JP3715441B2 - 車両の操舵装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ステアリングホイール等の操作部材の操作に基づいて駆動されるアクチュエータの出力に応じて、車輪の転舵角が変化する車両の操舵装置に関する。
【0002】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】
カーブ走行時における速度超過やドライバーの運転ミス等により、車両がスピンやドリフトを起こした場合、ドライバーの意図に沿って車両を操舵することができなくなる。
【0003】
そのようなドリフトやスピン等の不安定な車両挙動を防ぐため、車両の制動力や駆動力を制御する技術が開発されている。
【0004】
しかし、そのような従来技術は、グリップ力が飽和する車両の運動限界付近での車両挙動の安定化を図るものである。その運動限界付近ではタイヤの路面に対するグリップ力に余裕がないため、車両挙動の制御に限界がある。
【0005】
本発明は、上記問題を解決することのできる車両の操舵装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、操作部材の操作に基づき駆動されるアクチュエータの出力に応じて、車輪の転舵角が変化する車両の操舵装置において、その車両のヨーレートに相関する変量として少なくとも操作部材の操作入力値と車速を検出する手段と、その車両のヨーレートを検出する手段と、そのアクチュエータの出力値を検出する手段と、その変量に応じて定められる目標ヨーレートから検出ヨーレートを差し引いた偏差をなくすように前記アクチュエータの目標出力値を演算する手段と、その目標出力値と検出出力値の偏差をなくすように、前記アクチュエータを制御する制御装置とを備えることを特徴とする。
本発明の構成によれば、車両のヨーレートに相関する変量として少なくとも操作部材の操作入力値と車速を検出することで、車両における挙動を安定化する上で規範となる目標ヨーレートを定めることができる。その目標ヨーレートから実際の検出ヨーレートを差し引いた偏差を打ち消すように操舵用アクチュエータを制御することで、車両が運動限界近傍に達する前に車両挙動の安定化を図ることができる。その車両のヨーレートに相関する変量に対する目標ヨーレートの関係は予め定めておけばよい。
【0010】
前記操作入力値が操作部材の操作角度に対応し、その操作角度に応じて転舵角度が変化するように、その操作部材と車輪がステアリングシャフトを介して機械的に連結され、前記アクチュエータにより、ドライバーによって操舵のために付与される操作トルクに付加されるトルクが付与され、前記アクチュエータの出力値として、その付加トルクが検出され、前記演算手段により、その目標ヨーレートを充足する走行軌跡の接線方向に車両が進行するように、前記目標出力値として目標付加トルクが演算されるのが好ましい。
これにより、操作部材と車輪が機械的に連結された車両に本発明を適用し、ドライバーによって付与される操作トルクに付加されるトルクを発生するアクチュエータを制御することで、車両挙動の安定化を図ることができる。すなわち、その目標付加トルクから検出付加トルクを差し引いた偏差を打ち消すことで、ドライバーによる操舵を補助するトルクあるいは抑制するトルクをステアリングシャフトに作用させ、車両進行方向を制御し、車両挙動を安定化させることができる。
【0011】
その車輪の転舵角を検出する手段と、その操作トルクを検出する手段とを備え、前記演算手段により、前記変量と目標ヨーレートとの間の予め定められ記憶された関係、その目標ヨーレートから検出ヨーレートを差し引いた偏差と目標転舵角との間の予め定められ記憶された関係、その目標転舵角から検出転舵角を差し引いた偏差と目標操舵トルクとの間の予め定められ記憶された関係、検出変量、検出ヨーレート、及び検出転舵角に基づき目標操舵トルクが演算され、その目標操舵トルクから検出操作トルクを差し引いた目標付加トルクから検出付加トルクを差し引いた偏差に基づき前記アクチュエータが制御されるのが好ましい。
これにより、目標ヨーレートから検出ヨーレートを差し引いた偏差を打ち消すように目標転舵角に対応する目標操舵トルクを求め、その目標操舵トルクから検出操作トルクを差し引くことで目標付加トルクを求めることができる。その目標付加トルクから検出付加トルクを差し引いた偏差をなくすようにアクチュエータを制御することで、その目標操舵トルクに応じて車輪を転舵させることができる。これにより、車両の進行方向が、目標ヨーレートを充足する走行軌跡の接線方向になる。すなわち、その付加トルクを車両挙動を安定化する上で理想的な値にできる。
【0032】
【発明の実施の形態】
以下、図〜図を参照して本発明の実施形態を説明する。
