JP2003022732A - シーソースイッチの構造 - Google Patents

シーソースイッチの構造

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JP2003022732A
JP2003022732A JP2001204675A JP2001204675A JP2003022732A JP 2003022732 A JP2003022732 A JP 2003022732A JP 2001204675 A JP2001204675 A JP 2001204675A JP 2001204675 A JP2001204675 A JP 2001204675A JP 2003022732 A JP2003022732 A JP 2003022732A
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Japan
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seesaw
switch
button
rubber
rubber switch
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JP2001204675A
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Takashi Maejima
孝史 前島
Shinji Hisaji
伸二 久次
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Denso Ten Ltd
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Denso Ten Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】構成部品点数を増やすことなくスイッチ操作時
の操作性とクリック感覚の向上が図れるシーソースイッ
チを安価に提供することを目的とする。 【解決手段】基板と、基板上に配設され、接点を有する
ラバースイッチと、ラバースイッチの接点を開閉させる
押圧部を有するシーソーボタンと、シーソーボタンを支
持する支持部を有し、ラバースイッチ上に配設されるホ
ルダと、ラバースイッチとホルダとの当接面の面積を減
少させてシーソーボタンへの弾性反発力を軽減する軽減
手段とを備えることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電子機器の動作スイ
ッチなどに用いられるシーソースイッチの構造に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来例のシーソースイッチの構造を図1
3を用いて説明する。
【0003】図13は従来のシーソースイッチの概略構
成を示す図で、(a)正面視の一部断面図、(b)シー
ソー支点位置の断面図である。
【0004】80はシーソースイッチで、図13で示す
ようにシーソーボタン81、ホルダ90、ラバースイッ
チ94およびプリント基板96などにより構成されてい
る。
【0005】シーソーボタン81は、中空の略長方立方
体形状をしており、前面パネル97の孔98に嵌入する
ボタン本体部82と、本体部82の図示下方に縁部86
が形成されている。ボタン本体部82のシーソー動作方
向の略中央部の両側面の縁部86には、前面パネル97
の孔98の両側面に形成されたシーソー支点99a、9
9bに係合するシーソー支点受部83a、83bが形成
されており、シーソー支点受部83a、83bの背面側
(図示下面)が、後述するホルダ90の支持部93a、
93bの先端が当接する受面87a、87bが形成され
ている。また、ボタン本体部82の前面側図示上方に
は、シーソー支点受部83a、83bを挟んで図示左右
方向にシーソー動作をさせるためのボタン押部84a、
84bがあり、縁部86にはボタン押部84a、84b
に対応して、後述するスイッチ接点95a、95bを押
圧するスイッチ押圧部85a、85bがそれぞれ突出し
て形成されている。シーソーボタン81の材料には樹脂
部材が用いられ成形加工により形成される。
【0006】ホルダ90は、長方形の枠形状をしており
シーソーボタン81の中空部に緩入する枠本体部91
と、枠本体部91の長手方向の略中央部に板状渡部92
が枠本体部91より両側に延在しており、延在部にはシ
ーソーボタン81の受面87a、87bを支える支持部
