をばねの弾性力で吸収できる。
ロークがばねの付勢力により突出されるように構成させ
ることで、下端の商品が下方へ移動し始めた際に、上部
阻止手段がこのタイミングに対応して素早く収納搬送路
内に深く突出でき、この結果、収納搬送路における下か
ら2番目の商品の落下を良好に阻止することができる。
しかも、ばねで突出させることで製造コストも安価とな
る。また、例え、上部阻止手段に無理な力が作用した場
合でも、この力をばねの弾性力で吸収できる。
【0094】また、上部阻止手段の突出姿勢から格納姿
勢まで引き戻し動作を、ラチェット機構を用いたソレノ
イドの多段階駆動により行う構成とすることで、駆動源
として短いストロークのソレノイドを使用しながら、上
部阻止手段として十分な突出量を確保できて、比較的駆
動力の小さい小型で安価なソレノイドで済ますことがで
き、払出ユニットの小型化や製造コストの低減を図るこ
とができる。
勢まで引き戻し動作を、ラチェット機構を用いたソレノ
イドの多段階駆動により行う構成とすることで、駆動源
として短いストロークのソレノイドを使用しながら、上
部阻止手段として十分な突出量を確保できて、比較的駆
動力の小さい小型で安価なソレノイドで済ますことがで
き、払出ユニットの小型化や製造コストの低減を図るこ
とができる。
【0095】さらに、駆動源としての1つのソレノイド
の駆動力を、上部阻止手段の突出姿勢から格納姿勢まで
の引き戻し動作と、下部支持手段のロック解除動作と
に、切り換えて伝達することにより、駆動源としての1
つのソレノイドだけを用いるだけで済み、ソレノイドや
駆動モータなどの駆動源を、上部阻止手段の引き戻し動
作用と、下部支持手段のロック解除動作用とに、それぞ
れ各別に設けた場合と比較して、払出ユニットの小型化
や製造コストの低減を図ることができる。
の駆動力を、上部阻止手段の突出姿勢から格納姿勢まで
の引き戻し動作と、下部支持手段のロック解除動作と
に、切り換えて伝達することにより、駆動源としての1
つのソレノイドだけを用いるだけで済み、ソレノイドや
駆動モータなどの駆動源を、上部阻止手段の引き戻し動
作用と、下部支持手段のロック解除動作用とに、それぞ
れ各別に設けた場合と比較して、払出ユニットの小型化
や製造コストの低減を図ることができる。
【0096】また、下部支持手段の少なくとも一部を付
勢手段により上動可能に構成し、この下部支持手段の商
品受け状態での上動に基づいて下部支持手段上の商品が
なくなったことを検知する売り切れ検知手段を備えるこ
とにより、商品の売り切れ検知を行うことができるとと
もに、収納搬送路の下端の商品が払い出された後に、下
部支持手段が商品受け状態に戻ったことも検知すること
ができ、それぞれセンサを設けなくても済むため、これ
によっても製造コストを低下できる。さらに、小径の商
品に対しても確実に売切を検知することができる。
勢手段により上動可能に構成し、この下部支持手段の商
品受け状態での上動に基づいて下部支持手段上の商品が
なくなったことを検知する売り切れ検知手段を備えるこ
とにより、商品の売り切れ検知を行うことができるとと
もに、収納搬送路の下端の商品が払い出された後に、下
部支持手段が商品受け状態に戻ったことも検知すること
ができ、それぞれセンサを設けなくても済むため、これ
によっても製造コストを低下できる。さらに、小径の商
品に対しても確実に売切を検知することができる。
【0097】また、払出ユニットに設けられた横支持軸
心を中心としてその一端が回動自在に支持されたロアリ
ンクを設け、下部支持手段を、前記ロアリンクの他端に
設けられた連結回転軸を中心として回動自在に構成し、
前記連結回転軸に対して下部支持手段の先端部とは略反
対側に延びる下部支持手段の後端部を略昇降自在に案内
し、下部支持手段が開姿勢となった際には後端部が連結
回転軸よりも上方に位置するように案内するガイド部
と、下部支持手段が閉姿勢となるように付勢する付勢手
段と、下部支持手段を閉姿勢にロックするロック機構と
を備えることにより、片持ちの姿勢で下部支持手段を支
持する構造と比較して、下部支持手段が開姿勢である際
のその先端位置が、下部支持手段の回転用支点が払出ユ
