JP2003026021A - バイワイヤ方式の駆動制御装置 - Google Patents

バイワイヤ方式の駆動制御装置

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JP2003026021A
JP2003026021A JP2001210928A JP2001210928A JP2003026021A JP 2003026021 A JP2003026021 A JP 2003026021A JP 2001210928 A JP2001210928 A JP 2001210928A JP 2001210928 A JP2001210928 A JP 2001210928A JP 2003026021 A JP2003026021 A JP 2003026021A
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steering
steering wheel
actuator
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JP2001210928A
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Hironori Kato
弘典 加藤
Yoshio Sanpei
喜生 三瓶
Noriyuki Fukushima
則之 福嶋
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Alps Electric Co Ltd
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    • B62D5/001Mechanical components or aspects of steer-by-wire systems, not otherwise provided for in this maingroup
    • B62D5/005Mechanical components or aspects of steer-by-wire systems, not otherwise provided for in this maingroup means for generating torque on steering wheel or input member, e.g. feedback
    • B62D5/006Mechanical components or aspects of steer-by-wire systems, not otherwise provided for in this maingroup means for generating torque on steering wheel or input member, e.g. feedback power actuated
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62DMOTOR VEHICLES; TRAILERS
    • B62D15/00Steering not otherwise provided for
    • B62D15/02Steering position indicators ; Steering position determination; Steering aids
    • B62D15/021Determination of steering angle
    • B62D15/0245Means or methods for determination of the central position of the steering system, e.g. straight ahead position
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62DMOTOR VEHICLES; TRAILERS
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  • Mechanical Engineering (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 操作性及び長期耐用性に優れたバイワイヤ方
式の駆動制御装置を提供する。 【解決手段】 制御部7に、ステアリングホイール1の
フォースフィードバック制御用の原点位置を記憶する原
点位置記憶部7aと、ステアリング操作信号aの入力頻
度を求める頻度算出部7bと、ステアリング操作信号a
の入力頻度が最も高いステアリングホイール1の操作角
度を新たなステアリングホイール1の原点位置として前
記原点位置記憶部7aに記憶する原点位置書換部7cと
を備え、原点位置書換部7cより出力される書換信号に
