JP2003019923A - 建設機械 - Google Patents

建設機械

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JP2003019923A
JP2003019923A JP2002006392A JP2002006392A JP2003019923A JP 2003019923 A JP2003019923 A JP 2003019923A JP 2002006392 A JP2002006392 A JP 2002006392A JP 2002006392 A JP2002006392 A JP 2002006392A JP 2003019923 A JP2003019923 A JP 2003019923A
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alighting
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Masao Iioka
政生 飯岡
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Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E02HYDRAULIC ENGINEERING; FOUNDATIONS; SOIL SHIFTING
    • E02FDREDGING; SOIL-SHIFTING
    • E02F9/00Component parts of dredgers or soil-shifting machines, not restricted to one of the kinds covered by groups E02F3/00 - E02F7/00
    • E02F9/08Superstructures; Supports for superstructures
    • E02F9/0833Improving access, e.g. for maintenance, steps for improving driver's access, handrails

Abstract

(57)【要約】 【課題】 キャブへの乗降を安全に行うことができ、か
つ、走行時や作業時の安全性を確保する。 【解決手段】 キャブ9の下側に格納板21を配設し、
この格納板21上に、乗降用ステップ24と、乗降用ス
テップ24を地面に向けて上,下方向に延びる乗降位置
とキャブ9の下側に格納する格納位置との間で移動させ
るステップ移動装置25とを設ける。このため、ステッ
プ移動装置25によって乗降用ステップ24を乗降位置
へと移動させることにより、オペレータは乗降用ステッ
プ24を足場として、迅速かつ安全にキャブ9に乗降す
ることができる。一方、ステップ移動装置25によって
乗降用ステップ24をキャブ9下側の格納位置へと移動
させることにより、建設機械の走行時や作業時の安全性
を確保することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばホイール式
油圧ショベル等の建設機械に関し、特に、キャブに乗降
するための乗降用ステップを備えた建設機械に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、ホイール式の走行体により作業
現場まで自走し、作業現場において作業装置を用いて土
砂等の掘削作業、建築物の解体作業等を行うようにした
ホイール式建設機械が知られている。
【0003】ここで、ホイール式建設機械は、前部側と
後部側とにそれぞれ左,右の車輪を備えたホイール式の
下部走行体と、該下部走行体に旋回可能に搭載され、運
転室を画成するキャブ等を備えた上部旋回体と、該上部
旋回体に俯仰動可能に設けられた作業装置とにより大略
構成されている。
【0004】そして、上述のホイール式建設機械におい
ては、オペレータは、下部走行体に設けられたアウトリ
ガ等を足場としてキャブへの乗降を行うが、一般に、ホ
イール式の建設機械は、キャブの地面からの高さ位置が
大きいため、キャブへの乗降時におけるオペレータの安
全性を確保する必要がある。
【0005】ここで、例えば特開平7−257281号
公報等には、上部旋回体を構成する旋回フレームのうち
キャブの近傍となる部位に、オペレータがキャブに乗降
するときの足場となる乗降用ステップを設けたクローラ
式の建設機械が提案されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した従来
技術による建設機械は、乗降用ステップが旋回フレーム
の側面に設けられているため、走行時や作業時におい
て、旋回フレームの側面から突出した乗降用ステップ
が、上部旋回体の周囲に存在する建造物、立木等に接触
する虞れがある。このため、乗降用ステップを設けた
分、建設機械の走行時や作業時の安全性が損なわれてし
まうという問題がある。
【0007】本発明は上述した従来技術の問題に鑑みな
されたもので、キャブへの乗降を安全に行うことがで
き、かつ、走行時や作業時の安全性を確保することがで
きるようにした建設機械を提供することを目的としてい
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ため、本発明は、自走可能な車体と、該車体に設けられ
運転室を画成するキャブとを備えた建設機械に適用され
る。
【0009】そして、請求項1の発明が採用する構成の
特徴は、キャブの下側には、地面に向けて上,下方向に
延びる乗降位置とキャブの下側に格納される格納位置と
の間で移動する乗降用ステップを設けたことにある。
【0010】このように構成したことにより、乗降用ス
テップを乗降位置へと移動させたときには、オペレータ
は乗降用ステップを足場として、迅速かつ安全にキャブ
に乗降することができる。一方、乗降用ステップを格納
位置へと移動させたときには、該乗降用ステップをキャ
ブの下側に格納することができ、建設機械の走行時や作
業時の安全性を確保することができる。
【0011】請求項2の発明は、キャブの下側には乗降
用ステップを格納位置に保持するための格納板を設け、
該格納板には乗降用ステップを乗降位置と格納位置との
間で移動させるステップ移動装置を設ける構成としたこ
とにある。
【0012】このように構成したことにより、作業者等
の手を借りることなく、ステップ移動装置を用いて乗降
用ステップを乗降位置と格納位置との間で移動させるこ
とができる。
【0013】請求項3の発明は、ステップ移動装置は、
基端側が格納板に水平方向に回動可能に取付けられ先端
側が乗降用ステップを上,下方向に回動可能に支持する
アーム部となったステップ支持部材と、該ステップ支持
部材を格納板に対して回動させるアクチュエータとによ
り構成し、乗降用ステップは、ステップ支持部材のアー
ム部が格納板から外部に突出したときには該アーム部を
中心として上,下方向に延びる乗降位置となり、ステッ
プ支持部材のアーム部が格納板上に移動したときには該
格納板上に保持された格納位置となる構成としたことに
ある。
