JP2003019909A - 自動車におけるパワーユニットのマウント装置 - Google Patents

自動車におけるパワーユニットのマウント装置

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JP2003019909A JP2001206216A JP2001206216A JP2003019909A JP 2003019909 A JP2003019909 A JP 2003019909A JP 2001206216 A JP2001206216 A JP 2001206216A JP 2001206216 A JP2001206216 A JP 2001206216A JP 2003019909 A JP2003019909 A JP 2003019909A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 エンジンおよびマニュアルトランスミッショ
ンを一体化したパワーユニットを車体に横置きに支持し
た自動車において、そのマウントの設定によりアクセル
ペダルをオン・オフしたときの振動を効果的に低減す
る。 【解決手段】 パワーユニットPを車体に支持するサイ
ドエンジンマウントM1、トランスミッションマウント
M2、フロントエンジンマウントM3およびリヤエンジ
ンマウントM4のうち、パワーユニットPの前後方向の
揺動中心となるデフセンターラインLから最も離れたサ
イドエンジンマウントM1を前後方向の減衰を発生する
もので構成し、そのサイドエンジンマウントM1の前後
方向の減衰が最大になる周波数を、アクセルペダルをオ
ン・オフしたときに発生する振動の周波数に一致する
1.5Hz〜7Hzの範囲に設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エンジンおよびマ
ニュアルトランスミッションを一体化したパワーユニッ
トを複数のマウントを介して車体前部に横置きに支持し
た前輪駆動の自動車に関し、特にそのパワーユニットの
マウント装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車のエンジンを防振支持する液封式
エンジンマウントにおいて、上下方向の振動により容積
が増減する二つの液室をオリフィスで接続して上下方向
の減衰を発生させるとともに、水平方向の振動により容
積が増減する二つの液室をオリフィスで接続して水平方
向の減衰を発生させるようにしたものが、特公昭63−
61533号公報により公知である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、エンジンお
よびマニュアルトランスミッションを一体化したパワー
ユニットを車体に横置きに支持した場合、アクセルペダ
ルをオン・オフしたときに、エンジン回転数の増減に伴
う反作用でパワーユニットがマニュアルトランスミッシ
ョンのデフセンターラインを中心にして前後方向に揺動
し、振動が発生することが知られている。この振動の周
波数は、そのときの変速段により異なるが、概ね1.5
Hz〜7Hzの領域にある。
【0004】従来、パワーユニットを車体に支持するマ
ウントにおいて前後方向の減衰を発生させるものは、周
波数が10Hz程度の乗り心地領域(エンジンのユサユ
サ感)の振動の低減を図ることを目的としており、アク
セルペダルをオン・オフしたときの振動を充分に低減す
ることができなかった。
【0005】本発明は前述の事情に鑑みてなされたもの
で、エンジンおよびマニュアルトランスミッションを一
体化したパワーユニットを車体に横置きに支持した自動
車において、そのマウントの設定によりアクセルペダル
をオン・オフしたときの振動を効果的に低減することを
目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載された発明によれば、エンジンおよ
びマニュアルトランスミッションを一体化したパワーユ
ニットを複数のマウントを介して車体前部に横置きに支
持した前輪駆動の自動車において、前記複数のマウント
のうちの少なくとも一つのマウントが車体前後方向の減
衰を発生するものであり、アクセルペダルのオン・オフ
によるパワーユニットの左右軸まわりの振動に対して、
前記少なくとも一つのマウントの減衰が最大になる周波
