JP2003024596A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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JP2003024596A JP2001214775A JP2001214775A JP2003024596A JP 2003024596 A JP2003024596 A JP 2003024596A JP 2001214775 A JP2001214775 A JP 2001214775A JP 2001214775 A JP2001214775 A JP 2001214775A JP 2003024596 A JP2003024596 A JP 2003024596A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 例えば大当り状態で、多数の遊技球が上皿部
材の上受け皿に供給されるときでも、確実にオーバーフ
ローする遊技球を下皿部材の遊技球貯留部へ移送可能に
する遊技機を提供すること。 【解決手段】 上皿部材30の上受け皿31の壁面32に、1
個または複数個の球抜き口34を形成する。遊技球で上受
け皿31が満杯になると、壁面32に形成された球抜き口34
およびこの球抜き口34および下皿部材40の遊技球貯留部
41間の球抜き流路38を通してオーバーフローさせる。こ
の球抜き口34は、遊技球50の圧力で回転する扉部材34
D、34Fで構成してもよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は遊技機に関し、特に
遊技球を遊技領域内に打ち込んで遊技するパチンコ機な
どの遊技機の遊技球貯留および排出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】パチンコ機などの遊技機は、遊技場(ホ
ール)の島設備に多数並べて配置され、その遊技領域に
遊技者が遊技球を打ち込んで遊技する。典型的な遊技機
は、島設備に取付けられる木製の外枠、この外枠にヒン
ジ結合された前枠部、この前枠部に設けられた遊技盤、
上皿部材および下皿部材を備えている。
【0003】上皿部材には、遊技者が球貸し装置から供
給または賞球払出装置から払い出される遊技球を一時的
に貯留する上受け皿を有する。そして、この上受け皿内
の遊技球を整列して順次遊技球発射装置へ供給する。遊
技球発射装置は、遊技球を例えば1分間に約100個の
割合で遊技領域内に打ち込む。
【0004】上皿部材の上受け皿からオーバーフローす
る遊技球または球抜き操作部を操作して抜き取られた遊
技球は、下皿部材の遊技球貯留部に貯留される。下皿部
材の遊技球貯留部の遊技球が満杯になった場合または遊
技を終了する場合に、遊技者は、球抜き機構を操作して
全ての遊技球を外部の球受け箱に移し替える必要があ
る。
【0005】遊技機における遊技球の抜取り機構の従来
技術は、例えば特開1996−252372号公報の
「パチンコ機の球受け部材」、特開1997−2889
2号公報の「遊技機の球貯留皿」および特開2000−
14903号公報の「パチンコ遊技機の球抜き装置」な
どに開示されている。
【0006】図10は、従来の典型的な遊技機の遊技球
処理部を含む構成を示す斜視図である。この遊技機100
は、外枠101、この外枠101にヒンジにより開閉可能に取
付けられた遊技盤110、上皿部材120および下皿部材130
を備えている。外枠101は、縦長の木枠であり、遊技場
の島設備に取付けられる。遊技盤110は、遊技球発射装
置(図示せず)から発射された遊技球が打ち込まれる略
円形の遊技領域を有する。当業者には周知の通り、この
遊技領域の内部に発射された遊技球を案内するガイドレ
ール、複数の入賞口、ゲート、例えばカラー液晶表示パ
ネルなどで形成された図柄表示装置、可変入賞装置およ
