JP2003022013A - ホログラム包装体、ホログラム展示装置、及びホログラム包装方法 - Google Patents

ホログラム包装体、ホログラム展示装置、及びホログラム包装方法

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JP2003022013A
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holographic stereogram
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    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03HHOLOGRAPHIC PROCESSES OR APPARATUS
    • G03H1/00Holographic processes or apparatus using light, infrared or ultraviolet waves for obtaining holograms or for obtaining an image from them; Details peculiar thereto
    • G03H1/0005Adaptation of holography to specific applications
    • G03H2001/0055Adaptation of holography to specific applications in advertising or decorative art

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  • Holo Graphy (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ホログラムの可搬性を向上させ、良好なホロ
グラム像を再生する。 【解決手段】 2つの薄板状部材51a,51bが連設
されて折畳み自在とされた外装部50の内面側に、この
外装部50を開いた状態で立体構造をなす立体構造部5
1を設け、この立体構造部51にホログラム53を取り
付ける。立体構造部51は、外装部51を開いた状態で
立体構造を呈し、外装部51を閉じた状態でこの外装部
51とともに折り畳まれる。これにより、ホログラム5
3のホログラム面を外装部51によって保護することが
できるとともに、外装部51を開くに伴ってホログラム
53が立体的に立ち上がる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する分野】本発明は、ホログラム又はホログ
ラフィックステレオグラムのホログラム面を保護しなが
らこれを包装するホログラム包装体及びホログラム包装
方法に関する。また、本発明は、ホログラム又はホログ
ラフィックステレオグラムを展示するホログラム展示装
置。
【0002】
【従来の技術】ホログラムは、再生光が入射されること
によって立体画像(ホログラム像)を再生することが可
能とされている。この再生光としては、例えばレーザ光
などのようにコヒーレントな光が必要とされる場合もあ
るが、例えばいわゆるレインボーホログラムやリップマ
ンホログラム等を再生する場合には、ハロゲンランプや
自然光などのインコヒーレントな白色光源を再生光とし
て用いることができる。
【0003】このように再生光として白色光源を用いる
ことが可能なホログラムは、従来から、立体画像を再生
することが可能なホログラムが、例えばクレジットカー
ドにおける偽造防止等の目的で広く利用されている。ま
た、例えば、鑑賞目的でホログラム像を展示する装置と
して、各種のホログラム展示装置が利用されている。
【0004】ホログラムに再生光が入射されると、記録
時における物体光の波面が再生され、この波面が観察者
によってホログラム像として観察されることとなる。
【0005】また、ホログラムの一種としては、いわゆ
るホログラフィックステレオグラムと称されるものがあ
る。ホログラフィックステレオグラムは、例えば、被写
体を異なる観察点から順次撮像することによって得られ
た多数の画像を原画として、これらを1枚のホログラム
用記録媒体に短冊状又はドット状の要素ホログラムとし
て順次露光記録することによって作製される。
【0006】例えば、横方向のみに視差情報を有するホ
ログラフィックステレオグラムは、図18に示すよう
に、被写体100を横方向の異なる観察点から順次撮影
することによって得られた複数の原画101a〜101
eを、所定の光学系を有するホログラフィックステレオ
グラム作製装置における表示器に順次表示し、表示され
た画像にレーザ光を照射することで画像変調した物体光
と参照光との干渉によって生じる干渉縞を短冊状の要素
ホログラムとしてホログラム用記録媒体102に順次露
光記録することによって作製される。
【0007】このようにして作製されたホログラフィッ
クステレオグラムは、横方向の異なる観察点から順次撮
影することによって得られた画像情報が、短冊状の要素
ホログラムとして横方向に順次記録されていることか
ら、観察者がこれをある位置から片方の目で見た場合に
は、各要素ホログラムの一部分として記録されている画
像情報の集合体が2次元画像として識別され、また、こ
の位置とは異なる他の位置から片方の目で見た場合に
は、各要素ホログラムの他の一部分として記録されてい
る画像情報の集合体が他の2次元画像として識別され
る。したがって、ホログラフィックステレオグラムは、
観察者がこれを両目で見た場合には、左右の目の視差に
より、露光記録画像が3次元画像として認識される。
【0008】ところで、上述したようなホログラフィッ
クステレオグラム等のホログラムを良好に再生してホロ
グラム像の視認性を向上させるためには、光源から再生
光として放射される光の発散角をホログラムの記録時に
おける参照光に近い状態とすることが求められる。した
がって、ホログラムを再生する場合には、このホログラ
ムと光源や観察者との空間的な位置関係、或いはこれら
の物理的な形状などに応じて、観察されるホログラム像
の視認性や画質が変化する。
【0009】したがって、特に鑑賞目的でホログラムを
展示する場合には、ホログラム、光源、及び観察者の位
置関係を制限することによってホログラム像の良好な再
生を可能とすることが要求される。
【0010】このようなホログラム展示装置としては、
例えば、特開平10−063210号公報に記載されて
いるように、ホログラムと、このホログラムに再生光を
照射する光源とを備えるものが各種提案されている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来のホロ
グラム展示装置は、上述のようにホログラム、光源、及
び観察者の位置関係を制限してホログラム像の視認性を
向上させるために、ホログラムに対して再生光を照明す
る光源や光学系が複雑で大掛かりな構造とされており、
大きな体積や重量を有する立体構造物とされている。し
たがって、従来のホログラム展示装置は、輸送や運搬に
多くの労力が必要であった。
【0012】また、ホログラムは、輸送中や運搬中にホ
ログラム面に破損や損傷などが生じると、ホログラム像
