JP4483276B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、遊技に連係して、遊技者に付与すべき特典である付与特典を抽選すると共に、付与特典の内容を表示する遊技機に関する。
従来より、パチンコ遊技機の1つとして、遊技球が入賞する毎に、「大当たり」か否かを抽選し、遊技盤上に設けられたディスプレイに表示している複数の図柄を変動表示させることによって、その抽選結果を遊技者に示すパチンコ遊技機が開発されている(例えば、特許文献1を参照。)。
このパチンコ遊技機では、一般的に、抽選結果が「大当たり」である場合には、同一の図柄が揃った状態で図柄を停止表示させる一方、抽選結果が「はずれ」である場合には、同一の図柄が不揃いな状態で図柄を停止表示させる。そして、抽選結果が「大当たり」である場合には、図柄を停止表示させたのちに、遊技球の入賞に応じて遊技者に多くの賞球を提供する大当たり遊技を一定期間実行する。
ところで、このパチンコ遊技機では、大当たり遊技終了後の遊技における「大当たり」の発生率を通常よりも高く設定することを示す「確率変動当たり」と、大当たり遊技終了後の遊技における「大当たり」の発生率を通常どおりに設定することを示す「通常当たり」とが「大当たり」として設定されている。そして、「確率変動当たり」と「通常当たり」とを示す図柄がそれぞれ個別に設定されており、「確率変動当たり」の場合には、「確率変動当たり」を示す同一の図柄が揃った状態で図柄を停止表示させる一方、「通常当たり」の場合には、「通常当たり」を示す同一の図柄が揃った状態で図柄を停止表示させる。
特開2003−251028号公報(段落[0031]〜[0032]、図3)
ここで、上述した従来のパチンコ遊技機では、上述のように、「確率変動当たり」であるのか「通常当たり」であるのかを、図柄の種類で示していたため、各図柄がどちらの「大当たり」に該当するのかを遊技者が予め把握しておかなければならなかった。つまり、予め把握しておかなければ、「大当たり」が発生した際に、どちらの「大当たり」が発生したのかを一見して把握することが困難だったのである。
そして、これに起因して、遊技者が「確率変動当たり」と「通常当たり」とを反対に誤認する可能性があり、特に、「通常当たり」であるにも関わらず、「確率変動当たり」であると誤認した場合には、「通常当たり」であることを知った際に遊技者に大きな失望感を与え、遊技を継続する意欲を損なわせてしまうことが考えられる。
そこで、本発明は、遊技者に付与した特典の内容を遊技者に誤認させてしまうことを防止可能な遊技機を提供することを目的とする。
上記目的を達成するためになされた請求項1記載の発明は、始動入賞装置の始動口への遊技球の入賞タイミングに基づいて、予め設定された複数種類の特典のうちのいずれかを、遊技者に付与すべき特典である付与特典として抽選する付与特典抽選手段と、第1図柄を変動表示させた後に、第1図柄を停止表示させ、この停止表示した図柄により、付与特典抽選手段の抽選結果を表示する付与特典表示手段と、を備えた遊技機において、複数種類の特典のうち、当該遊技機に設けられた第1の画面に表示すべき特典として予め指定された特典を指定特典として、付与特典抽選手段による抽選によって指定特典が選ばれた場合にその旨を、付与特典表示手段により表示される第1図柄とは別に第1の画面に表示する第1の表示手段と、付与特典として指定特典以外の特典が付与特典抽選手段による抽選によって選ばれた場合に、該付与特典の内容を、第1の画面とは別に当該遊技機に設けられた第2の画面に表示する第2の表示手段と、を備え、第1の表示手段は、第1図柄と異なる第2図柄を変動表示させた後に、第2図柄を停止表示させ、この停止表示した第2図柄により、付与特典として指定特典が抽選によって選ばれた旨を表示し、第2図柄の変動パターンを変動させる変動パターン変動手段を備えることを特徴とする。
この遊技機では、付与特典抽選手段が、始動入賞装置の始動口への遊技球の入賞タイミングに基づいて付与特典を抽選し、付与特典表示手段が、第1図柄を変動表示させた後に、第1図柄を停止表示させ、この停止表示した図柄により、付与特典抽選手段の抽選結果を表示する。そして、この際、第1の表示手段が、複数種類の特典のうち、当該遊技機に設けられた第1の画面に表示すべき特典として予め指定された特典を指定特典として、付与特典抽選手段による抽選によって指定特典が選ばれた場合にその旨を、付与特典表示手段により表示される第1図柄とは別に第1の画面に表示する一方、第2の表示手段が、付与特典として指定特典以外の特典が付与特典抽選手段による抽選によって選ばれた場合に、該付与特典の内容を、第1の画面とは別に当該遊技機に設けられた第2の画面に表示する。
つまり、この遊技機では、指定特典と、指定特典以外の特典とが別々に表示されるため、遊技者は、各々の表示を確認するだけで、指定特典が付与特典として抽選されたのか、それとも、指定特典以外の特典が付与特典として抽選されたのかを一見して把握することができる。
即ち、本発明によれば、遊技者に付与した特典の内容を遊技者に誤認させてしまうことを防止可能な遊技機を提供できる。
尚、第1の表示手段及び第2の表示手段は、別々に設けられた画面を第1の画面及び第2の画面として用いても良いし、同一の画面を2つに分割して、それぞれを第1の画面及び第2の画面として用いても良い。
ところで、上述の遊技機では、どのような特典を指定特典に設定しても良い。
尚、指定特典としては、例えば、遊技機がパチンコ遊技機からなる場合には、大当たり遊技終了後の遊技における大当たりの発生率が通常よりも高く設定される「確率変動当たり」や、大当たり遊技終了後の遊技における図柄の変動時間が通常よりも短く設定される「時間短縮当たり」などを設定すれば良い。
又、請求項1記載のように、第1の表示手段は、第2図柄を変動表示させた後に、第2図柄を停止表示させ、この停止表示した第2図柄により、付与特典として指定特典が抽選によって選ばれた旨を表示し、第2図柄の変動パターンを変動させる変動パターン変動手段を備えると良い。
即ち、演出によって、付与特典に対する遊技者の期待感を高めることができる。
