JP2003024506A - スロットマシン - Google Patents

スロットマシン

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JP2003024506A
JP2003024506A JP2001213990A JP2001213990A JP2003024506A JP 2003024506 A JP2003024506 A JP 2003024506A JP 2001213990 A JP2001213990 A JP 2001213990A JP 2001213990 A JP2001213990 A JP 2001213990A JP 2003024506 A JP2003024506 A JP 2003024506A
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JP2001213990A
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Futoshi Setoguchi
太 瀬戸口
Yuichi Ikeda
裕一 池田
Yosuke Shibata
洋介 柴田
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Takasago Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Takasago Electric Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 全ての遊技者が等しく取りこぼしを無くすこ
とができるような新規斬新な告知態様を備えたスロット
マシンを提供する。 【解決手段】 本発明は、複数種類の図柄を各列毎に変
動表示する図柄表示手段と、図柄変動表示を各列毎に停
止させる停止手段と、入賞に当選するか否かの抽選処理
を実行する入賞抽選手段とを備えたスロットマシンにお
いて、多色発光を可能とする表示手段と、音声発生手段
と、所定の入賞に当選した際、図柄表示手段の少なくと
も一の列において停止させるべき図柄あるいは停止目標
となる図柄に関連する図柄識別情報を告知すべく、該図
柄に対応する発光態様及び音声内容を選択して表示手段
及び/又は音声発生手段を制御するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数種類の図柄を
変動表示させることができる図柄表示部を備えたスロッ
トマシンに関する。
【0002】
【従来の技術】この種のスロットマシンは、始動レバー
を操作して三つのリールを回転始動させ(図柄表示手
段)た後、各リールに対応したストップボタンを押釦操
作してリールを停止させ(停止手段)、メダルの投入枚
数に応じて有効化された停止ライン上に特定の組み合わ
せ図柄が揃えば、その組み合わせ図柄に係る入賞が成立
して、その入賞の種類に応じて定められた所定枚数のメ
ダルが払い出される(入賞実行手段)。但し、ゲームに
おいては、始動レバーの操作によって内部的に抽選処理
が実行されており(入賞抽選手段)、この抽選結果が何
れかの入賞に当選して、その入賞の種類に応じたフラグ
が成立しなければ、ストップボタンの停止操作タイミン
グが適正であっても、その入賞に係る組み合わせ図柄を
揃えることができない。
【0003】ビックボーナスやレギュラーボーナスとい
った特別入賞に当選した場合は、一般的に、そのフラグ
成立ゲームにおいて特別入賞に係る組み合わせ図柄を揃
えられなくとも、ボーナスフラグは次ゲーム以降に持ち
越され、図柄が揃うまでチャンスは与えられる。従っ
て、ボーナスフラグが立っていることを的確に把握する
ことができない初級者は、フラグ成立ゲームから特別入
賞を成立させるまでに数多くのメダルを無駄に費やすこ
とになる。
【0004】また、特別入賞に当選する以前の最も頻繁
に行われる通常遊技では、小役入賞に当選した場合、ボ
ーナスフラグと異なり、小役フラグを次ゲーム以降に持
ち越せないため、100%の引き込みが保証された小役
入賞以外では、取りこぼしが発生して、メダル獲得の機
会を失うことになる。
【0005】そこで、最近のスロットマシンは、無駄な
メダル消費や取りこぼしを無くして、メダルの消費枚数
の減少やメダルの獲得枚数の増加を図る施策として、所
定のフラグが成立したことを遊技者に対して告知する、
いわゆる「フラグ告知機能」を搭載するようになってき
ている。フラグ告知機能としては、第4リール、ラン
プ、あるいは液晶表示器等を用いて告知するものが提供
されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のフラグ告知手段は、第4リールであれ、ランプであ
れ、液晶表示器であれ、一の告知シンボル(図柄、色
等)に対して二又はそれ以上の入賞を絡めて告知する場
合があり、告知シンボルと入賞に係る図柄とが一対一対
応していないことがある。例えば、ビックボーナスとレ
ギュラーボーナスとに共通する告知シンボルを用いた
り、これら特別入賞と一又は二の小役入賞とに共通する
告知シンボルを用いたりする場合等がある。従って、告
知が行われたからと言って、全く的外れな図柄を狙うこ
ともあるため、無駄なメダル消費や取りこぼしは依然と
して起こり得る。
【0007】この場合、小役入賞であれば、リールの図
柄配列等から特定の図柄を狙って取りこぼしを一掃でき
る、いわゆる「DDT打法」と呼ばれる攻略法が存在す
るが、特に初級者は、まずこのような攻略法の認識に乏
しく、全ての遊技者に対して有効な施策であるとは言え
ない。
【0008】そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなさ
れたもので、全ての遊技者が等しく取りこぼしを無くす
ことができるような新規斬新な告知態様を備えたスロッ
トマシンを提供することを課題とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明に係るスロットマ
シンは、上記課題を解決すべくなされたもので、請求項
1記載の如く、特定図柄及び非特定図柄を含む複数種類
の図柄を各列毎に変動表示する図柄表示手段と、該図柄
表示手段の図柄変動表示を各列毎に停止させる停止手段
と、入賞に当選するか否かの抽選処理を実行する入賞抽
選手段と、抽選結果が入賞に当選し且つ該入賞に係る組
み合わせ図柄が揃うことにより、入賞が成立して入賞処
理を実行する入賞実行手段とを備えたスロットマシンに
おいて、多色発光を可能とする表示手段と、音声発生手
段と、所定の入賞に当選した際、図柄表示手段の少なく
とも一の列において停止させるべき図柄あるいは停止目
標となる図柄に関連する図柄識別情報を告知すべく、該
図柄識別情報に対応する発光態様及び音声内容を選択し
て表示手段及び/又は音声発生手段の制御処理を実行す
る当選告知制御手段とを備えてなることを特徴とする。
【0010】上記構成からなるスロットマシンによれ
ば、所定の入賞に当選した際、状況に応じて、少なくと
も一の列において、入賞を成立させるための停止させる
べき図柄あるいは停止目標となる図柄に関連する図柄識
別情報が、表示手段による発光態様及び/又は音声発生
手段による音声内容によって告知される。従って、遊技
者は、発光態様のみを視覚的に認識するか、あるいは音
声内容のみを聴覚的に認識するか、あるいは両方を認識
することで、停止させるべき図柄あるいは停止目標とな
る図柄を認識し、この図柄を狙って図柄変動表示の停止
操作を行うこととなる。
【0011】また、本発明に係るスロットマシンは、請
求項2記載の如く、当選告知制御手段は、入賞抽選手段
を含む遊技制御手段から、抽選処理において当選した入
賞の種別に係る情報を入力して、停止させるべき図柄あ
るいは停止目標となる図柄に関連する図柄識別情報を告
知するための表示手段及び/又は音声発生手段の制御処
理を実行する構成を採用することができる。
【0012】かかる構成からなるスロットマシンによれ
ば、所定の入賞に当選した場合、その情報(コマンド
等)が遊技制御手段から当選告知制御手段に出力され
る。これを受けた当選告知制御手段は、如何なる発光態
様及び/又は音声内容にするかの告知演出処理を実行
し、この処理において表示手段及び/又は音声発生手段
の制御処理を実行する。即ち、遊技制御手段は、告知演
出処理には直接的に関与せず、あくまで抽選処理におい
て当選した入賞の種別に係る情報を出力するのみであ
り、遊技制御手段における負荷の軽減により、遊技処理
の遅延を防止することができる。また、告知演出処理を
遊技制御手段とは別の制御手段で負担することにより、
表示手段であれば、点灯パターン、点滅パターン、発光
色、発光色の切り替えパターン、あるいは点滅スピード
等の各種の発光態様、音声発生手段であれば、複数種類
の音声内容を選択して、バリエーションに富んだ告知演
出を実現することができる。
【0013】さらに、本発明に係るスロットマシンは、
請求項3記載の如く、図柄表示手段の二以上の列におい
てそれぞれ停止させるべき図柄あるいは停止目標となる
図柄に関連する図柄識別情報を告知するスロットマシン
であって、先の列の図柄変動表示の停止によって入賞が
成立しないと判断される場合、当選告知制御手段は、次
の列において停止させるべき図柄あるいは停止目標とな
る図柄に関連する図柄識別情報を告知するための表示手
段及び/又は音声発生手段の制御処理を実行しない構成
を採用することができる。
【0014】かかる構成からなるスロットマシンによれ
ば、先の列において停止させるべき図柄あるいは停止目
標となる図柄に関連する図柄識別情報を告知したが、図
柄変動表示の停止操作を誤った結果、当選した入賞を成
立させることが不可能であると判断された場合、次の列
に対する告知を行わない。従って、遊技者は、不要な告
知を受けずに済み、不要な告知による不快感を払拭する
ことができる。
【0015】また、本発明に係るスロットマシンは、請
求項4記載の如く、図柄表示手段の二以上の列において
それぞれ停止させるべき図柄あるいは停止目標となる図
柄に関連する図柄識別情報を告知するスロットマシンで
あって、各列毎に対応して表示手段が設けられてなる構
成を採用することができる。
【0016】かかる構成からなるスロットマシンによれ
ば、各列に対応して表示手段毎に停止させるべき図柄あ
るいは停止目標となる図柄に関連する図柄識別情報が告
知されるため、告知内容の視覚認識をより正確に行うこ
とができる。告知態様としては、図柄変動表示の開始
後、初回列の図柄変動表示の停止操作までの間に、各表
示手段による告知を一斉に行ってもよく、また、先の列
の図柄変動表示の停止操作後、次の列に対する告知をこ
の列に対応した表示手段で行うようにしてもよく、ま
た、図柄変動表示の開始前(例えば始動レバー操作後で
あってリール回転前の場合や、BET操作後であって始
動レバー操作前の場合など)に、各表示手段による告知
を一斉に又は一部行ってもよい。
【0017】さらに、本発明に係るスロットマシンは、
請求項5記載の如く、各表示手段が、連接し且つ図柄表
示手段の中間列の近傍に設けられてなる構成を採用する
のがより好ましい。
【0018】かかる構成からなるスロットマシンによれ
ば、表示手段の視認性が向上して、図柄表示と告知表示
との間の遊技者の視線の移動量を少なくすることができ
る。遊技者は、常時は図柄表示に視線を置いており、そ
の中でも中間列の図柄表示が遊技者の視線の中心となる
からである。従って、遊技者は、図柄表示に視線を合わ