の視認性が劣化してしまうといった虞があった。
【0013】そこで、本発明は、上述した従来の実情に
鑑みてなされたものであり、輸送中や運搬中にホログラ
ム又はホログラフィックステレオグラムに破損や損傷が
生じてしまうことを防止するとともに、ホログラム像を
良好に再生することが可能なホログラム包装体、ホログ
ラム展示装置、及びホログラム包装方法を提供すること
を目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明に係るホログラム
包装体は、少なくとも2つの薄板状部材が連設されてな
り、当該薄板状部材が連設部で折畳み自在とされた外装
部と、上記外装部を開いた状態において当該外装部の内
面で立体構造をなす立体構造部と、上記立体構造部の表
面に配設され、ホログラム又はホログラフィックステレ
オグラムを支持するホログラム支持部とを備えることを
特徴とするものである。
【0015】また、本発明に係るホログラム展示装置
は、少なくとも2つの薄板状部材が連設されてなり、当
該薄板状部材が連設部で折畳み自在とされた外装部と、
上記外装部を開いた状態において当該外装部の内面で立
体構造をなす立体構造部と、上記立体構造部の表面に配
設され、ホログラム又はホログラフィックステレオグラ
ムを支持するホログラム支持部と、上記ホログラム支持
部に固定されたホログラム又はホログラフィックステレ
オグラムとを備えることを特徴とするものである。
【0016】以上のように構成された本発明に係るホロ
グラム包装体及びホログラム展示装置は、例えば、ホロ
グラム又はホログラフィックステレオグラムを輸送・運
搬する場合、或いは収納する場合には、外装部を折畳む
ことによって厚さを薄くすることができる。また、この
ように外装部を折畳んだ状態で、外装部によってホログ
ラム又はホログラフィックステレオグラムが挟持される
こととなり、これによりホログラム面が保護された状態
となる。
【0017】また、本発明に係るホログラム包装体及び
ホログラム展示装置においては、外装部を開いた状態で
立体構造をなす立体構造部が外装部の内面に配設され、
この立体構造部にホログラム又はホログラフィックステ
レオグラムが取り付けられることとなる。したがって、
この立体構造部による立体表現とホログラム像による立
体表現との相乗効果により、極めて効果的な3次元表現
を行うことができる。
【0018】さらに、本発明に係るホログラム包装体及
びホログラム展示装置においては、外装部を開いた状態
で、この外装部によってホログラム又はホログラフィッ
クステレオグラムに入射する光の方向を制限することが
できることから、このホログラム又はホログラフィック
ステレオグラムにより再生されるホログラム像の視認性
を向上させることができる。
【0019】また、本発明に係るホログラム包装方法
は、少なくとも2つの薄板状部材が連設されてなり、当
該薄板状部材が連設部で折畳み自在とされた外装部と、
上記外装部を開いた状態において当該外装部の内面で立
体構造をなす立体構造部と、上記立体構造部の表面に配
設され、ホログラム又はホログラフィックステレオグラ
ムを支持するホログラム支持部とを備えるホログラム用
包装体における上記ホログラム支持部に、ホログラム又
はホログラフィックステレオグラムを取り付ける取付ス
テップと、上記外装部を閉じた状態とすることにより、
上記ホログラム又はホログラフィックステレオグラムを
上記薄板状部材によって挟持する収納ステップとを有す
ることを特徴とするものである。
【0020】以上のように構成された本発明に係るホロ
グラム包装方法によれば、ホログラム又はホログラフィ
ックステレオグラムを外装部によってホログラム面が挟
持された状態で収納することができるとともに、全体と
しての厚さを極めて薄くすることができる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下では、本発明の実施の形態に
ついて、図面を参照しながら詳細に説明する。本発明
は、ホログラム又はホログラフィックステレオグラムを
包装体や展示装置に取り付ける場合に適用されるもので
ある。
【0022】そこで、以下では、本発明を適用した包装
体や展示装置についての説明に先だって、これら包装体
や展示装置に取り付けられるホログラムやホログラフィ
ックステレオグラムの一例として、ホログラフィックス
テレオグラムについて具体的に説明する。
【0023】まず、ホログラム用記録媒体に対する要素
ホログラムの露光記録原理について説明する。
【0024】ホログラム用記録媒体3は、図1に示すよ
うに、例えばポリエチレンテレフタラート(PolyEthyle
ne Terephthalate;以下、PETという。)フィルムか
らなる支持材料たるベースフィルム4の上に光重合型フ
ォトポリマからなる記録層たるフォトポリマ層5が形成
されるとともに、このフォトポリマ層5の上に、例えば
PETフィルムからなる支持材料たるカバーフィルム6
が被着形成されてなり、いわゆるフィルム塗布型記録媒
体として構成されている。
【0025】このようなホログラム用記録媒体3は、図
2(A)に示すように、フォトポリマ層5を構成する光
重合型フォトポリマが、初期状態においてはマトリクス
ポリマ中にモノマMが均一に分散している状態にある。
光重合型フォトポリマは、10mJ/cm2乃至400
mJ/cm2のパワーを有するレーザ光LAが照射され
ることにより、同図(B)に示すように、露光部におい
てマトリクスポリマ中に均一に分散していたモノマMが
重合してポリマ化した状態となる。
【0026】光重合型フォトポリマは、ポリマ化するに
つれて、モノマMが周囲から移動することによりモノマ
Mの濃度の不均一さが生じ、これにより露光部と未露光
部とで屈折率の変調が生じる。光重合型フォトポリマ
は、この後、同図(C)に示すように、1000mJ/
cm2程度のパワーの紫外線又は可視光LBが全面に照
射されることにより、マトリクスポリマ中においてモノ
マMの重合が完了する。
【0027】ホログラム用記録媒体3においては、上述
のように、フォトポリマ層5を構成する光重合型フォト
ポリマが、入射されたレーザ光LAに応じて屈折率が変
化することによって、物体光と参照光との干渉によって
生じる干渉縞を屈折率の変化として露光記録される。
【0028】また、ホログラム用記録媒体3は、いわゆ
るフィルム塗布型記録媒体として構成されていることか
ら、露光記録後に、特別な現像処理を施す工程が不要と
されている。したがって、このようなホログラム用記録
媒体3を用いてホログラム像を記録することによって、
ホログラフィックステレオグラム作製装置において現像
工程を行う構造が不要となり、装置構成を簡易化するこ
とができるとともに、ホログラフィックステレオグラム
を迅速に作製することができる。
【0029】ここで、上述したホログラム用記録媒体3
を用いてホログラフィックステレオグラムを作製するホ
ログラフィックステレオグラム作製装置について説明す
る。
【0030】なお、以下の説明においては、短冊状の複
数の要素ホログラムを1つのホログラム用記録媒体3に
露光記録することにより、横方向の視差情報を有するホ
ログラフィックステレオグラムを作製するものとして説
明する。ただし、ホログラフィックステレオグラムは、
例えば、ドット状の複数の要素ホログラムを1つのホロ
