JP2003024619A - 景品取得ゲーム装置 - Google Patents

景品取得ゲーム装置

Info

Publication number
JP2003024619A
JP2003024619A JP2001218417A JP2001218417A JP2003024619A JP 2003024619 A JP2003024619 A JP 2003024619A JP 2001218417 A JP2001218417 A JP 2001218417A JP 2001218417 A JP2001218417 A JP 2001218417A JP 2003024619 A JP2003024619 A JP 2003024619A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
prize
case
player
acquisition
display
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001218417A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3895563B2 (ja
Inventor
Tomohiro Shinoda
朋広 篠田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Universal Entertainment Corp
Original Assignee
Aruze Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Aruze Corp filed Critical Aruze Corp
Priority to JP2001218417A priority Critical patent/JP3895563B2/ja
Publication of JP2003024619A publication Critical patent/JP2003024619A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3895563B2 publication Critical patent/JP3895563B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Pinball Game Machines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 景品取得ゲーム自体の興趣を高め、景品を取
得できるか否かという期待感を与えるのみならず、先ず
景品を探し出さなければならないという面白みをゲーム
に加えることができる可能性を有するサーバを提供す
る。 【解決手段】 景品取得ゲーム装置の景品が収容される
ケースの少なくとも一部は、ケースの内部を視認できる
可視状態からケースの内部を視認できない不可視状態に
なり得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、景品を取得する景
品取得ゲーム装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の景品取得ゲーム装置は、特開平7
−132186号公報に開示されている如く、装置のケ
ースの内部には、複数の景品が載置されているととも
に、景品を取得するためのクレーンが設けられており、
遊技者はクレーンを遠隔操作することによりクレーンを
景品に近づけ、クレーンで景品を把持できたときに景品
を取得することができる装置であった。
【0003】また、この従来の装置のケースは、透明の
ガラス板やアクリル板等の仕切板からなるものであり、
ケースの内部の様子を遊技者は常に視認できるものであ
った。このため、上述した景品の位置やクレーンの動作
等の景品取得ゲームの進行状況を遊技者が視認できるよ
うになされたものであった。
【0004】更に、この従来の景品取得ゲーム装置に
は、ケースの内部を撮影するカメラがクレーンに設けら
れており、クレーンが移動するに従ってカメラも移動
し、カメラが撮影した映像をディスプレイに表示するも
のであった。
【0005】この従来の装置は、遊技者がクレーンを遠
隔操作して、景品を取得するのに最適と思われるクレー
ンの位置を決める際においては、遊技者は、ケースを介
して直接視認することにより得られる情報と、ディスプ
レイに表示された映像による補助情報と、の2つの情報
を活用して、クレーンの位置を定めることができるもの
であった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし乍、従来の景品
取得ゲーム装置は、上述した如く、遊技者は、直接視認
できる情報と、ディスプレイに表示された映像情報と、
の2つの情報を用いてゲームを進めるものであったが故
に、装置が登場した当初においては、景品取得が容易に
なり得るものとして、遊技者の興味を引き付けることが
できたものの、景品取得の要領を習得しやすいものとな
り、遊技者に飽きを感じさせやすいものとなるという問
題が生じていた。
【0007】更に、特開平8−299586号公報に開
示されている装置の如く、ディスプレイにCCDカメラ
が撮影した映像のみならず、賞賛デモ画像や残念デモ画
像等の画像を表示することにより遊技者を飽きさせんと
する装置も登場してきている。
【0008】更にまた、特開平11−235464号公
報に開示されている装置の如く、景品取得ゲームが進行
している間における遊技者の様子をカメラで録画してお
き、ゲームが終了した後、その遊技者の様子をディスプ
レイに表示するものも登場してきている。
【0009】しかし乍、上述した如き装置は、景品取得
ゲーム自体の興趣を高めるものでなく、付加的な面白み
を与えるものであり、遊技者に飽きを感じさせやすいと
いう問題点を解決するものではなかった。
【0010】その一方、夏の海辺などでは目隠しをして
スイカを探し出してスイカを割るゲーム、いわゆるスイ
カ割りゲームを楽しむ風景が散見される。このスイカ割
りゲームの如く、先ず対象物を探し出して、更に探し出
した対象物に対して何らかの操作をするというゲームも
従来から根強い人気がある。
【0011】本発明は、上述した如き課題に鑑みてなさ
れたものであり、景品取得ゲーム自体の興趣を高めるこ
とができる景品取得ゲーム装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】以上のような目的を達成
するために、本発明においては、景品取得ゲーム装置の
ケースの少なくとも一部が、ケースの内部を視認できる
可視状態からケースの内部を視認できない不可視状態に
なり得ることを特徴とする。
【0013】即ち、景品を取得するゲーム装置におい
て、景品が収容されているケースの内部を遊技者が直接
視認できないようになされている装置であれば、本発明
に含まれるものとなるのである。
【0014】このようにしたことにより、景品を取得で
きるか否かという期待感を与えるのみならず、先ず景品
を探し出さなければならないという面白みをゲームに加
えることができるのである。また、仮に景品を探し出し
た後、景品を取得することができなくても、景品を探し
出すことができたという達成感を遊技者に与えることが
でき、ゲームを再び行いたいという気持ちを起こさせる
ことができるのである。
【0015】その一方、景品を探し出すことすらできな
かった場合には、先ず景品を探し出してやろうという気
持ちを遊技者に奮い起こさせることができ、ゲームに再
び挑戦しようとする行動に至らせる可能性も生ずるので
ある。
【0016】このようにしたことにより、景品取得ゲー
ム自体の興趣を高めることができる可能性が生ずるので
ある。
【0017】より具体的には、本発明は、以下のような
ものを提供する。
【0018】(1) 景品が収容されるケースと、前記
景品を取得するための取得手段と、前記ケースの内部が
表示される表示手段と、を有する景品取得ゲーム装置で
あって、前記ケースの少なくとも一部は、前記ケースの
内部を視認できる可視状態から前記ケースの内部を視認
できない不可視状態になり得る部材からなることを特徴
とする景品取得ゲーム装置。
【0019】(2) 景品が収容されているケースと、
前記景品を取得するための取得手段と、前記ケースの内
部が表示されている表示手段と、を有する景品取得ゲー
