JP2003020681A - 建設機械の旋回フレーム - Google Patents
建設機械の旋回フレームInfo
- Publication number
- JP2003020681A JP2003020681A JP2001208485A JP2001208485A JP2003020681A JP 2003020681 A JP2003020681 A JP 2003020681A JP 2001208485 A JP2001208485 A JP 2001208485A JP 2001208485 A JP2001208485 A JP 2001208485A JP 2003020681 A JP2003020681 A JP 2003020681A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- frame
- cab
- supporting
- construction machine
- joined
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Body Structure For Vehicles (AREA)
Abstract
り、全体の重量を軽減してコストを低減できると共に、
キャブも含めて上部旋回体の旋回半径を小さくすること
ができ、狭い作業現場でもオペレータの負担を軽減でき
るようにする。 【解決手段】 旋回フレーム11は、前,後方向に延び
るセンタフレーム12と、左サイドフレーム21、右サ
イドフレーム30とから骨組み構造をなす構成とする。
左サイドフレーム21は、センタフレーム12の左側に
キャブ支持用の前フレーム22、後フレーム27等を介
して設けられ、これらの前フレーム22および後フレー
ム27と共にキャブを下側から支持する構成としてい
る。そして、左サイドフレーム21は、円弧状に湾曲し
た形状とすることにより、旋回フレーム11全体が旋回
半径Rの仮想円7内に収められる。
Description
削作業を行う油圧ショベル等に用いて好適な建設機械の
旋回フレームに関し、特に、上部旋回体の旋回半径を小
さくするようにした建設機械の旋回フレームに関する。
下部走行体と、該下部走行体上に旋回可能に搭載された
上部旋回体と、該上部旋回体の前部に俯仰動可能に設け
られた作業装置とにより構成され、該作業装置を作動さ
せることによって土砂等の掘削作業を行うものである。
回体は、下部走行体上に旋回輪を介して取付けられる旋
回フレームと、該旋回フレームの前部左側に設けられ運
転室を画成するキャブと、該キャブの後側に位置して前
記旋回フレームに設けられ内部に原動機および油圧ポン
プ等を収容した建屋カバーと、該建屋カバーの後側に位
置して前記旋回フレームに設けられ前記作業装置に対す
る重量バランスをとるカウンタウエイトとにより構成さ
れている。
ショベルは、骨組み構造をなす旋回フレームを有し、こ
の旋回フレームは、下部走行体上に旋回輪を介して取付
けられ前端側が作業装置用の取付ブラケット部となり後
端側が前記カウンタウエイトを取付けるためのウエイト
取付部となったセンタフレームと、該センタフレームの
左,右両側に複数の張出ビームを介して溶接により接合
され前,後方向に延びる左サイドフレーム,右サイドフ
レームとから構成されている(例えば、実開昭62−1
03867号公報等)。
は、センタフレームと左,右のサイドフレームとにより
骨組み構造をなす構成としているため、頑丈な構造を有
し剛性を高めることができる。しかし、その反面で前,
後方向の寸法が長くなり、センタフレームのウエイト取
付部に設けたカウンタウエイトが下部走行体の履帯から
大きく張出すことになる。
地等の作業スペースの狭い現場で掘削作業を行う場合
に、上部旋回体を下部走行体上で旋回駆動すると、カウ
ンタウエイトの後端側が周囲の障害物等に衝突する可能
性が生じる。また、これによってオペレータの負担が増
大することになり、市街地等の狭い現場で掘削作業を行
うには不向きとされる傾向にある。
型の作業装置を採用し、この作業装置を折畳んだ状態で
はカウンタウエイトと共に作業装置を、下部走行体の車
幅内に収める構成とした所謂車幅内小旋回式油圧ショベ
ルが知られている。また、作業性能を損なわないように
作業装置は標準機に近いものを用い、カウンタウエイト
をキャブ側に近付けるようにして旋回フレームの前,後
方向寸法(全長)を短くした所謂後方小旋回式油圧ショ
ベルも知られている(例えば、特開2000−2571
14号公報等)。
は、上部旋回体の旋回フレームを、比較的厚い鋼板等を
用いて略円板状に形成した底板と、該底板上に立設され
前,後方向に延びた左,右の縦板とにより構成し、該各
縦板の前部側には作業装置用の取付ブラケット部を一体
に設ける構成としている。
曲率で円弧状に湾曲させて形成したカウンタウエイトを
底板に取付ける構成としている。そして、この場合のカ
ウンタウエイトは、例えば下部走行体の車幅に対して約
1.2倍(120%)以内の円内に収容できるように
し、市街地等の狭い作業現場にあっても、上部旋回体の
旋回動作時にカウンタウエイトの後端側が周囲の障害物
に接触するのを避ける構成としている。
来技術による小旋回式油圧ショベルは、旋回フレームの
前部左側に設けるキャブを、後端側に設けるカウンタウ
エイトと共に下部走行体の車幅に対し、例えば1.2倍
以内の円内に収めるため、キャブとしては所謂ラウンド
キャブ(前部左側が円弧状に湾曲したキャブ)を採用
し、旋回フレームの底板も前記円の内側に収まるように
略円板状をなす構成としている。
ルは、狭い作業現場等でも上部旋回体の旋回時にキャブ
の前側角部、カウンタウエイトの後端側が周囲の障害物
に接触するのを避けることができ、オペレータの負担を
軽減できるという利点があるものの、下記のような欠点
がある。
の鋼板からなる略円板状の底板を用いて形成しているの
で、1枚板からなる底板は旋回フレーム全体の強度を保
つ上で板厚の厚い鋼板を用いる必要があり、これによっ
てフレーム全体の重量が増加し、材料費も嵩むという問
題がある。
別体のバンパーを取付け、油圧ショベルの外観形状を高
める等の対策を施している。しかし、このバンパーはプ
レス成形品であるために強度が低く、バンパーを底板に
取付けるため別途取付ブラケットを追加して設ける必要
が生じる等の問題がある。
されたもので、本発明の目的は、骨組み構造をなすフレ
