JPH0749648A - ホログラフィックステレオグラム作成装置 - Google Patents

ホログラフィックステレオグラム作成装置

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JPH0749648A
JPH0749648A JP7243894A JP7243894A JPH0749648A JP H0749648 A JPH0749648 A JP H0749648A JP 7243894 A JP7243894 A JP 7243894A JP 7243894 A JP7243894 A JP 7243894A JP H0749648 A JPH0749648 A JP H0749648A
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JP
Japan
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light
hologram
light beam
optical system
plane
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Withdrawn
Application number
JP7243894A
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English (en)
Inventor
Tomohiko Hattori
知彦 服部
Takayuki Saito
隆行 齋藤
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Fujinon Corp
Original Assignee
Fuji Photo Optical Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0749648A publication Critical patent/JPH0749648A/ja
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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03HHOLOGRAPHIC PROCESSES OR APPARATUS
    • G03H1/00Holographic processes or apparatus using light, infrared or ultraviolet waves for obtaining holograms or for obtaining an image from them; Details peculiar thereto
    • G03H1/26Processes or apparatus specially adapted to produce multiple sub- holograms or to obtain images from them, e.g. multicolour technique
    • G03H1/268Holographic stereogram

Landscapes

  • Holo Graphy (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ホログラフィックステレオグラムを作成する
装置において、物体光および参照光を走査することによ
りホログラム記録材料の転送機構を不要とする。 【構成】 SLM11に表示された1フレーム画像のホ
ログラム感光材料14上への記録が終了すると、SLM
11に新たなフレーム画像が書き込まれ、これと同時に
物体光照射光学系ステージ21と参照光照射光学系ステ
ージ22が互いに逆方向に所定ピッチだけ移動し、これ
により感光材料14上の既にホログラム記録がなされた
領域に隣接した領域に物体光および参照光が照射され、
この領域に新たなホログラムが記録されることとなる。
以後、この手順が繰り返され、全てのフレーム画像に対
応した短柵状のホログラム画像が感光材料14上に並列
して記録され、1枚のマルチプレックスホログラム(M
H)の記録が終了する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、白色光再生型のホログ
ラフィックステレオグラムの作成装置に関し、詳しくは
再生像のボケが小さいレインボウホログラムあるいはリ
ップマンホログラム等と称されるタイプのホログラフィ
ックステレオグラム作成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】種々の立体像表示技術の中でもホログラ
フィックステレオグラムの技術を用いた手法が原理的に
最も理想的であるとされており、その中でも普通の白色
光源の照明によりボケが小さい再生像が観察されるレイ
ンボウホログラムとリップマンホログラムが注目されて
いる。
【0003】レインボウホログラムは必要性が比較的小
さい垂直方向の視差を犠牲にすることによって、小さい
白色光源による照明でボケを小さくする手法であり、本
質的には透過型である。
【0004】また、リップマンホログラムは干渉縞を高
分解能感光材料の厚さ方向に層状に生成・記録し、白色
光で照明した場合に、特定波長の光のみを選択的に反射
回折する種類のホログラムであり、基本的に反射型であ
る。
【0005】一方、近年、複数の異なる視点から見た平
面画像を原画として、記録材料にホログラフィックに合
成したホログラフィックステレオグラム(HS)の技術
が知られている。このHSによれば、原画を平面画像と
することができ、また原画の作成に際してはレーザ光を
使用する必要がなく、またCT画像を利用したり、さら
に計算器を使っても原画を描くことが可能である。
【0006】通常このHSの再生像を観察するためには
レーザ光を使用する必要があるが、レーザ光を用いて一
旦マスターホログラムを作成しておけば、このマスター
ホログラムを用い白色光によって3次元画像を得ること
が可能となる。このようにHSのうちで特に白色光で再
生できるホログラムはマルチプレックスホログラム(M
H)と称されている。
【0007】図8はこのようなHSの技術を用い、連続
する原画フイルムからMHを作成する装置を示すもので
ある。
【0008】すなわち、この装置は、フイルム送り機構
に装填された視差のある一連の2次元画像が記録されて
いる原画フイルム411をその背後から、レンズ40
7,410によってビーム径を調整されたレーザ光40
2aにより照射し、この原画フイルム411を透過し画
像情報を担持して物体光となったレーザ光402aを投
影レンズ431、視野レンズ412、シリンドリカルレ
ンズ432等により、記録感材414上に細長く絞り込
んで照射する。一方、レーザ光402aから分割された
レーザ光402bはミラー415、レンズ416等を介
して、上記記録感材414上の上記物体光照射位置に参
照光として照射される。これにより、上記物体光と参照
光は記録感材414上で干渉を生じ、この記録感材41
4上に縦長のホログラム画像を形成する。
【0009】また、この記録感材414は感材送り機構