ム装置であって、前記ケースの少なくとも一部は、前記
ケースの内部を視認できる可視状態から前記ケースの内
部を視認できない不可視状態になり得ることを特徴とす
る景品取得ゲーム装置。
【0020】上述した(1)又は(2)の発明は、ケー
スの少なくとも一部が可視状態から不可視状態へ変化し
得るので、遊技者は、ケースの内部に収容されている景
品を直接視認できず、表示手段に表示された映像を頼り
にして間接的に視認するしかなく、遊技者に歯痒い感じ
を与えてなんとしても景品を取得せんとする願望を高揚
させる可能性が生ずるとともに、景品を取得できる要領
をなんとか習得せんとして何度もゲームに挑戦しようと
する気持ちを起こさせることができる可能性も生ずる。
【0021】また、上述した「取得手段」は、景品に近
接した位置にまで移動して景品を直接取得するもので
も、景品から離隔した位置から取得するもの、例えば、
玉か何かを発射して景品に玉を当てて景品に振動等の刺
激を与えて間接的に取得するようなものも含む。
【0022】尚、上述した(1)の発明は、本景品取得
ゲーム装置が稼動していない状態、例えば工場からの出
荷段階における状態を特定し得るものである。また、上
述した(2)の発明は、本景品取得ゲーム装置が稼動し
ている状態、例えばゲームセンターに本景品取得ゲーム
装置が設置され遊技者が遊技をしている状態を特定し得
るものである。
【0023】(3) 前記表示手段は、前記ケースの内
部を撮影する撮影手段を含み、かつ、前記撮影手段は前
記取得手段に一体に設けられていることを特徴とする上
記(1)又は(2)記載の景品取得ゲーム装置。
【0024】上述した(3)の発明は、撮影手段が取得
手段に一体に設けられているので、取得手段が移動した
ときには、取得手段が移動するに従って、撮影手段も移
動することとなり、ケースの内部に収容されている景品
を探しだす楽しみと、探し出した景品を取得できるか否
かの期待感や緊張感と、を遊技者に与えることができる
可能性が生ずる。
【0025】(4) 前記ケースは、前記景品が載置さ
れる載置面を有し、かつ、前記表示手段は前記載置面の
一部を表示することを特徴とする上記(1)又は(2)
記載の景品取得ゲーム装置。
【0026】(5) 前記取得手段は移動可能であり、
かつ、前記表示手段は、当該取得手段の位置により定ま
る範囲の前記ケースの内部を表示することを特徴とする
上記(1)又は(2)記載の景品取得ゲーム装置。
【0027】上述した(4)又は(5)の発明は、景品
が載置されている載置面の所定の範囲や一部のみが表示
されるので、景品を探しだす楽しみや景品を見つけるこ
とができるか否かの焦燥感を感じさせることができる可
能性が生ずる。
【0028】(6) 前記ケースの一部は、ゲームが開
始されてから終了するまでの間において、前記可視状態
から前記不可視状態になり得る場合があることを特徴と
する上記(1)又は(2)記載の景品取得ゲーム装置。
【0029】上述した(6)の発明は、ゲームが開始さ
れてから終了するまでの間において、ケースの一部が可
視状態から不可視状態になり得る場合があるので、ゲー
ムが開始されてから終了するまでの全ての間において不
可視状態となる場合には、ゲームの開始前に取得しよう
とする景品に予め目星をつけてゲームを開始することが
できたり、ゲームの終了後において景品取得までに惜し
い程度であったのか、全く取得の可能性がなかったのか
を明確にすることができ、ゲームに再度挑戦しようとす
る気持ちを起こさせることができる可能性が生ずる。
【0030】(7) ケース内部に収容された景品を取
得する景品取得ゲーム装置であって、前記景品の位置を
間接的に認識させ得る間接的認識手段と、当該景品を間
接的に取得させ得る動作をする間接的取得手段と、前記
間接認識手段の作動に応じてプレイヤによる直接認識を
遮蔽する遮蔽手段と、を有することを特徴とする景品取
得ゲーム装置。
【0031】上述した(7)の発明は、間接的認識手段
と、間接的取得手段と、遮蔽手段と、を有するので、景
品取得ゲームを開始したときには、間接的に景品を認識
せざるを得ず、遊技者に歯痒さや焦燥感を与えることが
できる可能性が生ずるとともに、更に、景品を探し出す
ことができたとしても、間接的に景品を取得せざるを得
ず、探し出した景品を本当に取得できるのか否かという
期待感や緊張感をも与えることができる可能性が生ず
る。
【0032】[用語の定義等]「取得手段」とは、景品
を結果的に遊技者に入手させ得るためのものであればよ
く、取得手段自体が移動して景品に近づき景品を直接把
持するようなものでも、景品と離隔した位置から景品を
取得せんとするようなもの、例えば、取得手段から玉の
如きものを景品に向かって発射し、景品に外的な作用を
施してその結果として遊技者に景品を入手させるような
ものであってもよい。
【0033】また、「表示手段」とは、なんらかの手
段、例えば電気的手段や光学的手段により、ケースの内
部を表示するものであればよい。例えば、カメラにより
ケースの内部を撮影し、その映像を表示するものでも、
鏡、レンズ、プリズム等の光学的部材のみを用いて表示
することとしてもよい。
【0034】更に、「撮影手段」も、なんらかの手段、
例えば電気的手段や光学的手段により、ケースの内部を
写すものであればよい。上述したカメラを撮影手段とし
て用いる場合であっても、光学的部材のみを用いてケー
スの内部を写すものであってもよい。
【0035】ここで、「撮影」とは、ケースの内部を単
に写すことをいい、写した映像を何らかの記憶媒体に記
録して保管する必要はない。尚、写した映像を何らかの
記憶媒体に記録することとして、ゲームの終了後に表示
装置に再生して、遊技の興趣を高めることとしてもよ
い。このようにすることにより、景品を取得できなかっ
た場合には、遊技者に悔しさを与えてゲームを再び行わ
せようとすることができる可能性が生じ、また、景品を
取得できた場合には、景品を取得できた達成感や喜びを
更に高めることができる可能性も生ずるのである。
【0036】更にまた、「間接的認識手段」とは、遊技
者が対象物を認識し得るよりも前の段階で、遊技者の五
感と対象物との間において対象物の存在を媒介する手段
をいい、遊技者の五感に直接的に作用するものと区別す
る概念である。この「間接的認識手段」は、例えば、電
気的手段や光学的手段により、遊技者に認識させ得るも
のであればよく、例えば、カメラによりケースの内部を
撮影し、その映像により景品の存在を認識させるもので
も、鏡、レンズ、プリズム等の光学的部材を用いて景品
の存在を認識させるものでもよい。
【0037】また、「間接的取得手段」とは、遊技者が
対象物を取得せんとする際に、遊技者の動作を媒介して
対象物に対してその作用を施すものであればよく、遊技
者の動作が直接的に対象物に作用するものを除く概念で
ある。この「間接的取得手段」は、駆動源に電気を用い
るものでも空気を用いるものでもよく、更には、機械的
に操作者の動作を伝達するマニピュレーター、いわゆる
マジックハンドの如きものを用いることとしてもよい。
【0038】更に、「遮蔽手段」とは、遊技者の五感に
よる直接的な認識を遮るものであればよい概念である。
【0039】尚、後述する収容部30から「ケース」が
構成され、クレーン機構50や把持部52から「取得手
段」が構成される。また、後述するCCDカメラ82や
表示ディスプレイ116から「表示手段」が構成され、
CCDカメラ82から「撮影手段」が構成される。更
に、後述する景品載置板38から「載置面」が構成され
る。更にまた、後述するCCDカメラ82や表示ディス
プレイ116から「間接的認識手段」が構成され、クレ
ーン機構50や把持部52から「間接的取得手段」が構
成される。
【0040】また、仕切板32、34又は36や、表面
層302及び304と液晶層306から「遮蔽手段」
や、「前記ケースの内部を視認できる可視状態から前記
ケースの内部を視認できない不可視状態になり得る部
材」が構成される。
【0041】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施例について
図面に基づいて説明する。尚、本実施例は、景品取得ゲ
ーム装置の一例としてクレーンゲーム機を本発明に適用
したものである。
【0042】[装置構成] (装置全体)本実施例の景品取得ゲーム装置の全体の概
要を図1に示す。
【0043】クレーンゲーム機10の基台20の上部に
は、収容部30が設けられている。尚、この図1は、説
