JP2003027973A - 可変動弁機構の制御装置 - Google Patents

可変動弁機構の制御装置

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JP2003027973A
JP2003027973A JP2001211502A JP2001211502A JP2003027973A JP 2003027973 A JP2003027973 A JP 2003027973A JP 2001211502 A JP2001211502 A JP 2001211502A JP 2001211502 A JP2001211502 A JP 2001211502A JP 2003027973 A JP2003027973 A JP 2003027973A
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control
operating angle
cam
shaft
variable valve
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Isamu Iizuka
勇 飯塚
Hirokazu Shimizu
博和 清水
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Hitachi Unisia Automotive Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】制御軸の作動角を制御することで、バルブリフ
ト量及びバルブ作動角を連続的に変化させる可変動弁機
構において、作動角の検出信号の耐ノイズ性を向上さ
せ、かつ、エンジンコントロールユニットの演算負荷を
軽減させる。 【解決手段】制御軸16を回転駆動するアクチュエータ
101に制御信号を出力するVELコントロールユニッ
ト102と、作動角を検出するVEL位置センサとを一
体化する。VELコントロールユニット102には、エ
ンジンコントロールユニット105からの目標角度信号
が入力され、VEL位置センサで検出された実際の作動
角が目標角度に一致するように、アクチュエータ101
に出力する制御信号をフィードバック制御すると共に、
故障診断を行なって、その結果をエンジンコントロール
ユニット105に出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、制御軸の作動角に
よって機関弁の開特性を変化させる可変動弁機構の制御
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、機関弁(吸・排気弁)のバル
ブリフト量及びバルブ作動角を連続的に変化させる構成
の可変動弁機構として、特開2000−282901号
公報に開示されるようなものがあった。前記可変動弁機
構は、カム軸と略平行に配設された制御軸と、該制御軸
の外周に偏心して固定された制御カムと、該制御カムに
揺動自在に軸支されたロッカアームと、前記カム軸の回
転に応じて前記ロッカアームの一端部を揺動駆動するリ
ンクアーム・偏心カムと、前記ロッカアームの他端部に
連係して揺動して機関弁を開動作させる揺動カムと、前
記制御軸を回転駆動するDCサーボモータと、を備え、
前記DCサーボモータによって制御軸の作動角を変化さ
せることで、バルブリフト量及びバルブ作動角を連続的
に変化させる構成である。
【0003】ここで、制御軸の実際の作動角を作動角セ
ンサで検出し、エンジンの運転条件に応じた目標バルブ
特性に対応する目標作動角に実際の作動角が一致するよ
うに、前記DCサーボモータをフィードバック制御する
ようになっていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来では、
エンジンの運転条件を検出する各種センサからの検出信
号を入力するエンジンコントロールユニットに、前記作
動角センサの検出信号を、ハーネスを介して入力させ、
該エンジンコントロールユニットにおいて、目標作動角
を演算すると共に、実際の作動角と前記目標作動角との
偏差に応じてフィードバック制御信号を演算し、前記フ
ィードバック制御信号をDCサーボモータに出力するよ
う構成されていた。
【0005】しかし、上記構成では、作動角センサの検
出信号に前記ハーネス部分からノイズが混入し易く、ノ
イズの混入によって作動角の検出精度が低下し、作動角
の制御精度を安定的に確保することが困難であるという
問題があると共に、エンジンコントロールユニットの演
算負荷が大きいという問題があった。本発明は上記問題
