JP3338479B2 - ホログラムの作成および立体表示方法並びに立体表示装置 - Google Patents

ホログラムの作成および立体表示方法並びに立体表示装置

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    • G03H1/00Holographic processes or apparatus using light, infrared or ultraviolet waves for obtaining holograms or for obtaining an image from them; Details peculiar thereto
    • G03H1/04Processes or apparatus for producing holograms
    • G03H1/08Synthesising holograms, i.e. holograms synthesized from objects or objects from holograms
    • GPHYSICS
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    • G03HHOLOGRAPHIC PROCESSES OR APPARATUS
    • G03H1/00Holographic processes or apparatus using light, infrared or ultraviolet waves for obtaining holograms or for obtaining an image from them; Details peculiar thereto
    • G03H1/26Processes or apparatus specially adapted to produce multiple sub- holograms or to obtain images from them, e.g. multicolour technique
    • G03H1/268Holographic stereogram

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、仮想物体や実在する物
体のホログラムを作成して立体表示を行うホログラムの
立体表示方法及び作成方法並びに立体表示装置に関し、
特に、2次元画像を利用して自然な立体表示を行うホロ
グラムの立体表示方法及び作成方法並びに立体表示装置
に関する。
【0002】立体表示は3次元物体の奥行きや厚みを視
覚的に理解し易くする表示であり、CAD等で設計され
た構造物の表示や医療用画像の表示等での要求が強い。
また立体像は2次元表示に比べて迫力があり、遊園地や
映画など娯楽用表示にも利用される。
【0003】
【従来の技術】従来、立体表示に関しては、既に種々の
方法が提案されており、特殊な眼鏡を装着せずに立体像
を見ることのできるものにホログラムがある。ホログラ
ムは物体像を光の干渉作用を利用して記録したものであ
り、静止物体に関してはカラーで奥行き感が充分にある
ものが製作されている。
【0004】一方、CAD等で作成した3次元的構造を
持つ仮想物体を立体的に見せる方法として、コンピュー
タ・グラフィックス(CG)がある。コンピュータ・グ
ラフィックスは、対象物を所定の方向から見た時の2次
元画像を計算し、かつ、光の反射や陰影を考慮してリア
ルに表現する技術である。しかし、コンピュータ・グラ
フィックスは2次元画像であるため、立体感には乏し
い。
【0005】コンピュータ・グラフィックスによる2次
元画像を基に対象物を種々の方向から見た2次元画像
を、ホログラフィック露光によって水平方向に微小な幅
を持ち、垂直方向に画面の幅を持つストライプ状の領域
に逐次記録してゆくホログラフィック・ステレオグラム
方式によって立体感のある表示が可能である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ホログラフィック・ステレオグラム方式では、基本的に
は2次元画像を見ることになり、眼の焦点が合っている
面と両眼視差によって視認する像の位置が一致しない。
従って、見にくさを伴い、疲労の原因となる。特に奥行
きの深い像を表示する場合には、眼に対する負担が大き
くなり、好ましい立体表示とはいえない。
【0007】また、従来のホログラムはフィルム状の媒
体に記録し、現像処理するのに時間を要し、立体表示シ
ステムとして不便であった。更に、表示内容を書き換え
ることはできなかった。本発明の目的は、2次元画像を
基に自然な立体表示ができるホログラムの立体表示方法
を提供する。
【0008】本発明の他の目的は、長時間観察しても疲
労の少ない立体表示ができるホログラムの立体表示方法
を提供する。本発明の他の目的は、リアルタイムで書き
換え可能なホログラムの立体表示方法を提供する。本発
明の他の目的は、CAD等による仮想物体の3次元画像
からホログラムを作成して立体表示するホログラムの立
体表示方法を提供する。
【0009】本発明の他の目的は、物体構造ごとに分割
して3次元情報から求めた複数の2次元画像からホログ
ラムを作成するホログラムの立体表示方法を提供する。
本発明の他の目的は、物体構造ごとに分割して3次元情
報から求めた複数の2次元画像から位相分布を計算して
波面変換を行うホログラムの立体表示方法を提供する。
【0010】本発明の他の目的は、カラー立体像を表示
するホログラムの立体表示方法を提供する。本発明の他
の目的は、物体構造ごとに分割して3次元情報から求め
た複数の2次元画像の多重露光によりホログラム媒体を
作成するホログラムの作成方法を提供する。
【0011】本発明の他の目的は、位相分布の計算結果
を用いて立体像を表示するホログラムの立体表示装置を
提供する。本発明の他の目的は、ホログラム記録媒体を
用いて立体像を表示するホログラムの立体表示装置を提
供する。
【0012】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理説明
図である。まず本発明のホログラム立体表示方法は、図
1(a)に示すように、次の過程から構成される。CA
D等により表示しようとする物体の3次元情報を生成す
る3次元情報生成過程;ホログラム形成面で細分化され
ホログラム表現の最小単位である各要素ホログラムを原
点として放射状に各物体を見たとき該物体の重心を通り
物体表面との平均距離が最小となるように設定した2次
元平面上に前記3次元情報を投影することによって各物
体毎の2次元情報を得る処理を前記要素ホログラムを変
えながら複数の2次元画像を生成する画像生成過程と、
画像生成過程で生成された複数の2次元画像からホログ
ラム形成面における位相分布を計算する位相分布計算過
程;位相分布計算過程で求められた位相分布をホログラ
ム形成面に表現するホログラム表現過程;ホログラム表
現過程で表現された位相分布に対し参照光を照射して光
学的波面に変換することにより立体像を表示する波面変
