JP2003023840A - コンバインにおける駆動力の伝動機構 - Google Patents
コンバインにおける駆動力の伝動機構Info
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- JP2003023840A JP2003023840A JP2001209768A JP2001209768A JP2003023840A JP 2003023840 A JP2003023840 A JP 2003023840A JP 2001209768 A JP2001209768 A JP 2001209768A JP 2001209768 A JP2001209768 A JP 2001209768A JP 2003023840 A JP2003023840 A JP 2003023840A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 コンバインにおいて、前処理部を駆動する作
業機無段変速機へのコンパクトでシンプルな駆動力の伝
動機構を提供することを課題としている。 【解決手段】 脱穀装置6前方側の選別風を送風せしめ
る送風ファン46を駆動する駆動軸47と、前処理部8
を駆動する作業機無段変速機18の入力部との間に、作
業機無段変速機18への駆動力を送風ファン46の駆動
軸47から入力する伝動機構80を設けた。
業機無段変速機へのコンパクトでシンプルな駆動力の伝
動機構を提供することを課題としている。 【解決手段】 脱穀装置6前方側の選別風を送風せしめ
る送風ファン46を駆動する駆動軸47と、前処理部8
を駆動する作業機無段変速機18の入力部との間に、作
業機無段変速機18への駆動力を送風ファン46の駆動
軸47から入力する伝動機構80を設けた。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は前処理部を駆動す
る作業機無段変速機を設けたコンバインにおける駆動力
の伝動機構に関する。
る作業機無段変速機を設けたコンバインにおける駆動力
の伝動機構に関する。
【0002】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】従来特開
平5−199812号公報に示されるように、エンジン
からの駆動力を無段階に変速して走行装置を駆動する走
行用HSTと、同じくエンジンからの駆動力を無段階に
変速して前処理装置及びフィードチェーンを駆動する作
業機HSTを備えたコンバインが知られている。該コン
バインは両HSTを連動せしめ、前処理部の駆動速度を
走行速度に連動して変更せしめる。この両速度の連動に
よって刈り取り及び搬送が走行速度に応じた処理量に対
応し、安定した刈り取り作業を行うことができる。
平5−199812号公報に示されるように、エンジン
からの駆動力を無段階に変速して走行装置を駆動する走
行用HSTと、同じくエンジンからの駆動力を無段階に
変速して前処理装置及びフィードチェーンを駆動する作
業機HSTを備えたコンバインが知られている。該コン
バインは両HSTを連動せしめ、前処理部の駆動速度を
走行速度に連動して変更せしめる。この両速度の連動に
よって刈り取り及び搬送が走行速度に応じた処理量に対
応し、安定した刈り取り作業を行うことができる。
【0003】しかし上記作業機HSTは脱穀部の扱胴の
下方に設けられており、脱穀部の左側から駆動力が入力
されている。この配置構造によってエンジン側から作業
機HSTへの駆動力の入力構造が複雑化するという問題
点があった。
下方に設けられており、脱穀部の左側から駆動力が入力
されている。この配置構造によってエンジン側から作業
機HSTへの駆動力の入力構造が複雑化するという問題
点があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明のコンバインにおける駆動力の伝動機構は、脱
穀装置6と前処理部8を走行機体7側に設け、脱穀装置
6の前方側に選別風を送風せしめる送風ファン46を回
転駆動自在に設け、走行装置2の駆動用の走行無段変速
機13と、前処理部8を駆動する作業機無段変速機18
とを設け、前処理部8の駆動速度を走行速度に連動して
変更せしめるコンバインにおいて、送風ファン46を駆
動する駆動軸47と作業機無段変速機18の入力部との
間に駆動力の伝動機構80を設け、作業機無段変速機1
8への駆動力を送風ファン46の駆動軸47から入力し
たことを第1の特徴としている。
の本発明のコンバインにおける駆動力の伝動機構は、脱
穀装置6と前処理部8を走行機体7側に設け、脱穀装置
6の前方側に選別風を送風せしめる送風ファン46を回
転駆動自在に設け、走行装置2の駆動用の走行無段変速
機13と、前処理部8を駆動する作業機無段変速機18
とを設け、前処理部8の駆動速度を走行速度に連動して
変更せしめるコンバインにおいて、送風ファン46を駆
動する駆動軸47と作業機無段変速機18の入力部との
間に駆動力の伝動機構80を設け、作業機無段変速機1
8への駆動力を送風ファン46の駆動軸47から入力し
たことを第1の特徴としている。
【0005】また送風ファン46の駆動軸47とエンジ
ン11側との間に作業機クラッチ50を設け、該作業機
クラッチ50を介してエンジン11側から上記駆動軸4
7に駆動力を伝動したことを第2の特徴としている
ン11側との間に作業機クラッチ50を設け、該作業機
クラッチ50を介してエンジン11側から上記駆動軸4
7に駆動力を伝動したことを第2の特徴としている
【0006】そして作業機無段変速装置18の出力部8
7と前処理部8の駆動力の入力部86との間に前処理ク
ラッチ90を設け、該前処理クラッチ90を介して作業
機無段変速装置18側から前処理部8側に駆動力を伝動
したことを第3の特徴としている。
7と前処理部8の駆動力の入力部86との間に前処理ク
ラッチ90を設け、該前処理クラッチ90を介して作業
機無段変速装置18側から前処理部8側に駆動力を伝動
したことを第3の特徴としている。
【0007】
【発明の実施の形態】図1は本発明を採用したコンバイ
