JP3274811B2 - 三次元像投写装置 - Google Patents

三次元像投写装置

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JP3274811B2 JP31315596A JP31315596A JP3274811B2 JP 3274811 B2 JP3274811 B2 JP 3274811B2 JP 31315596 A JP31315596 A JP 31315596A JP 31315596 A JP31315596 A JP 31315596A JP 3274811 B2 JP3274811 B2 JP 3274811B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、三次元像投写装置
に関し、より詳細には、拡大投写する三次元像をスクリ
ーンより飛び出させつつボケの少ない像を観察できるよ
うにした三次元像投写装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の三次元像投写装置としては、特開
平5−107504号公報及びSPIE,Vol.120,Three-Dim
ensional Imaging(1977),pp.127-144,"PROGRESS ON THE
HOLOGRAPHIC MOVIE PROCESS IN THE USSR"等に開示さ
れている。
【0003】図14は、特開平5−107504号公報
に記載された三次元像表示装置の構成の概略を示す図で
ある。図14に示すように、この三次元像投写装置10
1は水平方向に並んだ複数のLCD(液晶ディスプレ
イ)102に各方向からの視差像を表示し、投写レンズ
103、フレネルレンズ104、凸面鏡105によって
再帰性反射スクリーン106に投写する。再帰性反射ス
クリーン106は、レンチキュラーレンズと拡散反射面
から構成されており、観察者107は、各視差像を見る
ことにより、三次元像108を観察することができる。
これらの三次元像投写装置101によって得られる三次
元像108は左右の眼で異なる視差像を視認するいわゆ
るステレオグラムである。
【0004】図15は、SPIE,Vol.120,Three-Dimension
al Imaging(1977),pp.127-144,"PROGRESS ON THE HOLOG
RAPHIC MOVIE PROCESS IN THE USSR"に開示されている
三次元像投写装置の構成の概略を示す図である。この三
次元像投写装置111は、図15に示すように、ホログ
ラム113から再生されたホログラム再生像114を、
投写レンズ115を用いてスクリーン116に投写して
いる。スクリーン116は凹面鏡の多重ホログラムから
成り、三次元像117をさらにこのスクリーン116に
よって三次元像118、119として結像する。スクリ
ーン116は、1枚のホログラムに凹面鏡を多重に記録
しているので、記録した多重化数と同じ人数による観察
が可能となっている。図15に示す装置では、凹面鏡の
ホログラムを2重に記録した場合を示している。
【0005】図15に示した三次元像投写装置111で
は、観察者120が観察窓Bから三次元像118を、観
察者121が観察窓Cから三次元像119を観察するこ
とができる。ただし、それぞれの観察者120、121
が見ることができる三次元像は、まったく同じものとな
る。ここで、スクリーン116は回折型光学素子である
ので波長分散をもっており、白色光を用いる場合に色収
差により像がボケる。この効果は像をスクリーン近傍に
結像させる場合は少ないが、像をスクリーンよりも観察
者側に飛び出させるようにすると、大きくなり像はボケ
て非常に見にくくなる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来の三次元像投写装置のうち特開平5−107504
号公報に開示されたものについては、原理的にステレオ
グラムによる立体視を利用したもので、即ち視差を利用
したものであり、他の立体視機構である調節等の機構を
持っていないため、眼が疲労し長時間の視認ができない
という問題点がある。
【0007】一方、SPIE,Vol.120,Three-Dimensional I
maging(1977),pp.127-144,"PROGRESS ON THE HOLOGRAPH
IC MOVIE PROCESS IN THE USSR"に開示されている従来
の三次元像投写装置については、物体の実像を観察する