ームとすることにより、センタフレームの底板等を薄肉
の板材で形成でき、全体の重量を軽減してコストを低減
できると共に、キャブも含めて上部旋回体の旋回半径を
確実に小さくすることができ、狭い作業現場でもオペレ
ータの負担を軽減できるようにした建設機械の旋回フレ
ームを提供することにある。
ため、本発明による建設機械の旋回フレームは、下部走
行体上に旋回可能に搭載され前部側に作業装置が俯仰動
可能に取付けられ後部側にはカウンタウエイトが取付け
られるセンタフレームと、該センタフレームの左側に設
けられ前,後方向に延びる左サイドフレームと、前記セ
ンタフレームの右側に設けられ前,後方向に延びる右サ
イドフレームとを備え、前記左サイドフレームと右サイ
ドフレームのうち一方のサイドフレームは、キャブを下
側から支持するためにキャブ支持用の前フレームとキャ
ブ支持用の後フレームとを介して前記センタフレームに
接合しているものである。
特徴は、前記キャブを下側から支持する前記一方のサイ
ドフレームは、その前部側を予め決められた旋回半径R
の円内に収めるため曲げられたフレーム材を用いて形成
する構成としたことにある。
ャブの左側前部を旋回半径Rの円内に収めるように湾曲
させた所謂ラウンドキャブを採用した場合に、このラウ
ンドキャブに合わせてサイドフレームの前部側を曲げる
ことができ、上部旋回体の旋回半径Rを小さくできると
共に、カウンタウエイトおよびキャブを含めて旋回フレ
ーム全体を旋回半径Rの円内に収めることができる。そ
して、旋回フレームをセンタフレームと左サイドフレー
ム,右サイドフレームとにより骨組み構造に形成でき、
旋回フレームの小型、軽量化を図ることができる。
レームは中空のフレーム材を円弧状に湾曲させることに
より形成している。これにより、例えば断面D字形のD
形フレームをフレーム材として用いることができ、この
フレーム材からなるサイドフレームをラウンドキャブに
合わせて円弧状に湾曲した形状に形成できる。
レームはキャブ支持用の前フレームに接合される前部側
を旋回半径Rの円の内側へと湾曲させる構成としてい
る。これにより、サイドフレームの前部側をラウンドキ
ャブに合わせて湾曲させ、旋回半径Rの円内に収めるこ
とができる。
前フレームとサイドフレームとの接合部には、両者の端
部に嵌合して溶接される溶接継手部材を設ける構成とし
ている。この場合には、溶接継手部材の両端側をキャブ
支持用の前フレームとサイドフレームとにそれぞれ嵌合
した状態で、両者の間を溶接継手部材の上から溶接する
ことにより高強度に接合することができる。
持用の前フレームはキャブ支持用の後フレームよりも短
尺に形成し、サイドフレームは、その前端側に前記キャ
ブ支持用の前フレームを接合し、後端側には前記キャブ
支持用の後フレームを接合してなる構成としている。
せてキャブ支持用の前フレームをキャブ支持用の後フレ
ームよりも短く形成でき、これらの前,後フレームの寸
法差分だけサイドフレームのフレーム材を曲げ加工した
状態で、フレーム材の前側と後側をそれぞれキャブ支持
用の前フレームと後フレームとに接合することができ
る。
ムを単一のフレーム材により構成している。これによ
り、サイドフレームを単一のフレーム材を用いて形成す
ることができる。
レームは、キャブ支持用の後フレームに接合され前,後
方向に直線状に延びた第1のフレーム材と、該第1のフ
レーム材の前端側に接合され円弧状に湾曲して前側へと
延びた第2のフレーム材と、該第2のフレーム材の前端
側をキャブ支持用の前フレームに連結するため該キャブ
支持ビームと第2のフレーム材との間に設けられ該第2
のフレーム材よりも大なる曲率で湾曲した第3のフレー
ム材とから構成している。
ム材を前,後方向等で互いに接合することによりサイド
フレームを形成でき、第2のフレーム材の前端側は大な
る曲率で湾曲した第3のフレーム材を用いてキャブ支持
用の前フレームに接合することができる。
フレームは、キャブ支持用の前フレームと一緒に湾曲し
たフレーム材を用いて形成する構成としている。これに
より、キャブ支持用の前フレームとサイドフレームとを
単一のフレーム材または複数のフレーム材を用いて形成
することができる。
建設機械の旋回フレームを、小旋回式油圧ショベルの旋
回フレームとして用いた場合を例に挙げ、添付図面に従
って詳細に説明する。
実施の形態を示している。図中、1は油圧ショベルの下
部走行体で、該下部走行体1は、図2に示す如く左,右
の履帯1A,1Aを走行用の油圧モータ(図示せず)等
で駆動することにより、作業現場等を路上走行するもの
である。そして、下部走行体1は履帯1A,1A間が車
幅Wなる寸法をもって構成されている。
て旋回可能に搭載された上部旋回体で、該上部旋回体2
は、後述の旋回フレーム11と、図2に示す如く旋回フ
レーム11の前部左側に搭載され、運転室を画成するキ
ャブ4と、該キャブ4の後側に位置して旋回フレーム1
1に設けられ、内部に原動機および油圧ポンプ(図示せ
ず)等を収容した建屋カバー5と、該建屋カバー5の後
側に位置して旋回フレーム11に設けられ、後述の作業
装置10に対する重量バランスをとるカウンタウエイト
6とにより構成されている。
うに前部左側にドア4Aが開閉可能に設けられ、このド
ア4Aと周囲のドア枠部4B等が前側へと斜めに傾いて
円弧状に湾曲した所謂ラウンドキャブとして形成されて
いる。そして、このキャブ4はドア4Aおよびドア枠部
4B等を、上部旋回体2の旋回中心Oに対して旋回半径
Rの仮想円7内に収める構成となっている。
2に示すように後面側が円弧形状をなして形成され、旋
回半径Rの仮想円7内に収める構成となっている。そし
て、この場合の旋回半径Rは、下部走行体1の車幅Wに
対して、下記の数1の式を満たす関係に設定されてい
る。
体1の車幅Wに対して1.2倍(120%)以内の直径
Dを有し、上部旋回体2はキャブ4およびカウンタウエ
イト6を、このような仮想円7内に収めることにより、
所謂小旋回式の油圧ショベルを実現しているものであ
る。
に作業装置10を挟んでキャブ4とは反対側となる右側
部位に燃料タンク8、作動油タンク9等が配置され、こ
れら燃料タンク8、作動油タンク9等も旋回半径Rの仮
想円7内に収納されているものである。
設けられた作業装置で、該作業装置10はブーム10
A、アームおよびバケット(いずれも図示せず)等から
なり、このバケットによって土砂等の掘削作業を行うも