93a、93bが形成されている。ホルダ90の材料に
は樹脂部材が用いられ成形加工により形成される。
【0007】ラバースイッチ94は、プリント基板96
の上面に銅泊パターンなどにより形成された端子(図示
省略)間を接続または開放して電気的にON・OFFさ
せるものである。ラバースイッチ94には、ゴム部材
(例えばシリコンゴム)が用いられ、ゴム板部よりシー
ソーボタン81のスイッチ押圧部85a、85bに対応
する方向へ突出して、スイッチ接点95a、95bなど
が形成されている。スイッチ接点95a、95b部は、
天板付きの円筒形状をしており、天板から円筒の中程ま
で導体部材(端子間を電気的に接続させる例えばカーボ
ン部材、図示省略)が内蔵されている。
【0008】尚、ラバースイッチ94は、シーソースイ
ッチ80が組み立てられた状態で、ラバースイッチ94
とホルダ90との接触部に発生する耐圧力(弾性力)
が、ホルダ90を介してボタン本体部82のシーソー支
点受部83a、83bを、前面パネル97のシーソー支
点99a、99bに圧接させるバイアス力となる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述のシーソ
ースイッチ80では、ホルダ90の底面全体がラバース
イッチ94と接する構造となっているので、構成部品の
寸法のバラツキや組立の誤差などにより、シーソーボタ
ン81の受面87a、87bと前面パネル97のシーソ
ー支点99a、99bとの接触状態にバラツキが発生す
る。もし、接触状態が弱くなるとシーソーボタン81に
ガタツキが発生し、また、接触状態が強くなると、シー
ソースイッチ80の操作時の押圧抵抗が大きくなり操作
性が悪くなり、スイッチ接点95a、95bを押した際
のクリック感覚が悪くなると言うおそれがある。これら
の不具合を対策しようとすると厳重な部品の寸法管理や
組立の誤差を少なくするための設備投資や組立作業の管
理が要求されるので、コスト高につながるおそれがあ
る。
【0010】本発明は上述の問題を解決するもので、構
成部品点数を増やすことなくスイッチ操作時の操作性と
クリック感覚の向上が図れるシーソースイッチを安価で
提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は上述の目的を達
成するもので、基板と、前記基板上に配設され、接点を
有するラバースイッチと、前記ラバースイッチの接点を
開閉させる押圧部を有するシーソーボタンと、前記シー
ソーボタンを支持する支持部を有し、前記ラバースイッ
チ上に配設されるホルダと、前記ラバースイッチと前記
ホルダとの当接面の面積を減少させて前記シーソーボタ
ンへの弾性反発力を軽減する軽減手段とを備えることを
特徴とするものである。
【0012】また、前記軽減手段は、前記ラバースイッ
チの前記当接面に設けられた凹部または凸部であること
を特徴とするものである。
【0013】また、前記軽減手段は、前記ラバースイッ
チの前記当接面の背面に設けられた凹部または凸部であ
ることを特徴とするものである。
【0014】また、前記軽減手段は、前記ラバースイッ
チの前記当接面に設けられた孔であることを特徴とする
ものである。
【0015】また、前記軽減手段は、前記ホルダの前記
当接面に設けられた凹部または凸部であることを特徴と
するものである。
【0016】また、基板と、前記基板上に配設され、接
点を有するラバースイッチと、前記ラバースイッチの接
点を開閉させる押圧部を有するシーソーボタンと、前記
ラバースイッチの表面に形成され、前記シーソーボタン
に対して突出し、該シーソーボタンを支持する支持部
と、前記ラバースイッチの前記支持部裏面と前記基板と
の当接面の面積を減少させて前記シーソーボタンへの弾
性反発力を軽減する軽減手段とを備えることを特徴とす
るものである。
【0017】また、前記軽減手段は、前記ラバースイッ
チの前記当接面に設けられた凹部または凸部であること
を特徴とするものである。
【0018】また、前記軽減手段は、前記基板の前記当
接面設にけられた凹部または凸部であることを特徴とす
るものである。
【0019】また、前記軽減手段は、前記基板の前記当
接面に設けられた孔であることを特徴とするものであ
る。
【0020】また、基板と、前記基板上に配設され、接
点を有するラバースイッチと、前記ラバースイッチの接
点を開閉させる押圧部を有するシーソーボタンと、前記
シーソーボタンに形成され、前記ラバースイッチに対し
て突出して当接し、該シーソーボタを支持する支持部
