JP3445516B2 - ホログラフィックステレオグラム作成方法及び装置 - Google Patents

ホログラフィックステレオグラム作成方法及び装置

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JP3445516B2
JP3445516B2 JP02338599A JP2338599A JP3445516B2 JP 3445516 B2 JP3445516 B2 JP 3445516B2 JP 02338599 A JP02338599 A JP 02338599A JP 2338599 A JP2338599 A JP 2338599A JP 3445516 B2 JP3445516 B2 JP 3445516B2
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light
photosensitive recording
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常男 福田
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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03HHOLOGRAPHIC PROCESSES OR APPARATUS
    • G03H1/00Holographic processes or apparatus using light, infrared or ultraviolet waves for obtaining holograms or for obtaining an image from them; Details peculiar thereto
    • G03H1/26Processes or apparatus specially adapted to produce multiple sub- holograms or to obtain images from them, e.g. multicolour technique
    • G03H1/268Holographic stereogram

Landscapes

  • Holo Graphy (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、立体のホログラフ
ィックステレオグラムを簡便で、迅速に作成記録する方
法及び装置に関し、特に、3次元CAD(Computer A
ided Design)や、磁気共鳴イメージング(Magnetic
Resonance Imaging:MRI)等の医療分野における
立体画像表示に適用して有効な技術に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】計算機を用いたホログラムによる3次元
立体像の記録再生装置は、従来から「計算機ホログラ
ム」としていくつか提案されている。それらは、例え
ば、計算機上で作成したホログラムをプリンタやプロッ
タにより出力し、出力された濃淡画像を光学的に縮小し
て感光フィルムに転写している(A.W.Lohmann, D.P.Par
is,Appl. Opt. 6, 1739 (1967)、W.H.Lee, Appl. Opt.
9, 639 (1970) 参照)。しかし、プリンタに出力し、光
学的に縮小するという2段階方式のため、高速に記録を
することができず、実用性に乏しい。
【0003】また、電気的に駆動される液晶パネルを用
いてホログラムの干渉縞そのものを表示する方法(N.Ha
shimoto, S.Morokawa, SID95 Digest, P.847 参照)が
あるが、液晶パネルの画素が光の入射波長に比べて大き
く、画素数も少ないため視野角の大きな立体像を得るこ
とはむずかしい。
【0004】一方、ホログラフィックステレオグラム
は、視差をもった多数の2次元画像から合成されるホロ
グラムで、視野が広く、自然な立体像を再生できる技術
として広く用いられている。
【0005】このホログラフィックステレオグラムは、
視線方向を異にした立体の写真を多数撮影したものを原
画像とし、これをスリット状の窓をあけたフィルムに干
渉性の光(以下、コヒーレント光という)で投影して参
照光と干渉させ、順次原画像を入れ換えながらフィルム
を動かすことによって、ストライプ状のホログラムを多
数形成していくもので、マルチプレックスホログラムと
して知られている。
【0006】このようにしてできたマルチプレックスホ
ログラムに適当な再生光を当てると3次元立体像が再生
される。
【0007】このホログラフィックステレオグラムの原
画像として、液晶パネルに表示した画像を用い、これを
レンズ系で感光記録媒体上に結像させ、参照光を照射す
ることにより、感光記録媒体に微小要素ホログラムを記
録する方法がある(M.Yamaguchi, et al., Appl. Opt.