点に鑑みなされたものであり、作動角検出信号の耐ノイ
ズ性を向上させることができ、かつ、エンジンコントロ
ールユニットの演算負荷を軽減できる可変動弁機構の制
御装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】そのため請求項1記載の
発明では、カム軸と略平行に配設された制御軸と、該制
御軸の外周に偏心して固定された制御カムと、該制御カ
ムに揺動自在に軸支されたロッカアームと、前記カム軸
の回転に応じて前記ロッカアームの一端部を揺動駆動す
る揺動駆動手段と、前記ロッカアームの他端部に連係し
て揺動して機関弁を開動作させる揺動カムと、前記制御
軸を回転駆動する回転駆動手段と、を備えてなる可変動
弁機構の制御装置であって、前記制御軸の作動角を検出
する作動角検出手段を一体的に備え、該作動角検出手段
からの検出信号に基づく演算処理によって前記回転駆動
手段に制御信号を出力するよう構成した。
【0007】かかる構成によると、制御装置は、作動角
検出手段からの検出信号に基づく演算処理によって前記
回転駆動手段に制御信号を出力する機能を有するが、前
記作動角検出手段を一体的に備える構成であり、制御装
置は、可変動弁機構(制御軸)の近傍に作動角検出手段
と共に配設されることになる。請求項2記載の発明で
は、前記作動角検出手段を、前記制御軸の作動角を検出
する非接触式のセンサとする構成とした。
【0008】かかる構成によると、制御軸の被検出部
を、磁気や光などを用いて非接触に検出することで、制
御軸の作動角が検出される。請求項3記載の発明では、
前記制御装置が、外部から目標作動角信号を入力し、前
記作動角検出手段で検出される実際の作動角を前記目標
作動角に一致させるべく、前記回転駆動手段に出力する
制御信号をフィードバック制御する構成とした。
【0009】かかる構成によると、一体的に設けられる
作動角検出手段からの検出信号と、外部から入力される
目標作動角とに基づいて、実際の作動角を目標に一致さ
せるべく、回転駆動手段をフィードバック制御する。請
求項4記載の発明では、前記制御装置が、前記可変動弁
機構の故障診断を行ない、故障診断の結果を外部に出力
する構成とした。
【0010】かかる構成によると、制御装置が可変動弁
機構の故障を診断し、その診断結果を、エンジンコント
ロールユニットなどの外部装置に出力する。
【0011】
【発明の効果】請求項1記載の発明によると、制御装置
に作動角検出手段が一体的に備えられるから、作動角検
出手段の検出信号の出力経路が短く、途中でノイズが混
入することが抑止され、作動角の検出精度を充分に確保
することができ、以って、機関弁の開特性を精度良く制
御することができ、また、作動角の検出結果に基づく制
御信号の演算・出力を行なうから、例えば別途エンジン
コントロールユニットを備えるエンジンにおいては、演
算処理が分散されることになり、エンジンコントロール
ユニットの演算負荷を軽減できるという効果がある。
【0012】請求項2記載の発明によると、非接触式の
センサを用いることで、取り付け位置のばらつきや振動
の影響があっても必要な検出精度を維持でき、作動角検
出手段を制御装置に容易に一体化させることができると
いう効果がある。請求項3記載の発明によると、作動角
の検出結果に基づくフィードバック制御信号の演算が、
作動角検出手段と共に可変動弁機構(制御軸)の近傍に
設けられることになる制御装置において行なわれるか
ら、目標作動角を演算する側の演算負荷が軽減されると
いう効果がある。
【0013】請求項4記載の発明によると、可変動弁機
構の故障診断が、作動角検出手段と共に可変動弁機構
(制御軸)の近傍に設けられることになる制御装置にお
いて行なわれるから、故障結果を入力する側の演算負荷
が軽減されるという効果がある。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図に
基づいて説明する。図1〜図3は、実施の形態における
可変動弁機構VELを示すものであり、1気筒あたり2
つ備えられる吸気弁のバルブリフト量及びバルブ作動角
を連続的に変化させる機構である。
【0015】尚、機関弁として排気弁を駆動する構成で
あっても良い。図1〜図3に示す可変動弁機構VEL
は、一対の吸気弁12,12と、シリンダヘッド11の
カム軸受14に回転自在に支持された中空状のカム軸1
3と、該カム軸13に軸支された回転カムである2つの
偏心カム15,15と、前記カム軸13の上方位置に同
じカム軸受14に回転自在に支持された制御軸16と、
該制御軸16に制御カム17を介して揺動自在に支持さ
れた一対のロッカアーム18,18と、各吸気弁12,