明のために収容部30の天井部を省略して示したもので
ある。収容部30の前面及び左右の両側面には、後述す
る如く、収容部30の内部を視認できる可視状態、又は
収容部30の内部を視認できない不可視状態を選択的に
設定できる部材を用いた仕切板32、34及び36が設
けられている。また、この収容部30の底部には、景品
載置板38が設けられており、景品載置板38には、複
数の景品40が載置されている。このようにしたことに
より、「前記ケースは、前記景品が載置される載置面を
有」することをなすのである。
【0044】尚、図1は、上述した仕切板の存在を明確
に示すべく、仕切板32、34及び36の表面部に相当
する個所に複数の細実線を描画して表示したものであ
る。
【0045】また、収容部30の内部の上側には、クレ
ーン機構50が設けられている。クレーン機構50の把
持部52は、後述する如く、景品載置板38に載置され
た景品40を取得すべく所定の動作をするようになされ
ている。この把持部52の下部には、収容部30の内部
を撮影するためのCCDカメラ82が下方向に向かって
設けられている。
【0046】更に、景品載置板38の前側には、景品投
入口22が設けられ、基台20の前面には、景品取出口
24が設けられている。この景品投入口22と景品取出
口24とは、基台20の内部で連通するようになされて
いる。クレーン機構50により景品40を取得したとき
には、景品40は景品投入口22に投入され、投入され
た景品40は景品取出口24に到達し、クレーンゲーム
機の遊技者は、景品取出口24から景品40を取り出す
ことができるのである。
【0047】また、基台20の前部には、コントロール
ボックス100が設けられている。コントロールボック
スの上部には、コントロールパネル110が設けられて
いる。コントロールパネル110には、後述する如く、
スティック型操作子112及びオンオフスイッチ114
や、表示用ディスプレイ116、並びにコイン投入口1
18が設けられている。
【0048】更に、コントロールボックス100の内部
には、制御回路130(図示せず)が設けられている。
この制御回路130は、後述する如く、遊技者の操作に
応じてクレーン機構50を制御したり、収容部30の内
部の様子を表示ディスプレイ116に表示したりするの
である。
【0049】(仕切板の構造及び動作)上述した収容部
30の前面の仕切板32、右側の仕切板34及び左側の
仕切板36の断面構造を図2に示す。
【0050】仕切板32、34及び36の断面は3つの
層からなり、仕切板32、34及び36は、透明電動膜
からなる表面層302及び304と、これらの表面層に
挟まれた液晶層306と、からなる。尚、図2は、3つ
の層は、説明のために互いに離隔しているように示した
が、3つの層が互いに接触している構造としてもよい。
また、図2は、構造を単純化して示したものであり、表
面層302及び304と液晶層306とは、透明のアク
リル板やガラス板上に設けられていることとしてもよ
い。
【0051】上述した表面層302及び304は、液晶
層306に所定の電圧を印加すべく、電圧供給源308
に仕切板制御スイッチ310を介して接続されている。
この仕切板制御スイッチ310は、後述する制御回路1
30の制御によりオン−オフ動作するようになされてい
る。
【0052】また、液晶層306は、例えば、ネマティ
ック液晶を分散させた透明な高分子フィルムからなる。
【0053】仕切板制御スイッチ310がオフ状態とな
って、液晶層306に電圧が印加されていない状態にお
いては、液晶の複屈折性により入射した光は直進できず
散乱されて、液晶層306は不透明な状態となる。一
方、仕切板制御スイッチ310がオン状態となって、液
晶層306に電圧が印加された状態においては、液晶分
子は、電圧を印加した方向と略並行に配向され入射した
光が直進でき、液晶層306は透明な状態となるのであ
る。
【0054】このように、液晶層306の状態を不透明
な状態とすることにより、ケースである収容部30の内
部を視認できない不可視状態にすることができるのであ
る。また、液晶層306の状態を透明な状態とすること
により、ケースである収容部30の内部を視認できる可
視状態にすることができるのである。
【0055】また、上述した実施例においては、仕切板
32、34及び36の全体が、表面層302及び304
と、表面層に挟まれた液晶層306と、からなる場合を
示したが、その一部のみが、表面層302及び304
と、表面層に挟まれた液晶層306と、からなることと
してもよい。例えば、前面の仕切板32の一部のみが、
表面層302及び304と、表面層に挟まれた液晶層3
06と、からなることとして、景品取得ゲームを行って
いる遊技者の視野に含まれ得る範囲のみが、可視状態と
不可視状態とが切り替わるようにすることとしてもよ
い。
【0056】このようにすることにより、遊技者には収
容部30の内部を視認することができないが、クレーン
ゲーム機10の周囲で景品取得ゲームを観覧している人
には収容部30の内部を視認することができることとな
り、これから景品取得ゲームをせんとして待っている者
の気持ちを高めたり、景品取得ゲームの進行状況につい
て遊技者と観覧者との間で語り合うことにより遊技者間
の交流を図らせたりすることをもできる可能性が生ずる
のである。
【0057】上述した如き構成としたことにより、「前
記ケースの少なくとも一部は、前記ケースの内部を視認
できる可視状態から前記ケースの内部を視認できない不
可視状態になり得る部材からなる」ことや、「前記ケー
スの少なくとも一部は、前記ケースの内部を視認できる
可視状態から前記ケースの内部を視認できない不可視状
態になり得る」ことや、「プレイヤによる直接認識を遮
蔽する遮蔽手段」をなし得るのである。
【0058】(クレーン機構)上述したクレーン機構5
0の詳細を図3に示す。
【0059】クレーン機構50は、収容部30の左右方
向(X方向)に平行に横架された一対のI型状の固定レ
ール54,54を有する。この固定レール54の下側に
は、固定レール54と直交する収容部30の前後方向
(Y方向)に延在する移動レール56が配設されてい
る。この移動レール56の上面の端部の各々には、断面
がコ字状の懸架枠58が固着されている。懸架枠58の
内側には、ローラ(図示せず)が回転自在に設けられて
おり、移動レール56が固定レール54に対して滑らか
に移動できるようになされている。
【0060】一方の懸架枠58の側面には、左右方向駆
動用モータ60が取り付けられている。モータ60のシ
ャフト(図示せず)は、懸架枠58の内側に突出するよ
うに設けられており、シャフトの端部にはピニオン(図
示せず)が設けられている。
【0061】固定レール54にはラック(図示せず)が
長手方向に沿って固着されている。このラックとモータ
60のシャフトのピニオンとは噛合するようになされて
おり、モータ60の駆動によりピニオンが回転すると、
ラックに沿って移動レール56全体が左右方向(X方
向)に移動するのである。
【0062】尚、固定レール54の端部に移動レール5
6の移動範囲を制限するリミットスイッチ(図示せず)
を設けることとしてもよい。このようにすることで、移
動レール56が固定レール54の端部にまで移動してリ
ミットスイッチがオンとなったときには、モータ60の
駆動を停止させることができ、移動レール56が固定レ
ール54から脱落することを防止することができるので
ある。
【0063】移動レール56の内側には、断面がコ字状
の移動体62が配設されている。この移動体62は、外
側面に複数のローラ(図示せず)が回転自在に設けられ
ており、移動体62が移動レール56の内側において滑
らかに移動できるようになされている。尚、図3は、移
動体62の構造を明確に示すべく、移動レール56の中
央部を切欠いて示したものである。
【0064】移動体62の内側には、前後方向駆動用モ
ータ64及び上下方向駆動用モータ66が設けられてい
る。前後方向駆動用モータ64は、その駆動シャフトが
上方に向くように配置されており、駆動シャフトの先端
にはピニオン68が取り付けられている。このピニオン
68は、移動レール56の長手方向に沿って固着された
ラック(図示せず)と噛合するようになされている。前
後方向駆動用モータ64の駆動によりピニオン68が回
転すると、移動体62は、ラックに沿って前後方向(Y
方向)に移動するのである。
【0065】また、上下方向駆動用モータ66のシャフ