数を1.5Hz〜7Hzに設定したことを特徴とする、
自動車におけるパワーユニットのマウント装置が提案さ
れる。
【0007】上記構成によれば、エンジンおよびマニュ
アルトランスミッションを一体化したパワーユニットを
支持する複数のマウントの少なくとも一つを、車体前後
方向の減衰を発生するマウントで構成し、そのマウント
の前後方向の減衰が最大になる周波数を1.5Hz〜7
Hzに設定したので、アクセルペダルのオン・オフによ
るパワーユニットの左右軸まわりの振動を効果的に低減
することができる。
【0008】また請求項2に記載された発明によれば、
請求項1の構成に加えて、乗り心地領域での微小振幅の
振動に対して、前記少なくとも一つのマウントの減衰が
最大になる周波数を10Hz近傍に設定したことを特徴
とする、自動車におけるパワーユニットのマウント装置
が提案される。
【0009】上記構成によれば、微小振幅の振動が入力
したときに前記少なくとも一つのマウントの減衰が最大
になる周波数を10Hz近傍に設定したので、周波数が
10Hz近傍の乗り心地領域における振動を効果的に低
減し、アクセルペダルのオン・オフに伴う振動の低減性
能と乗り心地性能とを両立させることができる。
【0010】また請求項3に記載された発明によれば、
エンジンおよびマニュアルトランスミッションを一体化
したパワーユニットを複数のマウントを介して車体前部
に横置きに支持した前輪駆動の自動車において、前記複
数のマウントのうち、デフセンターラインからの距離が
最も大きいマウントを、車体前後方向の減衰を発生する
もので構成したことを特徴とする、自動車におけるパワ
ーユニットのマウント装置が提案される。
【0011】上記構成によれば、エンジンおよびマニュ
アルトランスミッションを一体化したパワーユニットを
支持する複数のマウントのうち、デフセンターラインか
らの距離が最も大きいマウントを車体前後方向の減衰を
発生するマウントで構成したので、アクセルペダルのオ
ン・オフによるパワーユニットの左右軸まわりの振動を
効果的に低減することができる。
【0012】また請求項4に記載された発明によれば、
エンジンおよびマニュアルトランスミッションを一体化
したパワーユニットを複数のマウントを介して車体前部
に横置きに支持した前輪駆動の自動車において、前記複
数のマウントのうちの少なくとも一つのマウントが車体
前後方向の減衰を発生するものであり、このマウントは
アクセルペダルのオン・オフによるパワーユニットの左
右軸まわりの振動を低減することを特徴とする、自動車
におけるパワーユニットのマウント装置が提案される。
【0013】上記構成によれば、エンジンおよびマニュ
アルトランスミッションを一体化したパワーユニットを
支持する複数のマウントの少なくとも一つを、車体前後
方向の減衰を発生するマウントで構成したので、アクセ
ルペダルのオン・オフによるパワーユニットの左右軸ま
わりの振動を効果的に低減することができる。
【0014】尚、サイドエンジンマウントM1、トラン
スミッションマウントM2、フロントエンジンマウント
M3およびリヤエンジンマウントM4は本発明のマウン
トに対応し、特にサイドエンジンマウントM1は本発明
の少なくとも一つのマウントあるいはデフセンターライ
ンからの距離が最も大きいマウントに対応する。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、添
付図面に示した本発明の実施例に基づいて説明する。
【0016】図1〜図4は本発明の一実施例を示すもの
で、図1は自動車の車体前部に横置きに搭載されたパワ
ーユニットの斜視図、図2は図1の2−2線拡大断面
図、図3は図2の3−3線断面図、図4は入力周波数に
対するマウントの減衰係数の特性を示すグラフである。
【0017】図1に示すように、自動車の車体前部に搭
載されるパワーユニットPは、左側に位置するエンジン
Eと右側に位置するマニュアルトランスミッションTと
を一体化してなる。エンジンEはシリンダブロック11
およびシリンダヘッド12をそれぞれ下側および上側に
して配置され、かつクランクシャフトを車体左右方向に
向けて横置きに配置される。
【0018】パワーユニットPは4個のマウントを介し
て車体に支持される。第1のマウントはサイドエンジン
マウントM1であって、エンジンEの左側面を左側のフ
ロントサイドフレーム13に支持する。第2のマウント