【0014】このように構成したことにより、アクチュ
エータを用いてステップ支持部材を水平方向に回動さ
せ、該ステップ支持部材のアーム部を格納板の外部に突
出させると、乗降用ステップはアーム部を中心として
上,下方向に延びる乗降位置に移動する。一方、ステッ
プ支持部材を回動させてアーム部を格納板上に移動させ
ると、乗降用ステップは格納板に沿ってほぼ水平方向に
延び該格納板上の格納位置へと移動する。
【0015】請求項4の発明は、ステップ支持部材のア
ーム部には、乗降用ステップが乗降位置となったときに
該乗降用ステップをその乗降位置に保持するストッパを
設ける構成としたことにある。
【0016】このように構成したことにより、乗降用ス
テップが乗降位置となったときに、該乗降用ステップが
ステップ支持部材に対して回動するのをストッパによっ
て抑え、乗降用ステップを安定した乗降位置に保つこと
ができる。
【0017】請求項5の発明は、キャブ内には、アクチ
ュエータを遠隔操作するためのスイッチを設ける構成と
したことにある。
【0018】このように構成したことにより、例えば乗
降用ステップを利用してキャブ内に乗込んだオペレータ
は、キャブ内のスイッチによってアクチュエータを操作
し、乗降用ステップを自動的に乗降位置から格納位置へ
と移動させることができる。一方、オペレータがキャブ
から降りるときにも、キャブ内のスイッチによってアク
チュエータを操作することにより、乗降用ステップを自
動的に格納位置から乗降位置へと移動させることができ
る。
【0019】請求項6の発明は、車体は、自走可能な走
行体と、該走行体上に旋回可能に搭載された旋回体とに
より構成し、キャブは走行体に対して上昇位置と下降位
置との間で昇降可能に設け、旋回体が走行体上で走行姿
勢となると共にキャブが下降位置となった場合にはアク
チュエータが作動するのを許し、それ以外の場合にはア
クチュエータを非作動状態にロックする作動ロック装置
を設ける構成としたことにある。
【0020】このように構成したことにより、旋回体が
走行体上で走行姿勢となり、かつ、キャブが下降位置と
なった場合、即ち、乗降用ステップが走行体と干渉する
虞れがなく、かつ、キャブの地上高さが低い場合にの
み、アクチュエータによって乗降用ステップを格納位置
と乗降位置との間で移動させることができる。
【0021】請求項7の発明は、乗降用ステップは、ス
テップ移動装置によって乗降位置と格納位置との間で移
動する主ステップと、該主ステップに移動可能に取付け
られた補助ステップとにより構成し、該補助ステップ
は、主ステップが乗降位置となったときに該主ステップ
から下方に伸長する伸長位置と、主ステップが格納位置
となったときに該主ステップ側に引込む引込位置との間
で移動する構成としたことにある。
【0022】このように構成したことにより、ステップ
移動装置によって主ステップを格納位置から乗降位置へ
と移動させたときには、補助ステップが伸長位置となっ
て主ステップから下方に伸長するので、乗降用ステップ
全体の長さを大きくすることができる。一方、ステップ
移動装置によって主ステップを乗降位置から格納位置へ
と移動させたときには、補助ステップが引込位置となっ
て主ステップ側に引込まれるので、乗降用ステップ全体
をキャブの下側にコンパクトに格納することができる。
【0023】請求項8の発明は、補助ステップは主ステ
ップの長さ方向に沿って移動する構成とし、主ステップ
と補助ステップとの間には、該補助ステップを主ステッ
プの長さ方向に案内するガイド部材を設ける構成とした
ことにある。
【0024】このように構成したことにより、主ステッ
プが乗降位置と格納位置との間で移動するときに、補助
ステップはガイド部材に案内されつつ円滑に伸長位置と
引込位置との間で移動することができる。
【0025】請求項9の発明は、主ステップと補助ステ
ップとの間には、主ステップが乗降位置から格納位置に
移動するときに補助ステップを伸長位置から引込位置へ
と戻す補助ステップ戻し部材を設ける構成としたことに
ある。
【0026】このように構成したことにより、主ステッ
プを乗降位置から格納位置へと移動させたときに、補助
ステップを補助ステップ戻し部材によって自動的に引込
位置へと戻すことができる。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る建設機械の実
施の形態をホイール式建設機械に適用した場合を例に挙
げ、図1ないし図14を参照しつつ詳細に説明する。ま
ず、図1ないし図9は本発明の第1の実施の形態を示し
ている。
【0028】図中、1は建設機械の車体で、該車体1
は、ホイール式の下部走行体2と、該下部走行体2上に
旋回可能に搭載された後述の上部旋回体6とにより大略
構成されている。
【0029】ここで、下部走行体2は、シャーシ3と、
該シャーシ3の前,後、左,右の4箇所にそれぞれ回転
可能に設けられ、走行用の油圧モータ(図示せず)によ
って回転駆動されるホイール4,4,…とにより大略構
成されている。また、シャーシ3の前部側と後部側とに
はそれぞれアウトリガ装置5,5が設けられ、これらア
ウトリガ装置5は、後述の作業装置14を用いた作業時
にシャーシ3の左,右方向に張出して地面に接地するこ
とにより、作業時における車体1の安定性を高めるもの
である。
【0030】6は下部走行体2上に旋回可能に搭載され
た上部旋回体で、該上部旋回体6は、シャーシ3上に旋
回装置7を介して旋回可能に設けられた旋回フレーム8
と、該旋回フレーム8の前部右側に後述のキャブ昇降装
置11を介して昇降可能に設けられ運転室を画成するキ
ャブ9と、該キャブ9の後方に位置して旋回フレーム8
上に設けられた建屋カバー10とにより大略構成されて
いる。そして、上部旋回体6は、車体1の走行時には図
1及び図2に示す如くキャブ9の前面が前方を向いた走
行姿勢となるものである。
【0031】11はキャブ9を下部走行体2に対して
上,下方向に昇降させるためのキャブ昇降装置で、該キ
ャブ昇降装置11は、キャブ9の後側に位置して旋回フ
レーム8上に立設され上,下方向に延びた左,右のガイ
ドポスト12(右側のみ図示)と、該ガイドポスト12
に摺動可能に嵌合する筒部13Aとキャブ9を下側から
支持する支持枠部13Bとを備えガイドポスト12に沿
って昇降可能となった昇降フレーム13と、該昇降フレ
ーム13をキャブ9と共に昇降させる昇降シリンダ(図
示せず)とにより構成されている。
【0032】そして、キャブ9は、キャブ昇降装置11
により、図1中に実線で示す下降位置と二点鎖線で示す
上昇位置との間で昇降し、例えば走行時には下降位置と
なり、作業時には上昇位置へと移動するものである。こ
こで、キャブ9が下降位置となったときには、昇降フレ
ーム13とシャーシ3との間には空間が形成され、該空
間内には後述の格納板21等が配設される構成となって
いる。
【0033】14はキャブ9の左側に位置して上部旋回
体6の前部側に俯仰動可能に設けられた作業装置で、該
作業装置14は、基端側が旋回フレーム8にピン結合さ
れた第1のブーム15と、該ブーム15の先端側にピン
結合された第2のブーム16と、該ブーム16の先端側
にピン結合されたアーム17と、該アーム17の先端側