せておけば、自然と告知表示が視界内に入るようになっ
ているため、図柄変動表示の停止操作に先立ち、告知表
示に積極的に視線を合わせる必要はなく、遊技者の身体
的負担を軽減することができる。
【0019】また、本発明に係るスロットマシンは、請
求項6記載の如く、表示手段が、各セグメント毎に多色
発光素子を備えた7セグメント表示部からなる構成を採
用することができる。
【0020】かかる構成からなるスロットマシンによれ
ば、表示手段により文字(アルファベットや数字等)を
表示させることで、その文字の意味内容を用いた別態様
の告知を行うことができるばかりでなく、告知とは別に
してその文字の意味内容を用いた表示を行うことができ
るようになる。例えばビックボーナスの消化ゲーム数、
ビックボーナスにおけるメダルの獲得枚数等の数字情報
や、スロットマシンにおける各所のエラーコードや、ア
シストタイムの実行回数(抽選処理によって予め定めら
れたアシストタイムの実行上限回数からのカウントダウ
ンではなく、カウントアップしてアシストタイムが何回
継続するかの否かの期待感を遊技者に持たせるようにし
てもよい)を表示することが考えられる。
【0021】さらに、本発明に係るスロットマシンは、
請求項7記載の如く、所定の入賞に係る組み合わせ図柄
は、所定の特定図柄と所定の非特定図柄との組み合わせ
からなり、しかも、所定の非特定図柄は、その列におけ
る所定の特定図柄の近傍に位置するものであり、当選告
知制御手段は、所定の特定図柄に関連する図柄識別情報
に対応する発光態様及び音声内容を選択して表示手段及
び/又は音声発生手段の制御処理を実行する構成を採用
することができる。
【0022】告知対象としては、同一種類の図柄を揃え
ることにより成立する入賞のみならず、所定の特定図柄
と所定の非特定図柄との組み合わせが揃うことにより成
立する入賞をも含んでいる。特定図柄とは、例えば特別
入賞に係る図柄をいい、非特定図柄とは、例えば小役入
賞に係る図柄等、特別入賞に係らない図柄をいう。これ
ら非特定図柄は、一般的には、特定図柄に比して図柄と
しての特徴部分が少なく、図柄変動表示中における視認
性が低いため、目押しが困難である。従って、これらの
非特定図柄を特定図柄の近傍に位置させておき、この特
定図柄を停止目標となる図柄として告知すれば、図柄変
動表示の引き込み制御を利用して入賞に係る非特定図柄
を停止させることが可能となるから、取りこぼしを無く
すことができる。
【0023】さらに、本発明に係るスロットマシンは、
請求項8記載の如く、所定の特定図柄は、基調色の異な
る少なくとも二種類以上の図柄からなり、所定の非特定
図柄は、その列における所定の特定図柄の種類に応じた
種類の図柄からなり、表示手段は、何れかの特定図柄の
基調色と同色発光する一方、音声発生手段は、何れかの
特定図柄の基調色の色名を発生する構成を採用すること
ができる。
【0024】かかる構成からなるスロットマシンによれ
ば、一の列に対しては、その何れかの特定図柄を直接停
止させ、他の列に対しては、非特定図柄を停止させるこ
とにより、入賞が成立するような場合、一の列は、例え
ば、基調色が赤色、緑色、青色の三種類の特定図柄を備
え、他の列は、例えば、基調色が緑色、青色の二種類の
特定図柄を備えるのであれば、他の列は、二種類の非特
定図柄を備え、且つ一方の非特定図柄が一方の特定図柄
の近傍に位置すると共に、他方の非特定図柄が他方の特
定図柄の近傍に位置するように設定される。かかる設定
では、一の列に対しては、何れかの特定図柄を停止させ
るべき図柄として告知すると共に、他の列に対しては、
何れかの特定図柄を停止目標となる図柄として告知す
る。これにより、三種類の特定図柄と二種類の非特定図
柄との組み合わせパターンから得られる複数種類の小役
入賞のうち、抽選処理に当選した入賞を確実に成立させ
ることができ、取りこぼしを無くして、数多くの遊技媒
体(メダルに限らず、スロットマシンの遊技を実行させ
るもの全てを含む)を大量に獲得することができる。
【0025】また、本発明に係るスロットマシンは、請
求項9記載の如く、図柄識別情報は、図柄固有の色情報
である構成を採用することができる。かかる構成によ
り、停止させるべき図柄あるいは停止目標となる図柄自
体を把握していないような例えば初級者であっても、図
柄変動により不鮮明に(ぼやけて)表示される各図柄の
うち、色情報に対応した色を備えた図柄を停止させるべ
き図柄あるいは停止目標となる図柄として観念すること
ができる。即ち、図柄の種類に関わらず、告知された色
に対応する色の図柄を狙って図柄変動表示の停止操作を
行えば、取りこぼしを無くすことができる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るスロットマシ
ンの一実施形態について図面を参酌しつつ説明する。
【0027】図1は、本実施形態に係るスロットマシン
の正面図を示す。該スロットマシンは、筐体1の前面に
設けられた中間パネル2に、縦長のリール表示窓4が三
つ横並びした図柄表示部3を形成すると共に、筐体1内
に、各リール表示窓4の形成位置に対応させてリール5
を三つ配置した構成となっている。
【0028】各リール5の外周面には、文字、数字、図
形、キャラクターなどの複数種類の図柄(図2を用いて
後述する)を表示したリールテープが貼着されており、
リール5,…の回転中は、それぞれの外周面に表示され
た図柄がリール表示窓4内に次々に現れる一方、リール
5,…を停止させた時は、各リール5の例えば三コマ分
の図柄が、図柄表示部3に設定された上、中、下、右上
がり及び右下がりの五本の停止ラインL,…上に整列し
た状態で表示される。尚、通常の円形のリール以外に、
液晶表示器や、プーリに巻回されて周回するベルト式リ
ールテープを使用してもよい。
【0029】停止ラインLは、メダル投入口6から投入
