JP2003026517A - 殺ダニ剤 - Google Patents

殺ダニ剤

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元宏 長谷部
Kenji Yoshida
健二 吉田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 チアジアゾール化合物の光学異性体混合物を
有効成分として含有する優れた殺ダニ剤を提供する。 【解決手段】 下記一般式(I) [式中、R1は、ハロゲン原子または低級ハロアルキル
基を示し、R2は低級アルキル基を示す。]で表される
チアジアゾール化合物のエナンチオマー過剰率が60%
より高いものであることを特徴とするチアジアゾール化
合物の光学異性体混合物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、不斉炭素の絶対配
置がR配置であり、エナンチオマー過剰率が60%より
高いチアジアゾール化合物の光学異性体混合物を有効成
分として含有する殺ダニ剤に関する。
【0002】
【従来の技術】従来よりハダニ類の防除を目的とする殺
虫・殺ダニ剤の開発が進められ実用に供されている。し
かしながらこれらの薬剤の度重なる使用の結果、各種薬
剤に抵抗性を獲得した害虫が出現してきている。特にハ
ダニ類は産卵数が多いことや発育日数が短いため発生回
数が多いことと同時に、突然変異率が高いことや移動性
が小さく近親交配が行われやすいこと等の薬剤に対して
抵抗性を発達させやすい性質を持っている。この特性に
よりナミハダニ、カンザワハダニ、ミカンハダニ等はほ
とんど全ての既存剤に程度の差こそあれ抵抗性を獲得し
ている。従ってハダニ類による被害が重要である場面で
は、従来の殺ダニ剤に抵抗性を獲得したハダニ類に対し
ても高い効果を示す新規薬剤の開発が常に切望されてい
る。
【0003】一方、特公平7―116183号公報には
ある種の置換基を有するチアジアゾール誘導体が殺ダニ
活性を有することが開示されている。しかしながら、該
公報には、ラセミ体のチアジアゾール誘導体についての
み言及されているだけであり、光学活性体について全く
具体的な記載はない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来上記の
ような状態にあったハダニ類に対して低薬量で高い活性
を有する殺ダニ剤を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決すべく前記特公平7−116183号公報記載の
チアジアゾール誘導体について鋭意検討を重ねた結果、
その中の特定構造を有する化合物であって、その不斉炭
素の絶対配置がR配置であり、特定のエナンチオマー過
剰率以上の光学異性体混合物の場合に対応するラセミ体
より高い殺ダニ活性を示すことを見出し、本発明に至っ
た。
【0006】すなわち本発明の要旨は、下記一般式
(I)
【0007】
【化2】
【0008】[式中、R1は、ハロゲン原子または低級
ハロアルキル基を示し、R2は低級アルキル基を示
す。]で表されるチアジアゾール化合物のエナンチオマ
ー過剰率が60%より高いものであることを特徴とする
チアジアゾール化合物の光学異性体混合物およびそれを
有効成分とする殺ダニ剤に存する。以下、本発明を詳細
に説明する。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明は、上記一般式(I)で表
される光学活性チアジアゾール化合物のエナンチオマー
過剰率が60%より高い光学異性体混合物に関するもの
である。一般式(I)においてR1は、フッ素原子、塩
素原子または臭素原子等のハロゲン原子;フルオロメチ
ル基、ジフルオロメチル基、トリフルオロメチル基、フ
ルオロエチル基等のC1〜C4のハロアルキル基であり、
このうち塩素原子またはトリフルオロメチル基が好まし
く、特にトリフルオロメチル基が好ましい。また、その
置換位置は5位であることが好ましい。R2は、C1〜C
4のアルキル基を示し、このうちC1〜C2のアルキル基
が好ましく、エチル基が特に好ましい。上記式(I)で
表される化合物のうち好ましいものとしては、上述の好
ましい置換基を組み合わせたものが挙げられるが、この
うちエナンチオマー過剰率が70%以上のものがより好
ましく、特に好ましくは80%以上のものである。本発
明の光学異性体混合物は、下記一般式(II)
【0010】
【化3】
【0011】[式中、R1及びR2は前記と同義を示
す。]で表されるラセミ体のチアゾール化合物を光学活
性な充填剤を用いたカラムクロマトグラフィーで光学分