に回動可能に取付けられ、開,閉可能な一対の爪部材1
8Aを備えたグラップル装置18(作業具)とにより大
略構成されている。
【0034】そして、作業装置14は、車体1の走行時
には図1に示す如くコンパクトに折畳まれ、作業現場に
おいては各ブーム15,16、アーム17を伸展させつ
つグラップル装置18を用いて建築物を解体する解体作
業等を行うものである。
【0035】21はキャブ9の下側に設けられた格納板
で、該格納板21は、図3及び図4に示すように、例え
ば鋼板等によりほぼ長方形の平板として形成され、後述
の乗降用ステップ24、ステップ移動装置25等が配置
されるものである。そして、格納板21は、キャブ9を
支持する昇降フレーム13の支持枠部13B下面に前側
ステー22及び後側ステー23を用いて固定され、キャ
ブ9の下面と対面した状態で昇降フレーム13とシャー
シ3との間にほぼ水平に配設されている。
【0036】ここで、格納板21の上面のうち右側端部
21Aの近傍部位には、後述のステップ支持部材26を
取付けるための円筒状の取付座21Bが溶接等によって
固着され、格納板21の上面のうち左側端部21Cの近
傍部位には、後述の油圧シリンダ31を取付けるための
円筒状の取付座21Dが溶接等によって固着されてい
る。
【0037】24はキャブ9に乗降するための足場とな
る乗降用ステップで、該乗降用ステップ24は、後述の
ステップ支持部材26を介して格納板21に取付けられ
ている。ここで、乗降用ステップ24は、図4等に示す
ように、互いに対向しつつ延びる一対の細長い平板状の
支柱24A,24Bと、これら各支柱24A,24Bの
長さ方向に一定のピッチをもって配設され各支柱24
A,24B間を連結する複数の踏み棒24Cとにより梯
子状に構成されている。
【0038】そして、乗降用ステップ24は、その基端
側が後述のステップ移動装置25を介して格納板21に
移動可能に取付けられ、キャブ9に乗降するため地面に
向けて上,下方向(垂直方向)に延びる乗降位置(図3
の位置)と、格納板21上に水平方向に延びた状態でキ
ャブ9の下側に格納された格納位置(図7の位置)との
間で移動する構成となっている。
【0039】25は乗降用ステップ24と共に格納板2
1に設けられたステップ移動装置で、該ステップ移動装
置25は、後述のステップ支持部材26、油圧シリンダ
31等により構成され、乗降用ステップ24を上述の乗
降位置と格納位置との間で移動させるものである。
【0040】26は格納板21と乗降用ステップ24と
の間に設けられたステップ支持部材で、該ステップ支持
部材26は、図4ないし図6に示すように、基端側に位
置するほぼ長方形の可動板26Aと、先端側に位置して
乗降用ステップ24の各支柱24A,24Bを上,下方
向に回動可能に支持する一対のステップ支持アーム26
B,26Cとにより大略構成されている。
【0041】ここで、可動板26Aは、格納板21の取
付座21Bにピン27を用いて水平方向に回動可能に取
付けられている。また、ステップ支持アーム26B,2
6Cは、互いに対向した状態で可動板26Aに溶接等に
よって固着され、該各ステップ支持アーム26B,26
C間には支持軸28を介して乗降用ステップ24の各支
柱24A,24Bの基端側が回動可能に支持されてい
る。さらに、可動板26Aには、各ステップ支持アーム
26B,26Cとは反対側に向けて延びるブラケット2
6Dが一体形成され、該ブラケット26Dには二又状の
継手29がピン30を用いて水平方向に回動可能にピン
結合されている。
【0042】31はステップ支持部材26と共にステッ
プ移動装置25を構成するアクチュエータとしての油圧
シリンダで、該油圧シリンダ31は、図5及び図9等に
示すように、チューブ31Aと、該チューブ31A内を
ボトム側油室Aとロッド側油室Bとに画成するピストン
31Bと、該ピストン31Bに取付けられチューブ31
Aから突出したロッド31Cとにより構成されている。
【0043】ここで、チューブ31Aのボトム側には取
付アイ32が固着され、該取付アイ32は、格納板21
の取付座21Dにピン33を用いて回動可能にピン結合
されている。一方、ロッド31Cの先端側には、ステッ
プ支持部材26のブラケット26Dにピン30を介して
回動可能に連結された上述の継手29が固定されてい
る。従って、油圧シリンダ31のロッド31Cを伸縮さ
せて継手29を移動させることにより、ステップ支持部
材26は、乗降用ステップ24と共にピン27を中心と
して水平方向に回動変位する。
【0044】そして、例えば図5に示すように油圧シリ
ンダ31のロッド31Cが縮小し、ステップ支持部材2
6の各ステップ支持アーム26B,26Cが格納板21
の右側端部21Aから外部に突出したときには、乗降用
ステップ24は、支持軸28を中心として上,下方向に
回動することにより、地面に向けて上,下方向に延びた
乗降位置(図3の位置)へと移動する。一方、例えば図
8に示すように油圧シリンダ31のロッド31Cが伸長
し、ステップ支持部材26の各ステップ支持アーム26
B,26Cが格納板21上に移動したときには、乗降用
ステップ24は、格納板21上にほぼ水平に載置された
状態でキャブ9下側の格納位置(図7の位置)へと移動
する。
【0045】ここで、乗降用ステップ24が格納位置か
ら乗降位置へと移動するときに、乗降用ステップ24を
構成する支柱24Bが格納板21の上面に当接している
間は、乗降用ステップ24は水平方向に延びた姿勢を保
つ。
【0046】そして、支柱24Bが徐々に格納板21の
右側端部21Aから外部に突出していくと、この支柱2
4Bは格納板21の右側端部21Aに摺接するようにな
る。従って、乗降用ステップ24は、格納板21の右側
端部21Aに摺接しつつ、ピン27を中心とする水平方
向の回動動作と支持軸28を中心とする上,下方向の回
動動作とを同時に行い、緩やかに格納位置から乗降位置
へと移行することができる。これにより、乗降用ステッ
プ24が急激に格納位置から乗降位置へと移動するのを
抑え、該乗降用ステップ24の周囲に存在する作業者等
に対する安全性を確保できる構成となっている。
【0047】一方、乗降用ステップ24が乗降位置から
格納位置へと移動するときには、乗降用ステップ24
は、格納板21の右側端部21Aに摺接しつつ、支持軸
28を中心とする上,下方向の回動動作とピン27を中
心とする水平方向の回動動作とを同時に行い、緩やかに
乗降位置から格納位置へと移行することができる。
【0048】34,34はステップ支持部材26の各ス
テップ支持アーム26B,26Cにそれぞれ設けられた
ストッパで、これら各ストッパ34は、図6等に示すよ
うに支持軸28の近傍に溶接等によって固着されてい
る。そして、ストッパ34は、乗降用ステップ24が乗
降位置となったときに各支柱24A,24Bに当接する
ことにより、乗降用ステップ24を乗降位置に保持する
ものである。これにより、オペレータが乗降用ステップ
24を足場としてキャブ9と地面との間で乗降するとき
に、乗降用ステップ24が支持軸28廻りに回動するの
を抑え、乗降時の安全性を高めることができる構成とな
っている。
【0049】次に、図9は油圧シリンダ31を制御する
