JP2003019379A - ミシンの冷却装置 - Google Patents

ミシンの冷却装置

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JP2003019379A
JP2003019379A JP2001212259A JP2001212259A JP2003019379A JP 2003019379 A JP2003019379 A JP 2003019379A JP 2001212259 A JP2001212259 A JP 2001212259A JP 2001212259 A JP2001212259 A JP 2001212259A JP 2003019379 A JP2003019379 A JP 2003019379A
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JP
Japan
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sewing machine
cooling device
blower
electric fan
internal space
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Application number
JP2001212259A
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English (en)
Inventor
Toshiyuki Iwata
寿之 岩田
Sadao Oshima
貞男 大島
Fumio Ito
文夫 伊藤
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Juki Corp
Original Assignee
Juki Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ミシンの停止中でもミシンを効率よく冷却す
ることである。 【解決手段】 本発明は、工業用ミシン1に設けられる
ミシンの冷却装置である。工業用ミシン1は、駆動源と
なるモータ6と、モータ6に回転される上軸16と、上
軸16とともに回転する下軸20と、下軸20の回転を
釜軸30に伝動するギア27,28とを備える。そし
て、冷却装置はギア27,28を収納するギアボックス
21を備え、ギアボックス21内に潤滑油が充填されて
いる。更に、冷却装置はギアボックス21に向けて送風
する電動ファン34を備え、電動ファン34はギアボッ
クス21にすぐ左に配置されている。そして、電動ファ
ン34は、検出器12、検出器15、温度センサ33か
らの信号に基づいて、制御装置7に制御される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ミシンの冷却装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】ミシンの高速化に伴い、ミシンの内部温
度或いはミシンの各部の機構若しくは部品の温度が上昇
してしまう。そのために、ミシンの各部の機構或いはミ
シンの内部を冷却するために、ミシンには冷却装置が設
けられており、例えば実公平7−13656号公報にミ
シンの冷却装置が開示されている。このミシンの冷却装
置は、ミシンを駆動するモータに連動して回転する主軸
(上軸)に、冷却ファンが取り付けられている。この冷
却ファンは、主軸とともに回転して、送風路を通じてオ
イルパンに空気を送っている。これによってオイルパン
内の潤滑油が冷却され、潤滑油がミシンの各部の機構に
送られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ミシンの冷却装置では、ミシンの停止中に冷却ファンに
よる空気の流れが発生せず、十分にミシンを冷却するこ
とができない。また、送風路を通じて空気を送るので送
風路の途中で空気が暖まるため、ミシン各部の機構の冷
却効率が悪い。
【0004】そこで、本発明の課題は、ミシンの停止中
でもミシンを効率よく冷却することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
めに、請求項1記載の発明に係るミシンの冷却装置は、
例えば図1〜図6に示すように、内部空間が形成された
ベッド部(例えば、ベッド8、アンダーカバー13及び
テーブル3)と、前記内部空間に配され、潤滑油が貯留
された箱体(例えば、ギアボックス21又はオイルタン
ク106)と、独自に作動及び送風することによって、
前記内部空間に強制対流を起こす送風装置(例えば、電
動ファン34又は電動ファン134)と、を備えること
を特徴とする。
【0006】請求項1記載の発明では、送風装置が独立
して作動及び送風するため、ミシンの他の駆動系が停止
していても、即ち、ミシンによる縫製が停止していて
も、内部空間に強制対流が生じる。そして、内部空間に
箱体が配されているため、強制対流によって箱体から熱
が放熱されるから、箱体が冷却される。また、箱体から
熱が放熱されることで、潤滑油から熱が放熱され、潤滑
油も冷却される。このように、本発明では、ミシンによ
る縫製が停止していても、内部空間、箱体及び潤滑油が
送風装置によって冷却される。ところで、従来では、送
風路を介して冷却ファンで生じた風が送られていたが、
本発明では、送風装置が内部空間に強制対流を起こすと
ともに、内部空間に箱体が配されているため、送風装置
で生じた風が箱体にあたり、箱体の熱が効率よく放熱す
る。
【0007】請求項2記載の発明は、請求項1記載のミ
シンの冷却装置において、前記送風装置が、電動ファン
であることを特徴とする。ここで電動ファンとは、例え
ば、回転することにより風(即ち、強制対流)を生ずる
ように構成されたファンと、ファンを回転させる電気的
な駆動手段とを備えている。請求項2記載の発明では、
電動ファンは、他の送風機能を有する装置と比較しても
一般的に大量生産されており、また一般に小型であるた
め、冷却装置強いてはミシンのコスト増大が抑えられる
とともに、ミシンの肥大化が抑えられる。
【0008】請求項3記載の発明は、例えば図1〜図4
に示すように、請求項1又は2記載のミシンの冷却装置
において、前記箱体(例えば、ギアボックス21)に
は、モータの動力を伝達する伝達機構(例えば、ギア2
7,28)が収納され、及び潤滑油が充填されており、
前記送風装置(例えば、電動ファン34)は、前記箱体
の近傍に配置され、前記箱体に向けて送風することを特
徴とする。
【0009】請求項3記載の発明では、モータの動力を
伝動する伝動機構が箱体内に配されているため、モータ
が作動すると伝動機構とともに箱体が発熱するが、送風
装置が箱体の近傍に配置されて箱体に送風するため、発
熱する箱体を直接冷却することができる。即ち、従来で
は、送風路を介して冷却ファンで生じた風が送られてい