びアウト口などが設けられている。
【0007】遊技領域内に遊技球を打ち込むことにより
遊技が開始する。打ち込まれた遊技球が、これら入賞口
に入賞すると、遊技機100の内部に設けられた賞球払出
装置(図示せず)から所定個数の賞球が遊技者に払い出
され、球出口122から上受け皿123内に供給される。ま
た、遊技球が図柄始動ゲートを通過すると、図柄表示装
置の図柄変動が開始して、「大当り」または「外れ」を
決定する。「大当り」のとき、上述した可変入賞装置が
動作する。これら遊技盤110の各装置の動作は、周知で
あり、本発明に直接関係しないので、詳細な説明は省略
する。
【0008】上皿部材120は、正面壁(壁面)121、この
正面壁121に形成された遊技球の球出口122、遊技球を一
時的に貯留する上受け皿123、球抜きボタン124、装飾カ
バー部材125、この装飾カバー部材125に設けられた球貸
しボタン126および返却ボタン127を有する。球貸しボタ
ン126を操作すると、遊技機のカードリーダのカード挿
入口に挿入されたプリペイドカードにより所定個数の遊
技球が球出口122から上受け皿123に供給される。
【0009】これら上受け皿123内の遊技球は、整列さ
れて遊技球発射装置に供給される。球抜きボタン124
は、上受け皿123内の遊技球を下皿部材130の遊技球貯留
部131へ移す操作部である。また、返却ボタン127は、遊
技終了時にカード挿入口に挿入されたプリペイドカード
を返却するスイッチである。
【0010】一方、下皿部材130は、遊技球貯留部131、
発射ハンドル132、灰皿133および球抜き操作部134など
を備えている。遊技球貯留部131は、上皿部材120から排
出された遊技球を貯留する。発射ハンドル132は、遊技
者が握ることにより、センサが感知して遊技球発射装置
を作動させ、遊技球を連続的に発射させる。この遊技球
の発射速度は、遊技者が回転調節する発射ハンドル132
の回転角度に依存する。球抜き操作部134は、遊技球貯
留部131が満杯のときまたは遊技終了時に、貯留部131内
の遊技球を外部の球受け箱に移し替える操作部である。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】このように、図10に
示すような従来の遊技機においては、上皿部材120の上
受け皿123に一時的に貯留された遊技球が満杯になる
と、オーバーフローした遊技球が、球出口122の奥に形
成された開口から球通路を通って下皿部材130の遊技球
貯留部131へ導かれる。
【0012】しかし、遊技機が上述した「大当り」状態
などの場合には、一度に多数の遊技球が供給されると、
遊技球が密集して遊技球発射装置の供給口へ円滑に供給
されず、遊技球が発射されない事態が生じることがあ
る。例えば遊技機が「大当り動作」中に遊技球が発射で
きないと、遊技領域内の可変入賞装置に所定数の遊技球
が入賞しないので、遊技者は「大当り」の利益の一部を
逸失することとなる。
【0013】このような発射装置へ遊技球が円滑に供給
されない事態は、上受け皿123が遊技球で満杯になると
常に発生するとは限らない。一方、遊技者は、遊技盤面
で展開している様々な演出を楽しむので、遊技盤面に関
心があって、上受け皿123における遊技球の密集状況を
常に把握していない。そのために、遊技者は、遊技球が
発射できない状態が発生するまで気付き難く、上受け皿
123の貯留球を均すなどの球詰まり防止対策が未然に行
われない。つまり、異常事態の発生から遊技者が気付く
までの期間、遊技球を発射できない状況が続くおそれが
ある。
【0014】本発明は、従来の遊技機の上述した課題を
解決するために考えられたものであり、上受け皿からオ
ーバーフローした遊技球を確実に下皿へ移送し、上述し
たトラブルまたは利益の逸失を回避することが可能な遊
