JP2003025512A - 柔軟性物品 - Google Patents

柔軟性物品

Info

Publication number
JP2003025512A
JP2003025512A JP2001221318A JP2001221318A JP2003025512A JP 2003025512 A JP2003025512 A JP 2003025512A JP 2001221318 A JP2001221318 A JP 2001221318A JP 2001221318 A JP2001221318 A JP 2001221318A JP 2003025512 A JP2003025512 A JP 2003025512A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
polymer
group
meth
flexible article
acrylate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001221318A
Other languages
English (en)
Inventor
Satoshi Takano
聖史 高野
Hirobumi Yamaguchi
博文 山口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
DIC Corp
Original Assignee
Dainippon Ink and Chemicals Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dainippon Ink and Chemicals Co Ltd filed Critical Dainippon Ink and Chemicals Co Ltd
Priority to JP2001221318A priority Critical patent/JP2003025512A/ja
Publication of JP2003025512A publication Critical patent/JP2003025512A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Laminated Bodies (AREA)
  • Paints Or Removers (AREA)
  • Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)
  • Macromonomer-Based Addition Polymer (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 合成ゴムに代表される低硬度な柔軟性基材上
に、特徴ある防汚性組成物をコーティングすることによ
り、基材に対する追随性を損なうことなく該基材上に優
れた防汚性表面を形成し、実用的な柔軟性物品を提供す
ることにある。 【解決手段】 ポリシロキサン基及び/またはフッ素含
有アクリル系重合体(1)と、50℃以下のガラス転移
温度を有するアクリル系重合体(2)とを必須成分とし
て含有する組成物を、ショア硬度A−80以下の基材上
に塗布してなる柔軟性物品。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、合成ゴムに代表される
低硬度な柔軟性基材上に、防汚性アクリル系重合体組成
物を塗布することにより得られる柔軟性物品に関し、該
物品が自動車用、テレビ、ビデオ等の家電用、複写機、
プリンター、ファクシミリ等のOA機器用、携帯電話、
PDA、パソコン等の情報・通信機器用、印刷機材用の
各種部品、電線、フィルム、内装・外装用建材、家具、
皮革製品等に適用できる。
【0002】
【従来の技術】近年、材料の高付加価値化が進む中、各
種基材表面に対する防汚性が強く要求されており、基材
が金属、ガラス、セラミックス等の無機物、たとえ有機
物であってもプラスチックス、人工大理石、各種塗料表
面の様に高硬度な場合には、防汚性を付与させる方法は
数多く提案されている。しかし、ゴムに代表される低硬
度な柔軟性基材の場合に、防汚性を向上させる手段は十
分とは言えない。ところで、フッ素系アクリル重合体を
含有する防汚性組成物を、特に汚染性が問題となる可塑
化塩化ビニル樹脂製基材に適用することにより、防汚性
が改良されることが特開平8−231743号公報等で
提案されている。しかし、有機物の中でもゴムに代表さ
れる低硬度な柔軟性基材の場合、基材表面に防汚性組成
物をコーティングしてなる物品は、たとえ防汚性皮膜が
基材に対する十分な密着性を有するものであっても、皮
膜の割れ、白化、削れ等を生じてしまい、防汚性に優れ
た実用的な柔軟性物品を与えることができない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、合成
ゴムに代表される低硬度な柔軟性基材上に、特徴ある防
汚性組成物をコーティングすることにより、基材に対す
る追随性を損なうことなく該基材上に優れた防汚性表面
を形成し、実用的な柔軟性物品を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】そこで本発明者等は、上
記課題を解決するために鋭意検討した結果、ポリシロキ
サン基および/またはフッ素含有アクリル系重合体
(1)と、50℃以下のガラス転移温度を有するアクリ
ル系重合体(2)とを必須成分として含有する組成物
を、ショア硬度A−80以下の基材上に塗布してなる柔
軟性物品を提供する。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明において使用されるポリシ
ロキサン基および/またはフッ素含有アクリル系重合体
(1)は、好ましくはポリシロキサン基含有(メタ)ア
クリレート(A)および/またはフッ素化(メタ)アク
リレーロを主成分とするビニル単量体から得られるもの
である。
【0006】尚、本発明に於いて、(メタ)アクリレー
トの記述は、アクリル酸エステルとメタクリル酸エステ
ルの両方を総称するものである。
【0007】かかるポリシロキサン基含有(メタ)アク
リレート(A)としては、ポリシロキサン鎖の片末端あ
るいは両末端に2価の連結基を介して、アクリロイル
基、あるいはメタクリロイル基のいずれかが連結された
ものであり、その具体例としては、一般式(A−1)
【0008】
【化1】
【0009】〔式中、R6およびR7は炭素数1〜20
のアルキル基又はフェニル基で、それらは同一でも異な
っていてもよく、又シロキシ単位毎に同一でも異なって
いてもよく、pは3〜520の整数であり、qは0又は
1であり、Y2は2価の連結基で、-CH2CH(OH)CH2OCO
-、-(CH2)n1NHCH2CH(OH)CH2OCO-、-(CH2)n1OCO
-、-(CH2)n1-O-(CH2)m1OCO-、又は-OCH2CH(OH)C
H2OCO-[但し、n1、m1は2〜6の整数である。]
であり、R1は前記と同じであり、Z1はメチル基、フ
ェニル基、又はCH2=C(R)-(Y2)q-である。〕にて表さ
れる化合物、又は一般式(A−2)
【0010】
【化2】
【0011】[式中、R6'、R6''、R6'''、R
7'、R7''、R7'''、R8'、R8''、R8'''は炭素
数1〜20のアルキル基又はフェニル基で、これらは同
一でも異なっていても良く、r,s,tは1〜200の
整数で、これらは同一でも異なっていても良く、Y2,
q,R は前記と同意義である。]にて表わされる化合
物が挙げられる。ポリシロキサン鎖を含有する単量体の
より具体的なものとして以下の如きものが例示される。
【0012】
【化3】
【0013】
【化4】
【0014】
【化5】
【0015】
【化6】
【0016】
【化7】
【0017】
【化8】
【0018】
【化9】
【0019】
【化10】
【0020】
【化11】
【0021】
【化12】
【0022】
【化13】
【0023】
【化14】
【0024】
【化15】
【0025】
【化16】
【0026】
【化17】
【0027】
【化18】
【0028】
【化19】
【0029】
【化20】
【0030】
【化21】
【0031】
【化22】
【0032】但し、上記各一般式中、Me、Phはそれ
ぞれメチル基、フェニル基を表わす。尚、本発明が上記
具体例によって、何等限定されるものでないことは勿論
である。