たが、本発明では、送風装置が箱体の近傍に配置されて
いるため、送風装置で生じた風が直接箱体にあたり、箱
体の熱が効率よく放熱する。もちろん、送風装置がモー
タと独立して作動するから、モータが停止しても箱体は
冷却される。更に、例えば箱体内に空気が充填された場
合に比較すると、潤滑油が箱体内に充填されているた
め、箱体が冷却されると伝動機構も効率よく冷却され
る。即ち、本発明では、発熱しやすい伝動機構及び箱体
を効率よく冷却することができる。なお、基本的には、
モータの動力によって伝動機構が摺動して、これによっ
て伝動機構が加熱する。
【0010】請求項4記載の発明は、例えば図2に示す
ように、請求項3記載のミシンの冷却装置において、互
いに略平行に並んだ複数の突条(例えば、フィン21
a)が前記箱体に設けられ、前記送風装置の送風方向が
前記突条に略平行となるように前記送風装置が配される
ことを特徴としている。
【0011】請求項4記載の発明では、箱体に複数の突
条が設けられているため、箱体の表面積が増え、箱体の
熱の放熱効果が向上する。更に、送風装置からの送風方
向が突条に略平行となっているため、突条と突条との間
を風が効率良く流れるから、箱体の熱が効率よく放熱さ
れる。
【0012】請求項5記載の発明は、例えば図5〜図6
に示すように、請求項1又は2記載のミシンの冷却装置
において、前記送風装置(例えば、電動ファン134)
が前記ベッド部外から前記内部空間に向けて送風するよ
うに配されていることを特徴とする。
【0013】請求項5記載の発明では、送風装置がベッ
ド部外から内部空間に向けて送風しているため、ベッド
部外の気体(即ち、外気)が内部空間に流れる。従っ
て、内部空間の温度が高温であったとしても、内部空間
より温度の低い外気によって箱体が冷却される。即ち、
内部空間内だけで強制対流が生じている場合に比較して
も、箱体の放熱効果がより良い。
【0014】請求項6記載の発明は、例えば図5〜図6
に示すように、請求項1、2又は5記載のミシンの冷却
装置において、前記箱体は潤滑油が貯留されたオイルタ
ンク(例えば、オイルタンク106)であり、ミシンの
運動軸(例えば、釜軸30)に連動して、前記内部空間
に配される流路(例えば、供給ホース109、第二供給
ホース113及び第三供給ホース114)を介して前記
オイルタンクから供給箇所(例えば、釜装置105)へ
潤滑油を供給する供給手段(例えば、プランジャポンプ
110)を備えることを特徴とする。
【0015】請求項6記載の発明では、送風装置が起こ
した強制対流によって、オイルタンクが冷却されるとと
もに潤滑油も冷却される。冷却された潤滑油が供給手段
によって供給箇所に供給されるため、供給箇所も潤滑油
によって冷却される。また、供給手段が、ミシンの運動
軸(例えば、運動軸は、主に縫製を行うためのモータに
よって駆動される。)に連動しているため、
【0016】請求項7記載の発明は、請求項6記載のミ
シンの冷却装置において、前記オイルタンクと前記流路
とのうちの少なくとも一方が、前記送風装置の送風先に
配されていることを特徴とする。
【0017】請求項7記載の発明では、送風装置の送風
先にオイルタンクと流路とのうちの少なくとも一方が配
されているため、送風装置で生じた風が直接オイルタン
ク或いは流路にあたる。そのため、オイルタンク或いは
流路の熱が効率よく放熱し、更に潤滑油も効率よく冷却
される。潤滑油に対しての冷却効率が良いため、潤滑油
が供給される供給箇所も効率よく冷却される。
【0018】請求項8記載の発明は、例えば図1〜図6
に示すように、請求項1から7の何れかに記載のミシン
の冷却装置において、前記送風装置が前記ベッド部に設
けられ、前記ベッド部に開口部(例えば、開口部11)
が形成され、前記ベッド部に対して、ミシン本体(例え
ば、ミシン本体2)が前記開口部を塞ぐようにして起立
した状態と前記開口部を開放するようにして倒伏した状
態とに起伏可能に取り付けられており、前記ミシン本体
が倒伏したことを検出する検出手段(例えば、検出器1
2)と、前記検出手段による検出に基づいて前記送風装
置を制御する制御手段(例えば、制御装置7)とを備え
ることを特徴とする。
【0019】請求項8記載の発明では、ミシン本体が倒
伏したことを検出手段が検出し、その検出に基づき制御
手段が送風装置を制御するため、例えば、ミシン本体が
ベッド部に対して倒伏した場合に制御手段が送風装置を
停止するように制御することができる。例えば、ミシン
をメンテナンスする場合にオペレータがミシン本体を倒
すが、ベッド部に設けられた送風装置が停止するように
制御されれば、オペレータは安全にメンテナンスを行う
ことができる。
【0020】請求項9記載の発明は、例えば図1〜図6
に示すように、請求項1又は2に記載のミシンの冷却装
置において、前記内部空間の温度を検出する温度検出手
段(例えば、温度センサ33)と、前記温度検出手段が
検出した温度に基づいて前記送風装置を制御する制御手
段(例えば、制御装置7)とを備えることを特徴とす
る。
【0021】請求項9記載の発明では、内部空間の温度
を温度検出手段が検出し、検出温度に基づいて制御手段
が送風装置を制御するため、例えば、制御手段は、内部
空間の温度が所定温度以上になった場合に送風装置を作
動するように制御したり、或いは、内部空間の温度が所
定温度以下になった場合に送風装置を停止するように制
御したりすることができる。従って、内部空間の温度が
上昇し、制御手段が送風装置を作動させるため、冷却す
べき際に箱体或いは内部空間は冷却される。一方、内部
空間の温度が下降し、制御手段が送風装置を停止するた
め、冷却すべきでない際には箱体或いは内部空間は冷却
されない。そのため、送風装置の消費電力を抑えられと
ともに、箱体或いは内部空間の過熱及び過冷却も抑えら
れる。
【0022】請求項10記載の発明は、例えば図1〜図
4に示すように、請求項3又は4に記載のミシンの冷却
装置において、前記モータの停止を検出する停止検出手
段(例えば、検出器15)と、前記停止検出手段が検出
してから所定時間経過するまで前記送風装置を作動させ
て、所定時間経過後前記送風装置を停止する制御手段
(例えば、制御装置7)とを備えることを特徴としてい
る。
【0023】請求項10記載の発明によれば、モータが
停止してから所定時間経過するまで、送付装置が作動し
ているため、モータが停止した後であっても箱体が冷却
される。即ち、モータが停止して、伝動機構から発熱し
なくなっても、しばらくの間伝動機構及び箱体は高温状
態になっているが、その場合でも送風装置が作動してい
るため、伝動機構及び箱体から効率よく熱が放熱され
る。そして、所定時間経過後電動ファンが停止するた
め、伝動機構或いは箱体が十分に冷めてから送風装置が
停止し、送風装置の消費電力を抑えられる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下に、本発明に係るミシンの冷