ものであり、従って全ての立体視機構を用いているの
で、眼の疲労は起こりにくい。しかしながら、白色光を
照明光として用いる場合には、実像の位置がスクリーン
近傍に限定されるため、実像をスクリーンより手前に飛
び出させるとスクリーンの色収差によって像がボケてし
まい非常に見にくくなる。また、レーザ光での照明では
実像をスクリーンから手前に飛び出させて表示しても色
収差によるボケはないが、レーザ光源は非常に高価であ
り、眼にとっても危険である。
【0008】さらに、安価で安全な白色光を用いて、ス
クリーン116に像を投影する場合には、ホログラムの
色収差のために像はスクリーン近傍に作らなければなら
ない。換言するとスクリーンより飛び出した迫力ある映
像の表示が出来ないのである。また、この方式の空間に
実像を形成し、その像を直接視認するタイプの三次元表
示装置では、像が空間のどの位置に形成されているのか
観察者によってばらつく場合がある。この原因として
は、形成されている像は光線によって作られているので
背景が透けて見えてしまう場合があり、透けた向こう側
のもの(例えばスクリーン)も見えてしまい、観察者は
ピントをどこに合わせて良いのかわからなくなってしま
うという問題点が挙げられる。
【0009】本発明は、上記のような課題を解決するた
めになされたものであって、レーザ光を用いなくとも安
全で安価な白色光を用いて、スクリーン手前に飛び出さ
せるような立体拡大像を視認することができ、しかも、
その再生像がホログラム等の回折型光学素子の色収差に
よるボケの少ない鮮明な像とすることが可能な三次元像
投写装置を提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1に記載の発明では、被写体と、白色光を発
生する照明手段と、反射型投写レンズの機能を有するホ
ログラム等の一つ又は複数の回折型光学素子と、凹面鏡
の機能を有するホログラム等の回折型光学素子とから成
り、前記被写体の拡大像を表示する三次元像投写装置に
おいて、被写体、反射型投写レンズの機能を有するホロ
グラム等の一つ又は複数の回折型光学素子、及び凹面鏡
の機能を有するホログラム等の回折型光学素子のそれぞ
れを、拡大像の色収差によるボケが少なくなるように配
置して構成している。
【0011】すなわち、本発明は、被写体と白色光を発
生する照明手段と、反射型投写レンズの機能を有するホ
ログラム等の回折型光学素子と、凹面鏡の機能を有する
ホログラム等の回折型光学素子とから構成されており、
被写体の立体拡大像を空中に形成するものである。そし
て、白色光照明を用いても前記拡大像の色収差によるボ
ケが少なくなるように、前記投写物体と前記反射型投写
レンズの機能を有するホログラム等の回折型光学素子と
凹面鏡の機能を有するホログラム等の回折型光学素子の
配置位置を決定して、立体拡大像を空中に飛び出して表
示するように構成している。
【0012】さらに、請求項2に記載の発明では、上記
の三次元像投写装置において、凹面鏡の機能を有するホ
ログラム等の回折型光学素子によって、投写レンズの機
能を有するホログラム等の一つ又は複数の回折型光学素
子で発生する色分散をなくすような拡大像の結像位置と
なるように、被写体、反射型投写レンズの機能を有する
ホログラム等の一つ又は複数の回折型光学素子、及び凹
面鏡の機能を有するホログラム等の回折型光学素子のそ
れぞれを配置して構成している。
【0013】すなわち、本発明は、投写レンズの機能を
有するホログラム等の回折型光学素子で発生する色分散
を、凹面鏡の機能を有するホログラム等の回折型光学素
子によってなくすように、立体拡大像をスクリーンより
飛び出させた領域に結像させたものである。
【0014】また、請求項3に記載の発明では、上記の
三次元像投写装置において、反射型投写レンズの機能を
有するホログラム等の一つ又は複数の回折型光学素子を
ホログラムにより構成し、かつ凹面鏡の機能を有するホ
ログラム等の回折型光学素子をホログラムにより構成
し、被写体からの反射光が反射型投写レンズの機能を有
する一つ又は複数のホログラムにより更に反射されて凹
面鏡の機能を有するホログラムに入射されるように配置
し、凹面鏡の機能を有するホログラムからの距離が下記
の式で表される位置の近傍に前記拡大像を形成するよう
に構成している。 L3'/tan[360°−θi2] (但し、 θi2=180°−arcsin[sinθi1+(λ+/λ0)×(sinθ
o2−sinθr2)], θi1=arcsin[(λ+/λ0)×sin(360°−θ)]+36