ための油圧系統及び電気系統を示す制御回路で、図中、
35は車体1に設けられエンジン(図示せず)によって
駆動される油圧ポンプで、該油圧ポンプ35はタンク3
6と共に油圧源を構成し、該油圧源は主管路37,38
を通じて油圧シリンダ31のボトム側油室A、ロッド側
油室Bにそれぞれ接続されている。
【0050】39は油圧源と油圧シリンダ31との間に
位置して主管路37,38の途中部位に設けられた4ポ
ート3位置の方向制御弁で、該方向制御弁39は、ソレ
ノイド39A,39Bを備えた電磁パイロット式の方向
制御弁により構成されている。ここで、方向制御弁39
は、ソレノイド39A,39Bに電源40からの電流が
供給されていないときには中立位置(イ)を保持し、電
源40からの電流がソレノイド39Aに供給されたとき
には切換位置(ロ)に切換えられ、ソレノイド39Bに
供給されたときには切換位置(ハ)に切換えられる。
【0051】そして、方向制御弁39が切換位置(ロ)
に切換えられたときには、油圧ポンプ35からの圧油が
油圧シリンダ31のロッド側油室Bに供給され、ロッド
31Cが縮小状態となって乗降用ステップ24が図3に
示す乗降位置に移動する。一方、方向制御弁39が切換
位置(ハ)に切換えられたときには、油圧ポンプ35か
らの圧油が油圧シリンダ31のボトム側油室Aに供給さ
れ、ロッド31Cが伸長状態となって乗降用ステップ2
4が図7に示す格納位置に移動する構成となっている。
【0052】41は方向制御弁39のソレノイド39
A,39Bと電源40との間に設けられたスイッチで、
該スイッチ41はキャブ9内に配設され、キャブ9内の
オペレータがスイッチ41を切換操作することにより、
油圧シリンダ31をキャブ9内から遠隔操作することが
できる構成となっている。
【0053】ここで、スイッチ41は、電源40に接続
された可動接点41Aと、ケーブル42を介してソレノ
イド39Aに接続された一方の端子41Bと、ケーブル
43を介してソレノイド39Bに接続された他方の端子
41Cとを備えている。そして、スイッチ41は、可動
接点41Aが端子41B,41Cのいずれにも接続しな
い中立位置(図9の位置)と、乗降用ステップ24を乗
降位置に移動すべく可動接点41Aを端子41Bに接続
する位置と、乗降用ステップ24を格納位置に移動すべ
く可動接点41Aを端子41Cに接続する位置との間で
切換操作されるものである。
【0054】44は方向制御弁39の各ソレノイド39
A,39Bとスイッチ41との間に設けられた第1のリ
レーで、該リレー44は、ケーブル42の途中に設けら
れた常開の接点44Aと、ケーブル43の途中に設けら
れた常開の接点44Bと、これら接点44A,44Bを
励磁するコイル44Cとにより構成され、コイル44C
は、後述のリミットスイッチ45を介して電源40に接
続されている。
【0055】45はリレー44のコイル44Cと電源4
0との間に設けられたリミットスイッチで、該リミット
スイッチ45は、例えば下部走行体2のシャーシ3等に
配設され、上部旋回体6が下部走行体2上で走行姿勢と
なったとき、即ち、キャブ9の前面が前方を向き乗降用
ステップ24が下部走行体2と干渉する虞れがないとき
にのみ閉成し、リレー44の各接点44A,44Bをコ
イル44Cによって励磁するものである。
【0056】46はリレー44と直列となるように方向
制御弁39の各ソレノイド39A,39Bとスイッチ4
1との間に設けられた第2のリレーで、該リレー46
は、ケーブル42の途中に設けられた常開の接点46A
と、ケーブル43の途中に設けられた常開の接点46B
と、これら接点46A,46Bを励磁するコイル46C
とにより構成され、コイル46Cは、後述のリミットス
イッチ47を介して電源40に接続されている。
【0057】47はリレー46のコイル46Cと電源4
0との間に設けられたリミットスイッチで、該リミット
スイッチ47は、例えばキャブ昇降装置11のガイドポ
スト12等に配設され、キャブ9が下降位置(図1中の
実線の位置)にあるとき、即ち、キャブ9の地上高さが
最も低いときにのみ閉成し、リレー46の各接点46
A,46Bをコイル46Cによって励磁するものであ
る。
【0058】従って、リミットスイッチ45,47が閉
成したときにのみ、スイッチ41の切換操作に応じて方
向制御弁39のソレノイド39A,39Bに電源40か
らの電流が供給され、油圧シリンダ31を作動させるこ
とができる。一方、リミットスイッチ45,47のうち
一方でも開成しているときには、スイッチ41の切換操
作に係わらず方向制御弁39のソレノイド39A,39
Bに対する通電が遮断され、油圧シリンダ31を非作動
状態にロックすることができる構成となっている。
【0059】即ち、リレー44,46及びリミットスイ
ッチ45,47は、上部旋回体6が下部走行体2上で走
行姿勢となると共にキャブ9が下降位置となった場合に
のみ、油圧シリンダ31が作動するのを許し、それ以外
の場合には、油圧シリンダ31を非作動状態にロックす
る作動ロック装置を構成している。
【0060】本実施の形態に係るホイール式建設機械は
上述の如き構成を有するもので、次にその作動について
説明する。
【0061】まず、図1及び図2に示すように、上部旋
回体6を走行姿勢とすると共にキャブ9を下降位置に下
降させ、作業装置14をコンパクトに折畳んだ状態で、
ホイール式建設機械を作業現場に向けて走行させる。
【0062】そして、建設機械が作業現場に到着した後
には、キャブ昇降装置11によってキャブ9を上昇位置
に移動させることにより、キャブ9内のオペレータの作
業視界を大きく確保する。そして、作業装置14の各ブ
ーム15,16、アーム17を伸展させ、上部旋回体6
を旋回させつつグラップル装置18を用いて建築物の解
体作業等を行う。
【0063】ここで、上述した建設機械の走行時、作業
時においては、油圧シリンダ31のロッド31Cは伸長
状態を保持し、乗降用ステップ24は、図7及び図8に
示すように、格納板21上に水平に延びるように載置さ
れ、キャブ9の下側に格納された格納位置を保持する。
【0064】これにより、例えば上部旋回体6の周囲に
立木、建造物等の障害物が存在する場合でも、これらの
障害物に乗降用ステップ24が干渉するのを確実に防止
でき、走行時や作業時の安全性を高めることができる。
【0065】次に、作業の途中でオペレータがキャブ9
から地面に降りるときには、まず、オペレータは、上部
旋回体6を旋回させて走行姿勢にすると共に、キャブ9
を上昇位置から下降位置に下降させる。これにより、リ
ミットスイッチ45,47が閉成すると共に、リレー4
4の各接点44A,44B、リレー46の各接点46
A,46Bが閉成し、スイッチ41の切換操作に応じて
油圧シリンダ31を作動させることができる状態とな
る。
【0066】この状態で、オペレータはキャブ9内に配
置されたスイッチ41を操作し、可動接点41Aを端子
41Bに接続する。これにより、方向制御弁39のソレ
ノイド39Aに電源40からの電流が供給され、方向制
御弁39が中立位置(イ)から切換位置(ロ)に切換え
られるので、油圧シリンダ31のロッド側油室B内に油