トの先端には、後述するチェーン74(図示せず)の巻
取又は解放をするためのリール70が設けられている。
移動体62の下面には、下方に伸縮自在に延在する伸縮
パイプ72の上端部が固定されている。上述したチェー
ン74は、伸縮パイプ72の内部に挿通され、チェーン
74の下端部は伸縮パイプ72の下端部に固着された把
持部52に連結されている。チェーン74を巻き取るよ
うに上下方向駆動用モータ66を駆動したときには、チ
ェーン74が巻き取られるに従って、伸縮パイプ72が
縮み、把持部52は上方向に移動するのである。また、
チェーン74を解放するように上下方向駆動用モータ6
6を駆動したときには、チェーン74が解放されるに従
って、伸縮パイプ72が伸び、把持部52は下方向に移
動するのである。
【0066】上述した如き構成としたことにより、「前
記取得手段は移動可能で」あることをなし得るのであ
る。
【0067】(把持部)上述した把持部52の詳細を図
4に示す。
【0068】把持部52は、把持駆動本体76からな
り、把持駆動本体76の上部には上述した伸縮パイプ7
2の下端部が連結されている。また、把持駆動本体76
の左右の側部から2つの把持アーム78が開閉自在に設
けられている。2つの把持アーム78の各々の先端に
は、景品40を把持しやすくするための把持爪80が設
けられている。
【0069】把持駆動本体76の内部には、2つの把持
アーム78を開閉駆動するための把持アーム駆動用モー
タ88(図示せず)が備えられており、把持アーム駆動
用モータ88は、制御回路130からの制御信号に応じ
て回動駆動され、この把持アーム駆動用モータ88の回
動動作により把持アーム78は開閉駆動される。
【0070】更に、把持駆動本体76の内部には、CC
Dカメラ82がそのレンズ面が下方向を向くように設け
られている。このようにすることで、収容部30の景品
載置板38や、景品40を撮影することができるのであ
る。また、このような構成としたことにより、「前記ケ
ースの内部を撮影する撮影手段」をなし得るとともに、
「前記撮影手段は前記取得手段に一体に設けられてい
る」ことをなし得るのである。
【0071】上述した如き構成としたことにより、取得
手段である把持部52が移動し得る構成としたときに
は、把持部52が移動するに従って、撮影手段であるC
CDカメラ82も移動することとなり、収容部30の内
部に収容されている景品を探しだす楽しみと、探し出し
た景品を取得できるか否かの期待感や緊張感と、を遊技
者に与えることができる可能性が生ずるのである。
【0072】伸縮パイプ72の内部には、上述した如
く、把持部52を支持するとともに、把持部52を上下
に移動するためのチェーン74が挿通されている。ま
た、2つの把持アーム78を開閉駆動するための把持ア
ーム駆動用モータ88を制御するための駆動信号用ケー
ブル84や、CCDカメラ82から発せられる映像信号
を送信するための映像信号用ケーブル86も伸縮パイプ
72の内部に挿通されている。
【0073】後述する如く、把持アーム駆動用モータ8
8は、駆動信号用ケーブル84を介して制御回路130
に接続され、CCDカメラ82は、映像信号用ケーブル
86を介して制御回路130に接続されている。
【0074】(コントロールパネル)上述した如く、ク
レーンゲーム機10の基台20の前面にはコントロール
ボックス100が設けられており、コントロールボック
ス100の上部にはコントロールパネル110が設けら
れている。このコントロールパネル110の概略を図5
に示す。
【0075】コントロールパネル110の左側には、ス
ティック型操作子112及び押しボタン型のオンオフス
イッチ114が設けられている。スティック型操作子1
12は、可動範囲の中心位置をホームポジションとし、
紙面の左右方向又は上下方向に傾動可能になされてい
る。
【0076】このスティック型操作子112は遊技者の
手動操作により操作され、スティック型操作子112が
傾けられた方向を示す信号がスティック型操作子112
から発せられるようになされている。
【0077】また、オンオフスイッチ114も遊技者の
手動操作に応じてオン状態又はオフ状態が定まるもので
あり、遊技者の押動操作によりオン状態となり、オン状
態となったことを示す信号がオンオフスイッチ114か
ら発せられるようになされている。
【0078】上述したスティック型操作子112やオン
オフスイッチ114は、後述する制御回路130に接続
されており、スティック型操作子112から発せられる
信号や、オンオフスイッチ114から発せられる信号
は、制御回路130に供給される。
【0079】コントロールパネル110の中央部には、
表示ディスプレイ116が設けられている。この表示デ
ィスプレイ116は、液晶ディスプレイパネルやブラウ
ン管等の表示用部材からなり、上述したCCDカメラ8
2が撮影した映像を表示するものである。このようにし
たことにより、図5に示す如く、表示ディスプレイ11
6には、景品載置板38や景品40の画像が表示される
こととなるのである。このような構成としたことによ
り、「前記ケースの内部が表示される表示手段」や、
「前記ケースの内部が表示されている表示手段」や、
「前記表示手段は前記載置面の一部を表示する」こと
や、「前記表示手段は、当該取得手段の位置により定ま
る範囲の前記ケースの内部を表示する」ことをなすこと
ができるのである。
【0080】また、コントロールパネル110の右側に
は、コイン投入口118が設けられている。コイン投入
口118の内部の近傍には、コイン投入検出センサ12
0(図示せず)が設けられており、遊技者がコイン投入
口118にコインを投入したときには、コイン投入検出
センサ120からコインが投入されたことを示す信号が
発せられる。コイン投入検出センサ120は、後述する
制御回路130に接続されており、コインが投入された
ことを示す信号は、制御回路130に供給されるのであ
る。
【0081】(制御ブロック)コントロールボックス1
00の内部には、制御回路130が設けられている。こ
の制御回路130は、中央演算処理装置(CPU)や、
リードオンリーメモリ(ROM)や、ランダムアクセス
メモリ(RAM)や、インターフェイス回路や、更に
は、これら同士を接続して、データ信号又はアドレス信
号を入出力するための入出力バスからなる。
【0082】尚、上述したROMには、後述する図7及
び図8に示す如き制御用のプログラムが記憶され、RA
Mは、この制御用のプログラムが実行されたときに用い
られる変数等の値を記憶する。
【0083】制御回路130には、上述してきた如く、
コイン投入検出センサ120、スティック型操作子11
2、オンオフスイッチ114及びCCDカメラ82が接
続されている。尚、この他に、クレーン機構50を的確
に制御するための位置センサやリミットスイッチ等の各
種センサも接続されている。
【0084】コイン投入検出センサ120は、遊技者が
コインをコイン投入口に投入したときに、コインが投入
されたことを検出し、その検出信号を制御回路130に
供給する。スティック型操作子112は、遊技者がステ
ィック型操作子112を傾けた方向に応じた信号を制御
回路130に供給する。また、オンオフスイッチ114
は、遊技者がオンオフスイッチ114をオン状態にした
ときに、その信号を制御回路130に供給する。更に、
CCDカメラ82は、撮影した映像信号を制御回路13
0に供給する。
【0085】更に、制御回路130には、前後方向駆動
用モータ64、左右方向駆動用モータ60、上下方向駆
動用モータ66、把持アーム駆動用モータ88、仕切板
制御スイッチ310、及び表示ディスプレイ116が接
続されている。
【0086】制御回路130は、スティック型操作子1
12及びオンオフスイッチ114から発せられた信号に
応じて、前後方向駆動用モータ64、左右方向駆動用モ
ータ60、上下方向駆動用モータ66、又は把持アーム
駆動用モータ88を駆動するための駆動信号を、前後方
向駆動用モータ64、左右方向駆動用モータ60、上下
方向駆動用モータ66、及び把持アーム駆動用モータ8
8に発する。
【0087】このようにすることにより、操作者の操作
に応じた位置にクレーン機構50を位置付けることがで
き、景品40を把持せんとする動作を把持部52にさせ
ることができるのである。上述した如き構成としたこと
により、「当該景品を間接的に取得させ得る動作をする
間接的取得手段」をなすことができるのである。
【0088】また、CCDカメラ82が撮影した映像を