31, 217 (1992) 参照)。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】前記ホログラフィック
ステレオグラムは、ドット状の微小要素ホログラムを縦
横に並べるので、上下左右の視差を保持することがで
き、3次元の立体表示には理想的であるが、感光記録媒
体を機械的に上下左右に移動させながら、微小要素ホロ
グラムを記録していくため、感光記録媒体を2次元に駆
動させる機構が必要で装置が大がかりになるという問題
があった。
【0009】また、感光記録媒体を2次元的に移動させ
るため、記録に時間がかかるという問題があった。
【0010】本発明の目的は、ホログラフィックステレ
オグラムによって立体を表示する3次元表示方法及び装
置において、感光記録媒体を一方向に移動させるのみで
上下左右両方の視差を有した立体像のホログラフィック
ステレオグラムを高速に記録・再生することが可能な技
術を提供することにある。
【0011】本発明の前記ならびにその他の目的と新規
な特徴は、本明細書の記述及び添付図面によって明らか
になるであろう。
【0012】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
以下のとおりである。
【0013】(1)ホログラフィックステレオグラムの
微小要素ホログラムの位置に対応する視差を有する平面
画像を空間光変調素子に表示し、表示された画像により
コヒーレントな平行光線を空間変調して拡散板に投影
し、該拡散板からの散乱光を、第1のシャッターアレイ
を有する微小レンズアレイのうちの一つのシャッターを
開いて選択的に感光記録媒体上に結像させ、第2のシャ
ッターアレイの一つのシャッターを前記第1のシャッタ
ーアレイのシャッターの開動作と同期させて開き、コヒ
ーレントな参照平行光を前記結像させた散乱光(物体
光)と同じ位置に照射して干渉させ、前記感光記録媒体
上にホログラフィックステレオグラムの微小要素ホログ
ラムを記録し、視差のある画像を順次空間光変調素子に
表示し、前記対応する第1及び第2のシャッターアレイ
の組を次々選択し、感光記録媒体を移動させること無し
に視差のある画像を順次記録するホログラフィックステ
レオグラム作成方法である。
【0014】(2)ホログラフィックステレオグラムの
微小要素ホログラムの位置に対応する視差を有する平面
画像を空間光変調素子に表示し、表示された画像により
コヒーレントな平行光線を空間変調して拡散板に投影
し、該拡散板からの散乱光を、第1のシャッターアレイ
を有する微小レンズアレイのうちの一つのシャッターを
開いて選択的に感光記録媒体上に結像させ、第2のシャ
ッターアレイの一つのシャッターを前記第1のシャッタ
ーアレイのシャッターの開動作と同期させて開き、コヒ
ーレントな参照平行光を前記結像させた散乱光(物体
光)と同じ位置に照射して干渉させ、前記感光記録媒体
上にホログラフィックステレオグラムの微小要素ホログ
ラムを記録し、視差のある画像を順次空間光変調素子に
表示し、前記対応する第1及び第2のシャッターアレイ
の組を次々選択し、視差のある画像を順次感光記録媒体
に記録し、一列分の微小要素ホログラムを記録した後、
感光記録媒体を一方向に移動させて、順次微小要素ホロ
グラム列を記録し、多数の微小要素ホログラム列を記録
するホログラフィックステレオグラム作成方法である。
【0015】(3)感光記録媒体上に多数の微小要素ホ
ログラムを形成するホログラフィックステレオグラム作
成装置であって、前記感光記録媒体の結像位置に対応す
る視差のある画像によりコヒーレント光源を空間変調し
て投影する手段と、投影した画像の透過率を各々独立に
制御することが可能な第1のシャッターアレイを有し、
かつ、レンズアレイのピッチが各々の微小要素ホログラ
ム対応している微小レンズアレイと、前記第1のシャッ
ターアレイのうちの一つのシャッターを開いて前記感光
記録媒体上の指定の位置に微小要素ホログラムの物体光
を結像する手段と、参照光を独立に制御することが可能
な第2のシャッターアレイと、前記第2のシャッターア
レイのうちの一つのシャッターを、前記第1のシャッタ
ーアレイのシャッターの開動作と同期させて開き、前記
微小レンズアレイで集光してできた像の位置に選択的に
参照光を照射して前記感光記録媒体上の微小領域に干渉