ここで、請求項2記載のように、第2の表示手段は、第1図柄および第2図柄と異なる第3図柄を変動表示させた後に、第3図柄を停止表示させ、この停止表示した第3図柄により、付与特典の内容を表示し、第1の表示手段が第2図柄を非表示とするか、第2の表示手段が第3図柄を非表示とするように、第1の表示手段による表示と第2の表示手段による表示を交互に切り換える交互表示手段を備えると良い。
つまり、演出を交互に表示するという演出を遊技者に提供することができ、演出の興趣をその分向上させることができる。
尚、交互表示手段は、請求項3記載のように、第2図柄が非表示である旨を示す画像である第1非表示画像および第3図柄が非表示である旨を示す画像である第2非表示画像をそれぞれ第1の表示手段および第2の表示手段に表示させることにより、第1の表示手段および第2の表示手段にそれぞれ第2図柄および第3図柄を非表示とさせるとともに、第1の表示手段に表示させる第1非表示画像と、第2の表示手段に表示させる第2非表示画像とを異ならせると良い。
即ち、非表示画像の違いから第1の表示手段により表示される内容と第2の表示手段により表示される内容とを遊技者に区別させることができる。
又、請求項4記載のように、指定特典が付与特典として抽選されなかったことを示す図柄で第2図柄が停止表示した後に、付与特典として指定特典が抽選によって選ばれた場合にその旨を第1の表示手段が再度表示する旨を第2の画面に表示する第3の表示手段を備えると良い。
つまり、指定特典が付与特典として実際に抽選されたか否かに関わらず、指定特典が付与特典として抽選されなかった旨を表示したのち、実際の結果を表示するため、指定特典が付与特典として抽選されなかったにも関わらず、再度、チャンスが与えられたという錯覚を遊技者に抱かせることができるため、演出の興趣をその分向上させることができる。
又、第1の表示手段が表示する第1の画面と、第2の表示手段が表示する第2の画面が、互いに隣接して配置されている場合には、請求項6記載のように、第1の画面及び第2の画面を1画面として用いて、付与特典の内容を、第1の表示手段と第2の表示手段に表示させる画面表示手段を備えると良い。
つまり、付与特典の内容を第1の画面及び第2の画面に別個に表示するよりも、大きく付与特典の内容を表示できるため、遊技者に迫力を与えることができる。
尚、請求項5記載のように、第2図柄は数字によって区別される図柄であり、第3図柄はアルファベットによって区別される図柄であると良い。
即ち、図柄の種類から第1の表示手段により表示される内容と第2の表示手段により表示される内容とを遊技者に区別させることができる。
ところで、上述した遊技機はいずれも、遊技球を用いた遊技機として好適に用いることができる。
この場合、「通常当たり」や「確率変動当たり」などの「大当たり」や、「大当たり」よりも賞球の払い出しを少なくした「中当たり」や「小当たり」、「はずれ」などを特典として設定すれば良い。
ここで、この場合、遊技機は、請求項7記載のように、遊技の態様を遊技者にとって有利に設定する大当たりが付与特典として抽選された場合に開放する遊技球の投入口である第1の投入口と、遊技の態様を通常のままに設定する大当たりが付与特典として抽選された場合に開放する遊技球の投入口である第2の投入口とを備えると良い。
即ち、遊技者はどちらの投入口が開放されたのかを確認することにより、遊技の態様を遊技者にとって有利に設定する大当たりが付与特典として抽選されたのか、遊技の態様を通常のままに設定する大当たりが付与特典として抽選されたのかを確認することができる。
そして、この遊技機が、第1の投入口及び第2の投入口に遊技球が投入される毎に、賞品として遊技者に遊技球を払い出す払出手段を備える場合には、請求項8記載のように、払出手段は、遊技球が第1の投入口に投入された場合に、第2の投入口に投入された場合よりも多くの遊技球を払い出すように設定されていると良い。
即ち、遊技の態様を遊技者にとって有利に設定する大当たりを付与特典として引き当てた遊技者を優遇することができる。
以下に本発明の実施形態を図面と共に説明する。
まず、図1は、本発明に係るパチンコ遊技機(以下、単に「パチンコ機」ともいう。)1の外観を示す平面図である。
図1に示すように、パチンコ機1は、当該パチンコ機1の筐体である外枠3と、この外枠3に開閉自在に取り付けられた内枠5とを備える。
そして、内枠5には、遊技を演出するために、遊技に連係して点灯させる3つの内枠ランプ7と、遊技者に遊技を提供する遊技盤9と、遊技者が遊技盤9上への遊技球の発射操作を行うためのハンドル11と、遊技盤9における遊技の結果として当該パチンコ機1から賞品として払い出される遊技球(賞球)を貯留する上受け皿13と、上受け皿13が遊技球を貯留しきれなくなるなどして、上受け皿13から排出される遊技球を受ける下受け皿15とが設けられている。
又、遊技盤9上には、遊技者に付与すべき特典である付与特典の内容や遊技に関わる画像を表示する特別図柄表示装置17と、特別図柄表示装置17に表示される後述の特別図柄の変動表示が保留されていることを遊技者に示す4つの特別図柄保留ランプ19と、特別図柄の変動表示を開始させるために遊技者が遊技球を投入する始動入賞装置21と、後述の大当たり遊技の際に、遊技者が遊技球を投入する通常入賞装置23と、通常入賞装置23とは別に、大当たり遊技の際に、遊技者が遊技球を投入する確変入賞装置25とが設けられている。
尚、始動入賞装置21は、所謂、チューリップ式からなり、図中左右方向に開閉動作する1対の可動片21aを備える。又、通常入賞装置23及び確変入賞装置25はそれぞれ、図中手前方向に傾倒動作して当該通常入賞装置23及び当該確変入賞装置25の入賞口を開放する開閉板23a,25aを備える。
更に、遊技盤9上には、7セグメントLEDからなり、1桁の数字(本実施形態では0〜9)からなる普通図柄を変動表示する普通図柄表示装置27と、普通図柄の変動表示が保留されていることを遊技者に示す4つの普通図柄保留ランプ29と、遊技を演出するために、遊技に連係して点灯させる1対の遊技盤ランプ31と、遊技球の通過を検出する1対の始動ゲート33とが設けられている。