技機を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明の遊技機は、上皿
部材の上受け皿内の遊技球を、遊技球発射装置により遊
技盤の遊技領域内に打ち込んで遊技するとともに上皿部
材の下方に設けられた遊技球貯留部に上受け皿の遊技球
を貯留するものであって、上受け皿の壁面に形成され球
抜き口と、この球抜き口および下皿部材の遊技球貯留部
間を連通する球抜き流路とを備える。
【0016】前記のように、上受け皿の壁面に球抜き口
が形成されているので、上受け皿に所定の遊技球が貯留
され満杯になると、球抜き口を通してオーバーフローし
て下皿部材へ自動的に移送される。そこで、遊技機が大
当り状態でも、上受け皿内の遊技球が密集状態になっ
て、上受け皿内の遊技球に過大な押圧力が加えられるこ
とがなく、球詰まりを生じることなく遊技球の流れが円
滑になる。さらに、このような球抜き口へ流入する遊技
球の円滑な動きは、遊技者とは何ら関連がないので、球
詰まりの回避または解消する操作を遊技者が行う必要が
なく、上受け皿の遊技球の貯留状態に注意を払わなくて
もよいのである。
【0017】前記球抜き口は、例えば上皿部材の腰板に
貫通させて形成することにより実現することができる。
これにより、腰板の前面側に貯留される遊技球が上受け
皿内で満杯になると、上受け皿内の遊技球が球抜き口を
通して腰板の前面側から背面側に移動して、球抜き口の
後方に設ける球抜き流路を通って下皿部材へ移送される
ことになる。よって、上受け皿内の遊技球の密集状態を
解消して、遊技球の流れを円滑にして球詰まりの原因を
無くすことが可能となる。
【0018】また、球供給口付近に貯留される遊技球
は、上受け皿の比較的下流側に位置する。このため、上
受け皿内が遊技球で満杯になった状態においては、上受
け皿の上流側で貯留されている遊技球から、球供給口付
近に貯留される遊技球へ圧力が加わることになる。この
ように貯留球へ加わる圧力が高くなる貯留場所、すなわ
ち球抜き口を球供給口の近傍に配置すると、より効果的
に球技球同士に加わる圧力を軽減させることができると
共に、遊技球に加わる大きな圧力によってオーバーフロ
ー球を確実に遊技球貯留部へ移送可能である。
【0019】一方、球抜き口を球出口の近傍に配置する
と、球出口から供給された遊技球が、この球出口の縁部
まで貯留されたとき下皿部材の遊技球貯留部に移送され
るので、下流側に過多の遊技球が貯留されるのを回避可
能である。さらに、球出口側に球抜き口を形成した場合
には、特定の図柄の組合せにより大当りとなって多くの
遊技球が払出されるとき、遊技者の操作に関わらず、上
受け皿内に一定数の遊技球を球抜き口より下流側に残し
て、これ以外の遊技球を排出することが可能となる。こ
のとき、球抜き口を、球出口寄りに形成すると残る遊技
球数が多くなり、球供給口寄りに形成すると残る遊技球
が少なくなり、球抜き口を形成する場所に応じて、上受
け皿に残る遊技球の数は、調整可能である。
【0020】また、球抜き口を前方に膨出した壁面の下
流側に形成することにより、球出口から流下する遊技球
は球抜き口を迂回し、下流側から上流側へ向けて貯留さ
れる遊技球を確実にオーバーフローさせることが可能で
ある。このとき、球抜き口の上流側縁部が下流側縁部よ
り前方に突出することになるので、上受け皿に貯留され
る遊技球が比較的少量のときに、上受け皿を流下する遊
技球が球抜き口へ直接流れ込むことを防止することが可
能となる。
【0021】複数の球抜き口を横方向に並べて形成する
ことにより、何らかの原因で一方の球抜き口からオーバ
ーフローしなかった場合でも他の球抜き口からオーバー
フローするので一層確実にオーバーフローさせることが
可能である。更に、上受け皿部材が、比較的多量の遊技
球を貯留可能に設計されている場合、1つの球抜き口で
は、十分に遊技球の密集状態が解消できない場合でも、
前記球抜き口を複数形成することにより、球抜き口に流