縞を発生させて、微小要素ホログラムを記録する手段と
を具備する。
【0016】(4)感光記録媒体上に多数の微小要素ホ
ログラムを形成するホログラフィックステレオグラム作
成装置であって、前記感光記録媒体の結像位置に対応す
る視差のある画像によりコヒーレント光源を空間変調し
て投影する手段と、投影した画像の透過率を各々独立に
制御することが可能な第1のシャッターアレイを有し、
かつ、レンズアレイのピッチが各々の微小要素ホログラ
ム対応している微小レンズアレイと、前記第1のシャッ
ターアレイのうちの一つのシャッターを開いて前記感光
記録媒体上の指定の位置に微小要素ホログラムの物体光
を結像する手段と、参照光を独立に制御することが可能
な第2のシャッターアレイと、前記第2のシャッターア
レイのうちの一つのシャッターを、前記第1のシャッタ
ーアレイのシャッターの開動作と同期させて開き、前記
微小レンズアレイで集光してできた像の位置に選択的に
参照光を照射して前記感光記録媒体上の微小領域に干渉
縞を発生させて、微小要素ホログラムを記録する手段
と、前記動作を順次繰り返してホログラフィックステレ
オグラムの微小要素ホログラムを一列に記録する手段
と、微小要素ホログラムを一列記録した後に、感光記録
媒体を一方向に移動させて次の微小要素ホログラム列を
記録し、この動作を順次繰り返して行い、ドット状の微
小要素ホログラムを多数記録してホログラフィックステ
レオグラムを記録する手段とを具備する。
【0017】(5)感光記録媒体上に多数の微小要素ホ
ログラムを形成するホログラフィックステレオグラム作
成装置であって、光源と、光源から照射された光を2つ
の光路に分割する分割手段と、視差をもつ平面画像を表
示する空間光変調素子と、分割された一方の光を前記空
間光変調素子に照射し、空間変調して拡散板に投影する
投影手段と、複数個の微小レンズが微小要素ホログラム
の周期に対応した間隔で1列に配置され、かつ、各々の
微小レンズに独立して透過率が制御できる第1のシャッ
ターを有する微小レンズアレイと、前記分割手段により
分割された他方の光の照射を制御する第2のシャッター
アレイと、前記微小レンズアレイのうちの一つの第1の
シャッターを開き、前記感光記録媒体上の指定した位置
に前記投影手段により投影された画像を結像させる手段
と、前記第2のシャッターアレイのうちの一つのシャッ
ターを、前記微小レンズアレイのシャッターの開動作に
同期して開き、前記分割手段により分割された他方の光
を前記感光記録媒体上の前記投影された画像が結像した
部分に照射させて微小要素ホログラムを記録する記録手
段と、前記動作を順次繰り返し、前記感光記録媒体上に
前記微小要素ホログラムを1列に記録する第1の記録制
御手段と、該第1の記録制御手段により、前記微小要素
ホログラムを1列に記録した後、前記感光記録媒体を1
方向に移動させて、次の微小要素ホログラムを列状に記
録し、これを順次繰り返す第2の記録制御手段とを備え
る。
【0018】(6)前記(3)乃至(5)うちいずれか
1つのホログラフィックステレオグラム作成装置におい
て、前記空間光変調素子は、視差のある平面画像を表示
できる液晶パネルである。
【0019】(7)前記(3)乃至(6)うちいずれか
1つのホログラフィックステレオグラム作成装置におい
て、前記微小レンズアレイのシャッター及び前記シャッ
ターアレイのシャッターは、各々独立に電気的に開閉で
きる液晶シャッターである。
【0020】以下、本発明について、図面を参照して実
施の形態(実施例)とともに詳細に説明する。
【0021】なお、実施例を説明するための全図におい
て、同一機能を有するものは同一符号を付け、その繰り
返しの説明は省略する。
【0022】
【発明の実施の形態】本発明のホログラフィックステレ
オグラム作成方法の原理は、図1に示すように、ホログ
ラフィックステレオグラムの微小要素ホログラムの位置
に対応する視差を持った平面画像を空間光変調素子15
に表示することによりコヒーレントな平行光線103を
空間変調して拡散板25に投影し、拡散板25からの散
乱光をシャッターアレイ17を有する微小レンズアレイ
16の一つのシャッターを開くことにより選択的に感光
記録媒体18上に結像させ物体光とし、コヒーレントな
参照平行光104を、シャッターアレイ17と同期させ
たシャッターアレイ23のうちの一つのシャッターを開