ここで、図2は、特別図柄表示装置17の外観を示す平面図である。
図2に示すように、特別図柄表示装置17は、LCD(Liquid Crystal Display)からなるディスプレイ17aと、ディスプレイ17aの上部に突設され、内部に具備されたLEDによって点灯する点灯部17bとを備える。
そして、ディスプレイ17aには、付与特典の内容が「大当たり」の1つである「確率変動当たり(以下、単に「確変当たり」という。)」であるか否かを示す特別図柄17cが表示される一方、点灯部17bには、「確変当たり」以外の付与特典の内容などを示す文字が点灯表示される。
但し、本実施形態では、ディスプレイ17aには、1〜9の数字とアルファベットのCとを要素とした3つの特別図柄17cが表示されると共に、アルファベットのA〜Fを要素とし、「確変当たり」やそれ以外の付与特典の内容も示す2つの本図柄17dが表示される。尚、特別図柄17cはそれぞれ、ディスプレイ17aの中央部に図中横方向に並んで表示され、又、本図柄17dはそれぞれ、ディスプレイ17aの図中左下部に図中縦方向に並んで表示される。
一方、点灯部17bは、半円形状の点灯領域を有し、この点灯領域が、第1領域171〜第4領域177の4つに分割されている。そして、これら第1領域171〜第4領域177の内部にはそれぞれLEDが具備され、これら第1領域171〜第4領域177がそれぞれ個別に点灯するように構成されている。
尚、第1領域171には、「chance」という文字が記されており、この第1領域171が点灯することにより、「chance」という文字が第1領域171に点灯表示される。又、第2領域173には、「通常当たり」という文字が記されており、この第2領域173が点灯することにより、「通常当たり」という文字が第2領域173に点灯表示される。又、第3領域175には、「小当たり」という文字が記されており、この第3領域175が点灯することにより、「小当たり」という文字が第3領域175に点灯表示される。そして、第4領域177には、「はずれ」という文字が記されており、この第4領域177が点灯することにより、「はずれ」という文字が第4領域177に点灯表示される。
続いて、図3は、パチンコ機1における制御系統の一部を示す構成ブロック図である。
図3に示すように、パチンコ機1には、CPUやROM、RAMなどを搭載してなり、当該パチンコ機1における遊技を統括する主制御基板35が具備され、この主制御基板35に、CPUやROM、RAMなどを搭載してなる各種制御基板や、各種装置が接続されて、当該パチンコ機1の制御系統が構築されている。
即ち、主制御基板35には、まず、遊技球が始動ゲート33を通過したことを検出するゲートセンサ33aと、始動入賞装置21の始動口に遊技球が投入されたことを検出する始動口センサ21bと、始動入賞装置21の可動片21aを駆動するソレノイド21cとが接続されている。
又、主制御基板35には、通常入賞装置23の入賞口における特定領域に遊技球が投入されたことを検出する特定領域センサ23bと、通常入賞装置23の入賞口における特定領域とは別の一般領域に遊技球が投入されたことを検出するカウントセンサ23cと、通常入賞装置23の開閉板23aを駆動するソレノイド23dとが接続されている。
又、主制御基板35には、確変入賞装置25の入賞口における特定領域に遊技球が投入されたことを検出する特定領域センサ25bと、確変入賞装置25の入賞口における特定領域とは別の一般領域に遊技球が投入されたことを検出するカウントセンサ25cと、確変入賞装置25の開閉板25aを駆動するソレノイド25dとが接続されている。
又、主制御基板35には、上受け皿13への賞球の払出を行う払出装置37を制御する賞球制御基板39と、パチンコ機1に設置されたスピーカ41を介して声や効果音、音楽などを出力する音声制御基板43とが接続されている。
更に、主制御基板35には、内枠ランプ7や遊技盤ランプ31、特別図柄保留ランプ19、普通図柄保留ランプ29を点灯するランプ制御基板45と、特別図柄表示装置17のディスプレイ17aに画像を表示したり、特別図柄表示装置17の点灯部17bを点灯したり、普通図柄表示装置27に普通図柄を表示する図柄制御基板47とが接続されている。
そして、この制御系統では、主制御基板35のCPUが、上述の各種制御基板や各種装置にコマンドを送信し、これら各種制御基板や各種装置が、このコマンドに従って動作する。
以下、主制御基板35のCPU及び図柄制御基板47のCPUが実行する各種処理について説明する。但し、普通図柄の変動表示やこれに伴う遊技(つまり、始動入賞装置21の始動口の開放)に関わる処理については、周知のパチンコ遊技機と同様であるため、ここでは説明を省略する。
最初に、主制御基板35のCPUが実行する各種処理について説明する。
まず、主制御基板35のCPUは、付与特典の抽選などに用いる5種類の乱数r1〜r5を発生する5種類のカウンタ処理をそれぞれ一定周期毎に起動し、発生した乱数r1〜r5をそれぞれ当該CPUのレジスタ領域に確保された乱数格納領域に格納する。ここで、本実施形態では、乱数r1は、0〜315の数値からなり、各数値がそれぞれ、「大当たり」か否かに対応づけられている。又、乱数r2は、0〜13の数値からなり、各数値がそれぞれ「確変当たり」もしくは「通常当たり」のいずれか一方に対応づけられている。又、乱数r3は、0〜5の数値からなり、各数値がそれぞれ本図柄17dの各々に対応づけられている。又、乱数r4は、0〜51の数値からなり、各数値がそれぞれ乱数r1,r2の数値と共に、特別図柄17cの変動パターンを示す変動指定コマンドに対応づけられている。又、乱数r5は、0〜169の数値からなり、各数値がそれぞれ「小当たり」もしくは「はずれ」のいずれか一方に対応づけられている。