と、前記ラバースイッチの前記支持部当接点裏面近傍と
前記基板との当接面の面積を減少させて前記シーソーボ
タンへの弾性反発力を軽減する軽減手段とを備えること
を特徴とするものである。
【0021】また、前記軽減手段は、前記ラバースイッ
チの前記当接面に設けられた凹部または凸部であること
を特徴とするものである。
【0022】また、前記軽減手段は、前記基板の前記当
接面に設けられた凹部または凸部であることを特徴とす
るものである。
【0023】また、前記軽減手段は、前記基板の前記当
接面に設けられた孔であることを特徴とするものであ
る。
【0024】また、前記支持部は、支点において前記ラ
バースイッチに圧接状態で保持されていることを特徴と
するものである。
【0025】
【発明の実施の形態】本発明の第1の実施の形態を図1
乃至図6を用いて説明する。
【0026】図1は本発明の第1の実施の形態に係るシ
ーソースイッチの概略構成を示す図で、(a)正面視の
一部断面図、(b)シーソー支点位置の断面図である。
図2は本発明の第1の実施の形態に係るホルダを示す平
面図である。図3は本発明の第1の実施の形態に係るシ
ートスイッチを示す平面図である。
【0027】10はシーソースイッチで、図1で示すよ
うにシーソーボタン20、ホルダ30、ラバースイッチ
35およびプリント基板40などにより構成されてい
る。
【0028】シーソーボタン20は、中空の略長方立方
体形状をしており、前面パネル45の孔46に嵌入する
ボタン本体部21と、本体部21の図示下方に縁部25
が形成されている。ボタン本体部21のシーソー動作方
向の略中央部の両側面の縁部25には、前面パネル45
の孔46の両側面に形成されたシーソー支点47a、4
7bに係合するシーソー支点受部22a、22bが形成
されており、シーソー支点受部22a、22bの背面側
(図示下面)が、後述するホルダ30の支持部33a、
33bの先端が当接する受面26a、26bが形成され
ている。また、ボタン本体部21の前面側図示上方に
は、シーソー支点受部22a、22bを挟んで図示左右
方向にシーソー動作をさせるためのボタン押部23a、
23bがあり、縁部25にはボタン押部23a、23b
に対応して、後述するスイッチ接点36a、36bを押
圧するスイッチ押圧部24a、24bがそれぞれ突出し
て形成されている。シーソーボタン20の材料には樹脂
部材が用いられ成形加工により形成される。
【0029】ホルダ30は、図1および図2で示すよう
に長方形の枠形状をしており、シーソーボタン20の中
空部に緩入する枠本体部31と、枠本体部31の長手方
向の略中央部に板状渡部32が枠本体部31より両側に
延在しており、延在部にはシーソーボタン20の受面2
6a、26bを支える支持部33a、33bが形成され
ている。ホルダ30の材料には樹脂部材が用いられ成形
加工により形成される。
【0030】ラバースイッチ35は、図1および図3で
示すようにプリント基板40の上面に銅泊パターンなど
により形成された端子(図示省略)間を接続または開放
して電気的にON・OFFさせるものである。ラバース
イッチ35には、ゴム部材(例えばシリコンゴム)が用
いられ、ゴム板部よりシーソーボタン20のスイッチ押
圧部24a、24bに対応する方向へ突出して、スイッ
チ接点36a、36bなどが形成されている。スイッチ
接点36a、36b部は、天板付きの円筒形状をしてお
り、天板から円筒の中程まで導体部材(端子間を電気的
に接続させる例えばカーボン部材、図示省略)が内蔵さ
れている。また、ラバースイッチ35とホルダ30との
当接面積を調整して適正な弾性反発力(シーソーボタン
20に加わるバイアス力)を得るために、ラバースイッ
チ35の当接面に凹部37が形成されている。
【0031】尚、ラバースイッチ35は、シーソースイ
ッチ10が組み立てられた状態で、ラバースイッチ35
とホルダ30との当接部に発生する弾性反発力が、ホル
ダ30を介してボタン本体部21のシーソー支点受部2
2a、22bを、前面パネル45のシーソー支点47
a、47bに圧接させるバイアス力となる。
【0032】以上説明したように本発明の第1の実施の
形態に係るシーソースイッチ10によれば、ラバースイ
ッチ35のホルダ30との当接部に凹部37を設けるこ
とにより、当接面積が減少し当接部に発生する弾性反発
力が減少するので、ホルダ30を介してボタン本体部2
1のシーソー支点受部22a、22bを、前面パネル4
5のシーソー支点47a、47bに圧接させる力(バイ
アス力)が調整される。その結果、ボタン本体部21を
