JP2003018286A - 移動通信端末 - Google Patents
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- H04M1/60—Substation equipment, e.g. for use by subscribers including speech amplifiers
- H04M1/6033—Substation equipment, e.g. for use by subscribers including speech amplifiers for providing handsfree use or a loudspeaker mode in telephone sets
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-
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Abstract
としながら、ハウリングを起こすことは防止する。 【解決手段】 第1筐体にて折り畳み状態で内側となる
面にマイクロホン10を、第2筐体にて折り畳み状態で
内側となる面にレシーバ7を、また第1筐体および第2
筐体のいずれかの折り畳み状態にて外側となる面にスピ
ーカ9をそれぞれ設ける。通信中で、かつレシーバ7お
よびマイクロホン10を有効とした状態にあるときに第
1筐体と第2筐体とが折り畳まれたことが折り畳み認識
スイッチ17により検出されたことに応じて、CPU2
0はレシーバアンプ6をパワーオフすることで、また送
話アンプ12の入力を接地することで、レシーバ7およ
びマイクロホン10をそれぞれ強制的に無効とするとと
もに、スピーカアンプ8をパワーオンすることでスピー
カ9から受話音声の出力を行わせる。
Description
を持つ移動通信端末に関する。
の両側端側に送話マイクおよび受話スピーカ(レシー
バ)が位置するように、2つの筐体に送話マイクおよび
受話スピーカがそれぞれ設けられる。
側端となる各筐体の端部が合わされるため、送話マイク
と受話スピーカとが対向した状態となる。従って、通話
中において折り畳まれてしまうと、受話マイクからの出
力音声が直接的に送話マイクに回り込んでしまい、ハウ
リングが発生してしまう。
合、送話マイクおよび受話スピーカをともにミュートし
たり、あるいは通話自体を終了するようにしていた。
声による情報配信サービスを受信する場合や、音楽ダウ
ンロードサービスを受けながらダウンロードした音楽を
再生する場合などのように、このような受信音声をユー
ザが聞きたい場合には、開放状態のままとしておく必要
があり、使い勝手の低下を来たしていた。
折り畳み状態ではハウリング防止のために受信音声の出
力を停止するようになっていたため、受信音声を出力さ
せるためには開放状態としておく必要があり、使い勝手
が悪いという不具合があった。
たものであり、その目的とするところは、折り畳み状態
でも受信音声を聞くことが可能で、しかもハウリングを
起こすこともない移動通信端末を提供することにある。
めに本発明は、第1筐体と第2筐体とを所定状態で折り
畳み可能に連結してなる移動通信端末において、前記第
1筐体にて前記所定状態で折り畳まれた状態で前記第2
筐体に対向する第1面に設けられるマイクロホンと、前
記第2筐体にて前記所定状態で折り畳まれた状態で前記
第1面に対向する第2面に設けられる第1スピーカと、
前記第1筐体または前記第2筐体に、前記所定状態で折
り畳まれた状態で外側に露出する面に設けられる第2ス
ピーカと、前記第1筐体と前記第2筐体とが前記所定状
態で折り畳まれた状態にあるか否かを検出する検出手段
と、通信中であり、かつ前記第1筐体と前記第2筐体と
が前記所定状態で折り畳まれていないときの前記第1ス
ピーカの状態が有効状態であるときに、前記検出手段に
より前記第1筐体と前記第2筐体とが前記所定状態で折
り畳まれた状態にあると検出されているならば、少なく
とも前記第1スピーカを、あるいはさらに前記マイクロ
ホンを無効とするとともに、前記第2スピーカを有効と
する制御手段とを備えた。
