JP2003029757A - 電子楽器 - Google Patents

電子楽器

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JP2003029757A
JP2003029757A JP2001212425A JP2001212425A JP2003029757A JP 2003029757 A JP2003029757 A JP 2003029757A JP 2001212425 A JP2001212425 A JP 2001212425A JP 2001212425 A JP2001212425 A JP 2001212425A JP 2003029757 A JP2003029757 A JP 2003029757A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 演奏を容易に行なうことができる電子楽器を
提供する。 【解決手段】 白鍵と黒鍵が並んだ鍵盤装置17と、そ
の鍵盤装置17の演奏操作に応じた楽音を生成する楽音
再生装置18およびリズムパターン,効果音パターンを
生成するパターン再生装置19を備え、パターンシフト
設定装置16により指定された移動量に応じた移動量だ
け移動した新たな鍵域に、移動前の鍵域において白鍵に
割り当てられていたリズムパターンはその新たな鍵域に
おいても白鍵に割り当てられるとともに、移動前の鍵域
において黒鍵に割り当てられていた効果音パターンはそ
の新たな鍵域においても黒鍵に割り当てられるように移
動する。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、白鍵と黒鍵が並ん
だ鍵盤と、その鍵盤の演奏操作に応じた楽音を生成する
楽音生成部とを備えた電子楽器に関する。 【0002】 【従来の技術】従来より、リズムパターンや効果音のパ
ターンに対応させてノートナンバーを設定しておき、指
示されたノートナンバーに応じたパターンを楽音発生手
段に読み出すことにより、演奏中にリアルタイムでリズ
ムパターンや効果音のパターンを自在に変更するRPS
(Realtime Phrase Sequenc
e)の技術が知られている(特許第2629433号公
報参照)。この技術を採用して、鍵盤の一部の鍵域内
(例えば1オクターブ分の鍵域内)の各鍵に各パターン
を割り当てておき、所望のパターンに対応した鍵を押鍵
することにより、鍵盤で演奏される楽音にリズムや効果
音を付与するということが行なわれている。ここで、白
鍵にはベーシックなリズムパターンを割り当て、また黒
鍵にはフィルインのような効果音のパターンを割り当て
ると、リズムパターンと効果音のパターンとを視覚的に
簡単に区別することができるため、演奏を容易に行なう
ことができる。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】ここで、鍵盤で楽音を
演奏するにあたり、演奏される曲目によっては、鍵盤の
うちの高音域側の鍵のみを用いて演奏したり、あるいは
低音域側の鍵のみを用いて演奏する場合がある。その場
合、予め所定の鍵域に割り当てられているパターンを鍵
盤の低音域側に移動したり、あるいは高音域側に移動す
るということが行なわれる。このような移動がオクター
ブ単位で行なわれた場合には問題ないが、半音単位で移
動が行なわれると、移動される前に白鍵に割り当てられ
ていたリズムパターンと黒鍵に割り当てられていた効果
音のパターンとの位置関係が崩れてしまう場合がある。
すると、白鍵に効果音のパターンが割り当てられたり、
黒鍵にリズムパターンが割り当てられたりするため、リ
ズムパターンと効果音のパターンを視覚的に区別するこ
とが困難となり、演奏しにくいという問題が発生する。 【0004】本発明は、上記事情に鑑み、演奏を容易に
行なうことができる電子楽器を提供することを目的とす
る。 【0005】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明の電子楽器は、白鍵と黒鍵が並んだ鍵盤と、その鍵盤
の演奏操作に応じた楽音を生成する楽音生成部とを備え
た電子楽器において、上記鍵盤の一部の鍵域内の各鍵に
各機能を割り当てる機能割当部と、上記鍵域内の各鍵の
