JP2003019866A - 部分感熱記録体 - Google Patents

部分感熱記録体

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JP2003019866A JP2001209120A JP2001209120A JP2003019866A JP 2003019866 A JP2003019866 A JP 2003019866A JP 2001209120 A JP2001209120 A JP 2001209120A JP 2001209120 A JP2001209120 A JP 2001209120A JP 2003019866 A JP2003019866 A JP 2003019866A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 各色に発色しうる感熱発色部を部分的に基材
に設け、ファッション性と省資源性を充足する感熱記録
体を提供する。 【解決手段】 1種以上の感熱色素、又は1種以上の感
熱色素と1種以上の非感熱色素の混合物からなる感熱記
録層を含む感熱発色部を部分的に設けることによる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は感熱発色部が部分的
に記録紙上に存在する部分感熱記録体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、感熱記録紙は感熱記録層が、基材
の一方の全面に設けられており、実用上、1色の発色
か、多くても2色発色をさせることができるのみであっ
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】然るに、今日の感性を
重視する環境下においては、ファッション性が重要であ
る。従って、1色や2色の発色の感熱記録紙では、この
様なファッション性に対応しきれなかった。一方、発色
する色を変化させることにより、別種の表示とすること
も可能である。たとえば、同一形状のラベルであって
も、ラベルに表示される文字や記号等の色を変化させる
ことにより、種類が異なることを示すことができるが、
従来のものにあっては、このような対応をすることがで
きなかった。
【0004】また、2色の発色を行おうとすると、感熱
記録層を2層設けることが必要となる、プリンターのサ
ーマルヘッドの温度を変更することが必要となる、等の
問題があった。
【0005】さらに、部分的に発色させたい場合でも全
面に感熱記録層が設けられていることから、発色させな
い部分は無駄になるという問題も生じていた。かかる点
は省資源の点からも問題であった。本発明は、最近のフ
ァッション性を重視し、多色の発色が可能であること、
部分的にこれらの発色を行い、省資源を図ること等を考
慮したものである。すなわち、1種以上の感熱色素、あ
るいは、それらと1種以上の非感熱色素を用い、各色の
発色を可能にすることによりファッション性をもたせ、
それを部分的に記録体上に存在させることにより、省資
源をも図ろうとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】そこで、鋭意研究の結
果、発明者は本発明に到達したものである。この発明の
請求項1に記載の部分感熱記録体は、各色に発色する感
熱発色部が、部分的に設けられたことを特徴とする部分
感熱記録体である。ここで、感熱発色部とは、感熱発色
体が基材に貼着された部分をいう。また、感熱発色体と
は、感熱記録層の存在を必須とする積層体をいう。この
発明の請求項2に記載の部分感熱記録体は、基材上に、
接着剤層を介して、オーバーコート層及び隔離層を有す
ること有る感熱記録層が、積層された感熱発色部を有す
ることを特徴とする、請求項1記載の部分感熱記録体で
ある。この発明の請求項3に記載の部分感熱記録体は、
感熱記録層が、1種以上の感熱色素を含むことを特徴と
する、請求項1又は2記載の部分感熱記録体である。こ
の発明の請求項4に記載の部分感熱記録体は、感熱記録
層が、1種以上の感熱色素と1種以上の非感熱色素から