くことにより物体光と同じ位置に照射して物体光と干渉
させることにより干渉縞を形成し、感光記録媒体18上
にホログラフィックステレオグラムの微小要素ホログラ
ム26を記録する。
【0023】視差の異なる画像を順次空間光変調素子1
5に表示し、対応するシャッターアレイ17、23の組
を次々選択することによって感光記録媒体18を移動さ
せること無しに視差のある画像を順次記録する。
【0024】このようにして一列分の微小要素ホログラ
ムを記録した後、感光記録媒体18を一方向に移動させ
て順次微小要素ホログラム列を記録し、多数の微小要素
ホログラム列を記録することにより立体像のホログラフ
ィックステレオグラムを高速に作成する。
【0025】以上説明したように、本発明の原理によれ
ば、感光記録媒体18上の微小領域にホログラフィック
ステレオグラムの微小要素ホログラム26を記録するこ
とができる。
【0026】視差の異なる原画像を表示してシャッター
アレイ17を順次開き、それぞれに対応する参照光のシ
ャッターアレイ23を順次開くことにより、順次微小領
域にホログラフィックステレオグラムの微小要素ホログ
ラム26を順次記録することができる。このようにして
感光記録媒体18を機械的に移動させることなく微小要
素ホログラム列を高速に記録することができる。
【0027】また、微小要素ホログラムを一列書き込ん
だ後、感光記録媒体18を移動させて次の微小要素ホロ
グラム列を形成する。これを繰り返すことにより、感光
記録媒体18の全面にホログラフィックステレオグラム
を形成することができる。
【0028】以上のようにして感光記録媒体18上に形
成されたホログラフィックステレオグラムは、適当な現
像処理をした後、コヒーレント光ないしは白色光で照明
することにより立体像を得ることができる。
【0029】(実施例1)図2は、本発明による実施例
1のホログラフィックステレオグラム作成装置の概要構
成を示す模式図である。
【0030】本実施例1のホログラフィックステレオグ
ラム作成装置は、図2に示すように、レーザ201、ビ
ームスプリッター202、空間フィルター203,20
4、凸レンズ205、空間光変調素子206、拡散板2
07、微小レンズアレイ208、感光記録媒体210、
1/2波長板211、ミラー212,213、シリンド
リカルレンズ214,215、シャッターアレイ21
6、及び計算機(CPU)220により構成されてい
る。
【0031】また、101はコヒーレントな参照光、1
02はコヒーレントな物体光、103はコヒーレントな
拡大平行物体光、104はコヒーレントな拡大平行参照
光である。
【0032】また、本実施例1では空間光変調素子20
6に、偏光フィルムを貼ったTN(Twisted Nemati
c)型のディスプレー用の液晶パネルを用いており、計
算機220を用いて個々の画素を電気的にアドレスして
光の透過率を制御することにより、入射光を空間変調す
る。
【0033】また、感光記録媒体210は、通常のホロ
グラム作成に用いられる高分解能の銀塩乾板を用いる。
【0034】図3は、本実施例1のホログラフィックス
テレオグラム作成装置の微小レンズアレイ208の構成
を示す断面図である。
【0035】微小レンズアレイ208は、図3に示すよ
うに、複数個の平凸の微小レンズが列状に配置された微
小レンズ部301と、それぞれのレンズに対応した透明
電極の組302,303をガラス基板304と305の
内側に設け、透明電極の組302,303の表面に直交
した配向膜を形成し、間にネマティック液晶306を充
填したTN型液晶シャッターとし、前記ガラス基板30
4,305の外側に偏光フィルムの組307,308を
偏光が平行になるように貼ってある液晶シャッター部分
とからなる。
【0036】レーザ201から照射された光をビームス
プリッター202で、参照光101と物体光102に分
割し、物体光102を空間フィルター203,204と
凸レンズ205を用いて拡大平行光103にして原画像
を表示した空間光変調素子206に照射する。
【0037】空間光変調素子に照射し空間変調された光
は、拡散板207に投影してそれぞれの微小要素ホログ
ラムに光が均一に入射されるようにする。
【0038】投影された光は液晶シャッターを有する微
小レンズアレイ208のうちの一つのシャッター217