表示ディスプレイ116に表示させることができ、「前
記景品の位置を間接的に認識させ得る間接的認識手段」
をなすことができるのである。更には、所定のタイミン
グで仕切板32、34及び36の可視状態又は不可視状
態を選択的に設定することができ、「前記間接認識手段
の作動に応じてプレイヤによる直接認識を遮蔽する遮蔽
手段」をなすことができるのである。
【0089】このような構成としたことにより、遊技者
は、間接的に景品の存在や位置を認識せざるを得ず、遊
技者に歯痒さや焦燥感を与えることができる可能性が生
ずるとともに、景品を探し出すことができた場合におい
ても、間接的に景品を取得せざるを得ず、探し出した景
品を本当に入手できるのか否かという期待感や緊張感を
も与えることができる可能性が生ずるのである。
【0090】(クレーンゲーム機10の動作)以下にお
いては、クレーンゲーム機10は予め起動されており、
上述した制御回路130のCPUにおいて用いられる変
数等は所定の値に初期化され、定常動作しているものと
する。
【0091】また、クレーンゲームが開始される前にお
いては、上述した仕切板32、34及び36を制御する
制御スイッチは、オン状態となっており、収容部30の
内部がクレーンゲーム機10の外側から視認できるよう
に、仕切板32、34及び36は透明な状態となってい
るものとする。
【0092】更に、クレーン機構50は、ホームポジシ
ョンに予め位置付けられており、把持アーム78は開放
状態となっているものとする。尚、本実施例において
は、クレーン機構50の把持部52のホームポジション
は、景品投入口22の直上の所定高さの位置であるとす
る。
【0093】クレーンゲーム機10を制御するサブルー
チンを図7及び図8に示す。このサブルーチンは、上述
した如く、制御回路130のROMに予め記憶されてお
り、制御回路において予め実行されているメインルーチ
ン(図示せず)から所定のタイミングで呼び出されて実
行されるものとする。
【0094】最初にコイン投入口118にコインが投入
されたか否かを判断する(ステップS11)。コイン投
入口118にコインが投入されたか否かは、上述したコ
イン投入検出センサ120から検出信号が発せられたか
否かにより判断するものである。
【0095】コイン投入口118にコインが投入されて
いないと判別したときには、直ちに本サブルーチンを終
了する。
【0096】一方、コイン投入口118にコインが投入
されたと判別したときには、液晶層306への電圧印加
を停止すべく、仕切板制御スイッチ310をオフ状態に
する信号を仕切板制御スイッチ310に発する(ステッ
プS12)。
【0097】このステップS12の処理が実行される
と、仕切板制御スイッチ310がオフ状態となるが故
に、上述した如く、仕切板32、34及び36は不透明
な状態となり、図9に示す如く、収容部30の内部を遊
技者が視認することができない不可視状態となる。尚、
図9には、上述した図1に示した構成要素と対応する構
成要素には同一の符号を付した。また、図9は、図1と
同様に仕切板の存在を明確に示すべく、仕切板32及び
34の表面部に相当する個所に複数の細実線を描画して
表示したものである。
【0098】次いで、CCDカメラ82が撮影した映像
を表示ディスプレイ116に表示する処理を開始する
(ステップS13)。この後、景品取得ゲームが終了す
るまで、表示ディスプレイ116には、CCDカメラ8
2が撮影した映像が表示されるのである。上述した如
く、CCDカメラ82は、そのレンズ面が下方向を向く
ように把持部52に一体になって設けられているので、
把持部52が移動するに従って、把持部52の位置に応
じた景品載置板38の所定範囲の映像が表示ディスプレ
イ116に順次表示されることとなるのである。
【0099】上述したステップS12及びS13の処理
をすることにより、遊技者は表示ディスプレイに表示さ
れる映像のみを頼りに景品取得ゲームを進めることとな
るのである。
【0100】次に、制御回路130内に設けられている
タイマーを起動する(ステップS14)。タイマーを起
動するための信号がCPUから発せられたときには、タ
イマーは、タイマー値を初期化してタイマー値を計数し
始め、計数したタイマー値を入出力バスに供給する。ま
た、タイマーを停止するための信号がCPUから発せら
れたときには、タイマーは、タイマー値の計数を停止す
る。
【0101】次に、スティック型操作子112が遊技者
により前方向又は後方向に傾けられたか否かを判断する
(ステップS15)。
【0102】スティック型操作子112が遊技者により
前方向又は後方向に傾けられたと判別したときには、傾
けられた方向に応じた駆動信号を前後方向駆動用モータ
64に供給し、前後方向駆動用モータ64を駆動する
(ステップS16)。このように前後方向駆動用モータ
64を制御することにより、クレーン機構50を前方向
又は後方向に移動することができ、把持部52を前方向
又は後方向に移動することができるのである。
【0103】一方、スティック型操作子112が遊技者
により前方向又は後方向に傾けられてないと判別したと
き、又はステップS16の処理を実行したときには、ス
ティック型操作子112が遊技者により左方向又は右方
向に傾けられたか否かを判断する(ステップS17)。
【0104】スティック型操作子112が遊技者により
左方向又は右方向に傾けられたと判別したときには、傾
けられた方向に応じた駆動信号を左右方向駆動用モータ
60に供給し、左右方向駆動用モータ60を駆動する
(ステップS18)。このように左右方向駆動用モータ
60を制御することにより、クレーン機構50を左方向
又は右方向に移動することができ、把持部52を左方向
又は右方向に移動することができるのである。
【0105】スティック型操作子112が遊技者により
左方向又は右方向に傾けられていないと判別したとき、
又はステップS18の処理を実行したときには、オンオ
フスイッチ114が遊技者により押動操作されたか否か
を判断する(ステップS19)。
【0106】オンオフスイッチ114が遊技者により押
動操作されたと判別したときには、後述するステップS
21に処理を移す。
【0107】一方、オンオフスイッチ114が遊技者に
より押動操作されていないと判別したときには、タイマ
ー値が所定値以上となったか否かを判断する(ステップ
S20)。この所定値はクレーンゲームを遊技者がする
ことができる遊技時間に相当するものである。また、こ
の所定値は、常に一定の値としても、また投入されたコ
インの数に応じて変化させることとしてもよい。このよ
うにした場合には、コインの数を多く投入したときに
は、より長い時間クレーンゲームを楽しむことができる
こととなるのである。
【0108】上述したステップS19の処理、又はステ
ップS20の処理を実行した後、図8に示すステップS
21に処理を移す。
【0109】上述したステップS14において起動した
タイマーを停止する(ステップS21)。次いで、液晶
層306に電圧を印加すべく、仕切板制御スイッチ31
0をオン状態にする信号を仕切板制御スイッチ310に
発する(ステップS22)。上述した如く、仕切板制御
スイッチ310がオン状態となったことにより、仕切板
32、34及び36は透明な状態となり、収容部30の
内部を遊技者が視認することができる可視状態となるの
である。
【0110】次に、把持部52を下降させるべく、上下
方向駆動用モータ66を駆動する駆動信号を上下方向駆
動用モータ66に供給し(ステップS23)。把持部5
2が最下位置にまで到達したか否かを判断する(ステッ
プS24)。把持部52の上下の位置は、位置センサ等
のセンサにより検出することとしても、上下方向駆動用
モータ66の回転角度から得ることとしてもよい。
【0111】把持部52が最下位置にまで到達していな
いと判別したときには、処理をステップS23に戻し、
把持部52が最下位置にまで到達するまで、ステップS
23とステップS24との処理を繰り返す。
【0112】一方、把持部52が最下位置にまで到達し
たと判別したときには、把持アーム78を閉状態にすべ
く把持アーム駆動用モータ88に駆動信号を供給する
(ステップS25)。
【0113】このとき、2つの把持アーム78により景
品40が把持されれば、景品40を取得することができ
るのである。
【0114】次に、把持部52をホームポジションに移
動させるべく、前後方向駆動用モータ64、左右方向駆