却装置について、図面を用いて具体的な態様を説明す
る。ただし、図面は概略的に示してあるもので、発明の
範囲を図示例に限定するものではない。
【0025】〔第一の実施の形態〕まず、第一の実施の
形態の一例としてのミシンの冷却装置が設けられる工業
用ミシンの概要について説明する。図1〜図4に示すよ
うに、工業用ミシン1は、ミシン本体2と、上面にミシ
ン本体2を起伏可能に支持するテーブル3と、下端に針
5を固定した針棒4と、縫製等のための駆動源となるモ
ータ6と、工業用ミシン1全体を制御する制御装置(即
ち、制御手段)7と、制御装置7に接続される電源スイ
ッチ14等とを備える。
【0026】電源スイッチ14は、オペレータに操作さ
れると工業用ミシン1全体に対して電源の切断及び接続
を行うものである。
【0027】ミシン本体2は、上面に平坦な面を有する
ベッド8と、このベッド8上の右端側に起立する縦胴部
9と、この縦胴部9の上部からベッド8とほぼ平行に沿
って延びるアーム部10とからなる。ベッド8は左右に
長尺となっている。また、アーム部10の左端部におい
て、針棒4が下方に延出している。
【0028】テーブル3には、ベッド8に対応した大き
さの開口部11が形成されている。この開口部11の側
部に沿って、水平な支軸22が固定されており、支軸2
2に対してミシン本体2は回転可能に設けられている。
縫製等を行っているとき、ミシン本体2は、図1に示す
ようにテーブル3に対して起立した状態となっており、
開口部11はベッド8にて塞がれている。メンテナンス
等を行うとき、ミシン本体2は、図1の状態からこの支
軸22を中心にして倒伏位置、即ち、テーブル3に対し
て後に倒れた図2の状態に回転できる構成となってい
る。ミシン本体2が倒伏した状態では、開口部11はベ
ッド8にて塞がれていないで開放している。なお、テー
ブル3には、ミシン本体2が倒伏した状態になったこと
を検出する検出器(即ち、検出手段)12が設けられて
おり、この検出器12はミシン本体2が倒伏した状態に
なった場合にOn動作し、On信号を制御装置7に出力
するものである。
【0029】テーブル3の下面には、下方に凸となるア
ンダーカバー13が取り付けられている。このアンダー
カバー13は、開口部11を下から覆うようになってお
り、開口部11の下方にはこのアンダーカバー13に囲
まれる内部空間が存する。即ち、この内部空間は、テー
ブル3、ベッド8及びアンダーカバー13に囲まれる空
間であり、本実施の形態ではテーブル3、ベッド8及び
アンダーカバー13をベッド部と称する。
【0030】縦胴部9の上部内には、モータ6が固定さ
れている。モータ6は、制御装置7に接続されており、
制御装置7によって制御される。更に、モータ6には、
モータ6の作動及び停止を検出する検出器(即ち、停止
検出手段)15が設けられている。検出器15は、モー
タ6が作動した場合にOn動作し、On信号を制御装置
7に出力するものである。更に、検出器15は、モータ
6が停止した場合にOff動作し、Off信号を制御装
置7に出力するように構成されている。また、モータ6
には上軸16が直結しており、この上軸16はアーム部
10内を左右に延在している。この上軸16は、モータ
6によって回転され、モータ6の動力を針棒4の上下運
動に伝動するものである。
【0031】この上軸16にはプーリー17が固定され
ており、このプーリー17にベルト18が掛けられてい
る。更に、ベルト18は、アンダーカバー13内の空間
に配置されているプーリー19にも掛けられている。プ
ーリー19は、アンダーカバー13内の空間で左右に延
在する下軸20に固定されている。下軸20は、モータ
6によって上軸16とともに回転するようになってい
る。
【0032】一方、ベッド8の下部には、箱状のギアボ
ックス(即ち、箱体)21が固定されて設けられてい
る。また、このギアボックス21は、ベッド部内の内部
空間の右部に配置されている。このギアボックス21
は、ミシン本体2が起立した状態では、ベッド部(即
ち、アンダーカバー13)の内部空間に位置する。ま
た、ギアボックス21にはベアリング23,24及びオ
イルシール25,26が設けられている。ベアリング2
3,24及びオイルシール25,26に、下軸20が回
転自在に挿通しており、下軸20はギアボックス21を
左右に貫通している。
【0033】ギアボックス21内において、下軸20に
ギア27(伝動機構を構成する。)が固定されている。
このギア27は、ギア28(伝動機構を構成する。)に
噛み合っている。ギア28は釜軸30の一端部に固定さ
れており、釜軸30はギアボックス21に設けられたオ
イルシール31及び軸受32に回転自在に挿通してい
る。釜軸30の一端部及びギア28は、ギアボックス2
1内に位置しており、釜軸30はギアボックス21から
左方に延出している。そして、モータ6によって下軸2
0が回転すると、ギア27,28によってモータ6の動
力が釜軸30の回転に伝動するようになっている。この
釜軸30の他端部には、釜装置(図示略)が設けられて
おり、釜軸30は回転することによって針棒4に同期し
て釜装置を回転させる(即ち、駆動する)ものである。
【0034】ギアボックス21内は密閉空間となってお
り、ギアボックス21内に潤滑油が充填されている。下
軸20、釜軸30及びギア27,28は、他の部品と摺
動するため、摺動部分の摩耗及び加熱を防ぐ目的で潤滑
油が充填されている。
【0035】以上のように構成される工業用ミシン1に
おいて、ミシンの冷却装置は、ギアボックス21と、検
出器12と、検出器15と、潤滑油と、温度センサ(即
ち、温度検出手段)33と、電動ファン34と、ベッド
部(即ち、ベッド8、テーブル3及びアンダーカバー1
3)等とから構成されており、制御装置7は冷却装置の
制御系も兼ねている。ミシンの冷却装置は、工業用ミシ
ン1特にギアボックス21の放熱効果を高めるために、
以下のような構成をしている。
【0036】まず、ギアボックス21の外表には、左右
に延在する突条となる複数のフィン21a,21a,…
が、互いに平行になるように形成されている。また、ギ
アボックス21に取付部材35が固定されており、この
取付部材35に電動ファン34が固定されている。ギア
ボックス21の左方において、電動ファン34がギアボ
ックス21に近接して配置されている。電動ファン34
は、周知のモータファンであり、回転することにより風
の流れ(即ち、強制対流)を発生させる複数の羽根を備
えるファン(図示略)と、このファンを回転駆動するモ
ータ(図示略)等とから構成されており、モータ6と独
立して作動するようになっている。この電動ファン34
は、ギアボックス21の左方からギアボックス21に向
けて送風するように配されており、送風方向はベッド8
の長手方向、即ちフィン21a,21a,…の延在方向
と略平行になっている。この電動ファン34は、制御装
置7に接続されており、制御装置7によって制御され
る。
【0037】温度センサ33は、アンダーカバー13内