ニット内にある場合よりも上方となり、その分だけ払出
ユニットを収納搬送路に対して下方寄りに配置できて、
収納搬送路における商品を収納できるスペースがその分
だけ増え、商品をより多く収納することができる。ま
た、下部支持手段に小さな引き戻し力を作用させるだけ
で済み、これに伴い、下部支持手段を閉姿勢側に付勢す
る付勢手段の付勢力も小さくて済むので、軽い商品が下
部支持手段と収納搬送路の側壁との間に挟まってしまう
ようなことを防止でき、払出動作を良好に行うことがで
きる。
心を中心としてその一端が回動自在に支持されたロアリ
ンクを設け、下部支持手段を、前記ロアリンクの他端に
設けられた連結回転軸を中心として回動自在に構成し、
前記連結回転軸に対して下部支持手段の先端部とは略反
対側に延びる下部支持手段の後端部を略昇降自在に案内
し、下部支持手段が開姿勢となった際には後端部が連結
回転軸よりも上方に位置するように案内するガイド部
と、下部支持手段が閉姿勢となるように付勢する付勢手
段と、下部支持手段を閉姿勢にロックするロック機構と
を備えることにより、片持ちの姿勢で下部支持手段を支
持する構造と比較して、下部支持手段が開姿勢である際
のその先端位置が、下部支持手段の回転用支点が払出ユ
ニット内にある場合よりも上方となり、その分だけ払出
ユニットを収納搬送路に対して下方寄りに配置できて、
収納搬送路における商品を収納できるスペースがその分
だけ増え、商品をより多く収納することができる。ま
た、下部支持手段に小さな引き戻し力を作用させるだけ
で済み、これに伴い、下部支持手段を閉姿勢側に付勢す
る付勢手段の付勢力も小さくて済むので、軽い商品が下
部支持手段と収納搬送路の側壁との間に挟まってしまう
ようなことを防止でき、払出動作を良好に行うことがで
きる。
【0098】また、払出ユニットとともに所定の寸法で
収納搬送路を形成する対向壁に、下端の小径商品の最大
径部が当接する凸部を収納搬送路側に設け、下から2番
目の商品の最大径部が払出ユニット側の面に当接するよ
うに構成し、凸部に対向する払出ユニット側の面は少な
くとも大径商品の通過を許容するための所定の寸法を保
持することで、より大きな径の商品にも対応できて、汎
用性が大きくなりながら、小径の商品に対しても、払出
動作を良好に行うことができる。
収納搬送路を形成する対向壁に、下端の小径商品の最大
径部が当接する凸部を収納搬送路側に設け、下から2番
目の商品の最大径部が払出ユニット側の面に当接するよ
うに構成し、凸部に対向する払出ユニット側の面は少な
くとも大径商品の通過を許容するための所定の寸法を保
持することで、より大きな径の商品にも対応できて、汎
用性が大きくなりながら、小径の商品に対しても、払出
動作を良好に行うことができる。
【図1】本発明の実施の形態に係る自動販売機の商品払
出装置の側面断面図で、商品が小径缶であり、販売待機
状態である場合を示す。
出装置の側面断面図で、商品が小径缶であり、販売待機
状態である場合を示す。
【図2】同商品払出装置の払出ユニットの正面図で、販
売待機状態である場合を示す。
売待機状態である場合を示す。
【図3】同商品払出装置の払出ユニットの背面図で、販
売待機状態である場合を示す。
売待機状態である場合を示す。
【図4】同商品払出装置の側面図で、販売待機状態であ
る場合を示す。
る場合を示す。
【図5】(a)は同商品払出装置における払出ユニット
のアッパ伝達体ばねと歯止め爪ばねとの組み付け状態を
示す側面図、(b)ロア伝達体ばねの組み付け状態を示
す側面図である。
のアッパ伝達体ばねと歯止め爪ばねとの組み付け状態を
示す側面図、(b)ロア伝達体ばねの組み付け状態を示
す側面図である。
【図6】(a)は同払出ユニットにおけるプルプレー
ト、アンロックフック、ベース部材などの組み付け状態
を示す背面図、(b)はプルプレートにアンロックフッ
クを組み付ける際の状態を示す側面図である。
ト、アンロックフック、ベース部材などの組み付け状態
を示す背面図、(b)はプルプレートにアンロックフッ
クを組み付ける際の状態を示す側面図である。
【図7】同払出ユニットにおける閉鎖付勢ばねと売り切
ればねとの組み付け状態を示す側面図である。
ればねとの組み付け状態を示す側面図である。