【0033】ポリシロキサン基含有(メタ)アクリレー
ト(A)は、1種類だけを用いても構わないし、2種類
以上を同時に用いても構わない。
【0034】本発明者等の知見によれば、目的とする柔
軟性物品において優れた防汚性、特に汚れの付着防止性
を実現させるためには、重合体(1)中にポリシロキサ
ン基含有(メタ)アクリレート(A)を共重合せしめる
ことは非常に有効である。重合体(1)中のポリシロキ
サン基含有(メタ)アクリレート(A)の含有量は、目
的とする柔軟性物品の防汚性と該組成物中の他の成分と
の相溶性を考慮し適宜選択されるが、好ましくは0.1
〜50重量%、より好ましくは1〜30重量%である。
【0035】また、重合体(1)として、フッ素化(メ
タ)アクリレート(B)を共重合せしめた重合体を用い
ても目的によっては防汚性に優れた柔軟性物品を得るこ
とが可能である。半導体、液晶、感材、印材等の部材、
工程材料となる柔軟性物品によっては、シリコン原子含
有材料が他の性能に影響を及ぼす場合がある。このよう
な柔軟性物品の場合、重合体(1)中に、シリコン原子
を含有するポリシロキサン基含有(メタ)アクリレート
(A)を共重合せしめることは不可能であるが、フッ素
化(メタ)アクリレート(B)を重合せしめることによ
り、目的を達成することも可能である。
【0036】かかるフッ素化(メタ)アクリレート
(B)としては、原料の入手性並びに他の成分との相溶
性、防汚性の観点から、(メタ)アクリルエステル基お
よびその類縁基を含有するものが適しており、下記一般
式(B−1)にて表されるフッ素化(メタ)アクリレ−
トが挙げられる。
【0037】
【化23】
【0038】式中、Rf は炭素数1〜20のパ−フロ
ロアルキル基、または部分フッ素化アルキル基であり、
直鎖状、分岐状、または主鎖中に酸素原子が介入したも
の、例えば
【0039】
【化24】
【0040】等でも良く、R1 はH,CH3, Cl, Fまた
はCNであり、Xは2価の連結基で、具体的には (CH2)
n ,
【0041】
【化25】
【0042】(但し、nは1〜10の整数であり、R2
はHまたは炭素数1〜6のアルキル基である。)、
【0043】
【化26】
【0044】等であり、aは0または1である。]にて
表わされる化合物である。
【0045】上記一般式のフッ素化(メタ)アクリレー
ト(B−1)の具体例として以下の如きものが挙げられ
る。 B-1-1 : CH2=CHCOOCH2CH2C8F17 B-1-2 : CH2=C(CH3)COOCH2CH2C8F17 B-1-3 : CH2=CHCOOCH2CH2C12F25 B-1-4 : CH2=C(CH3)COOCH2CH2C12F25 B-1-5 : CH2=CHCOOCH2CH2C10F21 B-1-6 : CH2=C(CH3)COOCH2CH2C10F21 B-1-7 : CH2=CHCOOCH2CH2C6F13 B-1-8 : CH2=C(CH3)COOCH2CH2C6F13 B-1-9 : CH2=CHCOOCH2CH2C4F9 B-1-10 : CH2=CFCOOCH2CH2C6F13 B-1-11 : CH2=C(CH3)COOCH2CH2C20F41 B-1-12 : CH2=C(CH3)COOCH2CH2C4F9 B-1-13 : CH2=C(CH3)COO (CH2)6 C10F21 B-1-14 : CH2=C(CH3)COOCH2CF3 B-1-15 : CH2=CHCOOCH2CF3 B-1-16 : CH2=CHCOOCH2C8F17 B-1-17 : CH2=C(CH3)COOCH2C8F17 B-1-18 : CH2=C(CH3)COOCH2C20F41 B-1-19 : CH2=CHCOOCH2C20F41 B-1-20 : CH2=C(CH3)COOCH2CF(CF3)2 B-1-21 : CH2=C(CH3)COOCH2CFHCF3 B-1-22 : CH2=CFCOOCH2C2F5 B-1-23 : CH2=CHCOOCH2(CH2)6CF(CF3)2 B-1-24 : CH2=C(CH3)COOCHCF2CFHCF3 B-1-25 : CH2=C(CH3)COOCH(C2H5)C10F21 B-1-26 : CH2=CHCOOCH2(CF2)2H B-1-27 : CH2=C(CH3)COOCH2(CF2)2H B-1-28 : CH2=CHCOOCH2(CF2)4H B-1-29 : CH2=CHCOOCH2CF3 B-1-30 : CH2=C(CH3)COO(CF2)4H B-1-31 : CH2=CHCOOCH2(CF2)6H B-1-32 : CH2=C(CH3)COOCH2(CF2)6H B-1-33 : CH2=CHCOOCH2(CF2)8H B-1-34 : CH2=C(CH3)COOCH2(CF2)8H B-1-35 : CH2=CHCOOCH2(CF2)10H B-1-36 : CH2=CHCOOCH2(CF2)12H B-1-37 : CH2=CHCOOCH2(CF2)14H B-1-38 : CH2=CHCOOCH2(CF2)18H B-1-39 : CH2=CHCOOC(CH3)2(CF2)4H B-1-40 : CH2=CHCOOCH2CH2(CF2)7H B-1-41 : CH2=C(CH3)COOCH2CH2(CF2)7H B-1-42 : CH2=C(CH3)COOC(CH3)2(CF2)6H B-1-43 : CH2=CHCOOCH(CF3)C8F17 B-1-44 : CH2=CHCOOCH2C2F5 B-1-45 : CH2=CHCOOCH2CH(OH)CH2C8F17 B-1-46 : CH2=C(CH3)COOCH2CH(OH)(CH2)4C18F3
7 B-1-47 : CH2=CHCOOCH2CH2N(C3H7)SO2C8F17 B-1-48 : CH2=C(CH3)COOCH2CH2N(CH3)SO2C6F1
3 B-1-49 : CH2=C(Cl)COO(CH2)6NHSO2C12F25 B-1-50 : CH2=CHCOOCH2CH2N(C2H5)COC7F15 B-1-51 : CH2=CHCOO(CH2)8N(CH3)COC12F25 B-1-52 : CH2=CHCOO(CH2)2(CF2)8CF(CF3)2 尚、本発明が上記具体例によって、何等限定されるもの
でないことは勿論である。また、フッ素化(メタ)アク
リレート(B)は、構造が異なる2種類以上の化合物の
混合物であっても良い。
【0046】尚、重合体(1)中に前記ポリシロキサン
基含有(メタ)アクリレート(A)と、フッ素化(メ
タ)アクリレート(B)を同時に含有させることも可能
である。また、重合体(1)中のフッ素化(メタ)アク
リレート(B)の含有量は、目的とする柔軟性物品の防
汚性と該組成物中の他の成分との相溶性を考慮し適宜選
択されるが、好ましくは0.1〜70重量%、より好ま
しくは5〜50重量%である。
【0047】さらに、重合体(1)中には必須構成成分
であるポリシロキサン基含有(メタ)アクリレート
(A)および/またはフッ素化(メタ)アクリレート
(B)以外に、ポリシロキサン基およびフッ素を含有し
ない(メタ)アクリレート(C)を共重合することが好
ましい。かかる(メタ)アクリレート(C)を共重合す
ることによって、経済的な観点だけでなく、該組成物中
の他の成分との相溶性、基材に対する密着性が向上す
る。
【0048】ポリシロキサン基およびフッ素を含有しな
い(メタ)アクリレート(C)としては、アルキル基の
炭素数が1〜18の(メタ)アクリル酸アルキルエステ
ル、即ち(メタ)アクリル酸のメチル、エチル、プロピ
ル、ブチル、オクチル、2−エチルヘキシル、デシル、
ドデシル、ステアリルエステル等、また(メタ)アクリ
ル酸の炭素数1〜18のヒドロキシアルキルエステル、
即ち2−ヒドロキシエチルエステル、ヒドロキシプロピ
ルエステル、ヒドロキシブチルエステル等、更にはモノ
(アクリロイルオキシエチル)アシッドホスフェ−ト、
モノ(メタクリロキシエチル)アシッドホスフェ−ト等
が挙げられる。
【0049】また(メタ)アクリル酸の炭素数1〜18
のアミノアルキルエステル即ちジメチルアミノエチルエ
ステル、ジエチルアミノエチルエステル、ジエチルアミ
ノプロピルエステル等、また(メタ)アクリル酸の、炭
素数が3〜18のエーテル酸素含有アルキルエステル、
例えばメトキシエチルエステル、エトキシエチルエステ
ル、メトキシプロピルエステル、メチルカルビルエステ
ル、エチルカルビルエステル、ブチルカルビルエステル