中であり、かつ第1スピーカが本来は有効である状態
で、第1筐体と第2筐体とが所定状態で折り畳まれたな
らば、これに応じて第1スピーカが、またはマイクロホ
ンと第1スピーカとが無効とされるとともに、第2スピ
ーカが有効とされる。従って、折り畳み状態では、マイ
クロホンに対向する第1スピーカが動作せずに、かつ第
2スピーカにより音声出力が行われる。
御手段による制御を有効とするか否かをユーザ指定に応
じて設定する設定手段を備え、かつ前記制御手段を、前
記設定手段により有効設定がされている場合にのみ前記
制御を行うものとした。
畳み状態でマイクロホンおよび第1スピーカの無効化と
第2スピーカからの音声出力とを行うか否かは、ユーザ
の指定に応じて変更される。従って、折り畳み状態で第
2スピーカからの音声出力行うか否かをユーザが任意に
選択できる。
実施形態につき説明する。
端末の構成を示す機能ブロック図である。
移動通信端末は、アンテナ1、無線部2、CDMA信号
処理部3、圧縮伸長処理部4、PCM符号処理部5、レ
シーバアンプ6、レシーバ7、スピーカアンプ8、スピ
ーカ9、マイクロホン10、送話スイッチ11、送話ア
ンプ12、入力部13、表示部14、記憶部15、タイ
ミング回路16、折り畳み認識スイッチ17、イヤホン
認識スイッチ18、ハンズフリー装置認識スイッチ19
およびCPU20を有している。無線部2はさらに、ア
ンテナ共用器(DUP)2a、受信回路(RX)2b、
周波数シンセサイザ(SYN)2cおよび送信回路(T
X)2dを有する。
は、アンテナ1で受信されたのち無線部2に入力され
る。無線部2では、上記無線信号をアンテナ共用器2a
を介して受信回路2bに入力し、この受信回路2bにお
いて周波数シンセサイザ2cから出力された受信局部発
振信号とミキシングして中間周波信号に周波数変換す
る。なお、上記周波数シンセサイザ2cから発生される
受信局部発振信号の周波数は、CPU20から出力され
る制御信号によって設定される。
部3に入力される。CDMA信号処理部3では、上記受
信中間周波信号を先ず受信チャネルに割り当てられた拡
散符号により逆拡散処理し、続いて例えばQPSK(Qu
adrature Phase Shift Keying)変調方式に対応する直
交復調を行い、これによりデータレートに応じた所定の
フォーマットの復調データに変換する。そしてCDMA
信号処理部3は、この変換された復調データを圧縮伸長
処理部4に入力する。
理部3から出力された復調データに対し、CPU20か
ら通知される受信データレートに応じた伸長処理を施し
たのち、ビタビ復号などを用いた復号処理および誤り訂
正復号処理を行って、ベースバンドの受信音声データま
たは受信パケットデータを再生する。そして、受信音声
データはPCM符号処理部5へ、また電子メールなどの
受信パケットデータはCPU20へそれぞれ出力する。
から出力された受信音声ディジタルデータをPCM復号
してアナログ受話信号を出力する。このアナログ受話信
号は、レシーバアンプ6で増幅されたのちレシーバ7よ
り音声として出力される。あるいは上記アナログ受話信
号は、スピーカアンプ8で増幅されたのちスピーカ9よ
り拡声出力される。なおレシーバアンプ6およびスピー
カアンプ8は、CPU20の制御の下に個別に動作がO
N/OFFされる。
音声信号は、送話スイッチ11を介して送話アンプ12
に入力される。なお送話スイッチ11は、送話アンプ1
2の入力にマイクロホン10を接続する状態、あるいは
送話アンプ12の入力を接地する状態の2状態のいずれ
かをCPU20の制御の下にとる。そして上記入力音声
信号は、送話アンプ12により適正レベルまで増幅され
たのち、PCM符号処理部5へと与えられる。そして入
力音声信号は、PCM符号処理部5にてPCM符号化処
理が施され、送信音声データとして圧縮伸長処理部4に
入力される。また、CPU20において作成された電子
メールなどのパケットデータは、CPU20から圧縮伸
長処理部4に入力される。
から出力された送信音声データのエネルギー量を検出
し、この検出結果に基づいておのおののデータレートを
決定する。そして、上記送信音声データを上記データレ
ートに応じたフォーマットの信号に圧縮し、さらに例え
ば畳み込み符号化による誤り訂正符号化処理を施したの
ちCDMA信号処理部3へ出力する。これに対し、パケ
ットデータ送信時には、CPU20から出力された送信
パケットデータに対し誤り訂正符号化処理を施してCD
MA信号処理部3へ出力する。
理部4から入力される送信データにより搬送波信号を例
えばQPSK変調し、この変調された搬送波信号に対し
て、送信チャネルごとに割り当てられたPN符号を用い
てスペクトラム拡散処理を施す。そして、これにより拡
散符号化された送信信号を無線部2の送信回路2dへ出
力する。
信信号を、周波数シンセサイザ2cから発生される送信
局部発振信号と合成して無線周波信号に周波数変換す
る。そして、送信回路2dは、CPU20により通知さ
れる送信データレートに基づいて、上記無線周波信号の
有効部分だけを高周波増幅し、送信無線周波信号として
出力する。この送信回路2dから出力された送信無線周
波信号は、アンテナ共用器2aを介してアンテナ1に供
給され、このアンテナ1から接続中の基地局へ向けて送
信される。
ー、電源キー、終了キー、音量調節キー、モード指定キ
ーなどのキー群が設けられている。そしてこの入力部1
3は、これらのキーの押下によるユーザ指示を入力す
る。また表示部14には、LCD表示器やLEDランプ
が設けられている。LCD表示器には、通信相手の端末
の電話番号や自端末の動作状態をはじめ、送受信メール
などが表示される。またLEDランプは、図示しないバ
ッテリのDischarge状態を表示するために使用される。
よびフラッシュメモリなどを適宜用いてなる。この記憶
部15は、CPU20用の動作プログラムを記憶する。
また記憶部15は、各種の設定情報や受信したメールデ
ータや画像データ、あるいは本装置で作成されたメール
データや画像データなど、さまざまなデータを記憶す
る。
ロックを発生する。そしてタイミング回路16は、この
基準クロックをCPU20をはじめ動作クロックを必要
とする端末内の各回路部に供給する。
畳み状態にあるか否かを検出する。すなわちこの折り畳
み認識スイッチ17は、検出手段に相当する。そして折
り畳み認識スイッチ17は、検出結果をCPU20へ通
知する。
端子にイヤホンが装着されているか否かを検出する。そ
してイヤホン認識スイッチ18は、検出結果をCPU2
0へ通知する。
示しない端子にハンズフリー装置が装着されているか否
かを検出する。そしてハンズフリー装置認識スイッチ1
9は、検出結果をCPU20へ通知する。
る動作プログラムに基づくソフトウェア処理により各部
の制御処理を行うことで、CDMA移動通信端末として
の動作を実現する。またCPU20は、電子メールの送
受信機能や、インターネットアクセスのためのブラウザ
機能を実現するためのデータ処理も行う。さらにCPU
20は、制御手段および設定手段をソフトウェア処理に
より実現する。
ことに応じて、レシーバ7およびマイクロホン10を強
制的に無効とするとともに、スピーカ9を有効とする制
御を行う。
を有効とするか否かをユーザ指定に応じて設定する。
A移動通信端末の外観を示す斜視図である。図2は折り
畳んだ状態を、図3は開いた状態をそれぞれ示してい
る。なお、図1と同一部分には同一符号を付し、その詳
細な説明は省略する。
MA移動通信端末は、第1筐体100と第2筐体200
とを有している。この第1筐体100および第2筐体2
00は、連結部材300を介して連結されている。連結
部材300は図2に示す直線A1を軸心として第1筐体
100に対して軸支されている。また第2筐体200
は、軸心A1周りの回動方向に関しては連結部材300
に固定されていて、連結部材300とともに軸心A1周
りに回動可能となっている。これにより、折り畳み状態
が図2に示す状態で、かつ開放状態が図3に示す状態と
なる2つ折り構造をなしている。
折り畳み状態で内側となる面(第1面)に設けられる。
レシーバ7は、第2筐体200にて折り畳み状態で内側
となる面(第2面)に、またスピーカ9は、第2筐体2
00にて折り畳み状態で外側となる面(第3面)にそれ
ぞれ設けられる。すなわち、レシーバ7が第1スピーカ
に、またスピーカ9が第2スピーカにそれぞれ相当す
る。そしてレシーバ7とマイクロホン10とは、折り畳
み状態で互いに対向する位置関係にある。
クロホン10のほかに、操作部13が有する操作キーの
うちのほとんどを含んだ主操作部13aが実装される。
また第2筐体200の第2面には、レシーバ7のほか
に、表示部14が実装される。
通信端末の動作につき説明する。なお、各種通信を実現
するための動作などは従来よりある周知のCDMA移動
通信端末と同様であるのでその説明は省略し、ここでは
本発明の要旨に拘わる特徴的な動作についてのみ詳しく
説明する。
るときにユーザが入力部13での所定の指示操作により
メニュー操作の実行を指示したならば、CPU20はこ
れを受けて図4に示すようなメニュー操作受付処理を実
行する。
20はまず、メニュー内の項目のユーザによる指定を受
け付ける(ステップST1)。そしてCPU20は、こ
こで指定された項目が「折り畳み時音声出力設定」であ
るか否かを確認する(ステップST2)。なお、この
「折り畳み時音声出力設定」なる項目は、ある条件下に
おいて筐体が折り畳まれたときに音声出力形態の切換え
を行うか否かを設定するための項目である。
定」ではないことをステップST2にて確認した場合は
CPU20は、指定された項目に応じた処理へと移行す
る。しかし、指定された項目が「折り畳み時音声出力設
定」であることをステップST2にて確認したならばC
PU20は、上記音声出力形態の切換えのONとする
か、それともOFFとするかのユーザ指定を受け付ける
(ステップST3)。そしてCPU20は続いて、上記
のON/OFFの指定内容を「折り畳み時音声出力設
定」として登録し(ステップST4)、これをもって今
回のメニュー操作受付処理を終了する。
20は、所定時間間隔毎などの所定タイミング毎に図5
に示す通話状態設定処理を実行する。
はまず、実行中の通信が音声出力をともなう通信である
か否かを確認する(ステップST11)。
うな音声出力を伴わないデータのダウンロードを行うな
どしていて、音声出力を伴わない通信を実行中であるこ
とを確認したならばCPU20は続いて、後述する非音
声通信状態が既に設定されているか否かを確認する(ス
テップST12)。そしてここで非音声通信状態が設定
されていないことを確認したならばCPU20は、非音
声通信状態を設定し(ステップST13)、これをもっ
て今回の通話状態設定処理を終了する。これに対して非
音声通信状態が既に設定されていることをステップST
12にて確認したならばCPU20は、なんら処理を行
うことなく、すなわち非音声通信状態を維持したままで
今回の通話状態設定処理を終了する。このようにして、
音声出力を伴わない通信の実行中では、非音声通信状態
に設定される。この非音声通信状態は、レシーバアンプ
6およびスピーカアンプ8をともにパワーオフとして音
声出力を停止させるとともに、送話スイッチ11を接地
側に切り換えて送話音声をミュートさせる状態である。
従ってこの状態では、レシーバ7、スピーカ9およびマ
イクロホン10はいずれも無効とされている。
であることをステップST11にて確認した場合にCP
U20は、イヤホン認識スイッチ18での検出結果に基
づいて、イヤホンが装着されているか否かを確認する
(ステップST14)。
ればCPU20は続いて、後述するイヤホン通話状態が
既に設定されているか否かを確認する(ステップST1
5)。そしてここでイヤホン通話状態が設定されていな
いことを確認したならばCPU20は、イヤホン通話状
態を設定し(ステップST16)、これをもって今回の
通話状態設定処理を終了する。これに対してイヤホン通
話状態が既に設定されていることをステップST15に
て確認したならばCPU20は、なんら処理を行うこと
なく、すなわちイヤホン通話状態を維持したままで今回
の通話状態設定処理を終了する。このようにして、音声
出力を伴う通信の実行中であってイヤホンが装着された
状態では、イヤホン通話状態に設定される。このイヤホ
ン通話状態は、レシーバアンプ6およびスピーカアンプ
8をともにパワーオフとした上で音声出力をイヤホンに
て行わせる状態である。従ってこの状態では、レシーバ
7およびスピーカ9は無効とされている。
ステップST14にて確認した場合にCPU20は、ハ
ンズフリー装置認識スイッチ19での検出結果に基づい
て、ハンズフリー装置が装着されているか否かを確認す
る(ステップST17)。
るのであればCPU20は続いて、後述するハンズフリ
ー通話状態が既に設定されているか否かを確認する(ス
テップST18)。そしてここでハンズフリー通話状態
が設定されていないことを確認したならばCPU20
は、ハンズフリー通話状態を設定し(ステップST1
9)、これをもって今回の通話状態設定処理を終了す
る。これに対してハンズフリー通話状態が既に設定され
ていることをステップST18にて確認したならばCP
U20は、なんら処理を行うことなく、すなわちハンズ
フリー通話状態を維持したままで今回の通話状態設定処
理を終了する。このようにして、音声出力を伴う通信の
実行中であってハンズフリー装置が装着された状態で
は、ハンズフリー通話状態に設定される。このハンズフ
リー通話状態は、レシーバアンプ6およびスピーカアン
プ8をともにパワーオフとするとともに送話スイッチ1
1を接地側に切り換えた上で音声入出力をハンズフリー
装置にて行わせる状態である。従ってこの状態では、レ
シーバ7、スピーカ9およびマイクロホン10は無効と
されている。
ホン通話状態およびハンズフリー通話状態にあるときに
は、筐体が折り畳み状態にあるか否かの確認は行われ
ず、筐体が開放状態および折り畳み状態のいずれであっ
ても各状態が維持される。非音声通信状態、イヤホン通
話状態およびハンズフリー通話状態では、いずれもレシ
ーバ7が無効となっているのであり、このように予めレ
シーバ7が無効となっているときには筐体が折り畳み状
態であるか否かに応じた通話状態の変更は行わないので
ある。
いことをステップST17にて確認した場合にCPU2
0は、折り畳み認識スイッチ17の検出結果に基づい
て、筐体が折り畳み状態となっているか否かを確認する
(ステップST20)。
ないのであればCPU20は続いて、後述する本体通話
状態が既に設定されているか否かを確認する(ステップ
ST21)。そしてここで本体通話状態が設定されてい
ないことを確認したならばCPU20は、本体通話状態
を設定し(ステップST22)、これをもって今回の通
話状態設定処理を終了する。これに対して本体通話状態
が既に設定されていることをステップST21にて確認
したならばCPU20は、なんら処理を行うことなく、
すなわち本体通話状態を維持したままで今回の通話状態
設定処理を終了する。このようにして、音声出力を伴う
通信の実行中であって、イヤホンもハンズフリー装置も
装着されず、さらには筐体が折り畳み状態ではない状態
では、本体通話状態に設定される。この本体通話状態
は、レシーバアンプ6パワーオン、スピーカアンプ8を
パワーオフとするとともに送話スイッチ11をマイクロ
ホン10側に切り換えた状態である。従ってこの状態で
は、レシーバ7およびマイクロホン10が有効とされて
いる。
レシーバ7およびマイクロホン10が有効とされている
状態から筐体が折り畳まれると、その直後の通話状態設
定処理においてCPU20は、筐体が折り畳み状態であ
ることをステップST20にて確認することになる。そ
してこの場合にCPU20は続いて、「折り畳み時音声
出力設定」がONに設定されているか否かを確認する
(ステップST23)。
に設定されていることを確認したならばCPU20は、
送話スイッチ11を接地側に切り換えて送話音声をミュ
ートさせる(ステップST24)。そしてCPU20は
さらに、レシーバアンプ6をパワーオフするとともに、
スピーカアンプ8をパワーオンし(ステップST2
5)、これをもって今回の通話状態設定処理を終了す
る。すなわち、「折り畳み時音声出力設定」がONに設
定されているならば、通信中であって、かつレシーバ7
およびマイクロホン10が有効とされていても、筐体が
折り畳まれたならばレシーバ7およびマイクロホン10
が強制的に無効とされ、受信音声の出力はスピーカ9に
切り換えられる。