12の上端部にバルブリフター19,19を介して配置
された一対のそれぞれ独立した揺動カム20,20とを
備えている。
【0016】前記偏心カム15,15とロッカアーム1
8,18とは、リンクアーム25,25によって連係さ
れ、ロッカアーム18,18と揺動カム20,20と
は、リンク部材26,26によって連係されている。前
記偏心カム15は、図4に示すように、略リング状を呈
し、小径なカム本体15aと、該カム本体15aの外端
面に一体に設けられたフランジ部15bとからなり、内
部軸方向にカム軸挿通孔15cが貫通形成されていると
共に、カム本体15aの軸心Xがカム軸13の軸心Yか
ら所定量だけ偏心している。
【0017】また、前記偏心カム15は、カム軸13に
対し前記バルブリフター19に干渉しない両外側にカム
軸挿通孔15cを介して圧入固定されていると共に、カ
ム本体15aの外周面15dが同一のカムプロフィール
に形成されている。前記ロッカアーム18は、図3に示
すように、略クランク状に屈曲形成され、中央の基部1
8aが制御カム17に回転自存に支持されている。
【0018】また、基部18aの外端部に突設された一
端部18bには、リンクアーム25の先端部と連結する
ピン21が圧入されるピン孔18dが貫通形成されてい
る一方、基部18aの内端部に突設された他端部18c
には、各リンク部材26の後述する一端部26aと連結
するピン28が圧入されるピン孔18eが形成されてい
る。
【0019】前記制御カム17は、円筒状を呈し、制御
軸16外周に固定されていると共に、図1に示すように
軸心P1位置が制御軸16の軸心P2からαだけ偏心し
ている。前記揺動カム20は、図1及び図5,図6に示
すように略横U字形状を呈し、略円環状の基端部22に
カム軸13が嵌挿されて回転自在に支持される支持孔2
2aが貫通形成されていると共に、ロッカアーム18の
他端部18c側に位置する端部23にピン孔23aが貫
通形成されている。
【0020】また、揺動カム20の下面には、基端部2
2側の基円面24aと該基円面24aから端部23端縁
側に円弧状に延びるカム面24bとが形成されており、
該基円面24aとカム面24bとが、揺動カム20の揺
動位置に応じて各バルブリフター19の上面所定位置に
当接するようになっている。即ち、図7に示すバルブリ
フト特性からみると、図1に示すように基円面24aの
所定角度範囲θ1がベースサークル区間になり、カム面
24bの前記ベースサークル区間θ1から所定角度範囲
θ2が所謂ランプ区間となり、更に、カム面24bのラ
ンプ区間θ2から所定角度範囲θ3がリフト区間になる
ように設定されている。
【0021】また、前記リンクアーム25は、円環状の
基部25aと、該基部25aの外周面所定位置に突設さ
れた突出端25bとを備え、基部25aの中央位置に
は、前記偏心カム15のカム本体15aの外周面に回転
自在に嵌合する嵌合穴25cが形成されている一方、突
出端25bには、前記ピン21が回転自在に挿通するピ
ン孔25dが貫通形成されている。
【0022】尚、前記リンクアーム25と偏心カム15
とによって揺動駆動手段が構成される。更に、前記リン
ク部材26は、所定長さの直線状に形成され、円形状の
両端部26a,26bには前記ロッカアーム18の他端
部18cと揺動カム20の端部23の各ピン孔18d,
23aに圧入した各ピン28,29の端部が回転自在に
挿通するピン挿通孔26c,26dが貫通形成されてい
る。
【0023】尚、各ピン21,28,29の一端部に
は、リンクアーム25やリンク部材26の軸方向の移動
を規制するスナップリング30,31,32が設けられ
ている。前記制御軸16は、一端部に設けられたDCサ
ーボモータ等のアクチュエータ101(回転駆動手段)
によって所定回転角度範囲内で回転駆動されるようにな
っている。
【0024】前記アクチュエータ101は、図8に示す
ように、可変動弁機構VELの制御装置としてのVEL
コントロールユニット(VEL−C/U)102からの
制御信号によって駆動制御されるようになっており、そ
の回転軸の回転が減速歯車機構103を介して前記制御
軸16に伝達され、制御軸16を回転駆動する。前記V
ELコントロールユニット102は、前記制御軸16の
回転位置(作動角)を非接触式に検出するVEL位置セ
ンサ104を一体的に備え、前記制御軸16付近に設置
される。
【0025】前記非接触式のVEL位置センサ104と
しては、光学式センサや磁気センサなどを用いることが
できる。前記VELコントロールユニット102には、
別途設けられるエンジンコントロールユニット(EC
U)105からのVEL目標角度(目標作動角)信号が
