JP3270332B2 - 三次元像投写装置 - Google Patents

三次元像投写装置

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JP3270332B2 JP19659896A JP19659896A JP3270332B2 JP 3270332 B2 JP3270332 B2 JP 3270332B2 JP 19659896 A JP19659896 A JP 19659896A JP 19659896 A JP19659896 A JP 19659896A JP 3270332 B2 JP3270332 B2 JP 3270332B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、三次元像投写装置
に関し、より詳細には、拡大投写される三次元像を広い
視域で観察できるようにした三次元像投写装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来の三次元像投写装置は、特開平5−
107504号公報及びSPIE Vol.120Three-Dimensiona
l Imaging (1977)『PROGRESS ON THE HOLOGRAPHIC MOVI
E PROCESS IN THE USSR』にそれぞれ開示されている。
図6は、特開平5−107504号公報の三次元像投写
装置101の構成の概略を示す図である。図6に示すよ
うに、この三次元像投写装置101は、水平方向に並ん
だ複数のLCD(液晶ディスプレイ)102に各方向か
らの視差像を表示し、投写レンズ103,フレネルレン
ズ104,凸面鏡105によって再帰性反射スクリーン
106に投写する。再帰性反射スクリーン106は、レ
ンチキュラーレンズと拡散反射面から構成されており、
観察者107は、各視差像を見ることにより、三次元像
108を観察することができる。ただし、この三次元像
投写装置101によって得られる三次元像108は、左
右の眼の視差のみを利用したステレオグラムである。
【0003】図7は、SPIE Vol.120 Three-Dimensional
Imaging (1977)『PROGRESS ON THEHOLOGRAPHIC MOVIE
PROCESS IN THE USSR』に開示されている三次元像投写
装置111の構成の概略を示す図である。この装置11
1は、図7に示すように、ホログラム113から再生さ
れたホログラム再生像114を投写レンズ115を用い
てスクリーン116に投写している。スクリーン116
は、凹面鏡の多重ホログラムをなし、三次元像117を
さらにこのスクリーンによって三次元像118,119
として結像する。スクリーン116は、1枚のホログラ
ムに凹面鏡を多重に記録しているので、記録した多重化
数と同じ人数による観察が可能となっている。図7に示
す装置では、凹面鏡のホログラムを2重に記録した場合
を示している。従って、観察者120は観察窓Bから三
次元像118を、観察者121は観察窓Cから三次元像
119を観察することができる。ただし、それぞれの観
察者120,121が見ることができる三次元像は、ま
ったく同じものとなる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た従来技術の前者については、原理的にステレオグラム
による立体視ということで、視差を利用したものであ
り、他の立体視機構である調節等の機能を持っていない
ため、眼が疲労し長時間の視認ができないという問題点
がある。また、従来技術の後者については、物体の実像
を見ているため、全ての立体視機構を用いているので、
眼の疲労は起こりにくいが、観察窓(視域)が狭く、三
次元像を観察できる範囲が限られていた。この装置で視
域を広げるためには、投写レンズの口径を大きくするこ
とが考えられるが、レンズが高価になるという問題点が
生ずる。本発明は、こうした従来技術における問題点に
鑑みてなされたもので、眼の疲労が起きにくく、かつ、
広い視域が得られる三次元像投写装置を提供することを
その解決すべき課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、対象
を三次元としてその光学像の形成に関与する光を生成す
る光生成手段と、該光生成手段から生成される光によっ
て作られる光学像を投写する投写光学手段と、該投写光
学手段に作用した光学像をそれぞれの視域に向けて指向