されたメダルの投入枚数やBETボタン7の押釦操作に
応じて有効化される。例えば一枚のメダルが賭けられた
時は、中央の横一本の停止ラインLが有効となり、二枚
のメダルが賭けられた時は、上、中、下の横三本の停止
ラインL,…が有効となり、三枚のメダルが賭けられた
時は、五本全ての停止ラインL,…が有効となる。
【0030】そして、中間パネル2の下方の張り出し面
上に設けられた始動レバー8を操作して、三つのリール
5,…が回転始動した後、各リール5に対応して設けら
れたストップボタン9を押釦操作すれば、三つのリール
5,…が順次停止するようになっている。この時、メダ
ルの賭け枚数により有効となった停止ラインL,…上に
特定の組み合わせ図柄が揃えば、その組み合わせ図柄に
応じた入賞が成立し、その入賞の種類に応じて定められ
た所定枚数のメダルが払い出される。
【0031】図2は、リール5の外周面に貼着されたリ
ールテープ5aの展開図を示す。各リールテープ5a
は、三つのリール5,…に対応して、左から左リール
用、中リール用、右リール用の三種類が用意され、それ
ぞれ上端部分及び下端部分が互いに接続されて環状とな
る樹脂製シートである。図柄は、三種類の特定図柄A
1,A2,A3と、四種類の非特定図柄B1,B2,B
3,B4との合計七種類が用意され、これらを適宜選択
して各リールテープ5aに合計二十一個の図柄を配置し
ている。
【0032】特定図柄A1は、ビッグボーナス用の図柄
であり、三つの特定図柄A1,…が有効ラインL上に揃
うと、ビッグボーナス入賞が成立して、メダルを1枚投
入して所定枚数のメダルの払い出しを受ける、いわゆる
「ボーナスゲーム(特別遊技モード)」と、このボーナ
スゲームの合間においてメダルを3枚投入して小役入賞
を狙う、いわゆる「小役ゲーム(通常遊技モード)」と
の組みあわせが2乃至3セット行われる。尚、小役ゲー
ムからボーナスゲームへの移行は、三つの非特定図柄B
4,…が有効ラインL上に揃うことによって行われる。
【0033】特定図柄A2は、レギュラーボーナス用の
図柄であり、三つの特定図柄A2,…が有効ラインL上
に揃うと、レギュラーボーナス入賞が成立して、上記ボ
ーナスゲームが一回行われる。
【0034】特定図柄A3は、アシストタイム抽選用の
図柄であり、左リール5の特定図柄A3と中及び右リー
ル5の非特定図柄B3とが有効ラインL上に揃うと、こ
のアシストタイム(後述する)を実施するか否かの抽選
が行われる。
【0035】このように、左リール5の特定図柄A1,
A2,A3は、ビックボーナス入賞、レギュラーボーナ
ス入賞、アシストタイム抽選の何れかを成立させるため
の必要条件であり、左リール5においては、特定図柄A
1が間に非特定図柄B2を一個挟んで二個(2番、4
番)、特定図柄A2が間に非特定図柄B2を一個挟んで
二個(9番、11番)、特定図柄A3が間に非特定図柄
B2を一個挟んで二個(16番、18番)、それぞれ配
置されている。
【0036】しかも、各特定図柄A1,A2,A3の群
は、リール5の周方向の略等分位置(本実施において
は、三等分位置)に配置、詳しくは、特定図柄A1の群
と特定図柄A2の群との間(5〜8番)、特定図柄A2
の群と特定図柄A3の群との間(12〜15番)、特定
図柄A3の群と特定図柄A1の群との間(19〜1番)
のそれぞれに、同一個数の非特定図柄B1,B4が同一
並びで配置されている。
【0037】また、中リール5においては、特定図柄A
1が二個並んで(2番、3番)、特定図柄A2も二個並
んで(13番、14番)配置され、且つ各特定図柄A
1,A2の群がリール5の周方向の略等分位置(本実施
形態においては、二等分位置)に配置され、さらに、右
リール5においては、特定図柄A1が一個(2番)、特
定図柄A2も一個(12番)配置され、且つ各特定図柄
A1,A2の群がリール5の周方向の略等分位置(本実
施形態においては、二等分位置)に配置されている。
【0038】非特定図柄B1,B2,B4は、小役用の
図柄であり、左リール5の特定図柄A1,A2,A3の
何れかと中及び右リール5の非特定図柄B1,B2の何
れかとが有効ラインL上に揃うと、定められた枚数のメ
ダルの払い出しを受け(「メイン小役入賞」と称す
る)、また、左リール5の非特定図柄B2が有効ライン
L上に揃うと、定められた枚数のメダルの払い出しを受
け(いわゆる「チェリー入賞」)、また、三つの非特定
図柄B4,…が有効ラインL上に揃うと、メダルの払い
出しは無く、その代わりにメダルを消費せず、もう一ゲ
ーム実施できる(いわゆる「リプレイ入賞」)ようにな
っている。
【0039】ところで、スロットマシンは、始動レバー
8を操作する度(1ゲーム毎)に制御部の乱数発生器で
抽選を行い、その抽選結果に応じて有効ライン上に並ば
せる図柄の組み合わせ(入賞)を決定するという完全確
率方式を採用している。
【0040】入賞は、上述の如く、ビッグボーナス、及
びレギュラーボーナスといった特別入賞、アシストタイ
ム抽選といった特殊入賞、そして、左リール5における
三種類の特定図柄A1,A2,A3と、中リール5にお
ける二種類の非特定図柄B1,B2と、左リール5にお
ける二種類の非特定図柄B1,B2との組み合わせによ
る十二種類のメイン小役入賞、チェリー入賞、及びリプ
レイ入賞といった小役入賞からなる十七種類の入賞が用
意されており、抽選処理において何れかの入賞に当選す
ると、その入賞に応じた個別のフラグが付与される
(「フラグが立つ」と呼ばれるもの)ようになってい
る。尚、特別入賞に係るフラグは、特別入賞が成立する
まで持ち越され、その他のフラグは、そのゲームにおい
てのみ有効とされている。
【0041】従って、実際には、フラグが立っていない
と、ストップボタン9,…を押すタイミングが正しくて