等、更に橋状結合含有モノマーとしては、例えばジシク
ロペンタニルオキシルエチル(メタ)アクリレート、イ
ソボルニルオキシルエチル(メタ)アクリレート、イソ
ボルニル(メタ)アクリレート、アダマンチル(メタ)
アクリレート、ジメチルアダマンチル(メタ)アクリレ
ート、ジシクロペンタニル(メタ)アクリレート、ジシ
クロペンテニル(メタ)アクリレート等、またアルキル
炭素数が1〜18のアルキルビニルエーテル、例えばメ
チルビニルエーテル、プロピルビニルエーテル、ドデシ
ルビニルエーテル等、(メタ)アクリル酸のグリシジル
エステル、即ちグリシジルメタクリレート、グリシジル
アクリレート等、またサートマー社製スチレンマクロモ
ノマー4500、東亜合成(株)社製AA−6、AN−6等
の各種マクロモノマーが挙げられる。また、市販品とし
て共栄社化学(株)社製HOA−MS、HOA−MP
L、HOA−MPE、HOA−HH、東亞合成(株)社
製アロニックス M−5300、M−5400、M−5
500、M−5600、M−5700等が挙げられる。
【0050】また、重合度1〜100の、ポリエチレン
グリコ−ル、ポリプロピレングリコ−ル、そしてエチレ
ンオキシドとプロピレンオキシドとの共重合体等のポリ
アルキレングリコ−ルのモノ(メタ)アクリル酸エステ
ル、若しくは末端が炭素数1〜6のアルキル基によって
キャップされた重合度1〜100の、ポリエチレングリ
コ−ル、ポリプロピレングリコ−ル、そしてエチレンオ
キシドとプロピレンオキシドとの共重合体等のポリアル
キレングリコ−ルのモノ(メタ)アクリル酸エステルが
挙げられる。また、市販品としては、新中村化学工業
(株)社製NKエステルM−20G、M−40G、M−
90G、M−230G、AM−90G、AMP−10
G、AMP−20G、AMP−60G、日本油脂(株)
社製ブレンマーPE−90、PE−200、PE−35
0、PME−100、PME−200、PME−40
0、PME−4000、PP−1000、PP−50
0、PP−800、70PEP−350B、55PET
−800、50POEP−800B、NKH−505
0、AP−400、AE−350等が挙げられる。尚、
本発明が上記具体例によって、何等限定されるものでな
いことは勿論である。
【0051】更に、1分子中に2個以上の不飽和結合を
有する(メタ)アクリレートを共重合することも可能で
あり、具体例としては、重合度1〜100の、ポリエチ
レングリコ−ル、ポリプロピレングリコ−ル、そしてエ
チレンオキシドとプロピレンオキシドとの共重合体等の
ポリアルキレングリコ−ルのジ(メタ)アクリル酸エス
テル、若しくは末端が炭素数1〜6のアルキル基によっ
てキャップされた重合度1〜100の、ポリエチレング
リコ−ル、ポリプロピレングリコ−ル、そしてエチレン
オキシドとプロピレンオキシドとの共重合体等のポリア
ルキレングリコ−ルのジ(メタ)アクリル酸エステル、
1,6−ヘキサンジオールジアクリレート、ネオペンチ
ルグリコールジアクリレート、トリメチロールプロパン
トリ(メタ)アクリレートおよびそのエチレンオキシド
(EO)変性物、テトラメチロールプロパントリ(メ
タ)アクリレートおよびそのEO変性物、ビスフェノー
ルAジアクリレートおよびそのEO変性物、テトラメチ
ロールメタンテトラアクリレート、ペンタエリストール
トリアクリレート、ペンタエリストールテトラアクリレ
ート、ペンタエリストールテトラアクリレートが挙げら
れる。また、市販品としては、新中村化学工業(株)社
製NKエステル1G、2G、3G、4G、9G、14
G、23G、BG、HD、NPG、A−200、A−4
00、A−600、A−HD、A−NPG、APG−2
00、APG−400、APG−700、A−BPE−
4、701A、日本油脂(株)製ブレンマーPDE−5
0、PDE−100、PDE−150、PDE−20
0、PDE−400、PDE−600、ADE−20
0、ADE−400等が挙げられる。尚、本発明が上記
具体例によって、何等限定されるものでないことは勿論
である。
【0052】ポリシロキサン基およびフッ素を含有しな
い(メタ)アクリレート(C)は1種類のみを用いて
も、2種類以上のものを同時に用いても構わないが、ポ
リシロキサン基含有アクリル系重合体(1)中に好まし
くは30〜99.9重量%、より好ましくは50〜80
重量%である。
【0053】尚、ポリシロキサン基およびフッ素を含有
しない(メタ)アクリレート(C)以外の重合性不飽和
単量体、例えばスチレン、酢酸ビニル、塩化ビニル、エ
チレン、プロピレンなどを本発明の効果を損なわない範
囲で重合体(1)の構成成分とすることができる。
【0054】本発明での重合体(1)の製造方法には何
ら制限はなく、公知公用の方法即ちラジカル重合法、カ
チオン重合法、アニオン重合法等の重合機構に基づき、
溶液重合法、塊状重合法、懸濁重合法、更に乳化重合法
等によって製造できる。
【0055】また、重合体の構造についても特に制限は
なく、上記重合機構に基づいたランダム、交互、ブロッ
ク共重合体、各種リビング重合法或いは高分子反応を応
用し分子量分布を制御したブロック、グラフト、スター
型重合体等を自由に選択可能である。更に、このような
重合体を得た後に、各種高分子反応、放射線、電子線紫
外線等のエネルギー線を応用した方法等により重合体を
変性することも可能である。
【0056】これらの方法の中で、工業的にはラジカル
重合法が簡便であり好ましい。この場合重合開始剤とし
ては、当業界公知のものを使用することができ、例えば
過酸化ベンゾイル、過酸化ジアシル等の過酸化物、アゾ
ビスイソブチロニトリル、フェニルアゾトリフェニルメ
タン等のアゾ化合物、Mn(acac)3 等の金属キレート化合
物等が挙げられる。また、必要に応じてラウリルメルカ
プタン、2−メルカプトエタノ−ル、エチルチオグリコ
−ル酸、オクチルチオグリコ−ル酸等の連鎖移動剤や、
更にγ−メルカプトプロピルトリメトキシシラン等のカ
ップリング基含有チオ−ル化合物を連鎖移動剤を併用す
ることが可能である。
【0057】また、光増感剤や光開始剤の存在下での光
重合、あるいは放射線や熱をエネルギー源とする重合に
よっても本発明に係る重合体(1)を得ることができ
る。重合は、溶剤の存在下又は非存在下のいずれでも実
施できるが、作業性の点からは溶剤存在下であることが
好ましい。溶剤としては、エタノ−ル、イソプロピルア
ルコ−ル、n−ブタノ−ル、iso−ブタノ−ル、te
rt−ブタノ−ル等のアルコ−ル類、アセトン、メチル
エチルケトン、メチルイソブチルケトン、メチルアミル
ケトン等のケトン類、酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸ブ
チル、乳酸メチル、乳酸エチル、乳酸ブチル等のエステ
ル類、2−オキシプロピオン酸メチル、 2−オキシプ
ロピオン酸エチル、2−オキシプロピオン酸プロピル、
2−オキシプロピオン酸ブチル、2−メトキシプロピオ
ン酸メチル、 2−メトキシプロピオン酸エチル、2−
メトキシプロピオン酸プロピル、2−メトキシプロピオ
ン酸ブチル等のモノカルボン酸エステル類、ジメチルホ
ルムアミド、ジメチルスルホキシド、N−メチルピロリ
ドン等の極性溶剤、 メチルセロソルブ、セロソルブ、
ブチルセロソルブ、ブチルカルビトール、エチルセロソ
ルブアセテート等のエーテル類、プロピレングリコ−
ル、プロピレングリコ−ルモノメチルエ−テル、プロピ
レングリコ−ルモノメチルエ−テルアセテ−ト、プロピ
レングリコ−ルモノエチルエ−テルアセテ−ト、プロピ
レングリコ−ルモノブチルエ−テルアセテ−ト等のプロ
ピレングリコ−ル類およびそのエステル類、1,1,1−ト
リクロルエタン、クロロホルム等のハロゲン系溶剤、テ
トラヒドロフラン、ジオキサン等のエーテル類、ベンゼ
ン、トルエン、キシレン等の芳香族類、更にパ−フロロ
オクタン、パ−フロロトリ−n−ブチルアミン等のフッ
素化イナ−トリキッド類のいずれも使用できる。尚、本
発明が上記具体例によって、何等限定されるものでない
ことは勿論である。
【0058】上記重合体(1)の分子量としては、他の
成分との相溶性、コーティング方法、目的とする膜厚等
により、最適なものが選択されるが、通常ポリスチレン
換算の重量平均分子量(Mw)が2,000〜300,
000であり、4,000〜80,000が好ましく、
更に5,000〜40,000が特に好ましい。該重合
体(1)の分子量が上記範囲であれば、防汚性の耐久性