れ込む遊技球の個数が多くなるので、遊技球が密集状態
になり難くなる。
【0022】さらに、球抜き口を回転扉部材で形成する
ことにより、通常状態では球抜き口を閉じ、異物などが
遊技球貯留部へ移送されるのを阻止し、オーバーフロー
する比較的高い遊技球の圧力を受けたとき、これら遊技
球を遊技球貯留部へ移送させることが可能になる。ま
た、通常は回転扉部材で球抜き口が閉じられているの
で、上受け皿に貯留される遊技球が比較的少量のとき
に、上受け皿を流下する遊技球が球抜き口へ直接流れ込
むことを防止することが可能となる。
【0023】前記回転扉部材は、例えば球抜き口の縁部
分に回転支軸を起立させて設け、この支軸を回転中心と
して前後方向に回転(旋回)するよう構成することによ
り実現できる。このような構成では、上受け皿内に貯留
される遊技球が満杯になると、回転扉部材が遊技球で押
されて旋回することにより、球抜き口が開放され、この
球抜き口を通ってオーバーフローする遊技球が下皿部材
へ流下することになる。この場合、回転支軸を上受け皿
の上流側に設けることにより、球抜き口が上受け皿の下
流側から開放されることになるので、過度に圧力が加え
られる下流側の遊技球を円滑に球抜き口へ案内すること
が可能となる。
【0024】また、前記回転扉部材は、例えば球抜き口
の縁部分に回転支軸を水平方向に渡して設け、この支軸
を回転中心として前後方向に回転(旋回)するよう構成
することにより実現できる。このような構成では、上受
け皿内に貯留される遊技球が満杯になると、回転扉部材
が遊技中に押されて旋回することにより、球抜き口が開
放され、この球抜き口を通ってオーバーフローする遊技
球が下皿部材へ流下することになる。この場合、回転扉
部材は、回転支軸に対して吊り下げられた状態となるの
で、何ら回転扉部材への付勢手段を設けることなく、自
重により常に球抜き口を閉塞するよう位置させることが
可能である。
【0025】ところで、上受け皿内の皿部分形状によっ
て、貯留される遊技球の球数が変化するので、満杯状態
で下流側の遊技球に加わる押圧力も変化する。つまり、
上受け皿の形状によって、遊技球同士での引掛かりによ
る球詰りの要因となる押圧力が変化する。このため、回
転扉部材を設ける場合、球抜き口を開放させる押圧力を
実際より大きく見積もると、満杯状態になっても遊技球
が球抜き口へ流入しなくなり、球抜き口を開放させる押
圧力を実際より小さく見積もると、満杯状態に至る迄に
球抜き口が開放する。
【0026】このため、前記回転扉部材は、通常状態で
閉位置に維持されるよう弾性部材により付勢させること
によって、回転扉部材に対する付勢力が弾性部材の弾性
係数で定まるので、弾性部材を交換するだけで付勢力
(閉塞方向へ作用する力)を変更することができ、上受
け皿の皿部分形状に応じて容易に調整可能である。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明による遊技機の好適
な実施形態の構成および動作を、添付図面を参照して詳
細に説明する。
【0028】図1〜図3は、本発明による遊技機の第1
実施形態を示し、上述した図10に対応する部分斜視図
である。図1の遊技機10Aは、外枠11、この外枠11にヒ
ンジ結合された前枠部12、遊技盤20、上皿部材30および
下皿部材40により構成される。
【0029】遊技盤20は、図10を参照して説明した従
来の遊技機100の遊技盤110と同様に、ガイドレール、複
数の入賞口、図柄始動口装置、図柄表示装置、可変入賞
装置およびアウト口などを有し、遊技球発射装置(図示
せず)から遊技球を打ち込んで遊技する。
【0030】上皿部材30は、上受け皿31、正面壁(壁
面)32、球出口33および球抜き口34を備えている。球出
口33は、上受け皿31の上流側に当たる左端に形成され、
球貸し装置または賞球払出装置(図示せず)からの遊技
球を上受け皿31に供給する。