も、特定の組み合わせ図柄を揃える(入賞を成立させ
る)ことはできない。逆に言えば、フラグが立っている
(ことがわかる)と、ストップボタン9,…を押すタイ
ミングさえ正しければ、特定の組み合わせ図柄を揃える
(入賞を成立させる)ことは可能となる。
【0042】但し、全ての遊技者が入賞に係る図柄を正
確に狙うことは困難であるため、スロットマシンは、フ
ラグが立つと、その図柄を引き込むようなリール制御を
行う。これは、いわゆる「図柄の引き込み」と呼ばれる
もので、入賞に係る図柄を有効ラインL上に狙えなくと
も、その図柄の手前最大四コマまでの範囲でストップボ
タン9を押すと、入賞に係る図柄が有効ラインL上に滑
り込むようにリール5が制御される。
【0043】特別入賞は、図柄A1,A2が図柄A3と
共に他の図柄と比して横幅が広く、特徴的な形態を有し
ているため、フラグが立っていることがわかると、比較
的簡単に成立させる(いわゆる「目押し」)ことができ
る。また、リプレイ入賞は、図柄B4が必ず有効ライン
Lに引き込まれるような配置態様(引き込み率が100
%)となっているため、フラグが立つと、必ず成立する
ようになっている。
【0044】一方、メイン小役入賞は、引き込み率の関
係で、フラグが立っても、100%成立させることはで
きない。しかしながら、メイン小役入賞は、抽選処理に
おいて、十二種類のうちの何れかがかなりの高確率で当
選するようになっているため、通常遊技中においては、
フラグが立ったにも関わらず、入賞を成立させることが
できないという事態(いわゆる「取りこぼし」)がかな
りの頻度で発生していることとなる。
【0045】アシストタイムとは、所定ゲーム数に亘っ
て、十二種類のメイン小役入賞の何れに当選したかをラ
ンプや音声で知らせることにより、取りこぼしを無くし
て、メダルの獲得枚数を増やそうとするサービス遊技期
間をいう。具体的には、アシストタイム中は、左リール
5に対しては、特定図柄A1,A2,A3の何れを狙う
かが告知され、中リール5に対しては、特定図柄A1,
A2の何れを狙うかが告知され、右リール5に対して
も、特定図柄A1,A2の何れかを狙うかが告知される
ようになっている。
【0046】中リール5及び右リール5において、非特
定図柄B2は、特定図柄A1の近傍に配置されているた
め、該特定図柄A1を狙えば、非特定図柄B2が有効ラ
インL上に引き込まれるようになっており、一方、非特
定図柄B1は、特定図柄A2の近傍に配置されているた
め、該特定図柄A2を狙えば、非特定図柄B1が有効ラ
インL上に引き込まれるようになっている。従って、例
えば「特定図柄A1−非特定図柄B2−非特定図柄B
1」のフラグが立てば、「特定図柄A1−特定図柄A1
−特定図柄A2」の告知が行われる。
【0047】このように、アシストタイムは、左リール
5に対しては、狙うべき図柄を直接的に告知し、中リー
ル5及び右リール5に対しては、狙うべき図柄をその近
傍における特定図柄を以て間接的に告知するものであ
り、何れのリール5にあっても、比較的に視認しやすい
特定図柄A1,A2,A3を目押しの目標(ターゲッ
ト)としているため、経験や動態視力の相違に関わら
ず、全ての遊技者が当選したメイン小役入賞を比較的簡
単に成立させることが可能となる。
【0048】図1に戻り、中間パネル2の上部中央領域
に設けられた表示器10は、上記アシストタイムにおけ
る図柄告知に用いられる表示器である。該表示器10
は、7個のセグメントからなる表示部が横並びに三つ設
けられたディジタル表示器であり、各セグメント毎に発
光素子(図示しない)が設けられている。該発光素子
は、赤色用、緑色用及び青色用のLEDチップを備え、
これらの点灯制御により、赤色、緑色、青色、水色、黄
色、紫色、白色からなる7色の発光態様を有する多色発
光素子であり、各表示部毎、あるいは表示部の各セグメ
ント毎に異なる色の発光が可能となっている。
【0049】表示器10のうち、左側の表示部は、左リ
ール5に対応し、中央の表示部は、中リール5に対応
し、右側の表示部は、右リール5に対応している。ま
た、特定図柄A1が例えば緑色系の色彩を基調とする図
柄であれば、該特定図柄A1の色彩に対応して表示部が
緑色に発光し、特定図柄A2が例えば青色の色彩を基調
とする図柄であれば、該特定図柄A2の色彩に対応して
表示部が青色に発光し、特定図柄A3が例えば赤色の色
彩を基調とする図柄であれば、該特定図柄A3の色彩に
対応して表示部が赤色に発光するようになっている。
尚、この際、表示部で発光表示される文字(アルファベ
ットや数字)の内容は告知とは無関係とする。
【0050】また、筐体1の上方左右には、光による告
知と合わせて、音声による告知を実施するためのスピー
カ11,11が設けられている。特定図柄A1であれ
ば、該特定図柄A1の色彩に対応して「ミ・ド・リ」と
いう具合に色彩の名称が人声音(機械音であってもよ
い)で発音され、特定図柄A2であれば、該特定図柄A
2の色彩に対応して「ア・オ」という具合に色彩の名称
が発音され、特定図柄A3であれば、該特定図柄A3の
色彩に対応して「ア・カ」という具合に色彩の名称が発
音されるようになっている。
【0051】図3は、本実施形態に係るスロットマシン
の電気的な構成のブロック図を示す。スロットマシン
は、遊技内容に関する制御、演算の主体であるCPU2
6、遊技制御プログラムが記憶されるROM27、デー
タの読み書きに用いられるRAM28及び乱数発生器2
9を有する主制御部(主制御基板)25を備えている。
【0052】CPU26には、バス30を介して各種の
入出力部が接続されている。入力部としては、BETボ
タン7、始動レバー8、3つのストップボタン9,…な
どが接続され、これらの信号がCPU26に入力される
ようになっている。出力部としては、3つのリール5,
…の回転始動・停止・引き込みを実行するリール駆動部