0°, θo2=180°−arctan[z1/L4], z1=L3'×cosθ×tan[(360°−θi1)]+L3'×si
nθ, θr2=270°+arctan[L3×cosθ/(z1−L3×sin
θ)], であり、上式のパラメーターのL3,L4,L3',θ,λ
0,λ+は、下記のとおりである。L3は、凹面鏡の機能
を有するホログラムを作成する際の2つのレーザ光束の
うちホログラム記録材料の表面から入射角θで入射する
発散球面波の発散点までのホログラム記録材料からの距
離である。L4は、凹面鏡の機能を有するホログラムを
作成する際の2つのレーザ光束のうちホログラム感光材
料の裏面から垂直に入射する収束球面波の収束点までの
ホログラム記録材料からの距離である。L3'は、反射型
投写レンズの機能を有する一つ又は複数のホログラムと
凹面鏡の機能を有するホログラムとの間の距離である。
θは、反射型投写レンズの機能を有する一つ又は複数の
ホログラムと凹面鏡の機能を有するホログラムとのいず
れかのホログラムを作成する際の一方のレーザ光束の入
射角である。λ0は、反射型投写レンズの機能を有する
一つ又はホログラムの反射スペクトルの中心波長であ
る。λ+は、反射型投写レンズの機能を有する一つ又は
ホログラムの反射スペクトルの全半値幅の2分の1をλ
0に加えた値である。)すなわち、本発明は、反射型投
写レンズの機能を有するホログラムと凹面鏡の機能を有
するホログラムとの配置関係を定め、立体拡大像の形成
位置を決定したものである。
【0015】また、請求項4に記載の発明では、上記の
三次元像投写装置において、被写体を実物体としてい
る。すなわち、本発明は、被写体を実物体とし、実物体
の立体拡大像を観察できるようにしたものである。
【0016】また、請求項5に記載の発明では、上記の
三次元像投写装置において、被写体を三次元像表示装置
による三次元像としている。すなわち、本発明は、被写
体を三次元像表示装置によって得られる光学像とし、光
学像の立体拡大像を観察できるよにしたものである。
【0017】また、請求項6に記載の発明では、上記の
三次元像投写装置において、拡大像の近傍に実物体を配
置して構成している。すなわち、拡大像形成位置付近に
距離感の比較のために実物体を配置し、拡大像である実
像がその実物体付近にあると心理的に思わせ、再生像へ
の目のピント合わせが容易に行われるようにしたもので
ある。
【0018】また、請求項7に記載の発明では、上記の
三次元像投写装置において、拡大像全体を覆う様な透明
の材質からなる箱体を設けて構成している。すなわち、
拡大像形成位置付近を覆うように、透明な材質からなる
箱体を配置し、その箱体の中に拡大像である実像がある
と心理的に観察者に思わせ、再生像への目のピント合わ
せが容易に行われるようにしたものである。
【0019】
【発明の実施の形態】
〔第1の実施の形態〕以下、本発明の第1の実施の形態
について、図1〜図17を参照して説明する。図1は、
本発明の第1の実施の形態の三次元像投写装置1の概略
構成を示す模式図である。図1において、三次元像投写
装置1は、被写体である投写物体3と、白色光を発生す
る照明手段2と、反射型投写レンズの機能を有するホロ
グラム(以下、反射型投写レンズホログラムと記載す
る)4と、凹面鏡の機能を有するホログラム(以下、凹
面鏡のホログラムと記載する)5とからから基本的に構
成されている。ここで、投写物体3としては、プラステ
ィック製の置物を使用した。
【0020】反射型投写レンズホログラム4の作成は、
図2に示すように、基本的に、ホログラム記録材料10
の一方の面に発散球面波8を入射させ、ホログラム記録
材料10の他面に収束球面波9を入射させるというもの
である。実際の反射型投写レンズホログラム4の作成で
は、プロジェクター等の性能の良い投写レンズの裏側に
ミラーを張り付けデニシュークの方法により反射型リッ
プマンホログラムを作成した。
【0021】また、凹面鏡のホログラム5、図3に示す
ように、基本的に、ホログラム記録材料13の一方の面
に収束球面波11を入射させ、ホログラム記録材料13
の他面に発散球面波12を入射させるというものであ
る。凹面鏡のホログラム5についても、実際の作成で
は、実際の凹面鏡とホログラム記録材料とを近づけデニ
シュークの方法で作成した。
【0022】なお、図2、3において、ホログラム記録
材料10、13の配置方向や、発散球面波8、12及び
収束球面波9、13の入射角度等は、図1に対応させて
いるものである。
【0023】次いで、図1を用いて、三次元像投写装置