圧ポンプ35からの圧油が供給され、ロッド31Cが縮
小する。
【0067】このため、ステップ支持部材26が、乗降
用ステップ24と共にピン27を中心として図8中の矢
示C方向に回動する。このとき、乗降用ステップ24
は、格納板21の右側端部21Aに摺接しつつ、ピン2
7を中心とする水平方向の回動動作と支持軸28を中心
とする上,下方向の回動動作とを同時に行い、緩やかに
格納位置から乗降位置に向けて移動する。そして、図3
ないし図6に示すように、乗降用ステップ24が地面に
向けて上,下方向に延び、ステップ支持アーム26B,
26Cに設けたストッパ34に乗降用ステップ24の基
端側が当接することにより、該乗降用ステップ24が乗
降位置に固定される。
【0068】このようにして、乗降用ステップ24が乗
降位置に移動すると、オペレータは、スイッチ41の可
動接点41Aを中立位置に操作して方向制御弁39を中
立位置(イ)に戻した後、乗降用ステップ24を足場と
して、迅速かつ安全にキャブ9から地面へと降りること
ができる。
【0069】この場合、油圧シリンダ31を操作するス
イッチ41がキャブ9内に設けられているので、オペレ
ータがキャブ9内でスイッチ41を操作するだけで、他
の作業者等の手を借りることなく、乗降用ステップ24
を容易に格納位置から乗降位置へと移動させることがで
きる。
【0070】また、方向制御弁39のソレノイド39
A,39Bとスイッチ41との間に、リレー44,46
及びリミットスイッチ45,47からなる作動ロック装
置を設けることにより、上部旋回体6が走行姿勢にない
場合(乗降用ステップ24が下部走行体2に干渉する虞
れがある場合)、あるいは、キャブ9が下降位置にない
場合には、スイッチ41を操作したとしても油圧シリン
ダ31を非作動状態にロックし、乗降用ステップ24を
格納位置に保持しておくことができる。
【0071】このため、上部旋回体6が走行姿勢にない
場合にオペレータが不用意にスイッチ41を操作したと
しても、乗降用ステップ24が下部走行体2に干渉して
破損するのを抑えることができる。また、キャブ9が下
降位置にない場合にオペレータが不用意にスイッチ41
を操作したとしても、乗降用ステップ24が乗降位置に
移動してしまうことがなく、オペレータは、キャブ9が
下降位置となったときにのみ、乗降用ステップ24を足
場として安全にキャブ9から地面へと降りることができ
る。
【0072】次に、地面に降りたオペレータが再びキャ
ブ9に乗込むときには、オペレータは乗降位置にある乗
降用ステップ24を足場として、地面から安全にキャブ
9内に乗込むことができる。
【0073】そして、キャブ9内に乗込んだオペレータ
は、スイッチ41を操作して可動接点41Aを端子41
Cに接続する。これにより、方向制御弁39のソレノイ
ド39Bに電源40からの電流が供給され、方向制御弁
39が中立位置(イ)から切換位置(ハ)に切換えられ
るので、油圧シリンダ31のボトム側油室A内に油圧ポ
ンプ35からの圧油が供給され、ロッド31Cが伸長す
る。
【0074】このため、ステップ支持部材26が、乗降
用ステップ24と共にピン27を中心として図5中の矢
示D方向に回動し、乗降用ステップ24は、格納板21
の右側端部21Aに摺接しつつ、ピン27を中心とする
水平方向の回動動作と支持軸28を中心とする上,下方
向の回動動作とを同時に行い、緩やかに乗降位置から格
納位置へと移動する。これにより、他の作業者の手を借
りることなく、乗降用ステップ24を自動的にキャブ9
下側の格納位置へと移動させることができる。
【0075】次に、図10ないし図14は本発明の第2
の実施の形態を示し、本実施の形態の特徴は、乗降用ス
テップを主ステップと補助ステップとにより伸縮可能に
構成したことにある。なお、本実施の形態では上述した
第1の実施の形態と同一の構成要素に同一符号を付し、
その説明を省略するものとする。
【0076】図中、51は第1の実施の形態による乗降
用ステップ24に代えて本実施の形態に用いた乗降用ス
テップで、該乗降用ステップ51は、図10ないし図1
2に示すように、後述の主ステップ52、補助ステップ
53、ガイドレール54、引張りばね55等により構成
されている。
【0077】52は補助ステップ53と共に乗降用ステ
ップ51を構成する主ステップで、該主ステップ52
は、互いに対向する一対の細長い平板状の支柱52A,
52Bと、これら各支柱52A,52Bの長さ方向に一
定のピッチをもって配設され、各支柱52A,52B間
を連結する複数の踏み棒52Cとにより、第1の実施の
形態による乗降用ステップ24とほぼ等しい長さを有す
る梯子状に構成されている。また、各支柱52A,52
Bの外側面には、後述の引張りばね55を引掛けるため
のピン52Dがそれぞれ突設されている。
【0078】ここで、主ステップ52を構成する支柱5
2A,52Bの基端側は、ステップ移動装置25を構成
するステップ支持部材26の各ステップ支持アーム26
B,26Cに、支持軸28を用いて回動可能に支持され
ている。そして、主ステップ52は、ステップ移動装置
25の油圧シリンダ31を伸縮させることにより、キャ
ブ9から地面に向けて上,下方向(垂直方向)に延びる
乗降位置(図10の位置)と、格納板21上に水平方向
に延びた状態でキャブ9の下側に格納された格納位置
(図13の位置)との間で移動する構成となっている。
【0079】53は主ステップ52の長さ方向に移動可
能に取付けられた補助ステップで、該補助ステップ53
は、主ステップ52を構成する支柱52A,52Bの外
側面と対面する一対の平板状の支柱53A,53Bと、
これら各支柱53A,53Bの長さ方向に並んで配設さ
れ各支柱53A,53B間を連結する2本の踏み棒53
Cとにより、主ステップ52よりも短い梯子状に形成さ
れている。また、各支柱53A,53Bの外側面には、
後述の引張りばね55を引掛けるためのピン53Dがそ
れぞれ突設されている(支柱53A側のみ図示)。
【0080】ここで、補助ステップ53の支柱53A,
53Bは、主ステップ52の支柱52A,52Bよりも
広幅に形成され、補助ステップ53の各踏み棒53C
は、支柱53A,53Bのうち主ステップ52の支柱5
2A,52Bと対面しない部位に配設されている。ま
た、各踏み棒53Cのピッチ(間隔)は、主ステップ5
2の各踏み棒52Cのピッチとほぼ等しく設定されてい
る。
【0081】そして、補助ステップ53は、主ステップ
52が乗降位置となったときに主ステップ52から下方
に伸長する伸長位置(図10の位置)と、主ステップ5
2が格納位置となったときに該主ステップ52側に引込
んだ引込位置(図13の位置)との間で移動する構成と
なっている。
【0082】54,54は主ステップ52と補助ステッ
プ53との間に設けられたガイド部材としてのガイドレ
ールで、該各ガイドレール54は、補助ステップ53が
伸長位置と引込位置との間で移動するときに、該補助ス
テップ53を主ステップ52の長さ方向に沿うように案
内するものである。
【0083】ここで、各ガイドレール54は、図11及
び図12に示すように、主ステップ52を構成する支柱
52A,52Bの外側面に溶接等によって固着され、長
さ方向の中間部位から先端部まで延びた1本の主ステッ