ンの側面図,図2は平面図,図3は正面図を各示す。機
体フレーム1が左右のクローラ走行装置2に支持されて
おり、機体フレーム1上には右側前方に運転席3が、該
運転席3の後方にグレンタンク4が、該グレンタンク4
の側方には脱穀装置6が設けられて走行機体7を構成し
ている。また走行機体7の前方には前処理部8が設けら
れている。
ンの側面図,図2は平面図,図3は正面図を各示す。機
体フレーム1が左右のクローラ走行装置2に支持されて
おり、機体フレーム1上には右側前方に運転席3が、該
運転席3の後方にグレンタンク4が、該グレンタンク4
の側方には脱穀装置6が設けられて走行機体7を構成し
ている。また走行機体7の前方には前処理部8が設けら
れている。
【0008】上記前処理部8は後方に延出する縦フレー
ム9を介して機体フレーム1側に軸支されており、上記
縦フレーム9は運転席3の側方、且つ脱穀装置6の前方
において上下回動自在に支持されている。これにより前
処理部8は上下揺動自在となっている。なお縦フレーム
9には前処理部8側に駆動力を伝動する伝動機構が内装
されており、該伝動機構には、縦フレーム9の走行機体
7側に設けられた入力プーリ86を介して走行機体7側
から駆動力が入力されている。
ム9を介して機体フレーム1側に軸支されており、上記
縦フレーム9は運転席3の側方、且つ脱穀装置6の前方
において上下回動自在に支持されている。これにより前
処理部8は上下揺動自在となっている。なお縦フレーム
9には前処理部8側に駆動力を伝動する伝動機構が内装
されており、該伝動機構には、縦フレーム9の走行機体
7側に設けられた入力プーリ86を介して走行機体7側
から駆動力が入力されている。
【0009】上記運転席3の下方にはエンジン11が設
けられており、該エンジン11の前方下方にはクローラ
走行装置2用の走行トランスミッション12が設けられ
ている。そしてエンジン11と走行トランスミッション
12との間には、クローラ走行装置2の駆動用の油圧無
段変速装置(走行HST)13が走行トランスミッショ
ン12と一体的に設けられている。
けられており、該エンジン11の前方下方にはクローラ
走行装置2用の走行トランスミッション12が設けられ
ている。そしてエンジン11と走行トランスミッション
12との間には、クローラ走行装置2の駆動用の油圧無
段変速装置(走行HST)13が走行トランスミッショ
ン12と一体的に設けられている。
【0010】このとき上記走行HST13はエンジン1
1から駆動力が入力され、該駆動力を無段階に変速して
走行トランスミッション12に出力するように構成され
ている。そしてクローラ走行装置2が走行トランスミッ
ション12からの駆動力によって駆動されるため、すな
わちクローラ走行装置2は走行HST13によって無段
階に変速駆動され、走行機体7を走行させる。
1から駆動力が入力され、該駆動力を無段階に変速して
走行トランスミッション12に出力するように構成され
ている。そしてクローラ走行装置2が走行トランスミッ
ション12からの駆動力によって駆動されるため、すな
わちクローラ走行装置2は走行HST13によって無段
階に変速駆動され、走行機体7を走行させる。
【0011】一方上記機体フレーム1からは支持ステー
17が突設されており、前処理部8と後述するフィード
チェーン19とに駆動力を出力する駆動用の作業機トラ
ンスミッション14のミッションケース16を支持して
いる。そして作業機トランスミッション14は脱穀装置
6の前方の運転席3側、すなわちエンジン11側に配置
されている。なお上記ミッションケース16には作業機
トランスミッション14に駆動力を入力して前処理部8
及びフィードチェーン19を駆動する無段変速装置(作
業機HST)18がミッションケース16のエンジン1
1側の側面に一体的に取りつけられている。
17が突設されており、前処理部8と後述するフィード
チェーン19とに駆動力を出力する駆動用の作業機トラ
ンスミッション14のミッションケース16を支持して
いる。そして作業機トランスミッション14は脱穀装置
6の前方の運転席3側、すなわちエンジン11側に配置
されている。なお上記ミッションケース16には作業機
トランスミッション14に駆動力を入力して前処理部8
及びフィードチェーン19を駆動する無段変速装置(作
業機HST)18がミッションケース16のエンジン1
1側の側面に一体的に取りつけられている。
【0012】すなわち上記作業機HST18にはエンジ
ン11側から駆動力が入力され、該駆動力を無段階に変
速して作業機トランスミッション14に出力する。そし
て前処理部8が作業機トランスミッション14からの駆
動力によって駆動されるため、前処理部8は作業機HS
T18により無段階に変速駆動されて刈取り作業や搬送
作業を行う。
ン11側から駆動力が入力され、該駆動力を無段階に変
速して作業機トランスミッション14に出力する。そし
て前処理部8が作業機トランスミッション14からの駆
動力によって駆動されるため、前処理部8は作業機HS
T18により無段階に変速駆動されて刈取り作業や搬送
作業を行う。
【0013】なお前処理部8側と脱穀装置6側との間に
は前述の穀稈搬送用のフィードチェーン19が脱穀装置
6の外側方(反エンジン側)に設けられており、該フィ
ードチェーン19も作業機トランスミッション14から
の出力(駆動力)によって駆動される。
は前述の穀稈搬送用のフィードチェーン19が脱穀装置
6の外側方(反エンジン側)に設けられており、該フィ
ードチェーン19も作業機トランスミッション14から
の出力(駆動力)によって駆動される。
【0014】そして本発明のコンバインは走行トランス
ミッション12側からの出力と作業機トランスミッショ
ン14側からの出力とに基づいて、従来公知の速度連動
手段(マイコンユニット)によって、機体7の走行速度
と脱穀装置6及びフィードチェーン19の駆動速度を連
動せしめ、走行速度に応じた刈取り及び搬送速度を設定
するように構成されている。
ミッション12側からの出力と作業機トランスミッショ
ン14側からの出力とに基づいて、従来公知の速度連動