させる伝達光学手段を有する三次元像投写装置におい
て、前記投写光学手段を複数の反射型の投写レンズとす
るとともに、該投写レンズにより投写され結像される各
三次元光学像が同じ位置で同じ倍率になり各像の形成域
が連続するように構成され、複数の反射型の投写レンズ
と伝達光学手段により、対象の三次元像を広い視域から
観察可能とするものである。
【0006】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、前記光生成手段が、対象物体と、該対象物体を照明
する照明手段からなるようにし、対象として実在物を観
察し得るようにするものである。
【0007】請求項3の発明は、請求項1の発明におい
て、前記光生成手段が、三次元像表示手段からなるよう
にし、入力される画像データから三次元像を表示し得る
表示手段によって、再生された像を観察し得るようにす
るものである。
【0008】請求項4の発明は、請求項3の発明におい
て、前記三次元像表示手段が、三次元像を再生すべく用
意されたホログラムを備えるようにし、三次元像の光生
成手段を小型化し得るものである。
【0009】請求項5の発明は、請求項3の発明におい
て、前記三次元像表示手段が、2次元像表示手段を変位
させながら、三次元像を構成する複数の断面像を該変位
に応じて順次表示することにより、三次元像を表示する
ものを備え、二次元断面像を表すデータによって、再生
された像を観察し得るようにするものである。
【0010】請求項6の発明は、請求項1ないし5の発
明において、前記反射型投写レンズの少なくとも一方を
ホログラム等の回折型光学素子とし、装置を小型化し得
るとともに、多数密接して並べることを可能とするもの
である。
【0011】請求項7の発明は、請求項1ないし6の発
明において、前記伝達光学手段を凹面鏡とし、波長依存
性のない収差の小さい高品質の三次元像を得、投写レン
ズ及び伝達光学手段を反射型の光学手段とすることによ
り、コンパクトな装置構成となし得るものである。
【0012】請求項8の発明は、請求項1ないし6の発
明において、前記伝達光学手段をホログラム等の回折型
光学素子とし、より一層コンパクトな装置をなし得るも
のである。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
図面を参照して説明する。 (第1の実施形態)図1は、本発明の三次元像投写装置
の第1の実施形態の模式図で、(A)が上面図、(B)
が側面図である。図1において、三次元像投写装置1
は、物体2と、物体2を照明する光源3と、物体2を異
なる所定の空間に結像投写するための投写光学系4と、
投写結像される所定空間近傍に配置された光学伝達手段
5(なお、ここで光学伝達手段と表現した光学手段は、
スクリーンと称されることがある(上述の従来例で示し
た文献:SPIE Vol.120におけるスクリーン116,参
照))から基本的に構成されている。ここで、物体2と
しては、プラスチック製の置物を使用した。投写光学系
4は、液晶プロジェクター等に使用されている物体側焦
点距離40cmの投写レンズ6,6′とミラー7,7′を
組み合わせて作製した反射型投写レンズ8,8′から構
成されている。伝達光学手段5には、直径40cm,焦点
距離55cmの凹面鏡を使用した。
【0014】次いで、装置の動作を説明すると、まず、
物体2は、反射型投写レンズ8によって伝達光学手段5
近傍に結像投写され、さらに伝達光学手段5によって伝
達光学手段5近傍に三次元像9を形成する。同様に反射
型投写レンズ8′によっても、伝達光学手段5近傍に三
次元像9′を形成する。すなわち、三次元像9,9′
は、反射型投写レンズ8,8′と伝達光学手段5によっ
て結像された三次元像である。それぞれの三次元像9,
9′は、伝達光学手段5近傍のほぼ同一位置に、同じ倍
率で結像される。このため、反射型投写レンズ8,8′
は、三次元像9,9′を中心とする円12のほぼ円周上
に配置される。それぞれの三次元像9,9′は、伝達光
学手段5によって反射され、視域10,10′から観察
することができる。反射型投写レンズ8で形成された像
は、視域10から観察でき、反射型投写レンズ8′で形
成された像は、視域10′から観察できる。ここで、視
域10,10′は、それぞれ反射型投写レンズ8,8′
の伝達光学手段5(凹面鏡)による像である。それぞれ
の視域の中に眼11,11′を置けば、視域の中で拡大
された三次元像が各視域10及び10′にわたって連続