尚、本実施形態のカウンタ処理は、乱数格納領域に格納する乱数r1〜r5の数値を初期値から最大値まで1づつ増加させたのち、再度、これらの初期値を乱数格納領域に格納する、所謂「+1方式」にて、乱数格納領域における乱数r1〜乱数r5の数値を循環するように設定されている。但し、「大当たり」に該当する乱数r1の循環周期を遊技者に容易に把握され、体感器などを用いたゴト行為が行われることを防止するために、乱数r1を発生するカウンタ処理は、乱数格納領域における乱数r1の数値が一巡する毎に、乱数格納領域に格納する乱数r1の初期値を1づつずらす、所謂「初期値更新型+1方式」にて、乱数格納領域における乱数r1の数値を循環するように設定されている。
そして、主制御基板35のCPUは、始動口センサ21bから遊技球の検出信号を受信する度に、乱数格納領域における乱数r1,r2,r5の数値を参照する乱数参照処理を起動し、参照した乱数r1,r2,r5の数値を主制御基板35のRAMに確保された入賞記憶領域に順次格納する(但し、本実施形態では4組までを格納)。又、この際、主制御基板35のCPUは、入賞記憶領域に格納されている乱数r1,r2,r5の組数を保留球の数としてランプ制御基板45に通知し、乱数r1,r2,r5の組数(つまり、保留球の数)に対応づけてランプ制御基板45が点灯している特別図柄保留ランプ19の点灯数を更新させると共に、賞球制御基板39に賞球の払い出しを指令する。
ここで、図4は、主制御基板35のCPUが実行する遊技処理の流れを示すフローチャートである。尚、主制御基板35のCPUは、ほぼ一定の周期毎に、この遊技処理を起動する。
図4に示すように、本処理が起動されると、主制御基板35のCPUは、まず、入賞記憶領域に乱数r1,r2,r5が格納されているか否かを確認する(S10)。ここで、乱数r1,r2,r5が一切格納されていない場合には(つまり、数値がない旨を示すnull値が格納されている場合には)、本処理を直ちに終了する。
一方、乱数r1,r2,r5が格納されている場合には、入賞記憶領域に格納した順序に従って、入賞記憶領域から1組の乱数r1,r2,r5を取得したのち(S20)、入賞記憶領域に格納されている残りの乱数r1,r2,r5の組数をランプ制御基板45に通知する(S30)。これにより、ランプ制御基板45は、特別図柄保留ランプ19の点灯数を更新する。
そして、主制御基板35のCPUは、現在の遊技の態様を確認したのち(S40)、取得した乱数r1が「大当たり」に該当するか否かを確認する(S50)。尚、主制御基板35のCPUのレジスタ領域には、通常よりも大当たりの発生率が高い確率変動状態が発生しているか否かを示す確変フラグFを設定する態様記憶領域が確保されており、主制御基板35のCPUは、S40にて、この確変フラグFの状態を確認することで現在の遊技の態様を確認する(初期設定では、確変フラグF=0)。又、主制御基板35のROMには、乱数r1の各数値に対して「大当たり」か否かを対応づけた参照テーブルが2種類設定されており、主制御基板35のCPUは、S50にて、この参照テーブルを参照することにより、取得した乱数r1が「大当たり」に該当するか否かを確認する。但し、確率変動状態が発生している場合には(確変フラグF=1)、乱数r1が通常よりも高い確率で「大当たり」に該当するように「大当たり」を配分した参照テーブルを用いる。又、確率変動状態が発生していない場合には(確変フラグF=0)、乱数r1が通常の確率で「大当たり」に該当するように「大当たり」を配分した参照テーブルを用いる。
ここで、S50にて、取得した乱数r1が「大当たり」に該当している場合には、予め設定された大当たり処理を実行する一方(S60)、「大当たり」に該当していない場合(つまり、「小当たり」もしくは「はずれ」に該当している場合)には、予め設定されたはずれ処理を実行する(S70)。
そして、これら大当たり処理やはずれ処理の終了と共に、本処理を終了する。
ここで、図5は、上述の大当たり処理の流れを示すフローチャートである。
図5に示すように、本処理が起動されると、主制御基板35のCPUは、まず、乱数格納領域における乱数r4の数値を参照し(S100)、この乱数r4の数値と、上述の遊技処理のS20にて取得した乱数r2の数値とに対応する変動指定コマンドを図柄制御基板47へ送信する(S110)。尚、主制御基板35のROMには、乱数r2,r4の数値に対して、様々な変動指定コマンドを対応づけた大当たり変動テーブルが設定されており、主制御基板35のCPUは、S110にて、この大当たり変動テーブルを参照し、乱数r2,r4の数値に対応する変動指定コマンドを図柄制御基板47へ送信する。但し、この大当たり変動テーブルには、例えば、周知のリーチやスーパーリーチを示す変動指定コマンドの他、特別図柄17cを一度停止表示させたのち、再度、変動表示させる、所謂「再変動」を示す変動指定コマンドも設定されている。
そして、主制御基板35のCPUは、予め設定された大当たり通知処理を実行する。尚、この大当たり通知処理では、主制御基板35のCPUは、一定時間(本実施形態では4ms)が経過する毎に、乱数r2の数値に対応する本図柄17dを示す図柄指定コマンドを図柄制御基板47へ送信する(但し、合計2回)。又、この大当たり通知処理では、主制御基板35のCPUは、S110にて送信した変動指定コマンドに対応する時間が経過した時点にて、特別図柄17c及び本図柄17dを全て停止表示させる旨を示す図柄停止コマンドを図柄制御基板47へ送信する。
この大当たり通知処理を終了すると、主制御基板35のCPUは、抽選された付与特典の内容(この場合は、「確変当たり」もしくは「通常当たり」)を示す特典指定コマンドを図柄制御基板47へ送信したのち(S130)、予め設定された大当たり遊技処理を実行する(S140)。
尚、S140の大当たり遊技処理では、主制御基板35のCPUは、取得した乱数r2が「確変当たり」に該当する場合には、ソレノイド25dを駆動して、開閉板25aを傾動することにより、確変入賞装置25の入賞口(大入賞口)を開放し、特定領域センサ25bやカウントセンサ25cから遊技球の検出信号を受信する毎に、賞球制御基板39に賞球の払出を指令する。そして、これら特定領域センサ25bやカウントセンサ25cから一定数の検出信号を受信すると、ソレノイド25dの駆動を停止して、確変入賞装置25の入賞口を閉鎖する。尚、この際、特定領域センサ25bから一度でも検出信号を受信していれば、一定時間をおいたのち、ソレノイド25dを再度駆動して、確変入賞装置25の入賞口を開放し、上述した処理を再度実行する。一方、特定領域センサ25bから一度も検出信号を受信していなかったり、確変入賞装置25の入賞口の開放回数が予め指定された回数に達している場合には、この大当たり遊技処理を直ちに終了する。