プ側レール54Aと、補助ステップ53を構成する支柱
53A,53Bの内側面に溶接等によって固着され、主
ステップ側レール54Aを幅方向から摺動可能に挟んだ
状態で長さ方向の全長に亘って延びた2本の補助ステッ
プ側レール54B,54Bとによって構成されている。
【0084】従って、各補助ステップ側レール54Bに
よって主ステップ側レール54Aを挟込んだ状態で、主
ステップ52を乗降位置と格納位置との間で移動させる
ことにより、補助ステップ53は、ガイドレール54に
案内されつつ伸長位置と引込位置との間で円滑に主ステ
ップ52の長さ方向に移動(スライド)することができ
る構成となっている。
【0085】55,55は主ステップ52と補助ステッ
プ53との間に設けられた補助ステップ戻し部材として
の引張りばねで、該各引張りばね55は、長さ方向の一
端側が主ステップ52のピン52Dに係止され、他端側
が補助ステップ53のピン53Dに係止されている。こ
こで、各引張りばね55は、補助ステップ53の重量よ
りも僅かに小さなばね力をもって、補助ステップ53を
主ステップ52側に引き込む方向に常時付勢するもので
ある。
【0086】そして、各引張りばね55は、主ステップ
52が格納位置から乗降位置へと移動するときには、補
助ステップ53がその自重によって自動的に引込位置か
ら伸長位置へと移動するのを許し、主ステップ52が乗
降位置から格納位置へと移動するときには、そのばね力
によって補助ステップ53を自動的に伸長位置から引込
位置へと戻す構成となっている。
【0087】56,56は主ステップ52を構成する支
柱52A,52Bの外側面にボルト等を用いて固着され
た主ステップ側ストッパ、57,57は補助ステップ5
3を構成する支柱53A,53Bの外側面にボルト等を
用いて固着された補助ステップ側ストッパで、これら主
ステップ側ストッパ56と補助ステップ側ストッパ57
とは、図11及び図12に示すように、主ステップ52
が乗降位置に移動して補助ステップ53が主ステップ5
2の下方へと伸長したときに、互いに衝合するものであ
る。このように、補助ステップ側ストッパ57が主ステ
ップ側ストッパ56に衝合することにより、補助ステッ
プ53のそれ以上の移動を禁止し、該補助ステップ53
を伸長位置に位置決めすることができる構成となってい
る。
【0088】本実施の形態によるホイール式建設機械は
上述の如き乗降用ステップ51を備えたもので、以下、
この乗降用ステップ51の動作について説明する。
【0089】まず、ホイール式建設機械の走行時、作業
時においては、乗降用ステップ51の主ステップ52
は、図13及び図14に示すように、キャブ9下側の格
納板21上に載置された格納位置を保持し、補助ステッ
プ53は、引張りばね55のばね力により主ステップ5
2側に引込まれた引込位置を保持している。
【0090】次に、キャブ9内のオペレータが地面に降
りるときには、オペレータは、第1の実施の形態と同様
に、上部旋回体6を走行姿勢にすると共にキャブ9を下
降位置にした後、キャブ9内のスイッチ41を操作して
ステップ移動装置25の油圧シリンダ31を作動させ、
該油圧シリンダ31のロッド31Cを縮小させる。この
ため、ステップ支持部材26は、乗降用ステップ51と
共にピン27を中心として図14中の矢示C方向に回動
する。
【0091】これにより、乗降用ステップ51の主ステ
ップ52は、格納板21の右側端部21Aに摺接しつ
つ、ピン27を中心とする水平方向の回動動作と支持軸
28を中心とする上,下方向の回動動作とを同時に行
い、緩やかに格納位置から乗降位置へと移動していく。
【0092】一方、乗降用ステップ51の補助ステップ
53は、主ステップ52が支持軸28を中心として回動
動作を行うときに、その自重により引張りばね55のば
ね力に抗して徐々に主ステップ52の先端側から下方へ
と伸長していく。この場合、主ステップ52と補助ステ
ップ53との間には、主ステップ側レール54Aとこれ
に摺動可能に係合する補助ステップ側レール54Bとか
らなるガイドレール54が設けられているので、補助ス
テップ53は、ガイドレール54に案内されつつ主ステ
ップ52の長さ方向に沿って円滑に移動(スライド)す
ることができる。
【0093】そして、図10に示すように、ステップ支
持部材26の支持軸28が格納板21の右側端部21A
から外部に突出し、該支持軸28に支持された主ステッ
プ52が地面に向けてほぼ垂直方向に延びると、主ステ
ップ52の基端側がステップ支持部材26(ステップ支
持アーム26B,26C)に設けたストッパ34に当接
することにより、該主ステップ52が乗降位置に固定さ
れる。
【0094】このとき、補助ステップ53は、ガイドレ
ール54に案内されつつ引張りばね55に抗して主ステ
ップ52の先端側から下方に伸長し、図11に示すよう
に、補助ステップ53に設けた補助ステップ側ストッパ
57が、主ステップ52に設けた主ステップ側ストッパ
56に衝合する。これにより、補助ステップ53を、乗
降位置となった主ステップ52の下方に伸長した伸長位
置に位置決めすることができる。
【0095】このように、第1の実施の形態による乗降
用ステップ24とほぼ等しい長さを有する主ステップ5
2の下方から補助ステップ53が伸長するので、キャブ
9の下側に配置された格納板21上に乗降用ステップ5
1を格納するため、主ステップ52の長さが制限される
場合でも、該主ステップ52を乗降位置に移動させた状
態で乗降用ステップ51の全長を大きくすることができ
る。このため、乗降用ステップ51をキャブ9から地面
近傍まで届かせることができ、オペレータは乗降用ステ
ップ51を足場としてキャブ9と地面との間を安全に乗
降することができる。
【0096】次に、地面に降りたオペレータが再びキャ
ブ9に乗込んでホイール式建設機械を操縦するときに
は、オペレータは垂直方向に延びた乗降用ステップ51
を足場としてキャブ9内に乗込んだ後、スイッチ41を
操作して油圧シリンダ31を作動させ、該油圧シリンダ
31のロッド31Cを伸長させる。このため、ステップ
支持部材26は、乗降用ステップ51と共にピン27を
中心として図10中の矢示D方向に回動する。
【0097】これにより、乗降用ステップ51の主ステ
ップ52は、格納板21の右側端部21Aに摺接しつ
つ、ピン27を中心とする水平方向の回動動作と支持軸
28を中心とする上,下方向の回動動作とを同時に行
い、緩やかに乗降位置から格納位置へと移動していく。
【0098】一方、乗降用ステップ51の補助ステップ
53は、主ステップ52が支持軸28を中心として回動
動作を行うときに、ガイドレール54に案内されつつ引
張りばね55のばね力によって徐々に主ステップ52側
へと戻されていく。
【0099】そして、図13及び図14に示すように、
ステップ支持部材26の支持軸28が格納板21の上方
に移動すると、該支持軸28に支持された主ステップ5
2は、格納板21上でほぼ水平方向に延びた格納位置へ
と移動し、この格納位置に保持される。
【0100】このとき、引張りばね55のばね力によっ
て主ステップ52側に戻された補助ステップ53は、図
13及び図14に示すように、引張りばね55の隣合う