割することにより得ることができるが、また下記一般式
(III)
【0012】
【化4】
【0013】[式中、R1及びR2は前記と同義を示
す。]表される光学活性ヒドラジン誘導体を脱水剤の存
在下、環化縮合させることによって製造することができ
る。ここで用いる脱水剤の例としては、濃硫酸、五酸化
リン、五硫化リン、ポリリン酸、無水酢酸、メタンスル
ホン酸等があげられるが、濃硫酸が特に好ましい。本反
応は通常無溶媒で行われるが、場合によってはベンゼ
ン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素、塩化メチ
レン、クロロホルム、1,1,2,2−テトラクロルエ
タン等のハロゲン化炭化水素類またはエーテル、テトラ
ヒドロフラン、ジオキサン等のエーテル類等の不活性溶
媒中でも行うことができる。反応温度は脱水剤の種類に
より異なるが通常−10〜200℃程度である。
【0014】また、上記一般式(III)で表される光学
活性ヒドラジン誘導体は次に示す製造法により製造する
ことができる。 (製造法1) 下記一般式(IV)
【0015】
【化5】
【0016】[式中、R1及びR2は前記と同義を示
す。]で表される光学活性プロピオン酸誘導体と下記一
般式(VI)
【0017】
【化6】
【0018】[式中、R2は前記と同義を示す。]で表
されるチオカルバジン酸誘導体とを、塩基の存在下反応
させることにより製造する。塩基としては、ナトリウム
メトキシドまたはナトリウムエトキシドを用いるのが好
ましい。該反応は通常溶媒中で行われ、溶媒としてはベ
ンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素、ホル
ムアミド、N,N−ジメチルホルムアミド等のアミド類
またはエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン等の
エーテル類、メタノール、エタノール等のアルコール類
等あるいはそれらの混合物が挙げられる。
【0019】反応に供される試剤の量は、一般式(IV)
で示される化合物1モルに対し、一般式(V)で示され
るチオカルバジン酸誘導体は1〜3モル、好ましくは1
〜1.5モル、ナトリウムメトキシドまたはナトリウム
エトキシドは1〜3モル、好ましくは1〜2モルであ
る。反応温度は通常−20〜100℃、好ましくは0〜
40℃である。 (製造法2) 下記一般式(VI)
【0020】
【化7】
【0021】[式中、R1は前記と同義を示す。]で表
される光学活性フェノキシプロピオン酸クロリド誘導体
と上記製造法1と同様の一般式(V)で表されるチオカ
ルバジン酸誘導体とを、塩基の存在下反応させることに
より製造する。本反応で用いられる塩基としては、炭酸
ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸
水素カリウム、水素化ナトリウム等の無機塩基、トリエ
チルアミン、ピリジン、N,N−ジメチルアニリン等の
有機塩基が挙げられる。
【0022】該反応は通常溶媒中で行われ、溶媒として
はベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素、
アセトン、メチルエチルケトン等のケトン類、ギ酸エチ
ル、酢酸エチル等のエステル類、アセトニトリル、プロ
ピオニトリル等のニトリル類、ホルムアミド、N,N−
ジメチルホルムアミド等のアミド類またはエーテル、テ
トラヒドロフラン、ジオキサン等のエーテル類等の不活
性溶媒あるいはそれらの混合物が挙げられる。
【0023】反応に供される試剤の量は、一般式(VI)
で示される化合物1モルに対し、一般式(V)で示され
るチオカルバジン酸誘導体は1〜3モル、好ましくは1
〜1.5モル、塩基は1〜3モル、好ましくは1〜2モ
ルである。反応温度は通常−20〜100℃、好ましく
は0〜40℃である。 (製造法3) 下記一般式(VII)
【0024】
【化8】
【0025】[式中、R1は前記と同義を示す。]で表
される光学活性フェノキシプロピオン酸誘導体と上記製
造法1と同様の一般式(V)で表されるチオカルバジン
酸誘導体とを、脱水縮合剤の存在下反応させることによ
り製造する。脱水縮合剤としては、ジシクロヘキシルカ
ルボジイミド、ジイソプロピルカルボジイミド、N−エ
チル−N′−3−ジメチルアミノプロピルカルボジイミ
ド、ジフェニルホスホリルアジド等が挙げられる。
【0026】該反応は通常溶媒中で行われ、溶媒として
はベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素、
塩化メチレン、クロロホルム、1,1,2,2−テトラ