に示す車両の操舵装置においては、ステアリングホイール(操作部材)201の回転がステアリングシャフト251、ユニバーサルジョイント252を介してピニオン253に伝達されることで、そのピニオン253に噛み合うラック254が車両の幅方向に移動する。そのラック254の動きは、タイロッド208とナックルアーム209を介して車輪204に伝達される。これにより、そのステアリングホイール201の操作角度が操作入力値に対応し、その操作角度に応じて転舵角度が変化するように、そのステアリングホイール201と車輪204がステアリングシャフト251を介して機械的に連結されている。
【0033】
そのステアリングシャフト251に、そのステアリングホイール201の回転操作角δhを検出する角度センサ211と、ステアリングシャフト251により伝達される操作トルクTaを検出するトルクセンサ212が設けられている。
そのステアリングシャフト251は、入力シャフト251aと出力シャフト251bを弾性的に相対回転可能に連結することで構成され、そのトルクセンサ212は、両シャフト251a、251bの相対回転角に対応する操作トルクTaを検出する。
また、その出力シャフト251bの外周にベベルギヤ255が設けられ、そのベベルギヤ255に噛み合うベベルギア256がアクチュエータ202により回転駆動可能とされている。これにより、そのアクチュエータ202は、ドライバーによって操舵のために付与される操作トルクに付加される付加トルクTbを付与する。
その操作トルクTaと付加トルクTbの和が、車輪204の転舵角を変化させるための操舵トルクに相当する。これにより、ステアリングホイール201の操作に基づき駆動されるアクチュエータ202の出力に応じて車輪204の転舵角が変化する。そのアクチュエータ202は、例えば公知のブラシレスモータ等の電動モータにより構成できる。
【0034】
そのアクチュエータ202の出力値として、その付加トルクTbが検出される。その付加トルクTbの検出センサ259として、その付加トルクTbに対応するアクチュエータ202の負荷電流の検出器が設けられている。また、そのラック254の作動量に対応する車輪204の転舵角δを検出するポテンショメータにより構成される転舵角センサ213が設けられている。
【0035】
その角度センサ211、トルクセンサ212、転舵角センサ213、付加トルクTbの検出センサ259は、コンピュータにより構成される制御装置220に接続される。その制御装置220に、車両のヨーレートγを検出するヨーレートセンサ216と、車速vを検出する速度センサ214が接続されている。これにより、そのヨーレートγに相関する変量として、上記操作角δhと車速vが検出される。なお、その変量として操作角δhと車速v以外に、例えば車輪速を検出するセンサを制御装置220に接続してもよい。
【0036】
その制御装置220は、駆動回路222を介して上記アクチュエータ202を制御する。図は、車速が零でない場合における制御装置220の制御ブロック線図を示す。
【0037】
において、γはヨーレートの検出値、γ* はヨーレートの目標値、δは転舵角の検出値、δ* は転舵角の目標値、δhは操作角の検出値、vは車速の検出値、Taは操作トルクの検出値、To* は操舵トルクの目標値、Tbは付加トルクの検出値、Tb* は付加トルクの目標値、i* はアクチュエータ202の駆動電流の目標値を示す。
【0038】
図3において矢印40で示す方向に車速vで旋回する車両100に、矢印41で示す方向に作用する横加速度Gyと矢印42で示す方向に作用するヨーレートγとの間には、Gy=γ・vの関係が成立し、横加速度Gyは操作角δhに対応することから、K6をゲインとして、γ* ・v=K6・δhの関係が成立し、そのゲインK6は、最適な制御を行えるように調整される。また、そのゲインK6は車速vの関数とされている。本実施形態では、図4に示すように、目標ヨーレートγ * と車速vの積の最大値γ * ・vmaxは、一定車速va未満までは車速vに応じて増加し、一定車速va以上では一定とされる。すなわち、制御装置220によって、操作角δhと車速vと目標ヨーレートγ* との間の予め定められた関係が記憶され、操作角δhと車速vに応じて目標ヨーレートγ* が定められる。
【0039】
G6は、目標ヨーレートγ* と車速vの積γ* ・vから検出ヨーレートγと検出車速vの積γ・vを差し引いた偏差に対する目標転舵角δ* の伝達関数である。すなわち、δ* =G6・v・(γ* −γ)の関係より、その目標ヨーレートγ* と検出ヨーレートγの偏差を打ち消すように目標転舵角δ* が求められる。この伝達関数G6は、例えばPI制御を行う場合、ゲインをka、ラプラス演算子をs、時定数をtaとして、G6=ka〔1+1/(ta・s)〕になる。そのゲインka及び時定数taは最適な制御を行えるように調整される。すなわち、制御装置220によって、目標ヨーレートγ* から検出ヨーレートγを差し引いた偏差と車速vと目標転舵角δ* との間の予め定められた関係が記憶される。