換過程;また本発明は、図1(b)に示すように、物体
ごとに生成した2次元画像に基づいた多重露光でホログ
ラムの記録媒体を作成する方法を含む。
【0013】2次元画像の生成は、表現しようとする3
次元情報を物体ごとに分割し、複数の物体について3次
元情報から3次元図形データを生成する。また分割した
物体ごとに2次元データを生成するための2次元平面を
設定する。例えば図形の重心を通り且つ図形を構成する
表面との平均距離が最小となるように平面を設定する。
【0014】物体ごとに設定された2次元平面上には、
ホログラム作成面上で細分化されたホログラム表現の最
小単位である要素ホログラム領域から見た投影画像デー
タを2次元データとして、物体ごとに3次元画像データ
から生成する。位相分布の計算は、ホログラム形成面を
細分化した最小単位である要素ホログラムの各々につ
き、投影により得られた2次元画像を構成する2次元画
素に基づいて位相を計算してホログラム形成面での位相
分布を求め、複数の2次元画像ごとに求めた位相分布
を、同一位置の要素ホログラム毎に加算して合成2次元
画像のホログラム形成面における位相分布を求める。
【0015】
【作用】このように本発明によれば、奥行きをもった複
数の2次元画像からホログラムの空間位相分布を計算
し、この位相分布を参照光(再生光)の振幅または位相
を空間的に変調させる手段で表現し、参照光の照射によ
る光学的な波面変換によって書き換え可能な立体表示が
できる。
【0016】またホログラムの記録媒体の作成は、奥行
きをもった複数の2次元画像を光干渉露光によって多重
に記録して要素ホログラムを作成し、この要素ホログラ
ムをホログラム乾板上に配列して記録することで作成で
き、この記録媒体を使用して通常のホログラム表示がで
きる。このように奥行きをもった複数の2次元画像から
生成された位相分布又はホログラム記録媒体を使用した
立体表示により、2次元画像の奥行き方向での階調表示
が行われ、両眼視差によって視認する立体表示像の距離
感と、眼の焦点調節機能によって感じとる距離感とのず
れが少なくなり、立体像を見た時の疲労が少なくなり、
自然な立体感が得られる。
【0017】
【実施例】
< 目 次 > 1.立体表示方法の基本構成 2.3次元情報の生成 3.物体ごとの2次元画像の生成 4.位相分布の計算 5.表示する立体像の大きさの調整 6.表示する立体像の距離の調整 7.位相分布の表示と光学的波面変化による立体像の表
示 8.カラー立体表示装置 9.露光によるホログラムの作成方法 1.立体表示方法の基本構成 図2は本発明によるプログラムの立体表示方法の基本的
な処理過程を示したフローチャートである。
【0018】図2において、まずステップS1で表示し
ようとする物体または物体群の3次元情報を生成する。
この3次元情報の生成はCADシステムによる3次元画
像データの生成あるいはCCDカメラ等により物体を撮
像して得た2次元データから生成する。次にステップS
2で3次元情報を所定の物体単位に分割して2次元情報
に変換することで奥行き方向にも2次元平面が存在する
複数の2次元画像を生成する。
【0019】この2次元画像の生成は、ホログラム形成
面から見て表示しようとする複数の物体ごとに2次元平
面を設定し、この2次元平面に物体ごとに生成した3次
元データに基づいて投影して2次元画像データを生成す
る。続いてステップS3で物体ごとに投影データとして
生成した2次元画像データからホログラム形成面におけ
る位相分布を計算する。次のステップS4では計算され
た位相分布をホログラム形成面に表現し、最終的に参照
光を照射して位相分布に従った光学的な波面変換により
立体像を表示する。
【0020】図3は図2の立体表示方法を実現する装置
の基本構成を示す。図3において、3次元情報生成部1
0は例えばCADシステム12により実現される。3次
元情報生成部10で生成された表示しようとする複数の
物体ごとに分割された3次元情報は2次元画像生成部1
4に与えられ、物体ごとに複数の2次元画像を生成す
る。2次元画像生成部14の生成画像は位相分布計算部
15に与えられ、ホログラム形成面における位相分布が
算出される。この2次元画像生成部14及び位相分布計
算部15は計算機16で実現される。
【0021】位相分布計算部15の計算結果は位相分布
表示部18に与えられ、光学波面変換部20により立体
像の表示が行われる。この位相分布表示部18及び光学
波面変換部20はホログラム表示装置22を構成する。
一方、2次元画像生成部14で生成された物体ごとに分
割して求められた複数の2次元画像データはホログラム
露光装置24に与えられ、記録媒体としてのホログラム
乾板上に多重露光により記録し、固定記録としてのホロ
グラムを作成することができる。
【0022】以下、図2の各過程を詳細に説明する。 2.3次元情報の生成 立体表示しようとする物体の3次元情報の生成は、例え
ばコンピュータ・グラフィックスにおける3次元データ
の表現形式を用いることができる。例えば、ソリッドモ
デルで3次元構造を記述する場合、図4に示すように3
次元構造をもつ対象物26を面の集り28に分解し、各
面の稜線または頂点のリストをリンクした3次元データ
を生成する。
【0023】また図5に示すように、対象物26を基本
図形30−1,30−2,30−3からなる物体の集合
で表し、基本図形30−1〜30−3の論理演算式32
を用いて対象物26を表現する。このような図4及び図
5に示した3次元データの表現形式はコンピュータ・グ
ラフィックスの分野において広く使用されており、例え
ば図2に示したようにCADシステムを用いてCADデ
ータから本発明に用いる3次元データを生成することが
できる。 3.物体ごとの2次元画像の生成 図6は本発明における奥行き方向の成分も含む2次元画
像の生成過程を示たフローチャートであり、ステップ
S1で3次元データを物体ごとに分割し、ステップS2
で分割した各物体ごと3次元図形データを生成し、最
終的にステップS3で各物体ごと投影処理によって2
次元画像データを生成する。
【0024】図7は本発明により表示しようとする対象
物として球体36,三角錐体38及び円筒体40の3つ
が奥行き方向に存在する空間に対する3次元空間の説明
図である。このような3次元空間の図形に対し本発明は
図8に示すように、球体36、三角錐体38および円筒
体40に対しホログラム形成面34を任意の位置に設定
しする。ここで、対象物空間における座標軸はホログラ
ム形成面34の横方向をX軸、縦方向をY軸、奥行き方
向をZ軸としている。また、ホログラム形成面34には
独立した2次元座標Xh,Yhの2次元座標系が設定さ
れる。
【0025】次に対象空間に存在する球体36,三角錐
体38および円筒体40のおのおのについて3次元デー
タを個別に生成する。球体36,三角錐体38および円
筒体40の3次元データが生成されたならば、各物体
とに2次元画像データを生成する。ここで、球体36,
三角錐体38および円筒体40の各々について2次元画
像データを生成するための2次元平面として、2次元平