入力され、前記VEL位置センサ104で検出される実
際のVEL角度(作動角)が、前記VEL目標角度に一
致するように、前記アクチュエータ101に出力する制
御信号をフィードバック制御する。
【0026】ここで、VELコントロールユニット10
2に対してVEL位置センサ104が一体的に備えられ
ているので、VEL位置センサ104がVELコントロ
ールユニット102に読み込まれるまでにノイズが混入
する可能性が低く、ノイズ混入によって作動角の検出精
度が低下することがなく、以って、制御軸16の作動角
を高い精度で要求値に制御することが可能である。
【0027】また、上記制御信号のフィードバック制御
を、VELコントロールユニット102で行なわせれ
ば、係る演算処理をエンジンコントロールユニット10
5で行なわせる場合に比べて、エンジンコントロールユ
ニット105の演算負荷が軽減される。また、VELコ
ントロールユニット102は、前記可変動弁機構VEL
の故障診断を行なうようになっており、その診断結果を
前記エンジンコントロールユニット(ECU)105に
出力するようになっている。
【0028】前記故障診断は、例えば、前記フィードバ
ック制御によって実際のVEL角度(作動角)を前記V
EL目標角度に一致させることができないときに、可変
動弁機構VELの故障と判定する。故障判定信号を入力
したエンジンコントロールユニット(ECU)105
は、VEL目標角度を強制的に所定値に固定したり、警
告灯を点灯させるなどの対策処理を実行する。
【0029】前記エンジンコントロールユニット105
には、エンジンのクランク角度を検出するクランク角セ
ンサや、エンジンの吸入空気量を検出するエアフローメ
ータ等からの検出信号が入力され、これらに基づいて前
記VEL目標角度(目標作動角)を演算し、CAN(Co
ntroller Area Network)通信によって前記VELコン
トロールユニット102に出力し、また、前記CAN通
信によってVELコントロールユニット102からの故
障診断結果の信号を入力する。
【0030】また、前記エンジンコントロールユニット
105は、前記各種検出信号に基づいて噴射パルス信号
を演算して燃料噴射弁に出力し、また、点火制御信号を
演算して点火プラグのパワートランジスタに出力し、更
に、クランク軸に対するカム軸の回転位相を変化させる
ことでバルブタイミングを連続的に変化させる可変動弁
機構VTCに対して目標位相信号VTCTRGを出力す
る機能を有している。
【0031】ここで、上記可変動弁機構の作用を説明す
る。まず、エンジンの低速低負荷時には、係る運転条件
での要求開特性に対応するVEL目標角度が、エンジン
コントロールユニット105からVELコントロールユ
ニット102に出力され、VELコントロールユニット
102からの制御信号によってアクチュエータ101が
一方に回転駆動される。
【0032】これによって、制御カム17は、軸心P1
が図5(A),(B)に示すように制御軸16の軸心P
2から左上方の回動位置に保持され、厚肉部17aがカ
ム軸13から上方向に離間移動する。このため、ロッカ
アーム18は、全体がカム軸13に対して上方向へ移動
し、これにより、各揺動カム20は、リンク部材26を
介して端部23が強制的に若干引き上げられて全体が左
方向へ回動する。
【0033】従って、図5(A),(B)に示すように
偏心カム15が回転してリンクアーム25を介してロッ
カアーム18の一端部18bを押し上げると、そのリフ
ト量がリンク部材26を介して揺動カム20及びバルブ
リフター19に伝達されるが、そのリフト量L1は図5
(B)に示すように比較的小さくなる。よって、かかる
低速低負荷域では、図9の破線で示すように、バルブリ
フト量が小さくなると共に、各吸気弁12の開時期が遅
くなり(バルブ作動角が小さくなり)、排気弁とのバル
ブオーバラップが小さくなる。
【0034】一方、エンジンの高速高負荷時に移行した
場合は、係る運転条件での要求開特性に対応するVEL
目標角度が、エンジンコントロールユニット105から
VELコントロールユニット102に出力され、VEL
コントロールユニット102からの制御信号によってア
クチュエータ101が反対方向に回転駆動される。従っ
て、図6(A),(B)に示すように、制御軸16が、
制御カム17を図5に示す位置から時計方向に回転さ
せ、軸心P1(厚肉部17a)を下方向へ移動させる。
【0035】このため、ロッカアーム18は、今度は全
体がカム軸13方向(下方向)に移動して、他端部18
cが揺動カム20の上端部23をリンク部材26を介し
て下方へ押圧して該揺動カム20全体を所定量だけ時計