グラム用記録媒体に露光記録することにより、横方向及
び縦方向の視差情報を有するものであってもよいことは
云うまでもない。
【0031】ホログラフィックステレオグラム作製装置
10は、図3に示すように、感光フィルムからなるホロ
グラム用記録媒体3に対してホログラフィックステレオ
グラム画像を露光記録するものである。ホログラフィッ
クステレオグラム作製装置10は、露光記録対象の画像
データの処理を行う画像データ処理部11と、当該ホロ
グラフィックステレオグラム作製装置10を統括的に制
御する制御用コンピュータ12と、ホログラフィックス
テレオグラム作製用の光学系を有するホログラフィック
ステレオグラム作製部13とを備える。
【0032】画像データ処理部11は、少なくとも画像
処理用コンピュータ14及び記憶装置15を有し、例え
ば多眼式カメラや移動式カメラ等を有する視差画像列撮
像装置1から供給される視差情報を含む撮像画像データ
D1や、画像データ生成用コンピュータ2によって生成
された視差情報を含むコンピュータ画像データD2等の
画像データに基づいて、視差画像データ列D3を生成す
る。
【0033】なお、撮像画像データD1は、例えば多眼
式カメラによる同時撮影又は移動式カメラによる連続撮
影によって得られた複数の画像データであり、撮像画像
データD1を構成する各画像データ間には視差情報が含
まれる。また、コンピュータ画像データD2は、例えば
CAD(Computer Aided Design)やCG(ComputerGra
phics)として作成された複数の画像データであり、コ
ンピュータ画像データD2を構成する各画像データ間に
は視差情報が含まれる。
【0034】画像データ処理部11は、これらの撮像画
像データD1及び/又はコンピュータ画像データD2に
基づく視差画像データ列D3に対して、画像処理用コン
ピュータ14によってホログラフィックステレオグラム
用の所定の画像処理を施してホログラム画像データD4
を生成する。ホログラム画像データD4は、例えばメモ
リやハードディスク装置等の記憶装置15に一時的に格
納される。画像データ処理部11は、後述するように、
ホログラム用記録媒体3に対して要素ホログラム画像を
露光記録する際に、記憶装置15に格納されたホログラ
ム画像データD4から1画像分毎の要素ホログラム画像
データD5を順次読み出し、これらの要素ホログラム画
像データD5を、制御用コンピュータ12に供給する。
【0035】制御用コンピュータ12は、ホログラフィ
ックステレオグラム作製部13を制御して、画像データ
処理部11から供給された要素ホログラム画像データD
5に基づく要素表示画像を、ホログラフィックステレオ
グラム作製部13の一部に設けられたホログラム用記録
媒体3に短冊状の要素ホログラムとして順次露光記録さ
せる。この際、制御用コンピュータ12は、後述するよ
うに、ホログラフィックステレオグラム作製部13の各
機構の動作を制御する。
【0036】ホログラフィックステレオグラム作製部1
3は、光学系を構成する各部材が図示しない支持基板
(光学定盤)に配設支持されるとともに、この支持基板
が図示しないダンパ等を介して装置筐体に支持された構
造とされている。ホログラフィックステレオグラム作製
部13は、ホログラフィックステレオグラム作製用の光
学系として、入射光学系、物体光学系及び参照光学系を
有する。なお、ホログラフィックステレオグラム作製装
置10は、感光材であるホログラム用記録媒体3を用い
ることから、装置筐体は、少なくとも光学系の遮光性を
保持した構造となっている。
【0037】ホログラフィックステレオグラム作製部1
3は、図4(A)に示すように、入射光学系として、所
定の波長のレーザ光を出射するレーザ光源21と、この
レーザ光源21からのレーザ光L1の光軸上に配されて
レーザ光L1を後段へ入射させる又は遮断するシャッタ
機構22と、レーザ光L1を物体光L2と参照光L3と
に分割するハーフミラー23とを有する。
【0038】レーザ光源21は、例えば単一波長で且つ
干渉性のよいレーザ光L1を出射する半導体励起YAG
レーザ装置、水冷アルゴンイオンレーザ装置又は水冷ク
リプトンレーザ装置等のレーザ装置から構成される。
【0039】シャッタ機構22は、要素ホログラム画像
データD5の出力タイミングに対応して制御用コンピュ
ータ12から出力された制御信号C1によって開閉動作
され、レーザ光L1を後段の光学系へと入射させる、又
は、レーザ光L1の後段の光学系への入射を遮断する。
【0040】ハーフミラー23は、入射されたレーザ光
L1を透過光と反射光とに分割する。レーザ光L1は、
透過光が上述した物体光L2として用いられる一方、反
射光が参照光L3として用いられる。これらの物体光L
2と参照光L3とは、それぞれ、後段に設けられた物体
光学系又は参照光学系に入射される。
【0041】なお、入射光学系には、図示しないが、レ
ーザ光L1の進行方向を適宜変化させ、物体光L2と参
照光L3との光路長を同一にすること等を目的としてミ
ラー等を設けてもよい。また、シャッタ機構22は、例
えば、シャッタ片を機械的に駆動するように構成したも
のや、音響光学変調器(Acousto-Optic Modulation;A
OM)を用いた電子シャッタによって構成したものであ
ってもよい。すなわち、シャッタ機構22は、レーザ光
L1を遮蔽及び透過可能とする開閉自在なものであれば
よい。
【0042】また、ホログラフィックステレオグラム作
製部13は、図4(A)及び図4(B)に示すように、
物体光学系として、ミラー24、スペーシャルフィルタ
25、コリメータレンズ26、投影レンズ27、シリン
ドリカルレンズ28及びマスク29等の光学部品を有
し、これらの各光学部品を光軸に沿ってその入力側から
順次配列させている。
【0043】ミラー24は、ハーフミラー23を透過し
た物体光L2を反射する。このミラー24によって反射
された物体光L2は、スペーシャルフィルタ25へと入
射される。
【0044】スペーシャルフィルタ25は、例えば凸レ
ンズとピンホールとを組み合わせて構成されており、ミ
ラー24によって反射された物体光L2を後述する透過
型液晶表示器30の表示面幅に対応して等方的に拡大さ
せる。
【0045】コリメータレンズ26は、スペーシャルフ
ィルタ25によって拡大された物体光L2を、平行光化
して透過型液晶表示器30へと導光する。
【0046】投影レンズ27は、物体光L2を若干拡散
させ、シリンドリカルレンズ28へと投影する。この投
影レンズ27は、物体光L2を若干拡散させることによ
り、作製されるホログラフィックステレオグラムの画質
の向上に寄与するものである。
【0047】シリンドリカルレンズ28は、平行光化さ
れた物体光L2を横方向に対して集光する。
【0048】マスク29は、短冊状の開口部を有してお
り、シリンドリカルレンズ28によって集光された物体
光L2のうち、開口部を通過したものを、ホログラム用
記録媒体3へと入射させる。
【0049】また、物体光学系には、コリメータレンズ
26と投影レンズ27との間に位置して透過型液晶表示
器30が配設されている。透過型液晶表示器30には、
制御用コンピュータ12から供給された要素ホログラム
画像データD5に基づいて、要素ホログラム画像が順次
表示される。なお、制御用コンピュータ12は、要素ホ