がOFFに設定されていることをステップST23にて
確認したならばCPU20は、なんら処理を行うことな
く、すなわちそれまでに設定されていた通話状態維持し
たままで今回の通話状態設定処理を終了する。
バ7およびマイクロホン10を使用しての通話を行う状
態にあるときに筐体が折り畳まれたならば、レシーバア
ンプ6によるレシーバ7の駆動が停止されるとともに送
話スイッチ11により送話音声がミュートされることで
レシーバ7およびマイクロホン10が強制的に無効とさ
れるので、これらレシーバ7およびマイクロホン10が
対向した状態となるがハウリングは生じない。そして、
受話音声の出力は、筐体の折り畳み状態で外側となる面
に設けられているスピーカ9により行われるようになる
ので、筐体を折り畳んだ状態のままでユーザは受話音声
を聞くことが可能である。
いて筐体が折り畳まれた場合にはスピーカ9からの拡声
出力が強制的に開始されるのであるから、ユーザが通話
中に誤って筐体を折り畳んでしまった場合にもスピーカ
9からの拡声出力が行われてしまうのであり、不本意な
がら受話音声が周囲に居る人に聞かれてしまうという可
能性がある。しかし本実施形態では、上述のようなスピ
ーカ9からの拡声出力の強制的な開始を「折り畳み時音
声出力設定」をOFFに設定しておくことで行わないよ
うにすることが可能であるから、周囲に居る人に受話音
声を聞かれたくないような場合には「折り畳み時音声出
力設定」をOFFに設定しておくことで受話音声の拡声
出力が誤って行われてしまうことを確実に防止すること
が可能である。
ものではない。例えば上記実施形態では、レシーバ7を
強制的な無効化するとともにスピーカ9からの受話音声
の拡声出力を行うときには、マイクロホン10も強制的
に無効化することとしているが、スピーカ9からの出力
音のうちでマイクロホン10に回り込む音のレベルがあ
る程度小さく抑えられるならば、マイクロホン10の強
制的な無効化は行わないこととしても良い。
出力設定」をユーザ指定に応じて設定しておき、それが
ONであるときにのみレシーバ7およびマイクロホン1
0の強制的な無効化とスピーカ9からの受話音声の拡声
出力とを行うようにしている。しかし「折り畳み時音声
出力設定」は省略し、所定の条件が成立したときには常
にレシーバ7およびマイクロホン10の強制的な無効化
とスピーカ9からの受話音声の拡声出力を行うこととし
ても良い。
通信状態であるか単方向通信状態であるかに拘わらずに
レシーバ7およびマイクロホン10の強制的な無効化と
スピーカ9からの受話音声の拡声出力とを行うようにし
ている。しかし、例えばデータのダウンロードを行う状
態などのように、下り信号の受信のみを行う通信状態に
あるときに限ってレシーバ7およびマイクロホン10の
強制的な無効化とスピーカ9からの受話音声の拡声出力
とを行うようにしても良い。このようにすれば、通話に
係る受話音声の拡声出力が誤って行われてしまうことを
防止することが可能となる。
に設定される状態として、音声出力を伴わない通信の実
行時、イヤホンの装着時およびハンズフリー装置の装着
時を例示しているが、これらの全ての状態に必ずしも対
応している必要はなく、あるいは別の状態にも対応して
いても良い。
を無効とするために送話アンプ12の入力を接地して送
話音声をミュートするようにしているが、マイクロホン
10と送話アンプ12との接続を切離すだけとしたり、
あるいは送話アンプ12のパワーオフや利得の低下など
のような別の手法によっても良い。
とするためにレシーバアンプ6をパワーオフするように
しているが、例えばレシーバ7の入力を接地する、レシ
ーバアンプ6とレシーバ7との接続を切離す、あるいは
レシーバアンプ6の利得を低下させるなどの別の手法に
よっても良い。
筐体200に設けることとしているが、第1筐体100
において折り畳み状態で外側となる面に設けることとし
ても良い。
イクロホン10を、折り畳み状態で互いに対向する位置
関係で配置することとしているが、互いにずらして配置
する場合でも本発明の適用が可能である。
端末をCDMA方式に適用した例を示しているが、通信
方式は任意であって良い。
で種々の変形実施が可能である。
かつ第1スピーカが有効とされている状態で、第1筐体
と第2筐体とが所定状態で折り畳まれたならば、これに
応じてマイクロホンおよび第1スピーカがともに強制的
に無効とするとともに、第2スピーカを有効とすること
としたので、折り畳み状態では、対向するマイクロホン
と第1スピーカとが動作せずに、かつ第2スピーカによ
り音声出力が行われることとなり、この結果、第2スピ
ーカよりの音声出力により折り畳み状態でも受信音声を
聞くことが可能で、しかもハウリングを起こすこともな
い移動通信端末となる。
でマイクロホンおよび第1スピーカの無効化と第2スピ
ーカからの音声出力とを行うか否かを、ユーザの指定に
応じて変更するようにしたので、折り畳み状態で第2ス
ピーカからの音声出力行うか否かをユーザが任意に選択
することげでき、ユーザニーズに柔軟に対応することが
可能である。
末の構成を示す機能ブロック図。
末の折り畳んだ状態での外観を示す斜視図。
末の開いた状態での外観を示す斜視図。
理の際の処理手順を示すフローチャート。
際の処理手順を示すフローチャート。
Claims (5)
- 【請求項1】 第1筐体と第2筐体とを所定状態で折り
畳み可能に連結してなる移動通信端末において、 前記第1筐体にて前記所定状態で折り畳まれた状態で前
記第2筐体に対向する第1面に設けられるマイクロホン
と、 前記第2筐体にて前記所定状態で折り畳まれた状態で前
記第1面に対向する第2面に設けられる第1スピーカ
と、 前記第1筐体または前記第2筐体に、前記所定状態で折
り畳まれた状態で外側に露出する面に設けられる第2ス
ピーカと、 前記第1筐体と前記第2筐体とが前記所定状態で折り畳
まれた状態にあるか否かを検出する検出手段と、 通信中であり、かつ前記第1筐体と前記第2筐体とが前
記所定状態で折り畳まれていないときの前記第1スピー
カの状態が有効状態であるときに、前記検出手段により
前記第1筐体と前記第2筐体とが前記所定状態で折り畳
まれた状態にあると検出されているならば、前記マイク
ロホンおよび前記第1スピーカをともに無効とするとと
もに、前記第2スピーカを有効とする制御手段とを具備
したことを特徴とする移動通信端末。 - 【請求項2】 第1筐体と第2筐体とを所定状態で折り
畳み可能に連結してなる移動通信端末において、 前記第1筐体にて前記所定状態で折り畳まれた状態で前
記第2筐体に対向する第1面に設けられるマイクロホン
と、 前記第2筐体にて前記所定状態で折り畳まれた状態で前
記第1面に対向する第2面に設けられる第1スピーカ
と、 前記第1筐体または前記第2筐体に、前記所定状態で折
り畳まれた状態で外側に露出する面に設けられる第2ス
ピーカと、 前記第1筐体と前記第2筐体とが前記所定状態で折り畳
まれた状態にあるか否かを検出する検出手段と、 通信中であり、かつ前記第1筐体と前記第2筐体とが前
記所定状態で折り畳まれていないときの前記第1スピー
カの状態が有効状態であるときに、前記検出手段により
前記第1筐体と前記第2筐体とが前記所定状態で折り畳
まれた状態にあると検出されているならば、前記第1ス
ピーカを無効とするとともに、前記第2スピーカを有効
とする制御手段とを具備したことを特徴とする移動通信
端末。 - 【請求項3】 前記制御手段による制御を有効とするか
否かをユーザ指定に応じて設定する設定手段を備え、 かつ前記制御手段は、前記設定手段により有効設定がさ
れている場合にのみ前記制御を行うことを特徴とする請
求項1または請求項2に記載の移動通信端末。 - 【請求項4】 前記制御手段は、下り信号を受信するの
みの単方向通信状態にある場合に限って前記制御を行う
ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の移動
通信端末。 - 【請求項5】 前記第1スピーカと前記マイクロホンと
は、前記第1筐体と前記第2筐体とが前記所定状態で折
り畳まれた状態にあるときに互いに対向する位置関係で
それぞれ設けられていることを特徴とする請求項1また
は請求項2に記載の移動通信端末。
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