【0031】この上受け皿31の底面は、左側から右側に
向けて傾斜し、下流である右端は、遊技球発射装置への
球供給口側である。この球抜き口34は、上受け皿31の球
供給口側の近傍に設けられている。ここで、上受け皿31
の正面壁32は、略平面(一直線)である。すなわち、球
抜き口34の上流側口縁部34Aと下流側口縁部34Bは、同
一平面上にあり、球出口33から球供給口側への遊技球の
流れを円滑にする。
【0032】一方、図2に示す遊技機10A'は、実質的
に図1の遊技機10Aと同様であるが、球抜き口34の位置
が球出口33の近傍に形成されている点で相違する。この
球抜き口34は、図1の球抜き口34と同様に、正面壁32に
形成された、遊技球の直径より十分大きい寸法の開口で
あってもよい。
【0033】また、上皿部材30の右端近傍に設けられた
球抜きボタン35は、整流器39に供給される遊技球を遊技
球発射装置へ供給する代わりに下皿部材40の遊技球貯留
部41へ移送するために使用される。
【0034】次に、図3(A)は、図1に示す遊技機10
Aの上皿部材30の裏面図である。この上皿部材30は、右
側に球出口33が形成され、左側に整流器39が配置された
腰板36を有する。球出口33には、連絡樋部材52が接続さ
れており、遊技球が球出口33へ供給される。この腰板36
の中間部に形成された球抜き口34に対応する位置に球抜
き流路38が配置されている。
【0035】この球抜き流路38は、図3(B)の斜視図
に示すように、上受け皿31からオーバーフローした遊技
球を下皿部材40の遊技球貯留部41へ移送する通路であ
る。整流器39は、上受け皿31内を球出口33から球供給口
側へ流下する遊技球を、遊技球発射装置へ順次供給す
る。
【0036】次に、図4および図5は、本発明による遊
技機の第2実施形態の主要部を示し、図4は、この遊技
機10Bの主要部を示す斜視図であり、図5は、図4の上
皿部材30の平面(上面)図である。なお、図1〜図3を
参照して説明した第1実施形態の遊技機10Aの構成要素
に対応する構成要素には、同様の符号を使用し、相違点
を中心に説明する。この遊技機10Bの上皿部材30は、上
受け皿31、正面壁32、球出口33、球抜き口34および球抜
きボタン35を有する。
【0037】図4および図5から明らかなように、この
遊技機10Bの特徴は、上皿部材30の上受け皿31の正面壁
32の球抜き口34の上流側に膨出部分34Aを形成してい
る。この膨出部分34Aの上流側は、遊技球50の流れを円
滑にするために、図5に示すように緩やかな曲面として
いる。
【0038】この構成により、前方に押し出された遊技
球50が後方である正面壁32側へ戻る位置に球抜き口34が
形成され、遊技球50は、球抜き流路38を通って下皿部材
40へ移送される。
【0039】次に、図6は、本発明による遊技機の第3
実施形態の主要部を示す。この遊技機の上皿部材30の正
面壁32に形成された球抜き口34を回転扉構造にすること
を特徴とする。すなわち、上受け皿31の一部を構成する
正面壁32に切り欠き部を形成し、上部に水平に配置され
た回転支軸34Cに扉部材(回転扉部材)34Dを設けてい
る。
【0040】図6(A)は、球抜き口34が閉じている状
態を示す斜視図である。一方、図6(B)は、球抜き口
34が開いている状態を示す斜視図である。図6(A)お
よび(B)から理解されるように、扉部材34Dは、上端
の回転支軸34Cを中心に前後方向に振り子状に回動す
る。図6(B)に示す開位置では、遊技球50が通過可能
である。なお、この球抜き口34を通過した遊技球50は、
図3に示したような球抜き通路へ案内される。
【0041】次に、図7および図8は、本発明による遊
技機の第4実施形態の主要部を示す斜視図である。この
遊技機の上皿部材30の上受け皿31を構成する球抜き口34
は、図6を参照して説明した遊技機の場合と同様に正面