よって原点位置記憶部7aに記憶された原点位置を繰り
返し書き換える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両に装備される
バイワイヤ方式のステアリング装置などのバイワイヤ方
式の駆動制御装置に係り、特に、操作部の原点位置補正
手段に関する。
【0002】
【従来の技術】図5及び図6により、従来より提案され
ているバイワイヤ方式のステアリング装置の一例を説明
する。図5は従来より提案されているバイワイヤ方式の
ステアリング装置の構成図であり、図6はタイヤに加わ
る外力とステアリングホイールに加えられる外力との関
係を示すグラフ図である。
【0003】図5に示すように、本例のバイワイヤ方式
のステアリング装置は、操作部であるステアリングホイ
ール1と、当該ステアリングホイール1の操作状態を検
出する検知部である操作角検出センサ2と、前記ステア
リングホイール1にフォースフィードバック用の外力を
加えるフォースフィードバック用アクチュエータである
操作部用アクチュエータ3と、被操作装置である車両の
操舵系4に作用する路面からの反力を検出するタイヤ反
力検出センサ5と、前記操舵系4に操舵用の外力を加え
る被操作装置駆動用アクチュエータである操舵用アクチ
ュエータ6と、前記操作角検出センサ2及び前記操舵系
4からの出力信号a,fを取り込み、前記操作部用アク
チュエータ3の駆動を制御する第1制御部7と、前記タ
イヤ反力検出センサ5からの出力及び前記制御部7から
の前記ステアリングホイール1の操作状態の情報信号b
を取り込み、前記操舵溶アクチュエータ6の駆動を制御
する第2制御部9とから構成されている。
【0004】前記ステアリングホイール1は、時計方向
及び反時計方向に回転操作できるように構成されてお
り、前記車両の操舵系4は、原点位置を中心としてタイ
ヤ8を右に切る方向及び左に切る方向に同量だけ揺動操
作できるように構成されている。そして、車両の操舵系
4の原点位置を基準にして、車両が平坦な道路上を直進
するようにステアリングホイール1のフォースフィード
バック制御用の原点位置が調整されている。
【0005】車両の走行中に運転者がステアリングホイ
ール1を時計方向又は反時計方向に回転操作すると、そ
の操作方向と操作角度とが操作角検出センサ2によって
検出され、当該操作角検出センサ2からはステアリング
ホイール1の操作方向及び操作角度に応じたステアリン
グ操作信号aが出力される。第1制御部7は、このステ
アリング操作信号aを取り込み、当該信号aに応じたス
テアリングホイール1の操作状態を示す情報信号bを生
成して出力する。この情報信号bによって操舵用アクチ
ュエータ6が駆動され、車両の操舵系がステアリングホ
イール1の操作方向に応じた方向及びステアリングホイ
ール1の操作角度に応じた角度に揺動操作されて、車両
が右方向又は左方向にカーブする。
【0006】車両がカーブすると、タイヤ8には車速及
びステアリング角度等に応じた路面からの反力(コーナ
リングフォース)が作用し、タイヤ反力検出センサ5か
らは、この反力に応じたタイヤ反力検出信号cが出力さ
れる。第2制御部9は、このタイヤ反力検出信号cを取
り込み、制御信号fを出力する。第1制御部7は、この
制御信号fを取り込み、当該信号fに応じた操作部用ア
クチュエータ3の駆動信号dを生成して出力する。この
駆動信号dによって操作部用アクチュエータ3が駆動さ
れ、図6に例示するように、タイヤ8に作用する反力に
比例する外力がステアリングホイール1に付与される。
これによって、運転者は、メカニカル方式のステアリン
グ装置を備えた車両を運転する場合と同様の操作感覚を
得ることができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ステアリン
グホイール1のフォースフィードバック制御用の原点位
置と車両に備えられた操舵系4の原点位置とは、例えば
タイヤの偏摩耗や操舵系を構成する機構部品の偏摩耗な
どによって経時的にずれを生じることがある。
【0008】そして、何らかの原因によってステアリン
グホイール1のフォースフィードバック制御用の原点位
置と車両に備えられた操舵系4の原点位置との間にずれ
を生じると、ステアリングホイール1を原点位置に保持
した場合には車両がそのずれと反対の方向にカーブし、
逆に、車両の走行状態に合わせてステアリングホイール
1を操作した場合にはステアリングホイール1が原点位
置からずれの方向に振られた状態になるため、車両の操
作感が悪くなるばかりでなく、ステアリングホイール1
の回転角度が同一であっても、ステアリングホイール1
を時計方向に回転操作した場合と反時計方向に回転操作
した場合とで車両のカーブの度合いが異なってしまうた
め、車両の安全運転性能が害される。
【0009】従来のバイワイヤ方式のステアリング装置
には、ステアリングホイール1のフォースフィードバッ