により所定のタイミングで所定ピッチずつ搬送されるよ
うになっている。なお、この記録感材414の前面には
この記録感材414の所定領域のみに記録がなされるよ
うにスリット板414aが配設されている。
【0010】この後、原画フイルム411をフイルム送
り機構により1駒送るとともに、記録感材414を感材
送り機構により所定ピッチだけ送ってはホログラム記録
を行なう手順を繰り返し、全ての原画フイルム411の
駒に対してホログラム記録が終了した記録感材414を
現像してMHを作成する。
【0011】こうして作成されたMHを円筒形状とし、
このMHに対して白色光を照射するとこの円筒の内部に
所望する立体像が形成されることとなる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】ところで上述したよう
なMHを作成する装置においては、原画フイルム411
と記録感材414の転送にメカ的機構が使用されてお
り、シート状の原画フイルム411や記録感材414が
直接保持されて転送されることからこの転送途中で原画
フイルム411や記録感材414が正規の停止装置から
ずれやすく、また歪等も生じやすいため作成されたホロ
グラムの精度や作成時間の点で問題があった。
【0013】そこで、このようなメカ的機構を省略した
装置の開発が望まれており、原画フイルム411の転送
については、この原画フイルム411の代わりに電気信
号により画像を書き込むことのできる空間光変調素子
(SLM)、例えば透過型の液晶テレビを用い表示画像
を所定のタイミングで切り替えることによってメカ的機
構を省略したものが既に知られている。
【0014】このように空間光変調素子(SLM)の使
用により原画フイルム411の転送機構については省略
できるものの、記録感材414の転送については依然と
してメカ的機構が使用されており、記録されたホログラ
ム画像の精度やホログラム作成時間の迅速化もこの記録
感材の転送メカのために大幅に改善することが難しかっ
た。
【0015】本発明は、マルチプレックスホログラムを
作成する際において記録感材を転送する必要のないホロ
グラフィックステレオグラムの作成装置を提供すること
を目的とするものである。
【0016】
【課題を解決するための手段】本願発明の第1のホログ
ラフィックステレオグラムの作成装置は、感光材料上に
物体光および参照光を走査させて、この感光材料上に順
次短柵型のホログラムを並列させるように構成されてな
るものである。
【0017】すなわち、コヒーレントな光ビームを出力
する光源と、このコヒーレントな光ビームを物体光用ビ
ームと参照光用ビームの2系路に分割する光分割手段
と、該物体光用ビームを照射する第1の光ビーム照射光
学系と、該参照光用ビームを照射する第2の光ビーム照
射光学系と、これら2つの光ビームを用いて感光材料上
にホログラムを形成するホログラム光学系を備えてなる
ホログラフィックステレオグラムの作成装置において、
前記ホログラム光学系が、前記第1の光ビーム照射光学
系からの物体光用ビームを、該ホログラム光学系の光軸
を含む所定の平面に平行な第1の平面内と該光軸に平行
で該第1の平面と垂直となる第2の平面内では該光軸方
向の異なる位置に収束せしめる光学系と、この光学系の
後段の、前記第1および第2の平面内で共にビーム径が
拡がった位置において前記光軸に垂直となるように配さ
れた電気信号書込型の空間光変調素子と、この空間光変
調素子を透過し該素子に入力された画像情報を担持した
物体光が前記第1の平面内において収束し前記第2の平
面内において拡がった位置であって、かつ前記参照光用
ビームからなる参照光が前記物体光と重なり合う位置に
配設され、ホログラムパターンが記録される感光材料シ
ートと、前記物体光を該感光材料シートに垂直入射せし
めるための球面レンズとを有し、前記感光材料シート上
に前記物体光と前記参照光の干渉による細長のホログラ
ムパターンを順次並列して記録させるように前記分割さ
れた2つの光ビームを前記ホログラム光学系に対し相対
的に走査せしめる光走査手段と、該光走査が所定量なさ
れる度に前記空間光変調素子への画像書込みがなされる
ように制御するコントローラとを備えてなることを特徴
とするものである。
【0018】本願発明の第2のホログラフィックステレ
オグラムの作成装置は、感光材料上にホログラムを記録
するためのホログラム光学系を、物体光照射光学系およ
び参照光照射光学系に対し相対的に直線移動させ、物体
光および参照光を走査させて、上記感光材料上に順次短
柵型のホログラムを並列させるように構成されてなるも
のである。
【0019】すなわち、コヒーレントな光ビームを出力
する光源と、このコヒーレントな光ビームを物体光用ビ
ームと参照光用ビームの2系路に分割する光分割手段
と、該物体光用ビームを照射する第1の光ビーム照射光
学系と、該参照光用ビームを照射する第2の光ビーム照
射光学系と、これら2つの光ビームを用いて感光材料上
にホログラムを形成するホログラム光学系を備えてなる
ホログラフィックステレオグラムの作成装置において、
前記2つの光ビーム照射光学系が、前記ホログラム光学
系の光軸を含む所定の平面に平行な第1の平面内におい
て各々前記物体光用ビームと前記参照光用ビームを発散
して出力せしめるシリンドリカルレンズを有し、前記ホ
ログラム光学系が、前記発散した物体光用ビームを前記
第1の平面内で平行光とするシリンドリカルレンズと、
この第1の平面内で平行光とされた物体光用ビームを前
記光軸に平行で前記第1の平面に垂直となる第2の平面
内において発散せしめる一方向性拡散板と、該発散した
物体光用ビームを前記第1の平面内と前記第2の平面内
では光軸方向の異なる位置に収束せしめる光学系と、こ
の光学系の後段の、前記第1および第2の平面内で共に
ビーム径が拡がった位置において前記光軸に垂直となる
ように配された電気信号書込型の空間光変調素子と、こ
の空間光変調素子を透過し該素子に入力された画像情報
を担持した物体光が前記第1の平面内において収束し、
前記第2の平面内において拡がった位置であって、かつ
前記参照光用ビームからなる参照光が前記物体光と重な
り合う位置に配設され、ホログラムパターンが記録され
る感光材料シートと、前記物体光を該感光材料シートに
垂直入射せしめるための球面レンズとを有し、前記感光
材料シート上に前記物体光と前記参照光の干渉による細
長のホログラムパターンを順次並列して記録させるよう
に前記第1および第2の光ビーム照射光学系を前記ホロ
グラム光学系に対し相対的に直線移動せしめる光学系移
動手段と、前記直線移動が所定量なされる度に前記空間
光変調素子への画像書込みがなされるように制御するコ
ントローラとを備えてなることを特徴とするものであ
る。
【0020】また、本願発明の第3のホログラフィック
ステレオグラムの作成装置は、感光材料上にホログラム
を記録するためのホログラム光学系に対し、物体光照射
光学系および参照光照射光学系の各々に配された光走査
手段により物体光および参照光の回転光走査を行なっ
て、上記感光材料上に順次短柵型のホログラムを並列さ
せるように構成されてなるものである。
【0021】すなわち、コヒーレントな光ビームを出力
する光源と、このコヒーレントな光ビームを物体光用ビ
