JP2003025814A - 空気入りタイヤ - Google Patents

空気入りタイヤ

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    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60CVEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
    • B60C13/00Tyre sidewalls; Protecting, decorating, marking, or the like, thereof
    • B60C13/02Arrangement of grooves or ribs

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Tires In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 乗心地を損なうことなく、タイヤの耐カット
性を高めた空気入りタイヤを提供する。 【解決手段】 トレッド部(2)からサイドウォール部
(3)を経て、ビード部(4)のビードコア(5)に至
るカーカス本体部(6a)に前記ビードコア(5)の周
りを折返す巻上げ部(6b)を連設したカーカスプライ
を含むカーカス(6)と、トレッド部(2)の内部かつ
カーカスの半径方向外側に配されるベルト層(7)とを
備え、かつトレッド縁Eからカーカス最大幅位置Wとの
間の外壁面の少なくとも一部に、この外壁面から隆起し
タイヤ周方向にのびる複数条の隆起部(11)からなる
プロテクタ(14)を設けるとともに、前記プロテクタ
を設けた領域かつ内部に、厚さが増減するゴム充填層
(9)を配し、しかもそのタイヤ軸方向外側に、このゴ
ム充填層(9)に沿うことによりタイヤ子午線断面にお
いて波状に湾曲する保護プライ部(13)を設けてなる
空気入りタイヤ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、乗心地を損なうこ
となく、タイヤの耐カット性を高めた空気入りタイヤに
関する。
【0002】
【従来の技術】不整地を走行するタイヤ、特にラリー用
の空気入りタイヤにあっては、走行時においてサイドウ
ォール部、特に、トレッド端とタイヤ最大幅部間のバッ
トレス部に砕石などが当たることによって亀裂が生じ、
さらにはカーカスが切断されるなどの損傷が生じやす
い。また省資源、省燃費のための軽量化によりサイドウ
ォール厚さを減じられた乗用車用タイヤなどの一般のタ
イヤにおいても、路肩などとの接触によってバットレス
部の外傷を生じさせる。
【0003】従来、このようなカットを防ぐため例え
ば、特許第2613996号公報、特開平5−2941
15号公報、特開平7−17218号公報、特開平7−
290911号公報などは、サイドウォール部上方域に
図5に示すような凹溝aを隔てる複数の隆起部bからな
るプロテクタcを設けることにより、前記損傷を防止す
ることを提案している。
【0004】しかしこのような構成のものは、ある程度
の効果はあるものの、カーカスを損傷させるような傷害
に対しての防護機能は十分ではない。
【0005】他方、カーカスの損傷を防止するため、図
6に示すようなプロテクタcの領域に保護プライdを配
置すること、及び図5に示すごとく、カーカスeの巻上
げ部fを例えばベルト層gの半径方向下方まで延長する
ことにより、カーカス本体部e1を保護することも考え
られる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、プロテ
クタcの領域にこのような保護用の追加プライを設ける
ことは、タイヤの中で最も多く屈曲するサイドウォール
部上方の領域の曲げ剛性を増すこととなり、乗り心地性
能を低下させる。さらに、図4の巻上げ部fを延長する
ものは、この巻上げ部fに作用する張力によって、外傷
が加わったとき、巻上げ部fが容易に破断してカーカス
本体部e1に影響を及ぼしやすい。