を開くことにより、感光記録媒体210上の微小領域2
09に結像させる。
【0039】一方、参照光101は、1/2波長板21
1で偏光方向を空間光変調素子206を経由した物体光
と一致させ、ミラー212及び213で光路を変更し
て、シリンドリカルレンズ214及び215により1次
元の拡大平行光104とし、微小レンズアレイのシャッ
ターアレイと同様の構成のシャッターアレイ216によ
り、微小レンズアレイの開いているシャッターに対応し
た位置のシャッター218を開き感光記録媒体210上
の物体光が結像している微小領域209に重畳させて照
射する。
【0040】微小領域209に照射された2つの光が干
渉し、干渉縞が生じるため、微小要素ホログラムを記録
することができる。
【0041】なお、空間光変調素子206に表示する画
像は、マルチプレックスホログラムなどで行われるよう
に立体像の3次元モデルから視差の異なる2次元画像を
表示すればよいが、通常の左右の視差のみを保持したも
のとは異なり、上下方向の視差も保存されるので、空間
光変調素子206に表示する画像は、感光記録媒体21
0上の結像位置に応じて上下方向の視点も移動させる必
要がある。
【0042】図4は、ホログラフィックステレオグラム
の作成手順を示したフローチャートである。
【0043】以下、図4を用いて本実施例1のホログラ
フィックステレオグラム作成装置を用いたホログラフィ
ックステレオグラムの作成方法を説明する。
【0044】まず、はじめに(ステップ401)、立体
表示される物体の空間座標を計算する(ステップ40
2)。
【0045】次に、感光記録媒体210上の微小要素ホ
ログラムを形成する点を光線の通過点とした立体の空間
光変調素子206への2次元投影像を計算する(ステッ
プ403)。
【0046】次に、ステップ403の結果に基づいて2
次元像を空間光変調素子206に表示する(ステップ4
04)。
【0047】次に、表示した2次元像の視差の位置に対
応するシャッターの組217,218を開く(ステップ
405)。ステップ405により、シャッター217を
通った物体光とシャッター218を通った参照光とが感
光記録媒体210上の微小領域209で干渉し、微小要
素ホログラムが記録される。
【0048】記録が終わったら、シャッターの組21
7,218を閉じ、微小レンズアレイ1列分の記録が終
了しているか判断する(ステップ406)。1列の記録
が終了していなければ、ステップ403に戻り、次の微
小要素ホログラムを記録する微小領域に対応した位置の
2次元投影像の計算をして空間光変調素子206に表示
し、対応する微小レンズアレイ208とシャッターアレ
イ216のシャッターの組を開き微小要素ホログラムを
記録する。
【0049】この手順を繰り返すことにより、感光記録
媒体210を移動させることなく、微小要素ホログラム
を1列分高速に記録することができる。
【0050】1列分の記録が終了していれば、感光記録
媒体210の全面に記録したかを判断する(ステップ4
07)。全面に記録されていなければ、感光記録媒体を
一方向(図1では上に)に微小要素ホログラムの移動方
向の大きさ分だけ移動させ(ステップ409)、ステッ
プ403に戻り、再度微小要素ホログラムの記録を行っ
ていく。
【0051】これを繰り返すことにより、感光記録媒体
210の全面に微小要素ホログラムを記録することがで
き、上下左右の視差をもったホログラフィックステレオ
グラムを作成することができる。
【0052】全面に記録されていれば記録作業を終了す
る(ステップ408)。
【0053】全面に記録が終了した感光記録媒体を作成
装置から取り出し、現像処理を行うことでホログラフィ
ックステレオグラムが完成する。完成したホログラフィ
ックステレオグラムに、コヒーレント光あるいは白色光
を参照光と同じ方向から照射することで原画像を反映し
た3次元立体像が再生できる。
【0054】なお、本実施例1では、平板状の感光記録
媒体210を用いたが、フィルム状の感光記録媒体をド
ラムに巻き付けて連続的にホログラフィックステレオグ
ラムを作成できるようにすることも可能であり、記録が
終了した部分から現像処理を行うことにより全自動で連
続的にホログラフィックステレオグラムを作成でき、さ
らに高速化することができる。
【0055】(実施例2)次に写真フィルムなどの実写