1の動作を説明する。まず、照明手段2によって白色照
明された投写物体3は、反射型投写レンズホログラム4
によって凹面鏡のホログラム5の方向に結像投写され、
さらに凹面鏡のホログラム5によって反射され凹面鏡の
ホログラム5から離れた位置に拡大像6である三次元像
(実像)を形成する。したがって、拡大像6は、反射型
投写レンズホログラム4と凹面鏡のホログラム5によっ
て結像された三次元像である。この拡大像6は、観察領
域7から観察することができる。この観察領域7は、凹
面鏡のホログラム5による反射型投写レンズホログラム
4の出射瞳の実像が結像される領域である。
【0024】ここで、図1において、反射型投写レンズ
ホログラム4と凹面鏡のホログラム5を固定し、投写物
体3を反射型投写レンズホログラム4の光軸に沿って動
した場合について説明する。投写物体3を反射型投写レ
ンズホログラム4に近づけると、再生像(拡大像)6は
凹面鏡のホログラム5からより離れる位置に作られる。
また、それとは逆に、投写物体3を反射型投写レンズホ
ログラム4から離れる方向に移動すると、再生像(拡大
像)6は凹面鏡のホログラム5により近づいた位置に作
られる。このように、投写物体3を移動させ、拡大像6
の作られる位置を、凹面鏡のホログラム5付近からはじ
め凹面鏡のホログラム5から離れて行くように変えてや
ると、はじめ色収差によりボケていた拡大像6は、ある
位置で色収差によるボケが少なくなり非常に鮮明な像と
なる。この位置から拡大像6を凹面鏡のホログラム5か
ら離すと再度、色収差によるボケが発生する。
【0025】従って、投写物体3を動かして、拡大像6
のボケが一番少ない所に固定することにより、白色光照
明でも、投写スクリーンである凹面鏡のホログラム5か
ら飛び出した迫力のある拡大像が得られる三次元像投写
装置1を実現することができる。
【0026】以下に、上記のような色収差の少ない拡大
像が得られるメカニズムについて説明する。なお、ここ
では、図1において、近似として反射型投写レンズホロ
グラム4に入射する光として光軸のみを取り扱う。
【0027】図4は、反射型レンズホログラム4から凹
面鏡のホログラム5に達する光の色分散について説明す
るための概念図である。この図4に示すように、リップ
マンホログラムは、結晶構造によるX線の回折と同様の
回折(Bragg回折)を示し、鋭い波長選択性を示
す。その波長幅は、ホログラムの厚さに依存するが一般
的に有限の幅を持っている。図4に示すように、反射型
投写レンズホログラム4で反射された光は色分散を起こ
し、反射スペクトルの長波長側はより大きい回折角を取
る。このように、反射型投写レンズホログラム4によっ
て反射された光は、色分散を起こして空間的に広がり、
凹面鏡のホログラム5へ入射する。
【0028】そして、反射型投写レンズホログラム4か
らの光は、凹面鏡のホログラム5によって再び反射・回
折をするが、図4に示すように波長がλ0(反射スペク
トルの中心波長=ホログラム作成時のレーザ波長)とλ
+(λ0より長波長側)とλ-(λ0より短波長側)の光は
凹面鏡のホログラム5の異なる場所の干渉縞によって回
折を受ける。なお、λ0は反射型投写レンズホログラム
の反射スペクトルの中心波長であり、λ+は反射型投写
レンズホログラムの反射スペクトルの全半値幅の2分の
1をλ0に加えた値であり、λ-は反射型投写レンズホロ
グラムの反射スペクトルの全半値幅の2分の1をλ0
ら引いた値であり、これらは以降の説明でも同様のもの
とする。
【0029】例えば、凹面鏡のホログラム5の作成光学
系を示した図5のAの場所とBの場所とでは作られる干
渉縞が異なり、その部分拡大図である図6に示すように
なる。従って、このことを考慮すれば凹面鏡のホログラ
ム5によるλ+の光の回折角が計算でき、λ+の光線が分
かる。また、λ0の光は、光軸を進むので凹面鏡のホロ
グラム5の光軸を進むことになる。従って、凹面鏡のホ
ログラム5により反射されたされた光の色収差がなくな
る原理を示す概念図である図7に示すように、波長分散
によって分かれた光は再びある点において集光するので
ある。
【0030】以上のことから、反射型投写レンズホログ
ラム4と投写物体3との距離を変えることにより、実像
形成位置を波長分散光が集まる点(図7において、凹面
鏡のホログラム5からL11の位置)にすれば、ボケの少
ない明瞭な拡大像を視認することが出来る。以上の説明
は、反射型投写レンズホログラム4の光軸上の光線のみ
を扱った議論ではあるが、後述する数値計算の結果や実