一方、取得した乱数r2が「通常当たり」に該当する場合には、主制御基板35のCPUは、ソレノイド23dを駆動して、開閉板23aを傾動することにより、通常入賞装置23の入賞口(大入賞口)を開放し、特定領域センサ23bやカウントセンサ23cから遊技球の検出信号を受信する毎に、賞球制御基板39に賞球の払出を指令する。そして、これら特定領域センサ23bやカウントセンサ23cから一定数の検出信号を受信すると、ソレノイド23dの駆動を停止して、通常入賞装置23の入賞口を閉鎖する。尚、この際、特定領域センサ23bから一度でも検出信号を受信していれば、一定時間をおいたのち、ソレノイド23dを再度駆動して、通常入賞装置23の入賞口を開放し、上述した処理を再度実行する。一方、特定領域センサ23bから一度も検出信号を受信していなかったり、通常入賞装置23の入賞口の開放回数が予め指定された回数に達している場合には、この大当たり遊技処理を直ちに終了する。ところで、この大当たり遊技処理の際、賞球制御基板39のCPUは、確変入賞装置25の入賞口に入賞した際に払い出す賞球の方が、通常入賞装置23の入賞口に入賞した際に払い出す賞球よりも多くなるように払出装置37を制御する。具体的には、賞球制御基板39のCPUは、通常入賞装置23の特定領域センサ23bやカウントセンサ23cから検出信号を受信する度に、13個の賞球を払い出すように払出装置37を制御する。一方、確変入賞装置25の特定領域センサ25bやカウントセンサ25cから検出信号を受信する度に、15個の賞球を払い出すように払出装置37を制御する。
上述の大当たり遊技処理を終了すると、主制御基板35のCPUは、遊技の態様を設定したのち(S150)、本処理を終了する。尚、S150では、主制御基板35のCPUは、乱数r2が「確変当たり」に該当している場合に、態様記憶領域に確変フラグF=1を設定する一方、乱数r2が「通常当たり」に該当している場合に、態様記憶領域に確変フラグF=0を設定することにより、遊技の態様を設定する。
ここで、図6は、上述のはずれ処理の流れを示すフローチャートである。
図6に示すように、本処理が起動されると、主制御基板35のCPUは、まず、大当たり処理のS100と同様に、乱数格納領域における乱数r4の数値を参照し(S200)、この乱数r4の数値と、上述の遊技処理のS20にて取得した乱数r1の数値とに対応する変動指定コマンドを図柄制御基板47へ送信する(S210)。尚、主制御基板35のROMには、乱数r1,r4の数値に対して、様々な変動指定コマンドを対応づけたはずれ変動テーブルが設定されており、主制御基板35のCPUは、S210にて、このはずれ変動テーブルを参照し、乱数r1,r4の数値に対応する変動指定コマンドを図柄制御基板47へ送信する。但し、この変動パターンには、上述の大当たり変動テーブルと同様に、例えば、周知のリーチやスーパーリーチを示す変動指定コマンドの他、特別図柄17cを一度停止表示させたのち、再度、変動表示させる、所謂「再変動」を示す変動指定コマンドも設定されている。
そして、主制御基板35のCPUは、予め設定されたはずれ通知処理を実行する(S220)。尚、このはずれ通知処理では、主制御基板35のCPUは、一定時間(本実施形態では4ms)が経過する毎に、乱数格納領域における乱数r3の数値を参照し、乱数r3の数値に対応する本図柄17dを示す図柄指定コマンドを図柄制御基板47へ送信する(但し、合計2回)。但し、本実施形態では、乱数3を発生するカウンタ処理は、乱数r3の数値が1周するのに4msよりも多くの時間を費やすように設定されている(つまり、主制御基板35のCPUが参照する度に、乱数r3の数値は異なる。)。
又、このはずれ通知処理では、主制御基板35のCPUは、S210にて送信した変動指定コマンドに対応する時間が経過した時点にて、図柄停止コマンドを図柄制御基板47へ送信する。
このはずれ通知処理を終了すると、主制御基板35のCPUは、乱数格納領域における乱数r5の数値を参照し(S230)、この乱数r5が「小当たり」に該当するか否かを確認する(S240)。尚、主制御基板35のROMには、乱数5の各数値に対して「小当たり」か否かを対応づけた小当たりテーブルが設定されており、主制御基板35のCPUは、S240にて、この小当たりテーブルを参照することにより、取得した乱数r5が「小当たり」に該当するか否かを確認する。
ここで、乱数r5が「小当たり」に該当しない場合(つまり、「はずれ」に該当する場合)には、付与特典の内容が「はずれ」である旨を示す特典指定コマンドを図柄制御基板47へ送信したのち(S250)、本処理を直ちに終了する。
一方、S240にて、乱数r5が「小当たり」に該当する場合には、付与特典の内容が「小当たり」である旨を示す特典指定コマンドを図柄制御基板47へ送信したのち(S260)、予め設定された小当たり遊技処理を実行し(S270)、本処理を終了する。
尚、この小当たり遊技処理では、主制御基板35のCPUは、一定時間(例えば2秒間)だけソレノイド23dを駆動して、開閉板23aを傾動することにより、通常入賞装置23の入賞口(大入賞口)を開放する。そして、特定領域センサ23bやカウントセンサ23cから遊技球の検出信号を受信する毎に、賞球制御基板39に賞球の払出を指令する。但し、大当たり遊技処理と異なり、小当たり遊技処理では、主制御基板35のCPUは上述の処理を1度だけ実行する。
次に、図柄制御基板47のCPUが実行する図柄変動処理について説明する。
ここで、図7は、図柄制御基板47のCPUが実行する図柄変動処理の流れを示すフローチャートである。尚、図柄制御基板47のCPUは、主制御基板35から変動指定コマンドを受信する度に本処理を起動する。