操作する際のシーソー動作がより円滑となり適度な押さ
え感覚と、ラバースイッチ35のスイッチ接点36a、
36bを押圧した際のクリック感覚がよくなりシーソー
スイッチ10の操作性の向上が図れる。
【0033】尚、第1の実施の形態ではラバースイッチ
35に凹部37を形成し、ホルダ30との当接面積を減
少させて当接部に発生する弾性反発力を調整したが、こ
れに限らず、凹部37の代わりにラバースイッチ35の
ホルダ30との当接部分を突出させて凹部37と相対す
る位置(例えば凹部37の外縁部)に凸部を形成するこ
とにより第1の実施の形態と同じ効果を得ることができ
る。
【0034】次に、本発明の第1の実施の形態と一部が
異なるその他の実施の形態の3事例を図4、図5および
図6を用いて説明する。尚、図1と同じ構成については
同じ符号を付し説明を省略し変更点を重点に説明する。
【0035】先ず、第1事例を図4を用いて説明する。
図4は本発明の第1の実施の形態と一部が異なる第1事
例のシーソースイッチの概略構成を示す図で、(a)正
面視の一部断面図、(b)シーソー支点位置の断面図で
ある。
【0036】第1事例は、図4で示すようにシーソーボ
タン20、ホルダ30、ラバースイッチ35およびプリ
ント基板40などにより構成されている。
【0037】第1事例では、ラバースイッチ35とホル
ダ30との当接面積を調整するのに、図1のラバースイ
ッチ35の凹部37の代わりに、ラバースイッチ35の
プリント基板40との当接面側(凹部37の背面側)に
凹部50を設けることにより、ラバースイッチ35とホ
ルダ30との当接部に発生する弾性反発力が減少するの
で、ホルダ30を介してボタン本体部21のシーソー支
点受部22a、22bを、前面パネル45のシーソー支
点47a、47bに圧接させる力が調整される。その結
果、シーソー動作が円滑となり適度な押さえ感覚と、ク
リック感覚がよくなり図4のシーソースイッチ10にお
いても操作性の向上が図れる。
【0038】尚、第1事例ではラバースイッチ35に凹
部50を形成し、ラバースイッチ35とプリント基板4
0との当接面積を減少させて当接部に発生する弾性反発
力を調整したが、これに限らず、凹部50の代わりに、
プリント基板40との当接部分を突出させて当接面を形
成することにより第1の実施の形態と同じ効果を得るこ
とができる。その他に、凹部50の代わりに、プリント
基板40のラバースイッチ35との当接面側に、凹部5
0と相対する位置に凹部を設けることにより、また前記
凸部に相対する位置に凸部を設けることにより、第1の
実施の形態および第1事例と同じ効果を得ることができ
る。
【0039】次に、第2事例を図5を用いて説明する。
図5は本発明の第1の実施の形態と一部が異なる第2事
例のシーソースイッチの概略構成を示す図で、(a)正
面視の一部断面図、(b)シーソー支点位置の断面図で
ある。
【0040】第2事例は、図5で示すようにシーソーボ
タン20、ホルダ30、ラバースイッチ35およびプリ
ント基板40などにより構成されている。
【0041】第2事例では、ラバースイッチ35とホル
ダ30との当接面積を調整するのに、図1のラバースイ
ッチ35の凹部37の代わりに孔52を設けることによ
り、ラバースイッチ35とホルダ30との当接部に発生
する弾性反発力が減少するので、ホルダ30を介してボ
タン本体部21のシーソー支点受部22a、22bを、
前面パネル45のシーソー支点47a、47bに圧接さ
せる力が調整される。その結果、第1の実施の形態と同
じようにシーソー動作が円滑となり適度な押さえ感覚
と、クリック感覚がよくなり図5のシーソースイッチ1
0においても操作性の向上が図れる。
【0042】次に、第3事例を図6を用いて説明する。
図6は本発明の第1の実施の形態と一部が異なる第3事
例のシーソースイッチの概略構成を示す図で、(a)正
面視の一部断面図、(b)シーソー支点位置の断面図で
ある。
【0043】第3事例は、図6で示すようにシーソーボ
タン20、ホルダ30、ラバースイッチ35およびプリ
ント基板40などにより構成されている。
【0044】第3事例では、ホルダ30とラバースイッ
チ35との当接面積を調整するのに、図1のラバースイ
ッチ35に凹部37を設ける代わりに、ホルダ30側の
当接面(底部)に凹部54を設けることにより、ホルダ
30とラバースイッチ35との当接部に発生する弾性反
発力が減少するので、ホルダ30を介してボタン本体部
21のシーソー支点受部22a、22bを、前面パネル
45のシーソー支点47a、47bに圧接させる力が調