動用モータ60及び上下方向駆動用モータ66に駆動信
号を供給し(ステップS26、ステップS27、ステッ
プS28)、把持アーム78を開放状態にすべく把持ア
ーム駆動用モータ88に駆動信号を供給する(ステップ
S29)。
【0115】上述した如く、把持部52のホームポジシ
ョンは、景品投入口22の直上の位置であるので、2つ
の把持アーム78により景品40が把持されているとき
には、把持アーム78が開放状態となり、把持していた
景品40は、景品投入口22に落下し、景品取出口24
に到達することとなるのである。
【0116】上述したステップS29の処理を終えた
後、本サブルーチンを終了する。
【0117】上述した如き処理を行うことにより、「前
記ケースの一部は、ゲームが開始されてから終了するま
での間において、前記可視状態から前記不可視状態にな
り得る場合がある」ことをなし得るのである。これによ
り、景品取得ゲームが開始されてから終了するまでの全
ての間において不可視状態となる場合には、景品取得ゲ
ームの開始前に取得しようとする景品に予め目星をつけ
て景品取得ゲームを開始することができたり、景品取得
ゲームの終了後において景品取得までに惜しい程度であ
ったのか、全く景品取得の可能性がなかったのかを遊技
者に明確に示すことができ、景品取得ゲームに再度挑戦
しようとする気持ちを起こさせることができる可能性が
生ずるのである。
【0118】図10及び図11に基づいて、具体的な動
作を以下に説明する。尚、図10の(a)〜(f)の各
図が示す映像は、図11の(a)〜(f)の破線で囲ま
れた位置における映像に対応するものである。また、図
10の(a)〜(f)の各図の長方形は表示ディスプレ
イ116の外枠を示すものである。更に、図10の
(a)〜(f)の各図の中央部に示す十字型の記号は、
把持部52の位置決めを容易にするために表示するもの
である。遊技者は、この十字型の記号を頼りにして把持
部52をどのような位置に位置付けるかを定めることが
できるのである。
【0119】景品取得ゲームが開始され、上述したステ
ップS11〜S14が実行されたときには、図10
(a)に示す如き映像が表示ディスプレイ116に表示
される。この図10(a)は、図11(a)に示す如き
破線で囲まれた範囲をCCDカメラ82で撮影したとき
の映像である。上述した如く、景品取得ゲームが開始さ
れた当初においては、把持部52がホームポジションに
位置付けられており、この図10(a)は、把持部52
がホームポジションに位置するときに表示ディスプレイ
116に表示される映像を示す例である。把持部52の
ホームポジションは、上述した如く、景品投入口22の
直上の位置であるが故に、図10(a)の場合において
は、表示ディスプレイ116には景品投入口22が映し
出されるのである。
【0120】スティック型操作子112を遊技者が操作
したときには、上述したステップS15〜S18の処理
が繰り返し実行され、把持部52は遊技者が所望する位
置に移動されていく。
【0121】例えば、図10(b)に示す如き例は、遊
技者が景品40を探しているときのもので、図11
(b)に示す如き破線で囲まれた範囲をCCDカメラ8
2で撮影したときの映像である。この時点においては、
遊技者は、景品40を未だに見つけられずに景品40を
探している。
【0122】更に、遊技者が把持部52を移動させてい
き、図11(c)に示す如き破線で囲まれた範囲に到達
すると、図10(c)に示す如き映像が表示ディスプレ
イ116に表示される。この図10(c)の例において
は、表示ディスプレイ116の右上には景品40の一部
分が表示され、遊技者が景品40を発見することができ
たときのものである。
【0123】遊技者は、この景品40を取得すべく、景
品40が取得できるであろうと思われる位置に把持部5
2を次第に近づけていく。遊技者がこのような操作をす
ることにより、図11(d)に示す如き破線で囲まれた
範囲から、図11(e)に示す如き破線で囲まれた範囲
へと、図11(e)に示す如き破線で囲まれた範囲か
ら、図11(f)に示す如き破線で囲まれた範囲へと、
把持部52は移動される。
【0124】この移動に従って、表示ディスプレイ11
6には、図10(d)、図10(e)及び図10(f)
に示す映像が表示されるのである。
【0125】図10(f)に示す映像が表示ディスプレ
イ116に表示されたときには、表示ディスプレイ11
6の十字型の記号が景品40の略中心に位置し、遊技者
は、景品40を取得することができるだろうと判断し、
オンオフスイッチ114を押動操作する。この操作によ
り、上述したステップS21の判断がなされ、ステップ
S21〜S25の処理に移行する。
【0126】ステップS23〜S25の処理が実行され
ることにより、景品40に到達するまで把持部52に降
下し、把持アーム78が閉動作する。このとき把持アー
ム78の間に景品40が挟まれば、景品40を取得する
ことができるのである。
【0127】上述した実施例においては、透明電動膜か
らなる表面層302及び304と、表面層に挟まれた液
晶層306と、からなる部材で、視認できる可視状態か
ら視認できない不可視状態になり得ることとしたが、可
視状態と不可視状態とになり得る部材であればその他の
部材を用いることとしてもよい。
【0128】また、上述した実施例においては、景品取
得ゲームが開始されたときからオンオフスイッチ114
が押動されるまで、仕切板32、34及び34を不可視
状態にする場合を示したが、その他のタイミング、例え
ば、景品取得ゲームが全て終了するまで仕切板32、3
4及び34を不可視状態にすることとしてもよい。この
ようにすることで、景品40を取得できたか否かの判断
も、表示ディスプレイ116で確認することとなり、景
品を取得できたか否かの期待感をより高めることができ
るのである。
【0129】更に、上述した実施例においては、景品取
得ゲームが開始されたときから終了するまでの間におい
て、所定のタイミング毎に仕切板32、34及び34を
可視状態にすることとしてもよい。このようにすること
により、景品を探し出すヒントとして景品の位置を遊技
者に知らせることができたり、遊技者に焦りを与えたり
することができるのである。
【0130】更にまた、上述した実施例においては、本
発明をクレーンゲーム機に適用した場合を示したが、景
品を取得する装置が移動しないようなゲーム機に適用す
ることとしてもよい。
【0131】また、上述した実施例においては、CCD
カメラ82が把持部52に一体になって設けられた場合
を示したが、CCDカメラ82が、収容部30の所定の
個所に回動自在に設けられた構成としてもよい。このよ
うな場合には、把持部52が移動するに従って、CCD
カメラ82の撮影方向の向きを変化させて収容部30の
内部を撮影するのである。このようにすることにより、
景品取得をより困難にすることができ、景品取得ゲーム
を再び行わせようとする動機付けとなし得る可能性が生
ずるのである。
【0132】
【発明の効果】本発明によれば、景品取得ゲーム自体の
興趣を高めることができる可能性が生ずる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施例の景品取得ゲーム装置の全体の概要
を示す斜視図である。
【図2】 収容部30の前面の仕切板32、右側の仕切
板34及び左側の仕切板36の断面構造を示す斜視図で
ある。
【図3】 クレーン機構50の構造の詳細を示す斜視図
である。
【図4】 把持部52の構造の詳細を示す部分断面図で
ある。
【図5】 コントロールパネル110の概略を示す正面
図である。
【図6】 コントロールボックス100の制御回路13
0を示すブロック図である。
【図7】 制御回路130において実行される制御用の
サブルーチンを示すフローチャートである。
【図8】 図7に示したサブルーチンの続きの処理を示
すフローチャートである。
【図9】 仕切板32、34及び36は不透明な状態と
なり、収容部30の内部を遊技者が視認することができ
ない不可視状態となったときの景品取得ゲーム装置を示
す斜視図である。
【図10】 表示ディスプレイ116に表示される具体
例を示す図である。
【図11】 図10に示した具体例に対応する景品載置
板38の範囲を示す図である。
【符号の説明】
10 クレーンゲーム機(景品取得ゲーム装置) 30 収容部(ケース) 50 クレーン機構(取得手段) 54 CCDカメラ(撮影手段、表示手段) 118 表示ディスプレイ(表示手段)