【0007】さらに、図6に示す保護プライdを設けた
ものは、図4に示す延長した巻上げ部fを設けたものに
比しては乗心地の低下は幾分かは緩和できるが、かかる
保護プライdのないタイヤに比しては乗心地を妨げる。
また保護プライの追加はタイヤ組立工数を増し生産性を
損なうこととなる。
【0008】本発明は、サイドウォール部を砕石などの
衝合によるカットから保護し、かつ乗心地を保持しうる
空気入りタイヤの提供を目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】本願請求項1に係る発明
は、トレッド部2からサイドウォール部3を経て、ビー
ド部4のビードコア5に至るカーカス本体部6aに前記
ビードコア5の周りを折返す巻上げ部6bを連設したカ
ーカスプライを含むカーカス6と、トレッド部2の内部
かつカーカスの半径方向外側に配されるベルト層7とを
備え、かつトレッド縁Eからカーカス最大幅位置Wとの
間の外壁面の少なくとも一部に、この外壁面から隆起し
タイヤ周方向にのびる複数条の隆起部11からなるプロ
テクタ14を設けるとともに、前記プロテクタを設けた
領域かつ内部に、厚さが増減するゴム充填層9を配し、
しかもそのタイヤ軸方向外側に、このゴム充填層9に沿
うことによりタイヤ子午線断面において波状に湾曲する
保護プライ部13を設けてなる空気入りタイヤである。
【0010】トレッド縁Eから、カーカス最大幅wとの
間の外壁面の少なくとも一部、例えばサイドウォール部
の半径方向外方領域にプロテクタを設けることにより、
砕石などとの衝合によるサイドウォール部の亀裂、カー
カスの切断を抑制するとともに、このプロテクタはタイ
ヤ周方向にのびる複数条の隆起部11からなることによ
り、プロテクタ領域での曲げ剛性の増大を緩和しうる。
【0011】またプロテクタの領域に、隆起部11で厚
さが大となって厚さの増減を繰り返すゴム充填層9を配
し、しかもそのタイヤ軸方向外側に、このゴム充填層9
に沿うことによりタイヤ子午線断面において波状に湾曲
する保護プライ部13を設けているため、カーカス本体
部6aへの損傷を効果的に防止でき、かつ保護プライ部
13が波状に湾曲するため、プライによるサイドウォー
ル部の領域の曲げ剛性の増加を抑制して乗り心地性能を
維持しうる。またゴム充填層9は、保護プライ12を安
定して波状に湾曲させうる。
【0012】また本願請求項2の発明は、前記保護プラ
イ部13が、前記カーカスプライの巻上げ部6bにより
形成されるとともに、この巻上げ部6bはその端部6p
がベルト層7のタイヤ半径方向内方に位置することを特
徴とし、このように、保護プライ部13を巻上げ部6b
により形成することにより、生産性の低下を抑制しう
る。
【0013】また請求項3の発明は、ゴム充填層9のタ
イヤ半径方向上端9uとタイヤ半径方向下端9iとの間
でこのゴム充填層13のタイヤ軸方向内側に沿う前記カ
ーカス本体部6aの長さAと、隆起部11に沿って湾曲
する前記保護プライ部13の長さBとの比B/Aが、
1.02以上かつ1.20以下であることを特徴とし、
かつ請求項4の発明は、前記比B/Aを、1.04以上
かつ1.10以下としている。
【0014】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の一形態を図面
に基づき説明する。正規リムRに装着されかつ正規内圧
を充填された状態を示す図1において、空気入りタイヤ
1は、カーカス6と、トレッド部2の内部かつカーカス
6の半径方向外側に配されるベルト層7とを具えるとと
もに、複数条の隆起部11からなるプロテクタ14と、
ゴム充填層9と、保護プライ部13とを配置している。
なお本明細書において、前記「正規リム」とは、JAT
MAで規定する標準リム、TRAで規定する ”Des
ign Rim”、或いはETRTOで規定する”Me
asuring Rim”のいずれかに従って定め、ま
た「正規内圧」とは、JATMAで規定する最高空気
圧、TRAの表 ”TIRE LOAD LIMITS
AT VARIOUS COLD INFLATIO