壁32の一部を切り欠き、回転扉構造としている。
【0042】しかし、図6に示す第3実施形態と異な
り、扉部材34Fは、上流側において垂直に起立する回転
支軸34Eに軸支され、前後方向(図7(B)中に矢印R
で示す)に回転する。図7(A)は球抜き口34が閉じて
いる状態を示し、図7(B)は扉部材34Fの開放状態を
示す。
【0043】図8に示すように、回転支軸34Eと扉部材
34Fには、コイルばね34Gなどの弾性部材により、通常
状態では図7(A)に示す閉位置に弾性変位している。
これにより、遊技球50の圧力が、このコイルばね34Gの
弾性に抗して扉部材34Fを開いて遊技球50の通過を可能
にする。なお、この場合、扉部材に対する付勢力は弾性
部材自体の弾性係数で定まるので、弾性部材を交換する
だけで付勢力を調整することができる。
【0044】次に、図9は、本発明による遊技機の第5
実施形態の主要部を示す構成図である。この第5実施形
態の遊技機10Cは、正面壁32に複数の球抜き口34が、横
方向(遊技球の流下方向)に並べて形成されている。各
球抜き口34には、図6に示す扉部材34Dを配置してい
る。もちろん、この扉部材34Dは、図7に示す扉部材34
Fに代えてもよい。
【0045】以上、本発明による遊技機の幾つかの好適
な実施形態の構成および動作を説明した。しかし、これ
ら実施形態は、本発明の単なる例示に過ぎず、何ら本発
明を限定するものではない。本発明の要旨を逸脱するこ
となく、特定用途に応じて種々の変形変更が可能であ
る。
【0046】
【発明の効果】以上の説明から理解されるように、本発
明の遊技機によると、次のような実用上の顕著な効果を
奏することができる。まず、上受け皿の壁面に球抜き口
が形成されているので、上受け皿に所定の遊技球が貯留
され満杯になると、球抜き口を通してオーバーフローし
て下皿部材へ自動的に移送される。そこで、遊技機が大
当り状態でも、上受け皿内の遊技球が密集状態になっ
て、上受け皿内の遊技球に過大な押圧力が加えられるこ
とがなく、球詰りを生じることなく遊技球の流れが円滑
になる。さらに、このような球抜き口へ流入する遊技球
の円滑な動きは、遊技者とは何ら関連がないので、球詰
まりの回避または解消する操作を遊技者が行う必要がな
く、上受け皿の遊技球の貯留状態に注意をはらわなくて
もよいのである。
【0047】前記球抜き口は、例えば上皿部材の腰板に
貫通させて形成することにより実現することができる。
これにより、腰板の前面側に貯留される遊技球が上受け
皿内で満杯になると、上受け皿内の遊技球が球抜き口を
通して腰板の前面側から背面側に移動して、球抜き口の
後方に設ける球抜き流路を通って下皿部材へ移送される
ことになる。よって、上受け皿内の遊技球の密集状態を
解消して、遊技球の流れを円滑にして球詰まりの原因を
無くすことが可能となる。
【0048】また、球供給口付近に貯留される遊技球
は、上受け皿の比較的下流側に位置する。このため、上
受け皿内が遊技球で満杯になった状態においては、上受
け皿の上流側で貯留されている遊技球から、球供給口付
近に貯留される遊技球へ圧力が加わることになる。この
ように貯留球へ加わる圧力が高くなる貯留場所、すなわ
ち球抜き口を球供給口の近傍に配置すると、より効果的
に球技球同士に加わる圧力を軽減させることができると
共に、遊技球に加わる大きな圧力によってオーバーフロ
ー球を確実に遊技球貯留部へ移送可能である。
【0049】一方、球抜き口を球出口の近傍に配置する
と、球出口から供給された遊技球が、この球出口の縁部
まで貯留されたとき下皿部材の遊技球貯留部に移送され
るので、下流側に過多の遊技球が貯留されるのを回避可
能である。さらに、球出口側に球抜き口を形成した場合
には、特定の図柄の組合せにより大当りとなって多くの
遊技球が払出されるとき、遊技者の操作に関わらず、上
受け皿内に一定数の遊技球を球抜き口より下流側に残し