図7に示すように、本処理が起動されると、図柄制御基板47のCPUは、まず、特別図柄表示装置17の点灯部17bの第1領域171〜第4領域177を全て消灯したのち(S300)、ディスプレイ17aに表示している特別図柄17c及び本図柄17dを変動表示する(S310)。
尚、この際、図柄制御基板47のCPUは、変動指定コマンドが示す変動パターンに従って、特別図柄17cを変動表示する一方、本図柄17dをアルファベット順に変動表示する。又、この際、受信した変動指定コマンドが再変動を示すものである場合には、アルファベットのCを要素とした特別図柄17cが3つ揃った状態で特別図柄17cを一旦停止表示すると共に、第1領域171を点灯して、「chance」という文字を第1領域171に点灯表示し、再度、特別図柄17cを変動表示する。
続いて、図柄制御基板47のCPUは、予め設定された図柄停止処理を実行する(S320)。
尚、この図柄停止処理では、図柄制御基板47のCPUは、主制御基板35から図柄指定コマンドを受信して(但し、合計2回)、この図柄指定コマンドが示す本図柄17dを当該図柄制御基板47のROMから取得し、図柄制御基板47のRAMに確保された図柄格納領域に格納する。ここで、図柄制御基板47のROMには、本図柄17dの組み合わせと特別図柄17cの組み合わせとを対応づけた対応テーブルが設定されており、図柄制御基板47のCPUは、本図柄17dを2つ取得した際に、この対応テーブルを参照し、対応する組み合わせの特別図柄17cを図柄制御基板47のROMから取得して、図柄格納領域に格納する。尚、本実施形態では、「確変当たり」を示す本図柄17dの組み合わせに対しては、同一の特別図柄17cの組み合わせが対応づけられている。又、「通常当たり」や「小当たり」、「はずれ」を示す本図柄17dの組み合わせに対しては、少なくとも1つの特別図柄17cが他の特別図柄17cと異なる組み合わせが対応づけられている。
そして、図柄制御基板47のCPUは、主制御基板35から図柄停止コマンドを受信した際に、図柄格納領域から格納していた特別図柄17c及び本図柄17dを取得し、これらをディスプレイ17aの上述した位置にそれぞれ停止表示する。
上述の図柄停止処理を終了すると、図柄制御基板47のCPUは、予め設定された点灯処理を実行したのち(S330)、本処理を終了する。尚、この点灯処理では、図柄制御基板47のCPUは、主制御基板35から特典指定コマンドを受信し、この特典指定コマンドが示す付与特典の内容に応じた処理を実行する。即ち、特典指定コマンドが「確変当たり」を示す場合には、そのまま当該点灯処理を終了する。又、特典指定コマンドが「通常当たり」を示す場合には、第2領域173を点灯し、「通常当たり」という文字を第2領域173に点灯表示する。又、特典指定コマンドが「小当たり」を示す場合には、第3領域を点灯し、「小当たり」という文字を第3領域175に点灯表示する。そして、特典指定コマンドが「はずれ」を示す場合には、第4領域177を点灯し、「はずれ」という文字を第4領域177に点灯表示する。
以上のように構成された本実施形態のパチンコ機1では、主制御基板35のCPUが遊技球の入賞タイミングに同期して、付与特典を抽選する。そして、付与特典の内容が「確変当たり」であれば、図柄制御基板47のCPUが、「確変当たり」を示す本図柄17dの組み合わせをディスプレイ17aに停止表示すると共に、同一の特別図柄17cの組み合わせを停止表示する(図8のパターン1を参照)。又、付与特典の内容が「通常当たり」であれば、図柄制御基板47のCPUが、「通常当たり」を示す本図柄17dの組み合わせをディスプレイ17aに停止表示すると共に、少なくとも1つの特別図柄17cが他の特別図柄17cと異なる組み合わせを停止表示し、更に、第2領域173を点灯して、「通常当たり」という文字を点灯表示する(図8のパターン2を参照)。又、付与特典の内容が「小当たり」であれば、図柄制御基板47のCPUが、互いに異なる本図柄17dをディスプレイ17aに停止表示すると共に、少なくとも1つの特別図柄17cが他の特別図柄17cと異なる組み合わせを停止表示し、更に、第3領域175を点灯して、「小当たり」という文字を点灯表示する(図示せず)。そして、付与特典の内容が「はずれ」であれば、図柄制御基板47のCPUが、互いに異なる本図柄17dをディスプレイ17aに停止表示すると共に、少なくとも1つの特別図柄17cが他の特別図柄17cと異なる組み合わせを停止表示し、更に、第4領域177を点灯して、「はずれ」という文字を点灯表示する(図示せず)。
又、主制御基板35にて抽選された変動パターンが再抽選を示す場合には、図柄制御基板47のCPUは、アルファベットのCを要素とした特別図柄17cが3つ揃った状態で特別図柄17cを一旦停止表示したのち、第1領域171を点灯して、「chance」という文字を点灯表示する。そして、再度、特別図柄17cを変動表示して、付与特典の内容に応じた組み合わせにて本図柄17d及び特別図柄17cを停止表示する(図8のパターン3を参照)。尚、この際、付与特典の内容が「確変当たり」以外であれば、これに応じて、第2領域173〜第4領域177を点灯する。
つまり、本実施形態のパチンコ機1では、「確変当たり」と、「確変当たり」以外の特典とが別々の画面に表示されるため、遊技者は、各々の画面を確認するだけで、「確変当たり」が付与特典として抽選されたのか、それとも、「確変当たり」以外の特典が付与特典として抽選されたのかを一見して把握することができる。
従って、本実施形態のパチンコ機1によれば、遊技者に「確変当たり」とこれ以外の特典とを誤認させてしまうことを防止できる。
又、本実施形態のパチンコ機1では、特別図柄を様々な変動パターンで変動させて、遊技を演出しているため、付与特典の内容を表示するまで付与特典に対する遊技者の期待感を高めることができる。
又、本実施形態のパチンコ機1では、特別図柄17cの変動パターンに再変動を含めているため、再変動が発生した際には、「確変当たり」が付与特典として抽選されなかったにも関わらず、再度、チャンスが与えられたという錯覚を遊技者に抱かせることができる。つまり、これにより、変動パターンの興趣をその分向上させることができる。