ログラム画像データD5の出力タイミングに対応して、
駆動信号C2を後述するホログラム用記録媒体3の記録
媒体送り機構34に供給し、その動作制御を行うことに
より、ホログラム用記録媒体3の送り動作を制御する。
【0050】このような物体光学系においては、入射光
学系から分割されて入射される細いビーム状である物体
光L2が、スペーシャルフィルタ25によって拡大され
るとともに、コリメータレンズ26に入射することで平
行光とされる。さらに、物体光学系においては、コリメ
ータレンズ26を介して透過型液晶表示器30に入射さ
れた物体光L2が、この透過型液晶表示器30に表示さ
れた要素ホログラム画像に応じて画像変調されるととも
に、投影レンズ27を介してシリンドリカルレンズ28
へと入射される。そして、物体光学系は、シャッタ機構
22が開放動作されている間、画像変調された物体光L
2をマスク29の開口部を介してホログラム用記録媒体
3に入射させ、要素ホログラム画像に対応してこれを露
光記録する。
【0051】さらに、ホログラフィックステレオグラム
作製部13は、参照光学系として、スペーシャルフィル
タ31、コリメータレンズ32及びミラー33を有し、
これらの各光学部品を光軸に沿ってその入力側から順次
配列させている。
【0052】スペーシャルフィルタ31は、上述した物
体光学系におけるスペーシャルフィルタ25とは異な
り、例えばシリンドリカルレンズとスリットとが組み合
わされて構成され、ハーフミラー23によって反射分割
された参照光L3を所定幅、具体的には、透過型液晶表
示器30の表示面幅に対応して1次元方向に拡大させ
る。
【0053】コリメータレンズ32は、スペーシャルフ
ィルタ31によって拡大された参照光L3を平行光化す
る。
【0054】ミラー33は、参照光L3を反射させてホ
ログラム用記録媒体3の後方へと導光して入射させる。
【0055】このような光学系を備えるホログラフィッ
クステレオグラム作製部13は、ハーフミラー23によ
って分割された物体光L2が通過する光学系である物体
光学系と、参照光L3が通過する光学系である参照光学
系との光路長がほぼ同一に構成されている。したがっ
て、ホログラフィックステレオグラム作製部13は、物
体光L2と参照光L3との干渉性の向上が図られて、よ
り鮮明な再生像が得られるホログラフィックステレオグ
ラムを作製することができる。
【0056】さらに、ホログラフィックステレオグラム
作製装置10は、ホログラム用記録媒体3を図4(B)
中の矢印で示す方向へと1要素ホログラム分だけ間欠送
りする記録媒体送り機構34を備える。
【0057】記録媒体送り機構34は、制御用コンピュ
ータ12から供給される駆動信号C2に基づいて、ホロ
グラム用記録媒体3を間欠的に走行駆動する。また、ホ
ログラフィックステレオグラム作製装置10は、この記
録媒体送り機構34の動作に連動して制御用コンピュー
タ12から供給される制御信号C1に基づいて、上述し
たシャッタ機構22が動作されてレーザ光L1の光路を
開放する。
【0058】このようなホログラフィックステレオグラ
ム作製装置10は、1要素画像分の露光記録終了毎に制
御用コンピュータ12から1要素ホログラムに対応した
駆動信号C2が記録媒体送り機構34に対して供給され
ることにより、ホログラム用記録媒体3を1要素ホログ
ラムに対応した量だけ走行路に沿って走行駆動させ、マ
スク29の開口部に未露光部位を対応させて停止させ
る。なお、ホログラフィックステレオグラム作製装置1
0は、ホログラム用記録媒体3の走行動作に伴って当該
ホログラム用記録媒体3に生じた振動が速やかに停止さ
れるように構成される。ここで、ホログラム用記録媒体
3は、長尺状の感光フィルムからなり、図示しないが、
例えば全体が遮光状態に保持されたフィルムカートリッ
ジの内部に回転自在に設けられた供給ロールに巻回され
ている。ホログラム用記録媒体3は、このフィルムカー
トリッジがホログラフィックステレオグラム作製装置1
0に装填されると、ホログラフィックステレオグラム作
製装置10の内部に繰り出され、記録媒体送り機構34
によって走行路を走行駆動させられる。
【0059】ホログラフィックステレオグラム作製装置
10は、この状態でシャッタ機構22が開放動作されて
ホログラム用記録媒体3に対してその表裏面から画像変
調された物体光L2と参照光L3とをホログラム用記録
媒体3に入射させ、要素ホログラム画像に対応した干渉
縞を露光記録する。ホログラフィックステレオグラム作
製装置10は、1要素画像の露光記録が終了すると制御
用コンピュータ12から記録媒体送り機構34に対して
駆動信号C2が供給され、ホログラム用記録媒体3を速
やかに所定量だけ走行駆動させ停止させる。
【0060】さらに、ホログラフィックステレオグラム
作製装置10は、図示しない定着処理部により、ホログ
ラム用記録媒体3に対する紫外線の照射処理と、ホログ
ラム用記録媒体3に対する所定温度での加熱処理とから
なる定着処理を行い、ホログラム用記録媒体3に対して
露光記録されたホログラフィックステレオグラム画像を
定着させる。ホログラフィックステレオグラム作製装置
10は、定着処理が施されたホログラム用記録媒体3
を、ホログラフィックステレオグラム画像毎に所定の大
きさに順次切り抜き、1枚のホログラフィックステレオ
グラムとして外部に排出する。
【0061】ホログラフィックステレオグラム作製装置
10は、以下順次この動作を行うことにより、長尺状の
ホログラム用記録媒体3に対して、複数のホログラフィ
ックステレオグラム画像を順次露光記録し、1枚のホロ
グラフィックステレオグラム画像が露光記録されたホロ
グラフィックステレオグラムを作製する。
【0062】つぎに、以下では、本発明を適用して構成
され、上述のようにして作成されたホログラフィックス
テレオグラムや、各種のホログラムが取り付けられるホ
ログラム包装体及びホログラム展示装置の一構成例とし
て、図5に示すようなポストカード50について説明す
る。
【0063】ポストカード50は、図5に示すように、
例えば紙や薄板状に形成された樹脂材料などによって形
成された外装部51を有する。外装部51は、同図中A
−A線で示す位置(以下、折り部と称する。)で折り畳
み自在とされており、この折り部によって2つの薄板状
部材51a,51bに分割された構造とされている。言
い換えると、ポストカード50は、2つの薄板状部材5
1a,51bが折り部で連設され、この折り部で折り畳
み自在とされている。
【0064】また、外装部51には、開いた状態での内
面側(すなわち折り部が谷折りとなる側)に位置して、
立体構造部52が取り付けられている。立体構造部52
は、外装部51と同様に、例えば紙や薄板状に形成され
た樹脂材料によって形成されており、図5中B−B線で
示す位置で、外装部51の内面側からみて山折りとされ
ている。
【0065】また、立体構造部52は、山折りとされた
ことにより分割されてなる部位の端部に、それぞれ係止
片52aが形成されており、これら係止片52aがそれ
ぞれ薄板状部材51a,51bの所定の位置に、例えば
接着剤などによって外装部51の折り部と平行な方向に
固定されている。すなわち、係止片52aは、いわゆる
「のりしろ」としての機能を有している。
【0066】ここで、立体構造部52は、山折りされた