して観察できる。なお、第1の実施形態において、光源
3としては、白色光源(インコヒーレント光源)やレー
ザ光源(コヒーレント光源)のどちらでも使用可能であ
る。また、三次元像9,9′を形成する位置も伝達光学
手段5近傍に限定されるわけではない。伝達光学手段5
近傍に三次元像9,9′を形成する利点は、伝達光学手
段5の大きさにかかわらず、広い視域を達成できること
にある。伝達光学手段5が十分に大きければ、三次元像
9,9′が伝達光学手段5から離れていても、広い視域
を得ることは可能である。
【0015】(第2の実施形態)図2は、本発明の三次
元像投写装置の第2の実施形態の模式図で、(A)が上
面図、(B)が側面図を示すものである。図2におい
て、三次元像投写装置21は、三次元像22を表示する
三次元像表示手段(図2中に図示せず)と、この三次元
像表示手段で表示された三次元像22を三次元像表示手
段とは異なる所定の空間に結像投写するための投写光学
系24と、投写結像される所定空間近傍に配置された伝
達光学手段としての反射型ホログラム25から基本的に
構成されている。ここで、三次元像表示手段としては、
体積走査型の三次元像表示装置(後述)を使用した。投
写光学系24は、上記した第1の実施形態で使用した反
射型投写レンズ8,8′をホログラムとした反射型投写
ホログラムレンズ28,28′から構成されている。伝
達光学手段をなす反射型ホログラム25は、第1の実施
形態で使用した凹面鏡をホログラムとしたものである。
【0016】次いで、この装置の動作を説明すると、ま
ず、三次元像表示手段で表示された三次元像22は、反
射型投写ホログラムレンズ28によって結像投写され、
さらに伝達光学手段をなす反射型ホログラム25によっ
て、伝達光学手段をなす反射型ホログラム25近傍に三
次元像29を形成する。同様に、反射型投写ホログラム
レンズ28′によっても、伝達光学手段をなす反射型ホ
ログラム25近傍に三次元像29′を形成する。それぞ
れの三次元像29,29′は、伝達光学手段をなす反射
型ホログラム25近傍のほぼ同一位置に、同じ倍率で結
像される。このため、反射型投写ホログラムレンズ2
8,28′は、三次元像29,29′を中心とする円3
2のほぼ円周上に配置される。それぞれの三次元像2
9,29′は、伝達光学手段をなす反射型ホログラム2
5によって反射され、視域30,30′から観察するこ
とができる。反射型投写ホログラムレンズ28で形成さ
れた像は、視域30から観察でき、反射型投写ホログラ
ムレンズ28′で形成された像は、視域30′から観察
できる。ここで、視域30,30′は、それぞれ反射型
投写レンズ28,28′の伝達光学手段をなす反射型ホ
ログラム25による像である。それぞれの視域の中に眼
31,31′を置けば、各視域の中で、拡大された三次
元像が各視域30及び30′にわたって連続して観察で
きる。ここで、反射型投写ホログラムレンズ28,2
8′は、平面形状であるため、レンズ間に隙間がないよ
うに並べることができる。このため、各反射型投写ホロ
グラムレンズ28,28′により結像される各像の形成
域を連続させることが容易に実現できて、連続的な視域
(視域30と30′が接しているか、または一部重なっ
ている状態)を確保することが可能となる。この点は、
3個以上のレンズから構成される投写光学系の場合、特
に有効である。
【0017】ここで、三次元像22を表示するための三
次元像表示装置41について説明する。図3は、三次元
像表示装置41の概要を示す模式図を示すものである。
図3では、説明を簡単にするために、5枚の切断面像を
表示する例を示している。三次元像表示装置41は、レ
ーザ光源42,変調器44,XY偏向器45,制御コン
ピュータ47,画像データメモリ49,移動平面スクリ
ーン51から基本的に構成されている。その動作は、ま
ず、表示したい三次元像データ48(図3では球状物
体)を用意する。図3中の移動平面スクリーン51は、
Aの位置からEの位置まで一定速度で移動し、瞬時にA
の位置に戻るという動作を繰り返す。移動平面スクリー
ン51の各位置A〜Eに対応した三次元像の切断面像
A′〜E′を、制御コンピュータ47によって変調器4
4およびXY偏向器45を制御し、レーザ光46をラス
タスキャンにより移動平面スクリーン51に順次投射し
ていく。この時、移動平面スクリーン51の移動速度及
びレーザ光46の走査速度が十分に高速で相互に同期を
とることによって、移動平面スクリーン51の面積×移