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 景品が収容されるケースと、前記景品を
    取得するための取得手段と、前記ケースの内部が表示さ
    れる表示手段と、を有する景品取得ゲーム装置であっ
    て、 前記ケースの少なくとも一部は、前記ケースの内部を視
    認できる可視状態から前記ケースの内部を視認できない
    不可視状態になり得る部材からなることを特徴とする景
    品取得ゲーム装置。
  2. 【請求項2】 景品が収容されているケースと、前記景
    品を取得するための取得手段と、前記ケースの内部が表
    示されている表示手段と、を有する景品取得ゲーム装置
    であって、 前記ケースの少なくとも一部は、前記ケースの内部を視
    認できる可視状態から前記ケースの内部を視認できない
    不可視状態になり得ることを特徴とする景品取得ゲーム
    装置。
  3. 【請求項3】 前記表示手段は、前記ケースの内部を撮
    影する撮影手段を含み、かつ、 前記撮影手段は前記取得手段に一体に設けられているこ
    とを特徴とする請求項1又は2記載の景品取得ゲーム装
    置。
  4. 【請求項4】 前記ケースは、前記景品が載置される載
    置面を有し、かつ、前記表示手段は前記載置面の一部を
    表示することを特徴とする請求項1又は2記載の景品取
    得ゲーム装置。
  5. 【請求項5】 前記取得手段は移動可能であり、かつ、 前記表示手段は、当該取得手段の位置により定まる範囲
    の前記ケースの内部を表示することを特徴とする請求項
    1又は2記載の景品取得ゲーム装置。
  6. 【請求項6】 前記ケースの一部は、ゲームが開始され
    てから終了するまでの間において、前記可視状態から前
    記不可視状態になり得る場合があることを特徴とする請
    求項1又は2記載の景品取得ゲーム装置。
  7. 【請求項7】 ケース内部に収容された景品を取得する
    景品取得ゲーム装置であって、 前記景品の位置を間接的に認識させ得る間接的認識手段
    と、 当該景品を間接的に取得させ得る動作をする間接的取得
    手段と、 前記間接認識手段の作動に応じてプレイヤによる直接認
    識を遮蔽する遮蔽手段と、を有することを特徴とする景
    品取得ゲーム装置。
JP2001218417A 2001-07-18 2001-07-18 景品取得ゲーム装置 Expired - Fee Related JP3895563B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001218417A JP3895563B2 (ja) 2001-07-18 2001-07-18 景品取得ゲーム装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001218417A JP3895563B2 (ja) 2001-07-18 2001-07-18 景品取得ゲーム装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003024619A true JP2003024619A (ja) 2003-01-28
JP3895563B2 JP3895563B2 (ja) 2007-03-22