においてギアボックス21の近傍に配置されており、具
体的には、電動ファン34の左方に配置されている。温
度センサ33は、サーミスタ等から構成されており、制
御装置7に接続されている。この温度センサ33は、ア
ンダーカバー13内の温度(即ち、ベッド部内の内部空
間の温度)を検出するようになっており、温度に応じた
検出信号を制御装置7に出力するようになっている。
【0038】制御装置7は、基本的にCPU(図示略)
及びメモリ(図示略)などを有するとともに、検出器1
2、検出器15、温度センサ33、電源スイッチ14、
モータ6、電動ファン34と信号の入出力を行うインタ
フェース(図示略)を有する周知の演算処理ユニットと
なっている。そして、制御装置7は、検出器12、検出
器15、電源スイッチ14からの信号に基づいて、モー
タ6及び電動ファン34を制御するようになっている。
【0039】制御装置7による各制御方法について説明
する。
【0040】〔制御方法〕オペレータが電源スイッチ
14に対してOn操作を行ったら、工業用ミシン1全体
に電源が接続される。そして、電源が接続されたら、制
御装置7は、作動信号を電動ファン34に出力する。作
動信号を受けた電動ファン34は、作動して、ギアボッ
クス21に向けて送風することによって、フィン21a
とフィン21aとの間に強制対流が起きる。これによ
り、ギアボックス21が冷却される。そして、オペレー
タが電源スイッチ14に対してOff操作を行ったら、
工業用ミシン1全体の電源が切断されて、電動ファン3
4が停止する。ここで、電源スイッチ14に対してOf
f操作が行われるまでの間、電動ファン34が作動し続
けているが、電動ファン34の作動中にオペレータ等が
ミシン本体2を倒伏させると、検出器12がOn動作
し、On信号を制御装置7に出力する。On信号を受け
た制御装置7は、電動ファン34に停止信号を出力し
て、電動ファン34を停止する。そして、オペレータが
ミシン本体2を起立させると、検出器12から制御装置
7にOff信号が出力され、Off信号を受けた制御装
置7は、作動信号を電動ファン34に出力して電動ファ
ン34を作動させる。なお、ミシン本体2が倒伏して電
動ファン34が停止した後、オペレータがミシン本体2
を起立させて、電源スイッチ14に対して一旦Off操
作を行ってからOn操作を行うと、制御装置7が作動信
号を電動ファン34に出力して電動ファン34を作動さ
せるようにしても良い。
【0041】制御方法では、オペレータが工業用ミシ
ン1をメンテナンスする場合、ミシン本体2を倒伏させ
るが、ミシン本体2が倒伏した場合に電動ファン34が
停止するため、オペレータは工業用ミシン1の電源を切
断しなくても安全にメンテナンスすることができる。
【0042】〔制御方法〕オペレータが電源スイッチ
14に対してOn操作を行ったら、工業用ミシン1全体
に電源が接続される。そして、オペレータがペダル等を
踏むことによって、モータ6が作動する。モータ6の作
動によって、検出器15はOn動作し、On信号を制御
装置7に出力する。On信号を受けた制御装置7は、作
動信号を電動ファン34に出力する。作動信号を受けた
電動ファン34は作動して、ギアボックス21に向けて
送風する。そして、オペレータがペダル等をはなすこと
によってモータ6が停止すると、検出器15がOff動
作し、Off信号を制御装置7に出力する。ここで、O
ff信号を受けるまで、制御装置7は、電動ファン34
を駆動し続ける。そして、Off信号を受けた制御装置
7は、電動ファン34に停止信号を出力する。停止信号
を受けた電動ファン34は停止する。なお、制御装置7
は、電動ファン34の作動中に、検出器12からOn信
号を受けた場合に(即ち、ミシン本体2が倒伏した場合
に)、電動ファン34を停止するようにしても良い。ま
た、オペレータがペダルを踏む或いは放すことによって
モータ6が作動或いは停止していたが、プログラムに従
って制御装置7がモータ6を作動・停止しても良く、制
御装置7がモータ6を作動させる際には電動ファン34
も作動させ、モータ6を停止する際には電動ファン34
も停止するようにしても良い。
【0043】以上のように、モータ6が作動すると、ギ
アボックス21内の下軸20、釜軸30及びギア27,
28が摺動するため、ギアボックス21内の各部及びギ
アボックス21が発熱するが、制御方法では、モータ
6が作動している最中即ち、ギアボックス21が発熱し
ている最中に電動ファン34からの送風によってギアボ
ックス21が冷却される。そして、モータ6の停止して
いる際には、電動ファン34も停止しているため、電動
ファン34の消費電力が抑えられる。
【0044】〔制御方法〕制御方法においては、制
御装置7は、時間を計時するタイマ36内蔵している。
オペレータが電源スイッチ14に対してOn操作を行っ
たら、工業用ミシン1全体に電源が接続される。そし
て、オペレータがペダル等を踏むことによって、モータ
6が作動する。モータ6の作動によって、検出器15は
On動作し、On信号を制御装置7に出力する。On信
号を受けた制御装置7は、作動信号を電動ファン34に
出力する。作動信号を受けた電動ファン34は作動し
て、ギアボックス21に向けて送風する。そして、オペ
レータがペダル等をはなすことによってモータ6が停止
すると、検出器15はOff動作し、Off信号を制御
装置7に出力する。Off信号を受けた制御装置7は、
タイマ36によって計時を開始する。そして、制御装置
7は、計時を開始してから所定時間が経過すると、計時
を終了する。ここで、制御装置7は、計時を終了するま
で電動ファン34を駆動し続ける。そして、計時が終了
すると、制御装置7は、停止信号を電動ファン34に出
力する。停止信号を受けた電動ファン34は停止する。
なお、制御装置7は、電動ファン34の作動中に、検出
器12からOn信号を受けた場合に(言い換えれば、ミ
シン本体2が倒伏した場合に)、電動ファン34を停止
するようにしても良い。
【0045】以上のように、モータ6が作動するとギア
ボックス21内の各部及びギアボックス21が発熱する
が、制御方法ではモータ6の作動中に電動ファン34
が作動して、ギアボックス21が冷却される。更に、モ
ータ6が停止しても、ギアボックス21及びギアボック
ス21内の各部が高温状態を維持している場合がある
が、モータ6が停止しても電動ファン34が作動し続け
るため、ギアボックス21及びギアボックス21内の各
部が冷却される。そして、所定時間経過後、電動ファン
34が停止するため、ギアボックス21やギアボックス
21内の各部が十分に冷めてから電動ファン34が停止
し、電動ファン34の消費電力が抑えられる。
【0046】〔制御方法〕工業用ミシン1全体に電源
が接続されている際に、制御装置7は、温度センサ33
から出力される温度を示す信号に基づいてアンダーカバ
ー13内の温度を判定する。そして、ギアボックス21
内の下軸20、釜軸30及びギア27,28が摺動する