N PRESSURES”に記載の最大値、或いはET
RTOで規定する ”INFLATIONPRESSU
RE”のいずれかに従って定められる。また本形態では
乗用車用タイヤを例にとり示しているが、小型トラック
用タイヤ、トラック・バス用タイヤ、又は二輪車用タイ
ヤなどにも適用できる。
【0015】前記カーカス6は、本形態では、タイヤ内
腔側に配置されるカーカスプライ6P1とその外側のカ
ーカスプライ6P2との2枚のカーカスプライ6Pから
なり、カーカスプライ6Pはいずれも、トレッド部2か
らサイドウォール部3をへてビード部4のビードコア5
に至るカーカス本体部6a1、6a2(合わせてカーカ
ス本体部6aという)に、ビードコア5の周りをタイヤ
軸方向内側から外側に折返す巻上げ部6b1、6b2
(合わせて巻上げ部6bという)を一連に設けている。
【0016】又前記カーカスプライ6Pは、ナイロン、
ポリエステル、芳香族ポリアミド、芳香族ポリエステ
ル、レーヨン、等の有機繊維、炭素繊維及びスチールコ
ードからなるカーカスコードの配列体をトッピングゴム
に埋設したコードプライからなり、本形態では、ゴムと
の接着性、柔軟性に優れかつ低コストであるナイロンコ
ードを用いており、またカーカス6は、カーカスコード
をタイヤ赤道面Cに対して70〜90°で傾斜させるラ
ジアル又はセミラジアル構造をなす。
【0017】なお前記ベルト層7は、2枚のベルトプラ
イ7a、7bからなり、これらのベルトプライは芳香族
ポリアミド、芳香族ポリエステル、ナイロン、ポリエス
テル、レーヨン等の有機繊維及びスチールコード等から
なるベルトコードを、タイヤ赤道面Cに対し、15〜3
5°の範囲の角度で互いに交差する向きに配列しタガ効
果を有してトレッド部2を補強している。
【0018】また前記サイドウォール部3,ビード部4
には、ビードコア5の上面から半径方向外側に伸び、硬
質ゴムからなる細長三角形状の断面を有するビードエイ
ペックス8が配置され、ビード部4からサイドウォール
部3の下方部に至る範囲の剛性を高めるとともに、前記
カーカス本体部6aは、該ビードエーペックス8のタイ
ヤ軸方向内側を、かつ前記巻上げ部6bは外側に沿って
延在している。
【0019】さらにタイヤの外壁面には、トレッド縁E
(トレッド縁が円弧であるときトレッド面の延長線とト
レッド部側面の延長線との交点とする)からカーカス最
大幅位置Wとの間の領域の少なくとも一部に、外壁面か
ら隆起しタイヤ周方向にのびる複数条の隆起部11から
なるプロテクタ14を設けている。前記領域の一部と
は、例えばカーカス本体部6aの損傷を防止するために
は、前記ベルトプライ7a、7bのタイヤ軸方向外縁の
内で、タイヤ半径方向最も内側に位置する外縁7Eと、
前記タイヤ最大幅位置Wとの間のバットレス部を含むサ
イドウォール上方域15、しかもカーカス最大幅位置W
から、前記サイドウォール上方域15の高さh15の1
/2〜1/5倍の距離を上方に隔てる位置を下方点とす
る領域Sにプロテクタ14を設けている。
【0020】また前記外壁面とは、トレッド縁Eから前
記トレッド部2の側面をへてサイドウォール部3の外面
に至る滑らかな基準曲面であって、前記プロテクタ14
を設けない場合のタイヤ外表面をなす面をいい、かつ前
記隆起部11は、図2に示すごとく、本形態では、タイ
ヤ周方向に連続する3本の環状リブ11a、11b、1
1cからなり、この3本の環状リブ11a、11b、1
1c間に、前記外壁面に至る深さの凹溝12a、12b
を形成している。これにより、プロテクタ14に可撓性
を付与し、プロテクタ14による乗り心地の低下が抑制
するとともに、ゴム部の増加によるタイヤ重量の増加も
抑制できる。なお凹溝12a、12bの溝底は、タイヤ
外壁面の内側に入り込むことも可能である。
【0021】サイドウォール部3には、プロテクタ14
を設けた領域において、前記ゴム充填層9を配置し、カ
ーカス本体部6aをさらに強固に保護している。このゴ
ム充填層9のタイヤ軸方向内側の内辺9aは、本例で
は、カーカス本体部6aのタイヤ軸方向外側に沿って連