32、入賞の種類に応じたメダルの払い出しを行うメダ
ル払出部33などが接続されている。
【0053】また、スロットマシンは、周辺出力部の制
御、演算の主体であるCPU36、各種制御プログラム
が記憶されるROM37、データの読み書きに用いられ
るRAM38及び乱数発生器(但しソフト的なものであ
ってもよい)39を有するサブ制御部(サブ制御基板)
35を備えている。該サブ制御部35は、バス30,4
0同士が接続されて、主制御部25から各種の制御信号
が入力されるようになっている。
【0054】CPU36には、リール5の背面に配さ
れ、各リール表示窓4のそれぞれ三コマの図柄を個別に
照明するバックライト41、筐体1の上部に配され、エ
ラー表示や特別入賞時の光演出を行う上部ランプ42、
上述の告知用の表示器10等の各種ランプや、音声制御
基板41を介してスピーカ11などが接続され、各種ラ
ンプは、CPU36の制御下、スピーカ11は、CPU
36から制御信号を入力する音声制御基板43のCPU
の制御下に置かれている。
【0055】図4は、アシストタイムに当選した場合の
遊技の流れを示すフローチャートである。左リール5の
特定図柄A3と中及び右リール5の非特定図柄B3とが
有効ラインL上に揃うと、サブ制御部35の乱数発生器
39を用いてCPU36がアシストタイムを実施しない
場合も含めて何ゲーム実施するかの抽選を行う。以下の
説明においては、アシストタイムの継続回数をNゲーム
とする。
【0056】まず、遊技者が所定枚数のメダルを投入し
て、始動レバー8を操作する(S10)と、主制御部2
5の乱数発生器29による抽選を行う(S20)と共
に、アシストタイムのフラグをセットする(S30)。
この抽選結果が特別入賞に当選する(S40)と、対応
するフラグ(BB入賞用のFBBかRB入賞用のFRB)を
セットする(S50)。また、抽選結果がメイン小役入
賞に当選する(S60)と、対応するフラグ(十二種類
のメイン小役入賞用のFSP01〜FSP12)をセットする
(S70)。また、抽選結果がその他の小役入賞に当選
する(S80)と、対応するフラグ(チェリー入賞用の
SP13とリプレイ入賞用のFSP14)をセットする(S9
0)。
【0057】しかる後、リール5,…を回転始動させ
(S100)、第一リール(本実施形態では、左リー
ル)5に対する表示告知処理を実施する(S110)と
共に、該リール5に対する音声告知処理を実施する(S
120)。例えば、抽選処理により、「特定図柄A1−
非特定図柄B2−非特定図柄B1」からなるメイン小役
入賞に当選すれば、表示器10の左側の表示部が「緑
色」に発光すると共に、スピーカ11から「ミ・ド・
リ」という音声が発される。そこで、遊技者は、左側の
リール表示窓4に特定図柄A1が通過するタイミングを
見計らって左側のストップボタン9を押釦操作すればよ
い。
【0058】次に、左側のストップボタン9の押釦操作
により第一リール5が停止する(S130)と、第二リ
ール(本実施形態では、中リール)5に対する表示告知
処理を実施する(S140)と共に、該リール5に対す
る音声告知処理を実施する(S150)。上記当選例に
よれば、表示器10の中央の表示部が「緑色」に発光す
ると共に、スピーカ11から「ミ・ド・リ」という音声
が発される。そこで、遊技者は、中央のリール表示窓4
に特定図柄A1が通過するタイミングを見計らって中央
のストップボタン9を押釦操作すれば、左側のリール表
示窓4における特定図柄A1を通る有効ラインL上に非
特定図柄B2が引き込まれることとなる。尚、第一リー
ル5の停止操作タイミングを誤って特定図柄A1が左側
のリール表示窓4に停止しなければ、取りこぼしが発生
したとして、第二リール5に対する告知は行われない。
【0059】次に、中央のストップボタン9の押釦操作
により第二リール5が停止する(S160)と、第三リ
ール(本実施形態では、右リール)5に対する表示告知
処理を実施する(S170)と共に、該リール5に対す
る音声告知処理を実施する(S180)。上記当選例に
よれば、表示器10の右側の表示部が「青色」に発光す
ると共に、スピーカ11から「ア・オ」という音声が発
される。そこで、遊技者は、右側のリール表示窓4に特
定図柄A2が通過するタイミングを見計らって右側のス
トップボタン9を押釦操作すれば、左側のリール表示窓
4における特定図柄A1及び中央のリール表示窓4にお
ける非特定図柄B2を通る有効ラインL上に非特定図柄
B1が引き込まれることとなる。尚、第二リール5の停
止操作タイミングを誤って非特定図柄B2が有効ライン
L上に停止しなければ、取りこぼしが発生したとして、
第三リール5に対する告知は行われない。
【0060】しかる後、全リールが停止する(S19
0)と、各停止ラインL上に何れかの図柄で組み合わさ
れた並びが展開される。そして、有効ライン上に、例え
ば「特定図柄A1−特定図柄A1−特定図柄A1」から
なる特別入賞図柄が並んだ場合(S200)、特別入賞
が成立して、特別入賞処理を実行し(S210)、これ
が終わって対応するフラグをリセットする(S22
0)。一方、小役入賞に係る特定の組み合わせ図柄が並
んだ場合(S230)、小役入賞が成立して、小役入賞
処理を実行し(S240)、これが終わって対応するフ
ラグをリセットする(S250)。
【0061】そして、アシストタイムの回数カウンタに
1を加算し(S260)、これらS10〜S260の処
理を回数カウンタがN回になる(S270)まで繰り返
す。回数カウンタがN回となれば、アシストタイムが終
了したとして、アシストタイムのフラグをリセットして
(S280)、通常遊技に復帰する。尚、通常遊技と
は、表示器10による表示告知やスピーカ11による音
声告知を継続して行わない遊技状態をいい、例えば図4