クロルエタン等のハロゲン化炭化水素類またはエーテ
ル、テトラヒドロフラン、ジオキサン等のエーテル類等
の不活性溶媒あるいはそれらの混合物が挙げられる。反
応に供される試剤の量は、一般式(VII)で示される化
合物1モルに対し、一般式(V)で示されるチオカルバ
ジン酸誘導体は1〜3モル、好ましくは1〜1.5モ
ル、脱水縮合剤は1〜3モル、好ましくは1〜2モルで
ある。反応温度は脱水剤の種類により異なるが通常−1
0〜200℃程度である。
【0027】上記製造法1〜製造法3において用いられ
る一般式(IV)、(VI)および(VII)で示される原料
物質は、例えば下記反応で得ることができる。
【0028】
【化9】
【0029】[式中、R1及びR2は前記と同義を示し、
Zはハロゲン原子、アルキルスルホニルオキシ基、また
はアリールスルホニルオキシ基を示す。]また、上記一
般式(III)で示される光学活性ヒドラジン誘導体は、
上記製造法1〜製造法3により製造された後、再結晶を
行うと化学純度のみならず、光学純度も上昇させること
ができ好ましい。
【0030】本発明の光学異性体混合物は、ナミハダ
ニ、カンザワハダニ、ミカンハダニ等のハダニ類、トマ
トサビダニ、ミカンサビダニ等のサビダニ類等、ダニ類
に対し広く効果を示し、また、それらの成虫だけでな
く、殺卵効果にも優れたものである。本発明化合物を殺
ダニ剤として使用する場合には、単独で用いても良い
が、好ましくは当業界で汎用される農薬補助剤を加えた
組成物として用いるのが好ましい。殺ダニ剤の剤型は特
に限定されないが、例えば乳剤、水和剤、顆粒水和剤、
水溶剤、液剤、フロアブル剤、粉剤、粒剤等の形態とす
ることが好適である。上記化合物の1種、または2種以
上を有効成分として配合することができる。
【0031】殺ダニ剤を製造するために用いられる農薬
補助剤は例えば、効果の向上、安定化、分散性の向上等
の作用を有する物質で、例えば、担体(希釈剤)、展着
剤、乳化剤、湿展剤、分散剤、崩壊剤等を用いることが
できる。本発明の殺ダニ剤組成物において使用できる担
体としては、農園芸用薬剤に常用されるものであれば固
体、液体のいずれでもよく、特定の物に限定されるもの
ではない。また、これらの他に、各種補助剤、さらに必
要に応じて、酸化防止剤、紫外線吸収剤などの安定化剤
および着色剤を使用することもできる。これら製剤中の
本発明の活性成分有効含有率(%)は、0.1〜99.
5%の範囲から選ばれ、製剤形態、施用方法等の種々の
条件により適宜決定すればよい。例えば乳剤、水和剤、
顆粒水和剤、水溶剤、液剤、フロアブル剤の場合には1
〜90%(重量%:以下同じ)の範囲、粉剤、粒剤の場
合は0.5〜10%の範囲とすることができる。
【0032】本発明の殺ダニ剤には、有効成分である本
発明の化合物の活性を損なわない限り、他の殺菌剤、殺
虫剤、殺ダニ剤、除草剤、昆虫生育調整剤、肥料、土壌
改良剤等の任意の有効成分を配合しても良い。本発明の
農園芸用殺菌剤の施用法は特に限定されるものではな
く、茎葉散布、水面施用、土壌処理、趣旨処理等のいず
れの方法でも施用することができる。
【0033】
【実施例】次に本発明化合物の製造例、製剤例および試
験例によって本発明をさらに具体的に説明するが、本発
明はその要旨を越えない限り以下の例に限定されるもの
ではない。 製造例1 (R)−2−エトキシ−5−[1−[4−
(5−トリフルオロメチルピリジン−2−イルオキシ)
フェノキシ]エチル]−1,3,4−チアジアゾールの
製造 特公平7−116183号公報に記載された製造例2に
従って合成した2−エトキシ−5−[1−[4−(5−
トリフルオロメチルピリジン−2−イルオキシ)フェノ
キシ]エチル]−1,3,4−チアジアゾール(融点:
86.6〜87.4℃)を光学活性カラムクロマトグラ
フィー(充填剤:CHIRALPAKAS(ダイセル化
学社製)、展開溶媒:ヘキサン/イソプロパノール)で
光学分割し、(R)−2−エトキシ−5−[1−[4−
(5−トリフルオロメチルピリジン−2−イルオキシ)
フェノキシ]エチル]−1,3,4−チアジアゾール
(化合物No.1)を得た。純度99.5%以上(液体
クロマトグラフィーによる。254nm)。光学純度9
9.5%ee以上(光学活性カラム液体クロマトグラフ
ィーによる)。融点 69.8〜70.8℃。
【0034】同時にエナンチオマーである(S)−2−
エトキシ−5−[1−[4−(5−トリフルオロメチル
ピリジン−2−イルオキシ)フェノキシ]エチル]−
1,3,4−チアジアゾールも得た。 製造例2 製造例1で得た化合物No.1およびそのエナンチオマ
ーを所定量酢酸エチルに溶解し、減圧下濃縮乾固して下