はトランスミッションマウントM2であって、マニュア
ルトランスミッションTの右側面を右側のフロントサイ
ドフレーム14に支持する。第3のマウントはフロント
エンジンマウントM3であって、エンジンEの前面を左
右のフロントサイドフレーム13,14を接続するクロ
スメンバ15に支持する。第4のマウントはリヤエンジ
ンマウントM4であって、エンジンEの後面を左右のフ
ロントサイドフレーム13,14を接続する図示せぬク
ロスメンバに支持する。尚、図1においてリヤエンジン
マウントM4はエンジンEの後面に隠れていて見えない
ため、その位置を黒丸で示している。
【0019】側方から見たサイドエンジンマウントM
1、トランスミッションマウントM2、フロントエンジ
ンマウントM3およびリヤエンジンマウントM4は、パ
ワーユニットPの下部を左右方向に延びるデフセンター
ラインLの上方にサイドエンジンマウントM1およびト
ランスミッションマウントM2が配置され、前上方およ
び後上方にフロントエンジンマウントM3およびリヤエ
ンジンマウントM4が配置される。サイドエンジンマウ
ントM1はトランスミッションマウントM2よりも高い
位置にあり、サイドエンジンマウントM1のデフセンタ
ーラインLからの距離Aは、4個のマウントM1〜M4
のうちで最大となる。つまり、サイドエンジンマウント
M1が、4個のマウントM1〜M4のうちでデフセンタ
ーラインLから最も遠い位置に配置されている。
【0020】次に、図2および図3に基づいてサイドエ
ンジンマウントM1の構造を説明する。尚、サイドエン
ジンマウントM1は液封マウントから構成され、上下方
向の振動だけでなく、前後方向の振動を減衰する機能を
備えている。
【0021】サイドエンジンマウントM1は、円筒状の
本体部21aと、その下端から半径方向外側に延びる板
状の取付部21bとを有するケーシング21を備えてお
り、その本体部21aの内側に概略筒状の外筒22が嵌
合してカシメ部21cにより固定される。外筒22の内
周に第1弾性体23が焼き付けにより固定され、この第
1弾性体23の内周にカップ状の内筒24が焼き付けに
より固定される。ケーシング21の本体部21aの下端
にカップ状の第2弾性体25が焼き付けにより固定さ
れ、この第2弾性体25の上縁に沿って隔壁26が焼き
付けにより固定される。そして第1弾性体23および隔
壁26間に区画された第1液室27と第2弾性体25お
よび隔壁26間に区画された第2液室28とが、隔壁2
6を貫通するオリフィス26aを介して相互に連通す
る。
【0022】外筒22の上下方向中間部には、車体前後
方向に位置する2個の切欠22a,22aと、車体左右
方向に位置して前記2個の切欠22a,22aを相互に
連通させる2個のオリフィス22b,22bとが形成さ
れる。オリフィス22b,22bは、外筒22の外周面
を薄肉に加工することで、ケーシング21の本体部21
aの内周面との間に区画される。外筒22の2個の切欠
22a,22aの内周に対向するように、第1弾性体2
3の前後面に2個の切欠23a,23aを形成すること
で、外筒22の切欠22a,22aおよび第1弾性体2
3の切欠23a,23aが協働して前側の第3液室29
および後側の第4液室30が区画され、これら第3液室
29および第4液室30は2個のオリフィス22b,2
2bで相互に連通する。
【0023】しかして、サイドエンジンマウントM1
は、ケーシング21の取付部21bが複数のボルト31
…およびナット32…で左側のフロントサイドフレーム
13に固定され、内筒24に固定した支持板33がボル
ト34およびナット35を介してエンジンEの取付ブラ
ケット36に固定される。
【0024】次に、上記構成を備えた本発明の実施例の
作用について説明する。
【0025】パワーユニットPを支持する4個のマウン
トM1〜M4のうち、サイドエンジンマウントM1にパ
ワーユニットPから上下方向の振動が入力すると、エン
ジンEに接続された内筒24がフロントサイドフレーム
13に接続された外筒22に対して上下方向に相対的に
変位し、第1弾性体23が弾性変形することで第1液室
27の容積が増減する。エンジンEが下方に相対移動し
て第1液室27の容積が減少すると、第1液室27の液
体が隔壁26のオリフィス26aを通過して第2液室2
8に流入し、第2弾性体25を膨張させる。逆にエンジ
ンEが上方に相対移動して第1液室27の容積が増加す