整される。その結果、第1の実施の形態と同じようにシ
ーソー動作が円滑となり適度な押さえ感覚と、クリック
感覚がよくなり図6のシーソースイッチ10においても
操作性の向上が図れる。
【0045】尚、第3事例ではホルダ30の当接面(底
部)に凹部54を形成し、ラバースイッチ35との当接
面積を減少させて当接部に発生する弾性反発力を調整し
たが、これに限らず、凹部54の代わりにラバースイッ
チ35との当接部分を突出させて当接面を形成すること
により第3事例と同じ効果を得ることができる。
【0046】次に、本発明の第2の実施の形態を図7、
図8および図9を用いて説明する。
【0047】図7は本発明の第2の実施の形態に係るシ
ーソースイッチの概略構成を示す図で、(a)正面視の
一部断面図、(b)シーソー支点位置の断面図である。
図8は本発明の第2の実施の形態に係るシートスイッチ
を示す平面図である。尚、第2の実施の形態は第1の実
施の形態を変更したもので、第1の実施の形態と同じ構
成については同じ符号を付し説明を省略する。
【0048】11はシーソースイッチで、図7で示すよ
うにシーソーボタン20、ラバースイッチ55およびプ
リント基板40などにより構成されている。
【0049】ラバースイッチ55は、図7および図8で
示すようにプリント基板40の上面に銅泊パターンなど
により形成された端子(図示省略)間を接続または開放
して電気的にON・OFFさせるものである。ラバース
イッチ55には、ゴム部材(例えばシリコンゴム)が用
いられ、ゴム板部よりシーソーボタン20のスイッチ押
圧部24a、24bに対応する方向へ突出して、スイッ
チ接点56a、56bなどが形成されている。スイッチ
接点56a、56b部は、天板付きの円筒形状をしてお
り、天板から円筒の中程まで導体部材(端子間を電気的
に接続させる例えばカーボン部材、図示省略)が内蔵さ
れている。また、スイッチ接点56a、56bの略中央
部に、シーソーボタン20の両側面に形成された受面2
6a、26bに当接し、シーソーボタン20を支える支
持部57a、57bが形成されており、支持部57a、
57bの立設面の背面に適正な弾性反発力(バイアス
力)を得るために凹部58が形成されている。
【0050】尚、ラバースイッチ55は、シーソースイ
ッチ11が組み立てられた状態で、ラバースイッチ55
の支持部57a、57bの支持圧力が、ボタン本体部2
1のシーソー支点受部22a、22bを、前面パネル4
5のシーソー支点47a、47bに圧接させるバイアス
力となる。
【0051】以上説明したように本発明の第2の実施の
形態に係るシーソースイッチ11においても、ラバース
イッチ55の支持部57a、57bの立設面の背面に凹
部58を設けることにより弾性反発力が減少するので、
ボタン本体部21のシーソー支点受部22a、22b
を、前面パネル45のシーソー支点47a、47bに圧
接させるバイアス力が調整される。その結果、ボタン本
体部21を操作する際のシーソー動作がより円滑となり
適度な押さえ感覚と、ラバースイッチ55のスイッチ接
点56a、56bを押圧した際のクリック感覚がよくな
りシーソースイッチ11の操作性の向上が図れる。
【0052】尚、第2の実施の形態ではラバースイッチ
55の支持部57a、57bの立設面の背面に凹部58
を形成し、ホルダ30との当接面積を減少させて当接部
に発生する弾性反発力を調整したが、これに限らず、凹
部58の代わりに、プリント基板40との当接部に、凹
部58と相対する位置(例えば凹部58の外縁部)に凸
部を形成することにより、第2の実施の形態と同じ効果
を得ることができる。その他に、凹部58の代わりに、
プリント基板40のラバースイッチ55との当接面側に
凹部58と相対する位置に凹部を設けることにより、ま
たはラバースイッチ55の前記凸部に相対する位置に凸
部を設けることにより、第2の実施の形態と同じ効果を
得ることができる。
【0053】次に、本発明の第2の実施の形態と一部が
異なるその他の実施例を図9を用いて説明する。図9は
本発明の第2の実施の形態と一部が異なるその他のシー
ソースイッチの概略構成を示す図で、(a)正面視の一
部断面図、(b)シーソー支点位置の断面図である。
尚、図1、図7および図8と同じ構成については同じ符
号を付し説明を省略し変更点を重点に説明する。
【0054】本実施例は、図9で示すようにシーソーボ
タン20、ラバースイッチ60およびプリント基板62
などにより構成されている。
【0055】ラバースイッチ60は、図7のラバースイ