において、S30,S110,S120,S140,S
150,S170,S180,S260,S270を無
くしたフローに準ずるフローを繰り返し実施する遊技状
態をいう。
【0062】以上のように、本実施形態に係るスロット
マシンは、色の変化と音声内容の変化とによって、左リ
ール5に対しては、特定図柄A1,A2,A3の何れか
一つを有効ラインL上に停止させるべき図柄として告知
し、中リール5及び右リール5に対しては、特定図柄A
1,A2の何れかを有効ラインL上に停止目標となる図
柄として告知することにより、アシストタイムにおける
メイン小役入賞の取りこぼしを無くすことができる。
【0063】但し、本実施形態において、上記告知は、
アシストタイムにおいてのみ実施されるものではない。
ビックボーナス入賞における小役ゲームにおいても実施
されるようになっている。但し、この場合、告知が小役
ゲーム毎に必ず実施されるわけではなく、主制御部25
による内部抽選処理においてビックボーナス入賞に当選
した際、この情報を受けたサブ制御部35がどのパター
ンで告知を行うかを抽選するものであり(表1参照)、
この抽選結果に従って告知が行われる。ビックボーナス
入賞における小役ゲームの遊技の流れは、例えば図4に
おいて、特別入賞を含まないテーブルを用いて抽選処理
を行う(S20)と共に、S30,S40,S50,S
200,S210,S220,S260,S270を無
くしたフローに準ずるフローを繰り返し実施する遊技状
態となっている。尚、抽選結果は、表1に示す何れかの
色が、7色発光素子を備えて中間パネル2の上方左方領
域に設けられた抽選結果表示器12(図1参照)に表示
されることで遊技者が確認できるようになっている。
【0064】
【表1】
【0065】また、表1において、ボーナスゲームにお
ける告知は、上記告知態様とは異なり、三つのストップ
ボタン9,…の押し順を音声(例えば「ミ・ギ」や「ナ
・カ」や「ヒ・ダ・リ」など)で告知するものである。
告知された順番でストップボタン9,…を押したなら
ば、三つの非特定図柄B4,…が中央の有効ラインL上
に揃って、例えば10枚のメダルの払い出しを受ける
が、告知された順番でストップボタン9,…を押さなか
った場合、左リール5の非特定図柄B2が中央の有効ラ
インL上に揃って、上記よりも少ない、例えば3枚のメ
ダルの払い出しを受けるようになっている。尚、ボーナ
スゲームにおける押し順告知は、表示器10で行っても
よい。具体的には、表示器10の三つの表示部のうち、
最初に停止させる必要のあるリール5に対応した表示部
が点灯(点滅)するよう制御されればよい。
【0066】そして、その他の事項も本発明の要旨を逸
脱しない範囲で種々の変更が可能である。
【0067】例えば、表示部10、スピーカ12の位置
は、特に限定されるものではないが、表示部10につい
ては、遊技者の視線が集中しやすい中リール5の上下近
傍位置に設けるのがより好ましい。
【0068】また、中及び右リール5における特定図柄
A1,A2の数は、左リール5における特定図柄A1〜
A3の数よりも少ないが、同数であってもよく、左リー
ル5における数よりも多くてもよい。また、中及び左リ
ール5における特定図柄は、左リール5における特定図
柄とは基調色の異なる異種の図柄であってもよい。ま
た、メイン小役入賞に係る特定図柄は、中リール5や右
リール5におけるものであってもよい。
【0069】さらに、各リール5に対応して表示部を三
つ設けることは必須ではなく、一つのみ設けて、これを
各リール5の告知に際して各リール5毎に順次切り替え
るようにしてもよい。
【0070】また、音声告知は、各リール5の停止操作
前に各リール5毎に行うものでなく、始動レバー8を操
作した際に、全てのリール5に対する告知を一斉に行っ
てもよい。例えば、左リール5から右リール5に向かっ
てストップボタン9,…を押す(いわゆる「順押し」)
ことを要求するスロットマシンであれば、「ミ・ド・リ
−ミ・ド・リーア・オ」という具合である。
【0071】さらに、告知があったにも関わらず、目押
しに失敗した場合、次のリール5に対する告知は中止す
るようにしてもよい。この場合、表示告知と音声告知の
両方を中止してもよいし、例えば音声告知のみを中止
し、表示部10の表示色を白色など非告知状態に戻して
停止操作が失敗したことを遊技者に知らしめるようにし
てもよい。
【0072】また、表示部10としては、図柄表示部3
とは異なる領域に設けるものだけでなく、例えば各リー
ル5のバックライト41を表示部として用いてもよい。
例えば、左リール5の告知に際しては、該左リール5の
バックライトが例えば緑色に点灯(点滅)し、中リール
5の告知に際しては、該中リール5のバックライトが例
えば緑色に点灯(点滅)し、右リール5の告知に際して
は、該右リール5のバックライトが例えば青色に点灯
(点滅)するといった具合である。かかる場合、図柄表
示と告知表示との間の遊技者の視線の移動は無くなるか
ら、遊技者の身体的疲労が少ないという点で、音声告知
を無くして表示告知のみを行ってもよい。一方、表示告
知を無くして音声告知のみを行ってもよい。
【0073】さらに、上記実施形態においては、抽選処
理において入賞に当選すると、必ず告知を行うようにし
ているが、これに限定されず、ある確率を以て告知を行
うことや、抽選処理において入賞に当選していないのに
告知を行うようにしてもよい(いわゆる「ガセ告
知」)。
【0074】
【発明の効果】以上の如く、本発明に係るスロットマシ
ンは、多色発光を可能とする表示手段と、音声発生手段
と、所定の入賞に当選した際、図柄表示手段の少なくと
も一の列において停止させるべき図柄あるいは停止目標
となる図柄に関する図柄識別情報を告知すべく、該図柄
に対応する発光態様及び音声内容を選択して表示手段及