のである。そして、作業装置10のブーム10Aは、基
端側が後述する縦板14,15の取付ブラケット部14
A,15A間に回動可能に取付けられ、ブームシリンダ
10Bにより上,下に俯仰動されるものである。
10Aを上向きに大きく仰動させた状態で、前記アーム
およびバケットを折り畳むように回動させることにより
小旋回姿勢となり、この小旋回姿勢では図2に示す旋回
半径Rの仮想円7内に収められるものである。
けられる後述の縦板14,15は、図2に示すように上
部旋回体2の旋回中心Oに対して一定寸法だけ右側にオ
フセットした位置に配設されている。これにより、ラウ
ンドキャブからなるキャブ4は、上部旋回体2の左側前
部に大きな取付スペースをもって配設され、キャブ4内
のオペレータに対する居住性や操作性を高める構成とな
っている。
旋回フレームで、該旋回フレーム11は、図3、図4に
示すように中央部に位置して前,後方向に延びる後述の
センタフレーム12と、後述の左サイドフレーム21、
右サイドフレーム30等とから構成されている。
サイドフレーム21および右サイドフレーム30はそれ
ぞれ骨組み構造をなすことにより、旋回フレーム11を
軽量化しつつ十分な剛性を確保できるものである。ま
た、旋回フレーム11は、左サイドフレーム21を後述
の如く円弧状に湾曲した形状とすることにより、全体が
図3に示す旋回半径Rの仮想円7内に収められるもので
ある。
するセンタフレームで、該センタフレーム12は、厚肉
の鋼板等から図3、図4に示す如く略長方形状に形成さ
れ、前,後方向に所定の長さ寸法をもって延びた底板1
3と、該底板13の上面側に溶接手段を用いて立設さ
れ、底板13に対応する長さ寸法をもって前,後方向に
延びた左,右の縦板14,15とにより構成されてい
る。
は、作業装置10のブーム10Aが俯仰動可能にピン結
合される取付ブラケット部14A,15Aとなり、これ
らの取付ブラケット部14A,15A間には、該取付ブ
ラケット部14A,15Aの曲げ強度等を高めるために
補強板16等が溶接により接合されている。
16の前面側に位置してシリンダ用のブラケット部14
B,15Bが設けられ、これらのブラケット部14B,
15Bには、図1に示すブームシリンダ10Bの基端側
が回動可能にピン結合されるものである。
けられた左,右のウエイト取付部を示し、該ウエイト取
付部17,18は、取付ブラケット部14A,15Aよ
りも後側に位置する縦板14,15の後部上面側に溶接
して設けられたフランジ板17A,18A等を含んで構
成されている。そして、ウエイト取付部17,18は、
縦板14,15の後端側まで延びるフランジ板17A,
18Aにより、縦板14,15の後端側で底板13と共
に断面I字状(Iフランジ構造)をなし、高い剛性をも
って形成されている。
8には、図1、図2に示したカウンタウエイト6が上側
から載置され、この状態でカウンタウエイト6は、ボル
ト等を用いてウエイト取付部17,18に対し着脱可能
に取付けられるものである。また、縦板14,15の後
端側には底板13上に位置して補強板19が接合され、
該補強板19はウエイト取付部17,18間を強固に連
結するものである。
して底板13の後部側に設けられたエンジンマウント
で、該各エンジンマウント20は、図3に示すように合
計4個配設されている。そして、図2に示す建屋カバー
5内に収容されるディーゼルエンジン等の原動機(図示
せず)は、縦板14,15上のフランジ板17A,18
Aを左,右方向に跨ぐように配設され、その下面側が各
エンジンマウント20上にボルト等を用いて固定される
ものである。
左サイドフレームで、該左サイドフレーム21は、図
3、図4に示すようにセンタフレーム12の左側に後述
するキャブ支持用の前フレーム22、後フレーム27等
を介して設けられ、これらの前フレーム22および後フ
レーム27と共にキャブ4を下側から支持するものであ
る。
示すキャブ支持用の前フレーム22と同様に、中空のフ
レーム材(例えば、断面D字形のD形フレーム、断面三
角形または逆三角形の角形フレーム、断面四角形の角形
フレーム等)を用いて形成され、図3に示すように前,
後方向に直線状に延びる後部側のストレート筒部21A
と、該ストレート筒部21Aの前側に位置し前記仮想円
7の径方向内側へと円弧状に湾曲した湾曲筒部21B
と、該湾曲筒部21Bの前端側に一体形成された連結筒
部21Cとにより構成されている。
21Cは、湾曲筒部21Bの前端側をキャブ支持用の前
フレーム22の端部側に向けて略L字状に屈曲させるこ
とにより形成され、前フレーム22の端部に対し突合わ
せた状態で後述の接合部23により結合されている。
1Cに接合部23を介して接合された張出ビームとして
のキャブ支持用の前フレームで、該キャブ支持用の前フ
レーム22は、図6に例示するように断面D字形の中空
フレーム材を用いて形成され、キャブ4の前部下側に位
置して左,右方向に延びるものである。
右端側には、センタフレーム12の縦板14に沿って後
方へと延びる連結アーム24が一体に設けられ、該連結
アーム24によりキャブ支持用の前フレーム22は、セ
ンタフレーム12の底板13と縦板14の前部側とに溶
接等の手段を用いて固着されている。
用の前フレーム22との接合部23に設けられた溶接継
手部材としての継手筒で、該継手筒25は、図5、図6
に示すように例えば断面D字形の短尺筒体として形成さ
れ、その一端側は左サイドフレーム21の連結筒部21
C内に嵌合して溶接等により固定されている。
1Cから一定長さをもって突出し、この突出端側は前フ
レーム22の端部内周に対し図6に示す矢印の方向に嵌
合される。そして、継手筒25を嵌合した状態で連結筒
部21Cと前フレーム22との衝合端側を突合わせ溶接
することにより接合部23を形成し、この接合部23に
よって左サイドフレーム21とキャブ支持用の前フレー
ム22とは一体に接合されるものである。
フレーム27との間に位置して左サイドフレーム21に
設けられた渡し板で、該渡し板26は一端側(左端側)
が左サイドフレーム21に接合され、他端側(右端側)
がセンタフレーム12の底板13に接合されている。
筒部21Aをセンタフレーム12に接合する張出ビーム
としてのキャブ支持用の後フレームで、該キャブ支持用
の後フレーム27は、例えば平板状の鋼板を略コ字形状
にプレス成形することにより形成され、ストレート筒部
21Aの後端側をセンタフレーム12の底板13と縦板