画像を用いた立体表示の実施例について説明する。
【0056】図5は本発明による実施例2のホログラフ
ィックステレオグラム作成装置の模式図である。
【0057】本実施例2の作成装置は、図5に示すよう
に、前記実施例1の作成装置と同様の構成のものであ
り、前記実施例1の液晶パネルの代わりに空間光変調素
子206として、視差のある画像を記録した写真フィル
ム506を、拡散板207の代わりに凸レンズ507を
用いている。
【0058】図6は、本実施例2の写真フィルム506
の作成方法を説明するための模式図である。
【0059】まず、水平に移動できる台603の上に垂
直に移動できる台602を取り付けその上に表示対象物
の3次元物体601に向けたカメラ604を取り付け
る。
【0060】垂直に移動できる台602を動かして、カ
メラ604を移動させながら上下方向の視差のある画像
を順次撮影した後、水平に移動できる台603を動かし
て、カメラを右または左に移動させて、左右方向の視差
のある画像を撮影する。これを繰り返し上下左右の視差
をもつ原画像の組を撮影する。
【0061】この時のカメラの移動量は、通常の左右の
みの視差を有するホログラフィックステレオグラムの作
成方法(例えば、辻内順平著、「ホログラフィックディ
スプレイ」(1990)産業図書p.191参照)と同
様に、撮影された写真の縮小率をγ、微小レンズアレイ
のレンズの間隔をLとすると、上下方向のカメラの移動
量LyはL/γとなる。また、左右方向については感光
記録媒体の移動量をδxとすれば、左右方向のカメラ移
動量Lxはδx/γとなる。
【0062】前記の方法で得られた写真フィルム506
に、前記実施例1と同様に拡大平行物体光103を照射
し、写真フィルム506で空間変調した光を凸レンズ5
07で集光し、前記実施例1と同様の微小シャッターア
レイで感光記録媒体上に結像させれば、後は前記実施例
1と同様の手順で記録すればよい。
【0063】以上、本発明を、前記実施例に基づき具体
的に説明したが、本発明は、前記実施例に限定されるも
のではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々変
更可能であることは勿論である。
【0064】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、以
下のとおりである。
【0065】すなわち、感光記録媒体上の微小領域にホ
ログラフィックステレオグラムの要素ホログラムを記録
することができる。
【0066】また、感光記録媒体を機械的に移動させる
ことなく微小要素ホログラム列を高速に記録することが
できる。
【0067】また、感光記録媒体を一方向に移動させる
だけでよいので、装置が簡便になり、高速にホログラフ
ィックステレオグラムを作成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるホログラフィックステレオグラム
作成方法の原理を説明するための図である。
【図2】本発明による実施例1のホログラフィックステ
レオグラム作成装置の概略構成を示す斜視図である。
【図3】本実施例1のホログラフィックステレオグラム
作成装置の微小レンズアレイの構成を説明するための断
面図である。
【図4】本実施例1のホログラフィックステレオグラム
作成装置の処理手順を説明するためのフロー図である。
【図5】本発明による実施例2のホログラフィックステ
レオグラム作成装置の概略構成を示す斜視図である。
【図6】本実施例2の写真フィルムの作成方法を説明す
るための模式図である。
【符号の説明】
15…空間光変調素子、16…微小レンズアレイ、1
7,23…シャッターアレイ、18…感光記録媒体、2
5…拡散板、26…微小要素ホログラム、101…参照
光、102…物体光、103…拡大平行光(物体光)、
104…拡大平行光(参照光)、201…レーザ、20
2…ビームスプリッター、203,204…空間フィル
ター、205…凸レンズ、206…空間光変調素子、2
07…拡散板、208…微小レンズアレイ、209…微
小領域、210…感光記録媒体、211…1/2波長
板、212,213…ミラー、214,215…シリン
ドリカルレンズ、216…シャッターアレイ、217,
218…開いたシャッター、220…計算機、301…