び/又は音声発生手段のそれぞれ制御処理を実行する当
選告知制御手段とを備えたため、遊技者は、入賞の種別
を明確に把握することができ、取りこぼしを無くすこと
ができる。
【0075】また、表示手段及び音声発生手段の両方を
併用する場合は、遊技者は、例えば、図柄表示と告知表
示との間の視線の移動に疲れた場合は、音声に基づく告
知内容を把握する一方、遊技場内の雑音等によって音声
の聞き漏らしがあった場合は、発光態様に基づく告知内
容を把握することができる。即ち、視覚認識と音声認識
を併用する場合、図柄表示と告知表示との間の視線の切
り替えによる遊技者の身体的疲労を少なくしつつ、遊技
者が告知内容を正確に認識することが可能となるという
効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るスロットマシンの正
面図を示す。
【図2】同実施形態の図柄配置パターンを示す。
【図3】同実施形態のスロットマシンの電気的構成のブ
ロック図を示す。
【図4】同実施形態のアシストタイムにおけるゲームの
流れに関するフローチャートを示す。
【符号の説明】
1…筐体、2…中間パネル、3…図柄表示部、4…リー
ル表示窓、5…リール、5a…リールテープ、6…メダ
ル投入口、7…BETボタン、8…始動レバー、9…ス
トップボタン、10…表示器、11…スピーカ、12…
抽選結果表示器、25…主制御部、26…CPU、27
…ROM、28…RAM、29…乱数発生器、30…バ
ス、32…リール駆動部、33…メダル払出部、35…
サブ制御部、36…CPU、37…ROM、38…RA
M、39…乱数発生器、40…バス、41…バックライ
ト、42…上部ランプ、43…音声制御基板
フロントページの続き (72)発明者 柴田 洋介 大阪府大阪市中央区南船場2丁目9番14号 高砂電器産業株式会社内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 特定図柄及び非特定図柄を含む複数種類
    の図柄を各列毎に変動表示する図柄表示手段と、該図柄
    表示手段の図柄変動表示を各列毎に停止させる停止手段
    と、入賞に当選するか否かの抽選処理を実行する入賞抽
    選手段と、抽選結果が入賞に当選し且つ該入賞に係る組
    み合わせ図柄が揃うことにより、入賞が成立して入賞処
    理を実行する入賞実行手段とを備えたスロットマシンに
    おいて、多色発光を可能とする表示手段と、音声発生手
    段と、所定の入賞に当選した際、図柄表示手段の少なく
    とも一の列において停止させるべき図柄あるいは停止目
    標となる図柄に関連する図柄識別情報を告知すべく、該
    図柄識別情報に対応する発光態様及び音声内容を選択し
    て表示手段及び/又は音声発生手段の制御処理を実行す
    る当選告知制御手段とを備えてなることを特徴とするス
    ロットマシン。
  2. 【請求項2】 当選告知制御手段は、入賞抽選手段を含
    む遊技制御手段から、抽選処理において当選した入賞の
    種別に係る情報を入力して、停止させるべき図柄あるい
    は停止目標となる図柄に関連する図柄識別情報を告知す
    るための表示手段及び/又は音声発生手段の制御処理を
    実行する請求項1記載のスロットマシン。
  3. 【請求項3】 図柄表示手段の二以上の列においてそれ
    ぞれ停止させるべき図柄あるいは停止目標となる図柄に
    関連する図柄識別情報を告知するスロットマシンであっ
    て、先の列の図柄変動表示の停止によって入賞が成立し
    ないと判断される場合、当選告知制御手段は、次の列に
    おいて停止させるべき図柄あるいは停止目標となる図柄
    に関連する図柄識別情報を告知するための表示手段及び
    /又は音声発生手段の制御処理を実行しない請求項1又
    は2記載のスロットマシン。
  4. 【請求項4】 図柄表示手段の二以上の列においてそれ
    ぞれ停止させるべき図柄あるいは停止目標となる図柄に
    関連する図柄識別情報を告知するスロットマシンであっ
    て、各列毎に対応して表示手段が設けられてなる請求項
    1乃至3の何れかに記載のスロットマシン。
  5. 【請求項5】 各表示手段が、連接し且つ図柄表示手段
    の中間列の近傍に設けられてなる請求項4記載のスロッ
    トマシン。
  6. 【請求項6】 表示手段が、各セグメント毎に多色発光
    素子を備えた7セグメント表示部からなる請求項4又は
    5記載のスロットマシン。
  7. 【請求項7】 所定の入賞に係る組み合わせ図柄は、所
    定の特定図柄と所定の非特定図柄との組み合わせからな
    り、しかも、所定の非特定図柄は、その列における所定
    の特定図柄の近傍に位置するものであり、当選告知制御
    手段は、所定の特定図柄に関連する図柄識別情報に対応
    する発光態様及び音声内容を選択して表示手段及び/又
    は音声発生手段の制御処理を実行する請求項3乃至6の
    何れかに記載のスロットマシン。
  8. 【請求項8】 所定の特定図柄は、基調色の異なる少な
    くとも二種類以上の図柄からなり、所定の非特定図柄
    は、その列における所定の特定図柄の種類に応じた種類
    の図柄からなり、表示手段は、何れかの特定図柄の基調
    色と同色発光する一方、音声発生手段は、何れかの特定
    図柄の基調色の色名を発生する請求項7記載のスロット
    マシン。
  9. 【請求項9】 図柄識別情報は、図柄固有の色情報であ
    る請求項1乃至8の何れかに記載のスロットマシン。
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