14とに溶接により接合するものである。
ャブ支持用の前フレーム22と平行に左,右方向に延
び、そのフレーム長さは、前フレーム22の方が後フレ
ーム27よりも短くなっている。そして、左サイドフレ
ーム21は、キャブ支持用の前フレーム22、後フレー
ム27の寸法差(フレーム長さの差)分だけ円弧状に湾
曲されているものである。
22、後フレーム27のうち前フレーム22には、左,
右に離間して前側のキャブマウント28A,28Bが設
けられ、後フレーム27には、左,右に離間して後側の
キャブマウント28C,28Dが設けられている。そし
て、これらのキャブマウント28A,28B,28C,
28D上には、図1、図2に示すキャブ4が防振ゴム
(図示せず)等を介して搭載されるものである。
してキャブ支持用の後フレーム27とセンタフレーム1
2との間に設けられた左後部プレートで、該左後部プレ
ート29は、後述の右後部プレート36と共に図1、図
2に示す建屋カバー5を下側から支持するものである。
張出ビーム31,32,33を介して設けられた右サイ
ドフレームで、該右サイドフレーム30は、例えば断面
D字形状をなす中空のフレーム材を用いて形成され、図
3、図4に示す如く旋回フレーム11の右側に位置して
前,後方向に延びるものである。
をセンタフレーム12に接合した3本の張出ビームで、
該張出ビーム31〜33は、右サイドフレーム30とセ
ンタフレーム12との間を前,後に離間して左,右方向
に延びている。そして、前側の張出ビーム31には、連
結板34と乗降用のステップ35とが溶接により接合さ
れ、張出ビーム31は連結板34を介してセンタフレー
ム12の底板13と縦板15とに接合されている。
張出ビーム33も、右サイドフレーム30とセンタフレ
ーム12の底板13、縦板15との間に溶接により接合
され、これらの張出ビーム32,33上には、図2に示
す燃料タンク8、作動油タンク9等がボルト等を用いて
設置されるものである。
して張出ビーム33とセンタフレーム12との間に設け
られた右後部プレートで、該右後部プレート36は、左
後部プレート29と共に旋回フレーム11の後部側に位
置し、図1、図2に示す建屋カバー5を下側から支持す
るものである。
ベルは上述の如き構成を有するもので、次に、旋回フレ
ーム11の組立方法について説明する。
は、図4に示す如く厚肉の鋼板等から略長方形状に形成
された底板13に対して、その上面側に左,右の縦板1
4,15をそれぞれ溶接し、該縦板14,15の前部側
には、作業装置10のブーム10Aをピン結合するため
の取付ブラケット部14A,15Aを溶接手段等により
設ける。
A,15A間には補強板16等を溶接し、該取付ブラケ
ット部14A,15Aの曲げ強度等を高めるようにす
る。また、縦板14,15の前部側には補強板16の前
面側に位置してシリンダ用のブラケット部14B,15
Bが設けられ、これらのブラケット部14B,15Bに
は、図1に示すブームシリンダ10Bの基端側を回動可
能にピン結合できるようにする。
ブラケット部14A,15Aよりも後側に位置する部分
にフランジ板17A,18Aを溶接し、該フランジ板1
7A,18Aを縦板14,15の後端側まで延ばすこと
により、縦板14,15の後端側に断面I字状(Iフラ
ンジ構造)をなすウエイト取付部17,18を設ける。
さらに、縦板14,15の後端側には底板13上に位置
して補強板19を溶接し、該補強板19によりウエイト
取付部17,18間を強固に連結しておく。
サイドフレーム組立工程は、前記センタフレーム12と
は異なる組立ラインを用いて行うものである。この場
合、左サイドフレーム21としては、図3、図4に示す
ように円弧状に湾曲した中空のフレーム材を用いる。
位置する連結筒部21Cには、図6に示す如く継手筒2
5の一端側を予め嵌合して溶接等により固定し、この状
態で継手筒25の他端側をキャブ支持用の前フレーム2
2の端部に嵌合する。次に、継手筒25が嵌合された連
結筒部21Cと前フレーム22との衝合端側を突合わせ
溶接することにより接合部23を形成し、この接合部2
3によって左サイドフレーム21とキャブ支持用の前フ
レーム22とを一体に接合する。
キャブ支持用の後フレーム27と左後部プレート29と
を溶接し、左サイドフレーム21とキャブ支持用の前フ
レーム22、後フレーム27等とによりキャブ4を下側
から支持するキャブ支持体を構成する。そして、このキ
ャブ支持体の前,後、左,右に位置する角隅側にはキャ
ブ4用のキャブマウント28A,28B,28C,28
Dを溶接等により設けるようにする。
サイドフレーム組立工程も、前記センタフレーム12、
サイドフレーム21とは異なる組立ラインを用いて行
う。この場合、右サイドフレーム30には、その前端側
に前側の張出ビーム31を溶接して設け、該張出ビーム
31には連結板34と乗降用のステップ35等とを溶接
により接合する。また、サイドフレーム30の中間部に
は張出ビーム32を溶接し、後端部側には後側の張出ビ
ーム33と右後部プレート36とを溶接する。
ンタフレーム12の組立ライン等に前述の如く組立てら
れた左サイドフレーム21、右サイドフレーム30を搬
送して、これらのサイドフレーム21,30を、図4に
示す如くセンタフレーム12の左,右両側に組合せるよ
うにする。
持用の前フレーム22を介して設けた連結アーム24
と、キャブ支持用の後フレーム27および左後部プレー
ト29等とを、センタフレーム12の底板13と縦板1
4とに溶接することにより、これらをセンタフレーム1
2に対して一体に接合する。
図4に示す如く張出ビーム31,32,33、右後部プ
レート36等をセンタフレーム12の底板13と縦板1
5とに溶接することにより、センタフレーム12に対し
て一体に接合する。
ム11は、センタフレーム12と左サイドフレーム2
1、右サイドフレーム30とにより骨組み構造をなして
組立てられ、サイドフレーム21,30等は筒状の中空
フレーム材を用いているので、従来技術で述べた旋回フ
レームのように1枚の底板を用いて全体の強度を確保す
る必要がなくなる。
図ることができると共に、骨組み構造を用いることによ
り、旋回フレーム11全体の強度を効率的に高めること
ができる。また、旋回フレーム11全体の材料費も削減
でき、コストダウンも図ることができる。
1を用いて、図1ないし図3に示す如く小旋回式の油圧
ショベルを製造することができる。そして、当該油圧シ