面48,50,52を設定する。
【0026】具体的には、球体36については、重心を
通ってホログラム形成面34に平行な2次元平面48を
設定し、また三角錐体38については重心を通ってホロ
グラム形成面34に平行な2次元平面50を設定し、更
に円筒体40については重心を含む軸心を通ってホログ
ラム形成面34の水平方向と平行な2次元平面52を設
定する。この平面設定のルールは、図形の重心を通る平
面を設定することを原則とし、更にいずれの図形につい
ても、設定した2次元平面が図形の表面との平均距離が
最小又は最小に近い値となるように設定する。
【0027】また2次元平面を設定する他のルールとし
ては、例えばデータがボクセルの形である場合、重心を
計算した後に、重心から放射状にデータの有無を追跡
し、最もデータのつながりが短い方向に短軸を求め、こ
の短軸に垂直で且つ重心を通る平面を設定するようにし
てもよい。このように平面の設定の仕方は必要に応じて
適宜に定めることができる。
【0028】2次元平面48,50,52の設定ができ
たならば、2次元平面48,50,52のそれぞれにホ
ログラム形成面34上で視点を変えて見た球体36、三
角錐体38および円筒体40の投影画像としての2次元
画像データを各図形ごとに生成する。尚、ホログラム形
成面34からの距離が所定距離を越えて遠くなる背景と
して存在する1又は複数の図形については、1つの図形
構造と見做してホログラム形成面34から見て最も遠い
奥行き方向の距離に2次元平面を設定し、この2次元平
面に背景として見える全ての図形の投影データを2次元
画像データとして生成する。
【0029】図9は図8における2次元画像の生成原理
を示した説明図である。図9において、まずホログラム
形成面34をマトリクス分割してホログラム表現の最小
単位となる要素ホログラム108を生成する。要素ホロ
グラム108のサイズは縦,横共に1mm以下程度であ
る。尚、図では説明の都合上、大きく示している。続い
てホログラム形成面34の要素ホログラム108の1つ
ずつを視点として球体36、三角錐体38および円筒体
40を見たときの2次元画素情報を2次元平面48,5
0,52上に投影した2次元画像データとして生成す
る。例えば、1番手前の2次元平面48の球体36にあ
っては、ホログラム形成面34の中央の要素ホログラム
108に視点を置いて見たときの球体36を表現する3
次元画素データを2次元平面48上の2次元画素データ
に変換する。
【0030】このような3次元データに基づき、複数の
異なる方向から対象物を見た2次元画像を図形ごとに生
成する方法は、従来のコンピュータ・グラフィックスに
おける3次元表示技術を使用して実現できる。この場
合、見る方向によって見える側面が変わるように隠れ線
や隠れ面の処理も含まれる。例えば、図10(a)に示
すように、対象物68の前に対象物70が存在する場合
には、図10(b)に示すように対象物68の面の一部
は対象物70により現われないように隠れ面処理を行
う。
【0031】また、図11に示すように、逆に対象物6
8の後ろに対象物70が存在する場合には、図11
(b)に示すように対象物70が対象物68の面に現わ
れないように隠れ面処理を行う。また、図形ごとに2次
元画像を生成する際の投影については、図9に示すよう
に球体36、三角錐体38および円筒体40が異なる距
離に表示されても、観察時に3つの画像が連続するよう
に、視点を置く要素ホログラム108を原点として放射
状となる投影により2次元画像データを生成する。
【0032】要素ホログラム108の縦横サイズが1m
m以下と小さければ、要素ホログラム108単位に視点
を移して2次元画像データを生成しても、奥行き方向の
異なる距離に表示した2次元画像を重ね合わせても連続
性は途切れることがない。また、ホログラム形成面34
に分割形成した要素ホログラム108の各位置に視点を
置いて見た2次元画像データを生成する際の隣接する要
素ホログラム108間の位置変化は、対象物を視る方向
の変化においては0.3〜1度程度でよい。
【0033】このため、ホログラム形成面34を一定間
隔の複数の要素ホログラム108の領域に分けて視点を
移動する代わりに、ホログラム形成面34の中心を起点
に水平方向及び垂直方向に、視る方向で0.3〜1度の
範囲の一定角度ずつ変化させた視点位置を設定して各視
点位置毎に各ゾーン毎の2次元画像データを計算するよ
うにしてもよい。 4.位相分布の計算 まずホログラムの原理を説明すると、ホログラムは1つ
のレーザ光を2つに分割し、一方のレーザ光を物体に照
射して物体より散乱されるレーザ光(物体光)ともう一
方のレーザ光(参照光)の2光束干渉により得られる。
ここで、参照光の波面をR・exp(jφr )とし、物
体光の駅面をO・exp(jφo )とすると、ホログラ
ムの露光強度IH
【0034】
【数1】
【0035】となる。ホログラムを現像する場合には、
(1)式の露光強度IH に比例した振幅及び位相の変化
がホログラムに起きる。電気的にホログラムを作成する
ためには、光の振幅や位相を変化することのできる液晶
デバイス等の空間光変調素子を使用すればよい。このよ
うにして作成されたホログラムに参照光と同じ波面を入
射することでホログラムを再生することができる。
(1)式の露光強度IH の内、物体光の再生に寄与する
のは右辺第3項のみであるので、この右辺第3項につい
て考えると、ホログラムからの透過光Tは
【0036】
【数2】
【0037】となる。ここで、(2)式の右辺第1項は
物体からの波面が再生されたことを示し、右辺第2項は
物体光の共役波を示している。以上の原理説明から、ホ
ログラムの位相分布の計算は(1)式の右辺第3項のみ
を計算すればよいことになる。図12はフレネルタイプ
のホログラムの作成原理を示したもので、今、参照光を
平面波と考えると、平面波は場所による強度変化がない
ので光強度Rを無視することができ、また位相φr =0
として扱える。
【0038】物体110の座標(Xi,Yi,Zi)を
もつあるサンプリングポイント111の輝度(散乱度)
をIiとしたとき、ホログラム形成面34上のある点
(要素ホログラム)108の露光強度IH
【0039】
【数3】
【0040】となる。図12はフレネルタイプのホログ
ラムを例にとって位相分布計算の原理を示したもので、
物体110から到達した光はホログラム全体に到達する
ので、(3)(4)式の計算をホログラム形成面34の
領域全体に亘って行う必要がある。これに対し図13に
示すイメージタイプのホログラムの場合、物体110を
結像レンズ112によりホログラム形成面34の位置に
実像114として結像しているため、図14に示すよう
に像114の例えばサンプリング点118を見ると、仮
想開口116により決まるホログラム形成面34の領域
120の間しか光が到達せず、(3)(4)式の計算を
行う領域が限定され、その分計算が簡単になる。
【0041】本発明にあっては、(3)(4)式の計算
を例えば図9に示すようにホログラム形成面の中央の要
素ホログラム108については3つの物体ごとに分けた