ことによって、ギアボックス21及びギアボックス21
内の各部の温度が上昇し、アンダーカバー13内の温度
も上昇するが、制御装置7はアンダーカバー13内の温
度が所定温度以上になったと判定した場合に、作動信号
を電動ファン34に出力する。作動信号を受けた電動フ
ァン34は作動する。そして、制御装置7は、アンダー
カバー13内の温度が所定温度以下になったと判定する
まで、電動ファン34を駆動し続ける。そして、制御装
置7は、アンダーカバー13内の温度が所定温度以下に
なったと判定した場合に、電動ファン34に停止信号を
出力する。停止信号を受けた電動ファン34は停止す
る。なお、停止した電動ファン34を作動させる際の温
度は、作動している電動ファン34を停止する際の温度
と異なっていても良いし、同じであっても良い。また、
制御装置7は、電動ファン34の作動中に、検出器12
からOn信号を受けた場合に、電動ファン34を停止す
るようにしても良い。
【0047】以上のように、モータ6が作動するとギア
ボックス21内の各部及びギアボックス21が発熱し
て、アンダーカバー13内の温度が上昇するが、制御方
法ではギアボックス21内の温度が所定温度以上にな
ったとき電動ファン34が作動して、ギアボックス21
が冷却される。また、ギアボックス21が冷却されて、
アンダーカバー13内の温度が所定温度以下になったと
き電動ファン34が停止し、ギアボックス21は自然放
熱の状態となる。このように、アンダーカバー13内の
温度が冷却すべき温度になったときに、電動ファン34
が作動するようになっており、かつ、アンダーカバー1
3内の温度が冷却すべきでない温度になったときに、電
動ファン34が停止するため、電動ファン34の消費電
力が抑えられるとともに、ギアボックス21及びギアボ
ックス21内の各部の過熱・過冷却が抑えられる。
【0048】本実施の形態の効果を説明する。以上の実
施の形態では、電動ファン34は、上軸16に連動せず
に、モータ6とは独立して作動或いは停止する。従っ
て、モータ6が停止したものとしても、即ち、工業用ミ
シン1の縫製が停止したものとしても、電動ファン34
が作動し続けることができる。このため、モータ6が停
止しても、ギアボックス21及びギアボックス21内の
各部が高温状態を維持している場合があるが、モータ6
が停止しても電動ファン34は作動し続けて、ギアボッ
クス21に送風し続けるから、ギアボックス21及びギ
アボックス21内の各部が冷却される。
【0049】更に、電動ファン34がギアボックス21
のすぐ左方に配置されているため、電動ファン34で生
じた風がギアボックス21に直接あたり、ギアボックス
21及びギアボックス21内の各部の熱が効率よく放熱
される。また、電動ファン34からの送風方向と略平行
になるようにフィン21a,21a,…が延在している
ため、電動ファン34からの風がフィン21a,21
a,…との間を効率よく流れる。従って、ギアボックス
21の熱が効率よく放熱される。
【0050】〔第二の実施の形態〕次に、第二の実施の
形態として、本発明に係る冷却装置、及びこの冷却装置
を具備するミシンについて説明する。
【0051】まず、構成について説明する。第二の実施
の形態における工業用ミシンは、図1〜図4に示すよう
な工業用ミシン1と構成とほぼ同様の構成をしている。
但し、第二の実施の形態における工業用ミシンは、電動
ファン34及び取付部材35に代えて、電動ファン13
4(図5等に図示)及びねじ135,135,…(図5
等に図示)を具備している。そのため、第二の実施の形
態における工業用ミシンについては、第一の実施の形態
における工業用ミシン1と同様の構成要素に対して同様
の符号を付してその詳細な説明を省略する。
【0052】まず、ベッド部内の内部空間について、詳
細に説明する。図5は、ベッド部内の内部空間が示され
ている正面図であり、アンダーカバー13の一部が破断
して示されている。また、図6は、ベッド部内の内部空
間が示されている底面図であり、電動ファン134が仮
想線で示されているとともにアンダーカバー13の一部
が破断して示されている。
【0053】図5及び図6に示すように、アンダーカバ
ー13の内面には、ベッド部内の内部空間を左右の二つ
の室(即ち、釜室101と送風室102)に区切るため
の隔壁103が形成されている。この隔壁103は、前
後に長尺となっており、アンダーカバー13の下の内面
から上方に向けて突出するように設けられている。隔壁
103の左方の室が釜室101となり、右方の室が送風
室102となっている。また、ミシン本体2が起立した
状態では、隔壁103の上部とベッド8との間に隙間が
あり、隔壁103の上方において釜室101と送風室1
02が通じている。なお、ギアボックス21は、ミシン
本体2が起立した状態では、送風室102に位置する。
また、温度センサ33は、送風室102に配されており
(言い換えれば、ギアボックス21又はオイルタンク1
06の近傍に配されており)、送風室102の温度を検
出するようになっている。
【0054】ギアボックス21から左方に延出する釜軸
30の左端部(即ち、他端部)は、第二のギアボックス
104に挿入している。釜軸30は、第二のギアボック
ス104に対して回転自在となっている。釜軸30の他
端部には、かさ歯車(図示略)が固定されている。ま
た、釜軸30に対して略垂直に配された釜駆動軸116
が第二のギアボックス104から釜室101へと延出し
ており、釜駆動軸116は第二のギアボックス104に
対して回転自在となっている。第二のギアボックス10
4内にて、釜駆動軸116に第二のかさ歯車(図示略)
が固定されており、第二のかさ歯車は、釜軸30のかさ
歯車と噛み合っている。そして、釜軸30の回転が、か
さ歯車及び第二のかさ歯車によって釜駆動軸116の回
転に伝動するようになっている。なお、第二のギアボッ
クス104内には、潤滑油が充填されている。
【0055】釜駆動軸116の先端に釜装置105が設
けられている。第二の実施の形態において、釜軸30に
よって回転される釜装置105は、いわゆる垂直釜と称
されるものである。即ち、釜装置105は、テーブル3
に対して回転自在に取り付けられるとともに釜駆動軸1
16に固定されている外釜と、テーブル3に対して固定
されている内釜と、内釜に対して着脱自在なボビンケー
ス及びボビンとを備えており、釜室101内に配されて
いる。外釜は、釜駆動軸116に駆動されて、内釜の周
囲を回転するようになっている。そして、下糸が巻回さ
れているボビンが回転自在にボビンケースに装着され
て、ボビンケースが内釜に収納される。釜軸30及び釜
駆動軸116が回転することによって、針棒4の上下動
に同期して外釜が回転する。このように、釜装置105
と針5との協働により、被縫製物に縫い目が形成され
る。
【0056】隔壁103の右方に、即ち、送風室102
内にオイルタンク106が配されている。このオイルタ
ンク106は、ベッド8に取り付けられている。オイル