ッチ55の支持部57a、57bの立設面の背面に形成
された凹部58を削除したもので、その他はラバースイ
ッチ55と略同じである。また、プリント基板62は、
ラバースイッチ60の支持部57a、57bの立設部に
対応する部分に孔63a、63bが形成されており、そ
の他はプリント基板40と略同じである。
【0056】尚、プリント基板62に孔63a、63b
が形成されているので、図9のシーソースイッチ11が
組み立てられた状態で、ラバースイッチ60の支持部5
7a、57bの支持圧力が、ボタン本体部21のシーソ
ー支点受部22a、22bを、前面パネル45のシーソ
ー支点47a、47bに圧接させる力が調整され適正な
バイアス力となる。その結果、シーソー動作が円滑とな
り適度な押さえ感覚と、クリック感覚がよくなり操作性
の向上が図れる。
【0057】次に、本発明の第3の実施の形態を図1
0、図11および図12を用いて説明する。
【0058】図10は本発明の第3の実施の形態に係る
シーソースイッチの概略構成を示す図で、(a)正面視
の一部断面図、(b)シーソー支点位置の断面図であ
る。尚、第3の実施の形態は第1の実施の形態と同じ構
成については同じ符号を付し説明を省略する。
【0059】12はシーソースイッチで、図10で示す
ようにシーソーボタン70、ラバースイッチ73および
プリント基板40などにより構成されている。
【0060】シーソーボタン70は、図1のシーソーボ
タン20のシーソー支点受部22a、22bの背面側
(受面26a、26bの部位)よりラバースイッチ73
の方へ突出して支持部71a、71bが形成されてい
る。その他はシーソーボタン20と略同じである。
【0061】ラバースイッチ73は、図4のラバースイ
ッチ35と近い形状をしており、シーソーボタン70の
支持部71a、71bが当接する部分の背面側に凹部7
4a、74bが形成されている。尚、凹部74a、74
bはシーソースイッチ12が組み立てられた状態で、シ
ーソーボタン70の支持部71a、71bが受ける支持
圧力が、ボタン本体部21のシーソー支点受部22a、
22bを、前面パネル45のシーソー支点47a、47
bに圧接させる適切なバイアス力となるように形成され
ている。
【0062】以上説明したように本発明の第3の実施の
形態に係るシーソースイッチ12においても、ラバース
イッチ73に凹部74a、74bを設けることによりボ
タン本体部21のシーソー支点受部22a、22bを、
前面パネル45のシーソー支点47a、47bに圧接さ
せるバイアス力が調整される。その結果、ボタン本体部
21を操作する際のシーソー動作がより円滑となり適度
な押さえ感覚と、ラバースイッチ55のスイッチ接点3
6a、36bを押圧した時のクリック感覚がよくなりシ
ーソースイッチ12の操作性の向上が図れる。
【0063】尚、第3の実施の形態ではラバースイッチ
73に凹部74a、74bを設けたが、これに限らず、
凹部74a、74bの代わりに、プリント基板40との
当接部分の凹部74a、74bと相対する位置(例えば
凹部74a、74bの外縁部)に、凸部を形成すること
により、第3の実施の形態と同じ効果を得ることができ
る。その他に、凹部74a、74bの代わりに、プリン
ト基板40のラバースイッチ73との当接面側の凹部7
4a、74bと相対する位置に凹部を設けることによ
り、または前記凸部に相対する位置に凸部を設けること
により、第3の実施の形態と同じ効果を得ることができ
る。
【0064】次に、本発明の第3の実施の形態と一部が
異なるその他の実施の形態の2事例を図11および図1
2を用いて説明する。尚、図1および図10と同じ構成
については同じ符号を付し説明を省略し変更点を重点に
説明する。
【0065】先ず、第1事例を図11を用いて説明す
る。図11は本発明の第3の実施の形態と一部が異なる
第1事例のシーソースイッチの概略構成を示す図で、
(a)正面視の一部断面図、(b)シーソー支点位置の
断面図である。
【0066】第1事例は、図11で示すようにシーソー
ボタン70、ラバースイッチ75およびプリント基板7
7などにより構成されている。
【0067】ラバースイッチ75は、図10のラバース
イッチ73の凹部74a、74bを削除したもので、そ
の他は図10のラバースイッチ73と略同じである。ま
た、プリント基板77は、シーソーボタン70の支持部
71a、71bの先端部に対応する部分に孔78a、7
8bが形成されており、その他はプリント基板40と略
同じである。
【0068】尚、プリント基板77に孔78a、78b