球体36、三角錐体38および円筒体40から得た各2
次元画像データの各2次元画素をサンプリング点として
計算して、各物体ごとにホログラム上の露光強度(I H
i)1 ,(IH i)2 ,(IH i)3 を求め、各物体ご
とに求めたホログラム上の露光強度の総和として1つの
要素ホログラム108の位相分布を算出する。
【0042】本発明にあっては、(3)(4)式の計算
を例えば図11に示すように、ホログラム形成面の中央
の要素ホログラム108については、球体36、三角錐
体38および円筒体40から得た各2次元画像データの
各2次元画素をサンプリング点として計算して、各ゾー
ン毎にホログラム上の露光強度(IH i)1 ,(I
Hi)2 ,(IH i)3 を求め、各ゾーン毎に求めたホ
ログラム上の露光強度の総和として1つの要素ホログラ
ム108の位相分布を算出する。
【0043】これを物体ごとの番号1〜nについて一般
式で表わすと
【0044】
【数4】
【0045】となる。 5.表示する立体像の大きさ調整 本発明により表示する立体像の大きさは次のようにして
変えることができる。
【0046】図15は所定距離を離して配置したホログ
ラム形成面34と2次元画像表示面118を示したもの
で、2次元画像表示面118には像120が表示されて
いる。尚、像120は説明を簡単にするため上向きの矢
印として示している。ホログラム形成面34には2次元
画像表示面118に設定した原点Oを通るZ軸方向の中
心線122の交点をPo 点としており、Po 点は1つの
要素ホログラムを構成している。このPo 点の上側には
他の要素ホログラムでなるPi 点が存在している。Po
点の位相分布は前記(3)式,(4)式に基づき、像1
20の全サンプリング点から求められる。同様に、Pi
点についても像120の全サンプリング点から求められ
る。尚、Po 、Pi 点での像120の見え方は、視差分
だけ異なる。
【0047】ここで、ホログラム形成面34上の異なる
o 点とPi 点のそれぞれで2次元画像表示面118の
2次元画像を取り込むと、Pi 点では角度θi 分だけ中
央から外れた位置に原点Oが位置する。像120を拡大
したい場合には、原点Oを中心に2次元画像表示面11
8上で拡大し、拡大結果に基づいてPo 及びPi 点の位
相計算を行えばよい。
【0048】図16は図15の像120を2倍に拡大し
た像120−1とした様子を示す。この場合にも、Po
点及びPi 点から原点Oを見込む角度はθi と変化して
おらず、Po 点で見た像とPi 点で見た像の視差の連続
性に矛盾は生じない。尚、像120の原点Oとしては、
ホログラム形成面34で視点位置を変えても常に同一位
置に見ることのできる物体上のシャープなエッジ部分に
とることが望ましい。 6.表示する立体像の距離の調整 表示する立体像の距離は次の方法で変えることができ
る。図17はホログラム形成面34に対し像120を表
示する画像表示面の距離を変えたときの関係を示す。
【0049】まず、ホログラム形成面34から2次元方
向に距離Lにある画像表示面118−1の像120をホ
ログラム形成面34上の異なるPo 点とPi 点で取り込
んだ場合、Pi 点では角度θi 分だけ中央から外れた位
置に像120の原点Oが位置する。ここで、2次元画像
表示面118−1をΔLだけ遠くに移動させる場合に
は、角度θi を維持するように位相分布の計算点をPi
からPi´ に変える。
【0050】このときの位相分布計算の計算点のシフト
量Δdは、 Δd=(ΔL/L)d となる。図18は中央の基準位置に対し、右側に画像表
示面を遠方に移動した場合、また左側に近くに移動した
場合の位相分布計算点(要素ホログラム)Po の周囲に
存在する4つの計算点P1 〜P4 の変化を示す。即ち、
近くに移動した場合には周囲の計算点P1 〜P4 は近く
に集まり、遠くへ移動した場合には周囲の計算点P1
4 は放射状に広がるようになる。
【0051】尚、表示面を遠くに移動した場合、計算点
の間隔が広くなることから、隣接する計算点の間の位置
で見た2次元2次元画像を画像補間によって求め、補間
計算点における位相分布を補間画像から計算し、表示距
離を遠くに移動した場合の再生立体像の連続性を確保す
ればよい。 7.位相分布の表示と光学的波面変化による立体像の表
示 図19は計算により求めた位相分布を表現して参照光の
照射により立体像を表示するホログラム表示装置の外観
を示した説明図である。
【0052】図19において、装置本体128の前面に
は電気的にホログラムを生成する空間光変調装置130
が設けられており、空間光変調装置130を透過する0
次光を遮光するためのフード132を設けている。図2
0は図19の内部構造を示したもので、点光源として機
能するレーザ光源134、コリメートミラー136、更
にコントローラ138を内蔵している。コントローラ1
38は計算により求めた位相分布を空間光変調装置13
0に付与しており、この状態でレーザ光源134から点
光源として照射された球面波を反射型のコリメートミラ
ー136で平行光に変換して空間光変調装置130に照
射し、立体像135を再生する。
【0053】この場合、一部の平行光が0次光としてそ
のまま空間光変調装置130を透過することから、フー
ド132により遮光している。ここで、レーザ光源13
4としては、任意のレーザ光源を使用することができる
が、小型の半導体レーザを用いることが望ましい。半導
体レーザにあっては、波長幅が数nm以下の発光スペク
トルを有し、鮮明な立体像を再生することができる。
【0054】使用波長は可視光域であれば任意の波長を
利用できるが、ホログラムの位相分布を計算する段階で
再生に用いる光源の波長を考慮する必要がある。具体的
には、波長が600nm台の赤色、500nm台の緑
色、あるいは400mn台の青色の光を発する半導体レ
ーザを使用することができる。また、図12に示したよ
うな物体110がホログラム形成面34から離れている
フレネル型のホログラムにあっては、距離が大きくなる
程、再生光の波長幅による色分散の影響を受け易いこと
から、波長帯域が狭い半導体レーザを使用することが望
ましい。
【0055】一方、図13に示したような物体114が
ホログラム形成面34の近くに生じるイメージ型ホログ
ラムでは、再生光の波長幅による色分散の影響は受けに
くいことから、多少、波長幅が広くても鮮明な再生像を
得ることができる。このため、イメージ型のホログラム
にあっては、波長幅が10nm程度と広いハロゲンラン
プ等を使用することもできる。
【0056】また、図20にあっては、レーザ光源13
4から直接、球面波を発射しているが、レーザビームを
対物レンズとピンホールで発生させる構成や、光ファイ
バにレーザ光を通して出射時に発散させる構成としても
よい。図21は本発明で用いる空間光変調装置130の
一実施例を示した説明図である。
【0057】図21において、空間光変調装置130は
この実施例にあっては液晶ディスプレイを使用してい
る。即ち、入射面側のガラス基板140に続いて一様な
透明電極144を設け、出射側のガラス基板142に続