手段(マイコンユニット)によって、機体7の走行速度
と脱穀装置6及びフィードチェーン19の駆動速度を連
動せしめ、走行速度に応じた刈取り及び搬送速度を設定
するように構成されている。
【0015】上記作業機トランスミッション14は図4
に示されるように、作業機HST18からの出力を入力
する入力軸21がミッションケース16の上方側に軸支
されており、該入力軸21にはミッションケース16内
においてギヤ22が軸支されている。
に示されるように、作業機HST18からの出力を入力
する入力軸21がミッションケース16の上方側に軸支
されており、該入力軸21にはミッションケース16内
においてギヤ22が軸支されている。
【0016】なお作業機HST18は作業機トランスミ
ッション14の右側面に一体的に取り付けられており、
作業機HST18の出力軸が上記入力軸21を兼用して
いる。このとき作業機HST18が作業機トランスミッ
ション14のエンジン11側の側面(右側面)に取り付
けられているため、作業機HST18の出力軸は作業機
HST18の外装から左側(反エンジン側)に突出し
て、ミッションケース16の右側(エンジン側)からミ
ッションケース16内の挿入されている。
ッション14の右側面に一体的に取り付けられており、
作業機HST18の出力軸が上記入力軸21を兼用して
いる。このとき作業機HST18が作業機トランスミッ
ション14のエンジン11側の側面(右側面)に取り付
けられているため、作業機HST18の出力軸は作業機
HST18の外装から左側(反エンジン側)に突出し
て、ミッションケース16の右側(エンジン側)からミ
ッションケース16内の挿入されている。
【0017】一方ミッションケース16には中継軸23
が軸支されており、該中継軸23には上記ギヤ22と噛
合するギヤ24が一体回転するように軸支されている。
なお該ギヤ24にはギヤ24より小径なギヤ26が一体
的に形成されている。
が軸支されており、該中継軸23には上記ギヤ22と噛
合するギヤ24が一体回転するように軸支されている。
なお該ギヤ24にはギヤ24より小径なギヤ26が一体
的に形成されている。
【0018】さらにミッションケース16には前処理部
8の駆動用の前処理駆動軸27がケース16の右側(作
業機HST18側)に突出して軸支されており、該前処
理駆動軸27にはミッションケース16内において上記
ギヤ26と噛合するギヤ28が軸支されている。なお前
処理駆動軸27はミッションケース16の下部に設けら
れている。そして上記ギヤ28にはギヤ28より小径な
ギヤ31が一体的に形成されており、該ギヤ31と噛合
するギヤ32が上記中継軸23に自由回転自在に軸支さ
れている。
8の駆動用の前処理駆動軸27がケース16の右側(作
業機HST18側)に突出して軸支されており、該前処
理駆動軸27にはミッションケース16内において上記
ギヤ26と噛合するギヤ28が軸支されている。なお前
処理駆動軸27はミッションケース16の下部に設けら
れている。そして上記ギヤ28にはギヤ28より小径な
ギヤ31が一体的に形成されており、該ギヤ31と噛合
するギヤ32が上記中継軸23に自由回転自在に軸支さ
れている。
【0019】一方上記ギヤ32にはスプロケット33が
一体的に形成されている。またミッションケース16に
はフィードチェーン19の駆動用のフィードチェーン駆
動軸34がケース16の左側(反作業機HST18側)
に突出して軸支されている。そして該前処理駆動軸34
にはミッションケース16内においてスプロケット36
が一体的に軸支されており、上記スプロケット33とス
プロケット36とにチェーン37が掛け回されている。
一体的に形成されている。またミッションケース16に
はフィードチェーン19の駆動用のフィードチェーン駆
動軸34がケース16の左側(反作業機HST18側)
に突出して軸支されている。そして該前処理駆動軸34
にはミッションケース16内においてスプロケット36
が一体的に軸支されており、上記スプロケット33とス
プロケット36とにチェーン37が掛け回されている。
【0020】なおフィードチェーン駆動軸34は前記入
力軸21と前処理駆動軸34との間の高さ位置に配置さ
れている。すなわちミッションケース16からは、上方
から入力軸21,フィードチェーン駆動軸34,前処理
駆動軸27の順に突出せしめられており、入力軸21と
前処理駆動軸34がエンジン11側に向かって、フィー
ドチェーン駆動軸34が反エンジン側であるフィードチ
ェーン19側に突出している。
力軸21と前処理駆動軸34との間の高さ位置に配置さ
れている。すなわちミッションケース16からは、上方
から入力軸21,フィードチェーン駆動軸34,前処理
駆動軸27の順に突出せしめられており、入力軸21と
前処理駆動軸34がエンジン11側に向かって、フィー
ドチェーン駆動軸34が反エンジン側であるフィードチ
ェーン19側に突出している。
【0021】上記のような各軸の配置により、ミッショ
ンケース16内において各駆動軸27,34への駆動力
の減速機構の配置スペースを大きく取ることができ、減
速機構を容易に配置することができる。
ンケース16内において各駆動軸27,34への駆動力
の減速機構の配置スペースを大きく取ることができ、減
速機構を容易に配置することができる。
【0022】特にフィードチェーン駆動軸34への駆動
力をスプロケット33に対して減速して出力するギヤ3
2が、前処理駆動軸27に駆動力を出力するギヤ26を
軸支する中継軸23に自由回転自在に軸支されているこ
とにより、ミッションケース16内の軸の数を減少させ
ることができ、減速機構自体をコンパクトに形成するこ
とができる。
力をスプロケット33に対して減速して出力するギヤ3
2が、前処理駆動軸27に駆動力を出力するギヤ26を
軸支する中継軸23に自由回転自在に軸支されているこ
とにより、ミッションケース16内の軸の数を減少させ
ることができ、減速機構自体をコンパクトに形成するこ
とができる。
【0023】またフィードチェーン駆動軸34への駆動
力の伝動がスプロケット33とスプロケット36とチェ
ーン37により行われるため、比較的小さなスペース内