が優れ、しかも他の成分との相溶性が高く均質な皮膜を
形成し、しかも防汚性も良好となる。
【0059】本発明に関わる重合体(1)の単量体
(A)および/または(B)と単量体(C)との共重合
組成比は、重量比で、通常100:0〜1:1000で
あり、2:1〜1:100の範囲が好ましく、49:5
1〜1:100が本発明に示す柔軟性物品における優れ
た防汚性の付与、基材に対する塗布作業性、皮膜特性、
更には重合体(1)中のフッ素含有量に関係する経済性
を発揮する上で特に好ましい。
【0060】次に、本発明における第二の必須成分であ
る50℃以下のガラス転移温度を有するアクリル系重合
体(2)についてであるが、該重合体(2)は柔軟性基
材に対する追随性および密着性、他の成分との相溶性並
びにニーズに合致した皮膜を形成させる点で重要な成分
である。
【0061】本発明で使用される50℃以下のガラス転
移温度を有するアクリル系重合体(2)は、分子中に
(メタ)アクリロイル基を含有する化合物から適宜選択
して重合して得られるものであり、好ましくは前記(メ
タ)アクリレート(C)から選択された(メタ)アクリ
レートの少なくとも1種からなるか、該(メタ)アクリ
レートと他のビニル単量体とからなるものである。ま
た、50℃以下のガラス転移温度を有するアクリル系重
合体(2)は、前述した重合体(1)と同様の方法で製
造することができる。
【0062】本発明者らの知見によれば、皮膜の強靭性
の観点から、加工工程上可能である場合は、前記重合体
(1)および(2)、必要に応じて適宜導入されるフッ
素化オレフィン系重合体(3)、50℃を超えるガラス
転移温度を有するアクリル系重合体(4)、硬化剤
(5)の各成分間の相溶性および基材に対する追随性・
密着性を向上させるために、前記重合体(2)中に反応
性官能基を導入することが好ましい。
【0063】50℃以下のガラス転移温度を有するアク
リル系重合体(2)の反応性官能基の選択は、後述する
硬化剤(5)との反応性、他の成分との相溶性、目的と
する基材への接着性のレベル等により決定されるが、官
能基の種類としては特に制限はなく、例えば、水酸基、
チオール基、カルボキシル基、アミノ基、イソシアネー
ト基、アジリジニル基、グリシジル基、アルコキシシリ
ル基、シラノール基、シクロカーボネート基、酸無水
基、ビニル基、エノールエーテル基、チオエーテル基、
活性エステル基、アセトアセテート基、金属塩、金属酸
化物およびこれらの官能基を各種ブロック化剤でブロッ
ク化したものが挙げられる。また、これらの官能基は、
単官能であっても多官能であっても良く、さらに含有す
る官能基の種類は、1種類であっても2種類以上であっ
ても良い。
【0064】これらの中で、他の成分との相溶性、目的
とする柔軟性基材に対する追随性・密着性、該重合体
(2)への導入のし易さ、必要に応じて導入する硬化剤
(5)を配合した際のポットライフ、硬化剤(5)との
反応性等を考慮すると、水酸基またはカルボキシル基が
好ましく、中でも水酸基が特に好ましい。水酸基を導入
する場合、その導入量は、他の成分との相溶性、目的と
する柔軟性基材への追随性・密着性、必要に応じて導入
する硬化剤(5)を配合した際のポットライフ、硬化剤
(5)との反応性により異なるが、該重合体(2)の水
酸基価が1〜100mg/KOHであることが好まし
く、2〜50mg/KOHであることが特に好ましい。
水酸基価が上記範囲であれば、基材への密着性が高く、
皮膜強度も高くなり、他の成分との相溶性が向上してよ
り均質な皮膜が形成され、硬化剤(5)を併用した場合
にはポットライフは現実的なものとなる。
【0065】また、これらの官能基の導入の方法には特
に制限はなく、例えば、ヒドロキシブチル(メタ)アク
リレート、ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、
ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート等に代表される
直接これらの官能基を含むモノマーを用いて該重合体
(2)を合成する方法、或いは予め該重合体(2)を合
成した後、目的とする官能基を持つ化合物と該重合体
(2)を反応させる方法、該重合体(2)をプラズマ等
のエネルギー線により化学処理する方法、さらには重合
開始剤、連鎖移動剤中に目的とする官能基を含むものを
使用し導入する方法等が挙げられる。尚、本発明が、こ
れら具体例によって何等限定されるものでないことは勿
論である。
【0066】さらに、本発明者等の知見によれば、該重
合体(2)の分子量およびガラス転移点は、目的とする
柔軟性物品を製造するにあたり、その柔軟性基材に対す
る追随性・密着性により望ましい影響を与える。
【0067】50℃以下のガラス転移温度を有するアク
リル系重合体(2)の分子量は、ポリスチレン換算の重
量平均分子量(Mw)で100,000以上が好まし
く、特に好ましくは200,000〜3,000,00
0であり、取り分け300,000〜2,000,00
0が好ましい。かかる分子量が上記範囲である場合、系
によっては、他の成分との相溶性が良好で均質な皮膜を
形成し、柔軟性基材に対する追随性が優れる。
【0068】また、該重合体(2)のガラス転移点は、
目的とする柔軟性基材、併用する該重合体(1)の種類
等により異なるが、目的とする柔軟性基材に対する高度
な追随性・密着性を実現するためには、50℃以下であ
ることが必須であり、−50℃〜40℃の範囲が好まし
く、中でも−30℃〜30℃が好ましい。ガラス転移点
が上記範囲より高い場合、基材に対する追随性・密着性
が低下するために目的とする柔軟性物品は得ることが困
難となる。尚、該重合体(2)のガラス転移点が−50
℃よりも低くくなると、用いる各重合体の種類によって
は、皮膜にタック感が生じ防汚性が低下する場合もあ
る。
【0069】本発明に関わる防汚性組成物に含まれる、
上述した重合体(1)と、50℃以下のガラス転移温度
を有するアクリル系重合体(2)との割合は、重量比で
2〜40/60〜98であることが好ましく、5〜20
/80〜95が特に好ましい。該重合体(2)の割合が
上記範囲であれば、良好な防汚性が得られ、相溶性が高
く、それに伴い皮膜強度、基材に対する追随性・密着性
も優れる。
【0070】本発明者等の知見によれば、本発明に関わ
る柔軟性物品に塗布する防汚性組成物中には、フッ素化
オレフィン系重合体(3)を併用することが防汚性、中
でも一旦付着した汚れを拭き取るクリーニング性発現の
観点から好ましい。
【0071】フッ素化オレフィン系重合体(3)とは、
フッ素化オレフィンモノマーを含む重合体であれば制限
なく用いることができるが、他の成分との相溶性、塗布
作業性の観点から、有機溶剤又は水に分散又は溶解する
ものが好適に用いられる。その具体例として、例えばポ
リテトラフロロエチレン、ポリフッ化ビニリデン、(エ
チレン・テトラフロロエチレン)共重合体、(フッ化ビ
ニリデン・テトラフロロエチレン)共重合体、(テトラ
フロロエチレン・ヘキサフロロプロピレン)共重合体、
ポリフッ化ビニルエ−テル、ポリクロロトリフルオロエ
チレン、(エチレン・クロロトリフルオロエチレン)共
重合体、(フッ化ビニルエ−テル・テトラフロロエチレ
ン)共重合体そしてルミフロン(旭硝子(株))、フル
オネート(大日本インキ化学工業(株))、セフラルコ
ート(セントラル硝子(株))、ゼッフル(ダイキン工
業(株))、ザフロン(東亜合成(株))、トリフロン
(三井石油化学工業(株))等の商品名で例示されるフ
ッ素塗料が挙げられるが、他のアクリル成分との相溶
性、溶剤に対する溶解性などの加工性と防汚性を兼備す
るという点で、特にフッ化ビニリデン系重合体が好まし
い。
【0072】フッ化ビニリデン系重合体としては、ポリ
フッ化ビニリデン、(フッ化ビニリデン・テトラフロロ
エチレン)共重合体、(フッ化ビニリデン・テトラフロ
ロエチレン・ヘキサフロロプロピレン)共重合体 、
(テトラフロロエチレン・ヘキサフロロプロピレン)共
重合体、(フッ化ビニリデン・ヘキサフロロプロピレ
ン)共重合体等が挙げられる。尚、本発明がこれら具体
例によって何等限定されるものでないことは勿論であ
る。
【0073】フッ化ビニリデン系重合体を用いれば、溶
液状態においては他のアクリル系樹脂とも優れた相溶性
を示すばかりでなく、皮膜を形成すると外部からの汚れ
或いは内部からの異物の侵入を防止するバリア層を形成
することにより、皮膜全体の防汚性を向上させることが
可能となり好ましい。