ョベルは、旋回フレーム11の後端側にウエイト取付部
17,18を介して搭載したカウンタウエイト6を、図
2に示すように直径Dが車幅Wの1.2倍以内となる旋
回半径Rの仮想円7内に収めることができる。
図3に示すように後部側のストレート筒部21Aと、円
弧状に湾曲した湾曲筒部21Bおよび連結筒部21Cと
により構成し、該連結筒部21Cをキャブ支持用の前フ
レーム22に対し突合わせた状態で接合部23により結
合している。
ャブ4に合わせて左サイドフレーム21の前部側を湾曲
させ、上部旋回体2全体の旋回半径Rを小さくできると
共に、キャブ4およびカウンタウエイト6を含めて旋回
フレーム11全体を旋回半径Rの仮想円7内に収めるこ
とができる。
っても、キャブ4内のオペレータは上部旋回体2の旋回
操作時に、カウンタウエイト6の後端側が周囲の障害物
等に衝突する可能性を確実に減らすことができ、キャブ
4の後方側に位置するカウンタウエイト6に対して特別
な注意を払う必要がなくなる。
21Cとキャブ支持用の前フレーム22との接合部23
には、両者の端部に嵌合して溶接される継手筒25を設
けているので、左サイドフレーム21とキャブ支持用の
前フレーム22との接合強度を継手筒25により向上で
き、両者の間を接合部23により十分な強度をもって一
体化することができる。
ーム11のセンタフレーム12と左サイドフレーム2
1、右サイドフレーム30とを別々に独立して組立てる
ことにより、旋回フレーム11全体の組立作業を効率的
に行うことができ、作業性を向上できる。
曲した中空のフレーム材で形成し、この上にラウンドキ
ャブからなるキャブ4を設置できると共に、旋回フレー
ム11の全長寸法を短くして上部旋回体2の旋回半径R
を小さくすることができ、キャブ4と共にカウンタウエ
イト6の後端側を車幅Wに対し1.2倍以内の仮想円7
内に収めることができる。
を旋回動作させるときでも、ラウンドキャブからなるキ
ャブ4と共にカウンタウエイト6が周囲の障害物等に接
触するのを容易に防止でき、旋回操作時等におけるオペ
レータの負担を確実に軽減することができる。
ム11にも、例えば中空のD形フレームからなる左サイ
ドフレーム21、右サイドフレーム30を用いることに
よって、センタフレーム12の底板13を小型、軽量化
でき、図3に示す旋回輪3の外径よりも僅かに大きい幅
寸法をもって底板13を形成できる。
を、旋回輪3に対して取付可能な範囲まで小さくできる
と共に、左サイドフレーム21、右サイドフレーム30
は梁構造にして軽量化を図ることができ、旋回フレーム
11全体の重量を軽減してコストの削減化も図ることが
できる。
施の形態を示し、本実施の形態では第1の実施の形態と
同一の構成要素に同一の符号を付し、その説明を省略す
るものとする。
フレーム41を、キャブ支持用の後フレーム27に接合
され前,後方向に直線状に延びた第1のフレーム材42
と、該第1のフレーム材42の前端側に接合部43の位
置で接合され円弧状に湾曲して前側へと延びた第2のフ
レーム材44と、該第2のフレーム材44よりも大なる
曲率で湾曲した第3のフレーム材としての連結部材45
とにより3つの部材から構成したことにある。
42,44および連結部材45も、第1の実施の形態で
述べた左サイドフレーム21と同様に中空筒体として形
成されている。この場合、第2のフレーム材44は、図
9に示すように予め円弧状に湾曲させた断面C字状、D
字状または略コ字形状をなす曲げ板44Aと、平板状の
板材を円弧状に湾曲させて形成した合せ板44Bとを矢
印の方向で互いに重ね合わせ、これらの曲げ板44Aと
合せ板44Bとを中空筒体として組合わせ溶接すること
により構成されている。
示すように接合部46により連結部材45に突合わせ溶
接されている。そして、連結部材45は、フレーム材4
4に対して略L字状に屈曲した状態で該フレーム材44
をキャブ支持用の前フレーム22に連結するため接合部
47によりキャブ支持用の前フレーム22の端部に突合
わせ溶接されている。
3には溶接継手部材としての継手筒48が設けられ、フ
レーム材44と連結部材45との間の接合部46には継
手筒49が設けられている。また、連結部材45とキャ
ブ支持用の前フレーム22との間にも継手筒50が設け
られ、これらの継手筒48,49,50は、第1の実施
の形態で述べた継手筒25とほぼ同様に構成されるもの
である。
形態でも、前記第1の実施の形態とほぼ同様の作用効果
を得ることができるが、特に本実施の形態では、左サイ
ドフレーム41を第1,第2のフレーム材42,44と
連結部材45との3部材に分割する構成としているの
で、例えば第1のフレーム材42には従来技術と同様の
中空フレーム材を用いることができる。
予め円弧状に湾曲させた2枚の板材(例えば、図9に示
す曲げ板44Aと合せ板44B)を、後加工で中空筒体
として組合わせ溶接することによって形成でき、第2の
フレーム材44の製作を容易に行うことができる。ま
た、連結部材45についても、第2のフレーム材44と
同様に形成でき、中空筒体を後加工で強制的に曲げ加工
する必要がなくなる。
間に嵌合した状態でフレーム材42,44の衝合端側を
突合わせ溶接することにより接合部43を形成でき、他
の接合部46,47についても、継手筒49,50を用
いて突合わせ溶接を行うことにより良好に形成すること
ができる。
フレーム材44は、曲げ板44Aと合せ板44Bとから
なる2枚の板材を、後加工で中空筒体として組合わせ溶
接することにより形成するものとして述べたが、これに
替えて、例えば第1の実施の形態で述べた左サイドフレ
ーム21と同様に、直線状に延びる中空筒体を後加工で
円弧状に曲げる構成としてもよい。
を示し、本実施の形態では第1の実施の形態と同一の構
成要素に同一の符号を付し、その説明を省略するものと
する。しかし、本実施の形態の特徴は、左サイドフレー
ム61をキャブ支持用の前フレーム62と一緒にフレー
ム材63を用いて形成する構成としたことにある。
形態で述べた左サイドフレーム21とほぼ同様に中空フ
レーム材を用いて形成され、その長さ方向途中部分が図
10に示めすように湾曲部63Aとなっている。そし
て、フレーム材63は湾曲部63Aよりも後方に延びた
一側部分63Bが左サイドフレーム61の一部を構成し
ている。また、フレーム材63は、湾曲部63Aの位置
からキャブマウント28Bの位置に向けて右方向に延び