ことにより分割された2つの部位が、外装部51を90
°の角度で開いた状態で、この外装部51における2つ
の薄板状部材51a,51bとそれぞれ略々平行となる
ように取り付けられている。
【0067】立体構造部52は、上述のように外装部5
1に取り付けられていることによって、外装部51を閉
じた状態のときに、山折りとされた位置で折り畳まれた
状態となる。また、立体構造部52は、外装部51を開
くに伴って山折りとされた位置が開き、全体として立体
構造を呈することとなる。
【0068】なお、立体構造部51は、図5に示す構造
とすることに限定されるものではなく、外装部51を開
いた状態における立体構造については、立体構造部52
における全体の形状、折りの位置及び形状、或いは外装
部51に対して取り付ける位置や向きなどに応じて、任
意の構造とすることができる。
【0069】具体的には、例えば、立体構造部52の全
体形状を台形とし、薄板状部材51a,51bのそれぞ
れに対して、外装部51の折り部とは平行でない方向に
取り付けることによって、外装部51を開くに伴って斜
め方向に立体構造部52が飛び出すような構造とするこ
ともできる。
【0070】また、立体構造部51は、上述したよう
に、外装部51とは別の部材を新たに取り付けることに
より構成することに限定されるものではなく、例えば図
6に示すように、外装部51のうちの一部が切り出され
ることによって構成されていてもよい。なお、図6に示
す例においては、外装部51の折り部に対して垂直な方
向に、互いに平行に同じ長さで切れ込みを形成し、これ
らの切れ込みによって分断された領域を、外装部51全
体の折り部とは逆向きに(すなわち、山折りで)折り込
んだ場合について示している。
【0071】このように外装部51のうちの一部を切り
出すことによって立体構造部51を構成することによ
り、別の部材を取り付けるために要する手間を不要とす
ることができる。ただし、この場合には、外装部51を
裏面側(すなわち立体構造部52が立体として飛び出す
側とは反対側)から見たときに立体構造部51を構成す
るために切り出した分に相当する穴部が生じてしまうた
め、美観を損ねる虞が生じる。したがって、この場合に
は、外装部51の裏面側に、この外装部51と略々同等
の大きさの別の部材を貼り付けることが望ましい。これ
によって、外装部51を閉じた状態における美観を確保
することができる。
【0072】ポストカード1は、以上のように構成され
た立体構造部51の表面(すなわち立体構造部51が立
体として飛び出す側)における所定の部位に、各種のホ
ログラム又はホログラフィックステレオグラム(以下で
は、単にホログラム53と称する。)が取り付けされ
る。
【0073】具体的には、例えば、図7に示すように、
立体構造部51の一主面に薄板状とされたホログラム5
3の一端を固定することにより、このホログラム53が
立体構造部51に取り付けられる。なお、このようにホ
ログラムを取り付けるに際しては、例えば、立体構造部
51におけるホログラム53の取付部位に、例えば粘着
剤や接着剤などを塗布することによって固定することが
できる。また、例えば、各種の粘着テープや接着テープ
などによって固定するとしてもよい。
【0074】ポストカード1においては、このように立
体構造部52にホログラム53が取り付けられているこ
とによって、外装部51を閉じた状態でホログラム53
が立体構造部51とともに折り畳まれた状態とされ、全
体として平坦なカード状を呈することとなる。また、ポ
ストカード1においては、外装部51を開くに伴って、
立体構造部51とともにホログラム52が起き上がり、
全体として立体構造を呈することとなる。
【0075】なお、図7に示す例においては、ホログラ
ム53が立体構造部51の一主面に直接取り付けられて
いることから、この面が、ホログラム53を支持するホ
ログラム支持部としての機能を有していることとなる。
【0076】以上のように構成されたポストカード1
は、外装部51を閉じた状態で、この外装部51がホロ
グラム53を挟持した状態となるとともに、全体として
折り畳まれて厚さが薄くなる。そして、ポストカード1
は、この状態(折り畳まれた状態)で、例えば封筒等に
封入され、郵送される。また、ポストカード1は、外装
部51を開いた状態とすることによって、ホログラム5
3を鑑賞することができる。
【0077】このように、ポストカード1は、ホログラ
ム53を外装部51によって挟持された状態で輸送・運
搬したり、或いは収納することができる。したがって、
ホログラム53のホログラム面を外装部51によって保
護することができ、ホログラム面に破損や損傷などが生
じてしまうことがない。また、輸送・運搬時や収納時に
は、全体が折り畳まれて厚さが薄くなることから、優れ
た可搬性を備えているといった特徴を有している。
【0078】また、ポストカード1は、外装部51を開
いた状態で、ホログラム53を支持する立体構造部52
が立体構造を呈することから、この立体構造部52によ
る立体表現とホログラム53のホログラム像による立体
表現との相乗効果により、極めて効果的な3次元表現を
行うことができる。
【0079】なお、ポストカード1においては、例えば
図8に示すように、外装部51の内面側(すなわち立体
構造部51が立体として飛び出す側)、或いは外面側
(すなわち立体構造部51が立体として飛び出す側とは
反対側)に、例えば人物や風景などの図や写真などが印
刷されていたり、立体構造部51と同様な構造とされて
外装部51を開いたときに立体的に飛び出す飛び出し部
54が設けられていてもよい。
【0080】これにより、ホログラム53のホログラム
像が周囲の図や写真、或いは飛び出し部54の中に配置
されることになり、ホログラム像による立体感を強調す
ることができる。
【0081】なお、上述の例においては、ポストカード
1における外装部51が2つの薄板状部材51a,51
bによって構成され、これらが2つ折りで折り畳まれる
場合について説明したが、ポストカード1は、2つ折り
とすることに限定されるものではなく、例えば3つ以上
の薄板状部材によって外装部51が構成され、3つ折り
以上に折り畳むことが可能とされていてもよい。
【0082】また、ポストカード1は、ホログラム53
を1つだけ備えることに限定されるものではなく、例え
ば2つ以上のホログラム53を備えるとしてもよい。
【0083】また、上述の例においては、ポストカード
1における外装部51が紙等によって平面状に形成さ
れ、立体構造部52にホログラム53が接着されている
場合を想定しているが、ポストカード1は、このような
構成とすることに限定されるものではない。
【0084】ポストカード1においては、例えば図9に
示すように、外装部51における薄板状部材51a,5
1bが、所定の厚さで形成されていてもよい。このよう
に薄板状部材51a,51bの厚さを厚くすることによ
って、外装部51における機械的強度を向上させること
が容易となることから、ホログラム53に対する保護を
強化することができる。また、このように厚みを設けた
外装部51の内部に、各種の弾性体を備えて構成しても
よい。
【0085】また、図9に示す例においては、立体構造
部52の一面に、一対の切れ込み52bが形成されてお
り、ホログラム53において対角線上に位置する角部が