ク制御用の原点位置と操舵系4の原点位置との間に生じ
るずれを自動的に補正する手段が備えられておらず、前
記のような不都合の発生を未然に回避することができな
い。
【0010】本発明は、かかる従来技術の不備を解消す
るためになされたものであって、その課題とするところ
は、ステアリングホイールのフォースフィードバック制
御用の原点位置と車両に備えられた操舵系の原点位置と
の間に生じるずれを自動的に補正することができて、操
作性及び長期耐用性に優れたバイワイヤ方式の駆動制御
装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記の課題を
解決するため、バイワイヤ方式の駆動制御装置を、第1
の方向及び第2の方向に操作可能な操作部と、当該操作
部の操作状態を検出する検知部と、前記操作部に外力を
与える操作部用アクチュエータと、予め記憶した原点位
置に基づいて前記操作部用アクチュエータの駆動を制御
する制御部とを有し、前記制御部は、前記検知部より出
力される信号の頻度を算出し、最も高頻度の信号が出力
される前記操作部の操作位置を当該操作部の新たな原点
位置として、前記制御部に記憶された前記操作部の原点
位置を補正するという構成にした。
【0012】バイワイヤ方式のステアリング装置を例に
とって説明すると、車両の走行中においては、車両を所
望のコースに沿って走行させるため、ステアリングホイ
ール(操作部)のフォースフィードバック制御用の原点
位置とは関係なく、操舵系(被操作装置)の原点位置を
基準としてステアリングホイールが操作される。即ち、
何らかの原因によってステアリングホイールのフォース
フィードバック制御用の原点位置と操舵系の原点位置と
の間にずれを生じた場合、車両を所望のコースに沿って
走行させるべく、運転者は、ステアリングホイールの原
点位置を基準としてステアリングホイールを操作するの
ではなく、原点位置よりずれた位置を中心としてステア
リングホイールを操作する。また、車両の走行中、ステ
アリングホイールは時計方向又は反時計方向に繰り返し
操作されるが、ステアリングホイールの操作角度の頻度
は、操舵系の原点位置に合致した位置が最も高く、ステ
アリングホイールの操作角度が大きくなるほど低くな
る。
【0013】したがって、制御部によってハンドル角検
出センサ(検知部)より出力される信号の頻度を繰り返
し算出することによって現在のステアリングホイールの
実質的な原点位置を知ることができるので、最も高頻度
の信号が出力されるステアリングホイールの操作位置を
ステアリングホイールの新たな原点位置として制御部に
再記憶することによって、ステアリングホイールのフォ
ースフィードバック制御用の原点位置と操舵系の原点位
置とを合致させることができる。そして、両者の原点位
置を合致させた後は、当該新たな原点位置に基づいて操
作部用アクチュエータ(フォースフィードバック用アク
チュエータ)の駆動を制御することができるので、ステ
アリングホイールの原点位置と操舵系の原点位置との不
一致による車両の操作感の劣化や安全性の低下を回避す
ることができる。
【0014】また、本発明は、前記の課題を解決するた
め、バイワイヤ方式の駆動制御装置を、第1の方向及び
第2の方向に操作可能な操作部と、当該操作部の操作状
態を検出する第1検知部と、前記操作部に外力を与える
操作部用アクチュエータと、前記操作部の操作により原
点位置を中心として第1の方向及び第2の方向に操作さ
れる被操作装置と、当該被操作装置の操作状態を検出す
る第2検知部と、前記被操作装置を駆動する被操作装置
駆動用アクチュエータと、予め記憶した前記操作部の原
点位置に基づいて前記操作部用アクチュエータの駆動を
制御する第1制御部と、当該第1制御部から前記操作部
の操作状態の情報を受け取り前記被操作装置駆動用アク
チュエータの駆動を制御する第2制御部とを有し、前記
第1制御部は、前記第2検知部より出力される信号を取
り込んで前記被操作装置の原点位置を検出し、前記被操
作装置の原点位置に基づいて、前記第1制御部に記憶さ
れた前記操作部の原点位置を補正するという構成にし
た。
【0015】第1の課題解決手段と同様に、第2の課題
解決手段においても、バイワイヤ方式のステアリング装
置を例にとって説明する。前記したように、車両の走行
中においては、タイヤに車速及びステアリング角度等に
応じた路面からの反力が作用する。このタイヤに作用す
る反力は、車速を一定とした場合、車両の直進時、即
ち、車両の操舵系(被操作装置)が原点位置にあるとき
に最も小さくなり、当該車両の操舵系の舵角が大きくな
るほど大きくなるので、制御部は、タイヤ反力検出セン
サ(第2検知部)より出力される信号を制御部に取り込
むことによって、操舵系の原点位置を割り出すことがで
きる。
【0016】そして、前記したように、車両の走行中に
おいては、ステアリングホイール(操作部)のフォース