【0074】フッ素化オレフィン系重合体(3)を併用
する場合その導入量は、目的とする基材、防汚性のレベ
ル等により異なるが、該組成物ソリッドに対して、20
〜500重量%、好ましくは50〜200重量%であ
る。
【0075】本発明者等の知見によれば、該防汚性組成
物中には、防汚性と基材密着性・追随性を両立させる観
点から、必要に応じて50℃を超えるガラス転移温度を
有するアクリル系重合体(4)を併用することが好まし
い。目的とする柔軟性物品によっては、柔軟性基材との
密着性・追随性発現のための必須成分である50℃以下
のガラス転移温度を有するアクリル系重合体(2)のみ
を用いると、十分な密着性・追随性が得られる重合体
(2)の組成および/または導入量では、十分な防汚性
が発現できない場合がある。このような場合に、重合体
(4)の導入は著効を示す。重合体(4)は重合体
(2)と同様の方法で製造することが可能であり、その
導入量は、目的とする基材、防汚性のレベル等により異
なるが、該組成物ソリッドに対して、1〜200重量
%、好ましくは5〜100重量%である。
【0076】本発明者等の知見によれば、該組成物中に
硬化剤(5)を併用することも可能である。硬化剤
(5)の導入は、防汚性組成物によって形成される皮膜
を強靭化するばかりでなく、柔軟性基材の種類によって
はその密着性の向上、目的とする柔軟性物品の耐溶剤性
向上にも貢献し得る。
【0077】硬化剤(5)は、上述したような各重合体
中に導入された官能基と反応する、分子中に2つ以上の
反応性官能基を持つ反応性多官能化合物で特に制限な
く、公知公用の化号物を自由な割合で使用することが可
能である。
【0078】かかる硬化剤が有することができる反応性
官能基としては、各重合体中に導入したものと同様のも
のが考えられ、例えば、水酸基、チオール基、カルボキ
シル基、アミノ基、イソシアネート基、アジリジニル
基、グリシジル基基、アルコキシシリル基、シラノール
基、シクロカーボネート基、酸無水基、ビニル基、エノ
ールエーテル基、チオエーテル基、活性エステル基、ア
セトアセテート基、金属塩、金属酸化物およびこれらの
官能基を各種ブロック化剤でブロック化したものが挙げ
られる。このような含有する官能基の種類は、1種類で
あっても2種類以上であっても良い。また硬化剤(5)
は、これらの官能基を含む2官能性以上の化合物であれ
ば、低分子化合物であっても高分子化合物であっても構
わない。さらに、硬化剤(5)は、前記重合体(1)お
よび前記重合体(2)中に、硬化剤(5)に含まれる反
応性官能基と反応する官能基を含有する場合はもとよ
り、反応する官能基を含まない場合も基材との密着性を
向上させるという点から重要な役割を果たす。これらの
中で原料の入手性、多様性、生成皮膜の強靭性、基材と
の密着性の向上等の理由から、硬化剤(5)としては有
機エポキシ化合物、有機ポリイソシアネート化合物が工
業的に有用である。
【0079】硬化剤(5)としての有機エポキシ化合物
(エポキシ系硬化剤)は、グリシジル基を2個以上分子
内に含む化合物が挙げられる。例えば、各種エポキシ樹
脂、また2つ以上のグリシジル基を有する低分子化合物
としてはエチレングリコールジグリシジルエーテル、プ
ロピレングリコールジグリシジルエーテル、グリセロー
ルポリグリシジルエーテル、ジグリセロールポリグリシ
ジルエーテル、ソルビトールポリグリシジルエーテル、
ポリエチレングリコールジグリシジルエーテル、トリプ
ロピレングリコールジグリシジルエーテル、ポリプロピ
レングリコールジグリシジルエーテル、ネオペンチルグ
リコールジグリシジルエーテル、1,6ヘキサンジオー
ルジグリシジルエーテル、グリセリンポリグリシジルエ
ーテル、ジグリセリンポリグリシジルエーテル、トリメ
チロールプロパンポリグリシジルエーテル、スピログリ
コールジグリシジルエーテル等が挙げられるが、特にこ
れに限定されるもにではない。
【0080】また、該防汚性組成物に対する硬化剤
(5)としては、架橋反応の簡便さ、系の相溶性の点か
ら有機ポリイソシアネート化合物が特に有用である。有
機ポリイソシアネート化合物としては、例えば2,4−
トリレンジイソシアネート、2,6−トリレンジイソシ
アネート、m−フェニレンジイソシアネート、p−フェ
ニレンジイソシアネート、4,4’−ジフェニルメタン
ジイソシアネート、2,4’−ジフェニルメタンジイソ
シアネート、2,2’−ジフェニルメタンジイソシアネ
ート、3,3’−ジメチル−4,4’ビフェニレンジイ
ソシアネート、3,3’−ジメトキシ−4,4’ビフェ
ニレンジイソシアネート3,3’−ジクロロ−4,4’
−ビフェニレンジイソシアネート、1,5−ナフタレン
ジイソシアネート、1,5−テトラヒドロナフタレンジ
イソシアネート、テトラメチレンジイソシアネート、
1,6−ヘキサメチレンジイソシアネート、ドデカメチ
レンジイソシアネート、トリメチルヘキサメチレンジイ
ソシアネート、1,3−シクロヘキシレンジイソシアネ
ート、1,4−シクロヘキシレンジイソシアネート、キ
シリレンジイソシアネート、テトラメチルキシリレンジ
イソシアネート、水素添加キシリレンジイソシアネー
ト、リジンジイソシアネート、イソホロンジイソシアネ
ート、4,4’−ジシクロヘキシルメタンジイソシアネ
ート、3,3’−ジメチル−4,4’−ジシクロヘキシ
ルメタンジイソシアネート等とこれら化合物の2量体、
3量体あるいはフェノール類、オキシム類、アルコール
類、活性メチレン類、メルカプタン類、酸アミド類、イ
ミド類、アミン類、イミダゾール類、尿素類、カルバミ
ン酸塩類、イミン類または亜硫酸塩類で部分的にブロッ
ク化されたポリイソシアネート等が挙げられる。尚、本
発明がこれら具体例によって何等限定されるものでない
ことは勿論である。これら以外にも、上記各種イソシア
ネート化合物と、次に挙げられるような各種活性水素化
合物との反応により得られる末端にイソシアネート基を
有するイソシアネートプレポリマー等が挙げられる。活
性水素化合物としては、イソシアネート基と反応し得る
基、即ち活性水素原子を有する化合物であれば特に制限
はなく、何れでも使用することができるが、一般にはア
ルコール性の水酸基を有する化合物が用いられ、例え
ば、エチレングリコール、プロピレングリコール、1,
3−ないしは1,4−ブチレングリコール、1,5−ペ
ンタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、ネオペン
チルグリコール、ジエチレングリコール若しくはジプロ
ピレングリコールの如き各種ジオール類またはグリセリ
ン、トリメチロールプロパン若しくはペンタエリスリト
ールの如き各種ポリオール類あるいはこれらの各種ジオ
ールおよび/またはポリオール類と各種の脂肪族ポリカ
ルボン酸とから得られるポリエステルジオール、さらに
はポリエチレングリコール、ポロプロピレングリコー
ル、ポリテトラメチレングリコールの如き各種ポリエー
テルジオール、さらにはポリカーボネートジオール等が
このアルコール性水酸基含有化合物の代表例である。こ
れらの有機ポリイソシアネート化合物は、単独でも、2
種類以上を混合した形でも構わない。尚、本発明がこれ
ら具体例によって何等限定されるものでないことは勿論
である。
【0081】本発明者らの知見によると、これらの内、
上記重合体(1)および重合体(2)との相溶性を考慮
すると、有機ポリイソシアネート化合物としては、上述
した様な単量体、2量体、3量体、或いはそれらがビュ
ウレット構造を有するもの、或いは上述した単量体が
水、トリメチロールプロパン等への付加体であるアダク
トタイプ等の低分子量有機ポリイソシアネートが特に有
用である。
【0082】硬化剤(5)の添加量は、該組成物ソリッ
ドに対して、0.0001〜200重量%が好ましく、
0.001〜100重量%がより好ましい。
【0083】また、本防汚性組成物には、目的に応じて
種々の添加物を導入することができる。例えば、基材に
被覆する際、基材との密着性を向上させる目的から、シ
ラン系、チタン系、ジルコ−アルミネート系等のカップ
リング剤を併用することができ、これらの中でもジメチ
ルジメトキシシラン、ジメチルジエトキシシラン、メチ
ルトリメトキシシラン、ジメチルビニルメトキシシラ
ン、フェニルトリメトキシシラン、γ−クロロプロピル
トリメトキシシラン、γ−クロロプロピルメチルジメト
キシシラン、γ−アミノプロピルトリエトキシシラン、
γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、γ−グ