が形成されているので弾性反発力が減少し、図11のシ
ーソースイッチ12が組み立てられた状態で、シーソー
ボタン70の支持部71a、71bの支持圧力が、ボタ
ン本体部21のシーソー支点受部22a、22bを、前
面パネル45のシーソー支点47a、47bに圧接させ
る力が調整され適正なバイアス力となる。その結果、シ
ーソー動作が円滑となり適度な押さえ感覚と、クリック
感覚がよくなり操作性の向上が図れる。
【0069】次に、第2事例を図12を用いて説明す
る。図12は本発明の第3の実施の形態と一部が異なる
第2事例のシーソースイッチの概略構成を示す図で、
(a)正面視の一部断面図、(b)シーソー支点位置の
断面図である。
【0070】第2事例は、シーソーボタン70とラバー
スイッチ75およびプリント基板40などにより構成さ
れており、図12のシーソースイッチ12が組み立てら
れた状態で、シーソーボタン70の支持部71a、71
bの先端部が、ラバースイッチ75のラバー部に適正な
押圧力が発生するように組み立てられている。その押圧
力がボタン本体部21のシーソー支点受部22a、22
bを、前面パネル45のシーソー支点47a、47bに
圧接させるバイアス力となる。その結果、シーソーボタ
ン70が安定して固定され、シーソー動作が円滑となり
適度な押さえ感覚を得ることができるので操作性の向上
が図れる。
【0071】尚、第1から第3の実施の形態では、2方
向にスイッチが配設されたシーソースイッチについて説
明したが、その他に、4方向または8方向にスイッチを
配設したシーソー構造のスイッチにも適用することがで
きる。
【0072】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、構
成部品点数を増やすことなくスイッチ操作時の操作性と
クリック感覚の向上が図れるシーソースイッチを安価で
提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るシーソースイ
ッチの概略構成を示す図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係るホルダを示す
平面図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態に係るシートスイッ
チを示す平面図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態と一部が異なる第1
事例のシーソースイッチの概略構成を示す図である。
【図5】本発明の第1の実施の形態と一部が異なる第2
事例のシーソースイッチの概略構成を示す図である。
【図6】本発明の第1の実施の形態と一部が異なる第3
事例のシーソースイッチの概略構成を示す図である。
【図7】本発明の第2の実施の形態に係るシーソースイ
ッチの概略構成を示す図である。
【図8】本発明の第2の実施の形態に係るシートスイッ
チを示す平面図である。
【図9】本発明の第2の実施の形態と一部が異なるその
他の事例のシーソースイッチの概略構成を示す図であ
る。
【図10】本発明の第3の実施の形態に係るシーソース
イッチの概略構成を示す図である。
【図11】本発明の第3の実施の形態と一部が異なる第
1事例のシーソースイッチの概略構成を示す図である。
【図12】本発明の第3の実施の形態と一部が異なる第
2事例のシーソースイッチの概略構成を示す図である。
【図13】従来のシーソースイッチの概略構成を示す図
である。
【符号の説明】
10,11,12・・シーソースイッチ 20,70・・シーソーボタン 21・・ボタン本体部 22a,22b・・シーソー支点受部 23a,23b・・ボタン押部 24a,24b・・スイッチ押部 25・・縁部 26a,26b・・受面 30・・ホルダ 31・・枠本体部 32・・板状渡部 33a,33b,57a,57b,71a,71b・・
支持部 35,55,60,73,75・・ラバースイッチ 36a,36b,56a,56b・・スイッチ接点 37,50,54,58,74a、 40,62,77・・プリント基板 45・・前面パネル 46,52,63a、63b,78a、78b・・孔 47a,47b・・シーソー支点

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板と、 前記基板上に配設され、接点を有するラバースイッチ
    と、 前記ラバースイッチの接点を開閉させる押圧部を有する
    シーソーボタンと、 前記シーソーボタンを支持する支持部を有し、前記ラバ