いては1つの表示セグメントを構成する分岐された透明
電極146−1〜146−nを形成している。透明電極
144,146−1〜146−nに続いては絶縁層14
8,150を介して配向膜152,154が設けられ、
配向膜152,154の間に液晶160を設けている。
【0058】この図21の液晶ディスプレイは、計算さ
れた位相情報に対応した電圧が各分割電極146−1〜
146−nで決まる液晶セル毎に加わるように駆動され
る。液晶セルは印加された電圧に応じて再生光162が
透過する方向に対する屈折率を変化させる。図22は液
晶ディスプレイの3画素分を例にとって位相変調の様子
を示す。異なる位相状態、即ち屈折率に駆動された画素
116−1,116−2,116−3に左側より位相の
揃った例えば平面波でなる再生光162−1〜162−
3が入射すると、液晶内部の光学的距離が画素166−
1〜166−3によって異なるため、出射時の光164
−1〜164−3に位相ずれを生ずる。
【0059】理想的には、0から2π、即ち光学的距離
で波長分の長さの範囲の間の任意の位相を表現できるこ
とが望まれる。しかしながら、離散的に多値レベルで位
相を表現しても、実用的な範囲に近似的に位相分布は表
現できる。ここで、液晶の厚さdは印加電圧によって変
えることのできる最大屈折率の変化Δnとの積Δn×d
が、再生光の波長λに等しくなる条件を満足するように
決定されている。勿論、位相分布を正確に表現し、鮮明
な再生立体像を得るためには、液晶セルを波長のオーダ
ーまで小さくして解像度の高い液晶ディスプレイを使用
することが必要である。
【0060】図23は本発明の立体像表示装置の他の実
施例を示した説明図であり、この実施例にあっては反射
型の空間光変調装置を用いたことを特徴とする。図23
において、装置本体128内には反射型の空間光変調装
置130が設けられており、コントローラ138により
計算された位相分布のホログラムを電子的に表現してい
る。レーザ光源134からの再生光はミラー140で反
射され、更にハーフミラー142で反射されて反射型の
空間光変調装置130に入射する。反射型の空間光変調
装置130からの変調光はハーフミラー142を透過
し、立体像を表示する。
【0061】反射型の光変調素子130は図24に示す
ように透過型液晶ディスプレイ144の一方から再生光
を入射し、反対側の反射面146により反射し、再度透
過型液晶ディスプレイ144内を伝わって出射する。こ
のように、二度、透過型液晶ディスプレイ144内を通
過することから、図21に示した透過型液晶ディスプレ
イに比べ、位相変化を得るための液晶の厚さを半分とす
ることができる。但し、偏光が保存されるホモジニアス
配向の液晶を用いる。
【0062】図25は本発明の立体像表示装置の他の実
施例を示した説明図であり、この実施例にあっては計算
された位相分布の情報を光学的に書き込んで再生するよ
うにしたことを特徴とする。図25において、装置本体
128内には光走査部145からレーザ光によって光学
的に位相分布情報を書込み可能な空間光変調装置148
が設けられている。空間光変調装置148に対し、光走
査部145からレーザ光により位相分布情報を書き込む
と、コントローラ138は空間光変調装置148を図2
4に示した反射型の液晶ディスプレイと同じ状態に制御
し、レーザ光源134からのレーザ光をミラー140及
びハーフミラー142で反射して再生光として入射し、
ハーフミラー142を介して立体画像を表示している。
【0063】図26は図25で用いる光学的に書込可能
な空間光変調装置の構造説明図である。図26におい
て、書込み光170の入射側のガラス基板150に続い
て透明電極154,光導電部156及び遮光層158が
設けられる。遮光層158に続いては誘電体ミラー16
0が設けられる。再生光172が入射する左側にはガラ
ス基板152が設けられ、続いて透明電極154が設け
られる。透明電極154と誘電体ミラー160の間には
絶縁層164,162を介して液晶165が配置されて
いる。
【0064】図26の空間光変調装置148の動作は、
まず書込み光170を光導電部156で受けると、光の
強度が大きいほど光導電部の抵抗値が低下する。光導電
部156の抵抗値が変化すると、駆動電圧は一定である
が光導電部156の抵抗値が変化することで、誘電体ミ
ラー160を介して液晶165の両端に加わる電圧が抵
抗値分だけ変化する。
【0065】このように液晶165に加わる電圧が変化
すると屈折率が変化し、入射した再生光172は誘電体
ミラー160で反射されて戻ってくる際に、位相変調を
受けた変調光174となる。図27は本発明の立体表示
装置の他の実施例を示す。図27の実施例にあっては、
再生光180を計算された位相分布を表現した透過型液
晶ディスプレイ等を用いた空間光変調装置130に入射
して変調した後、投射光学系176により拡大されてホ
ログラムスクリーン178に投射され、視野角θの視野
範囲182において立体像を見られるようにしている。
【0066】図28は本発明の立体表示装置の他の実施
例を示したもので、0次光を防ぐフードを不要にしたこ
とを特徴とする。即ち、図28の実施例にあっては、本
体128に0次光の出射を抑制する屈折体185を一体
化した空間光変調装置184を設けており、図29に示
すようにレーザ光源134からの球面波を屈折体185
内に導き、コリメートミラー128で反射させ、屈折体
185と一体化した空間光変調装置184に臨界角以上
の入射角で照射し、これによって0次光を全反射し、外
部に出射しないようにしている。このため、0次光を防
ぐためのフードは不要である。 8.カラー立体表示装置 本発明でカラー立体像を表示する場合には、図2に示し
たステップS1の3次元情報の生成、ステップS2の図
形構造ごとの2次元画像の生成、及びステップS3の位
相分布の計算を、例えばRGBの各成分毎に行えばよ
い。
【0067】図30は2系統の立体表示装置を用いてマ
ルチカラー表示を行うカラー立体表示装置の実施例構成
図である。図30において、空間光変調装置200には
コントローラ226で例えばR成分について計算された
位相分布に従った駆動が行われ、また空間光変調装置2
02はG成分について計算した位相分布に従った駆動が
行われる。空間光変調装置200,202に対してはレ
ーザ光源206,208、シャッター212,214、
及びコリメートレンズ216,218により再生光が照
射され、R成分立体像228とG成分立体像230を表
示する。
【0068】G成分立体像230にハーフミラー220
で反射されて観察者の眼224に見え、一方、R成分立
体像228はハーフミラー220を透過して眼224に
入る。従って、観察者はR成分立体像228にG成分立
体像230が重なった合成カラー立体像を見ることがで
きる。図31は本発明のカラー立体表示装置の他の実施
例を示したもので、RGB成分毎に位相分布を計算して
合成カラー表示するようにしたことを特徴とする。即
ち、図31の実施例は図30の実施例に加えてB成分の
表示系統としてレーザ光源210、シャッター215,