リシドキシプロピルメチルジメトキシシラン、γ−メル
カプトプロピルトリメトキシシラン等のシラン系カップ
リング剤が特に好ましく、更にフッ素原子含有アルコキ
シシラン化合物、フッ素原子含有チタンアシレ−ト化合
物、フッ素原子含有アルコキシジルコニウム化合物等の
フッ素系カップリング剤も使用できる。
【0084】また、有機・無機顔料、染料、カ−ボン等
の着色剤、シリカ、酸化チタン、酸化亜鉛、酸化アルミ
ニウム、酸化錫、酸化ジルコニウム、酸化カルシウム、
炭酸カルシウム等の無機粉末、高級脂肪酸、ポリ(フッ
化ビニリデン)、ポリ(テトラフロロエチレン)、ポリ
エチレン等の有機微粉末、更には耐光性向上剤、耐候性
向上剤、耐熱性向上剤、導電剤、酸化防止剤、増粘剤、
沈降防止剤、炭化水素系、シリコーン系、フッ素系等の
界面活性剤、消泡剤等の各種充填剤を適宜添加すること
が可能である。尚、本発明がこれら具体例によって何等
限定されるものでないことは勿論である。
【0085】本発明に関わる基材としては、ショア硬度
A−80以下の柔軟性基材であれば制限なく用いること
ができる。中でもその力学特性、加工性から天然ゴムま
たは合成ゴムを必須成分として含有する基材が、各種柔
軟性物品として有用である。
【0086】合成ゴムとしては、例えば、SBR、NB
R、EPM、EPDM、ニトリルゴム、ウレタンゴム、
ノルボルネンゴム、アクリルゴム、クロロプレンゴム、
エピクロルヒドリンゴム、シリコンゴム、フッ素ゴム等
が挙げられ、これら基材は、シート、フィルム、ロー
ル、チューブ、各種成型体等如何なる形態であっても構
わない。さらに、各種充填材を導入した基材を自由に用
いることができる。
【0087】中でも、本発明に関わる組成物を塗布した
ベルト状、ロール状の形態の柔軟性物品は、防汚性と基
材密着性・追随性を兼ね備えることから各種工業材料、
機械部品として極めて有用である。
【0088】また、これら基材上には必要に応じて、公
知公用の前処理を行うことが可能である、前処理の具体
例としては、各種コーティング剤によるプライマー処
理、プラズマ等のエネルギー線による化学的または物理
的処理等が挙げられる。尚、本発明がこれら具体例によ
って何等限定されるものでないことは勿論である。
【0089】本発明に関わる防汚性組成物を、目的とす
るショア硬度A−80以下の柔軟性基材上に塗布する方
法にも特に制限はなく、公知公用の方法を用いることが
できる。必要に応じて、目的に合った溶剤または水で適
当な濃度または粘度に調整した後、例えばグラビアコー
ター、ナイフコーター、ロールコーター、コンマコータ
ー、スピンコーター、デイッピング塗布、スプレー塗
布、静電塗装、スクリーン印刷等の方法により各種基材
上に塗布することができ、塗布した後、強制乾燥、発
泡、エンボス、シボ、プレス、印刷等の後加工を行うこ
とも可能である。尚、本発明がこれら具体例によって何
等限定されるものでないことは勿論である。
【0090】本発明に関わる組成物を塗布した柔軟性物
品は、優れた防汚性を有するだけでなく、表面潤滑性、
耐擦傷性、非粘着性、耐油性、平滑性、撥水撥油性、耐
水性、防湿性、防錆性、剥離性、低吸水性等も付与する
ことが可能である。本発明に関わる柔軟性物品は、制振
材、内装材、シーリング材、ベルト等の各種車両用部
品、各種家電用部品、各種通信機器用部品、帯電ロー
ル、転写ロール、転写ベルト、中間転写ベルト、現像ロ
ール、定着ロール、クリーニングブレード等の複写機、
プリンター等のOA機器用部品、各種印刷機材の紙送り
ロール、ブランケット、クリーニングロール等の部品、
電線用被覆材、家具、靴、鞄、衣料等の人工・合成皮革
製品等が挙げられる。
【0091】
【実施例】次に本発明をより詳細に説明するために参考
例、実施例および比較例を掲げるが、これらの説明によ
って本発明が何等限定されるものでないことは勿論であ
る。文中の「部」は、断わりのない限り重量基準であ
る。
【0092】参考例1(フッ素及びポリシロキサン基含
有アクリル系重合体1−1の合成) 撹拌装置、コンデンサー、温度計を備えたガラスフラス
コにフッ素系単量体B−1−1 15部、メチルメタク
リレート(以下、MMAと略す)65部、エチルアクリ
レート(以下、EAと略す)10部、A−3 10部、
そしてメチルイソブチルケトン(以下、MIBKと略
す)233部を仕込み、窒素ガス気流中、還流下に、重
合開始剤としてアゾビスイソブチロニトリル(以下、A
IBNと略す)0.5部と、分子量調整剤としてラウリ
ルメルカプタン 0.6部を添加した後、11時間還流
し重合を完結させ、フッ素及びポリシロキサン基含有ア
クリル系重合体1−1溶液を得た。
【0093】参考例2〜4 表1に示す組成原料により、参考例1と同様にして、ア
クリル重合体1−2、1−3、1−4の各ポリマー溶液
を合成した。
【0094】
【表1】
【0095】参考例5〜9 重合体2−1、2−2、2−3、2−4、4−1として
は、表2に示す組成原料、重量平均分子量(GPC・T
HF溶媒にて測定したポリスチレン換算値)およびガラ
ス転移点(Tg)、水酸基価(OH価)を有するものを
用いた。
【0096】
【表2】
【0097】実施例1〜11、比較例1〜4 参考例で示した各重合体、フッ素化オレフィン系重合体
(カイナーSL:(商品名:エトフィナジャパン社製、
フッ化ビニリデン−4フッ化エチレン共重合体))、硬
化剤(バーノック DN−950:(商品名:大日本イ
ンキ化学工業社製)、固形分濃度:76重量%,NCO
含有量:13重量%)を表3および表4に示す所定量で
混合し、不揮発分が15%、溶剤組成がメチルエチルケ
トン/メチルイソブチルケトン/酢酸-n-ブチル=35
/5/60になるように各溶剤にて調整した。調整した
溶液は、アプリケーター(100μm)にて、ショア硬
度A−50に調整した厚さ2mmのNBRゴムシート上
に塗布し、100℃で2時間乾燥させることにより試験
片を作製した。
【0098】
【表3】
【0099】
【表4】
【0100】<試験方法および評価基準>防汚性の評価
は、JIS L−1021記載の表5に示す汚染物質混
合物中に試験片を浸漬し、50℃にて1時間放置した後
の汚れの程度を観察し目視にて5段階で判定した。結果
は、表6に示した。表中、数字の大きいもの程防汚性に
優れていることを示している。
【0101】
【表5】
【0102】また、形成した皮膜の基材への密着性・追
随性は、学振型摩擦堅牢度試験機〔(株)興亜商会〕を
用いて荷重1kg、対象布として綿布を用い1000回
しゅう接した後の皮膜の状態を目視にて5段階評価で判
定した。結果は、表6に示した。表中、数字の大きいも
の程、密着性・追随性に優れていることを示している。
【0103】
【表6】
【0104】表6より明らかなように、特長的な防汚性
組成物をショア硬度A−50という柔軟な基材上に塗布
することにより、防汚性に優れた防汚性物品を提供する
ことが可能である。
【0105】
【発明の効果】本発明は、防汚層の脱落、白化、割れ等
が起こらずに、防汚性に優れた柔軟性物品を提供するこ
とができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C08F 290/06 C08F 290/06 C09D 127/12 C09D 127/12 133/00 133/00 133/04 133/04 143/04 143/04 175/04 175/04 183/10 183/10 Fターム(参考) 4F100 AK17B AK25B AK52B AL05B AN01A AN02A AT00A EH46 GB90 JA05B JA07B JK12A JK13A JL06 JL11 YY00B 4J027 AF05 AJ02 BA04 BA05 BA07 BA08 CD08 4J038 CD092 CD102 CD112 CD122 CD132 CG141 CG142 CH122 CH251 DF002 DG191 DG261 DL051 GA03 GA12 GA15 KA03 MA13 MA14 NA05 NA11 PB05 PB07 PB09 PB11 PC07 PC09 4J100 AE03Q AE04Q AL03Q AL04Q AL08P AL08Q AL09Q AL10Q BA03P BA05Q BA31Q BA59P BA64Q BB01P BB12P BB17P BB18P BC09Q BC33Q CA04 DA50 JA01