    ースイッチ上に配設されるホルダと、 前記ラバースイッチと前記ホルダとの当接面の面積を減
    少させて前記シーソーボタンへの弾性反発力を軽減する
    軽減手段とを備えることを特徴とするシーソースイッチ
    の構造。
  2. 【請求項2】 前記軽減手段は、前記ラバースイッチの
    前記当接面に設けられた凹部または凸部であることを特
    徴とする請求項1に記載のシーソースイッチの構造。
  3. 【請求項3】 前記軽減手段は、前記ラバースイッチの
    前記当接面の背面に設けられた凹部または凸部であるこ
    とを特徴とする請求項1に記載のシーソースイッチの構
    造。
  4. 【請求項4】 前記軽減手段は、前記ラバースイッチの
    前記当接面に設けられた孔であることを特徴とする請求
    項1に記載のシーソースイッチの構造。
  5. 【請求項5】 前記軽減手段は、前記ホルダの前記当接
    面に設けられた凹部または凸部であることを特徴とする
    請求項1に記載のシーソースイッチの構造。
  6. 【請求項6】 基板と、 前記基板上に配設され、接点を有するラバースイッチ
    と、 前記ラバースイッチの接点を開閉させる押圧部を有する
    シーソーボタンと、 前記ラバースイッチの表面に形成され、前記シーソーボ
    タンに対して突出し、該シーソーボタンを支持する支持
    部と、 前記ラバースイッチの前記支持部裏面と前記基板との当
    接面の面積を減少させて前記シーソーボタンへの弾性反
    発力を軽減する軽減手段とを備えることを特徴とするシ
    ーソースイッチの構造。
  7. 【請求項7】 前記軽減手段は、前記ラバースイッチの
    前記当接面に設けられた凹部または凸部であることを特
    徴とする請求項6に記載のシーソースイッチの構造。
  8. 【請求項8】 前記軽減手段は、前記基板の前記当接面
    設にけられた凹部または凸部であることを特徴とする請
    求項6に記載のシーソースイッチの構造。
  9. 【請求項9】 前記軽減手段は、前記基板の前記当接面
    に設けられた孔であることを特徴とする請求項6に記載
    のシーソースイッチの構造。
  10. 【請求項10】 基板と、 前記基板上に配設され、接点を有するラバースイッチ
    と、 前記ラバースイッチの接点を開閉させる押圧部を有する
    シーソーボタンと、 前記シーソーボタンに形成され、前記ラバースイッチに
    対して突出して当接し、該シーソーボタを支持する支持
    部と、 前記ラバースイッチの前記支持部当接点裏面近傍と前記
    基板との当接面の面積を減少させて前記シーソーボタン
    への弾性反発力を軽減する軽減手段とを備えることを特
    徴とするシーソースイッチの構造。
  11. 【請求項11】 前記軽減手段は、前記ラバースイッチ
    の前記当接面に設けられた凹部または凸部であることを
    特徴とする請求項10に記載のシーソースイッチの構
    造。
  12. 【請求項12】 前記軽減手段は、前記基板の前記当接
    面に設けられた凹部または凸部であることを特徴とする
    請求項10に記載のシーソースイッチの構造。
  13. 【請求項13】 前記軽減手段は、前記基板の前記当接
    面に設けられた孔であることを特徴とする請求項10に
    記載のシーソースイッチの構造。
  14. 【請求項14】 前記支持部は、支点において前記ラバ
    ースイッチに圧接状態で保持されていることを特徴とす
    る請求項10記載のシーソースイッチの構造。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7989723B2 (en) 2007-08-24 2011-08-02 Hon Hai Precision Industry Co., Ltd. Button apparatus with automatic reset function

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US7989723B2 (en) 2007-08-24 2011-08-02 Hon Hai Precision Industry Co., Ltd. Button apparatus with automatic reset function

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