ームと参照光用ビームの2系路に分割する光分割手段
と、該物体光用ビームを照射する第1の光ビーム照射光
学系と、該参照光用ビームを照射する第2の光ビーム照
射光学系と、これら2つの光ビームを用いて感光材料上
にホログラムを形成するホログラム光学系を備えてなる
ホログラフィックステレオグラムの作成装置において、
前記2つの光ビーム照射光学系が、前記物体光用ビーム
と前記参照光用ビームを入射され、各々一平面内におい
て発散したこれら2つの光ビームを該平面に略直交する
方向に回転走査する光ビーム走査手段を有し、前記ホロ
グラム光学系が、前記発散した物体光用ビームを該ホロ
グラム光学系の光軸を含む平面に平行な第1の平面内で
平行光とする球面レンズと、この第1の平面内で平行光
とされた物体光用ビームを前記光軸に平行で該第1の平
面に垂直となる第2の平面内において発散せしめる一方
向性拡散板と、該発散した物体光用ビームを前記第1の
平面内と前記第2の平面内では光軸方向の異なる位置に
収束せしめる光学系と、この光学系の後段の、前記第1
および第2の平面内で共にビーム径が拡がった位置にお
いて前記光軸に垂直となるように配された電気信号書込
型の空間光変調素子と、この空間光変調素子を透過し該
素子に入力された画像情報を担持した物体光が前記第1
の平面内において収束し、前記第2の平面内において拡
がった位置であって、かつ前記参照光用ビームからなる
参照光が前記物体光と重なり合う位置に配設され、ホロ
グラムパターンが記録される感光材料シートと、前記物
体光を該感光材料シートに垂直入射せしめるための球面
レンズとを有し、前記感光材料シート上に前記物体光と
前記参照光の干渉による細長のホログラムパターンを順
次並列して記録させるように前記第1および第2の光ビ
ーム走査手段を回転駆動せしめる駆動手段と、前記光走
査手段の光走査が所定量なされる度に前記空間光変調素
子への画像書込みがなされるように制御するコントロー
ラとを備えてなることを特徴とするものである。
【0022】本願発明の第4のホログラフィックステレ
オグラムの作成装置は、光源からの光ビームを物体光用
ビームと参照光用ビームとに分割する前に走査し、かつ
この走査に伴ない走査されたこれら2つの光ビームをホ
ログラム光学系に導くことができるように光分割手段な
らびにこれら2つの光ビームを導くための光学部材を光
走査方向に広幅とし、これにより感光材料上に物体光お
よび参照光を走査させて、この感光部材上に順次短冊型
のホログラムを並列させるように構成されてなるもので
ある。
【0023】すなわち、コヒーレントな光ビームを出力
する光源と、このコヒーレントな光ビームを物体光用ビ
ームと参照光用ビームの2系路に分割する光分割手段
と、該物体光用ビームを照射する第1の光ビーム照射光
学系と、該参照光用ビームを照射する第2の光ビーム照
射光学系と、これら2つの光ビームを用いて感光材料上
にホログラムを形成するホログラム光学系を備えてなる
ホログラフィックステレオグラムの作成装置において、
前記2つの光ビーム照射光学系が、前記ホログラム光学
系の光軸を含む所定の平面に平行な第1の平面内におい
て各々前記物体光用ビームと前記参照光用ビームを発散
して出力せしめるシリンドリカルレンズを有し、前記ホ
ログラム光学系が、前記発散した物体光用ビームを前記
第1の平面内で平行光とするシリンドリカルレンズと、
この第1の平面内で平行光とされた物体光用ビームを前
記光軸に平行で前記第1の平面に垂直となる第2の平面
内において発散せしめる一方向性拡散板と、該発散した
物体光用ビームを前記第1の平面内と前記第2の平面内
では光軸方向の異なる位置に収束せしめる光学系と、こ
の光学系の後段の、前記第1および第2の平面内で共に
ビーム径が拡がった位置において前記光軸に垂直となる
ように配された電気信号書込型の空間光変調素子と、こ
の空間光変調素子を透過し該素子に入力された画像情報
を担持した物体光が前記第1の平面内において収束し、
前記第2の平面内において拡がった位置であって、かつ
前記参照光用ビームからなる参照光が前記物体光と重な
り合う位置に配設され、ホログラムパターンが記録され
る感光材料シートと、前記物体光を該感光材料シートに
垂直入射せしめるための球面レンズとを有し、前記感光
材料シート上に前記物体光と前記参照光の干渉による細
長のホログラムパターンを順次並列して記録させるよう
に前記コヒーレントな光ビームを前記光分割手段の前段
において直線的に光走査せしめる光走査手段と、前記直
線的な光走査が所定量なされる度に前記空間光変調素子
への画像書込みがなされるように制御するコントローラ
とを備え、前記光分割手段、ならびに前記物体光用ビー
ムおよび参照光用ビームを前記ホログラム光学系に導く
光学部材が、前記光走査手段による光走査に拘わらず少
なくとも大部分の走査光の入射を許容し得るようこの光
走査方向に広幅とされてなることを特徴とするものであ
る。
【0024】また、上記4つのホログラフィックステレ
オグラムの作成装置において、前記空間光変調素子への
画像書込みの期間に同期して前記コヒーレントな光ビー
ムを通過および遮断せしめる遮光手段を設けることも可
能である。
【0025】
【作用】上記本願発明の装置では、物体光用ビームおよ
び参照光用ビームとホログラム光学系とを相対的に移動
させることにより、物体光と参照光を走査し、これら物
体光と参照光が干渉する記録感材上の位置が順次横方向
にずれていくように構成され、光空間変調素子に表示さ
れた各画像に対応する短柵状のホログラム記録領域が記
録感材上に並列して形成されるように構成されている。
【0026】このように本願発明の装置においては記録
感材の転送メカは一切使用されておらず、従来のように
シート状の記録感材が正確な位置で停止しなかったり、
歪が生じたりすることがないので、作成されたホログラ
ムの精度、再生画像の安定性さらにはこのホログラム作
成時間の迅速化を図ることが可能となる。
【0027】また、上記光学系の相対移動あるいは光走
査手段による光走査のタイミング、空間光変調素子への
画像の書込みタイミングに同期させて光源からの光ビー
ムを通過および遮断させるようにすれば感光材料上にお
ける各ホログラム記録領域の境界部分に所望しない画像
が記録されることがなく、ホログラム再生時において、
所望する正確な3次元画像を得ることが可能となる。
【0028】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
ながら説明する。
【0029】図1は本発明の第1の実施例に係るホログ
ラフィックステレオグラム装置を示すものであり、
(A)は平面図、(B)は一部正面図である。すなわ
ち、この装置はレーザ光源1からレーザ光2を出力し、
所定のタイミングでシャッタ装置3のシャッタを開いて
レーザ光2を通過させる。このシャッタを通過したレー
ザ光2はミラー4で反射されて、ハーフミラー5で物体
光用ビーム2aと参照光用ビーム2bに分割される。こ
の後、物体光用ビーム2aは物体光照射光学系ステージ
21に入射し、一方参照光用ビームは参照光照射光学系
ステージ22に入射する。
【0030】この物体光照射光学系ステージ21には反
射ミラー6およびシリンドリカルレンズ7が配されてお
り、このステージ21に入射した物体光用ビーム2aは