コイルが互いに当接した状態(引張りばね55が自然長
となった状態)で停止し、補助ステップ53は、その先
端部が主ステップ52の先端部とほぼ一致する引込位置
に保持される。
【0101】このように、主ステップ52を乗降位置か
ら格納位置へと移動させたときには、補助ステップ53
を引張りばね55によって自動的に引込位置へと戻すこ
とができ、乗降用ステップ51の全長をほぼ主ステップ
52の長さと同程度に抑えることができるので、この乗
降用ステップ51全体をキャブ9の下側にコンパクトに
格納することができる。
【0102】なお、上述した各実施の形態では、ステッ
プ支持部材26を回動させるアクチュエータとして油圧
シリンダ31を用いた場合を例に挙げたが、本発明はこ
れに限るものではなく、例えばモータ等によってアクチ
ュエータを構成してもよい。
【0103】また、上述した各実施の形態では、乗降用
ステップ24(51)、ステップ移動装置25等を配置
するための格納板21を、キャブ昇降装置11の昇降フ
レーム13に取付けた場合を例に挙げたが、本発明はこ
れに限るものではなく、例えばキャブ9の下面に直接取
付ける構成としてもよい。
【0104】また、上述した第2の実施の形態では、乗
降用ステップ51を、主ステップ52と、該主ステップ
52の長さ方向にスライド可能に取付けられた補助ステ
ップ53とにより構成した場合を例に挙げている。しか
し、本発明はこれに限るものではなく、例えば主ステッ
プの先端側に支持ピン等を介して補助ステップを回動可
能に支持し、補助ステップが、支持ピンを中心として主
ステップの下方に伸長する伸長位置と主ステップ側に引
込む(折畳む)引込位置との間で回動する構成としても
よい。
【0105】また、上述した第2の実施の形態では、補
助ステップ戻し部材として引張りばね55を用いた場合
を例に挙げている。しかし、本発明はこれに限らず、例
えばリンク部材、ワイヤロープ等を用いてもよい。
【0106】また、上述した各実施の形態では、建設機
械として下部走行体2と上部旋回体6とを備えた旋回式
の建設機械(ホイール式油圧ショベル)を例に挙げた
が、本発明はこれに限らず、例えばホイールローダ等の
非旋回式の建設機械にも適用することができる。
【0107】さらに、上述した各実施の形態では、キャ
ブ9がキャブ昇降装置11によって上,下に移動する構
成となった建設機械を例に挙げたが、本発明はこれに限
らず、例えばキャブが上,下方向に固定された建設機械
にも適用することができる。
【0108】
【発明の効果】以上詳述した通り、請求項1の発明によ
れば、キャブの下側に、地面に向けて上,下方向に延び
る乗降位置とキャブの下側に格納される格納位置との間
で移動する乗降用ステップを設ける構成としたので、乗
降用ステップを乗降位置へと移動させることにより、オ
ペレータは乗降用ステップを足場として迅速かつ安全に
キャブに乗降することができる。一方、乗降用ステップ
を格納位置へと移動させることにより、乗降用ステップ
が車体の周囲に存在する障害物等に干渉するのを抑える
ことができ、建設機械の走行時や作業時の安全性を確保
することができる。
【0109】また、請求項2の発明によれば、キャブの
下側には乗降用ステップを格納位置に保持するための格
納板を設け、該格納板には乗降用ステップを乗降位置と
格納位置との間で移動させるステップ移動装置を設ける
構成としたので、作業者等の手を借りることなく、ステ
ップ移動装置を用いて乗降用ステップを乗降位置と格納
位置との間で移動させることができる。
【0110】また、請求項3の発明によれば、ステップ
移動装置は、基端側が格納板に水平方向に回動可能に取
付けられ先端側が乗降用ステップを上,下方向に回動可
能に支持するアーム部となったステップ支持部材と、該
ステップ支持部材を格納板に対して回動させるアクチュ
エータとにより構成したので、アクチュエータを用いて
ステップ支持部材を水平方向に回動させ、該ステップ支
持部材のアーム部を格納板の外部に突出させることによ
り、乗降用ステップをアーム部を中心として上,下方向
に延びる乗降位置に移動させることができる。一方、ス
テップ支持部材を回動させてアーム部を格納板上に移動
させることにより、乗降用ステップを格納板に沿ってほ
ぼ水平方向に延びた格納位置へと移動させることができ
る。
【0111】また、請求項4の発明によれば、ステップ
支持部材のアーム部に、乗降用ステップが乗降位置とな
ったときに該乗降用ステップをその乗降位置に保持する
ストッパを設ける構成としたので、乗降用ステップが乗
降位置となったときに、該乗降用ステップがステップ支
持部材に対して回動するのをストッパによって抑え、乗
降用ステップを安定した乗降位置に保つことができ、オ
ペレータは、乗降用ステップを足場として安全にキャブ
に乗降することができる。
【0112】また、請求項5の発明によれば、キャブ内
には、アクチュエータを遠隔操作するためのスイッチを
設ける構成としたので、乗降用ステップを利用してキャ
ブ内に乗込んだオペレータは、キャブ内のスイッチによ
ってアクチュエータを操作することにより、他の作業者
の手を借りることなく乗降用ステップを自動的に乗降位
置から格納位置に格納することができる。一方、オペレ
ータがキャブから降りるときにも、キャブ内のスイッチ
によってアクチュエータを操作することにより、他の作
業者の手を借りることなく乗降用ステップを乗降位置へ
と移動させることができる。
【0113】さらに、請求項6の発明によれば、車体
を、自走可能な走行体と、該走行体上に旋回可能に搭載
された旋回体とにより構成し、キャブは走行体に対して
上昇位置と下降位置との間で昇降可能に設け、旋回体が
走行体上で走行姿勢となると共にキャブが下降位置とな
った場合にはアクチュエータが作動するのを許し、それ
以外の場合にはアクチュエータを非作動状態にロックす
る作動ロック装置を設ける構成としている。このため、
乗降用ステップが走行体と干渉する虞れがなく、かつ、
キャブの地上高さが低い場合にのみ、アクチュエータに
よって乗降用ステップを格納位置と乗降位置との間で移
動させることができる。従って、オペレータが不用意に
アクチュエータを作動させることにより、乗降用ステッ
プが走行体に干渉して破損するのを抑えることができ
る。また、キャブ内のオペレータは、キャブの地上高さ
が最も低くなった状態で、乗降用ステップを足場として
安全にキャブから地面へと降りることができる。
【0114】また、請求項7の発明によれば、乗降用ス
テップを、ステップ移動装置によって乗降位置と格納位
置との間で移動する主ステップと、該主ステップに移動
可能に取付けられた補助ステップとにより構成してい
る。このため、主ステップを格納位置から乗降位置へと
移動させたときには、補助ステップが主ステップから下
方に伸長することにより、乗降用ステップの全長が大き
くなり、該乗降用ステップをキャブから地面近傍まで届
かせることができるので、オペレータはキャブと地面と
の間を安全に乗降することができる。一方、主ステップ
を乗降位置から格納位置へと移動させたときには、補助
ステップが主ステップ側に引込まれることにより、乗降
用ステップの全長をほぼ主ステップの長さと同程度に抑