動ストロークの空間に、眼の残像現象により三次元像5
0が表示できる。
【0018】次に、上述の図2により例示した三次元投
写装置21に用いられている伝達光学手段をなす反射型
ホログラム25の作製について説明する。伝達光学手段
をなす反射型ホログラム25は、第1の実施形態で伝達
光学手段5として用いた凹面鏡をホログラムとして作製
したものである。図4は、伝達光学手段をなす反射型ホ
ログラム25の作製露光光学系61の概要を示す模式図
である。ホログラム作製露光光学系61は、レーザ光源
62,対物レンズ63,ピンホール64,ホログラム感
光材料65,ガラス基板66,凹面鏡67から基本的に
構成されている。レーザ光源62は、三次元像表示装置
41に用いたレーザ光源42と同じ波長のレーザ光を出
力する。凹面鏡67は、第1の実施形態で用いたものと
同じであって良い。ホログラム感光材料65としては、
銀塩材料やフォトポリマー等が使用できる。
【0019】露光の過程を説明すると、レーザ光源62
から出たレーザ光68は、対物レンズ63,ピンホール
64を通り、発散光69となってホログラム感光材料6
5に入射する。ホログラム感光材料65は、ガラス基板
66上に接着されている。ホログラム感光材料65,ガ
ラス基板66を透過した光は、凹面鏡67で反射され、
収束光70となる。ホログラム感光材料65中で、発散
光69と収束光70が干渉し、ホログラム感光材料65
中に干渉縞が記録される。すなわち、体積型ホログラム
が作製され、これを伝達光学手段をなす反射型ホログラ
ム25として使用することになる。
【0020】次に、上述の図2に例示した三次元投射装
置21に用いられている反射型投写ホログラムレンズ2
8,28′の作製について説明する。反射型投写ホログ
ラムレンズ28,28′は、第1の実施形態の反射型投
写レンズ8,8′をホログラムにしたものである。図5
は、反射型投写ホログラムレンズの作製露光光学系81
の概要を示す模式図である。反射型投写ホログラムレン
ズの作製露光光学系81は、レーザ光源82,対物レン
ズ83,ピンホール84,ホログラム感光材料85,ガ
ラス基板86,反射型投写レンズ87から基本的に構成
されている。レーザ光源82は、三次元像表示装置41
に用いたレーザ光源42と同じ波長のレーザ光を出力す
る。反射型投写レンズ87は、第1の実施形態で用いた
反射型投写レンズ8,8′と同じものであって良い。
【0021】露光の過程を説明すると、レーザ光源82
から出たレーザ光88は、対物レンズ83,ピンホール
84を通り、発散光89となってホログラム感光材料8
5に入射する。ホログラム感光材料85は、ガラス基板
86上に接着されている。ホログラム感光材料85,ガ
ラス基板86を透過した光は、反射型投写レンズ87で
反射され、収束光90となる。ホログラム感光材料85
中で、発散光89と収束光90が干渉し、ホログラム感
光材料85中に干渉縞が記録される。すなわち、作製さ
れたホログラムは、体積型ホログラムであり、これを反
射型投写ホログラムレンズ28,28′として使用する
ことになる。
【0022】なお、第2の実施形態において、三次元像
表示装置41に備わったレーザ光源42を用いたが、白
色光源を使用することも可能である。ただし、第2の実
施形態のように、反射型投写ホログラムレンズ28,2
8′および伝達光学手段をなす反射型ホログラム25を
用いる構成で、白色光源を用いる場合には、レーザ光源
を用いた場合と比較して、三次元像を投写する位置に依
存して、像がボケてしまうということが生じる。すなわ
ち、三次元像を投写する位置を、像のボケが小さい範囲
に限定するような構成で、白色光源を使用することがで
きる。さらに、第2の実施の形態において、反射型投写
ホログラムレンズ28,28′および伝達光学手段をな
す反射型ホログラム25を用いたが、どちらか一方を第
1の実施形態で用いた反射型投写レンズ8,8′または
伝達光学手段(凹面鏡)5に代えることも可能である。
この場合も、光源として、白色光源,レーザ光源のどち
らでも使用可能であるが、白色光源を使用する場合に
は、上記のように三次元像がボケてしまうこともあるの
で、三次元像を投写する位置を、像のボケが小さい範囲
に限定する必要がある。
【0023】ここで、上記した実施の形態に関し、さら
に、考慮される点を以下に記述する。上記第2の実施形
態では、1個(1波長)のレーザ光源しか使用していな
いため、観察できる三次元像は、モノクロ画像となる
が、これをカラー化するためには、赤,青,緑の3つの