この反射ミラー6により反射され、シリンドリカルレン
ズ7によって上下方向(図1(A)において紙面と垂直
となる方向;以下同じ)にのみビーム径を拡げられてホ
ログラム光学系ステージ23方向に照射される。
【0031】一方、参照光照射光学系ステージ22には
反射ミラー15およびシリンドリカルレンズ16が配さ
れており、このステージ22に入射した参照光用ビーム
2bは反射ミラー15により反射され、シリンドリカル
レンズ16によって上下方向にのみビーム径を拡げられ
てホログラム光学系ステージ23方向に照射される。
【0032】ホログラム光学系ステージ23上には、物
体光照射光学系ステージ21側から順にシリンドリカル
レンズ8、一方向性拡散板9、収束レンズ10、空間光
変調素子(SLM)11、収束レンズ12、シリンドリ
カルレンズ13およびホログラム感光材料14が配され
ている。すなわち、上下方向にビーム径を拡げられ線状
ビームとされた物体光用ビーム2aはシリンドリカルレ
ンズ8により上下方向に平行光とされ、さらに、シリン
ドリカルレンズ8の直後に配された一方向性拡散板9に
よって左右方向(図3(A)において上下方向;以下同
じ)にも拡散した光とされ、この後収束レンズ10によ
って収束される。この収束レンズ10の直後にはSLM
11が配されているためこのSLM11の背後からその
略全面に亘って物体光用ビーム2aが照射されることに
なる。
【0033】このSLM11は電気書込み形SLMであ
って、例えばアクティブマトリクス形液晶ディスプレイ
(LCD〕が使用される。このSLM11には、フレー
ムメモリを備えたビデオ信号送出装置(図示せず)から
1フレーム分の画像データが所定のタイミングで送出さ
れるようになっており、SLM11上にはこの画像デー
タに応じた画像が映出される。
【0034】物体光用ビーム2aが、画像が表示された
SLM11を透過するとこの画像情報を担持した物体光
となり、この後この物体光は収束レンズ12およびシリ
ンドリカルレンズ13によってホログラム感光材料14
上にその上下方向に延びる線状に照射される。この感光
材料14上での物体光の照射位置は、上述したシリンド
リカルレンズ8への物体光用ビーム2aの照射位置とホ
ログラム光学系の光軸(以下、単に光軸と称する)に対
して左右対称の位置となる。
【0035】また、前述した参照光照射光学系ステージ
22からの参照光ビームは、ホログラム感光材料14上
で上下方向に線状に延びる上記物体光照射領域と同一領
域にその裏面側から照射されて干渉縞が生成され、この
感光材料14上に短柵状の干渉縞領域が生成されること
となる。これにより、上記SLM11に表示された一フ
レーム画像に対応するホログラム画像が形成される。
【0036】ところで、このようなホログラフィックス
テレオグラム(HS)を作成する際には、互いに微小な
視差を有する一連のフレーム画像各々に対応して短柵状
のホログラム画像を1つずつ形成し、この短柵状のホロ
グラム画像をフレーム画像の順番に合わせて並列して形
成するようにホログラム感光材料上でのホログラム記録
位置を少しづつずらしていく必要があるが、本実施例装
置においては、従来の感光材料の転送に代え、物体光照
射光学系および参照光照射光学系を各々ステージ21,
22に載設し、これをホログラム光学系に対して平行に
直線移動させて物体光と参照光を走査し、感光材料14
上でホログラム記録位置をずらすようにしている。
【0037】すなわち、SLM11に表示された1フレ
ーム画像のホログラム感光材料14上への記録が終了す
ると、SLM11に新たなフレーム画像が書き込まれ、
これと同時に物体光照射光学系ステージ21と参照光照
射光学系ステージ22が互いに逆方向に所定ピッチだけ
移動し、これにより感光材料14上の既にホログラム記
録がなされた領域に隣接した領域に物体光および参照光
が照射され、この領域に新たなホログラムが記録される
こととなる。以後、この手順が繰り返され、全てのフレ
ーム画像に対応した短柵状のホログラム画像が感光材料
14上に並列して記録され、1枚のマルチプレックスホ
ログラム(MH)の記録が終了する。
【0038】上記物体光照射光学系ステージ21と参照
光照射光学系ステージ22は光学系を載設する周知の金
属定盤からなり、ボールスクリュー等の直線駆動を行な
うための周知の機構により左右方向に所定ピッチずつ移
動せしめられる。
【0039】なお、この2つのステージ21,22の移
動タイミングは同期手段24により同期がとられてお
り、また、SLM11への信号書込みタイミングもこの
同期手段24からの同期信号により同期がとられてい
る。
【0040】さらに、レーザ光源1からのレーザ光2を
遮断するシャッタ手段3には同期手段24からの同期パ
ルスがSLM11への信号書込みおよびステージ21,
22の移動タイミングに同期して入力するようになって
おり、このタイミングでシャッタが閉じてレーザ光2が
遮断される。SLM11への信号書込みおよびステージ
21,22の移動が終了すると再びシャッタ手段3に同
期手段24からの同期パルスが入力し、これによりシャ
ッタが開きレーザ光2がシャッタ手段3を通過する。
【0041】上述した操作の手順を図2のフローチャー
トに示す。まず、SLM11にフレーム画像データを入
力し(S1)、次にシャッタ手段3のシャッタを開いて
ホログラム感光材料14上にホログラム画像を記録し、
所定時間経過後にこのシャッタを閉じる(S2)。次に
ステージ21,22を所定ピッチだけ移動せしめる(S
3)。この後、記録すべきフレーム画像の数だけ走査
(記録)が行なわれたか否かを判断し(S4)、行なわ
れていないと判断されれば、上記S1〜S3の操作を繰
り返す。
【0042】このように、本実施例においては、所定の
タイミングでレーザ光を遮断、通過せしめるシャッタ手
段3を設けているので、ホログラム感光材料14上に所
望するホログラム画像のみを記録することが可能とな
る。
【0043】次に図3を用いて本発明の第2の実施例装
置について説明する。
【0044】この第2の実施例は上述した第1の実施例
のものと機能を共通にする部材が多く、そのため第1の
実施例の部材と機能を共通にするものについては図1に
おいて示される符号の数字に100を加えた数字によっ
て図3における符号を表わすようにしている。
【0045】なお、この図3において(A)は装置の平
面図であり、(B)は装置の一部正面図である。
【0046】すなわち、上述した第1の実施例装置にお
いては、シリンドリカルレンズ8とホログラム感光材料
14へのレーザ光2の照射位置が、光軸に対し左右方向
に対称な位置とされているが、このようにすると、得ら
れたMHからのホログラム再生像が元の物体と左右反転
した像となってしまい、例えばSLM11へのビデオ信
号の書込みの際において書き込み方向を左右逆にする等
の工夫が必要となる。
【0047】そこで、この第2の実施例装置においては
SLM111と球面レンズ112の間に2枚のリレーレ
ンズ131,132を挿入し、この2枚のリレーレンズ
131,132により画像の左右を再度反転させ、シリ
ンドリカルレンズ108とホログラム感光材料114へ
のレーザ光102の照射位置を光軸に対し左右同一方向
とし、得られたMHからのホログラム再生像が元の物体