において駆動力の伝動を確実に行うことができる。
力の伝動がスプロケット33とスプロケット36とチェ
ーン37により行われるため、比較的小さなスペース内
において駆動力の伝動を確実に行うことができる。
【0024】作業機トランスミッション14は以上のよ
うに構成されており、入力軸21に入力される作業機H
ST18からの駆動力が前処理駆動軸27及びフィード
チェーン駆動軸34から出力される。なお上記前処理駆
動軸27には回転センサ29が取りつけられている。
うに構成されており、入力軸21に入力される作業機H
ST18からの駆動力が前処理駆動軸27及びフィード
チェーン駆動軸34から出力される。なお上記前処理駆
動軸27には回転センサ29が取りつけられている。
【0025】そして上記回転センサ29により前処理駆
動軸27の回転数を作業機トランスミッション14側の
出力として取り出し、前処理部8及びフィードチェーン
19の駆動速度の検出が可能であり、走行速度に連動さ
せることができる。このとき作業機トランスミッション
14側の出力が前処理駆動軸27から取り出される構造
となっているため、前処理部8の駆動速度をより正確に
検出することができ、前述の速度の連動をより正確に行
うことができる。
動軸27の回転数を作業機トランスミッション14側の
出力として取り出し、前処理部8及びフィードチェーン
19の駆動速度の検出が可能であり、走行速度に連動さ
せることができる。このとき作業機トランスミッション
14側の出力が前処理駆動軸27から取り出される構造
となっているため、前処理部8の駆動速度をより正確に
検出することができ、前述の速度の連動をより正確に行
うことができる。
【0026】次に本コンバインの伝動系について説明す
る。図5,図6に示されるように、エンジン11からの
出力はプーリ38とプーリ39を介してグレンタンク4
に出力されている。またプーリ41とプーリ42を介し
て走行HST13に出力されている。さらにプーリ43
とプーリ44を介して脱穀装置6に設けられた圧風ファ
ン(送風ファン)46の駆動軸(ファン駆動軸)47に
出力されている。
る。図5,図6に示されるように、エンジン11からの
出力はプーリ38とプーリ39を介してグレンタンク4
に出力されている。またプーリ41とプーリ42を介し
て走行HST13に出力されている。さらにプーリ43
とプーリ44を介して脱穀装置6に設けられた圧風ファ
ン(送風ファン)46の駆動軸(ファン駆動軸)47に
出力されている。
【0027】なお脱穀装置6は選別風を送風せしめる上
記圧風ファン46と、脱穀用の扱胴45及び処理胴48
と、揺動によって穀粒を選別する選別部49と、排塵を
強制排出する排塵ファン51と、排わらを切断するカッ
タ52と、排わらをカッタ52側に搬送する排わらチェ
ーン53とを備えた従来公知の構造となっている。
記圧風ファン46と、脱穀用の扱胴45及び処理胴48
と、揺動によって穀粒を選別する選別部49と、排塵を
強制排出する排塵ファン51と、排わらを切断するカッ
タ52と、排わらをカッタ52側に搬送する排わらチェ
ーン53とを備えた従来公知の構造となっている。
【0028】そして圧風ファン46及びファン駆動軸4
7は従来同様脱穀装置6の前方下方に設けられ、上記フ
ァン駆動軸47は脱穀装置6の外装の左右両側面から突
出している。そしてファン駆動軸47は外装の右側面側
(エンジン11側)の端部に上記エンジン11からの駆
動力の入力用のプーリ44が取り付けられている。そし
てプーリ43とプーリ44との間にベルト40が掛け回
されており、これによりベルト40を介してプーリ43
からプーリ44に駆動力が伝動される。
7は従来同様脱穀装置6の前方下方に設けられ、上記フ
ァン駆動軸47は脱穀装置6の外装の左右両側面から突
出している。そしてファン駆動軸47は外装の右側面側
(エンジン11側)の端部に上記エンジン11からの駆
動力の入力用のプーリ44が取り付けられている。そし
てプーリ43とプーリ44との間にベルト40が掛け回
されており、これによりベルト40を介してプーリ43
からプーリ44に駆動力が伝動される。
【0029】ただしベルト40にはテンションクラッチ
からなる作業機クラッチ50が設けられており、ベルト
40に摺接されるクラッチプーリ50Pの揺動により、
プーリ43からプーリ44への駆動力の断接、すなわち
エンジン11からファン駆動軸47への駆動力の伝動の
断接が行われる。
からなる作業機クラッチ50が設けられており、ベルト
40に摺接されるクラッチプーリ50Pの揺動により、
プーリ43からプーリ44への駆動力の断接、すなわち
エンジン11からファン駆動軸47への駆動力の伝動の
断接が行われる。
【0030】一方ファン駆動軸47の左側面側(走行機
体7の左外側側)の端部には選別部49側に駆動力を出
力する出力プーリ54が取りつけられている。そして該
出力プーリ54と、選別部49を駆動する選別駆動軸5
6に設けられた入力プーリ57と、排塵ファン51の駆
動軸58に設けられた入力プーリ59との間にベルト6
1が掛け回されている。また選別駆動軸56には出力プ
ーリ62も取りつけられており、カッタ駆動軸63に取
りつけられた入力プーリ64との間にベルト66が掛け
回されている。
体7の左外側側)の端部には選別部49側に駆動力を出
力する出力プーリ54が取りつけられている。そして該
出力プーリ54と、選別部49を駆動する選別駆動軸5
6に設けられた入力プーリ57と、排塵ファン51の駆
動軸58に設けられた入力プーリ59との間にベルト6
1が掛け回されている。また選別駆動軸56には出力プ
ーリ62も取りつけられており、カッタ駆動軸63に取
りつけられた入力プーリ64との間にベルト66が掛け
回されている。
【0031】一方上記ファン駆動軸47の右側面側には
扱胴45側への駆動力の出力プーリ67が取りつけられ
ている。また扱胴45及び処理胴48側の駆動機構68
には、扱胴45及び処理胴48側に駆動力を分配伝動す
る分配駆動部69が設けられている。そして上記出力プ
ーリ67と分配駆動部69の入力軸71に設けられた入