験の結果は、上記近似がある範囲内の大きさの三次元物
体に対して成り立つことを支持している。
【0031】以下に、上記の考えに基づく一例を示す。
ここでの計算は、それらの作成光学系を示すの図8と図
9によって作成した2つのホログラム(反射型投写レン
ズホログラム4と凹面鏡のホログラム5)を、その概略
構成を示す図10の三次元像投写装置の配置にした場合
のものである。そして、図10に示すように、反射型投
写レンズホログラム4の光軸から白色光を入射させ、波
長λ0とλ+についてその光線の進む方向を、以下のホロ
グラムの回折式に基づいて行ない、前述の図7に示す波
長λ0と波長λ+の光線の再集光点の位置(凹面鏡のホロ
グラム5からの距離L11)を求めた。
【0032】[ホログラム回折式] sinθi=sinθc+(λc/λo)×(sinθr−sinθo) (但し、θrはホログラム作成時の参照光の入射角,θo
はホログラム作成時の物体光の入射角,θcはホログラ
ム再生時の照明光の入射角,θiはホログラム再生時の
再生光の出射角で、それぞれの角度の取り方は図11に
従う。また、λoはホログラム作成時の参照光及び物体
光の波長(同一波長),λcはホログラム再生時の照明
光及び再生光の波長(同一波長)である。) パラメーターは、図9に示した凹面鏡のホログラム作成
時のL3及びL4、図8、図9、図10に示したθ、図1
0に示したL3'、λ0、λ+の計6つであり、それぞれ
は、下記のとおりである。
【0033】L3:凹面鏡のホログラムを作成する際の
2つのレーザ光束のうちホログラム記録材料の表面から
入射角θで入射する発散球面波の発散点までのホログラ
ム記録材料からの距離である。 L4:凹面鏡のホログラムを作成する際の2つのレーザ
光束のうちホログラム感光材料の裏面から垂直に入射す
る収束球面波の収束点までのホログラム記録材料からの
距離である。 L3':三次元像投写装置を構成する反射型投写レンズホ
ログラムと凹面鏡のホログラムの間の距離である。 θ:上記ホログラムを作成する際の一方のレーザ光束の
入射角である。 λ0:上記ホログラムの反射スペクトルの中心波長であ
る。 λ+:上記ホログラムの反射スペクトルの全半値幅の2
分の1をλ0に加えた値である。
【0034】この結果は、下式(1)の通りである。
【0035】 L11=L3'/tan[360°−θi2] ・・・(1) (但し、 θi2=180°−arcsin[sinθi1+(λ+/λ0)×(sinθ
o2−sinθr2)], θi1=arcsin[(λ+/λ0)×sin(360°−θ)]+36
0°, θo2=180°−arctan[z1/L4], z1=L3'×cosθ×tan[(360°−θi1)]+L3'×si
nθ, θr2=270°+arctan[L3×cosθ/(z1−L3×sin
θ)], である。) 従って、上式(1)にL3、L4、θ、L3'、λ0、λ+
代入してL11を求め、拡大像6が凹面鏡のホログラム5
からL11離れた場所に作られるように、投写物体3を移
動させれば色収差によるボケの少ない鮮明な拡大像を得
ることができる。
【0036】次に、計算機による光線追跡の数値計算の
具体例を示す。各パラメーターに使用した数値は図8、
図9、図10の符号に従い、θ=24°,L1=20c
m,L2=80cm,L3=80cm,L4=1760c
m,L3=76cm,L3'=70cmとした。
【0037】また、ホログラムによる反射スペクトルの
全半値幅Δλは20nmとした。上記条件において、反
射型投写レンズホログラム4と投写物体3の距離L10
を変えることにより、拡大像(実像)が形成される位置
を、それぞれ、凹面鏡のホログラム5の面内、凹面
鏡のホログラム5から60cm飛び出させた位置、凹
面鏡のホログラムから90cm飛び出させた位置に対応
する場合の物体からの光線を追跡した結果を調べた。図
12はに対応する光線追跡、図14はに対応する光
線追跡、図16はに対応する光線追跡をそれぞれ示す
ものである。
【0038】そして、図13、図15、及び図17のそ
れぞれは、図12(の光線追跡)、図14(の光線
追跡)、及び図16(の光線追跡)のそれぞれに対応
した実像形成面でのイメージダイヤグラムである。な
お、ここでのオリジナル像は、アルファベットの大文字
のF(平面画像)である。
【0039】これらの図から分かるように、図13及び
図17は共に色収差によりボケている。これに対し
て、、上記の式(1)による実像形成の最適位置である
11=60cm(上記数値を式(1)に代入して求めた
値)の位置に像を形成した図15では、色収差による像