る他側部分63Cが前フレーム62の一部を構成してい
る。
形態でも、前記第1の実施の形態とほぼ同様の作用効果
を得ることができるが、特に本実施の形態では、左サイ
ドフレーム61とキャブ支持用の前フレーム62とをフ
レーム材63を用いて連結する構成としているので、フ
レーム材63の一側部分63Bにより左サイドフレーム
61の一部を構成でき、フレーム材63の他側部分63
Cにより前フレーム62の一部を構成することができ
る。
ドフレーム61とキャブ支持用の前フレーム62とをフ
レーム材63を用いて連結するものとして述べたが、こ
れに替えて、単一のフレーム材を用いて左サイドフレー
ム61とキャブ支持用の前フレーム62とを一体形成す
る構成としてもよい。
ドフレーム21を単一のフレーム材により形成するもの
として述べたが、本発明はこれに限るものではなく、例
えば2つ以上の部材を用いて左サイドフレームを構成し
てもよい。そして、左サイドフレームを2部材で構成す
る場合には、例えば第2の実施の形態で述べた第1,第
2のフレーム材42,44を同一部材で形成し、連結部
材45を別部材とする構成としてもよい。
して小旋回式油圧ショベルを例に挙げて説明したが、本
発明はこれに限るものではなく、例えばホイール式の油
圧ショベルまたは油圧クレーン等の上部旋回体を備えた
建設機械の旋回フレームに適用してもよく、旋回フレー
ム全体を車幅の1.2倍(120%)以内の仮想円内に
収める型式とした小旋回式の建設機械であれば、種々の
建設機械にも適用できるものである。
左側前部(ドア4A等)を旋回半径Rの仮想円7内に収
めるように湾曲させた所謂ラウンドキャブを用いる場合
を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限るものでは
なく、例えば標準機と呼ばれる中型の建設機械とほぼ同
様のキャブを旋回フレーム11のキャブ支持用の前フレ
ーム22(62)、後フレーム27等の上に搭載しても
よい。
ドアが設けられた形式のものに限らず、例えば運転席の
上方を部分的に覆うようにしたキャノピーと呼ばれる形
式のものを採用してもよいことは勿論である。
明によれば、キャブを下側から支持するサイドフレーム
を、予め決められた旋回半径Rの円内に収めるため曲げ
られたフレーム材を用いて形成する構成としたので、例
えばキャブの左側前部を旋回半径Rの円内に収めるよう
に湾曲させた所謂ラウンドキャブを採用した場合に、こ
のラウンドキャブに合わせてサイドフレームの前部側を
曲げることができ、上部旋回体の旋回半径Rを小さくで
きると共に、カウンタウエイトおよびキャブを含めて旋
回フレーム全体を旋回半径Rの円内に収めることがで
き、狭い作業現場でもオペレータの負担を軽減できる。
そして、旋回フレームをセンタフレームと左サイドフレ
ーム,右サイドフレームとにより骨組み構造に形成で
き、旋回フレームの小型、軽量化を図ることができる。
イドフレームは中空のフレーム材を円弧状に湾曲させる
ことにより形成しているので、例えば中空のフレーム材
をラウンドキャブに合わせて円弧状に湾曲させてサイド
フレームを形成でき、上部旋回体の旋回半径Rを小さく
することができる。
イドフレームはキャブ支持用の前フレームに接合される
前部側を旋回半径Rの円の内側へと湾曲させる構成とし
ているので、サイドフレームの前部側をラウンドキャブ
に合わせて湾曲させて旋回半径Rの円内に収めることが
でき、上部旋回体の旋回半径Rを小さくできると共に、
キャブを含めて旋回フレーム全体を旋回半径Rの円内に
収めることにより、狭い作業現場でもオペレータの負担
を軽減することができる。
持用の前フレームとサイドフレームとの接合部には、両
者の端部に嵌合して溶接される溶接継手部材を設ける構
成としているので、溶接継手部材の両端側をキャブ支持
用の前フレームとサイドフレームとにそれぞれ嵌合した
状態で両者を突合わせ溶接して結合でき、キャブ支持用
の前フレームとサイドフレームとを溶接等の手段により
高強度に接合することができる。
ャブ支持用の前フレームは後フレームよりも短尺に形成
する構成としているので、ラウンドキャブの形状に合わ
せてキャブ支持用の前フレームを後フレームよりも短く
形成し、これらの前フレームと後フレームとの寸法差分
だけサイドフレームのフレーム材を円弧状に湾曲させた
状態で、フレーム材の前側と後側をそれぞれ前フレーム
と後フレームとに接合することができる。
フレームを単一のフレーム材により構成しているので、
サイドフレームを単一のフレーム材を用いて形成でき、
サイドフレームの強度を高めることができる。
レームを、前,後方向に直線状に延びた第1のフレーム
材と、円弧状に湾曲して前側へと延びた第2のフレーム
材と、該第2のフレーム材の前端側をキャブ支持用の前
フレームに連結する第3のフレームとにより構成してい
るため、第1,第2,第3のフレーム材を前,後方向等
で互いに接合することによりサイドフレームを形成で
き、第2のフレーム材の前端側は大なる曲率で湾曲した
第3のフレーム材を用いてキャブ支持用の前フレームに
接合することができる。そして、サイドフレームを3部
材で構成することにより、各部材の製作、加工を容易に
行うことができる。
サイドフレームは、キャブ支持用の前フレームと一緒に
湾曲したフレーム材を用いて形成する構成としているの
で、キャブ支持用の前フレームとサイドフレームとを複
数のフレーム材を用いて互いに接合することにより形成
できる。また、キャブ支持用の前フレームとサイドフレ
ームとを単一のフレーム材を用いて高強度に形成するこ
ともできる。
が適用された小旋回式油圧ショベルを示す外観図であ
る。
フレームとの接合部を拡大して示す断面図である。
フレームに対して嵌合する状態を示す分解斜視図であ
る。
視図である。
の前フレーム等を拡大して示す断面図である。
る。
平面図である。
Claims (8)
- 【請求項1】 下部走行体上に旋回可能に搭載され前部
側に作業装置が俯仰動可能に取付けられ後部側にはカウ
ンタウエイトが取付けられるセンタフレームと、該セン
タフレームの左側に設けられ前,後方向に延びる左サイ
ドフレームと、前記センタフレームの右側に設けられ
前,後方向に延びる右サイドフレームとを備え、前記左
サイドフレームと右サイドフレームのうち一方のサイド
フレームは、キャブを下側から支持するためにキャブ支
持用の前フレームとキャブ支持用の後フレームとを介し