えることができ、この乗降用ステップ全体をキャブの下
側にコンパクトに格納することができる。
【0115】また、請求項8の発明によれば、主ステッ
プと補助ステップとの間に、補助ステップを主ステップ
の長さ方向に案内するガイド部材を設ける構成としたの
で、主ステップが乗降位置と格納位置との間で移動する
ときに、補助ステップをガイド部材によって案内しつつ
円滑に伸長位置と引込位置との間で移動させることがで
きる。
【0116】さらに、請求項9の発明によれば、主ステ
ップと補助ステップとの間に補助ステップ戻し部材を設
ける構成としたので、主ステップを乗降位置から格納位
置へと移動させるときに、補助ステップを補助ステップ
戻し部材によって自動的に引込位置へと戻すことがで
き、主ステップと補助ステップとをキャブの下側にコン
パクトに格納することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態によるホイール式建
設機械を示す正面図である。
【図2】ホイール式建設機械を前側から拡大してみた図
1の拡大右側面図である。
【図3】図1中の格納板、乗降用ステップ等を拡大して
示す要部拡大図である。
【図4】図3中の格納板、乗降用ステップ、ステップ移
動装置等を示す斜視図である。
【図5】乗降用ステップ、ステップ移動装置等を図3中
の矢示V−V方向から拡大してみた拡大断面図である。
【図6】図5中の乗降用ステップ、ステップ支持部材、
ストッパ等を矢示VI−VI方向からみた断面図である。
【図7】乗降用ステップが格納位置となった状態を示す
図3と同様位置の要部拡大図である。
【図8】格納位置となった乗降用ステップ、ステップ移
動装置等を図7中の矢示VIII−VIII方向から拡大してみ
た拡大断面図である。
【図9】ステップ移動装置の油圧シリンダを制御するた
めの油圧系統及び電気系統を示す制御回路図である。
【図10】第2の実施の形態による乗降用ステップ、格
納板、ステップ移動装置等を示す図4と同様の斜視図で
ある。
【図11】主ステップ、補助ステップ、ガイドレール、
引張りばね等を図10中の矢示XI−XI方向からみた拡大
断面図である。
【図12】主ステップ、補助ステップ、ガイドレール、
引張りばね等を図10中の矢示XII−XII方向からみた拡
大断面図である。
【図13】第2の実施の形態による乗降用ステップが格
納位置となった状態を示す正面図である。
【図14】格納位置となった乗降用ステップ、ステップ
移動装置等を図13中の矢示XIV−XIV方向からみた断面
図である。
【符号の説明】
1 車体 2 下部走行体 6 上部旋回体 9 キャブ 11 キャブ昇降装置 14 作業装置 21 格納板 24,51 乗降用ステップ 25 ステップ移動装置 26 ステップ支持部材 26A 可動板 26B,26C ステップ支持アーム(アーム部) 27,30,33 ピン 28 支持軸 31 油圧シリンダ 34 ストッパ 39 方向制御弁 41 スイッチ 44,46 リレー(作動ロック装置) 45,47 リミットスイッチ(作動ロック装置) 52 主ステップ 53 補助ステップ 54 ガイドレール(ガイド部材) 54A 主ステップ側レール 54B 補助ステップ側レール 55 引張りばね(補助ステップ戻し部材)

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自走可能な車体と、該車体に設けられ運
    転室を画成するキャブとを備えた建設機械において、 前記キャブの下側には、地面に向けて上,下方向に延び
    る乗降位置と前記キャブの下側に格納される格納位置と
    の間で移動する乗降用ステップを設ける構成としたこと
    を特徴とする建設機械。
  2. 【請求項2】 前記キャブの下側には前記乗降用ステッ
    プを格納位置に保持するための格納板を設け、該格納板
    には前記乗降用ステップを乗降位置と格納位置との間で
    移動させるステップ移動装置を設ける構成としてなる請
    求項1に記載の建設機械。
  3. 【請求項3】 前記ステップ移動装置は、基端側が前記
    格納板に水平方向に回動可能に取付けられ先端側が前記
    乗降用ステップを上,下方向に回動可能に支持するアー
    ム部となったステップ支持部材と、該ステップ支持部材
    を前記格納板に対して回動させるアクチュエータとによ
    り構成し、 前記乗降用ステップは、前記ステップ支持部材のアーム
    部が前記格納板から外部に突出したときには該アーム部
    を中心として上,下方向に延びる乗降位置となり、前記
    ステップ支持部材のアーム部が前記格納板上に移動した
    ときには、該格納板上に保持された格納位置となる構成
    としてなる請求項2に記載の建設機械。
  4. 【請求項4】 前記ステップ支持部材のアーム部には、
    前記乗降用ステップが乗降位置となったときに該乗降用
    ステップをその乗降位置に保持するストッパを設ける構
    成としてなる請求項3に記載の建設機械。
  5. 【請求項5】 前記キャブ内には、前記アクチュエータ
    を遠隔操作するためのスイッチを設ける構成としてなる
    請求項3または4に記載の建設機械。
  6. 【請求項6】 前記車体は、自走可能な走行体と、該走
    行体上に旋回可能に搭載された旋回体とにより構成し、
    前記キャブは前記走行体に対して上昇位置と下降位置と
    の間で昇降可能に設け、 前記旋回体が走行体上で走行姿勢となると共に前記キャ
    ブが下降位置となった場合には前記アクチュエータが作
    動するのを許し、それ以外の場合には前記アクチュエー
    タを非作動状態にロックする作動ロック装置を設ける構
    成としてなる請求項3,4または5に記載の建設機械。
  7. 【請求項7】 前記乗降用ステップは、前記ステップ移
    動装置によって乗降位置と格納位置との間で移動する主
    ステップと、該主ステップに移動可能に取付けられた補
    助ステップとにより構成し、該補助ステップは、前記主
    ステップが乗降位置となったときに該主ステップから下
    方に伸長する伸長位置と、前記主ステップが格納位置と
    なったときに該主ステップ側に引込む引込位置との間で
    移動する構成としてなる請求項2,3,4,5または6
    に記載の建設機械。
  8. 【請求項8】 前記補助ステップは前記主ステップの長
    さ方向に沿って移動する構成とし、前記主ステップと補
    助ステップとの間には、該補助ステップを前記主ステッ
    プの長さ方向に案内するガイド部材を設ける構成として
    なる請求項7に記載の建設機械。
  9. 【請求項9】 前記主ステップと補助ステップとの間に
    は、前記主ステップが乗降位置から格納位置に移動する
    ときに前記補助ステップを伸長位置から引込位置へと戻
    す補助ステップ戻し部材を設ける構成としてなる請求項
    7または8に記載の建設機械。
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