操作に応じて操作された鍵に割り当てられている機能を
実行する機能実行部と、上記鍵域の、新たな鍵域への移
動量を半音単位で指定する鍵域移動指定部とを備え、上
記機能割当部は、上記鍵域移動指定部により新たな鍵域
への移動量が指定された場合に、上記各機能が割り当て
られる鍵域を、移動前の鍵域から、上記鍵域移動指定部
で指定された移動量に応じた移動量だけ移動した新たな
鍵域に、移動前の鍵域において白鍵に割り当てられてい
た機能は新たな鍵域においても白鍵に割り当てられると
ともに、移動前の鍵域において黒鍵に割り当てられてい
た機能は新たな鍵域においても黒鍵に割り当てられるよ
うに移動するものである。 【0006】本発明の電子楽器は、鍵盤の、あらかじめ
機能が割り当てられている鍵域から、新たな鍵域への移
動にあたり、移動前の鍵域において白鍵に割り当てられ
ていた機能は新たな鍵域においても白鍵に割り当てられ
るとともに、移動前の鍵域において黒鍵に割り当てられ
ていた機能は新たな鍵域においても黒鍵に割り当てられ
るように移動するものであるため、半音単位で移動する
場合であっても、白鍵に割り当てられていた機能が黒鍵
に割り当てられたり黒鍵に割り当てられていた機能が白
鍵に割り当てられることが防止される。従って、演奏に
あたり、白鍵に割り当てられた機能と黒鍵に割り当てら
れた機能とを簡単に区別することができる。 【0007】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
説明する。 【0008】図1は、本発明の電子楽器の一実施形態の
ブロック図である。 【0009】図1に示す電子楽器100には、ROM1
1と、RAM12と、CPU13と、モード選択操作子
14と、トランスポーズ設定操作子15と、パターンシ
フト設定操作子16と、白鍵と黒鍵が並んだ鍵盤装置1
7と、その鍵盤装置17の演奏操作に応じた楽音を生成
する楽音生成部を構成する楽音再生装置18,パターン
再生装置19と、D/Aコンバータ20と、スピーカ2
1とが備えられている。 【0010】ROM11には、電子楽器100全体の制
御を行なうためのプログラムが格納されている。 【0011】RAM12には、CPU13が種々の処理
を実行するための作業領域等が備えられている。 【0012】CPU13は、ROM11に格納されたプ
ログラムを読み出してRAM12に備えられた作業領域
を使用して、その読み出されたプログラムを実行するこ
とにより、この図1に示す電子楽器100全体の制御を
行なう。 【0013】また、CPU13は、鍵盤装置17の一部
の鍵域内の各鍵に各機能を割り当てる機能割当部の役割
を担うものである。さらに、CPU13は、上記鍵域内
の各鍵の操作に応じて操作された鍵に割り当てられてい
る機能を実行する機能実行部の役割を担うものである。
ここでいう機能とは、鍵盤装置17で演奏される楽音に
リズムや効果音を付与するための機能をいい、鍵盤装置
17の上記鍵域内の白鍵にはベーシックなリズムパター
ンが割り当てられるとともに、黒鍵にはフィルインのよ
うな効果音のパターンが割り当てられる。 【0014】モード選択操作子14は、楽音モードとパ
ターンモードとのいずれかのモードを選択するための操
作子である。楽音モードとは、鍵盤装置17の鍵操作に
応じて演奏される通常の楽音を、後述する楽音再生装置
18により生成するためのモードである。一方、パター
ンモードとは、鍵盤装置17の上記鍵域内の白鍵に割り
当てられたリズムパターン、黒鍵に割り当てられた効果
音のパターンを、パターン再生装置19により生成する
ためのモードである。演奏者によりモード選択操作子1
4が楽音モードに選択された場合は、そのモード選択操
作子14から値「1」がCPU11に出力され、パター
ンモードに選択された場合は値「2」がCPU11に出
力される。 【0015】トランスポーズ設定操作子15は、通常の
楽音の生成にあたり、操作された鍵に対応するノートナ
ンバーをどれだけの量(トランスポーズ値)移動するか
を指定するための操作子である。演奏者は、トランスポ
ーズ設定操作子15を操作して、−12〜+12までの
範囲内でトランスポーズ値を指定することができる。指
定されたトランスポーズ値は、CPU13に出力され