のボケは殆どなく鮮明な像であることが分かる。
【0040】なお、上記パラメーターに基づいて実際に
ホログラムを作成し、三次元実物体の投写実験を行った
が、結果は同じであり上記近似に基づく解釈は妥当であ
ることが判明した。このとき使用したホログラム感光材
料は、デュポン社製のフォトポリマーHRF700X0
01−20である。そして、このホログラム感光材料の
厚みは20μmであり、作成したホログラムの反射スペ
クトルの全半値幅は20nmであった。
【0041】なお、上記実施の形態の説明では、被投写
物体を実物体として説明したが、被投写物体を体積走査
型の三次元像表示装置による像や、予め物体を撮影した
ホログラムによる再生像等でもよい。以下に、このこと
について説明する。
【0042】被投写物体が実物体の時もそうであが、物
体は奥行き方向に大きすぎると光軸方向での結像位置が
異なり、上記の最適結像位置からずれてしまい再生像の
前後がぼけてしまうことがある。したがって、物体の光
軸方向の長さは再生像のボケが小さい範囲に限定する必
要がある。このことは体積走査型の三次元像表示装置に
よる像を投写する場合でも同様であり、移動平面スクリ
−ンのストロ−ク長も再生像のボケが小さい範囲に限定
する必要がある。また、予め物体を撮影したホログラム
の再生像を用いる場合も同様に投写再生像のボケが小さ
い範囲にホログラム再生像の奥行き方向の長さを限定す
る必要がある。
【0043】〔第2の実施の形態〕以下、本発明の第1
の実施の形態について、図18を参照して説明する。図
18は、本発明の三次元像投写装置の第2の実施の形態
の模式図で、(a)が側面図、(b)が上面図である。
【0044】図18において、三次元像投写装置1’
は、被写体である投写物体3と照明手段(図示していな
い)と反射型投写レンズホログラム4a,4b,4cと
凹面鏡のホログラム5から基本的に構成されている。こ
こで、反射型投写レンズホログラム4a,4b,4cと
凹面鏡のホログラム5は、第1の実施形態で使用したも
のと同様のものである。
【0045】次いで、装置の動作を説明する。三次元像
投写装置1’は、図15の反射型投写レンズホログラム
4a,4cを除いては、上記第1の実施形態と同じであ
る。ただし、上記第1の実施の形態との違いは、反射型
レンズホログラムを複数とし、反射型投写レンズホログ
ラム4a,4cを、反射型投写レンズホログラム4bの
両側に配置したところである。反射型投写レンズホログ
ラム4a,4cは、反射型投写レンズホログラム4bと
同じものであり、投写物体3をさらに回り込んで見た部
分を、第1の実施の形態と同じ原理によって、空中に結
像させている。それぞれの反射型投写レンズホログラム
4a,4b,4cによって投写される拡大像は、色収差
によるボケが最も少ない位置(第1の実施の形態のL1
1の位置)のほぼ同一位置に、同じ倍率で結像される。
図15では、それらをまとめて拡大像6と表記した。
【0046】それぞれの拡大像は、観察領域7a,7
b,7cから観察することができる。反射型投写レンズ
ホログラム4aで形成された拡大像は観察領域7aから
観察でき、反射型投写レンズホログラム4bで形成され
た拡大像は観察領域7bから観察でき、反射型投写レン
ズホログラム4cで形成された拡大像は観察領域7cか
ら観察できる。
【0047】ここで、観察領域7a,7b,7cは、第
1の実施形態と同様に、それぞれ反射型投写レンズホロ
グラム4a,4b,4cの凹面鏡ホログラム5による出
射瞳の実像が形成される領域である。それぞれの観察領
域の中に眼を置けば、各観察領域のなかで、拡大像が各
観察領域7a,7b,7cにわたって連続して観察でき
る。
【0048】ここで、反射型投写レンズホログラム4
a,4b,4cは、平面形状であるので、レンズ間に隙
間がないように並べることができる。このため、各反射
型投写レンズホログラム4a,4b,4cにより結像さ
れる各拡大像の形成域を連続させることが容易に実現で
きて、連続的な観察領域(観察領域7a,7b,7cが
接しているか、または一部重なっている状態)を確保す
ることが可能となる。
【0049】以上の説明では、反射型投写レンズホログ
ラム3枚を、投写物体3に対して横方向に並べたが、反
射型投写レンズホログラムの枚数はこの限りでない。ま
た、配置方向も縦方向に並べ、観察領域を縦方向に延ば
すことも可能である。
【0050】〔第3の実施の形態〕以下、本発明の第1
の実施の形態について、図19を参照して説明する。本
実施の形態では、第1ないし第2の実施の形態で説明し