それぞれ切れ込み52bに挿入されている。すなわち、
立体構造部52におけるホログラム53の取付面に形成
された切れ込み52bによって、ホログラム53が角部
で挟持されている。
【0086】このように、ポストカード1は、切れ込み
52bによってホログラム53を支持するように構成さ
れていることにより、ホログラム53を立体構造部52
から着脱自在とすることができる。したがって、例え
ば、ホログラム53の裏面(ホログラム面とは反対側の
面)に粘着剤等を塗布しておき、この粘着剤の上に保護
テープを貼り付けた状態でホログラム53を立体構造部
52に取り付けることによって、例えば、ポストカード
1の受取人が、ホログラム53を立体構造部52(ひい
ては外装部51)から取り外し、このホログラム53を
いわばシールとして利用して、他の場所に貼り付けるこ
とが可能となる。
【0087】なお、上述の説明においては、ホログラム
53が対角線上に位置する角部でそれぞれ切れ込み52
bにより支持されるとしたが、ポストカード1において
は、切れ込み52bを形成する位置や数について特に限
定されるものではない。具体的には、例えば、ホログラ
ム53の一側縁の両端部に位置する角部に対応した位置
にそれぞれ切れ込み52bが形成されていてもよいし、
ホログラム53における4つの角部の全てに対応した位
置に4つの切れ込み52bが形成されていてもよい。こ
れらの場合であってもホログラム53を支持することが
できる。
【0088】なお、ポストカード1においては、ホログ
ラム53を取り付ける構造について特に限定されるもの
ではなく、上述したように、粘着剤や粘着テープなどに
よって接着したり、切れ込み52bによって挟持する構
造の他に、例えばクリップやステープルを用いるなどし
て各種の構造や手法により固定すればよい。
【0089】また、ポストカード1は、図9に示すよう
な構造とされた場合であっても、例えば図10に示すよ
うに、ホログラム53の周囲に、例えば人物や風景など
の図や写真などを印刷したり、立体構造部52と同様な
構造とされて外装部51を開いたときに立体的に飛び出
す飛び出し部54を設けるなどしてもよい。
【0090】また、上述の説明においては、ホログラム
53のホログラム像に対して垂直方向(上下方向)に外
装部51が折り畳まれ、この方向に外装部51が開けら
れることを想定して説明したが、ポストカード1は、こ
のような構成とすることに限定されるものではない。
【0091】具体的には、例えば図11に示すように、
ホログラム53のホログラム像に対して水平方向(左右
方向)に外装部51が折り畳まれ、この方向に外装部5
1が開けられるとしてもよい。また、ポストカード1
は、このように水平方向に折り畳まれる場合であって
も、例えば図12に示すように、ホログラム53の周囲
に、例えば人物や風景などの図や写真などを印刷した
り、立体構造部52と同様な構造とされて外装部51を
開いたときに立体的に飛び出す飛び出し部54を設ける
などしてもよい。
【0092】ここで、反射型のホログラムは、ホログラ
ム面に対して鉛直な平面内で、法線方向から±45°前
後(±15°〜±80°程度)の角度で入射される光が
再生光として適している場合が多い。したがって、ホロ
グラムを観察者が正視した状態で、このホログラムの上
下方向から再生光が入射された場合に、ホログラム像が
最も良好に再生されることとなる。
【0093】したがって、ポストカード1は、図11に
示したように、ホログラム53のホログラム像に対して
水平方向(左右方向)に外装部51が折り畳まれる構造
とすることが望ましい。この場合、外装部51において
一対の薄板状部材51a,51bを開く回転軸(すなわ
ち折り部が形成された方向)が、ホログラム53の再生
に適した照明光(再生光)の入射方向と略々同一方向と
なる。
【0094】これにより、例えば図13に示すように、
ホログラム53の上方から照射された光は遮断されず
に、このホログラム53に入射する一方で、ホログラム
53に対して水平方向から斜めに照射された光は、外装
部51の薄板状部材51a,51bによって遮断され
る。
【0095】したがって、外装部51は、薄板状部材5
1a,51bを開く回転軸の方向が、ホログラム53の
再生に適した照明光の入射方向と略々同一方向とするこ
とによって、ホログラム53の再生に適した光だけをこ
のホログラム53に入射させることができる。これによ
り、ホログラム53のホログラム像の視認性を向上させ
て、優れた画質でホログラム像を再生することができ
る。
【0096】なお、ポストカード1においては、上述の
ようにホログラム53に対して光を選択的に入射させる
に際して、薄板状部材51a,51bが開く回転軸の方
向を、ホログラム53の再生に適した照明光の入射方向
と略々同一方向とすることに特に限定されるものではな
く、例えば、立体構造部52と同様な構造とされて外装
部51を開いたときに立体的に飛び出す飛び出し部54
を設けることなどによって、外装部51がホログラム5
3に対する光の入射方向を制限してもよい。
【0097】ところで、ポストカード1は、立体構造部
52にホログラム53が取り付けられた構造とされ、薄
板状部材51a,51bが開く回転軸の方向を、ホログ
ラム53の再生に適した照明光の入射方向と略々同一方
向とされていることから、図15に示すように、外装部
51を開く際に、ホログラム53に対する光の入射方向
に対してホログラム面が回転することとなる。なお、図
15(a)は、外装部51をホログラム53のホログラ
ム像に対して水平方向に開く場合の動作を時系列的に示
す模式図であり、図15(b)は、このときのホログラ
ム53に対する光源からの光の入射方向、及び観察者の
方向を示す模式図である。
【0098】したがって、例えばホログラム53がホロ
グラフィックステレオグラムである場合に、ホログラム
53に対する光の入射方向や観察者の方向が変化するこ
とから、外装部51の開閉動作に伴って、このホログラ
ム53に記録されたホログラム像を連続的に順次再生す
ることが可能となる。したがって、ポストカード1によ
れば、極めて簡便な構成により、立体表示された動画像
を再生することが可能である。
【0099】なお、図15においては、ホログラム53
のホログラム像に対して水平方向に外装部1が開閉され
る場合について図示しているが、上述したようにしてホ
ログラフィックステレオグラムを再生するに際しては、
このように水平方向に外装部1が開閉される場合に限定
されるものではない。
【0100】すなわち、ポストカード1においては、薄
板状部材51a,51bが開く回転軸の方向を、ホログ
ラム53の再生に適した照明光の入射方向と略々同一方
向とすることにより、外装部51の開閉動作に伴って、
ホログラム53に対する光の入射方向とホログラム面に
対する観察者の視点とが順次変化することとなる。した
がって、例えばホログラム53がホログラフィックステ
レオグラムとして形成され、ホログラム像に対して垂直
方向に複数の要素ホログラムが記録されている場合に
は、このホログラム像に対して垂直方向に外装部1を開
閉する構造とすることによって、立体表示された動画像
を良好に再生することが可能となる。
【0101】また、以上の説明においては、外装部51
の内面側からみて山折りとされた構造を有する立体構造