る。 【0016】パターンシフト設定操作子16は、本発明
にいう鍵域移動指定部の一例に相当し、鍵盤装置17
の、予め上記リズムパターンや効果音のパターンが割り
当てられている鍵域から、新たな鍵域への上記パターン
の移動量を指定するものである。演奏者は、パターンシ
フト設定操作子16を操作して、−24〜+24までの
範囲内でパターンシフト値を指定することができる。指
定されたパターンシフト値は、CPU13に出力され
る。尚、パターンシフト値が「0」の場合は、鍵盤装置
17の中央部の1オクターブ分の鍵域におけるノートナ
ンバー60〜71がパターン演奏鍵域となる。 【0017】ここで、CPU13は、パターンシフト設
定操作子16により新たな鍵域への移動量(パターンシ
フト値)が指定された場合に、上記リズムパターン,効
果音のパターンが割り当てられる鍵域を、移動前の鍵域
から、パターンシフト設定操作子16で指定された移動
量に応じた移動量だけ移動した新たな鍵域に、移動前の
鍵域において白鍵に割り当てられていたリズムパターン
はその新たな鍵域においても白鍵に割り当てられるとと
もに、移動前の鍵域において黒鍵に割り当てられていた
効果音のパターンはその新たな鍵域においても黒鍵に割
り当てられるように移動する。 【0018】鍵盤装置17については図2を参照して説
明する。 【0019】図2は、図1に示す鍵盤装置の一部を示す
図である。 【0020】本実施形態の鍵盤装置17には、0〜12
7のノートナンバーに対応する128の鍵が備えられて
おり、図2にはその一部の鍵域(4オクターブ分の鍵
域)の鍵が示されている。1オクターブ分の鍵域は、7
つの白鍵17_0,17_2,17_4,17_5,1
7_7,17_9,17_11と5つの黒鍵17_1,
17_3,17_6,17_8,17_10から構成さ
れている。この鍵盤装置17は、演奏者により操作され
た鍵に対応するノートナンバーを伴った押鍵情報および
離鍵情報をCPU13に出力する。 【0021】再び図1に戻って説明を続ける。電子楽器
100を構成する楽音再生装置18は、CPU13から
0〜127のノートナンバーを伴った楽音再生開始指示
を受けると、そのノートナンバーに対応した音程のデジ
タルの楽音信号を出力する。また、CPU13から楽音
再生停止指示を受けると、その楽音信号の出力を停止す
る。 【0022】パターン再生装置19は、CPU13か
ら、後述する11〜17もしくは21〜25のパターン
ナンバーを伴ったパターン再生開始指示を受けると、そ
のパターンナンバーに対応したパターンのデジタルの楽
音信号を出力する。また、CPU13からパターン再生
停止指示を受けると、その楽音信号の出力を停止する。 【0023】D/Aコンバータ20は、楽音再生装置1
8およびパターン再生装置19から出力されたデジタル
の楽音信号をアナログ信号に変換し、スピーカ21を介
して音声を出力する。 【0024】図3は、図1に示す電子楽器で使用される
変数を説明するための図である。 【0025】図3に示す変数CurMode,CurT
ranspose,CurPatternShift
は、いずれもRAM12内に格納される。 【0026】変数CurModeは、モード選択操作子
14で現在選択されているモードの番号を保持するため
のものであり、楽音モードの場合は変数CurMode
に値「1」が代入され、パターンモードの場合は値
「2」が代入される。 【0027】変数CurTransposeは、トラン
スポーズ設定操作子15で現在設定されているトランス
ポーズ値を保持するためのものであり、取り得る値は前
述したように−12〜+12までである。尚、初期値は
「0」に設定される。 【0028】変数CurPatternShiftは、
パターンシフト設定操作子16で現在設定されているパ
ターンシフト値を保持するためのものであり、取り得る
値は前述したように−24〜+24までである。尚、初
期値は「0」に設定される。 【0029】図4は、ノートナンバーとキーとの対応関
係を示す図である。 【0030】鍵盤装置17には、0〜127のノートナ
ンバーに対応する128のキーを有する鍵が備えられて
おり、図4には鍵盤装置17の左端側である1オクター
ブ分のノートナンバー0,1,2,…に対応するキー