た実像視認タイプの三次元像投写装置において、その拡
大像の位置の個人差を無くすために、比較対象物である
実物体を再生像近くに配置するものである。
【0051】図19は、その一例であり、拡大像(実
像)14の真下に、実物体である台15を配置したもの
である。観察者には、拡大像(実像)14である猫が実
物体である台15の上に座っていると心理が働くので、
すべての観察者は拡大像14が実物体である台15の真
上にあると容易に理解出来るのである。
【0052】また、図19では、透明な材質で出来てい
る箱16で拡大像14を覆うように配置しているが、こ
うすることで観察者が箱の中に拡大像14である猫が居
ると思い込み、観察者が拡大像14の位置に容易に眼球
のピントを合わせることが出来るのである。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
レーザ光を用いなくとも白色光によってスクリーン手前
に飛び出させた立体拡大像を視認することが出来る。し
かも、その再生像はホログラムによる色収差によるボケ
のない鮮明な像とすることが可能である。
【0054】また、再生像の形成位置付近に実物体を配
置したり、透明な材質で出来た箱を再生像を覆うように
配置することで、観察者は容易に再生像にピントを調節
することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施形態の三次元像投写装置
の第1の実施形態の基本構成を示す概略図である。
【図2】 図1の三次元像投写装置を構成する反射型投
写レンズホログラムの作成光学系を示す図である。
【図3】 図1の三次元像投写装置を構成する凹面鏡の
ホログラムの作成光学系を示す図である。
【図4】 図1の三次元像投写装置を構成する反射型投
写レンズホログラムによる色分散を説明するための図で
ある。
【図5】 図1の三次元像投写装置を構成する反射型投
写レンズホログラムの作成光学系において、反射型投写
レンズホログラム内部の干渉縞の様子を説明するための
図である。
【図6】 図1の三次元像投写装置を構成する反射型投
写レンズホログラムの内部の干渉縞の様子を説明するた
めの図である。
【図7】 図1の三次元像投写装置において、色収差を
なくすメカニズムを説明するための図である。
【図8】 図1の三次元像投写装置を構成する反射型投
写レンズホログラムの作成光学系の一例を説明するため
の図である。
【図9】 図1の三次元像投写装置を構成する凹面鏡の
ホログラムの作成光学系の一例を説明するための図であ
る。
【図10】 図1の三次元像投写装置における構成要素
の配置の一例を示す図である。
【図11】 ホログラムによる回折の式に用いる角度の
取り方について説明するための図である。。
【図12】 図1の三次元像投写装置における光線追跡
の計算機実験の結果を説明するための図である。
【図13】 図12に対応した光線追跡の計算機実験の
結果を説明するための図である。
【図14】 図1の三次元像投写装置における光線追跡
の計算機実験の結果を説明するための図である。
【図15】 図14に対応した光線追跡の計算機実験の
結果を説明するための図である。
【図16】 図1の三次元像投写装置における光線追跡
の計算機実験の結果を説明するための図である。
【図17】 図16の光線追跡の計算機実験の結果を説
明するための図である。
【図18】 本発明の第2の実施形態の三次元像投写装
置の基本構成を示す概略図であり、(a)が側面図であ
り、(b)が上面図である。
【図19】 本発明の三次元像投写装置における、再生
像への目のピント合わせの補助作用を持つ実物体と透明
な箱の配置を説明するための図である。
【図20】 従来の再帰性反射スクリーンを用いた三次
元像投写装置の構成の概略を示す図である。
【図21】 従来の凹面鏡のホログラムを用いた三次元
像投写装置の構成の概略を示す図である。
【符号の説明】
1,1’ 三次元像投写装置 2 照明装置 3 投写物体 4,4a,4b,4c 反射型投写レンズホログラム 5 凹面鏡のホログラム 6,14 拡大像(実像) 7,7a,7b,7c 観察領域 8,12 発散球面波 9,11 収束球面波 10,13 ホログラム記録材料 15 台 16 透明な箱

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被写体と、白色光を発生する照明手段
    と、反射型投写レンズの機能を有するホログラム等の一
    つ又は複数の回折型光学素子と、凹面鏡の機能を有する