記の光学純度の(R)−2−エトキシ−5−[1−[4
−(5−トリフルオロメチルピリジン−2−イルオキ
シ)フェノキシ]エチル]−1,3,4−チアジアゾー
ルを調製した。
【0035】
【表1】
【0036】次に本発明化合物の製剤例を示す。なお、
以下に「部」、「%」とあるのは、それぞれ「重量
部」、「重量%」を意味する。 製剤例1 乳剤 本発明化合物を20重量部、ソルポール3005X(非
イオン性界面活性剤とアニオン性界面活性剤の混合物、
東邦化学工業(株)、商品名)15重量部をキシレン3
5重量部およびメチルアセトアミド30重量部からなる
混合溶媒に溶解し、有効成分20重量%の乳剤を得た。
【0037】製剤例2 水和剤 本発明化合物を20重量部、カープレックス#80D
(ホワイトカーボン、塩野義製薬(株)、商品名)20
重量部、STカオリンクレー(カオリナイト、土屋カオ
リン工業(株)、商品名)5重量部、ルノックスP65
L(アニオン性界面活性剤、東邦化学工業(株)、商品
名)3重量部を配合し、均一に混合粉砕して、有効成分
20重量%の水和剤を得た。
【0038】製剤例3 顆粒水和剤 本発明の化合物40重量部、STカオリンクレー(カオ
リナイト、土屋カオリン工業(株)、商品名)52重量
部、ソルポール9047K(アニオン性界面活性剤、東
邦化学工業(株)、商品名)5重量部、ルノックスP6
5L(アニオン性界面活性剤、東邦化学工業(株)、商
品名)3重量部を配合し粉砕した後、混練、押出し、造
粒(径0.8mm)し乾燥、整粒して40重量%の顆粒
水和剤を得た。
【0039】製剤例4 フロアブル剤 本発明の化合物を20重量部、ソルポール9047K
5重量部、ソルボンT―20(非イオン性界面活性剤、
東邦化学工業(株)、商品名)3重量部、エチレングリ
コール8重量部および水54重量部を湿式粉砕し、この
スラリー状混合物に1重量%キサンタンガム(天然高分
子)水溶液10重量部を加え、良く混合して有効成分2
0重量%のフロアブルを得た。
【0040】次に本発明の殺ダニ剤の効果を具体的試験
例を挙げて説明する。 試験例1 ナミハダニの卵に対する殺ダニ効果 インゲンのリーフディスク上(直径3cm)に5頭のナ
ミハダニ雌成虫を放虫した。放虫後20時間リーフディ
スクに産卵させ、その後雌成虫を除去した。製剤例1の
処方に従って製剤した本発明の農園芸用殺ダニ剤を水で
所定濃度に希釈した液3.5mlを、上記のディスク上
に回転式散布塔(みずほ理化製)を用いて散布した。
(1濃度2反復)。処理8日後に未孵化卵数と孵化幼虫
数を調査し殺卵率(%)を求めた。結果を表1に示す。
【0041】尚、比較例Aとして化合物No.1に対応
するラセミ体を使用し同様に評価を行い、結果を表1に
示す。
【0042】
【表2】
【0043】表1から明らかなように本発明の光学異性
体混合物を有効成分とする殺ダニ剤は、特定の光学異性
体(R配置)の含有量が60%eeより高くなって初め
てラセミ体より優れた効果を示し、さらに80%ee以
上でより高い殺ダニ活性を示すことがわかる。
【0044】
【発明の効果】本発明によれば、農園芸用殺ダニ剤とし
て優れた光学異性体混合物を得ることができる。
フロントページの続き Fターム(参考) 4C063 AA01 BB08 CC67 DD12 EE03 4H011 AC04 BA01 BB10 BC01 BC18 BC19 BC20 DA02 DA14 DA16 DH03 DH14

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記一般式(I) 【化1】 [式中、R1は、ハロゲン原子または低級ハロアルキル
    基を示し、R2は低級アルキル基を示す。]で表される
    チアジアゾール化合物のエナンチオマー過剰率が60%
    より高いものであることを特徴とするチアジアゾール化
    合物の光学異性体混合物。
  2. 【請求項2】 エナンチオマー過剰率が70%以上であ
    ることを特徴とする請求項1に記載の光学異性体混合
    物。
  3. 【請求項3】 エナンチオマー過剰率が80%以上であ
    ることを特徴とする請求項1に記載の光学異性体混合
    物。
  4. 【請求項4】 R1の置換位置が5位であることを特徴
    とする請求項1〜3のいずれかに記載の光学異性体混合
    物。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかに記載の光学異
    性体混合物を有効成分として含有する殺ダニ剤。
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