て、これ以外の遊技球を排出することが可能となる。こ
のとき、球抜き口を、球出口寄りに形成すると残る遊技
球数が多くなり、球供給口寄りに形成すると残る遊技球
が少なくなり、球抜き口を形成する場所に応じて、上受
け皿に残る遊技球の数は、調整可能である。
【0050】また、球抜き口を前方に膨出した壁面の下
流側に形成することにより、球出口から流下する遊技球
は球抜き口を迂回し、下流側から上流側へ向けて貯留さ
れる遊技球を確実にオーバーフローさせることが可能で
ある。このとき、球抜き口の上流側縁部が下流側縁部よ
り前方に突出することになるので、上受け皿に貯留され
る遊技球が比較的少量のときに、上受け皿を流下する遊
技球が球抜き口へ直接流れ込むことを防止することが可
能となる。
【0051】複数の球抜き口を横方向に並べて形成する
ことにより、何らかの原因で一方の球抜き口からオーバ
ーフローしなかった場合でも他の球抜き口からオーバー
フローするので一層確実にオーバーフローさせることが
可能である。更に、上受け皿部材が、比較的多量の遊技
球を貯留可能に設計されている場合、1つの球抜き口で
は、十分に遊技球の密集状態が解消できない場合でも、
前記球抜き口を複数形成することにより、球抜き口に流
れ込む遊技球の個数が多くなるので、遊技球が密集状態
になり難くなる。
【0052】さらに、球抜き口を回転扉部材で形成する
ことにより、通常状態では球抜き口を閉じ、異物などが
遊技球貯留部へ移送されるのを阻止し、オーバーフロー
する比較的高い遊技球の圧力を受けたとき、これら遊技
球を遊技球貯留部へ移送させることが可能になる。ま
た、通常は回転扉部材で球抜き口が閉じられているの
で、上受け皿に貯留される遊技球が比較的少量のとき
に、上受け皿を流下する遊技球が球抜き口へ直接流れ込
むことを防止することが可能となる。
【0053】回転扉部材は、例えば球抜き口の縁部分に
回転支軸を起立させて設け、この支軸を回転中心として
前後方向に回転(旋回)するよう構成することにより実
現できる。このような構成では、上受け皿内に貯留され
る遊技球が満杯になると、回転扉部材が遊技球で押され
て旋回することにより、球抜き口が開放され、この球抜
き口を通ってオーバーフローする遊技球が下皿部材へ流
下することになる。この場合、回転支軸を上受け皿の上
流側に設けることにより、球抜き口が上受け皿の下流側
から開放されることになるので、過度に圧力が加えられ
る下流側の遊技球を円滑に球抜き口へ案内することが可
能となる。
【0054】また、回転扉部材は、例えば球抜き口の縁
部分に回転支軸を水平方向に渡して設け、この支軸を回
転中心として前後方向に回転(旋回)するよう構成する
ことにより実現できる。このような構成では、上受け皿
内に貯留される遊技球が満杯になると、回転扉部材が遊
技中に押されて旋回することにより、球抜き口が開放さ
れ、この球抜き口を通ってオーバーフローする遊技球が
下皿部材へ流下することになる。この場合、回転扉部材
は、回転支軸に対して吊り下げられた状態となるので、
何ら回転扉部材への付勢手段を設けることなく、自重に
より常に球抜き口を閉塞するよう位置させることが可能
である。
【0055】ところで、上受け皿内の皿部分形状によっ
て、貯留される遊技球の球数が変化するので、満杯状態
で下流側の遊技球に加わる押圧力も変化する。つまり、
上受け皿の形状によって、遊技球同士での引掛かりによ
る球詰りの要因となる押圧力が変化する。このため、回
転扉部材を設ける場合、球抜き口を開放させる押圧力を
実際より大きく見積もると、満杯状態になっても遊技球
が球抜き口へ流入しなくなり、球抜き口を開放させる押
圧力を実際より小さく見積もると、満杯状態に至る迄に
球抜き口が開放する。
【0056】このため、回転扉部材は、通常状態で閉位
置に維持されるよう弾性部材により付勢させることによ
って、回転扉部材に対する付勢力が弾性部材の弾性係数