【0040】
G7は、目標転舵角δ* から検出転舵角δを差し引いた偏差に対する目標操舵トルクTo* の伝達関数である。すなわち、To* =G7・(δ* −δ)の関係より、その目標転舵角δ* と検出転舵角δの偏差を打ち消すように目標操舵トルクTo* が求められる。この伝達関数G7は、例えばPI制御を行う場合、ゲインをkb、ラプラス演算子をs、時定数をtbとして、G7=kb〔1+1/(tb・s)〕になる。そのゲインkb及び時定数tbは最適な制御を行えるように調整される。すなわち、制御装置220によって、目標転舵角δ* から検出転舵角δを差し引いた偏差と目標操舵トルクTo* との間の予め定められた関係が記憶される。
制御装置220は、上記操作角δhと車速vと目標ヨーレートγ* との間の関係、その目標ヨーレートγ* から検出ヨーレートγを差し引いた偏差と車速vと目標転舵角δ* との間の関係、その目標転舵角δ* から検出転舵角δを差し引いた偏差と目標操舵トルクTo* との間の関係、検出操作角δh、検出車速v、検出ヨーレートγ、および検出転舵角δに基づき、目標操舵トルクTo* を演算する。すなわち、目標ヨーレートγ* から検出ヨーレートγを差し引いた偏差をなくすように、目標操舵トルクTo* が演算される。
【0041】
G8は、目標操舵トルクTo* から検出操作トルクTaを差し引いた目標付加トルクTb* から検出付加トルクTbを差し引いた偏差に対するアクチュエータ202の目標駆動電流i* の伝達関数である。すなわち、i* =G8・(To* −Ta−Tb)の関係よりアクチュエータ202の目標駆動電流i* が求められる。この伝達関数G8は、例えばPI制御を行う場合、ゲインをkc、ラプラス演算子をs、時定数をtcとして、G8=kc〔1+1/(tc・s)〕になる。そのゲインkcおよび時定数tcは最適な制御を行えるように調整される。すなわち、制御装置220によって、目標操舵トルクTo* と検出操作トルクTaと検出付加トルクTbと目標駆動電流i* との間の予め定められた関係が記憶される。その関係と上記演算された目標操舵トルクTo* と検出操作トルクTaと検出付加トルクTbから目標駆動電流i* が演算され、その目標駆動電流i* に応じてアクチュエータ202が駆動される。これにより、その目標操舵トルクTo* から検出操作トルクTaを差し引いた目標付加トルクTb* から検出付加トルクTbを差し引いた偏差をなくすように、アクチュエータ202が制御される。
【0042】
は、車速が零の場合における制御装置220の制御ブロック線図を示す。この場合、車両のヨーレートは生じないので、K7を検出操作角δhに対する目標転舵角δ* のゲインとして、δ* =K7・δhの関係より目標転舵角δ* が求められる。このゲインK7は、最適な制御を行えるように調整される。他は走行中の場合と同様である。
【0043】
のフローチャートを参照して上記制御装置220による制御手順を説明する。
まず、各センサによる車速v、ヨーレートγ、転舵角δ、操作角δh、操作トルクTa、付加トルクTbの検出データが読み込まれる(ステップ1)。
【0044】
次に、車速vが零か否かが判断される(ステップ2)。
車速が零でない場合、操作角δhと車速vと目標ヨーレートγ* との間の関係、その目標ヨーレートγ* から検出ヨーレートγを差し引いた偏差と車速vと目標転舵角δ* との間の関係、その目標転舵角δ* から検出転舵角δを差し引いた偏差と目標操舵トルクTo* との間の関係、検出操作角δh、検出車速v、検出ヨーレートγ、および検出転舵角δに基づき、目標操舵トルクTo* が求められる(ステップ3)。
車速が零である場合、検出操作角δhから目標転舵角δ* が求められ(ステップ4)、その目標転舵角δ* から検出転舵角δを差し引いた偏差と目標操舵トルクTo* との間の関係、検出操作角δh、および検出転舵角δに基づき、目標操舵トルクTo* が求められる(ステップ5)。
【0045】
次に、目標操舵トルクTo* から検出操作トルクTaと検出付加トルクTbを差し引いた偏差が零になるように、アクチュエータ202の目標駆動電流i* が求められる(ステップ6)。その目標駆動電流i* が印加されることでアクチュエータ202が駆動される。
次に、制御を終了するか否かを判断し(ステップ7)、終了しない場合はステップ1に戻る。その終了判断は、例えば車両の始動用キースイッチがオンか否かにより判断できる。
【0046】