微小レンズ部、302,303…透明電極、304,3
05…ガラス基板、306…ネマティック液晶、30
7,308…偏光フィルム、506…写真フィルム、5
07…凸レンズ、601…表示対象物の3次元物体、6
02…垂直に移動できる台、603…水平に移動できる
台、604…カメラ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−49648(JP,A) 特開 平10−105032(JP,A) 特開 平6−266277(JP,A) 特開 平10−215465(JP,A) 特開 昭48−104560(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03H 1/26

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ホログラフィックステレオグラムの微小
    要素ホログラムの位置に対応する視差を有する平面画像
    を空間光変調素子に表示し、表示された画像によりコヒ
    ーレントな平行光線を空間変調して拡散板に投影し、該
    拡散板からの散乱光を、第1のシャッターアレイを有す
    る微小レンズアレイのうちの一つのシャッターを開いて
    選択的に感光記録媒体上に結像させ、第2のシャッター
    アレイの一つのシャッターを前記第1のシャッターアレ
    イのシャッターの開動作と同期させて開き、コヒーレン
    トな参照平行光を前記結像させた散乱光(物体光)と同
    じ位置に照射して干渉させ、前記感光記録媒体上にホロ
    グラフィックステレオグラムの微小要素ホログラムを記
    録し、視差のある画像を順次空間光変調素子に表示し、
    前記対応する第1及び第2のシャッターアレイの組を次
    々選択し、感光記録媒体を移動させること無しに視差の
    ある画像を順次記録することを特徴とするホログラフィ
    ックステレオグラム作成方法。
  2. 【請求項2】 ホログラフィックステレオグラムの微小
    要素ホログラムの位置に対応する視差を有する平面画像
    を空間光変調素子に表示し、表示された画像によりコヒ
    ーレントな平行光線を空間変調して拡散板に投影し、該
    拡散板からの散乱光を、第1のシャッターアレイを有す
    る微小レンズアレイのうちの一つのシャッターを開いて
    選択的に感光記録媒体上に結像させ、第2のシャッター
    アレイの一つのシャッターを前記第1のシャッターアレ
    イのシャッターの開動作と同期させて開き、コヒーレン
    トな参照平行光を前記結像させた散乱光(物体光)と同
    じ位置に照射して干渉させ、前記感光記録媒体上にホロ
    グラフィックステレオグラムの微小要素ホログラムを記
    録し、視差のある画像を順次空間光変調素子に表示し、
    前記対応する第1及び第2のシャッターアレイの組を次
    々選択し、視差のある画像を順次感光記録媒体に記録
    し、一列分の微小要素ホログラムを記録した後、感光記
    録媒体を一方向に移動させて、順次微小要素ホログラム
    列を記録し、多数の微小要素ホログラム列を記録するこ
    とを特徴とするホログラフィックステレオグラム作成方
    法。
  3. 【請求項3】 感光記録媒体上に多数の微小要素ホログ
    ラムを形成するホログラフィックステレオグラム作成装
    置であって、 前記感光記録媒体の結像位置に対応する視差のある画像
    によりコヒーレント光源を空間変調して投影する手段
    と、 投影した画像の透過率を各々独立に制御することが可能
    な第1のシャッターアレイを有し、かつ、レンズアレイ
    のピッチが各々の微小要素ホログラムに対応している微
    小レンズアレイと、 前記第1のシャッターアレイのうちの一つのシャッター
    を開いて前記感光記録媒体上の指定の位置に微小要素ホ
    ログラムの物体光を結像する手段と、 参照光を独立に制御することが可能な第2のシャッター
    アレイと、 前記第2のシャッターアレイのうちの一つのシャッター
    を、前記第1のシャッターアレイのシャッターの開動作
    と同期させて開き、前記微小レンズアレイで集光してで
    きた像の位置に選択的に参照光を照射して前記感光記録