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ポリシロキサン基及び/またはフッ素含有
    アクリル系重合体(1)と、50℃以下のガラス転移温
    度を有するアクリル系重合体(2)とを必須成分として
    含有する組成物を、ショア硬度A−80以下の基材上に
    塗布してなる柔軟性物品。
  2. 【請求項2】ポリシロキサン基および/またはフッ素含
    有アクリル系重合体(1)がポリシロキサン基含有(メ
    タ)アクリレート(A)および/またはフッ素化(メ
    タ)アクリレートを主成分とするビニル単量体から得ら
    れるものである請求項1記載の柔軟性物品。
  3. 【請求項3】重合体(2)の重量平均分子量が100,
    000以上である請求項1または2に記載の柔軟性物
    品。
  4. 【請求項4】重合体(2)が1〜100mg/KOHの
    水酸基価を有する請求項1〜3のいずれかに記載の柔軟
    性物品。
  5. 【請求項5】さらに組成物中にフッ素化オレフィン系重
    合体(3)および/または50℃を超えるガラス転移温
    度を有するアクリル系重合体(4)および/または硬化
    剤(5)を含有することからなる請求項1〜4のいずれ
    かに記載の柔軟性物品。
  6. 【請求項6】硬化剤(5)が有機ポリイソシアネート化
    合物である請求項5記載の柔軟性物品。
  7. 【請求項7】ショア硬度A−80以下の基材が合成ゴム
    または天然ゴムを必須成分である請求項1〜6のいずれ
    かに記載の柔軟性物品。
  8. 【請求項8】請求項1〜7のいずれかに記載の柔軟性物
    品がベルト状またはロール状である物品。
JP2001221318A 2001-07-23 2001-07-23 柔軟性物品 Pending JP2003025512A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001221318A JP2003025512A (ja) 2001-07-23 2001-07-23 柔軟性物品