力プーリ72との間にはベルト73が掛け回されてい
る。
扱胴45側への駆動力の出力プーリ67が取りつけられ
ている。また扱胴45及び処理胴48側の駆動機構68
には、扱胴45及び処理胴48側に駆動力を分配伝動す
る分配駆動部69が設けられている。そして上記出力プ
ーリ67と分配駆動部69の入力軸71に設けられた入
力プーリ72との間にはベルト73が掛け回されてい
る。
【0032】そして分配駆動部69から扱胴45の駆動
軸73と処理胴48の駆動軸74に駆動力が伝動され扱
胴45及び処理胴48が駆動される。また扱胴駆動軸7
3の後端には出力プーリ76が取りつけられており、排
わらチェーン53の駆動軸77に設けられた入力プーリ
78との間にベルト79が掛け回されている。
軸73と処理胴48の駆動軸74に駆動力が伝動され扱
胴45及び処理胴48が駆動される。また扱胴駆動軸7
3の後端には出力プーリ76が取りつけられており、排
わらチェーン53の駆動軸77に設けられた入力プーリ
78との間にベルト79が掛け回されている。
【0033】以上のように構成されるファン駆動軸47
から選別部49,カッタ52,排塵ファン51,扱胴4
5,処理胴48,排わらチェーン53への駆動力の伝動
構造によって、テンションクラッチ50が入り作動せし
められ、ファン駆動軸47にエンジン11側から駆動力
が入力されることで、選別部49,カッタ52,排塵フ
ァン51が駆動される。そして扱胴45側への駆動力の
入力によって扱胴45,処理胴48,排わらチェーン5
3が駆動される。なおグレンタンク4は上記伝動機構に
よって、脱穀装置6とは独立してエンジン11からの駆
動力によって駆動される。すなわち脱穀装置6はファン
駆動軸47が装置全体の駆動軸として機能し、ファン駆
動軸47への駆動力の入力によって脱穀装置6自体が作
動せしめられる。
から選別部49,カッタ52,排塵ファン51,扱胴4
5,処理胴48,排わらチェーン53への駆動力の伝動
構造によって、テンションクラッチ50が入り作動せし
められ、ファン駆動軸47にエンジン11側から駆動力
が入力されることで、選別部49,カッタ52,排塵フ
ァン51が駆動される。そして扱胴45側への駆動力の
入力によって扱胴45,処理胴48,排わらチェーン5
3が駆動される。なおグレンタンク4は上記伝動機構に
よって、脱穀装置6とは独立してエンジン11からの駆
動力によって駆動される。すなわち脱穀装置6はファン
駆動軸47が装置全体の駆動軸として機能し、ファン駆
動軸47への駆動力の入力によって脱穀装置6自体が作
動せしめられる。
【0034】一方前述のように作業機HST18はミッ
ションケース16の右側に取り付けられており、すなわ
ち作業機HST18は、脱穀装置8の前方のエンジン1
1側に配置されたミッションケース16の更にエンジン
11側に配置されている。そして入力軸18aがファン
駆動軸47と略平行に右側に突出して、端部に駆動力の
入力用の入力プーリ81が取りつけられている。一方フ
ァン駆動軸47の右端側には上記各プーリ44,67と
ともに、作業機HST18への駆動力の出力用の出力プ
ーリ82も取りつけられている。
ションケース16の右側に取り付けられており、すなわ
ち作業機HST18は、脱穀装置8の前方のエンジン1
1側に配置されたミッションケース16の更にエンジン
11側に配置されている。そして入力軸18aがファン
駆動軸47と略平行に右側に突出して、端部に駆動力の
入力用の入力プーリ81が取りつけられている。一方フ
ァン駆動軸47の右端側には上記各プーリ44,67と
ともに、作業機HST18への駆動力の出力用の出力プ
ーリ82も取りつけられている。
【0035】そして上記入力プーリ81と出力プーリ8
2との間にベルト83が掛け回されて、ファン駆動軸4
7と作業機HST18との間の伝動機構80が構成さ
れ、作業機HST18への駆動力はファン駆動軸47か
ら入力され、作業機HST18への駆動力の入力と、脱
穀装置6への駆動力の入力は同期して行われる。
2との間にベルト83が掛け回されて、ファン駆動軸4
7と作業機HST18との間の伝動機構80が構成さ
れ、作業機HST18への駆動力はファン駆動軸47か
ら入力され、作業機HST18への駆動力の入力と、脱
穀装置6への駆動力の入力は同期して行われる。
【0036】そして以上の伝動経路により作業機HST
18にエンジン11側から駆動力が入力されて作業機ト
ランスミッション14が駆動され、これによりミッショ
ンケース16においては前処理駆動軸27とフィードチ
ェーン駆動軸34とから駆動力が出力され、前処理部8
及びフィードチェーン19が走行速度と連動せしめられ
て駆動される。
18にエンジン11側から駆動力が入力されて作業機ト
ランスミッション14が駆動され、これによりミッショ
ンケース16においては前処理駆動軸27とフィードチ
ェーン駆動軸34とから駆動力が出力され、前処理部8
及びフィードチェーン19が走行速度と連動せしめられ
て駆動される。
【0037】エンジン11からコンバインの各駆動部へ
の駆動力の伝動構造は上記のように構成されており、フ
ァン駆動軸47とグレンタンク4に駆動力を伝動するこ
とによって、ファン駆動軸47を駆動軸として脱穀装置
6,前処理部8,フィードチェーン19が駆動される。
このとき作業機HST18への駆動力がファン駆動軸4
7から入力されるため、作業機HST18への駆動力の
入力経路はシンプルとなり、作業機HST18側への駆
動力の中継軸等が不要となる。
の駆動力の伝動構造は上記のように構成されており、フ
ァン駆動軸47とグレンタンク4に駆動力を伝動するこ
とによって、ファン駆動軸47を駆動軸として脱穀装置
6,前処理部8,フィードチェーン19が駆動される。
このとき作業機HST18への駆動力がファン駆動軸4
7から入力されるため、作業機HST18への駆動力の
入力経路はシンプルとなり、作業機HST18側への駆
動力の中継軸等が不要となる。
【0038】なおファン駆動軸47への駆動力の伝動が
作業機クラッチ50を介して行われるため脱穀装置6及
び作業機トランスミッション14への駆動力の断接は、