【図8】(a)〜(c)はそれぞれロック機構の側面断
面図である。
面図である。
【図9】同商品払出装置における、商品が小径缶であ
り、アッパーストッパが突出途中である状態を示す側面
断面図である。
り、アッパーストッパが突出途中である状態を示す側面
断面図である。
【図10】同商品払出装置における、払出ユニットのア
ッパーストッパおよびロアストッパが突出した状態を示
す正面図である。
ッパーストッパおよびロアストッパが突出した状態を示
す正面図である。
【図11】同商品払出装置における、商品が小径缶であ
り、下端の商品を払い出した状態を示す側面断面図であ
る。
り、下端の商品を払い出した状態を示す側面断面図であ
る。
【図12】同商品払出装置における、商品が小径缶であ
り、下端の商品を払い出してソレノイドの吸引を解除し
た状態を示す側面断面図である。
り、下端の商品を払い出してソレノイドの吸引を解除し
た状態を示す側面断面図である。
【図13】同商品払出装置における、商品が小径缶であ
り、ロアストッパが受け姿勢に戻った状態を示す側面断
面図である。
り、ロアストッパが受け姿勢に戻った状態を示す側面断
面図である。
【図14】同商品払出装置における、商品が小径缶であ
り、ロアストッパが受け姿勢に戻った後にソレノイドの
吸引を開始した状態を示す側面断面図である。
り、ロアストッパが受け姿勢に戻った後にソレノイドの
吸引を開始した状態を示す側面断面図である。
【図15】同商品払出装置における、図14に示す状態
からソレノイドの吸引を解除した状態を示す側面断面図
である。
からソレノイドの吸引を解除した状態を示す側面断面図
である。
【図16】同商品払出装置における、図15に示す状態
からソレノイドの吸引を再度行った状態を示す側面断面
図である。
からソレノイドの吸引を再度行った状態を示す側面断面
図である。
【図17】同商品払出装置における、商品が大径缶であ
り、販売待機状態である場合を示す側面断面図である。
り、販売待機状態である場合を示す側面断面図である。
【図18】同商品払出装置における、商品が大径缶であ
り、アッパーストッパが突出途中である状態を示す側面
断面図である。
り、アッパーストッパが突出途中である状態を示す側面
断面図である。
【図19】同商品払出装置における、商品が大径缶であ
り、下端の商品を払い出した状態を示す側面断面図であ
る。
り、下端の商品を払い出した状態を示す側面断面図であ
る。
【図20】同商品払出装置における、商品が大径缶であ
り、下端の商品を払い出してソレノイドの吸引を解除し
た状態を示す側面断面図である。
り、下端の商品を払い出してソレノイドの吸引を解除し
た状態を示す側面断面図である。
【図21】同商品払出装置における、商品が大径缶であ
り、下端の商品を払い出してソレノイドの吸引を解除し
た状態を示す側面断面図である。
り、下端の商品を払い出してソレノイドの吸引を解除し
た状態を示す側面断面図である。
【図22】同商品払出装置における、商品が大径缶であ
り、ロアストッパが受け姿勢に戻った状態を示す側面断
面図である。
り、ロアストッパが受け姿勢に戻った状態を示す側面断
面図である。
【図23】同商品払出装置における、商品が大径缶であ
り、ロアストッパが受け姿勢に戻った後にソレノイドの
吸引を開始し、解除した状態を示す側面断面図である。
り、ロアストッパが受け姿勢に戻った後にソレノイドの
吸引を開始し、解除した状態を示す側面断面図である。
【図24】ロアストッパが片持ち状態の構造である商品
払出装置の問題点を示すための簡略的な断面図である。
払出装置の問題点を示すための簡略的な断面図である。
【図25】従来の自動販売機の商品払出装置の側面断面
図である。
図である。
【図26】同従来の商品払出装置の側面断面図で、ロッ
ク解除部材が下端の商品に当接した状態を示す。
ク解除部材が下端の商品に当接した状態を示す。
【図27】同従来の商品払出装置の側面断面図で、支持
部材が開き始めた状態を示す。
部材が開き始めた状態を示す。
【図28】同従来の商品払出装置の側面断面図で、支持
部材が開いた状態を示す。
部材が開いた状態を示す。
【図29】同従来の商品払出装置の側面断面図で、支持