タンク106は、金属又はプラスチックで構成されてい
る。オイルタンク106には、給油口に通じる給油ホー
ス107が連通している。そして、オペレータ等が給油
口から潤滑油を補充すると、潤滑油が給油ホース107
を通ってオイルタンク106内に貯留されるようになっ
ている。
【0057】また、オイルタンク106には、浮き子ケ
ース(図示略)に通じるホース108が連通している。
この浮き子ケースには浮き子が挿入されている。浮き子
ケースには、オイルタンク106から潤滑油が供給され
ており、浮き子が潤滑油によって浮いている。そして、
オイルタンク106に貯留された潤滑油の残量に応じて
(即ち、オイルタンク106に貯留された潤滑油の油圧
に応じて)、浮き子が浮き子ケース内を浮き沈みし、こ
れにより、オペレータはオイルタンク106内のオイル
の残量を把握することができる。また、浮き子ケースに
は、上軸16(図1に図示)の摺動部(即ち、他の部品
と接して、上軸16が回転することによって摺動する箇
所)に通じるホース(図示略)が連通している。そし
て、オイルタンク106に貯留された潤滑油が、浮き子
ケースを介して上軸16の摺動部に供給されるようにな
っている。従って、上軸16の摺動部では、潤滑油によ
って摩耗及び加熱が防がれている。
【0058】また、オイルタンク106には、プランジ
ャポンプ110(即ち、後述するポンプケース111)
に通ずる供給ホース109が連通している。プランジャ
ポンプ110は、ギアボックス21の右部に固定された
ポンプケース111と、ポンプケース111内にておい
て釜軸30に固定された偏心部材(図示略)と、この偏
心部材の回転によって進退するプランジャ(図示略)と
を備えている。また、ポンプケース111には、油量調
整機構112に通ずる第二供給ホース113が連通して
いる。そして、このプランジャポンプでは、釜軸30と
ともに偏心部材が回転するとプランジャがポンプケース
111内へと進退運動するが、プランジャが後退する
と、潤滑油がオイルタンク106から供給ホース109
を介してポンプケース111内へと吸い上げられるよう
になっている。一方、プランジャが前進すると、潤滑油
がポンプケース111内から油量調整機構112へと流
れ出されるようになっている。
【0059】油量調整機構112には、釜装置105に
通ずる第三供給ホース114が連通している。更に、油
量調整機構112には、オイルタンク106に通じる環
流ホース115が連通している。そして、プランジャポ
ンプ110から第二給油ホース113を介して油量調整
機構112に送られてきた潤滑油は、第三供給ホース1
14を介して釜装置105(詳細には、外釜と内釜とが
接する摺動箇所)に流れ出されるようになっているとと
もに、環流ホース115を介してオイルタンク106に
流れ出されるようになっている。この油量調整機構11
2は、第三供給ホース114の開度或いは環流ホース1
15の開度を調整するものである。これによって、油量
調整機構112は、全体の油量(即ち、プランジャポン
プ110から油量調整機構112に送られてきた潤滑油
の油量)に対する釜装置105へ流出する潤滑油の油量
の割合を調整することができる。
【0060】釜装置105へ流れた潤滑油は、釜装置1
05から釜室101へと流出して、潤滑油が釜室101
の底面に貯まっていくようになっている。釜装置105
に潤滑油が供給されることによって、釜装置105にお
ける摩耗及び加熱が防がれている。なお、縫製の際に生
じた糸くずが、釜装置105から飛び出し、釜室101
の底面に貯まっていくようになっている。
【0061】ベッド部内の内部空間は以上のように構成
されており、モータ6が作動すると、上軸16が回転
し、下軸20が回転し、釜軸30が回転し及び釜駆動軸
116が回転する。これにより、上軸16は他の部材或
いは機構と摺動し、釜装置105では外釜が内釜に対し
て摺動し、ギアボックス21内では下軸20、釜軸30
並びにギア27,28は他の部品と摺動し、及び第二の
ギアボックス104内では釜軸30、かさ歯車並びに第
二のかさ歯車が摺動する。これにより、摺動する部品及
び機構(例えば、釜装置105、ギアボックス21内の
部品並びに機構、及び第二のギアボックス内の部品並び
に機構等)が発熱し、ベッド部内の内部空間の温度が上
昇する。そこで、第二の実施の形態では、電動ファン1
34が、アンダーカバー13外からベッド部内の内部空
間に外気を送り、ベッド部内の内部空間に強制対流を起
こすことによってベッド部内の内部空間に存する部品或
いは機構に向けて送風している。これにより、ベッド部
内の内部空間に存する部品或いは機構が放熱され、ベッ
ド部内の内部空間が冷却される。
【0062】具体的には、電動ファン134は、以下の
ようにして設けられている。即ち、アンダーカバー13
の下の面には、アンダーカバー13外から送風室102
へと通じる貫通孔が形成されている。この貫通孔を塞ぐ
ようにして、電動ファン134が135,135,…に
よってアンダーカバー13に固定されている。
【0063】電動ファン134は、周知のモータファン
であり、回転することにより強制対流を発生させる複数
の羽根を備えるファン136と、このファンを回転駆動
するモータ137等とから構成されており、モータ6と
独立して作動するようになっている。この電動ファン1
34は、下から上に向けて送風するように配されてお
り、上記貫通孔を介して外気をベッド部内の内部空間に
送るようになっている。また、底面視して(或いは、平
面視して、即ち電動ファン134の送風方向に見て)、
電動ファン134はオイルタンク106の一部、給油ホ
ース107の一部、ホース108の一部及び供給ホース
109の一部に重なっている。これにより、作動した電
動ファン134から送られた風が、オイルタンク106
の下部、給油ホース107、ホース108及び供給ホー
ス109に直接あたるようになっている。これにより、
オイルタンク106から熱が放熱されてオイルタンク1
06内の潤滑油が冷却されるとともに、給油ホース10
7、ホース108並びに供給ホース109から熱が放熱
されて各ホースを流れている潤滑油が冷却される。
【0064】更に、電動ファン134から送られた風
が、給油ホース107、ホース108及び供給ホース1
09との間を通って、ベッド8の裏面(即ち、ベッド部
内の内部空間を形成する上面)に当たるようになってい
る。ベッド部8の裏面に当たった風は、ベッド部8の裏
面で拡散する。これにより、ベッド部8の裏面からオイ
ルタンク106の上部に向かった対流が生じ、オイルタ
ンク106に風が当たるから、オイルタンク106及び
オイルタンク106内の潤滑油が冷却される。また、ベ
ッド部8の裏面からギアボックス21に向かった対流が
生じ、ギアボックス21に風が当たるとともにフィン2
1aとフィン21aとの間を風が流れるから、ギアボッ
クス21及びギアボックス21内の部品及び機構が冷却
される。
【0065】更に、電動ファン134から送風室102