作業機クラッチ50の入り切りによって同時に同期して
行われる。なおグレンタンク4はファン駆動軸47の駆
動とは無関係に単独駆動される。
作業機クラッチ50を介して行われるため脱穀装置6及
び作業機トランスミッション14への駆動力の断接は、
作業機クラッチ50の入り切りによって同時に同期して
行われる。なおグレンタンク4はファン駆動軸47の駆
動とは無関係に単独駆動される。
【0039】すなわち脱穀装置6と前処理部8及びフィ
ードチェーン19の駆動は作業機クラッチ50の入り切
りによって連係して行われ、脱穀装置6の停止状態で前
処理部8やフィードチェーン19を駆動する等の不都合
が防止される。そしてファン駆動軸47から前処理部8
及びフィードチェーン19に駆動力を伝動する伝動構造
とすることによって、上記脱穀装置6と前処理部8及び
フィードチェーン19との連係作動を容易な構造で実現
することができる。
ードチェーン19の駆動は作業機クラッチ50の入り切
りによって連係して行われ、脱穀装置6の停止状態で前
処理部8やフィードチェーン19を駆動する等の不都合
が防止される。そしてファン駆動軸47から前処理部8
及びフィードチェーン19に駆動力を伝動する伝動構造
とすることによって、上記脱穀装置6と前処理部8及び
フィードチェーン19との連係作動を容易な構造で実現
することができる。
【0040】一方ファン駆動軸47は脱穀装置6の前方
側の下方に設けられており、またエンジン11が運転席
3の下方、すなわち脱穀装置6より前方位置の右側方に
設けられている。さらに走行HST13は運転席3の下
方におけるエンジン11の前方に配置されている。これ
によりエンジン11から駆動力が直接入力されるファン
駆動軸47と走行HST13への駆動力の伝動が脱穀装
置6の内側方である右側方(エンジン11側の側方)に
おいて、脱穀装置6の前方から側方に至り集中的に行わ
れる。
側の下方に設けられており、またエンジン11が運転席
3の下方、すなわち脱穀装置6より前方位置の右側方に
設けられている。さらに走行HST13は運転席3の下
方におけるエンジン11の前方に配置されている。これ
によりエンジン11から駆動力が直接入力されるファン
駆動軸47と走行HST13への駆動力の伝動が脱穀装
置6の内側方である右側方(エンジン11側の側方)に
おいて、脱穀装置6の前方から側方に至り集中的に行わ
れる。
【0041】そして前述のように作業機トランスミッシ
ョン14(作業機HST18)が脱穀装置6の前方のエ
ンジン11側に配置されており、作業機トランスミッシ
ョン14側(作業機HST18)への駆動力の伝動も、
脱穀装置6のエンジン11側の側方(内側方)で行わ
れ、結局エンジン11側からの走行HST13,ファン
駆動軸47,作業機HST18への駆動力の伝動が、脱
穀装置6の内側面側において集中的に行われる。
ョン14(作業機HST18)が脱穀装置6の前方のエ
ンジン11側に配置されており、作業機トランスミッシ
ョン14側(作業機HST18)への駆動力の伝動も、
脱穀装置6のエンジン11側の側方(内側方)で行わ
れ、結局エンジン11側からの走行HST13,ファン
駆動軸47,作業機HST18への駆動力の伝動が、脱
穀装置6の内側面側において集中的に行われる。
【0042】このため走行HST13,ファン駆動軸4
7,作業機HST18への駆動力の伝動機構が脱穀装置
6とエンジン11との間に集中してコンパクトに配置さ
れ、特に作業機HST18への駆動力の伝動に複雑な伝
動経路をとる必要がなく、作業機HST18への駆動力
の伝動機構が脱穀装置6のフィードチェーン19側の前
方の穀稈の搬送経路を妨げることもない。
7,作業機HST18への駆動力の伝動機構が脱穀装置
6とエンジン11との間に集中してコンパクトに配置さ
れ、特に作業機HST18への駆動力の伝動に複雑な伝
動経路をとる必要がなく、作業機HST18への駆動力
の伝動機構が脱穀装置6のフィードチェーン19側の前
方の穀稈の搬送経路を妨げることもない。
【0043】すなわち脱穀装置6の前方側には前処理部
8からの穀稈の搬送機構が配置されるが、該搬送機構は
外側に偏位しており、エンジン11側には空きスペース
が存在する。そして本コンバインにおいては、前記空き
スペースに作業機トランスミッション14(作業機HS
T18)が配置され、作業機HST18を含む作業機ト
ランスミッション14を省スペースで配置することがで
きる他、作業機トランスミッション14側への駆動力の
伝動も上記空きスペースの近傍でコンパクトに行われ、
作業機トランスミッション14や作業機トランスミッシ
ョン14側への駆動力の伝動機構が上記搬送機構を妨げ
ることも無い。
8からの穀稈の搬送機構が配置されるが、該搬送機構は
外側に偏位しており、エンジン11側には空きスペース
が存在する。そして本コンバインにおいては、前記空き
スペースに作業機トランスミッション14(作業機HS
T18)が配置され、作業機HST18を含む作業機ト
ランスミッション14を省スペースで配置することがで
きる他、作業機トランスミッション14側への駆動力の
伝動も上記空きスペースの近傍でコンパクトに行われ、
作業機トランスミッション14や作業機トランスミッシ
ョン14側への駆動力の伝動機構が上記搬送機構を妨げ
ることも無い。
【0044】一方作業機トランスミッション14の上記
配置によって、作業機トランスミッション14は概ね走
行機体の左右方向の中心に配置される。また前処理部8
の縦フレームは平面視において脱穀装置6のエンジン1
1側の側面(右側面)の前方側に位置し、作業機トラン
スミッション14の前方に位置する。
配置によって、作業機トランスミッション14は概ね走
行機体の左右方向の中心に配置される。また前処理部8
の縦フレームは平面視において脱穀装置6のエンジン1
1側の側面(右側面)の前方側に位置し、作業機トラン
スミッション14の前方に位置する。
【0045】そして作業機トランスミッション14から
前処理部8への駆動力の伝動は、作業機トランスミッシ
ョン14の前処理出力軸27の出力プーリ87と縦フレ