で定まるので、弾性部材を交換するだけで付勢力(閉塞
方向へ作用する力)を変更することができ、上受け皿の
皿部分形状に応じて容易に調整可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による遊技機の第1実施形態の主要部構
成を示す斜視図である。
【図2】図1に示す遊技機の変形例の主要構成を示す斜
視図である。
【図3】図1に示す遊技機の上皿部材の詳細説明図であ
り、(A)は上皿部材の裏面図であり、(B)は球抜き
流路の斜視図である。
【図4】本発明による遊技機の第2実施形態の主要部構
成を示す斜視図である。
【図5】図4に示す遊技機の上皿部材の上面図である。
【図6】本発明による遊技機の第3実施形態の球抜き口
部分の斜視図であり、(A)は扉部材の閉状態、(B)
は扉部材の開状態を示す。
【図7】本発明による遊技機の第4実施形態の球抜き口
部分の斜視図であり、(A)は扉部材の閉状態、(B)
は扉部材の開状態である。
【図8】図7に示す球抜き口の裏側から見た斜視図であ
る。
【図9】本発明による遊技機の第5実施形態の主要部構
成を示す斜視図である。
【図10】典型的な遊技機の上皿部材および下皿部材を
含む部分の斜視図である。
【符号の説明】
10 遊技機 20 遊技盤 30 上皿部材 31 上受け皿 32 正面壁(壁面) 33 球出口 34 球抜き口 38 球抜き流路 40 下皿部材 41 遊技球貯留部(遊技球貯留部) 34A 壁面の膨出部 34C、34E 回転支軸 34D、34F 扉部材

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上皿部材の上受け皿内の遊技球を、遊技
    球発射装置により遊技盤の遊技領域内に打ち込んで遊技
    するとともに前記上皿部材の下方に設けられた下皿部材
    の遊技球貯留部に前記上受け皿の遊技球を貯留する遊技
    機において、 前記上受け皿の壁面に形成された球抜き口と、該球抜き
    口および前記下皿の前記遊技球貯留部間を連通させる球
    抜き流路とを備えることを特徴とする遊技機。
  2. 【請求項2】 前記球抜き口は、前記上皿部材の腰板に
    形成されることを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 【請求項3】 前記球抜き口は、前記遊技球発射装置へ
    の遊技球供給口側の近傍に形成されることを特徴とする
    請求項1または2に記載の遊技機。
  4. 【請求項4】 前記球抜き口は、前記球出口の近傍に形
    成されることを特徴とする請求項1または2に記載の遊
    技機。
  5. 【請求項5】 前記球抜き口は、前記壁面の一部を前方
    に膨出させた膨出部の下流側に形成されることを特徴と
    する請求項1または2に記載の遊技機。
  6. 【請求項6】 前記壁面には、横方向に離間して複数の
    球抜き口が形成されることを特徴とする請求項1または
    2に記載の遊技機。
  7. 【請求項7】 前記球抜き口には、開閉する回転扉部材
    が設けられることを特徴とする請求項1ないし6の何れ
    かに記載の遊技機。
  8. 【請求項8】 前記回転扉部材は、遊技球の上流側で起
    立する回転支軸を中心に前後方向に回転するよう構成さ
    れることを特徴とする請求項7に記載の遊技機。
  9. 【請求項9】 前記回転扉部材は、水平に配置された回
    転支軸を中心に前後に回転するよう構成されることを特
    徴とする請求項7に記載の遊技機。
  10. 【請求項10】 前記回転扉部材は、弾性部材により付
    勢され、通常状態では閉位置に維持されることを特徴と
    する請求項7、8または9に記載の遊技機。
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