    ホログラム等の回折型光学素子とから成り、前記被写体
    の拡大像を表示する三次元像投写装置において、 前記被写体、前記反射型投写レンズの機能を有するホロ
    グラム等の一つ又は複数の回折型光学素子、及び前記凹
    面鏡の機能を有するホログラム等の回折型光学素子のそ
    れぞれが、前記拡大像の色収差によるボケが少なくなる
    ように配置されて構成されたことを特徴とする三次元像
    投写装置。
  2. 【請求項2】 前記凹面鏡の機能を有するホログラム等
    の回折型光学素子によって、前記投写レンズの機能を有
    するホログラム等の一つ又は複数の回折型光学素子で発
    生する色分散をなくすような前記拡大像の結像位置とな
    るように、前記被写体、前記反射型投写レンズの機能を
    有するホログラム等の一つ又は複数の回折型光学素子、
    及び前記凹面鏡の機能を有するホログラム等の回折型光
    学素子のそれぞれが配置されて構成されたことを特徴と
    する請求項1に記載の三次元像投写装置。
  3. 【請求項3】 前記反射型投写レンズの機能を有するホ
    ログラム等の一つ又は複数の回折型光学素子をホログラ
    ムにより構成し、かつ前記凹面鏡の機能を有するホログ
    ラム等の回折型光学素子をホログラムにより構成し、前
    記被写体からの反射光が前記反射型投写レンズの機能を
    有する一つ又は複数のホログラムにより更に反射されて
    前記凹面鏡の機能を有するホログラムに入射されるよう
    に配置し、前記凹面鏡の機能を有するホログラムからの
    距離が下記の式で表される位置の近傍に前記拡大像を形
    成するように構成されたことを特徴とする請求項1もし
    くは2に記載の三次元像投写装置。 L3'/tan[360°−θi2] (但し、 θi2=180°−arcsin[sinθi1+(λ+/λ0)×(sinθ
    o2−sinθr2)], θi1=arcsin[(λ+/λ0)×sin(360°−θ)]+36
    0°, θo2=180°−arctan[z1/L4], z1=L3'×cosθ×tan[(360°−θi1)]+L3'×si
    nθ, θr2=270°+arctan[L3×cosθ/(z1−L3×sin
    θ)], であり、上式のパラメーターのL3,L4,L3',θ,λ
    0,λ+は、下記のとおりである。L3は、前記凹面鏡の
    機能を有するホログラムを作成する際の2つのレーザ光
    束のうちホログラム記録材料の表面から入射角θで入射
    する発散球面波の発散点までのホログラム記録材料から
    の距離である。L4は、前記凹面鏡の機能を有するホロ
    グラムを作成する際の2つのレーザ光束のうちホログラ
    ム感光材料の裏面から垂直に入射する収束球面波の収束
    点までのホログラム記録材料からの距離である。L3'
    は、前記反射型投写レンズの機能を有する一つ又は複数
    のホログラムと凹面鏡の機能を有するホログラムとの間
    の距離である。θは、前記反射型投写レンズの機能を有
    する一つ又は複数のホログラムと凹面鏡の機能を有する
    ホログラムとのいずれかのホログラムを作成する際の一
    方のレーザ光束の入射角である。λ0は、前記反射型投
    写レンズの機能を有する一つ又はホログラムの反射スペ
    クトルの中心波長である。λ+は、前記反射型投写レン
    ズの機能を有する一つ又はホログラムの反射スペクトル
    の全半値幅の2分の1をλ0に加えた値である。)
  4. 【請求項4】 前記被写体が実物体であることを特徴と
    する請求項1から3のいずれか1項に記載の三次元像表
    示装置。
  5. 【請求項5】 前記被写体が三次元像表示装置による三
    次元像であることを特徴とする請求項1から3のいずれ
    か1項に記載の三次元像表示装置。
  6. 【請求項6】 前記拡大像の近傍に実物体を配置するこ
    とを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の
    三次元像投写装置。
  7. 【請求項7】 前記拡大像全体を覆う様な透明の材質か
    らなる箱体を設けたことを特徴とする請求項1から6の
    いずれか1項に記載の三次元像投写装置。
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