又、本実施形態では、図柄を用いて付与特典の内容が「確変当たり」であるか否かをディスプレイ17aに示しているため、遊技者を楽しませることができる。
又、本実施形態では、「大当たり」の内容が「通常当たり」であるか「確変当たり」であるかによって、大当たり遊技の際に開放する入賞口を区別しているため、遊技者は、開放された入賞口を確認することにより、どちらの「大当たり」であったのか確認することができる。
又、本実施形態では、遊技球が確変入賞装置25の入賞口に投入された場合に、通常入賞口23の入賞口に投入された場合よりも多くの遊技球を払い出すため、「確変当たり」を付与特典として引き当てた遊技者を「通常当たり」を付与特典として引き当てた遊技者よりも優遇することができる。
尚、本実施形態では、主制御基板35のCPUが実行するカウンタ処理、乱数参照処理、遊技処理が本発明の付与特典抽選手段に相当し、図柄制御基板47及び特別図柄表示装置17が本発明の付与特典表示手段に相当する。そして、図柄制御基板47のCPUが実行する図柄変動処理のS320が本発明の第1の表示手段に相当し、図柄制御基板47のCPUが実行する図柄変動処理のS330と、主制御基板35のCPUが実行する大当たり処理のS130及びはずれ処理のS250,S260とが本発明の第2の表示手段に相当する。
又、本実施形態では、主制御基板35のCPUが実行する大当たり処理のS100,S110と、主制御基板35のCPUが実行するはずれ処理のS200,S210と、図柄制御基板47のCPUが実行する図柄変動処理のS310とが本発明の変動パターン変動手段及び第3の表示手段に相当する。
又、本実施形態では、確変入賞装置25の入賞口が本発明の第1の投入口に相当し、通常入賞装置23の入賞口が本発明の第2の投入口に相当し、賞球制御基板39及び払出装置37が本発明の払出手段に相当する。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は、上記実施形態に何ら限定されることはなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の形態をとり得ることはいうまでもない。
例えば、上記実施形態では、特別図柄表示装置17は、画像を表示するディスプレイの上部に、文字を点灯表示する点灯部を突設して構成されていたが、2つのディスプレイを上下に隣接配置して構成されていても良い(図9参照。)。
この場合、図柄制御基板47は、例えば、付与特典の内容が「確変当たり」であるか否かを示す特別図柄を上方のディスプレイに表示し(図9(b)参照。)、下方のディスプレイに「確変当たり」以外の付与特典の内容を示す特別図柄を表示すれば良い(図9(c)参照。)。
尚、この場合、上方のディスプレイに表示する特別図柄の種類と、下方のディスプレイに表示する特別図柄の種類とを異ならせると良い(例えば、上方のディスプレイには、数字からなる特別図柄を表示し、下方のディスプレイにはアルファベットからなる特別図柄を表示する)。即ち、どちらの特別図柄が「確変当たり」であるか否かを示す特別図柄であるのかを予め遊技者に通知しておけば、特別図柄の種類から上方のディスプレイに表示される内容と下方のディスプレイに表示される内容とを遊技者に区別させることができる
又、この場合、図柄制御基板47は、特別図柄を変動表示する前に、どちらか一方のディスプレイに表示すべき特別図柄をこれらディスプレイを1画面として用いて表示しても良い(図9(a)参照。)。つまり、付与特典の内容を上方のディスプレイ及び下方のディスプレイに別個に表示するよりも、大きく付与特典の内容を表示できるため、遊技者に迫力を与えることができる。尚、この場合、図柄制御基板47は、本発明の画面表示手段に相当する。
そして、付与特典の内容が「確変当たり」である場合には、図柄制御基板47は、上方のディスプレイにのみ特別図柄を変動表示させ、同一の特別図柄が揃った状態で特別図柄を停止表示し、下方のディスプレイには「大当たり」と文字表示すれば良い(図10のパターン1を参照。)。
又、付与特典の内容が「通常当たり」である場合には、下方のディスプレイにのみ特別図柄を変動表示させ、同一の特別図柄が揃った状態で特別図柄を停止表示し、下方のディスプレイには「大当たり」と文字表示すれば良い(図10のパターン2を参照。)。
又、特別図柄の変動パターンが再変動を示す場合には、下方のディスプレイに、特別図柄を不揃いな状態で一旦停止表示したのち、これに代えて、再変動を示す記号を要素とした特別図柄を一旦停止表示し、上方のディスプレイに特別図柄を変動表示して、付与特典の内容が「確変当たり」であるか否かを表示しても良い(図10のパターン3を参照。)。
又、この場合、図柄制御基板47は、特別図柄の変動パターンの1つとして、上下のディスプレイに交互に特別図柄を変動表示させても良い(本発明の交互表示手段に相当。)。つまり、従来にない新たな演出を遊技者に提供できるため、演出の興趣をその分向上させることができる。
但し、図柄制御基板47は、特別図柄を交互に変動表示する際に、特別図柄が非表示で
ある旨を示す画像である非表示画像(例えば、斜線からなる画像や格子からなる画像、キャラクタ、風景など)を、特別図柄とは逆の順序で上方のディスプレイ及び下方のディスプレイに交互に表示すると共に、この非表示画像を上方のディスプレイと下方のディスプレイとで異ならせると良い(請求項5記載の交互表示手段に相当。)。つまり、非表示画像の違いから上方のディスプレイに表示される内容と下方のディスプレイに表示される内容とを遊技者に区別させることができる。
又、この場合、特別図柄を交互に変動表示したのち、下方のディスプレイに特別図柄を停止表示して、付与特典の内容が「通常当たり」であるか否かを表示しても良いし(パターン4参照。)、上方のディスプレイに特別図柄を停止表示して、付与特典の内容が「確変当たり」であるか否かを表示しても良い(図10のパターン5を参照。)。
又、上記実施形態では、特別図柄表示装置17のディスプレイ17aに、付与特典が「確変当たり」であるか否かを表示したが、パチンコ機1に「確変当たり」に代えて、大当たり遊技終了後の遊技における特別図柄17cの変動時間を通常よりも短く設定する当たりである「時間短縮当たり」を設定し、付与特典が「時間短縮当たり」であるか否かを表示しても良い。