フィードバック制御用の原点位置とは関係なく、操舵系
(被操作装置)の原点位置を基準としてステアリングホ
イールが操作されるので、操舵系が原点位置にあるとき
のステアリングホイールの操作角度をステアリングホイ
ールの新たな原点位置として制御部に再記憶することに
より、ずれたステアリングホイールの原点位置と操舵系
の原点位置とを合致させることができ、ステアリングホ
イールの原点位置と操舵系の原点位置との不一致による
車両の操作感の劣化や安全性の低下を回避することがで
きる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るバイワイヤ方
式の駆動制御装置の第1例を、バイワイヤ方式のステア
リング装置を例にとって、図1及び図2に基づいて説明
する。図1は実施形態例に係るバイワイヤ方式のステア
リング装置の構成図であり、図2はステアリングホイー
ルの操作角度とステアリングホイールの操作頻度との関
係を示すグラフ図である。
【0018】図1に示すように、本例のバイワイヤ方式
のステアリング装置は、図5に示した従来例に係るバイ
ワイヤ方式のステアリング装置と基本的な構成について
は同一であり、ステアリングホイール(操作部)1と、
当該ステアリングホイール1の操作状態を検出する操作
角検出センサ(検知部)2と、前記ステアリングホイー
ル1にフォースフィードバック制御のための外力を加え
る操作部用アクチュエータ(フォースフィードバック用
アクチュエータ)3と、車両の操舵系(被操作装置)4
に作用する路面からの反力を検出するタイヤ反力検出セ
ンサ5と、前記操舵系4に操舵用の外力を加える操舵用
アクチュエータ(被操作装置駆動用アクチュエータ)6
と、前記操作角検出センサ2からの出力信号a及び前記
操舵系4の状態に応じた制御信号fを取り込み、前記操
作部用アクチュエータ3の駆動信号dを出力する第1制
御部7と、当該第1制御部7からステアリングホイール
1の操作状態の情報信号bと前記タイヤ反力検出センサ
5からの出力信号cを取り込み、操舵用アクチュエータ
6の駆動信号eを出力する第2制御部9とから構成され
ている。
【0019】第1制御部7には、予めステアリングホイ
ール1のフォースフィードバック制御用の原点位置を記
憶した原点位置記憶部7aと、操作角検出センサ2から
出力されるステアリング操作信号aを取り込んで、前記
原点位置記憶部7aに記憶された原点位置を基準とする
ステアリングホイール1の操作角度と各操作角度ごとの
前記ステアリング操作信号aの入力頻度を求める頻度算
出部7bと、ステアリング操作信号aの入力頻度が最も
高いステアリングホイール1の操作角度を新たなステア
リングホイール1の原点位置として前記原点位置記憶部
7aに記憶する原点位置書換部7cとが備えられてお
り、前記原点位置書換部7cより出力される書換信号に
よって、前記原点位置記憶部7aに記憶された原点位置
を繰り返し書き換えるようになっている。原点位置の書
き換えは、一定周期で行うこともできるし、不定期に行
うこともできる。原点位置の書き換えを不定期に行う場
合には、例えば、前記原点位置記憶部7aに記憶された
原点位置と前記頻度算出部7bにて算出された現在の原
点位置との差が予め定められた所定値になるごとに行う
ことができる。予め最初に記憶した原点位置は、車両の
操舵系4の原点位置を基準にして、車両が平坦な道路上
を直進するように調整したものである。
【0020】図2に示すように、車両の走行中において
は、ステアリングホイール1は時計方向又は反時計方向
に繰り返し操作されるので、ステアリングホイール1の
操作角度の頻度は、操舵系の原点位置に合致した位置が
最も高く、ステアリングホイール1の操作角度が大きく
なるほど低くなる。そして、ステアリングホイール1の
フォースフィードバック制御用の原点位置と操舵系4の
原点位置との間にずれがない場合には、図2に実線で示
すように、操作角度が0度の位置でステアリング操作信
号aの入力頻度が最も高くなる。これに対して、何らか
の原因によってステアリングホイール1の原点位置記憶
部7aに記憶された原点位置と操舵系4の原点位置との
間にずれを生じた場合には、車両を所望のコースに沿っ
て走行させるべく、運転者は、操舵系4の原点位置を基
準としてステアリングホイール1を操作するので、図2
に破線で示すように、ステアリングホイール1の原点位
置と操舵系4の原点位置とのずれに応じた角度だけずれ
た位置において、ステアリングホイール1の操作角度の
頻度が最も高くなる。
【0021】したがって、操作角検出センサ(検知部)
2から出力されるステアリング操作信号aを制御部7に
取り込むことによって、ステアリングホイール1の現在
の原点位置を知ることができるので、前記原点位置書換
部7cによって前記原点位置記憶部7aに記憶された原
点位置を現在の実質的な原点位置に書き換えることによ
って、ステアリングホイール1のフォースフィードバッ