と左右反転しない像とするようにしている。
【0048】これに伴ない、物体光照射光学系ステージ
121と参照光照射光学系ステージ122はホログラム
光学系ステージ123に対して互いに同一方向に移動す
る。すなわち、上記第1の実施例装置においてはレーザ
光2のシリンドリカルレンズ8およびホログラム感光材
料14への照射位置は、光軸に対し互いに左右対称の位
置となり、このため参照光を射出する参照光照射光学系
ステージ22は物体光照射光学系ステージ21と互いに
逆方向に移動して各ホログラム記録がなされるようにし
ているが、この第2の実施例装置ではレーザ光102の
シリンドリカルレンズ108およびホログラム感光材料
114への照射位置が左右同一方向となるので、2つの
照射ステージ121,122を互いに左右同一方向に移
動せしめて、SLM111上の各フレーム画像に対応す
るホログラム画像の感光材料114上への記録を行なう
ようにホログラム画像のみを記録することが可能とな
る。
【0049】次に図3を用いて本発明の第2の実施例装
置について説明する。
【0050】この第2の実施例は上述した第1の実施例
のものと機能を共通にする部材が多く、そのため第1の
実施例の部材と機能を共通にするものについては図1に
おいて示される符号の数字に100を加えた数字によっ
て図3における符号を表わすようにしている。
【0051】なお、この図3において(A)は装置の平
面図であり、(B)は装置の一部正面図である。
【0052】すなわち、上述した第1の実施例装置にお
いては、シリンドリカルレンズ8とホログラム感光材料
14へのレーザ光2の照射位置が、光軸に対し左右方向
に対称な位置とされているが、このようにすると、得ら
れたMHからのホログラム再生像が元の物体と左右反転
した像となってしまい、例えばSLM11へのビデオ信
号の書込みの際において書き込み方向を左右逆にする等
の工夫が必要となる。
【0053】そこで、この第2の実施例装置においては
SLM111と球面レンズ112の間に2枚のリレーレ
ンズ131,132を挿入し、この2枚のリレーレンズ
131,132により画像の左右を再度反転させ、シリ
ンドリカルレンズ108とホログラム感光材料114へ
のレーザ光102の照射位置を光軸に対し左右同一方向
とし、得られたMHからのホログラム再生像が元の物体
と左右反転しない像とするようにしている。
【0054】これに伴ない、物体光照射光学系ステージ
121と参照光照射光学系ステージ122はホログラム
光学系ステージ123に対して互いに同一方向に移動す
る。すなわち、上記第1の実施例装置においてはレーザ
光2のシリンドリカルレンズ8およびホログラム感光材
料14への照射位置は、光軸に対し互いに左右対称の位
置となり、このため参照光を射出する参照光照射光学系
ステージ22は物体光照射光学系ステージ21と互いに
逆方向に移動して各ホログラム記録がなされるようにし
ているが、この第2の実施例装置ではレーザ光102の
シリンドリカルレンズ108およびホログラム感光材料
114への照射位置が左右同一方向となるので、2つの
照射ステージ121,122を互いに左右同一方向に移
動せしめて、SLM111上の各フレーム画像に対応す
るホログラム画像の感光材料114上への記録を行なう
ようにしている。
【0055】なお、この第2の実施例装置において、2
つの照射光学系ステージ121,122を固定してお
き、ホログラム光学系ステージ123を左右方向に移動
させることも可能である。
【0056】また、図3に示すように、物体光の左右方
向収束位置に可動スリット状空間フィルタ181を、上
下方向収束位置に固定スリット状空間フィルタ182を
配設し、これらのフィルタ181,182を通して物体
光を通過させるようにすれば、高次の回折光をカットで
きホログラムの画質を向上させることができる。
【0057】次に、図4を用いて本発明の第3の実施例
装置について説明する。
【0058】この第3の実施例装置は、物体光照射光学
系および参照光照射光学系が各々ポリゴンミラー24
2,244を備え、物体光および参照光を受けるホログ
ラム光学系223の最初のレンズが球面レンズで構成さ
れていること以外は図3に示す第2の実施例装置と略機
能を共通にする部材により構成されており、そのため第
2の実施例装置の部材と機能を共通するものについては
図3において示される符号の数字に100を加えた数字
によって図4における符号を表わすようにしており、そ
の詳しい説明は省略している。
【0059】なお、この図4において(A)は装置の平
面図であり(B)は装置の一部正面図である。
【0060】この第3の実施例装置においては、物体光
照射光学系が一方向ビームエクスパンダ241a、シリ
ンドリカルレンズ241bおよびポリゴンミラー242
により構成されており、また参照光照射光学系が一方向
ビームエクスパンダ243a、シリンドリカルレンズ2
43bおよびポリゴンミラー244により構成されてい
る。
【0061】ハーフミラー205により参照光用ビーム
202bと分割された物体光用ビーム202aは一方向
ビームエクスパンダ241aにより一方向にのみビーム
径を拡げられ、シリンドリカルレンズ241bによりポ
リゴンミラー242上に収束せしめられ、さらにこのポ
リゴンミラー242により反射され、上下方向に発散し
た状態で球面レンズ208に入射する。この物体光用ビ
ーム202aは球面レンズ208により上下方向に平行
光とされるとともに、左右方向にも、一方向性拡散板2
09に垂直入射するように屈折せしめられる。
【0062】この後、上述した第2の実施例装置のホロ
グラム光学系123と同様に構成されたホログラム光学
系223により、SLM211において変換された物体
光はホログラム感材上214上に照射される。
【0063】一方、参照光用ビーム202bは一方向ビ
ームエクスパンダ243aにより一方向のみビーム径を
拡げられ、シリンドリカルレンズ243bによりポリゴ
ンミラー244上に収束せしめられ、このポリゴンミラ
ー244により反射せしめられてホログラム光学系22
3の球面レンズ245に参照光として入射する。この球
面レンズ245により参照光は屈折せしめられ、左右方
向においてホログラム感光材料245の裏面に垂直に入
射するように屈折せしめられる。
【0064】このようにしてホログラム感光材料214
の同一領域(上下方向に細長い短柵領域)に物体光と参
照光が照射され、この領域にSLM211に表示された
1フレーム画像に対応したホログラムが記録される。
【0065】また、2つのポリゴンミラー242,24
4は、互いに反対方向に同一速度で回転するように、か
つ物体光と参照光が常にホログラム感光材料214の表
裏の対応する位置に照射されて位相がそろえられるよう
に同期手段224により同期がとられている。
【0066】さらに、同期手段224からの同期信号に
より所定のタイミングでSLM211に新たなフレーム
画像が書き込まれるようになっている。また、このSL
M211にフレーム画像の書き込みが終了するタイミン
グで同期手段224から同期パルスがシャッタ手段20
3に入力され、この後の所定の期間のみにおいてシャッ
タ手段203のシャッタが開状態に設定され、このシャ