C,C#,D,…や、中央部分である1オクターブ分の
ノートナンバー60,61,62,…に対応するキー
C,C#,D,…等が示されている。 【0031】図5は、1オクターブ分のパターンテーブ
ル、白鍵テーブル、および黒鍵テーブルを示す図であ
る。 【0032】図5に示すパターンテーブル51を構成す
るインデックス0〜11は、1オクターブ分の鍵域を示
しており、0〜127のノートナンバーを12で除算し
た余りで表される。このようにすることにより、いずれ
のオクターブ分の領域における鍵であってもこのインデ
ックス0〜11で表わすことができる。例えば、インデ
ックス0〜11は、図2に示す鍵盤装置17において、
左から順番に、白鍵17_0,黒鍵17_1,白鍵17
_2,黒鍵17_3,白鍵17_4,17_5,黒鍵1
7_6,白鍵17_7,黒鍵17_8,白鍵17_9,
黒鍵17_10,白鍵17_11というように対応付け
られる。ここでは、7つの白鍵(ド、レ、ミ、ファ、
ソ、ラ、シ)に対応するインデックス0,2,4,5,
7,9,11には、リズム1,2,3,4,5,6,7
を表わすパターンナンバー11,12,13,14,1
5,16,17が対応付けられており、一方、5つの黒
鍵に対応するインデックス1,3,6,8,10には、
効果音1,2,3,4,5を表わすパターンナンバー2
1,22,23,24,25が対応付けられている。 【0033】また、前述したパターンシフト設定処理が
行なわれた結果、1オクターブ分の鍵域における7つの
白鍵がシフトした場合にそれら7つの白鍵それぞれのイ
ンデックス(ノートナンバー)に応じて割り当てるため
の白鍵テーブル52と、5つの黒鍵がシフトした場合に
それら5つの黒鍵それぞれのインデックス(ノートナン
バー)に応じて割り当てるための黒鍵テーブル53が示
されている。 【0034】図6は、図1に示すパターンシフト設定操
作子に設定された各パターンシフト値における各テーブ
ルを示す図である。 【0035】図6に示すテーブル61は、パターンシフ
ト値が「0」の場合(変数CurPatternShi
ftが「0」の場合)のテーブルである。この場合は、
前述したように、ノートナンバー60(C)〜71
(B)がパターン演奏鍵域となる。詳細には、7つのノ
ートナンバー60(C),62(D),64(E),6
5(F),67(G),69(A),71(B)に対応
する7つの白鍵に、7つのパターンナンバー11(リズ
ム1),12(リズム2),13(リズム3),14
(リズム4),15(リズム5),16(リズム6),
17(リズム7)が割り当てられている。また、5つの
ノートナンバー61(C#),63(D#),66(F
#),68(G#),70(A#)に対応する5つの黒
鍵に、5つのパターンナンバー21(効果音1),22
(効果音2),23(効果音3),24(効果音4),
25(効果音5)が割り当てられている。 【0036】ここで、パターンシフト設定操作子16を
操作して変数CurPatternShiftを+1
(高音域側)に設定する。すると、テーブル61からテ
ーブル62に移行する。テーブル62では、ノートナン
バー61(C#)〜72(C)がパターン演奏鍵域とな
る。即ち、7つのノートナンバー62(D),64
(E),65(F),67(G),69(A),71
(B),72(C)に対応する7つの白鍵に、7つのパ
ターンナンバー11(リズム1),12(リズム2),
13(リズム3),14(リズム4),15(リズム
5),16(リズム6),17(リズム7)が割り当て
られる。また、5つのノートナンバー61(C#),6
3(D#),66(F#),68(G#),70(A
#)に対応する5つの黒鍵には、テーブル61と同じパ
ターンナンバー21(効果音1),22(効果音2),
23(効果音3),24(効果音4),25(効果音
5)がそのまま割り当てられる。 【0037】さらに、パターンシフト設定操作子16を
操作して変数CurPatternShiftを+2
(さらに高音域側)に設定する。すると、テーブル62
からテーブル63に移行する。テーブル63では、ノー
トナンバー62(D)〜73(C#)がパターン演奏鍵
域となる。即ち、7つのノートナンバー62(D),6