    媒体上の微小領域に干渉縞を発生させて、微小要素ホロ
    グラムを記録する手段とを具備することを特徴とするホ
    ログラフィックステレオグラム作成装置。
  4. 【請求項4】 感光記録媒体上に多数の微小要素ホログ
    ラムを形成するホログラフィックステレオグラム作成装
    置であって、 前記感光記録媒体の結像位置に対応する視差のある画像
    によりコヒーレント光源を空間変調して投影する手段
    と、 投影した画像の透過率を各々独立に制御することが可能
    な第1のシャッターアレイを有し、かつ、レンズアレイ
    のピッチが各々の微小要素ホログラム対応している微小
    レンズアレイと、 前記第1のシャッターアレイのうちの一つのシャッター
    を開いて前記感光記録媒体上の指定の位置に微小要素ホ
    ログラムの物体光を結像する手段と、 参照光を独立に制御することが可能な第2のシャッター
    アレイと、 前記第2のシャッターアレイのうちの一つのシャッター
    を、前記第1のシャッターアレイのシャッターの開動作
    と同期させて開き、前記微小レンズアレイで集光してで
    きた像の位置に選択的に参照光を照射して前記感光記録
    媒体上の微小領域に干渉縞を発生させて、微小要素ホロ
    グラムを記録する手段と、 前記動作を順次繰り返してホログラフィックステレオグ
    ラムの微小要素ホログラムを一列に記録する手段と、 微小要素ホログラムを一列記録した後に、感光記録媒体
    を一方向に移動させて次の微小要素ホログラム列を記録
    し、この動作を順次繰り返して行い、ドット状の微小要
    素ホログラムを多数記録してホログラフィックステレオ
    グラムを記録する手段とを具備することを特徴とするホ
    ログラフィックステレオグラム作成装置。
  5. 【請求項5】 感光記録媒体上に多数の微小要素ホログ
    ラムを形成するホログラフィックステレオグラム作成装
    置であって、 光源と、光源から照射された光を2つの光路に分割する
    分割手段と、 視差をもつ平面画像を表示する空間光変調素子と、 分割された一方の光を前記空間光変調素子に照射し、空
    間変調して拡散板に投影する投影手段と、 複数個の微小レンズが微小要素ホログラムの周期に対応
    した間隔で1列に配置され、かつ、各々の微小レンズに
    独立して透過率が制御できる第1のシャッターを有する
    微小レンズアレイと、 前記分割手段により分割された他方の光の照射を制御す
    る第2のシャッターアレイと、 前記微小レンズアレイのうちの一つの第1のシャッター
    を開き、前記感光記録媒体上の指定した位置に前記投影
    手段により投影された画像を結像させる手段と、 前記第2のシャッターアレイのうちの一つのシャッター
    を、前記微小レンズアレイのシャッターの開動作に同期
    して開き、前記分割手段により分割された他方の光を前
    記感光記録媒体上の前記投影された画像が結像した部分
    に照射させて微小要素ホログラムを記録する記録手段
    と、 前記動作を順次繰り返し、前記感光記録媒体上に前記微
    小要素ホログラムを1列に記録する第1の記録制御手段
    と、 該第1の記録制御手段により、前記微小要素ホログラム
    を1列に記録した後、前記感光記録媒体を1方向に移動
    させて、次の微小要素ホログラムを列状に記録し、これ
    を順次繰り返す第2の記録制御手段とを備えることを特
    徴とするホログラフィックステレオグラム作成装置。
  6. 【請求項6】 前記空間光変調素子は、視差のある平面
    画像を表示できる液晶パネルであることを特徴とする前
    記請求項3乃至5のうちいずれか1項に記載のホログラ
    フィックステレオグラム作成装置。
  7. 【請求項7】 前記微小レンズアレイのシャッター及び
    前記シャッターアレイのシャッターは、各々独立に電気
    的に開閉できる液晶シャッターであることを特徴とする
    前記請求項3乃至6のうちいずれか1項に記載のホログ
    ラフィックステレオグラム作成装置。
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