方向へ回動させる。従って、揺動カム20のバルブリフ
ター19上面に対する下面の当接位置が図6(A),
(B)に示すように左方向位置に移動する。
【0036】このため、図6に示すように偏心カム15
が回転してロッカアーム18の一端部18bをリンクア
ーム25を介して押し上げると、バルブリフター19に
対するそのリフト量L2は図6(B)に示すように大き
くなる。よって、かかる高速高負荷域では、カムリフト
特性が低速低負荷域に比較して大きくなり、図9に実線
で示すように、バルブリフト量(バルブ作動角)も大き
くなると共に、各吸気弁12の開時期が早く、閉時期が
遅くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態における可変動弁機構を示す
断面図(図2のA−A断面図)。
【図2】上記可変動弁機構の側面図。
【図3】上記可変動弁機構の平面図。
【図4】上記可変動弁機構に使用される偏心カムを示す
斜視図。
【図5】上記可変動弁機構の低速低負荷時の作用を示す
断面図(図2のB−B断面図)。
【図6】上記可変動弁機構の高速高負荷時の作用を示す
断面図(図2のB−B断面図)。
【図7】上記可変動弁機構における揺動カムの基端面と
カム面に対応したバルブリフト特性図。
【図8】上記可変動弁機構の制御システムを示すブロッ
ク図。
【図9】上記可変動弁機構のバルブタイミングとバルブ
リフトの特性図。
【符号の説明】
12…吸気弁 13…カム軸 15…偏心カム(揺動駆動手段) 16…制御軸 17…制御カム 18…ロッカアーム 20…揺動カム 25…リンクアーム(揺動駆動手段) 101…アクチュエータ(回転駆動手段) 102…VELコントロールユニット 104…VEL位置センサ(作動角検出手段) 105…エンジンコントロールユニット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3G016 AA02 AA06 AA12 AA19 BA18 BA25 BA34 BA36 BA43 BB09 BB16 BB19 CA08 CA14 CA21 CA42 CA44 CA47 CA48 DA01 DA08 DA23 DA25 GA06 3G018 AA05 AA06 AB02 AB05 AB07 AB16 BA01 BA02 BA09 BA18 BA19 BA32 CA13 DA03 DA11 DA12 DA19 DA45 DA66 DA70 DA83 EA20 EA22 EA24 FA01 FA06 FA07 FA08 GA02 GA03 GA04 GA40 3G092 AA01 AA11 AB02 DA01 DA03 DA05 DA07 DA12 DF05 DG08 EA02 EA11 FA03 FA06 FA11 FB06 HA13Z HE03Z

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】カム軸と略平行に配設された制御軸と、 該制御軸の外周に偏心して固定された制御カムと、 該制御カムに揺動自在に軸支されたロッカアームと、 前記カム軸の回転に応じて前記ロッカアームの一端部を
    揺動駆動する揺動駆動手段と、 前記ロッカアームの他端部に連係して揺動して機関弁を
    開動作させる揺動カムと、 前記制御軸を回転駆動する回転駆動手段と、 を備えてなる可変動弁機構の制御装置であって、 前記制御軸の作動角を検出する作動角検出手段を一体的
    に備え、該作動角検出手段からの検出信号に基づく演算
    処理によって前記回転駆動手段に制御信号を出力するよ
    う構成されたことを特徴とする可変動弁機構の制御装
    置。
  2. 【請求項2】前記作動角検出手段が、前記制御軸の作動
    角を検出する非接触式のセンサであることを特徴とする
    請求項1記載の可変動弁機構の制御装置。
  3. 【請求項3】前記制御装置が、外部から目標作動角信号
    を入力し、前記作動角検出手段で検出される実際の作動
    角を前記目標作動角に一致させるべく、前記回転駆動手
    段に出力する制御信号をフィードバック制御することを
    特徴とする請求項1又は2記載の可変動弁機構の制御装
    置。
  4. 【請求項4】前記制御装置が、前記可変動弁機構の故障
    診断を行ない、故障診断の結果を外部に出力することを
    特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の可変動
    弁機構の制御装置。
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