なることを特徴とする、請求項1又は2記載の部分感熱
記録体である。
【0007】この発明の上述の目的、その他の目的、特
徴及び利点は、以下の発明の実施の形態の詳細な説明か
ら一層明らかになろう。
【0008】
【発明の実施の形態】図1は、この発明の一実施の形態
である部分感熱記録体の平面図解図である。図2は、こ
の発明の一実施の形態である部分感熱記録体の断面図解
図である。この部分感熱記録体10は、各色に発色する
感熱発色部12が部分的に設けられ、感熱発色部12
は、接着剤層16又は30を介して、基材14の表面に
積層されて形成されている。
【0009】本発明に用いられる基材14としては、
紙、合成紙、フィルム、シート等であり、特に制限はな
く、感熱記録紙を基材14として用いることもできる。
例えば、黒に発色する感熱記録紙の上に、赤や青等に発
色する感熱発色部12を部分的に設ければ、ファッショ
ン性の高い感熱記録体を製造することができる。基材1
4とその表面に形成された感熱発色部12との間には、
接着剤層16又は30が存在することから、インクが浸
透しやすい和紙を、基材14として用いることも可能で
ある。
【0010】部分感熱記録体10は、図1に示すよう
に、感熱発色部12を基材14の表面に存在させてなる
が、感熱発色部12を部分的に基材14上に存在させる
には、次のような方法が存在する。ただし、これらに限
定されるものではない。 図3に示すように、工程フィルム22上に、オーバー
コート層24、感熱記録層26、隔離層28が順次形成
され、前記隔離層28上に接着剤層30を形成してなる
感熱発色部に、セパレータ32を仮着してなる感熱発色
体20を準備する。この感熱発色体20を適当な形状と
し、且つ該感熱発色体20のセパレータ32を剥離した
後、工程フィルム22、オーバーコート層24、感熱記
録層26、隔離層28を、接着層30によって基材14
上に接着し、工程フィルムを除去する方法。 基材14上に部分的に接着剤層16を設ける。そし
て、図4に示すように、工程フィルム42上に、オーバ
ーコート層44、感熱記録層46、隔離層48が積層さ
れた感熱発色体40を、該接着剤層16に対応する形状
とした後、該感熱発色体40を該接着剤層16に接着
し、工程フィルム42を除去する方法。
【0011】の方法(接着剤層を有する感熱発色体を
用いる方法)で感熱発色部12を部分的に基材14上に
存在させるには、上記のように、図3に示す感熱発色体
20を適当な形状に裁断した後、セパレータ32を剥離
して基材14上に接着する。別の方法としてセパレータ
32を剥離した感熱発色体20を適当な形状の押し板等
で押圧後、感熱発色体を持ち上げ、押圧部分を基材14
に接着する等の方法がある。の方法(接着剤層を欠く
感熱発色体を用いる方法)で感熱発色部12を部分的に
基材14上に存在させるには、上記のように、図4に示
す感熱発色体40を、基材14上に形成された接着剤層
16に対応する形状に裁断した後、基材14上の接着剤
層16の表面に接着する。別の方法として、裁断せずに
押し板等で感熱発色体40を押圧後、感熱発色体40を
持ち上げ、基材14上の接着剤層16の表面に接着する
等の方法がある。隔離層、オーバーコート層は、いずれ
の方法による場合であっても、存在することが望ましい
が、存在しなくても良い。なお、部分感熱記録体10
は、の方法との方法を併用して作製しても良い。
【0012】感熱記録層26,46は、感熱色素、顕色
剤及び結着剤を含む塗液を塗布して乾燥させることによ
り形成される。また、感熱記録層の塗液には、必要に応
じて、顔料、ワックス類、消泡剤などの添加剤、感熱記
録層に任意の着色をするための填料や、感熱記録層の熱
に対する感度を高めるための増感剤、保存性を向上させ
るための安定剤を添加することがある。さらに、結着剤
を架橋させるための架橋剤や、溶剤などを添加すること
もある。
【0013】本発明に用いられる感熱色素としては、ト
リアリールメタン系化合物、ジフェニルメタン系化合
物、キサンテン系化合物、チアジン系化合物、スピロピ
ラン系化合物等が挙げられる。
【0014】これらの感熱色素のうち、橙色系色素とし