4(E),65(F),67(G),69(A),71
(B),72(C)に対応する7つの白鍵に、パターン
ナンバー11(リズム1),12(リズム2),13
(リズム3),14(リズム4),15(リズム5),
16(リズム6),17(リズム7)がそのまま割り当
てられる。また、5つのノートナンバー63(D#),
66(F#),68(G#),70(A#),73(C
#)には、5つの黒鍵に対応するパターンナンバー21
(効果音1),22(効果音2),23(効果音3),
24(効果音4),25(効果音5)が割り当てられ
る。 【0038】このように、本実施形態では、あらかじめ
割り当てられている鍵域から新たな鍵域への移動にあた
り、移動前の鍵域において白鍵に割り当てられていたリ
ズムパターンはその新たな鍵域においても白鍵に割り当
てられるとともに、移動前の鍵域において黒鍵に割り当
てられていた効果音のパターンはその新たな鍵域におい
ても黒鍵に割り当てられるように移動する。このため、
白鍵に割り当てられていたリズムパターンが黒鍵に割り
当てられたり黒鍵に割り当てられていた効果音のパター
ンが白鍵に割り当てられることが防止される。従って、
演奏にあたり、リズムパターンと効果音のパターンとを
簡単に区別することができる。 【0039】図7は、図1に示す電子楽器の、鍵盤装置
から押鍵情報がCPUに入力されると起動されるルーチ
ンのフローチャートである。 【0040】先ずステップS1において、パターンモー
ドか楽音モードかが判定される。即ち、変数CurMo
deの値が「2」の場合はパターンモードであると判定
され、変数CurModeの値が「1」の場合は楽音モ
ードであると判定される。パターンモードであると判定
された場合はステップS2に進み、楽音モードであると
判定された場合はステップS9に進む。ステップS2で
は、パターン鍵域であるか否かが判定される。ここで
は、ノートナンバーが変数CurPatternShi
ftの値+60以上で且つ変数CurPatternS
hiftの値+72未満であるか否かで判定される。パ
ターン鍵域であると判定された場合はステップS3に進
み、パターン鍵域でないと判定された場合はステップS
9に進む。 【0041】ステップS3では、ノートナンバーからパ
ターンナンバーを求める。詳細には、現在のノートナン
バーを12で除算した余り(図5に示すパターンテーブ
ル51のインデックス)に対応する値(パターンナンバ
ー)を求める。次にステップS4に進む。 【0042】ステップS4では、白鍵であるか否かが判
定される。この判定にあたっては、ステップS3で求め
たパターンナンバーが20未満の場合は白鍵であると判
定されてステップS5に進み、20以上の場合は黒鍵で
あると判定されてステップS7に進む。 【0043】ステップS5では、パターンナンバーをパ
ターンシフト値で補正する。具体的には、変数CurP
atternShiftの値+60を12で除算した余
り(インデックス)で、前述した図5に示す白鍵テーブ
ル52を参照し、パターンナンバーからその参照した値
を減算する。ここで、減算した結果が「11」未満の場
合は「7」を加算する。次にステップS6に進み、求め
たパターンナンバーを伴ったパターン再生開始指示をパ
ターン再生装置19に出力してこのルーチンを終了す
る。 【0044】一方、ステップS4において黒鍵であると
判定されステップS7に進んだ場合は、そのステップS
7においてパターンナンバーをパターンシフト値で補正
する。即ち、変数CurPatternShiftの値
+60を12で除算した余りで、前述した図5に示す黒
鍵テーブル53を参照し、パターンナンバーからその参
照した値を減算する。ここで、減算した結果が「21」
未満の場合は「5」を加算する。次にステップS8に進
み、求めたパターンナンバーを伴ったパターン再生開始
指示をパターン再生装置19に出力してこのルーチンを
終了する。 【0045】また、ステップS1において楽音モードで
あると判定されてステップS9に進んだ場合、あるいは
ステップS2においてパターン領域でないと判定されて
ステップS9に進んだ場合は、そのステップS9におい
てノートナンバーをトランスポーズ値で補正する。具体
的には、ノートナンバーに変数CurTranspos