部52にホログラム53が取り付けられるとしたが、立
体構造部52は、外装部1を開いた状態においてこの外
装部1の内面側で立体構造をなすものであれば特に限定
されるものではない。
【0102】具体的には例えば、上述した立体構造部5
2の代わりに、可撓性を有するシート状部材により、図
16に示すような形状で立体構造部60を構成してもよ
い。この場合、立体構造部60は、例えば図16に示す
ように、ホログラム53が取り付けられ、このホログラ
ム53を支持するホログラム支持部61と、このホログ
ラム支持部61の一側から延在された長方形状のアーム
部62と、このアーム部62の端部に設けられ、外装部
51の内面側において所定の位置に取り付けられた取付
部63とにより構成する。
【0103】なお、図16(a)は、ホログラム支持部
61に対して、例えば粘着剤や接着剤、或いは粘着テー
プや接着テープなどによってホログラム53を取り付け
る場合における立体構造部60の概略を示しており、図
16(b)は、ホログラム支持部61に形成された一対
の切れ込み61aによってホログラム53を取り付ける
場合における立体構造部60の概略を示している。な
お、図16(b)に示す構造は、ホログラム支持部61
に一対の切れ込み61aが形成されている他は、図16
(a)に示す構造と同等である。
【0104】そして、このように構成された立体構造部
60によりホログラム53を支持する場合には、図17
に示すように、この立体構造部60の取付部63を外装
部51の内面側で所定の部位に固定する。立体構造部6
0は、可撓性を有する材料によって形成されていること
から、外装部51を閉じた状態で、アーム部62の端部
近傍などの位置で撓み、厚さが薄くなる。また、外装部
51を開いた状態では、立体構造部60が可撓性を有す
る材料により形成されていることから、この立体構造部
60がアーム部62で立ち上がり、ホログラム53を立
体的に支持することとなる。
【0105】このとき、立体構造部60の取付部63
は、例えば接着剤や接着テープなどのような各種の構造
や手法によって外装部に固定すればよい。また、外装部
51には、図17に示すように、ホログラム53の周囲
に、例えば人物や風景などの図や写真などを印刷した
り、立体構造部52と同様な構造とされて外装部51を
開いたときに立体的に飛び出す飛び出し部54を設ける
などしてもよい。
【0106】ところで、立体構造部60におけるアーム
部62は、ホログラム支持部61近傍における幅が、取
付部53近傍における幅よりも小とされていることが望
ましい。これにより、立体構造部60は、立ち上がった
状態で外部から振動が加えられた場合に、ホログラム支
持部61が並進運動や回転運動を始めるが、これらの運
動がねじれ運動へと変換されやすくなる。この結果、ホ
ログラム支持部61に回転運動が生じやすくなる。
【0107】したがって、ホログラム支持部61によっ
て支持されるホログラム53は、ホログラム像に対して
水平方向に回転しやすくなる。これにより、ホログラム
53に入射する光の角度と、このホログラム53のホロ
グラム面に対する観察者の視点方向とが順次変化するこ
とができる。このため、ホログラム53として、例えば
ホログラフィックステレオグラムを用いた場合に、観察
者が視点を変えることなく、ホログラム53のホログラ
ム面が振動することから、連続した3次元の動画像を再
生することができる。
【発明の効果】本発明に係るホログラム包装体及びホロ
グラム展示装置は、例えば、ホログラム又はホログラフ
ィックステレオグラムを輸送・運搬する場合、或いは収
納する場合には、外装部を折畳むことによって厚さを薄
くすることができる。また、このように外装部を折畳ん
だ状態で、外装部によってホログラム又はホログラフィ
ックステレオグラムが挟持されることとなり、これによ
りホログラム面が保護された状態となる。
【0108】また、本発明に係るホログラム包装体及び
ホログラム展示装置においては、外装部を開いた状態で
立体構造をなす立体構造部が外装部の内面に配設され、
この立体構造部にホログラム又はホログラフィックステ
レオグラムが取り付けられることとなる。したがって、
この立体構造部による立体表現とホログラム像による立
体表現との相乗効果により、極めて効果的な3次元表現
を行うことができる。
【0109】さらに、本発明に係るホログラム包装体及
びホログラム展示装置においては、外装部を開いた状態
で、この外装部によってホログラム又はホログラフィッ
クステレオグラムに入射する光の方向を制限することが
できることから、このホログラム又はホログラフィック
ステレオグラムにより再生されるホログラム像の視認性
を向上させることができる。
【0110】また、本発明に係るホログラム包装方法に
よれば、ホログラム又はホログラフィックステレオグラ
ムを外装部によってホログラム面が挟持された状態で収
納することができるとともに、全体としての厚さを極め
て薄くすることができる。
【0111】したがって、本発明によれば、ホログラム
又はホログラフィックステレオグラムを可搬性及び収納
性に優れた状態で包装或いは展示することが可能である
とともに、展示・鑑賞するに際しては、ホログラム像の
視認性を向上させる一方で、効果的な3次元表現を行う
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態として示すポストカードに
取り付けられるホログラフィックステレオグラムを記録
するホログラム用記録媒体を説明する要部断面図であ
る。
【図2】同ホログラム用記録媒体の感光プロセスを説明
する図であって、(A)は、初期状態を示し、(B)
は、露光状態を示し、(C)は、定着状態を示す図であ
る。
【図3】同ホログラフィックステレオグラムを作製する
ホログラフィックステレオグラム作製装置の全体構成を
説明する図である。
【図4】同ホログラフィックステレオグラム作製装置の
光学系を説明する図であって、(A)は、同ホログラフ
ィックステレオグラム作製装置の光学系の正面図であ
り、(B)は、同ホログラフィックステレオグラム作製
装置の光学系の平面図である。
【図5】本発明の実施の形態として示すポストカードの
概略斜視図である。
【図6】本発明の別の実施の形態として示すポストカー
ドの概略斜視図である。
【図7】同ポストカードにホログラムを取り付けた状態
を示す概略斜視図である。
【図8】同ポストカードにおいて、ホログラムの周囲に
図柄や写真を設けた場合の例を示す概略斜視図である。
【図9】同ポストカードの外装部に厚みを設け、切り込
みによってホログラムを支持する場合の例を示す概略斜
視図である。
【図10】図9に示すポストカードにおいて、ホログラ
ムの周囲に図柄や写真を設けた場合の例を示す概略斜視
図である。
【図11】本発明の別の実施の形態として示すポストカ
ードの概略斜視図である。
【図12】図11に示すポストカードにおいて、ホログ
ラムの周囲に図柄や写真を設けた場合の例を示す概略斜
視図である。
【図13】図11に示すポストカードにおいて、ホログ
ラムに入射する光の方向について説明する模式図であ
る。
【図14】図11に示すポストカードにおいて、外装部
によりホログラムに入射する光の方向が制限されること
を説明する模式図である。
【図15】図11に示すポストカードにおいて、外装部