ると、第2弾性体25を収縮させながら第2液室28の
液体が隔壁26のオリフィス26aを通過して第1液室
27に流入する。このようにして、第1液室27および
第2液室28の容積が交互に増減して液体がオリフィス
26aを通過することにより、パワーユニットPの上下
振動を抑制する減衰力が発生する。
【0026】ところで、ドライバーがアクセルペダルを
踏み込んでエンジン回転数が急激に増加した場合、ある
いはドライバーがアクセルペダルを離してエンジン回転
数が急激に減少した場合には、その反作用によって揺動
中心となるデフセンターラインLまわりにパワーユニッ
トPが前後に振動し、その前後振動の周波数は変速段に
より異なるが概ね1.5Hz〜7Hzとなる。この振動
は比較的に振幅が大きく、デフセンターラインLから最
も離れたサイドエンジンマウントM1の位置で前後方向
に±5mm程度となる。
【0027】このようにパワーユニットPがサイドエン
ジンマウントM1の位置で前後方向に振動すると、サイ
ドエンジンマウントM1のエンジンEに接続された内筒
24がフロントサイドフレーム13に接続された外筒2
2に対して前後方向に相対的に変位し、第1弾性体23
が弾性変形することで第3液室29および第4液室30
の容積が交互に増減するため、第3液室29および第4
液室30を接続するオリフィス22b,22bを液体が
通過することにより、パワーユニットPの前後振動を抑
制する減衰が発生する。
【0028】オリフィス22b,22bの特性を、例え
ば断面積15mm2 以上、長さ300mm以上、体積4
500mm3 以上に設定することで、振幅が±5mmの
前後方向振動に対する減衰係数を、周波数5Hzにおい
て1.2Ns/mm以上とし、アクセルペダルのオン・
オフに伴って発生する前後方向の振動を効果的に低減す
ることができる。また同じ設定のオリフィス22b,2
2bでも、前後方向に±1mm程度の微小振幅の振動が
入力した場合には、周波数8Hzの乗り心地領域におい
て、0.8Ns/mm以上の減衰係数を確保し、アクセ
ルペダルのオン・オフに伴う振動の低減性能と乗り心地
性能とを両立させることができる。
【0029】図4に示す例では、オリフィス22b,2
2bの特性を上述とは別に設定することにより、アクセ
ルペダルのオン・オフに伴って発生する前後方向の振動
を低減する減衰係数のピークを7Hzに調整し、かつ乗
り心地性能を高めるための減衰係数のピークを9Hzに
調整している。尚、鎖線で示す従来例は、前後方向の振
動減衰機能を持たないサイドエンジンマウントM1の特
性を示している。
【0030】以上のように、サイドエンジンマウントM
1に振幅が±5mm程度の比較的に大きな前後方向振動
が入力したときに最大の減衰係数が得られる周波数を
1.5Hz〜7Hzに設定するとともに、振幅が±1m
m程度の比較的に小さな前後方向振動が入力したときに
最大の減衰係数が得られる周波数を10Hzの近傍に設
定することにより、アクセルペダルのオン・オフに伴う
振動の低減性能と乗り心地性能とを両立させることがで
きる。特に、前後方向の振動を低減する減衰を発生する
マウントとして、パワーユニットPの揺動中心となるデ
フセンターラインLから最も遠いサイドエンジンマウン
トM1を選択したので、パワーユニットPの前後方向の
振動を一層効果的に抑制することができる。
【0031】以上、本発明の実施例を詳述したが、本発
明はその要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更を行う
ことが可能である。
【0032】例えば、実施例ではサイドエンジンマウン
トM1、トランスミッションマウントM2、フロントエ
ンジンマウントM3およびリヤエンジンマウントM4の
うち、サイドエンジンマウントM1だけを車体前後方向
の減衰を発生するものとしたが、残りの任意のマウント
を同様に車体前後方向の減衰を発生するものとしても良
い。
【0033】
【発明の効果】以上のように請求項1に記載された発明
によれば、エンジンおよびマニュアルトランスミッショ
ンを一体化したパワーユニットを支持する複数のマウン
トの少なくとも一つを、車体前後方向の減衰を発生する
マウントで構成し、そのマウントの前後方向の減衰が最
大になる周波数を1.5Hz〜7Hzに設定したので、
アクセルペダルのオン・オフによるパワーユニットの左