ところで、上記実施形態では、本発明をパチンコ遊技機に適用したが、スロット遊技機など他の形態の遊技機に適用しても勿論良い。
本発明に係るパチンコ機1の外観を示す平面図である。 特別図柄表示装置17の外観を示す平面図である。 パチンコ機1における制御系統の一部を示す構成ブロック図である。 主制御基板35のCPUが実行する遊技処理の流れを示すフローチャートである。 主制御基板35のCPUが実行する大当たり処理の流れを示すフローチャートである。 主制御基板35のCPUが実行するはずれ処理の流れを示すフローチャートである。 図柄制御基板47のCPUが実行する図柄変動処理の流れを示すフローチャートである。 特別図柄表示装置17における表示の流れの一例を示す説明図である。 特別図柄表示装置の変形例を示す説明図である。 変形例における表示の流れの一例を示す説明図である。
1…パチンコ機、3…外枠、5…内枠、7…内枠ランプ、9…遊技盤、11…ハンドル、13…上受け皿、15…下受け皿、17…特別図柄表示装置、17a…ディスプレイ、17b…点灯部、17c…特別図柄、17d…本図柄、19…特別図柄保留ランプ、21…始動入賞装置、21a…可動片、21b…始動口センサ、21c,23d,25d…ソレノイド、23…通常入賞装置、23a,25a…開閉板、23b,25b…特定領域センサ、23c,25c…カウントセンサ、25…確変入賞装置、27…普通図柄表示装置、29…普通図柄保留ランプ、31…遊技盤ランプ、33…始動ゲート、33a…ゲートセンサ、35…主制御基板、37…払出装置、39…賞球制御基板、41…スピーカ、43…音声制御基板、45…ランプ制御基板、47…図柄制御基板、171…第1領域、173…第2領域、175…第3領域、177…第4領域。

Claims (8)

  1. 始動入賞装置の始動口への遊技球の入賞タイミングに基づいて、予め設定された複数種類の特典のうちのいずれかを、遊技者に付与すべき特典である付与特典として抽選する付与特典抽選手段と、
    第1図柄を変動表示させた後に、前記第1図柄を停止表示させ、この停止表示した図柄により、前記付与特典抽選手段の抽選結果を表示する付与特典表示手段と、
    を備えた遊技機において、
    前記複数種類の特典のうち、当該遊技機に設けられた第1の画面に表示すべき特典として予め指定された特典を指定特典として、前記付与特典抽選手段による抽選によって前記指定特典が選ばれた場合にその旨を、前記付与特典表示手段により表示される前記第1図柄とは別に前記第1の画面に表示する第1の表示手段と、
    前記付与特典として前記指定特典以外の特典が前記付与特典抽選手段による抽選によって選ばれた場合に、該付与特典の内容を、前記第1の画面とは別に当該遊技機に設けられた第2の画面に表示する第2の表示手段と、
    備え、
    前記第1の表示手段は、前記第1図柄と異なる第2図柄を変動表示させた後に、前記第2図柄を停止表示させ、この停止表示した前記第2図柄により、前記付与特典として前記指定特典が抽選によって選ばれた旨を表示し、
    前記第2図柄の変動パターンを変動させる変動パターン変動手段を備える
    ことを特徴とする遊技機。
  2. 前記第2の表示手段は、前記第1図柄および前記第2図柄と異なる第3図柄を変動表示させた後に、前記第3図柄を停止表示させ、この停止表示した前記第3図柄により、前記付与特典の内容を表示し、
    前記第1の表示手段が前記第2図柄を非表示とするか、前記第2の表示手段が前記第3図柄を非表示とするように、前記第1の表示手段による表示と前記第2の表示手段による表示を交互に切り換える交互表示手段を備えることを特徴とする請求項1記載の遊技機。
  3. 前記交互表示手段は、
    前記第2図柄が非表示である旨を示す画像である第1非表示画像および前記第3図柄が非表示である旨を示す画像である第2非表示画像をそれぞれ前記第1の表示手段および前記第2の表示手段に表示させることにより、前記第1の表示手段および前記第2の表示手段にそれぞれ前記第2図柄および前記第3図柄を非表示とさせるとともに、前記第1の表示手段に表示させる前記第1非表示画像と、前記第2の表示手段に表示させる前記第2非表示画像とを異ならせることを特徴とする請求項2記載の遊技機。
  4. 前記指定特典が前記付与特典として抽選されなかったことを示す図柄で前記第2図柄が停止表示した後に、前記付与特典として前記指定特典が抽選によって選ばれた場合にその旨を前記第1の表示手段が再度表示する旨を前記第2の画面に表示する第3の表示手段を備えることを特徴とする請求項1記載の遊技機。
  5. 前記第2図柄は数字によって区別される図柄であり、前記第3図柄はアルファベットによって区別される図柄であることを特徴とする請求項2記載の遊技機。
  6. 前記第1の表示手段が表示する第1の画面と、前記第2の表示手段が表示する第2の画面は、互いに隣接して配置され、
    前記第1の画面及び前記第2の画面を1画面として用いて、前記付与特典の内容を、前記第1の表示手段と前記第2の表示手段に表示させる画面表示手段を備えることを特徴とする請求項1乃至請求項5いずれか記載の遊技機。
  7. 当該遊技機は、
    遊技の態様を遊技者にとって有利に設定する大当たりが前記付与特典として抽選された場合に開放する遊技球の投入口である第1の投入口と、
    遊技の態様を通常のままに設定する大当たりが前記付与特典として抽選された場合に開放する遊技球の投入口である第2の投入口と、
    を備えることを特徴とする請求項1乃至請求項6いずれか記載の遊技機。
  8. 前記第1の投入口及び前記第2の投入口に遊技球が投入される毎に、賞品として遊技者に遊技球を払い出す払出手段を備え、
    該払出手段は、遊技球が前記第1の投入口に投入された場合に、前記第2の投入口に投入された場合よりも多くの遊技球を払い出すことを特徴とする請求項7記載の遊技機。
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