部材が閉鎖状態に戻る場合を示す。
部材が閉鎖状態に戻る場合を示す。
【図30】同従来の商品払出装置の側面断面図で、支持
部材が閉鎖状態に戻った場合を示す。
部材が閉鎖状態に戻った場合を示す。
1 収納搬送路
2 払出ユニット
3 商品
4 ロアストッパ(下部支持手段)
5 ロック機構
6 アッパーストッパ(上部阻止手段)
6a 商品受け部
10 ユニット枠
12 外側ガイド
13 内側カバー
14 突軸部
15 アッパー駆動体
19 ソレノイド
20 駆動昇降体
22 ロア伝達体
23 アッパー伝達体
25 歯止め爪
26 アッパー付勢ばね
27 上死点位置検知センサ
32 ロアリンク
33 ガイド孔
34 連動軸
36 連結回転軸
37 ロックリンクプレート
38 ロックブラケット
40 プルプレート
41 ロックブロック
42 ロックロッド
44 売り切れ検知センサ
45 アンロックフック
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 楠部 晃
茨城県竜ヶ崎市向陽台5丁目6番 株式会
社クボタ竜ヶ崎工場内
Fターム(参考) 3E046 BA03 BB03 CA01 CA11 CD04
DA01 EA08 EA09 EB02 GA03
Claims (12)
- 【請求項1】略上下方向に延びて複数の商品を収納でき
る収納搬送路から下端の商品を1つずつ払い出す自動販
売機の商品払出装置であって、 収納搬送路の下端部で下端の商品を受けて支持する下部
支持手段と、 突出時には下端商品の上部に当接して押圧し続けなが
ら、下部支持手段のロックを解除したときに下端商品の
落下移動に追随しながら突出量を増加させて下から2番
目の商品を受けて落下を阻止する上部阻止手段とを備
え、 下部支持手段のロック解除を、上部阻止手段の作動開始
から一定遅延時間後に開始させることを特徴とする自動
販売機の商品払出装置。 - 【請求項2】略上下方向に延びて複数の商品を収納でき
る収納搬送路から下端の商品を1つずつ払い出す自動販
売機の商品払出装置であって、 収納搬送路の下端部に臨む払出ユニット内から収納搬送
路内に向けて上方に回動自在で、収納搬送路の下端の商
品を下方から受けて支持する下部支持手段と、 その商品阻止部が、払出ユニット側に略縦向きで格納さ
れた格納姿勢から、収納搬送路内における下端商品の上
部に向けて突出して下から2番目の商品を受けて落下を
阻止する上部阻止手段とを備え、 この上部阻止手段が定位置まで突出した時には払出ユニ
ットの収納搬送路に臨む面から離間していることを特徴
とする自動販売機の商品払出装置。 - 【請求項3】略上下方向に延びて複数の商品を収納でき
る収納搬送路から下端の商品を1つずつ払い出す自動販
売機の商品払出装置であって、 収納搬送路の下端部に臨む払出ユニット内から収納搬送
路内に向けて上方に回動自在で、収納搬送路の下端の商
品を下方から受けて支持する下部支持手段と、 その商品阻止部が、払出ユニット側に略縦向きで格納さ
れた格納姿勢から、収納搬送路内における下端商品の上
部に向けて収納搬送路内に略円弧軌跡を描いて下から2
番目の商品をすくうように突出してこの商品を受けて落
下を阻止する上部阻止手段とを備え、 上部阻止手段は、突出時には下端商品の上部に当接して
押圧し続けながら、下部支持手段のロックを解除したと
きに下端商品の落下移動に追随しながら突出量を増加さ
せて下から2番目の商品の落下を阻止し、下部支持手段
のロック解除は上部阻止手段の作動開始から一定遅延時
間後に開始され、この上部阻止手段が定位置まで突出し
た時には払出ユニットの収納搬送路に臨む面から離間し
ていることを特徴とする自動販売機の商品払出装置。 - 【請求項4】上部阻止手段は、収納搬送路を横切る位置
に配置された回動軸心を中心とする円弧状経路に沿って
回動自在であることを特徴とする請求項1〜3の何れか
に記載の自動販売機の商品払出装置。 - 【請求項5】上部阻止手段はその回動中心部が、払出ユ
ニットの両側から収納搬送路内に突出した阻止手段取付
部材によって支持されていることを特徴とする請求項4
記載の自動販売機の商品払出装置。 - 【請求項6】払出ユニット内に、格納姿勢の上部阻止手