ては、1,3−ジメチル−6−ジエチルアミノフルオラ
ン等が存する。
【0015】青色系色素としては、3,3−ビス(p−
ジメチルアミノ)−6−ジメチルアミノフタリド等が存
する。
【0016】赤色系色素としては、1,2−ベンゾ−6
−ジエチルアミノフルオラン等が存する。
【0017】黒色系色素としては、2−アニリノ −3
−クロロ−6−ジエチルアミノフルオラン、2−アニリ
ノ−3−メチル−6−ジエチルアミノフルオラン、2−
アニリノ−3−メチル6−メチルシクロヘキシルアミノ
フルオラン、2−アニリノ−3−メチル−6−(n−ジ
ブチル)アミノフルオラン等が存する。
【0018】顕色剤としてはロイコ染料を接触時発色さ
せる電子受容性の化合物、例えば、p−オクチルフェノ
ール、p−第三ブチルフェノール、p−フェニルフェノ
ール、p−ヒドロキシアセトフェノン、α−ナフトー
ル、β−ナフトール、p−第三オクチルカテコール、
2,2´−ジヒドロキシビフェニル、ビスフェノール
A、1,1−ビス(p−ヒドロキシフェニル)ブタン、
2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)ヘプタン、
2,2−ビス−(3−メチル−4−ヒドロキシフェニ
ル)プロパン、2,2−ビス(3,5−ジメチル−4−
ヒドロキシフェニル)プロパン、2,2−ビス(3,5
−ジクロロ−4−ヒドロキシフェニル)プロパン、ビス
(4−ヒドロキシフェニル)スルホン、ビス(3−アリ
ル−4−ヒドロキシフェニル)スルホン、ビス(3,4
−ジヒドロキシフェニル)スルホン、2,4´−ジヒド
ロキシフェニルスルホン、1,1−ビス(4−ヒドロキ
シフェニル)シクロヘキサン、ビス(4−ヒドロキシフ
ェニル)エーテル、ビス[2−(4−ヒドロキシフェニ
ルチオ)エトキシ]メタン、4−(4−イソプロポキシ
ベンゼンスルフォニル)フェノール、4−ヒドロキシフ
タル酸ジメチル、ビス(4−ヒドロキシフェニル)酢酸
ブチル、p−ヒドロキシ安息香酸ベンジル、3,5−ジ
第三ブチルサリチル酸などのフェノール系;安息香酸な
どの有機カルボン酸;サリチル酸亜鉛などの金属系;
2,4−ジヒドロキシ−N−2´−メトキシベンズアニ
リドなどのアニリド誘導体系などの顕色剤が挙げられ、
これらの顕色剤は1種以上を用いることができる。
【0019】各色の感熱色素は、これらを混合すること
により、原則として希望する色に発色させることができ
る。従って、感熱発色部を種々の色に発色させることに
より、ファッション性豊かな部分感熱記録体とすること
ができる。
【0020】また、非感熱色素を用いることにより、部
分的に変色させることもできることから、非感熱色素を
併用することは、ファッション性を満足させることとな
る。
【0021】かかる非感熱色素としては、通常の染料や
顔料が用いられ、特に制限はないが、感熱記録であるこ
とを考慮すると、耐熱性を有する顔料を用いることが望
ましい。かかる顔料にはアゾ系、フタロシアニン系等の
有機系顔料や、酸化亜鉛、酸化チタン、ニッケルチタン
エロー、べんがら、紺青、群青、カーボンブラック等の
無機系顔料があるが、これらに制限されるものではな
い。また、使用される顔料の色についての制限もない。
なお、蓄光顔料や、パール顔料、紫外線発光顔料等を用
いることにより、ファッション性をより発揮させること
ができる。
【0022】工程フィルム22,42としては、平滑な
面を有するものが用いられる。そのようなフィルムとし
て、たとえば、ポリエチレンフィルム、ポリプロピレン
フィルム、ポリアミド(ナイロン)フィルム、ポリエス
テルフィルム、ポリエチレンナフタレートフィルム、ポ
リスチレンフィルム、ポルビニールアルコール(ビニロ
ン)フィルム、ポリエーテルケトンフィルム、ポリサル
ホンフィルム、ポリエーテルサルホンフィルム、ポリエ
ーテルイミドフィルム、EVA共重合体フィルムやアイ
オノマーフィルムなどのエチレン共重合体フィルム、ポ
リカーボネートフィルム、セロファンフィルム、ポリ塩
化ビニルフィルム、ポリ塩化ビニリデンフィルム、アル
ミニウム箔、アセテートフィルムなどのフィルムや、こ