ッタが開状態とされた期間にSLM211上のフレーム
画像に対応するホログラム画像がホログラム感光材料2
14上に記録される。
【0067】上記ポリゴンミラー242,244による
レーザ光202の一走査期間にSLM211には例えば
数十〜数百のフレーム画像が書き込まれ、これに応じて
シャッタ手段203のシャッタの開閉が行なわれ、一枚
のホログラム感光材料214上にそのフレーム画像の数
に応じた短柵状のホログラム画像が記録されることとな
る。
【0068】なお、この第3の実施例において、ポリゴ
ンミラー242,244に代えて、例えばガルバノメー
タミラー等の他の回転光走査手段を用いることも可能で
ある。
【0069】次に、図5を用いて本発明の第4の実施例
装置について説明する。
【0070】なお、この図5において(A)は装置の平
面図であり(B)は装置の一部正面図である。
【0071】この第4の実施例装置は、物体光用ビーム
と参照光用ビームを分割するハーフミラーの前段のミラ
ーにより光源からのレーザ光を走査しており、上述した
3つの実施例装置の如く物体光用ビームと参照光用ビー
ムを互いに同期して走査するために必要となる同期手段
は不要となる。
【0072】すなわち、この第4の実施例装置は図5に
示すように、レーザ光源301からのレーザ光302を
反射するミラー304が矢印A方向に直線的に移動する
ようになっており、ミラー304が位置304aに位置
するときはレーザ光302は図中実線で示される系路を
進み、このミラー304が位置304bまで移動せしめ
られたときはレーザ光302は図中2点鎖線で示される
系路を進むことになる。このレーザ光302の走査に応
じ、ハーフミラー305はこの走査領域全体をカバーで
きる広幅形状に構成されており、ミラー304が位置3
04aに位置するときはハーフミラー305で物体光用
ビーム302aと物体光用ビーム302bに分割され、
ミラー304が位置304bまで移動したときは物体光
用ビーム302a′と参照光用ビーム302b′に分割
されることとなる。なお、ミラー304が上記2つの位
置304a,304bの間に位置するときは、物体光用
ビームは2つのビーム302a,302a′の間に、参
照光用ビームは2つのビーム302b,302b′の間
の系路を進むことになる。
【0073】このように、ミラー304によってレーザ
光302が走査されることにより、物体光用ビーム30
2aおよび参照光用ビーム302bが完全に同期して走
査されることとなる。
【0074】また、これら物体光用ビーム302aおよ
び参照光用ビーム302bが走査されるのに伴ない、こ
れら走査領域をカバーするために、ミラー306,31
5,371およびシリンドリカルレンズ307,316
はこのビームの走査方向に広幅となるように構成されて
いる。
【0075】なお、上記レーザ光走査用のミラー304
を駆動するための機構としては種々の周知の駆動機構を
用いることができ、例えばこのミラー304を固定せし
めたホルダーをボールスクリュー上に配設し、これを駆
動モータにより所定の同期信号(NTSCの垂直同期信
号等)の入力に応じて所定ピッチずつ移動させるように
してもよい。
【0076】また、本実施例装置においては、このレー
ザ光302をハーフミラー305上で直線的に走査させ
ることができればよく、例えば上記直線移動するハーフ
ミラー304に代えてポリゴンミラーやガルバノメータ
ミラー等の回転光走査手段とfθレンズを組み合わせた
構成のものを用いることもできる。
【0077】また、この第4の実施例装置のホログラム
光学系323は図1に示す第1の実施例装置のホログラ
ム光学系ステージ23と略機能を共通にする部材により
構成されており、そのため第1の実施例装置の部材と機
能を共通するものについては図1において示される符号
の数字に300を加えた数字によって図5における符号
を表わすようにしており、その詳しい説明は省略してい
る。
【0078】上述したように構成された第4の実施例装
置によれば、第1の実施例装置と同様に、ホログラム感
光材料314上に所望のホログラムを記録することがで
き、しかも、2つの照射光学系ステージ321,322
を移動させずともよく、これらの移動について同期をと
る必要もないのでこの第1の実施例装置に比べホログラ
ム作成時間をさらに短縮することが可能となる。
【0079】ところで、上述した4つの実施例装置にお
いては、いずれもホログラム感光材料14,114,2
14,314とその手前に配された球面レンズ12,1
12,212,312との間にシリンドリカルレンズ1
3,113,213,313が配されている。以下、こ
のシリンドリカルレンズ13,113,213,313
の作用を図6を用いて説明する。なお、4つの実施例装
置においてシリンドリカルレンズ13,113,21
3,313の作用はいずれも同様であるから、第2の実
施例装置のシリンドリカルレンズ113を例にとって説
明する。なお、図6の(A)は装置の平面図、(B)は
装置の正面図を示す。
【0080】すなわち、図6に示すように、物体光は球
面レンズ112によって上下方向に略平行光とされる
が、シリンドリカルレンズ113が挿入されていないと
すると、そのまま平行光として感光材料114に照射さ
れる。したがって、ホログラムを再生する際にこのホロ
グラム感光材料114に白色光が照射されると波長によ
って回折角度が異なるという理由で波長毎に少しずつ異
なる角度方向に平行光として出射されることから、ホロ
グラム感光材料114の裏面側からこのホログラム感光
材料114を見る者がその見る角度を変化させるとそれ
に応じて色が変化するという現象を生じてしまう。
【0081】そこで、上述した実施例のように球面レン
ズ112とホログラム感光材料114の間にシリンドリ
カルレンズ113を挿入し、上下方向において、ホログ
ラム感光材料114の後方の所定位置に物体光102a
が収束するような状態でホログラム画像を記録するよう
にして、ホログラム画像の再生時においてこのホログラ
ム感光材料114に白色光を照射しても各波長の光毎に
このホログラム感光材料114の後方の所定位置に各々
収束するようにしている。この収束位置は波長の違いに
応じて上下方向に少しずつ異なることとなるが、目の位
置を変化させない限り、見る角度を変えてもホログラム
立体画像の色は変化しない。
【0082】本発明のホログラフィックステレオグラム
作成装置としては上記実施例のものに限られず、その他
種々の態様の変更が可能である。
【0083】例えば、上記実施例においては、物体光と
参照光を各々ホログラム感光材料の表裏別の面に照射す
る、いわゆるリップマンホログラム等に応用される反射
タイプのホログラム作成装置を示しているが、本発明
は、物体光と参照光をホログラム感光材料の同一面に照
射する、いわゆるレインボウホログラム等に応用される
透過タイプのホログラム作成装置に適用することももち
ろん可能である。
【0084】また、上記実施例は白色光再生用のホログ
ラムの作成装置について説明しているが本発明装置を単
色光再生用のホログラムの作成装置に適用することも可
能である。
【0085】さらに、カラー画像のホログラム作成装置
に適用することも可能である。
【0086】さらに、左右方向のみならず上下方向にも