レーザ光源と、赤,青,緑に感光するホログラム感光材
料を用いて作製された伝達光学手段をなす反射型ホログ
ラムスと反射型投写ホログラムレンズを使用すればよ
い。また、第1及び第2の実施形態において、静止した
物体2または三次元像22に代って、予め物体を連続し
て撮影した多数のホログラムを時系列で切り替える手段
を用いることにより、映画と同じ原理で三次元像の動画
の観察が可能となる。
【0024】また、第1の実施形態において、物体2
は、伝達光学手段5と投写光学系4との間に配置してい
るため、三次元像9,9′は、物体2よりも大きく拡大
投写されるが、物体2を投写光学系4から伝達光学手段
5よりも遠い位置に配置することにより、縮小投写も可
能である。同様に、第2の実施形態においても、三次元
像22を投写光学系24から伝達光学手段をなす反射型
ホログラム25よりも遠い位置に配置することにより、
縮小投写が可能である。
【0025】以上説明したように、本発明の三次元像投
写装置によれば、広い視域から三次元像を観察すること
ができ、また、視差以外の立体視機構である眼の焦点調
節等の機能を用いて三次元像を観察できる。すなわち、
眼の疲労が少なく、比較的長時間の観察も可能となる。
【0026】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、本発明の三次元像投写装置によって、以下
の効果を奏する。 請求項1の効果:反射型投写レンズが、各々により投写
した複数の三次元像を同位置に同じ倍率で、各像の形成
域が連続して結像するように構成されていることによ
り、レンズ口径がそれほど大きくない安価な投写レンズ
で、広い視域から三次元像を観察することができる。ま
た、三次元物体と同じ情報をもつ三次元像であるため、
視差以外の立体視機構である目の焦点調節等の機能を用
いて三次元像を観察できる。すなわち、眼の疲労が少な
く、比較的長時間の観察も可能となる。
【0027】請求項2の効果:請求項1の効果に加え
て、対象物体とそれを照明する手段により三次元像を生
成するようにし、実在物により請求項1における状態を
具体化することが可能である。
【0028】請求項3の効果:請求項1の効果に加え
て、三次元像の光生成手段が、三次元像表示手段である
ことより、コンピュータ等に取り込んだ実際の三次元物
体のデータや、コンピュータで作成した三次元像のデー
タから、三次元像を再構成し、観察することができる。
また、三次元表示手段に表示する三次元像を時系列に書
き換えることにより、テレビと同じ原理で、三次元像の
動画の観察が可能となる。
【0029】請求項4の効果:請求項3の効果に加え
て、三次元像表示手段が、予め物体を撮影したホログラ
ムを備えて構成されていることにより、実際に物体がな
くても、その三次元像が観察でき、小型化が可能とな
る。また、連続して撮影した多数のホログラムを時系列
で切り替えることにより、映画と同じ原理で、三次元像
の動画の観察が可能となる。
【0030】請求項5の効果:請求項3の効果に加え
て、三次元像表示手段が、2次元像表示手段を変位させ
ながら、三次元像を構成する複数の断面像を順次表示す
ることで三次元像を表示する手段から構成されているこ
とにより、コンピュータ等に取り込んだ実際の三次元物
体のデータや、コンピュータで作成した三次元像のデー
タから、三次元像を再構成し、観察することができる。
【0031】請求項6の効果:請求項1ないし5の効果
に加えて、反射型投写レンズがホログラムに代表される
回折型光学素子であることにより、投写レンズが平面上
に構成でき、小型化とともに連続して多数並べることが
容易になる。すなわち、各投写レンズを密着または一部
重ねて配置することが可能となり、連続した広い視域が
得られる。
【0032】請求項7の効果:請求項1ないし6の効果
に加えて、伝達光学手段が凹面鏡であることにより、波
長依存性のない、収差の小さい高品質のカラー三次元像
が観察できる。
【0033】請求項8の効果:請求項1ないし6の効果
に加えて、伝達光学手段がホログラムに代表される回折
型光学素子であることにより、大きなものでも安価に作
製(複製)することができる。また、多重露光ホログラ
ムにより、より広い視域が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の三次元像投写装置の第1の実施形態の
概略図で、(A)が上面図、(B)が側面図を示すもの
である。
【図2】本発明の三次元像投写装置の第2の実施形態の