続して延び、かつ外辺9bは、前記環状リブ11a、1
1b、11c、凹溝12a、12bに沿って湾曲する波
形状をなすことにより、隆起部11で厚さが大となるよ
うに厚さの増減を繰り返す。なお、ゴム充填層9は、サ
イドウォールゴムと同一ゴムを使用しうるが、例えばJ
ISA硬度で5゜程度の範囲内で硬度を大とすることに
よりカーカス本体部6aの保護機能を高めることも、小
とすることにより可撓性を維持しかつ保護プライ部13
の伸縮を容易とすることもできる。
【0022】前記保護プライ部13は、前記ゴム充填層
9のタイヤ軸方向外側で、前記外辺9bに沿うことによ
りタイヤ子午線断面において前記プロテクタ14の形状
に合わせて波状に凹凸に湾曲しており、本形態において
は、この保護プライ部13は、前記カーカスプライの巻
上げ部6bにより形成している。このため、前記ゴム充
填層9は、カーカス本体部6a2と巻上げ部6b2との
間に位置する。
【0023】また前記巻上げ部6bは、ビードエイペッ
クス8のタイヤ軸方向外方を通り、カーカス最大幅に相
当するサイドウォール表面wを通過し、プロテクタ14
の領域を通ってベルト層7のタイヤ半径方向内方に入
り、ベルト層7とカーカス本体部6aとに挟まれる位置
にそれぞれの終端6p1、6p2を位置させている。な
おタイヤ軸方向外側の巻上げ部6b1により、他方の巻
上げ部6b2の終端6p2を覆うために、巻上げ部6b
1の終端6p1をタイヤ軸方向内方に位置させるのが構
造耐久性から好ましい。なお全てのカーカスプライ6P
の巻上げ部6bを延長する必要はなく、少なくとも1枚
をベルト層7との間に終端6pを位置させることができ
る。
【0024】さらに巻上げ部6bは、前記ゴム充填層9
の外辺9bに沿って湾曲することにより、タイヤ子午線
断面において、同様にプロテクタ14の位置でプロテク
タ14の表面形状に対応した波打ち形状をなす。これに
よりタイヤの内圧によってカーカスに加わるテンション
を、この保護プライ部13の領域で低下することによ
り、切断を予防し、かつ屈曲性を維持することにより、
乗り心地への悪影響が抑制できる。
【0025】このため、図2で詳示するごとく、ゴム充
填層9のタイヤ半径方向上端9uとタイヤ半径方向下端
9dとの間で、このゴム充填層9のタイヤ軸方向内側の
前記内辺9aに沿う前記カーカス本体部6aの長さA
(内辺9a側の長さ)と、隆起部11の外辺9bに沿っ
て湾曲する前記保護プライ部13の長さB(外辺9b側
の長さ)との比B/Aを、1.02以上かつ1.20以
下としている。1.02未満では、前述の内圧、タイヤ
転動変形により生じるテンションの低減をはかりにく
く、外傷によって巻上げ部6bが切断されやすくなる。
また、前記比B/Aが、1.20を越えることはプライ
の無駄であり、タイヤ重量を増すとともに生産性を阻害
する。この比B/Aは、好ましくは、1.04以上かつ
1.10以下の範囲である。
【0026】前記比B/Aを前記範囲とするように、前
記ゴム充填層9の高さ、形状を設定する。なおゴム充填
層9、及び保護プライ部13(巻上げ部6b)をサイド
ウォール部3内に配しても該サイドウォール部3の厚さ
を増加しない程度の高さとするのが好ましい。
【0027】なお、保護プライ部13を、図3に示すよ
うに、巻上げ部6bとは別個のプライとするなど、本発
明の空気入りタイヤは種々変形しうる。
【0028】
【具体例】タイヤサイズが185/65R14でありか
つ図1と図2、図3に示す構成の実施例タイヤ1,2
と、図4、図5、図6に示す構成の比較例タイヤを試作
し、各性能について評価した結果を表1に示す。比較例
3は、比較例2に比べて、耐カット性能は当然に向上
し、かつ比較例1と同等の耐カット性を発揮した。しか
も比較例1に比して乗り心地性能の低下は見られなかっ
た。さらに、実施例2は実施例1と同様な耐カット性、
乗心地性を有していたが、実施例1に比べて生産性が低
下した。
【0029】
【表1】
【0030】ここで評価条件は以下の通りである。1
耐パンク性能図7に示すごとく、リム組し空気を充填し
たタイヤTを試験台上かつその壁面に沿わせて立てて静