Family

ID=19052596

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001218417A Expired - Fee Related JP3895563B2 (ja) 2001-07-18 2001-07-18 景品取得ゲーム装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3895563B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007159677A (ja) * 2005-12-09 2007-06-28 Sega Corp 景品取得遊戯装置
JP2012165850A (ja) * 2011-02-14 2012-09-06 Square Enix Co Ltd クレーンゲーム装置
JP2018110833A (ja) * 2017-01-13 2018-07-19 寶凱電子企業股▲分▼有限公司 クレーンゲーム機
CN108404401A (zh) * 2018-04-20 2018-08-17 宁波触远信息科技有限公司 一种线上操作实景探宝游戏机

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007159677A (ja) * 2005-12-09 2007-06-28 Sega Corp 景品取得遊戯装置
JP2012165850A (ja) * 2011-02-14 2012-09-06 Square Enix Co Ltd クレーンゲーム装置
JP2018110833A (ja) * 2017-01-13 2018-07-19 寶凱電子企業股▲分▼有限公司 クレーンゲーム機
CN108404401A (zh) * 2018-04-20 2018-08-17 宁波触远信息科技有限公司 一种线上操作实景探宝游戏机

Also Published As

Publication number Publication date
JP3895563B2 (ja) 2007-03-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101003777B1 (ko) 카드게임장치
US20090267302A1 (en) Gift acquisition game machine
JP2002272960A (ja) 遊技機
JP2008284036A (ja) 遊技機、プログラムおよび記憶媒体
JP2009089813A (ja) 遊技機
WO2005014131A1 (ja) ダイスゲーム機
JP3581664B2 (ja) 撮影ゲーム装置
JP3895563B2 (ja) 景品取得ゲーム装置
JP2004121464A (ja) 遊技機、制御プログラム及び情報記憶媒体
JP2797927B2 (ja) 景品取得ゲーム装置
JP2009022321A (ja) 遊技機
JPH11235464A (ja) ゲーム装置
WO2013119220A1 (en) Game machine, and, control method of controlling computer and computer program used therein
JP2007159701A (ja) 遊技機
JPH08299586A (ja) クレーンゲーム機
JP3006569B2 (ja) 景品取得ゲーム装置
JP3096014B2 (ja) 画像プリント作成ゲーム装置
JP3926976B2 (ja) 撮影ゲーム装置及びシステム
JP2003069860A (ja) 画像印刷装置
JP7473778B2 (ja) 撮影装置、表示制御方法、およびプログラム
JP2003110970A (ja) 画像印刷装置および方法、印刷媒体、並びにプログラム
JP7000408B2 (ja) ゲーム装置、ゲーム処理方法及びプログラム
JPH09168666A (ja) 遊戯装置
JP2000259854A (ja) ゲーム機
JP2009219525A (ja) プログラム、情報記憶媒体及びゲーム装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20041208

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060413

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060523

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060724

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20060815

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060908

A911 Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20061016

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20061114

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20061117

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20061212

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20061214

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091222

Year of fee payment: 3

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313532

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101222

Year of fee payment: 4

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101222

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111222

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111222

Year of fee payment: 5

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R3D02

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111222

Year of fee payment: 5

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R3D04

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111222

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121222

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121222

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131222

Year of fee payment: 7

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R3D02

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R3D04

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees