JP2003018421A - 画像処理方法 - Google Patents

画像処理方法

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JP2003018421A
JP2003018421A JP2002101405A JP2002101405A JP2003018421A JP 2003018421 A JP2003018421 A JP 2003018421A JP 2002101405 A JP2002101405 A JP 2002101405A JP 2002101405 A JP2002101405 A JP 2002101405A JP 2003018421 A JP2003018421 A JP 2003018421A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 デバイスの色再現モデルを生成する場合、デ
バイスの色空間で等間隔な信号値を利用して例えば9×9
×9格子分の測色が行われる。一般に、格子点の数を増
せば、色再現モデルの推定精度は向上するが、測色回数
も増すため測定に要する時間が長くなる。 【解決手段】 カラーマッチングを行う前段色処理テー
ブル212、色分解を行う後段色処理テーブル203の二段か
らなるプリンタシステムにおいて、後段色処理テーブル
203におけるプリンタのCMYKcm信号の切替り方に応じ
て、RGBデバイス色空間内に非等間隔に設定したカラー
パッチを印刷し、そのカラーパッチを測色したデータ20
2を用いてプリンタの色再現モデルを生成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は画像処理方法に関
し、例えば、複数の測色値を用いてデバイスの色再現モ
デルを生成する画像処理に関する。
【0002】
【従来の技術】スキャナやディジタルカメラなどの入力
デバイスと、モニタやプリンタなどの出力デバイスとの
間では、複数のカラー入出力デバイス間の色変換特性を
表すデータであるプロファイルを用いてカラーマッチン
グが行われる。例えば、プリンタの出力用プロファイル
は、以下のような方法により作成される。
【0003】まず、プリンタに依存する色空間の色信号
であるRGB値(またはCMYK値)に基づいて、それらの色
のカラーパッチを所定数、プリンタによって出力し、そ
のカラーパッチを測色してプリンタに依存しない色空間
の色信号であるXYZ値(またはLab値)を得る。これによ
りRGB値とXYZ値との間の関係が求まる。
【0004】次に、得られたRGB値からXYZ値への関係を
利用して、反復法などによりマスキング係数を決定した
り、RGB値からXYZ値への写像を求めることで、逆方向へ
の関係であるXYZ値(またはLab値)からRGB値(またはC
MYK値)への関係を色修正データとして求める。
【0005】上述のプロファイル作成処理において、RG
B値(またはCMYK値)からXYZ値(またはLab値)への関
係を求める場合、カラーパッチなどのサンプル数が多い
ほどその精度が高くなるが、RGB色空間のすべての色を
サンプルとしてプリント出力することは非現実的であ
る。そこで、RGB値(またはCMYK値)からXYZ値(または
Lab値)への関係を得るために以下の方法が用いられ
る。 (1) RGBなどの基本色を測色し、これを刺激値として用
いたNeugebauer方程式によりXYZ値を求める方法。 (2) 色空間における距離が等間隔なカラーパッチを測色
して、RGB値とXYZ値との関係を求め、これらのカラーパ
ッチの間の中間色については線形補間により測色値を推
定して同様の関係を求める方法。 (3) 上記(2)の方法と同様であるが、カラーパッチを測
色して得た関係に対して、より精度を向上させるため曲
線補間を行う方法(例えば、特開昭63-254888号公
報)。 (4) 上記(3)の方法と同様であるが、カラーパッチを測
色して得た関係に対して、より精度を向上させるために
非線形マスキングモデルを設定して色を予測する方法。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記(1)の方法はC(Cya
n)、M(Magenta) 、Y(Yellow)、R(Red) 、G(Green)、B(B
lue)、K(Black) および記録媒体の色W(White) の八点に
対する刺激値としてのXYZ値と、CMYなどの基本色の各面
積率とを用いたNeugebauer方程式によって、任意のCMY
値に対するXYZ値を推定する方法である。この方法は基
本色八点を頂点とする三次元補間と等価であるが、実際
の色変換特性はより複雑であるため、一般には精度の点
で劣る。
【0007】上記(2)および(3)の方法はともに、色空間
における距離が等間隔なカラーパッチを利用する方法で
ある。このカラーパッチの値としてプリンタ信号がつく
るRGB空間の等間隔な格子点の座標値が選ばれる(例え
ば9×9×9格子)。この場合、一般に、格子点の数を増
せば、色の推定精度は向上するが、測色回数も増すため
測定に要する時間が長くなる。
【0008】例えば、ここであるモニタRGB値に対応す
るCMYKcm値(カラープロファイル)を求めることを考え
る。なお、cはライトシアン、mはライトマゼンタであ
る。CMYKcm値を求めるべきモニタRGB値は図8のP10であ
る。ここでは、モニタRGB値をプリンタガマット内の色
(L*a*b*値)に対応付けるガマットマッピングにおい
て、マッピング前後における彩度が保たれるようにマッ
ピングが行われたと仮定する。そうすると、P10に対応
するプリンタガマット上の位置はP20であり、実際のプ
リンタガマット上のL31上に位置する。しかし、図8に破
線で示すように、サンプリングを用いた四面体補間によ
りプリンタガマットを構成するために、P20に対応する
位置はL30上へずれてしまう。つまり、色空間における
距離が等間隔なカラーパッチを測色する方法によると、
L31のCMYKcmの組み合わせ(図8の左側)で印刷されるべ
きところが、L30のインク切替り部(図8の左側)までず
れ込んでしまうことになり、階調性が悪化することがあ
る。なお、図8の詳細については、実施形態の説明に記
載する。
【0009】また、上記(2)の方法は、カラーパッチ間
の点の測色値を推定する場合、測色によって得られたXY
Z値(またはLab値)をルックアップテーブル(以下「LU
T」と呼ぶ)の対応する格子点へ格納し、カラーパッチ
の中間にあるRGB値またはCMYK値に対し、その近傍の八
点または四点を用いる八点補間や四点補間などの線形補
間によってXYZ値を推定する。このような線形補間は、
一般に、その補間結果が滑らかさに欠け、実際の特性と
の誤差が比較的大きなものである。従って、(2)の方法
による推定結果をICC(International Color Consortiu
m)プロファイルのAtoBO Tagなどへ格納すると、プリン
ト結果をモニタ上でプレビューする際にノイズが多く含
まれる。また、RGB値などの入力値が格子点と同じ座標
を示す場合は、出力値が測色値そのものになり、測色時
の測色誤差が直接出力に反映されてしまう。
【0010】上記(2)の方法に対し、上記(3)の方法は、
(2)の方法と同様にLUTを用い、RGB値またはCMYK値に対
し、その近傍の三点以上を用いて曲線補間する方法であ
り、線形補間よりは良好な結果が得られる可能性が高
い。しかし、入力値の近傍の点にのみ着目するため、測
色時の測色誤差がこれら近傍の各点に対して相対的に大
きくなり、測色誤差を充分には緩和できない。
【0011】上記(4)の方法は、非線形なマスキングモ
デルを設定するため比較的精度の高い色予測ができる。
しかし、例えばCMYKcm六色のインクジェットプリンタに
使用される、CMYKcm各インクに対応する信号値の切替り
方が大きな違いとなって現れるような系においては、そ
の予測精度が不充分で充分な階調性が得られない。
【0012】本発明は、上述の問題を個々にまたはまと
めて解決するためのもので、より少ない測色値を使用し
て、デバイスの色再現モデルを高精度に生成することを
目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記の目的を
達成する一手段として、以下の構成を備える。
【0014】本発明にかかる画像処理方法は、複数の測
色値を用いてデバイスの色再現モデルを生成する画像処
理方法であって、前記複数の測色値は、前記デバイスの
色信号空間上に略等間隔に配置された信号値および非等
間隔に配置された少なくとも一つの信号値に基づき生成
されるカラーパッチから測色されることを特徴とするこ
とを特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明にかかる一実施形態
の画像処理装置を図面を参照して詳細に説明する。
【0016】[構成]図1は実施形態の画像処理装置の
概略構成を示すブロック図である。
【0017】図1において、ホストコンピュータ100は、
ワープロ、表計算、インターネットブラウザなどのアプ
リケーションソフトウェア101、オペレーティングシス
テム(OS)102、並びに、アプリケーションソフトウェア1
01からOS102へ発行される各種描画命令群(イメージ描
画命令、テキスト描画命令およびグラフィクス描画命令
など)を描画処理して、出力画像を表す印刷データを作
成するプリンタドライバ103、および、モニタ105に表示
する画像データを作成するモニタドライバ104などのソ
フトウェアを有する。
【0018】ホストコンピュータ100は、これらソフト
ウェアを動作させるための各種ハードウェアとして、CP
U108、ハードディスクドライブ(HDD)107、RAM109および
ROM110などを備える。
【0019】なお、図1に示す構成として、Windows(マ
イクロソフト社の登録商標)をOS102として、印刷機能
を有する任意のアプリケーションソフトウェア101とし
てインストールしたパーソナルコンピュータ100が考え
られる。さらに、プリンタ106としては例えばインクジ
ェットプリンタを、モニタ105としてはCRTやLCDなどが
利用可能である。
【0020】ホストコンピュータ100のアプリケーショ
ンソフトウェア101は、モニタ105に表示された画像に基
づき、文字などのテキストに分類されるテキストデー
タ、図形などのグラフィクスに分類されるグラフィクス
データ、写真画像などに分類されるイメージデータなど
を用いて、印刷されるべき出力画像データを作成する。
そして、出力画像を印刷する場合、アプリケーションソ
フトウェア101からOS102に印刷要求が発行され、テキス
トデータ部分はテキスト描画命令、グラフィクスデータ
部分はグラフィクス描画命令、および、イメージデータ
部分はイメージ描画命令として構成される描画命令群が
OS102に送られる。
【0021】OS102は、印刷要求を受け付けると、印刷
を実行すべきプリンタに対応するプリンタドライバ103
に描画命令群を渡す。プリンタドライバ103は、OS102か
ら入力される印刷要求および描画命令群を処理して、プ
リンタ106が印刷可能な印刷データを作成し、印刷デー
タをプリンタ106に転送する。
【0022】プリンタ106がラスタプリンタである場
合、プリンタドライバ103は、描画命令群に対して、順
次、画像補正処理を行い、順次、RGB24ビットのページ
メモリに画像をラスタライズする。すべての描画命令が
ラスタライズされた後、プリンタドライバ103は、ペー
ジメモリに格納されたRGBデータをプリンタ106が印刷可
能なデータ形式、例えばCMYKデータに変換し、CMYKデー
タをプリンタ106に転送する。
【0023】図2はプリンタドライバ103が行う処理を説
明する図である。
【0024】図2において、画像補正処理部120は、OS10
2から入力される描画命令群に含まれる色情報に対して
画像補正処理を行う。具体的には、RGB色情報を輝度・
色差信号に変換して輝度信号に露出補正処理を施した
後、補正後の輝度・色差信号をRGB色情報に逆変換する
処理である。
【0025】プリンタ用補正処理部121は、画像補正処
理されたRGB色情報を参照して、描画命令に基づき画像
をラスタライズし、ページメモリ上にラスタ画像を生成
する。そして、ラスタ画像に色再現空間マッピング(ガ
マットマッピング)、CMYKへの色分解および階調補正な
どの処理を施し、画素ごとにプリンタ106の色再現性に
依存するCMYKデータを生成する。
【0026】図3はプリンタ用補正処理部121の処理を詳
細に説明する図である。
【0027】図3において、入力画像データB1は、前段
色信号変換部B2におけるカラーマッチング処理、後段色
信号変換部B3におけるインクジェットプリンタの特性を
考慮した色分解処理、並びに、階調補正部B4における階
調補正およびハーフトーン処理が施され、各インクに対
応するCMYKcmのドット情報としてプリンタB5に転送さ
れ、画像が形成される。
【0028】[前段色処理テーブルの導出]次に、図4
を参照して、前段色信号変換部B2で使用される前段色処
理テーブル212の導出方法について詳述する。
【0029】前段色処理テーブル212は、異なる色再現
性を有するRGBモニタおよびRGBプリンタの出力機器間で
カラーマッチングを行うための三次元LUTである。前段
色処理テーブル212の導出は、大まかには、モニタRGBデ
ータ205およびプリンタRGBデータ231を機器に依存しな
い色空間(Device Indepent Space: DIS)のデータに変換
し、モニタRGBデータ205とプリンタRGBデータ231との対
応付けを行うことである。
【0030】●モニタRGBからDISへの変換 モニタRGBデータ205を、例えばsRGBなどの規格による変
換式を用いる演算により、DISであるXYZ色空間のデータ
に変換する。ここでは、さらに人間の色覚を考慮して、
CIE L*a*b*色空間における色度を求める。
【0031】●プリンタRGBからDISへの変換 プリンタ106として、実施形態では、濃インクのCMYKお
よび淡インクのcmの計六色のインクを使用するインクジ
ェットプリンタを想定する。インクジェットプリンタで
は、印刷したドットの粒状感や、記録媒体が単位時間、
単位面積当りで受容可能な総インク液滴量を考慮した上
で色分解を行う必要がある。これらの条件を考慮した上
で、入力RGBデータを色分解して、適当なCMYKcmのイン
クの組み合わせを出力する後段色処理テーブル203が予
め設定されている。
【0032】後段色処理テーブル203を介してプリンタ
の色処理を操作すれば、プリンタの構成、例えばCMYKの
四色であるとか、CMYKcmの六色であるとかといった構成
に左右されることなく、単にRGBデータを処理するRGBデ
バイスとして、プリンタを扱うことができる。
【0033】また、インクジェットプリンタでは、イン
クの混色による発色の変化、記録媒体へのインクの浸透
の仕方による発色の変化など、複雑かつ多岐に亘る要因
が発色に関連するので、その発色特性を解析によって予
測することは困難である。そこで発色を予測する困難を
避けつつ、インクジェットプリンタの色再現性を表現す
るために、次の方法で、ある特定のプリンタRGBに対応
するL*a*b*データを求め、プリンタRGBとL*a*b*との対
応関係を三次元のテーブル形式で表現することを考え
る。つまり、可能なプリンタRGBデータの組み合わせ、
かつ、適当なサンプリング間隔でカラーパッチを印刷
し、それらカラーパッチを、例えばGretag社のSpectrol
inoなどの測色器によって測定し、プリンタ色再現空間
の格子点データ(L*a*b*値)を求める。格子点のL*a*b*
値が得られれば、任意のプリンタRGB値に対応するL*a*b
*値(DISの座標値)は、例えば四面体補間などの公知の
補間演算を使用して格子点L*a*b*値から求めることがで
きる。
【0034】実施形態では、後段RGB信号値のサンプリ
ング間隔を「16」とし、後段RGB信号値0、16、32、48、
64、80、96、112、128、144、160、176、192、208、22
4、240および255の各格子点を有する17×17×17格子(4
913点)の後段色処理テーブル203を用いる。
【0035】後段色処理テーブル203の格子点のL*a*b*
データは、格子点を間引き(サンプリング間隔「32」相
当の格子点間隔に一点を追加)、後段RGB信号値0、16、
32、64、96、128、160、192、224および255の各格子点
に対応する(9+1)×(9+1)×(9+1)格子(1000点)、つま
り実際に用いる後段色処理テーブル203のサブセット210
について測色し、1000個のL*a*b*データ202を求める。
そして、四面体補間などの公知の補間演算により、サブ
セットであるL*a*b*データ202を拡張したセットであ
る、後段色処理テーブル203の格子点データであるL*a*b
*データ204を求める。
【0036】●ガマットマッピング 次に、モニタのL*a*b*データ206をプリンタターゲット
のL*a*b*データ207へ変換するガマットマッピングを図5
を参照して説明する。
【0037】図5に示すL*a*b*色空間において、モニタR
GBのガマット(色再現域)は、プリンタRGBのガマット
よりも明度L*および彩度Sともに広い。従って、L*a*b*
色空間上でモニタRGBとプリンタRGBとを単に対応付ける
だけでは、モニタに表示されるすべてのRGBの組み合わ
せを、適切な色度としてプリンタで出力することはでき
ない。そこで、L*a*b*値を一致させることはできない
が、モニタ表示に類似する色合いなどとしてプリンタで
出力が可能になるようガマットマッピングを行う。
【0038】ガマットマッピングの方法としては、実施
形態では、L*a*b*色空間上でモニタRGBデータ205のガマ
ットを変更して、プリンタターゲットのL*a*b*データ20
7を生成し、プリンタターゲットのL*a*b*データ207が、
プリンタRBGのガマットの内側に入るように、例えば図5
に示すように、明度L*を維持したまま、彩度S=√(a* 2+b
*2)を下げるなどの処理を行う。
【0039】●前段色処理テーブルの生成 上記のガマットマッピングによって、プリンタターゲッ
トのL*a*b*データ207は、プリンタのRGBガマットの中に
入るように調整される。すなわち、図4に示すP1→P2の
処理を辿って、プリンタターゲットのL*a*b*データ207
をプリンタRGBデータ231に対応付けることができる。
【0040】ここで、プリンタのRGBガマットの中に納
まるように変換されたプリンタターゲットのL*a*b*デー
タ207の各点(L*a*b*値)について、L*a*b*→RGB変換を行
わなければならない。ここでは、L*a*b*→RGB変換対象
のプリンタターゲットのL*a*b*データ207と、その周辺
のプリンタのRGBガマットを構成する点を用いて四面体
補間することでRGBを求め、プリンタのRGBガマット内に
納まらない点については外挿する。なお、L*a*b*→RGB
変換方法として、逆四面体補間、ニューラルネットワー
クや重回帰式を用いるプリンタモデルを構成する変換方
法を用いることも可能である。
【0041】一方、205→206→207の処理を辿ること
で、モニタのRGBデータ205は、プリンタターゲットのL*
a*b*データ207と対応付けられている。そこで、上記二
つの処理を順に辿り、205→206→207→P1→204→P2→23
1と順次変換することで、最終的に前段色処理テーブル2
12を得ることができる。
【0042】このようにして得られた前段色処理テーブ
ルを使用して処理を行うことで、モニタRGBデータ205は
プリンタRGBデータ231に対応付けされ、さらに、後段処
理テーブル203によって、プリンタのインク色であるCMY
Kcm(232)と対応付けされる。すなわち、モニタRGBデー
タ205は、プリンタRGBデータ231を介して、CMYKcmデー
タ(232)と対応付けることができる。
【0043】以下では、さらに図6を参照して、RGB、CM
YK各信号値およびL*a*b*値の対応について詳述する。
【0044】なお、前述したガマットマッピングでも説
明したように、一般に、モニタとプリンタとでは色再現
域が異なるが、説明を簡単にするために、モニタとプリ
ンタとの、白色点から黒色点までに相当する明度レンジ
や、最大彩度点が対応付けし易いように、図6(および
図8)は模式的に描かれている。
【0045】また、プリンタガマット内の任意のL*a*b*
値の色を実現するためのインク色の組み合わせを示すCM
YKcm値は、プリンタRGB値を介して得られるものである
が、説明を簡単にするために、L*a*b*値とCMYKcm値が対
応付けし易いように、図6(および図8)は、プリンタRG
B値のグラフを省略して直接対応付けた状態で描かれて
いる。
【0046】図6は、プリンタおよびモニタの色再現域
に対応する色立体において、White→Red→Blackの順に
辿った軸の色度の変化を模式的に示すグラフである。な
お、左からRGBプリンタでのCMYKcm信号の切替り、プリ
ンタガマット、モニタRGB信号値についての変化を示し
ている。
【0047】例えば、図6の左側に示すプリンタCMYKcm
信号の切替り方は、m、Yで明るい領域のRedを表現(中
央の図の上部)し、M、Yで最大彩度(中央の図の中央
部)になり、M、Yに補色Cが加えられることで順次暗く
なり、最終的にはKが入って、M、Yの色成分を減らすこ
とで、無彩色のBk(中央の図の下部)に達する。
【0048】同様に図6の右側のモニタRGB信号の切替り
方は、RGBいずれの信号も最大で最も明るく(White)、
G、B信号を段々に減らすことで、明度が下がり、かつ、
相対的にR信号による彩度が増す。さらに、G、B信号が
零でR信号が255の点で彩度が最大になり、以後はR信号
自体を弱めていくことで、明度、彩度がともに下がる。
【0049】ところで、上述した「プリンタRGBからDIS
への変換」では、プリンタガマットを構成する際に、ス
テップ幅32でサンプリングしたRGBの組み合わせについ
て、プリンタで印刷し、L*a*b*データを得た。そして、
図5に示すプリンタL*a*b*データ202の測色されるべきサ
ンプリング点は、図6に水平な破線および実線で示され
る。なお、破線は実施形態だけでなく従来も使用された
サンプリング点を示し、実線は実施形態で追加されたサ
ンプリング点を示している。
【0050】ここでは、17×17×17格子の後段色処理テ
ーブル203において、インク切り替えが成り立つ系にお
いては、本来、少なくとも17に対応するデータが測色さ
れるべきであるが、従来は、サンプリングによって図6
に示す破線のように、9×9×9格子に対応するサンプリ
ング点が(つまり、17×17×17格子に対して一つおき
に)測色されている(図6の左側および中央参照)。こ
れに対して、実施形態では、RGBのそれぞれについて(9+
1)×(9+1)×(9+1)格子の「1」として信号値「16」のサ
ンプリング点を追加する(図7および図6の実線部参照)
ことから、図6に示す実線に対応するサンプリング点が
追加され測色される。
【0051】従来は、17×17×17格子に対して一つおき
に粗く測色されたデータを四面体補間してプリンタガマ
ットに用いていたことで、本来は図6に示す「実際のプ
リンタガマット」のように滑らかに変化すべきプリンタ
ガマットが、「測定されるプリンタガマット」のように
多面体形状として表される。これに対して、実施形態で
は、RGBの信号値「16」のサンプリング点について測色
を追加し、格子点の間隔を不均等にすることで、測色点
の数を大きく増加させることなく、より「実際のプリン
タガマット」に近い「測定されるプリンタガマット」を
得ることができる。
【0052】以下、図8を参照してさらに詳細に説明す
る。
【0053】図8は、図7の最大彩度点よりも明度L*の低
い領域を取り出して拡大した図である。図8に示す記号
は図7に対応している。なお、実施形態の効果を明確に
説明するため、図8では従来のサンプリング点をステッ
プ幅「64」の5×5×5格子を例として示し、実施形態で
追加される測色点は半分の「32」(つまり9×9×9格
子)とした例を示す。
【0054】ここで改めて、前段色処理テーブルの生成
について考える。
【0055】CMYKcm値を求めるべきモニタRGB値は図8に
示すP10に対応する。さらに、モニタRGB値をプリンタガ
マット内の色(L*a*b*値)に対応付けるガマットマッピ
ングにおいて、マッピング前後における彩度が保たれる
ようにマッピングが行われたと仮定する。そうすると、
P10に対応するプリンタガマット上の位置はP20である。
ところが、P20は、実際のプリンタガマット上ではL31上
に位置するにもかかわらず、図8に破線で示す、従来の
サンプリング点を測色し、四面体補間によってプリンタ
ガマットを構成すると、L30の位置までずれ込む。従っ
て、等間隔のカラーパッチを測色する従来の方法では、
L31のCMYKcmの組み合わせ(図8の左側)で印刷されるべ
きところが、L30のインク切替り部(図8の左側)にずれ
込んでしまう。少なくともCMYKの四色をもつインクジェ
ットプリンタによって再現される暗部のような、補色、
墨、色成分のインクが急激に切り替わっていくような系
においては、このインク切替り部の変化により階調性が
悪化する。
【0056】一方、実施形態のサンプリング方法によれ
ば、P20は、よりL31に近い位置として定まるから、より
正確なインク切り替え位置を捉えることができる。
【0057】なお、上記では、六色系のインクジェット
プリンタについて説明したが、他のCMYKプリンタを始め
とする信号値の切替りが必須になる系において、実施形
態の技術が有効であることはいうまでもない。
【0058】
【変形例】上記の実施形態においては、暗部の階調性と
最大彩度点(例えばR=255、G=16、B=16)付近の階調を
確保するために、R=16 or G=16 or B=16に測色点を配す
る例を説明した。しかし、暗部の階調にのみ留意するの
であれば、図9に一例を示すのように、R=16 and G=16 a
nd B=16にのみ測色点を追加すればよく、より測色点の
数を減らすことができ効率的である。
【0059】また、図6を参照すると、最大彩度点付近
(例えばR=255、G=0、B=0付近)では、実際のガマット
形状と、四面体補間によるガマット形状とに差異が生じ
ている。このような場合は、図10に一例を示すように、
最大信号値レベル付近にも測色点を配することで、明度
の高い領域についても高い階調性を実現することができ
る。
【0060】さらに、図11に示すように、一般に明度の
高い領域は、L*a*b*値の変化およびインクの信号値の切
替りは急激ではないことが多い。このような場合、L*a*
b*値の変化が急激である可能性が高い、つまり、CMYKcm
信号値の切替りの多い部分に重点的に測色点を配しても
よい。ただし、このように測色点を定める際、RGBにつ
いてそれぞれ一次元の不均等なテーブルの組み合わせ、
例えば下記のような組み合わせで測色点を決定する場合
は次の注意が必要である。 R[]={0,16,32,64,96,128,160,224,255} G[]={0,16,32,64,96,128,160,192,255} B[]={0,16,32,64,96,128,160,224,255}
【0061】つまり、プリンタRGB色空間において、whi
te→color→blackの六軸のみを考えるとしても、R信号
の測色対象格子点を決めるには、R信号がその軸上で変
化することになる。MRY(暗部)、GCB(明部)の六軸での測
色対象格子点の論理和である格子点について測色するよ
うにしなければならない。同様に、G信号の測色対象格
子点を決めるにはYGC(暗部)、RBM(明部)の六軸で、B信
号の測色対象格子点を決めるにはCBM(暗部)、RYG(暗部)
の六軸で、その測色対象格子点の論理和である格子点に
ついて測色するようにしなければならない。
【0062】上記の実施形態では、追加すべき測色点を
予め決定しておく例を説明したが、以下の条件に従い自
動的に算出するようにしてもよい。 条件1:Black(最暗点)、White(白点・最明点)、最
大彩度点(R=255 or G=255 or B=255)を測色対象点と
する。 条件2:インクの入り始めを示す格子点は測色対象候補
点とする。例えばWhite→Red→Blackの軸について、C=0
になる格子点は補色インクの入り始めを示している。 条件3:補色成分同士(補色濃淡インク)または濃淡イ
ンクCMYKcmなどのインク信号の組み合わせにおいて、二
つ以上の信号値の組み合わせが同レベルになり、かつ、
それぞれの傾きの符号が異なる場合(例えばmagenta→b
lack間を考えると、cyan(C)の傾きが正、かつ、black
(K)の傾きが負で、さらにC=KMの場合)の格子点はイン
クの切り替わり部分であり、この格子点は測色対象候補
点である。 条件4:最大彩度点よりも明度の高い領域(例えばRGB信
号で判定するならば、次式で示す範囲において、条件1
および2の両方に当てはまらない領域は測色対象候補点
から外す。 [max{R,max(G,B)} - min{R,min(G,B)}]/2 + min{R,min
(G,B)}> 128
【0063】なお、以上の条件の少なくとも一つ以上を
適宜組み合わせて使用しても構わない。
【0064】
【測定格子点の変更方法】以下では、前述した後段テー
ブル(後段テーブルのインク切替点)に応じて、適応的
に測定する格子点を変更する方法を説明する。なお、測
定する格子点はRGBの信号別に設定できるものとし、以
下では、このうちR信号について測定格子点を選択する
方法を説明する。
【0065】まず、上述した条件1から、R=0およびR=25
5の点は必ず測定対象であるから、0<R<255の範囲で測定
格子点を選択することになる。ところが、RGB色空間に
おいて、RYGCBMの六軸上でR信号の変化に着目すると、
図12に矢印⇒で示す区間でのみ、R信号は0<R<255の値を
とる。勿論、GおよびB信号も矢印⇒で示す区間で0<G,B<
255の値をとる。従って、R信号の測定対象の候補を検出
する軸は12軸中のR⇒K、Y⇒K、W⇒G、W⇒C、W⇒Bおよび
M⇒Kの六軸になる。
【0066】図13はR信号の格子点上で、測定すべき格
子点を選択する際の、格子点の選択方法を説明する図
で、上記の測定対象の候補を検出する軸における信号の
切替りを並べて示している。つまり、図13は、各軸にお
けるCMYKcmの信号値が、格子点番号に従い、どのように
変化するかを示している。
【0067】各軸について、上述した条件1から3に基づ
き、測定対象にすべき格子点を選択すると下記のように
なる。 条件1(白点または黒点) :図13に示す白点領域およ
び黒点領域 条件2(インクの入り始め):図13に枠で囲んで示すイ
ンクの入り始め点 条件3(インクの切替り) :図13に白抜き文字で示す
インクの切替り点 条件4(明るい部分) :図13には示さないが、W⇒
G、W⇒CおよびW⇒Bが対象になる
【0068】各軸において、R信号値の格子点は共通の
ものが使用されるから、測定対象の格子点は、各軸の測
定対象の格子点の位置の論理和をとったものになり、図
13の「R信号値の測定格子点」に‘1’で示す格子点が測
定対象である。
【0069】図14はR信号の格子点上で、測定対象の格
子点を選択する手順を示すフローチャートである。
【0070】まず、処理対象軸のインデックスiを零に
初期化し(S302)、測定対象の格子点テーブルである二次
元配列LUT_CAND[12][17]を‘0’に初期化する(S303)。
なお、二次元配列LUT_CAND[i][j]のiは処理対象軸のイ
ンデックスに相当し、jは格子点番号(図13参照)に相
当する。なお、処理対象軸のインデックスiは、例えばR
信号の場合は図15に示す軸を表す。
【0071】次に、インクの切替点を検出すべき後段テ
ーブル(インク色分解テーブル)を読み込み(S304)、イ
ンクの切替点を検出する対象軸を一次元配列LUT_DETECT
[i]に設定する(S305)。R信号のインクの切替点の検出対
象軸は図15に示される処理対象軸であるから、一次元配
列LUT_DETECT[i]は下記のようになる。 R⇒K軸:LUT_DETECT[1] =‘1’ Y⇒K軸:LUT_DETECT[1] =‘1’ W⇒G軸:LUT_DETECT[1] =‘1’ W⇒C軸:LUT_DETECT[1] =‘1’ W⇒B軸:LUT_DETECT[1] =‘1’ M⇒K軸:LUT_DETECT[1] =‘1’ その他の軸:LUT_DETECT[i] =‘0’
【0072】次に、インデックスi<12を判定して未処理
の軸があるか否かを調べ(S307)、i<12あればLUT_DETECT
[i]を判定して処理対象軸であるか否かを調べ(S308)、L
UT_DETECT[i]=‘1’(処理対象軸)であればステップS31
5でインクの切替点を検出する処理を行った後、インデ
ックスiをインクリメントし(S306)、処理をステップS30
7へ戻す。また、LUT_DETECT[i]=‘0’(非処理対象軸)
の場合は上記検出処理を行わずに、インデックスiをイ
ンクリメントし(S306)、処理をステップS307へ戻す。
【0073】ステップS315では、図14に示すように、条
件1から3で測定対象の格子点を検出する(S311-S313)
が、条件4の測定対象の格子点の検出(S314)を加えても
よい。そして、測定対象の格子点jが検出された場合はL
UT_CAND[i][j]=‘1’にする。
【0074】このようにして、インデックスiをインク
リメントして処理対象軸を変え、すべての軸について測
定対象の格子点の検出が終わったら、ステップS309で、
各軸の検出結果を総合して測定対象の格子点テーブルLU
T_CAND_MERGE[]を作成する。つまり、式(1)の演算によ
って、R信号について、測定対象の格子点を‘1’、非測
定対象の格子点を‘0’で表す測定対象の格子点テーブ
ルLUT_CAND_MERGE[]が得られる。 LUT_CAND_MERGE[j] = ΠLUT_CAND[i][j] …(1) ここで、Π演算はi=0から12まで
【0075】上記の手順をGおよびB信号に適用すれば、
測定対象の格子点をRGB色空間上で決定することができ
る。
【0076】なお、上記では、条件1から3(条件4を加
えてもよい)を用いてインクの切替点の検出を行う例を
説明したが、例えば、インクの信号値に関する微分値を
調べるなどして、インクの信号値の変化が大きいところ
を測定対象にしてもよい。また、格子点の設定も、RGB
の各信号別に設定できるものに限らず、上述した実施形
態を変形すれば、その他の格子点の設定にも、上記の方
法を適用することができる。
【0077】このように、上述した実施形態によれば、
プリンタにより所定数のカラーパッチをプリントし、こ
のカラーパッチの測色値に基づき、プリンタの入出力特
性を表わすモデル式を定め、このモデル式によって他の
測色値を推定することができるので、実際にプリントす
るカラーパッチの数が多くなくても、比較的高い精度で
測色値の推定を行うことができる。言い換えれば、少数
のカラーパッチで高精度な測色値の推定ができる。ま
た、これを利用して色修正データを作成することができ
る。
【0078】
【他の実施形態】なお、本発明は、複数の機器(例えば
ホストコンピュータ、インタフェイス機器、リーダ、プ
リンタなど)から構成されるシステムに適用しても、一
つの機器からなる装置(例えば、複写機、ファクシミリ
装置など)に適用してもよい。
【0079】また、本発明の目的は、前述した実施形態
の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記
録した記憶媒体(または記録媒体)を、システムあるい
は装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュ
ータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログ
ラムコードを読み出し実行することによっても、達成さ
れることは言うまでもない。この場合、記憶媒体から読
み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の
機能を実現することになり、そのプログラムコードを記
憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。また、
コンピュータが読み出したプログラムコードを実行する
ことにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけ
でなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピ
ュータ上で稼働しているオペレーティングシステム(OS)
などが実際の処理の一部または全部を行い、その処理に
よって前述した実施形態の機能が実現される場合も含ま
れることは言うまでもない。
【0080】さらに、記憶媒体から読み出されたプログ
ラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張カー
ドやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わ
るメモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示
に基づき、その機能拡張カードや機能拡張ユニットに備
わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、そ
の処理によって前述した実施形態の機能が実現される場
合も含まれることは言うまでもない。
【0081】本発明を上記記憶媒体に適用する場合、そ
の記憶媒体には、先に説明したフローチャートに対応す
るプログラムコードが格納されることになる。
【0082】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
より少ない測色値を使用して、デバイスの色再現モデル
を高精度に生成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態の画像処理装置の概略構成を示すブロ
ック図、
【図2】プリンタドライバが行う処理を説明する図、
【図3】プリンタ用補正処理部の処理を詳細に説明する
図、
【図4】前段色信号変換部で使用される前段色処理テー
ブルの導出方法を説明する図、
【図5】モニタのL*a*b*データをプリンタターゲットの
L*a*b*データへ変換するガマットマッピングを説明する
図、
【図6】RGB、CMYK各信号値およびL*a*b*値の対応を示
す図、
【図7】サンプリング点の追加を説明する図、
【図8】図7の最大彩度点よりも明度L*の低い領域を取
り出して拡大した図、
【図9】変形例を説明する図、
【図10】変形例を説明する図、
【図11】変形例を説明する図、
【図12】測定対象の候補を検出する軸を説明する図、
【図13】R信号の格子点上で、測定すべき格子点を選
択する際の、格子点の選択方法を説明する図、
【図14】R信号の格子点上で、測定対象の格子点を選
択する手順を示すフローチャート、
【図15】インデックスiが示す処理対象軸を説明する
図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C262 AB11 BC05 BC09 BC19 EA13 5B057 AA11 BA02 CA01 CA08 CA12 CA16 CB01 CB08 CB12 CB16 CC01 CE17 CE18 CH07 CH08 5C077 LL19 MM27 MP08 PP32 PP33 PP36 PP37 PQ12 PQ23 TT02 5C079 HB01 HB03 HB08 HB11 HB12 LA28 LB02 MA05 MA10 MA11 NA03 PA02 PA03

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の測色値を用いてデバイスの色再現
    モデルを生成する画像処理方法であって、 前記複数の測色値は、前記デバイスの色信号空間上に略
    等間隔に配置された信号値および非等間隔に配置された
    少なくとも一つの信号値に基づき生成されるカラーパッ
    チから測色されることを特徴とすることを特徴とする画
    像処理方法。
  2. 【請求項2】 前記色再現モデルは、任意のカラーパッ
    チに対する測色値の推定に利用されることを特徴とする
    請求項1に記載された画像処理方法。
  3. 【請求項3】 前記信号値の間隔は、前記デバイスが対
    応する複数の色成分の組み合わせに応じて決定されるこ
    とを特徴とする請求項1に記載された画像処理方法。
  4. 【請求項4】 前記信号値の間隔は、最暗点、最明点お
    よび最大彩度点を含むように決定されることを特徴とす
    る請求項3に記載された画像処理方法。
  5. 【請求項5】 前記信号値の間隔は、前記色成分のレベ
    ルが零の信号値に隣接する信号値の色成分のレベルが非
    零になるように決定されることを特徴とする請求項3に
    記載された画像処理方法。
  6. 【請求項6】 前記信号値の間隔は、二つ以上の前記色
    成分のレベルの組み合わせが同レベルになるように決定
    されることを特徴とする請求項3に記載された画像処理
    方法。
  7. 【請求項7】 情報処理装置を制御して、請求項1に記
    載された画像処理を実行することを特徴とするプログラ
    ム。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載されたプログラムが記憶
    されたことを特徴とする記憶媒体。
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