内に風が送られることで、送風室102内の内部気圧が
上昇する。従って、送風室102の内部気圧は、釜室1
01の内部気圧より高くなり、送風室102から釜室1
01へと向かった対流が生じる。即ち、隔壁103の上
方の隙間を通って、風が釜室101へと流れる。そのた
め、釜室101に存する釜装置105に風があたり、釜
装置105が冷却される。また、送風室102から釜室
101へと風が流れるため、釜装置105から飛び出た
潤滑油及び糸くずが送風室102に向かうことがない。
そのため、送風室102が潤滑油及び糸くずによって汚
れず、送風室102の清掃に係る労力が軽減される。
【0066】なお、第二の実施の形態においても、第一
の実施の形態と同様に、工業用ミシンは、制御装置7、
電源スイッチ14、検出器12、検出器15及び温度セ
ンサ33を備えている。そして、第二の実施の形態で
は、電動ファン34に代えて電動ファン134が制御装
置7に接続されており、電動ファン34の場合と同様に
(即ち、制御方法〜の何れかの方法のように)電動
ファン134が制御装置7によって制御される。
【0067】第二の実施の形態では、電動ファン134
は、上軸16に連動せずに、モータ6とは独立して作動
或いは停止する。従って、モータ6が停止したものとし
ても、即ち、工業用ミシンの縫製が停止したものとして
も、電動ファン134が作動し続けることができる。こ
のため、モータ6が停止しても、ベッド部内の内部空間
(及び内部空間に存する各部品若しくは機構(例えば、
釜装置105、ギアボックス21、オイルタンク10
6、ギア27,28、下軸20及び釜軸30等))が高
温状態を維持している場合があるが、モータ6が停止し
ても電動ファン134は作動し続けて、ベッド部内の内
部空間に送風し続けるから、ベッド部内の内部空間及び
各部品若しくは機構が冷却される。
【0068】また、工業用ミシンの動作中にベッド部内
の内部空間に存する各部品が発熱しても、電動ファン1
34によってオイルタンク106、給油ホース107、
ホース108及び供給ホース109が冷却されることで
定常状態となり、釜装置105に供給される潤滑油の温
度がほぼ一定となる。従って、釜装置105に供給され
る潤滑油の粘性がほぼ一定となり、潤滑油による釜装置
105の潤滑が安定して行われる。従って、釜装置10
5による縫製が安定して行われる。
【0069】オイルタンク106、給油ホース107、
ホース108及び供給ホース109が冷却されること
で、釜装置105或いは上軸16の摺動部に供給される
潤滑油も冷却されるから、釜装置105或いは上軸16
の摺動部の加熱が更に抑えられる。特に、釜装置105
は、潤滑油によって冷却されるとともに、電動ファン1
34による対流によっても冷却されるため、釜装置10
5に対しての冷却効果は非常に良い。
【0070】また、電動ファン134がアンダーカバー
13外から内部空間に向けて送風しているため、内部空
間に対しての冷却効果が非常に良い。
【0071】なお、本発明は、上記各実施の形態に限定
されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲におい
て、種々の改良並びに設計の変更を行っても良い。
【0072】例えば、本発明に係る冷却装置は、上記工
業用ミシンだけでなく、偏平縫いミシン、ボタン穴かが
りミシン、本縫いミシン、家庭用ミシン等の他のミシン
にも適用できる。また、ギアボックス21に収納された
ものは、ギア27,28及び下軸20の一部、釜軸30
の一部に限らず、モータ6の動力を伝動するためのクラ
ンク機構又はカム機構、モータ6の動力を伝動して送り
歯に上下方向の運動を付与する上下送り機構、モータ6
の動力を伝動して送り歯に水平方向の運動を付与する水
平送り軸、送り機構に送り運動を付与する送り軸等であ
っても良い。また、制御装置7は、上述したようにモー
タ6及び電動ファン34若しくは電動ファン134を制
御できれば、専用の論理回路であっても良い。また、電
動ファン34に対向するギアボックス21の面に、複数
のフィンが平行に配列されてなるフィン列が形成されて
いても良い。また、ベッド8の裏面に突条となるリブ或
いはフィンが形成されていても良い。
【0073】また、オイルタンク106或いはギアボッ
クス21の表面に、ペルチェ素子が設けられていても良
い。ペルチェ素子は、ペルチェ素子に電流が流れること
によってオイルタンク106或いはギアボックス21の
表面から熱を吸熱する機能を有し、ペルチェ素子に電動
ファン34又は電動ファン134が送風することで、ペ
ルチェ素子の熱が放熱される。従って、オイルタンク1
06或いはギアボックス21に対しての放熱効果が向上
する。
【0074】また、電動ファン34或いは電動ファン1
34が強制対流を起こして送風していたが、モータ6に
対して独立して作動及び送風するものであれば、電動フ
ァン34又は電動ファン134に代えてエアポンプ等の
送風装置でも良い。なお、エアポンプに比較しても、電
動ファンの方が小型であるとともに空気を圧縮するため
の設備を必要としないため、ミシンの小型化が図れると
ともに、静かなミシンが提供される。
【0075】また、プランジャポンプ110によってオ
イルタンク106から釜装置105へ潤滑油が供給され
ていたが、釜軸30に連動して潤滑油を釜装置105に
給油できるものであれば、プランジャポンプ110に代
えてヤブスコポンプ若しくは渦巻き式ポンプ等の供給手
段であっても良い。
【0076】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、送風装置
が他の駆動系とは独立して作動するため、ミシンの他の
駆動系が停止していても、送風装置からの送風によって
内部空間に強制対流が生じる。また、内部空間に箱体が
配されているため、強制対流によって箱体及び箱体内の
潤滑油が冷却される。
【0077】請求項2記載の発明によれば、送風装置が
電動ファンであるため、冷却装置強いてはミシンのコス
ト増大が抑えられるとともに、ミシンの肥大化が抑えら
れる。
【0078】請求項3記載の発明によれば、箱体の近傍
に送風装置が配置されているため、送風装置で生じた風
が直接箱体にあたり、発熱する箱体或いは伝動機構の熱
が効率よく放熱される。
【0079】請求項4記載の発明によれば、送風装置か
らの送風方向が突条に略平行となっているので、突条と
突条との間に送風装置からの風が効率良く流れる。その
ため、箱体の熱が効率よく放熱される。
【0080】請求項5記載の発明によれば、内部空間の
温度が高温であったとしても、内部空間より温度の低い
外気が送風装置によって内部空間に送られるため、箱体
或いは内部空間がより効率よく冷却される。
【0081】請求項6記載の発明によれば、送風装置が
起こした強制対流によって、オイルタンクが冷却される
とともに潤滑油も冷却される。冷却された潤滑油によっ
てその供給箇所も潤滑油によって冷却される。