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001221318A JP2003025512A (ja) 2001-07-23 2001-07-23 柔軟性物品

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003025512A true JP2003025512A (ja) 2003-01-29

Family

ID=19055001

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001221318A Pending JP2003025512A (ja) 2001-07-23 2001-07-23 柔軟性物品

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003025512A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013237239A (ja) * 2012-05-17 2013-11-28 Sumitomo Bakelite Co Ltd 樹脂積層体、屋根および外壁
JP2015110710A (ja) * 2013-12-06 2015-06-18 三菱電線工業株式会社 ゴム用コーティング剤およびそれから形成された塗膜を備えたシール
JP2018510255A (ja) * 2015-04-28 2018-04-12 エイチピー・インディゴ・ビー・ブイHP Indigo B.V. コーティングシステム
JP2022119251A (ja) * 2021-02-04 2022-08-17 日信化学工業株式会社 コーティング組成物、コーティング被膜及び該被膜を有する物品
CN115052943A (zh) * 2020-02-10 2022-09-13 优迈特株式会社 以含氟聚合物作为有效成分的柔软性防水防油剂

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013237239A (ja) * 2012-05-17 2013-11-28 Sumitomo Bakelite Co Ltd 樹脂積層体、屋根および外壁
JP2015110710A (ja) * 2013-12-06 2015-06-18 三菱電線工業株式会社 ゴム用コーティング剤およびそれから形成された塗膜を備えたシール
JP2018510255A (ja) * 2015-04-28 2018-04-12 エイチピー・インディゴ・ビー・ブイHP Indigo B.V. コーティングシステム
US10294363B2 (en) 2015-04-28 2019-05-21 Hp Indigo B.V. Coating system
CN115052943A (zh) * 2020-02-10 2022-09-13 优迈特株式会社 以含氟聚合物作为有效成分的柔软性防水防油剂
JP2022119251A (ja) * 2021-02-04 2022-08-17 日信化学工業株式会社 コーティング組成物、コーティング被膜及び該被膜を有する物品

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2595678B2 (ja) 防汚塗料組成物及び被覆品
JP5610604B2 (ja) 修飾アクリルオリゴマーおよび同オリゴマーを含有する防汚コーティング
TWI464224B (zh) A fluoropolymerizable polymer and an active energy ray hardening type composition using the same
JP5187471B2 (ja) 含フッ素硬化性樹脂、活性エネルギー線硬化性組成物及びその硬化物
JP4998770B2 (ja) コーティング用硬化性組成物
JP2009167295A (ja) 硬化性樹脂組成物及び反射防止膜
JPWO2005092991A1 (ja) 活性エネルギ線硬化性被覆用組成物及び成形品
JP6479774B2 (ja) 親水性基を有する含フッ素共重合体および該共重合体を含む表面改質剤
JP2011190299A (ja) 活性エネルギー線硬化性化合物
JP5103252B2 (ja) フッ素系共重合体溶液及びその製造方法
JP4431920B2 (ja) 低摩耗構造体
JP2023011394A (ja) 活性エネルギー線硬化型(メタ)アクリレートポリマー、その製造方法、及びコーティング剤
JP4844097B2 (ja) ポリイミド系コーティング用組成物
JP4868194B2 (ja) コーティング用組成物
JP2003025512A (ja) 柔軟性物品
JP2006167490A (ja) 新規なシリコーン含有フッ素系共重合体から形成された塗膜
JP2005239929A (ja) コーティング用組成物
KR20150135243A (ko) 활성 에너지선 경화형 도료 조성물
JP5674404B2 (ja) 含フッ素表面調整剤
JP2001098188A (ja) 活性エネルギー線硬化性被覆組成物
JPH0686581B2 (ja) 塗料組成物
JP2003064295A (ja) コーティング用組成物
JPH06340839A (ja) 被覆組成物
JP3632783B2 (ja) フッ素系フィルム用接着剤組成物
JP2020033449A (ja) コーティング組成物

Legal Events

Date Code Title Description
RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20050812

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080704

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100727

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20101207