コリメートレンズ219を設け、B成分について計算さ
れた位相分布に従って駆動される空間光変調装置204
を設けている。更に、空間光変調装置204に対応して
ハーフミラー222が追加されている。
【0069】この図31の実施例にあっても、矢印で示
すR,G,Bの各成分のカラー合成の立体像を観察者の
眼224で見ることができる。図32は図31のコント
ローラ226によるシャッター212,214,215
の開閉駆動によるRGB成分の時分割表示のための駆動
信号ER ,EG ,EBを示しており、周期T=1/30
秒で繰り返すと共に、各信号は(T/3)のタイミング
遅れをもつように駆動する。
【0070】尚、図30のRGの2成分の場合には、2
つの信号ER ,EG のタイミングずれを(T/2)とす
ればよい。図33は図30及び図31における他の駆動
方法を示したタイミングチャートであり、この実施例に
あっては周期T=1/30秒で一斉にシャッターを開い
て、2つまたは3つのカラー成分の立体像を異なる位置
に同時表示してカラー合成するようにしたことを特徴と
する。 9.露光によるホログラムの作成方法 図34は本発明によるホログラムをホログラム乾板等に
露光して作成するホログラム作成方法を示したフローチ
ャートである。このホログラム作成方法において、ステ
ップS1の3次元情報の生成、ステップS2の物体ごと
の2次元画像の生成については、図2に示したホログラ
ムの立体表示方法と基本的に同じであり、位相分布を計
算しない点が異なる。
【0071】ステップS2の2次元画像の生成にあって
は、位相分布を計算する代わりにホログラム形成面の複
数の要素ホログラム領域から各物体を見た2次元データ
をそのまま使用してステップS3の露光を行う。ステッ
プS3の露光にあっては、ホログラム生成位置毎に液晶
ディスプレイ等に対応する2次元画像を表示し、照明光
を当てて生成される2次元画像光と参照光の2光束干渉
により各ゾーン毎の多重露光を行う。
【0072】このようにして記録媒体としてのホログラ
ム乾板への露光が済んだならばステップS4で現像処理
を行い、作成したホログラムを立体像表示装置に設けて
参照光の照射により、露光したホログラムの位相分布に
従った光学的波面変換を行って立体像を表示する。図3
5は図34のステップS3に示した露光過程の詳細を示
したフローチャートである。この露光過程には例えば図
36に示すような露光装置を使用する。
【0073】図36の装置には、結像レンズ238、液
晶ディスプレイ232とホログラム乾板234が設けら
れている。液晶ディスプレイ232は支持アーム242
上に設けた回転ステージ260に支持され、基台230
上のZステージ246及びXステージ248によりZ方
向及びX方向に移動できるようにしている。また回転ス
テージ260によX軸回りおよびZ軸回りに回動でき
る。これによって液晶ディスプレイ232の表示面を任
意の3次元位置に制御できるようにしている。尚、回転
ステージ260の代わりに3軸自由度をもったジンバル
機構を使用してもよい。
【0074】また、ホログラム乾板234はアーム25
0に支持され、基台230上でXステージ252及びY
ステージ254によりX方向及びY方向に移動できるよ
うにしている。結像レンズ238は照明光を液晶ディス
プレイ232を透してホログラム乾板234上の微小な
要素ホログラム領域236上に集束する。図35のフロ
ーチャートによる露光処理を図36の装置構成について
説明すると次のようになる。
【0075】まずステップS1でホログラム露光領域の
設定を行う。即ち、ホログラム乾板234をマトリクス
状の微小領域に区切って要素ホログラム領域236を設
定する。続いて、最初に処理する図形に設定した2次元
平面の奥行き方向の位置となるようにホログラム乾板2
34に対し液晶ディスプレイ232の距離を設定する。
また回転ステージ260により液晶ディスプレイ232
の表示面を最初に処理する図形に設定した2次元平面と
同じ向きに設定する。
【0076】続いて、最初に露光するホログラム乾板2
34上の特定の要素ホログラム領域を結像レンズ238
の光軸240に合わせ、液晶ディスプレイ232にセッ
トした要素ホログラム領域に対応する2次元画像を表示
し、液晶ディスプレイ232に集束光257を照射して
表示している2次元画像を集束させると同時に、照明光
256と可干渉(コヒーレント)な参照光258をビー
ムエキスパンダ255を用いて照射し、ステップS4で
干渉露光を行う。
【0077】続いてステップS5で2次元画像の干渉露
光が終了したか否かチェックし、2次元画像の数だけ干
渉露光を繰り返す。例えば、3つの2次画像の場合に
は、図37(a)(b)(c)に示すようにホログラム
乾板234に対する液晶ディスプレイ232の距離を3
つの2次元平面の状態に変えながら、各平面に対応する
画像を表示して、3回に亘る干渉露光を重ねて行う。
【0078】ステップS5で全てのゾーンの干渉露光が
済むとステップS6に進み、全ての露光領域の処理が終
了するまでステップS1からの処理を繰り返す。
【0079】
【発明の効果】以上説明してきたように本発明によれ
ば、2次元方向に分割された2次元画像に基づく位相分
布を表現したホログラムとすることで、従来のホログラ
フィック・ステレオグラムに比べて、より自然な立体表
示を実現することができる。また、CADシステムによ
る仮想物体から電子的にホログラムを生成して立体表示
ができるため、立体像を短時間に書替え表示できる。更
に、立体表示のカラー化も容易に実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理説明図
【図2】本発明による立体表示方法の基本的な処理過程
を示したフローチャート
【図3】本発明の基本的な装置構成を示したブロック図
【図4】CADシステムにおける3次元構造データの表
現形式の説明図
【図5】CADシステムにおける3次元構造データの他
の表現形式の説明図
【図6】図2の画像生成過程の詳細を示したフローチャ
ート
【図7】本発明でホログラム表示しようとする3物体の
説明図
【図8】図7の図形を対象に本発明による図形毎に分割
した2次元平面の設定を示した説明図
【図9】図8に設定した2次元平面に対する投影2次元
データの生成を示した説明図
【図10】投影2次元データを生成する際の2つの対象
物の位置と投影データとの関係を示した説明図
【図11】図9の対象物を入れ代えた場合の投影データ
の説明図
【図12】フレネルタイプのホログラムを生成する位相
分布計算の原理を示した説明図
【図13】イメージタイプのホログラムの生成原理を示
した説明図
【図14】イメージタイプのホログラム生成における位
相分布の計算範囲を示した説明図
【図15】立体像を拡大表示する位相分布の計算を行う
ための2次元画像表示面とホログラム形成面との光学的
な関係を示した説明図
【図16】図15に対し像を2倍に拡大した状態の説明
【図17】立体像の表示位置を移動するための2次元画
像表示面とホログラム形成面との光学的な関係を示した
説明図