【0082】請求項7記載の発明によれば、送風装置で
生じた風が直接オイルタンク或いは流路にあたるため、
オイルタンク或いは流路の熱が効率よく放熱し、更に潤
滑油も効率よく冷却される。潤滑油に対しての冷却効率
が良いため、潤滑油が供給される供給箇所も効率よく冷
却される。
【0083】請求項8記載の発明によれば、ミシン本体
が倒伏したことの検出に基づき制御手段が送風装置を制
御するため、例えば、制御手段はミシン本体がベッド部
に対して倒伏した場合に作動した送風装置を停止するよ
うに制御することができる。そのため、ベッド部に送風
装置が設けられていても、オペレータは安全にメンテナ
ンスを行うことができる。
【0084】請求項9記載の発明によれば、内部空間の
検出温度に基づいて制御手段が送風装置を制御するた
め、例えば、内部空間の温度が所定温度以上になった場
合に、制御手段が送風装置を駆動するように制御できた
り、内部空間の温度が所定温度以下になった場合に、制
御手段が送風装置を停止するように制御したりすること
ができる。そのため、箱体、潤滑油或いは内部空間の過
熱及び過冷却を抑えられる。
【0085】請求項10記載の発明によれば、モータが
停止してから所定時間経過するまで、送風装置が作動し
ているため、モータが停止した後であっても箱体、伝動
機構或いは内部空間が冷却される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るミシンの冷却装置を適用した工業
用ミシンが概略的に示されている正面図であり、一部が
透視して示されている。
【図2】上記工業用ミシンが上方から示されている図面
であり、ミシン本体が後に倒伏されている。
【図3】上記工業用ミシンに設けられるギアボックスが
破断して示されている部分断面図である。
【図4】上記ミシンの冷却装置の制御系の概略構成が示
されているブロック図である。
【図5】別の例の工業用ミシンのベッド部内の内部空間
が示されている正面図である。
【図6】上記別の例の工業用ミシンのベッド部内の内部
空間が示されている底面図である。
【符号の説明】
1 工業用ミシン(ミシン) 2 ミシン本体 3 テーブル(ベッド部を構成する。) 6 モータ 7 制御装置(制御手段) 8 ベッド(ベッド部を構成する。) 11 開口部 12 検出器(検出手段) 13 アンダーカバー(ベッド部を構成する。) 15 検出器(停止検出手段) 21 ギアボックス(箱体) 21a フィン(突条) 27 ギア(伝動機構を構成する。) 28 ギア(伝動機構を構成する。) 33 温度センサ(温度検出手段) 34 電動ファン(送風装置) 30 釜軸(運動軸) 35 取付部材 101 釜室(内部空間) 102 送風室(内部空間) 105 釜装置(供給箇所) 106 オイルタンク(箱体) 109 供給ホース(流路) 110 第二供給ホース(流路) 111 第三供給ホース(流路) 110 プランジャポンプ(供給手段) 134 電動ファン(送風装置)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 伊藤 文夫 東京都調布市国領町8丁目2番地の1 ジ ューキ株式会社内 Fターム(参考) 3B150 AA02 CA03 CE01 CE08 CE22 CE25 CE26 CE27 GB03 GD12 GD26 GH04 GH08 JA03 LA00 LB01 MA16 NC03 QA06

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内部空間が形成されたベッド部と、 前記内部空間に配され、潤滑油が貯留された箱体と、 独自に作動及び送風することによって、前記内部空間に
    強制対流を起こす送風装置と、 を備えることを特徴とするミシンの冷却装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載のミシンの冷却装置におい
    て、 前記送風装置が、電動ファンであることを特徴とするミ
    シンの冷却装置。
  3. 【請求項3】請求項1又は2記載のミシンの冷却装置に
    おいて、 前記箱体には、モータの動力を伝達する伝達機構が収納
    され、及び潤滑油が充填されており、 前記送風装置は、前記箱体の近傍に配置され、前記箱体
    に向けて送風することを特徴とするミシンの冷却装置。
  4. 【請求項4】請求項3記載のミシンの冷却装置におい
    て、 互いに略平行に並んだ複数の突条が前記箱体に設けら
    れ、 前記送風装置の送風方向が前記突条に略平行となるよう
    に前記送風装置が配されることを特徴とするミシンの冷
    却装置。
  5. 【請求項5】請求項1又は2記載のミシンの冷却装置に
    おいて、 前記送風装置が、前記ベッド部外から前記内部空間に向
    けて送風するように配されていることを特徴とするミシ
    ンの冷却装置。
  6. 【請求項6】請求項1、2又は5記載のミシンの冷却装
    置において、 前記箱体は潤滑油が貯留されたオイルタンクであり、 ミシンの運動軸に連動して、前記内部空間に配される流
    路を介して前記オイルタンクから供給箇所へ潤滑油を供
    給する供給手段を備えることを特徴とするミシンの冷却
    装置。
  7. 【請求項7】請求項6記載のミシンの冷却装置におい
    て、 前記オイルタンクと前記流路とのうちの少なくとも一方
    が、前記送風装置の送風先に配されていることを特徴と
    するミシンの冷却装置。
  8. 【請求項8】請求項1から7の何れかに記載のミシンの
    冷却装置において、 前記送風装置が前記ベッド部に設けられ、 前記ベッド部に開口部が形成され、 前記ベッド部に対して、ミシン本体が前記開口部を塞ぐ
    ようにして起立した状態と前記開口部を開放するように
    して倒伏した状態とに起伏可能に取り付けられており、 前記ミシン本体が倒伏したことを検出する検出手段と、
    前記検出手段による検出に基づいて前記送風装置を制御
    する制御手段とを備えることを特徴とするミシンの冷却
    装置。
  9. 【請求項9】請求項1から7の何れかに記載のミシンの
    冷却装置において、 前記内部空間の温度を検出する温度検出手段と、前記温
    度検出手段が検出した温度に基づいて前記送風装置を制
    御する制御手段とを備えることを特徴とするミシンの冷
    却装置。
  10. 【請求項10】請求項3又は4記載のミシンの冷却装置
    において、 前記モータの停止を検出する停止検出手段と、前記停止
    検出手段が検出してから所定時間経過するまで前記送風
    装置を作動させて、前記送風装置を前記所定時間経過後
    に停止する制御手段とを備えることを特徴とするミシン
    の冷却装置。
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