ーム側に設けられる駆動力の入力プーリ86との間にベ
ルト88を巻き掛けることにより行われる。これにより
上記出力プーリ87と入力プーリ86とを容易に直線配
置することができ、ベルト伝動を容易に行うことができ
る。
前処理部8への駆動力の伝動は、作業機トランスミッシ
ョン14の前処理出力軸27の出力プーリ87と縦フレ
ーム側に設けられる駆動力の入力プーリ86との間にベ
ルト88を巻き掛けることにより行われる。これにより
上記出力プーリ87と入力プーリ86とを容易に直線配
置することができ、ベルト伝動を容易に行うことができ
る。
【0046】ただしベルト88にはテンションクラッチ
からなる前処理クラッチ90が設けられており、ベルト
88に摺接されるクラッチプーリ90Pの揺動により、
プーリ87からプーリ86への駆動力の断接、すなわち
作業機トランスミッション14から前処理部8への駆動
力の伝動の断接が行われる。
からなる前処理クラッチ90が設けられており、ベルト
88に摺接されるクラッチプーリ90Pの揺動により、
プーリ87からプーリ86への駆動力の断接、すなわち
作業機トランスミッション14から前処理部8への駆動
力の伝動の断接が行われる。
【0047】これにより作業機トランスミッション14
に駆動力が入力されている状態において、前処理部8の
駆動を任意に入り切りすることができ、脱穀装置6の駆
動状態において前処理部8の駆動を任意に停止させるこ
とができ、手扱ぎ作業等を容易に行うことができる。
に駆動力が入力されている状態において、前処理部8の
駆動を任意に入り切りすることができ、脱穀装置6の駆
動状態において前処理部8の駆動を任意に停止させるこ
とができ、手扱ぎ作業等を容易に行うことができる。
【0048】なおフィードチェーン駆動軸34とフィー
ドチェーン19の駆動スプロケット95との間には伝動
軸89が介設され、該伝動軸89を介して駆動力の伝動
が行われる。すなわち上記伝動軸89が脱穀装置6の外
装前面の前方を通過して脱穀装置6の左側方に延出し
て、左端部側においてフィードチェーン19を駆動して
いる。
ドチェーン19の駆動スプロケット95との間には伝動
軸89が介設され、該伝動軸89を介して駆動力の伝動
が行われる。すなわち上記伝動軸89が脱穀装置6の外
装前面の前方を通過して脱穀装置6の左側方に延出し
て、左端部側においてフィードチェーン19を駆動して
いる。
【0049】このとき上記伝動軸89は駆動スプロケッ
ト95を一体回転自在に軸支するフィードチェーン19
側の駆動軸となっており、フィードチェーン駆動軸34
は、軸芯が伝動軸89の軸芯の延長線と一致するように
ミッションケース16から突出せしめられている。
ト95を一体回転自在に軸支するフィードチェーン19
側の駆動軸となっており、フィードチェーン駆動軸34
は、軸芯が伝動軸89の軸芯の延長線と一致するように
ミッションケース16から突出せしめられている。
【0050】なお前述のようにフィードチェーン駆動軸
34が反エンジン側、すなわちフィードチェーン19側
に向かって突出しているため、伝動軸89とフィードチ
ェーン駆動軸34とを直接連結して、作業機トランスミ
ッション14からフィードチェーン19への駆動力の伝
動機構を軸駆動機構によって容易に構成することができ
る。
34が反エンジン側、すなわちフィードチェーン19側
に向かって突出しているため、伝動軸89とフィードチ
ェーン駆動軸34とを直接連結して、作業機トランスミ
ッション14からフィードチェーン19への駆動力の伝
動機構を軸駆動機構によって容易に構成することができ
る。
【0051】特に前述のようにフィードチェーン駆動軸
34を、入力軸21と前処理駆動軸27との間のミッシ
ョンケース16の中間位置の高さに配置することによっ
て、駆動スプロケット95の高さとフィードチェーン駆
動軸34の高さとを容易に合わせることができ、フィー
ドチェーン駆動軸34と駆動スプロケット95の駆動軸
(伝動軸89)との間に中継軸やユニバーサルジョイン
トのような複雑なジョイント等が不要となる。
34を、入力軸21と前処理駆動軸27との間のミッシ
ョンケース16の中間位置の高さに配置することによっ
て、駆動スプロケット95の高さとフィードチェーン駆
動軸34の高さとを容易に合わせることができ、フィー
ドチェーン駆動軸34と駆動スプロケット95の駆動軸
(伝動軸89)との間に中継軸やユニバーサルジョイン
トのような複雑なジョイント等が不要となる。
【0052】これにより穀稈の搬送経路内をフィードチ
ェーン19の駆動機構(伝動軸89)が通過することに
なるが、上記駆動機構はシンプルな軸駆動であり、上記
搬送経路を容易に避けることができる。むしろフィード
チェーン19を作業機トランスミッション14により行
うことによって、フィードチェーン19用の駆動装置等
を用意する必要がなく、伝動機構がシンプルに構成さ
れ、容易にフィードチェーン19の駆動速度を走行速度
及び刈取り速度に対応させることができるメリットの方
が大きい。
ェーン19の駆動機構(伝動軸89)が通過することに
なるが、上記駆動機構はシンプルな軸駆動であり、上記
搬送経路を容易に避けることができる。むしろフィード
チェーン19を作業機トランスミッション14により行
うことによって、フィードチェーン19用の駆動装置等
を用意する必要がなく、伝動機構がシンプルに構成さ
れ、容易にフィードチェーン19の駆動速度を走行速度
及び刈取り速度に対応させることができるメリットの方
が大きい。
【0053】
【発明の効果】以上のように構成される本発明の構造に
よれば、作業機無段変速機への駆動力の入力機構をシン
プルに構成することができる他、前処理部への駆動力が
脱穀装置側から入力されるため、脱穀装置と前処理部の
作動の連係を容易に行うことができるという効果があ
る。特に作業機クラッチを介してエンジン側から駆動軸
に駆動力を伝動することで、作業機クラッチの断接によ
って脱穀装置と前処理部への駆動力を同時に入り切りす
ることができ、脱穀装置の停止状態で前処理部を駆動す
る等の不都合を簡単な構造で防止することができる。
よれば、作業機無段変速機への駆動力の入力機構をシン