eの値を加算する。次にステップS10に進み、その補
正されたノートナンバーを伴った楽音再生開始指示を楽
音再生装置18に出力してこのルーチンを終了する。 【0046】図8は、図1に示す電子楽器の、鍵盤装置
から離鍵情報がCPUに入力されると起動されるルーチ
ンのフローチャートである。 【0047】先ずステップS21において、パターンモ
ードか楽音モードかが判定される。変数CurMode
の値が「2」の場合はパターンモードであると判定さ
れ、変数CurModeの値が「1」の場合は楽音モー
ドであると判定される。パターンモードであると判定さ
れた場合はステップS22に進み、楽音モードであると
判定された場合はステップS24に進む。ステップS2
2では、パターン鍵域であるか否かが、ノートナンバー
が変数CurPatternShiftの値+60以上
で且つ変数CurPatternShiftの値+72
未満であるか否かで判定される。パターン鍵域であると
判定された場合はステップS23に進み、パターン鍵域
でないと判定された場合はステップS24に進む。 【0048】ステップS23では、パターン再生停止指
示をパターン再生装置19に出力してこのルーチンを終
了する。 【0049】一方、ステップS21において楽音モード
であると判定された場合やステップS22においてパタ
ーン領域でないと判定されステップS24に進んだ場合
は、そのステップS24において楽音再生停止指示を楽
音再生装置18に出力してこのルーチンを終了する。 【0050】 【発明の効果】以上説明したように、本発明の電子楽器
によれば、演奏を容易に行なうことができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の電子楽器の一実施形態のブロック図で
ある。 【図2】図1に示す鍵盤装置の一部を示す図である。 【図3】図1に示す電子楽器で使用される変数を説明す
るための図である。 【図4】ノートナンバーとキーとの対応関係を示す図で
ある。 【図5】1オクターブ分のパターンテーブル、白鍵テー
ブル、および黒鍵テーブルを示す図である。 【図6】図1に示すパターンシフト設定操作子に設定さ
れた各パターンシフト値における各テーブルを示す図で
ある。 【図7】図1に示す電子楽器の、鍵盤装置から押鍵情報
がCPUに入力されると起動されるルーチンのフローチ
ャートである。 【図8】図1に示す電子楽器の、鍵盤装置から離鍵情報
がCPUに入力されると起動されるルーチンのフローチ
ャートである。 【符号の説明】 11 ROM 12 RAM 13 CPU 14 モード選択操作子 15 トランスポーズ設定操作子 16 パターンシフト設定操作子 17 鍵盤装置 17_0,17_2,17_4,17_5,17_7,
17_9,17_11白鍵 17_1,17_3,17_6,17_8,17_10
黒鍵 18 楽音再生装置 19 パターン再生装置 20 D/Aコンバータ 21 スピーカ 100 電子楽器

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 白鍵と黒鍵が並んだ鍵盤と、該鍵盤の演
    奏操作に応じた楽音を生成する楽音生成部とを備えた電
    子楽器において、 前記鍵盤の一部の鍵域内の各鍵に各機能を割り当てる機
    能割当部と、 前記鍵域内の各鍵の操作に応じて操作された鍵に割り当
    てられている機能を実行する機能実行部と、 前記鍵域の、新たな鍵域への移動量を半音単位で指定す
    る鍵域移動指定部とを備え、 前記機能割当部は、前記鍵域移動指定部により新たな鍵
    域への移動量が指定された場合に、前記各機能が割り当
    てられる鍵域を、移動前の鍵域から、前記鍵域移動指定
    部で指定された移動量に応じた移動量だけ移動した新た
    な鍵域に、移動前の鍵域において白鍵に割り当てられて
    いた機能は新たな鍵域においても白鍵に割り当てられる
    とともに、移動前の鍵域において黒鍵に割り当てられて
    いた機能は新たな鍵域においても黒鍵に割り当てられる
    ように移動するものであることを特徴とする電子楽器。
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