右軸まわりの振動を効果的に低減することができる。
【0034】また請求項2に記載された発明によれば、
微小振幅の振動が入力したときに前記少なくとも一つの
マウントの減衰が最大になる周波数を10Hz近傍に設
定したので、周波数が10Hz近傍の乗り心地領域にお
ける振動を効果的に低減し、アクセルペダルのオン・オ
フに伴う振動の低減性能と乗り心地性能とを両立させる
ことができる。
【0035】また請求項3に記載された発明によれば、
エンジンおよびマニュアルトランスミッションを一体化
したパワーユニットを支持する複数のマウントのうち、
デフセンターラインからの距離が最も大きいマウントを
車体前後方向の減衰を発生するマウントで構成したの
で、アクセルペダルのオン・オフによるパワーユニット
の左右軸まわりの振動を効果的に低減することができ
る。
【0036】また請求項4に記載された発明によれば、
エンジンおよびマニュアルトランスミッションを一体化
したパワーユニットを支持する複数のマウントの少なく
とも一つを、車体前後方向の減衰を発生するマウントで
構成したので、アクセルペダルのオン・オフによるパワ
ーユニットの左右軸まわりの振動を効果的に低減するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】自動車の車体前部に横置きに搭載されたパワー
ユニットの斜視図
【図2】図1の2−2線拡大断面図
【図3】図2の3−3線断面図
【図4】入力周波数に対するマウントの減衰係数の特性
を示すグラフ
【符号の説明】
E エンジン L デフセンターライン M1 サイドエンジンマウント(マウント、少な
くとも一つのマウント、デフセンターラインからの距離
が最も大きいマウント) M2 トランスミッションマウント(マウント) M3 フロントエンジンマウント(マウント) M4 リヤエンジンマウント(マウント) P パワーユニット T マニュアルトランスミッション

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジン(E)およびマニュアルトラン
    スミッション(T)を一体化したパワーユニット(P)
    を複数のマウント(M1〜M4)を介して車体前部に横
    置きに支持した前輪駆動の自動車において、 前記複数のマウント(M1〜M4)のうちの少なくとも
    一つのマウント(M1)が車体前後方向の減衰を発生す
    るものであり、アクセルペダルのオン・オフによるパワ
    ーユニット(P)の左右軸まわりの振動に対して、前記
    少なくとも一つのマウント(M1)の減衰が最大になる
    周波数を1.5Hz〜7Hzに設定したことを特徴とす
    る、自動車におけるパワーユニットのマウント装置。
  2. 【請求項2】 乗り心地領域での微小振幅の振動に対し
    て、前記少なくとも一つのマウント(M1)の減衰が最
    大になる周波数を10Hz近傍に設定したことを特徴と
    する、請求項1に記載の自動車におけるパワーユニット
    のマウント装置。
  3. 【請求項3】 エンジン(E)およびマニュアルトラン
    スミッション(T)を一体化したパワーユニット(P)
    を複数のマウント(M1〜M4)を介して車体前部に横
    置きに支持した前輪駆動の自動車において、 前記複数のマウント(M1〜M4)のうち、デフセンタ
    ーライン(L)からの距離が最も大きいマウント(M
    1)を、車体前後方向の減衰を発生するもので構成した
    ことを特徴とする、自動車におけるパワーユニットのマ
    ウント装置。
  4. 【請求項4】 エンジン(E)およびマニュアルトラン
    スミッション(T)を一体化したパワーユニット(P)
    を複数のマウント(M1〜M4)を介して車体前部に横
    置きに支持した前輪駆動の自動車において、 前記複数のマウント(M1〜M4)のうちの少なくとも
    一つのマウント(M1)が車体前後方向の減衰を発生す
    るものであり、このマウント(M1)はアクセルペダル
    のオン・オフによるパワーユニット(P)の左右軸まわ
    りの振動を低減することを特徴とする、自動車における
    パワーユニットのマウント装置。
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