上記構成によれば、ステアリングホイール201と車輪204が機械的に連結された車両において、ドライバーによって付与される操作トルクTaに付加されるトルクTbを発生するアクチュエータ202を制御することで、車両挙動の安定化を図ることができる。すなわち、ドライバーによる操舵を補助するトルクあるいは抑制するトルクをステアリングシャフト251に作用させることで、その目標付加トルクTb* から検出付加トルクTbを差し引いた偏差が打ち消される。そのため、操作角δhと車速vに応じた目標ヨーレートγ* から検出ヨーレートγを差し引いた偏差を打ち消すのに必要な目標転舵角δ* に対応する目標操舵トルクTo* を、検出操作角δhと検出車速vと検出ヨーレートγと検出転舵角δから求め、その目標操舵トルクTo* から検出操作トルクTaを差し引くことで目標付加トルクTb* を求める。その目標付加トルクTb* から検出付加トルクTbを差し引いた偏差をなくすようにアクチュエータ202を制御することで、その目標操舵トルクTo* に応じて車輪204を転舵させる。これによって、その付加トルクTbの値を、車両の進行方向が目標ヨーレートγ* を充足する走行軌跡の接線方向になるように、車両挙動を安定化する上で理想的な値にできる。すなわち、図7において破線101が目標ヨーレートγ * を充足する車両100の走行軌跡とした場合、矢印102で示す走行軌跡の接線方向が、その目標転舵角δ * での車両100の進行方向になる。
【0047】
本発明は上記実施形態に限定されない。例えば、検出操作角δhに代えて検出操作トルクTaが操作入力値に対応するものとしてもよく、この場合、上記実施形態ではγ* ・v=K6・Taの関係よりγ* ・vを求めるようにすればよい。これにより、操作部材に作用させる操作トルクに応じて転舵角を変化させる場合に、本発明を適用して車両挙動の安定化を図ることができる。
また、車両のヨーレートを検出する手段は、ヨーレートセンサに限定されず、例えば、車両の横加速度を車速で除算してヨーレートを検出する手段を用いることができる。
【0048】
【発明の効果】
本発明によれば、ヨーレートによる車両挙動の不安定化を防止し、車両挙動を確実に安定化できる車両の操舵装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の操舵装置の構成説明図
【図2】本発明の実施形態の操舵装置における車両走行時の制御ブロック線図
【図3】本発明の実施形態の操舵装置の作用説明図
【図4】本発明の実施形態の操舵装置における車速と、目標ヨーレートと車速の積の最大値との関係を示す図
【図5】本発明の実施形態の操舵装置における車両停車時の制御ブロック線図
【図6】本発明の実施形態の操舵装置による制御手順を示すフローチャート
【図7】本発明の実施形態の操舵装置の作用説明図
【符号の説明】
01 ステアリングホイール
02 アクチュエータ
04 車輪
11 角度センサ(操作部材の操作入力値検出手段)
13 転舵角センサ(アクチュエータの出力値検出手段)
14 速度センサ
16 ヨーレートセンサ
20 制御装置
212 操作トルクセンサ(操作部材の操作入力値検出手段)
251 ステアリングシャフト
259 付加トルクセンサ

Claims (1)

  1. 操作部材の操作に基づき駆動されるアクチュエータの出力に応じて、車輪の転舵角が変化する車両の操舵装置において、
    その車両のヨーレートに相関する変量として少なくとも操作部材の操作入力値と車速を検出する検出手段と、
    その車両のヨーレートを検出する手段と、
    そのアクチュエータの出力値を検出する手段と、
    その変量に応じて定められる目標ヨーレートから検出ヨーレートを差し引いた偏差をなくすように前記アクチュエータの目標出力値を演算する手段と、
    その車輪の転舵角を検出する手段と、
    その目標出力値と検出出力値の偏差をなくすように、前記アクチュエータを制御する制御装置とを備え、
    前記操作入力値が操作部材の操作角度に対応し、
    その操作角度に応じて転舵角度が変化するように、その操作部材と車輪がステアリングシャフトを介して機械的に連結され、
    前記アクチュエータにより、ドライバーによって操舵のために付与される操作トルクに付加されるトルクが付与され、
    その操作トルクを検出する手段を備え、
    前記アクチュエータの出力値として、その付加トルクが検出され、
    前記演算手段により、その目標ヨーレートを充足する走行軌跡の接線方向に車両が進行するように、前記変量と目標ヨーレートとの間の予め定められ記憶された関係、その目標ヨーレートから検出ヨーレートを差し引いた偏差と目標転舵角との間の予め定められ記憶された関係、その目標転舵角から検出転舵角を差し引いた偏差と目標操舵トルクとの間の予め定められ記憶された関係、前記検出手段により検出される変量、検出ヨーレート、及び検出転舵角に基づき目標操舵トルクが演算され、その目標操舵トルクから検出操作トルクを差し引いた目標付加トルクが前記目標出力値に対応する値として演算され
    その目標付加トルクから検出付加トルクを差し引いた偏差に基づき前記アクチュエータが制御されることを特徴とする車両の操舵装置。
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