て前記センタフレームに接合してなる建設機械の旋回フ
レームにおいて、 前記キャブを下側から支持する前記一方のサイドフレー
ムは、その前部側を予め決められた旋回半径Rの円内に
収めるため曲げられたフレーム材を用いて形成する構成
としたことを特徴とする建設機械の旋回フレーム。 - 【請求項2】 前記サイドフレームは中空のフレーム材
を円弧状に湾曲させることにより形成してなる請求項1
に記載の建設機械の旋回フレーム。 - 【請求項3】 前記サイドフレームは前記キャブ支持用
の前フレームに接合される前部側を前記旋回半径Rの円
の内側へと湾曲させる構成としてなる請求項1または2
に記載の建設機械の旋回フレーム。 - 【請求項4】 前記キャブ支持用の前フレームと前記サ
イドフレームとの接合部には、両者の端部に嵌合して溶
接される溶接継手部材を設ける構成としてなる請求項
1,2または3に記載の建設機械の旋回フレーム。 - 【請求項5】 前記キャブ支持用の前フレームは前記キ
ャブ支持用の後フレームよりも短尺に形成し、前記サイ
ドフレームは、その前端側に前記キャブ支持用の前フレ
ームを接合し、後端側には前記キャブ支持用の後フレー
ムを接合してなる請求項1,2,3または4に記載の建
設機械の旋回フレーム。 - 【請求項6】 前記サイドフレームは単一のフレーム材
により構成してなる請求項1,2,3,4または5に記
載の建設機械の旋回フレーム。 - 【請求項7】 前記サイドフレームは、前記キャブ支持
用の後フレームに接合され前,後方向に直線状に延びた
第1のフレーム材と、該第1のフレーム材の前端側に接
合され円弧状に湾曲して前側へと延びた第2のフレーム
材と、該第2のフレーム材の前端側を前記キャブ支持用
の前フレームに連結するため該キャブ支持ビームと第2
のフレーム材との間に設けられ該第2のフレーム材より
も大なる曲率で湾曲した第3のフレーム材とから構成し
てなる請求項1,2,3または4に記載の建設機械の旋
回フレーム。 - 【請求項8】 前記サイドフレームは、前記キャブ支持
用の前フレームと一緒に湾曲したフレーム材を用いて形
成する構成としてなる請求項1または2に記載の建設機
械の旋回フレーム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001208485A JP4567242B2 (ja) | 2001-07-09 | 2001-07-09 | 建設機械の旋回フレーム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001208485A JP4567242B2 (ja) | 2001-07-09 | 2001-07-09 | 建設機械の旋回フレーム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003020681A true JP2003020681A (ja) | 2003-01-24 |
JP4567242B2 JP4567242B2 (ja) | 2010-10-20 |
Family
ID=19044293
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001208485A Expired - Fee Related JP4567242B2 (ja) | 2001-07-09 | 2001-07-09 | 建設機械の旋回フレーム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4567242B2 (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005336828A (ja) * | 2004-05-26 | 2005-12-08 | Hitachi Constr Mach Co Ltd | 旋回式建設機械 |
WO2007004328A1 (ja) * | 2005-07-05 | 2007-01-11 | Yanmar Co., Ltd. | 旋回作業車 |
EP1748113A2 (en) * | 2005-07-25 | 2007-01-31 | Volvo Construction Equipment Holding Sweden AB | Structure of upper frame for supporting cabin of construction machinery |
JP2008184820A (ja) * | 2007-01-30 | 2008-08-14 | Kobelco Contstruction Machinery Ltd | 建設機械のアッパーフレーム |
US10494038B2 (en) * | 2015-05-13 | 2019-12-03 | Kobe Steel, Ltd. | Upper slewing body |
EP4299837A1 (en) * | 2022-06-30 | 2024-01-03 | Caterpillar, Inc. | Anti-collision structure for an engineering machine and the engineering machine |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001040706A (ja) * | 1999-08-03 | 2001-02-13 | Komatsu Ltd | 建設機械の旋回台 |
JP2001132016A (ja) * | 1999-11-02 | 2001-05-15 | Hitachi Constr Mach Co Ltd | 建設機械の上部旋回フレーム構造 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH06115545A (ja) * | 1992-09-18 | 1994-04-26 | Hitachi Ltd | 長尺管状容器、及びその製作に用いられるレーザ溶接装置 |
-
2001
- 2001-07-09 JP JP2001208485A patent/JP4567242B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001040706A (ja) * | 1999-08-03 | 2001-02-13 | Komatsu Ltd | 建設機械の旋回台 |