プルに構成することができる他、前処理部への駆動力が
脱穀装置側から入力されるため、脱穀装置と前処理部の
作動の連係を容易に行うことができるという効果があ
る。特に作業機クラッチを介してエンジン側から駆動軸
に駆動力を伝動することで、作業機クラッチの断接によ
って脱穀装置と前処理部への駆動力を同時に入り切りす
ることができ、脱穀装置の停止状態で前処理部を駆動す
る等の不都合を簡単な構造で防止することができる。
【0054】また作業機クラッチとは別に前処理クラッ
チを設けることによって、脱穀装置の駆動に無関係に前
処理部を停止させることができ、手扱ぎ作業等を容易に
行うことができるという利点もある。
チを設けることによって、脱穀装置の駆動に無関係に前
処理部を停止させることができ、手扱ぎ作業等を容易に
行うことができるという利点もある。
【図1】コンバインの側面図である。
【図2】コンバインの平面図である。
【図3】コンバインの正面図である。
【図4】作業機トランスミッションの展開断面図であ
る。
る。
【図5】コンバインの伝動線図である。
【図6】作業機トランスミッション部分の伝動状態を示
す側面図である。
す側面図である。
2 クローラ走行装置(走行装置)
6 脱穀装置
7 走行機体
8 前処理部
11 エンジン
13 走行HST(走行無段変速機)
18 作業機HST(作業機無段変速機)
46 圧風ファン(送風ファン)
50 作業機クラッチ
47 ファン駆動軸(駆動軸)
80 伝動機構
86 入力プーリ(入力部)
87 出力プーリ(出力部)
90 前処理クラッチ
フロントページの続き
Fターム(参考) 2B076 AA03 BA03 CA19 CC02 DA02
DA05 DA09 DA15 DB06
Claims (3)
- 【請求項1】 脱穀装置(6)と前処理部(8)を走行
機体(7)側に設け、脱穀装置(6)の前方側に選別風
を送風せしめる送風ファン(46)を回転駆動自在に設
け、走行装置(2)の駆動用の走行無段変速機(13)
と、前処理部(8)を駆動する作業機無段変速機(1
8)とを設け、前処理部(8)の駆動速度を走行速度に
連動して変更せしめるコンバインにおいて、送風ファン
(46)を駆動する駆動軸(47)と作業機無段変速機
(18)の入力部との間に駆動力の伝動機構(80)を
設け、作業機無段変速機(18)への駆動力を送風ファ
ン(46)の駆動軸(47)から入力したコンバインに
おける駆動力の伝動機構。 - 【請求項2】 送風ファン(46)の駆動軸(47)と
エンジン(11)側との間に作業機クラッチ(50)を
設け、該作業機クラッチ(50)を介してエンジン(1
1)側から上記駆動軸(47)に駆動力を伝動した請求
項1のコンバインにおける駆動力の伝動機構。 - 【請求項3】 作業機無段変速装置(18)の出力部
(87)と前処理部(8)の駆動力の入力部(86)と
の間に前処理クラッチ(90)を設け、該前処理クラッ
チ(90)を介して作業機無段変速装置(18)側から
前処理部(8)側に駆動力を伝動した請求項1又は2の
コンバインにおける駆動力の伝動機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001209768A JP2003023840A (ja) | 2001-07-10 | 2001-07-10 | コンバインにおける駆動力の伝動機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001209768A JP2003023840A (ja) | 2001-07-10 | 2001-07-10 | コンバインにおける駆動力の伝動機構 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003023840A true JP2003023840A (ja) | 2003-01-28 |
Family
ID=19045378
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001209768A Pending JP2003023840A (ja) | 2001-07-10 | 2001-07-10 | コンバインにおける駆動力の伝動機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003023840A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008072991A (ja) * | 2006-09-22 | 2008-04-03 | Kubota Corp | 刈取作業機 |
-
2001
- 2001-07-10 JP JP2001209768A patent/JP2003023840A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008072991A (ja) * | 2006-09-22 | 2008-04-03 | Kubota Corp | 刈取作業機 |
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Legal Events
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---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
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A977 | Report on retrieval |
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|
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A02 | Decision of refusal |
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