視差のあるホログラム画像を作成する装置にも適用で
き、この場合にはホログラム感光材料上に記録された各
細長の記録パターンは点状の記録パターンを上下方向に
配列したものから構成される。
【0087】また、例えば図7に示すようにSLMの後
段に収束レンズ161を挿入して、物体光用ビームが左
右方向においてSLMに垂直に照射されるようにするこ
とも可能であり、このようにすればより良好なホログラ
ム画像を得ることができる。
【0088】また、一方向性拡散板の後段に正の屈折力
を有するシリンドリカルレンズもしくは球面レンズを挿
入すれば光ビームをより有効に使用することができ好ま
しい。
【0089】さらに、上記実施例においては所定のタイ
ミングでレーザ光を通過および遮断させる遮光手段とし
てシャッタ手段を用いているが、遮光手段は所定の同期
パルスに応じて光の通過、遮断を正確にコントロールで
きるものであればどのような構成によるものであっても
よく、光を偏向させることにより光の通過、遮断をコン
トロールするものでもよい。
【0090】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明のホログ
ラフィックステレオグラム作成装置によれば、ホログラ
ム光学系に対して物体光用ビームおよび参照光用ビーム
を相対的に移動させることにより、ホログラム感光材料
上での光照射位置を空間光変調素子に新たな画像が表示
される度に移動させるようにしている。
【0091】すなわち、物体光および参照光が感光材料
上で走査されるようになっており、空間光変調素子に表
示された各フレーム画像に対応するホログラム画像をホ
ログラム感光材料上に並列して形成することができる。
【0092】これにより、従来のホログラム感光材料の
転送メカが不要となり、従来のようにシート状の記録材
料が正確な位置で停止しなかったり、歪が生じたりする
おそれがないので、作成されたホログラムの精度、再生
画像の安定性、ホログラム作成時間の迅速化を図ること
ができる。このような効果は、原画フイルムの転送シス
テムに代えて空間光変調素子を用いることと相俟って、
より実効を上げることができる。
【0093】なお、ホログラム作成時間については、一
枚のMHを記録するために従来数時間要していたものが
十数秒程度と大幅に短縮された。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係るホログラフィック
ステレオグラム作成装置を示す平面図(A)および正面
図(B)
【図2】第1の実施例における一部操作の手順を示すフ
ローチャート
【図3】本発明の第2の実施例に係るホログラフィック
ステレオグラム作成装置を示す平面図(A)および正面
図(B)
【図4】本発明の第3の実施例に係るホログラフィック
ステレオグラム作成装置を示す平面図(A)および正面
図(B)
【図5】本発明の第4の実施例に係るホログラフィック
ステレオグラム作成装置を示す平面図(A)および正面
図(B)
【図6】図3に示す装置の一部の作用を説明するための
平面図(A)および正面図(B)
【図7】図3に示す装置の一部変更例を示す平面図
【図8】従来技術を示す斜視図
【符号の説明】
1,101,201,301 レーザ光源 2,102,202,302 レーザ光 2a,102a,202a,302a,302a’
物体光 2b,102b,202b,302b,302b’
参照光 3,103,203,303 シャッタ手段 5,105,205,305 ハーフミラー 7,8,13,16,107,108,113,11
6,213,241b,243b,307,308,3
13,316 シリンドリカルレンズ 9,109,209,309 一方向性拡散板 10,110,161,210,310 収束レンズ 11,111,211,311 空間光変調素子(S
LM) 12,112,208,212,245,312 球
面レンズ 14,114,214,314 ホログラム感光材料 21,121,321 物体光照射光学系ステージ 22,122,322 参照光照射光学系ステージ 23,123,323 ホログラム光学系ステージ 24,124,224 同期手段 131,132,231,232 リレーレンズ 223 ホログラム光学系 242,244 ポリゴンミラー 304 (レーザ光走査用)ミラー

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コヒーレントな光ビームを出力する光源
    と、このコヒーレントな光ビームを物体光用ビームと参
    照光用ビームの2系路に分割する光分割手段と、 該物体光用ビームを照射する第1の光ビーム照射光学系
    と、 該参照光用ビームを照射する第2の光ビーム照射光学系
    と、 これら2つの光ビームを用いて感光材料上にホログラム
    を形成するホログラム光学系を備えてなるホログラフィ
    ックステレオグラムの作成装置において、 前記ホログラム光学系が、前記第1の光ビーム照射光学
    系からの物体光用ビームを、該ホログラム光学系の光軸
    を含む所定の平面に平行な第1の平面内と該光軸に平行
    で該第1の平面と垂直となる第2の平面内では該光軸方
    向の異なる位置に収束せしめる光学系と、この光学系の
    後段の、前記第1および第2の平面内で共にビーム径が
    拡がった位置において前記光軸に垂直となるように配さ
    れた電気信号書込型の空間光変調素子と、この空間光変
    調素子を透過し該素子に入力された画像情報を担持した
    物体光が前記第1の平面内において収束し前記第2の平
    面内において拡がった位置であって、かつ前記参照光用
    ビームからなる参照光が前記物体光と重なり合う位置に
    配設され、ホログラムパターンが記録される感光材料シ
    ートと、前記物体光を該感光材料シートに垂直入射せし
    めるための球面レンズとを有し、 前記感光材料シート上に前記物体光と前記参照光の干渉
    による細長のホログラムパターンを順次並列して記録さ
    せるように前記分割された2つの光ビームを前記ホログ
    ラム光学系に対し相対的に走査せしめる光走査手段と、
    該光走査が所定量なされる度に前記空間光変調素子への
    画像書込みがなされるように制御するコントローラとを
    備えてなることを特徴とするホログラフィックステレオ
    グラム作成装置。
  2. 【請求項2】 コヒーレントな光ビームを出力する光源
    と、このコヒーレントな光ビームを物体光用ビームと参
    照光用ビームの2系路に分割する光分割手段と、 該物体光用ビームを照射する第1の光ビーム照射光学系
    と、 該参照光用ビームを照射する第2の光ビーム照射光学系
    と、 これら2つの光ビームを用いて感光材料上にホログラム
    を形成するホログラム光学系を備えてなるホログラフィ
    ックステレオグラムの作成装置において、 前記2つの光ビーム照射光学系が、前記ホログラム光学
    系の光軸を含む所定の平面に平行な第1の平面内におい
    て各々前記物体光用ビームと前記参照光用ビームを発散
    して出力せしめるシリンドリカルレンズを有し、 前記ホログラム光学系が、前記発散した物体光用ビーム