JP2001132016A (ja) * | 1999-11-02 | 2001-05-15 | Hitachi Constr Mach Co Ltd | 建設機械の上部旋回フレーム構造 |
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005336828A (ja) * | 2004-05-26 | 2005-12-08 | Hitachi Constr Mach Co Ltd | 旋回式建設機械 |
WO2007004328A1 (ja) * | 2005-07-05 | 2007-01-11 | Yanmar Co., Ltd. | 旋回作業車 |
US7934574B2 (en) | 2005-07-05 | 2011-05-03 | Yanmar Co., Ltd. | Swing working vehicle |
KR101318408B1 (ko) * | 2005-07-05 | 2013-10-15 | 얀마 가부시키가이샤 | 선회 작업차의 구성 방법 |
EP1748113A2 (en) * | 2005-07-25 | 2007-01-31 | Volvo Construction Equipment Holding Sweden AB | Structure of upper frame for supporting cabin of construction machinery |
EP1748113A3 (en) * | 2005-07-25 | 2013-11-06 | Volvo Construction Equipment Holding Sweden AB | Structure of upper frame for supporting cabin of construction machinery |
JP2008184820A (ja) * | 2007-01-30 | 2008-08-14 | Kobelco Contstruction Machinery Ltd | 建設機械のアッパーフレーム |
US10494038B2 (en) * | 2015-05-13 | 2019-12-03 | Kobe Steel, Ltd. | Upper slewing body |
EP4299837A1 (en) * | 2022-06-30 | 2024-01-03 | Caterpillar, Inc. | Anti-collision structure for an engineering machine and the engineering machine |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4567242B2 (ja) | 2010-10-20 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US20130149094A1 (en) | Construction machine | |
EP1867558B1 (en) | Frame structure for working vehicle | |
WO2007010808A1 (ja) | 建設機械のキャブ構造 | |
JPWO2007010807A1 (ja) | 建設機械のキャブ構造 | |
JP5041747B2 (ja) | クローラ走行装置におけるセンターフレーム及びセンターフレームの製造方法 | |
JP2001040706A (ja) | 建設機械の旋回台 | |
JP3634723B2 (ja) | 建設機械の旋回フレーム | |
EP1550600B1 (en) | Track frame for construction machine | |
JP2003020681A (ja) | 建設機械の旋回フレーム | |
JP4179406B2 (ja) | 旋回式建設機械 | |
JP2003129522A (ja) | 建設機械の旋回フレーム | |
JP2003213727A (ja) | 建設機械の旋回フレーム | |
JP4617096B2 (ja) | 建設機械 | |
EP1566326B1 (en) | Track frame for construction machine | |
JP2001317084A (ja) | 建設機械の旋回フレームおよびその組立方法 | |
JP2001171977A (ja) | ホイール式建設機械 | |
JP2001081810A (ja) | 作業機のブーム | |
JP4303160B2 (ja) | 建設機械の旋回フレーム | |
JP2005016019A (ja) | 建設機械の旋回フレーム | |
JP4949963B2 (ja) | 建設機械のトラックフレーム | |
JP2004161114A (ja) | 建設機械用キャブ | |
JP2003129521A (ja) | 建設機械の旋回フレーム | |
JP3827061B2 (ja) | 自動車車体の車輪周り構造 | |
JP2004076455A (ja) | 旋回式建設機械 | |
JP2005336920A (ja) | 建設機械の旋回フレーム |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20070827 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20090604 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20100406 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20100603 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20100803 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20100805 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130813 Year of fee payment: 3 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |