JP2003018241A - 折畳型携帯電話機 - Google Patents

折畳型携帯電話機

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JP2003018241A JP2001197603A JP2001197603A JP2003018241A JP 2003018241 A JP2003018241 A JP 2003018241A JP 2001197603 A JP2001197603 A JP 2001197603A JP 2001197603 A JP2001197603 A JP 2001197603A JP 2003018241 A JP2003018241 A JP 2003018241A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の折畳型携帯電話機では、近年の多彩な
機能を実現するためには、少ないキー数で多様な操作を
行う必要があり、操作が煩雑で面倒である。 【解決手段】 折畳型携帯電話機において、折畳状態か
開状態かを検出して開閉検出信号を出力する開閉検出手
段と、折畳状態でも操作可能な位置に配置されたスイッ
チとを設け、CPUが開閉検出信号とスイッチからのス
イッチ操作状態を示す操作信号とを入力として受け、折
畳状態及び前記開状態のいずれであるかの開閉判定と、
スイッチの操作の有無判定とを行い(ステップA1〜A
4、A6)、折畳状態のときの折畳モード(ステップA
5)と、開状態でスイッチ操作オフのときの全ての機能
を使用可能な通常モード(ステップA7)とからなる従
来のモードに加えて、開状態でスイッチ押下のときに
は、発着信不可モード、簡易操作モード、選択メニュー
モードのうち予め選択したモードに切り替える(ステッ
プA8)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は折畳型携帯電話機に
係り、特に上側筐体部と下側筐体部とを不使用時は閉じ
た折畳状態とし、使用時は開状態とする折畳型携帯電話
機に関する。
【0002】
【従来の技術】最近の携帯電話機は電子メールや着信メ
ロディ、ブラウザ等の多彩な機能が搭載されている。ま
た、携帯電話機においては、折畳機構が、表示部を大き
くすることが可能であることや、折り畳むことにより携
帯性を高め得るなどの理由から採用されている。この折
畳機構を採用した折畳型携帯電話機では、上側筐体部と
下側筐体部とがヒンジ機構により開閉される構造とされ
ており、通常、上側筐体部の内側面には受話用スピーカ
や表示部(ディスプレイ)が配置され、下側筐体部の内
側面には、例えば送話用マイクや各種操作キーが配置さ
れているため、不使用時には上側筐体部と下側筐体部の
各内側面を密接させた折畳状態とし、使用時に上側筐体
部と下側筐体部とを離間させた開状態としている。
【0003】一方、携帯電話機では近年、益々機能が増
加する傾向にあり、この機能増加に伴い機能選択に必要
なキー操作が増加している。特に小型な携帯電話機では
設置できるキー数が限られているため、必然的にメニュ
ーが多様、多層化されて操作の手順数が増加している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、折畳型携帯
電話機では、小型・軽量化が要求されるために、装置筐
体を大きくできず、近年の多彩な機能を実現するために
は、少ないキー数で多様な操作を行う必要があり、操作
が煩雑で面倒であり、また誤操作の可能性も高いという
問題がある。
【0005】本発明は以上の点に鑑みなされたもので、
必須操作である開閉操作に機能選択操作を付加すること
により、機能選択の簡易化を実現し得る折畳型携帯電話
機を提供することを目的とする。
【0006】また、本発明の他の目的は、操作性の良好
な多機能の折畳型携帯電話機を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成するため、内側面に少なくともディスプレイが配置さ
れた上側筐体部と、内側面に少なくともダイヤル入力や
機能選択のための各種キーが配置された下側筐体部と
が、各々の端部で回動自在に回動機構により結合され、
上側筐体部と下側筐体部の各内側面が密接した折畳状態
か、各内側面が離間した開状態のいずれかとされる折畳
型携帯電話機において、上側筐体部と下側筐体部とが折
畳状態か開状態かを検出して開閉検出信号を出力する開
閉検出手段と、折畳状態でも操作可能な位置に配置され
たスイッチと、開閉検出手段からの開閉検出信号とスイ
ッチからのスイッチ操作状態を示す操作信号とを入力と
して受け、折畳状態及び開状態のいずれであるかの開閉
判定と、スイッチの操作の有無判定とを行う開閉・スイ
ッチ操作判定手段と、開閉・スイッチ操作判定手段の判
定結果に基づいて、少なくとも予め設定された3種類の
モードのうちのいずれか一のモードに切り替え設定する
モード切替手段とを有する構成としたものである。
【0008】この発明では、折畳状態か開状態かのいず
れであるかの開閉情報とスイッチの操作の有無情報とに
基づいて、少なくとも予め設定された3種類のモードの
うちのいずれか一のモードに切り替え設定するようにし
たため、折畳型携帯電話機の必須操作である開閉動作に
折畳型携帯電話機のモード選択の操作を付加することが
できる。
【0009】また、上記の目的を達成するため、本発明
におけるモード切替手段は、開閉・スイッチ操作判定手
段から折畳状態の判定結果を受けたときには、ディスプ
レイの電源オフ及び各種キーのキー入力を無効とする折
畳モードに切り替え設定し、開閉・スイッチ操作判定手
段から開状態で、かつ、スイッチの操作無しの判定結果
を受けたときには、すべての機能が使える通常モードに
切り替え設定し、開閉・スイッチ操作判定手段から開状
態で、かつ、スイッチの操作有りの判定結果を受けたと
きには、予めユーザが任意に設定した任意モードに切り
替え設定することを特徴とする。この発明では、ユーザ
が任意に設定した任意モードの切り替え設定ができる。
【0010】ここで、上記の任意モードは、無線通信機
能を停止して電話やメールの発着信を不可能にする発着
信不可モードと、電話機能のみを使用可能とする簡易操
作モードと、折畳状態から開状態に変更した時にディス
プレイをユーザが予め設定した選択メニューの初期画面
とする任意メニューモードのうち、ユーザが予め選択し
た一のモードであることを特徴とする。
【0011】また、本発明は上記の目的を達成するた
め、内側面に少なくともディスプレイが配置された上側
筐体部と、内側面に少なくともダイヤル入力や機能選択
のための各種キーが配置された下側筐体部とが、各々の
端部で回動自在に回動機構により結合され、上側筐体部
と下側筐体部の各内側面が密接した折畳状態か、各内側
面が離間した開状態のいずれかとされる折畳型携帯電話
機において、上側筐体部と下側筐体部とが折畳状態か開
状態かを検出して開閉検出信号を出力する開閉検出手段
と、折畳状態でも操作可能な位置に配置されたスイッチ
と、使用可能な全機能のうち、予め所望の機能を制限す
る機能制限状態に設定する機能制限手段と、折畳状態か
開状態かのいずれであるかの開閉状態とスイッチの操作
の有無状態の組み合わせに対応して状態を4種類に分類
し、4種類の分類を重複を許して任意の順番で選択され
た任意の数の分類からなる分類列と分類列を構成する分
類の数を記憶する記憶手段と、開閉検出手段からの開閉
検出信号とスイッチからのスイッチ操作状態を示す操作
信号とを入力として受け、現在の状態が4種類の分類の
いずれであるか判定することを繰り返して得られる分類
列及び分類列を構成する分類の数と、記憶手段に記憶さ
れている分類列及び分類列の数とを比較照合して、一致
するとき機能制限手段による機能制限状態を解除する機
能制限解除手段とを有する構成としたものである。
【0012】この発明では、ユーザが予め設定した機能
制限状態を、ユーザが決定して記憶手段に記憶されてい
る分類列と同じ分類列が入力されるように、開閉操作及
びスイッチ操作を行わない限り、機能制限状態が解除さ
れないようにできる。
【0013】ここで、上記の記憶手段は、分類列が得ら
れるように、実際に折畳状態又は開状態とする開閉操作
を繰り返して得られた分類列と、開閉操作の操作回数と
を共に記憶部に記憶する手段であることを特徴とする。
【0014】また、記憶手段は、4種類の分類をメニュ
ー選択により選択された分類を選択順に、かつ、選択数
を分類列と分類列を構成する分類の数として記憶部に記
憶する手段であることを特徴とする。
【0015】また、本発明は上記の目的を達成するた
め、内側面に少なくともディスプレイが配置された上側
筐体部と、内側面に少なくともダイヤル入力や機能選択
のための各種キーが配置された下側筐体部とが、各々の
端部で回動自在に回動機構により結合され、上側筐体部
と下側筐体部の各内側面が密接した折畳状態か、各内側
面が離間した開状態のいずれかとされる折畳型携帯電話
機において、上側筐体部と下側筐体部とが折畳状態か開
状態かを検出して開閉検出信号を出力する開閉検出手段
と、折畳状態でも操作可能な位置に配置されたスイッチ
と、折畳状態か開状態かのいずれであるかの開閉状態と
スイッチの操作の有無状態の組み合わせに対応して状態
を4種類に分類し、4種類の分類を重複を許して任意の
順番で選択された任意の数の分類からなる分類列と分類
列を構成する分類の数を、予め用意された複数種類の機
能設定のうち選択した機能設定に対応させて記憶する記
憶手段と、開閉検出手段からの開閉検出信号とスイッチ
からのスイッチ操作状態を示す操作信号とを入力として
受け、折畳状態及び開状態のいずれであるかの開閉判定
と、スイッチの操作の有無判定とを行う開閉・スイッチ
操作判定手段と、開閉・スイッチ操作判定手段の判定結
果を入力として受け、折畳状態及び開状態のいずれであ
るかの開閉判定と、スイッチの操作の有無判定とを行う
開閉・スイッチ操作判定手段と、開閉・スイッチ操作判
定手段の判定結果を入力として受け、現在の状態が4種
類の分類のいずれであるか判定することを繰り返して得
られる分類列及び分類列を構成する分類の数と、記憶手
段に記憶されている分類列及び分類列の数とを比較照合
して、一致するとき記憶手段に記憶された分類列に対応
する選択した機能設定に切り替える機能設定切替手段と
を有する構成としたものである。
【0016】この発明では、予め用意された複数種類の
機能設定のうち、ユーザが決定して記憶手段に記憶され
ている分類列と同じ分類列が入力されるように、開閉操
作及びスイッチ操作を行うことにより、入力した分類列
に対応する機能設定に切り替えることができる。
【0017】ここで、上記の機能設定切替手段は、記憶
手段に同一の分類列に対応して異なる複数の機能設定が
記憶されているときには、比較照合により同一の分類列
に一致する毎に、複数の機能設定を順次巡回的に切り替
えることを特徴とする。
【0018】また、上記の機能設定切替手段は、記憶手
段に記憶する複数の機能設定として、ディスプレイの電
源オフ及び各種キーのキー入力を無効とする折畳モード
と、すべての機能が使える通常モードと、予めユーザが
任意に設定した任意モードのうちの少なくとも一つのモ
ードを含むことを特徴とする。
【0019】また、上記の機能設定切替手段は、記憶手
段に分類列に対応して機能設定として所望の機能を制限
する機能制限が記憶されているときには、比較照合によ
り記憶手段に記憶されている分類列に一致する毎に、機
能制限の設定と機能制限の設定解除とを交互に切り替え
ることを特徴とする。
【0020】更に、本発明は、上記の開閉・スイッチ操
作判定手段を、開閉検出手段からの開閉検出信号が変化
した時点の、スイッチからのスイッチ操作状態を示す操
作信号の論理値に基づいて、折畳状態及び開状態のいず
れであるかの開閉判定と、スイッチの操作の有無判定と
を行うことを特徴とする。この発明では、開閉判定とス
イッチ操作の有無判定を確実に行うことができる。
【0021】また更に、本発明は、上記の開閉・スイッ
チ操作判定手段を、開閉検出手段からの開閉検出信号が
変化した時点から予め任意に設定された時間内の、スイ
ッチからのスイッチ操作状態を示す操作信号の論理値に
基づいて、折畳状態及び開状態のいずれであるかの開閉
判定と、スイッチの操作の有無判定とを行うことを特徴
とする。この発明では、ユーザが任意に設定した時間内
にスイッチ操作を行うことにより、開閉判定とスイッチ
操作の有無判定とを行う。
【0022】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面と共に説明する。図1は本発明になる折畳型携帯
電話機の一実施の形態の概略外観斜視図、図2は本発明
になる折畳型携帯電話機の一実施の形態のブロック図を
示す。両図中、同一構成部分には同一符号を付してあ
る。図1に示すように、本実施の形態の折畳型携帯電話
機1は、下側筐体部2と上側筐体部3とが、各々の端部
でヒンジ機構4により回動自在に結合され、互いの内側
面が密接する折畳状態(閉状態)又は互いに所定角度間
隔離れる開状態となるように構成されている。
【0023】下側筐体部2の上側筐体部3と密接する内
側表面には、ダイヤル入力等に用いる数字キーと機能選
択のためのメニューキー等の各種キーからなるボタンス
イッチ7と送話用マイク12が配置されており、また折
畳状態でも押下可能なように側面にスイッチ9が形成さ
れており、更に下側筐体部2の内部には図2に示す制御
全般を行う中央処理装置(CPU)6、図示しない基地
局との間で無線通信を行う無線部10及びデータの記憶
読み出し、プログラムの記憶を行うメモリ11などが設
けられている。また、上側筐体部3は、下側筐体部2と
対向する内側面に、情報表示用のディスプレイ8と受話
用スピーカ13が配置されている。なお、無線部10に
は音声信号の変復調部も含まれている。
【0024】また、下側筐体部2又は上側筐体部3には
下側筐体部2と上側筐体部3とが閉じた折畳状態か、開
いた開状態のいずれかであるかを検出する図2に示す開
閉検出回路5が設けられている。この開閉検出回路5と
しては、例えば上側筐体部3の所定位置に固定された磁
石と、その磁石の磁界の有無を検出する下側筐体部2に
設けられているセンサとから構成されており、折畳状態
では上記の磁石がセンサに最も近接することから磁石の
磁界を検出できるので折畳状態と検出でき、一方開状態
では上記の磁界を検出できないことから開状態と検出で
きる。
【0025】折畳型携帯電話機1は、電話機本体を下側
筐体部2と上側筐体部3とで分割し、これらをヒンジ機
構4で連結することにより折畳可能な構成としており、
使用時は開いて使用し、未使用時は折り畳んでいる。こ
の開閉状態に合わせて、折畳型携帯電話機1はモード切
替を行っている。
【0026】また、開閉検出回路5は、下側筐体部2と
上側筐体部3との開閉状態を検出する回路で、下側筐体
部2と上側筐体部3との内側面が密接対向した折畳状態
では、折畳状態を示す論理値の開閉検出信号を図2のC
PU8へ送出し、下側筐体部2と上側筐体部3とが所定
角度離間した開状態では、開状態を示す論理値の開閉検
出信号をCPU8へ送出する。CPU8は、この開閉検
出信号の論理値に基づき、折畳型携帯電話機1のモード
を切り替えている。
【0027】開閉状態によるモードは従来の折畳型携帯
電話機の場合、開状態と折畳状態で2種類のモードを切
り替えている。すなわち、従来は開状態では発着信、電
子メール等の殆どの機能が使えるモード(以下、「通常
モード」という)に切り替え、折畳状態ではディスプレ
イ8の電源オフ、ボタンスイッチ7のキー機能を無効や
キー機能切り替えをしたモード(以下、「折畳モード」
という)にして開閉の状態に合わせてモードを切り替え
ている。なお、通常モードの動作は、携帯電話機では周
知であり、また本発明の要旨ではないので、その説明は
省略する。
【0028】これに対し、本発明の第1の実施の形態で
は、開閉操作時にスイッチ9の操作の有無を判断するこ
とでモード切替の条件判断を1つ増やし、これにより開
閉時のモード切替を従来の折畳型携帯電話機の開状態時
の通常モードと折畳状態時の折畳モードの2つだけでな
く、スイッチ9の操作の有無によって他のモードを選択
することができるようにしたものである。
【0029】すなわち、第1の実施の形態では、開閉操
作とスイッチ9の操作により、(1)折畳状態のときの
折畳モード、(2)スイッチ9を押下せずに開状態のと
きの通常モード、及び(3)スイッチ9を押下し、か
つ、開状態のときの任意モードの、計3種類のモード切
替を可能としている。
【0030】次に、第1の実施の形態の動作について説
明する。まず、スイッチ9を操作する(押下する)と共
に、開状態としたときに設定される任意モードを折畳型
携帯電話機1に予め設定する。この任意モードは、ユー
ザが任意に選択することができ、「発着信不可モー
ド」、「電子メールモード」、「簡易操作モード」等か
ら1つ選択する。これらの任意モードについては後述す
る。
【0031】次に、開状態から折畳状態に変更した時の
本実施の形態の動作について、図3のフローチャートを
併せ参照して説明する。通常モード、任意モードに拘ら
ず、折畳型携帯電話機1が開状態にある場合、開閉検出
回路5は開状態を示す開閉検出信号をCPU6へ送出し
ている。この開状態の折畳型携帯電話機1の上側筐体部
3を下側筐体部2と密接するように閉じて折畳状態とす
ると(ステップA1)、開閉検出回路5は下側筐体部2
と上側筐体部3とが閉じたことを検出し(ステップA
2)、折畳状態を示す開閉検出信号をCPU6に送出す
る(ステップA3)。CPU6は、入力された開閉検出
信号が開状態を示しているかどうか判定し(ステップA
4)、ここでは開状態を示していないので、折畳状態と
判断して折畳モードとする(ステップA5)。
【0032】次に、折畳状態から開状態に変更した場合
の本実施の形態の動作について図3のフローチャートを
併せ参照して説明する。折畳型携帯電話機1が折畳状態
にあるとき、開閉検出回路5からの折畳状態を示す開閉
検出信号がCPU6に送出されており、これによりCP
U6は折畳型携帯電話機1を折畳モードの状態にしてい
る。この折畳状態の折畳型携帯電話機1の上側筐体部3
を開くと(ステップA1)、開閉検出回路5は下側筐体
部2と上側筐体部3とが離れたことを検出し(ステップ
A2)、開状態を示す開閉検出信号をCPU6に送出す
る(ステップA3)。
【0033】CPU6は、入力された開閉検出信号が開
状態を示しているかどうか判定し(ステップA4)、こ
こでは開状態を示しているので、次にスイッチ9の押下
の有無状態を、スイッチ9から供給されるスイッチ操作
信号の論理値に基づいて検出する(ステップA6)。C
PU6は、スイッチ9の押下の有無に応じて2種類のモ
ードの一方モードに設定する。
【0034】すなわち、図4(A)に示すようにスイッ
チ9が押下なしの状態で、同図(B)に示すように開閉
検出信号が開状態に変化したときには、CPU6は折畳
型携帯電話機1を通常モードに変更する(ステップA
7)。一方、図4(C)に示すようにスイッチ9が押下
状態にあるときに、同図(D)に示すように開閉検出信
号が開状態に変化したときには、CPU6は折畳型携帯
電話機1を任意モードに変更する(ステップA8)。な
お、任意モードの内容、動作については後述する。
【0035】なお、上記の例では、開閉検出信号が変化
した瞬間のスイッチ9の押下状態で状態を判定している
が、他の判定方法として、開閉検出信号が変化してから
スイッチ9の押下までのタイミングをユーザが任意に判
定する方法がある。この場合、開閉検出信号の変化から
任意の時間内にスイッチ9が押下されれば、開閉状態変
化時にスイッチ9を押下したものとして判定する。この
ときの時間はユーザが任意に設定する。
【0036】次に、任意モードの内容、動作について説
明する。この任意モードは、前述したように、スイッチ
9を押下した状態で開状態にした場合に、設定されるモ
ードである(図3のステップA8)。その内容は、「発
着信不可モード」、「簡易操作モード」及び「任意メニ
ューモード」等の中からユーザが任意に選択することが
できる。
【0037】「発着信不可モード」は、折畳型携帯電話
機1の無線部10の無線通信機能を停止して電話やメー
ルの発着信を不可能にするモードである。これは電波圏
外の携帯電話機と同様の状態である。この発着信不可モ
ードを使用すると、病院などの電波の影響が考えられる
ために、携帯電話機の使用が禁止されている場所や、電
車、バスなどのマナー上携帯電話機の使用が望まれてい
ない場所でも落ち着いて電子メールの閲覧や作成を行う
ことができる。
【0038】発着信不可モードに変更されると、CPU
6は無線部10の無線通信機能を停止する。これによ
り、折畳型携帯電話機1は無線通信ができず、圏外状態
となり、発着信やメール送受信等が不可能になる。ま
た、この発着信不可モード中の開状態から折畳状態に変
更すると、折畳型携帯電話機1は折畳モードに変更され
る(図3のステップA1〜A5)。
【0039】次に、「簡易操作モード」は、電子メール
やブラウザ機能を使用不可能にして、電話としての基本
的な機能のみを使用可能とするモードである。このモー
ドは、現在の多機能化した携帯電話機を使いこなせない
子供や老人などが電話以外の機能を気にせず気軽に使え
ることを目的とする。また、基本的な機能のみに制限す
ることにより、所有者以外の第三者による携帯電話機内
に記録されている電話番号等の個人情報の閲覧を防ぐこ
とができる。
【0040】また、簡易操作モードに変更されると、C
PU6は発信、着信操作に必要ないキー(数字キー、発
信キー、着信キー以外のボタンスイッチ)のオン/オフ
動作を停止する。停止後はこれらのキー押下が無効にな
り、発信、着信操作に必要なキー(数字キー、発信キ
ー、着信キー)のオン/オフ操作しかできないようにな
る。これにより、折畳型携帯電話機1は、電話番号をキ
ー入力した発信操作と着信応答操作のみが可能な状態に
なる。この状態が簡易操作モードである。また、この簡
易操作モード中の開状態から折畳状態に変更すると、折
畳型携帯電話機1は折畳モードに変更される(図3のス
テップA1〜A5)。
【0041】次に、「任意メニューモード」は、任意の
機能を選択した状態で起動するモードである。このモー
ドでは、従来キー操作によってメニュー選択していた機
能(電子メールや着信メロディ等)を任意メニューモー
ド起動時の初期画面に予め設定しておき、任意メニュー
モードに変更した時の初期画面にその設定した機能を選
択した状態で起動する。この任意メニューモードでは、
起動時の状態以外は通常モードと同様である。
【0042】任意メニューモードは開状態に変更したと
きの初期画面を任意に設定できるので、通常モードの初
期画面からキー操作で目的の機能(電子メールや着信メ
ロディ等)を選択する従来の場合に比べて操作数を減少
することが可能となる。この任意メニューモードでは、
まず、モード起動時の初期画面にしたい機能を図2に示
したメモリ11に記憶しておく。この初期画面に設定す
る機能はユーザが任意に選択する。スイッチ9を押下し
た状態で開状態にしたことにより、選択メニューモード
に変更されると、CPU6はメモリ11に記憶されたモ
ード起動時の初期画面の設定情報を読み込み、設定した
機能を選択した状態で起動する。初期画面以外の動作は
通常モードと同様である。
【0043】このように、本実施の形態によれば、開動
作時のスイッチ9の操作により、開状態時のモードを選
択することが可能となり、これにより折畳型携帯電話機
の必須操作である折畳の開閉動作に折畳型携帯電話機の
モード選択の操作を付加することができ、従来の折畳型
携帯電話機では開状態とした後のキー操作によってメニ
ュー選択を行ってモード選択を行っていたことに比べ
て、本実施の形態では開閉操作時にモード選択ができる
ので、選択の手順軽減、簡易化が可能となり、また、ユ
ーザがモードを任意に選択できるので個人に合わせた環
境を設定でき、更に、特定の開閉操作とスイッチ操作で
使用可能な機能を付加することにより、簡単なセキュリ
ティ機能が可能となる。
【0044】上記の第1の実施の形態では、折畳型携帯
電話機1の開閉状態及びスイッチ9の押下の有無によ
り、3つのモードのいずれかに切り替えるようにしてい
るが、本発明はモード切替だけでなく、携帯電話機のあ
らゆる機能、ファンクションメニュー、設定メニュー等
の切り替えや機能制限の設定・解除が可能であり、その
例として以下に、本発明の第2及び第3の実施の形態と
して説明する。
【0045】本発明の第2の実施の形態では、通常時の
折畳型携帯電話機1を「発信不可(着信のみ)」、「電
話帳使用不可」といった機能制限状態におき、折畳型携
帯電話機1の開閉操作とスイッチ9の押下を特定の手順
で行うことにより機能制限を解除できるようにしたもの
である。
【0046】この第2の実施の形態では、折畳型携帯電
話機1の折畳状態時に操作可能なスイッチ9を、開閉操
作時に押下することでモード切替の条件判断を従来に比
べて1つ増やし、開閉検出回路5の出力する開閉状態を
示す2種類の開閉検出信号をスイッチ9の押下状態によ
り4種類に分類する。この4種類に分類した開閉検出信
号を開閉・スイッチ操作の情報として使用し、この情報
を記録し、照合することにより、機能制限した折畳型携
帯電話機1の機能制限解除のパスワードとして用いる。
これにより、折畳型携帯電話機1の開閉・スイッチ操作
をパスワードとしたセキュリティ機能が可能となる。
【0047】まず、本実施の形態における折畳型携帯電
話機1の開閉・スイッチ操作による開閉検出信号の分類
について図5のフローチャートと共に説明する。折畳型
携帯電話機1の開閉又はスイッチ9の操作を行うと(ス
テップB1)、開閉検出回路5から開状態又は折畳状態
を示す論理値の開閉検出信号が送出される(ステップB
2)。図2に示した折畳型携帯電話機1のCPU6は、
この開閉検出信号が開状態の論理値であるかどうか判定
し(ステップB3)、開状態ではなく折畳状態の論理値
を示しているときには、スイッチ9が押下されたかどう
か判定する(ステップS4)。スイッチ9が押下されて
いるときには、W1に分類し(ステップS5)、スイッ
チ9が押下されていないときには、W2に分類する(ス
テップS6)。
【0048】一方、ステップB3で開閉検出信号が開状
態の論理値を示していると判定したときには、CPU6
は、スイッチ9が押下されたかどうか判定する(ステッ
プS7)。スイッチ9が押下されているときには、W3
に分類し(ステップS8)、スイッチ9が押下されてい
ないときには、W4に分類する(ステップS9)。以上
をまとめると、CPU6は(1)折畳状態でスイッチ9
押下;W1、(2)折畳状態でスイッチ押下なし;W
2、(3)開状態でスイッチ9押下;W3、(4)開状
態でスイッチ9押下なし;W4の計4種類の分類のうち
のいずれか一種類の分類を検出する。
【0049】上記の4種類の分類は、図6のタイムチャ
ートでも示すことができる。図6(B)、(D)に示す
ように開閉検出信号が開状態を示すHレベルから折畳状
態を示すLレベルに変化した時、スイッチ9が図6
(A)に模式的に示すように既に押下されているときに
は、W1に分類され、同図(C)に模式的に示すように
スイッチ9が押下されていないときには、W2に分類さ
れる。
【0050】一方、図6(F)、(H)に示すように開
閉検出信号が折畳状態を示すLレベルから開状態を示す
Hレベルに変化した時、スイッチ9が図6(E)に模式
的に示すように既に押下されているときには、W3に分
類され、同図(G)に模式的に示すようにスイッチ9が
押下されていないときには、W4に分類される。
【0051】なお、上記の説明では、開閉検出信号の論
理値(レベル)が変化した瞬間の、スイッチ9の押下の
有無により状態を分類しているが、他の方法として、開
閉検出信号の論理値(レベル)が変化してからスイッチ
9の押下までのタイミングをユーザが任意に設定する方
法がある。この場合、開閉検出信号の変化から任意の時
間内にスイッチ9が押下されれば、開閉状態変化時にス
イッチ9を押下したものとして判定する。このときの時
間はユーザが任意に決定する。
【0052】次に、第2の実施の形態の動作について、
図7のフローチャートを併せ参照して説明する。まず、
機能制限の内容と機能制限を解除するための開閉・スイ
ッチの特定操作を折畳型携帯電話機1のメモリ11に記
録する(ステップC1)。機能制限の内容は「発信不可
(着信のみ)」、「電話帳使用不可」といった内容をユ
ーザが任意に決定する。
【0053】また、機能制限解除操作も、任意にユーザ
が決定する。機能制限解除操作の記録手段は2種類あ
り、一つは実際に開閉・スイッチ操作を行い、その操作
情報をメモリ11に記録して、その記録を機能制限解除
操作として設定する方法、もう一つはメニュー選択によ
り機能制限解除操作を設定する方法である。この機能制
限解除操作のメモリ11への記録、登録方法については
後述する。
【0054】機能制限内容、機能制限解除操作をメモリ
に記憶した後(ステップC1)、CPU6は機能制限を
開始すると(ステップC2)、折畳型携帯電話機1は機
能制限状態に変更され、開閉検出回路5からの開閉検出
信号の情報をメモリ11に記録開始する(ステップC
3)。機能制限開始後、折畳型携帯電話機1の開閉・ス
イッチ操作を行うと(ステップC4)、開閉検出回路5
から開閉検出信号がCPU6へ送出される(ステップC
5)。
【0055】CPU6は、この開閉検出信号が開状態の
論理値であるかどうか判定し(ステップC6)、開状態
ではなく折畳状態の論理値を示しているときには、スイ
ッチ9が押下されたかどうか判定し(ステップC7)、
スイッチ9が押下されているときには、W1に分類し
(ステップC8)、スイッチ9が押下されていないとき
には、W2に分類する(ステップC9)。一方、ステッ
プC6で開閉検出信号が開状態の論理値を示していると
判定したときには、CPU6は、スイッチ9が押下され
たかどうか判定し(ステップC10)、スイッチ9が押
下されているときには、W3に分類し(ステップC1
1)、スイッチ9が押下されていないときには、W4に
分類する(ステップC12)。
【0056】上記の4種類の分類のうち、現在の開閉状
態及びスイッチ9の押下の有無に応じて決定された一つ
の分類をCPU6はメモリ11に記録する(ステップC
13)。この記録は、開閉操作を行う毎に蓄積される。
ただし、蓄積記録は機能制限解除操作と同じ操作回数分
だけ行われる。例えば、機能制限解除操作が「→閉→開
→閉」の3回の操作であった場合、メモリ11には最新
3回分の情報だけ記録され、4回目の情報は消去され
る。
【0057】この記録は、機能制限解除操作として記録
した情報と開閉操作を行う毎に照合され(ステップC1
4)、記録が機能制限解除操作と一致した場合、CPU
6は折畳型携帯電話機1の機能制限を解除して(ステッ
プC15)、処理を終了する。記録が機能制限解除操作
と一致しない場合は、機能制限状態のまま引き続き開閉
操作時の開閉検出信号変化の記録、照合を繰り返す(ス
テップC4〜C14)。
【0058】また、開閉操作解除操作を忘れた場合のた
め、文字入力でのパスワード入力による機能制限解除機
能を付加する。この第2の実施の形態により、機能制限
解除操作を知らないユーザによる折畳型携帯電話機の使
用を制限することが可能となる。また、機能制限を「発
信不可(着信のみ)」に設定しておくことにより、所有
者以外の第三者による折畳型携帯電話機の悪用を防ぐこ
とができる。また、「電話帳使用不可」に設定しておく
ことにより、所有者以外の第三者が携帯電話機に記録し
た電話番号の閲覧を防ぐことができる。
【0059】次に、図7のステップC1の機能制限解除
操作の記録、登録方法について詳細に説明する。機能制
限解除操作の記録手段は2種類あり、一つは実際に開閉
・スイッチ操作を行って操作情報をメモリ11に記録
し、その記録を機能制限解除の操作として設定する方
法、もう一つはメニュー選択により機能制限解除操作を
選択する方法がある。
【0060】まず、一つ目の実際に開閉・スイッチ操作
を行う、その操作記録を機能制限解除の操作として記録
する場合について図8のフローチャートと共に説明す
る。まず、機能制限解除操作の記録を開始する(ステッ
プD1)。記録開始後、折畳型携帯電話機1の開閉、ス
イッチ9の操作を行うと(ステップD2)、開閉状態の
変化に伴い、開閉検出回路5から送出される開閉検出信
号の論理値が変化する(ステップD3)。
【0061】CPU6は、この開閉検出信号の論理値が
開状態及び折畳状態のどちらを示しているかを判定し
(ステップD4)、その判定結果とスイッチ9が押下さ
れているか否かを示すスイッチ9からの信号とに基づい
て、前述のように4種類の分類W1、W2、W3及びW
4のいずれか一つに分類してその分類をメモリ11に記
録する(ステップD5〜D11)。このとき、操作回数
もメモリ11に記録される(ステップD12)。
【0062】以上の処理は記録終了の操作を行うまで開
閉操作を行う毎に繰り返し行われ(ステップD13、D
2〜D12)、メモリ11に操作回数と共に記録され
る。記録終了後、この記録は機能制限解除操作としてメ
モリ11に登録される(ステップD14)。これによ
り、例えば、スイッチ9未押下で、1回折畳状態から開
状態とした後、スイッチ9押下で1回折畳状態から開状
態操作を行った場合、次のように記録される。すなわ
ち、開状態→「閉、スイッチ9未押下(W2)」→
「開、スイッチ9未押下(W4)」→「閉、スイッチ9
押下(W1)」→「開、スイッチ9押下(W3)」であ
る。この記録方法では、折畳型携帯電話機1は記録開
始、終了時は必ず開状態にある。
【0063】次に、メニュー選択により機能制限解除操
作を設定する方法について説明する。この方法では、折
畳型携帯電話機1の開閉・スイッチ9操作による4種類
の分類(前述のW1、W2、W3、W4)をメモリ11
に予め登録しておき、ユーザがメニュー操作で4種類の
分類パターンを組み合わせて機能制限解除操作として登
録する。
【0064】この方法では、スイッチ9を押下したま
ま、2度開閉操作をすると(最初は折畳状態の場合)、
メモリ11には次のように登録がされる。すなわち、折
畳状態→「開、スイッチ9押下(W3)」→「閉、スイ
ッチ9押下(W1)」→「開、スイッチ9押下(W
3)」→「閉、スイッチ9押下(W1)」である。ま
た、メモリ11には開閉操作回数4回も記録される。
【0065】この第2の実施の形態の機能制限解除の対
象となる機能(機能制限時に制限される機能)は、下記
の通りである。
【0066】(1)無線制限 「発信不可」:電話の発信を不可能にする。 「着信応答不可」:着信時の応答を不可能にする。 「着信不可」:着信不可制限中は着信通知があっても応
答しない。圏外での着信時と同様の状態になる。 「データ送受信不可」:ブラウザ機能、電子メールの送
受信を不可能にする。 「無線不可」:携帯電話機の無線機能を停止して、圏外
と同様の状態にする(第1の実施の形態の発着信不可モ
ードと同様の状態)。
【0067】(2)情報閲覧制限 「電話帳使用不可」:折畳型携帯電話機に記録されてい
る電話帳の閲覧を不可能にする。 「発信履歴使用不可」:発信履歴の閲覧を不可能にす
る。 「着信履歴使用不可」:着信履歴の閲覧を不可能にす
る。
【0068】(3)操作制限 「キー使用不可」:任意のキー(ただし、スイッチ9を
除く)を使用不可能にする。例えば、数字キー、発信キ
ー、着信キー以外のキーを使用不可に設定すると、ダイ
ヤル入力による発信と着信応答のみが可能な状態となる
(第1の実施の形態の簡易操作モードと同様の状態)。
【0069】このように、第2の実施の形態では、上記
の各種の機能制限の中からユーザが任意に設定する。こ
れらの機能制限を組み合わせた機能制限も可能である。
【0070】次に、本発明の第3の実施の形態について
説明する。第3の実施の形態では、折畳型携帯電話機1
の機能設定を複数種類(例えば、通話音量や待ち受け画
面の設定、着信音、マナーモード等の設定)用意し、折
畳型携帯電話機1の開閉操作とスイッチ9の押下を特定
の手順で行うことにより機能設定を切り替えできるよう
にしたものである。
【0071】この第3の実施の形態では、第2の実施の
形態と同様に、折畳型携帯電話機1の開閉状態とスイッ
チ9の押下の有無に応じた4種類の分類を使用し、この
分類情報を記録、照合することにより、折畳型携帯電話
機の機能設定の切り替えに使用する。すなわち、折畳型
携帯電話機1の設定を、特定の手順で行うことにより切
り替えることが可能である。
【0072】一例として、内容の異なる3種類の機能設
定と、その機能設定毎に対応する開閉・スイッチ操作の
手順を用意しておき、それを機能設定〜、開閉・ス
イッチ操作〜とすると、折畳型携帯電話機1におい
て開閉・スイッチ操作手順を行うと機能設定に設定
が変更され、開閉・スイッチ操作手順を行うと機能設
定に設定が変更され、開閉・スイッチ操作手順を行
うと機能設定に設定が変更されるというように、折畳
型携帯電話機1の機能設定が開閉操作とスイッチ9の操
作で変更が可能となる。
【0073】この第3の実施の形態では、前記第2の実
施の形態の「開閉・スイッチ操作による機能制限解除」
と同様に、(1)折畳状態でスイッチ9押下;W1、
(2)折畳状態でスイッチ押下なし;W2、(3)開状
態でスイッチ9押下;W3、(4)開状態でスイッチ9
押下なし;W4の計4種類に分類する。
【0074】次に、本実施の形態の機能設定の内容と機
能設定毎の開閉・スイッチの特定操作を折畳型携帯電話
機内部のメモリ11へ記録する動作について説明する。
機能設定の内容としては、通話音量や待ち受け画面の設
定、着信音、マナーモードの設定等があり、ユーザが任
意に設定した設定内容をメモリ11に記録する。機能設
定に対応する開閉・スイッチ操作の記録方法には2種類
ある。一つは実際に開閉・スイッチ操作を行って操作情
報をメモリ11に記録し、その記録を開閉・スイッチ操
作手順として設定する方法、もう一つはメニュー選択に
より開閉・スイッチ操作手順を選択する方法である。
【0075】まず、一つ目の実際に開閉・スイッチ操作
を行い、その操作情報をメモリ11に記録する方法につ
いて、図9のフローチャートと共に説明する。まず、開
閉・スイッチ操作手順の記録を開始する(ステップE
1)。記録開始後、折畳型携帯電話機1の開閉・スイッ
チ操作を行うと(ステップE2)、開閉状態の変化に伴
い、開閉検出回路5から送出される開閉検出信号の論理
値が変化する(ステップE3)。
【0076】CPU6は、この開閉検出信号の論理値が
開状態及び折畳状態のどちらを示しているかを判定し
(ステップE4)、その判定結果とスイッチ9が押下さ
れているか否かを示すスイッチ9からの信号とに基づい
て、前述のように4種類の分類W1、W2、W3及びW
4のいずれか一つに分類してその分類をメモリ11に記
録する(ステップE5〜E11)。このとき、操作回数
もメモリ11に記録される(ステップE12)。
【0077】以上の処理は記録終了の操作を行うまで開
閉操作を行う毎に繰り返し行われ(ステップE13、E
2〜E12)、メモリ11に操作回数と共に記録され
る。記録終了後、この記録は開閉・スイッチ操作として
メモリ11に登録される(ステップE14)。これによ
り、例えば、スイッチ9未押下で、1回折畳状態から開
状態とした後、スイッチ9押下で1回折畳状態から開状
態操作を行った場合、次のように記録される。すなわ
ち、開状態→「閉、スイッチ9未押下(W2)」→
「開、スイッチ9未押下(W4)」→「閉、スイッチ9
押下(W1)」→「開、スイッチ9押下(W3)」であ
る。この記録方法では、折畳型携帯電話機1は記録開
始、終了時は必ず開状態にある。
【0078】次に、メニュー選択により開閉・スイッチ
操作を設定する方法について説明する。この方法では、
折畳型携帯電話機1の開閉・スイッチ9操作による4種
類の分類(前述のW1、W2、W3、W4)をメモリ1
1に予め登録しておき、ユーザがメニュー操作で4種類
の分類パターンを組み合わせて開閉・スイッチ操作とし
て登録する。
【0079】この方法では、スイッチ9を押下したま
ま、2度開閉操作をすると(最初は折畳状態の場合)、
メモリ11には次のように登録がされる。すなわち、折
畳状態→「開、スイッチ9押下(W3)」→「閉、スイ
ッチ9押下(W1)」→「開、スイッチ9押下(W
3)」→「閉、スイッチ9押下(W1)」の場合、メモ
リ11には「W3→W1→W3→W1」として開閉操作
回数4回と併せて記録される。
【0080】次に、第3の実施の形態の動作について、
図10のフローチャートと共に説明する。まず、機能設
定の内容と機能設定毎の開閉・スイッチの特定操作を、
例えば図9のフローチャートに従って折畳型携帯電話機
内部のメモリ11に記録する(ステップF1)。続い
て、開閉・スイッチ操作による機能設定の変更を有効に
する(ステップF2)。ただし、開閉・スイッチ操作は
操作内容が同じもの、操作内容が重なるものは同時に機
能設定切り替えを有効にできない。例えば、機能設定
の操作内容が「→W3→W1→W3→W1」であり、機
能設定の操作内容が「→W3→W1→W3→W1→W
3→W1」である場合、機能設定の操作内容が機能設
定の操作内容に重なるため、機能設定に設定変更す
ることが不可能である。
【0081】機能設定の変更を有効にした後、折畳型携
帯電話機1は開閉操作時の開閉検出回路からの開閉検出
信号のメモリ11への記録を開始する(ステップF
3)。この記録開始後、折畳型携帯電話機1の開閉・ス
イッチ操作を行うと(ステップF4)、開閉検出回路5
から開閉状態を示す開閉検出信号がCPU6へ送出され
る(ステップF5)。
【0082】CPU6は、この開閉検出信号の論理値が
開状態及び折畳状態のどちらを示しているかを判定し
(ステップF6)、その判定結果とスイッチ9が押下さ
れているか否かを示すスイッチ9からの信号とに基づい
て、前述のように4種類の分類W1、W2、W3及びW
4のいずれか一つに分類してその分類をメモリ11に記
録する(ステップF7〜F12)。この記録は、開閉操
作を行う毎に蓄積記録される。ただし、蓄積記録は設定
した開閉・スイッチ操作と同じ操作回数分だけ行われ
る。
【0083】ただし、複数の開閉・スイッチ操作が設定
されている場合は、最も操作回数が多いものと同数回分
の操作が記録される。例えば、開閉・スイッチ操作が
「→閉→開→閉」の3回の操作であった場合、メモリ1
1には最新3回分の情報だけ記録され、4回目の情報は
消去される。
【0084】この記録は機能設定毎の開閉・スイッチ操
作として記録した情報と開閉操作を行う毎に合致するか
どうか照合され(ステップF14)、合致した場合、C
PU6は折畳型携帯電話機1の合致した開閉・スイッチ
操作に対応した機能設定に折畳携帯電話機1を変更する
(ステップF15)。機能設定を変更した場合、メモリ
11に逐次記録していた開閉・スイッチ操作の情報を消
去後(ステップF16)、引き続き開閉操作時の開閉検
出信号変化の記録、照合を繰り返す(ステップF4〜F
14)。また、機能設定が2種類の場合のみ、1種類の
開閉・スイッチ手順操作で機能設定を切り替えて行うこ
とが可能である。
【0085】開閉・スイッチ操作内容の設定例を下記に
示す。2種類の設定を切り替える場合、「スイッチ9押
下のまま2度開閉操作をする」を機能設定とすると、
その操作内容は「→W3→W1→W3→W1」であり、
「スイッチ9未押下で1回開閉後、スイッチ9押下で1
回開閉操作をする」を機能設定とすると、その操作内
容は「→W2→W4→W1→W3」である。
【0086】また、同じ操作で2種類の設定を切り替え
る場合として、例えば、「スイッチ9押下のまま2度開
閉操作をする」を機能設定及びとする例があり、そ
の操作内容は「→W3→W1→W3→W1」であり、そ
の同じ操作により機能設定及びの交互切り替えを行
う。つまり、機能設定にあるときに、スイッチ9押下
のまま2度開閉操作をすると機能設定に切り替わり、
機能設定にあるときに、スイッチ9押下のまま2度開
閉操作をすると機能設定に切り替わる。
【0087】切り替え設定される機能種類数は3以上で
も可能である。また、切替できる内容は機能設定だけで
なく、モードの切替や機能制限状態への切り替えも可能
である。モード切替は従来の「通常モード」及び「折畳
モード」と、第1の実施の形態で説明した「発着信不可
モード」、「簡易操作モード」、「選択メニューモー
ド」の切り替え、第2の実施の形態で説明した機能制限
とその解除の切り替えも可能である。下記はその例であ
る。
【0088】第1の実施の形態と同様に、スイッチ9の
押下で開状態にした時のみ機能が切り替わる場合、「→
W1 折畳モード」、「→W2 折畳モード」、「→W
3任意に設定したモード(前述の「発着信不可モー
ド」、「選択メニューモード」等)」、「→W4 通常
モード」である。機能制御は、開閉・スイッチ操作によ
り、数種の機能制限状態と機能制限されていない状態を
切り替える。機能制限できる内容は第2の実施の形態で
説明した内容と同様である。
【0089】下記はその設定例である。機能制限を特定
の開閉・スイッチ操作で解除する場合、「スイッチ9押
下のまま2度開閉操作をする」ことで機能制限を解除す
ると設定した場合、「→W3→W1→W3→W1」で機
能制限が解除される。また、同じ操作で機能制限のオン
/オフを行う場合、「スイッチ9の押下のまま2度開閉
操作をする」ことで機能制限のオン/オフを行うように
設定した場合、非機能制限時に「→W3→W1→W3→
W1」で機能制限モードとなり、機能制限時に「→W3
→W1→W3→W1」で機能制限解除モードとなる。
【0090】なお、本発明は以上の実施の形態に限定さ
れるものではなく、その他種々の変形例も包含するもの
である。例えば、スイッチ9は図1では下側筐体部2の
側面に形成されているが、折畳状態で押下可能な位置で
あればどこでもよく、従って例えば、図11に示すよう
に、上側筐体部3の側面に設けるようにしてもよい。こ
れ以外にも上側筐体部3の側面以外の外側面(前面、後
面、天面)、下側筐体部2の側面以外の外側面(前面、
後面、底面)、ヒンジ機構4の側面などにスイッチ9を
設けるようにしてもよい。また、スイッチ9は複数設け
てどれを押下してもよいこととしてもよい。
【0091】また、以上の実施の形態では、開閉検出信
号が変化した瞬間のスイッチ9の押下状態で状態を判定
する方法、又は開閉検出信号が変化してからユーザが設
定した任意の時間内のスイッチ9の押下の有無で状態を
判定する方法を説明したが、開閉動作中にスイッチ9を
押し続けたり、瞬間的に押下したり、あるいは開閉動作
中又は開閉検出信号が変化してからユーザが設定した任
意の時間内のスイッチ9の押下回数により複数の状態の
どれかを識別判定するようにしてもよい。
【0092】この場合は、例えば第1の実施の形態で
は、開状態でスイッチ9押下時に発着信不可モード、簡
易操作モード及び選択メニューモードの中から予め選択
した一つのモードに切り替えているが、スイッチ9の押
下回数を発着信不可モード、簡易操作モード及び選択メ
ニューモードにそれぞれ割り当てることで、スイッチ9
の押下回数でこれら3つのモードのどれかに選択するこ
とも可能である。更に、スイッチ9は押しボタンスイッ
チに限定されるものではなく、スライドスイッチ、レバ
ースイッチ等の他の形態のスイッチでも使用可能である
ことは勿論である。
【0093】また、図1では、上側筐体部3にディスプ
レイ8が設けられ、下側筐体部2に他の構成部品が内蔵
されているが、それらの配置位置は上側筐体部3と下側
筐体部2のどちらでもよい。また、開閉検出回路5は、
磁石とリードスイッチを利用した構成以外に、メカニカ
ルスイッチにより開閉状態を検出して開閉検出信号を出
力する構成でもよい。
【0094】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
折畳状態か開状態かのいずれであるかの開閉情報とスイ
ッチの操作の有無情報とに基づいて、少なくとも予め設
定された3種類のモードのうちのいずれか一のモードに
切り替え設定することにより、折畳型携帯電話機の必須
操作である開閉動作に折畳型携帯電話機のモード選択の
操作を付加するようにしたため、モード選択の操作の手
順の削減と簡略化ができる。
【0095】また、本発明によれば、モード選択により
選択されるモードのうち任意モードを選択できるように
したため、個別のユーザに各々対応したモード選択がで
き、ユーザ個々に併せた環境を設定できる。
【0096】また、本発明によれば、ユーザが予め設定
した機能制限状態を、ユーザが決定して記憶手段に記憶
されている分類列と同じ分類列が入力されるように、開
閉操作及びスイッチ操作を行わない限り、機能制限状態
が解除されないようにすることにより、ユーザ以外の第
三者では機能制限状態を解除できないため、セキュリテ
ィ機能を向上することができる。
【0097】また、本発明によれば、予め用意された複
数種類の機能設定のうち、ユーザが決定して記憶手段に
記憶されている分類列と同じ分類列が入力されるよう
に、開閉操作及びスイッチ操作を行うことにより、入力
した分類列に対応する機能設定に切り替えるようにした
ため、簡単な操作により所望の機能設定ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明になる折畳型携帯電話機の一実施の形態
の概略外観斜視図である。
【図2】本発明になる折畳型携帯電話機の一実施の形態
のブロック図である。
【図3】開状態から折畳状態に変更した時の第1の実施
の形態の動作説明用フローチャートである。
【図4】本発明の第1の実施の形態における通常モード
と任意モードに変更するときのスイッチと開閉検出信号
の関係を示す図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態における折畳型携帯
電話機の開閉・スイッチ操作による開閉検出信号の分類
を示す図である。
【図6】本発明の第2の実施の形態におけるスイッチと
開閉検出信号の関係を示す図である。
【図7】本発明の第2の実施の形態の動作説明用フロー
チャートである。
【図8】図7中の機能制限の内容、機能制限解除操作の
記録ステップの詳細説明用フローチャートである。
【図9】開閉・スイッチ操作を行い、その操作情報をメ
モリ11に記録する方法の説明用フローチャートであ
る。
【図10】本発明の第3の実施の形態の動作説明用フロ
ーチャートである。
【図11】本発明になる折畳型携帯電話機の他の実施の
形態の概略外観斜視図である。
【符号の説明】
1 折畳型携帯電話機 2 下側筐体部 3 上側筐体部 4 ヒンジ機構 5 開閉検出回路 6 中央処理装置(CPU) 7 ボタンスイッチ 8 ディスプレイ 9 スイッチ 10 無線部 11 メモリ

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内側面に少なくともディスプレイが配置
    された上側筐体部と、内側面に少なくともダイヤル入力
    や機能選択のための各種キーが配置された下側筐体部と
    が、各々の端部で回動自在に回動機構により結合され、
    前記上側筐体部と前記下側筐体部の各内側面が密接した
    折畳状態か、各内側面が離間した開状態のいずれかとさ
    れる折畳型携帯電話機において、 前記上側筐体部と前記下側筐体部とが前記折畳状態か前
    記開状態かを検出して開閉検出信号を出力する開閉検出
    手段と、 前記折畳状態でも操作可能な位置に配置されたスイッチ
    と、 前記開閉検出手段からの前記開閉検出信号と前記スイッ
    チからのスイッチ操作状態を示す操作信号とを入力とし
    て受け、前記折畳状態及び前記開状態のいずれであるか
    の開閉判定と、前記スイッチの操作の有無判定とを行う
    開閉・スイッチ操作判定手段と、 前記開閉・スイッチ操作判定手段の判定結果に基づい
    て、少なくとも予め設定された3種類のモードのうちの
    いずれか一のモードに切り替え設定するモード切替手段
    とを有することを特徴とする折畳型携帯電話機。
  2. 【請求項2】 前記モード切替手段は、前記開閉・スイ
    ッチ操作判定手段から前記折畳状態の判定結果を受けた
    ときには、前記ディスプレイの電源オフ及び前記各種キ
    ーのキー入力を無効とする折畳モードに切り替え設定
    し、前記開閉・スイッチ操作判定手段から前記開状態
    で、かつ、前記スイッチの操作無しの判定結果を受けた
    ときには、すべての機能が使える通常モードに切り替え
    設定し、前記開閉・スイッチ操作判定手段から前記開状
    態で、かつ、前記スイッチの操作有りの判定結果を受け
    たときには、予めユーザが任意に設定した任意モードに
    切り替え設定することを特徴とする請求項1記載の折畳
    型携帯電話機。
  3. 【請求項3】 前記任意モードは、無線通信機能を停止
    して電話やメールの発着信を不可能にする発着信不可モ
    ードと、電話機能のみを使用可能とする簡易操作モード
    と、前記折畳状態から前記開状態に変更した時に前記デ
    ィスプレイをユーザが予め設定した選択メニューの初期
    画面とする任意メニューモードのうち、前記ユーザが予
    め選択した一のモードであることを特徴とする請求項2