れ以外の平滑な面を有するフィルム単体、またはこれら
のフィルムを貼り合わせた紙およびフィルムなどが使用
できる。また、オーバーコート層24,44との離型性
をよくするために、離型剤を塗布したものでもよい。
【0023】平滑な面を持つオーバーコート層を有する
感熱発色体20,40は、例えば下記記載の方法により
得られるが、これに限定されるものではない。工程フィ
ルム22,42の平滑な面にオーバーコート層24,4
4を形成し、その上に感熱記録層等の必要な層を積層す
ることにより、平滑な面を持つオーバーコート層24,
44を有する感熱発色体20,40を得ることができ
る。このため、工程フィルム22,42を剥離すれば、
オーバーコート層24,44の平滑な面が露出する。別
な方法として、平滑な面を有する工程フィルム22、4
2にオーバーコート層24、44を形成し、別途形成し
た必要なその他の層を含む感熱記録層26、46と、前
記オーバーコート層とを圧着し、オーバーコート層を成
膜化してもよい。また、感熱記録層26、46上にオー
バーコート層24、44を形成した後、工程フィルム2
2、42を密着させ、オーバーコート層24、44を成
膜化してもよい。
【0024】オーバーコート層24,44は、ポリビニ
ルアルコール、変性ポリビニルアルコール、ポリビニル
ブチラール;ポリビニルピロリドン;ポリビニルカルバ
ゾール;デンプン類;セルロース誘導体;アルギン酸
塩;アクリル酸エステル、ポリアクリルアミド、ポリメ
チルメタクリレート、ポリブチルメタクリレート等のア
クリル樹脂;アルキッド樹脂;マレイン酸樹脂;アクリ
ロニトリル樹脂;エポキシ樹脂;ポリエステル樹脂;ポ
リアミド樹脂;スチレン樹脂;ウレタン樹脂;ビニリデ
ン樹脂等を塗布してなる。
【0025】接着層16又は30を構成するための接着
剤としては、たとえばアクリル接着剤、酸化デンプン、
エーテル化デンプン、リン酸エステル化デンプンなどの
デンプン誘導体;カルボキシメチルセルロース、ヒドロ
キシエチルセルロースなどのセルロース誘導体;カゼイ
ン、ゼラチン、大豆蛋白;ポリビニルアルコール又はそ
の誘導体;ポリビニルヒドリン、無水マレイン酸樹脂、
スチレン−ブタジエン共重合体、メチルメタクリレート
−ブタジエン共重合体などの重合体又は共重合体ラテッ
クス;アクリル酸エステルおよびメタクリル酸エステル
の重合体又は共重合体などのアクリル系共重合体ラテッ
クス;エチレン酢酸ビニル共重合体などのビニル系重合
体ラテックス;或いはこれら各種重合体のカルボキシル
基などの官能基含有単量体による官能基変性重合体ラテ
ックス;メラミン樹脂、尿素樹脂などのアミノ樹脂、ポ
チウレタン樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、塩化ビニル
−酢酸ビニルコポリマー、ポリビニルブチラール、アル
キッド樹脂などの合成樹脂系接着剤を挙げることができ
る。
【0026】接着剤層16又は30はヒートシール剤を
溶融押出しにより付与してもよい。
【0027】感熱記録層26,46を保護するために、
隔離層28,48を形成する場合は、例えば、ポリビニ
ルアルコール、変性ポリビニルアルコール、デンプン、
変性デンプン、カゼイン、ゼラチン、にかわ、アラビア
ゴム、ポリアミド、ポリアクリルアミド、変性ポリアク
リルアミド、ヒドロキシエチルセルロース、メチルセル
ロース、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシプロ
ピルセルロース、ポリ酢酸ビニル、ポリアクリル酸エス
テル、スチレン−無水マレイン酸共重合体、イソブチレ
ン−無水マレイン酸共重合体、ジイソブチレン−無水マ
レイン酸共重合体、酢酸ビニル−無水マレイン酸共重合
体,メチルビニル−無水マレイン酸共重合体、イソプロ
ピレン−無水マレイン酸共重合体、スチレン−ブタジエ
ン共重合体、マレイン酸共重合体、ポリ塩化ビニル、ポ
リ塩化ビニリデン、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、
ポリウレタン、ポリスチレン、ポリビニルピロリドン、
アクリル酸エステル、アクリロニトリル、メチルビニル