段の商品阻止部を格納する格納部を設けたことを特徴と
する請求項1〜5の何れかに記載の自動販売機の商品払
出装置。 - 【請求項7】上部阻止手段は移動経路の全ストロークが
ばねの付勢力により突出されるように構成されているこ
とを特徴とする請求項1〜6の何れかに記載の自動販売
機の商品払出装置。 - 【請求項8】上部阻止手段の突出姿勢から格納姿勢まで
引き戻し動作を、ラチェット機構を用いたソレノイドの
多段階駆動により行う構成としたことを特徴とする請求
項1〜7の何れかに記載の自動販売機の商品払出装置。 - 【請求項9】収納搬送路を閉じる所定の受け姿勢に下部
支持手段をロックするロック手段と、 駆動源としての1つのソレノイドと、 前記ソレノイドの駆動力を、上部阻止手段の突出姿勢か
ら格納姿勢までの引き戻し動作と、下部支持手段のロッ
ク解除動作とに切り換えて伝達する駆動力伝達機構とを
備えたことを特徴とする請求項1〜8の何れかに記載の
自動販売機の商品払出装置。 - 【請求項10】下部支持手段における商品からの荷重を
受ける部分を付勢手段によって受け姿勢よりも上動可能
に構成し、 この下部支持手段の荷重受け部分が商品受け位置で上動
状態であることに基づいて、下部支持手段が商品受け位
置にあり、かつ下部支持手段上に商品がないことを検知
する売り切れ検知手段を備えたことを特徴とする請求項
1〜9の何れかに記載の自動販売機の商品払出装置。 - 【請求項11】払出ユニットに設けられた横支持軸心を
中心としてその一端が回動自在に支持されたロアリンク
を設け、 下部支持手段を、前記ロアリンクの他端に設けられた連
結回転軸を中心として回動自在に構成し、 前記連結回転軸に対して下部支持手段の先端部とは略反
対側に延びる下部支持手段の後端部を略昇降自在に案内
し、下部支持手段が開姿勢となった際には後端部が連結
回転軸よりも上方に位置するように案内するガイド部
と、 下部支持手段が商品を受ける閉姿勢となるように付勢す
る付勢手段と、 下部支持手段を閉姿勢にロックするロック機構とを備え
たことを特徴とする請求項1〜10の何れかに記載の自
動販売機の商品払出装置。 - 【請求項12】払出ユニットとともに所定の寸法で収納
搬送路を形成する対向壁に、下端の小径商品の最大径部
が当接する凸部を収納搬送路側に設け、下から2番目の
商品の最大径部が払出ユニット側の面に当接するように
構成し、凸部に対向する払出ユニット側の面は少なくと
も大径商品の通過を許容するための所定の寸法を保持し
てなることを特徴とする請求項1〜11の何れかに記載
の自動販売機の商品払出装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001212936A JP2003030736A (ja) | 2001-07-13 | 2001-07-13 | 自動販売機の商品払出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001212936A JP2003030736A (ja) | 2001-07-13 | 2001-07-13 | 自動販売機の商品払出装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003030736A true JP2003030736A (ja) | 2003-01-31 |
Family
ID=19048006
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001212936A Pending JP2003030736A (ja) | 2001-07-13 | 2001-07-13 | 自動販売機の商品払出装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003030736A (ja) |
-
2001
- 2001-07-13 JP JP2001212936A patent/JP2003030736A/ja active Pending
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