ク制御用の原点位置と操舵系4の原点位置との間に生じ
たずれを補正することができ、操作角検出センサ2より
出力されるステアリング操作信号aが実際のステアリン
グホイール1の操作方向及び操作角度に即した値になる
と共に、当該ステアリング操作信号aを基にして生成さ
れる各信号b,dが実際のステアリングホイール1の操
作方向及び操作角度に即した値になる。よって、操作部
用アクチュエータ3及び操舵用アクチュエータ6の駆動
が実際のステアリングホイール1の操作方向及び操作角
度に即したものになり、ステアリングホイール1のフォ
ースフィードバック制御用の原点位置と操舵系4の原点
位置との不一致による車両の操作感の劣化や安全性の低
下が回避される。
【0022】次に、本発明に係るバイワイヤ方式の駆動
制御装置の第2例を、バイワイヤ方式のステアリング装
置を例にとって、図3及び図4に基づいて説明する。図
3は実施形態例に係るバイワイヤ方式のステアリング装
置の構成図であり、図4は車両に備えられた操舵系の操
舵角度とタイヤ反力との関係を示すグラフ図である。
【0023】図3に示すように、本例のバイワイヤ方式
のステアリング装置は、図1に示した第1実施形態例に
係るバイワイヤ方式のステアリング装置と基本的な構成
については同一であり、ステアリングホイール(操作
部)1と、当該ステアリングホイール1の操作状態を検
出する操作角検出センサ(第1検知部)2と、前記ステ
アリングホイール1にフォースフィードバック制御のた
めの外力を加える操作部用アクチュエータ(フォースフ
ィードバック用アクチュエータ)3と、車両の操舵系
(被操作装置)4に作用する路面からの反力を検出する
タイヤ反力検出センサ(第2検知部)5と、前記操舵系
4を駆動する操舵用アクチュエータ(被操作装置駆動用
アクチュエータ)6と、前記操作角検出センサ2からの
出力信号a及び前記操舵系4からの制御信号fを取り込
み、前記操作部用アクチュエータ3の駆動信号bを出力
する第1制御部7と、当該第1制御部7からステアリン
グホイール1の操作状態の情報信号bと前記タイヤ反力
検出センサ5からの出力信号cを取り込み、前記操舵用
アクチュエータ6の駆動信号eを出力する第2制御部9
とから構成されている。
【0024】前記第1制御部7には、予めステアリング
ホイール1のフォースフィードバック制御用の原点位置
を記憶した原点位置記憶部7aと、タイヤ反力検出セン
サ(第2検知部)5から出力されるタイヤ反力検出信号
cを取り込んで、車両の操舵系(被操作装置)4の原点
位置を割り出す原点算出部7dと、原点算出部7dによ
って割り出された原点位置を新たなステアリングホイー
ル1のフォースフィードバック制御用の原点位置として
前記原点位置記憶部7aに記憶する原点位置書換部7c
とが備えられており、前記原点位置書換部7cより出力
される書換信号によって、前記原点位置記憶部7aに記
憶された原点位置を繰り返し書き換えるようになってい
る。原点位置の書き換えは、一定周期で行うこともでき
るし、不定期に行うこともできる。予め最初に記憶した
原点位置は、車両の操舵系4の原点位置を基準にして、
車両が平坦な道路上を直進するように調整したものであ
る。
【0025】図4に示すように、車両の走行中に路面か
らタイヤに作用する反力は、車速を一定とした場合、直
進時、即ち、車両の操舵系4が原点位置にあるときに0
になり、当該操舵系4の旋回角度が大きくなるほど大き
くなる。
【0026】したがって、タイヤ反力検出センサ(第2
検知部)5から出力されるタイヤ反力検出信号cを制御
部7に取り込むことによって、車両の操舵系4の原点位
置を知ることができるので、前記原点位置書換部7cに
よって前記原点位置記憶部7aに記憶された原点位置を
現在の実質的な原点位置に書き換えることによって、ス
テアリングホイール1のフォースフィードバック制御用
の原点位置と操舵系4の原点位置との間に生じたずれを
補正することができ、操作角検出センサ2より出力され
るステアリング操作信号aが実際のステアリングホイー
ル1の操作方向及び操作角度に即した値になると共に、
当該ステアリング操作信号aを基にして生成される各信
号b,dが実際のステアリングホイール1の操作方向及
び操作角度に即した値になる。よって、操作部用アクチ
ュエータ3及び操舵用アクチュエータ6の駆動が実際の
ステアリングホイール1の操作方向及び操作角度に即し
たものになり、ステアリングホイール1の原点位置と操
舵系4の原点位置との不一致による車両の操作感の劣化
や安全性の低下が回避される。
【0027】なお、前記各実施形態例においては、バイ
ワイヤ方式のステアリング装置を例にとって説明した
が、本発明のバイワイヤ方式の駆動制御装置は、ステア
リング装置に適用できるだけでなく、第1の方向及び第
2の方向に操作可能な操作部と、原点位置を中心として
第1の方向及び第2の方向に操作される被操作装置とを