【図18】像表示位置の移動に伴うホログラム形成面に
おける位相分布計算点の変化を示した説明図
【図19】本発明の立体表示装置の実施例を示した説明
【図20】図19の内部構造を示した説明図
【図21】本発明で空間光変調装置として用いる液晶デ
ィスプレイの構造説明図
【図22】図21の3つの液晶セルを取出して再生光に
対する位相変調を示した説明図
【図23】反射型空間光変調装置を用いた本発明の他の
立体表示装置の説明図
【図24】図23で用いる反射型空間光変調装置の説明
【図25】光書込型の空間光変調装置を用いた本発明の
立体表示装置の説明図
【図26】図25で用いる光書込型の空間光変調装置の
構造説明図
【図27】拡大スクリーンを用いた本発明の立体表示装
置の説明図
【図28】0次光の透過を防ぐ屈折体と一体化した空間
光変調装置を用いた本発明の立体表示装置の説明図
【図29】図28の装置の内部構造の説明図
【図30】R,Gの2成分を用いてカラー立体表示を行
う本発明の立体表示装置の説明図
【図31】R,G,Bの3成分を用いてカラー立体表示
を行う本発明の立体表示装置の説明図
【図32】図31でカラー成分を時分割で合成表示する
ためのタイミングチャート
【図33】図31でカラー成分を同一時刻に位置分割し
て合成表示するためのタイミングチャート
【図34】本発明におけるホログラム作成方法の基本的
な処理過程を示したフローチャート
【図35】図34における露光過程の詳細を示したフロ
ーチャート
【図36】図35の露光過程に使用する露光装置の構成
を示した説明図
【図37】ホログラム乾板上の1つの要素ホログラム領
域に対する複数ゾーンの2次元画像の多重露光を示した
説明図
【符号の説明】
10:3次元情報生成部 12:CADシステム 14:2次元画像生成部 15:位相分布計算部 16:計算機 18:位相分布表示部 20:光学的波面変換部 22:ホログラム表示装置 24:ホログラム露光装置 26,36,38,40,68,70,90,92,94,96,98:対象物 28:構成面 30−1〜30−3:基本図形 34:ホログラム形成面 42,44,46,80,82,84 :ゾーン 48,50,52,72,74,76,100,102,104,106 :2次元平面(投
影平面) 54,78:合成画面 70−1〜70−3:円筒片 86:背景ゾーン 108:要素ホログラム 110:物体 111:サンプリング点 112:結像レンズ 114:実像 118,118−1,118−2:2次元画像表示面 120:像 128:装置本体 130:空間光変調装置 132:フード 134,206,208,210:レーザ光源 135:ホログラム像 136:コリメートミラー 138,226:コントローラ 140,142,150,152:ガラス基板 144,146−1〜146−n,154,155:透
明電極 148,150,156:絶縁層 152,154,164,166:配向膜 160,165:液晶 162,162−1〜162−3,172,180:再
生光 164,164−1〜164−3,174:変調光(変
調された光) 140:ミラー 142,220,222:ハーフミラー 145:光走査部 146:反射体 148:光書込型空間光変調装置 156:光導電部 158:遮光層 160:誘電体ミラー 166:スペーサー 176:投射光学系 178:ホログラムスクリーン 182:視認範囲 184:屈折体一体型空間光変調装置 185:屈折体 186:ホログラム像 200,202,204:空間光変調装置(カラー成分
用) 212,214,215:シャッター 216,218,219:コリメートレンズ 230:基台 232:液晶ディスプレイ 234:ホログラム乾板 236:要素ホログラム領域 238:結像レンズ 240:レンズ光軸 242,250:支持アーム 244,252:Xステージ 246:Zステージ 255:ビームエキスパンダ 256:照明光 257:集束光 258:参照光 260:回転ステージ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐藤 宣子 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (72)発明者 中島 雅人 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03H 1/00 - 5/00

Claims (21)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】表示しようとする物体又は物体群の3次元
    情報を生成する3次元情報生成過程と、ホログラム形成面で細分化されホログラム表現の最小単
    位である各要素ホログラムを原点として放射状に各物体
    を見たとき該物体の重心を通り物体表面との平均距離が
    最小となるように設定した2次元平面上に前記3次元情
    報を投影することによって各物体毎の2次元情報を得る
    処理を前記要素ホログラムを変えながら複数の2次元画
    像を生成する 画像生成過程と、 該画像生成過程で生成された複数の2次元画像からホロ
    グラム形成面における位相分布を計算する位相分布計算
    過程と、 該位相分布計算過程で求めた位相分布をホログラム形成
    面に表現するホログラム表現過程と、 該ホログラム表現過程で表現された位相分布に対し参照
    光を照射して光学的波面に変換することにより立体像を
    表示する波面変換過程と、 を備えたことを特徴とするホログラムの立体表示方法。
  2. 【請求項2】請求項1記載のホログラムの立体表示方法
    に於いて、前記画像生成過程は、表現しようとする3次
    元情報を複数の物体に分割し、該物体ごとに3次元の図
    形データを生成することを特徴とするホログラムの立体
    表示方法。
  3. 【請求項3】請求項2記載のホログラムの立体表示方法
    に於いて、前記画像生成過程は、ホログラム形成面から
    所定距離を越えて存在する物体又は物体群については、
    1つの物体構造に含めることを特徴とするホログラムの
    立体表示方法。
  4. 【請求項4】請求項1記載のホログラムの立体表示方法
    に於いて、前記位相分布計算過程は、 前記物体ごとの2次元画像を構成する2次元画素の各々
    とホログラム形成面上で細分化されたホログラム表現の
    最小単位である要素ホログラムの各々との相対的な空間
    位置を設定する空間位置設定過程と、 前記要素ホログラムの各々につき、前記2次元画像を構
    成する2次元画素に基づいて位相を計算してホログラム
    形成面での位相分布を求める位相計算過程と、 該位相計算過程で各2次元画像毎に求めた位相分布を、
    同一位置の要素ホログラム毎に加算して合成2次元画像
    のホログラム形成面における位相分布を求める加算過程
    と、 を備えたことを特徴とするホログラムの立体表示方法。
  5. 【請求項5】請求項記載のホログラムの立体表示方法