を開くに伴い、ホログラムのホログラム面が回転する様
子を示す模式図であり、図15(a)は、その概略を時
系列的に示す斜視図であり、図15(b)は、このとき
の光源からの光の方向と観察者の視点とを示す模式図で
ある。
【図16】本発明のさらに別の実施の形態として示すポ
ストカードにおける立体構造部の構造を示す概略図であ
り、図16(a)は、ホログラム支持部にホログラムを
接着する場合の例であり、図16(b)は、ホログラム
支持部にホログラムを切れ込みによって挟持する場合の
例である。
【図17】図16に示す構造の立体構造部が取り付けら
れたポストカードを示す概略斜視図である。
【図18】一般的なホログラフィックステレオグラムの
作製方法を説明するための図である。
【符号の説明】
50 ポストカード 51 外装部 51a,51b 薄板状部材 52 立体構造部 53 ホログラム
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03H 1/26 G03H 1/26 G09F 19/12 G09F 19/12 L // B42D 15/02 511 B42D 15/02 511A Fターム(参考) 2C005 XA09 XB04 2K008 AA13 AA15 AA16 AA17 BB04 BB06 CC01 CC03 DD02 DD13 EE04 FF08 FF17 HH02 HH06 HH07 HH18 HH25 HH26 3E067 AA12 AB38 AB87 BA34A BB01A BB14A BC04A DA04 EA01 EA20 EC02 EC04 EE02 GD10

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも2つの薄板状部材が連設され
    てなり、当該薄板状部材が連設部で折畳み自在とされた
    外装部と、上記外装部を開いた状態において当該外装部
    の内面で立体構造をなす立体構造部と、上記立体構造部
    の表面に配設され、ホログラム又はホログラフィックス
    テレオグラムを支持するホログラム支持部とを備えるこ
    とを特徴とするホログラム包装体。
  2. 【請求項2】 上記立体構造部は、上記外装部のうちの
    一部が切り出されてなることを特徴とする請求項1記載
    のホログラム包装体。
  3. 【請求項3】 上記ホログラム支持部は、ホログラム又
    はホログラフィックステレオグラムの取付面に粘着剤又
    は接着剤が形成され、当該ホログラム又はホログラフィ
    ックステレオグラムを粘着又は接着することにより支持
    することを特徴とする請求項1記載のホログラム包装
    体。
  4. 【請求項4】 上記ホログラム支持部は、ホログラム又
    はホログラフィックステレオグラムの取付面に少なくと
    も1対の切れ込みが形成され、当該ホログラム又はホロ
    グラフィックステレオグラムを上記切れ込みによって挟
    持することを特徴とする請求項1記載のホログラム包装
    体。
  5. 【請求項5】 上記外装部は、開いた状態において、上
    記ホログラム支持部により支持するホログラム又はホロ
    グラフィックステレオグラムに対する光の入射方向を制
    限することを特徴とする請求項1記載のホログラム包装
    体。
  6. 【請求項6】 上記外装部は、上記薄板状部材を開く回
    転軸の方向が、上記ホログラム支持部により支持するホ
    ログラム又はホログラフィックステレオグラムの再生に
    適した照明光の入射方向と略々同一方向とされているこ
    とを特徴とする請求項1記載のホログラム包装体。
  7. 【請求項7】 上記立体構造部は、可撓性を有するシー
    ト状部材により形成され、上記ホログラム支持部近傍に
    おける幅が、上記外装部に対する取り付け部位における
    幅よりも小とされていることを特徴とする請求項1記載
    のホログラム包装体。
  8. 【請求項8】 少なくとも2つの薄板状部材が連設され
    てなり、当該薄板状部材が連設部で折畳み自在とされた
    外装部と、上記外装部を開いた状態において当該外装部
    の内面で立体構造をなす立体構造部と、上記立体構造部
    の表面に配設され、ホログラム又はホログラフィックス
    テレオグラムを支持するホログラム支持部と、上記ホロ
    グラム支持部に固定されたホログラム又はホログラフィ
    ックステレオグラムとを備えることを特徴とするホログ
    ラム展示装置。
  9. 【請求項9】 上記立体構造部は、上記外装部のうちの
    一部が切り出されてなることを特徴とする請求項8記載
    のホログラム展示装置。
  10. 【請求項10】 上記ホログラム支持部は、上記ホログ
    ラム又はホログラフィックステレオグラムの取付面に粘
    着剤又は接着剤が形成され、当該ホログラム又はホログ
    ラフィックステレオグラムを粘着又は接着することによ
    り支持することを特徴とする請求項8記載のホログラム
    展示装置。
  11. 【請求項11】 上記ホログラム支持部は、上記ホログ
    ラム又はホログラフィックステレオグラムの取付面に少
    なくとも1対の切れ込みが形成され、当該ホログラム又
    はホログラフィックステレオグラムを上記切れ込みによ
    って挟持することを特徴とする請求項8記載のホログラ
    ム展示装置。
  12. 【請求項12】 上記外装部は、開いた状態において、
    上記ホログラム又はホログラフィックステレオグラムに
    対する光の入射方向を制限することを特徴とする請求項
    8記載のホログラム展示装置。
  13. 【請求項13】 上記外装部は、上記薄板状部材を開く
    回転軸の方向が、上記ホログラム又はホログラフィック
    ステレオグラムの再生に適した照明光の入射方向と略々
    同一方向とされていることを特徴とする請求項8記載の
    ホログラム展示装置。
  14. 【請求項14】 上記立体構造部は、可撓性を有するシ
    ート状部材により形成され、上記ホログラム支持部近傍
    における幅が、上記外装部に対する取り付け部位におけ
    る幅よりも小とされていることを特徴とする請求項8記
    載のホログラム展示装置。
  15. 【請求項15】 少なくとも2つの薄板状部材が連設さ
    れてなり、当該薄板状部材が連設部で折畳み自在とされ
    た外装部と、上記外装部を開いた状態において当該外装
    部の内面で立体構造をなす立体構造部と、上記立体構造
    部の表面に配設され、ホログラム又はホログラフィック
    ステレオグラムを支持するホログラム支持部とを備える
    ホログラム用包装体における上記ホログラム支持部に、
    ホログラム又はホログラフィックステレオグラムを取り
    付ける取付ステップと、上記外装部を閉じた状態とする
    ことにより、上記ホログラム又はホログラフィックステ
    レオグラムを上記薄板状部材によって挟持する収納ステ
    ップとを有することを特徴とするホログラム包装方法。
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