概略図で、(A)が上面図、(B)が側面図を示すもの
である。
【図3】本発明の三次元像投写装置の第2の実施形態に
使用する三次元像表示装置の概略図を示すものである。
【図4】本発明の三次元像投写装置に使用する伝達光学
手段をなす反射型ホログラム作製用の製露光光学系を示
す図である。
【図5】本発明の三次元像投写装置に使用する反射型投
写ホログラムレンズ作製用の露光光学系を示す図であ
る。
【図6】従来の再帰性反射スクリーンを用いた三次元像
投写装置の構成の概略を示す図である。
【図7】従来の凹面鏡のホログラムを用いた三次元像投
写装置の構成の概略を示す図である。
【符号の説明】 1,21,101,111…三次元像投写装置、2,2
2…物体、3,112…光源、4,24…投写光学系、
5…伝達光学手段、6,6′,103,115…投写レ
ンズ、7,7′…ミラー、8,8′,87…反射型投写
レンズ、9,9′,29,29′,50,108,11
7,118,119…三次元像、10,10′,30,
30′…視域、11,11′,31,31′…眼、25
…伝達光学手段をなす反射型ホログラム、28,28′
…反射型投写ホログラムレンズ、41…三次元像表示装
置、42,62,82…レーザ光源、43,46,6
8,88…レーザ光、44…変調器、45…XY偏向
器、47…制御コンピュータ、48…三次元像データ、
49…画像メモリ、51…移動平面スクリーン、63,
83…対物レンズ、64,84…ピンホール、65,8
5…ホログラム感光材料、66,86…ガラス基板、6
7…凹面鏡、69,89…発散光、70,90…収束
光、102…LCD、104…フレネルレンズ、105
…凸面鏡、106…再帰性反射スクリーン、107,1
20,121…観察者、113…ホログラム、114…
ホログラム再生像、116…スクリーン。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI G03H 1/22 G03H 1/22 H04N 13/04 H04N 13/04

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対象を三次元としてその光学像の形成に
    関与する光を生成する光生成手段と、該光生成手段から
    生成される光によって作られる光学像を投写する投写光
    学手段と、該投写光学手段に作用した光学像をそれぞれ
    の視域に向けて指向させる伝達光学手段を有する三次元
    像投写装置において、前記投写光学手段を複数の反射型
    の投写レンズとするとともに、該投写レンズにより投写
    され結像される各三次元光学像が同じ位置で同じ倍率に
    なり各像の形成域が連続するように構成されたことを特
    徴とする三次元像投写装置。
  2. 【請求項2】 前記光生成手段として、対象物体と、該
    対象物体を照明する照明手段とを備えるようにしたこと
    を特徴とする請求項1記載の三次元像投写装置。
  3. 【請求項3】 前記光生成手段として、三次元像表示手
    段を備えるようにしたことを特徴とする請求項1記載の
    三次元像投写装置。
  4. 【請求項4】 前記三次元像表示手段が、三次元像を再
    生すべく用意されたホログラムを備えるようにしたこと
    を特徴とする請求項3記載の三次元像投写装置。
  5. 【請求項5】 前記三次元像表示手段として、2次元像
    表示手段を変位させながら、三次元像を構成する複数の
    断面像を該変位に応じて順次表示することにより、三次
    元像を表示するものを備えるようにしたことを特徴とす
    る請求項3記載の三次元像投写装置。
  6. 【請求項6】 前記反射型の投写レンズの少なくとも一
    方をホログラム等の回折型光学素子としたことを特徴と
    する請求項1ないし5のいずれかに記載の三次元像投写
    装置。
  7. 【請求項7】 前記伝達光学手段を凹面鏡としたことを
    特徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載の三次元
    像投写装置。
  8. 【請求項8】 前記伝達光学手段をホログラム等の回折
    型光学素子としたことを特徴とする請求項1ないし6の
    いずれかに記載の三次元像投写装置。
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