    に於いて、前記2次元情報は、奥行き画像を拡大する過
    程を含むことを特徴とするホログラムの立体表示方法。
  6. 【請求項6】請求項記載のホログラムの立体表示方法
    に於いて、前記2次元情報は、2次元画像を縮小する過
    程を含むことを特徴とするホログラムの立体表示方法。
  7. 【請求項7】請求項記載のホログラムの立体表示方法
    に於いて、前記3次元情報の投影は、ホログラム表示位
    置を奥行き方向に移動した任意の位置に設定する過程を
    含むことを特徴とするホログラムの立体表示方法。
  8. 【請求項8】請求項1記載のホログラムの立体表示方法
    に於いて、前記ホログラム表現過程は、前記位相分布計
    算過程で計算された位相分布をホログラム形成面に配置
    した表示手段に出力して表示させることを特徴とするホ
    ログラムの立体表示方法。
  9. 【請求項9】請求項1記載のホログラムの立体表示方法
    に於いて、前記波面変換過程は、参照光の位相を前記位
    相分布表現手段により付与された位相分布に従って空間
    的に変調させる光変調手段を備えたことを特徴とするホ
    ログラムの立体表示方法。
  10. 【請求項10】請求項1記載のホログラムの立体表示方
    法に於いて、前記波面変換過程は、参照光の振幅を前記
    位相分布表現手段により付与された位相分布に従って空
    間的に変調させる光変調手段を備えたことを特徴とする
    ホログラムの立体表示方法。
  11. 【請求項11】請求項又は10記載のいずれかのホロ
    グラムの立体表示方法に於いて、前記光変調手段は参照
    光を透過する光学素子であることを特徴とするホログラ
    ムの立体表示方法。
  12. 【請求項12】請求項又は10記載のホログラムの立
    体表示方法に於いて、前記光変調手段は参照光を反射す
    る光学素子であることを特徴とするホログラムの立体表
    示方法。
  13. 【請求項13】請求項1乃至12記載のホログラムの立
    体表示方法に於いて、 前記3次元情報生成過程は、表現しようとする物体又は
    物体群の3次元情報を複数の色成分に分けて生成する過
    程であり、 前記画像生成過程は、色成分ごとに複数の2次元画像を
    生成する過程であり、 前記位相分布計算過程は、色成分ごとに位相分布を計算
    する過程であり、 前記位相分布表現過程は、色成分ごとに位相分布を表現
    する過程であり、 前記波面変換過程は、色成分ごとに位相分布を光学的波
    面に変換する過程であり、これらの過程によりカラー画
    像の立体表示を行うことを特徴とするホログラムの立体
    表示方法。
  14. 【請求項14】表示しようとする物体又は物体群の3次
    元情報を生成する3次元情報生成過程と、ホログラム形成面で細分化されホログラム表現の最小単
    位である各要素ホログラムを原点として放射状に各物体
    を見たとき該物体の重心を通り物体表面との平均距離が
    最小となるように設定した2次元平面上に前記3次元情
    報を投影することによって各物体毎の2次元情報を得る
    処理を前記要素ホログラムを変えながら複数の2次元画
    像を生成する 画像生成過程と、該画 像生成過程で表現された複数の2次元画像を記録媒
    体にホログラフィック記録する露光過程と、 を備えたことを特徴とするホログラムの作成方法。
  15. 【請求項15】請求項14記載のホログラムの作成方法
    に於いて、前記画像生成過程は、表現しようとする3次
    元情報を複数の物体に分割し、該物体ごとに3次元の図
    形データを生成することを特徴とするホログラムの作成
    方法。
  16. 【請求項16】請求項14記載のホログラムの作成方法
    に於いて、前記投影過程は、奥行き像を拡大する過程を
    含むことを特徴とするホログラムの作成方向。
  17. 【請求項17】請求項14記載のホログラムの作成方法
    に於いて、前記投影過程は、奥行き像を縮小する過程を
    含むことを特徴とするホログラムの作成方法。
  18. 【請求項18】請求項14記載のホログラムの作成方法
    において、前記投影過程は、ホログラムの奥行き方向に
    移動した任意の位置に設定する過程を含むことを特徴と
    するホログラムの作成方法。
  19. 【請求項19】請求項14記載のホログラムの作成方法
    に於いて、前記露光過程は、 前記記録媒体と2次元画像を表示する表示手段とを所定
    の位置関係に配置する過程と、 前記表示手段に記録媒体上の要素ホログラム領域に対応
    した投影画像データを表示して対応する要素ホログラム
    領域を露光し、該露光を同じ要素ホログラム領域に対応
    する複数の奥行き方向の投影画像データについて多重露
    光する多重露光過程と、 を備えたことを特徴とするホログラムの作成方法。
  20. 【請求項20】表示しようとする物体又は物体群の3次
    元情報を生成する3次元情報生成手段と、ホログラム形成面で細分化されホログラム表現の最小単
    位である各要素ホログラムを原点として放射状に各物体
    を見たとき該物体の重心を通り物体表面との平均距離が
    最小となるように設定した2次元平面上に前記3次元情
    報を投影することによって各物体毎の2次元情報を得る
    処理を前記要素ホログラムを変えながら複数の2次元画
    像を生成する 画像生成手段と、 該画像生成過程で生成された複数の2次元画像からホロ
    グラム形成面における位相分布を計算する位相分布計算
    手段と、 該位相分布計算過程で求められた位相分布をホログラム
    形成面に表現するホログラム表現手段と、 該ホログラム表過程で表現された位相分布に対し参照
    光を照射して光学的波面に変換することにより立体像を
    表示する波面変換手段と、 を備えたことを特徴とするホログラムの作成装置。
  21. 【請求項21】表示しようとする物体又は物体群の3次
    元情報を生成する3次元情報生成手段と、ホログラム形成面で細分化されホログラム表現の最小単
    位である各要素ホログラムを原点として放射状に各物体
    を見たとき該物体の重心を通り物体表面との平均距離が
    最小となるように設定した2次元平面上に前記3次元情
    報を投影することによって各物体毎の2次元情報を得る
    処理を前記要素ホログラムを変えながら複数の2次元画
    像を生成する 画像生成手段と、 該画像生成過程で表現された複数の2次元画像を記録媒
    体にホログラフィック記録する記録手段と、 該露光手段により得られた記録媒体に参照光を照射して
    光学的波面に変換することにより立体像を表示する波面
    変換手段と、 を備えたことを特徴とするホログラムの立体表示装置。
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