    記載の折畳型携帯電話機。
  4. 【請求項4】 内側面に少なくともディスプレイが配置
    された上側筐体部と、内側面に少なくともダイヤル入力
    や機能選択のための各種キーが配置された下側筐体部と
    が、各々の端部で回動自在に回動機構により結合され、
    前記上側筐体部と前記下側筐体部の各内側面が密接した
    折畳状態か、各内側面が離間した開状態のいずれかとさ
    れる折畳型携帯電話機において、 前記上側筐体部と前記下側筐体部とが前記折畳状態か前
    記開状態かを検出して開閉検出信号を出力する開閉検出
    手段と、 前記折畳状態でも操作可能な位置に配置されたスイッチ
    と、 使用可能な全機能のうち、予め所望の機能を制限する機
    能制限状態に設定する機能制限手段と、 前記折畳状態か前記開状態かのいずれであるかの開閉状
    態と前記スイッチの操作の有無状態の組み合わせに対応
    して状態を4種類に分類し、該4種類の分類を重複を許
    して任意の順番で選択された任意の数の分類からなる分
    類列と該分類列を構成する分類の数を記憶する記憶手段
    と、 前記開閉検出手段からの前記開閉検出信号と前記スイッ
    チからのスイッチ操作状態を示す操作信号とを入力とし
    て受け、前記折畳状態及び前記開状態のいずれであるか
    の開閉判定と、前記スイッチの操作の有無判定とを行う
    開閉・スイッチ操作判定手段と、 前記開閉・スイッチ操作判定手段の判定結果を入力とし
    て受け、現在の状態が前記4種類の分類のいずれである
    か判定することを繰り返して得られる分類列及び該分類
    列を構成する分類の数と、前記記憶手段に記憶されてい
    る前記分類列及び該分類列の数とを比較照合して、一致
    するとき前記機能制限手段による機能制限状態を解除す
    る機能制限解除手段とを有することを特徴とする折畳型
    携帯電話機。
  5. 【請求項5】 前記記憶手段は、前記分類列が得られる
    ように、実際に前記折畳状態又は前記開状態とする開閉
    操作を繰り返して得られた分類列と、該開閉操作の操作
    回数とを共に記憶部に記憶する手段であることを特徴と
    する請求項4記載の折畳型携帯電話機。
  6. 【請求項6】 前記記憶手段は、前記4種類の分類をメ
    ニュー選択により選択された分類を選択順に、かつ、選
    択数を前記分類列と該分類列を構成する分類の数として
    記憶部に記憶する手段であることを特徴とする請求項4
    記載の折畳型携帯電話機。
  7. 【請求項7】 内側面に少なくともディスプレイが配置
    された上側筐体部と、内側面に少なくともダイヤル入力
    や機能選択のための各種キーが配置された下側筐体部と
    が、各々の端部で回動自在に回動機構により結合され、
    前記上側筐体部と前記下側筐体部の各内側面が密接した
    折畳状態か、各内側面が離間した開状態のいずれかとさ
    れる折畳型携帯電話機において、 前記上側筐体部と前記下側筐体部とが前記折畳状態か前
    記開状態かを検出して開閉検出信号を出力する開閉検出
    手段と、 前記折畳状態でも操作可能な位置に配置されたスイッチ
    と、 前記折畳状態か前記開状態かのいずれであるかの開閉状
    態と前記スイッチの操作の有無状態の組み合わせに対応
    して状態を4種類に分類し、該4種類の分類を重複を許
    して任意の順番で選択された任意の数の分類からなる分
    類列と該分類列を構成する分類の数を、予め用意された
    複数種類の機能設定のうち選択した機能設定に対応させ
    て記憶する記憶手段と、 前記開閉検出手段からの前記開閉検出信号と前記スイッ
    チからのスイッチ操作状態を示す操作信号とを入力とし
    て受け、前記折畳状態及び前記開状態のいずれであるか
    の開閉判定と、前記スイッチの操作の有無判定とを行う
    開閉・スイッチ操作判定手段と、 前記開閉・スイッチ操作判定手段の判定結果を入力とし
    て受け、現在の状態が前記4種類の分類のいずれである
    か判定することを繰り返して得られる分類列及び該分類
    列を構成する分類の数と、前記記憶手段に記憶されてい
    る前記分類列及び該分類列の数とを比較照合して、一致
    するとき該記憶手段に記憶された該分類列に対応する前
    記選択した機能設定に切り替える機能設定切替手段とを
    有することを特徴とする折畳型携帯電話機。
  8. 【請求項8】 前記機能設定切替手段は、前記記憶手段
    に同一の分類列に対応して異なる複数の機能設定が記憶
    されているときには、前記比較照合により該同一の分類
    列に一致する毎に、前記複数の機能設定を順次巡回的に
    切り替えることを特徴とする請求項7記載の折畳型携帯
    電話機。
  9. 【請求項9】 前記機能設定切替手段は前記記憶手段に
    記憶する前記複数の機能設定として、前記ディスプレイ
    の電源オフ及び前記各種キーのキー入力を無効とする折
    畳モードと、すべての機能が使える通常モードと、予め
    ユーザが任意に設定した任意モードのうちの少なくとも
    一つのモードを含むことを特徴とする請求項7記載の折
    畳型携帯電話機。
  10. 【請求項10】 前記機能設定切替手段は、前記記憶手
    段に分類列に対応して前記機能設定として所望の機能を
    制限する機能制限が記憶されているときには、前記比較
    照合により前記記憶手段に記憶されている前記分類列に
    一致する毎に、前記機能制限の設定と該機能制限の設定
    解除とを交互に切り替えることを特徴とする請求項7記
    載の折畳型携帯電話機。
  11. 【請求項11】 前記開閉・スイッチ操作判定手段は、
    前記開閉検出手段からの前記開閉検出信号が変化した時
    点の、前記スイッチからのスイッチ操作状態を示す操作
    信号の論理値に基づいて、前記折畳状態及び前記開状態
    のいずれであるかの開閉判定と、前記スイッチの操作の
    有無判定とを行うことを特徴とする請求項1乃至10の
    うちいずれか一項記載の折畳型携帯電話機。
  12. 【請求項12】 前記開閉・スイッチ操作判定手段は、
    前記開閉検出手段からの前記開閉検出信号が変化した時
    点から予め任意に設定された時間内の、前記スイッチか
    らのスイッチ操作状態を示す操作信号の論理値に基づい
    て、前記折畳状態及び前記開状態のいずれであるかの開
    閉判定と、前記スイッチの操作の有無判定とを行うこと
    を特徴とする請求項1乃至10のうちいずれか一項記載
    の折畳型携帯電話機。
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JP2008312258A (ja) * 2008-09-12 2008-12-25 Kyocera Corp 携帯端末
JP2011254527A (ja) * 2011-08-01 2011-12-15 Kyocera Corp 携帯端末
US8818468B2 (en) 2007-12-27 2014-08-26 Kyocera Corporation Mobile terminal with relative slide housing positions determining operational modes

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