備えた全ての装置の駆動制御装置として適用することが
できる。
【0028】また、前記各実施形態例においては、操作
部としてステアリングホイール1を備えたが、操作部と
して揺動レバーを備えたバイワイヤ方式の駆動制御装置
にも適用することができる。
【0029】また、前記各実施形態例に記載の技術を同
時に適用することで、バイワイヤ式の駆動制御装置の操
作性及び安全性を更に改善できることは自明である。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、操作部
の操作状態を検出する検知部より出力される信号の頻度
を制御部にて繰り返し算出し、最も高頻度の信号が出力
される操作部の操作位置を当該操作部の新たな原点位置
として補正するので、操作部の原点位置と被操作装置の
原点位置とのずれを自動的に解消することができ、バイ
ワイヤ方式の駆動制御装置の操作性及び安全性を改善す
ることができる。
【0031】また、本発明は、被操作装置の操作状態を
検出する検知部より出力される信号を制御部に取り込ん
で被操作装置の原点位置を割り出し、操作部のフォース
フィードバック制御用の原点位置と被操作装置の原点位
置とが相違したとき、被操作装置の原点位置に基づいて
操作部の原点位置を補正するので、操作部の原点位置と
被操作装置の原点位置とのずれを自動的に解消すること
ができ、バイワイヤ方式の駆動制御装置の操作性及び安
全性を改善することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態例に係るバイワイヤ方式の駆動制
御装置の構成図である。
【図2】ステアリングホイールの操作角度とステアリン
グホイールの操作頻度との関係を示すグラフ図である。
【図3】第2実施形態例に係るバイワイヤ方式の駆動制
御装置の構成図である。
【図4】車両に備えられた操舵系の操舵角度とタイヤ反
力との関係を示すグラフ図である。
【図5】従来例に係るバイワイヤ方式のステアリング装
置の構成図である。
【図6】ステアリングホイールに作用する外力と車両の
タイヤに作用する外力との関係を示すグラフ図である。
【符号の説明】
1 ステアリングホイール(操作部) 2 操作角検出センサ(検知部、第1検知部) 3 操作部用アクチュエータ(フォースフィードバック
用アクチュエータ) 4 車両の操舵系(被操作装置) 5 タイヤ反力検出センサ(第2検知部) 6 操舵用アクチュエータ(被操作部駆動用アクチュエ
ータ) 7 第1制御部(制御部) 8 タイヤ(被制御部) 9 第2制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 福嶋 則之 東京都大田区雪谷大塚町1番7号 アルプ ス電気株式会社内 Fターム(参考) 3D032 CC03 CC08 CC45 DA03 DA46 DD17 EB08 3D033 CA02 CA17 CA20 CA21

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の方向及び第2の方向に操作可能な
    操作部と、当該操作部の操作状態を検出する検知部と、
    前記操作部に外力を与える操作部用アクチュエータと、
    予め記憶した原点位置に基づいて前記操作部用アクチュ
    エータの駆動を制御する制御部とを有し、前記制御部
    は、前記検知部より出力される信号の頻度を算出し、最
    も高頻度の信号が出力される前記操作部の操作位置を当
    該操作部の新たな原点位置として、前記制御部に記憶さ
    れた前記操作部の原点位置を補正することを特徴とする
    バイワイヤ方式の駆動制御装置。
  2. 【請求項2】 第1の方向及び第2の方向に操作可能な
    操作部と、当該操作部の操作状態を検出する第1検知部
    と、前記操作部に外力を与える操作部用アクチュエータ
    と、前記操作部の操作により原点位置を中心として第1
    の方向及び第2の方向に操作される被操作装置と、当該
    被操作装置の操作状態を検出する第2検知部と、前記被
    操作装置を駆動する被操作装置駆動用アクチュエータ
    と、予め記憶した前記操作部の原点位置に基づいて前記
    操作部用アクチュエータの駆動を制御する第1制御部
    と、当該第1制御部から前記操作部の操作状態の情報を
    受け取り前記被操作装置駆動用アクチュエータの駆動を
    制御する第2制御部とを有し、前記第1制御部は、前記
    第2検知部より出力される信号を取り込んで前記被操作
    装置の原点位置を検出し、前記被操作装置の原点位置に
    基づいて、前記第1制御部に記憶された前記操作部の原
    点位置を補正することを特徴とするバイワイヤ方式の駆
    動制御装置。
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