エーテルなどの水溶性樹脂またはエマルジョンの1種類
以上を選択して使用することができ、感熱記録層26,
46の耐薬品性、耐可塑剤性等に優れたものとするよう
に形成される。
【0028】以下、実施例においてさらに詳細に本発明
を説明する。
【0029】
【実施例1】工程フィルム22として厚さ38μmのポ
リエチレンテレフタレートフィルムを用い、オーバーコ
ート層24として表1に記載の混合物を乾燥後の厚さが
3μm、感熱記録層26として表2に示す感熱色素を1
種類以上含む塗液を乾燥後の厚さが5μm、隔離層28
としてポリビニルアルコールを乾燥後の厚さが2μmと
なるように、常法によりコーティングした。一方、セパ
レータ32としてシリコーンを塗布したグラシン紙に、
接着剤層30としてアクリル系接着剤を10μmとなる
ように、常法によりコーティングした。そして、セパレ
ータ32の接着剤層30と工程フィルム22に積層した
隔離層28とを圧着することにより感熱発色体20を作
製した。感熱色素としては表2に示した黒色系、青色
系、赤色系の3種類を用い、それぞれに発色する感熱発
色体20を作製した。図1に示した四角形の感熱記録部
は黒色系の、三角形の感熱記録部は赤色系の、円形の感
熱記録部には青色系の色素をそれぞれ有する上記感熱発
色体20を、セパレータ32を除去してから、基材14
としてのキャストコート紙に部分的に接着し、ポリエチ
レンテレフタレートフィルムを剥すことにより、本発明
品である部分感熱記録体を作製した。
【0030】
【表1】
【0031】
【表2】
【0032】
【実施例2】基材14として黒に発色する感熱記録紙に
部分的に接着剤層を設けた。工程フィルム42として厚
さ38μmのポリエチレンテレフタレートフィルムを用
い、オーバーコート層44として表1に記載の混合物を
乾燥後の厚さが3μm、感熱記録層46として表2に示
す青色色素を含む塗液を乾燥後の厚さが5μm、隔離層
48としてポリビニルアルコールを乾燥後の厚さが2μ
mとなるように、常法によりコーティングし、感熱発色
体40を作製した。青色色素を有する感熱発色体40の
隔離層48と上記接着剤層16とを圧着することによ
り、本発明品である部分感熱記録体を作製した。
【0033】
【発明の効果】本発明により、部分的に多色発色させう
る感熱記録を提供することができることから、ファッ
ション性のある感熱記録体を提供し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態である部分感熱記録体の
平面図解図である。
【図2】この発明の一実施形態である部分感熱記録体の
断面図解図である。
【図3】接着剤層を有する感熱発色体の断面図解図であ
る。
【図4】接着剤層を欠く感熱発色体の断面図解図であ
る。
【符号の説明】
10 部分感熱記録体 12 感熱発色部 12−a 接着剤層を有する感熱発色体により形成され
た感熱発色部 12−b 接着剤層を欠く感熱発色体により形成された
感熱発色部 14 基材 16,30 接着剤層 20,40 感熱発色体 22,42 工程フィルム 24,44 オーバーコート層 26,46 感熱記録層 28,48 隔離層 32 セパレータ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各色に発色する感熱発色部が、部分的に
    設けられたことを特徴とする、部分感熱記録体。
  2. 【請求項2】 基材上に、接着層を介して、オーバーコ
    ート層及び隔離層を有すること有る感熱記録層が、積層
    された感熱発色部を有することを特徴とする、請求項1
    記載の部分感熱記録体。
  3. 【請求項3】 感熱記録層が、1種以上の感熱色素を含
    むことを特徴とする、請求項1又は2記載の部分感熱記
    録体。
  4. 【請求項4】 感熱記録層が、1種以上の感熱色素と1
    種以上の非感熱色素を含むことを特徴とする、請求項1
    又は2記載の部分感熱記録体。
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