置し、0.3kNの重りMに設けたカッタK(刃高さ5
mmの先テーパ刃)を高低差10mmごとに順次高さを増し
てパンクする高さを求め仕事量Jを比較した。比較例2
を100とした指数で表示し、大なる方が耐パンク性に
優れる。2 操縦安定性・乗り心地各構成のタイヤ4本
を装着した車両でテストコースを走行し、テストドライ
バーの官能評価結果を比較例3を3とした5点評価で示
している。3- は合格レベルである。なお、タイヤ重量
は、ともに同じとしている。3 生産性は、各仕様のタ
イヤの生産時間の逆数を比較例3を100とした指数で
示している。数値が大きいほど、生産性に優れているこ
とを表している。
【0031】
【発明の効果】このように、本願請求項1の発明は、乗
心地を損なうことなく耐カット性を向上し、かつ請求項
2の構成とすることにより生産性の低下を抑制し、かつ
請求項3,4の発明の構成とすることにより、その効果
を高めうる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態を例示する右半分断面図
である。
【図2】その要部を拡大して示す断面図である。
【図3】他の形態を例示する断面図である。
【図4】従来タイヤを例示する断面図である。
【図5】他の従来タイヤを例示する断面図である。
【図6】さらに他の従来タイヤを例示する断面図であ
る。
【図7】パンク測定装置を例示する線図である。
【符号の説明】
2 トレッド部 3 サイドウォール部 4 ビード部 5 ビードコア 6 カーカス 7 ベルト層 8 ビードエイペックス 9 ゴム充填層 13 保護プライ部 14 プロテクタ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】トレッド部(2)からサイドウォール部
    (3)を経て、ビード部(4)のビードコア(5)に至
    るカーカス本体部(6a)に前記ビードコア(5)の周
    りを折返す巻上げ部(6b)を連設したカーカスプライ
    を含むカーカス(6)と、トレッド部(2)の内部かつ
    カーカスの半径方向外側に配されるベルト層(7)とを
    備え、 かつトレッド縁Eからカーカス最大幅位置Wとの間の外
    壁面の少なくとも一部に、この外壁面から隆起しタイヤ
    周方向にのびる複数条の隆起部(11)からなるプロテ
    クタ(14)を設けるとともに、 前記プロテクタを設けた領域かつ内部に、厚さが増減す
    るゴム充填層(9)を配し、 しかもそのタイヤ軸方向外側に、このゴム充填層(9)
    に沿うことによりタイヤ子午線断面において波状に湾曲
    する保護プライ部(13)を設けてなる空気入りタイ
    ヤ。
  2. 【請求項2】前記保護プライ部(13)は、前記カーカ
    スプライの巻上げ部(6b)により形成されるととも
    に、この巻上げ部(6b)はその端部(6p)がベルト
    層(7)のタイヤ半径方向内方に位置することを特徴と
    する請求項1記載の空気入りタイヤ。
  3. 【請求項3】ゴム充填層(9)のタイヤ半径方向上端
    (9u)とタイヤ半径方向下端(9d)との間でこのゴ
    ム充填層(9)のタイヤ軸方向内側に沿う前記カーカス
    本体部(6a)の長さAと、隆起部(11)に沿って湾
    曲する前記保護プライ部(13)の長さBとの比B/A
    が、1.02以上かつ1.20以下であることを特徴と
    する請求項1又は2記載の空気入りタイヤ。
  4. 【請求項4】前記比B/Aが、1.04以上かつ1.1
    0以下であることを特徴とする請求項3記載の空気入り
    タイヤ。
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JP2006256433A (ja) * 2005-03-16 2006-09-28 Yokohama Rubber Co Ltd:The 空気入りラジアルタイヤ
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