    を前記第1の平面内で平行光とするシリンドリカルレン
    ズと、この第1の平面内で平行光とされた物体光用ビー
    ムを前記光軸に平行で前記第1の平面に垂直となる第2
    の平面内において発散せしめる一方向性拡散板と、該発
    散した物体光用ビームを前記第1の平面内と前記第2の
    平面内では光軸方向の異なる位置に収束せしめる光学系
    と、この光学系の後段の、前記第1および第2の平面内
    で共にビーム径が拡がった位置において前記光軸に垂直
    となるように配された電気信号書込型の空間光変調素子
    と、この空間光変調素子を透過し該素子に入力された画
    像情報を担持した物体光が前記第1の平面内において収
    束し、前記第2の平面内において拡がった位置であっ
    て、かつ前記参照光用ビームからなる参照光が前記物体
    光と重なり合う位置に配設され、ホログラムパターンが
    記録される感光材料シートと、前記物体光を該感光材料
    シートに垂直入射せしめるための球面レンズとを有し、 前記感光材料シート上に前記物体光と前記参照光の干渉
    による細長のホログラムパターンを順次並列して記録さ
    せるように前記第1および第2の光ビーム照射光学系を
    前記ホログラム光学系に対し相対的に直線移動せしめる
    光学系移動手段と、前記直線移動が所定量なされる度に
    前記空間光変調素子への画像書込みがなされるように制
    御するコントローラとを備えてなることを特徴とするホ
    ログラフィックステレオグラム作成装置。
  3. 【請求項3】 コヒーレントな光ビームを出力する光源
    と、このコヒーレントな光ビームを物体光用ビームと参
    照光用ビームの2系路に分割する光分割手段と、 該物体光用ビームを照射する第1の光ビーム照射光学系
    と、 該参照光用ビームを照射する第2の光ビーム照射光学系
    と、 これら2つの光ビームを用いて感光材料上にホログラム
    を形成するホログラム光学系を備えてなるホログラフィ
    ックステレオグラムの作成装置において、 前記2つの光ビーム照射光学系が、前記物体光用ビーム
    と前記参照光用ビームを入射され、各々一平面内におい
    て発散したこれら2つの光ビームを該平面に略直交する
    方向に回転走査する光ビーム走査手段を有し、 前記ホログラム光学系が、前記発散した物体光用ビーム
    を該ホログラム光学系の光軸を含む平面に平行な第1の
    平面内で平行光とする球面レンズと、この第1の平面内
    で平行光とされた物体光用ビームを前記光軸に平行で該
    第1の平面に垂直となる第2の平面内において発散せし
    める一方向性拡散板と、該発散した物体光用ビームを前
    記第1の平面内と前記第2の平面内では光軸方向の異な
    る位置に収束せしめる光学系と、この光学系の後段の、
    前記第1および第2の平面内で共にビーム径が拡がった
    位置において前記光軸に垂直となるように配された電気
    信号書込型の空間光変調素子と、この空間光変調素子を
    透過し該素子に入力された画像情報を担持した物体光が
    前記第1の平面内において収束し、前記第2の平面内に
    おいて拡がった位置であって、かつ前記参照光用ビーム
    からなる参照光が前記物体光と重なり合う位置に配設さ
    れ、ホログラムパターンが記録される感光材料シート
    と、前記物体光を該感光材料シートに垂直入射せしめる
    ための球面レンズとを有し、 前記感光材料シート上に前記物体光と前記参照光の干渉
    による細長のホログラムパターンを順次並列して記録さ
    せるように前記第1および第2の光ビーム走査手段を回
    転駆動せしめる駆動手段と、前記光走査手段の光走査が
    所定量なされる度に前記空間光変調素子への画像書込み
    がなされるように制御するコントローラとを備えてなる
    ことを特徴とするホログラフィックステレオグラム作成
    装置。
  4. 【請求項4】 コヒーレントな光ビームを出力する光源
    と、このコヒーレントな光ビームを物体光用ビームと参
    照光用ビームの2系路に分割する光分割手段と、 該物体光用ビームを照射する第1の光ビーム照射光学系
    と、 該参照光用ビームを照射する第2の光ビーム照射光学系
    と、 これら2つの光ビームを用いて感光材料上にホログラム
    を形成するホログラム光学系を備えてなるホログラフィ
    ックステレオグラムの作成装置において、 前記2つの光ビーム照射光学系が、前記ホログラム光学
    系の光軸を含む所定の平面に平行な第1の平面内におい
    て各々前記物体光用ビームと前記参照光用ビームを発散
    して出力せしめるシリンドリカルレンズを有し、 前記ホログラム光学系が、前記発散した物体光用ビーム
    を前記第1の平面内で平行光とするシリンドリカルレン
    ズと、この第1の平面内で平行光とされた物体光用ビー
    ムを前記光軸に平行で前記第1の平面に垂直となる第2
    の平面内において発散せしめる一方向性拡散板と、該発
    散した物体光用ビームを前記第1の平面内と前記第2の
    平面内では光軸方向の異なる位置に収束せしめる光学系
    と、この光学系の後段の、前記第1および第2の平面内
    で共にビーム径が拡がった位置において前記光軸に垂直
    となるように配された電気信号書込型の空間光変調素子
    と、この空間光変調素子を透過し該素子に入力された画
    像情報を担持した物体光が前記第1の平面内において収
    束し、前記第2の平面内において拡がった位置であっ
    て、かつ前記参照光用ビームからなる参照光が前記物体
    光と重なり合う位置に配設され、ホログラムパターンが
    記録される感光材料シートと、前記物体光を該感光材料
    シートに垂直入射せしめるための球面レンズとを有し、 前記感光材料シート上に前記物体光と前記参照光の干渉
    による細長のホログラムパターンを順次並列して記録さ
    せるように前記コヒーレントな光ビームを前記光分割手
    段の前段において直線的に光走査せしめる光走査手段
    と、前記直線的な光走査が所定量なされる度に前記空間
    光変調素子への画像書込みがなされるように制御するコ
    ントローラとを備え、 前記光分割手段、ならびに前記物体光用ビームおよび参
    照光用ビームを前記ホログラム光学系に導く光学部材
    が、前記光走査手段による光走査に拘わらず少なくとも
    大部分の走査光の入射を許容し得るようこの光走査方向
    に広幅とされてなることを特徴とするホログラフィック
    ステレオグラム作成装置。
  5. 【請求項5】 前記空間光変調素子への画像書込みの期
    間に同期して前記コヒーレントな光ビームを通過および
    遮断せしめる遮光手段を備えてなることを特徴とする請
    求項1から4のうちいずれか1項記載のホログラフィッ
    クステレオグラム作成装置。
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